JP2004118678A - Etc車載システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信費用が不要に増大することを未然に回避すると共に、ETCカードの正確な残高をユーザに知らせる。
【解決手段】ETC車載システム1において、ETCカード4に記憶されているETCカード4に係る利用明細情報と、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されているETC車載器3に係る利用明細情報とが一致していないと、残高照会をサーバ14に行わせる。ETCを利用する毎に残高照会を常にサーバ14に行わせるものとは異なって、通信費用が不要に増大することを未然に回避できると共に、サーバ14から当該サーバ14にて管理されているETCカード4の残高が通知されることにより、ETCカード4の正確な残高をユーザに適切に知らせることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両側に構築され、残高照会をサーバに行わせることにより、サーバから当該サーバにて管理されているETCカードの残高が通知されるETC車載システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来より、ETC(Electronic Toll Collection System)を利用する際の有料道路の通行料金を前払いにより支払うシステムが供されている。このものでは、ユーザは、ETCを利用する事前の手続きとして、例えばインターネットを利用してユーザ登録し、前払い手続きを行うことにより、これ以降、ETCカードをETC車載器に装着してETCを利用したときには、ETCを利用した際の有料道路の通行料金をサーバにて自動的に引落とさせることができ、有料道路の通行料金を正規に支払うことができる。
【0003】
ところで、このような有料道路の通行料金を前払いにより支払うシステムにおいては、サーバにてETCカードの残高が管理される構成であるので、ユーザは、ETCカードの正確な残高を知るためには、例えば携帯電話機を通信回線を通じてサーバに接続させ、残高照会をサーバに行わせる必要がある。
【0004】
しかしながら、ETCを利用する毎に残高照会をサーバに行わせる構成では、例えば携帯電話機とサーバとの間の通信に要する通信費用が不要に増大するという問題がある。その一方で、ユーザが任意に残高照会をサーバに行わせる構成では、ETCカードが複数のETC車載器に装着される場合、つまり、ETCカードが別のETC車載器に装着される場合には、ETC車載器に記憶されているETCカードの残高と、サーバにて管理されているETCカードの残高とが相違する場合があり、そうなると、ユーザがETCカードの正確な残高を知ることができず、その結果、有料道路の通行料金を正規に支払うことができなくなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信費用が不要に増大することを未然に回避することができると共に、ETCカードの正確な残高をユーザに適切に知らせることができるETC車載システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載したETC車載システムによれば、制御手段は、ETCカードに記憶されているETCカードに係る利用明細情報と記憶手段に記憶されているETC車載器に係る利用明細情報とが一致していないと、通信手段にサーバとの間で通信を行わせ、残高照会をサーバに行わせるので、ETCを利用する毎にETCカードに係る利用明細情報とETC車載器に係る利用明細情報とが一致しているか否かに関係なく残高照会を常にサーバに行わせるものとは異なって、通信費用が不要に増大することを未然に回避することができると共に、サーバから当該サーバにて管理されているETCカードの残高が通知されることにより、ETCカードの正確な残高をユーザに適切に知らせることができる。
【0007】
請求項2に記載したETC車載システムによれば、制御手段は、ユーザにより残高照会をサーバに行わせるための所定操作が行われると、残高照会をサーバに行わせるので、ユーザは、残高照会をサーバに行わせるか否かを選択することができ、所定操作を行うことにより、ETCカードの正確な残高を適切に知ることができる。
【0008】
請求項3に記載したETC車載システムによれば、記憶手段は、例えばカーナビゲーション装置などのETC車載器に接続された他の車載制御機器に配設されているメモリの一部から構成されているので、他の車載制御機器に配設されているメモリの一部を利用することにより、ETC車載器の構成を簡単にすることができると共に、ETC車載器の製品価格を抑制することができる。
【0009】
請求項4に記載したETC車載システムによれば、制御手段は、ETCカードに記憶されている残高が予め設定されている基準残高未満であると、サーバにて管理されているETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせるので、サーバにて管理されているETCカードの残高を積み増しておくことができる。
【0010】
請求項5に記載したETC車載システムによれば、制御手段は、ユーザによりETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせるための所定操作が行われると、ETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせるので、ユーザは、ETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせるか否かを選択することができ、所定操作を行うことにより、ETCカードの残高を積み増しておくことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。まず、図1は、ETC(Electronic Toll Collection System)車載システムの全体の構成を概略的に示している。ETC車載システム1は、車両2側に構築され(搭載され)、ETC車載器3、ETCカード4、カーナビゲーション装置5(本発明でいう他の車載制御機器)および携帯電話機6(本発明でいう通信手段)から構成されている。
【0012】
ETC車載器3は、ETC車載器3の動作全般を制御するCPU7(本発明でいう制御手段)、有料道路の料金所に設置されている路側通信機(図示せず)との間でDSRC通信を行うDSRC通信部8、ETCカード4が装着されるカードスロット9、カーナビゲーション装置5との間のインタフェース機能を有するカーナビゲーション装置インタフェース部10を備えている。
【0013】
カーナビゲーション装置5は、カーナビゲーション装置5の動作全般を制御するCPU11、地図や現在位置を表す現在位置マークや目的地を表す目的地マークなどのナビゲーション動作に必要な各種の情報を表示するディスプレイ12、各種の情報を記憶するメモリ13(本発明でいう記憶手段)などを備えている。尚、詳しくは説明しないが、カーナビゲーション装置5は、これらCPU11、ディスプレイ12およびメモリ13の他にも、現在位置を検出する位置検出器、VICS情報を受信するVICS情報受信機、経路案内などのための音声を出力するスピーカ、DVDなどの記録媒体から地図データを読出す地図データ読出装置、ユーザが操作する操作リモコンなどを備えている。
【0014】
サーバ14は、ETCカード4毎にETCカード4の残高を管理しており、上記した路側通信機との間で通信を行い、ETCが利用された旨を検出すると、該当するETCカード4の残高から所定の通行料金を減額する処理を行うようになっている。
【0015】
さて、ETC車載器3において、CPU7は、ETCカード4がカードスロット9に装着され、車両2が有料道路の料金所のETC車用のレーンを通過し、DSRC通信部8と路側通信機との間でDSRC通信が正常に行われると、ETCを利用した履歴を表す利用明細情報をETCカード4およびカーナビゲーション装置5のメモリ13の双方に記憶する。
【0016】
ここで、利用明細情報とは、例えば図2に示すようなデータ構造となっており、入口料金所、出口料金所、車種、支払い日時および通行料金を構成要素としている。そして、この場合、ETCカード4とETC車載器3とが1対1の関係にある、つまり、ETCカード4が常に同じETC車載器3に装着される形態であれば、ETCカード4に記憶されている利用明細情報(本発明でいうETCカードに係る利用明細情報)と、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されている利用明細情報(本発明でいうETC車載器に係る利用明細情報)とが一致することになるが、その一方で、ETCカード4とETC車載器3とが1対n(nは2以上の自然数)の関係にある、つまり、ETCカード4が複数のETC車載器3に装着される形態であれば、ETCカード4に記憶されている利用明細情報と、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されている利用明細情報とが一致しないことになる。
【0017】
また、ETCが利用される毎にサーバ14が上記したように該当するETCカード4の残高から所定の通行料金を減額する処理を逐一行うことにより、サーバ14にて管理されているETCカード4の残高と、ETCカード4に記憶されているETCカード4の残高とは、常に一致するようになっている。
【0018】
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図6を参照して説明する。
まず、ETC車載器3において、CPU7は、ETCカード4がカードスロット9に装着された旨を検出すると(ステップS1にて「YES」)、装着されたETCカード4の認証を行う(ステップS2)。この場合、装着されたETCカード4の認証とは、装着されたETCカード4が例えば不正に偽造されたカードであるか否かの認証や、ETCカード4に記憶されている当該ETCカード4を識別するためのETC識別情報が正規の表記であるか否かの認証などである。
【0019】
次いで、CPU7は、装着されたETCカード4の認証が正であると(ステップS3にて「YES」)、装着されたETCカード4に記憶されている利用明細情報を読出し(ステップS4)、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されている利用明細情報を読出す(ステップS5)。そして、CPU7は、それらETCカード4から読出された利用明細情報と、カーナビゲーション装置5のメモリ13から読出された利用明細情報とを比較し、両者が一致するか否かを判定する(ステップS6)。
【0020】
さて、ここでは、上記したように、ETCカード4とETC車載器3とが1対1の関係にある、つまり、ETCカード4が常に同じETC車載器3に装着される形態であれば、両者が一致することになるが、その一方で、ETCカード4とETC車載器3とが1対n(nは2以上の自然数)の関係にある、つまり、ETCカード4が複数のETC車載器3に装着される形態であれば、両者が一致しないことになる。
【0021】
CPU7は、両者が一致していない旨を検出すると(ステップS6にて「NO」)、残高照会の設定が有効になっているか否かを判定する(ステップS7)。この場合、残高照会の設定とは、ユーザが予め有効または無効を設定することが可能なものである。そして、CPU7は、残高照会の設定が有効になっている旨を検出すると(ステップS7にて「YES」)、自動発信の設定が有効になっているか否かを判定する(ステップS8)。この場合、自動発信の設定とは、上記した残高照会の設定と同様にして、ユーザが予め有効または無効を設定することが可能なものである。
【0022】
そして、CPU7は、自動発信の設定が無効になっている旨を検出すると(ステップS8にて「NO」)、図5(a)に示すような、例えば「残高照会を行いますか?」という表示メッセージを表示させ、残高照会をサーバ14に行わせるか否かをユーザに問う表示画面をカーナビゲーション装置5のディスプレイ12に表示させる(ステップS9)。ここで、ユーザは、残高照会をサーバ14に行わせるか否かを選択する。
【0023】
さて、CPU7は、ユーザが図5(a)に示したような表示画面上で「実行」キーを操作したことにより、残高照会をサーバ14に行わせる操作が行われた旨を検出すると(ステップS10にて「YES」)、携帯電話機6にサーバ14を発信先とする発信動作を行わせ、残高照会信号を携帯電話機6からサーバ14に送信させる(ステップS11)。尚、この場合、残高照会信号には、上記したETCカード4を識別するためのETCカード識別情報が格納されている。
【0024】
サーバ14は、このようにして携帯電話機6から送信された残高照会信号が受信された旨を検出すると、ETCカード識別情報を解析し、該当するETCカード4の残高照会を行う。つまり、サーバ14は、該当するETCカード4の残高を検索し、該当するETCカード4の残高を表す残高データが格納された残高信号を携帯電話機6に送信する。
【0025】
そして、ETC車載器3において、CPU7は、このようにしてサーバ14から送信された残高信号が携帯電話機6により受信された旨を検出すると(ステップS12にて「YES」)、受信された残高信号から残高データを抽出する(ステップS13)。そして、CPU7は、抽出された残高データにより表される残高がその時点でのETCカードの残高であるので、図5(b)に示すように、例えば「現在の残高はXXXX円です」という表示メッセージを表示させ、その時点でのETCカードの残高を表す表示画面をカーナビゲーション装置5のディスプレイ12に表示させる(ステップS14)。
【0026】
また、このとき、CPU7は、ETCカード4から読出された利用明細情報をカーナビゲーション装置5のメモリ13に上書きすることにより、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されている利用明細情報を、ETCカード4に記憶されている利用明細情報に一致するように更新する(ステップS15)。
【0027】
このようにして、ユーザは、ETCカード4に記憶されている利用明細情報と、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されている利用明細情報とが一致していない場合には、残高照会をサーバ14に行わせる操作を行うことにより、残高照会をサーバ14に行わせることができ、ETCカード4の正確な残高を適切に知ることができる。
【0028】
ところで、CPU7は、残高照会の設定が無効になっている旨を検出すると(ステップS7にて「NO」)、図5(c)に示すように、例えば「残高が更新させています」という表示メッセージを表示させ、ETCカード4の残高が更新されている旨を知らせる表示画面をカーナビゲーション装置5のディスプレイ12に表示させる(ステップS16)。また、CPU7は、自動発信の設定が有効になっている旨を検出すると(ステップS8にて「YES」)、携帯電話機6にサーバ14を発信先とする発信動作を速やかに行わせ、携帯電話機6とサーバ14との間で通信回線が確立された後に、残高照会信号を携帯電話機6からサーバ14に速やかに送信させる。
【0029】
さて、これ以降、CPU7は、カーナビゲーション装置13のメモリ13から予め設定されている基準残高を読出し(ステップS17)、これよりも先にETCカード4から読出された利用明細情報により表される最新のETCカード4の残高と、読出された基準残高とを比較する(ステップS18)。この場合、基準残高とは、固定的な金額であっても良いし、ユーザが任意に設定可能な可変的な金額であっても良い。
【0030】
そして、CPU7は、最新のETCカード4の残高が基準残高未満である旨を検出すると(ステップS18にて「YES」)、図6(a)に示すような、例えば例えば「残高の積み増しを行いますか?」という表示メッセージを表示させ、ETCカード4の残高の積み増しをサーバ14に行わせるか否かをユーザに問う表示画面をカーナビゲーション装置5のディスプレイ12に表示させる(ステップS19)。ここで、ユーザは、ETCカード4の残高の積み増しをサーバ14に行わせるか否かを選択する。
【0031】
さて、CPU7は、ユーザが図6(a)に示したような表示画面上で「実行」キーを操作したことにより、ETCカード4の積み増しをサーバ14に行わせる操作が行われた旨を検出すると(ステップS20にて「YES」)、携帯電話機6にサーバ14を発信先とする発信動作を行わせ、携帯電話機6とサーバ14との間で通信回線が確立された後に、残高積み増し信号を携帯電話機6からサーバ14に送信させる(ステップS21)。尚、この場合も、残高積み増し信号には、ETCカード4を識別するためのETCカード識別情報が格納されている。
【0032】
サーバ14は、このようにして携帯電話機6から送信された残高積み増し信号が受信された旨を検出すると、ETCカード識別情報を解析し、該当するETCカード4の残高の積み増しを行う。つまり、サーバ14は、該当するETCカード4の残高の積み増しを行い、該当するETCカード4の積み増し後の残高を表す残高データが格納された残高信号を携帯電話機6に送信する。
【0033】
そして、ETC車載器3において、CPU7は、このようにしてサーバ14から送信された残高信号が携帯電話機6により受信された旨を検出すると(ステップS22にて「YES」)、受信された残高信号から残高データを抽出する(ステップS23)。そして、CPU7は、図6(b)に示すように、例えば「積み増し後の残高はXXXX円です」という表示メッセージを表示させ、積み増し後の残高を表す表示画面をカーナビゲーション装置5のディスプレイ12に表示させる(ステップS24)。
【0034】
また、このとき、CPU7は、積み増し後の残高をETCカード4およびカーナビゲーション装置5のメモリ13の双方に上書きすることにより、ETCカード4に記憶されている残高およびカーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されている残高を、サーバ14にて管理されている積み増し後の残高に一致するように更新する(ステップS25)。
【0035】
このようにして、ユーザは、ETCカード4に記憶されている残高が予め設定されている基準残高未満である場合には、残高の積み増しをサーバ14に行わせる操作を行うことにより、残高の積み増しをサーバ14に行わせることができ、サーバ14にて管理されている残高を積み増しておくことができる。
【0036】
以上に説明したように本実施例によれば、ETC車載システム1において、ETCカード4に記憶されているETCカード4に係る利用明細情報と、カーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶されているETC車載器3に係る利用明細情報とが一致していないと、残高照会をサーバ14に行わせるように構成したので、ETCを利用する毎にETCカード4に係る利用明細情報とETC車載器3に係る利用明細情報とが一致しているか否かに関係なく残高照会を常にサーバ14に行わせるものとは異なって、通信費用が不要に増大することを未然に回避することができると共に、サーバ14から当該サーバ14にて管理されているETCカード4の残高が通知されることにより、ETCカード4の正確な残高をユーザに適切に知らせることができる。
【0037】
また、この場合、ETCカード4に記憶されている残高が予め設定されている基準残高未満であると、サーバ14にて管理されているETCカードの残高の積み増しをサーバ14に行わせるように構成したので、サーバ14にて管理されているETCカードの残高を積み増しておくことができる。
【0038】
さらに、この場合、ETC車載器3に係る利用明細情報をカーナビゲーション装置5のメモリ13に記憶するように構成したので、カーナビゲーション装置5に配設されているメモリ13を利用することにより、ETC車載器3の構成を簡単にすることができると共に、ETC車載器3の製品価格を抑制することができる。
【0039】
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
カーナビゲーション装置のメモリに利用明細情報を記憶する構成に限らず、ETC車載器にメモリを設けることにより、ETC車載器のメモリに利用明細情報を記憶する構成であっても良い。また、カーナビゲーション装置のディスプレイにETCカードの残高などを表示する構成に限らず、ETC車載器にディスプレイを設けることにより、ETC車載器のディスプレイにETCカードの残高などを表示する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す図
【図2】利用明細情報のデータ構造の一例を示す図
【図3】フローチャート
【図4】図3相当図
【図5】表示の一例を示す図
【図6】図5相当図
【符号の説明】
図面中、1はETC車載システム、2は車両、3はETC車載器、4はETCカード、5はカーナビゲーション装置(他の車載制御機器)、6は携帯電話機(通信手段)、7はCPU(制御手段)、13はメモリ(記憶手段)、14はサーバである。

Claims (5)

  1. 車両側に構築され、残高照会をサーバに行わせることにより、サーバから当該サーバにて管理されているETCカードの残高が通知されるETC車載システムであって、
    ETCカードに係るETCを利用した履歴を表す利用明細情報を記憶するETCカードと、
    ETC車載器に係るETCを利用した履歴を表す利用明細情報を記憶する記憶手段と、
    サーバとの間で通信を行う通信手段と、
    ETCカードに記憶されている利用明細情報と前記記憶手段に記憶されている利用明細情報とが一致していないときに、前記通信手段にサーバとの間で通信を行わせ、残高照会をサーバに行わせる制御手段とを備えたことを特徴とするETC車載システム。
  2. 請求項1に記載したETC車載システムにおいて、
    前記制御手段は、ユーザにより残高照会をサーバに行わせるための所定操作が行われたときに、残高照会をサーバに行わせることを特徴とするETC車載システム。
  3. 請求項1または2に記載したETC車載システムにおいて、
    前記記憶手段は、ETC車載器に接続された他の車載制御機器に配設されているメモリの一部により構成されていることを特徴とするETC車載システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載したETC車載システムにおいて、
    前記制御手段は、ETCカードに記憶されている残高が予め設定されている基準残高未満であるときに、サーバにて管理されているETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせることを特徴とするETC車載システム。
  5. 請求項4に記載したETC車載システムにおいて、
    前記制御手段は、ユーザによりETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせるための所定操作が行われたときに、ETCカードの残高の積み増しをサーバに行わせることを特徴とするETC車載システム。
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JP2009512043A (ja) * 2005-10-10 2009-03-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両に搭載されたオンボードユニットにより通行料金を徴収するインフラストラクチャによって支援される通行料金徴収システム

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