JP4997956B2 - 駐車場料金決済システム,駐車場管理サーバ,駐車場料金決済方法およびプログラム - Google Patents

駐車場料金決済システム,駐車場管理サーバ,駐車場料金決済方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ICカード(電子マネー)により駐車場料金を決済する駐車場料金決済システム,駐車場管理サーバ,駐車場料金決済方法およびプログラムに関する。
ICカード(電子マネー)により駐車場料金の決済を行う例が、特開2005−301417号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1においては、
・駐車場の入口でユーザが入口用リーダライタにICカードをかざしたときに、入口用リーダライタはICカードからID,残高を読み出して入口端末制御装置に送信し、
・入口端末制御装置は入口用リーダライタに基本料金分の電子マネーを引き去るための取引履歴の書き込みを行わせ、
・駐車場の出口でユーザが出口用リーダライタにICカードをかざしたときに、出口用リーダライタがICカードからID,取引履歴を読み出して出口端末制御装置に送信し、
・出口端末制御装置は、取引履歴に含まれる入庫時刻と現在時刻から駐車時間を算出して駐車料金を演算し、駐車料金から基本料金分を差し引くとともに、ICカードに当日の店舗利用履歴が記録されていたときには割引料金をさらに差し引いて精算料金を演算し、
・出口端末制御装置は出口用リーダライタに精算料金分の電子マネーを引き去るための取引履歴の書き込みを行わせる、
ことが記載されている。
特開2005−301417号公報(段落「0028」〜「0037」、図1)
上述した特許文献1においては、ICカードによる駐車場料金決済のために、ユーザはICカードを駐車場入口,出口の両方でリーダライタにかざさなければならない。このため、ユーザは駐車場の入口,出口の両方で車両を停止させなければならず、駐車場利用者が集中した場合等に混雑の原因となる。また、ユーザにとって、入口での車両停止はやむを得ないにしても、出口は車両を停止させることなくノンストップで走行できれば好適である。
本発明の目的は、以上の課題を解決する駐車場料金決済システム,駐車場管理サーバ,駐車場料金決済方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の駐車場料金決済システムは、車両IDが書き込まれた車載無線ICタグと、カードID,残高を含むデータが書き込まれたICカードと、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、駐車場管理サーバとを備えた駐車場料金決済システムであって、
前記ICカードリーダライタは、車両入場時にかざされた前記ICカードからカードIDと残高を読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段と、前記駐車場管理サーバから受信した返金または徴収のための取引履歴を前記ICカードに書き込んで残高を更新する手段とを有し、
前記入口用タグリーダは、駐車場入口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
前記出口用タグリーダは、駐車場出口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
前記駐車場管理サーバは、前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、車両入場時に車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有する。
本発明の第2の駐車場料金決済システムは、本発明の第1の駐車場料金決済システムにおいて、駐車場と契約している店舗の利用時に前記ICカードに店舗利用履歴を書き込んでおき、前記ICカードリーダライタは車両入場時にかざされた前記ICカードから店舗利用履歴を読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段をさらに有し、前記駐車場管理サーバは、車両退場時に当日の年月日を各ユーザの駐車場最終利用日として登録,更新する手段と、車両入場時に前記ICカードリーダライタから受信した店舗利用履歴に含まれる店舗利用日と該当ユーザの駐車場最終利用日とが一致し、かつ、店舗利用履歴に含まれる店舗コードや利用金額が予め登録された割引条件を満たす場合に、前記預かり金額と所定の割引金額とを加算した金額を前記取引履歴に含まれる返金額とする手段とをさらに有する。
本発明の第3の駐車場料金決済システムは、車両IDが書き込まれた車載無線ICタグと、カードID,残高を含むデータが書き込まれたICカードと、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、店舗端末と、駐車場管理サーバとを備えた駐車場料金決済システムであって、
前記ICカードリーダライタは、車両入場時にかざされた前記ICカードからカードIDと残高を読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段と、前記駐車場管理サーバから受信した返金または徴収のための取引履歴を前記ICカードに書き込んで残高を更新する手段とを有し、
前記入口用タグリーダは、駐車場入口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
前記出口用タグリーダは、駐車場出口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
前記店舗端末は、駐車場利用ユーザの店舗利用時に店舗利用履歴をユーザのカードIDとともに前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
前記駐車場管理サーバは、前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、車両入場時に車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記店舗端末から受信した店舗利用履歴に含まれる店舗コードが割引対象店舗であった場合に受信した店舗利用履歴をカードID対応に登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、車両退場時に該当ユーザの店舗利用履歴に含まれる店舗利用日が当日で、かつ、利用金額が所定金額以上の割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する手段と、該当店舗利用履歴があった場合に所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段と、該当店舗利用履歴がなかった場合に前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有する。
本発明の第4の駐車場料金決済システムは、本発明の第1,第2または第3の駐車場料金決済システムにおいて、前記ICカードリーダライタは、前記前払金額の徴収処理が終了したときにその旨を前記駐車場管理サーバに通知する手段をさらに有し、前記駐車場管理サーバは、前記前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段をさらに有する。
本発明の第5の駐車場料金決済システムは、本発明の第1,第2,第3または第4の駐車場料金決済システムにおいて、前記前払金額は駐車場入場時刻から駐車場営業終了時刻までの駐車料金、または、ユーザが予め前記駐車場管理サーバに登録した金額であることを特徴とする。
本発明の第1の駐車場管理サーバは、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバであって、
前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段と、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有する。
本発明の第2の駐車場管理サーバは、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバであって、
前記ICカードリーダライタからカードID,残高と店舗利用履歴を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、店舗利用履歴に含まれる店舗利用日と該当ユーザの駐車場最終利用日とが一致し、かつ、店舗利用履歴に含まれる店舗コードや利用金額が予め登録された割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する手段と、該当店舗利用履歴があった場合に、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額に所定の割引金額を加算して返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する手段と、該当店舗利用履歴がなかった場合に、前記預かり金額を返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段と、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段と、車両退場時に当日の年月日を各ユーザの駐車場最終利用日として登録,更新する手段とを有する。
本発明の第3の駐車場管理サーバは、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、店舗端末とに接続される駐車場管理サーバであって、
前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段と、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記店舗端末から受信した店舗利用履歴に含まれる店舗コードが割引対象店舗であった場合に受信した店舗利用履歴をカードID対応に登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、車両退場時に該当ユーザの店舗利用履歴に含まれる店舗利用日が当日で、かつ、利用金額が所定金額以上の割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する手段と、該当店舗利用履歴があった場合に所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段と、該当店舗利用履歴がなかった場合に前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有する。
本発明の第1の駐車場料金決済方法は、車両入場時には車両IDとカードIDとを取得し、前回の預かり金額をICカードに返金するとともに今回の前払金額を前記ICカードから徴収し、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を登録しておき、車両退場時には車両IDだけを取得して駐車料金を算出し、前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた金額を預かり金額としてカードID対応に登録することを特徴とする。
本発明の第2の駐車場料金決済方法は、本発明の第1の駐車場料金決済方法において、車両入場時に店舗利用履歴を前記ICカードからさらに取得し、前記店舗利用履歴が予め登録された割引条件を満たす場合は、所定の割引金額を前記預かり金額に加えて前記ICカードに返金することを特徴とする。
本発明の第3の駐車場料金決済方法は、車両入場時には車両IDとカードIDとを取得し、前回の預かり金額をICカードに返金するとともに今回の前払金額を前記ICカードから徴収し、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を登録しておき、駐車場ユーザの店舗利用時に店舗端末から店舗利用履歴を受信して登録しておき、車両退場時には車両IDだけを取得して駐車料金を算出し、該当ユーザの前記店舗利用履歴が予め登録された割引条件を満たすかを照合し、満たす場合は所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた金額を預かり金額としてカードID対応に登録し、満たさない場合は前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた金額を預かり金額としてカードID対応に登録することを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバに適用されるプログラムであって、
前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く機能、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する機能、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する機能、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、をコンピュータに実現させる。
本発明の第2のプログラムは、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバに適用されるプログラムであって、
前記ICカードリーダライタからカードID,残高と店舗利用履歴を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、店舗利用履歴に含まれる店舗利用日と該当ユーザの駐車場最終利用日とが一致し、かつ、店舗利用履歴に含まれる店舗コードや利用金額が予め登録された割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する機能、該当店舗利用履歴があった場合に、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額に所定の割引金額を加算して返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する機能、該当店舗利用履歴がなかった場合に、前記預かり金額を返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する機能、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く機能、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する機能、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する機能、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、車両退場時に当日の年月日を各ユーザの駐車場最終利用日として登録,更新する機能、をコンピュータに実現させる。
本発明の第3のプログラムは、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、店舗端末とに接続される駐車場管理サーバに適用されるプログラムであって、
前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く機能、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する機能、前記店舗端末から受信した店舗利用履歴に含まれる店舗コードが割引対象店舗であった場合に受信した店舗利用履歴をカードID対応に登録する機能、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する機能、車両退場時に該当ユーザの店舗利用履歴に含まれる店舗利用日が当日で、かつ、利用金額が所定金額以上の割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する機能、該当店舗利用履歴があった場合に所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、該当店舗利用履歴がなかった場合に前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、をコンピュータに実現させる。
本発明においては、駐車場入口においてICカードから前払金額を引き落とし、車両ID,ICカードID,入場時刻とともに登録している。一方、出口においては、車両IDだけを無線通信で取得して駐車料金を算出し、前払金額から駐車料金を差し引いた分を預かり金として登録しておき、次回の駐車場利用時に入口でICカードに返金するようにしている。このようにすることにより、駐車場出口でのICカードの読み取り,書き込みが不要となり、出口をノンストップで出られることにより、駐車料金決済による出口での混雑を避けることができるという効果が得られる。また、駐車場出口のゲートが不要となるという効果も得られる。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、車載無線ICタグ10と、ICカード20と、入口用タグリーダ30と、出口用タグリーダ40と、ICカードリーダライタ50と、入口ゲート開閉装置60と、駐車場管理サーバ70とを備えている。
車載無線ICタグ10は、アンテナコイル,ICチップ等で構成されRFID(Radio Frequency Identification)タグであり、車両に取り付けられている。取り付ける場所は、例えば、フロントウィンドーの内側の端部等が考えられるが、これに限定されるものではない。この車載無線ICタグ10には予め車両IDが書き込まれている。なお、車両IDとは車両を識別するための識別情報であり、ナンバープレートの番号でもよいし、駐車場業者が付与した番号でもよい。ICカード20は、ICチップ,メモリ,アンテナ等で構成された電子マネー機能付きICカードであり、ICカード20を一意に判別可能なICカードIDや残高が書き込まれているとともに、電子マネー決済時の取引履歴や店舗利用時の店舗利用履歴が書き込まれる。取引履歴とは、取引日時,取引金額,取引場所(駐車場コード等),取引後残高等の情報である。店舗利用履歴とは、利用日時,利用金額,店舗コード等の情報であり、店舗のリーダライタからICカード20に書き込まれる。入口用タグリーダ30,出口用タグリーダ40は、駐車場の入口に設置されているか出口に設置されているかの違いだけで、備えている機能は同じである。これら入口用タグリーダ30,出口用タグリーダ40は、通信範囲内に存在する車載無線ICタグ10から車両IDを取得して駐車場管理サーバ70に送信する機能を備えている。ICカードリーダライタ50は駐車場入口に設置され、非接触通信によりICカード20からデータを読み出して駐車場管理サーバ70に送信する機能と、ICカード20にデータを書き込む機能と、書き込み終了通知を駐車場管理サーバ70に送信する機能とを備えている。また、このICカードリーダライタ50は、駐車場管理サーバ70から残高不足を通知されたときに、その旨表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部を備えている。入口ゲート開閉装置60は、駐車場管理サーバ70の指示により駐車場の入口ゲートの開閉を行う装置である。
駐車場管理サーバ70は、駐車場に設置された入口用タグリーダ30,出口用タグリーダ40,ICカードリーダライタ50,入口ゲート開閉装置60の制御や、駐車場料金の決済処理等を行うワークステーション・サーバ等の情報処理装置である。この駐車場管理サーバ70は、制御部71と、記憶部72と、カレンダー情報や時刻情報を生成,出力する時計部73とを備えている。
制御部71はCPU(Central Processing Unit)等の制御装置であり、プログラムによ
り動作を制御される。この制御部71は、
・車両入場時において、入口用タグリーダ30からの車両IDやICカードリーダライタ50からのICカードID,残高,店舗利用履歴を受信したときに、該当ユーザ対応預かり金があるかを検索する機能と、
・店舗利用履歴が割引対象条件を満足しているかを確認し、満足していた場合に預かり金と割引金額を加算して返金金額を算出し、算出した返金金額の返金処理をICカードリーダライタ50に指示する機能と、
・車両入場時において、返金処理後に前払金額の引き落としをICカードリーダライタ50に指示する機能と、
・前払金額の引き落とし後に、入口ゲート開閉装置60に入口ゲートを開くよう指示する機能と、
・前払金額の引き落とし後に、車両ID,ICカードID,入場時刻,前払金額を対応付けて記憶部72に登録する機能と、
・車両退場時において、出口用タグリーダ40から車両IDを受信したときに、駐車料金を算出する機能と、
・該当ユーザの前払金額から駐車料金を差し引いた預かり金額を算出し、ICカードID対応に記憶部72に登録する機能と、
を備えている。
記憶部72は読み出し,書き込み可能な記憶装置であり、駐車料金データベース721と、駐車履歴データベース722と、預かり金データベース723と、割引対象店舗データベース724とを含んでいる。駐車料金データベース721には、図2(駐車料金データベース721に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、駐車時間対応に駐車料金が予め登録されている。駐車履歴データベース722には、図3(駐車履歴データベース722に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、車両ID,ICカードID,入場時刻,前払金額,退場時刻,駐車時間,駐車料金等が対応付けられて登録される。預かり金データベース723には、図4(預かり金データベース723に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、ICカードID,預かり金額,駐車場最終利用日,店舗利用割引金額の返金状況等が対応付けられて登録される。割引対象店舗データベース724には、図5(割引対象店舗データベース724に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、割引対象店舗コード一覧,割引対象利用金額,駐車料金割引金額等が予め登録されている。なお、割引対象店舗コード一覧とは、駐車場と契約している店舗(例えば、駐車場があるビルに入っている店舗等)の店舗コードの一覧を意味しており、これら店舗と駐車場業者は別途利用契約を行っている。割引対象利用金額とは、契約店舗における当日の購入代金や飲食代金がいくら以上であったときに駐車場料金を割り引くかを決定するための金額である。この金額は店舗毎に決めてもよいし、複数の店舗の合計利用金額で決めるようにしてもよい。駐車料金割引金額とは、駐車料金から割り引かれる金額であり、割引対象利用金額以上の利用金額であった場合に一律の金額としてもよいし、利用金額に応じて変更するようにしてもよい。
次に、本発明の一実施の形態の動作について説明する。最初に、駐車場入場時における動作について図1〜図6を参照して説明する。なお、図6は本発明の一実施の形態における駐車場入場時の動作を示すフローチャートである。
図6を参照すると、駐車場を利用するユーザは駐車場入口に設置されたICカードリーダライタ50にICカード20をかざす。ICカードリーダライタ50は非接触通信によりICカード20からICカードID,残高,店舗利用履歴を読み出し、駐車場管理サーバ70に送信する(ステップA1,A2)。ICカードリーダライタ50からデータを受信した駐車場管理サーバ70の制御部71は、入口用タグリーダ30に対して車載無線ICタグ10の読み取りを指示する(ステップA3)。入口用タグリーダ30は、通信範囲に存在する車載無線ICタグ10から車両IDを取得して駐車場管理サーバ70に送信する。このとき、ユーザの車両は入口ゲート前で停車した状態であり、入口用タグリーダ30は入口ゲートに並んでいる一番前の車両を通信範囲とするように設置されている(ステップA4)。
駐車場管理サーバ70の制御部71は、受信したICカードID対応に登録されている駐車場最終利用日(前回の駐車場利用日)を預かり金データベース723から取得する(図4参照)(ステップA5)。そして、制御部71は受信した店舗利用履歴の中に駐車場最終利用日と同じ日の利用履歴があるかを照合する。あった場合は、次に、制御部71は割引対象店舗データベース724に登録された割引対象店舗に該当し、かつ、割引対象利用金額以上の利用がされているかを照合する(図5参照)(ステップA6)。ステップA6における照合の結果、割引対象店舗において割引対象利用金額以上の利用がされていた場合は、制御部71は預かり金データベース723における店舗利用割引金額の返金状況を確認する(ステップA7)。返金済みが登録されていた場合はステップA11に進む。返金済みが登録されていなかった場合は、制御部71は駐車料金割引金額を割引対象店舗データベース724から取得する。そして、制御部71は預かり金データベース723を参照し、受信したICカードID対応の預かり金があるかを検索する(図4参照)(ステップA8)。ステップA8において、預かり金がなかった場合は、制御部71は割引金額を返金するための取引履歴(返金金額,日時,返金後残高,駐車場コード等)を生成し、ICカードリーダライタ50に送信して返金処理を指示する(ステップA9)。ステップA8において、預かり金があった場合は、制御部71はステップA6で取得した割引金額と預かり金を加算して返金額を算出する(ステップA10)。
ステップA6における照合の結果、割引対象店舗での利用がなかった場合、または、割引対象店舗での利用はあったが割引対象利用金額以上の利用がされていなかった場合は割引対象外と判断する。そして、制御部71は預かり金データベース723を参照し、受信したICカードID対応の預かり金があるかを検索する(図4参照)(ステップA11)。ステップA11において、預かり金がなかった場合は、返金処理を行わずステップA19に進む。ステップA11において、預かり金があった場合は預かり金額を返金額としてステップA13に進む(ステップA12)。
ステップA10またはステップA12に続き、制御部71は返金額がプラスの値かマイナスの値かを確認する。ここで、返金額がプラスというのは返金額をICカード20に返金することを意味し、マイナスの場合は返金額分をICカード20から徴収する(引き落とす)ことを意味している。マイナスになる原因は、返金額の殆ど(ステップA10の場合)、または全て(ステップA12の場合)を占める預かり金にある。後述するように、駐車場退場時における預かり金は、(預かり金=前払い金−駐車料金)で算出するが、このとき、駐車料金が前払金を超えた場合である。ステップA19で説明するように、前払金は駐車場営業時間終了時までの駐車料金を徴収するため通常はマイナスの値になることはないが、ユーザが駐車場営業時間終了後も車両を駐車したまま帰宅して翌日退場したような場合はマイナスの値となる(ステップA13)。
ステップA13において、返金額がプラスの値になった場合は返金であるため、制御部71は返金額を返金するための取引履歴(返金金額,日時,返金後残高,駐車場コード等)を生成し、ICカードリーダライタ50に送信して返金処理を指示する(ステップA14)。ステップA13において、返金額がマイナスの値になった場合は徴収となるため、制御部71は返金額を徴収するための取引履歴(徴収金額,日時,徴収後残高,駐車場コード等)を生成し、ICカードリーダライタ50に送信して徴収処理を指示する(ステップA15)。ICカードリーダライタ50は、駐車場管理サーバ70から受信した取引履歴をICカード20に書き込み、残高を更新する(ステップA16)。ICカード20への書き込みが終了すると、ICカードリーダライタ50は書き込みが終了したことを駐車場管理サーバ70に送信する(ステップA17)。駐車場管理サーバ70の制御部71は書き込み終了を確認し、預かり金データベース723に登録されている該当ICカードID対応の預かり金額をゼロに更新するとともに、店舗利用割引金額の返金状況欄に返金済みを登録する(図4参照)(ステップA18)。
次に、制御部71は前払金額を算出する。本発明は、駐車料金を十分に支払える前払金額を駐車場入場時にICカード20から徴収しておき、次回の駐車場入場時に今回の精算を行うようにしている。従って、前払金額は、例えば、駐車場入場時刻から駐車場営業終了時刻までを駐車時間と想定した駐車料金分としておけばよい。詳細には、制御部71は現在時刻を時計部73から取得し、所定の駐車場営業終了時刻までの時間を算出し、算出した時間対応の駐車料金を駐車料金データベース721から取得し、その駐車料金を前払金額とする(図2参照)(ステップA19)。次に、制御部71はICカード20の残高が前払金額以上あるかを確認する(ステップA20)。ICカード20の残高が前払金額以上なかった場合は、制御部71は残高不足であることを不足額とともにICカードリーダライタ50に通知し(ステップA21)、ICカードリーダライタ50は図示しない表示部に表示する。この後、ユーザは駐車場等に設置された図示しない電子マネーチャージ機からICカード20に電子マネーをチャージし、再度ICカードリーダライタ50にかざしてステップA1から動作を開始することになる(ステップA22)。ステップA20において、残高が前払金額以上あった場合は、制御部71は前払金額を徴収するための取引履歴(徴収前払金額,日時,徴収後残高,駐車場コード等)を生成し、ICカードリーダライタ50に送信して徴収処理を指示する(ステップA23)。
ICカードリーダライタ50は、駐車場管理サーバ70から受信した取引履歴をICカード20に書き込んで残高を更新し、書き込みが終了したことを駐車場管理サーバ70に送信する(ステップA24)。駐車場管理サーバ70の制御部71は書き込み終了を確認して、入口ゲート開閉装置60に対して入口ゲートを開くよう指示する(ステップA25)。入口ゲート開閉装置60は駐車場管理サーバ70からの指示により入口ゲートを開き、ユーザの車両が駐車場に入場する(ステップA26)。この後、制御部71は車両ID,ICカードID,入場時刻,前払金額を対応付けて駐車履歴データベース722に登録する(図3参照)(ステップA27)。
次に、駐車場退場時における動作について図1〜図4および図7を参照して説明する。なお、図7は本発明の一実施の形態における駐車場退場時の動作を示すフローチャートである。
図7を参照すると、ユーザの車両が駐車場を退場するために駐車場の出口に進み出口用タグリーダ40の通信範囲内に入ると、出口用タグリーダ40は車載無線ICタグ10から車両IDを取得して駐車場管理サーバ70に送信する(ステップB1,B2)。
駐車場管理サーバ70の制御部71は、受信した車両IDに対応して登録されている入場時刻を駐車履歴データベース722から取得する(図3参照)(ステップB3)。次に、制御部71は時計部73から現在時刻(退場時刻)を取得し、(駐車時間=現在時刻−入場時刻)により駐車時間を算出する。そして、制御部71は算出した駐車時間分の駐車料金を駐車料金データベース721から取得する(図2参照)。その後、制御部71は退場時刻,駐車時間,駐車料金を駐車履歴データベース722に車両ID対応に登録する(ステップB4)。次に、制御部71は受信した車両ID対応に登録された前払金額を駐車履歴データベース722から取得し(図3参照)、(預かり金額=前払金額−駐車料金)により預かり金額を算出する(ステップB5)。
そして、算出した預かり金額がプラスの値かマイナスの値かを制御部71は確認する(ステップB6)。プラスの値であった場合はプラスの預かり金額(例えば、500円)を、マイナスの値であった場合はマイナスの預かり金額(例えば、−300円)を、制御部71はICカードIDに対応付けて預かり金データベース723に登録,更新する。なお、該当ユーザのICカードIDについては、受信した車両IDを基に駐車履歴データベース722から取得する(ステップB7,B8)。次に、制御部71は駐車履歴データベース722に登録された該当車両ID対応の前払金額をゼロに更新する(ステップB9)。また、制御部71は、預かり金データベース723において、時計部73から取得した現在年月日を駐車場最終利用日として登録,更新するとともに、店舗利用割引金額の返金状況欄を未返金に登録,更新する(ステップB10)。
以上説明したように、本実施の形態においては、駐車場入口においてICカード20から前払金額を引き落とし、車両ID,ICカードID,入場時刻とともに登録している。一方、出口においては、車両IDだけを無線通信で取得して駐車料金を算出し、前払金額から駐車料金を差し引いた分を預かり金として登録しておき、次回の駐車場利用時に入口でICカード20に返金するようにしている。このようにすることにより、駐車場出口でのICカード20の読み取り,書き込みが不要となり、出口をノンストップで出られることにより、駐車料金決済による出口での混雑を避けることができるという効果が得られる。また、駐車場出口のゲートが不要となるという効果も得られる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
上述した一実施の形態においては、ユーザが駐車場契約店舗において購入や飲食等を行った場合に店舗利用履歴を店舗のリーダライタからICカード20に書き込み、次回の駐車場利用時にICカード20から店舗利用履歴を読み出して割引可否を決定している。本実施の形態においては、店舗において店舗利用履歴をICカード20に書き込む代わりに、店舗利用履歴を駐車場管理サーバ70に送信し、その日の駐車場退場時に割引可否を決定するようにした点が異なっている。
図8は本発明の他の実施の形態の構成を示す図であり、一実施の形態の構成(図1)に比べ店舗端末80と店舗利用履歴データベース725が追加されている。店舗端末80は駐車場と契約している店舗等に備えられたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、インターネット等のネットワーク100を介して駐車場管理サーバ70に接続される。店舗利用履歴データベース725には、図9(店舗利用履歴データベース725に格納されるデータの一例を示す図)に示すように、ICカードID,店舗コード,利用金額,利用日時が登録される。また、図10は本実施の形態における預かり金データベース723に格納されるデータの一例を示す図である。図10においては、ICカードID対応に預かり金額が登録され、一実施の形態の預かり金データベース723(図4)における駐車場最終利用日,店舗利用割引金額の返金状況欄は不要となる。
次に、本発明の他の実施の形態の動作について説明する。最初に、駐車場入場時における動作について図8,図10および図11を参照して説明する。なお、図11は本発明の他の実施の形態における駐車場入場時の動作を示すフローチャートである。
図11を参照すると、駐車場を利用するユーザは駐車場入口に設置されたICカードリーダライタ50にICカード20をかざす。ICカードリーダライタ50は非接触通信によりICカード20からICカードIDと残高を読み出し、駐車場管理サーバ70に送信する(ステップC1,C2)。ICカードリーダライタ50からデータを受信した駐車場管理サーバ70の制御部71は、入口用タグリーダ30に対して車載無線ICタグ10の読み取りを指示する(ステップC3)。入口用タグリーダ30は、通信範囲に存在する車載無線ICタグ10から車両IDを取得して駐車場管理サーバ70に送信する(ステップC4)。次に、制御部71は預かり金データベース723を参照し、受信したICカードIDに対応して登録されている預かり金があるかを確認する(図10参照)。預かり金があった場合はステップC6に、預かり金がなかった場合はステップC12に進む(ステップC5)。
以降のステップC6〜ステップC20の動作については、図6(一実施の形態)のステップA13〜ステップA27と同じであるため、説明を省略する。只、ステップA18における、店舗利用割引金額の返金状況欄に返金済みを登録する、という部分は、ステップC11においては削除される。
次に、店舗端末80から駐車場管理サーバ70への店舗利用履歴送信時の動作について図5,図8,図9および図12を参照して説明する。なお、図12は本発明の他の実施の形態における店舗端末80から駐車場管理サーバ70への店舗利用履歴送信時の動作を示すフローチャートである。
図12を参照すると、ユーザが店舗において購入や飲食を行ったときに、店員は図示しないリーダライタを用いてユーザのICカード20からICカードIDを取得する(ステップD1)。そして、店員は店舗コード,利用金額,利用日時情報をICカードIDとともに店舗端末80から駐車場管理サーバ70に送信する(ステップD2)。駐車場管理サーバ70の制御部71は、受信した店舗コードが割引対象店舗データベース724に登録されている店舗コードと一致するかを照合する(図5参照)(ステップD3)。一致しなかった場合は、割引対象店舗ではないため処理を終了する。一致した場合は、制御部71は受信したデータを店舗利用履歴データベース725に登録する(図9参照)(ステップD4)。
次に、駐車場退場時の動作について図2,図3,図5,図8,図9,図10および図13を参照して説明する。なお、図13は本発明の他の実施の形態における駐車場退場時の動作を示すフローチャートである。
図13を参照すると、ユーザの車両が駐車場を退場するために駐車場の出口に進み出口用タグリーダ40の通信範囲内に入ると、出口用タグリーダ40は車載無線ICタグ10から車両IDを取得して駐車場管理サーバ70に送信する(ステップE1,E2)。駐車場管理サーバ70の制御部71は、受信した車両IDに対応して登録されている入場時刻を駐車履歴データベース722から取得する(図3参照)(ステップE3)。次に、制御部71は時計部73から現在時刻(退場時刻)を取得し、(駐車時間=現在時刻−入場時刻)により駐車時間を算出する。そして、制御部71は算出した駐車時間分の駐車料金を駐車料金データベース721から取得する(図2参照)。その後、制御部71は退場時刻,駐車時間,駐車料金を駐車履歴データベース722に車両ID対応に登録する(ステップE4)。
次に、制御部71は受信した車両ID対応に登録されているICカードIDを駐車履歴データベース722から取得し、店舗利用履歴データベース725からICカードID対応に登録されている本日分の店舗利用金額を取得する(図9参照)(ステップE5)。そして、制御部71は店舗利用金額が割引対象利用金額以上であるかを割引対象店舗データベース724を参照して確認する(図5参照)(ステップE6)。店舗利用金額が割引対象利用金額以上であった場合、制御部71は割引対象店舗データベース724から割引金額を取得する(ステップE7)。
次に、制御部71は受信した車両ID対応に登録された前払金額を駐車履歴データベース722から取得し、(預かり金額=前払金額−駐車料金+割引金額)により預かり金額を算出する(ステップE8)。そして、算出した預かり金額がプラスの値かマイナスの値かを制御部71は確認する(ステップE9)。プラスの場合はプラスの預かり金額(例えば、600円)を、マイナスの場合はマイナスの預かり金額(例えば、−200円)を、制御部71はICカードIDに対応付けて預かり金データベース723に登録,更新する(図10参照)(ステップE10,E11)。次に、制御部71は駐車履歴データベース722に登録された該当車両ID対応の前払金額をゼロに更新する(ステップE12)。
以上説明したように、本実施の形態においては、店舗利用履歴を店舗端末80から駐車場管理サーバ70に送信して蓄積するようにしている。このため、ユーザにとっては店舗利用時にICカード20に店舗利用履歴を書き込んでもらうという手間が省ける効果が得られる。
次に、本発明の応用例,変形例等について説明する。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、入口用タグリーダ30,出口用タグリーダ40が車載無線ICタグ10から車両IDを取得して駐車場管理サーバ70に送信するとして説明した。これに対し、DSRC(Dedicated Short Range Communication)通信方式を用いて路側機(駐車場入口,出口に設置された無線装置)と車載器(車
両に搭載された無線装置)の間で無線通信を行い、路側機が車載器から車両IDを取得,送信するように構成してもよい。また、無線LAN(Local Area Network)を用いてLANアクセスポイント(駐車場入口,出口に設置)が車載無線機から車両IDを取得,送信するように構成してもよい。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、前払金額は駐車場入場時刻から営業終了時刻までの駐車料金であるとして説明したが、予めユーザが駐車場管理サーバ70に登録しておいた金額としてもよい。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、入場時においてICカード20への返金と前払金額徴収を二回に分けて行っているが、返金額と前払金額の合計を算出し一回で行うようにしてもよい。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、駐車場管理サーバ70が入口用タグリーダ30,出口用タグリーダ40,ICカードリーダライタ50,入口ゲート開閉装置60等の駐車場装置を直接制御するとして説明した。これに対し、入口,出口に入口制御装置,出口制御装置を新たに備え、駐車場管理サーバ70に代わって入口制御装置,出口制御装置が駐車場装置を制御し、制御結果を駐車場管理サーバ70に送信するようにしてもよい。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、預かり金は次回の駐車場入場時のICカード読み取り時に返金されるとして説明したが、駐車場内等に設置された図示しない精算用ICカードリーダライタで返金を受けることも可能である。この場合は、精算用ICカードリーダライタがICカード20からICカードIDを読み取って駐車場管理サーバ70に送信し、駐車場管理サーバ70が預かり金額を精算用ICカードリーダライタに通知することによりICカード20への返金が行われることになる。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、ICカード20は非接触型のICカードとして説明したが、接触型のICカードであってもよいし、携帯電話機等の携帯端末に内蔵されたICカードであってもよい。
・上述した一実施の形態または他の実施の形態においては、入口用タグリーダ30はICカード20からICカードIDが読み取られた後に、駐車場管理サーバ70から指示されて車両IDを取得,送信するとして説明した。これに対し、入口用タグリーダ30はICカードID取得に関係なく通信範囲に車載無線ICタグ10が存在した場合に車両IDを取得,送信するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態の構成を示す図である。 駐車料金データベース721に格納されるデータの一例を示す図である。 駐車履歴データベース722に格納されるデータの一例を示す図である。 預かり金データベース723に格納されるデータの一例を示す図である。 割引対象店舗データベース724に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態における駐車場入場時の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態における駐車場退場時の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態の構成を示す図である。 本発明の他の実施の形態における店舗利用履歴データベース725に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の他の実施の形態における預かり金データベース723に格納されるデータの一例を示す図である。 本発明の他の実施の形態における駐車場入場時の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態における店舗端末80から駐車場管理サーバ70への店舗利用履歴送信時の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態における駐車場退場時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車載無線ICタグ
20 ICカード
30 入口用タグリーダ
40 出口用タグリーダ
50 ICカードリーダライタ
60 入口ゲート開閉装置
70 駐車場管理サーバ
71 制御部
72 記憶部
721 駐車料金データベース
722 駐車履歴データベース
723 預かり金データベース
724 割引対象店舗データベース
725 店舗利用履歴データベース
73 時計部
80 店舗端末

Claims (14)

  1. 車両IDが書き込まれた車載無線ICタグと、カードID,残高を含むデータが書き込まれたICカードと、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、駐車場管理サーバとを備えた駐車場料金決済システムであって、
    前記ICカードリーダライタは、車両入場時にかざされた前記ICカードからカードIDと残高を読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段と、前記駐車場管理サーバから受信した返金または徴収のための取引履歴を前記ICカードに書き込んで残高を更新する手段とを有し、
    前記入口用タグリーダは、駐車場入口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
    前記出口用タグリーダは、駐車場出口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
    前記駐車場管理サーバは、前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、車両入場時に車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有することを特徴とする駐車場料金決済システム。
  2. 駐車場と契約している店舗の利用時に前記ICカードに店舗利用履歴を書き込んでおき、前記ICカードリーダライタは車両入場時にかざされた前記ICカードから店舗利用履歴を読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段をさらに有し、前記駐車場管理サーバは、車両退場時に当日の年月日を各ユーザの駐車場最終利用日として登録,更新する手段と、車両入場時に前記ICカードリーダライタから受信した店舗利用履歴に含まれる店舗利用日と該当ユーザの駐車場最終利用日とが一致し、かつ、店舗利用履歴に含まれる店舗コードや利用金額が予め登録された割引条件を満たす場合に、前記預かり金額と所定の割引金額とを加算した金額を前記取引履歴に含まれる返金額とする手段とをさらに有することを特徴とする請求項1記載の駐車場料金決済システム。
  3. 車両IDが書き込まれた車載無線ICタグと、カードID,残高を含むデータが書き込まれたICカードと、駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、店舗端末と、駐車場管理サーバとを備えた駐車場料金決済システムであって、
    前記ICカードリーダライタは、車両入場時にかざされた前記ICカードからカードIDと残高を読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段と、前記駐車場管理サーバから受信した返金または徴収のための取引履歴を前記ICカードに書き込んで残高を更新する手段とを有し、
    前記入口用タグリーダは、駐車場入口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
    前記出口用タグリーダは、駐車場出口の通信範囲内に存在する前記車載無線ICタグから車両IDを読み出して前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
    前記店舗端末は、駐車場利用ユーザの店舗利用時に店舗利用履歴をユーザのカードIDとともに前記駐車場管理サーバに送信する手段を有し、
    前記駐車場管理サーバは、前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、車両入場時に車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記店舗端末から受信した店舗利用履歴に含まれる店舗コードが割引対象店舗であった場合に受信した店舗利用履歴をカードID対応に登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、車両退場時に該当ユーザの店舗利用履歴に含まれる店舗利用日が当日で、かつ、利用金額が所定金額以上の割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する手段と、該当店舗利用履歴があった場合に所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段と、該当店舗利用履歴がなかった場合に前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有することを特徴とする駐車場料金決済システム。
  4. 前記ICカードリーダライタは、前記前払金額の徴収処理が終了したときにその旨を前記駐車場管理サーバに通知する手段をさらに有し、前記駐車場管理サーバは、前記前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段をさらに有することを特徴とする請求項1,2または3記載の駐車場料金決済システム。
  5. 前記前払金額は駐車場入場時刻から駐車場営業終了時刻までの駐車料金、または、ユーザが予め前記駐車場管理サーバに登録した金額であることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の駐車場料金決済システム。
  6. 駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバであって、
    前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段と、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有することを特徴とする駐車場管理サーバ。
  7. 駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバであって、
    前記ICカードリーダライタからカードID,残高と店舗利用履歴を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、店舗利用履歴に含まれる店舗利用日と該当ユーザの駐車場最終利用日とが一致し、かつ、店舗利用履歴に含まれる店舗コードや利用金額が予め登録された割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する手段と、該当店舗利用履歴があった場合に、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額に所定の割引金額を加算して返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する手段と、該当店舗利用履歴がなかった場合に、前記預かり金額を返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段と、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段と、車両退場時に当日の年月日を各ユーザの駐車場最終利用日として登録,更新する手段とを有することを特徴とする駐車場管理サーバ。
  8. 駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、店舗端末とに接続される駐車場管理サーバであって、
    前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する手段と、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く手段と、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する手段と、前記店舗端末から受信した店舗利用履歴に含まれる店舗コードが割引対象店舗であった場合に受信した店舗利用履歴をカードID対応に登録する手段と、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する手段と、車両退場時に該当ユーザの店舗利用履歴に含まれる店舗利用日が当日で、かつ、利用金額が所定金額以上の割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する手段と、該当店舗利用履歴があった場合に所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段と、該当店舗利用履歴がなかった場合に前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する手段とを有することを特徴とする駐車場管理サーバ。
  9. 車両入場時には車両IDとカードIDとを取得し、前回の預かり金額をICカードに返金するとともに今回の前払金額を前記ICカードから徴収し、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を登録しておき、車両退場時には車両IDだけを取得して駐車料金を算出し、前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた金額を預かり金額としてカードID対応に登録することを特徴とする駐車場料金決済方法。
  10. 車両入場時に店舗利用履歴を前記ICカードからさらに取得し、前記店舗利用履歴が予め登録された割引条件を満たす場合は、所定の割引金額を前記預かり金額に加えて前記ICカードに返金することを特徴とする請求項9記載の駐車場料金決済方法。
  11. 車両入場時には車両IDとカードIDとを取得し、前回の預かり金額をICカードに返金するとともに今回の前払金額を前記ICカードから徴収し、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を登録しておき、駐車場ユーザの店舗利用時に店舗端末から店舗利用履歴を受信して登録しておき、車両退場時には車両IDだけを取得して駐車料金を算出し、該当ユーザの前記店舗利用履歴が予め登録された割引条件を満たすかを照合し、満たす場合は所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた金額を預かり金額としてカードID対応に登録し、満たさない場合は前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた金額を預かり金額としてカードID対応に登録することを特徴とする駐車場料金決済方法。
  12. 駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバに適用されるプログラムであって、
    前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く機能、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する機能、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する機能、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  13. 駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダとに接続される駐車場管理サーバに適用されるプログラムであって、
    前記ICカードリーダライタからカードID,残高と店舗利用履歴を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、店舗利用履歴に含まれる店舗利用日と該当ユーザの駐車場最終利用日とが一致し、かつ、店舗利用履歴に含まれる店舗コードや利用金額が予め登録された割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する機能、該当店舗利用履歴があった場合に、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額に所定の割引金額を加算して返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する機能、該当店舗利用履歴がなかった場合に、前記預かり金額を返金するための取引履歴を生成し前記ICカードリーダライタに送信する機能、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く機能、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する機能、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する機能、算出した駐車料金を前記前払金額から差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、車両退場時に当日の年月日を各ユーザの駐車場最終利用日として登録,更新する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  14. 駐車場入口に設置されたICカードリーダライタと、入口用タグリーダと、出口用タグリーダと、店舗端末とに接続される駐車場管理サーバに適用されるプログラムであって、
    前記ICカードリーダライタからカードIDと残高を受信し、かつ、前記入口用タグリーダから車両IDを受信したときに、前回の駐車場利用時にカードID対応に登録された預かり金額を返金するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、今回の駐車場利用前払金額を徴収するための取引履歴を生成して前記ICカードリーダライタに送信する機能、前記ICカードリーダライタから前払金額の徴収が終了した旨の通知を受信したときに駐車場の入口に設置された入場用ゲートを開く機能、車両ID,カードID,入場時刻,前払金額を対応付けて登録する機能、前記店舗端末から受信した店舗利用履歴に含まれる店舗コードが割引対象店舗であった場合に受信した店舗利用履歴をカードID対応に登録する機能、前記出口用タグリーダから退場車両の車両IDを受信したときに前記入場時刻と現在時刻を基に駐車料金を算出する機能、車両退場時に該当ユーザの店舗利用履歴に含まれる店舗利用日が当日で、かつ、利用金額が所定金額以上の割引条件に該当する店舗利用履歴があるかを照合する機能、該当店舗利用履歴があった場合に所定の割引金額を前記前払金額に加算し前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、該当店舗利用履歴がなかった場合に前記前払金額から前記駐車料金を差し引いた分を次回の駐車場利用時までの預かり金額としてカードID対応に登録する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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