JP7179126B2 - 施設管理装置、施設管理方法及びプログラム - Google Patents

施設管理装置、施設管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な駐車場等の施設を管理する施設管理装置、施設管理方法及びプログラムに関する。
従来、駐車場等の施設の利用に際して、利用者の携帯端末やパーソナルコンピュータ(Personal Computer: PC)等からの予約を受け付け、予約した利用者の車両を優先的に受け入れる駐車場管理システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、駐車を希望する車の車両ナンバーを予め駐車場へ送信し、送信された車両ナンバーと車の到着時に撮像した車両ナンバーとを照合することで、駐車場への入場を許可する駐車場管理システムが記載されている。
また特許文献2には、予約駐車時間に対する実駐車時間の分布を表す実駐車時間分布データから予約駐車時間で予約した車両の駐車継続傾向を予測し、該予測した駐車継続傾向に基づいて駐車場の予約台数を予測する予約台数予測部と、予約台数予測部によって予測された予約台数をもとに、駐車場の予約受付の可否を判定する予約受付可否判定部と、予約受付可否判定部によって駐車場の予約受付が可能であると判定された場合に、当該駐車場の予約を受け付ける予約管理部とを備えた駐車場予約管理装置が記載されている。
特開2004-110625号公報 特開2006-215609号公報
しかしながら、特許文献1では、予約車以外の一般車の受け入れに対しては言及されていなかった。
また、特許文献2では、予約台数予測部の予測精度によっては駐車スペースの効率的な利用が難しくなる可能性もあった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、施設の利用効率を高めることが可能な施設管理装置、施設管理方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る施設管理装置は、複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な施設を管理する施設管理装置であって、出場予定時刻取得部と、予約情報取得部と、予約状況管理部とを具備する。
前記出場予定時刻取得部は、前記一般利用により前記施設を利用する一般利用者の前記施設からの出場予定時刻を取得する。
前記予約情報取得部は、前記予約利用により前記施設を利用する予約利用者の、前記利用予定時刻を含む予約情報を取得する。
前記予約状況管理部は、取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、前記施設の前記利用スペースの予約状況を管理する。
前記予約状況管理部は、
取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、前記予約利用者が利用予定の予約スペースを管理してもよい。
上記予約状況管理部は、
取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、現在時刻において確保すべき前記予約スペースの数を予約スペース数として算出し、
前記施設管理装置は、
前記施設を利用中の前記予約利用者及び前記一般利用者についての情報である利用情報を取得する利用情報取得部と、
現在時刻における前記予約スペース数と前記利用情報とに基づいて、前記一般利用者の利用が可能な前記利用スペースの数を一般利用可能スペース数として算出する一般利用管理部をさらに具備してもよい。
前記一般利用管理部は、
前記一般利用可能スペース数が所定の閾値以下の場合に、前記一般利用者の入場を規制してもよい。
前記予約状況管理部は、
取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、各時刻において確保すべき前記予約スペースの数を予約スペース数として算出し、
前記施設管理装置は、
前記予約スペース数に基づいて、前記予約利用者から申請された入場予定時刻における予約の受付の可否を判定する予約受付判定部をさらに具備してもよい。
前記施設管理装置は、
前記出場予定時刻を申請した前記一般利用者の実際の出場時刻を取得する出場情報取得部と、
取得された前記出場時刻に基づいて、前記一般利用者に報奨を付与するか否か判定する報奨付与判定部と
をさらに具備してもよい。
前記報奨付与判定部は、
前記出場予定時刻と前記出場時刻との差異が所定の時間以下であった場合に、前記一般利用者に報奨を付与すると判定してもよい。
前記報奨付与判定部は、
前記施設が混雑している場合であって、取得された前記出場時刻が前記出場予定時刻の以前の所定範囲の時刻である場合に、前記一般利用者に報奨を付与すると判定してもよい。
前記出場予定時刻取得部は、前記一般利用者の所持する携帯端末から、前記一般利用者を識別する識別情報に対応付けられた前記出場予定時刻を受信してもよい。
本発明の他の実施形態に係る施設管理方法は、複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な施設を管理する施設管理装置によって実行される施設管理方法である。
前記施設管理装置は、
前記一般利用により前記施設を利用する一般利用者の前記施設からの出場予定時刻を取得し、
前記予約利用により前記施設を利用する予約利用者の、前記利用予定時刻を含む予約情報を取得し、
取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、前記施設の前記利用スペースの予約状況を管理する。
本発明のさらに他の実施形態に係るプログラムは、複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な施設を管理する施設管理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記一般利用により前記施設を利用する一般利用者の前記施設からの出場予定時刻を取得するステップと、
前記予約利用により前記施設を利用する予約利用者の、前記利用予定時刻を含む予約情報を取得するステップと、
取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、前記施設の前記利用スペースの予約状況を管理するステップと
をコンピュータに実行させる。
以上のように、本発明によれば、施設の利用効率を高めることが可能な施設管理装置、施設管理方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る駐車場管理システム(施設管理システム)の構成例を示す概略図である。 上記駐車場管理システムに含まれる駐車場装置の構成例を示すブロック図である。 上記駐車場装置に含まれる駐車場サーバの機能構成例を示すブロック図である。 上記駐車場サーバの在車データベースに格納される在車情報の一例を示す図である。 上記駐車場管理システムに含まれる携帯端末の構成例を示すブロック図である。 上記携帯端末の機能構成例を示すブロック図である。 上記駐車場管理システムに含まれる駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 上記駐車場管理装置の予約データベースに格納される予約情報の一例を示す図である。 上記駐車場管理装置による予約状況管理及び一般車入場規制判定の処理の一例を示すフローチャートである。 一般利用者に対し駐車場の入場時に発行された駐車券の一例を示す図である。 上記携帯端末に表示された、駐車場予約管理サービスのWebページ及びアプリケーションの画面の一例を示す図である。 上記予約データベースに格納された予約テーブルの一例を示す図である。 上記駐車場管理装置による予約車室数及び一般利用可能車室数の実際の算出処理例を説明するための表である。 図13の各データを視覚的に表したグラフであり、横軸が時刻、縦軸が車室数を示す。 上記在車データベースに格納された在車テーブルの一例を示す図である。 本実施形態の比較例に係る駐車場管理装置における、一般車からの出場予定時刻を用いない場合の予約車室数及び一般利用可能車室数等の算出処理例を説明するための表である。 図16の各データを視覚的に表したグラフであり、横軸が時刻、縦軸が車室数を示す。 本発明の第2の実施形態に係る駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。 上記駐車場管理装置による予約状況管理及び一般車入場規制判定の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る駐車場管理システムの構成例を示す概略図である。駐車場管理システム100は、駐車場装置10と、携帯端末30と、駐車場管理装置50とを有する。駐車場管理システム100は、本発明に係る施設管理システムの一実施形態として機能する。
駐車場管理システム100は、本実施形態において、複数の車室(利用スペース)を有し、予約利用と一般利用とが可能な駐車場に対して、効率よく利用者を受け入れることができるように管理するシステムである。駐車場管理システム100は、駐車場の利用者に対し、駐車場の予約等が可能な駐車場予約管理サービスを提供する。
なお、予約利用とは、事前に利用予定時刻を登録して駐車場を利用する利用形態をいい、予約利用により駐車場を利用する利用者を予約利用者と称する。一般利用とは、事前に利用予定時刻を登録しないで駐車場を利用する利用形態をいい、一般利用により駐車場を利用する利用者を一般利用者と称する。また、予約利用者の乗車する車両を「予約車」、一般利用者の乗車する車両を「一般車」と称する。
駐車場装置10は、各駐車場に設置される装置である。
携帯端末30は、駐車場の利用者により使用される端末である。
駐車場管理装置50は、本実施形態に係る駐車場予約管理サービスをWebサービスとして提供することが可能に構成される。駐車場管理装置50は、例えば、駐車場予約管理サービスの会員からの各駐車場の予約を受け付けて、各時刻における各駐車場の車室の利用状況等を管理する。駐車場管理装置50は、ネットワーク1を介して当該サービスに係るWebページの閲覧やプログラム(アプリケーション)を携帯端末30に配信することが可能に構成される。
さらに駐車場管理システム100は、管理機関端末60と、決済機関65が有する決済サーバ装置(図示せず)とを有する。
管理機関端末60は、駐車場オーナーから駐車場の管理業務を委託された管理機関のオペレーターにより使用される。オペレーターにより、例えば日常の問い合わせ対応、ユーザ対応、駐車場装置10の故障時の保守メンテ作業の情報提供等が行われる。管理機関端末60としては、PCやタブレット端末等が用いられる。
なお駐車場を所有するオーナー自身で、駐車場の管理業務を行う場合もある。この場合、オーナーが所有する端末が管理機関端末60として機能し得る。また管理業務を委託された管理機関が駐車場管理装置50を保有し、本実施形態に係る駐車場予約管理サービスを提供することもあり得る。
決済機関65は、例えば銀行や信販会社等であり、銀行振り込みやクレジットカード決済等により駐車料金の決済(精算)を実行する。駐車場管理装置50は、決済機関65の決済サーバ装置に対して、駐車料金の精算の指示や、精算が済んでいるか否か等の精算情報の問い合わせ等を実行する。
駐車場管理システム100を構成する端末及び装置は、ネットワーク1を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク1は、例えばインターネットや広域通信回線網等により構築される。その他、任意のWAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等が用いられてよく、ネットワーク1を構築するためのプロトコルは限定されない。
図2は、駐車場Aに設置される駐車場装置10の構成例を示すブロック図である。
駐車場装置10は、本実施形態において、駐車場サーバ11と、入口駐車券発行機(駐車券発行機)17と、入口ゲート開閉機18と、入場レーンカメラ19と、出口精算機20と、出口ゲート開閉機21と、出場レーンカメラ22と、満車表示機23とを備える。駐車場装置10を構成する各装置は、駐車場A内に設置された構内LANを介して、互いに通信可能に接続されている。駐車場装置10は、本実施形態に係る駐車場予約管理サービスの会員に対し、駐車場管理装置50と協働して当該サービスの少なくとも一部を提供することが可能に構成される。
駐車場Aは、利用者を入場させる入場レーンと、利用者を出場させる出場レーンとを有する。駐車場Aは、例えば予約利用用及び一般利用用の複数の入場レーンを有していてもよい。
駐車券発行機17、入口ゲート開閉機18及び入場レーンカメラ19は、各入場レーンに設置される。
出口精算機20、出口ゲート開閉機21及び出場レーンカメラ22は、出場レーンに設置される。
満車表示機23は、駐車場の外部の、入場レーンから入場する車両に見える位置に設置される。
駐車場サーバ11は、駐車場内に適宜設置される。
駐車券発行機17は、駐車場を利用する利用者への駐車券の発行等を実行する。駐車券発行機17の前面には、例えば駐車券の発行口や表示部、駐車券発行ボタン等が設けられる。なお、本実施形態において、駐車場予約管理サービスの会員に対しては駐車券を発行せずに入場させることができ、その場合は仮想的な駐車券番号が付与される。
入口ゲート開閉機18は、駐車券発行機17に接続され、入場レーンに設置される入口ゲートの開閉を制御する。
入場レーンカメラ19は、入場レーン付近に設置され、入場する車両のナンバーを撮像する。撮像された車両ナンバーは、OCR(光学読み取り)処理等により文字化して、後述する在車データベース(DB:Database)や予約DBに格納される。
出口精算機20は、駐車場を利用する利用者に駐車料金の精算を実行する。出口精算機20の前面には、駐車券の挿入口、紙幣・硬貨投入口、表示部、領収証発行ボタン、釣り銭や領収証の取出口等が設けられる。なお本実施形態では、駐車場予約管理サービスの会員であれば出場前に携帯端末30のアプリケーションを介した精算も可能であり、この場合出口精算機20は、既に料金を徴収した旨を表示等して駐車料金の精算処理は行わない。
出口ゲート開閉機21は、出口精算機20に接続され、出場レーンに設置される出口ゲートの開閉を制御する。
出場レーンカメラ22は、出場レーン付近に設置され、出場する車両のナンバーを撮像する。
満車表示機23は、駐車場Aへ入場しようとする一般利用者に対し、駐車場Aの入場規制の有無を表示するものである。具体的には、満車表示機23は、一般利用者の入場規制がされている場合に「満車」と表示する。表示方法は特に限定されず、例えば、満車時に「一般車満車」という表示が点灯するように構成される。
駐車場サーバ11は、構内通信部12と、制御部13と、記憶部14と、外部通信部15とを有する。
構内通信部12は、構内LANに接続され、駐車券発行機17、入場レーンカメラ19、出口精算機20、出場レーンカメラ22及び満車表示機23と通信可能に構成される。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)として構成される。
記憶部14は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等から構成され、駐車場Aに関する種々の情報や、本駐車場予約管理サービスを運用するためのプログラム等が記憶される。記憶部14は、例えば、後述する在車DB(Database)16を記憶している。
外部通信部15は、ネットワーク1に接続され、駐車場管理装置50等の他のデバイスと通信可能である。外部通信部15により、駐車場装置10を構成する各デバイスは、構内LAN及び駐車場サーバ11を介して、ネットワーク1上のデバイスと通信可能となる。
図3は、駐車場サーバ11の機能構成例を示すブロック図である。
駐車場サーバ11は、予約情報受信部101と、入場管理部102と、在車情報管理部103と、在車情報送信部104と、料金管理部105と、満車表示制御部106と、精算受付部107と、を有する。これらのブロックは、制御部13が所定のプログラムを実行することで構成される。なお各ブロックを実現するためにIC(集積回路)等の専用のハードウェアが適宜用いられてもよい。
予約情報受信部101は、駐車場管理装置50から駐車場Aの予約に関する情報を予約情報として受信する。予約情報は、例えば、予約利用者を識別する情報(例えば駐車場予約管理サービスの会員番号や車両のナンバー等)と、これに対応付けられた利用予定時刻等の情報を含む。利用予定時刻は、本実施形態において、入場予定時刻及び出場予定時刻を含む。予約情報受信部101は、所定のタイミング(例えば1日1回)で駐車場Aから予約情報を受信してもよいし、駐車場管理装置50が新規の予約を受け付ける毎に予約情報を受信してもよい。
入場管理部102は、駐車場Aへの車両の入場を管理する。例えば、入場管理部102は、入場レーンから入場しようとする車両が予約車であるか否か判定する。入場管理部102は、例えば、入場レーンカメラ19によって撮像された車両のナンバーと予約情報に含まれる車両のナンバーとを照合し、予約車であるか否か判定してもよい。あるいは、入場管理部102は、携帯端末30に表示又は印刷等された予約確認票を読み取り、予約情報に含まれる予約利用者を識別する情報と照合することで、予約車であるか否か判定してもよい。
さらに入場管理部102は、入場しようとする車両が一般車であると判定され、かつ駐車場管理装置50から一般利用者の入場を規制する入場規制情報を受信した場合には、入口ゲート開閉機18を閉鎖し、当該一般車の入場を規制することができる。一方で入場管理部102は、駐車場管理装置50から入場許可情報を受信した場合には、入口ゲート開閉機18を開放し、一般車の入場を許可することができる。
在車情報管理部103は、駐車場を利用中の予約利用者及び一般利用者についての情報を在車情報(利用情報)として管理する。在車情報は、在車DB16に格納される。
在車情報は、入場レーンを通過した車両についての入場情報と、出場レーンを通過した車両についての出場情報とを含んでいてもよい。入場情報は、例えば入場した利用者を識別する情報と、これに対応付けられた、一般車又は予約車のいずれであるかの情報、駐車券番号、及び入場時刻の情報等を含む。出場情報は、例えば出場した利用者を識別する情報と、これに対応付けられた一般車又は予約車のいずれであるかの情報、精算時刻の情報、精算料金の情報、及び出場時刻の情報等を含む。利用者を識別する情報としては、例えば、駐車場予約管理サービスの会員番号、車両ナンバー及び駐車券番号等を用いることができる。
なお以下の説明において、「時刻」は、年月日の情報も含んでいてもよい。
在車情報管理部103は、入場情報及び出場情報に基づいて、在車DB16に格納された在車情報を更新することができる。
図4は、在車DB16に格納される在車情報の一例を示す図である。当該在車情報は、駐車券番号、入場時刻、車両ナンバー、出場予定時刻、精算時刻、精算料金、及び出場時刻等の情報を含む。
在車情報送信部104は、在車情報を駐車場管理装置50に送信する。在車情報送信部104は、所定のタイミングで在車情報を送信してもよいが、好適には在車情報が更新されるたびに在車情報を送信するのがよい。
料金管理部105は、出口精算機20に駐車料金の精算処理を実行させ、かつ、出口精算機20に投入された料金やつり銭の管理等を行う。
満車表示制御部106は、後述する駐車場管理装置50により判定される一般利用者の入場を規制する入場規制情報に基づいて、満車表示機23の表示を制御する。例えば、駐車場管理装置50から一般車の入場を規制するという判定結果を受信した場合、満車表示制御部106は、満車表示機23の「一般車満車」という表示を点灯させる。また、駐車場管理装置50から一般車の入場規制を解除するという判定結果を受信した場合、満車表示制御部106は、満車表示機23の「一般車満車」という表示を消灯させる。
精算受付部107は、例えば駐車場予約管理サービスに係るアプリケーションを介して携帯端末30から送信された精算要求を受け付け、駐車料金の精算処理を実行する。本実施形態では、出口精算機20による精算も勿論可能であるが、駐車場予約管理サービスの会員であれば、出場前に上記アプリケーションを介した精算が可能である。この場合の駐車料金の精算方法は限定されず、クレジットカード決済、デビッドカード決済や電子マネーによる支払い、駐車場予約管理サービスにおいて用いられるポイントによる精算等、任意の精算方法が適用され得る。クレジットカード決済の場合には、精算処理に関する情報が図1の決済機関65に送信される。
図5は、駐車場を利用する利用者の携帯端末30の構成例を示すブロック図である。
携帯端末30は、CPU31と、メモリ32と、これらとバス33を介して接続されるインターフェイス34とを有する。メモリ32は、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ等から構成され、本駐車場予約管理サービスを利用するためのプログラム(アプリケーション)や、利用者に関するデータ等、種々のデータが記憶される。
アプリケーションは、典型的には、ネットワーク1を介して携帯端末30にインストールされる。その他、コンピュータ読み取り可能な非一過性の任意の記憶媒体を介して、インストールが実行されてもよい。
インターフェイス34には、表示部35、操作部36、スピーカ37、マイク38、通信部39及びカメラ40が接続される。各ブロックの動作は、所定のプログラムに従って動作するCPU31により制御される。インターフェイス34には、各種センサやBluetooth(登録商標)モジュール等が接続されていてもよい。
表示部35は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)等を用いた表示デバイスであり、本駐車場予約管理サービスに関するWebページや種々のGUI(Graphical User Interface)等が表示される。操作部36は、例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、その他の操作装置である。操作部36がタッチパネルを含む場合、そのタッチパネルは表示部35と一体となり得る。
スピーカ37からは、例えば通話音声、音声ガイダンス、アラーム音、音楽コンテンツ等が出力される。マイク38は、通話や声による指示の入力等を行う際に利用される。
通信部39は、ネットワーク1を介して、駐車場管理装置50等の他の装置と通信するための通信モジュールであり、例えばWiFi等の無線LANモジュールや、3Gや4Gといった移動通信システム対応モジュールが用いられる。
カメラ40は、画像を撮像する撮像装置である。
図6は、携帯端末30の機能構成例を示すブロック図である。携帯端末30は、配信情報受信部301と、利用予約送信部302と、駐車券情報読取部303と、出場予約送信部304と、精算要求部305とを有する。これらのブロックは、CPU31が所定のプログラムを実行することで構成され、本実施形態に係る駐車場管理アプリケーション等の動作が実現される。なお各ブロックを実現するためにIC(集積回路)等の専用のハードウェアが適宜用いられてもよい。
配信情報受信部301は、駐車場管理装置50から配信された駐車場予約管理サービスに関する情報を受信する。当該情報は、当該サービスのアプリケーション、当該サービスに関するプッシュ通知、メール等を含んでいてもよい。
利用予約送信部302は、駐車場の利用予約についての予約情報を送信する。予約情報は、例えば、上記アプリケーションの予約専用画面等を介して入力され、例えば、予約利用者を識別する情報(駐車場予約管理サービスの会員番号等)、予約する駐車場名、利用予定時刻等の情報を含む。
駐車券情報読取部303は、駐車券に印刷された駐車場予約管理サービスのWebページのURL(Uniform Resource Locator)に関する情報を読み取る。具体的には、駐車券情報読取部303は、カメラ40により2次元コード等を撮像し、当該2次元コード等に格納されたURLに関する情報を読み取ることができる。これにより、駐車場の利用者は、当該Webページに容易にアクセスすることができ、駐車場予約管理サービスの会員登録や、後述する出場予定時刻の入力等を行うことができる。
出場予約送信部304は、予約せずに一般利用者として駐車場を利用中の利用者により入力された出場予定時刻を送信する。出場予定時刻は、例えば、上記アプリケーションの入力画面や、駐車券情報読取部303によりアクセスされて表示された駐車場予約管理サービスのWebページ等を介して入力することができる。
精算要求部305は、駐車場を利用予約した場合に、上記アプリケーション等を介して、駐車場装置10等に対し駐車料金の精算処理を要求する。
図1を参照し、駐車場管理装置50は、本実施形態において、複数のサーバ装置(Web/APIサーバ,DBサーバ,メールサーバ等)51と、データベース(DB)52とを有する。駐車場管理装置50は、本実施形態に係る駐車場予約管理サービスをWebサービスとして提供可能であり、ネットワーク1を介して当該サービスに係るプログラム(アプリケーション)を携帯端末30等に配信することが可能である。
各サーバ装置51は、CPU、ROM、RAM、HDD等のコンピュータの構成に必要なハードウェアを有する。サーバ装置51として、例えばPC(Personal Computer)等の任意のコンピュータが用いられる。
DB52は駐車場管理装置50の記憶部として機能し、本駐車場予約管理サービスに関する種々の情報を記憶する。例えばDB52内には、各駐車場の、在車DB(図4参照)、予約DB(図8参照)、会員登録DB、オーナー情報DB、種々の履歴DB、管理情報DB等の、種々のDBが構築される。これらのDBの少なくとも一部は、各駐車場装置10の記憶部14と共有される。
各種のDBは、駐車場管理装置50内のDBサーバにより包括的に管理され、例えば駐車場予約管理サービスを利用する利用者の会員登録及び退会、駐車場の予約受付、各駐車場のオーナー情報の登録及び保管、運営収支情報の記録及び保管等が実行される。また、駐車場管理装置50内のWeb/APIサーバでは、各駐車場の満空車情報の収集及び出力、駐車場装置10のエラー履歴や釣銭管理状況の収集及び記録、管理機関端末60からの遠隔操作の中継等が実行される。
図7は、駐車場管理装置50の機能構成例を示すブロック図である。
駐車場管理装置50は、予約情報取得部501と、予約情報送信部502と、出場予定時刻取得部503と、予約状況管理部504と、在車情報取得部(利用情報取得部)505と、一般利用管理部506と、会員情報管理部507と、を有する。
予約情報取得部501は、利用予定時刻を含む予約利用者の駐車場の予約に関する情報を予約情報として取得する。予約情報は、予約利用者を識別する情報と、これに対応付けられた利用予定時刻等の情報を含む。予約情報は、さらに駐車場名、車両ナンバー等を含んでいてもよい。本実施形態における予約利用者は、駐車場予約管理サービスの会員であるため、予約利用者を識別する情報として、例えば駐車場予約管理サービスの会員番号を用いることができる。
予約情報の取得方法としては、例えば、携帯端末30に配信されたアプリケーションを介して入力された情報を受信する方法を挙げることができる。
取得された予約情報は、予約DBに反映される。予約情報取得部501は、予約情報の一部を会員登録DB等から予約利用者を識別する情報と照合して取得してもよい。
図8は、予約DBに格納される予約情報の一例を示す図である。予約情報は、予約番号、駐車場名、会員番号、駐車券番号、車両ナンバー、入場予定時刻及び出場予定時刻等の情報を含む。
予約番号は、予約情報取得部501によって予約受付時に付与される番号であり、典型的には予約を受け付けた順に付与される。
会員番号は、駐車場予約管理サービスの会員番号である。当該会員番号は、会員である利用者の携帯端末30の識別情報やその他の情報とともに会員登録DBに記憶される。
駐車券番号は、予約車(又は一般車)が入場した場合に発行された駐車券の番号であり、駐車券が発行されない上記会員に対しては仮想的な駐車券番号となる。
予約情報送信部502は、取得した予約情報の一部を駐車場装置10に送信する。
出場予定時刻取得部503は、駐車場Aを駐車中の一般利用者からの出場予定時刻を取得する。
出場予定時刻取得部503は、本実施形態において、一般利用者の所持する携帯端末30から、一般利用者を識別する識別情報に対応付けられた出場予定時刻を受信することができる。具体的には、一般利用者は、駐車場予約管理サービスの会員登録を行い、駐車場予約管理サービスのアプリケーションを介して出場予定時刻を登録することができる。この場合、上記識別情報は、駐車場予約管理サービスの会員番号でもよい。なお、一般利用者からの出場予定時刻を取得する場合は、会員登録は必須ではない。このため、会員番号に代えて駐車券番号を識別情報として扱ってもよい。
予約状況管理部504は、予約情報と一般利用者から取得した出場予定時刻とに基づいて、各時刻における駐車場の車室(利用スペース)の予約状況を管理する。これにより、予約利用者からの入場予定時刻及び出場予定時刻だけでなく、一般利用者から取得した出場予定時刻を含めて予約状況を管理することができる。
また、予約状況管理部504は、予約DBに一般利用者から取得した出場予定時刻を反映させることができる。これにより、一般利用者から取得した出場予定時刻の情報を、予約利用者から取得した情報とともに取り扱うことができる。
予約状況管理部504は、例えば、予約情報と一般利用者から取得した出場予定時刻とに基づいて、予約利用者が利用予定の予約車室(予約スペース)を管理することができる。具体的には、予約状況管理部504は、各時刻において確保すべき予約車室の数を予約車室数として算出することができる。
在車情報取得部505は、駐車場を利用中の予約利用者及び一般利用者についての情報である在車情報(利用情報)を取得する。本実施形態において、在車情報取得部505は、駐車場装置10から在車情報を受信する。在車情報取得部505は、所定のタイミングで在車情報を受信してもよいし、駐車場装置10の在車DB16が更新されるたびに在車情報を受信してもよい。受信された在車情報は、DB52の在車DBに格納され、当該在車DBが更新される。
一般利用管理部506は、予約状況管理部504の算出した予約車室数に基づいて、各時刻における一般利用者の利用が可能な車室の数を一般利用可能車室数として算出することができる。
さらに一般利用管理部506は、駐車場の全車室数と、現在時刻において確保している予約車室数と、現在時刻において利用されている車室数である実在車数とに基づいて、一般利用者の入場を規制するか否か判定することができる。一般利用管理部506は、一般利用者の入場規制に関する判定結果や、算出された一般利用可能車室数を、駐車場装置10に送信することができる。
会員情報管理部507は、駐車場予約管理サービスの会員登録や退会等の処理を受け付け、取得した情報を会員DBに反映させる。
図9は、駐車場Aを管理する駐車場管理装置50による予約状況管理及び一般車入場規制判定の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、全車室数が100台である駐車場Aの予約状況の管理等の処理を行う場合について説明する。
まず、予約情報取得部501が、入場予定時刻を含む、予約利用者の駐車場の予約に関する情報を予約情報として取得する(ステップ101)。取得された予約情報は、予約DBに反映される。
続いて、出場予定時刻取得部503が、駐車場Aに駐車中の一般利用者から出場予定時刻を取得する(ステップ102)。出場予定時刻取得部503は、駐車場予約管理サービスのアプリケーションを介して入力され送信された出場予定時刻を取得する。本動作例では、一般利用者が入場時に駐車場予約管理サービスの会員登録をしていない場合、当該一般利用者が駐車場Aの入場時に発行された駐車券に含まれるURLを読み取って駐車場予約管理サービスのWebページにアクセスすることができる。これにより、入場時に駐車場予約管理サービスの会員でない一般利用者に対しても、出場予定時刻の申請を促すことができる。
図10は、一般利用者に対して駐車場Aの入場時に発行された駐車券の一例を示す図である。
駐車券Tは、磁気ストライプT11と、印字部T12と、2次元コードT13とを含む。
磁気ストライプT11は、駐車場番号や所定の入場情報を格納する。
印字部T12には、駐車券番号、駐車場予約管理サービスの会員番号、車両ナンバー、及び入場時刻等の入場情報、並びに駐車場予約管理サービスの会員登録方法の説明等が印字されている。
2次元コードT13は、駐車場予約管理サービスのWebページのURLの情報を含むものであり、例えばQRコード(登録商標)で構成される。
図11は、携帯端末30に表示された、駐車場予約管理サービスのWebページの一例を示す図である。
図11Aは、2次元コードT13の読み取り直後に表示される駐車場予約管理サービスのWebページの一例であって、アプリケーションのダウンロード及び会員登録を促す画面351を示す図である。
図11Bは、ダウンロードされた駐車場予約管理サービスのアプリケーションにおいて、利用者が駐車場Aを利用中である場合に表示される入場処理完了画面352を示す図である。入場処理完了画面352には、入場時刻や駐車時間、現在時刻における駐車料金、割引の有無等が表示されている。また、入場処理完了画面352は、出場予約登録ボタン353を含む。出場予約登録ボタン353をタッチ等により指定することで、一般車の出場予約時刻の登録(申請)が可能となる。
図11Cは、上記アプリケーションにおける、一般車の出場予約時刻を登録するための出場予約登録画面354を示す図である。出場予約登録画面354は、出場予定時刻入力欄355を有する。一般利用者は、携帯端末30の操作部36を用いて当該入力欄355に出場予定時刻を入力することができる。出場予約登録画面354は、さらに出場予定時刻送信ボタン356を含む。一般利用者は、入力欄355に出場予定時刻を入力後、当該ボタン356を指定することで、出場予定時刻を登録することができる。入力された出場予定時刻は、駐車場管理装置50に送信される。これにより、出場予定時刻取得部503が出場予定時刻を取得することができる。
続いて、予約状況管理部504が、一般利用者から取得した出場予定時刻を予約DBに反映させる(ステップ103)。
図12は、予約DBに格納された予約テーブルの一例を示す図である。
予約テーブルには、駐車場Aの予約利用者の予約情報と、さらに駐車場Aを利用中の一般利用者から取得した出場予定時刻の情報と、が格納されている。具体的には、予約テーブルは、利用者を識別する駐車場予約管理サービスの会員番号と、それに対応付けられた、予約した駐車場名(ここでは駐車場A)、発行された駐車券番号、車両ナンバー、入場予定時刻、出場予定時刻、及び実際の入場時刻とを含む。また、予約事象毎に、予約番号が付与されている。
なお、駐車券番号において、Pから始まる番号は、駐車場Aを定期利用可能な定期券の番号を示し、Vから始まる番号は、駐車券が発行されない駐車場予約管理サービスの会員に対する仮想的な駐車券番号を示す。
図12の予約番号00005011及び00005014の利用者は、事前に予約をしたものの現在時刻において未入場であるため、駐車券番号と入場時刻の欄が空欄になっている。
また、予約番号00005012の利用者は、予約をしており、かつ、現在時刻において駐車場Aを利用中であるため、発行された仮想的な駐車券番号と入場時刻の情報が登録されている。
予約番号00005013及び00005015の利用者は、予約はしていないので入場予定時刻の欄は空欄であるが、一般利用者として駐車場Aを利用中であり、かつ、出場予定時刻を登録している。
続いて、予約状況管理部504が、予約テーブルを参照し、各時刻において予約利用者が利用予定の予約車室の数を、予約車室数として算出する(ステップ104)。予約状況管理部504は、図12に示した予約テーブルに格納されたデータに基づいて、各時刻の予約車室数を算出することができる。
図13は、予約車室数及び後述する一般利用可能車室数の実際の算出処理例を説明するための表であり、各時刻に対する予約利用予定車室数、一般車出場予定数、予約車室数、実在車数及び一般利用可能車室数が記載されている。
図14は、図13の各データを視覚的に表したグラフであり、横軸が時刻、縦軸が車室数を示す。また、各時刻において、紙面向かって左側のバーは、予約利用予定車室数、利用予定車室数及び予約車室数の関係について示し、紙面向かって右側のバーは、実在車数及び一般利用可能車室数の関係について示す。
これらの図を参照し、予約状況管理部504による予約車室数の算出例について説明する。なお、現在時刻は10時30分であるものとする。
まず予約状況管理部504は、予約情報に基づいて、各時刻の予約利用予定車室数を算出する。予約利用予定車室数は、全予約車が登録した利用予定時刻の間駐車場を利用すると仮定した場合に、各時刻において予約車により利用される予定の車室数である。図13及び図14に示す例では、予約利用予定車室数は、12時00分に30台となってピークとなる予定である。
続いて予約状況管理部504は、一般利用者から取得した出場予定時刻に基づいて、各時刻における出場予定の一般車の数を一般車出場予定数として算出する。図13及び図14に示す例では、10時の一般車出場予定数が「2」と算出されているが、これは、9時30分から10時00分までの時間帯に2台の一般車が出場予定であることを示す。
続いて予約状況管理部504は、各時刻における一般車の出場予定数を考慮した利用予定車室数を算出する。利用予定車室数は、予約利用予定車室数から一般車出場予定数を減じることで算出され、各時刻において利用が予定されている車室の車室数を表すものである。
そして予約状況管理部504は、利用予定車室数がピークとなる時刻のピーク時利用予定車室数P1から、各時刻の利用予定車室数を減じることで、各時刻の予約車室数を算出する。
図13及び図14に示す例では、12時00分の利用予定車室数「15」がピーク時利用予定車室数P1となる。このため、予約状況管理部504は、15から各時刻の利用予定車室数を減じることで、予約車室数を算出する。
予約車室数は、上述のように、予約車を確実に駐車させるために確保すべき車室数である。図13及び図14に示す例では、予約車を確実に駐車させるために、利用予定車室数がピークとなる12時00分以前でも、ピーク時利用予定車室数P1分の車室を確保しなければならない。このため、予約状況管理部504は、ピーク時利用予定車室数P1から、各時刻において利用予定の利用予定車室数を減じることで、各時刻の予約車室数を算出することができる。
続いて、在車情報取得部505が、在車情報を取得する(ステップ105)。これにより、DB52に格納された在車DBにこれらの情報が反映される。
図15は、在車DBに格納された在車テーブルの一例を示す図である。
在車テーブルには、駐車場装置10から受信した在車情報が格納されている。具体的には、在車テーブルには、入場時に発行された駐車券番号と、それに対応付けられた、駐車場予約管理サービスの会員番号、入場した駐車場名(ここでは駐車場A)、車両ナンバー、入場時刻の情報を含む。さらに、在車テーブルは、予約車に対しては、予約時に付与された予約番号、入場予定時刻及び出場予定時刻の情報を含み、駐車場予約管理サービスの会員に対しては、会員番号の情報を含む。予約車に関する情報は、例えば、予約DBの情報が反映される。
なお出場した車両の情報は、在車テーブルから削除される。
続いて、一般利用管理部506が、在車情報及び予約状況管理部504の算出した予約車室数に基づいて、現在時刻における一般利用者の利用が可能な車室の数を一般利用可能車室数として算出する(ステップ106)。
図13及び図14を参照し、一般利用管理部506は、在車情報に基づいて、実際の利用車室数である実在車室を算出する。現在時刻である10時30分において、駐車場Aには50台の車両が駐車中である。駐車場Aの全車室数は100なので、空き車室数は50ということになる。仮に、空き車室全てを一般車に開放すると、12時まで増え続ける予定の予約車を受け入れることができない可能性がある。
そこで、一般利用管理部506は、全車室数(100)から現在時刻の実在車室数を減じて算出された空き車室数から、さらに確保すべき現在時刻の予約車室数を減じることで、現在時刻における一般利用可能車室数を算出する。図13及び図14に示す例では、現在時刻(10時30分)の一般利用可能車室数は、空き車室数の50から予約車室数の5を減じた45となる。これにより、現在時刻において一般車を最大何台受け入れ可能であるか算出することができる。
続いて、一般利用管理部506が、一般利用可能車室数が所定の閾値以下であるか否か判定する(ステップ107)。本動作例において、一般利用管理部506は、現在時刻における一般利用可能車室数が閾値a以下であるか否か判定する。閾値aは、予約車が早めに到着したり、予約車が出場予定時刻を過ぎても出場しない場合を考慮して適宜決定され、具体的には、予約車の実際の利用状況のデータ等に基づいて決定され得る。
一般利用可能車室数が閾値a以下であると判定した場合(ステップ107でYES)、一般利用管理部506は、一般車の入場を規制する(ステップ109)。具体的には、一般利用管理部506は、駐車場装置10に対し、一般利用者の入場を規制する入場規制情報を出力する。これにより、駐車場装置10の満車表示制御部106が、満車表示機23の「一般車満車」の表示を点灯させるとともに、入場管理部102が一般車用の入場レーンの入口ゲート開閉機18を閉鎖することで、一般車の入場を規制する。
一般利用可能車室数が閾値a以下でないと判定した場合(ステップ107でNO)、駐車場装置10に対し、一般車の入場を許可する(ステップ108)。具体的には、一般利用管理部506は、駐車場装置10に対し、一般利用者の入場が可能である旨の入場許可情報を出力する。これにより、駐車場装置10の入場管理部102が一般車の入場に応じて入口ゲート開閉機18を開放するとともに、満車表示制御部106が満車表示機23の「一般車満車」の表示を消灯させることで、一般車の入場を可能にする。
以上のように、本実施形態によれば、一般車からの出場予定時刻を取得することができる。これにより、駐車場管理装置50が、予約車室数の算出時に、予約利用予定車室数から一般車出場予定数を減じることで算出された利用予定車室数を用いて予約状況の管理及び一般車入場規制判定の処理を行うことができる。したがって、現在時刻において確保すべき予約車室数を少なく算出することができ、一般利用可能車室数を増加させることができる。
以下、一般車の出場予定時刻を取得しないで一般利用可能車室数を算出する比較例を挙げて説明する。
図16は、本実施形態の比較例に係る駐車場管理装置における、一般車からの出場予定時刻を用いない場合の予約車室数及び一般利用可能車室数等の算出処理例を説明するための表である。同図の表には、各時刻に対する予約利用予定車室数、予約車室数、実在車数、及び一般利用可能車室数が記載されている。駐車場の全車室数(100)、並びに各時刻の予約利用予定車室数及び実在車数は、実施例と同一とする。
図17は、図16の各データを視覚的に表したグラフであり、横軸が時刻、縦軸が車室数を示す。図16のグラフの各時刻において、紙面向かって左側のバーは、予約利用予定車室数、利用予定車室数及び予約車室数の関係について示し、紙面向かって右側のバーは、実在車数及び一般利用可能車室数の関係について示す。
本比較例の駐車場管理装置は、予約利用予定車室数がピークとなる時刻のピーク時予約利用予定車室数から、各時刻の予約利用予定車室数を減じることで、各時刻の予約車室数を算出する。すなわち、本比較例では、一般車出場予定数が不明であるため、予約車室数の算出に予約利用予定車室数のみを用いる。これにより、各時刻とも実施例よりも予約車室数が増加することとなる。
図16に示すように、本比較例の駐車場管理装置は、実施例と同様に一般利用可能車室数を算出することができる。すなわち、本比較例の駐車場管理装置は、全車室数(100)から現在時刻の実在車室数を減じて算出された空き車室数から、さらに現在時刻の予約車室数を減じることで、現在時刻における一般利用可能車室数を算出する。その結果、本比較例では、予約車室数が実施例よりも多いことから、一般利用可能車室数が実施例よりも少なくなる。具体的には、現在時刻である10時30分において、実施例の一般利用可能車室数は上述のように45であるが、比較例の一般利用可能車室数は、空き車室数(50)から予約車室数(15)を減じた35となる。
これらの結果より、本実施形態では一般車からの出場予定時刻を取得するため、空き車室として確保すべき予約車室の数を低減させることができる。これにより、一般利用可能車室数を増加させることができ、予約車を確実に入場させつつ、一般車をより多く入場させることができる。したがって、予約車と一般車とが混在した駐車場に対しても効率よく運用することができる。
<第2の実施形態>
図18は、本発明の第2の実施形態に係る駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態の駐車場管理装置70は、予約車室数に応じて予約の受付の可否を判定することができる。
すなわち駐車場管理装置70は、第1の実施形態と同様の予約情報取得部501と、予約情報送信部502と、出場予定時刻取得部503と、予約状況管理部504と、在車情報取得部505と、一般利用管理部506と、会員情報管理部507と、を有する。さらに駐車場管理装置70は、予約受付判定部708を有する。
以下の説明において、上述の第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
予約受付判定部708は、予約状況管理部504により算出された予約車室数に基づいて、予約利用者から申請された入場予定時刻における予約の受付の可否を判定する。予約受付判定部708は、予約利用者から申請された入場予定時刻における予約車室数が所定の閾値以上の場合、予約の受付をしないと判定することができる。
予約受付の可否の判定に用いられる閾値は、例えば、従来の在車データ等に基づいて適宜決定することができる。
予約車室数が非常に多い場合、一般車入場可能数が少なくなり、一般車を十分に受け入れることができなくなる。この場合、駐車場が混雑し、近隣道路の渋滞等を招きかねない。このため本実施形態では、予約車室数が所定の閾値に達した場合に予約の受付をしないと判定することで、駐車場の過度の混雑を回避することができる。したがって、予約利用と一般利用のバランスを調整し、より効率よく利用者を受け入れることが可能となる。
<第3の実施形態>
図19は、本発明の第3の実施形態に係る駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態の駐車場管理装置80は、出場予定時刻を登録した一般利用者に対して、出場予定時刻と実際の出場時刻との差異が小さい場合、報奨を付与することができる。
すなわち駐車場管理装置80は、第1の実施形態と同様の予約情報取得部501と、予約情報送信部502と、出場予定時刻取得部503と、予約状況管理部504と、一般利用管理部506と、会員情報管理部507を有する。さらに駐車場管理装置80は、第1の実施形態と異なる在車情報取得部805と、報奨付与判定部809とを有する。
以下の説明において、上述の第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
在車情報取得部805は、出場情報として、駐車場を利用した一般利用者の実際の出場時刻を取得する。出場情報は、在車情報に含まれる。本実施形態の在車情報取得部805は、出場情報取得部としても機能する。
報奨付与判定部809は、一般利用者の出場時刻に基づいて、出場予定時刻を申請した一般利用者に報奨を付与するか否か判定する。
本実施形態において、報奨付与判定部809は、一般利用者の出場予定時刻と出場時刻との差異が所定の時間以下であった場合に、一般利用者に報奨を付与すると判定する。「所定の時間」は、過去に取得した出場予定時刻と出場時刻との差異のデータ等に基づいて適宜決定される。報奨としては、今回若しくは次回以降の駐車場利用料金の割引や、駐車場の提携店舗での料金割引、駐車場予約管理サービスが適用するポイントサービスにおけるポイントの付与等が挙げられる。
本実施形態によれば、一般利用者が申請通り又は申請した時刻に近い出場時刻で出場した場合に報奨を与えることができ、一般利用者の出場時刻申請を促進することができる。これにより、出場時刻申請をする一般利用者を増加させ、予約車室数を増加させることができる。したがって、より多くの一般利用者を入場させることができ、駐車場の利用効率を高めることができる。
なお、本実施形態の変形例として、駐車場管理装置80は、一般利用者のみならず、予約利用者に対しても報奨を付与するように構成されてもよい。
この場合、在車情報取得部805は、在車情報として、駐車場を利用した一般利用者及び予約利用者の実際の出場時刻を取得する。報奨付与判定部809は、一般利用者及び予約利用者から取得した出場予定時刻と出場時刻との差異が所定の時間以下であった場合に、当該一般利用者及び予約利用者に報奨を付与すると判定する。
これにより、駐車場の予約を促して予約利用者数を増加させることができ、駐車場の稼働率を向上させ、経営を安定化させることができる。
<第4の実施形態>
図20は、本発明の第4の実施形態に係る駐車場管理装置の機能構成例を示すブロック図である。
上記各実施形態では、一般利用可能車室数が所定の閾値以下の場合に、一般車の入場が規制されると説明した。一方で、一般車の入場が規制された場合でも、予約車はさらに入場する可能性がある。設定された閾値によっては、予約車すら入場できない事態も想定される。
このような事態を回避するため、本実施形態の駐車場管理装置90は、駐車場が混雑している場合、出場予定時刻以前に出場した利用者に報奨を付与し、出場を促すことができる。
すなわち駐車場管理装置90は、第3の実施形態と同様の予約情報取得部501と、予約情報送信部502と、出場予定時刻取得部503と、予約状況管理部504と、在車情報取得部805と、一般利用管理部506と、会員情報管理部507を有する。さらに駐車場管理装置90は、第3の実施形態と異なる報奨付与判定部909を有する。
以下の説明において、上述の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
在車情報取得部805は、出場情報として、駐車場を利用した一般利用者の実際の出場時刻を取得する。本実施形態において、在車情報取得部805は、一般利用者だけでなく、駐車場を利用した一般利用者及び予約利用者の実際の出場時刻を取得してもよい。なお、本実施形態の在車情報取得部805は、出場情報取得部としても機能する。
報奨付与判定部909は、一般利用者の出場時刻に基づいて、一般利用者に報奨を付与するか否か判定する。本実施形態において、報奨付与判定部909は、駐車場が混雑している場合であって、一般利用者の出場時刻が出場予定時刻以前の所定範囲の時刻である場合に、一般利用者に報奨を付与すると判定する。出場予定時刻以前の所定範囲の時刻としては、例えば、出場予定時刻以前の所定の設定時刻以前の時刻であってもよいし、出場予定時刻よりも所定の時間以上早い時刻であってもよい。
報奨付与判定部909による駐車場が混雑しているかの判定方法としては、例えば、一般利用可能車室数が所定の閾値以上であるか否か判定し、一般利用可能車室数が所定の閾値以上である場合に、駐車場が混雑していると判定する方法が挙げられる。あるいは、一般車の入場規制を開始してからの経過時間や、入場レーンカメラ19等により撮像された入場レーン付近で駐車場の入場を待機する一般車の数等に基づいて、駐車場が混雑していると判定してもよい。
報奨付与判定部909は、一般利用者だけでなく、予約利用者に対しても報奨を付与する判定を行ってもよい。この場合、報奨付与判定部909は、駐車場が混雑している場合であって、一般利用者及び予約利用者の出場時刻が出場予定時刻以前の所定範囲の時刻である場合に、当該一般利用者及び予約利用者に報奨を付与すると判定する。
図21は、駐車場Aを管理する駐車場管理装置90による予約状況管理及び一般車入場規制判定の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、全車室数が100台である駐車場Aの予約状況の管理等を行う場合について説明する。
なお、ステップ301~ステップ309は、それぞれ第1の実施形態の図9に係るステップ101~ステップ109と同様であるため、説明を省略する。
一般車の入場規制がされた(ステップ309)後、報奨付与判定部909は、一般利用可能車室数が閾値b以下であるか否か判定する(ステップ310)。閾値bは、上述の閾値aよりも小さい値であって、蓄積された実際の利用状況のデータ等に基づいて決定され得る。一般利用可能車室数が閾値b以下である場合(ステップ310でYES)、報奨付与判定部909は、駐車場Aが混雑しているとみなし、ステップ311に進む。
また、ステップ310で駐車場Aが混雑しているとみなされた場合には、例えば駐車場Aや駐車場Aと提携する店舗内等において、報奨付与に関する通知がなされてもよい。通知方法は特に限定されないが、例えば、駐車場予約管理サービスのアプリケーションによる携帯端末30への通知や、場内放送等が挙げられる。
続いて報奨付与判定部909は、一般利用者及び予約利用者の出場時刻が出場予定時刻以前の所定範囲の時刻である場合に、一般利用者及び予約利用者に報奨を付与すると判定する(ステップ311)。報奨を付与すると判定された一般利用者及び予約利用者には、個別に割引特典やポイント付与等が供される。
以上のように、本実施形態によれば、駐車場が非常に混雑した場合に、出場予定時刻以前に出場した利用者に対して報奨を付与することで、出場を促し、駐車場の混雑を緩和することができる。したがって、駐車場の利用効率をより高めることができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば本発明の実施形態は各実施形態を組み合わせた実施形態とすることができる。
予約状況管理部504は、例えば、予約DBに一般利用者から取得した出場予定時刻を反映させればよく、必ずしも予約車室の管理を行わなくてもよい。この場合は、駐車場の管理者等が当該予約DBを参照することで、予約車室の管理や一般利用者の入場規制等を行うことができる。
また予約状況管理部504の行う予約車室の管理は、予約車室数の算出のみならず、予約車室の位置の指定等を含んでいてもよい。
以上の実施形態では、一般利用者の出場予定時刻の入力方法として、駐車予約管理サービスのアプリケーションを介して入力する例を示したが、これに限定されない。例えば、ブラウザで閲覧・入力できるWebページを用いて出場予定時刻を入力してもよい。これにより、アプリケーションのインストールを必要としないため、一般利用者が駐車場予約管理サービスの会員登録をしなくても出場予定時刻を登録することができる。さらに、Webページを用いることで、携帯端末30等OS(Operation system)の種類を問わないので、システムの構成が簡単となり、管理側と利用者の双方にとっても利便性と経済性が向上する。
例えば、出場予定時刻取得部は、携帯端末30ではなく、駐車場内や駐車場と提携する店舗に設置された装置等を介して、一般利用者の出場予定時刻を取得してもよい。一例として、出場予定時刻取得部は、駐車場の事前精算が可能な事前精算機を介して出場予定時刻を取得することができる。駐車場の一般利用者が事前精算機で精算した場合、精算後所定の出場可能時間以内に出場しなければならず、当該時間を超過した場合追加料金が徴収される。すなわちこの場合、出場予定時刻取得部は、取得された事前精算機による精算時刻に基づいて出場可能時間の終了時刻を算出し、算出された終了時刻を出場予定時刻として取得することをいうものとする。
このように、出場予定時刻取得部による出場時刻の取得処理は、一般利用者から入力された出場時刻を受信する形態に限定されない。
また、利用予定時刻は、少なくとも入場予定時刻を含んでいればよい。例えば、予約利用者における利用スペースの利用時間が予め決定されている施設の場合には、予約情報取得部が、予約利用者の入場予定時刻のみ取得できればよく、必ずしも出場予定時刻を取得しなくてもよい。
また、駐車場の入場時点で、駐車券の発行に代えて、スマホでのビーコン、NFC、カメラによるコード記録等、チケットレスの運用をおこないつつ、出場予約を受け付けるようにしてもよい。
本発明の施設は駐車場に限定されず、予約利用者と一般利用者が所定のスペースを利用できる施設であればよい。このような施設として、貸スペース、貸会議室、飲食店等が挙げられる。
また、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う施設管理装置等もまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の技術は、有料駐車場の駐車場管理装置や、飲食店や貸会議室等の施設管理装置等において、好適に使用されることが見込まれるものである。
50…駐車場管理装置(施設管理装置)
100…駐車場管理システム(施設管理システム)
30…携帯端末
501…予約情報取得部
503…出場予定時刻取得部
504…予約状況管理部
505,805…在車情報取得部(利用情報取得部、出場情報取得部)
506…一般利用管理部
708…予約受付判定部
809,909…報奨付与判定部

Claims (9)

  1. 複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な施設を管理する施設管理装置であって、
    前記一般利用により前記施設を利用する一般利用者の前記施設からの出場予定時刻を取得する出場予定時刻取得部と、
    前記予約利用により前記施設を利用する予約利用者の、前記利用予定時刻を含む予約情報を取得する予約情報取得部と、
    取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、各時刻において確保すべき予約スペースの数を予約スペース数として算出する予約状況管理部と、
    前記予約スペース数に基づいて、前記予約利用者から申請された入場予定時刻における予約の受付の可否を判定する予約受付判定部と
    を具備する施設管理装置。
  2. 請求項1に記載の施設管理装置であって、
    前記予約状況管理部は、
    取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、現在時刻において確保すべき前記予約スペースの数を予約スペース数として算出し、
    前記施設管理装置は、
    前記施設を利用中の前記予約利用者及び前記一般利用者についての情報である利用情報を取得する利用情報取得部と、
    現在時刻における前記予約スペース数と前記利用情報とに基づいて、前記一般利用者の利用が可能な前記利用スペースの数を一般利用可能スペース数として算出する一般利用管理部をさらに具備する
    施設管理装置。
  3. 請求項2に記載の施設管理装置であって、
    前記一般利用管理部は、
    前記一般利用可能スペース数が所定の閾値以下の場合に、前記一般利用者の入場を規制する
    施設管理装置。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の施設管理装置であって、
    前記出場予定時刻を申請した前記一般利用者の実際の出場時刻を取得する出場情報取得部と、
    取得された前記出場時刻に基づいて、前記一般利用者に報奨を付与するか否か判定する報奨付与判定部と
    をさらに具備する施設管理装置。
  5. 請求項4に記載の施設管理装置であって、
    前記報奨付与判定部は、
    前記出場予定時刻と前記出場時刻との差異が所定の時間以下であった場合に、前記一般利用者に報奨を付与すると判定する
    施設管理装置。
  6. 請求項4に記載の施設管理装置であって、
    前記報奨付与判定部は、
    前記施設が混雑している場合であって、取得された前記出場時刻が前記出場予定時刻の以前の所定範囲の時刻である場合に、前記一般利用者に報奨を付与すると判定する
    施設管理装置。
  7. 請求項1から6のうちいずれか一項に記載の施設管理装置であって、
    前記出場予定時刻取得部は、前記一般利用者の所持する携帯端末から、前記一般利用者を識別する識別情報に対応付けられた前記出場予定時刻を受信する
    施設管理装置。
  8. 複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な施設を管理する施設管理装置によって実行される施設管理方法であって、
    前記施設管理装置が、
    前記一般利用により前記施設を利用する一般利用者の前記施設からの出場予定時刻を取得し、
    前記予約利用により前記施設を利用する予約利用者の、前記利用予定時刻を含む予約情報を取得し、
    取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、各時刻において確保すべき予約スペースの数を予約スペース数として算出し、
    前記予約スペース数に基づいて、前記予約利用者から申請された入場予定時刻における予約の受付の可否を判定する
    施設管理方法。
  9. 複数の利用スペースを有し、事前に利用予定時刻を登録する予約利用と、事前に利用予定時刻を登録しない一般利用とが可能な施設を管理する施設管理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記一般利用により前記施設を利用する一般利用者の前記施設からの出場予定時刻を取得するステップと、
    前記予約利用により前記施設を利用する予約利用者の、前記利用予定時刻を含む予約情報を取得するステップと、
    取得された前記出場予定時刻及び前記予約情報に基づいて、各時刻において確保すべき予約スペースの数を予約スペース数として算出するステップと、
    前記予約スペース数に基づいて、前記予約利用者から申請された入場予定時刻における予約の受付の可否を判定するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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