JP2014120037A - 認証システム - Google Patents

Abstract

【課題】複数の特典提供元がある場合において、これらの一括管理する際の設定を容易に行なうことのできる認証システムを提供する。
【解決手段】店舗特定情報の複数を携帯情報端末１に送信する店舗特定情報提供手段１１と、特定の前記ユーザーによって前記複数の店舗特定情報から特定の店舗特定情報が選択された際に、この選択された前記店舗特定情報と前記特定のユーザーの端末特定情報とに基づき認証コードＱを作成するとともに、この認証コードを前記携帯情報端末に送信する認証コード生成手段８とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図２

Description

本発明は、ユーザーが店舗から付与された特典を利用する際に、店舗において正規ユーザーであることを確認するために用いられる認証コードを生成するための認証システムに関するものである。

一般に、たとえば、物品販売を目的とした店舗にあっては、利用頻度や購買額に対する特典として、購買者へクーポンやポイントを付与し、また、統計作成を目的としたアンケート調査等を行なう機関にあっては、アンケートの謝礼を支払うことが行なわれている。

このようなクーポンやポイント、若しくは、謝礼（以下、特典と称す）を付与する場合、この特典を、購買者や協力者（以下、ユーザーと称す）に発行される特定のカードに前記特典を記録している。
そして、ユーザーは、前記カードを提示することにより、取得した前記特典を利用するようになっている。

そして、特典の付与や利用における不正防止が必要であることから、カードの保有者が正規のユーザーであることを確認するために、認証コードを設定することが行なわれている（特許文献１参照）。

特開２０１２−２２６４９５号公報

ところで、前述した技術では、ユーザー個人に対して、店舗若しくは機関毎にカードが発行されることから、カードが嵩んでしまうといった問題点がある。

そこで、近年では、アップル社よりパスブックと称されるアプリケーションが提案され、携帯情報端末において複数のカード情報等を一つのアプリケーションで管理できるようになった。

しかしながら、このようなアプリケーションにあっても、複数ある店舗や機関等の特典提供元をユーザー自ら検索して設定し、かつ、これらを個別に前記アプリケーションへ追加登録する必要があるために、店舗や機関の情報収集が狭められるとともに、登録操作が煩雑でありその操作の簡素化が望まれる。

本発明は、このような従来の技術において残されている問題点を解決するために、複数の特典提供元をユーザーに積極的に提供し、かつ、これらを一括管理する際の設定を容易に行なうことのできる認証システムを提供することを解決課題としている。

本発明の請求項１に記載の認証システムは、店舗およびこの店舗のユーザーが所有する携帯情報端末と通信可能に接続されたサーバーを有し、このサーバーにおいて、店舗を特定する店舗特定情報と、店舗を利用するユーザーが所有する携帯情報端末を特定する端末特定情報とを取得し、これらの情報に基づき、前記店舗と前記ユーザーとを一意的に関連づける認証コードを作成し、この認証コードを前記携帯情報端末に送信しておき、前記店舗において、前記携帯情報端末に記録されたコードを読み取ることにより、前記ユーザーの認証を行なうようにした認証システムであって、前記サーバーが、前記店舗特定情報の複数を前記携帯情報端末に送信する店舗特定情報提供手段と、特定の前記ユーザーによって前記複数の店舗特定情報から特定の店舗特定情報が選択された際に、この選択された前記店舗特定情報と前記特定のユーザーの端末特定情報とに基づき前記認証コードを作成するとともに、この認証コードを前記携帯情報端末に送信する認証コード生成手段とを備えていることを特徴としている。

このような構成とすることにより、前記サーバーより、ユーザーの携帯情報端末に複数の店舗特定情報が送信され、その複数の店舗情報が前記携帯情報端末において表示される。

ユーザーが、表示された前記複数の店舗情報から関係する店舗情報を選択すると、その選択された店舗の店舗情報が前記サーバーに送信されるとともに、ユーザーの使用している携帯情報端末の端末特定情報が送信され、これらの情報に基づき、選択された店舗とユーザーとが一意的に関連づけられる。

このような関連づけが行なわれると、サーバーにおいて、この関連づけに特定された認証コード、たとえばＱＲコード（登録商標）が生成されて、この認証コードがユーザーの携帯情報端末へ送信されて記録されるとともに、前記サーバーへ同様に記録される。

このように、ユーザーは、表示された店舗情報から目的の店舗を選択するといった簡便な操作によって、使用する携帯情報端末と店舗とを関連づけることができる。

そして、前述した関連づけの操作を、複数の店舗について行なうことにより、複数の店舗にかかる認証コードを一つの携帯情報端末において管理することができる。
また、ユーザーに、複数の店舗情報が一括して提供されるから、ユーザー自ら店舗を検索する操作が軽減され、ユーザーにおける情報収集の範囲が大幅に拡大される。

このように、特定のユーザーと店舗とが一意的に関連づけられた後は、ユーザーは、前記携帯情報端末を前記店舗の読み取り装置にかざして認証コードを読み込ませると、この認証コードが前記店舗から前記サーバーへ照会操作がなされることにより認証が行なわれ、購買等の結果得られた特典を携帯情報端末に取り込むことができ、また、この特典を利用することができる。

本発明の請求項２に記載の認証システムは、請求項１に記載の前記サーバーが、前記認証コードに基づいて特定される前記携帯情報端末に、前記各店舗毎に付与される特典を個別に送信するようになされていることを特徴としている。

このような構成とすることにより、前記店舗において得られた特典は、一旦前記サーバーに送られて各認証コード毎に記録されて、サーバーより携帯情報端末へ更新情報として送信され、あるいは、ユーザーがサーバーに接続することによって記録された特典の確認が行なわれる。

本発明の請求項３に記載の認証システムは、請求項２に記載の前記特典の送信がプッシュ通知によって行なわれることを特徴としている。

このような構成とすることにより、サーバーに記録される特典の情報が更新される毎に、その情報が前記携帯情報端末へ送信されるとともに、ユーザーへ告知される。

そして、前記特典として、本発明の請求項４に記載のように、クーポン、ポイント若しくは電子マネーが挙げられ、さらに詳しくは、決済時に付与される特典、前述した認証コードを認識した際に付与される特典（店舗訪問時に付与される特典）等が挙げられ、これらの特典は、店舗のストアカード、電子チケット、プリペイドカード、デビットカード、航空チケット等への追加、利用、若しくは、交換等に供される。

また、本発明の請求項５に記載の認証システムは、請求項２ないし請求項４の何れかに記載の前記サーバーが、前記複数の店舗毎に付与される特典を一つの共通特典に交換して統括記録し、前記ユーザーの要求に基づいて、前記共通特典を他の特典に交換するようになされていることを特徴としている。

このような構成とすることにより、複数の異なる店舗毎に付与される特典を、その内容により、共通特典に交換して一つにまとめることができ、細分化された特典をまとめて利用することができる。

たとえば、個々の店舗において獲得した特典を、共通特典としての電子マネーに交換して蓄積し、このまとめられた電子マネーで他の店舗の商品を購入する。

あるいは、前記個々の特典を、共通特典としての航空マイルへ交換して蓄積し、この航空マイルが所定額に達した際に、この航空マイルを使用して航空チケットを購入する等である。

さらに、本システム上に特定のシステム共通特典を設定し、一旦、このシステム共通特典に個々の特典を交換蓄積しておき、このシステム共通特典を前述した電子マネーや航空マイルとして使用するようにすることもできる。

したがって、個々の少ない特典では限られる利用範囲を、個々の特典を共通特典にまとめることでその利用範囲を拡大することができる。

本発明によれば、一つの携帯情報端末によって複数の店舗情報を一括管理することができるとともに、この管理形態を、携帯情報端末に表示される複数の店舗情報を選択するといった簡便な操作によって実現することができる。
また、複数の店舗情報がユーザーに提供されるので、ユーザーの情報収集範囲や選択範囲が大幅に拡大され、店舗側においてもユーザー確保の機会が大幅に拡大される。

本発明の一実施形態において使用される機器の概略図である。 本発明の一実施形態のシステムブロック図である。

以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態において使用される機器は、図１に示すように、ユーザーによって限定的に使用されるｉＰｈｏｎｅ等の携帯情報端末１と、システムを管理するサーバー２と、店舗等に設置されるコードリーダー３やＷｉＦｉ機器４からなり、前記携帯情報端末１は、ＧＰＳ機能を備えている場合には、ＧＰＳ衛星５からの信号を利用して位置検出を行なうようになっている。

また、前記携帯情報端末１は、認証コードの生成処理が開始された際に、前記サーバー２へ前記携帯情報端末１を特定する端末特定情報と、ユーザーによって選択された店舗を特定するための店舗特定情報を送出するようになされ、また、前記サーバー２は、生成された認証コード、たとえば、ＱＲコード（登録商標）を前記携帯情報端末１へ送出するようになされている。

さらに、前記携帯情報端末１には、図２に示すように、この携帯情報端末１を関連づける店舗の選択操作画面や関連づけされた店舗情報を表示する店舗関連づけアプリケーションＡが格納されており、この店舗関連づけアプリケーションＡは、前記サーバー２の店舗特定情報提供手段１２から送出される複数の店舗情報Ｘを表示する機能を備えているとともに、前記関連づけが終了した際に、前記店舗情報Ｘに、前記サーバーから送出される認証コードＱを併記する機能を備えている。

前記サーバー２には、当該認証システムを利用するユーザーの情報が記録されたユーザーデーターベース６と、前記携帯情報端末１へ提供する店舗情報Ｘが記録された店舗情報データーベース７設けられている。

また、前記サーバー２には、前記携帯情報端末１において店舗が選択された際に、その選択された店舗情報Ｘと前記携帯情報端末１を特定する端末特定情報とから前記認証コードを生成する認証コード生成手段８を備えている。

この認証コード生成手段８は、前記選択された店舗情報Ｘに基づき、前記店舗情報データーベース７から店舗特定情報を読み込み、この店舗特定情報と前記端末特定情報とによって一意的な認証コードＱを生成し、この認証コードＱを、前記ユーザーデーターベース６に格納するとともに、前記店舗情報Ｘとともに前記携帯情報端末１へ送出するようになっている。

また、前記サーバー２は、前記認証コードＱによって特定される店舗とユーザーに対して提供される情報を生成する提供情報生成手段９を備え、前記ユーザーデーターベース６に格納された前記ユーザーの獲得特典情報あるいは店舗側において作成された情報を検索し、必要に応じてこれらを加工処理して提供情報を生成するようになっている。

また、前記サーバー２は、プッシュ通知制御手段１０が設けられている。
このプッシュ通知制御手段１０は、何等かのトリガー信号を検出した際に、前記提供情報生成手段９において生成された情報を前記携帯情報端末１へ送出するようになっている。

そして、このプッシュ通信は、ユーザー側においてプッシュ通信設定が行なわれていることを条件として実行されるもので、ユーザー側において必要ないと設定されている場合には実行されない。
したがって、ユーザーは、店舗毎にプッシュ通信の受信を選択することができ、一方的な情報提供を回避することができる。

前記トリガー信号は、たとえば、前記ユーザーデーターベース６に格納されているユーザーの特典獲得情報が更新された際、店舗によって新しい情報が記録された際、前記ＧＰＳ衛星５やＷｉＦｉ機器３からの位置情報若しくは店舗情報によって、ユーザーが当該店舗に来店したと判定された際、さらには、前記コードリーダー２によって来店が確認された際に発信される。

さらに、前記サーバー２は、特典共通化手段１１を備えており、複数の店舗において個々に付与される特典を、共通の特典に変換し、その情報を、前記ユーザーデーターベース６に、そのユーザー毎に記録するようになっている。
そして、この共通の特典は、店舗毎に付与される特典に対して所定の割合を乗ずることによって変換され共通化される。

そして、共通化された特典は、グループ化された店舗全てにおいて使用可能な電子マネー、あるいは、ユーザーによって選択された特定の特典、たとえば、航空マイル等が挙げられる。

そして、前記サーバー２は、別途設けられているウェブ決済サーバー１３やＳＮＳサーバー１４へ接続されて、ユーザーによるウェブ決済やＳＮＳへのアクセス等の行為に伴う諸情報を、これらのサーバー１３・１４へ送出するとともに、その結果発生する特典を収集して前記ユーザーデーターベース６へ記録し、必要に応じてユーザーへ告知するようになっている。

本実施形態においては、前記サーバー２より、ユーザーの携帯情報端末１に複数の店舗情報Ｘが送信され、その店舗情報Ｘが前記携帯情報端末において表示される。

そして、ユーザーが、表示された前記複数の店舗情報Ｘから希望する店舗情報Ｘを選択すると、その選択された店舗の店舗情報が前記サーバーに送信されるとともに、ユーザーの使用している携帯情報端末の端末特定情報が送信され、これらの情報に基づき、選択された店舗とユーザーとが一意的に関連づけられる。

このような関連づけが行なわれると、認証コード生成手段８において、この関連づけに特定された認証コードＱ、たとえばＱＲコード（登録商標）が生成されて、この認証コードＱがユーザーの携帯情報端末へ送信されて表示されるとともに、前記サーバー２に記録される。

このように、ユーザーは、表示された店舗情報から目的の店舗を選択するといった簡便な操作によって、使用する携帯情報端末と店舗とを関連づけることができる。

このような店舗の選択操作において、既に、複数の店舗情報が提供されていることから、ユーザーにおいて店舗を検索する操作が軽減され、あるいは、得られる店舗情報が増加して、ユーザーの収集可能な店舗情報の範囲が拡大される。
また、店舗側においては、ユーザーのアクセス数の増加が見込まれ、集客力の向上が期待される。

そして、前述した関連づけの操作を、複数の店舗について行なうことにより、複数の店舗にかかる認証コードを一つの携帯情報端末１において管理することができる。

このように、特定のユーザーと店舗とが一意的に関連づけられた後は、ユーザーは、前記携帯情報端末１を前記店舗の読み取り装置にかざして認証コードＱを読み込ませると、この認証コードが前記店舗から前記サーバー２へ紹介操作がなされることにより認証が行なわれ、購買等の結果得られた特典を携帯情報端末１に取り込むことができ、また、この特典を利用することができる。

前記店舗において得られた特典は、一旦前記サーバー２に送られて各認証コードＱ毎（ユーザー毎）に記録されて、サーバー２より携帯情報端末１へ更新情報として送信され、あるいは、ユーザーがサーバー２に接続することによって記録された特典の確認が行なわれる。

また、サーバー２に記録される特典の情報が更新される毎に、あるいは、来店が確認されると、その情報によってトリガー信号が生成され、このトリガー信号に基づきプッシュ通知制御手段１０が起動されて、前記提供情報生成手段９において生成された情報が前記携帯情報端末１へ送信されてユーザーへ告知される。

また、複数の異なる店舗毎に付与される特典を、その内容により、共通特典に交換して一つにまとめることができ、細分化された特典をまとめて利用することができる。
したがって、個々の少ない特典では限られる利用範囲を拡大することができる。

そして、前述した特典としては、クレジット決済時やＳＮＳへのアクセス時に付与される特典も含まれる。

１ 携帯情報端末
２ サーバー
３ バーコードリーダー
４ ＷｉＦｉ機器
５ ＧＰＳ衛星
６ ユーザーデーターベース
７ 店舗情報データーベース
８ 認証コード生成手段
９ 提供情報生成手段
１０ プッシュ通知制御手段
１１ 特典共通化手段
１２ 店舗特定情報提供手段
１３ ウェブ決済サーバー
１４ ＳＮＳサーバー
Ａ 店舗関連づけアプリケーション
Ｑ 認証コード
Ｘ 店舗情報

Claims (5)

1. 店舗およびこの店舗のユーザーが所有する携帯情報端末と通信可能に接続されたサーバーを有し、このサーバーにおいて、店舗を特定する店舗特定情報と、店舗を利用するユーザーが所有する携帯情報端末を特定する端末特定情報とを取得し、これらの情報に基づき、前記店舗と前記ユーザーとを一意的に関連づける認証コードを作成するとともに前記携帯情報端末に送信しておき、前記店舗において、前記携帯情報端末に記録されたコードを読み取ることにより、前記ユーザーの認証を行なうようにした認証システムであって、前記サーバーが、前記店舗特定情報の複数を前記携帯情報端末に送信する店舗特定情報提供手段と、特定の前記ユーザーによって前記複数の店舗特定情報から特定の店舗特定情報が選択された際に、この選択された前記店舗特定情報と前記特定のユーザーの端末特定情報とに基づき前記認証コードを作成するとともに、この認証コードを前記携帯情報端末に送信する認証コード生成手段とを備えていることを特徴とする認証システム。
2. 前記サーバーが、前記認証コードに基づいて特定される前記携帯情報端末に、前記各店舗毎に付与される特典を個別に送信するようになされていることを特徴とする請求項１に記載の認証システム。
3. 前記特典の送信がプッシュ通知によって行なわれることを特徴とする請求項２に記載の認証システム。
4. 前記特典が、クーポン、ポイント若しくは電子マネーであることを特徴とする請求項２または請求項３に記載の認証システム。
5. 前記サーバーが、前記複数の店舗毎に付与される特典を一つの共通特典に交換して統括記録し、前記ユーザーの要求に基づいて、前記共通特典を他の特典に交換するようになされていることを特徴とする請求項２ないし請求項４の何れかに記載の認証システム。
   
   

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