JP2002099966A - ポイントバンクシステム及びポイント発行端末 - Google Patents

ポイントバンクシステム及びポイント発行端末

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JP2002099966A
JP2002099966A JP2000289034A JP2000289034A JP2002099966A JP 2002099966 A JP2002099966 A JP 2002099966A JP 2000289034 A JP2000289034 A JP 2000289034A JP 2000289034 A JP2000289034 A JP 2000289034A JP 2002099966 A JP2002099966 A JP 2002099966A
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service
points
user
accounting
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JP2000289034A
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Tsugihito Oba
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MIDICITY CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類のサービスポイントを共通のポイン
トとして利用できるようにし、システムの効率化・簡素
化を図ったポイントバンクシステム及びポイント発行端
末を提供する。 【解決手段】 任意の商品と交換可能なサービスポイン
トをユーザーの口座毎に記憶する記憶手段2aと、前記
記憶手段2aに記憶するサービスポイントの出納を管理
する出納手段2bとを備えたポイントバンクシステムに
おいて、前記出納手段2bが複数種類のサービスポイン
トを受け付けて前記記憶手段2aに記憶させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の商品と交換
可能なポイント(以下、サービスポイントと称する)を
ユーザーの口座毎に管理するポイントバンクシステム及
びポイント発行端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスカウントショップや航空会
社等から商品を購入した際に、購入金額等に応じたポイ
ントが発行され、このポイントを景品と交換したり、次
回からの購入に利用できるようにしたサービスがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
サービスは、それぞれの店や会社が独自にポイントを発
行しているので、その発行者が用意した景品との交換
や、その発行者から商品を購入しなければならず、必ず
しも魅力ある商品が選択できるとは限らなかった。
【0004】また、それぞれの店や会社で、ポイントの
管理や魅力ある商品の開発をしなければならず、個々の
負担が大きかった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑み、複数種類のサ
ービスポイントを共通のポイントとして利用できるよう
にし、システムの効率化・簡素化を図ったポイントバン
クシステム及びポイント発行端末の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明は、次の手段を採用した。
【0007】本発明のシステムは、種々の発行者が発行
している複数種類のサービスポイントをまとめて景品や
商品との交換に利用できるようにしたものである。
【0008】これにより、少額の取り引きや、たまにし
か利用しない販売店で得た少量のサービスポイントであ
っても、まとめて景品や商品と交換できるようにしてユ
ーザーの選択の幅を広げ、魅力ある景品や商品を提供で
きるようにしている。従って前記サービスポイントに係
る商品の販売を促進できる。
【0009】本発明のポイントバンクシステムは、任意
の商品と交換可能なサービスポイントをユーザーの口座
毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶するサー
ビスポイントの出納を管理する出納手段とを備え、前記
出納手段が複数種類のサービスポイントを受け付けて前
記記憶手段に記憶させる。
【0010】なお、本発明において商品とは、物品に限
らず、情報や観劇、旅行の手配、レンタルなど、取り引
きの対象となるものであれば良い。また、特にことわり
のない場合には、便宜上、景品も含むものとする。
【0011】また、本発明のポイントバンクシステム
は、任意の商品と交換可能なサービスポイントを発行す
る複数のポイント発行端末と、前記サービスポイントを
ユーザーの口座毎に記憶する記憶手段、および前記記憶
手段に記憶するサービスポイントの出納を管理する出納
手段を有するホストコンピュータ(ポイントバンク)と
を備え、前記出納手段が複数種類のサービスポイントを
受け付けて前記記憶手段に記憶させる構成であっても良
い。
【0012】この場合、前記ポイント発行端末が、前記
発行したサービスポイントの代金を前記ポイントバンク
の運営者に支払う支払い手段を備えると好適である。
【0013】このようにポイント発行端末を備える販売
事業者等は、サービスポイントの発行と併せて、この代
金をポイントバンク側に支払うこととし、サービスポイ
ントと任意の商品との交換をポイントバンクにアウトソ
ーシングすることにより、システムの効率化を図ってい
る。
【0014】また、前記ポイントバンクシステムにおい
て、前記出納手段が、発行者の異なるサービスポイント
を受け付け、前記発行者とサービスポイントとを対応付
けて前記記憶手段に記憶させる構成とする。
【0015】これにより、サービスポイントの発行者
に、サービスポイントの代金を請求する等の手続きが容
易となる。
【0016】更に、前記出納手段が、価値の異なるサー
ビスポイントを受け付け、前記サービスポイントの単位
当たりの価値が所定の値となるように換算して前記記憶
手段に記憶させると良い。
【0017】例えば1ポイント=1円と1ポイント=
0.5円のように、単位あたりの価値が違うものや、ポ
イント、マイル、ルピーのように単位の異なるものな
ど、価値の異なるサービスポイントを換算して同様に扱
えるようにし、種々のシステムに対応できるようにして
いる。
【0018】また、前記出納手段が、前記複数種類のサ
ービスポイントを共通のサービスポイントに変換して前
記記憶手段に記憶する構成としても良い。
【0019】これにより発行者の異なるサービスポイン
トや、価値の異なるサービスポイントを一律に扱え、処
理の簡素化が図れる。
【0020】前記出納手段が前記ユーザーの口座へ前記
サービスポイントを加算した場合に、当該サービスポイ
ントの発行者に代金を請求する請求手段を備えても良
い。
【0021】これによりサービスポイントの発行者への
請求手続きを効率化している。所定商品の販売を行う販
売者に対して前記ユーザーが前記サービスポイントと商
品との交換を申し込んだ場合に、前記出納手段へ対価の
要求をする販売者端末と、前記対価の要求を受けて前記
出納手段が当該ユーザーの口座から対価に相当するポイ
ントを減算した場合に、前記販売者に前記対価に相当す
る代金を支払う支払手段を備える。
【0022】これによりサービスポイントと商品の交
換、即ちポイントを利用して商品を販売した際の代金の
支払いを効率化している。
【0023】また、所定商品の販売を行う第1のユーザ
ーに対して第2のユーザーが前記サービスポイントと商
品の交換を申し込んだ場合に、前記出納手段へ対価の要
求をする販売者端末を備え、前記対価の要求を受けた出
納手段が、第2のユーザーの口座から対価に相当するポ
イントを減算し、前記第1のユーザーの口座に前記対価
に相当するポイントを加算する。
【0024】これにより、商品の交換(購入)をしたユ
ーザーと販売者との間の対価の支払いを簡素化してい
る。
【0025】複数のkeyと、この各keyに対する情
報とを対応付けて記憶するkeyデータベース手段と、
前記ユーザーから前記keyのkeyコードを受け取っ
たとき、前記keyコードの情報と前記keyデータベ
ース手段に記憶されている当該keyに対する情報とを
比較するkeyデータ比較手段とを備え、前記keyデ
ータ比較手段による比較結果から前記keyが使用可能
かどうかを判断し、使用可能な場合、前記出納手段が当
該keyに応じて当該ユーザーの口座のポイントを加減
する。
【0026】これにより、サービスポイントの口座とプ
リベイト式決済の口座を共有し、システムの簡素化・効
率化を図っている。また、キャッシュバックのような返
還システムが実現できる。
【0027】また、本発明のポイント発行端末は、任意
の商品と交換可能なサービスポイントを共通のサービス
ポイントに変換する変換手段を備え、変換後のサービス
ポイントを発行する。
【0028】これにより種々のサービスポイントを一律
に扱え、処理の簡素化を図ったポイントバンクシステム
を構成できる。
【0029】また、本発明のポイント発行端末は、任意
の商品と交換可能なサービスポイントの単位当たりの価
値を所定の値に換算する手段を備え、前記換算後のサー
ビスポイントを発行する。
【0030】これにより価値の異なるサービスポイント
を換算して同様に扱えるようにし、種々のシステムに対
応可能なポイントバンクシステムを構成できる。
【0031】本発明において、以上の各構成要素は、可
能な限り組みあわせることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0033】〈実施形態1〉図1は、本実施形態である
ポイントバンクシステムの概念図である。同図に示した
ように、本システムは、任意の商品と交換可能なサービ
スポイントを発行する複数のポイント発行端末1と、複
数種類の前記サービスポイントをユーザーの口座毎に管
理するホストコンピュータ(ポイントバンク)2を備え
ている。
【0034】本システムには、サービスポイントを発行
する発行者として複数の販売者が加盟しており、それぞ
れの加盟店でサービスポイントを発行している。図1に
おいて、加盟店Aは所定商品の販売(レンタルやサービ
スの提供も含む)を行う販売店であり、ディスカウント
ストア、CDレンタル、飲食店等である。加盟店Bはイ
ンターネット等の通信回線を通じて商品の販売を行う仮
想店舗(オンラインショップ)、加盟店Cは航空役務を
提供する航空会社である。
【0035】各加盟店には、ポイント発行端末1がそれ
ぞれ設けられており、販売金額等に応じたサービスポイ
ントを発行している。例えば、通常の商品を1000円
で販売した際には、その5%を1円=1ポイントとし、
50ポイントを発行する。また、新製品や型落ち商品等
の商品の状況によって推奨販売したい商品は10%、ク
レジットカード決済等、別途手数料がかかる場合には2
%とするなど等、商品の状況や手数料の有無を考慮して
発行しても良い。
【0036】ポイントバンク2は、サービスポイントを
記憶する記憶手段2aと、記憶手段2aに記憶するサー
ビスポイントの出納を管理する出納手段2bとを有して
いる。
【0037】本システムを利用するユーザー3は、予め
ポイントバンク2に登録し、会員となる。ポイントバン
ク2は、この登録したユーザー3に対して登録番号又は
口座番号を発行し、各ユーザーの口座を設けておく。
【0038】なお、本発明において口座は、銀行の預金
口座と同様に、サービスポイントの出納および残高を計
算する区分であり、ユーザーの口座番号毎又はユーザー
の登録番号毎に記憶手段2aに記憶されている。図2
は、この口座の説明図である。同図に示すようにポイン
トの出納(加算・減算)及び残高(記録されているサー
ビスポイントの量)が計算されている。
【0039】而してユーザー3が、前記登録番号又は口
座番号を示して加盟店で商品を購入すると、サービスポ
イントが発行される。このとき、ポイント発行端末1
は、通信回線を介して出納手段2bへこのサービスポイ
ントの発行を通知し、出納手段2bがこれを受け付けて
当該ユーザー3の口座にポイントを加算する。
【0040】また、ユーザー3が口座に貯めたポイント
を使用した場合、出納手段2bは当該ユーザー3の口座
からポイントを減算する。
【0041】例えば、ポイントバンク2が用意した景品
とサービスポイントを交換する場合、ユーザー3は、電
話、FAX等でポイントバンク2の担当者に口座番号と
所望の景品を通知する。或はパソコンや携帯端末等から
通信回線を介してポイントバンク2の出納手段2bに直
接通知する。出納手段2bがこの通知を受け付けると、
当該ユーザー3の口座から景品に相当するポイントを減
算し、残高をユーザー3に通知すると共に、配送伝票を
打ち出す等してユーザー3へ景品を配送する手配を行
う。
【0042】また、サービスポイントを使用して加盟店
から商品を購入する場合には、通常通り商品を選択し
て、決済時にポイントの使用を選択する。図1では、仮
想店舗(加盟店B)から商品を購入した場合を示してい
る。
【0043】例えば、ユーザー3はパソコン等の端末を
用いてインターネット上のウエブサイトである加盟店B
にアクセスする。ユーザー3が購入する商品を選択し、
決済方法としてポイントの使用を選択し、使用するポイ
ントの口座番号を通知すると、加盟店Bの端末(販売者
端末、本例ではポイント発行端末と兼用している)は、
ポイントバンク2に当該ユーザー3のポイントの使用を
通知(対価の要求)し、出納手段2bがこれを受け付け
て当該口座の残高と購入商品に相当するポイントを比較
し、残高が足りていれば仮想店舗Bにポイントが使用可
能であることを通知する。ポイントが使用可能であれ
ば、加盟店Bの端末は、ユーザー3とポイントバンク2
へ売買の成立を通知し、商品の配送を手配する。また、
ポイントバンク2の出納手段2bは、売買の成立を受け
て当該ユーザーの口座から購入商品に相当するポイント
を減算する。
【0044】本システムにおいて、各加盟店は、発行し
たサービスポイントに相当する代金をポイントバンク2
へ支払い、ポイントで販売した分の商品代金をポイント
バンクから受け取る。
【0045】このように複数の発行者が発行するサービ
スポイントを一括して管理することにより、ユーザー3
がそれぞれの加盟店で発行されたポイントをまとめて使
用できるようになり、商品の景品を選択する幅が広が
る。従って魅力のある商品や景品提供することができ、
商機を拡大できる。
【0046】また、個々の販売店でシステムを構築する
必要がなく、システムの効率化・簡素化が図れる。従っ
て、ユーザー登録のコストや、景品の開発コスト、設備
投資、ポイントの管理コストを削減できる。
【0047】なお、前記加盟店Aでサービスポイントを
発行する際には、通信回線を介してポイントバンク2に
通知したが、これに限らずICカード等、記録媒体を介
してポイントバンク2に通知しても良い。
【0048】また、サービスポイントを発行する際、ユ
ーザー3が直接ポイント発行端末1を操作して発行する
ものでも良い。例えば加盟店Cである航空会社におい
て、航空券を購入し、加盟店Cが備えるポイント発行端
末1をユーザー3が操作し、このポイント発行端末1に
航空券を通して、航空券の値段、航路等に応じてサービ
スポイントを発行させる。なお、この場合のサービスポ
イントの発行者は、もちろん加盟店Cである。
【0049】また、商品の購入とは別に、加盟店A,C
のように実在する店舗でユーザー3が料金を支払い、こ
の料金分のポイントを発行しても良い。例えば加盟店A
でユーザー3が5000円を支払い、この金額に見合う
ポイント、例えば基準値に割引分の5%を加えて、52
50ポイントを発行し、加盟店Bのような仮想店舗等で
電子マネーとして利用する。
【0050】また、ユーザー3間でサービスポイントを
譲渡する場合には、譲渡金額と、譲渡する側の口座番号
又は登録番号と、譲渡先の口座番号又は登録番号を出納
手段2bに通知し、この口座間でポイントを移動させれ
ば良い。
【0051】同様に、加盟店がポイントバンク2に口座
を有するユーザーでもある場合、例えば、加盟店Aがユ
ーザー(第1のユーザー)でもあり、他のユーザー(第
2のユーザー)がポイントを使用して加盟店Aから商品
を購入し、加盟店Aがこの対価を出納手段2bへ要求し
た場合、出納手段2bは、第2のユーザーの口座から対
価に相当するポイントを減算し、加盟店Aの口座に前記
対価に相当するポイントを加算する。
【0052】〈実施形態2〉図3は本実施形態の概略構
成図、図4は本形態のポイントバンク2が管理する口座
の説明図である。本実施形態において、前述の実施形態
1と同一の要素には同符号を付すなどして再度の説明を
省略している。
【0053】本実施形態では、図4に示すようにサービ
スポイントを発行者(加盟店)と対応付けて前記記憶手
段2aに記憶させており、請求手段2cが、所定期間毎
(例えば月末)に各加盟店が発行したサービスポイント
を集計し、このサービスポイントの代金を各加盟店に請
求する。
【0054】また、ユーザー3が各加盟店においてポイ
ントを使用した場合には、この販売者と減算したポイン
トとを対応付けて記憶手段2aに記憶させており、支払
手段2dが、所定期間毎(例えば月末)に各加盟店で使
用したサービスポイントを集計し、このサービスポイン
トの代金を各加盟店に支払う。
【0055】なお、請求手段2cによる請求と、支払手
段2dによる支払が同時である場合には、請求額と支払
額の差し引き額を請求又は支払えば良い。
【0056】このように本形態によれば、ポイントバン
クと加盟店との間の請求及び支払手続きの効率化が図れ
る。
【0057】〈実施形態3〉本実施形態は、前記実施形
態2と比べてサービスポイントの単位(ポイント)当た
りの価値を所定の値(基準値)となるように換算する点
が異なり、その他の構成は同じである。本実施形態にお
いて、前述の実施形態1と同一の要素には同符号を付す
などして再度の説明を省略している。
【0058】図5は本実施形態におけるサービスポイン
トの換算の説明図である。加盟店Aは、本形態の基準値
である1ポイント=1円で取り引きを行っており、ユー
ザー3に100ポイント発行した場合、ポイントバンク
2には、100円を支払う。また、ユーザー3が加盟店
Aで1000ポイントを使用した場合、加盟店Aはこの
1000ポイントをポイントバンク2に要求し、ポイン
トバンク2は加盟店Aに1000円を支払う。
【0059】これに対し加盟店Cは、サービスポイント
の単位をマイルとし、1マイル=10円で取り引きを行
っており、ユーザー3に100マイルを発行した場合、
ポイントバンク2には、1000円を支払う。そしてユ
ーザー3が加盟店Cで2000マイルを使用した場合、
加盟店Cはこの2000マイルをポイントバンク2に要
求し、ポイントバンク2は加盟店Cに2万円を支払う。
【0060】このとき出納手段2bは、図6に示すよう
に加盟店Cから100マイルの加算があった場合、単位
当たりの価値が基準値と同じになるように換算し、10
00ポイントをそれまでの残高19500ポイントに加
算し、残高を20500ポイントとして記録し、加盟店
Cからユーザー3には、使用可能なマイル数が2050
マイルとなったことをレシート等に記載して通知する。
【0061】同様に加盟店Cから2000マイルの要求
があった場合、出納手段2bは、20000ポイントを
減算し、残高を500ポイントとして記録し、加盟店C
のユーザー3には、使用可能なマイル数が50マイルと
なったことを通知する。
【0062】また、加盟店Bは、1ポイント=0.5円
で取り引きを行っており、ユーザー3に100ポイント
を発行した場合、ポイントバンク2には、50円を支払
う。そしてユーザー3が加盟店Bで600ポイントを使
用した場合、加盟店Bはこの600ポイントをポイント
バンク2に要求し、ポイントバンク2は加盟店Bに30
0円を支払う。
【0063】このとき出納手段2bは、図6に示すよう
に加盟店Bから100ポイントの加算があった場合、単
位当たりの価値が基準値と同じになるように換算し、5
0ポイントをそれまでの残高500ポイントに加算し、
残高を550ポイントとして記録し、加盟店Bからユー
ザー3には、使用可能なポイント数が1100ポイント
となったことをユーザー端末のモニタ上に表示させるな
どして通知する。
【0064】同様に加盟店Bから600ポイントの要求
があった場合、出納手段2bは、300ポイントを減算
し、残高を250ポイントとして記録し、加盟店Bのユ
ーザー3には、使用可能なポイント数が500ポイント
となったことを通知する。
【0065】以上のように本形態によれば、各加盟店で
独自のシステムを持ちながら他の加盟店とサービスポイ
ントを共有することができ、他店との差別化を図りつつ
システムの効率化を図ることができる。また、従来シス
テムを有効に活用できる。
【0066】なお、本実施形態では、価値(単位)の異
なるサービスポイントを換算して共存させたが、出納手
段2bで共通のサービスポイントに変換し、この共通の
サービスポイントで取り引きするように構成しても良
い。
【0067】例えば加盟店Cでは従来通りユーザーにマ
イルでサービスポイントを発行し、このマイルと自社の
航空券を交換するシステムとし、ユーザーがポイントバ
ンク2の共通サービスポイントへの変換を希望した場合
に、ポイントバンク2へ変換するマイル数を通知して、
共通ポイントに変換する。そして当該ユーザーはこの共
通ポイントを使用してポイントバンク2が用意した景品
と交換したり、他の加盟店の商品を購入する。即ち、加
盟店Cでは、共通のサービスポイントによる航空券の販
売は行わずに、共通のサービスポイントへの変換サービ
スのみを利用する。この場合でも、従来システムを活用
しつつ、ポイントバンク2の景品との交換等が可能とな
るので、ユーザーの選択肢が広がり、販売の促進につな
がる。
【0068】なお、上記形態例では、サービスポイント
の換算又は変換を出納手段2bで行っていたが、この換
算又は変換を行う変換手段をポイント発行端末側に設け
ても良い。
【0069】〈実施形態4〉本実施形態は、前述の実施
形態3にプリベイト式の決済機能を追加した構成であ
る。本形態において前述の実施形態3と同一の要素には
同符号を付すなどにより再度の説明を省略している。
【0070】図7は本実施形態におけるシステム構成全
体を示す図である。
【0071】本実施形態では、ポイントバンク2に、後
述のkey情報を記憶したkeyデータベース2eと、
インターネット上でkeyデータを受け付けるウエブサ
ーバ2fとを備えている。
【0072】以下、図7を用いて本形態における動作の
概略を説明する。なお、下記の説明中で(a)〜(m)
は図7内の符号と対応している。
【0073】本システムでは、まずポイントバンク2の
ウエブサーバ2fがkeyを発行する(a)。このke
yは、文字コード等で表された例えば16桁のコード情
報で、keyコードの中に情報として織り込むデータを
暗号化することにより生成される。keyは例えば30
00円、5000円などのある程度まとまった料金単位
で複数種類発行され、ユーザー3はこのkeyを各加盟
店より購入することができる。
【0074】例えばkeyが加盟店Aを介して運用され
る場合、紙、樹脂等のカードに印刷あるいはエンボス加
工を施してkeyコードを記した形で扱われる。これを
keyの使用方法などを記載したパッケージ内に入れた
後シール等で封止し、開封しないと中が見えないように
パッケージングして、複数個まとめて加盟店Aに卸さ
れ、販売される(b)。
【0075】このkeyの発行は、以下に示すようにし
て行われる。keyの発行にあたり、まずkeyコード
に織り込むデータを設定する。このデータとしては、各
keyをそれぞれ識別するkeyのIDのほかに、ポイ
ント数(例えば3000円のkeyならばポイント数と
して3000)、発行日、有効期限などがある。これら
のデータは、keyデータベース2e内の登録データを
参照する際、あるいはkeyデータベース2eへのアク
セスを行わずに処理(ローカル処理)を行う際に用い
る。
【0076】次にこれらの入力データを暗号化してke
yコードの生成を行う。そしてkeyコードが生成され
たkeyをkeyデータベース2eに登録してゆく
(c)。このkeyデータベース2eへの登録により、
keyは発行が成されたものとされ、運用可能となる。
【0077】発行されたkeyは加盟店Aに数個単位で
卸され、販売される。ユーザー3はこの加盟店Aより、
あるいはネットワークを介して購入することによりke
yを入手する(d)。
【0078】key入手後ユーザー3は、パソコン等の
通信端末を用い、インターネットを介してウエブサーバ
2fにアクセスし、自己の登録番号又は口座番号と、入
手したkeyのkeyコードを送る(keyの使用。
(e) )。
【0079】ウエブサーバ2fは、このkeyコードを
復号し、該復号によって得られたkeyデータの情報を
該サーバ内のkeyデータ比較手段でkeyデータベー
ス2eに記憶されている当該keyに対応する情報と比
較して、内容が一致するかを鑑定する。そしてこのke
yが未使用なものであるかどうか、使用期限内であるか
どうか、を確認する(f)。これにより、key内に織
り込まれたデータの書き換え、keyの不正コピーに対
処することができる。
【0080】このkeyの鑑定の結果、keyが未使用
で、また他の問題も無い使用可能なkeyであれば、ウ
エブサーバ2fは出納手段2bにそのユーザー3の口座
にポ当該keyのポイント数分だけ加算するように通知
し(g)、加算後の残高をユーザー3に通知する
(h)。また、keyが無効なものである場合はその旨
を、ユーザー3に通知する(j)。
【0081】またkeyデータベース2eにはそのke
yを使用したことをkeyIDと共に通知する(k)。
keyデータベース2eは、この通知を受けてそのke
yの登録情報を未使用から使用済みに変更する(m)。
これによりユーザー3は、必要なポイント数を自己の口
座に貯めて、仮想店舗における電子決済(ポイントの使
用)を行うことができる。
【0082】以上のように本実施形態によれば、サービ
スポイントとプリベイト式の電子マネーを同一の口座で
管理することができ、システムの効率化を図ることがで
きる。
【0083】〈実施形態5〉図8は、本実施形態の概略
構成図である。
【0084】本例のポイントバンクシステムでは、発行
されたサービスポイントを各ユーザーが携帯する記憶手
段に記録するものである。
【0085】ユーザー3は、先ず、管理会社4或は加盟
店から、記録手段2a’を備えた会員カード2gを受け
取る。
【0086】加盟店Aは所定商品の販売(レンタルやサ
ービスの提供も含む)を行う販売店であり、ディスカウ
ントストア、CDレンタル、飲食店等である。また、加
盟店Cは航空役務を提供する航空会社である。
【0087】各加盟店には、ポイント発行端末1’がそ
れぞれ設けられており、販売金額等に応じたサービスポ
イントを発行している。このポイント発行端末1’に
は、会員カード2gの記録手段2a’に記憶させるサー
ビスポイントの出納を管理する出納手段2b’を備えて
いる。
【0088】ユーザー3が、加盟店A又は加盟店Cで商
品を購入した場合には、ポイント発行端末1’の入出力
部1aにユーザー3の会員カード2gをセットし、出納
手段2b’により会員カード2gの記憶手段2a’にポ
イントを加算する。また、ポイント発行端末1’は、こ
の加算後の残高をユーザー3に通知する。
【0089】一方、サービスポイントにより商品を販売
する場合には、ポイント発行端末1’により会員カード
2gの記録手段2a’から残高を読み取り、商品に相当
する以上のポイントがあれば、出納手段2b’によりポ
イントを減算する。
【0090】即ち、各ユーザーの口座は、それぞれの会
員カード2gの記録手段2a’に記録されている。
【0091】また、加盟店によってサービスポイントの
単位が異なる場合には、出納手段2b’により、基準値
に換算して会員カード2gの記録手段2b’に記録す
る。
【0092】例えば、本システムの基準値が、ポイント
を単位とし、1ポイント=1円であり、加盟店Cのサー
ビスポイントが、マイルを単位とし、1マイル=10円
であった場合、加盟店Cのポイント発行端末1’では、
マイルを発行する際、出納手段2b’で換算して記録手
段2a’に記録する。即ち10マイル発行した場合には
100ポイントに換算して記録手段2a’に記録する。
なお、残高をユーザーに表示する時などは、マイルに換
算して表示する。
【0093】そして各加盟店は、各自が発行したサービ
スポイントの代金を管理会社4に支払い、サービスポイ
ントにより販売した商品の代金を管理会社から受け取
る。
【0094】以上のように本実施形態によれば、複数の
発行者が発行するサービスポイントを一括して管理する
ことにより、ユーザー3がそれぞれの加盟店で発行され
たポイントをまとめて使用できるようになり、ポイント
を使用する際の選択の幅が広がる。したがって魅力のあ
る商品を提供でき、商機を拡大できる。
【0095】また、各ユーザーがそれぞれ、自己の口座
を記録した会員カードを管理するため、全てのユーザー
の口座を記録した大容量の記憶手段を備える必要がな
く、システムの簡素化が図れる。
【0096】なお、出納手段2b’をポイント発行端末
1’に設けるのではなく、会員カードとしてICカード
等を利用し、各カードに備えたIC(出納手段2b’)
でサービスポイントの出納の管理や、サービスポイント
の換算・変換を行って各々の記憶手段2a’にサービス
ポイントを記憶する構成としても良い。
【0097】〈その他〉本発明において、サービスポイ
ントは、所定の単位でその量が計れ、量に応じて任意の
商品と交換が可能なもの(情報)であれば良く、電子マ
ネーや、パチンコの出球の数、スロットマシンのコイン
の枚数などであっても良い。
【0098】例えば、遊技場(加盟店)において、ユー
ザー3がスロットマシンで遊戯し、コインを獲得した場
合には、獲得した枚数分この遊技場がユーザー3にサー
ビスポイント(単位:枚)を発行し、ポイントバンク2
へ記録する。これにより、ユーザー3はポイントバンク
2の用意した景品や他の加盟店の商品とサービスポイン
トを交換することができる。
【0099】また、単位の異なる複数種類の電子マネー
を管理するバンクシステムとしても適用できる。
【0100】例えば、A国の通貨に由来する電子マネー
(単位ドル)と、B国の通貨に由来する電子マネー(単
位フラン)と、C国の通貨に由来する電子マネー(単位
ルピー)とを前述の実施形態3と同様、基準値(例えば
ドル)に基づいて換算、又は共通のポイントに変換し、
ポイントバンク2に記録するように構成しても良い。
【0101】また、ポイントバンクは複数備えても良
い。この場合、異なるポイントバンク2に口座を設けた
前記第1のユーザーと第2のユーザーとの間でポイント
を移動することや、ポイント発行時にユーザー3がどの
ポイントバンク2の口座にポイントを貯めるか指定する
ことができるようにしても良い。
【0102】尚、本発明のポイントバンクシステムは、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0103】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
複数種類のサービスポイントを共通のポイントとして利
用できるようにし、システムの効率化・簡素化を図った
ポイントバンクシステム及びポイント発行端末を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態1の概念図
【図2】 実施形態1における口座の説明図
【図3】 本発明に係る実施形態2の概念図
【図4】 実施形態2における口座の説明図
【図5】 実施形態3におけるサービスポイントの換算
の説明図
【図6】 実施形態3における出納の説明図
【図7】 本発明に係る実施形態4の概念図
【図8】 本発明に係る実施形態5の概念図
【符号の説明】
1 ポイント発行端末 2 ポイントバンク 1,1’ ポイント発行端末 2 ポイントバンク 2a 記憶手段 2b 出納手段 2c 請求手段 2d 支払手段 2e データベース 2f ウエブサーバ 2g 会員カード A,B,C 加盟店

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の商品と交換可能なサービスポイン
    トをユーザーの口座毎に記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶するサービスポイントの出納を管理する出納
    手段とを備えたポイントバンクシステムにおいて、 前記出納手段が複数種類のサービスポイントを受け付け
    て前記記憶手段に記憶させることを特徴とするポイント
    バンクシステム。
  2. 【請求項2】 任意の商品と交換可能なサービスポイン
    トを発行する複数のポイント発行端末と、 前記サービスポイントをユーザーの口座毎に記憶する記
    憶手段、および前記記憶手段に記憶するサービスポイン
    トの出納を管理する出納手段を有するホストコンピュー
    タとを備えたポイントバンクシステムにおいて、 前記出納手段が複数種類のサービスポイントを受け付け
    て前記記憶手段に記憶させることを特徴とするポイント
    バンクシステム。
  3. 【請求項3】 前記ポイント発行端末が、前記発行した
    サービスポイントの代金を前記ポイントバンクの運営者
    に支払う支払い手段を備えたことを特徴とする請求項2
    に記載のポイントバンクシステム。
  4. 【請求項4】 前記出納手段が、発行者の異なるサービ
    スポイントを受け付け、前記発行者とサービスポイント
    とを対応付けて前記記憶手段に記憶させることを特徴と
    する請求項1,2又は3に記載のポイントバンクシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記出納手段が、価値の異なるサービス
    ポイントを受け付け、前記サービスポイントの単位当た
    りの価値が所定の値となるように換算して前記記憶手段
    に記憶させることを特徴とする請求項1,2,3又は4
    に記載のポイントバンクシステム。
  6. 【請求項6】 前記出納手段が、前記複数種類のサービ
    スポイントを共通のサービスポイントに変換して前記記
    憶手段に記憶することを特徴とする請求項1,2,3又
    は4に記載のポイントバンクシステム。
  7. 【請求項7】 前記出納手段が前記ユーザーの口座へ前
    記サービスポイントを加算した場合に、当該サービスポ
    イントの発行者に代金を請求する請求手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のポイ
    ントバンクシステム。
  8. 【請求項8】 所定商品の販売を行う販売者に対して前
    記ユーザーが前記サービスポイントと商品の交換を申し
    込んだ場合に、前記出納手段へ対価の要求をする販売者
    端末と、 前記対価の要求を受けて前記出納手段が当該ユーザーの
    口座から対価に相当するポイントを減算した場合に、前
    記販売者に前記対価に相当する代金を支払う支払手段を
    備えたことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に
    記載のポイントバンクシステム。
  9. 【請求項9】 所定商品の販売を行う第1のユーザーに
    対して第2のユーザーが前記サービスポイントと商品の
    交換を申し込んだ場合に、前記出納手段へ対価の要求を
    する販売者端末を備え、 前記対価の要求を受けた出納手段が、第2のユーザーの
    口座から対価に相当するポイントを減算し、前記第1の
    ユーザーの口座に前記対価に相当するポイントを加算す
    ることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載
    のポイントバンクシステム。
  10. 【請求項10】 複数のkeyと、この各keyに対す
    る情報とを対応付けて記憶するkeyデータベース手段
    と、 前記ユーザーから前記keyのkeyコードを受け取っ
    たとき、前記keyコードの情報と前記keyデータベ
    ース手段に記憶されている当該keyに対する情報とを
    比較するkeyデータ比較手段とを備え、 前記keyデータ比較手段による比較結果から前記ke
    yが使用可能かどうかを判断し、使用可能な場合、前記
    出納手段が当該keyに応じて当該ユーザーの口座のポ
    イントを加減することを特徴とする請求項1から7の何
    れか1項に記載のポイントバンクシステム。
  11. 【請求項11】 任意の商品と交換可能なサービスポイ
    ントを共通のサービスポイントに変換する変換手段を備
    え、変換後のサービスポイントを発行することを特徴と
    するポイント発行端末。
  12. 【請求項12】 任意の商品と交換可能なサービスポイ
    ントの単位当たりの価値を所定の値に換算する手段を備
    え、前記換算後のサービスポイントを発行することを特
    徴とするポイント発行端末。
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