JP2000113255A - 利用明細の出力管理方法及び装置 - Google Patents

利用明細の出力管理方法及び装置

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JP2000113255A
JP2000113255A JP28032798A JP28032798A JP2000113255A JP 2000113255 A JP2000113255 A JP 2000113255A JP 28032798 A JP28032798 A JP 28032798A JP 28032798 A JP28032798 A JP 28032798A JP 2000113255 A JP2000113255 A JP 2000113255A
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Shigeki Kaneko
子 繁 樹 金
Koji Nishikigi
木 耕 司 錦
Takao Ogawa
川 孝 夫 小
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者がサービスの利用状況をICカードに
記録し、サービスエリア、ガソリンスタンド、等不特定
多数の場所で利用明細書の受け取りが出来るようにする
こと。 【解決手段】 利用者がサービスを受けた場所以外にも
多様な支払手段を採用するシステムにおける利用明細書
発行に関し、記憶及び演算機能を有しシステム全体を制
御する中央処理装置1と、不特定の場所に配備したIC
カード5の読み書き端末機3と、該端末機と中央処理装
置とを結ぶネットワークとから成り、利用者が所持する
ICカードおよびセンターの中央処理装置に利用明細書
の未出力情報を格納して利用明細書発行ごとに出力済デ
ータに書き換えることにより、重複した利用明細の発行
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は利用明細の出力管理
方法及び装置、特にユーザのサービス利用状況を示す情
報を手軽に発行するとともに、重複した利用明細の発行
は防止するようにした利用明細の出力管理方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば高速道路などの車両通行専用の
道路、或いは幹線道路においては、車両にICカードで
利用者識別を行なう路車間通信用車載機(以下、単に車
載機という)を搭載し、この車載機と道路側に設置され
た情報提供装置との間で通信が行なえるようにして道路
渋滞や事故発生、或いは気象の急変などの種々の情報を
ユーザに提供するようにしたシステムが従来から知られ
ている。このような路車間通信サービスによりユーザは
種々の道路情報が得られ、渋滞道路を避けてより円滑に
目的地へ到達することができるという恩恵を享受するこ
とができる。
【0003】一方、高速道路を利用する場合は、インタ
ーチェンジ或いはその出入口に設置された料金所などの
ようにそのサービスを提供する所で料金の支払いが終了
するようになっていた。従って高速道路を利用するなど
のサービスを受けた所で領収書が発行されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の高速道路での料金支払い所での現金決済
は、利用者側にとっては、カード化、電子マネー化の時
代に対応してない不便があった。またカード化、電子マ
ネー化、に対応するには利用明細の発行を高速道路の料
金支払い所で実行することは短時間で行う必要があり難
しかった。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、利用者がサービスの利用状況をICカー
ドにデータとして所有することが可能となり、また多様
化した料金の支払いが出来るようになるとともに、サー
ビスエリア、ガソリンスタンド、等不特定多数の場所で
利用明細の受け取りが出来るようにすることを目的とす
る。
【0006】また本発明は、明細書の内容が提供された
サービス内容と一致し、且つ料金の支払い毎、およびサ
ービスを受ける毎に更新され、重複のないものを提供出
来ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、記憶及び演算機能を有しシステム全体を
制御する中央処理装置と高速道路の他不特定の場所に配
備したICカードの読み取りまたは書き込みを実行する
端末機と、該端末機と電気的に接続するプリンタとシス
テム全体を電気的に結ぶネットワークとから成るシステ
ムで、利用者が所持するICカードには利用者個人を識
別できる利用者情報、利用明細、利用明細の未出力情報
を記憶させる。中央処理装置にもICカードと同一の内
容の利用者個人を識別できる利用者情報、利用明細、利
用明細の未出力情報を記憶させることにより、重複した
利用明細の発行を防止することが出来る利用明細の出力
管理方法及び装置を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ユーザが所持するICカードに、ユーザのサービス
利用状況を示す情報を利用明細として格納し、ユーザか
らの要求に応じて、要求のあった項目の利用明細を出力
するとともに、利用明細を出力した項目については、当
該利用明細書を発行した旨のデータを書き込むようにし
たものであり、重複した利用明細書の発行を防止すると
いう作用を有する。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、センタ
ーに設置された中央処理装置のデータベースに、ユーザ
のサービス利用状況を示す情報を利用明細として格納
し、ユーザからの要求に応じて、要求のあった項目の利
用明細を出力するとともに、利用明細を出力した項目に
ついては、当該利用明細書を発行した旨のデータを書き
込むようにしたものであり、重複した利用明細書の発行
を防止するという作用を有する。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、ユーザ
が所持するICカードと、センターに設置された中央処
理装置のデータベースに、ユーザのサービス利用状況を
示す情報を利用明細として格納し、ユーザからの要求に
応じて、要求のあった項目の利用明細書を出力するとと
もに、利用明細書を出力した項目については、当該利用
明細書を発行した旨のデータを前記ICカードと中央処
理装置の双方に書き込むようにしたものであり、重複し
た利用明細書の発行を防止するという作用を有する。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、ユーザ
のサービス利用状況を示す情報を利用明細として格納す
るICカードと、ICカードを読み取るICカード読取
手段と、ICカードへデータを書き込むデータ書き込み
手段と、ICカードから読み取ったデータをプリントア
ウトする印字手段と、ICカードの読み取りおよび書き
込み動作を制御する制御手段とを備えたものであり、デ
ータ書き込み手段は、ICカードに対して、利用明細書
を発行した旨のデータを書き込むことにより重複した利
用明細書の発行を防止するという作用を有する。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4記載の利用明細の出力管理装置において、データ書き
込み手段は、ICカードに対して、利用明細書を発行し
た旨のデータのみを書き込むようにしたものである。本
発明の請求項6に記載の発明は、請求項4記載の利用明
細の出力管理装置において、データ書き込み手段は、I
Cカードに対して、利用明細書を発行した旨のデータと
ユーザのサービス利用状況を示す情報との両方を書き込
むようにしたものである。。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、センタ
ーに設置された中央処理装置およびデータベースと、ユ
ーザの識別情報を格納するICカードと、中央処理装置
との間でネットワークを介して通信接続を確立する通信
制御手段と、ICカードを読み取るICカード読取手段
と、ICカードへデータを書き込むデータ書き込み手段
と、ユーザのサービス利用状況を示す情報をプリントア
ウトする印字手段と、ICカードの読み取りおよび中央
処理装置との間の通信動作を制御する制御手段とを備え
たものであり、制御手段はICカードを所持するユーザ
について、このユーザのサービス利用状況を示す情報お
よび利用明細書未出力情報をICカードに対して要求
し、前記情報を受領するとともに印字手段から利用明細
書をプリントアウトするという作用を有する。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7記載の利用明細の出力管理装置において、制御手段は
ICカードを所持するユーザについて、このユーザのサ
ービス利用状況を示す情報および利用明細書未出力情報
をICカードに対して要求する代わりに中央処理装置に
対して要求し、前記情報を受領するとともに印字手段か
ら利用明細書をプリントアウトするようにしたものであ
る。
【0015】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
7または8記載の利用明細の出力管理装置において、デ
ータ書き込み手段は、ICカードに対して、利用明細書
を発行した旨のデータを書き込む一方、制御手段は中央
処理装置に対して利用明細書を発行した旨のデータを書
き込むべき指令をネットワークを通じて送信するように
したものであり、ICカードと中央処理装置とで同じデ
ータの管理が行なえるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の利用明細
の出力管理のシステム構成全体を示すブロック図であ
る。図1において、1は利用明細情報を収集し且つ管理
する中央処理装置、2は中央処理装置1と端末(後出)
との間の通信を行なわせるネットワークである。3はネ
ットワーク2を介して中央処理装置1へデータを供給し
或いはデータを受領する端末機であり、料金所などのサ
ービス提供場所に設置される端末機(以下料金所端末と
いう)3aと、サービスエリアやガソリンスタンドなど
必要に応じてドライバーが立ち寄る場所に設置される端
末機(以下サービスエリア端末という)3bとがある。
4は端末機に設けられデータをハードコピーの形で出力
するプリンタ、5はデータ記憶領域を有し車載機10に
装着されるICカード、6はデータを画像で表示するデ
ィスプレー、7は各端末機3a、3bの動作をコントロ
ールする制御部、8は端末機3に設けられ、当該端末機
3とネットワーク2との間の通信を確立する通信部、9
は車載機10と無線通信する通信部である。車載機10
は、ICカード5を読み書きし、料金所端末と無線通信
により料金収受を行なうものである。
【0018】中央処理装置1は、記憶、演算機能を有
し、本システム全体をコントロールするものである。ネ
ットワーク2により中央処理装置1と端末機3は有線ま
たは無線により通信が可能である。プリンタ4は、ネッ
トワーク2を介して中央処理装置1から送付されてきた
利用明細、或いはICカード5に格納されている利用明
細をハードコピーとして出力する。端末機3はそれぞれ
の利用形態に応じて料金所、インターチェンジ(これは
料金所端末機3 a)、或いは、サービスエリア、ガソ
リンスタンド、休憩所等(これはサービスエリア端末機
3b)に設置されている。また、中央処理装置1のメモ
リには利用者情報、利用明細、利用明細書の未出力情報
を利用者毎に記憶している。
【0019】ICカード5は、その内部に通信機能を有
するマイクロプロセッサと、処理プログラム及び利用者
情報、利用明細、利用明細書の未出力情報、を格納する
EEPROM等によるメモリとを備えて構成され、エン
ドユーザである利用者が所持する。
【0020】図2は中央処理装置1内のメモリ内容を示
す。また、図3は個人所有のICカードのメモリ内容を
示す。図2において、11、12および13は利用者に
関する情報が格納される情報領域であり、11には利用
者1の情報が格納され12には利用者2の情報が格納さ
れる。また、13には利用者mの情報が格納される。利
用者情報としては、各々の利用者の、例えば住所、氏
名、性別、年齢、職業、さらにはこのサービスシステム
においてその利用者に付けられたIDなどが該当する。
【0021】14は利用者1についての利用明細情報が
格納される情報領域である。利用明細情報とは、その利
用者が受けたサービスを表す情報をいい、例えば日時、
場所、サービスの内容(中味)などの情報から成る。図
2の例では利用者1は利用明細1−1と利用明細1−2
・・・利用明細1−nを享受していることが示されてい
る。15および16は、利用明細情報格納領域14と同
様の領域であり15は利用者2についての、16は利用
者mについての利用明細情報格納領域を表す。そして図
2の例では、利用者2および利用者mのいずれについて
も、それぞれ利用明細2−1と利用明細2−2・・・利
用明細2−n、および利用明細m−1と利用明細m−2
・・・利用明細m−nを享受していることが示されてい
る。
【0022】また、17は利用者1についての利用明細
書未出力情報が格納される情報領域である。利用明細書
未出力情報とは、その利用者が、未だ自己が受けた個々
のサービスについての明細書を要求していない(したが
って、明細書は未出力である)ことを表す情報をいい、
この実施の形態では、例えば未出力の場合を「1」、出
力済の場合を「0」で表している。図2の例では利用者
1については利用明細1−1に対応して利用明細書未出
力情報1−1が付けられ、利用明細1−2・・・利用明
細1−nに対応してそれぞれ利用明細書未出力情報1−
2、利用明細書未出力情報1−nが付けられている。1
8および19は、利用明細書未出力情報格納領域17と
同様の領域であり18は利用者2についての、19は利
用者mについての利用明細書未出力情報格納領域を表
す。そして図2の例では、利用者2および利用者mのい
ずれについても、それぞれ利用明細2−1、利用明細2
−2・・・利用明細2−nに対応してそれぞれ利用明細
書未出力情報2−1、利用明細書未出力情報2−2、利
用明細書未出力情報2−nが付けられており、また、利
用明細m−1、利用明細m−2・・・利用明細m−nに
対応してそれぞれ利用明細書未出力情報m−1、利用明
細書未出力情報1−2、利用明細書未出力情報m−nが
付けられている。
【0023】図3は個人所有のICカードのメモリ内容
を示す。この実施の形態においては、利用者1が有する
ICカードのメモリ内容が示されており、20は利用者
1に関する利用者情報格納領域、21は利用明細情報格
納領域、22は利用明細書未出力情報格納領域である。
これらの各情報格納領域20、21、22には先の中央
処理装置1内における対応する情報格納領域11、1
4、17に格納された情報と同等の情報が格納されてい
る。
【0024】かかる構成を有する利用明細の出力管理の
システムについて、以下動作を説明する。
【0025】図4は利用明細出力管理の全体フローであ
る。高速道路等の料金支払所に於けるサービスに対する
支払処理を短時間で行う場合、支払場所で利用明細書を
発行することは処理時間が長くなり実行し難い。但し、
支払い者からの申請が行われた場合は、出力する必要が
ある。そこで、支払処理を行った場所と違う場所で、随
時、利用者からの申請に応じて未出力分に対し出力する
必要がある。利用明細書の出力タイミングは、前払い、
後払い、現金などの支払手段に関わらない。支払い処理
が後払いの場合は、月次処理で利用明細情報を集計し、
請求書を出力し銀行振込等による回収を行う。
【0026】従って、利用明細書及び請求書等の印刷出
力による発行は、 1)利用時処理(支払手段に関わらない)、 2)随時処理(支払手段に関わらない)、 3)月次処理(支払手段が後払いの場合のみ)、 に大別して実施される。
【0027】図4に従い、1)の利用時処理の場合につ
いて説明する。利用者(ここでは利用者1とする)は高
速道路等で必要区間その道路運営者からサービス提供を
受ける(S201)。次にサービス提供の享受を終了す
ると、高速道路等では出口で料金の決済すなわち支払処
理が行なわれる。本発明では料金の支払いをサービス提
供場所で必ずしも実行する必要はないがICカード5を
料金所端末機3aまたは車載機10に挿入することによ
ってサービスを受けた内容すなわち利用区間、其れに対
応する料金等が入力される(S202)。これにより、
図2における利用明細情報格納領域14にデータが書き
込まれ、さらに利用明細書未出力情報格納領域17にも
未出力データとして「1」(未出力であることを示す)
が書き込まれる。また、ICカード5についても、利用
明細情報格納領域21にデータが書き込まれ、さらに、
利用明細書未出力情報格納領域22にも未出力データ
「1」が書き込まれる。
【0028】そして、利用時処理として、利用者が利用
明細書の出力を要求した場合は、ICカード5が料金所
端末機3aに挿入されると利用明細書が出力される(S
203)。これにより、料金所端末機3aは、図2にお
ける利用明細書未出力情報格納領域17の未出力データ
を「1」から「0」(出力済であることを示す)へ書き
換えるコマンドを中央処理装置1に対して発信する。ま
た料金所端末機3aは、ICカード5に対しても、利用
明細書未出力情報格納領域22において未出力データを
「1」から「0」へ書き換える。このように、料金所端
末機3aは、利用明細情報格納領域14および21への
データ書き込み指令或いは実行と、利用明細書未出力情
報格納領域17、22へのデータ書き込みおよびデータ
書き換え指令或いは実行処理を行なう機能を有してお
り、利用者の要求に応じて各種の処理を行なう。なお、
前記の通り支払処理を行う場所で利用明細書を印刷する
ことは、処理時間がかかる場合は省略される。
【0029】また、図4に従い、2)の随時処理の場合
について説明する。図1に示した本発明による端末機3
は、料金支払い所のみならずサービスエリア、ガソリン
スタンド、にサービスエリア端末機3bとして配備され
ている。随時処理は一般に料金支払い場所と異なる場所
で端末機3の操作時間の取り易い所で設置されていて実
行される。この場合は、利用者の要求により、ICカー
ド5がサービスエリア端末機3bに挿入されると利用明
細書が出力される(S204)。これにより、前記のよ
うに支払処理を行う場所で利用明細書を印刷すること
は、処理時間がかかるとして省略された利用明細項目は
このサービスエリア端末機3bによって出力される。サ
ービスエリア端末機3bは、上記利用明細書の出力を行
なう一方で、図2における利用明細書未出力情報格納領
域17の未出力データを「1」から「0」へ書き換える
コマンドを中央処理装置1に対して発信し、また、IC
カード5に対しては、利用明細書未出力情報格納領域2
2において未出力データを「1」から「0」へ書き換え
る。このように、サービスエリア端末機3bは料金所端
末機3aとは異なり、利用明細情報格納領域14および
21へのデータ書き込み指令或いは実行機能は有してお
らず、利用明細書未出力情報格納領域17、22へのデ
ータ書き込みおよびデータ書き換え指令或いは実行処理
を行なう機能のみを有しており、利用者の利用明細書出
力要求に応じてその処理を行なう。
【0030】さらに図4に従い、月次処理の場合につい
て説明する。この処理は支払手段が後払いの場合にのみ
適用され、中央処理装置1が実行する。月次処理が開始
されると、まず利用明細情報の集計が行なわれる(S2
05)。この集計が行なわれた後、中央処理装置1がそ
れぞれの利用者に対する月々利用に相当する請求書を出
力し(S206)、その後請求書を送付する(S20
7)。
【0031】図5はサービス利用現場における利用明細
出力フローの詳細を示す。このフローは図4のS20
2、S203を更に詳しくしたものである。この処理に
おいては、まずICカード5が料金所端末機3aに挿入
されると、料金所端末機3aがICカード5のデータを
読み取り(S301)、次に、その利用者について個人
認証、利用可否などのICカード5のチェックを行う
(S302)。次いで、料金所端末機3aは、ICカー
ド5に利用明細情報および利用明細書未出力情報を書き
込む一方で、自己機の制御部7に設けられたメモリに利
用明細情報を保存する(S303)。さらに料金所端末
機3aは、ICカード5の利用明細書未出力情報格納領
域22に利用明細書未出力情報として未出力であること
を示すデータ「1」を保存する(S304)。次に、料
金所端末機3aは、利用時に利用者から利用明細書の出
力要求があったか否かをチェックし(S305)、要求
があった場合はプリンタ4により利用明細書を出力する
(S306)。さらに、ICカード5に対して、利用明
細書未出力情報格納領域22において未出力データを
「1」から出力済であることを示すデータ「0」へ書き
換える(S307)。他方、利用者から利用明細書の出
力要求がなかった場合はICカード5の利用明細書未出
力情報格納領域22において未出力データとして「1」
を付加したままにしておき、ICカード5を排出する
(S308)。その後指定のタイミングで利用明細情報
および利用明細書未出力情報をネットワーク2を介して
中央処理装置1へ送信する(S309)。
【0032】図6はサービス提供現場以外の利用明細出
力フローを示す。このフローは図4における処理ステッ
プS204の詳細フローである。この処理においては、
まずICカード5がサービスエリア端末機3bに挿入さ
れると、サービスエリア端末機3bがICカード5のデ
ータを読み取り(S401)、次に、その利用者につい
て個人認証、利用可否などのICカード5のチェックを
行う(S402)。次にサービスエリア端末機3bは、
ICカード5の中に利用明細書が未出力の利用明細情報
の有無をチェックする(S403)。このチェックは図
2、図3のメモリに記憶された内容により未出力情報が
あるかどうかを検索することにより行なう。利用明細書
が未出力の情報がある場合は利用者の指定する利用明細
書をプリンタ4により印刷出力する(S404)。更に
その後でICカード5に対して、利用明細書未出力情報
格納領域22において未出力データを「1」から「0」
へ書き換えることにより出力済み情報を付加する(S4
05)。ICカード5はその後排出される(S40
6)。また、ステップS403において利用明細書が未
出力の情報がない場合は、直ちにICカード5を排出す
る(S406)。ICカード5の排出後は端末機3は新
たにICカード5が挿入されるまで待機する。
【0033】図7は利用明細書出力処理動作の別の例を
説明するフロー図である。より具体的には、図7はIC
カード5、端末機3(ICカード読み書き装置)、プリ
ンタ4、中央処理装置1の間における指令(コマンド)
の送受および各機能部における処理の手順を示すフロー
図である。この処理においては、まずICカード5がサ
ービスエリア端末機3bに挿入されると、サービスエリ
ア端末機3bがICカード5のデータを読み取り、その
利用者について個人認証、利用可否などのICカード5
のチェックを行う(S501)。次にサービスエリア端
末機3bは、その利用者について利用者個人情報の読み
込みを行う(S502)。これにより利用者個人情報が
ICカード5からサービスエリア端末機3bへと転送さ
れる(S503)。次にサービスエリア端末機3bは、
ICカード5の中の利用明細書未出力情報の読み込みを
行なう(S504)。これにより利用明細書未出力情報
がICカード5からサービスエリア端末機3bへと転送
される(S505)。次にサービスエリア端末機3b
は、ICカード5の中に利用明細書が未出力の利用明細
情報の有無をチェックする(S506)。ここで、利用
明細書が未出力の情報がない場合は、利用明細書出力が
不要として直ちにICカード5を排出して利用明細書出
力処理動作を終了する(S507)。
【0034】他方、利用明細書が未出力の情報がある場
合は、サービスエリア端末機3bは、その利用者につい
て利用明細情報の読み込みを行う(S508)。これに
より利用明細情報がICカード5からサービスエリア端
末機3bへと転送される(S509)。次にサービスエ
リア端末機3bは、利用明細書を出力すべき利用明細情
報を指定し(S510)、さらに、利用明細書の出力処
理を実行する(S511)。これによりプリンタ4が印
刷出力動作を行ない、利用明細書がサービスエリア端末
機3bから出力される(S512)。更にその後でIC
カード5に対して、利用明細書未出力情報格納領域22
において未出力データを「1」から「0」へ書き換える
ことにより出力済み情報を付加する(S513)。これ
によりサービスエリア端末機3bからICカード5へ更
新された利用明細書未出力情報が転送される(S51
4)。その後サービスエリア端末機3bは、利用明細書
未出力情報をネットワーク2を介して中央処理装置1へ
送信する(S515)。これによりサービスエリア端末
機3bから中央処理装置1へ更新された利用明細書未出
力情報が転送される(S516)。そして上記一連の処
理が完了すると利用明細書出力処理動作を終了する。
【0035】未出力情報がどのような時間的空間的運用
過程にあっても中央処理装置1とICカード5に同一の
情報が更新され記憶されているため最新未出力情報の有
無を識別しながら利用明細を出力することが可能にな
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、記憶及び演算機能を有しシステム全体を制御す
る中央処理装置と高速道路の他不特定の場所に配備した
ICカードの読み書きを実行する端末機と、該端末機と
電気的に接続するプリンタとシステム全体を電気的に結
ぶネットワークとから成るシステムで、利用者が所持す
るICカードには利用者個人を識別できる利用者情報、
利用明細、利用明細の未出力情報を記憶させる。中央処
理装置にもICカードと同一の内容の利用者個人を識別
できる利用者情報、利用明細、利用明細の未出力情報を
記憶させることにより、重複した利用明細の発行を防止
することが出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による利用明細の出力管
理システムの全体構成を示すブロック図
【図2】前記実施の形態における中央処理装置内のメモ
リ内容を表す図
【図3】前記実施の形態における個人所有のICカード
のメモリ内容を表す図
【図4】前記実施の形態における利用明細出力管理の処
理の全体を概略的に説明するフロー図
【図5】前記実施の形態におけるサービス利用現場での
利用明細出力処理動作を説明するフロー図
【図6】前記実施の形態におけるサービス提供現場以外
の場所における利用明細出力処理動作を説明するフロー
【図7】前記実施の形態におけるサービス提供現場以外
の場所における利用明細出力処理動作を説明するフロー
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 ネットワーク 3 端末機 4 プリンタ 5 ICカード 6 ディスプレー 7 制御部 8、9 通信部 10 車載機

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが所持するICカードに、ユーザ
    のサービス利用状況を示す情報を利用明細として格納
    し、 ユーザからの要求に応じて、要求のあった項目の利用明
    細を出力するとともに、利用明細を出力した項目につい
    ては、当該利用明細書を発行した旨のデータを書き込
    み、重複した利用明細書の発行を防止したことを特徴と
    する利用明細の出力管理方法。
  2. 【請求項2】 センターに設置された中央処理装置のデ
    ータベースに、ユーザのサービス利用状況を示す情報を
    利用明細として格納し、 ユーザからの要求に応じて、要求のあった項目の利用明
    細を出力するとともに、利用明細を出力した項目につい
    ては、当該利用明細書を発行した旨のデータを書き込
    み、重複した利用明細書の発行を防止することを特徴と
    する利用明細の出力管理方法。
  3. 【請求項3】 ユーザが所持するICカードと、センタ
    ーに設置された中央処理装置のデータベースに、ユーザ
    のサービス利用状況を示す情報を利用明細として格納
    し、 ユーザからの要求に応じて、要求のあった項目の利用明
    細書を出力するとともに、利用明細書を出力した項目に
    ついては、当該利用明細書を発行した旨のデータを前記
    ICカードと中央処理装置の双方に書き込み、重複した
    利用明細書の発行を防止したことを特徴とする利用明細
    の出力管理方法。
  4. 【請求項4】 ユーザのサービス利用状況を示す情報を
    利用明細として格納するICカードと、 ICカードを読み取るICカード読取手段と、 ICカードへデータを書き込むデータ書き込み手段と、 ICカードから読み取ったデータをプリントアウトする
    印字手段と、 ICカードの読み取りおよび書き込み動作を制御する制
    御手段とを備え、 前記データ書き込み手段は、ICカードに対して、利用
    明細書を発行した旨のデータを書き込むことを特徴とす
    る利用明細の出力管理装置。
  5. 【請求項5】 データ書き込み手段は、ICカードに対
    して、利用明細書を発行した旨のデータのみを書き込む
    ことを特徴とする請求項4記載の利用明細の出力管理装
    置。
  6. 【請求項6】 データ書き込み手段は、ICカードに対
    して、利用明細書を発行した旨のデータとユーザのサー
    ビス利用状況を示す情報との両方を書き込むことを特徴
    とする請求項4記載の利用明細の出力管理装置。
  7. 【請求項7】 センターに設置された中央処理装置およ
    びデータベースと、 ユーザの識別情報を格納するICカードと、 中央処理装置との間でネットワークを介して通信接続を
    確立する通信制御手段と、 ICカードを読み取るICカード読取手段と、 ICカードへデータを書き込むデータ書き込み手段と、 ユーザのサービス利用状況を示す情報をプリントアウト
    する印字手段と、 ICカードの読み取りおよび中央処理装置との間の通信
    動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段はICカードを所持するユーザについて、
    このユーザのサービス利用状況を示す情報および利用明
    細書未出力情報をICカードに対して要求し、前記情報
    を受領するとともに印字手段から利用明細書をプリント
    アウトすることを特徴とする、センターに設置された中
    央処理装置にネットワークを介して接続された利用明細
    の出力管理装置。
  8. 【請求項8】 制御手段はICカードを所持するユーザ
    について、このユーザのサービス利用状況を示す情報お
    よび利用明細書未出力情報をICカードに対して要求す
    る代わりに中央処理装置に対して要求し、前記情報を受
    領するとともに印字手段から利用明細書をプリントアウ
    トすることを特徴とする請求項7記載の利用明細の出力
    管理装置。
  9. 【請求項9】 データ書き込み手段は、ICカードに対
    して、利用明細書を発行した旨のデータを書き込む一
    方、制御手段は中央処理装置に対して利用明細書を発行
    した旨のデータを書き込むべき指令をネットワークを通
    じて送信することを特徴とする請求項7または8記載の
    利用明細の出力管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003208557A (ja) * 2002-01-10 2003-07-25 Orient Corp 決済情報処理方法、クレジットカードの発行方法、決済情報処理システム、決済情報処理用プログラム並びにクライアントシステムの制御方法
CN105374079A (zh) * 2015-12-18 2016-03-02 北京握奇智能科技有限公司 一种发行obu和etc卡的桌面终端及方法
CN105551098A (zh) * 2015-12-18 2016-05-04 北京握奇智能科技有限公司 一种发行obu和etc卡的便携式设备终端及方法

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