JP2003187280A - 通行料金の前納を可能とした有料道路自動料金収受システム及びその方法 - Google Patents

通行料金の前納を可能とした有料道路自動料金収受システム及びその方法

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JP2003187280A
JP2003187280A JP2001385976A JP2001385976A JP2003187280A JP 2003187280 A JP2003187280 A JP 2003187280A JP 2001385976 A JP2001385976 A JP 2001385976A JP 2001385976 A JP2001385976 A JP 2001385976A JP 2003187280 A JP2003187280 A JP 2003187280A
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toll
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vehicle
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JP2001385976A
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English (en)
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Kazuo Murayama
和夫 村山
Hiroshi Sonoda
弘 園田
Hidefumi Onishi
英史 大西
Hideyuki Fujikawa
秀幸 藤川
Takeshi Takashima
剛 高嶋
Muneo Momosawa
宗夫 桃澤
Tetsuhiko Fujimura
鉄彦 藤村
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HONSHU SHIKOKU BRIDGE AUTHORIT
HONSHU-SHIKOKU BRIDGE AUTHORITY
METROPOLITAN EXPRESSWAY PUBLIC
METROPOLITAN EXPRESSWAY PUBLIC CORP
Japan Highway Public Corp
Hanshin Expressway Public Corp
Original Assignee
HONSHU SHIKOKU BRIDGE AUTHORIT
HONSHU-SHIKOKU BRIDGE AUTHORITY
METROPOLITAN EXPRESSWAY PUBLIC
METROPOLITAN EXPRESSWAY PUBLIC CORP
Japan Highway Public Corp
Hanshin Expressway Public Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 料金所ゲートで車両をストップさせたり、料
金所のアイランドを長くすることなく、ETCシステム
に前納方式を導入する。 【解決手段】 有料道路の通行料金の決済に利用するク
レジットカード番号を格納する格納部15と、クレジッ
トカード番号に関連付けられた通行料金の前納残高情報
を格納する前納残高・利用履歴格納部17と、車両2か
ら車種情報及びクレジットカード番号を受取り、これに
基づいて当該車両の通行料金を算出する自動料金システ
ム1の通行料金算出部と、当該通行料金を前記前納残高
から差し引いて決済する前納管理部12の通行料金決済
処理部とを備えた。前記通行料金決済処理部は、前納残
高が通行料金に満たない場合、若しくは前納残高がない
場合には、通行料金の不足分若しくは全額を前記クレジ
ットカードで決済する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる有料道路
の自動料金収受システム(以下「ETCシステム」(El
ectronic Toll Collection)と略す)において前納方式
を導入することを可能にするための有料道路自動料金収
受システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有料道路の通行料金の方式として
ETCシステムが導入され始めている。ETCシステム
は、車両が有料道路の料金収受ゲートを通過する際に、
双方向の無線通信を用いることで、通行料金の支払に必
要な情報を車両から受取るシステムである。このETC
システムによれば、現在の料金収受システムと異なり、
料金収受の目的で車両を一旦停止させる必要がない。こ
のため、有料道路の料金所渋滞の問題を解消でき、ま
た、複雑な有料道路入口/出口路を建設する必要がない
等の種々の利点があり注目を集めている。
【0003】このETCシステムは、例えば、車載器を
搭載した車両が料金所を通過する際に、通過ゲート手前
に設置された路側機と車載器との間で双方向無線通信を
行い、車載器に格納された車両情報及びICカードに格
納された利用者情報(クレジットカード情報等)に基い
て通行料金の決済を行う様に構成されている。
【0004】ここで、前記通行料金の支払いには従来よ
りプリペイドカード(ハイウェイカード等)などを利用
した前納方式が広く採用されている。このプリペイドカ
ードには、購入金額に応じた所定の通行料金残高が予め
格納されるようになっており、利用者はこの通行料金残
高から順次差し引く形で前記通行料金を支払っていくこ
とができる。このような前納方式によれば、通常、購入
金額に加えて所定金額分のプレミアが付与されたものを
前記通行料金残高として利用することができるため利用
者の需要は非常に高い。そのため、ETCシステムにお
いても通行料金の前納方式を採用することが強く望まれ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリペイドカードを用いてノンストップ自動課金システ
ムで料金収受を行おうとする場合、以下の様な問題があ
り、未だその実現には至っていない。
【0006】すなわち、従来の前納方式においては、プ
リペイドカードから残高の情報を読み取って認証を行っ
た上で、これから利用料金を差し引いた新たな残高情報
をプリペイドカードに書き込み戻し、さらにカードに書
き込み戻された残高情報を確認する必要がある。ETC
システムでは、車両は料金所をノンストップで走行する
ため、このような読み出し・書き込み及び書き込み確認
の処理を無線でかつ高速に行わなければならない。さら
にまた、残高が通行料金を決済するのに十分であるかに
ついてもこの間に判断しなければならない。車両をスト
ップさせずにこのような処理を確実に行うためには、料
金所を構成するアイランドの距離を現在と比較して非常
に長くするか、車両の走行速度を所定以下に制限したり
停止させる必要が生じてしまい、現実的ではない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、以上の問題を解消してETCに前納方式を導
入することができる有料道路の自動料金収受システム及
びその方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の主要な観
点によれば、車両の有料道路の通行料金の決済に利用す
る決済手段の情報を格納する決済手段情報格納部と、前
記決済手段に関連付けられた前記通行料金の前納残高情
報を格納する残高情報格納部と、前記車両から、前記決
済手段の情報及びこの車両の通行料金の課金処理に必要
な情報を受取る課金情報受取部と、前記受取った情報に
基づいて当該車両の通行料金を算出する通行料金算出部
と、当該通行料金を前記決済手段に関連付けられた前納
残高から差し引いて決済する課金処理部と、を備え、前
記課金処理部は、前記前納残高が通行料金に満たない場
合、若しくは前納残高がない場合には、通行料金の不足
分若しくは全額を前記決済手段で決済するものであるこ
とを特徴とする有料道路自動料金収受システムが提供さ
れる。
【0009】このような構成によれば、通行料金の前納
(プリペイド)申込の状況や、その利用残高をシステム
側で記録することができる。また、その利用残高が通行
料金の決済に満たない場合であっても、その不足分につ
いてクレジットカードなどの決済手段で通行料金を決済
することができる。これにより、料金所において通行料
金を前納金で決済するための認証や、情報の読み出し・
書き込み及び書き込み確認を行わなくても良くなるか
ら、その処理時間を非常に短くすることができる。
【0010】本発明の一の実施形態によれば、さらに、
前記通行料金の前納申込を受け付ける前納申込受付部
と、この前納申込に係る前納金額を前記決済手段で決済
する前納金額決済部と、前記前納金額で前記残高情報格
納部内の前納残高情報を更新する前納残高更新部とを備
えた。このように、前納申込にかかる前納金を通行料金
の決済に利用するクレジットカード等の決済手段で決済
することで、利用者の利便性を向上させることができ
る。
【0011】本発明の他の実施形態によれば、前記前納
申込受付部は、前記決済手段の情報を受け取って認証を
行い、当該認証結果が肯定的である場合に前納申込用の
認証情報を発行する認証情報発行部と、前記認証情報に
基づいて前納申込の認証を行い、当該認証結果が肯定的
である場合にこの前納申込を受け付ける前納申込認証部
とを有する。ここで、前記認証情報は、前記前納残高に
関連付けられた前納申込用IDであることが好ましい。
【0012】このような構成により、クレジットカード
等の認証を行って前納申込用の認証情報(パスワード、
前納申込用IDなど)を発行した後は、この認証情報だ
けで前納申込の認証を行うことができる。これにより、
前納申込の度にクレジットカードによる認証を行う必要
がない。
【0013】本発明の他の実施形態によれば、前記認証
情報と前記決済手段の情報は、同一の記憶媒体に格納さ
れている。これにより、車載器に挿入したETCカード
を通して認証情報を読み取ることができ、前納申込を容
易に行うことができる。
【0014】本発明の他の実施形態によれば、さらに、
前記認証情報を受取って前記前納残高の照会を受け付け
る残高照会受付部と、受取った認証情報に基づいて前記
残高情報格納部から残高照会に係る前納残高の情報を取
得して通知する前納残高取得部とを備えた。
【0015】このような構成によれば、前納残高を随時
確認できるので残高不足になる前に前納を申込むことが
できる。また、この残高照会の認証を認証情報に基づい
て行うことにしたので、認証処理を迅速に行うことがで
きる。
【0016】本発明の他の実施形態によれば、前記課金
情報受取部は、前記車両が有料道路の料金所を通過する
際に、この車両に搭載された自動料金収受システム用の
車載器と無線通信を行うことで前記課金処理に必要な情
報を受取るものである。ここで、前記課金処理部は、前
記車両が有料道路の料金所ゲートを通過した後に通行料
金の課金処理を行うものであることが好ましい。
【0017】このような構成によれば、自動料金収受シ
ステムの料金所ゲートにおいては、車種情報などの課金
処理に必要な情報だけを無線通信によって取得し、通行
料金の決済は料金所ゲートを通過した後で行うようにし
た。これにより、料金所で車両を停車させなくても通行
料金の課金処理を行うことができる。
【0018】本発明の他の実施形態によれば、前記車両
には、前記決済手段の情報及び当該車両が走行した有料
道路若しくは区間を特定するための情報を格納する記憶
媒体が取り付けられており、この記憶媒体には、前記前
納残高に関する情報が格納されている。
【0019】本発明の第2の主要な観点によれば、有料
道路の通行料金の前納残高情報を格納する残高情報格納
部と、前記有料道路の自動料金収受用の料金所ゲートを
走行する車両から、この車両の通行料金の課金処理に必
要な情報を無線通信によって受取る課金情報受取部と、
前記受取った情報に基づいて当該車両の通行料金を算出
する通行料金算出部と、当該通行料金を前記前納残高か
ら差し引いて決済する課金処理部とを備えたことを特徴
とする有料道路自動料金収受システムが提供される。
【0020】このような構成によれば、上記第1の主要
な観点のシステムと同様に、自動料金収受システムの料
金所ゲートにおいて、前納残高による通行料金の決済が
可能になる。
【0021】本発明の第3の主要な観点によれば、車両
の有料道路の通行料金の決済に利用する決済手段の情報
を格納する決済手段情報格納工程と、前記決済手段に関
連付けられた前記通行料金の前納残高情報を格納する残
高情報格納工程と、前記車両から、前記決済手段の情報
及びこの車両の通行料金の課金処理に必要な情報を受取
る課金情報受取工程と、前記受取った情報に基づいて当
該車両の通行料金を算出する通行料金算出工程と、当該
通行料金を前記決済手段に関連付けられた前納残高から
差し引いて決済する課金処理工程と、を備え、前記課金
処理工程は、前記前納残高が通行料金に満たない場合、
若しくは前納残高がない場合には、通行料金の不足分若
しくは全額を前記決済手段で決済するものであることを
特徴とする有料道路自動料金収受方法が提供される。
【0022】このような構成によれば、上記した第1の
主要な観点における自動料金収受システムを利用して好
適に得られる自動料金収受方法を提供することができ
る。
【0023】本発明の第4の主要な観点によれば、有料
道路の通行料金の前納残高情報を格納する残高情報格納
工程と、前記有料道路の自動料金収受用の料金所ゲート
を走行する車両から、この車両の通行料金の課金処理に
必要な情報を無線通信によって受取る課金情報受取工程
と、前記受取った情報に基づいて当該車両の通行料金を
算出する通行料金算出工程と、当該通行料金を前記前納
残高から差し引いて決済する課金処理工程とを備えたこ
とを特徴とする有料道路自動料金収受方法が提供され
る。
【0024】このような構成によれば、上記した第3の
主要な観点における有料道路自動料金収受システムを利
用して好適に得られる有料道路自動料金収受方法を提供
することができる。
【0025】なお、この発明の他の特徴と顕著な効果
は、次の発明の実施の形態の項の記載と添付した図面と
を参照することで、より明確に理解される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。まず、図1及び図2を参照して、こ
の実施形態の概略構成を説明する。
【0027】この図に符号2で示すのは、有料道路を走
行する車両である。この車両2には車載器3が搭載され
ており、この車載器3が、図示しないアンテナを介して
前記自動料金収受システム1の料金所ゲート4の路側機
5との間で双方向無線通信を行うことで、通行料金の収
受に必要な情報を送受信するように構成されている。こ
の車載器3には、無線通信による通行料金の課金に必要
な情報、すなわち車種情報(課金区分情報)や通信用鍵
が所定のセットアップ方法(例えばセットアップ用IC
カード)によってインストールされる。これにより車載
器3が活性化され、上記した様な通行料金収受用の通信
機器として使用可能な状態になる。
【0028】そして、この車載器3を利用して通行料金
の決済を行う場合、利用者は、自己が決済に使用する専
用のETCカード6をこの車載器3に挿入して走行す
る。このETCカード6には、利用者が通行料金の決済
に用いる決済手段、例えばクレジットカード番号が格納
されている。
【0029】このような車載器3を搭載した車両2が、
図1に示すようにETC課金用の料金所ゲート4を通過
する場合、自動料金収受システム1が前記路側機5を通
じて車載器3から当該車両2の車種情報や、走行データ
(入口/出口情報)及び前記クレジットカード番号を受
け取る(図にS1で示す)。
【0030】この自動料金収受システム1は、通行可否
判断部7と通行料金算出部8とを備えている。そして、
通行可否判断部7で前記受取った情報に不正がないと判
断した場合に、このシステム1は料金所ゲート4のバー
9を開いて車両2の通行を許可する。また、前記通行料
金算出部8が、受け取った車種情報や走行データに基づ
いて通行料金を算出し、算出した通行料金の情報を決済
に必要なクレジットカード情報と共に決済処理システム
10に送る(図にS2で示す)。
【0031】決済処理システム10は、この図に示すよ
うに、大きく分けて通行料金決済部11と、前納管理部
12と、利用者情報格納部13とからなる。前記通行料
金決済部11は、通行料金の決済を行なおうとする場合
に利用者情報格納部13にアクセスして前納がなされて
いるかを確認する。そして、前納がなされている場合に
は前記前納管理部12によってこの前納金額を利用した
決済が行なわれるようになっている。
【0032】次に、図2を参照して、前記決済処理シス
テム10の全体構成についてさらに詳しく説明する。こ
のシステム10は、例えば、有料道路を管理する道路事
業者の管理センタに備えられており、前述したように、
通行料金決済部11と、前納管理部12と、利用者情報
格納部13とからなる。
【0033】このうち、まず前記利用者情報格納部13
は、図に符号14で示す利用者毎に固有の登録情報を管
理するものである。具体的には、この利用者情報格納部
13には、前記ETCカード6に格納したクレジットカ
ード番号を格納するクレジットカード番号格納部15
と、前納申込に関する情報を格納する前納申込情報格納
部16と、前納残高及び残高の使用履歴情報を格納する
前納残高・利用履歴格納部17とが記憶されている。
【0034】ここで、前記前納申込情報格納部16に
は、後述する認証情報発行部24によって発行される前
納申込用ID及パスワードと、前納登録の有無の情報
(登録のフラグ等)が格納されている。前記前納残高・
利用履歴格納部17に格納される利用履歴には、前納残
高で通行料金を決済した年月日、通行区間、通行料金等
が含まれることが好ましい。
【0035】図2にS3で示す様に、前記利用者14
は、前納を利用しようとする場合、前記ETCカード6
に格納されたクレジットカード番号を提示して前納登録
の申込を行う。このことで、決済処理システム10によ
って前納申込用のID及びパスワードが発行され、これ
らを用いて通行料金の前納を行うことが可能になる(S
4)。前納を申し込んだか否かの情報、前納申込用ID
及びパスワードは前記前納申込情報格納部16に格納さ
れる。
【0036】次に、利用者14は、前記前納申込用ID
及びパスワードを用いて前納申込情報格納部16にアク
セスし、所望の前納金額を指定する(S5)。この前納
金額は、クレジットカード番号に関連付けられて当該ク
レジットカードを発行するカード会社18に通知されて
決済されると共に、前記前納残高・利用履歴格納部17
に格納される。また、前記前納残高・利用履歴格納部1
7内の情報は、前記前納を申し込んだ利用者14が有料
道路を利用して前記ETCカード6で決済を行う度に更
新されるようになっている。
【0037】また、利用者14は、前記発行された前納
申込用ID及びパスワードを提示して、前納の残高を照
会することもできる(S6)。
【0038】このような処理を可能にするため、前記前
納管理部12は、図3に示すような構成を備えている。
すなわち、この前納管理部12は、利用者14から前納
申込を受け付けて所定の認証を行う前納申込受付部20
と、前納申込にかかる前納金額を前記クレジットカード
で決済する前納金決済処理部21と、前記通行料金決済
部11が通行料金の課金処理を行った場合及び前記前納
金決済処理部21が前納申込にかかる前納金の決済を行
った場合に前記前納残高・利用履歴格納部17の前納残
高を更新する残高更新部22と、利用者14から前納残
高の照会を受け付けた場合に所定の処理を行う残高照会
処理部23とから構成されている。
【0039】ここで、前記前納申込受付部20は、さら
に、前納申込の際に利用者14から受取ったクレジット
カードの情報に基づいて認証を行い、認証結果が肯定的
である場合に前納申込用のID及びパスワードを発行す
る認証情報発行部24と、発行された前納申込用ID等
に基づいて前納申込の認証を行い、当該認証が肯定的で
ある場合にこの前納申込を受け付ける前納申込認証部2
5とを備えている。
【0040】このようにして利用者14に発行された認
証情報(前納申込用ID及びパスワード)は、前記ET
Cカード6に格納しておくのが好ましい。
【0041】また、前記残高照会処理部23は、さら
に、利用者14から前記前納申込用ID及びパスワード
を受取って、これらの情報について認証を行う残高照会
受付部26と、認証が肯定的である場合に、前記前納残
高・利用履歴格納部17から該当する前納残高を取得し
て利用者14に通知する残高通知部27と、を備えてい
る。
【0042】一方、図2に符号11で示した前記通行料
金決済部は、図4に示すように、前記自動料金収受シス
テム1から通行料金の課金処理に必要な情報(クレジッ
トカードの番号や通行料金)を受取る課金情報受取部2
8と、受取ったクレジットカードの番号に基づいて前記
前納申込情報格納部16を検索して前納申込がされてい
るかを登録フラグの有無によって判断し、登録されてい
る場合にはその残高の情報を取得する残高情報取得部2
9と、当該前納残高から通行料金を減算して決済する通
行料金決済処理部30とから構成されている。
【0043】ここで、前記通行料金決済処理部30は、
さらに、前納残高が登録されていない場合に通行料金を
前記クレジットカードで決済するクレジットカード決済
部31と、前納残高が登録されている場合に当該前納残
高から通行料金を減算して決済する前納金精算処理部3
2とを備えている。この前納金精算処理部32は、前納
残高が不足している場合には、前納残高の全額を減算し
て通行料金に充当すると共に、不足額を不足金クレジッ
トカード決済部33によって前記クレジットカードで決
済するように構成されている。
【0044】このように、通行料金に対して前納残高が
不足する場合であっても、登録されているクレジットカ
ードによる決済処理に移行するようにしているため、料
金所ゲート4において前納残高が十分かを判別したり、
車両2を停車させて不足額を徴収する必要がない。
【0045】上記した決済処理システム10の各構成要
素は、実際には、前記道路事業者に設置された1又は2
以上のコンピュータシステムおよびこれに設けられたハ
ードディスク等の記憶媒体に確保された一定の領域及び
この領域にインストールされたコンピュータソフトウエ
アプログラムによって構成される。そして、これらの構
成要素は、各コンピュータシステムのCPUによりRA
M等に適宜呼び出されて実行されることで各機能を実行
するように構成されている。
【0046】以下、この自動料金収受システム1の詳細
な機能を実際の動作と共に、図5及び図6を参照して説
明する。なお、これらの図のS7〜S20は処理順序を
示す符号であり、以下の説明のステップS7〜S20に
対応する。
【0047】最初に、図5を参照して通行料金の前納登
録の申込を処理する工程を説明する。
【0048】まず、前記利用者14から通行料金の前納
の申込があった場合、前記前納管理部12の前納申込受
付部20が新規申込かを判断する(ステップS7)。例
えば、WEB上で申込を受け付ける場合には、前納登録
の申込(新規申込)と前納申込のボタンを夫々設置する
ことで、新規申込かどうかを容易に判断できる。新規申
込でない(すなわち前納申込である)と判断した場合に
は、前記前納申込認証部25が認証情報(前納申込用I
D及びパスワード)を取得し、これに基づいて前納申込
の認証を行う(ステップS8)。
【0049】認証の結果、申込が正当と判断された場合
は、前記前納金決済処理部21がこの前納申込に係る前
納金を前記クレジットカードによって決済する(ステッ
プS9)。このようにして前納金の決済が完了すると、
前記残高更新部22が、決済が完了した前納金額を前納
残高に加算して更新し、前記前納残高・利用履歴格納部
17に登録する(ステップS10)。
【0050】一方、前記ステップS7において、新規登
録の申込と判断された場合には、前記前納申込受付部2
0の認証情報発行部24が申込にかかる前納金の決済の
ためクレジットカード番号による認証を行う(ステップ
S11)。カード認証が正当な場合には、この認証情報
発行部24が認証情報(前納申込用ID及びパスワー
ド)を発行し、利用者14に通知する(ステップS1
2)。
【0051】そして、発行した認証情報及びクレジット
カード番号を前記前納残高・利用履歴格納部17に登録
する(ステップS13)。このようにして前納申込の登
録が完了すると、前記ステップS7に戻って、申込にか
かる前納金の決済処理等を行うことができる。
【0052】次に、図6を参照して、有料道路を走行す
る車両2に対して通行料金を課金する場合の処理工程を
説明する。
【0053】まず、前記通行料金決済部11の課金情報
受取部28が前記自動料金収受システム1から有料道路
を走行する車両2の課金処理に必要な情報、即ち、当該
車両2の通行料金とクレジットカード番号を取得する
(ステップS14)。
【0054】ついで、前記残高情報取得部29が、前記
ステップS14で取得したクレジットカード番号に基づ
いて前納申込情報格納部16にアクセスし、このクレジ
ットカード番号に関連付けられた前納残高が登録されて
いるかを登録フラグの有無によって判別する(ステップ
S15)。
【0055】該当する前納残高が登録されていると判別
した場合は、前記通行料金決済処理部30が、前記取得
した前納残高が通行料金に対して十分かどうかを判断す
る(ステップS16)。前納残高が十分あると判断した
場合には、前記前納金精算処理部32がこの前納残高か
ら通行料金の全額を減算して課金処理を行う(ステップ
S17)。
【0056】このようにして通行料金の決済処理が完了
すると、決済済の通知が前記前納管理部12の残高更新
部22に送出され、この残高更新部22は前納残高を更
新して前納残高・利用履歴格納部17に格納する(ステ
ップS18)。
【0057】また、前記ステップS16において、前納
残高が通行料金に満たないと判断した場合には、まず前
記前納金精算処理部32が前納残高を全額減算し、次い
で前記不足金クレジットカード決済部33が不足額につ
いてクレジットカードによる課金処理を行う(ステップ
S19)。なお、前納残高が全くない場合には、通行料
金の全額をクレジットカードによって課金処理を行うこ
とになる。
【0058】一方、前記ステップS15において、クレ
ジットカードの番号に関連付けられた前納残高を取得で
きなかった場合、すなわち前納の申込がされていない場
合は、前記クレジットカード決済部31が通行料金の全
額を当該クレジットカードによって課金処理を行う(ス
テップS20)。
【0059】上記のような構成により、本実施形態の発
明は以下のような効果を奏する。
【0060】まず、通行料金の前納申込の有無や前納残
高をETCカード側ではなく、システム側で記録するこ
とができる。また、前納残高が通行料金の決済に満たな
い場合であっても、その不足分についてクレジットカー
ドで通行料金を決済することができる。これにより、料
金所において通行料金を前納金で決済するための認証
や、情報の読み出し・書き込み及び書き込み確認を行わ
なくても良くなるから、その処理時間を非常に短くする
ことができる。従って、料金所のアイランドを現在のも
のよりも長くしたり、車両を一旦停止させる必要がな
い。
【0061】また、前納申込や残高照会に際して前納申
込用ID等の認証情報によって認証することにした。こ
れにより、前納申込の度にクレジットカードの認証を行
う必要がなく、前納申込や残高照会の処理を迅速に実行
することができる。また利用者の前納申込の手続も簡略
化できる。
【0062】さらに、前納申込に係る前納金の決済を、
通行料金の決済に利用するクレジットカードで行うよう
にした。これにより、前納金の決済も、不足分が生じた
場合の通行料金の決済も同一のクレジットカードで行う
ことができるので、利用者の利便性が向上する。
【0063】なお、この発明は上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
【0064】例えば、前記決済処理システム10を、前
記クレジットカード会社18内に設置して、通行料金の
クレジットカードによる決済と、前納残高による決済と
を統一的に管理させるようにしても良い。
【0065】また、有料道路を管理する事業者が複数あ
る場合には、前納申込の登録や通行料金の決済を各事業
者が行うようにすることもできる。この場合には、前納
残高に加算されるプレミアや他の料金割引サービスを、
各有料道路事業者が独自に設定することも可能である。
【0066】また、上記の実施形態では、前納申込や残
高照会に際して、前納申込にかかる認証情報によって認
証を行うようにしているが、例えば、前納残高の情報を
車載器3の固有情報(車載器管理番号など)に関連付け
て登録しておき、この車載器固有情報に基づいて前納申
込等の認証を行うようにしても良い。
【0067】また、上記の実施形態では、利用者14が
前納を申込むことで前納残高を更新するようにしている
が、例えば、通行料金の決済によって前納残高が所定金
額(5千円等)以下になった場合に、一定金額(5万円
等)をクレジットカードを利用して自動的に増額するよ
うに構成することもできる。これにより、利用者14が
前納残高を気にせずに、残高不足の発生を回避できる。
また、前納残高が所定金額以下になった場合に、利用者
14に警告メッセージを発して前納申込を促すようにし
ても良い。
【0068】また、上記の実施形態では、前納金の決済
を通行料金の決済に利用するクレジットカードによって
行っているがこれに限定されない。例えば、所定の銀行
口座への振込や、カード会社18若しくは道路事業者の
窓口などにおいて決済するようにしても良い。さらに、
インターネット上のネットバンキングや、通行料金の決
済に使用しない他のクレジットカードによって前納金を
決済するようにしても良い。
【0069】さらに、前記カード会社18から、クレジ
ットカードの利用限度額を超えている利用者の情報など
を毎日、毎週等定期的に受取って利用者情報格納部13
に格納し、この情報に基いて前納申込の認証を行うよう
にしても良い。
【0070】また、利用者14に定期的に有料道路の利
用明細を発行したり、所定期間以上前納残高が0円のま
まで前納申込がない利用者14に前納金の申込や解約を
促す通知を発行するようにしても良い。
【0071】また、上記の実施形態では、利用者14か
らの申込によって前納金を登録するようにしたが、利用
者14が前納を申込まない場合でも前納を登録するよう
にしても良い。例えば、車載器3の普及促進の為に車載
器3の製造者がその車載器の購入者に対して一定の前納
金を付与するようにしたり、一定期間内に車載器3のセ
ットアップを申込んだ利用者14や、一定の距離・一定
の通行料金を超えた利用者14に対して自動的に一定額
の前納金を供与するようにしても良い。
【0072】さらに、前納の申込は、例えば郵送やFA
X、高速道路のサービスエリアなどに設置した専用端
末、若しくは道路管理者が開設するホームページを通じ
て受け付けることができる。また、前納する金額として
は、1万円、5万円などの複数の固定額とし、この前納
金額に応じた所定金額分のプレミアを付与するように設
定するのが好ましい。さらに、前納可能な合計金額に
は、クレジットカードの利用限度額に応じて上限を設定
するのが好ましい(10万円等)。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
料金所ゲートで車両をストップさせたり、料金所のアイ
ランドを長くすることなく、ETCシステムに前納方式
を導入することができる有料道路の自動料金収受システ
ム及びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に実施形態の概略構成を説明するための
概念図。
【図2】本発明にかかる決済処理システムの全体構成を
示す概念図。
【図3】前納管理部の構成を示すブロック図。
【図4】通行料金決済部の構成を示すブロック図。
【図5】前納登録の申込の処理工程を示すフローチャー
ト。
【図6】通行料金の課金処理の工程を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…自動料金収受システム 2…車両 3…車載器 4…料金所ゲート 5…路側機 6…ETCカード 7…通行可否判断部 8…通行料金算出部 9…バー 10…決済処理システム 11…通行料金決済部 12…前納管理部 13…利用者情報格納部 14…利用者 15…クレジットカード番号格納部 16…前納申込情報格納部 17…前納残高・利用履歴格納部 18…クレジットカード会社 20…前納申込受付部 21…前納金決済処理部 22…残高更新部 23…残高照会処理部 24…認証情報発行部 25…前納申込認証部 26…残高照会受付部 27…残高通知部 28…課金情報受取部 29…残高情報取得部 30…通行料金決済処理部 31…クレジットカード決済部 32…前納金精算処理部 33…不足金クレジットカード決済部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 391040906 本州四国連絡橋公団 神戸市中央区小野柄通4−1−22 (72)発明者 村山 和夫 神奈川県横浜市青葉区若草台22−1−507 (72)発明者 園田 弘 神奈川県横浜市青葉区若草台22−1−502 (72)発明者 大西 英史 東京都練馬区石神井台5−1−28−601 (72)発明者 藤川 秀幸 茨城県稲敷郡茎崎町城山7−8 (72)発明者 高嶋 剛 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番3 号 阪神高速道路公団内 (72)発明者 桃澤 宗夫 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1番3 号 阪神高速道路公団内 (72)発明者 藤村 鉄彦 兵庫県神戸市西区美賀多台1丁目5番1号 201 Fターム(参考) 3E027 EA01 EB02 EC08 EC10 5H180 AA01 BB04 EE10 JJ27

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の有料道路の通行料金の決済に利用
    する決済手段の情報を格納する決済手段情報格納部と、 前記決済手段に関連付けられた前記通行料金の前納残高
    情報を格納する残高情報格納部と、 前記車両から、前記決済手段の情報及びこの車両の通行
    料金の課金処理に必要な情報を受取る課金情報受取部
    と、 前記受取った情報に基づいて当該車両の通行料金を算出
    する通行料金算出部と、 当該通行料金を前記決済手段に関連付けられた前納残高
    から差し引いて決済する課金処理部と、を備え、 前記課金処理部は、前記前納残高が通行料金に満たない
    場合、若しくは前納残高がない場合には、通行料金の不
    足分若しくは全額を前記決済手段で決済するものである
    ことを特徴とする有料道路自動料金収受システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 さらに、 前記通行料金の前納申込を受け付ける前納申込受付部
    と、 この前納申込に係る前納金額を前記決済手段で決済する
    前納金額決済部と、 前記前納金額で前記残高情報格納部内の前納残高情報を
    更新する前納残高更新部とを備えたことを特徴とする有
    料道路自動料金収受システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシステムにおいて、 前記前納申込受付部は、さらに、 前記決済手段の情報を受け取って認証を行い、当該認証
    結果が肯定的である場合に前納申込用の認証情報を発行
    する認証情報発行部と、 前記認証情報に基づいて前納申込の認証を行い、当該認
    証結果が肯定的である場合にこの前納申込を受け付ける
    前納申込認証部とを有することを特徴とする有料道路自
    動料金収受システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシステムにおいて、 前記認証情報と前記決済手段の情報は、同一の記憶媒体
    に格納されていることを特徴とする有料道路自動料金収
    受システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のシステムにおいて、 前記認証情報は、前記前納残高に関連付けられた前納申
    込用IDであることを特徴とする有料道路自動料金収受
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のシステムにおいて、 さらに、 前記認証情報を受取って前記前納残高の照会を受付ける
    残高照会受付部と、 受取った認証情報に基づいて前記残高情報格納部から残
    高照会に係る前納残高の情報を取得して通知する前納残
    高通知部と、 を備えたことを特徴とする有料道路自動料金収受システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記課金情報受取部は、前記車両が有料道路の料金所を
    通過する際に、この車両に搭載された自動料金収受シス
    テム用の車載器と無線通信を行うことで前記課金処理に
    必要な情報を受取るものであることを特徴とする有料道
    路自動料金収受システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のシステムにおいて、 前記課金処理部は、前記車両が有料道路の料金所ゲート
    を通過した後に通行料金の課金処理を行うものであるこ
    とを特徴とする有料道路自動料金収受システム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記車両には、前記決済手段の情報及び当該車両が走行
    した有料道路若しくは区間を特定するための情報を格納
    する記憶媒体が取り付けられており、 この記憶媒体には、前記前納残高に関する情報が格納さ
    れていることを特徴とする有料道路自動料金収受システ
    ム。
  10. 【請求項10】 有料道路の通行料金の前納残高情報を
    格納する残高情報格納部と、 前記有料道路の自動料金収受用の料金所ゲートを走行す
    る車両から、この車両の通行料金の課金処理に必要な情
    報を無線通信によって受取る課金情報受取部と、 前記受取った情報に基づいて当該車両の通行料金を算出
    する通行料金算出部と、当該通行料金を前記前納残高か
    ら差し引いて決済する課金処理部とを備えたことを特徴
    とする有料道路自動料金収受システム。
  11. 【請求項11】 車両の有料道路の通行料金の決済に利
    用する決済手段の情報を決済手段情報格納部に格納する
    決済手段情報格納工程と、 前記決済手段に関連付けられた前記通行料金の前納残高
    情報を格納する残高情報格納工程と、 前記車両から、前記決済手段の情報及びこの車両の通行
    料金の課金処理に必要な情報を受取る課金情報受取工程
    と、 前記受取った情報に基づいて当該車両の通行料金を算出
    する通行料金算出工程と、 当該通行料金を前記決済手段に関連付けられた前納残高
    から差し引いて決済する課金処理工程と、を備え、 前記課金処理工程は、前記前納残高が通行料金に満たな
    い場合、若しくは前納残高がない場合には、通行料金の
    不足分若しくは全額を前記決済手段で決済するものであ
    ることを特徴とする有料道路自動料金収受方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法において、 さらに、 前記通行料金の前納申込を受け付ける前納申込受付工程
    と、 この前納申込に係る前納金額を前記決済手段で決済する
    前納金額決済工程と、 前記前納金額で前記残高情報格納部内の前納残高情報を
    更新する前納残高更新工程とを備えたことを特徴とする
    有料道路自動料金収受方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法において、 前記前納申込受付工程は、さらに、 前記決済手段の情報を受け取って認証を行い、当該認証
    結果が肯定的である場合に前納申込用の認証情報を発行
    する認証情報発行工程と、 前記認証情報に基づいて前納申込の認証を行い、当該認
    証結果が肯定的である場合にこの前納申込を受け付ける
    前納申込認証工程とを有することを特徴とする有料道路
    自動料金収受方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、 前記認証情報と前記決済手段の情報は、同一の記憶媒体
    に格納されていることを特徴とする有料道路自動料金収
    受方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法において、 前記認証情報は、前記前納残高に関連付けられた前納申
    込用IDであることを特徴とする有料道路自動料金収受
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の方法において、 さらに、 前記認証情報を受取って前記前納残高の照会を受付ける
    残高照会受付工程と、 受取った認証情報に基づいて前記残高情報格納部から残
    高照会に係る前納残高の情報を取得して通知する前納残
    高通知工程と、 を備えたことを特徴とする有料道路自動料金収受方法。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の方法において、 前記課金情報受取工程は、前記車両が有料道路の料金所
    を通過する際に、この車両に搭載された自動料金収受シ
    ステム用の車載器と無線通信を行うことで前記課金処理
    に必要な情報を受取るものであることを特徴とする有料
    道路自動料金収受方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、 前記課金処理工程は、前記車両が有料道路の料金所ゲー
    トを通過した後に通行料金の課金処理を行うものである
    ことを特徴とする有料道路自動料金収受方法。
  19. 【請求項19】 請求項11記載の方法において、 前記車両には、前記決済手段の情報及び当該車両が走行
    した有料道路若しくは区間を特定するための情報を格納
    する記憶媒体が取り付けられており、 この記憶媒体には、前記前納残高に関する情報が格納さ
    れていることを特徴とする有料道路自動料金収受方法。
  20. 【請求項20】 有料道路の通行料金の前納残高情報を
    格納する残高情報格納工程と、 前記有料道路の自動料金収受用の料金所ゲートを走行す
    る車両から、この車両の通行料金の課金処理に必要な情
    報を無線通信によって受取る課金情報受取工程と、 前記受取った情報に基づいて当該車両の通行料金を算出
    する通行料金算出工程と、 当該通行料金を前記前納残高から差し引いて決済する課
    金処理工程とを備えたことを特徴とする有料道路自動料
    金収受方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087323A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Denso Corp 自動料金収受システム
KR101620860B1 (ko) * 2014-10-23 2016-05-13 두산중공업 주식회사 통행 요금 정산 시스템 및 방법
JP2020035168A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 克実 森 入出場管理装置、入出場管理装置を有する料金精算システムおよび会員登録システム、ならびに入出場管理装置の制御プログラム
CN115546916A (zh) * 2022-11-29 2022-12-30 成都宜泊信息科技有限公司 一种可授信车辆的管理方法、系统及存储介质

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