JP6878953B2 - 情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6878953B2
JP6878953B2 JP2017033312A JP2017033312A JP6878953B2 JP 6878953 B2 JP6878953 B2 JP 6878953B2 JP 2017033312 A JP2017033312 A JP 2017033312A JP 2017033312 A JP2017033312 A JP 2017033312A JP 6878953 B2 JP6878953 B2 JP 6878953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
charge
identification information
card
payment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017033312A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018139040A (ja
Inventor
悟 星名
悟 星名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2017033312A priority Critical patent/JP6878953B2/ja
Publication of JP2018139040A publication Critical patent/JP2018139040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6878953B2 publication Critical patent/JP6878953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラムに関する。
近日、車両に搭載されるETC(Electronic Toll Collection System)車載器が広く普及している。ETC車載器にはカードが挿入され、ETC車載器は、カードの情報を高速道路に設けられたETCアンテナと通信することにより、高速道路の利用料金を処理することができる。
上記のETC車載器は、駐車場における決済に応用されることも検討されている。例えば、下記の非特許文献1には、駐車場を利用するユーザがICクレジットカードを用いて買物をすると、ICクレジットカードに支払情報が書き込まれ、ユーザが駐車場を出る際にICクレジットカードをETC車載器に挿入すると、支払情報が送信され、当該支払情報に基づいて駐車場料金が割引されるシステムが開示されている。
国土交通省国土技術政策総合研究所「次世代道路サービス提供システムに関する共同研究 報告書 添付資料2:多目的ICカードに関する検討資料 pp.28-43、[Online]、INTERNET、[2017年02月10日検索],<URL:http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0319pdf/ks0319012.pdf>
しかし、上記のシステムでは、車両の乗り降りの際にユーザがICクレジットカードを抜き挿しする必要があった。また、現状では、ETCカードの主流は、ETCカード自体にはクレジット機能が設けられず、ETCカードにクレジットカードが紐付けられているクレジットカード分離型であり、ETC車載器の通常の使用方法においては、ETC車載器にはETCカードが挿入されている。このため、上記のシステムでは、駐車場の入退場の際にETCカードとICクレジットカードを挿し換える必要もあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、カードの利用を駐車場料金に反映させるシステムにおけるユーザの利便性を向上することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラムを提供することにある。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置および料金算出装置を有する情報処理システムであって、前記情報処理装置は、ETCカードの識別情報である第1識別情報と第2識別情報とを関連付けて記憶する記憶部、駐車場に入場する車両の車載器から送信された前記第1識別情報を、料金算出装置から取得する識別情報取得部、および、前記第1識別情報と、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けられている前記第2識別情報を有するカードを用いた決済に関する決済情報とを、前記料金算出装置に送信する第1の送信部、を備え、前記料金算出装置は、前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部、を備え、前記記憶部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報と、さらに前記ETCカードの種類を示す種類情報とを関連付けて記憶し、前記情報処理装置の前記第1の送信部は、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けている前記種類情報を、前記料金算出装置にさらに送信し、前記料金算出装置は、前記情報処理装置から送信された前記種類情報が、前記ETCカードが前記カードとしての機能を有することを示すか否か、に応じたカードを用いて所定の店舗での支払に利用することを誘導する誘導情報を、前記車両の車載器に向けて送信する第3の送信部、を備えることを特徴とする、情報処理システムが提供される。さらにまた、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、前記情報処理システムに適用可能な料金算出装置であって、前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部、を備えることを特徴とする、料金算出装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置および料金算出装置を含む情報処理システムにおいて実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置は、ETCカードの識別情報である第1識別情報と第2識別情報とを関連付けて記憶する記憶部を備え、前記情報処理装置は、駐車場に入場する車両の車載器から送信された前記第1識別情報を、料金算出装置から取得する識別情報取得ステップと、前記第1識別情報と、前記記憶部において前記第1識別情報に関連付けて記憶されている前記第2識別情報を有するカードを用いた決済に関する決済情報とを、前記料金算出装置に送信する第1の送信ステップとを実行し、前記料金算出装置は、前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された前記車両の駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部ステップを実行し、前記記憶部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報と、さらに前記ETCカードの種類を示す種類情報とを関連付けて記憶し、前記情報処理装置は、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けている前記種類情報を、前記料金算出装置にさらに送信し、前記料金算出装置は、前記情報処理装置から送信された前記種類情報が、前記ETCカードが前記カードとしての機能を有することを示すか否か、に応じたカードを用いて所定の店舗での支払に利用することを誘導する誘導情報を、前記車両の車載器に向けて送信する、情報処理方法が提供される。さらにまた、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、前記情報処理システムに適用可能な料金算出装置において実行される料金算出方法であって、前記料金算出装置は、前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信ステップ、を有することを特徴とする、料金算出方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、第1識別情報と第2識別情報とを関連付けて記憶する記憶部、駐車場に入場する車両の車載器から送信された前記第1識別情報を、料金算出装置から取得する識別情報取得部、前記第1識別情報と、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けられている第2識別情報を有するカードを用いた決済に関する決済情報を前記料金算出装置に送信する送信部、前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された前記車両の駐車場料金を示す料金情報とを、前記料金算出装置から取得する料金情報取得部、として機能させるための、プログラムが提供される。さらにまた、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、前記情報処理システムに適用可能な料金算出装置として機能させるためのプログラムであって、前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部、として機能させることを特徴とする、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、カードの利用を駐車場料金に反映させるシステムにおけるユーザの利便性を向上することが可能である。
本発明の実施形態による駐車場料金決済システムの構成を示す説明図である。 本発明の実施形態によるアプリケーションサーバの構成を示す説明図である。 アプリケーションサーバに記憶される情報の具体例を示す説明図である。 本発明の実施形態による決済サーバの構成を示す説明図である。 決済サーバに記憶される情報の具体例を示す説明図である。 車両が駐車場に入場する際の動作を示す説明図である。 店舗利用から駐車場からの退場までの処理を示す説明図である。 アプリケーションサーバのハードウェア構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.駐車場料金決済システムの構成>
本発明の実施形態は、情報処理システムに関し、特に、駐車場の利用料金に、所定の提携店舗の利用に応じた割引を適用する駐車場料金決済システムに関する。以下、図1を参照し、本発明の実施形態による駐車場料金決済システムの構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態による駐車場料金決済システムの構成を示す説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による駐車場料金決済システムは、車載器12を搭載する車両10と、アプリケーションサーバ20と、決済サーバ30と、駐車場管理装置40と、提携店舗装置50と、を含む。
駐車場管理装置40は、駐車場への車両10の入場および駐車場からの車両10の退場を管理するための装置である。例えば、駐車場管理装置40は、ETC路側機、ゲートおよび管理サーバを含む。ETC路側機は車両10に搭載される車載器12とDSRC(Dedicated Short Range Communications)を用いて、無線通信を行う。ゲートは、車両が駐車場を入退場する経路に配置され、管理サーバは、ETC路側機と車載器12との通信などに基づき、ゲートを開くための制御を行う。
また、駐車場管理装置40は、アプリケーションサーバ20と例えばネットワークを介して接続されており、車両10の入場時刻、車両10の退場時刻および車載器12から受信されたETCカードIDなどをアプリケーションサーバ20に送信する。
車載器12は、駐車場管理装置40と、DSRCを用いて無線通信を行う。車載器12にはETCカードを挿入可能であり、車載器12は、車両10が駐車場に入場する際、および車両10が駐車場から退場する際に、ETCカードIDを、DSRCを用いた無線通信により駐車場管理装置40に送信する。このような車載器12は、例えばETC/ETC2.0対応車載器であってもよい。
提携店舗装置50は、車両10が利用する駐車場の事業者と提携する提携店舗の装置である。提携店舗装置50は、決済サーバ30と例えばネットワークを介して接続される。提携店舗装置50は、車両10を利用するユーザがクレジットカードで提携店舗を利用すると、クレジットカードIDと、店舗IDおよび利用金額情報を含む店舗利用情報を決済サーバ30に送信する。ここで、提携店舗装置50は、例えば、1台または複数台のPOS(point of sale system)端末、複数台のPOS端末と当該複数台のPOS端末を管理するPOS管理装置から構成される。
アプリケーションサーバ20は、駐車場を利用するユーザによる提携店舗でのクレジットカードの利用に基づき、駐車場料金の割引料金を算出する料金算出装置の一例である。アプリケーションサーバ20は、駐車場管理装置40および決済サーバ30と例えばネットワークを介して接続され、駐車場管理装置40から車両10の入退場に関する情報を受信し、駐車場を利用するユーザが提携店舗でクレジットカードを用いて行った支払に関する決済情報を、当該決済情報に関わるETCカードIDとともに、決済サーバ30から受信する。アプリケーションサーバ20は、決済情報に基づいて割引料金を決定し、決定した割引料金に基づく割引料金情報を駐車場管理装置40に送信する(ここで、アプリケーションサーバ20は、割引料金情報を、当該割引料金情報に関わるETCカードIDとともに、駐車場管理装置40に送信してもよい)。アプリケーションサーバ20は、駐車場管理装置40から、割引料金が適用された後の駐車場料金を示す料金情報を、当該料金情報に関わるETCカードIDとともに、取得し、当該料金情報と当該ETCカードIDとを決済サーバ30に送信する。
決済サーバ30は、提携店舗装置50およびアプリケーションサーバ20と例えばネットワークを介して接続される情報処理装置である。決済サーバ30は、クレジットカードIDとETCカードIDとを関連付けて記憶する。決済サーバ30は、提携店舗での支払いに利用されたクレジットカードのクレジットカードIDと、店舗IDおよび利用金額を含む店舗利用情報を提携店舗装置50から受信する。また、決済サーバ30は、提携店舗装置50から受信された決済情報を、当該決済情報に関わるクレジットカードIDと関連付けされているETCカードIDとともに、アプリケーションサーバ20に送信し、決済情報を用いて算出された駐車場料金を示す料金情報を、当該料金情報に関わるETCカードIDとともに、アプリケーションサーバ20から受信する。決済サーバ30は、料金情報と当該料金情報に関わるETCカードIDとに基づいて決済処理を実行する。
<2.アプリケーションサーバの構成>
以上、本発明の実施形態による駐車場料金決済システムの構成を説明した。続いて、図2を参照し、本発明の実施形態によるアプリケーションサーバ20の構成を説明する。
図2は、本発明の実施形態によるアプリケーションサーバ20の構成を示す説明図である。図2に示したように、本発明の実施形態によるアプリケーションサーバ20は、通信部220と、記憶部230と、制御部240と、を備える。
(通信部)
通信部220は、駐車場管理装置40および決済サーバ30とのインタフェースであり、駐車場管理装置40および決済サーバ30と多様な情報を通信する。例えば、通信部220は、駐車場管理装置40から、車両10の入退場に関する情報を、車載器12に挿入されたETCカードのETCカードIDと共に受信する。また、通信部220は、駐車場を利用するユーザが提携店舗でクレジットカードを用いて行った支払に関する決済情報を、当該決済情報に関わるETCカードIDとともに、決済サーバ30から受信する。また、通信部220は、制御部240により決済情報に基づいて決定された割引料金が適用された駐車場料金を示す料金情報を、当該料金情報に関わるETCカードIDとともに、決済サーバ30に送信する第2の送信部としての機能を有する。
(記憶部)
記憶部230は、制御部240が割引料金を決定するために参照する情報を記憶する。例えば、記憶部230は、図3に示すように、ETCカードID、ETCカードの有効/無効を示すETCカードの有効情報/無効情報、車両情報、入場時刻、退場時刻および店舗利用情報を関連付けて記憶する。車両情報は、WCN(Wireless Call Number)のように車載器12に関する情報を含んでもよい。ETCカードID、車両情報、入場時刻および退場時刻は、駐車場管理装置40から受信される。店舗利用情報は、クレジットカードが支払に利用された提携店舗の店舗IDおよび利用料金情報を含む。当該店舗利用情報は、決済サーバ30からの決済情報(ETCカードIDおよび店舗利用情報)の受信に基づいて記憶される。
図3に示した例では、ETCカードIDがXXであるETCカードを利用するユーザは、ETCカードが有効で、駐車場を退場済みで、ETCカードIDがYYであるETCカードを利用するユーザは、ETCカードが有効で、駐車場を利用中である。また、図3では、ETCカードIDがYYであるETCカードを利用するユーザが、店舗IDが「3」である提携店舗において、利用金額情報3に示される金額をクレジットカードで支払ったことが示されている。
(制御部)
制御部240は、アプリケーションサーバ20の動作全般を制御する。例えば、制御部240は、駐車場管理装置40から車両10の入退場の際に受信されたETCカードIDを、通信部220から決済サーバ30に送信させる。また、制御部240は、後述する割引決定部244により決定された割引料金が適用された駐車場料金を示す料金情報を、当該料金情報に関わるETCカードIDとともに、通信部220から決済サーバ30に送信させる。
また、本実施形態による制御部240は、図2に示したように、誘導制御部242および割引決定部244の機能を有する。
誘導制御部242は、駐車場に入場した車両10の車載器12による誘導情報の出力を制御する。誘導情報は、提携店舗での支払方法を誘導する情報である。例えば、誘導制御部242は、車載器12に挿入されているETCカードの種類に応じて、誘導情報の出力を制御する。
ETCカードの種類としては、分離型、一体型およびパーソナルカードなどが挙げられる。分離型のETCカードは、クレジット機能を有さず、クレジットカードに紐付けられるETCカードである。一体型のETCカードは、クレジット機能を有するETCカードである。パーソナルカードは、高速道路会社が発行する保証金預託方式のETCカードである。
分離型のETCカードおよび一体型のETCカードには、カード契約者本人にて利用される一般のETCカードの他に、法人カードおよび家族会員カードなどが含まれるが、本明細書においては、一般の分離型のETCカードを分離型のETCカードと称し、一般の一体型のETCカードを一体型のETCカードと称する。また、一体型のETCカードはクレジット機能を有することから、一体型のETCカードをクレジットカードと称する場合もある。なお、ETCカードの種類を示す情報は、決済サーバ30へ送信されたETCカードIDに基づく照会結果として決済サーバ30から受信される。
誘導制御部242は、車載器12に挿入されたETCカードが分離型のETCカードである場合、提携店舗での支払に、当該ETCカードに紐付けられたクレジットカードを利用することを誘導する誘導情報を、通信部220から車両10の車載器12に向けて送信させる。当該誘導情報は、例えば、ETCカードに紐付けられたクレジットカードを利用することにより駐車場料金が割引されることを示すメッセージ情報を含んでもよい。かかる構成により、分離型のETCカードを利用するユーザが、当該ETCカードに紐付けられたクレジットカードを提携店舗において利用し、駐車場料金の割引の利益を得ることが期待される。
また、誘導制御部242は、車載器12に挿入されたETCカードが一体型のETCカードである場合、提携店舗での支払に、当該ETCカードを利用することを誘導する誘導情報を、通信部220から車両10の車載器12に向けて送信させる。当該誘導情報は、例えば、当該ETCカードを利用することにより駐車場料金が割引されることを示すメッセージ情報を含んでもよい。かかる構成により、一体型のETCカードを利用するユーザが、当該当該ETCカードを提携店舗において利用し、駐車場料金の割引の利益を得ることが期待される。
なお、車載器12は、アプリケーションサーバ20から送信された誘導情報を、駐車場管理装置40を介して受信し、受信した誘導情報を音声により出力してもよい。
割引決定部244は、車両10が駐車場を退場する際に、車両10の駐車場料金の割引料金を決定する。具体的には、割引決定部244は、記憶部230を参照し、店舗利用情報に基づいて割引料金を決定する。例えば、割引決定部244は、提携店舗での利用金額の合計金額に応じた金額、または時間分の料金に割引料金を決定してもよい。通信部220は、割引決定部244により決定された割引料金を駐車場管理装置40に送信し、駐車場管理装置40から割引料金が適用された後の駐車場料金を示す料金情報を取得し、当該料金情報を決済サーバ30に送信する。料金情報は、正規の駐車場料金を示す情報および割引料金を示す情報を含んでもよいし、割引料金が差し引かれた後の駐車場料金を示す情報および割引料金を示す情報が含まれてもよい。割引料金を示す情報は、提携店舗への課金に用いられ得るが、提携店舗への課金が行われない場合、料金情報は割引料金を示す情報を含まなくてもよい。
<3.決済サーバの構成>
以上、本発明の実施形態によるアプリケーションサーバ20の構成を説明した。続いて、図4を参照し、本発明の実施形態による決済サーバ30の構成を説明する。
図4は、本発明の実施形態による決済サーバ30の構成を示す説明図である。図4に示したように、本発明の実施形態による決済サーバ30は、通信部320と、記憶部330と、制御部340と、を備える。
(通信部)
通信部320は、提携店舗装置50およびアプリケーションサーバ20とのインタフェースであり、提携店舗装置50およびアプリケーションサーバ20と多様な情報を通信する。例えば、通信部320は、提携店舗装置50からクレジットカードIDおよび店舗利用情報を受信する利用情報取得部、アプリケーションサーバ20から、識別情報としてETCカードIDを受信する識別情報取得部、アプリケーションサーバ20から車両10の駐車場料金を示す料金情報を受信する料金情報取得部、としての機能を有する。また、通信部320は、提携店舗装置50から受信された店舗利用情報を含む決済情報をアプリケーションサーバ20に送信する送信部としての機能も有する。
(記憶部)
記憶部330は、アプリケーションサーバ20における割引料金の決定のための情報を記憶する。記憶部330は、1または2以上のETCカードID、および1または2以上のETCカードIDの各々と関連付けられたクレジットカードID(クレジットカードの識別情報)を記憶する。例えば、記憶部330は、図5に示したように、クレジットカードID、ETCカードID、ETCカード種類、駐車場利用状況および店舗利用情報を関連付けて記憶する。図5に示した例では、ETCカードID「XX」を有するETCカードは、クレジットカードID1を有するクレジットカードに紐付けられ、分離型である。また、ETCカードID「YY」を有するETCカードは、クレジットカードID2を有するクレジットカードに紐付けられ、一体型である。なお、一体型のETCカードにおいては、ETCカードIDとクレジットカードIDは同一であってもよいし、異なってもよい。
(制御部)
制御部340は、決済サーバ30の動作全般を制御する。例えば、制御部340は、記憶部330による情報の記憶、および通信部320とアプリケーションサーバ20または提携店舗装置50との通信を制御する。
例えば、制御部340は、駐車場に進入した車両10の車載器12から送信されたETCカードIDを通信部320を介してアプリケーションサーバ20から受信すると、記憶部330において当該ETCカードIDと関連付けられている種類を示す種類情報を通信部320を介してアプリケーションサーバ20に送信する。
また、制御部340は、クレジットカードIDおよび店舗利用情報を、通信部320を介して提携店舗装置50から受信する。
また、制御部340は、車両10が駐車場から退場する際にETCカードIDを通信部320を介してアプリケーションサーバ20から受信すると、記憶部330において当該ETCカードIDに関連付けられている店舗利用情報を抽出し、当該ETCカードIDおよび店舗利用情報を含む決済情報を通信部320を介してアプリケーションサーバ20に送信する。
また、本実施形態による制御部340は、図4に示したように、決済処理部342および課金処理部344の機能を有する。
決済処理部342は、アプリケーションサーバ20から通信部320を介して受信した料金情報と、当該料金情報に関わるETCカードIDに従って、車両10の駐車場利用に対する決済処理を実行する。
課金処理部344は、料金情報に含まれる割引料金の課金に関する処理を行う。例えば、課金処理部344は、通信部320に、料金情報に含まれる割引料金の情報(課金情報)を、通信部320を介して料金情報に含まれる店舗IDに対応する店舗の提携店舗装置50に送信してもよい。なお、料金情報は店舗IDに代えてETCカードIDを含んでもよく、この場合、課金処理部344は、記憶部330を参照して料金情報にかかる店舗IDを特定してもよい。また、利用された提携店舗が複数存在する場合、課金処理部344は、割引料金を均等に分割してもよいし、各提携店舗での利用金額に応じて割引料金を分割してもよい。
<4.動作>
以上、本発明の実施形態の構成を説明した。続いて、図6および図7を参照して、本発明の実施形態の動作を整理する。
(入場時の動作)
図6は、車両10が駐車場に入場する際の動作を示す説明図である。まず、ユーザが車両10に乗って駐車場に到着すると、駐車場管理装置40のETC路側機が、車両10の車載器12から送信された車載器12に挿入されているETCカードのETCカードIDおよび車両情報を、DSRCを用いた無線通信により受信する(S304)。そして、駐車場管理装置40の管理サーバは、ETC路側機により受信されたETCカードID、車両情報に加え、入場時刻をアプリケーションサーバ20に送信する(S308)。
アプリケーションサーバ20は、駐車場管理装置40から受信したETCカードIDを決済サーバ30に照会し(S312)、決済サーバ30からETCカードIDの照会結果を受信する(S316)。ここで、照会結果は、ETCカードIDに対応するETCカードの種類情報を含む。またここで、決済サーバ30は、アプリケーションサーバ20からETCカードIDの照会について処理する際、記憶部330を参照する。
アプリケーションサーバ20は、ETCカードIDに対応するETCカードが有効であるか否かの情報について、記憶部230を参照する。
そして、ETCカードIDに対応するETCカードが有効でない場合(S320/no)、アプリケーションサーバ20は、駐車券の発券を駐車場管理装置40に指示する(S324)。この場合、駐車券に基づく通常の料金精算が行われ、提携店舗の利用による割引は適用されない。ここで、ETCカードIDに対応するETCカードが有効ではない場合とは、アプリケーションサーバ20において、当該ETCカードIDに対応するETCカードが無効である、または当該ETCカードIDが記憶部230に記憶されていない等の場合である。一方、ETCカードIDに対応するETCカードが有効である場合、アプリケーションサーバ20は、ETCカードID、車両情報および入場時刻を関連付けて記憶部230に記憶する(S328)。
その後、アプリケーションサーバ20は、ETCカードの種類に応じた処理を行う。具体的には、ETCカードの種類が分離型でも一体型でもない場合(S332/no)、アプリケーションサーバ20は、駐車券の発券を駐車場管理装置40に指示する(ここで、アプリケーションサーバ20は、駐車券の発券を駐車場管理装置40に指示するとともに、当該指示関わるETCカードIDを送信してもよい)(S336)。この場合、駐車券に基づく通常の料金精算が行われ、提携店舗の利用により割引は適用されない。なお、分離型でも一体型でもないETCカードであっても、提携店舗の利用により割引が適用されるETCカードがあってもよい。
一方、ETCカードの種類が分離型または一体型である場合(S332/yes)、アプリケーションサーバ20は、駐車場管理装置40にゲートを開放するための指示および誘導情報を送信する(ここで、アプリケーションサーバ20は、駐車場管理装置40にゲートを開放するための指示および誘導情報を、当該指示および誘導情報に関わるETCカードIDとともに送信してもよい)(S340)。ここで、ETCカードの種類が分離型である場合の誘導情報は当該ETCカードに紐付けられたクレジットカードを利用することにより駐車場料金が割引されることを示すメッセージ情報を含み、ETCカードの種類が一体型である場合の誘導情報は当該ETCカードを利用することにより駐車場料金が割引されることを示すメッセージ情報を含んでもよい。
駐車場管理装置40は、アプリケーションサーバ20からのゲートを開放するための指示に応じてゲートを開き(S344)、誘導情報を車載器12に送信する(S348)。車載器12は、受信した誘導情報を出力する(S352)。その後、ユーザは車両10を停車させた後、車両10から降りる。
図7は、店舗利用から駐車場からの退場までの処理を示す説明図である。図7に示したように、車両10を駐車場に停車させたユーザがクレジットカードを利用して提携店舗で支払を行うと(S404)、提携店舗装置50は、クレジットカードのクレジットカードIDおよび店舗利用情報を決済サーバ30に送信する(S408)。ここで、ETCカードの種類が分離型である場合には上記クレジットカードはETCカードに紐付けられたクレジットカードであり、ETCカードの種類が一体型である場合には上記クレジットカードはETCカードでもある。決済サーバ30は、提携店舗装置50から受信された店舗利用情報を、当該店舗利用情報に関わるクレジットカードIDと関連付けて記憶部330に記憶する(S412)。なお、S404〜S412の処理は、ユーザが提携店舗を利用する度に繰り返される。
その後、車両10に戻ったユーザが駐車場から退場しようとすると、駐車場管理装置40のETC路側機が、車両10の車載器12から送信されたETCカードIDおよび車両情報を、DSRCを用いた無線通信により受信する(S416)。そして、駐車場管理装置40の管理サーバは、精算要求として、ETC路側機により受信されたETCカードID、車両情報に加え、退場時刻をアプリケーションサーバ20に送信する(S420)。
アプリケーションサーバ20は、駐車場管理装置40から受信したETCカードIDを決済サーバ30に送信する(S424)。決済サーバ30は、記憶部330を参照し、ETCカードIDに関連付けられている店舗利用情報を含む決済情報を、当該ETCカードIDとともに、アプリケーションサーバ20に送信する(S428)。
アプリケーションサーバ20は、決済情報とETCカードIDとに基づいて割引料金を決定し(S432)、割引料金の情報を駐車場管理装置40に送信する(ここで、アプリケーションサーバ20は、割引料金の情報を、当該割引料金の情報に関わるETCカードIDとともに、駐車場管理装置40に送信してもよい)(S436)。駐車場管理装置40の管理サーバは、アプリケーションサーバ20から受信した割引料金の情報に基づいて、正規の駐車場料金から割引料金を差し引くことにより、ETCカードIDに関わる駐車場料金を算出する(S440)。
そして、駐車場管理装置40のETC路側機が駐車場料金を示す料金情報を車載器12に送信し(S444)、車載器12が料金情報を出力する(S448)。また、駐車場管理装置40がゲートを開くことにより(S452)、車両10が駐車場から退場する。
また、駐車場管理装置40は、料金情報を、当該料金情報に関わるETCカードIDとともに、アプリケーションサーバ20に送信する(S456)。ここで、料金情報は、駐車場料金の情報を含む情報である。
アプリケーションサーバ20は、料金情報と当該料金情報に関わるETCカードIDとを駐車場管理装置40から受信すると、アプリケーションサーバ20は、料金情報を、当該料金情報に関わるETCカードIDとともに、決済サーバ30に送信する(S460)。ここで、料金情報は、割引料金の情報と割引料金に基づく割引後の駐車場料金の情報を含む情報、または割引料金の情報と駐車場料金の情報を含む情報である。
決済サーバ30は、料金情報と当該料金情報に関わるETCカードIDとをアプリケーションサーバ20から受信すると、記憶部330を参照して、料金情報に含まれる割引料金の情報に基づき、提携店舗装置50に課金情報を送信する(ここで、決済サーバ30は、提携店舗装置50に課金情報を、当該課金情報に関わるクレジットカードIDとともに送信してもよい)(S464)。また、決済サーバ30は、記憶部330を参照して、料金情報に従って、車両10の駐車場利用に対する決済処理を実行する(S468)。
<5.効果>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、分離型のETCカードを利用するユーザは、ETCカードを車載器12に挿入したままで、ETCカードに紐付けられたクレジットカードを提携店舗での支払に利用することにより、駐車場料金の割引の利益を得ることができる。この際、車載器12からのカードの抜き差しが不要であるので、ICクレジットカードに支払情報を書込む方法と比較してユーザの利便性を向上することが可能である。また、駐車場管理装置40においては、駐車券の発券および現金管理などの負担が軽減される。さらに、提携店舗における駐車券の割引処理にかかる手間を軽減することも可能である。
一方、一体型のETCカードを利用するユーザは、駐車場に停めた車両10の乗り降りの際にETCカードの抜き差しを伴うことになる。しかし、ICクレジットカードに支払情報を書込む方法では駐車場を入退場する際にETCカードとICクレジットカードの差し替えが必要になるところ、本発明の実施形態によれば、駐車場を入退場する際の一体型のETCカードの抜き差しが不要である。従って、本実施形態によれば、一体型のETCカードを利用するユーザの利便性を向上することも可能である。
<6.応用例>
以上、本発明の実施形態を説明した。以下では、本発明の実施形態の幾つかの応用例を説明する。なお、以下に説明する各応用例は、単独で本発明の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の実施形態に適用されてもよい。また、各応用例は、本発明の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の応用例)
上記の実施形態では、ユーザが駐車場を退場する際に決済サーバ30から決済情報が送信される例を説明したが、決済サーバ30は、提携店舗装置50からクレジットカードの利用情報、すなわち、クレジットカードIDおよび店舗利用情報が受信される度に、決済情報をアプリケーションサーバ20に送信してもよい。
かかる構成によれば、アプリケーションサーバ20は、ユーザが駐車場を退場する前に、ユーザがその時点の駐車場料金を例えば携帯端末から問い合わせた場合に、アプリケーションサーバ20がその時点での割引料金を決定することにより、ユーザからの問い合わせに応答することが可能となる。なお、アプリケーションサーバ20は、ユーザからの問い合わせを受けてから決済サーバ30に決済情報を要求することによりその時点での割引料金を決定することも可能であるが、決済サーバ30から決済情報を随時受信することにより、ユーザからの問い合わせに対する応答性を向上することが可能である。
同様に、決済サーバ30から決済情報を随時受信することにより、ユーザが駐車場を退場する際に決済サーバ30から決済情報を受信することが必須では無くなるので、ユーザが駐車場を退場する際の駐車場料金の算出の応答性を向上することも可能である。
(第2の応用例)
図5に示したように、ユーザは、複数の提携店舗でクレジットカードを支払に利用する場合がある。その場合、駐車場料金の割引料金を複数の提携店舗の各々が適切に負担することが望まれる。
このため、アプリケーションサーバ20の割引決定部244は、各提携店舗での利用金額の情報に基づき、各提携店舗についての割引料金の情報を決定してもよい。例えば、割引決定部244は、全体の割引料金を、各提携店舗での利用金額に応じた重みで分割してもよい。この場合、アプリケーションサーバ20は、各提携店舗について決定された割引料金を含む料金情報を決済サーバ30に送信する。決済サーバ30の課金処理部344は、各提携店舗について決定された割引料金に基づき、各提携店舗への課金処理を行うことが可能となる。なお、割引決定部244は、各提携店舗での利用金額に関係なく、全体の割引料金を均等に分割してもよい。
<7.ハードウェア構成>
以上、本発明の実施形態を説明した。上述した割引料金の決定や各種情報の通信制御などの情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するアプリケーションサーバ20のハードウェアとの協働により実現される。
図8は、アプリケーションサーバ20のハードウェア構成を示したブロック図である。アプリケーションサーバ20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、を備える。また、アプリケーションサーバ20は、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、表示装置209と、音声出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、ネットワークインタフェース215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってアプリケーションサーバ20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。CPU201、ROM202およびRAM203は、ソフトウェアとの協働により図2を参照して説明した制御部240の機能を実現し得る。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、センサー、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。アプリケーションサーバ20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、アプリケーションサーバ20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示装置209は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、プロジェクター装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。また、音声出力装置210は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。
ストレージ装置211は、本実施形態にかかるアプリケーションサーバ20の記憶部230の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid Strage Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、アプリケーションサーバ20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203またはストレージ装置211に出力する。また、ドライブ212は、リムーバブル記憶媒体24に情報を書き込むこともできる。
ネットワークインタフェース215は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、ネットワークインタフェース215は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
決済サーバ30も、上述したハードウェア構成を有してもよく、当該ハードウェア構成におけるCPU201、ROM202およびRAM203は、ソフトウェアとの協働により決済サーバ30の制御部340の機能が実現され得る。
<8.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、決済サーバ30がETCカードIDとクレジットカードIDを関連付けて記憶する。このため、あるユーザが提携店舗でクレジットカードを利用した場合、当該クレジットカードの利用情報を、当該ユーザの駐車場の入退場の管理に用いられるETCカードIDと紐付けることが可能となる。従って、本発明の実施形態によれば、あるユーザによる提携店舗でのクレジットカードの利用を、当該ユーザについての駐車場料金の割引に反映させることが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図1においては、駐車場料金決済システムにアプリケーションサーバ20、決済サーバ30、駐車場管理装置40および提携店舗装置50などの構成が含まれる例を説明したが、これらのうちの2以上の構成は統合されてもよい。例えば、決済サーバ30にアプリケーションサーバ20の機能が包含されてもよい。
また、上記では、アプリケーションサーバ20と決済サーバ30の間でETCカードIDが通信される例を説明したが、ETCカードIDに代えて他の情報がアプリケーションサーバ20と決済サーバ30の間で通信されてもよい。上記他の情報は、ETCカードIDに基づいて得られる情報であってもよく、例えば、ETCカードIDのハッシュ値であってもよい。また、上記他の情報は、WCNであってもよいし、車両10または車載器12に固有な情報であってもよい。
また、本明細書の駐車場料金決済システムの処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、駐車場料金決済システムの処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、アプリケーションサーバ20および決済サーバ30に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述したアプリケーションサーバ20および決済サーバ30の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
10 車両
12 車載器
20 アプリケーションサーバ
30 決済サーバ
40 駐車場管理装置
220 通信部
230 記憶部
240 制御部
242 誘導制御部
244 割引決定部
320 通信部
330 記憶部
340 制御部
342 決済処理部
344 課金処理部

Claims (7)

  1. 情報処理装置および料金算出装置を有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    ETCカードの識別情報である第1識別情報と第2識別情報とを関連付けて記憶する記憶部、
    駐車場に入場する車両の車載器から送信された前記第1識別情報を、料金算出装置から取得する識別情報取得部、および、
    前記第1識別情報と、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けられている前記第2識別情報を有するカードを用いた決済に関する決済情報とを、前記料金算出装置に送信する第1の送信部、
    を備え、
    前記料金算出装置は、
    前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部、
    を備え、
    前記記憶部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報と、さらに前記ETCカードの種類を示す種類情報とを関連付けて記憶し、
    前記情報処理装置の前記第1の送信部は、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けている前記種類情報を、前記料金算出装置にさらに送信し、
    前記料金算出装置は、
    前記情報処理装置から送信された前記種類情報が、前記ETCカードが前記カードとしての機能を有することを示すか否か、に応じたカードを用いて所定の店舗での支払に利用することを誘導する誘導情報を、前記車両の車載器に向けて送信する誘導制御部、
    を備えることを特徴とする、情報処理システム。
  2. 前記誘導制御部は、
    前記ETCカードが前記カードとしての機能を有さない場合、前記ETCカードに関連付けられたカードの利用を誘導する第1誘導情報を有する前記誘導情報を送信し、
    前記ETCカードが前記カードとしての機能を有する場合、前記ETCカードの利用を誘導する第2誘導情報を有する前記誘導情報を送信する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報処理装置は、前記第2識別情報および利用金額情報を含む利用情報を、店舗装置から取得する利用情報取得部をさらに備え、
    前記第1の送信部は、前記第1識別情報と、前記記憶部において前記識別情報取得部により取得された前記第1識別情報と関連付けられている前記第2識別情報を含む前記利用情報に対応する前記決済情報とを、前記料金算出装置に送信し、
    前記料金算出装置は、前記決済情報に基づき、前記駐車場料金についての割引料金を決定する割引決定部をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システムに適用可能な料金算出装置であって、
    前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部、を備えることを特徴とする、料金算出装置。
  5. 情報処理装置および料金算出装置を含む情報処理システムにおいて実行される情報処理方法であって、
    前記情報処理装置は、
    ETCカードの識別情報である第1識別情報と第2識別情報とを関連付けて記憶する記憶部を備え、
    前記情報処理装置は、
    駐車場に入場する車両の車載器から送信された前記第1識別情報を、料金算出装置から取得する識別情報取得ステップと、
    前記第1識別情報と、前記記憶部において前記第1識別情報に関連付けて記憶されている前記第2識別情報を有するカードを用いた決済に関する決済情報とを、前記料金算出装置に送信する第1の送信ステップとを実行し、
    前記料金算出装置は、
    前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された前記車両の駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部ステップを実行し、
    前記記憶部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報と、さらに前記ETCカードの種類を示す種類情報とを関連付けて記憶し、
    前記情報処理装置は、前記記憶部において前記第1識別情報と関連付けている前記種類情報を、前記料金算出装置にさらに送信し、
    前記料金算出装置は、前記情報処理装置から送信された前記種類情報が、前記ETCカードが前記カードとしての機能を有することを示すか否か、に応じたカードを用いて所定の店舗での支払に利用することを誘導する誘導情報を、前記車両の車載器に向けて送信する、情報処理方法。
  6. 請求項1に記載の情報処理システムに適用可能な料金算出装置において実行される料金算出方法であって、
    前記料金算出装置は、
    前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信ステップ、を有することを特徴とする、料金算出方法。
  7. コンピュータを、請求項1に記載の情報処理システムに適用可能な料金算出装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記第1識別情報と、前記決済情報に基づいて算出された駐車場料金を示す料金情報とを、前記情報処理装置に送信する第2の送信部、として機能させることを特徴とする、プログラム。

JP2017033312A 2017-02-24 2017-02-24 情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム Active JP6878953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017033312A JP6878953B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017033312A JP6878953B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018139040A JP2018139040A (ja) 2018-09-06
JP6878953B2 true JP6878953B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=63451256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017033312A Active JP6878953B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6878953B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6554259B1 (ja) * 2018-11-22 2019-07-31 株式会社オーガスタス 擬似電子決済対応型サービス提供システム
CN111951416B (zh) * 2019-05-16 2023-08-22 阿尔派株式会社 共享车管理装置、方法、系统及停车管理系统
JP7241950B1 (ja) 2022-08-01 2023-03-17 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005182428A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Nec Corp 駐車料金徴収方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018139040A (ja) 2018-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6534008B2 (ja) 駐車場管理方法、駐車場管理サーバ及び駐車場管理システム
JP6383249B2 (ja) 駐車場電子決済システム、駐車場電子決済方法、プログラム
JP6695683B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理方法、駐車場管理プログラム、登録装置、登録方法、及び駐車場管理システム
JP7209052B2 (ja) 施設管理装置、施設管理方法、プログラム、及び施設管理システム
JP2008242727A (ja) 駐車場精算システム、メモリ部付携帯端末、pos端末ゲート、および駐車場精算プログラム
JP6878953B2 (ja) 情報処理システム、料金算出装置、情報処理方法、料金算出方法およびプログラム
JP2018106414A (ja) 駐車場管理システム、及び駐車場管理方法
KR20160145410A (ko) 주차 할인권처리 및 주차요금 정산방법
JP2006127493A (ja) 車両用決済支援装置及び金融取引処理装置
KR101861720B1 (ko) 무인 주차장 운영 방법, 장치 및 시스템
JP2005275719A (ja) 駐車場案内と料金自動支払いシステム及びその方法並びに駐車場案内サービスホストコンピュータ
JP2009301555A (ja) 自動料金支払いシステムにおける車載器
US11462057B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
JP2011180636A (ja) 駐車場利用料金収受システム、駐車場利用料金管理装置、駐車場利用料金収受方法、車載器、並びに通信端末
KR101555993B1 (ko) 차량탑재 단말을 이용한 차량의 주차 요금 정산 시스템
JP2012037943A (ja) 車載用業務支援装置およびこれを使用したタクシー業務支援システム
JP3428567B2 (ja) 移動体管理システム、移動体管理制御装置、移動通信装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
KR20150090291A (ko) 주차요금 할인 적용 티켓 발권 및 정산시스템
JP2008181483A (ja) 料金収受管理システムおよび料金収受管理方法
JP2018106587A (ja) 決済装置及び決済システム
JP2009116676A (ja) 駐車場システム
WO2019087314A1 (ja) 情報中継装置、料金収受機、メディア、車載器、及び路側機
JP4382417B2 (ja) 駐車場管理方法および駐車場管理システム
JP7443914B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム
JP6952829B2 (ja) 駐車場管理装置、駐車場管理方法、駐車場管理プログラム、登録装置、登録方法、及び駐車場管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170307

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6878953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150