JPWO2015141590A1 - 決済装置、制御方法、プログラム、及び決済システム - Google Patents

決済装置、制御方法、プログラム、及び決済システム Download PDF

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Abstract

決済装置(2000)は、割引金額取得部(2040)、判定部(2060)、及び決済部(2080)を有する。割引金額取得部(2040)は割引金額を取得する。判定部(2060)は、対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する。決済部(2080)は、判定部(2060)が割引を行うと判定した場合、割引金額に基づき、商品の購入代金に対して割引を行って、対象カードを用いたカード決済を行う。

Description

本発明は、決済装置、制御方法、プログラム、及び決済システムに関する。
電子マネーカードを用いて決済を行うシステムが普及している。ここで、電子マネーカードの中には、代金を支払って購入しなければ取得できないものがある。取得するために代金が必要であることは、ユーザにとって好ましくなく、電子マネーカードの普及の弊害にもなる。
決済を行うシステムに関する先行技術として、特許文献1と2が挙げられる。特許文献1は、ショッピングセンタ等の施設に併設された駐車場における電気自動車の充電システムについて開示している。具体的には、利用者が施設を利用した際の支払金額に応じて、電気自動車の充電可能電力量をその利用者に付与する。充電可能電力量を上限として電気自動車を充電するため、電気自動車を充電する際に精算が不要となる。
特許文献2は、電気自動車の充電設備を備える駐車場において、駐車料金を無料とする時間を、買い物金額と充電料金とに基づいて算出する駐車充電料金システムを開示している。
特開2012−244785号公報 特開2012−095432号公報
本発明者は、電子マネーカードを利用して決済が行われる際に割引を提供する決済装置を構築することで、電子マネーカードを購入するユーザの負担を軽減することを考えた。上記各先行技術文献はいずれも、電子マネーカードを購入するユーザの負担を軽減することについて言及していない。
ここで、割引が必要な決済は限られるため、決済装置は、決済処理において割引を提供する必要があるか否かを適切に判断する必要がある。さらに、一般に、電子マネーカードに格納できる情報量は少ない。そのため、決済装置は、電子マネーカードから取得できる情報が少ない状況でも、決済処理において割引を提供する必要があるか否かを適切に判定できる必要がある。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、電子マネーカードを用いた決済で適切に割引を行う技術を提供することである。
本発明が提供する決済装置は、割引金額を取得する割引金額取得手段と、対象の電子マネーカードである対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、前記対象カードを用いたカード決済を行う決済手段と、を有する。
本発明が提供する制御方法は、コンピュータによって実行される。当該制御方法は、割引金額を取得する割引金額取得ステップと、対象の電子マネーカードである対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップが割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、前記対象カードを用いたカード決済を行う決済ステップと、を有する。
本発明が提供するプログラムは、本発明が提供する決済装置が有する各機能構成部の機能をコンピュータに持たせることで、このコンピュータに、本発明が提供する決済装置として動作する機能を持たせる。
本発明によれば、電子マネーカードを用いた決済で適切に割引を行う技術が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態1に係る決済システムを例示するブロック図である。 利用履歴格納部に格納されている利用履歴をテーブル形式で例示する図である。 決済装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。 実施形態1の決済装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 最大格納件数取得部を有する実施形態2の決済装置を例示するブロック図である。 判定部が判定方法2で判定を行う場合の処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態3の決済システムを例示するブロック図である。 実施形態3の判定部が行う処理を概念的に例示する図である。 実施形態3の決済装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。 変形例3−1の決済システムを例示するブロック図である。 実施形態4の決済システムを例示するブロック図である。 第2利用履歴格納部に格納されている利用履歴をテーブル形式で例示する図である。 商品 ID と対応づけて第2利用履歴格納部に格納されている利用履歴をテーブル形式で例示する図である。 実施形態4の決済装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態5の決済システムを例示するブロック図である。 実施形態5の決済装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態6の決済システムを例示するブロック図である。 実施形態6の決済装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態7の決済システムを例示するブロック図である。 実施形態7の決済装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施例1の充電装置をその使用環境と共に示すブロック図である。 実施例2の充電装置をその使用環境と共に示すブロック図である。 実施例3の充電装置をその使用環境と共に示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る決済システム4000を例示するブロック図である。図1において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図1において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
決済システム4000は、決済装置2000及び利用履歴格納部4020を有する。決済システム4000は、対象の電子マネーカード(以下、対象カード)を用いた決済を行うシステムである。決済装置2000は、割引金額取得部2040、判定部2060、及び決済部2080を有する。以下、詳しく説明する。
<割引金額取得部2040>
割引金額取得部2040は割引金額を取得する。割引金額取得部2040が割引金額を取得する方法は様々である。例えば割引金額取得部2040は、外部の装置から入力される割引金額を取得する。その他にも例えば、割引金額取得部2040は、手動で入力される割引金額を取得する。さらに割引金額取得部2040は、外部の装置にアクセスして、割引金額を取得してもよい。
<判定部2060>
判定部2060は、対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する。そのために、判定部2060は、利用履歴格納部4020から対象カードの利用履歴に関する情報を取得する。なお、ここでいう商品にはサービスが含まれるものとする。したがって、商品の購入金額は、サービスの利用料金も含む。
<決済部2080>
決済部2080は、判定部2060が割引を行うと判定した場合、割引金額に基づき、商品の購入代金に対して割引を行って、対象カードを用いたカード決済を行う。ここで、カード決済とは、対象カードに紐づけられている電子マネーを用いて商品購入の決済を行うことを意味する。例えば購入金額が500円である場合に割引金額に基づいて割引を行った結果、200円の支払いが必要であるとする。この場合、決済部2080は、対象カードに紐づけられている電子マネーを用いて200円を支払う決済処理を行う。
カード決済を行うためには、対象カードに紐付いている電子マネーに関する情報を取得する処理が必要となる。例えばこの処理は、電子マネーカードを読み取るカードリーダなどによって行われる。この処理は決済装置2000によって行われてもよいし、決済装置2000とは別の装置によって行われてもよい。この処理が決済装置2000とは別の装置によって行われる場合、決済部2080は、この装置から対象カードに紐付いている電子マネーに関する情報を取得する。
同様に、カード決済を行うためには、対象カードに紐付いている電子マネーにカード決済の結果を反映できる必要がある。例えばこの処理は、電子マネーカードに対して情報を書き込むカードライタなどによって行われる。この処理は決済装置2000によって行われてもよいし、決済装置2000とは別の装置によって行われてもよい。この処理が決済装置2000とは別の装置によって行われる場合、決済部2080は、この装置に対して決済に関する情報を送信する。
電子マネーカードを用いた決済処理は既知の技術であるため、電子マネーカードを用いた決済処理に関するこれ以上の詳細な説明は省略する。
<利用履歴格納部4020>
利用履歴格納部4020は、対象カードの利用履歴を格納する。対象カードの利用履歴は、対象カードを利用したカード決済の履歴や、対象カードに対して行った入金の履歴などである。
利用履歴格納部4020は、決済装置2000の内部に備えられてもよいし、決済装置2000の外部に備えられてもよい。例えば利用履歴格納部4020は、対象カードの内部に備えられる。利用履歴格納部4020に対する利用履歴の格納は、決済装置2000によって行われてもよいし、決済装置2000以外の装置によって行われてもよい。
図2は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴をテーブル形式で例示する図である。図2に示すテーブルを利用履歴テーブル100と表記する。利用履歴テーブル100は、種別102及び金額104を有する。種別102は、決済や入金といった利用履歴の種別を表す。例えば図2の1行目のレコードは、対象カードに対して1000円の入金が行われたことを表す。また例えば、図2の2行目のレコードは、対象カードを用いて500円のカード決済が行われたことを表す。
なお、利用履歴格納部4020が複数の電子マネーカードに関する利用履歴を格納する場合、例えば利用履歴テーブル100の各レコードは、電子マネーカードの ID をさらに示す。
<作用・効果>
本実施形態によれば、割引金額に基づいて、商品の購入代金から割引を行うことができる。そのため、電子マネーカードの購入金額を考慮して上記割引金額を定めることにより、電子マネーカードの購入を行うユーザの負担を軽減することができる。その結果、電子マネーカードの普及率を向上させることができる。
なお、電子マネーカードの購入を行うユーザの負担を軽減することを目的とする場合、電子マネーカードの購入金額を上限として割引を行うことが適切である。本実施形態において、決済部2080が電子マネーカードの購入金額を上限として割引を行うようにすれば、電子マネーカードの購入を行うユーザの負担を軽減しつつ、過度の割引が行われることを防ぐことができるため、適切な割引を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、商品の購入代金から割引を行うか否かが、対象カードの利用履歴に基づいて決定される。そのため、対象カードの利用履歴を管理する装置などがすでに運用されていれば、この利用履歴を利用して決済システム4000を構築することができる。そのため、本実施形態によれば、購入代金に対して行った割引の履歴を管理するシステムなどを新たに導入することなく、適切な割引を行う決済システム4000を容易に実現することができる。
<ハードウエア構成>
決済装置2000が有する各機能構成部は、例えば、個々に又は複数組み合わせられた状態で、少なくとも1つのハードウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、少なくとも1つのソフトウエア構成要素として実現される。その他にも例えば、各機能構成部は、ハードウエア構成要素とソフトウエア構成要素の組み合わせにより実現される。
図3は、決済装置2000のハードウエア構成を例示するブロック図である。図3の決済装置2000は種々の計算機であり、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、及びストレージ1080を有する。
バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、及びストレージ1080が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1040は、例えば CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などの演算処理装置である。メモリ1060は、例えば RAM (Random Access Memory) や ROM (Read Only Memory) などのメモリである。ストレージ1080は、例えばハードディスク、SSD (Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ1080は、RAM や ROM 等のメモリであってもよい。
割引金額取得モジュール1240は、決済装置2000に、割引金額取得部2040の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、割引金額取得モジュール1240を実行することで、割引金額取得部2040の機能を実現する。
判定モジュール1260は、決済装置2000に、判定部2060の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、判定モジュール1260を実行することで、判定部2060の機能を実現する。
決済モジュール1280は、決済装置2000に、決済部2080の機能を持たせるためのプログラムである。プロセッサ1040は、決済モジュール1280を実行することで、決済部2080の機能を実現する。
例えばプロセッサ1040は、上記各モジュールをメモリ1060上に読み出して実行する。ただし、プロセッサ1040は、上記各モジュールを、メモリ1060上に読み出さずに実行してもよい。
ストレージ1080は、上記各モジュールを格納する。
決済装置2000のハードウエア構成は、図3に示した構成に限定されない。例えば、各モジュールはメモリ1060に格納されてもよい。この場合、決済装置2000は、ストレージ1080を備えていなくてもよい。
<処理の流れ>
図4は、実施形態1の決済装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS102において、割引金額取得部2040は割引金額を取得する。
ステップS104において、判定部2060は、対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する。ステップS104において割引を行うと判定された場合、図4の処理はステップS106に進む。一方、ステップS104において割引を行わないと判定された場合、図4の処理はステップS108に進む。
ステップS106において、決済部2080は、割引金額に基づき、商品の購入代金に対して割引を行って、対象カードを用いたカード決済を行う。一方、ステップS108において、決済部2080は、商品の購入代金に対して割引を行わずに、対象カードを用いたカード決済を行う。
[実施形態2]
実施形態2の決済システム4000は、実施形態1の決済システム4000と同様に図1で表される。実施形態2の決済システム4000は、以下に記載する点を除き、実施形態1の決済システム4000と同様である。
実施形態2の判定部2060は、対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否かを判定する。そして、判定部2060は、対象カードがカード決済に利用されたことがない場合、割引を行うと判定する。
本実施形態によれば、対象カードを用いて初めてカード決済が行われる時に、購入代金に対する割引を行うことができる。こうすることで、カード購入代金に対するユーザの負荷を軽減しつつ、商品の購入代金に対して過剰な割引が行われることを防ぐことができる。
「対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否か」を判定部2060が判定する方法は様々である。以下に、2つの判定方法を例示する。
<判定方法1>
判定部2060は、カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されていない場合、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。
判定部2060が「カード決済を示す利用履歴が利用履歴取得部2020に格納されているか否か」を判定する方法は様々である。例えば判定部2060は、利用履歴格納部4020から対象カードの利用履歴を全て取得する。取得できた利用履歴の件数が0件である場合、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。利用履歴が取得できた場合、判定部2060は、取得した各利用履歴の種別を調べる。ここで、対象カードの利用履歴の種別には、「決済」の他に、対象カードへの「入金」などが含まれうる。判定部2060は、種別が「決済」である利用履歴の件数が0件である場合、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。
なお、対象カードの仕様上又は対象カードの利用方法上、必ず最初に対象カードへ入金をしなければいけないことがありうる。この場合、1件目の利用履歴は必ず「入金」の履歴となる。したがって、この場合、判定部2060は、対象カードの利用履歴が1件以下である場合、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。
また例えば利用履歴格納部4020が利用履歴の検索を受け付けるデータベースなどで実現されている場合、判定部2060は、利用履歴格納部4020に対して、対象カードのカード決済を示す利用履歴の件数を問い合わせてもよい。この場合、判定部2060は、問い合わせ結果の件数が0件であれば、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。
<判定方法2>
判定部2060は、以下のようにして対象カードがカード決済に利用されたか否かを判定する。ここで、以下の方法で判定を行う場合、決済装置2000は、最大格納件数取得部2100を有する。最大格納件数取得部2100は、利用履歴格納部4020に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する。図5は、最大格納件数取得部2100を有する実施形態2の決済装置2000を例示するブロック図である。なお、最大格納件数取得部2100が最大格納件数を取得する方法は様々である。例えば最大格納件数取得部2100は、外部の装置から入力される最大格納件数を取得する。その他にも例えば、最大格納件数取得部2100は、手動で入力される最大格納件数を取得する。さらに最大格納件数取得部2100は、外部の装置にアクセスして、最大格納件数を取得してもよい。
判定部2060は、カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されているか否かを判定する。また、判定部2060は、利用履歴の件数が最大格納件数未満であるか否かを判定する。そして、判定部2060は、カード決済を示す利用履歴が存在せずかつ利用履歴の件数が最大格納件数未満である場合、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。
例えば判定部2060は、利用履歴格納部4020から対象カードの利用履歴を全て取得することで、利用履歴の件数を把握する。また例えば利用履歴格納部4020が利用履歴の検索を受け付けるデータベースなどで実現されている場合、判定部2060は、利用履歴格納部4020に対して対象カードの利用履歴の件数を問い合わせてもよい。
利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数以上である場合、利用履歴格納部4020に利用履歴を格納しきれなくなった結果、過去の利用履歴が削除されている可能性がある。そして、削除された利用履歴が対象カードを用いたカード決済の履歴である可能性がある。そのため、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数以上である場合、利用履歴格納部4020に格納されている情報だけでは、対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否かを判定することが難しい。
一方、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数未満である場合、「利用履歴格納部4020に利用履歴を格納しきれなくなったために過去の利用履歴が削除された」という状況が発生していないと考えられる。そのため、利用履歴格納部4020に対象カードを用いたカード決済の履歴が格納されていなければ、対象カードを用いたカード決済が行われていないと判定できる。
そこで、判定部2060は、カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されておらずかつ利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数未満である場合、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。このようにすることで、「対象カードがカード決済に利用されたことがない」ということが確実に把握できる場合、対象カードを用いた決済に対して割引を行うことができる。よって、「対象カードが既にカード決済に利用されているものの、利用履歴格納部4020の容量不足のためにカード決済の履歴が削除されてしまった」という状況において過剰な割引が行われることを防ぐことができる。
ここで、本実施形態の構成において最大格納件数は任意であるため、最大格納件数が少ない場合においても本実施形態の決済システム4000は正常に動作する。よって、決済装置2000は、取得できる利用履歴が少ない場合でも正しく動作することができる。
<処理の流れ>
図6は、判定部2060が判定方法2で判定を行う場合の処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS202において、判定部2060は、カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されているか否かを判定する。カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されていない場合(ステップS202:NO)、図6の処理はステップS204に進む。一方、カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されている場合(ステップS202:YES)、図6の処理はステップS210に進む。
ステップS204において、最大格納件数取得部2100は、利用履歴格納部4020に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する。ステップS206において、判定部2060は、利用履歴の件数が最大格納件数未満であるか否かを判定する。利用履歴の件数が最大格納件数未満である場合(ステップS206:YES)、図6の処理はステップS208に進む。一方、利用履歴の件数が最大格納件数以上である場合(ステップS206:NO)、図6の処理はステップS210に進む。
ステップS208において、判定部2060は、「対象カードはカード決済に利用されたことがない」と判定する。一方、ステップS210において、判定部2060は、「対象カードはカード決済に利用されたことがある」と判定する。
[実施形態3]
図7は、実施形態3の決済システム4000を例示するブロック図である。図7において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図7において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態3の判定部2060は、対象カードを用いた商品の購入に対してこれまでに行った割引の合計金額が、割引金額取得部2040によって取得される割引金額より小さい場合、割引を行うと判定する。以下、詳細に説明する。なお、以下の説明において、「対象カードを用いた商品の購入に対してこれまでに行った割引の合計金額」を、割引合計値と表記する。
実施形態3の決済装置2000は、残高取得部2120を有する。残高取得部2120は、対象カードの残高を取得する。ここで、対象カードの残高は、対象カードに紐づけられている電子マネーを意味する。
残高取得部2120が対象カードの残高を取得する方法は様々である。例えば残高取得部2120は、外部の装置から入力される対象カードの残高を取得する。その他にも例えば、残高取得部2120は、手動で入力される対象カードの残高を取得する。さらに残高取得部2120は、外部の装置にアクセスして、対象カードの残高を取得してもよい。
なお、対象カードの残高を外部の装置から取得する場合、その残高は、カードリーダなどを用いて対象カードから取得された情報でもよいし、対象カードと残高との紐付けを管理するシステムなどから取得された情報であってもよい。
判定部2060は、割引合計値を決定する。例えば判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴が示す購入代金の合計値、残高取得部2120によって取得された対象カードの残高、及び利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴が示す対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、割引合計値を決定する。
実施形態3の決済部2080は、判定部2060が割引を行うと判定した場合、割引金額取得部2040によって取得された割引金額と割引合計値との差分以下の金額を、購入代金から割り引く。
決済部2080が一度のカード決済で購入代金から割り引く金額は様々である。例えば決済部2080は、購入代金から割り引く金額を固定で設定されていてもよい。そして、決済部2080は、固定で設定されている金額と、割引金額取得部2040によって取得された割引金額と割引合計値との差分と、のうちのいずれか小さい金額を購入代金から割り引く。また例えば、決済部2080は、カード決済を行う度に購入代金から割り引く金額を取得してもよい。この場合、決済部2080は、取得した金額と、割引金額取得部2040によって取得された割引金額と割引合計値との差分と、のうちのいずれか小さい金額を購入代金から割り引く。
<割引合計値を決定する方法の具体例>
例えば判定部2060は、以下の方法で割引合計値を決定する。なお、以下に示す方法で割引合計値を決定する場合、利用履歴格納部4020に格納されているカード決済の利用履歴は、割引前の購入代金を示す。例えば、購入金額が500円である場合に、割引を行った結果決済される金額が200円であったとき、利用履歴格納部4020には、「500円」の購入代金を示す利用履歴が格納される。
まず判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴が示す購入代金の合計値と、残高取得部2120によって取得された対象カードの残高との和を決定する。次に、判定部2060は、決定した和と、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴が示す対象カードに対する入金金額の合計値との差分を決定する。この差分が割引合計値となる。
例えば判定部2060は、利用履歴格納部4020から対象カードの利用履歴を全て取得し、取得した利用履歴の中から、カード決済を示す利用履歴と、対象カードに対する入金を表す利用履歴をそれぞれ抽出する。そして、判定部2060は、カード決済を示す各利用履歴に示されている購入代金を合計することで、購入代金の合計値を決定する。また、判定部2060は、対象カードに対する入金を示す各利用履歴に示されている入金金額を合計することで、入金金額の合計値を決定する。
また、利用履歴格納部4020がデータベースなどで実現されている場合、判定部2060は、対象カードのカード決済を示す利用履歴の検索、及び対象カードに対する入金を示す利用履歴の検索をそれぞれ行ってもよい。
図8は、実施形態3の判定部2060が行う処理を概念的に例示する図である。対象カードに対する入金金額の合計が1000円であったとする。また、対象カードを用いて、商品1と商品2が購入されたとする。ここで、商品1の価格は300円であり、商品2の価格は200円である。また、これら2つの商品を購入する際、それぞれ100円の割引がされたとする。この場合、商品1と商品2の購入代金の合計は300円となる。よって、商品1と商品2を購入した後、対象カードの残高は700円となる。ただし、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴は割引前の購入代金(本例における商品の価格)を示すため、上記2つの商品のカード決済に関する利用履歴はそれぞれ、300円と200円を示す。
以上の条件の下、判定部2060はまず、利用履歴に示されている購入代金の合計値を決定する。この合計値は、300円+200円=500円となる。次に、判定部2060は、この合計値と対象カードの残高である700円とを足して、1200円という値を決定する。そして判定部2060は、この1200円と、入金金額の合計である1000円との差分を決定する。この計算の結果は200円である。
以上の計算により、判定部2060は200円という割引合計値を決定する。実際、上述したように2つの商品に対してそれぞれ100円の割引が行われているため、割引の合計値は200円である。
なお、判定部2060が行う計算の順序は、同様の結果が得られる範囲で前後等してもよい。例えば、対象カードの残高から入金金額の合計値を引いた値に対して割引前の購入代金の合計値を加算することでも同様の結果を得ることができる。
<処理の流れ>
図9は、実施形態3の決済装置2000によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。ステップS302において、残高取得部2120は、対象カードの残高を取得する。ステップS304において、判定部2060は、利用履歴が示す購入代金の合計値と、残高取得部2120によって取得された対象カードの残高との和を決定する。ステップS306において、判定部2060は、ステップS304で決定した和と、利用履歴が示す対象カードに対する入金金額の合計値との差分(割引合計値)を決定する。
ステップS308において、判定部2060は、割引合計値が割引金額取得部2040によって取得された割引金額未満であるか否かを判定する。割引合計値が割引金額未満である場合(ステップS308:YES)、図9の処理はステップS310に進む。一方、割引合計値が割引金額以上である場合(ステップS308:NO)、図9の処理はステップS314に進む。
ステップS310において、判定部2060は、購入代金に対して割引を行うと判定する。ステップS312において、決済部2080は、割引金額と割引合計値との差分以下の金額を購入代金から割り引く。
一方、ステップS314において、判定部2060は、購入代金に対して割引を行わないと判定する。
<作用・効果>
本実施形態の決済システム4000によれば、実施形態2の決済システム4000と異なり、対象カードを用いた決済において複数回の割引を行うことが可能となる。例えば本実施形態の決済システム4000は、購入する商品の代金が、割り引きたい金額(例:対象カードの購入金額)よりも小さい場合に好適である。例えば、対象カードの購入金額が500円である場合に、その対象カードを用いた初回のカード決済における購入代金が200円であるとする。この場合、「初回のカード決済の時にのみ割引を行う」という方法では、購入金額の一部である200円しかユーザに還元することができない。
これに対し、本実施形態によれば、これまでに対象カードに対して行われた割引の合計金額を考慮して、その対象カードに対して行われる割引の金額の最大値が決定される。そのため、対象カードを用いた商品の購入に対して複数回の割引を実行することができ、なおかつそれら複数回の割引で割り引かれる金額の合計値を割引金額取得部2040によって取得された割引金額以下にできる。よって、対象カードを購入するユーザに対し、複数回のカード決済に対する割引を通じて、対象カードを購入する負荷の軽減を行うことができる。
また、本実施形態の決済システム4000によれば、対象カードを用いた商品の購入に対して行われた割引に関する履歴(例:割り引いた金額の履歴)を格納する必要がない。そのため、運用されている決済システム4000の仕様(例えば、対象カードの仕様)を変更することなく、決済システム4000において、対象カードを用いた商品の購入に対して複数回の割引を実行することができる。
<変形例3−1>
決済システム4000は、図10に示すブロック図で表される構成を有していてもよい。以下、この実施の形態を変形例3−1と表記する。
変形例3−1の決済システム4000は割引履歴格納部4040を有する。割引履歴格納部4040は、対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の履歴を格納する。変形例3−1の判定部2060は、割引履歴格納部4040から割引の履歴を取得することで、割引合計値を決定する。そして、判定部2060は、割引合計値が、割引金額取得部2040によって取得される割引金額未満である場合、対象カードを用いた商品の購入に対して割引を行うと判定する。この場合、変形例3−1の決済部2080は、割引金額と割引合計値との差分を、割引の上限金額とする。
ここで割引履歴格納部4040は、各割引において割り引いた金額を個別に格納してもよいし、各割引において割り引いた金額の合計値(上述した割引合計値に相当)を格納してもよい。履歴を個別に格納する場合、判定部2060は、個別に格納されている金額の合計値を決定することで、割引合計値を決定する。
割引履歴格納部4040は、決済装置2000の内部に設けられてもよいし、決済装置2000の外部に設けられてもよい。決済装置2000の外部に割引履歴格納部4040を設ける場合、例えば割引履歴格納部4040は、対象カードの内部やサーバ装置などに設けられる。割引履歴格納部4040に対する履歴の格納は、決済装置2000によって行われてもよいし、決済装置2000以外の装置によって行われてもよい。
本変形例によれば、決済システム4000は、割引履歴格納部4040に格納されている履歴を取得することによって、対象カードを用いた商品の購入に対してこれまでに行われた割引の金額を容易に把握することができる。そのため、本変形例によれば、対象カードを用いた商品の購入に対して複数回の割引を行う場合に、判定部2060が行う判定処理に要する時間が短いという利点がある。
[実施形態4]
図11は、実施形態4の決済システム4000を例示するブロック図である。図11において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図11において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態4の決済システム4000は、決済装置2000、サーバ装置3000、及び対象カード5000を有する。以下で説明する点を除き、実施形態4の決済装置2000は、実施形態1の決済装置2000と同様の機能を有する。
<対象カード5000>
実施形態4の決済システム4000において、利用履歴格納部4020は対象カード5000の内部に備えられている。例えば利用履歴格納部4020は IC チップなどで実現され、対象カード5000の内部に埋め込まれる。ただし、利用履歴格納部4020の実現方法は IC チップには限定されない。
<決済装置2000>
実施形態4の決済装置2000は、対象 ID 取得部2140を有する。対象 ID 取得部2140は対象 ID を取得する。例えば対象 ID は、ユーザ ID 又は対象カードのカード ID である。
対象 ID 取得部2140が対象 ID を取得する方法は様々である。例えば、対象 ID 取得部2140は、手動で入力される対象 ID を取得する。また例えば対象 ID 取得部2140は、外部の装置から入力される対象 ID を取得する。さらに対象 ID 取得部2140は、外部の装置にアクセスして、対象 ID を取得してもよい。例えば上記外部の装置は、対象カードから情報を取得するカードリーダなどである。
実施形態4の判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴及び第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴に基づいて、購入代金に対する割引を行うか否かを判定する。そのために、判定部2060は、利用履歴格納部4020と第2利用履歴格納部3020のそれぞれから、利用履歴に関する情報を取得する。
<サーバ装置3000>
サーバ装置3000は、決済装置2000と通信可能に接続されている。決済装置2000とサーバ装置3000との間は、有線回線を介して接続されていてもよいし、無線回線を介して接続されていてもよいし、有線回線と無線回線とが混在している通信回線を介して接続されていてもよい。
サーバ装置3000は、第2利用履歴格納部3020を有する。第2利用履歴格納部3020は、対象カード5000の利用履歴を対象 ID と対応付けて格納する。なお、第2利用履歴格納部3020は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴、及び利用履歴格納部4020からは既に削除されてしまった利用履歴の双方を格納している。
図12は、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴をテーブル形式で例示する図である。図12に示すテーブルを第2利用履歴テーブル200と表記する。第2利用履歴テーブル200は、対象 ID 202、種別204及び金額206という3つの列を有する。種別204及び金額206は、図2の種別102及び金額104と同様に、対象カード5000の利用履歴を表す。第2利用履歴テーブル200の各レコードは、種別204及び金額206(利用履歴)を、対象 ID 202と対応づけて示す。
なお、第2利用履歴格納部3020は、1つの対象 ID について利用履歴を格納してもよいし、複数の対象 ID それぞれについて利用履歴を格納してもよい。図12の場合、第2利用履歴格納部3020は、複数の対象 ID (0001 と 0002)それぞれについて利用履歴を格納している。
第2利用履歴格納部3020に対して利用履歴を格納する機能は、決済装置2000の内部に設けられてもよいし、外部に設けられてもよい。第2利用履歴格納部3020に対して利用履歴を格納する機能を有する機能構成部を、第2利用履歴書込部と表記する。第2利用履歴書込部は、対象カードが利用された時点で利用履歴を第2利用履歴格納部3020に格納してもよいし、別のタイミングで格納してもよい。例えば第2利用履歴書込部は、決済装置2000の内部などに対象カードの利用履歴を一時的に格納しておき、後の時点で複数の利用履歴をまとめて第2利用履歴格納部3020に格納する。このように後の時点でまとめて情報を書き込む処理は、バッチ処理とも呼ばれる。
なお、第2利用履歴格納部3020に格納されているカード決済を示す利用履歴は、カード決済の対象とした商品の商品 ID とさらに対応付けられていてもよい。この場合、例えば判定部2060は、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴のうち、対応する商品 ID が所定 ID である利用履歴を用いる。
例えば所定 ID は、予め決済装置2000に設定されている。その他にも例えば、決済装置2000は、所定 ID を取得する機能を有していてもよい。決済装置2000が所定 ID を取得する方法は、対象 ID 取得部2140が対象 ID を取得する方法と同様に様々である。
図13は、商品 ID と対応づけて第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴をテーブル形式で例示する図である。図13に示すテーブルを第2利用履歴テーブル300と表記する。第2利用履歴テーブル300は、対象 ID 302、種別304、金額306、及び商品 ID 308を有する。
<処理の流れ>
図14は、実施形態4の決済装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS402において、対象 ID 取得部2140は対象 ID を取得する。ステップS404において、割引金額取得部2040は割引金額を取得する。
ステップS406において、判定部2060は、対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する。ステップS406において割引を行うと判定された場合、図14の処理はステップS408に進む。一方、ステップS406において割引を行わないと判定された場合、図14の処理はステップS410に進む。
ステップS408において、決済部2080は、割引金額に基づいて商品の購入代金に対して割引を行って、対象カードを用いたカード決済を行う。一方、ステップS410において、決済部2080は、商品の購入代金に対して割引を行わずに、対象カードを用いたカード決済を行う。
<作用・効果>
本実施形態によれば、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴をさらに用いて、対象カードを用いたカード決済において購入代金に対する割引を行うか否かが判定される。ここで、対象カード5000の利用履歴が利用履歴格納部4020だけでなく第2利用履歴格納部3020にも格納されるため、利用履歴格納部4020の容量を小さくすることができる。
また、利用履歴格納部4020の容量を小さくすることができると、対象カード5000の価格を安くすることができるため、対象カード5000を購入するユーザの負担をさらに小さくすることができる。
また上述したように、本実施形態の決済装置2000は、対応する商品 ID が所定 ID である利用履歴を用いて、購入代金に対して割引を行うか否かを判定してもよい。こうすることで、「まだ特定の商品を購入していない場合に割引を行う」などといった運用が可能になる。
[実施形態5]
図15は、実施形態5の決済システム4000を例示するブロック図である。図15において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図15において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。下記で説明する点を除き、実施形態5の決済システム4000は、実施形態4の決済システム4000と同様である。
実施形態5の決済装置2000は、最大格納件数取得部2100を有する。この最大格納件数取得部2100は、実施形態2の決済装置2000が有する最大格納件数取得部2100と同様の機能を有する。
実施形態5の判定部2060は、購入代金に対する割引を行うか否かを、以下のように判定する。まず、判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数と利用履歴格納部4020の最大格納件数とが一致するか否かを判定する。そして、判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数と利用履歴格納部4020の最大格納件数とが一致する場合、利用履歴格納部4020にカード決済を示す利用履歴が格納されていないときに、対象 ID に対応する利用履歴が第2利用履歴格納部3020に格納されているか否かを判定する。そして、判定部2060は、対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が第2利用履歴格納部3020に格納されていないとき、購入代金に対する割引を行うと判定する。
利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が利用履歴格納部4020の最大格納件数未満である場合、例えば判定部2060は、実施形態2の判定部2060と同様の方法で、購入代金に対する割引を行うか否かを判定する。
例えば判定部2060は、第2利用履歴格納部3020がデータベースなどで実現されている場合、第2利用履歴格納部3020に対して「対象 ID = 対象 ID 取得部2140が取得した対象 ID、種別 = 決済」という組み合わせをキーとする問い合わせを行う。そして、第2利用履歴格納部3020は、問い合わせの結果が0件である場合、対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が第2利用履歴格納部3020に格納されていないと判定する。また例えば、判定部2060は、第2利用履歴格納部3020から全ての利用履歴を取得し、取得した利用履歴の中に「対象 ID = 対象 ID 取得部2140が取得した対象 ID、種別 = 決済」を満たす利用履歴が含まれるか否かを調べてもよい。
<処理の流れ>
図16は、実施形態5の決済装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS502において、判定部2060は、カード決済を示す利用履歴が利用履歴格納部4020に格納されているか否かを判定する。カード決済を示す利用履歴が格納されていない場合(ステップS502:NO)、図16の処理はステップS504に進む。一方、カード決済を示す利用履歴が格納されている場合(ステップS502:YES)、図16の処理はステップS512に進む。
ステップS504において、最大格納件数取得部2100は、利用履歴格納部4020に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する。ステップS506において、判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数未満(最大格納件数と不一致)であるか否かを判定する。利用履歴の件数が最大格納件数未満でない場合(ステップS506:NO)、図16の処理はステップS508に進む。一方、利用履歴の件数が最大格納件数未満である場合(ステップS506:YES)、図16の処理はステップS510に進む。
ステップS508において、判定部2060は、対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が第2利用履歴格納部3020に格納されているか否かを判定する。対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が第2利用履歴格納部3020に格納されていない場合(ステップS508:NO)、図16の処理は、ステップS510に進む。一方、対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が第2利用履歴格納部3020に格納されている場合(ステップS508:YES)、図16の処理はステップS512に進む。
ステップS510において、判定部2060は、購入代金に対する割引を行うと判定する。一方、ステップS512において、判定部2060は、購入代金に対する割引を行わないと判定する。
<作用・効果>
実施形態2で説明した判定方法2で説明したように、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数以上である場合、利用履歴格納部4020に利用履歴を格納しきれなくなった結果、過去の利用履歴が削除されている可能性がある。そのため、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数以上である場合、利用履歴格納部4020に格納されている情報だけでは、対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否かを判定することが難しいと説明した。
これに対し、本実施形態の判定部2060は、利用履歴格納部4020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数に達している場合、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴をさらに用いて判定を行う。したがって、利用履歴格納部4020から削除されている利用履歴がある場合でも、対象カード5000がカード決済に利用されたことがあるか否かを判定することができる。よって、対象カード5000を用いたカード決済において、購入代金に対する割引をより適切に行うことができる。
[実施形態6]
図17は、実施形態6の決済システム4000を例示するブロック図である。図17において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図17において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態6の判定部2060は、実施形態3の判定部2060と同様に、割引合計値(対象カードを用いた商品の購入に対してこれまでに行った割引の合計金額)が、割引金額取得部2040によって取得される割引金額より小さい場合、割引を行うと判定する。以下、詳細に説明する。
実施形態6の決済装置2000は、実施形態5の決済装置2000と同様に最大格納件数取得部2100を有する。さらに、実施形態6の決済装置2000は、残高取得部2120を有する。この残高取得部2120は、実施形態3の決済装置2000が有する残高取得部2120と同様の機能を有する。
実施形態6の判定部2060は、利用履歴取得部2020に格納されている利用履歴の件数と、最大格納件数取得部2100によって取得される最大格納件数とが一致するか否かを判定する。上記2つが一致する場合、判定部2060は、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴を用いて割引合計値を決定する。
例えば実施形態6の判定部2060は、割引合計値を決定するために、対象 ID に対応する利用履歴が示す購入金額の合計値、対象カードの残高、及び対象 ID に対応する利用履歴が示す対象カード5000に対する入金金額の合計値を用いる。
<割引合計値を決定する方法の具体例>
例えば判定部2060は、以下の手順で割引合計値を決定する。なお、以下に示す方法で割引合計値を決定する場合、利用履歴格納部4020に格納されているカード決済の利用履歴は、割引前の購入代金を示す。
まず、判定部2060は、対象 ID に対応する利用履歴が示す購入金額の合計値と、残高取得部2120によって取得された対象カードの残高との和を決定する。次に、判定部2060は、決定した和と、対象 ID に対応する利用履歴が示す対象カード5000に対する入金金額の合計値との差分を決定する。この差分が第2割引合計値となる。
実施形態6の決済部2080は、判定部2060が割引を行うと判定した場合、割引金額と第2割引合計値との差分以下の金額を購入代金から割り引く。
利用履歴取得部2020に格納されている利用履歴の件数と、最大格納件数取得部2100によって取得される最大格納件数とが一致しない場合、判定部2060は、実施形態3の決済装置2000と同様の処理を行う。
<処理の流れ>
図18は、実施形態6の決済装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS602において、残高取得部2120は、対象カードの残高を取得する。ステップS604において、最大格納件数取得部2100は、利用履歴格納部4020に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する。ステップS606において、判定部2060は、利用履歴の件数が最大格納件数未満であるか否かを判定する。利用履歴の件数が最大格納件数未満でない場合(ステップS606:NO)、図18の処理はステップS608に進む。一方、利用履歴の件数が最大格納件数未満である場合(ステップS606:YES)、図18の処理はステップS620に進む。ステップS620において、決済装置2000は、図9のステップS304からS312に示す流れで処理を行う。
ステップS608において、判定部2060は、対象 ID に対応しておりかつ第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴が示す購入金額の合計値と、残高取得部2120によって取得された対象カードの残高との和を決定する。ステップS610において、判定部2060は、ステップS608で決定した和と、対象 ID に対応しておりかつ第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴が示す対象カード5000に対する入金金額の合計値との差分(割引合計値)を決定する。
ステップS612において、判定部2060は、割引合計値が割引金額取得部2040によって取得された割引金額未満であるか否かを判定する。割引合計値が割引金額未満である場合(ステップS612:YES)、図18の処理はステップS614に進む。一方、割引合計値が割引金額以上である場合(ステップS612:NO)、図18の処理はステップS616に進む。
ステップS614において、判定部2060は、購入代金に対して割引を行うと判定する。ステップS616において、決済部2080は、割引金額と割引合計値との差分以下の金額を購入代金から割り引く。
一方、ステップS618において、判定部2060は、購入代金に対して割引を行わないと判定する。
<作用・効果>
利用履歴取得部2020に格納されている利用履歴の件数が最大格納件数と一致する場合、利用履歴格納部4020には対象カードの利用履歴の一部しか格納されていない可能性がある。そこで本実施形態の決済装置2000は、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴のうち、対象 ID に対応する利用履歴を用いて、実施形態3の決済装置2000が行う処理と同様の処理を行う。こうすることで、対象カードの利用履歴の件数が利用履歴格納部4020に格納できる件数を超えている場合であっても、割引金額を上限金額として複数回の割引を通じて、対象カードを購入するユーザの負荷を軽減することができる。
[実施形態7]
図19は、実施形態7の決済システム4000を例示するブロック図である。図19において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図19において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
実施形態7のサーバ装置3000は、購入履歴格納部3040を有する。購入履歴格納部3040は、商品の購入履歴を、ユーザ ID 又はカード ID と対応付けて格納する。
実施形態7の決済装置2000は、割引金額取得部2040、判定部2060、決済部2080、及び対象 ID 取得部2140を有する。割引金額取得部2040及び判定部2060はそれぞれ、実施形態1の決済装置2000が有する割引金額取得部2040及び判定部2060それぞれと同様の機能を有する。対象 ID 取得部2140は、実施形態4の対象 ID 取得部2140と同様の機能を有する。
実施形態7の判定部2060は、購入履歴格納部3040に対象 ID に対応する購入履歴が格納されていない場合、商品の購入代金に対して割引を行うと判定する。そのため、判定部2060は、購入履歴格納部3040から購入履歴に関する情報を取得する。判定部2060が購入履歴格納部3040から購入履歴に関する情報を取得する方法は、例えば実施形態4から6の判定部2060が第2利用履歴格納部3020から利用履歴に関する情報を取得する方法と同様である。
<処理の流れ>
図20は、実施形態7の決済装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。ステップS702において、対象 ID 取得部2140は対象 ID を取得する。ステップS704において、割引金額取得部2040は、割引金額を取得する。
ステップS706において、決済部2080は、対象 ID に対応する購入履歴が購入履歴格納部3040に格納されているか否かを判定する。対象 ID に対応する購入履歴が購入履歴格納部3040に格納されていない場合(ステップS706:NO)、図20の処理はステップS708に進む。一方、対象 ID に対応する購入履歴が購入履歴格納部3040に格納されている場合(ステップS706:YES)、図20の処理はステップS710に進む。
ステップS708において、決済部2080は、割引金額に基づき、商品の購入代金に対して割引を行って、対象カードを用いたカード決済を行う。一方、ステップS710において、決済部2080は、商品の購入代金に対して割引を行わずに、対象カードを用いたカード決済を行う。
<作用・効果>
本実施形態の決済システム4000によれば、対象 ID に対応する購入履歴が購入履歴格納部3040に格納されていない場合、購入金額に対して割引が行われる。ここで、カードの利用履歴ではなく商品の購入履歴に基づいて判断をするため、過去に対象カードを用いずに行われた商品の購入も考慮して、割引を行うか否かを判断することができる。
例えば本実施形態の決済システム4000は、カードの利用履歴を管理するシステムとは別に、ユーザ ID などと紐づけて商品の購入履歴を管理するシステムが設けられている場合に好適である。
[実施例]
以下、電気自動車の充電装置を対象として本発明を実施する実施例を説明する。なお、下記で説明する実施例はあくまで例示であり、本発明のスコープは電気自動車の充電装置に限定されない。
<実施例1>
図21は、実施例1の充電装置10をその使用環境と共に示すブロック図である。図21において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図21において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
充電装置10は、充電部12及び決済装置2000を有する。充電部12は、電気自動車の充電を行う機能構成部である。ユーザは、電気自動車20を充電部12に接続し、電気自動車20の充電を行う。決済装置2000は、充電装置10の利用料金を決済するための装置であり、充電部12と接続されている。ユーザは、充電装置10の利用料金の決済を、対象カード5000を用いたカード決済で行う。これらのことから、本実施例において、商品は「充電装置10が提供する電気自動車の充電サービス」となり、商品の購入代金は「充電装置10の利用料金」となる。なお、本実施例において、利用履歴格納部4020は対象カード5000の内部に設けられている。
対象カード5000は、充電装置10の利用料金の支払いや、その他の商品の購入代金の支払いのためのカード決済に用いられる。「その他の商品」は、種々の場所(コンビニ、スーパー、又はデパートなど)で購入する商品などである。
ユーザは、充電装置10の利用料金のカード決済を行うために、決済装置2000のカードリーダ2180に対象カード5000を読み取らせる。カードリーダ2180は、利用履歴格納部4020に格納されている情報を読み取り、判定部2060に送信する。判定部2060は、このようにして取得した利用履歴に基づいて、充電装置10の利用料金に対して割引を行うか否かを判定する。
決済部2080は、充電部12から取得する情報に基づいて、充電装置10の利用料金を決定する。充電部12から取得する情報は、充電装置10の利用料金そのものでもよいし、充電装置10の利用料金の決定に用いる情報(充電した電力量)でもよい。また、決済部2080は、判定部2060による判定結果、充電装置10の利用料金、及び割引金額取得部2040から取得した割引金額に基づいて、カード決済する金額を決定する。そして、決済部2080は、決定した金額についてカード決済を行い、カード決済の結果を示す情報をカードライタ2200に送信する。ここで、カード決済の結果を示す情報は、カード決済した金額を示す情報などである。カードライタ2200は、決済部2080から受信した情報を利用履歴格納部4020に格納する。
判定部2060は、実施形態1から3で説明した種々の方法により、充電装置10の利用料金に対して割引を行うか否かを判定する。さらに、利用履歴格納部4020は、利用履歴を商品 ID と紐づけて格納していてもよい。この場合、例えば判定部2060は、利用履歴格納部4020から取得した利用履歴の中に、「充電装置10が提供する電気自動車の充電サービス」を表す商品 ID と紐づけられている利用履歴が含まれていない場合、充電装置10の利用料金に対して割引を行うと判定する。
なお、「充電装置10による電気自動車の充電サービス」における充電装置10は、1つの装置に限られない。例えば複数の充電装置10を様々な場所に配備してもよい。そして、これら複数の充電装置10がそれぞれ提供する充電サービスに対して、同一の商品 ID を割り当てる。こうすることで、いずれの充電装置10も利用したことがない場合に、判定部2060は、充電装置10の利用料金に対して割引を行うと判定する。
なお、複数の充電装置10がある場合に、これらをグループに分けて、グループごとに商品 ID を割り当ててもよい。例えば、同一店舗に配備されている複数の充電装置10を同一のグループにしたり、同一の地域に配備されている複数の充電装置10を同一のグループにしたりすることが考えられる。こうすることで、「ある特定のグループに属する充電装置10において充電サービスを利用していなければ、たとえ他のグループに属する充電装置10において既に充電サービスを利用していたとしても、その特定のグループに属する充電装置10の利用料金に対しては割引を行う」といった運用が可能となる。
<実施例2>
図22は、実施例2の充電装置10をその使用環境と共に示すブロック図である。図22において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図22において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
POS (Point of Sale) システム30は、決済装置2000、サーバ装置3000、及びネットワーク32を有する。ネットワーク32は、決済装置2000とサーバ装置3000とを通信可能に接続するネットワークである。決済装置2000は、ネットワーク32に接続するためのネットワークインタフェースであるネットワークI/F2220を有する。
実施例2の決済装置2000は、実施形態4から6のいずれかに係る決済装置2000が有する機能を有する。図22の場合、決済装置2000は、実施形態4に係る決済装置2000の機能を有する。
実施例2において、カードリーダ2180は、実施形態4から6の各決済装置2000が有する対象 ID 取得部2140としても機能する。例えばカードリーダ2180は、対象 ID として、対象カード5000に格納されている対象カード5000の ID や、対象カード5000の所持者のユーザ ID などを取得する。
対象カード5000の利用履歴は、利用履歴格納部4020及び第2利用履歴格納部3020に格納される。第2利用履歴格納部3020において、対象カード5000の利用履歴は、上述した対象 ID と対応付けて格納されている。
実施例2において、利用履歴格納部4020の最大格納件数は、例えば数件から数十件程度である。そして、利用履歴格納部4020は、格納している利用履歴の件数が最大格納件数を超えた場合、最も古い利用履歴を消去して、新たな利用履歴を格納する。つまり、対象カード5000を利用した回数が利用履歴格納部4020の最大格納件数を超えた場合、利用履歴格納部4020は、対象カード5000の利用履歴の一部しか格納できなくなる。一方、第2利用履歴格納部3020の最大格納件数は、利用履歴格納部4020の最大格納件数より多い。そのため、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴を用いることで、利用履歴格納部4020に格納しきれなくなって消去された利用履歴も参照することができる。
判定部2060は、実施形態4から6で説明した種々の方法を用いて、充電装置10の利用料金に対して割引を行うか否かを判定する。ここで、判定部2060は、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴を利用する場合、ネットワークI/F2220を用いて、第2利用履歴格納部3020に格納されている利用履歴を取得する。
決済部2080は、判定部2060による判定結果、充電装置10の利用料金、及び割引履歴格納部4040から取得した割引金額に基づいて、カード決済する金額を決定する。そして、決済部2080は、決定した金額についてカード決済を行い、カード決済の結果を示す情報をカードライタ2200及びネットワークI/F2220に送信する。カードライタ2200は、決済部2080から受信した情報を利用履歴格納部4020に格納する。また、ネットワークI/F2220は、決済部2080から受信した情報を、ネットワーク32を介してサーバ装置3000に送信する。サーバ装置3000は、決済部2080から受信した情報を第2利用履歴格納部3020に格納する。
<実施例3>
図23は、実施例3の充電装置10をその使用環境と共に示すブロック図である。図23において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図23において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
充電装置管理システム40は、充電装置10、サーバ装置3000、及びネットワーク32を有する。ネットワーク32は、充電装置10が有する決済装置2000とサーバ装置3000とを通信可能に接続するネットワークである。
実施例3は、実施形態7の決済装置2000の実施例を表す。実施例3の決済装置2000は、利用履歴格納部4020に格納されている対象カード5000の利用履歴ではなく、購入履歴格納部3040に格納されている購入履歴を利用することで、充電装置10の利用料金に対して割引を行うか否かを判定する。ここで、実施例3における購入履歴は、充電装置10の利用履歴(以下、充電履歴)である。つまり、実施例3の決済装置2000は、「対象カード5000を用いて充電装置10の利用料金をカード決済したことがあるか否か」ではなく、「充電装置10が提供する充電サービスを利用したことがあるか否か」に基づいて、充電装置10の利用料金に対して割引を行うか否かを判定する。具体的には、決済装置2000は、対象 ID に対応する充電履歴が購入履歴格納部3040に格納されていない場合や、購入履歴格納部3040に格納されている対象 ID に対応する充電履歴の件数が所定件数未満である場合などに、充電装置10の利用料金に対して割引を行う。
実施例3において、対象 ID は、例えば充電装置10を利用するユーザのユーザ ID である。その他にも例えば、充電装置10を利用するユーザに対してメンバーズカードなどが配布されている場合、そのメンバーズカードのカード ID でもよい。
対象 ID 取得部2140が上記対象 ID を取得する方法は様々である。例えば対象 ID 取得部2140は、ユーザによって手動で入力されるユーザ ID を取得する。その他にも例えば、対象 ID 取得部2140は、上記メンバーズカードを読み取ることで、そのメンバーズカードに格納されているカード ID やユーザ ID を取得する。
購入履歴格納部3040は、上記対象 ID に対応付けて充電履歴を格納する。判定部2060は、対象 ID 取得部2140が取得した対象 ID に対応する充電履歴が購入履歴格納部3040に格納されていない場合に、充電装置10の利用料金に対して割引を行う。決済部2080は、充電装置10の利用料金を決済した際、ネットワークI/F2220を介して、購入履歴格納部3040に充電履歴を格納する。なお、本実施例において、決済装置2000は、充電装置10の利用料金をカード決済以外の方法(例:現金による決済)で行ってもよい。
ここで、本実施例において購入履歴格納部3040が設けられる場所は、サーバ装置3000の内部に限定されない。例えば購入履歴格納部3040は、決済装置2000の内部に設けられてもよいし、前述したメンバーズカードの内部に設けられてもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2014年3月19日に出願された日本出願特願2014−056819号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (34)

  1. 割引金額を取得する割引金額取得手段と、
    対象の電子マネーカードである対象カードの利用履歴に基づいて、前記対象カードを用いたカード決済に対する割引を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記対象カードを用いたカード決済に対して割引を行う決済手段と、
    を有する決済装置。
  2. 前記判定手段は、前記対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否かを判定し、前記対象カードがカード決済に利用されたことがない場合、割引を行うと判定する請求項1に記載の決済装置。
  3. 前記判定手段は、前記カード決済を示す利用履歴が存在しない場合、前記対象カードはカード決済に利用されたことがないと判定する請求項2に記載の決済装置。
  4. 前記利用履歴を格納する利用履歴格納手段が格納できる前記利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得手段を有し、
    前記判定手段は、カード決済を示す前記利用履歴が前記利用履歴格納手段に格納されておらずかつ前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数が前記最大格納件数未満である場合、前記対象カードはカード決済に利用されたことがないと判定する請求項2に記載の決済装置。
  5. 前記判定手段は、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定する請求項1に記載の決済装置。
  6. 前記対象カードの残高を取得する残高取得手段を有し、
    前記判定手段は、前記利用履歴が示す購入代金の合計値、前記残高、及び前記利用履歴が示す前記対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額である割引合計値を決定する請求項5に記載の決済装置。
  7. 前記対象カードの利用履歴を対象 ID と対応付けて格納する第2利用履歴格納手段を有するサーバ装置と、通信可能に接続されており、
    前記対象カードは、前記利用履歴を格納する利用履歴格納手段を有し、
    対象 ID を取得する対象 ID 取得手段を有し、
    前記判定手段は、前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴及び前記第2利用履歴格納手段に格納されている利用履歴に基づいて、前記購入代金に対する割引を行うか否かを判定する請求項1に記載の決済装置。
  8. 前記利用履歴格納手段に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得手段を有し、
    前記判定手段は、
    前記利用履歴格納手段にカード決済を示す利用履歴が格納されておらず、かつ前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数と前記最大格納件数とが一致する場合、前記対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が前記第2利用履歴格納手段に格納されているか否かを判定し、
    前記対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が前記第2利用履歴格納手段に格納されていないとき、割引を行うと判定する請求項7に記載の決済装置。
  9. 前記利用履歴格納手段に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得手段と、
    前記電子マネーカードの残高を取得する残高取得手段と、を有し、
    前記判定手段は、前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数と前記最大格納件数とが一致する場合に、前記対象 ID に対応する利用履歴が示す購入金額の合計値、前記残高、及び前記対象 ID に対応する利用履歴が示す前記対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額である第2割引合計値を決定し、前記第2割引合計値が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定し、
    前記決済手段は、前記判定手段が割引を行うと判定した場合、前記割引金額と前記第2割引合計値との差分以下の金額を前記購入代金から割り引く請求項7に記載の決済装置。
  10. 前記第2利用履歴格納手段に格納されているカード決済を示す利用履歴は、カード決済の対象とした商品の商品 ID とさらに対応付けられており、
    前記判定手段は、前記第2利用履歴格納手段に格納されている利用履歴のうち、対応する商品 ID が所定 ID である利用履歴を用いる請求項8又は9に記載の決済装置。
  11. 商品の購入履歴を対象 ID と対応付けて格納する購入履歴格納手段を有するサーバ装置と、通信可能に接続されており、
    対象 ID を取得する対象 ID 取得手段と、
    割引金額を取得する割引金額取得手段と、
    前記購入履歴格納手段に前記対象 ID に対応する前記購入履歴が格納されていない場合、商品の購入代金に対して割引を行うと判定する判定手段と、
    前記判定手段が割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、電子マネーカードを用いたカード決済を行う決済手段と、
    を有する決済装置。
  12. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    割引金額を取得する割引金額取得ステップと、
    対象の電子マネーカードである対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップが割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、前記対象カードを用いたカード決済を行う決済ステップと、
    を有する制御方法。
  13. 前記判定ステップは、前記対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否かを判定し、前記対象カードがカード決済に利用されたことがない場合、割引を行うと判定する請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記判定ステップは、前記カード決済を示す利用履歴が存在しない場合、前記対象カードはカード決済に利用されたことがないと判定する請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記利用履歴を格納する利用履歴格納手段が格納できる前記利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得ステップを有し、
    前記判定ステップは、カード決済を示す前記利用履歴が前記利用履歴格納手段に格納されておらずかつ前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数が前記最大格納件数未満である場合、前記対象カードはカード決済に利用されたことがないと判定する請求項13に記載の制御方法。
  16. 前記判定ステップは、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定する請求項12に記載の制御方法。
  17. 前記対象カードの残高を取得する残高取得ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記利用履歴が示す購入代金の合計値、前記残高、及び前記利用履歴が示す前記対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額である割引合計値を決定し、前記割引合計値が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定し、
    前記決済ステップは、前記判定ステップが割引を行うと判定した場合、前記割引金額と前記割引合計値との差分以下の金額を前記購入代金から割り引く請求項16に記載の制御方法。
  18. 前記対象カードの利用履歴を対象 ID と対応付けて格納する第2利用履歴格納手段を有するサーバ装置と、通信可能に接続されており、
    前記対象カードは、前記利用履歴を格納する利用履歴格納手段を有し、
    対象 ID を取得する対象 ID 取得ステップを有し、
    前記判定ステップは、前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴及び前記第2利用履歴格納手段に格納されている利用履歴に基づいて、前記購入代金に対する割引を行うか否かを判定する請求項12に記載の制御方法。
  19. 前記利用履歴格納手段に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得ステップを有し、
    前記判定ステップは、
    前記利用履歴格納手段にカード決済を示す利用履歴が格納されておらず、かつ前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数と前記最大格納件数とが一致する場合、前記対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が前記第2利用履歴格納手段に格納されているか否かを判定し、
    前記対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が前記第2利用履歴格納手段に格納されていないとき、割引を行うと判定する請求項18に記載の制御方法。
  20. 前記利用履歴格納手段に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得ステップと、
    前記電子マネーカードの残高を取得する残高取得ステップと、を有し、
    前記判定ステップは、前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数と前記最大格納件数とが一致する場合に、前記対象 ID に対応する利用履歴が示す購入金額の合計値、前記残高、及び前記対象 ID に対応する利用履歴が示す前記対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額である第2割引合計値を決定し、前記第2割引合計値が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定し、
    前記決済ステップは、前記判定ステップが割引を行うと判定した場合、前記割引金額と前記2割引合計値との差分以下の金額を前記購入代金から割り引く請求項18に記載の制御方法。
  21. 前記第2利用履歴格納手段に格納されているカード決済を示す利用履歴は、カード決済の対象とした商品の商品 ID とさらに対応付けられており、
    前記判定ステップは、前記第2利用履歴格納手段に格納されている利用履歴のうち、対応する商品 ID が所定 ID である利用履歴を用いる請求項19又は20に記載の制御方法。
  22. 商品の購入履歴を対象 ID と対応付けて格納する購入履歴格納ステップを有するサーバ装置と、通信可能に接続されており、
    対象 ID を取得する対象 ID 取得ステップと、
    割引金額を取得する割引金額取得ステップと、
    前記購入履歴格納ステップに前記対象 ID に対応する前記購入履歴が格納されていない場合、商品の購入代金に対して割引を行うと判定する判定ステップと、
    前記判定ステップが割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、電子マネーカードを用いたカード決済を行う決済ステップと、
    を有する制御方法。
  23. コンピュータに決済装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、前記コンピュータに、
    割引金額を取得する割引金額取得機能と、
    対象の電子マネーカードである対象カードの利用履歴に基づいて、商品の購入代金に対して割引を行うか否かを判定する判定機能と、
    前記判定機能が割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、前記対象カードを用いたカード決済を行う決済機能と、
    を持たせるプログラム。
  24. 前記判定機能は、前記対象カードがカード決済に利用されたことがあるか否かを判定し、前記対象カードがカード決済に利用されたことがない場合、割引を行うと判定する請求項23に記載のプログラム。
  25. 前記判定機能は、前記カード決済を示す利用履歴が存在しない場合、前記対象カードはカード決済に利用されたことがないと判定する請求項24に記載のプログラム。
  26. 前記コンピュータに、前記利用履歴を格納する利用履歴格納手段が格納できる前記利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得機能を持たせ、
    前記判定機能は、カード決済を示す前記利用履歴が前記利用履歴格納手段に格納されておらずかつ前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数が前記最大格納件数未満である場合、前記対象カードはカード決済に利用されたことがないと判定する請求項24に記載のプログラム。
  27. 前記判定機能は、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定する請求項23に記載のプログラム。
  28. 前記コンピュータに、前記対象カードの残高を取得する残高取得機能を持たせ、
    前記判定機能は、前記利用履歴が示す購入代金の合計値、前記残高、及び前記利用履歴が示す前記対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額である割引合計値を決定し、前記割引合計値が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定し、
    前記決済機能は、前記判定機能が割引を行うと判定した場合、前記割引金額と前記割引合計値との差分以下の金額を前記購入代金から割り引く請求項27に記載のプログラム。
  29. 前記コンピュータは、前記対象カードの利用履歴を対象 ID と対応付けて格納する第2利用履歴格納手段を有するサーバ装置と、通信可能に接続されており、
    前記対象カードは、前記利用履歴を格納する利用履歴格納手段を有し、
    前記コンピュータに、対象 ID を取得する対象 ID 取得機能を持たせ、
    前記判定機能は、前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴及び前記第2利用履歴格納手段に格納されている利用履歴に基づいて、前記購入代金に対する割引を行うか否かを判定する請求項23に記載のプログラム。
  30. 前記コンピュータに、前記利用履歴格納手段に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得機能を持たせ、
    前記判定機能は、
    前記利用履歴格納手段にカード決済を示す利用履歴が格納されておらず、かつ前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数と前記最大格納件数とが一致する場合、前記対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が前記第2利用履歴格納手段に格納されているか否かを判定し、
    前記対象 ID に対応しておりかつカード決済を示す利用履歴が前記第2利用履歴格納手段に格納されていないとき、割引を行うと判定する請求項29に記載のプログラム。
  31. 前記コンピュータに、
    前記利用履歴格納手段に格納できる利用履歴の最大格納件数を取得する最大格納件数取得機能と、
    前記電子マネーカードの残高を取得する残高取得機能と、を持たせ、
    前記購入代金に対して割引が行われた場合、割引前の購入代金を示す利用履歴が前記利用履歴格納手段及び前記第2利用履歴格納手段に格納され、
    前記判定機能は、前記利用履歴格納手段に格納されている利用履歴の件数と前記最大格納件数とが一致する場合に、前記対象 ID に対応する利用履歴が示す購入金額の合計値、前記残高、及び前記対象 ID に対応する利用履歴が示す前記対象カードに対する入金金額の合計値を用いて、前記対象カードを用いた商品の購入に対して行った割引の合計金額である第2割引合計値を決定し、前記第2割引合計値が前記割引金額より小さい場合、割引を行うと判定し、
    前記決済機能は、前記判定機能が割引を行うと判定した場合、前記割引金額と前記2割引合計値との差分以下の金額を前記購入代金から割り引く請求項29に記載のプログラム。
  32. 前記第2利用履歴格納手段に格納されているカード決済を示す利用履歴は、カード決済の対象とした商品の商品 ID とさらに対応付けられており、
    前記判定機能は、前記第2利用履歴格納手段に格納されている利用履歴のうち、対応する商品 ID が所定 ID である利用履歴を用いる請求項30又は31に記載のプログラム。
  33. コンピュータに決済装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、
    前記コンピュータは、商品の購入履歴を対象 ID と対応付けて格納する購入履歴格納機能を有するサーバ装置と、通信可能に接続されており、
    前記コンピュータに、
    対象 ID を取得する対象 ID 取得機能と、
    割引金額を取得する割引金額取得機能と、
    前記購入履歴格納機能に前記対象 ID に対応する前記購入履歴が格納されていない場合、商品の購入代金に対して割引を行うと判定する判定機能と、
    前記判定機能が割引を行うと判定した場合、前記割引金額に基づき、前記商品の購入代金に対して割引を行って、電子マネーカードを用いたカード決済を行う決済機能と、
    を持たせるプログラム。
  34. 請求項7乃至11いずれか一項に記載の前記決済装置及び前記サーバ装置を有する決済システム。
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