JPH10307951A - 電子マネーおよび電子マネーシステム - Google Patents

電子マネーおよび電子マネーシステム

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Publication number
JPH10307951A
JPH10307951A JP11844897A JP11844897A JPH10307951A JP H10307951 A JPH10307951 A JP H10307951A JP 11844897 A JP11844897 A JP 11844897A JP 11844897 A JP11844897 A JP 11844897A JP H10307951 A JPH10307951 A JP H10307951A
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JP
Japan
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electronic money
product
information
payment
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP11844897A
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English (en)
Inventor
Masao Sakamoto
昌穂 坂本
Tokiharu Saito
登喜治 斉藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネーシステムの利便性を向上させる。 【解決手段】 制御部101、入力部103、電子マネ
ーカードに対するデータ入出力を行うカード入出力部1
04、データ表示等を行う出力部105、取引明細ファ
イル161、商品管理ファイル162、店舗管理ファイ
ル163等の情報が格納される記憶部106を含むPO
Sターミナルにおいて、制御部101は、カード入出力
部104に装着された電子マネーカードに対して、電子
マネーカードによる支払い、または電子マネーカード以
外の支払によるカード所持者の商品購入データを書き込
む機能、および当該商品購入データを読み出す機能を持
つ制御論理を備えた。電子マネーカードに書き込まれた
商品購入データは、随時、カード所持者の所有する残高
表示器やパーソナルコンピュータ等の情報端末にて参照
され、商品購入計画や、商品購入管理等の立案に利用さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子マネーおよび
電子マネーシステムに関し、特に、任意の複数の店舗に
おけるPOS(販売時点情報管理)ターミナルやネット
ワーク経由でのオンラインショッピング等における電子
マネーを利用した商品購買情報の管理運用等に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、店舗のチェックアウトシステムと
しては、次のようなものが知られている。買い物客が売
場を見てまわり、商品陳列棚にある商品を買い物かごに
入れ、その買い物かごをレジまで持っていくと、レジに
は店員であるチェッカがいて、チェッカが商品を一個ず
つスキャナに登録し、スキャナは商品に貼られているバ
ーコードを読み取って商品コードに変換する。レジはそ
の商品のバーコードのデータから、商品のコード、価
格、商品名などのデータがある商品情報ファイルをサー
チし、価格を求め、商品名と価格とを表示し、レシー
ト、ジャーナルへ商品名、商品コード、価格などのデー
タを印字し、取引合計額に加算し、この処理を買い物か
ごにある商品がなくなるまで繰り返し行い、取引合計額
を求めるキーを押すことで、買い上げ合計額を求める。
チェッカは、この買い上げ合計額を買い物客に伝え、そ
の金額の支払いを要求し、買い物客は要求された金額を
財布から取り出してその金額を支払い、チェッカはその
支払われた金額値をレジに入力し、レジは入力された金
額と買い上げ合計額とから釣り銭を計算して取引終了と
なり、釣り銭を表示し、現金の入ったドロアをあけ、レ
シート、ジャーナルへ支払い印字を行い、レシートをカ
ットする。チェッカは表示された釣り銭をドロアから出
して、買い物客にレシートと一緒に渡す。買い物客はそ
の釣り銭とレシートを受け取り、財布にしまって買い物
かごを持って袋詰めを行うサッカー台へ行き、袋詰めを
行って、店から出ていく。このように商品の登録と支払
が行われる。ここで、取引終了後、買い物客が、レシー
トを確認して商品登録で2個のところを3個と数量の登
録誤りが判明したため訂正処理をチェッカに求めること
が発生することがある。また、商品が破損している等に
よる不良品のため返品処理が発生することがある。この
とき、買い物客は、当該商品と当該取引のレシートを店
舗のサービスカウンタに持っていきレジマイナス処理の
手続きを受け、店舗から買い物客に返金を行うことにな
る。しかし、レシートを紛失した場合は、当該商品を店
舗で買い物したとみなされないため、レジマイナス処理
の手続きが受けられなくなることがある。
【0003】このような、レシート紛失防止、およびレ
ジマイナス処理の簡易化の技術の例として、特開平07
−192172号公報に記載されているような技術が知
られている。すなわち、POSシステムの端末内に、顧
客の過去の購入データの読み出しおよび集計機能を備
え、集計された購入データをPOSシステムの端末に出
力する構成として、レシートの紛失等の問題を解決しよ
うとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
ではレシート紛失防止、および返品等におけるレジマイ
ナス処理の簡易化は実現できたが、当該取引での課税対
象金額、税額、支払方法、支払金額が記憶媒体に格納さ
れないため、買い物客は、自宅のパーソナルコンピュー
タであるPCで前記記憶媒体のデータを呼び出したと
き、いつ何を買い物したかは分かるが、電子マネー、ク
レジット、現金等の支払を行ったか管理することができ
ない。また、買い物客は、電子マネーを利用したとき取
引明細格納用記憶媒体を別に持つことになり、買い物の
時に財布から出すときに2つのカードを提示するといっ
た煩わしさが発生する。同時に、オペレータは、2つの
カードを抜き差しする処理が発生してしまう。
【0005】このため、買い物客は、前記PCにおいて
商品購入データを呼び出し当日、週間、月間、年間の家
計簿処理をできなくなる。また、オペレータは、カード
が複数枚になることで買い物客へのカードの戻し忘れ、
電子マネー、クレジット、現金等の支払登録での入力誤
りが発生してしまう。
【0006】また、任意の通信手段とPCとを使用した
テレフォンショッピング、オンラインショッピングに
て、利用者側は、商品を購入する意志と商品代金である
電子マネー、クレジットカード番号を送付、あるいは、
現金の振込を行う。提供者側は、利用者側の貨幣の振込
を確認した段階で、商品を利用者側に発送する。利用者
側は、商品を受け取った段階で、商品購入データを受け
取ることになり、貨幣を支払ってから商品購入データを
受け取るまでに数日の時間が空くことになる。
【0007】このため、利用者側は、商品代金は支払っ
たのに商品の到着があるまで商品購入データが無いた
め、何をいつ購入し、支払終了状態にあり、商品がいつ
到着するといった情報がいっさい無いことにより、当該
事項を忘れること等があった場合は、商品の発送がなさ
れなくなる、あるいは、利用者側は、提供者側に、商品
発送の確認ができないといった問題が発生する。
【0008】本発明の目的は、電子マネーを用いた商品
情報、割引情報、税情報、支払情報等の多様な取引情報
の管理運用の的確化および効率化を実現することが可能
な電子マネー技術を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、商品の返品や交換処
理等を的確かつ効率良く行うことが可能な電子マネー技
術を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、電子マネーを所持す
る顧客側における商品情報、割引情報、税情報、支払情
報等の多様な取引情報の管理運用の的確化および効率化
を実現することが可能な電子マネー技術を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、顧客が所持す
る電子マネーカード等の電子マネーに、当該電子マネー
およびそれ以外の支払い手段にて購入した商品情報、割
引情報、税情報、支払情報等の取引情報を格納するよう
にしたものである。この取引情報は、通常の店舗販売等
に限らず、たとえば、テレフォンショッピング、オンラ
インショッピングにて購入した商品等に関する取引情報
が含まれる。
【0012】より具体的には、買い物客が購入する商品
を登録する商品登録手段と、商品を購入したりサービス
を受けたり現金と交換したりすることが可能な貨幣価値
を有する電子化された情報あるいはデータである電子マ
ネーを取り扱う電子支払手段と、商品登録手段と電子支
払手段とにより発生した取引を格納する取引明細ファイ
ルと、取引明細ファイルを電子マネーに格納するデータ
格納手段と、電子マネーのデータを呼び出すデータ呼出
手段とを具備したPOS端末等の商品購買情報処理装置
において、電子マネーあるいはそれ以外の支払い手段に
よる商品購入時の商品代金決済時に取引明細ファイルの
当該取引である商品購入データを電子マネーにデータ格
納手段により格納するものである。
【0013】この場合、たとえば、POS端末に購入場
所を定義する購入コードを具備し、電子マネーのデータ
内に購入コードに対応した購入コードのデータ格納領域
を具備することにより、商品購入データをデータ格納領
域に格納する等の方法が考えられる。
【0014】また、取引の一部あるいは全てを取り消す
手段を有するPOS端末において、電子マネーのデータ
格納領域に格納された商品購入データをデータ呼出手段
により呼び出し、取り消し処理あるいは商品の返品処理
等を行わせることができる。
【0015】また、電子マネーのデータ格納領域に格納
された商品購入データをデータ呼出手段を具備する任意
の端末を顧客に所持させ、電子マネーを所有する当該顧
客の当日、週間、月間、年間の収入、支出を表示管理す
ることを可能にする。
【0016】また、電子マネーのデータ格納手段を具備
する任意の通信端末において、任意のネットワークでの
オンラインショッピングを利用して、商品購入時の商品
代金決済時に取引明細ファイルの当該取引である商品購
入データを電子マネーにデータ格納手段により格納する
構成とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態である電子
マネーシステムを構成する商品購買情報処理装置の一例
を示すブロック図である。本実施の形態では、商品購買
情報処理装置の一例としてPOSターミナル100を例
に採って説明する。
【0019】101はPOSターミナルの制御部、10
2はPOSターミナルの制御部101の演算部、103
はPOSターミナルの入力部、104はPOSターミナ
ルのデータ格納手段でありデータ呼出手段であるカード
入出力部、105はPOSターミナルの出力部、106
はPOSターミナルの記憶部、131はPOSターミナ
ルの入力部103のスキャナ、132はPOSターミナ
ルの入力部103のキーボード、151はPOSターミ
ナルの出力部105の画面、152はPOSターミナル
の出力部105のプリンタ、161はPOSターミナル
の記憶部106の取引明細ファイル、162はPOSタ
ーミナルの記憶部106の商品管理ファイル、163は
POSターミナルの記憶部106の店舗管理ファイルで
ある。ここで、記憶部106の取引明細ファイル16
1、商品管理ファイル162、店舗管理ファイル163
は、図示されていない通信部を経由して上位の店舗サー
バに設定してもかまわない。
【0020】図2は、図1のPOSターミナル100の
外観図である。201はPOSターミナルの商品代金支
払部、202はPOSターミナルの商品登録部、203
はPOSターミナルのカウンター、である。商品代金支
払部201は、主にPOSターミナルの制御部101、
演算部102、カード入出力部104、記憶部106、
キーボード132、画面151、プリンタ152を備え
ている。商品登録部202は、主に、スキャナ131、
キーボード132、画面151を備えている。
【0021】図3は、取引明細ファイル161の1レコ
ードを構成する商品購入データの項目である。301は
商品購入データのレコードの順番を示す項番、302は
商品購入データの購入日を示す日付、303は商品購入
データの購入時を示す時間、304は商品購入データの
店舗管理ファイルより読み出した購入コード、305は
商品購入データの購入コード304に対応する店舗名、
306は商品購入データの商品コード、307は商品購
入データの商品コード306に対応する商品名、308
は商品購入データの商品コード306の単品価格、30
9は商品購入データの商品コード306の数量、310
は商品購入データの商品コード306の単品分の割引、
311は商品購入データの商品コードに対応する(単品
価格308−割引310)×数量309により計算した
売価、312は商品購入データの商品コード306の外
税・内税・非課税といった税区分、313は商品購入デ
ータの売価311の合計である商品小計、314は商品
購入データの課税対象額、315は商品購入データの税
額、316は商品購入データの税込み合計、317は商
品購入データの現金、クレジット、ギフト券、電子マネ
ーといった支払方法、318は商品購入データの支払方
法317の支払金額、319は商品購入データの販売、
返品といった取引を示す取引区分である。ここで、商品
コード306〜税区分312は、買い物客が、購入した
商品数分作成される。ただし、同一商品は、数量を加算
・減算更新して同じ場所に作成される。また、支払方法
317、支払金額318も買い物客が使用した支払手段
の種別分だけ作成される。
【0022】図7は、本発明の実施の形態の電子マネー
システムを構成する電子マネーの一例である電子マネー
カードの構成の一例を示す概念図である。701は電子
マネーカードである。702は電子マネーカード701
の電子マネー格納部、703は電子マネーカード701
のデータ格納領域、704はデータ格納領域703の購
入コード、705はデータ格納領域703の商品購入デ
ータである。ここで、電子マネー格納部702とデータ
格納領域703を便宜上分離して例示しているが、同じ
記憶媒体に双方が格納されるようにしてもよい。また、
特に電子マネーカードの形状については規定しない。
【0023】残高等の価値情報が格納される電子マネー
格納部702および取引情報が格納されるデータ格納領
域703は、たとえばマイクロプロセッサ等からなるセ
キュリティ管理部710、および入出力インターフェイ
ス部720を介して、データの書込や読み出しにおける
セキュリティ管理が行われる構成となっている。電子マ
ネーカード701の各部の動作電力は、たとえば入出力
インターフェイス部720を介して接続されるPOSタ
ーミナル100のカード入出力部104から供給され
る。
【0024】図9は、電子マネーカード701を所持す
る顧客が使用する、たとえば残高表示器、パーソナルコ
ンピュータ、携帯情報端末等の情報処理端末900の一
例を示す。システムバス901に、マイクロプロセッサ
902、このマイクロプロセッサ902の制御プログラ
ム等が格納される主記憶装置903、データの表示を行
うディスプレイ904、データやコマンド等の入力に用
いられるキーボード等の操作インターフェイス905、
電子マネーカード701が接続される電子マネー接続イ
ンターフェイス906、の各構成要素が接続されてい
る。また、必要に応じてROMやHDD等の補助記憶装
置907が装着される。
【0025】たとえば、情報処理端末900が携帯情報
端末の場合、電子マネー接続インターフェイス906
は、電子マネーカード701の着脱スロットを備えたP
Cカード等で構成することができる。
【0026】この場合、主記憶装置903は、マイクロ
プロセッサ902を制御する基本ソフトウェアであるO
Sと、たとえば、電子マネーカード701の電子マネー
格納部702およびデータ格納領域703にアクセスし
て、電子マネーの残高や、後述のようにして商品取引時
に格納された商品購入データ等の読み出し、集計、分
類、表示、等の処理を行う商品購買情報処理プログラム
903a等が格納されている。
【0027】また、この情報処理端末900は、電子マ
ネーカード701を用いるオンラインショッピング端末
として用いることもできる。その場合、システムバス9
01には、情報ネットワーク909に接続されるネット
ワークインターフェイス908を備えるとともに、主記
憶装置903には、商品購買情報処理プログラム903
aの代わりに、たとえばオンラインショッピングプログ
ラム903bがロードされて実行される。この場合、電
子マネーカード701の残高の価値情報の他に、電子マ
ネーカード701には、オンラインショッピングにて発
生した取引情報が格納される。この際、支払い手段は、
電子マネーカード701における電子マネー格納部70
2の価値情報(残高)を利用することに限らず、クレジ
ットカード番号の入力等による他の支払方法を利用して
もよい。その場合でも、クレジットカード番号による取
引情報は、電子マネーカード701のデータ格納領域7
03に格納される。
【0028】なお、電子マネーカード701内の情報の
更新は、セキュリティ管理部710等の厳格な管理のも
とで、ネットワークインターフェイス908を経由した
接続先の図示しない販売元のコンピュータのみによって
所定のプロトコルにて自動的に行われ、利用者は、電子
マネーカード701に格納されている情報の読み出し処
理のみが可能となっている。
【0029】以下、本実施の形態の電子マネーシステム
の作用の一例を説明する。
【0030】まず、買い物客が電子マネーカード701
により買い物をして一般にいうレシートである商品購入
データを電子マネーカード701に格納するまでの一連
の買い物のプロセスを図4、図5および図6のフローチ
ャートと図1、図2、図3および図7を参照して説明す
る。
【0031】図4は、POSターミナル100における
販売処理の全体フローを示したものである。オペレータ
は、買い物客の商品をPOSターミナルの商品登録部2
02のスキャナ131にて商品のバーコードを読ませる
商品登録操作を行い(S401)、商品が無くなる(S
402)まで行う。オペレータは、商品登録が終了する
と(S402)、商品代金である請求額に対して買い物
客から渡される預り金を受け取り、預り金が商品代金を
上回った時は釣り銭を買い物客に渡す(S403)。こ
こで、S403の詳細処理を説明する。POSターミナ
ルは、オペレータのPOSターミナルの商品代金支払部
201のキーボード132の小計キー押下操作により、
POSターミナルの画面151に買い物客が支払うべき
商品代金である請求額を表示する。買い物客は、請求額
に対して等しいかそれ以上の預り金をオペレータに手渡
す。オペレータは、預り金の金額の値をPOSターミナ
ルの商品代金支払部201のキーボード132より入力
する。POSターミナルは、残金が無いとき(S40
4)、図示されていないドロワをオープンする。POS
ターミナルは、請求額と預り金とを比較する。(請求
額)<(預り金)の場合、オペレータは、差額である釣
り銭を前記ドロアより取り出し買い物客に手渡す。最後
に、オペレータは、預り金を前記ドロアに収納する。
【0032】図5、図6のフローチャートでは、S40
3においての本実施の形態の電子マネーカード701に
よる支払およびレシート情報である取引明細ファイル1
61の商品購入データの、電子マネーカード701への
格納について説明する。買い物客は、商品代金を支払う
ときに電子マネーで支払う/支払わないに係わらず電子
マネーカード701を持っていると(S501)、オペ
レータに電子マネーカード701を手渡す。次に、オペ
レータは、電子マネーカード701をPOSターミナル
のデータ格納手段でありデータ呼出手段であるカード入
出力部104に挿入する(S502)。ここで、買い物
客が、電子マネーで商品代金を支払うとなれば(S50
3)、オペレータは、POSターミナルの商品代金支払
部201のキーボード132より電子マネーの支払金額
を入力する(S504)。このとき、POSターミナル
は、前記入力した電子マネーでの支払金額と電子マネー
カード701の電子マネー格納部702の金額を比較す
る(S505)。
【0033】POSターミナルは、(前記入力した電子
マネーでの支払金額)≦(電子マネーカード701の電
子マネー格納部702の金額)の時は、電子マネーカー
ド701の電子マネー格納部702より入力した電子マ
ネーでの支払金額を差し引く減算処理を行う(S50
6)。
【0034】逆に、POSターミナルは、(前記入力し
た電子マネーでの支払金額)>(電子マネーカード70
1の電子マネー格納部702の金額)の時は、商品代金
支払部201の出力部105の画面151に支払残高不
足を表示し、当該電子マネーカード701では支払い処
理ができないことをオペレータに報知する。オペレータ
は、当該電子マネーカード701をカード入出力部10
4より取り出し、その旨を買い物客に知らせて電子マネ
ーカード701を買い物客に返す(S508)。
【0035】S503において、買い物客が、電子マネ
ーで商品代金を支払わない時は、従来と同じように、現
金、クーポン、クレジット、商品券、ギフト券等での支
払ができる(S509)。POSターミナルは、商品代
金の支払残りである残金がある場合は(S507)、S
501の処理に戻る。POSターミナルは、商品代金で
ある請求額より買い物客からの支払額が上回る時には
(S507)、図6に例示される釣り銭処理、レシート
情報の格納処理へ遷移する。
【0036】すなわち、POSターミナルは、釣り銭が
必要な場合は(S601)、商品代金支払部201の出
力部105の図示されていないドロアを開ける。オペレ
ータは、ドロアから釣り銭を取り出し買い物客に手渡す
(S602)。
【0037】次に、POSターミナルは、カード入出力
部104に電子マネーカード701が挿入されていると
(S603)、取引明細ファイル161から当該取引の
レコードである商品購入データを電子マネーカード70
1のデータ格納領域703に格納する(S604)。オ
ペレータは、カード入出力部104から電子マネーカー
ド701を取り出し、買い物客に渡して取引が終了す
る。
【0038】このように、レシート情報を電子マネーカ
ード701に格納して電子化することで買い物客は、財
布にレシートを納める手間が省けると同時に、オペレー
タは、レシートがPOSターミナルより発行されるまで
待ってお客に渡すという処理を行わないで済むために、
うっかりレシートを買い物客に渡し忘れるということか
らも解放される。
【0039】逆に、POSターミナルは、カード入出力
部104に電子マネーカード701が挿入されていない
と(S603)、商品代金支払部201の出力部105
のプリンタ152よりレシートを発行する。オペレータ
は、発行されたレシートを買い物客に渡して取引が終了
する(S605)。
【0040】次に、買い物客が電子マネーカード701
により返品をして一般にいうレシートである商品購入デ
ータを電子マネーカード701に格納するまでの一連の
返品のプロセスを図4、図5および図6のフローチャー
トと図8を例にして説明する。
【0041】買い物客は、商品の不良があった場合は、
当該商品と電子マネーカード701または、そのとき発
行されたレシートをお店に持参する。店舗では、オペレ
ータが、買い物客より電子マネーカード701を受け取
り、データ呼出手段であるカード入出力部104に電子
マネーカード701を挿入する(S801)。オペレー
タは、店舗のお店コードである購入コード704を入力
する(S802)。ここで、POSターミナルは、店舗
管理ファイル163に設定してある購入コードを読み込
むことにより、オペレータの作業をなくすこともでき
る。このステップにより、POSターミナルは、自分の
お店の商品購買データが、電子マネーカード701のデ
ータ格納領域703に存在するか、否かを判定する(S
803)。POSターミナルは、該当購入コードが存在
する場合は、返品する商品の登録をオペレータに促す。
オペレータは、買い物客が持ってきた商品の商品コード
を登録する(S804)。POSターミナルは、電子マ
ネーカード701のデータ格納領域703の当該購入デ
ータの商品購入データ705の取引区分319が販売の
データの中から当該商品コードが存在するか検索する
(S805)。POSターミナルは、当該商品コードが
電子マネーカード701のデータ格納領域703に存在
すると、商品管理ファイル162から検索して取引明細
ファイル161のレコードである商品購入データに取引
区分319を返品として、また、商品コード306を登
録する(S806)。オペレータは、返品商品が無くな
るまでS804からの処理を行う(S807)。
【0042】ステップS803において、POSターミ
ナルは、オペレータが入力した購入コード、あるいはP
OSターミナル内の店舗管理データから読み取った購入
コードが、電子マネーカード701のデータ格納領域7
03に存在しない場合は、「当店にて買い物した情報は
ありません。」と画面151に報知してオペレータに知
らせる(S808)。これにより、オペレータは、当店
で買い上げになった商品ではないことを買い物客に知ら
せることができる。
【0043】また、ステップS805において、POS
ターミナルは、オペレータが入力した商品コードが、電
子マネーカード701のデータ格納領域703の商品購
入データ705に存在しない場合は、「当店にて買い物
した商品はありません。」と画面151に報知してオペ
レータに知らせる(S808)。これにより、オペレー
タは、当店で買い上げになった商品ではないことを買い
物客に知らせることができる。
【0044】次に、返品登録する商品が無くなると(S
807)、POSターミナルは、税込みの返品合計の返
金額を電子マネーカード701の電子マネー格納部70
2に加算処理する(S809)。ここで、POSターミ
ナルは、出力部105の図示されていないドロアを開け
て、オペレータに現金での返金をするように処理するこ
とも可能である。最後に、POSターミナルは、返品で
作成された取引明細ファイル161の商品購入データを
電子マネーカード701のデータ格納領域703に格納
する(S810)。オペレータは、電子マネーカード7
01を買い物客に手渡す。以上により、返品の処理が終
了する。
【0045】このように、電子マネーカード701に設
けられているデータ格納領域703を参照することで商
品の購入先(どこのお店の商品であったか)を確認する
ことができるため、買い物客が誤って商品を購入したお
店と異なるお店に持ってきたり、故意的に購入した店舗
と異なる店舗に持ち込み返金による不正を行うことの防
止が可能となる。
【0046】一方、電子マネーカード701の所有者の
側では、随時、図9に例示した情報処理端末900の電
子マネー接続インターフェイス906に電子マネーカー
ド701を装填して、商品購買情報処理プログラム90
3aにより、データ格納領域703に格納されている取
引情報を読み出して、確認、集計、編集、分析等を行っ
たり、家計簿ソフトウェア等と連携させることにより、
過去の取引情報を簡便かつ有効に利用することが可能に
なる。
【0047】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、買い物客等の電子マネーカード701の所有者は、
取引での課税対象金額、税額、支払方法、支払金額が電
子マネーカード701に格納されているため、自宅のパ
ーソナルコンピュータ等の情報処理端末900等を使用
して電子マネーカード701内の取引データを呼び出
し、いつ何を買い物し、電子マネー、クレジット、現金
等の支払を行ったか管理することができるため、商品購
入データを呼び出し当日、週間、月間、年間の家計簿処
理を容易にできる。
【0048】また、買い物客等の電子マネーカード70
1の所有者は、購入時期等の把握もできるため、次の購
買アクションへの計画の立案等が的確に図れる。
【0049】また、買い物客等の電子マネーカード70
1の所有者は、電子マネーカード701を所持するだけ
で当該電子マネーカード701のみならず、他の支払い
手段を利用した取引明細データをも持つことになり、た
とえば、買い物の時に財布から出すときに単に電子マネ
ーカード701のみを提示するだけで済むため、利便性
が高く、操作性の良好な電子マネーシステムとなる。
【0050】また、販売者側のオペレータは、1枚の電
子マネーカード701のみを取り扱うだけで販売管理が
可能になり、買い物客へのカードの戻し忘れ等が無くな
り、電子マネー、クレジット、現金等の支払登録での入
力誤りが無くなり、商品販売等における販売事故の低減
に寄与できる。
【0051】また、電子マネーカード701を所持する
買い物客に対する返品時の返金処理等において、オペレ
ータは現金の受け渡しを行うことなく簡便、迅速かつ的
確に処理することが可能になる。
【0052】また、電子マネーカード701を所持する
買い物客に、テレフォンショッピング、オンラインショ
ッピングにて購入した商品情報、割引情報、税情報、支
払情報を電子化して、電子マネーカード701の電子マ
ネー格納部702、あるいは、データ格納領域703等
に格納することでリアルタイムに商品購入データを得る
ことができ、対面販売とは異なるオンラインショッピン
グに関する取引結果の確認、保証、記録、等を的確に実
現可能となる。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0054】
【発明の効果】本発明の電子マネーによれば、電子マネ
ーを用いた商品情報、割引情報、税情報、支払情報等の
多様な取引情報の管理運用の的確化および効率化を実現
することができる、という効果が得られる。
【0055】また、本発明の電子マネーによれば、商品
の返品や交換処理等を的確かつ効率良く行うことができ
る、という効果が得られる。
【0056】また、本発明の電子マネーによれば、電子
マネーを所持する顧客側における商品情報、割引情報、
税情報、支払情報等の多様な取引情報の管理運用の的確
化および効率化を実現することができる、という効果が
得られる。
【0057】また、本発明の電子マネーシステムによれ
ば、電子マネーを用いた商品情報、割引情報、税情報、
支払情報等の多様な取引情報の管理運用の的確化および
効率化を実現することができる、という効果が得られ
る。
【0058】また、本発明の電子マネーシステムによれ
ば、商品の返品や交換処理等を的確かつ効率良く行うこ
とができる、という効果が得られる。
【0059】また、本発明の電子マネーシステムによれ
ば、電子マネーを所持する顧客側における商品情報、割
引情報、税情報、支払情報等の多様な取引情報の管理運
用の的確化および効率化を実現することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である電子マネーシステ
ムを構成する商品購買情報処理装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に例示されたPOSターミナルの外観図で
ある。
【図3】本発明の一実施の形態である電子マネーシステ
ムにおける取引明細ファイルの記録フォーマットの一例
を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である電子マネーシステ
ムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態である電子マネーシステ
ムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態である電子マネーシステ
ムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の電子マネーシステムを構
成する電子マネーの一例である電子マネーカードの構成
の一例を示す概念図である。
【図8】本発明の一実施の形態である電子マネーシステ
ムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態の電子マネーシステムにお
いて電子マネーカードを所持する顧客が使用する情報処
理端末の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
100…POSターミナル、101…制御部、102…
演算部、103…入力部、104…カード入出力部、1
05…出力部、106…記憶部、131…スキャナ、1
32…キーボード、151…画面、152…プリンタ、
161…取引明細ファイル、162…商品管理ファイ
ル、163…店舗管理ファイル、201…商品代金支払
部、202…商品登録部、203…カウンター、301
…項番、302…日付、303…時間、304…購入コ
ード、305…店舗名、306…商品コード、307…
商品名、308…単品価格、309…数量、310…割
引、311…売価、312…税区分、313…商品小
計、314…課税対象額、315…税額、316…税込
み合計、317…支払方法、318…支払金額、319
…取引区分、701…電子マネーカード、702…電子
マネー格納部、703…データ格納領域、704…購入
コード、705…商品購入データ、710…セキュリテ
ィ管理部、720…入出力インターフェイス部、900
…情報処理端末、901…システムバス、902…マイ
クロプロセッサ、903…主記憶装置、903a…商品
購買情報処理プログラム、903b…オンラインショッ
ピングプログラム、904…ディスプレイ、905…操
作インターフェイス、906…電子マネー接続インター
フェイス、907…補助記憶装置、908…ネットワー
クインターフェイス、909…情報ネットワーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を購入したりサービスを受けたり現
    金と交換したりすることが可能な貨幣価値を有する電子
    化された価値情報が所望の記憶媒体に格納された電子マ
    ネーであって、 前記価値情報または当該価値情報以外の任意の支払手段
    による商品購入時の商品代金決済、および前記商品代金
    決済の変更、および前記商品代金決済の取消、の少なく
    とも一つに関する取引情報が格納される記憶領域を備え
    たことを特徴とする電子マネー。
  2. 【請求項2】 商品を購入したりサービスを受けたり現
    金と交換したりすることが可能な貨幣価値を有する電子
    化された価値情報が所望の記憶媒体に格納された電子マ
    ネーと、 顧客が購入する商品を登録する商品登録手段と、前記電
    子マネーを取り扱う電子支払手段と、前記商品登録手段
    と前記電子支払手段または当該電子支払手段以外の任意
    の支払手段とにより発生した取引を格納する取引明細フ
    ァイルと、を具備した商品購買情報処理装置と、を含む
    電子マネーシステムであって、 前記商品購買情報処理装置は、任意の情報を前記電子マ
    ネーに格納するデータ格納手段と、前記電子マネーの任
    意の情報を呼び出すデータ呼出手段とを備え、前記電子
    支払手段または当該電子支払手段以外の任意の支払手段
    による商品購入時の商品代金決済、および前記商品代金
    決済の変更、および前記商品代金決済の取消、の少なく
    とも一つに関する取引情報を前記電子マネーに格納する
    ことを特徴とする電子マネーシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子マネーシステムにお
    いて、 前記電子マネーを所持する任意の顧客に、前記電子マネ
    ーに格納された前記取引情報を読み出す機能を備えた情
    報処理装置を所持させ、前記顧客は任意の契機にて、前
    記電子マネーに格納された前記取引情報を参照可能にし
    た第1の構成、 前記商品購買情報処理装置は、任意のネットワーク経由
    でのオンラインショッピングにおける通信端末として機
    能し、前記オンラインショッピングにて発生した前記取
    引情報を前記電子マネーに格納する制御論理を備えた第
    2の構成、の少なくとも一方の構成を備えたことを特徴
    とする電子マネーシステム。
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