JP2010102460A - 提携クーポンシステム、その入場ゲート端末、車両端末、プログラム - Google Patents

提携クーポンシステム、その入場ゲート端末、車両端末、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】交通費に関する割引きも含む提携クーポンの交通費に関する不正利用を防止する。
【解決手段】提携グループの各タクシーのタクシー端末は、タクシー代に関してICカード決済処理を行い、この決済処理に係る決済履歴を顧客のICカードに記録する。テーマパークの入場ゲート端末12は、提携クーポンの有無を確認し、提携クーポンありの場合には、更に上記タクシー代の決済履歴に基づいて所定の利用条件を満たしているかを判定し、満たしている場合には、入場料から、入場料に対する割引額だけでなく上記タクシー代に対する割引額も差し引いた金額を求めて、この求めた金額によりICカード決済処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ICカードを利用したシステムに係り、特にクーポンの形式で割引サービスを行うICカードシステムに関する。
近年、ICカードを用いて電子マネー等によりキャッシュレスで料金支払いが行えるシステムが普及しており、この様なシステムにおいて例えばポイント付加やクーポン発行・適用等の形で実質的に割引きを行うサービスが提供されている。
例えば、特許文献1,2に開示されている従来技術が知られている。
特許文献1記載の発明は、ICカードに記憶されたデータの付加価値を高めてICカードの普及を図ることのできるICカード運用システムを提供することを目的としている。そして、ICカードの記憶領域をプライベート領域とパブリック領域に分ける。交通機関の乗車料金バリューをプライベート領域に記録し、各商店の発行するサービスポイントをパブリック領域に記録する。商店の発行するサービスポイントは乗車料金バリューに変換して使用することができる。
ここで、パブリック領域は、各商店ごとにポイントを蓄積する領域と、各商店に共通にポイントを蓄積する領域から成る。商店がポイントを蓄積する場合は、両方の領域にポイントを加算し、乗車料金バリューとしてポイントを消費する場合は、後者の領域から消費する。このようにして、各商店が蓄積しているポイントを保持したままICカードに蓄積したポイントを乗車料金バリューとして使用することができる。
また、特許文献2の発明は、タクシーカードの有効利用を図り、利用客へのサービス向上を図ることを目的としている。そして、タクシーにハンディターミナルを搭載する。ハンディターミナルに利用客のタクシーカードに書き込まれている個人情報(会員番号、会員情報、目的地情報、累計ポイント数)を読み取らせる。
目的地に到着し、利用客が降車する際、ハンディターミナルは、料金メータから乗車料金を取得し、取得した乗車料金に応ずるポイント数を求め、この求めたポイント数をタクシーカード内の累計ポイント数に加算し、新たなる累計ポイント数として書き込む。また、タクシーカードから読み取った会員番号に対応づけて、求めた累計ポイント数を記憶する。業務終了後、センタのコンピュータに、乗車した利用客全ての会員番号と累計ポイント数を読み取らせる。
特開2003−108898号公報 特開2004−302688号公報
ここで、ある業者Aが、他の業者Bと提携する等して、この業者Aの商品/サービスに関する割引だけでなく、他の業者Bの商品/サービスに関する割引も行うクーポン(提携クーポンというものとする)を発行することが行われている。これは、例えばあるテーマパーク業者が、顧客を誘致するために任意の交通機関業者と提携して、当該テーマパークへの入場料等に対する割引きだけでなく、当該テーマパークの場所までの交通機関(電車、バス、タクシー等)の交通費に関する割引きも行う提携クーポンを発行するものである。この場合、例えばテーマパークの最寄駅からテーマパークへ移動する為の交通費の一部(割引額)を当該テーマパーク業者が負担することになるが、例えば客が提携クーポンを用いて交通機関の利用(交通費の割引き)だけを行って当該テーマパークには入場しない等の不正利用を行う場合がある。
従来型の紙によるクーポン券では、あるテーマパークが客を誘致するために発行した交通機関へのクーポン券が、別の施設へ移動に使用されても、それを容易には判別することができず、不正が行われても発見することが難しかった。また、ICカードにクーポン情報を記憶させることでこのICカードをクーポン券として利用可能とする手法であっても、交通費に関する不正利用を発見/防止することは難しかった。
この問題に対して、前売りによる交通チケットを含んだ形のセットチケットなどでは、上記の不正を防ぐことが可能となるかもしれないが、客の立場から見ると当日の天候などによってスケジュールを変更したい場合などの場合に変更が難しく、また購入後に交通チケットが必要無くなるケースも考えられ(例えば友人の自家用車に同乗できるようになった等)、購入を躊躇うケースが出てくる。
上記特許文献1の発明は交通事業者と商店のポイントの交換(共通利用)に関するものであり、特許文献2の発明は、タクシーのポイント還元サービスに対するものであり他の業者との連携は考えられておらず、何れも上記課題を解決するものではない。
本発明の課題は、特に任意の交通機関と提携して交通費に関する割引きも行う提携クーポンを発行する場合において、この提携クーポンの交通費に関する不正利用を防止することができる提携クーポンシステム等を提供することにある。
本発明の提携クーポンシステムは、特定の施設の入場料の割引きを行うと共に提携先として少なくとも特定の交通機関を含み該交通機関の料金の割引きも行うクーポンである提携クーポンに係るシステムであって、前記特定の交通機関の各車両に搭載されるICカード決済端末である車両端末と、前記特定の施設の入場ゲートに設けられるICカード決済端末である入場ゲート端末とを有し、前記車両端末は、交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する交通費決済手段を有し、前記入場ゲート端末は、前記提携クーポンを所持する顧客に関しては、該顧客のICカード媒体から決済履歴情報を読み出して、前記交通費決済に係る決済履歴情報がある場合には該決済履歴情報に基づいて所定の交通費割引条件を満たすか否かを判定する第1判定手段と、前記交通費割引条件を満たす場合には、入場料から該入場料に対する割引額を減額し更に前記交通費に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記交通費割引条件を満たさない場合には入場料から該入場料に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する入場料決済手段とを有する。
上記提携クーポンシステムでは、交通費や入場料等の提携クーポンにより割引きの対象となる料金は、ICカード決済により支払いを行うことを前提とする。ICカード決済を行った場合、その決済履歴がICカードに記録される。これより、入場ゲート端末において、ICカードに記憶される交通費に関する決済履歴に基づいて、所定の交通費割引条件(例えば所定の利用区間を利用したこと)を満たす場合のみ、入場料に対する割引きだけでなく、交通費に対する割引きも行う。
尚、上記特定の施設へ向かう為の「行き」の交通費に関しては、車両端末においては割引きは行われない。これは、例えば、入場ゲート端末で決済時にICカード媒体に特定情報を記憶することで、車両端末においてはこの特定情報がICカード媒体に記憶されていない限り、たとえ提携クーポンがあっても関係なく、交通費の割引きは行われない。勿論、上記交通費割引条件等を満たさない場合も、交通費の割引きは行われない。この様に、少なくとも上記特定の施設を利用しない限り、交通費の割引きは行われないので、提携クーポンの利用において特に交通費に関する不正利用を防止できる。
上記システムにおいて、例えば、前記第1判定手段は、前記交通費決済に係る決済履歴情報に含まれる交通費と利用日時とに基づいて、該交通費が所定金額以下であり、且つ、該利用日時から現在日時までの経過時間が所定時間以下である場合に、前記交通費割引条件を満たしていると判定する。
あるいは、例えば、前記第1判定手段は、前記交通費決済に係る決済履歴情報に含まれる乗降車位置情報に基づいて、該乗降車位置が予め設定される所定の利用区間内である場合には、前記交通費割引条件を満たしていると判定する。
また、上記システムにおいて、例えば、前記車両端末は、顧客のICカード媒体に記憶された情報に基づいて該顧客が前記特定の施設を利用済みであるか否か及び所定の利用条件を満たすか否かを判定することにより、交通費の割引き可否を判定する第2判定手段を有し、前記第2判定手段により交通費の割引き不可と判定された場合には前記提携クーポンの有無に係らず割引きを行わずに前記交通費決済手段により交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記第2判定手段により交通費の割引き可と判定された場合には前記交通費決済手段により割引きによる交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する。
また、例えば、前記入場ゲート端末の入場料決済手段は、前記交通費割引条件を満たす場合の前記ICカード決済処理を行った際に、特定情報を前記ICカード媒体に記憶し、
前記車両端末の交通費決済手段は、前記ICカード媒体に前記特定情報が記憶されている場合には前記特定の施設を利用済みであると判定する。
あるいは、上記提携クーポンシステムにおいて、例えば更に、前記ICカードの運用会社のサーバ装置である運用会社サーバを有し、前記交通費決済手段は前記交通費のICカード決済処理に係る利用明細を生成し、前記割引きを行った場合にはその割引額が利用明細に含まれ、前記運用会社サーバは、該各利用明細を収集して割引額の総額を求めて、該割引額の総額または該割引額の総額にロイヤリティを加算した金額を、前記交通機関の会社に代わって前特定の施設の運用会社から代行徴収する。
上記割引き分は、提携クーポンの発行元である前記特定の施設の運用会社等が負担するが、「行き」の交通費に関しては入場ゲート端末において割引きを行うので問題ないが、「帰り」の交通費に関しては提携先の交通機関において割引きを行っているので、例えば運用会社サーバによって定期的に割引額の総額を求めて前特定の施設の運用会社から代行徴収する。その際、任意のロイヤリティを加算してもよい。
本発明の提携クーポンシステム等によれば、特に任意の交通機関と提携して交通費に関する割引きも含む提携クーポンを発行する場合において、この提携クーポンの交通費に関する不正利用を防止することができる。また、提携グループ内の会社、客ともにメリットが見出せるWin-Winなシステムを構築できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2に、本例の提携クーポンシステムのシステム構成図を示すが、その前に、図1に示す本システムの適用状況を参照して、本システムの概略的な動作について説明する。
尚、以下の説明では、交通機関の一例としてタクシー会社を例にするが、この例に限らず、バス会社や鉄道会社等であってもよい。また、以下の説明では、提携クーポンの発行元をテーマパーク関連の事業会社とするが、この例に限らず、何らかの施設の運用会社等であってよい。提携クーポンは、この様なクーポン発行元の何らかの施設の入場料等の割引きを行うと共に、更に、任意の提携先の各種料金の割引きも行うものであり、特に提携先の交通機関の交通費の割引きも行うものである。
図1に示す例では、まず、テーマパークAを運用するテーマパーク事業会社Aが、任意の交通機関会社(ここでは図示のタクシー会社A)やテーマパークA内の任意の飲食店、売店等(ここでは図示の飲食店Aや売店A等)と提携して、提携グループAを形成しているものとする。尚、図示の飲食店Aや売店A等はテーマパーク事業会社Aが運用するものである場合も考えられ、この場合には特に飲食店Aや売店A等と提携する必要はない。
そして、テーマパーク事業会社Aは、この提携グループA全体に対する割引クーポンを発行するものとする。この様な割引クーポン(特にテーマパークAまでの交通費の割引きも含む割引クーポン)を「提携クーポン」と呼ぶものとする。
よって、この提携クーポンを入手したユーザ(顧客)は、この提携クーポンによって、テーマパークAの入場料だけでなく、タクシーAのタクシー代やテーマパークA内の提携店舗(提携グループAの飲食店A、売店A等)の代金に関しても、所定の割引きを受けることができる。
但し、タクシー代に関しては、テーマパークAへの来場者へのサービスの為に割引きを行うのであり、従って、タクシー代に係わる提携クーポンの利用に関しては、以下の所定の利用条件がある。
・利用するタクシーは、提携したタクシー会社(ここではタクシー会社A)のタクシーに限ること。
・タクシーは所定の利用区間の利用に限ること。ここでは、テーマパークAの最寄駅である駅YとテーマパークAとの間の区間に限ること。
・テーマパークAを利用(入場)すること。
等である。
従って、テーマパーク事業会社Aとしては、例えば顧客が上記所定の利用区間をタクシーAを利用して移動したとしても、その後にテーマパークAに入場しない場合には、これは提携クーポンの不正利用ということになる。あるいは、顧客が上記駅Yよりも遠い場所からタクシーAに乗ってテーマパークAに来た場合には、たとえその後にテーマパークAに入場した場合でも、提携クーポンの不正利用となる。テーマパーク事業会社Aとしては、顧客が提携クーポンの利用条件を満たさない利用の仕方(不正利用)をした場合にもタクシー代の割引きが行われてしまうと、損失となってしまう。
本手法では、この様な提携クーポンの不正利用が行われた場合にはタクシー代の割引きを行なわないようにするシステムを提案するものである。すなわち、提携クーポン(上記の通り、特に交通費に関する割引きも含む割引クーポン)を発行する場合において、この提携クーポンの交通費に関する不正利用を防止することができる提携クーポンシステムを提案するものである。
その為に、本システムでは、まず、上記提携グループA内における料金支払いは、少なくとも提携クーポンによる割引対象であるものは全て、ICカードによる電子決済(電子マネー等による決済)で行うものとする。すなわち、ここでは、タクシー会社Aのタクシー代、テーマパークAへの入場料、テーマパークA内の各種施設(飲食店、売店等)のサービス代/商品代金等は、全て、ICカードによる電子決済で行うものとする。よって、顧客はそれぞれ自己のICカードを所持しており、また、タクシー会社Aの各タクシー内、テーマパークAの入退場ゲート、テーマパークA内の各種施設(飲食店、売店等)内の精算所(レジ等)には、ICカード・リーダ/ライタ機能を備える決済端末等が設置されているものとする。
尚、ICカードに限らず、例えばICカード内蔵の携帯電話等であってもよく、これらICカード、ICカード内蔵携帯電話等をまとめて「ICカード媒体」等というものとする。
上述したように、テーマパーク事業会社Aは、提携グループA内でのみ利用可能な提携クーポンを発行する。この提携クーポンは、例えば電子的なクーポン情報として顧客のICカード媒体に書き込む形式で発行してもよいし、紙等によるクーポン券の形で発行してもよいが、以下の説明では主にクーポン情報の形で発行する例について説明し、紙等のクーポン券を発行する場合に関しては、クーポン情報の場合(ICカード媒体自体がクーポンとなる場合)と異なる処理が行われる場合についてのみ説明するものとする。
テーマパーク事業会社Aは、例えばWeb上で提携クーポンを発行する不図示のWebサーバを有する。顧客は、このクーポン情報をWebサーバからダウンロードして自己のICカード媒体に記憶させる。これは、例えば、顧客のICカード媒体が上記ICカード内蔵携帯電話等である場合には、この携帯電話のブラウザ機能等によりテーマパーク事業会社Aの上記Webサーバにアクセスしてクーポン情報をダウンロードすることで、クーポン情報が携帯電話内のICカードに記憶される。この例に限らず、顧客のICカード媒体がICカードである場合でも、例えばコンビニ等に設置されている端末(ICカード・リーダ/ライタ機能付端末)からクーポン情報をICカードに書き込めるようにしてもよいし、顧客のICカード・リーダ/ライタ機能付パソコンに上記Webサーバからダウンロードしたクーポン情報を、当該パソコンのICカード・リーダ/ライタによってICカードに書き込むようにしてもよい。
尚、クーポン情報は、例えば、クーポン種別を示す情報(ここでは提携グループAの提携クーポンであることを示す情報)と、割引率や適用条件(有効期限や適用対象(上記提携グループA内の各会社名等))等の各種情報である。但し、この例に限らず、クーポン情報は上記クーポン種別のみとし、上記割引率や適用条件(有効期限や適用対象(上記提携グループA内の各利用会社名等))等の各種情報は、提携グループA内の各会社のサーバや端末等で、クーポン種別に対応付けて記憶しておくようにしてもよい。本説明においては、クーポン情報はクーポン種別のみとする例を用いて説明する。よって、後述する適正クーポン有情報35のような‘0’か‘1’かの情報のみでも、割引率等はサーバや端末側で分かっているので、問題なく割引き決済処理を行える。
また、提携クーポンを上記紙等のクーポン券として発行する場合には、例えば上記コンビニ等の端末でクーポン券発行してもよいし、街中等で手渡しで行っても良いし、顧客のパソコン等にクーポン券の画像情報をダウンロードさせてこれをプリンタ等で印刷させてもよい。
尚、ここでは、割引率が仮に一律20%であるものとして説明する。つまり、交通費(タクシー代)、テーマパークAの入場料、テーマパークA内の各店舗の代金は全て20%割引きするものとして説明する。勿論、この例に限らない(それぞれ割引率が異なるものであってもよい)。また、割引率ではなく割引額としてもよい。
また、上記所定の利用条件を顧客に知らせる為に、上記クーポン発行の際に、例えば以下の情報を画面表示する。紙等のクーポン券の場合には以下の情報がクーポン券に印刷されていてもよい。
『このクーポンにより、テーマパークAに係る各種料金(入場料、テーマパークA内の施設(飲食店、売店等)の代金等)が、20%割引されます。また、交通費に関しても、以下の利用条件を満たす場合に限り、テーマパークAへの往復のタクシー料金が20%割引されます。
・タクシー会社Aのタクシーに限ります。
・利用区間(指定区間)は駅Y−テーマパークA間です。
・テーマパークAを利用する場合に限ります。尚、タクシー降車後、1時間以内にテーマパークAに入場して下さい(1時間経過後はタクシー代は割引されません)。また、帰りは、テーマパークAから退場後1時間以内にタクシーに乗って駅Yに移動して下さい。
尚、「行き」のタクシー代に関しては、入場の際に入場料と一緒に割引が行われますので、「行き」のタクシー代支払いの際には割引は行われませんのでご注意願います。
また、上記テーマパークAに係る各種料金、交通費の割引を受ける為には、これらの料金支払いをICカードによる電子決済で行ってください。』
上記提携クーポンを入手した顧客が、テーマパークAに行く際に、上記表示/印刷された所定の利用条件に従って交通機関を利用するならば、交通費に関しても割引が行われることになる。
すなわち、本システムによって、
i)提携クーポンを持っている顧客が、指定区間内においてタクシーAを使用してテーマパークAへ移動し且つ下車後1時間内にテーマパークAに入場した場合は、タクシーAの上記決済端末等において「行き」のタクシー代をICカード決済する際にはタクシー代の割引きを行わず、入場ゲート等において、ICカード媒体の決済履歴を参照することで、交通費の割引きも行うか否かを判定し、交通費の割引きも行う場合には、テーマパークAの入場料(通常料金)から、入場料に対する割引額とタクシー運賃に対する割引額(本例では共に20%割引)とを差し引いたものを料金として徴収する。すなわち、仮に入場料(通常料金)をα、タクシー代金をβとした場合、
α−(α×0.2)−(β×0.2)・・・(1)式
を算出して、これを割引後の入場料としてICカード決済する。
ii)上記顧客がテーマパーク退場後1時間以内に指定区間内においてタクシーAを利用して移動した場合は、タクシーAの上記決済端末等においてタクシー代のICカード決済を行う際に、ICカード媒体の決済履歴等を参照することで料金割引きを行うか否かを判定し、料金割引きを行う場合にはタクシー運賃の20%を割引いて決済を行う。
尚、タクシー会社Aの各タクシーを“タクシーA”というものとする。
本手法では、詳しくは以下の図2以降で説明するように、ICカード媒体内に記憶される決済履歴を利用して、利用条件を守った正当な利用の場合のみ割引きを行うことで、特に交通費に関する不正利用を防止でき、以って企業間クーポン連携における信頼性を向上させることができる。つまり、特に、交通費に関するクーポン提携を行った場合に、上記「行き」のタクシー代に関する割引きは、そもそもテーマパークAに入場しなければ行われないうえに、決済履歴等に基づいて指定区間内の利用であることもチェックしたうえで割引きが行われるので、不正により不当に交通費が割引される事態を防止できる。「帰り」のタクシー代に関しても、決済履歴等に基づいて、不当に交通費が割引されないようにできる。
このように、本例のシステムによれば、ICカードの決済履歴等を利用することで、不正を防止する信頼性の高いクーポン割引システムが実現可能になり、より効果的なクーポン連携が可能になる。また、上述した前売りによる交通チケットを含んだ形のセットチケットの場合のデメリットも解消されるので、顧客にとってもメリットがある。このように、提携グループ内の会社、客ともメリットが見出せるWin-Winなシステムを構築できる。
上記の通り、本手法では、「行き」のタクシー代支払いの際には割引は行われない。なぜなら、この時点では、まだ顧客がテーマパークAを利用しない可能性があるためである。交通費の割引は、テーマパークAの利用が前提であるので、テーマパークAを利用することが確実になった時点(入場時)で、後から交通費の割引清算を行う。その為に、タクシー代支払いをICカード決済で行う際、その決済履歴情報をICカード内に記憶しておく。そして、入場ゲートのコンピュータは、この決済履歴情報やクーポン情報等に基づいて、入場料とタクシー代の両方を割引するか、入場料のみ割引するか、割引は行わないかを判定して、この判定結果に応じてICカード決済処理を行う。
図2に、上述した本手法を実現させる為の本例の提携クーポンシステムのシステム構成例を示す。
図示の提携クーポンシステムは、運用会社サーバ1、テーマパークサーバ15、タクシー会社サーバ22の各サーバ装置と、店舗端末11、入場ゲート端末12、退場ゲート端末13、タクシー端末21の各端末装置(ICカード決済端末)とから成る。各サーバ装置は、例えばインターネット等のネットワーク2に接続している。店舗端末11、入場ゲート端末12、及び退場ゲート端末13は、例えばLAN等の内部ネットワーク14に接続している。
これらは、全て、上記提携グループAに属する会社、店舗等のサーバ装置/端末である。従って、上記図1で説明した例によれば、運用会社サーバ1は上記ICカード運用会社Aのサーバ装置であり、テーマパークサーバ15は上記テーマパーク事業会社Aのサーバ装置であり、タクシー会社サーバ22は上記タクシー会社Aのサーバ装置である。また、店舗端末11は、上記飲食店A、売店A等のテーマパークA内の各提携店舗のICカード決済端末等である(よって、図では1つのみ示しているが、各提携店舗毎に店舗端末11が設置されている)。また、入場ゲート端末12、退場ゲート端末13は、それぞれ、テーマパークAの入場ゲート、退場ゲートに設置されたICカード決済端末等である。
尚、上記各ICカード決済端末は、少なくともICカード・リーダ/ライタ機能とICカードによる決済処理機能とを有している。
上記店舗端末11、入場ゲート端末12、及び退場ゲート端末13は、それぞれ、上記内部ネットワーク14を介して上記テーマパークサーバ15と通信を行う。
一方、タクシー端末21は、交通機関の各車両(ここでは上記タクシー会社Aの各タクシー(タクシーA))に設けられている車両端末(ICカード決済端末等)である。タクシー端末21におけるICカード決済処理結果等の情報は、例えばそのタクシーAの業務終了の際等に、タクシー端末21をタクシー会社サーバ22に接続する等して、タクシー会社サーバ22に転送・蓄積させる。あるいは、無線(携帯電話等)によって随時タクシー会社サーバ22にデータ転送する構成であってもよい。
以下、まず、「行き」のタクシーと入場ゲートにおける処理について説明する。
尚、以下の説明では、予めICカード媒体にチャージされた電子マネーから料金を差し引く形式を例にして説明するが、この例に限らず、例えばクレジット決済を行うものであってもよい。
まず、上記のように提携クーポンを入手した顧客は、電車等により最寄り駅である駅Yに到着後、タクシー会社Aのタクシー(タクシーA)を利用してテーマパークAに行く。尚、タクシー乗車の際に、顧客は、指定区間内の移動において提携クーポンを使用する旨をタクシーAの乗務員等に知らせる。ここでは特に提携クーポンの利用を知らせる必要はないが、誤って未提携の他のタクシー会社B等のタクシーを利用することが無いようにするために、一応確認しておくことで、顧客にとって心理的な安心感が高くなる。
タクシーAがテーマパークAに到着したら、顧客は自己のICカード媒体によりタクシー料金の支払いを行う。上記の通り、タクシー会社Aの各タクシー内には上記タクシー端末21が設置されている。このタクシー端末21は、上記の通り、少なくともICカード・リーダ/ライタ機能とICカード決済処理機能とを有するICカード決済端末等であるが、タクシー料金のデータを入手する為に、例えばタクシー内の既存の料金メータに接続されている。あるいは、タクシー端末21は料金メータを含む構成であってもよい。
顧客は、上記タクシー端末21のICカード・リーダ/ライタに自己のICカード媒体を翳すことで、このタクシー端末21の上記ICカード決済処理機能によりタクシー料金決済が行われる。その際、タクシー端末21は、顧客のICカード媒体に当該ICカード決済処理に係る決済履歴データを書込む。
すなわち、タクシー端末21は、自己のICカード・リーダ/ライタ機能により顧客のICカード媒体との通信を行うことで、一般的なICカード決済処理、すなわちここではICカード媒体にチャージされた電子マネー残高からタクシー料金を差し引く処理を行う。上記の通り、提携クーポンの有無に係らずこのときにはタクシー料金の割引は行わない。尚、タクシー料金の割引を行うか否かは、後述する適正クーポン有情報35を参照して判定する。詳しくは後に説明する。
そして、タクシー端末21は、この決済処理の履歴情報である決済履歴を生成して、この決済履歴をICカード媒体に書き込む。また、この決済履歴と略同様の情報を記憶しておき、後にタクシー会社サーバ22に接続したときに、記憶した全ての情報をタクシー会社サーバ22に転送して蓄積させる。
図3(a)、(b)に、上記ICカード媒体に記憶される決済履歴の一例を示す。
図3(a)にはクーポン無し、図3(b)にはクーポン有りの場合の決済履歴を示している。尚、図3(b)はクーポンの不正利用が無かった場合の決済履歴を示すものである。
図3(a)、(b)は、顧客の行動(何を利用/購入したか等)は同一であるものとし、クーポン有無によって支払う金額が違うことを示すと共に、どの時点で割引が行われるのかを示すものである。
図3(a)、(b)において、決済履歴30は、利用会社31、利用場所32、利用日時33、金額34、適正クーポン有情報35等の各種情報より成る。
利用会社31と利用場所32は、その決済履歴を書き込んだ決済端末に係わる会社名/店舗名等と設置場所等であり、何れも各決済端末に予め記憶されている情報である。これら情報は、図示のような名称に限らず、予め決められている識別コード等であってもよい。但し、タクシー利用時における利用場所32は、顧客の乗車場所と降車場所である。尚、後述するように、タクシー利用時における利用場所32は、記録されなくてもよい。
利用日時33は、タクシー利用に係わる決済履歴30の場合は乗車時と降車時の日時が記憶され、テーマパークA入退場に係わる決済履歴30の場合は入場時と退場時の日時が記憶される。尚、入場日時は入場ゲート端末12によって記憶され、退場日時は退場ゲート端末13によって記憶される。金額34は、決済金額であり、割引きが行われた場合には割引き後の金額が記録される。適正クーポン有情報35については、後述する。
ここではICカード媒体には図示の4つの決済履歴30(4つのレコード)が記憶されており、そのうちの先頭レコードは上記「行き」のタクシーA利用時に上記タクシー端末21によって書き込まれた決済履歴30である。2番目のレコードは、テーマパークAの入退場に係わる決済履歴30であり、上記の通り退場日時は退場ゲート端末13が記憶するが(図示の例では利用日時33における13:20)、それ以外の情報は入場ゲート端末12によって書き込まれる。3,4番目のレコードは各々テーマパークA内の各種店舗利用の際に上記各店舗端末11によって書き込まれた決済履歴30である。
上記「行き」のタクシー料金支払い時にICカード媒体に書き込む決済履歴30としては、上記の通り不正利用は行われていない場合のデータであることから、利用会社31はタクシー会社Aであり、利用場所32は上記駅Yの位置をD、テーマパークAの位置をEとしてD−Eとなっている。利用日時33はタクシーを利用した日時、金額34はタクシー料金となる。尚、利用会社31は上記の通り予めタクシー端末21内のメモリ等に記憶されており、上記「タクシー会社A」のような名称に限らず、例えば「タクシー会社A」を示す識別ID等(予め決められている)であってもよい。
尚、少なくともタクシー利用時の決済履歴30に関しては利用場所32のデータは必ずしも必要ない。この場合の利用場所32のデータは、顧客が上記指定区間以外でタクシーAを利用するという不正を働いていないか否かを判別する為に用いる。すなわち、最近ではカーナビゲーションを搭載したタクシーも少なくないので、これによりタクシー端末21は位置座標(緯度・経度等)情報が取得できる。よって、タクシー端末21によってタクシー乗車時と降車時の位置座標が利用場所32に記憶されることで(上記DとE)、予め登録されている駅YとテーマパークAの位置座標と比較して一致するか否かを判定することで、不正利用であるか否かを判定できる。
但し、カーナビゲーションを搭載していないタクシーもあるので、新たにカーナビゲーションやGPS測位システムを設けることなく不正利用を判別できるようにする為に、本例においては後述するように利用日時33や金額34に基づいて不正利用か否かを判別している。よって、上記の通り、利用場所32のデータは必ずしも必要ない。
図3(a)、(b)のどちらにおいても、図示の4つの決済履歴30(4つのレコード)のうち、上記「行き」のタクシー代の決済処理のときに、図示の最初のレコードがICカード媒体に記録されることになる。上記の通り提携クーポンの有無に係らずこの時点では割引は行われないので、図3(a)、(b)に示す最初のレコードは、両方とも金額34=¥2000となっている。尚、この¥2000は、駅Y−テーマパークA間の距離に応じたタクシー代である。よって、例えば、駅Yよりも遠い場所でタクシーに乗車してテーマパークAに来た場合には、金額34には¥2000よりも高い料金が記録されることになる。
その後、上記顧客は、テーマパークAの入場ゲートに向かい、上記入場ゲート端末12に対して自己のICカード媒体を翳す。これにより、入場ゲート端末12は、自己のICカード・リーダ/ライタ機能によりICカード媒体の通信を行って、図4に示す処理を実行する。
図4の処理では、入場ゲート端末12は、まず、ICカード媒体から所定の情報(全ての決済履歴30と、クーポン情報がある場合にはクーポン情報)を読み出す(ステップS11)。尚、クーポンが紙等によるクーポン券である場合には、更に別途、例えばバーコードの形でクーポン券に印刷されているクーポン情報を、入場ゲート端末12が備えるバーコードリーダによって読み取る。
そして、入場ゲート端末12は、まず、テーマパーク事業会社Aが発行した上記提携グループAの提携クーポンがあるか否かを判定する(ステップS12)。例えば、ICカード媒体にクーポン情報があり、且つ、そのクーポン種別が予め決められている「提携グループAの提携クーポン」を示す情報である場合には、提携グループAの提携クーポン有り(ステップS12,YES)と判定する。
もし、当該提携クーポンが無い場合、すなわちICカード媒体に上記提携クーポンのクーポン情報が記憶されていない場合またはクーポン券が無い場合、あるいは読み取ったクーポン情報が他のクーポンの情報である場合等には(ステップS12,NO)、割引は行わずに通常料金のままで入場料のICカード決済処理を実行する(ステップS13)。尚、入場料の通常料金は、図3の例では¥5000となっている。また、この場合には当然、交通費(タクシー代)に関する割引きも行わない。よって、ステップS13の処理が行われる場合、顧客はこの時点での総額¥7000を支払っていることになる。
上記提携クーポンがあると判定された場合には(ステップS12,YES)、上記ステップS11で読み出した決済履歴30と予め登録されている所定の条件(閾値等)に基づいて、交通費に対する割引きを適用するか否かを判定する。ここでは、図示のステップS14,S15,S16の3つの条件を全て満たしている場合に、交通費に対する割引きを適用するものと判定する。
すなわち、まず、提携グループAの交通機関(提携交通機関)を利用したか否かを判定する。すなわち、ICカード媒体に記憶されている各決済履歴30のなかに、利用会社31が提携交通機関会社(ここでは「タクシー会社A」)である決済履歴30が存在するか否かを判定する(ステップS14)。上記の通り、提携している交通機関(ここではタクシー会社Aのタクシー)を利用することが、交通費割引の為の条件の1つであるからである。
ステップS14の判定がYESの場合、次に、上記提携交通機関を上記指定区間で利用したものであるか否かをステップS15,S16により判定する。すなわち、以下の時間的条件、金額的条件による判定によって、指定区間の利用であるか否かを判定する。つまり、利用区間に関する不正利用方法として考えられるのは、「駅Yよりも遠い場所から乗車してテーマパークAで降車」や、「指定区間とは全く関係の無い任意の区間で乗降車」等が考えられる。前者の場合、以下の時間的条件は満たすかも知れないが、金額的条件は満たさない可能性が高い。一方、後者の場合、以下の金額的条件を満たす可能性があるが(上記任意の区間が指定区間と同程度の距離である場合)、以下の時間的条件は満たさない可能性が高い。
上記ステップS15では、時間的条件を満たすか否かを判定する。すなわち、ここでは交通費決済に係わるレコードにおける利用日時33(その降車日時(図3の例では3/3の13:20))と、現在日時とに基づいて、降車日時から現在日時までの経過時間が、予め登録されている時間以内(ここでは1時間以内)であるか否かを判定する(ステップS15)。タクシーAを利用してテーマパークAに到着したならば、一般的にその後速やかに入場を行うはずであると考えられるからである(その意味でここではマージンを多めにして1時間以内としたが、例えば10分以内としてもよい)。一方、テーマパークA以外の場所への移動にタクシーAを利用した場合には、基本的に、この条件を満たさないはずである。
ステップS15の判定がYESの場合、更に、金額的条件を満たすか否かを判定する。つまり、交通費決済に係わるレコードにおける金額34が、予め登録されている基準金額以下であるか否かを判定する(ステップS16)。図3の例では基本的に駅Y−テーマパークA間の利用料金は¥2000であるので、多少の変動を考慮して、例えば基準金額=¥2500を登録しておく。上記「駅Yよりも遠い場所から乗車してテーマパークAで降車」というタイプの不正利用が行われた場合、上記ステップS15の判定はYESになるかもしれないが、ステップS16の判定はNOになる可能性が高い。
上記ステップS14,S15,S16の3つの条件全てを満たすならば(全ての判定結果がYESならば)、顧客は交通機関に関する不正利用はしていないと見做してよいと考えられるので、ステップS18の処理を実行する。一方、上記ステップS14,S15,S16の3つの条件の何れか1つでも満たさない場合には(何れか1つでもNOの判定ならば)、ステップS17の処理を実行する。
ステップS17の処理は、テーマパークAの入場料に対する割引のみを行う処理である。すなわち、この場合、提携クーポンはあるのでテーマパークAの入場料に関しては割引きを行っても問題ないが、交通費に関しては不正利用の可能性があるので、割引きは行わない。上記(1)式を利用して表すならば、α−(α×0.2)を算出して、これを割引後の入場料としてICカード決済する。
尚、交通費(タクシー代)に関する決済履歴30がICカード媒体に記録されていない場合には、当然、ステップS17の処理を行うことになる。
尚、図3(a)、(b)には、ステップS17の処理が行われた場合の例は示していないが、20%割引なので、¥5000−¥5000×0.2=¥4000がICカード決済金額となり、後述するステップS19の処理においてその決済履歴30の金額34には¥4000が記録されることになる。
ステップS18の処理は、交通費(タクシー代)と入場料の両方に対して割引を適用してICカード決済を行う処理である。これは、交通費(「行き」のタクシー代)は既に割引き無しの通常料金(¥2000)で支払い済みであるので、入場料から、入場料に対する割引額と交通費(「行き」のタクシー代)に対する割引額とを差し引くことで決済金額を求めて(上記(1)式等)、この決済金額によりICカード決済を行う。図3の例では、決済金額=¥5000−(¥5000×0.2)−(¥2000×0.2)=¥5000−¥1000−¥400=¥3600が算出されて、これによりICカード決済を行う。
そして、上記ステップS18のICカード決済処理に係わる決済履歴30を生成してICカード媒体に書き込む(ステップS19)。そして、入場情報を生成してテーマパークサーバ15に送信する(ステップS20)。入場情報は、基本的には決済履歴30とほぼ同じ情報であるが、この場合には更に交通費(タクシー代)の割引額(交通費割引額)の情報も含まれる。図3(b)の例では、入場時の決済処理に係わる決済履歴30(図示の2番目のレコード)をICカード媒体に記録すると共に、この決済履歴30に例えば交通費割引額=−¥400の情報を追加することで上記入場情報を作成して、これを上記テーマパークサーバ15へ送信して蓄積させる。
尚、図示していないが、ステップS13やステップS17の処理が行われた場合にも、そのICカード決済処理に係る履歴情報(決済履歴データ)をICカード媒体に書き込む処理(決済履歴書込処理というものとする)や上記入場情報の生成・送信処理が行われる。勿論、この場合には当然、入場情報には上記交通費割引額の情報は含まれない。
ここで、上記ステップS19の処理の際には更に特定情報をICカードに記憶する。ここでは上記適正クーポン有情報35として例えば‘1’を記録する。適正クーポン有情報35=‘1’(特定情報)は、基本的には当該ICカード媒体の顧客が、提携クーポン所持者であり、且つ、テーマパークAに入場済み(入場料を支払っている)であることを示す情報である。よって、ステップS13の処理が行われた場合の上記決済履歴書込処理の際には、特定情報は記録されない(例えば適正クーポン有情報35として‘0’を記録するが、何も記録しなくてもよい)。
また、特定情報が上記の意味である場合には、ステップS17の処理が行われた場合の上記決済履歴書込処理の際にも、上記特定情報がICカードに記録される。但し、この例に限らない。すなわち、上記特定情報は、当該ICカード媒体の顧客が、提携クーポン所持者であり、且つ、テーマパークAに入場済みであり、且つ(少なくとも入場時までは)交通費に関する不正利用が無かったことを示す情報であると定義することもできる。この定義の場合には、ステップS17の処理が行われた場合の上記決済履歴書込処理の際には、特定情報は記録されない。
例えば、ステップS17の処理が行われた場合には、交通費に関する不正利用が行われた可能性があるにしても、提携クーポンは持っており且つテーマパークAに入場するのであるから、特定情報を記録するというのが1つの考え方である。しかし、不正利用の罰として、特定情報を記録しないことで、入場料のみは割引きを行ったが、それ以外(特に「帰り」のタクシー代)は割引きを行わないようにするというのも1つの考え方である。どちらにするかは、考え方次第である。
特に「帰り」のタクシーAのタクシー端末21においては、ICカード媒体に上記特定情報が記録されていることを以って、この顧客が提携クーポン所持者であり且つテーマパークAに入場済みであることを確認できるので、更に当該「帰り」のタクシーに関して上記所定の利用区間(指定区間)に係る条件を満たすならば、タクシー代の割引きを行う為の条件を満たすものと判定でき、「帰り」のタクシー代の割引きを行うものとすることができる。詳しくは後述する図5で説明する。
また、上記の通り特定情報は“提携クーポン有り”を示す情報でもあるので、「帰り」のタクシー以外でも、上記特定情報を利用して、割引きを行うか否かを決めることができる。すなわち、上記入場後に顧客がテーマパークA内の各種施設を利用する毎に、飲食代や商品代をICカード媒体で支払う際に、これら各種施設のレジ等に設置される上記店舗端末11は、例えば適正クーポン有情報35を参照することで、もし‘1’であれば割引料金による決済処理を行い、もし‘0’であれば通常料金による決済処理を行う。
上記のように入場時に特定情報(適正クーポン有情報35=‘1’)がICカードに記録された場合には、テーマパークA内の各種施設において割引きを受けることができる。尚、当然、クーポン情報やクーポン券等によって割引きを行うこともできるが、後述するように、特定情報を用いた方が処理時間が短くて済んだり顧客の手間が省けるようになる。あるいは、上記のように、交通費に関する不正利用の疑いがある顧客に対するペナルティとして、提携クーポンを有する場合でも割引きを行わないようにすること等も可能となる。
尚、上記店舗端末11は、上記決済処理の際にこの決済処理に係る決済履歴30をICカード媒体に記録する。また、この決済処理に係る取引情報を生成してテーマパークサーバ15に送信して蓄積させる。尚、取引情報は、ICカード媒体に記録させた決済履歴30と同じ情報であってよいが、更に飲食代や商品代に対する割引額の情報も含まれていてもよい。
図3の例では、飲食店Aにおける飲食代の支払いに関して、図3(a)に示すクーポン無し(適正クーポン有情報35=‘0’)の場合には通常料金(正規料金)=¥1500を支払っているが、図3(b)に示すクーポン有り(適正クーポン有情報35=‘1’)の場合には20%引きの割引料金=¥1200を支払っている。
上記のように、特にフローチャート図等は示さないが、各店舗端末11の処理としては、ICカード媒体との通信を行ってその決済履歴30(入場ゲートで記録された履歴;ここでは利用場所32がテーマパークAであるレコード)の適正クーポン有情報35を参照して、適正クーポン有情報35=‘0’の場合には割引き無しの通常料金による決済処理を行い、適正クーポン有情報35=‘1’の場合は割引料金による決済処理を行う。尚、割引率(ここでは20%)は例えば予め各店舗端末11に記憶されている。
上記適正クーポン有情報35を用いることで、各店舗端末11において逐一、ICカード媒体から読み出したクーポン情報に基づいてそれが適用対象クーポン(提携グループAの提携クーポン)であるか否かを判定しなくて済むようになる。この様に顧客の利便性が向上する。また、紙等によるクーポン券である場合、入場後は適正クーポン有情報35を用いるので、クーポン券を持ち歩いたり各店舗で提示する手間が必要なくなる(よって、クーポン券自体は入場ゲートで渡してしまって構わない)。
そして、上記の通り、特定情報(適正クーポン有情報35=‘1’)は、タクシー端末21においてタクシー代の割引きを行うか否かの判定に利用される。ここで、タクシーAにおける上記タクシー端末21は、図5の処理を実行する。
タクシー端末21は、図5に示すように、提示されたICカード媒体の情報を読み出して(ステップS31)、上記特定情報が記録されているか否かを判定する(ステップS32)。そして、特定情報有りの場合には(ステップS32,YES)ステップS34へ進み、特定情報無しの場合には(ステップS32,NO)ステップS33へ進む。
これは、例えば、ICカード媒体から全ての決済履歴30を読み出して(ステップS31)、適正クーポン有情報35が‘1’であるレコードが存在するか否かを判定する(ステップS32)。もし、適正クーポン有情報35=‘1’が存在しない場合には(ステップS32,NO)、割引きを行わずに正規料金(通常料金)によるICカード決済処理を行う(ステップS33)。上記のように「行き」のタクシー代の支払いの際には、未だ入場前であることから適正クーポン有情報35=‘1’のレコードは当然存在しないので、ステップS32の判定がNOとなってステップS33の処理が実行されるものである。
また、提携クーポンを持っている(例えば自己のICカード媒体にクーポン情報を記憶している)顧客が、テーマパークAを利用しないで(入場しないで)「帰り」のタクシーを利用した場合にも、適正クーポン有情報35=‘1’のレコードが存在しないので、ステップS32の判定がNOとなってステップS33の処理が実行されるものである。
この様に、「行き」であるか「帰り」であるかは関係なく、また提携クーポンを持っているか否かも関係なく、更にたとえ利用条件を満たすタクシーの利用(つまりタクシーAを指定区間内で利用する)を行った場合でも、テーマパークAを利用(入場)していない限り、タクシー端末21においてタクシー代の割引きが行われることはない。この様に、上記ステップS32の判定は、実質的に、顧客がテーマパークAを利用しているか(入場済みか)否かを判定するものである。
上記の通り、交通費の割引きは、テーマパークAを利用する顧客に対するサービス(誘致)の為に行うものであり、たとえ提携クーポンを持っていても(更に指定区間内の利用であっても)テーマパークAを利用していない顧客に対して交通費の割引きを行ってしまうと、不正利用による損失が発生することになる。上記の通り本手法では「行き」のタクシー代に関しては入場時に交通費に関する割引きも行うことで対応し、「帰り」のタクシー代に関しては上記の通り、適正クーポン有情報35を利用して割引き可否の判定を行うことで、テーマパークAを利用しない顧客に対して不当に交通費の割引きが行われる事態を防止できる。
顧客がテーマパークAを利用している場合、すなわち適正クーポン有情報35=‘1’のレコードが存在する場合には(ステップS32,YES)、更に上記ステップS15,S16と同様に、上記指定区間内の利用であるか否かを判定する(ステップS34,S35)。つまり、上記時間的条件、金額的条件による判定によって、所定の利用区間(指定区間)をタクシーで移動したものであるか否かを判定する。適正クーポン有情報35=‘1’のレコードが存在する場合には、それは顧客が提携クーポン所持者であり且つテーマパークAを利用していることを意味するので、「帰り」のタクシーの利用において指定区間等に関して不正が無いか否かを確認してOKであれば割引を行う。
尚、本処理では上記ステップS14に相当する判定処理が無いが、これは図5の処理は提携グループAの交通機関(ここではタクシーA)の端末のみが実行するのであり、提携外のタクシーB等では図5の処理は行われないので、必要ないからである。
タクシー端末21は、上記時間的条件を満たしているか否かを確認する(ステップS34)。この処理は上記ステップS15の処理と同様の趣旨の処理であり、テーマパークAからの退場時間から所定時間内(例えば1時間以内)にタクシーを利用しているか否かを判定するものである。具体的には利用場所32が「テーマパークA」であるレコードの利用日時33における退場日時(図3の例では3/3の19:30)から現在日時までの経過時間が、上記所定時間内(例えば1時間以内)であるか否かを判定する。尚、現在日時はタクシー端末21内の時計機能から取得する。また、所定時間は予めタクシー端末21内のメモリに記憶しておく。
尚、顧客がテーマパークAから退場する際に、退場ゲート端末13が顧客のICカード媒体に上記退場日時を記録している。すなわち、退場ゲート端末13は、利用場所32が「テーマパークA」であるレコードの利用日時33に、そのときの現在日時を追加記録している。
上記時間的条件を満たしている場合には(ステップS34,YES)、更に、上記金額的条件を満たしているか否かを確認する(ステップS35)。「帰り」のタクシー代が基準金額以下であるか否かを判定する(ステップS35)。この処理は上記ステップS16の処理と同様であり、例えば「タクシー代≦¥2500」であるか否かを判定する。具体的には、例えば、タクシー端末21内のメモリには予め上記基準金額(本例では¥2500)を記憶しておき、料金メータから料金データを取得して、この料金が上記基準金額以下であるか否かを判定する。時間的条件も満たす場合すなわち料金が上記基準金額以下の場合には(ステップS35,YES)、割引料金によるICカード決済処理を行う(ステップS36)。尚、割引率は、例えば予めタクシー端末21内のメモリに記憶しておく。但し、この例に限らず、ICカード媒体に記憶されているクーポン情報に割引率の情報が含まれている場合には、これを参照してもよい。
一方、上記ステップS34、S35の何れかで判定がNOとなった場合には、上記ステップS33の処理を実行する。尚、特に図示していないが、上記ステップS33、S36のどちらを実行する場合にも、決済処理に伴い、この決済処理に係る決済履歴30を生成してICカード媒体に記憶する。図3(a)、(b)の例では、4番目のレコード(「帰り」のタクシーの履歴)が生成・記憶されることになり、図3(b)に示す例では通常料金¥2000に対して20%割引が適用された結果、金額34は¥1600となっている。
また、特に図示していないが、例えば上記決済処理に伴い、ICカード媒体に記憶されている特定情報は消去する。すなわち、上記一例では、適正クーポン有情報35=‘1’である場合にはこれを‘0’に変更する。特定情報を残しておくと、後に更に他のタクシーAに所定の利用区間で乗車される等すると、割引きが行われてしまう可能性があるからである。
また、特に図示しないが、タクシー端末21は、更に、例えば上記ICカード媒体に書き込んだ決済履歴30の情報に割引額(上記の例では¥400;割引が行われなかった場合には¥0)を加えた情報等であるタクシー利用明細を生成する。そして、このタクシー利用明細を記憶しておき、後にタクシー会社Aのサーバ装置(上記タクシー会社サーバ22)に接続して、記憶しておいたタクシー利用明細をまとめて転送して、タクシー会社サーバ22にタクシー利用明細群を蓄積させる。
そして、タクシー会社サーバ22は、例えば所定期間毎に(例えば毎日1回)、蓄積したタクシー利用明細群を上記ネットワーク2を介して上記運用会社サーバ1へ送信する。また、上記テーマパークサーバ15に蓄積させた入場情報群、取引情報群も、例えば所定期間毎に(例えば毎日1回)、テーマパークサーバ15が上記ネットワーク2を介して上記運用会社サーバ1へ送信する。
これにより、タクシー会社Aは、ICカード運用会社経由にて、提携クーポンを発行したテーマパーク事業会社Aに対して、「帰り」のタクシー代に係る割引分の料金を請求することが可能である。すなわち、上記タクシー利用明細には上記の通り「帰り」のタクシー代に係る割引額が含まれているので、上記タクシー利用明細群を受信・記憶した運用会社サーバ1は、全てのタクシー利用明細における割引額を累積加算することで、上記所定期間における割引額の総額を算出する。そして、テーマパーク事業会社Aに対して割引額の総額を課金する。そして、徴収した割引額の総額をタクシー会社Aに渡す。つまり、タクシー会社Aに代わって割引額の総額の代行徴収を行う。その際、手数料をとってもよい。
また、テーマパーク事業会社Aは、タクシー会社Aに対して必要に応じてロイヤリティをフィードバックするようにしてもよい。これによって、タクシー会社Aとしてもインセンティブが発生するので、車体に広告をつけたり、車両の確保などのテーマパークAの利用を促進するようなサービスを付加価値として提供することが可能になる。
図6は、この様な割引分の清算やロイヤリティのフィードバックに係る処理を説明する為の図である。
まず、運用会社サーバ1は、上記のように「帰り」のタクシー代に係る割引額の総額(以下、割引額総額Bという)を求めており、特にロイヤリティをフィードバックしない場合には、上記の通りこの割引額総額Bをテーマパーク事業会社Aに請求することで、これがタクシー会社Aに支払われることになる。
一方、ロイヤリティをフィードバックする契約となっている場合には、運用会社サーバ1は、更に、図6に示す処理を行う。まず、予めクーポン利用回数に応じた還元率Cが設定・登録されている。図示の例では、クーポン利用回数が99回以下であれば還元率Cは1%、100〜1000回であれば還元率Cは2%、1000回以上であれば還元率Cは3%となっている。この設定データは、予め運用会社サーバ1内の不図示の記憶装置に記憶されている。
そして、運用会社サーバ1は、まず、上記クーポン利用回数に応じた還元率Cを求める。クーポン利用回数は、例えば上記入場ゲート端末12においてクーポン情報有りを確認する毎に(例えばステップS12の判定がYESとなる毎に)、クーポン利用回数をカウント(+1インクリメント)している。そして、テーマパークサーバ15は、上記所定期間毎の入場情報群、取引情報群送信の際に、入場ゲート端末12からクーポン利用回数を取得して、このクーポン利用回数も一緒に運用会社サーバ1へ送信する。尚、その際、入場ゲート端末12におけるクーポン利用回数は‘0’リセットされる。あるいは、上記入場情報群に基づいて、その適正クーポン有情報35が‘1’である入場情報の数をカウントすることで、クーポン利用回数を求めるようにしてもよい。
更に、上記の通り入場情報には交通費に関する割引も行われた場合にはその割引額も含まれているものであり、この割引額は「行き」のタクシー代に対する割引額である。これより、サーバ装置は、入場情報群に基づいて「行き」のタクシー代に対する割引額の総額Dを求める。
そして、上記のように求めた「帰り」のタクシー代の割引額総額B、還元率C、「行き」のタクシー代の割引額総額Dに基づいて、以下の式によりロイヤリティを求める。
ロイヤリティ=(D+B)×C×0.01
そして、「割引額総額B+ロイヤリティ」をテーマパーク事業会社Aに請求して、これがタクシー会社Aに支払われることになる。
尚、テーマパークA内の各種施設(飲食店A、売店A等)に関する割引は、必ずしも行う必要はない。本手法は、クーポン発行元に係る割引だけでなく、その提携先に係る割引も行う提携クーポンに関して、特に提携先が交通機関である場合に、不正に交通機関の料金割引が行われないようにできるシステムを提案するものであり、クーポン発行元に関して具体的にどの様な割引を行うかは、本発明の要旨とは関係ないからである。
上記の通り、本例の提携クーポンシステムによれば、特に任意の交通機関と提携して交通費に関する割引きも含む提携クーポンを発行する場合において、この提携クーポンの交通費の割引きに関する不正利用を防止することができる。
また、ICカード運用会社は、従来通り、手数料収入が確保できる。また、テーマパークA側としては、信頼性の高い決済情報を入手できるので必要十分なだけの費用で顧客誘致が可能になる。また、顧客としても上述した前売りによる交通チケットを含んだ形のセットチケットのような不便な事が無くなる。このように、提携グループ内の会社、客ともにメリットが見出せるWin-Winなシステムを構築できる。
図7に、上記各種サーバ(運用会社サーバ1、テーマパークサーバ15、タクシー会社サーバ22)のハードウェア構成図を示す。これら各種サーバは汎用のコンピュータであってよく、図7に示すコンピュータ40は、CPU41、メモリ42、入力部43、出力部44、記憶部45、記録媒体駆動部46、及びネットワーク接続部47を有し、これらがバス48に接続された構成となっている。
CPU41は、当該コンピュータ40全体を制御する中央処理装置である。
メモリ42は、任意の処理実行の際に、記憶部45(あるいは可搬型記録媒体49)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CPU41は、メモリ42に読み出したプログラム/データを用いて、各種処理を実行する。
出力部44は、例えばディスプレイ等であり、入力部43は、例えば、キーボード、マウス等である。尚、これらの構成要素43,44は無くてもよい。
ネットワーク接続部47は、例えば任意のネットワークに接続して、他の情報処理装置との通信(コマンド/データ送受信等)を行う為の構成であり、例えば上記タクシー利用明細群、入場情報群等を送受信することができる。
記憶部45は、例えばハードディスク等であり、上述した各種処理をCPU41により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。これは、例えば、当該コンピュータ40が上記運用会社サーバ1である場合、上記図6で説明した処理等の「帰り」のタクシー代に係る精算・課金の為の処理を、CPU41により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。
CPU41は、上記記憶部45に格納されている各種プログラムを読み出し・実行することにより、上述した各種処理を実現する。
あるいは、上記記憶部45に格納される各種プログラム/データは、可搬型記録媒体49に記憶されているものであってもよい。この場合、可搬型記録媒体49に記憶されているプログラム/データは、記録媒体駆動部46によって読み出される。可搬型記録媒体49とは、例えば、FD(フレキシブル・ディスク)49a、CD−ROM49b、その他、DVD、光磁気ディスク等である。
また、上記各種端末(店舗端末11、入場ゲート端末12、退場ゲート端末13、タクシー端末21)のハードウェア構成は、特に図示しないが、基本的には上記の通りICカード・リーダ/ライタ装置を備えると共に、CPU/MPU、メモリ等の記憶装置、ネットワーク接続部等を有しており、この記憶装置には上述した各種処理をCPU/MPUに実行させる為の所定のアプリケーションプログラムが予め記憶されている。すなわち、例えば、入場ゲート端末12の場合には、上記記憶装置には、上述した図4の処理をCPU/MPUに実行させる為の所定のアプリケーションプログラムが予め記憶されている。また、例えばタクシー端末21の場合には、上述した図5の処理をCPU/MPUに実行させる為の所定のアプリケーションプログラムが予め記憶されている。店舗端末11、退場ゲート端末13に関しても、上述した処理をCPU/MPUに実行させる為の所定のアプリケーションプログラムが予め記憶されている。CPU/MPUは、このアプリケーションプログラムを記憶装置から読出し・実行することで、上述した各種処理を実現する。
尚、上記プログラム/データは、ネットワーク接続部47により接続しているネットワークを介して、他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。あるいは、更に、インターネットを介して、外部の他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、上記本発明の各種処理をコンピュータ上で実現するプログラムを記録した可搬型記憶媒体として構成できるだけでなく、当該プログラム自体として構成することもできる。
本システムの概略的な動作について説明する為の図である。 本例の提携クーポンシステムのシステム構成例である。 (a)、(b)は、ICカード媒体に記憶される決済履歴の一例である。 入場ゲート端末の処理フローチャート図である。 タクシー端末の処理フローチャート図である。 割引分の清算やロイヤリティのフィードバックに係る処理を説明する為の図である。 コンピュータ・ハードウェア構成図である。
符号の説明
1 運用会社サーバ
2 ネットワーク
11 店舗端末
12 入場ゲート端末
13 退場ゲート端末
14 内部ネットワーク
15 テーマパークサーバ
21 タクシー端末
22 タクシー会社サーバ
30 決済履歴
31 利用会社
32 利用場所
33 利用日時
34 金額
35 適正クーポン有情報
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 入力部
44 出力部
45 記憶部
46 記録媒体駆動部
47 ネットワーク接続部
48 バス
49 可搬型記録媒体
49a FD(フレキシブル・ディスク)
49b CD−ROM

Claims (10)

  1. 特定の施設の入場料の割引きを行うと共に提携先として少なくとも特定の交通機関を含み該交通機関の料金の割引きも行うクーポンである提携クーポンに係るシステムであって、
    前記特定の交通機関の各車両に搭載されるICカード決済端末である車両端末と、
    前記特定の施設の入場ゲートに設けられるICカード決済端末である入場ゲート端末とを有し、
    前記車両端末は、
    交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する交通費決済手段を有し、
    前記入場ゲート端末は、
    前記提携クーポンを所持する顧客に関しては、該顧客のICカード媒体から決済履歴情報を読み出して、前記交通費決済に係る決済履歴情報がある場合には該決済履歴情報に基づいて所定の交通費割引条件を満たすか否かを判定する第1判定手段と、
    前記交通費割引条件を満たす場合には、入場料から該入場料に対する割引額を減額し更に前記交通費に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記交通費割引条件を満たさない場合には入場料から該入場料に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する入場料決済手段と、
    を有することを特徴とする提携クーポンシステム。
  2. 前記第1判定手段は、前記交通費決済に係る決済履歴情報に含まれる利用日時に基づいて、該利用日時から現在日時までの経過時間が所定時間以下である場合に、前記交通費割引条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項1記載の提携クーポンシステム。
  3. 前記第1判定手段は、前記交通費決済に係る決済履歴情報に含まれる乗降車位置情報に基づいて、該乗降車位置が予め設定される所定の利用区間内である場合には、前記交通費割引条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項1記載の提携クーポンシステム。
  4. 前記車両端末は、
    顧客のICカード媒体に記憶された情報に基づいて該顧客が前記特定の施設を利用済みであるか否か及び所定の利用条件を満たすか否かを判定することにより、交通費の割引き可否を判定する第2判定手段を有し、
    前記第2判定手段により交通費の割引き不可と判定された場合には前記提携クーポンの有無に係らず割引きを行わずに前記交通費決済手段により交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記第2判定手段により交通費の割引き可と判定された場合には前記交通費決済手段により割引きによる交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載の提携クーポンシステム。
  5. 前記入場ゲート端末の入場料決済手段は、前記交通費割引条件を満たす場合の前記ICカード決済処理を行った際に、特定情報を前記ICカード媒体に記憶し、
    前記車両端末の交通費決済手段は、前記ICカード媒体に前記特定情報が記憶されている場合には前記特定の施設を利用済みであると判定することを特徴とする請求項4記載の提携クーポンシステム。
  6. 前記ICカードの運用会社のサーバ装置である運用会社サーバを更に有し、
    前記交通費決済手段は前記交通費のICカード決済処理に係る利用明細を生成し、前記割引きを行った場合にはその割引額が利用明細に含まれ、
    前記運用会社サーバは、該各利用明細を収集して割引額の総額を求めて、該割引額の総額または該割引額の総額にロイヤリティを加算した金額を、前記交通機関の会社に代わって前記特定の施設の運用会社から代行徴収することを特徴とする請求項4記載の提携クーポンシステム。
  7. 特定の施設の入場料の割引きを行うと共に提携先として少なくとも特定の交通機関を含み該交通機関の料金の割引きも行うクーポンである提携クーポンに係るシステムにおける前記特定の施設の入場ゲート端末であって、
    前記提携クーポンを所持する顧客に関しては、該顧客のICカード媒体から決済履歴情報を読み出して、交通費決済に係る決済履歴情報がある場合には該決済履歴情報に基づいて所定の交通費割引条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記交通費割引条件を満たす場合には、入場料から該入場料に対する割引額を減額し更に前記交通費に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記交通費割引条件を満たさない場合には入場料から該入場料に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する入場料決済手段と、
    を有することを特徴とする提携クーポンシステムにおける入場ゲート端末。
  8. 特定の施設の入場料の割引きを行うと共に提携先として少なくとも特定の交通機関を含み該交通機関の料金の割引きも行うクーポンである提携クーポンに係るシステムにおける前記交通機関の各車両に設けられる車両端末であって、
    顧客のICカード媒体に記憶された情報に基づいて該顧客が前記特定の施設を利用済みであるか否か及び所定の利用条件を満たすか否かを判定することにより、交通費の割引き可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段により交通費の割引き不可と判定された場合には前記提携クーポンの有無に係らず割引きを行わずに交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記判定手段により交通費の割引き可と判定された場合には割引きによる交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する交通費決済手段と、
    を有することを特徴とする提携クーポンシステムにおける車両端末。
  9. 特定の施設の入場料の割引きを行うと共に提携先として少なくとも特定の交通機関を含み該交通機関の料金の割引きも行うクーポンである提携クーポンに係るシステムにおける前記特定の施設の入場ゲート端末のコンピュータを、
    前記提携クーポンを所持する顧客に関しては、該顧客のICカード媒体から決済履歴情報を読み出して、交通費決済に係る決済履歴情報がある場合には該決済履歴情報に基づいて所定の交通費割引条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記交通費割引条件を満たす場合には、入場料から該入場料に対する割引額を減額し更に前記交通費に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記交通費割引条件を満たさない場合には入場料から該入場料に対する割引額を減額して成る割引料金によって入場時のICカード決済処理を行うと共に該入場時決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する入場料決済手段、
    として機能させる為のプログラム。
  10. 特定の施設の入場料の割引きを行うと共に提携先として少なくとも特定の交通機関を含み該交通機関の料金の割引きも行うクーポンである提携クーポンに係るシステムにおける前記交通機関の各車両に設けられる車両端末のコンピュータを、
    顧客のICカード媒体に記憶された情報に基づいて該顧客が前記特定の施設を利用済みであるか否か及び所定の利用条件を満たすか否かを判定することにより、交通費の割引き可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段により交通費の割引き不可と判定された場合には前記提携クーポンの有無に係らず割引きを行わずに交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶し、前記判定手段により交通費の割引き可と判定された場合には割引きによる交通費のICカード決済処理を行うと共に該交通費決済に係る決済履歴情報をICカード媒体に記憶する交通費決済手段、
    として機能させるためのプログラム。
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