JP4382417B2 - 駐車場管理方法および駐車場管理システム - Google Patents

駐車場管理方法および駐車場管理システム Download PDF

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本発明は、駐車場管理方法および駐車場管理システムに関する。さらに詳しくは、本発明は、店舗の駐車場や時間貸しの駐車場等において、車両に搭載したETC車載器を利用して、駐車場の出入口のゲートの開閉や駐車料金の決済等を行うことを可能にする駐車場管理方法および駐車場管理システムに関する。
近年では、ETC車載器を利用して、道路に設置されたDSRC(狭域無線通信)路側装置との間で無線通信を行うことで、車両を停止することなく料金を支払うことができるノンストップ自動料金支払いシステムが普及してきている。このシステムは、一般にはETC(Electronic Toll Collection)システムと呼ばれているものであり、既に有料道路の料金所等で実用化されている。ETC車載器にはそのユーザを特定する固有の車載器IDが付与されており、ETC車載器から無線で送信される情報には、そのETC車載器が有する車載器ID情報が含まれる。
また近年では、例えば特許文献1に開示されているように、このようなETCシステムを利用した駐車場の車両管理方法が提案されている。
特許文献1は、少なくとも特定者ID情報を記録した情報記録媒体を内蔵するETCカードを持つETC車載器を搭載して入庫される車両と無線で交信して車両の入庫を認識するステップと、車両の出庫を認識して利用料金を算出するステップと、その算出された利用料金の決済を決済処理機関(クレジットカード会社)に要求するステップと、決済要求に応じて利用料金の決済をし、その結果を通知するステップとを有する車両駐車管理方法を開示している。特許文献1の出願人は、この車両駐車管理方法によれば、車両の入出庫管理を無線によりノンストップで行うことができるので、車両の入出庫がスムースに運び、駐車場内およびその周辺での渋滞を軽減させて排気ガス公害を激減させることが可能になる旨を述べている。
なお、特許文献1の車両駐車管理方法では、利用料金の決済の結果はユーザ端末(具体的には、ユーザの自宅のパーソナルコンピュータ)に電子メールで送られる。
特開2002−157616号公報
しかしながら、既存のETCシステムでは、ETC車載器とDSRC路側装置との間の無線通信はセキュリティ処理が完全ではないため、その通信情報に含まれる車載器ID情報が他人に傍受されるおそれがある。そのため、他人が、傍受した車載器IDを持つ偽造ETC車載器を使ってそのユーザになりすまして駐車場を利用するおそれがある。
もし他人に偽造ETC車載器を使用された場合には、ユーザは、利用した覚えのない駐車場の料金が後日に請求されたり口座から引き落とされたりして初めて、その事実を知ることになる。また、既存のETCシステムでは、偽造ETC車載器を使用している車両がどこにあるかをユーザが把握することはできないので、ユーザがその車両を発見することは事実上困難である。
また、ETCシステムを利用した従来の車両駐車管理方法では、駐車場が併設されている店舗やその駐車場の近隣の店舗の情報を得ることはできなかった。ユーザがそれらの店舗の店舗情報として店舗案内や料金割引クーポンを入手できれば、ユーザがそれらの店舗を利用する可能性が高まるので、それらの店舗にとっては利益の向上につながる。さらに、ユーザが店舗での支払い金額に応じて駐車場料金の割引サービスを受けることができれば、ユーザがそれらの店舗を利用するメリットが高まる。
そこで本発明は、他人が、傍受した車載器ID(ユーザ特定情報)を有する偽造ETC車載器(車載無線通信装置)を使ってそのユーザになりすまして駐車場を利用した場合であっても、ユーザがその利用状況を確認できて被害を未然に防ぐことを可能にする駐車場管理方法および駐車場管理システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、駐車場を利用するユーザにその駐車場に関する店舗の情報を提供することを可能にし、さらに、ユーザがその店舗での支払金額に応じて駐車場料金の割引サービスを受けることを可能にする駐車場管理方法および駐車場管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の駐車場管理方法は、少なくともユーザ特定情報を記憶している車載無線通信装置を搭載した車両が駐車場に入庫する際に、前記車載無線通信装置が、少なくとも前記ユーザ特定情報を前記駐車場に設置された駐車場側無線通信装置に送信するステップと、
前記駐車場に設置された制御・通信部が、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を、ユーザが所持する携帯端末が有する情報送信宛先情報と前記ユーザ特定情報とが関連付けられて格納されているデータベースを有する駐車場管理装置に送信するステップと、
前記駐車場管理装置が、前記制御・通信部から受信した前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に前記駐車場の利用開始情報を送信するステップとを有する。
上記本発明の駐車場管理方法によれば、車両が駐車場に入庫すると、その車両に設置された車載無線通信装置のユーザが所持する携帯端末に駐車場の利用開始情報が通知される。したがって、その車載無線通信装置が偽造されたものであり、他人がそのユーザになりすまして駐車場を利用した場合に、ユーザはその不正使用の事実を知ることができる。そのため、ユーザは、その旨を駐車場の管理者や警察等に連絡し、偽造された車載無線通信装置を使用している車両を特定することで、ユーザが被る被害を未然に防ぐことが可能になる。
また、上記本発明の駐車場管理方法は、前記車両が前記駐車場を出庫する際に前記車載無線通信装置が前記ユーザ特定情報を前記駐車場側無線通信装置に送信し、前記制御・通信部が、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を前記駐車場管理装置に送信するステップと、
前記駐車場管理装置が、前記車両が前記駐車場に入庫したときに前記ユーザ特定情報を受信してから前記駐車場を出庫するときに前記ユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて前記駐車場の利用料金を算出し、該利用料金に関する情報を前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信するステップとをさらに有していてもよい。
これにより、ユーザは、駐車場の利用料金に関する情報を知ることができるとともに、その利用料金に関する情報を携帯端末に蓄積しておくことが可能になり、駐車場の利用料金を簡単に管理することが可能になる。
さらに、前記駐車場管理装置が前記利用開始情報を送信するステップは、前記利用開始情報に加えて、前記駐車場に関連する店舗の店舗情報を前記携帯端末に送信することを含む構成としてもよい。店舗情報を受け取ったユーザは、駐車場に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗を利用する可能性が高まるので、それらの店舗にとっては利益の向上につながる。
加えて、ユーザが前記店舗情報に掲載された店舗を利用した際に支払った金額に関する情報を少なくとも含む店舗利用情報を、前記店舗に備えられた店舗端末が、前記ユーザが所持する携帯端末に送信するステップと、
前記携帯端末から前記駐車場管理装置に前記店舗利用情報を送信するステップとをさらに有し、
前記駐車場管理装置は、前記駐車場の利用料金を算出する際に、前記店舗利用情報に含まれた支払金額に応じた金額を割り引くことを含んでいる構成としてもよい。
このように、店舗情報に掲載された店舗をユーザが利用した際に支払った金額に応じて駐車場の利用料金を割り引くことで、ユーザが、駐車場に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗を利用する可能性がより一層高まるので、それらの店舗にとっては一層の利益の向上につながる。
また、本発明の駐車場管理方法は、少なくともユーザ特定情報を記憶している車載無線通信装置を搭載した車両が駐車場に入庫する際に、前記車載無線通信装置が、少なくとも前記ユーザ特定情報を前記駐車場に設置された駐車場側無線通信装置に送信するステップと、
前記駐車場に設置された制御・通信部が、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を、ユーザが所持する携帯端末が有する情報送信宛先情報と前記ユーザ特定情報とが関連付けられて格納されているデータベースを有する駐車場管理装置に送信するステップと、
前記車両が前記駐車場を出庫する際に前記車載無線通信装置が前記ユーザ特定情報を前記駐車場側無線通信装置に送信し、前記制御・通信部が、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を前記駐車場管理装置に送信するステップと、
前記駐車場管理装置が、前記車両が前記駐車場に入庫したときに前記ユーザ特定情報を受信してから前記駐車場を出庫するときに前記ユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて前記駐車場の利用料金を算出し、該利用料金に関する情報を前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信するステップとを有する。
これにより、ユーザは、駐車場の利用料金に関する情報を知ることができるとともに、その利用料金に関する情報を携帯端末に蓄積しておくことが可能になり、駐車場の利用料金を簡単に管理することが可能になる。
また、本発明の駐車場管理システムは、車両に搭載される車載無線通信装置と、駐車場に設置された駐車場側無線通信装置および制御・通信部と、該制御・通信部との間で情報のやり取りを行う駐車場管理装置と、ユーザが所持する携帯端末とを少なくとも有する駐車場管理システムであって、
前記車載無線通信装置は、少なくともユーザ特定情報が記憶されており、前記車両が前記駐車場に入出庫する際に少なくとも前記ユーザ特定情報を前記駐車場側無線通信装置に送信するように構成され、
前記制御・通信部は、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を前記駐車場管理装置に送信するように構成され、
前記駐車場管理装置は、前記携帯端末が有する情報送信宛先情報と前記ユーザ特定情報とが関連付けられて格納されているデータベースを有し、前記車両が前記駐車場に入庫した際に前記制御・通信部から受信した前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する前記携帯端末に前記駐車場の利用開始情報を送信するように構成されている。
上記本発明の駐車場管理システムによれば、車両が駐車場に入庫すると、その車両に設置された車載無線通信装置のユーザが所持する携帯端末に駐車場の利用開始情報が通知されるので、その車載無線通信装置が偽造されたものであり、他人がそのユーザになりすまして駐車場を利用した場合に、ユーザはその不正使用の事実を知ることができる。そのため、ユーザは、その旨を駐車場の管理者や警察等に連絡し、偽造された車載無線通信装置を使用している車両を特定することで、ユーザが被る被害を未然に防ぐことが可能になる。
また、前記駐車場管理装置は、前記車両が前記駐車場に入庫したときに前記ユーザ特定情報を受信してから前記駐車場を出庫するときに前記ユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて前記駐車場の利用料金を算出し、前記利用料金に関する情報を前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信するように構成されていてもよい。
これにより、ユーザは、駐車場の利用料金に関する情報を知ることができるとともに、その利用料金に関する情報を携帯端末に蓄積しておくことが可能になり、駐車場の利用料金を簡単に管理することが可能になる。
さらに、前記駐車場管理装置は、前記利用開始情報に加えて、前記駐車場に関連する店舗の店舗情報を前記携帯端末に送信するように構成されていてもよい。店舗情報を受け取ったユーザは、駐車場に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗を利用する可能性が高まるので、それらの店舗にとっては利益の向上につながる。
また、ユーザが前記店舗情報に掲載された店舗を利用した際に支払った金額に関する情報を少なくとも含む店舗利用情報を前記ユーザが所持する携帯端末に送信することができるように構成されている、前記店舗に備えられる店舗端末をさらに有し、
前記携帯端末は、前記店舗端末から受信した前記店舗利用情報を前記駐車場管理装置に送信することができるように構成されており、
前記駐車場管理装置は、前記駐車場の利用料金を算出する際に、前記店舗利用情報に含まれた支払金額に応じた金額を割り引くように構成されていてもよい。
このように、店舗情報に掲載された店舗を利用した際に支払った金額に応じて駐車場の利用料金を割り引く構成とすることで、ユーザが、駐車場に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗を利用する可能性がより一層高まるので、それらの店舗にとっては一層の利益の向上につながる。
また、本発明の駐車場管理システムは、車両に搭載される車載無線通信装置と、駐車場に設置された駐車場側無線通信装置および制御・通信部と、該制御・通信部との間で情報のやり取りを行う駐車場管理装置と、ユーザが所持する携帯端末とを少なくとも有する駐車場管理システムであって、
前記車載無線通信装置は、少なくともユーザ特定情報が記憶されており、前記車両が前記駐車場に入出庫する際に少なくとも前記ユーザ特定情報を前記駐車場側無線通信装置に送信するように構成され、
前記制御・通信部は、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を前記駐車場管理装置に送信するように構成され、
前記駐車場管理装置は、前記携帯端末が有する情報送信宛先情報と前記ユーザ特定情報とが関連付けられて格納されているデータベースを有し、前記車両が前記駐車場に入庫したときに前記ユーザ特定情報を受信してから前記駐車場を出庫するときに前記ユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて前記駐車場の利用料金を算出し、前記利用料金に関する情報を前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信するように構成されている。
これにより、ユーザは、駐車場の利用料金に関する情報を知ることができるとともに、その利用料金に関する情報を携帯端末に蓄積しておくことが可能になり、駐車場の利用料金を簡単に管理することが可能になる。
以上説明したように、本発明によれば、車両が駐車場に入庫するとユーザの携帯端末に駐車場の利用開始情報が送信されるので、他人が、傍受したユーザ特定情報を有する偽造された車載無線通信装置を使ってそのユーザになりすまして駐車場を利用した場合であっても、ユーザがその利用状況を確認できるので被害を未然に防ぐことができる。
また、車両が駐車場に入庫した際に、利用開始情報に加えて、駐車場に関連する店舗の店舗情報をユーザの携帯端末に送信する構成とすることにより、駐車場を利用するユーザにその駐車場に併設された店舗、あるいはその周囲にある店舗の情報を提供することができる。
さらに、店舗情報に掲載された店舗を利用した際に支払った金額に応じて駐車場の利用料金を割り引く構成とすることにより、ユーザは店舗での支払金額に応じて駐車場料金の割引サービスを受けることができるので、ユーザが本発明の駐車場管理方法およびシステムに係る駐車場とその駐車場に関連する店舗を利用するメリットが高まる。
さらには、車両が駐車場を出庫する際に、駐車場管理装置が、車両が駐車場に入庫したときにユーザ特定情報を受信してから駐車場を出庫するときにユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて駐車場の利用料金を算出し、その利用料金に関する情報をユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信する構成とすることにより、ユーザは、駐車場の利用料金に関する情報を知ることができるとともに、その利用料金に関する情報を携帯端末に蓄積しておくことが可能になり、駐車場の利用料金を簡単に管理することが可能になる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の駐車場管理システムの第1の実施形態を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の駐車場管理システムは、車両3に搭載される車載無線通信装置であるETC車載器4と、駐車場12に設置された、駐車場側無線通信装置であるDSRC(狭域無線通信)路側装置5、ゲート6とゲート開閉装置7、料金表示機8、および制御・通信部11などの各種装置と、駐車場を管理する駐車場管理センターに設置された駐車場管理装置2と、ユーザが所持する、電子メールを送受信可能な携帯端末1とを有している。
ETC車載器4は、駐車場12の出入口付近に設置されたDSRC路側装置5との間で無線通信を行うように構成されている。ETC車載器4を搭載した車両3が駐車場12の出入口を通過する際に、ETC車載器4からDSRC路側装置5に情報が送信される。ETC車載器4は、ETC車載器4に記憶されている情報をDSRC路側装置5に送信する。その情報には、そのETC車載器4のユーザを特定する情報(ユーザ特定情報)である固有の車載器IDが含まれている。
駐車場12に設置されている制御・通信部11は、駐車場管理センターの駐車場管理装置2との間の情報通信、ゲート開閉装置7の制御、料金表示機8の料金表示等の各種動作を司るように構成されている。駐車場12には、上記の各種装置の他に、駐車券を発券する発券機10と、駐車券で駐車料金の精算を行う精算機9とが設置されている。なお、この発券機10と精算機9は、主として、ETC車載器を備えていない車両で駐車場12を利用するユーザのために設置されているものである。
また、駐車場管理センターの駐車場管理装置2は、複数の駐車場12を集中的に管理するように構成されている。駐車場管理装置2はデータベース2aを備えており、そのデータベース2aには、駐車場12を利用するユーザが予め登録した車載器IDと、そのユーザが所持する携帯端末1の情報送信宛先情報である電子メールアドレスとが関連付けられて格納されている。さらに、そのデータベース2aには、駐車場12毎に、駐車場12に併設されている店舗やその駐車場12の近隣の店舗等に関する店舗情報(駐車場12に関する店舗情報)も格納されている。店舗情報は、店舗案内や割引クーポン等の情報を含んでいる。
駐車場管理装置2は、駐車場12の制御・通信部11との間の情報通信(例えば、車載器ID情報、車両の入庫/出庫の確認情報、駐車料金情報の通信)と、駐車料金の計算と、事前にデータベース2aに登録されているユーザの携帯端末1への駐車場利用開始情報、店舗案内/割引クーポン情報、駐車場利用終了情報、および利用料金明細情報の送信とを行うように構成されている。また、駐車場管理装置2は、ユーザが1ヶ月に利用した駐車料金を合算し、1ヶ月分の駐車料金をそのユーザの携帯端末1に電子メールで通知するように構成されている。
次に、上述した本実施形態の駐車場管理システムによる駐車場管理方法について、図1および図2を参照して説明する。図2は、図1に示した駐車場管理システムによる駐車場管理方法について説明するためのフローチャートである。
まず、この駐車場管理システムを利用したいユーザは、自己が所有するETC車載器4の車載器IDと、電子メールを受信できる携帯端末1の電子メールアドレスとを、この駐車場管理システムを運用する駐車場管理センターに設置されている駐車場管理装置2のデータベース2aに事前に登録しておく(ステップ1)。
ユーザの車両3が駐車場12に入庫する際に、ユーザの車両3が駐車場12の出入口に進入してDSRC路側装置5の通信エリア内に入ると(ステップ2)、車両3に搭載されたETC車載器4は、そのETC車載器4に記憶されている固有の車載器IDをDSRC路側装置5に自動的に無線で送信する(ステップ3)。駐車場12の制御・通信部11は、DSRC路側装置5でETC車載器4から受信した車載器IDが駐車場管理装置2のデータベース2aに登録されているかどうかを照会するために、その車載器IDを駐車場管理センターに設置されている駐車場管理装置2に送信する。
駐車場管理装置2は、駐車場12の制御・通信部11から送信された車載器IDがデータベース2aに登録されているか否かを判断する(ステップ4)。その車載器IDが登録済みである場合には、駐車場管理装置2は、その車載器IDと利用開始日時を記憶部(不図示)に記憶する(ステップ5)。また、駐車場管理装置2は、その車両3の入庫を許可すべく、駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号を送信する。制御・通信部11は、このゲート開閉信号を受信するとゲート開閉装置7を駆動させて、ゲート6を開閉させる(ステップ6)。これにより、車両3は駐車場内に入庫可能となる。
さらに、駐車場管理装置2は、その車載器IDに関連付けられてデータベース2aに格納されている電子メールアドレスを有する携帯端末1に、駐車場12の利用を開始した旨のメッセージ(利用開始メッセージ)と、その駐車場12に関する店舗情報(店舗案内/割引クーポン)とを含む電子メールを送信する(ステップ7)。利用開始メッセージは、例えば「お客様の車両が、Y年M月D日*時*分に○○駐車場に入庫致しました。」等からなる。
そのユーザは、遅くとも数分のうちに、駐車場管理装置2から送信された利用開始メッセージ等を携帯端末1で受信する(ステップ8)。ユーザは、このようにして利用開始メッセージ等を受信することにより、ユーザが駐車場の利用を開始したことを駐車場管理装置2が認識したことを確認できるとともに、その利用開始時刻を携帯端末1に記憶させておくことができる。また、ユーザは、同時に送信されてきた店舗情報(店舗案内/割引クーポン等)を利用して、駐車場12に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗でのショッピングを楽しむことができる。
なお、駐車場12の制御・通信部11から送信された車載器IDがデータベース2aに登録されていない場合には、駐車場管理装置2から駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号が送信されないのでゲート6は開かない。したがって、この場合には、ETC車載器を備えていない車両で駐車場12を利用するユーザと同様に、発券機10と精算機9を用いて駐車場12を利用する。
ユーザの車両3が駐車場12を出庫する際に、その車両3が駐車場12の出入口に進入してDSRC路側装置5の通信エリア内に入ると(ステップ9)、車両3に搭載されたETC車載器4は、入庫時の動作(ステップ3)と同様に、そのETC車載器4に記憶されている固有の車載器IDをDSRC路側装置5に自動的に無線で送信する(ステップ10)。駐車場12の制御・通信部11は、DSRC路側装置5でETC車載器4から受信した車載器IDと利用開始日時が駐車場管理装置2の記憶部(不図示)に記憶されているかどうかを照会するために、その車載器IDを駐車場管理センターに設置されている駐車場管理装置2に送信する。
駐車場管理装置2は、駐車場12の制御・通信部11から送信された車載器IDと利用開始日時が駐車場管理装置2の記憶部(不図示)に記憶されているか否かを判断する(ステップ11)。その車載器IDと利用開始日時が記憶されている場合には、駐車場管理装置2は、利用開始日時から現在日時までの時間、より詳しくは、車両3が駐車場12に入庫したときに駐車場管理装置2が車載器IDを受信してから駐車場12を出庫するときに駐車場管理装置2が車載器IDを受信するまでの時間に基づいて駐車場12の利用料金を計算し(ステップ12)、駐車場12の制御・通信部11にその利用料金に関する情報を送信する。制御・通信部11は、その利用料金情報を受信すると、料金表示機8にその利用料金を表示させてユーザに知らせる(ステップ13)。
また、駐車場管理装置2は、その車両3の出庫を許可すべく、駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号を送信する。制御・通信部11は、このゲート開閉信号を受信すると、ゲート開閉装置7を駆動させてゲート6を開閉させる(ステップ14)。これにより、車両3は駐車場から出庫可能となる。
さらに、駐車場管理装置2は、その車載器IDに関連付けられてデータベース2aに格納されている電子メールアドレス宛に、駐車場12の利用を終了した旨のメッセージ(利用終了メッセージ)を含む電子メールを送信する(ステップ15)。利用終了メッセージはその駐車場12の利用料金に関する情報を含んでおり、利用終了メッセージは、例えば「お客様の車両が、Y年M月D日*時*分に○○駐車場を出庫致しました。ご利用料金は××円でした。」等からなる。
そのユーザは、駐車場管理装置2から送信された利用終了メッセージを携帯端末1で受信する(ステップ16)。ユーザは、このようにして利用終了メッセージを受信することにより、ユーザが駐車場の利用を終了したことを駐車場管理装置2が認識したことを確認できるとともに、その利用料金を携帯端末1に記憶させておくことができる。
なお、駐車場の利用料金は、駐車場管理装置2によって車載器IDごとに1カ月分が集計され、駐車場管理装置2から各ユーザの携帯端末1に電子メールで通知される。この通知を受けたユーザは、駐車場管理装置2を管理する駐車場管理センターの口座にその1ヶ月分の駐車場利用料金を納金する。あるいは、ユーザが駐車場管理センターに予め知らせておいたユーザの口座から、その1ヶ月分の駐車場利用料金が自動的に引き落とされる。なお、駐車場の利用料金の集計と精算を行うのは1ヶ月に一度であることに限られない。その他にも例えば、利用料金の集計と精算を1ヶ月に二度行うように構成されていてもよい。
また、上記では、駐車場の利用料金をユーザが駐車場管理センターの口座に納金したり、ユーザの口座から引き落としたりする場合について説明したが、その他にも、ユーザが駐車場12を利用する都度、駐車場12の精算機9を用いて駐車料金を精算する構成としてもよい。以下に、駐車場12の精算機9を用いて駐車料金を精算する構成とした場合の駐車場管理システムの動作について説明する。
ユーザが駐車場12の精算機9を用いて駐車料金を精算する設定を希望する場合には、ユーザはその設定を希望する旨を駐車場管理装置2のデータベース2aに予め登録しておく。駐車場管理装置2のデータベース2aにその設定が登録されている場合には、駐車場管理装置2は、駐車場12の利用料金を計算して(ステップ12)、駐車場12の制御・通信部11にその利用料金に関する情報を送信する際に、その設定が登録されている旨の情報(精算設定情報)も制御・通信部11に送信する。
制御・通信部11は、その利用料金情報と精算設定情報を受信すると、料金表示機8にその利用料金を表示させてユーザに知らせる(ステップ13)とともに、ユーザが精算機9で駐車料金を精算したかどうかを判断する。制御・通信部11は、駐車料金の精算が完了したことを確信すると、精算が完了した旨の情報(精算完了情報)を駐車場管理装置2に送信する。
この構成の場合の駐車場管理装置2は、その精算完了情報を受信してはじめて、その車両3の出庫を許可すべく、駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号を送信する。制御・通信部11は、このゲート開閉信号を受信すると、ゲート開閉装置7を駆動させてゲート6を開閉させる(ステップ14)。これにより、車両3は駐車場から出庫可能となる。
なお、駐車場の利用料金をユーザが駐車場管理センターの口座に納金したり、ユーザの口座から引き落としたりする支払方法と、ユーザが駐車場を利用する都度、駐車場の精算機9用いて駐車料金を精算する支払方法とは、ユーザが駐車場を利用する度に変更することはできない。その変更をしたい場合には、駐車場管理装置2のデータベース2aにおける設定を予め変更しておく必要がある。
以上説明したように、本実施形態の駐車場管理システムによれば、車両3が駐車場12に入庫すると、その車両3に設置されたETC車載器4のユーザの携帯端末1に、駐車場の利用を開始した旨が通知される。したがって、そのETC車載器4が偽造されたものであり、他人がそのユーザになりすまして駐車場を利用した場合に、ユーザはその不正使用の事実を知ることができる。そのため、その旨を駐車場12の管理者や警察等に連絡し、偽造ETC車載器4を使用している車両を特定することで、ユーザが被る被害を未然に防ぐことが可能になる。
また、ユーザの携帯端末1が受信した利用開始メッセージと利用終了メッセージ、および利用料金に関する情報はそのメモリに蓄積されるので、ユーザは、駐車場の利用履歴や利用料金を簡単に管理することができる。
また、ユーザの携帯端末1には、利用した駐車場12の近隣の店舗の店舗情報(店舗案内/割引クーポン)が送信されるので、ユーザが駐車場12に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗を利用する可能性が高まり、それらの店舗にとっては利益の向上につながるという利点がある。
なお、本実施形態におけるETC車載器4には特別な機能を付加する必要がなく、現在普及しているものをそのまま用いることができる。そのため、本実施形態の駐車場管理システムおよび駐車場管理方法は、メーカが新たなETC車載器を開発することや、ユーザが新たなETC車載器を購入することなく、直ぐにでも実現することが可能である。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の駐車場管理システムの第2の実施形態を示すブロック図である。
図3に示す本実施形態の駐車場管理システムは、図1に示した第1の実施形態と同様に、ユーザが所持する携帯端末1、駐車場管理センターに設置された駐車場管理装置2、車両3およびそれに搭載される車載無線通信装置であるETC車載器4、駐車場12に設置された駐車場側無線通信装置であるDSRC路側装置5、ゲート6、ゲート開閉装置7、料金表示機8、精算機9、発券機10、および制御・通信部11を有している。これらの構成は図1を参照して説明したものと同じであるので、これらの構成に関する詳しい説明は省略する。
本実施形態の駐車場管理システムは、これらの構成に加えて、ユーザが駐車場12の利用を開始したときに駐車場管理装置2から携帯端末1に送られてくる店舗情報に掲載される店舗に設置されるPOS(Point Of Sales)端末20をさらに備えている。このPOS端末20は、ユーザがその店舗で支払った金額等に関する店舗利用情報を、そのユーザが所持する携帯端末1に赤外線通信によって送信することができるようになっている。もちろん、携帯端末1も赤外線通信が可能になっており、携帯端末1はPOS端末20から送信された店舗利用情報を受信してそのメモリに蓄積することができる。
次に、上述した本実施形態の駐車場管理システムによる駐車場管理方法について、図3および図4を参照して説明する。図4は、図3に示した駐車場管理システムによる駐車場管理方法について説明するためのフローチャートである。
まず、この駐車場管理システムを利用したいユーザは、自己が所有するETC車載器4に記憶されているユーザ特定情報である車載器IDと、電子メールを受信できる携帯端末1の情報送信宛先情報である電子メールアドレスとを、この駐車場管理システムを運用する駐車場管理センターに設置されている駐車場管理装置2のデータベース2aに事前に登録しておく(ステップ21)。
ユーザの車両3が駐車場12に入庫する際に、ユーザの車両3が駐車場12の出入口に進入してDSRC路側装置5の通信エリア内に入ると(ステップ22)、車両3に搭載されたETC車載器4は、そのETC車載器4に記憶されている固有の車載器IDをDSRC路側装置5に自動的に無線で送信する(ステップ23)。駐車場12の制御・通信部11は、DSRC路側装置5でETC車載器4から受信した車載器IDが駐車場管理装置2のデータベース2aに登録されているかどうかを照会するために、その車載器IDを駐車場管理センターに設置されている駐車場管理装置2に送信する。
駐車場管理装置2は、駐車場12の制御・通信部11から送信された車載器IDがデータベース2aに登録されているか否かを判断する(ステップ24)。その車載器IDが登録済みである場合には、駐車場管理装置2は、その車載器IDと利用開始日時を記憶部(不図示)に記憶する(ステップ25)。また、駐車場管理装置2は、その車両3の入庫を許可すべく、駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号を送信する。制御・通信部11は、このゲート開閉信号を受信するとゲート開閉装置7を駆動させて、ゲート6を開閉させる(ステップ26)。これにより、車両3は駐車場内に入庫可能となる。
さらに、駐車場管理装置2は、その車載器IDに関連付けられてデータベース2aに格納されている電子メールアドレスを有する携帯端末1に、駐車場12の利用を開始した旨のメッセージ(利用開始メッセージ)と、その駐車場12に関する店舗情報(店舗案内/割引クーポン)とを含む電子メールを送信する(ステップ27)。利用開始メッセージは、例えば「お客様の車両が、Y年M月D日*時*分に○○駐車場に入庫致しました。」等からなる。
そのユーザは、遅くとも数分のうちに、駐車場管理装置2から送信された利用開始メッセージ等を携帯端末1で受信する(ステップ28)。ユーザは、このようにして利用開始メッセージ等を受信することにより、ユーザが駐車場の利用を開始したことを駐車場管理装置2が認識したことを確認できるとともに、その利用開始時刻を携帯端末1に記憶させておくことができる。
ユーザは、利用開始メッセージと共に携帯端末1に送信されてきた店舗情報(店舗案内/割引クーポン等)を利用し、その店舗情報に掲載されている駐車場12に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗でショッピングをする(ステップ29)。そして、その店舗でユーザが支払った金額等に関する店舗利用情報を、その店舗に設置されているPOS端末20から携帯端末1へ送信する(ステップ30)。その後、ユーザは、携帯端末1で受信したその店舗利用情報を駐車場管理装置2に電子メールで送信する(ステップ31)。駐車場管理装置2は、携帯端末1から受信した店舗利用情報を、送信元の携帯端末1の電子メールアドレスおよび車載器IDと関連付けてデータベース2aに格納する。
なお、駐車場12の制御・通信部11から送信された車載器IDがデータベース2aに登録されていない場合には、駐車場管理装置2から駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号が送信されないのでゲート6は開かない。したがって、この場合には、ETC車載器を備えていない車両で駐車場12を利用するユーザと同様に、発券機10と精算機9を用いて駐車場12を利用する。
ユーザの車両3が駐車場12を出庫する際に、その車両3が駐車場12の出入口に進入してDSRC路側装置5の通信エリア内に入ると(ステップ32)、車両3に搭載されたETC車載器4は、入庫時の動作(ステップ23)と同様に、そのETC車載器4に記憶されている固有の車載器IDをDSRC路側装置5に自動的に無線で送信する(ステップ33)。駐車場12の制御・通信部11は、DSRC路側装置5でETC車載器4から受信した車載器IDと利用開始日時が駐車場管理装置2の記憶部(不図示)に記憶されているかどうかを照会するために、その車載器IDを駐車場管理センターに設置されている駐車場管理装置2に送信する。
駐車場管理装置2は、駐車場12の制御・通信部11から送信された車載器IDと利用開始日時が駐車場管理装置2の記憶部(不図示)に記憶されているか否かを判断するとともに、その車載器IDに関連付けられた店舗利用情報がデータベース2aに格納されているか否かを判断する(ステップ34)。その車載器IDと利用開始日時が記憶されており、さらにその車載器IDに関連付けられた店舗利用情報がデータベース2aに格納されている場合には、駐車場管理装置2は、利用開始日時から現在日時までの時間、より詳しくは、車両3が駐車場12に入庫したときに駐車場管理装置2が車載器IDを受信してから駐車場12を出庫するときに駐車場管理装置2が車載器IDを受信するまでの時間に基づいて駐車場12の正規の利用料金を計算するとともに、その店舗利用情報に基づいて、店舗での支払金額に応じた駐車料金の割引金額を計算し、実際にユーザに請求すべき駐車場利用料金を算出して(ステップ35)、駐車場12の制御・通信部11にその利用料金明細情報を送信する。
なお、店舗での支払金額に応じた割引金額の計算方法としては、一定の支払い金額ごとに一定の割引金額を割引する方法(例えば、3000円以上の支払い額に対する割引額を500円とし、5000円以上の支払い額に対する割引額を1000円とする方法)や、一定の支払い金額ごとに一定の割合の金額を割引する方法(例えば、3000円以上の支払い額に対する割引額の割合をその10%の金額とし、5000円以上の支払い額に対する割引額の割合をその20%の金額とする方法)を用いることができる。
駐車場12の制御・通信部11は、その利用料金情報を受信すると、料金表示機8にその利用料金を表示させてユーザに知らせる(ステップ36)。このとき、実際に請求すべき利用料金だけでなく、正規の駐車場利用料金と店舗利用による割引金額とを併せて料金表示機8に表示することが好ましい。これにより、ユーザは店舗利用による割引のメリットを認識できるので、ユーザが次回以降もこの駐車場管理システムと店舗情報に係る店舗とを利用しようとする動機付けとなる。
また、駐車場管理装置2は、その車両3の出庫を許可すべく、駐車場12の制御・通信部11にゲート6を開閉させる旨のゲート開閉信号を送信する。制御・通信部11は、このゲート開閉信号を受信すると、ゲート開閉装置7を駆動させてゲート6を開閉させる(ステップ37)。これにより、車両3は駐車場から出庫可能となる。
さらに、駐車場管理装置2は、その車載器IDに関連付けられてデータベース2aに格納されている電子メールアドレス宛に、駐車場12の利用を終了した旨のメッセージ(利用終了メッセージ)を含む電子メールを送信する(ステップ38)。利用終了メッセージはその駐車場12の利用料金に関する情報を含んでおり、利用終了メッセージは、例えば「お客様の車両が、Y年M月D日*時*分に○○駐車場を出庫致しました。ご利用料金は××円でした。」等からなる。
そのユーザは、駐車場管理装置2から送信された利用終了メッセージを携帯端末1で受信する(ステップ39)。ユーザは、このようにして利用終了メッセージを受信することにより、ユーザが駐車場の利用を終了したことを駐車場管理装置2が認識したことを確認できるとともに、その利用料金を携帯端末1に記憶させておくことができる。
なお、駐車場の利用料金は、駐車場管理装置2によって車載器IDごとに1カ月分が集計され、駐車場管理装置2から各ユーザの携帯端末1に電子メールで通知される。この通知を受けたユーザは、駐車場管理装置2を管理する駐車場管理センターの口座にその1ヶ月分の駐車場利用料金を納金する。あるいは、ユーザが駐車場管理センターに予め知らせておいたユーザの口座から、その1ヶ月分の駐車場利用料金が自動的に引き落とされる。本実施形態においても、駐車場の利用料金の集計と精算を行うのは1ヶ月に一度であることに限られず、例えば、利用料金の集計と精算を1ヶ月に二度行うように構成されていてもよい。また、ユーザが駐車場12を利用する都度、駐車場12の精算機9を用いて駐車料金を精算する構成としてもよい。
このように、本実施形態の駐車場管理システムによれば、ユーザの携帯端末1に店舗情報が送信されるだけでなく、ユーザは、その店舗情報を利用して店舗でショッピングを行った際に支払った金額に応じて駐車場の利用料金の割引を受けることができる。そのため、ユーザが駐車場12に併設されている店舗、あるいはその近隣の店舗を利用する可能性がより高まるので、それらの近隣の店舗にとっては更なる利益の向上につながるという利点がある。一方、駐車場管理システムを運用する者にとっては、ユーザの携帯端末1に送信する店舗情報の情報掲載料を店舗から受け取ることにより、駐車場の利用料金とは別の収入を得ることができるので、収益率を向上させることができる。
なお、本実施形態の駐車場管理システムによっても、第1の実施形態と同様に、ETC車載器4が偽造されたものであり、他人がそのユーザになりすまして駐車場を利用した場合でも、ユーザはその不正使用の事実を即座に知ることができるため、その旨を駐車場12の管理者や警察等に連絡し、偽造ETC車載器4が使用されている車両を特定することで、ユーザが被る被害を未然に防ぐことが可能になる。
また、ユーザの携帯端末1は、受信した利用開始メッセージと利用終了メッセージ、および利用料金明細がそのメモリに蓄積されるので、ユーザは、駐車場の利用履歴や利用料金を簡単に管理することができる。
なお、本実施形態におけるETC車載器4には特別な機能を付加する必要がなく、現在普及しているものをそのまま用いることができる。そのため、本実施形態の駐車場管理システムおよび駐車場管理方法は、メーカが新たなETC車載器を開発することや、ユーザが新たなETC車載器を購入することなく、直ぐにでも実現することが可能である。
本発明の駐車場管理システムの第1の実施形態を示すブロック図である。 図1に示した駐車場管理システムによる駐車場管理方法について説明するためのフローチャートである。 本発明の駐車場管理システムの第2の実施形態を示すブロック図である。 図3に示した駐車場管理システムによる駐車場管理方法について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末
2 駐車場管理装置
2a データベース
3 車両
4 ETC車載器
5 DSRC路側装置
6 ゲート
7 ゲート開閉装置
8 料金表示機
9 精算機
10 発券機
11 制御・通信部
12 駐車場
20 POS端末

Claims (6)

  1. 少なくともユーザ特定情報を記憶している車載無線通信装置を搭載した車両が駐車場に入庫する際に、前記車載無線通信装置が、少なくとも前記ユーザ特定情報を前記駐車場に設置された駐車場側無線通信装置に送信するステップと、
    前記駐車場に設置された制御・通信部が、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を、ユーザが所持する携帯端末が有する情報送信宛先情報と前記ユーザ特定情報とが関連付けられて格納されているデータベースを有する駐車場管理装置に送信するステップと、
    前記駐車場管理装置が、前記制御・通信部から受信した前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に前記駐車場の利用開始情報を利用開始時に送信するステップと、
    前記車両が前記駐車場を出庫する際に前記車載無線通信装置が前記ユーザ特定情報を前記駐車場側無線通信装置に送信し、前記制御・通信部が、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を前記駐車場管理装置に送信するステップと、
    前記駐車場管理装置が、前記車両が前記駐車場に入庫したときに前記ユーザ特定情報を受信してから前記駐車場を出庫するときに前記ユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて前記駐車場の利用料金を算出し、該利用料金に関する情報を前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信するステップと、を有する駐車場管理方法。
  2. 前記駐車場管理装置が前記利用開始情報を送信するステップは、前記利用開始情報に加えて、前記駐車場に関連する店舗の店舗情報を前記携帯端末に送信することを含む、請求項1に記載の駐車場管理方法。
  3. ユーザが前記店舗情報に掲載された店舗を利用した際に支払った金額に関する情報を少なくとも含む店舗利用情報を、前記店舗に備えられた店舗端末が、前記ユーザが所持する携帯端末に送信するステップと、
    前記携帯端末から前記駐車場管理装置に前記店舗利用情報を送信するステップとをさらに有し、
    前記駐車場管理装置は、前記駐車場の利用料金を算出する際に、前記店舗利用情報に含まれた支払金額に応じた金額を割り引くことを含んでいる、請求項2に記載の駐車場管理方法。
  4. 車両に搭載される車載無線通信装置と、駐車場に設置された駐車場側無線通信装置および制御・通信部と、該制御・通信部との間で情報のやり取りを行う駐車場管理装置と、ユーザが所持する携帯端末とを少なくとも有する駐車場管理システムであって、
    前記車載無線通信装置は、少なくともユーザ特定情報が記憶されており、前記車両が前記駐車場に入出庫する際に少なくとも前記ユーザ特定情報を前記駐車場側無線通信装置に送信するように構成され、
    前記制御・通信部は、前記駐車場側無線通信装置に送信された前記ユーザ特定情報を前記駐車場管理装置に送信するように構成され、
    前記駐車場管理装置は、前記携帯端末が有する情報送信宛先情報と前記ユーザ特定情報とが関連付けられて格納されているデータベースを有し、前記車両が前記駐車場に入庫した際に前記制御・通信部から受信した前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する前記携帯端末に前記駐車場の利用開始情報を利用開始時に送信するように構成されるとともに、前記車両が前記駐車場に入庫したときに前記ユーザ特定情報を受信してから前記駐車場を出庫するときに前記ユーザ特定情報を受信するまでの時間に基づいて前記駐車場の利用料金を算出し、前記利用料金に関する情報を前記ユーザ特定情報に対応する情報送信宛先情報を有する携帯端末に送信するように構成されている駐車場管理システム。
  5. 前記駐車場管理装置は、前記利用開始情報に加えて、前記駐車場に関連する店舗の店舗情報を前記携帯端末に送信するように構成されている、請求項に記載の駐車場管理システム。
  6. ユーザが前記店舗情報に掲載された店舗を利用した際に支払った金額に関する情報を少なくとも含む店舗利用情報を前記ユーザが所持する携帯端末に送信することができるように構成されている、前記店舗に備えられる店舗端末をさらに有し、
    前記携帯端末は、前記店舗端末から受信した前記店舗利用情報を前記駐車場管理装置に送信することができるように構成されており、
    前記駐車場管理装置は、前記駐車場の利用料金を算出する際に、前記店舗利用情報に含まれた支払金額に応じた金額を割り引くように構成されている、請求項に記載の駐車場管理システム。
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