JP2006072728A - 駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末 - Google Patents

駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 ETC機能を有する車両における駐車場の入庫時間の確認または駐車料金に対する割引サービスの処理を可能にし得る。
【解決手段】 駐車場管理システムSは、路側装置24、管理サーバ12及び精算装置50を有する管理装置10,車載端末23を有する車両22,ユーザが携帯する携帯電話機30を備える。精算装置50は、携帯電話機30から受信するETC−IDデータ(IDデータ)を識別キーとして、管理サーバ12に記録される車載端末23から受信したETC−IDデータおよび車両22の入庫時間データを読出し、携帯電話機30へ送信する。即ち、入庫時間が携帯電話機30の表示部に表示されるので、車載端末23を搭載した車両22において、路側装置24を通過する際に駐車チケットを発行することなく、携帯電話機30の表示部に表示された「入庫時間」を確認できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばETC(Electronic Toll Collection)車載端末および携帯電話機(携帯端末)などを利用して、駐車場に駐車される車両を管理する駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末に関する。
近年、車両に搭載するETC車載端末を利用して、駐車場に駐車される車両を管理する駐車場管理システムが導入されつつある。このETC車載端末を利用した駐車場管理システムは、ETC車両に搭載された車載端末と無線通信を行うことにより、車両の入出庫を管理すると共に、受信した車両情報(たとえば、ETC−ID)に基づいて駐車料金の精算処理などを行う(例えば、特許文献1の段落番号「0018」乃至「0024」参照)。即ち、上記駐車場管理システムでは、駐車チケット(車両の入庫時間を印字したカード)を発券しないシステムとなっているので、駐車チケットの受渡しのために、車両を停止する必要がなくなると共に、ユーザが駐車チケットを管理(保管など)する必要もなくなる。
なお、従来では、ETC車載端末を利用することなく、駐車チケットを発券しない駐車場情報システムが、開示されている(例えば、特許文献2参照)。この駐車場情報システムは、携帯電話機に記録されているID情報を、駐車場情報サーバに送信することによって車両の入出庫を管理すると共に、上記入出庫の情報に基づき車両の利用料金を算出して請求するなどの処理を行う(特許文献2の段落番号「0008」参照)。
また、従来では、駐車場に駐車した車両の駐車時間などの情報を、ユーザに対して提供する駐車場情報提供システムが、開示されている(例えば、特許文献3参照)。この駐車場情報提供システムは、カード型の携帯端末を取出すことにより、サーバが駐車時間をカウントして所定時間経過後に携帯端末に通知するなどの処理を行う(特許文献3の段落番号「0009」参照)。
特開2002−140740号公報 特開2004−30114号公報 特開2002−42188号公報
ところで、従来のETC車載端末を利用した駐車場管理システムでは、駐車チケットが発券されないことに伴い、駐車料金の積算開始時間となる車両の入庫時間が確認できないなどの不都合がある。また、同様に、上記駐車場管理システムでは、例えば店舗などで商品の購入に付随する駐車料金の割引サービスを、簡単に受けることも困難である。さらに、従来の駐車チケットを配布する方法では、駐車チケットを持参していない同乗者などが、商品購入時に駐車チケットを提示できないので、上記割引サービスを利用できない場合がある。
なお、特許文献2の駐車場情報システムは、ETC車載端末を利用するシステムではない。そのため、車両を駐車場に入庫する際には、携帯電話機に記録されているID情報を、駐車場情報サーバに送信する必要がある。また、特許文献2では、入出庫の情報に基づき駐車料金の算出処理および請求処理が行われるが、割引サービスについては開示されていない。
また、特許文献3の駐車場情報提供システムは、ETC車載端末を利用するシステムではなく、かつ駐車チケットの代わりに、カード型の携帯端末を受取るシステムとなっている。そのため、この駐車場情報提供システムでは、駐車チケットを発券する場合と同様に、上記携帯端末の受渡しのために、車両を停止する必要があり、かつユーザが上記携帯端末を管理する必要もある。
そこで、本発明は、たとえばETC機能などを有する車両における駐車場の入庫時間の確認または駐車料金に対する割引サービスの処理を可能にし得る駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末を、提供することを目的とする。
本発明に係る駐車場管理装置は、車両を識別する第1の車両識別データを、車両が通過する際に、前記車両に搭載される車載端末から受信すると共に、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを発生する車両検出装置と、前記車両検出装置に接続されると共に、前記車両検出装置から受信する前記入庫データを、前記車両検出装置から受信する前記第1の車両識別データに関連付けて記録する管理サーバと、前記管理サーバに接続されると共に、前記管理サーバで記録された前記第1の車両識別データに関連付けられる前記入庫データを、ユーザが携帯する携帯端末へ送信する精算装置と、を有する。
本発明に係る駐車場管理システムは、データの送受信を、駐車場に関する通信網および移動体通信網のうちの少なくとも一方を経由して行う駐車場管理システムであって、車両に搭載されると共に、車両を識別する第1の車両識別データを送信する車載端末と、車両が通過する際に、前記第1の車両識別データを前記車載端末から受信すると共に、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを発生する車両検出装置と、前記車両検出装置に接続されると共に、前記車両検出装置から受信する前記入庫データを、前記車両検出装置から受信する前記第1の車両識別データに関連付けて記録する管理サーバと、前記管理サーバに接続されると共に、前記管理サーバで記録された前記車両識別データに関連付けられる前記入庫データを、送信する精算装置と、前記精算装置から送信される前記入庫データを、受信して表示する携帯端末と、を備える。
本発明に係る駐車場管理方法は、車両が車両検出装置を通過する際に、前記車両に搭載される車載端末から受信された、前記車両を識別する第1の車両識別データに基づいて、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを、前記第1の車両識別データに関連付けて記録すると共に、前記第1の車両識別データに関連付けて記録された前記入庫データを、ユーザが携帯する携帯端末へ送信する。
本発明に係る携帯端末は、車両を識別する第2の車両識別データが記憶される記憶部と、前記記憶部に記憶される前記第2の車両識別データを、管理サーバおよび精算装置のうちの少なくとも一方へ送信する送信部と、前記第2の車両識別データに関連付けられた、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを、前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から受信する受信部と、を有する。
本発明に係る駐車場管理サーバは、車両を識別する第1および第2の車両識別データ並びに前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データが記録される記録手段と、ユーザが携帯する携帯端末から受信される前記第2の車両識別データを、車両に搭載される車載端末から受信される前記第1の車両識別データと照合する照合手段と、前記照合手段によって前記第2の車両識別データが、前記第1の車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に前記第1の車両識別データに関連付けられて記録された前記入庫データへのアクセスを許可する許可手段と、を備える。
本発明に係る精算装置および店舗端末は、ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、車両を識別する車両識別データに関連付けて記録する記録手段と、管理サーバおよび携帯端末のうちの少なくとも一方から受信される前記車両識別データを、前記記録手段に記録される前記車両識別データと照合する照合手段と、前記照合手段によって前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信される前記車両識別データが、前記記録部に記録される前記車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に記録される前記割引額データへのアクセスを許可する許可手段と、を備える。
本発明は、たとえばETC機能などを有する車両を、ETC機能などを有する駐車場で管理する駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末(たとえば、携帯電話機など)について、適用される。管理サーバは、車両が車両検出装置を通過する際に、車両から受信された、車両を識別する第1の車両識別データ(例えば、ETC−IDなど)を、入出庫データ(車両が駐車場に出入する入庫時間、出庫時間、駐車時間、割引額、駐車料金などの事項に関するデータ)に関連付けて記録する。
第2の車両識別データ(例えば、ETC−IDなど)を予め記憶している携帯端末から、たとえば赤外線などによる近接無線通信により、前記第2の車両識別データを精算装置へ送信する。即ち、携帯端末には、たとえばRFID(Radio Frequency Identification)装置,赤外線通信装置などの近接無線通信装置が配置されており、この近接無線通信装置と精算装置に配置される近接無線通信装置とで近接無線通信を行う。
精算装置は、受信された前記第2の車両識別データ(ETC−ID)をアクセス(識別)キーとして、管理サーバに記録されている前記入庫データを、読出すと共に、携帯端末へ前記入庫データを送信する。そのため、ユーザが携帯する携帯端末には、入庫時間などが表示されまたは記録される。
即ち、本発明によれば、入庫時間が携帯端末の表示部に表示されるので、たとえばETC車載端末を搭載した車両において、路側装置を通過する際に駐車チケットを発行することなく、携帯端末の表示部に表示された「入庫時間」を確認できる。
駐車料金の割引サービス処理は、ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、第2の車両識別データに関連付けて記録する。携帯端末から送信される第2の車両識別データを、管理サーバに記録される第1の車両識別データと照合する。第2の車両識別データが、第1の車両識別データに一致する場合には、車両の駐車時間による基本駐車料金データおよび入庫データと,出庫データと,割引額データとに基づいて、車両の請求駐車料金データを、演算する。この演算結果による請求駐車料金データは携帯端末へ送信され、携帯端末は基本駐車料金、割引額、請求駐車料金などが表示されまたは記録される。
即ち、本発明によれば、携帯端末の記憶部に記憶された車両識別データ(たとえば、ETC−IDデータ)に基づき、割引データを入庫時の入庫データに関連付けることができるので、駐車チケットを用いることなく、割引サービスを受けることができる。
また、同乗者などの複数のユーザが第2の車両識別データを記録している複数の携帯端末をそれぞれ携帯する場合では、前記第2の車両識別データを前記店舗端末に送信することにより、複数の同乗者も割引サービスを受けることが可能となる。即ち、本発明によれば、車両の同乗者(本人,家族,友人など)が携帯する、それぞれの携帯端末に第2の車両識別データを格納し、前記店舗端末へ送信された第2の車両識別データに関連付けられる割引データを管理サーバで照合することにより、複数の利用者においても割引サービスを利用することができる。
本発明によれば、たとえばETC機能などを有する車両における駐車場の入庫時間の確認または駐車料金に対する割引サービスの処理を可能にし得る駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末を、提供する。
(第1の実施形態)
以下、図1および図2に基づいて、本発明に係る第1の実施形態の駐車場管理装置、駐車場管理システム、駐車場管理方法、駐車場管理サーバ、精算装置、店舗端末および携帯端末について説明する。なお、図1は本実施形態における駐車場管理システムの構成図、図2は図1に示す各装置(携帯電話機をも含む)に関連する構成を示すブロック図である。
(駐車場管理システムの概略構成)
図1に示すように、駐車場管理システムSは、店舗などの駐車場に配置される駐車場管理装置10と,ETC車載端末(以下、単に「車載端末」という)23を搭載する車両22と,ユーザが携帯する携帯電話機(携帯端末)30 とを備える。駐車場管理装置10は、記録手段であるデータベース14を備える管理サーバ12と、この管理サーバ12にLAN11Aで接続されるETC路側装置(以下、単に「路側装置」という)24と、管理サーバ12にLAN11Bで接続される精算装置50とで構成されている。
車両22に搭載されている車載端末23は、路側装置24にデータ通信を行う機能を有すると共に、図示しないICカードを挿脱可能に配置する。また、車載端末23は、ICカード(図示省略)に格納される契約データ(第1の車両識別データとなる「ETC−IDデータ」、ユーザの「クレジットカードナンバーデータ」など)を読込み記録する機能を有する。そして、車載端末23は、記録されたETC−IDデータを、路側装置24へ発信(近接無線通信)する機能を有する。なお、路側装置24は駐車場の出入口に配置されており、精算装置50は駐車場から店舗へ入る出入口に設置されている。
(管理サーバの構成)
図2に示すように、管理サーバ12は、照合手段、認可手段、演算手段である制御部(CPU)16と、各種情報を表示する表示部(LCD)17と、各種の処理を行わせるプログラムなどが記録される記録部(ROMなど)18と、電源キー、文字などを入力する各種キーなどで構成される操作部19と、USBコネクタなどで構成されるインターフェイス(I/F)20と、を含んで構成されている。なお、制御部16は、管理サーバ12の全体的な動作を司り、たとえば操作部19が操作された場合に、その操作に基づく処理を行う。なお、I/F20には、LAN11Aおよび11Bを介して、路側装置24および精算装置50が接続されている。
管理サーバ12は、データベース14に記憶されているデータを、制御部16を介して読出しまたは書込みが可能となっている。そして、管理サーバ12は、路側装置24および精算装置50のデータ送受信、データベース14へのデータ書き込みおよびデータ検索などを行う。即ち、ETC−IDデータおよび入庫時間データを受信した管理サーバ12は、ETC−IDデータを、入庫時間データに関連付けてデータベース14に記録する。さらに、制御部16は、ユーザ(駐車場利用者)からの提携店舗での利用実績情報(購入額データまたは割引額データなど)に基づいた駐車料金の割引処理、その後の駐車料金のクレジットカード会社への決済情報の提供なども行う。
データベース14には、たとえば、路側装置24から受信されるデータ(車両22に搭載されている車載端末23のETC−IDデータなど)、精算装置50から受信されるデータ(駐車料金の割引額データなど)、店舗(案内)データ、ユーザの利用実績データ、割引額、利用料金テーブル(たとえば、××時まで○○円、以降1時間毎に△△円など)、ユーザのクレジットカードナンバーのデータなどが蓄積される。なお、管理サーバ12は、駐車場管理システムSのサービス提供者によって設置されるワークステーション・サーバなどの情報処理装置である。
(路側装置の構成)
路側装置24は、制御手段である制御部(CPU)25と、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)を行う通信部26と、各種の処理を行わせるプログラムや、通信部26で受信したETC−IDデータを記録すると共にETC−IDデータを受信した時間などを関連付けて記録する記録部 (ROM,RAMなど)27と、USBコネクタなどで構成されるインターフェイス(I/F)28と、を含んで構成されている。 制御部25は、路側装置24の全体的な動作を司り、たとえばETC−IDデータを受信した場合に、その受信時間(入庫時間)などに関連付けられるETC−IDデータを、管理サーバ12へ送信する処理などを行う。即ち、路側装置24は、ETC−IDデータを受信した時間を、車両22が駐車場に入庫した入庫時間とし、この入庫時間の入庫時間データも管理サーバ12に送信する。
なお、本実施形態では、上記入庫時間と上記ETC−IDデータとの関連付けを、路側装置24以外の装置、たとえば上記管理サーバ12のみで行うようにしても良い。I/F28には、LAN11Aを介して、管理サーバ12が接続されている。また、路側装置24には、図示しない遮断式のゲートが配置されており、車両22の車載端末23からETC−IDデータを受信した場合に、ゲートが開放されるように構成されている。
(精算装置の構成)
精算装置50は、照合手段、認可手段、演算手段である制御部(CPU)52と、各種情報を表示する表示部(LCD)54と、電波を用いてデータ通信を行う無線(非接触)IC装置などで構成される近接無線通信部56と、各種の処理を行わせるプログラムや、各種データの読み書き用の記憶域を有する記録部(ROM,RAMなど)58と、電源キー、文字などを入力する各種キーなどで構成される操作部60と、USBコネクタなどで構成されるインターフェイス(I/F)62と、を含んで構成されている。
なお、制御部52は、精算装置50の全体的な動作を司り、たとえば操作部60が操作された場合に、その操作に基づく処理を行う。また、I/F62には、LAN11Bを介して、管理サーバ12が接続されている。送信手段または受信手段である近接無線通信部56は、たとえば、非接触タイブの例えば赤外線通信装置,RFID(Radio Frequency Identification)装置などを適用する。この近接無線通信部56は、たとえば、電波を使ってETC−IDデータなどのデータの送受信を行う機能を有する。
(携帯電話機の構成)
携帯電話機30は、制御手段または判断手段である制御部(CPU)32と、各種情報を表示する表示部(LCD)34と、電波を用いてデータ通信を行う無線(非接触)IC装置などで構成される近接無線通信部36と、各種の処理を行わせるプログラムや、各種データの読み書き用の記憶域を有する記憶部(ROM,RAMなど)38と、電源キー、文字などを入力する各種キーなどで構成される操作部40と、各種信号を変調などする無線部42と、を含んで構成されている。なお、制御部32は、携帯電話機30の全体的な動作を司り、たとえば操作部40が操作された場合に、その操作に基づく処理を行う。
なお、携帯電話機30は、制御部32の制御により、無線部42を介して、図示しない移動体通信網の一部を構成する基地局と通信を行う。即ち、無線部42は、図示しないアンテナにて受信した受信信号を増幅し、復調を行うと共に、復調された受信データを制御部32に出力する。なお、無線部42は、受信を希望する信号周波数を選択し、周波数変換処理をも行う。
また、記憶部38には、第2の車両識別データとなる「ETC−IDデータ」(以下、単に「IDデータ」という)が、予め記憶されている。このIDデータ(第2の車両識別データ)は、車両22に搭載されている車載端末23のETC−ID(第1の車両識別データ)に対応するデータとなっている。そして、このIDデータは、精算装置50へアクセスコード(データ)として出力される。なお、記憶部38には、精算装置50から受信したデータ、たとえば入庫時間データ,駐車料金データ,駐車料金の割引額データなどが記憶される。
送信手段または受信手段である近接無線通信部36は、たとえば、非接触タイブの例えばRFID(Radio Frequency Identification)装置,赤外線通信装置などを適用する。本実施形態に係る近接無線通信部36は、RFID装置を適用した例である。なお、近接無線通信部36を赤外線通信装置とした場合には、たとえば、操作部40に配置された所定のキーを押圧することにより、赤外線通信装置の赤外線発光部(図示省略)から赤外線が発光し、データの送受信を行う。なお、近接無線通信部56は、携帯電話機30にアンテナおよびチップなどを内蔵させるタイプまたは外付けのタイプなど、任意に変更できる。
上記近接無線通信部36は、たとえば、電波を使ってETC−IDデータなどのデータの送受信を行う機能を有する。そして、携帯電話機30および精算装置50間におけるデータの送受信は、近接無線通信部36が配置される携帯電話機30を、精算装置50に配置される近接無線通信部56に近接させる(かざす)ことによって行う。なお、携帯電話機30の制御部40は、ETC−IDデータなどをメール本文データに変換することにより電子メールを作成し、この電子メールは移動体通信網を介して送信する。なお、携帯電話機30の数は、2個以上の複数個であると問わない。
(本実施形態の作用)
次に、図3乃至図6を参照して、駐車場管理システムSに関する処理について説明する。図4は車両22が駐車場に入庫する際の処理である。まず、図3に基づき、ユーザが携帯する携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であって、且つユーザによって携帯電話機30の電源スイッチ(図示省略)がオンされた際に実行される処理について説明する。
ステップ100では、第2の車両識別データであるIDデータ(ETC−IDデータ)が、記憶部38に記憶されているか否かを判断する。即ち、このIDデータは、車載端末23に格納されるICカード(図示省略)のETC−IDデータ(第1の車両識別データ)に対応するデータ(同一内容のデータ)である。ステップ100が否定の場合すなわちIDデータが記憶部32に記憶されていない場合には、ステップ102において、「IDデータ(ETC−IDデータ)が記憶部に記憶されていない」旨を、所定時間に亘り表示部34に表示する。
ステップ104では、IDデータを、記憶部38に記憶するか否かを判断する。ステップ104が肯定の場合すなわちIDデータを記憶部38に記憶する場合には、IDデータを入力する入力モードの設定時において、操作部40のキー操作が行われる。そして、ステップ106において、キー入力されたIDデータを、記憶部38に記憶する。なお、ステップ104が否定の場合すなわちIDデータを記憶部38に記憶しない場合には、本フローチャートを終了する。
ステップ100が肯定の場合すなわちIDデータが記憶部38に記憶されている場合には、ステップ108において、精算装置50から電波を受信したか否かを判断する。ステップ108が肯定の場合すなわち電波を受信した場合には、ステップ110において、車両22が駐車場に入庫した入庫時間データが、携帯電話機30の記憶部38に登録(記憶)されているか否かを判断する。ステップ110が否定の場合すなわち入庫時間データの登録がない場合には、ステップ112において、図4に示す入庫モードの処理を行う。なお、ステップ108が否定の場合すなわち精算装置50から電波を受信しない場合には、電波の受信を待つ。
ステップ110が肯定の場合すなわち入庫時間データの登録がある場合には、ステップ114において、ユーザが店舗で購入する購入額に対応して付与される割引額データ(以下、単に「割引データ」という)が、携帯電話機30の記憶部38に登録(記憶)されているか否かを判断する。ステップ114が否定の場合すなわち割引データの登録がない場合には、ステップ116において、図5に示す割引モードの処理を行う。ステップ114が肯定の場合すなわち割引データの登録がある場合には、本フローチャートを終了する。なお、本実施形態では、入庫時に入庫時間データを受信しない場合すなわちステップ112の入庫モード処理を行うことなく、ステップ116の割引モード処理を行う場合には、入庫モードおよび割引モードを続けて行う。
引続き、図4に基づいて、各装置における入庫モードの処理を説明する。図4は、管理サーバ12,精算装置50および携帯電話機30のそれぞれの制御部16,52および32によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートであり、該プログラムは予め記録部18,58および記憶部24のプログラム領域に記憶されている。
ステップ200は、入口ゲート側の路側装置24からETC−IDデータ(図4乃至図6では、単に「ETC−ID」とする)が管理サーバ12で受信されたか否かを、管理サーバ12の制御部16が判断する。ステップ200が肯定の場合すなわちETC−IDデータを受信した場合には、ステップ202において、路側装置24におけるETC−IDデータの受信時間(入庫時間)データを、ETC−IDデータに関連付けて図1に示すデータベース14に記録する。ステップ200は、ETC−IDデータを管理サーバ12で受信するまで続けられる。
なお、ETC−IDデータを管理サーバ12で受信する前提として、車両22が駐車場に入庫する際に車載端末23から送信されるETC−IDデータを、路側装置24の通信部26(図2参照)が受信すると共に、路側装置24がLAN11Aを介して管理サーバ12へETC−IDデータを送信する処理が行われる。そして、管理サーバ12がETC−IDデータを受信した場合に、管理サーバ12の制御部16は、ETC−IDデータが受信されたと判断する。
ステップ400は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、図3に示すステップ108が肯定の場合(精算装置50から電波を受信した場合)で、かつステップ110が否定の場合(入庫時間データが登録されていない場合)に、実行される。即ち、ステップ400は、上記の処理を前提として、携帯電話機30の記憶部38に記憶されるIDデータを、精算装置50へ送信する。具体的には、携帯電話機30における入庫モード(図4参照)において、たとえば車両22を駐車場に入庫させた後に、ユーザが精算装置50を通過する際、ユーザが携帯する携帯電話機30を精算装置50の近接無線通信部56に近接させた場合の処理である。
ステップ300は、精算装置50の制御部52によって実行される処理であり、携帯電話機30からIDデータ(第2の車両識別データ)が、精算装置50へ受信されたか否かを判断する。即ち、ステップ300は、携帯電話機30が精算装置50の近接無線通信部56に近接されるのを待つ処理(ステップ400の処理)である。ステップ300が肯定の場合すなわちIDデータが受信された場合には、ステップ302において、IDデータを管理サーバ12に送信する。なお、ステップ300の処理は、IDデータが精算装置50で受信されるのを待つ。
ステップ204は、管理サーバ12の制御部16によって実行される処理であり、ステップ302で精算装置50が送信したIDデータが、図1に示すLAN11Bを介して、管理サーバ12で受信されたか否かを判断する。ステップ204が肯定の場合すなわちIDデータが受信された場合には、ステップ206において、IDデータ(携帯電話機30に記録されたETC−IDデータ)を、管理サーバ12のデータベース14に登録されているETC−IDデータ(車載端末23から送信されたETC−IDデータ)と照合する。
ステップ208は、精算装置50から受信したIDデータが、車載端末23から送信されたETC−IDデータと一致する否かを判断する。ステップ208が肯定の場合すなわちIDデータがETC−IDデータと一致する場合には、ステップ210において、ETC−IDデータに関連付けられた入庫時間データ(以下、単に「入庫データ」という)を、図1に示すデータベース14から読出す。ステップ208が否定の場合すなわちIDデータがETC−IDデータと一致しない場合には、ステップ206に戻り、IDデータがETC−IDデータに一致するまで続けられる。なお、IDデータに一致するETC−IDデータが無い場合(たとえば、車両22が駐車場に入庫されていない場合)には、「一致するETC−IDデータが無い」旨を、図2に示す表示部17に所定時間に亘って表示する。
ステップ212は、図2に示すデータベース14から読出した入庫データ(入庫時間データおよび入庫時間データに関連付けられたETC−IDデータの両者を含む)を、図1に示すLAN11Bを介して、精算装置50へ送信する。ステップ304は、精算装置50の制御部52によって実行される処理であり、管理サーバ12から入庫データ(たとえば、「駐車場の利用料金に関するデータ」または「購入額に対応して予め設定されている割引額データ」なども含む)が、精算装置50へ受信したか否かを判断する。ステップ304が肯定の場合すなわち入庫データを受信した場合には、ステップ306において、入庫データを携帯電話機30へ送信する。ステップ304の処理は、入庫データが精算装置50で受信されるまで続けられる。
ステップ402は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、精算装置50から送信された入庫データを、上述した近接無線通信を介して、携帯電話機30が受信したか否かを判断する。即ち、ステップ402は、上記ステップ400において、携帯電話機30を精算装置50の近接無線通信部56に近接させた際に、引続き連続して行われる処理(ステップ400乃至ステップ402に亘る精算装置30および管理サーバ12の一連の処理は、携帯電話機30を精算装置30に1回近接させた際に行われる処理)である。
ステップ402が肯定の場合すなわち入庫データを携帯電話機30で受信した場合には、ステップ404において、精算装置50から受信された入庫データを、図2に示す記憶部38に記憶する。また、ステップ406は、入庫データである「ETC−IDデータおよびこのETC−IDに関連付けられた入庫時間データ」を、図2に示す表示部34に所定時間に亘って表示する。なお、ステップ402の処理は、入庫データを携帯電話機30が受信するまで続けられる。また、ユーザは、携帯電話機30の操作部40の操作(入庫データを表示する表示モードにする操作)により、記憶部38に記憶された入庫データ(入庫時間)を、表示部34に表示させることができる。
引続き、図5に基づき、割引モードについて説明する。図5に示す割引処理は、たとえば、ユーザが店舗で商品などを購入した際に受取るレシートを、窓口係に提示すると共に、レシートに表示された購入額に対応する駐車料金の割引データを、操作部60を介して精算装置50に入力(登録)されることによって開始する。即ち、精算装置50の制御部52によって実行されるステップ310は、上述した割引データが、精算装置50へ登録された後の処理である。また、ユーザがレシートを窓口係に提示する際には、ユーザが携帯電話機30を近接無線通信部56に近接させる。
ステップ410は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、図3に示すステップ108が肯定の場合(精算装置50から電波を受信した場合)で、かつステップ110が肯定の場合(入庫時間データが登録されている場合)に、実行される。即ち、ステップ410は、上記の処理を前提として、携帯電話機30の記憶部38に記憶されるIDデータ(第2の車両識別データ)を、精算装置50へ送信する。具体的には、携帯電話機30における割引モード(図5参照)において、たとえば割引データが精算装置50へ登録された後に、ユーザが携帯電話機30を精算装置50の近接無線通信部56に近接させた場合の処理である。
ステップ310は、携帯電話機30からIDデータを、精算装置50が受信したか否かを判断する。即ち、ステップ310は、携帯電話機30が精算装置50の近接無線通信部56に近接されるのを待つ処理(ステップ410の処理)である。ステップ310が肯定の場合すなわちIDデータが受信された場合には、ステップ312において、上述した割引データを、IDデータに関連付けて記録部58に記録する。ステップ314は、精算装置50に登録された割引データ(および割引データに関連付けられたIDデータを含む)を、管理サーバ12へ送信する。なお、ステップ310の処理は、IDデータが精算装置50で受信されるのを待つ。
ステップ220は、管理サーバ12の制御部16によって実行される処理であり、ステップ314で精算装置50が送信した割引データ(IDデータを含む)を、図1に示すLAN11Bを介して、管理サーバ12が受信したか否かを判断する。ステップ220が肯定の場合すなわち割引データ(IDデータを含む)を受信した場合には、ステップ222において、割引データに関連付けられたIDデータ(携帯電話機30に記録されたETC−IDデータ)を、管理サーバ12のデータベース14に登録されているETC−IDデータ(車載端末23から受信したETC−IDデータ)と照合する。
ステップ224は、精算装置50から受信したIDデータが、車載端末23から送信されたETC−IDデータと一致する否かを判断する。ステップ224が肯定の場合すなわちIDデータがETC−IDデータと一致する場合には、ステップ226において、ETC−IDデータに関連付けられた入庫データを、図1に示すデータベース14から読出す。ステップ224が否定の場合すなわちIDデータがETC−IDデータと一致しない場合には、ステップ222に戻り、IDデータがETC−IDデータに一致するまで続けられる。なお、IDデータに一致するETC−IDデータが無い場合(たとえば、車両22が駐車場に入庫されていない場合)には、「一致するETC−IDデータが無い」旨を、図2に示す表示部17に所定時間に亘って表示する。
ステップ228は、割引データを入庫データ(ETC−IDデータおよびこのETC−IDデータに関連付けて登録される入庫時間のデータ)と関連付けて(以下、単に「第1の関連ETC−ID」という)、図2示すデータベース14に記録する。ステップ230は、図6に示す精算モードの処理に移行する。一方、精算装置50の制御部52は、上述した割引データを管理サーバ12へ送信する(ステップ314参照)と共に、ステップ316において、上記割引データを携帯電話機30へ送信する。
ステップ412は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、精算装置50から送信された割引データが、上述した近接無線通信を介して、携帯電話機30で受信されたか否かを判断する。即ち、ステップ412は、上記ステップ410において、携帯電話機30を精算装置50の近接無線通信部56に近接させた際に、引続き連続して行われる処理(ステップ410乃至ステップ412に亘る精算装置30および管理サーバ12の一連の処理は、携帯電話機30を精算装置30に1回近接させた際に行われる処理)である。
ステップ412が肯定の場合すなわち割引データが携帯電話機30で受信された場合には、ステップ414において、精算装置50から送信された駐車料金の割引データを、図2に示す記憶部38に記憶する。また、ステップ416は、割引データである「ETC−IDデータおよびこのETC−IDに関連付けられた割引データ」を、図2に示す表示部34に所定時間に亘って表示する。なお、ステップ412の処理は、割引データが携帯電話機30で受信されるまで続けられる。
次に、図6に基づき、図5に示す精算モード(ステップ230参照)について説明する。図6は、管理サーバ12の制御部16によって実行される処理であって、且つ車両22が駐車場に出庫する際に実行される処理である。ステップ232は、出口ゲート側の路側装置24からETC−IDデータが、管理サーバ12で受信されたか否かを判断する。ステップ232が肯定の場合すなわちETC−IDデータを受信した場合には、ステップ233において、路側装置24におけるETC−IDデータの受信時間(出庫時間)データを、ETC−IDデータに関連付けて図1に示すデータベース14に記録する。ステップ232は、ETC−IDデータが管理サーバ12で受信されるまで続けられる。
なお、ステップ232,ステップ233において、車両22が駐車場に出庫する際に車載端末23から送信されるETC−IDデータを、出口ゲート側の路側装置24の通信部26(図2参照)が受信すると共に、路側装置24がLAN11Aを介して管理サーバ12へETC−IDデータを送信する処理が行われる。そして、管理サーバ12が出庫時のETC−IDデータを受信した場合に、管理サーバ12の制御部16は、ETC−IDデータが受信されたと判断する。
ステップ234は、出庫時に路側装置24を介して管理サーバ12で受信されたETC−IDデータを、図2に示すデータベース14に登録された第1の関連ETC−IDデータ(すなわち、ステップ228における管理サーバ12に割引データに関連付けられたETC−IDデータ)と照合する。
ステップ236は、路側装置24から受信したETC−IDデータが、データベース14に登録されている第1の関連ETC−IDデータと一致する否かを判断する。ステップ236が肯定の場合すなわちETC−IDデータが第1の関連ETC−IDデータと一致する場合には、ステップ238において、第1の関連ETC−IDデータに関連付けられた割引データ(入庫時間データをも含む)を、図1に示すデータベース14から読出す。また、ステップ240において、ETC−IDの出庫時間データを、データベース14から読出す。なお、ステップ236が否定の場合すなわちETC−IDデータが第1の関連ETC−IDデータと一致しない場合には、ステップ234に戻り、ETC−IDデータが第1の関連ETC−IDデータに一致するまで続けられる。
ステップ242は、ステップ240で読出した出庫時間データと、ステップ238で読出した入庫時間データとで駐車場の利用時間をカウントすると共に、この利用時間に基づく駐車料金(基本駐車料金)をカウントする。即ち、ステップ242は、出庫時間から入庫時間を減算することにより、駐車場における利用時間をカウントした後に、この利用時間(たとえば、30分単位を基本にする時間)に基づく基本駐車料金(たとえば、30分毎に200円を加算した料金)をカウントする。
ステップ244は、ステップ242における基本駐車料金のデータからステップ238で読出した割引データを減算することにより、ユーザに駐車料金として請求する請求駐車料金をカウントする。たとえば、駐車時間が2時間でかつ割引データの割引額が400円とする場合には、ステップ242で基本駐車料金が800円とカウントされ、かつステップ244で請求駐車料金が400円とカウントされる。なお、割引データにおいて、割引額がゼロである場合には、管理サーバ12の制御部16は割引額がゼロであるとして精算処理を行う。即ち、上記の例においては、請求駐車料金が800円とカウントされる。
ステップ246は、通常の精算処理、たとえば、車両22の出庫時に車載端末23内のICカード(図示省略)の契約データとして、上記「請求駐車料金」データを書込むなどの処理を行う。
本実施形態では、ステップ404および406で入庫時間データを、携帯電話機30の記憶部38に記憶すると共に、表示部34に表示するので、ETC車載端末23を搭載した車両22において、路側装置24を通過する際に駐車チケットを発行することなく、携帯電話機30の表示部34に表示された「入庫時間データ」を視認することにより、ユーザは入庫時間を確認できる。
また、本実施形態では、図5に示す割引モードにおいて、携帯電話機30の記憶部38に記憶されたIDデータ(ETC−IDデータ)に基づき、割引データを入庫時のETC−IDデータ(すなわち、車両22を特定するデータ)に関連付けることができるので、駐車チケットを用いることなく、割引サービスを受けることができる。
なお、本実施形態では、車載端末23を搭載した車両22および路側装置24の両者において、新たな機能を追加することなく、現行の機能のみを利用するのみで入庫時間の確認または割引サービスを受けることができるので、ユーザ側の負担が無く、経済的である。即ち、他の方式として、車載端末23から携帯電話機30へ直接に入庫時間を電子メールなどで通知する方式も考えられるが、この方式では現行のETC車載端末23に対して新たな機能を追加する必要が生じ、ユーザに負担が生じることも考えられる。
また、本実施形態では、たとえば、既に製品化されているRFID装置,赤外線通信装置などを近接無線通信装置としているので、広範囲の携帯電話機30をそのまま適用できる。即ち、携帯電話機の電子決済や暗号機能による電子チケット方式の場合には、高機能の携帯電話機が必要となるが、本実施形態では、上述したように、既に製品化されている携帯電話機30をそのまま適用できるので、経済的である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を、図7に示す駐車場管理システムに基づいて説明する。本実施形態は、第1実施形態に示した精算装置50の代わりに、店舗内に配置される店舗端末70と複数の携帯電話機30とでデータ通信を行う例である。また、本実施形態は、管理サーバ12と複数の携帯電話機30とが、駐車場に関する通信網11A,11Cなど及び移動体通信網64〜66を介して接続される例である。
(駐車場管理システムにおける通信網の概略構成)
図7に示すように、駐車場管理システムSの移動体通信網において、複数の携帯電話機30(30Aおよび30B),管理サーバ12およびユーザの駐車場利用料金を決済するクレジットカード会社の端末(パーソナル・コンピュータなど)67が、基地局を含む移動体通信網64およびインターネット網65を経由してメールサーバ66に接続されている。メールサーバ66は、インターネット網65および移動体通信網64を経由して携帯電話機30,管理サーバ12およびクレジットカード会社の端末67と通信を行う機能を有する。そして、携帯電話機30,管理サーバ12およびクレジットカード会社の端末67は、メールサーバ66を経由して、電子メールの送受信を行う。
(店舗端末の構成)
店舗端末70は、たとえば、売り場の各レジまたは顧客対応の窓口に配置される端末(パーソナル・コンピュータなどの情報処理装置)である。図7に示すように、店舗端末70は、照合手段、認可手段、演算手段である制御部(CPU)72と、各種情報を表示する表示部(LCD)74と、電波を用いてデータ通信を行う無線(非接触)IC装置などで構成される近接無線通信部76と、各種の処理を行わせるプログラムや、各種データの読み書き用の記憶域を有する記録部(ROM,RAMなど)78と、電源キー、文字などを入力する各種キーなどで構成される操作部80と、USBコネクタなどで構成されるインターフェイス(I/F)82と、を含んで構成されている。なお、制御部72は、店舗端末70の全体的な動作を司り、たとえば操作部80が操作された場合に、その操作に基づく処理を行う。また、I/F82には、LAN11Cを介して、管理サーバ12が接続されている。
送信手段または受信手段である近接無線通信部76は、たとえば、非接触タイブの例えば赤外線通信装置,RFID(Radio Frequency Identification)装置などを適用する。この近接無線通信部76は、たとえば、電波を使ってETC−IDデータなどのデータの送受信を行う機能を有する。
携帯電話機30Aおよび30Bの構成は、図2に示す例と同様である。たとえば、携帯電話機30Aは、車両22のユーザ(本人)が携帯する携帯電話機であり、携帯電話機30Bは、車両22に乗車するユーザの家族または友人など (関係者)が携帯する携帯電話機である。そして、携帯電話機30Aおよび30Bの記憶部38には、第2の車両識別データとなる「ETC−IDデータ」(以下、単に「IDデータ」という)が、予めそれぞれ記憶されている。このIDデータ(第2の車両識別データ)は、車両22に搭載されている車載端末23のETC−ID(第1の車両識別データ)に対応するデータとなっている。
また、管理サーバ12のデータベース14には、予め上記第1の車両識別データに対応するETC−IDデータが、携帯電話機30Aおよび30Bのメールアドレスおよび携帯電話機30Aおよび30Bの各所有者の氏名や略称など(以下、単に「氏名」という)の利用者データに関連付けてそれぞれ記憶されている。なお、データベース14には、入庫モード,割引モードおよび精算モードに、携帯電話機30Aおよび30Bにそれぞれ送信する内容の文章が予め記憶されている。
例えば、入庫モードの文章は、「あなたの車両は、○○時に入庫しましたので、ご連絡します」などである。また、割引モードの文章は、「あなたの割引額は、○○円ですので、ご連絡します」などである。さらに、精算モードの文章は、「あなたの基本駐車料金は、○○円ですが、割引額が○○円ですので、請求駐車料金は○○円となります。ご確認下さい」などである。
そして、管理サーバ12が電子メールを携帯電話機30A,30Bへ発信する場合、管理サーバ12の制御部19は、データベース14に記憶されている上記各文章を、データベース14に記憶されている電子メール宛にして、電子メールのメール本文欄に書込む。なお、その他の構成は、図1および図2に示す例と同様であるので、詳細説明は省略する。
(本実施形態の作用)
次に、図8乃至図11を参照して、駐車場管理システムSに関する処理について説明する。図9は車両22が駐車場に入庫する際の処理である。まず、図8に基づき、携帯電話機30Aまたは30Bの制御部32によって実行される処理であって、且つユーザによって携帯電話機30の電源スイッチ(図示省略)がオンされた際に実行される処理について説明する。
ステップ120では、第2の車両識別データであるIDデータ(ETC−IDデータ)が、記憶部38に記憶されているか否かを判断する。ステップ120が否定の場合すなわちIDデータが記憶部32に記憶されていない場合には、ステップ122において、「IDデータが記憶部に記憶されていない」旨を、所定時間に亘り表示部34に表示する。
ステップ124では、IDデータを、記憶部38に記憶するか否かを判断する。ステップ124が肯定の場合すなわちIDデータを記憶部38に記憶する場合には、IDデータを入力する入力モードの設定時において、操作部40のキー操作が行われる。そして、ステップ126において、キー入力されたIDデータを、記憶部38に記憶する。なお、ステップ124が否定の場合すなわちIDデータを記憶部38に記憶しない場合には、本フローチャートを終了する。
ステップ120が肯定の場合すなわちIDデータが記憶部38に記憶されている場合には、ステップ128において、車両22が駐車場に入庫した入庫時間データを含めた電子メールを、携帯電話機30が受信したか否かを判断する。ステップ128が肯定の場合すなわち入庫時間データを受信した場合には、ステップ130において、上記入庫時間データが、携帯電話機30の記憶部38に登録(記憶)されているか否かを判断する。ステップ130が否定の場合すなわち入庫時間データの登録がない場合には、ステップ132において、図9に示す入庫モードの処理を行う。なお、ステップ128が否定の場合すなわち管理サーバ12から入庫時間データを受信しない場合には、入庫時間データの受信を待つ。
ステップ130が肯定の場合すなわち入庫時間データの登録がある場合には、ステップ134において、ユーザが店舗で購入する購入額に対応して付与される割引額データ(以下、単に「割引データ」という)が、携帯電話機30の記憶部38に登録(記憶)されているか否かを判断する。ステップ134が否定の場合すなわち割引データの登録がない場合には、ステップ136において、図10に示す割引モードの処理を行う。ステップ134が肯定の場合すなわち割引データの登録がある場合には、本フローチャートを終了する。なお、本実施形態では、入庫時に入庫時間データを受信しない場合すなわちステップ132の入庫モード処理を行うことなく、ステップ136の割引モード処理を行う場合には、入庫モードおよび割引モードを続けて行う。
引続き、図9に基づいて、管理サーバ12および携帯電話機30における入庫モードの処理を説明する。図9は、管理サーバ12および携帯電話機30のそれぞれの制御部16および32によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートであり、該プログラムは予め記録部18および記憶部24のプログラム領域に記憶されている。
ステップ250は、入口ゲート側の路側装置24からETC−IDデータ(図9乃至図11では、単に「ETC−ID」とする)が管理サーバ12で受信されたか否かを、管理サーバ12の制御部16が判断する。ステップ250が肯定の場合すなわちETC−IDデータが受信された場合には、ステップ251において、路側装置24におけるETC−IDデータの受信時間(入庫時間)データを、ETC−IDデータに関連付けて図7に示すデータベース14に記録する。ステップ250は、ETC−IDデータが管理サーバ12で受信されるまで続けられる。
ステップ252は、ステップ251で記録された第2の関連ETC−IDデータ(入庫時間に関連付けられたETC−IDデータ)に基づき、データベース14に予め登録されている利用者データ(ETC−IDデータに関連付けられた携帯電話機30の所有者の氏名およびメールアドレスなどのデータ)を、データベース14から照合する。ステップ253は、第2の関連ETC−IDが、利用者データのETC−IDデータと一致する否かを判断する。ステップ253が肯定の場合すなわち第2の関連ETC−IDが利用者データのETC−IDデータと一致する場合には、ステップ254において、ETC−IDデータに関連付けられた利用者データ(メールアドレスなど)を、図7に示すデータベース14から読出す。
ステップ253が否定の場合すなわち第2の関連ETC−IDが利用者データのETC−IDデータと一致しない場合には、ステップ257で利用者データのETC−IDデータの全てを、照合したか否かを判断する。ステップ257が否定の場合すなわち利用者データのETC−IDデータの全てを照合していない場合には、ステップ252に戻り、第2の関連ETC−IDが利用者データのETC−IDデータに一致するまで続けられる。 ステップ257が肯定の場合すなわち利用者データのETC−IDデータの全てを照合した場合には、本フローチャートを終了する。なお、ステップ257が肯定の場合すなわち第2の関連ETC−IDデータに一致する利用者データのETC−IDデータが無い場合(たとえば、車両22が駐車場に入庫されていない場合またはデータベース12に初めから利用者データが無い場合など)には、「一致する利用者データが無い」旨を、図7に示す表示部17に所定時間に亘って表示させる。
ステップ255は、図2に示すデータベース14から読出した利用者データのメールアドレスを宛先にして、ETC−IDデータに関連付けられた入庫時間データ (以下、単に「入庫データ」という)を、入庫モードの文章データを用いることにより、電子メール本文に書込む (メール作成処理)。ステップ256は、ステップ255で作成された電子メールを、図7に示すインターネット網65,メールサーバ66および移動体通信網64を介して、携帯電話機30(30Aまたは30B)へ送信する。
ステップ420は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、管理サーバ12から送信される電子メールを、上記通信網64,65および66を経由して、携帯電話機30が受信するのか否かを判断する。ステップ420が肯定の場合すなわち電子メールを携帯電話機30が受信する場合には、ステップ422において、電子メールの受信処理を行う。即ち、携帯電話機30Aまたは30Bの制御部32は、受信メールボックスから電子メールに記載されている入庫データを開く。
ステップ424は、入庫データ(ETC−IDデータおよびこのETC−IDに関連付けられた入庫時間データ)を、図7に示す表示部34に所定時間に亘って表示する。また、ステップ246は、上記入庫データを、図7に示す記憶部38に記憶する。なお、ステップ420の処理は、携帯電話機30が電子メールを受信するまで続けられる。また、ユーザは、携帯電話機30の操作部40の操作(入庫データを表示する表示モードにする操作)により、記憶部38に記憶された入庫データ(入庫時間)を、表示部34に表示させることができる。
引続き、図10に基づき、割引モードについて説明する。図10に示す割引処理は、ユーザが店舗で商品などを購入した際に受取るレシートを、窓口係に提示すると共に、レシートに表示された購入額に対応する駐車料金の割引データを、図7に示す操作部80を介して店舗端末70へ入力(登録)されることによって開始する。即ち、店舗端末70の制御部72によって実行されるステップ320は、上述した割引データが、店舗端末70へ登録された後の処理である。また、ユーザがレシートを窓口係に提示する際には、ユーザが携帯電話機30を店舗端末70の近接無線通信部76に近接させる。
ステップ430は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、図8に示すステップ128が肯定の場合(管理サーバ12から通信網64乃至66を経由する電子メールを受信した場合)で、かつステップ130が肯定の場合(入庫時間データが登録されている場合)に、実行される。即ち、ステップ430は、上記の処理を前提として、携帯電話機30の記憶部38に記憶されるIDデータ(第2の車両識別データ)を、精算装置50へ送信する。具体的には、携帯電話機30における割引モード(図5参照)において、たとえば割引データが店舗端末70へ登録された後に、ユーザが携帯電話機30を店舗端末70の近接無線通信部76に近接させた場合の処理である。
ステップ320は、携帯電話機30からIDデータが、店舗端末70で受信されたか否かを判断する。即ち、ステップ320は、携帯電話機30が店舗端末70の近接無線通信部76に近接されるのを待つ処理(ステップ420の処理)である。ステップ320が肯定の場合すなわちIDデータが受信された場合には、ステップ322において、店舗端末70に登録された割引データ(および割引データに関連付けられたIDデータを含む)を、管理サーバ12へ送信する。なお、ステップ320の処理は、IDデータが店舗端末70で受信されるのを待つ。
ステップ260は、管理サーバ12の制御部16によって実行される処理であり、ステップ322で店舗端末70が送信した割引データ(および割引データに関連付けられたIDデータを含む)を、図1に示すLAN11Cを介して、管理サーバ12が受信したか否かを判断する。ステップ260が肯定の場合すなわち割引データ(IDデータを含む)を受信した場合には、ステップ262において、上記IDデータ(携帯電話機30に記録されたETC−IDデータ)を、管理サーバ12のデータベース14に登録されている第2の関連ETC−IDデータ(入庫時間データに関連付けられたETC−IDデータ)と照合する。
ステップ264は、割引データに関連付けられたIDデータが、第2の関連ETC−IDデータと一致する否かを判断する。ステップ264が肯定の場合すなわちIDデータが第2の関連ETC−IDデータと一致する場合には、ステップ265において、第2の関連ETC−IDデータに関連付けられた入庫データおよび上記利用者データ(メールアドレスなど)を、図7に示すデータベース14から読出す。
ステップ264が否定の場合すなわちIDデータが第2の関連ETC−IDデータと一致しない場合には、ステップ263で利用者データのETC−IDデータの全てを、照合したか否かを判断する。ステップ263が否定の場合すなわち利用者データのETC−IDデータの全てを照合していない場合には、ステップ262に戻り、第2の関連ETC−IDが利用者データのETC−IDデータに一致するまで続けられる。ステップ263が肯定の場合すなわち利用者データのETC−IDデータの全てを照合した場合には、本フローチャートを終了する。
なお、ステップ263が肯定の場合すなわち第2の関連ETC−IDデータに一致する利用者データのETC−IDデータが無い場合(たとえば、車両22が駐車場に入庫されていない場合またはデータベース12に初めから利用者データが無い場合など)には、「一致する利用者データが無い」旨を、図7に示す表示部17に所定時間に亘って表示させる。
ステップ266は、第2の関連ETC−IDデータに関連付けられた入庫データと,割引データに関連付けられたIDデータとを関連付けて、データベース12に記録する。ステップ267は、第2の関連ETC−IDデータに関連付けられたメールアドレスを宛先にして、第2の関連ETC−IDデータに関連付けられた入庫データを、割引モードの文章データを用いることにより、電子メール本文に書込む (メール作成処理)。
ステップ268は、ステップ267で作成された電子メールを、図7に示すインターネット網65,メールサーバ66および移動体通信網64を介して、携帯電話機30(30Aまたは30B)へ送信する。その後、ステップ269における、図11に示す精算モードの処理に移行する。
ステップ432は、携帯電話機30の制御部32によって実行される処理であり、管理サーバ12から送信される電子メールを、上記通信網64,65および66を経由して、携帯電話機30が受信するのか否かを判断する。ステップ432が肯定の場合すなわち電子メールを携帯電話機30が受信する場合には、ステップ434において、電子メールの受信処理を行う。即ち、携帯電話機30Aまたは30Bの制御部32は、受信メールボックスから電子メールに記載されている割引データを開く。
ステップ436は、割引データ(IDデータに関連付けられた割引データ)を、図7に示す表示部34に所定時間に亘って表示する。また、ステップ438は、上記割引データを、図7に示す記憶部38に記憶する。なお、ステップ432の処理は、携帯電話機30が電子メールを受信するまで続けられる。
また、ユーザは、携帯電話機30の操作部40の操作(割引データを表示する表示モードにする操作)により、記憶部38に記憶された割引データ(購入額データなどを含む)を、表示部34に表示させることができる。その後、ステップ440における、図11に示す精算モードの処理に移行する。
次に、図11に基づき、図10に示す管理サーバ12および携帯電話機30における精算モード(ステップ269およびステップ440参照)について説明する。図11は、管理サーバ12および携帯電話機30の制御部16および72によって実行される処理であって、且つ車両22が駐車場に出庫する際に実行される処理である。
ステップ270は、出口ゲート側の路側装置24からETC−IDデータが、管理サーバ12で受信されたか否かを判断する。ステップ270が肯定の場合すなわちETC−IDデータが受信された場合には、ステップ272において、路側装置24におけるETC−IDデータの受信時間(出庫時間)データを、ETC−IDデータに関連付けて図7に示すデータベース14に記録する。ステップ270は、ETC−IDデータが路側装置24へ受信されるまで続けられる。
ステップ274は、出庫時に路側装置24を介して管理サーバ12で受信されたETC−IDデータを、図7に示すデータベース14に登録された第1の関連ETC−IDデータ(すなわち、ステップ266における管理サーバ12に割引データに関連付けられたETC−IDデータ)と照合する。
ステップ276は、路側装置24から受信されたETC−IDデータが、データベース14に登録されている第1の関連ETC−IDデータと一致する否かを判断する。ステップ276が肯定の場合すなわちETC−IDデータが第1の関連ETC−IDデータと一致する場合には、ステップ278において、第1の関連ETC−IDデータに関連付けられた割引データ(入庫時間データをも含む)および出庫時間データを、図1に示すデータベース14から読出すと共に、後述するように複数の割引データがある場合には複数の割引データを加算した全ての割引データ(割引データが単数の場合には、単数の割引データ)を、データベース14に再び記録する。
なお、ステップ276が否定の場合すなわちETC−IDデータが第1の関連ETC−IDデータと一致しない場合には、ステップ274に戻り、ETC−IDデータが第1の関連ETC−IDデータに一致するまで続けられる。
ステップ280は、他の割引データが、データベース12にあるのか否かを判断する。即ち、ステップ280は、店舗端末70から複数回に亘って割引データが登録される場合において、管理サーバ12が合計する割引額を演算するための処理である。ステップ280が肯定の場合すなわち他の割引データがある場合には、ステップ274に戻り、他の割引データが他の割引データが無くなるまで続けられる。
ステップ280が否定の場合すなわち他の割引データが無い場合には、ステップ282において、ステップ278で読出した出庫時間データおよび入庫時間データとで駐車場の利用時間をカウントすると共に、この利用時間に基づく駐車料金(基本駐車料金)をカウントする。即ち、ステップ282は、出庫時間から入庫時間を減算することにより、駐車場における利用時間をカウントした後に、この利用時間(たとえば、15分単位を基本にする時間)に基づく基本駐車料金(たとえば、15分毎に100円を加算した料金)をカウントする。
ステップ284は、割引データ、たとえば、複数の割引データがある場合には複数の割引データを加算した全ての割引データまたは割引データが単数の場合には単数の割引データ(これらの両者を含めて「総額割引データ」という)を、データベース14から読出す。 ステップ286は、ステップ282における基本駐車料金のデータからステップ284で読出した割引データ(総額割引データ)を減算することにより、ユーザに駐車料金として請求する請求駐車料金をカウントする。たとえば、駐車時間が1時間でかつ総額割引データの総額割引額が200円とする場合には、ステップ282で基本駐車料金が400円とカウントされ、かつステップ286で請求駐車料金が200円とカウントされる。
ステップ287は、第1の関連ETC−IDデータに関連付けられたメールアドレスを、データベース14から読出す。ステップ288は、ステップ287で読出されたメールアドレスを宛先にして、入庫時間データ,出庫時間データ,駐車利用時間データ,総額割引データ,基本駐車料金データ,請求駐車料金データなどの積算結果データを、精算モードの文章データを用いることにより、電子メール本文に書込む (メール作成処理)。
ステップ289は、ステップ288で作成された電子メールを、図7に示すインターネット網65,メールサーバ66および移動体通信網64を介して、携帯電話機30Aまたは30Bへ送信する。なお、管理サーバ12の制御部16は、ステップ289で送信する電子メール(請求駐車料金データ)などを、図7に示すクレジットカード会社の端末67に送信させても良い。即ち、クレジットカード会社へ決済情報などを提供させる機能を、管理サーバ12に持たせるようにしても良い。
ステップ450は、携帯電話機30(30Aまたは30B)の制御部32によって実行される処理であり、管理サーバ12から送信される電子メールを、上記通信網64,65および66を経由して、携帯電話機30が受信するのか否かを判断する。ステップ450が肯定の場合すなわち電子メールを携帯電話機30が受信する場合には、ステップ452において、電子メールの受信処理を行う。即ち、携帯電話機30Aまたは30Bの制御部32は、受信メールボックスから電子メールに記載されている積算結果データを開く。
ステップ454は、積算結果データ(入庫時間データ,出庫時間データ,駐車利用時間データ,総額割引データ,基本駐車料金データ,請求駐車料金データなど)を、図7に示す表示部34に所定時間に亘って表示する。
ステップ456は、上記積算結果データを、図7に示す記憶部38に記憶する。なお、ステップ450の処理は、携帯電話機30が電子メールを受信するまで続けられる。また、ユーザは、携帯電話機30の操作部40の操作(積算結果データを表示する表示モードにする操作)により、記憶部38に記憶された積算結果データを、表示部34に表示させることができる。
本実施形態では、たとえば、車両22の同乗者(本人,家族,友人など)が携帯する、それぞれの携帯電話機30A,30BにETC−IDデータを格納し、このETC−IDデータに関連付けられる割引データを管理サーバ12で照合することにより、複数の利用者においても割引サービスを利用することができる。即ち、たとえば、異なった店舗がそれぞれ割引サービスを展開する場合には、別行動する同乗者(本人または関係者)がそれぞれ所有する携帯電話機30A,30Bを用いることにより、割引サービスをそれぞれ利用できる。
なお、本実施形態では、図11に示す割引モードにおいて、複数の割引データがある場合には、複数の割引額データに基づいて総額の割引額を演算するので、総額の割引額に対応する割引サービスを受けることができる。また、本実施形態では、上記レシートを店舗端末70(または精算装置50)のレシート挿入口(図示省略)に挿入することにより、制御部72または52が、購入額に対応して割引する割引額の演算を行うように設定させても良い。
また、本実施形態では、ステップ256(図10参照)またはステップ289(図11参照)で入庫時間データまたは積算結果データを作成した電子メールを、図7に示す管理サーバ12からインターネット網65,メールサーバ66および移動体通信網64を介して、携帯電話機30へ送信するので、ユーザが負担する経費が生じることなく、経済的である。即ち、他の方式(第1実施形態の効果の箇所で説明した方式であり、車載端末23から携帯電話機30へ通知する方式)では、現行の車載端末23に対して新たな機能を追加する必要が生じ、ユーザに負担が生じることも考えられる。その他の作用効果は、第1実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
なお、上記各実施形態において説明した各プログラムの処理の流れ(図3乃至図6、および図8乃至図11参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。また、図1および図7に示すLANの通信方式は、電波信号などの空中伝搬信号を用いるBLUETOOTHなどのインターフェイスを採用しても良い。さらに、本実施形態では携帯端末を携帯電話機30とした例であるが、本発明に係る携帯端末はPDAs(Personal Digital Assistants)などに適用しても良い。
本発明では、上記構成の組み合わせるパターンを、例えば上記各実施形態または変形例の内、2つの例または2つ以上の例を組み合わせるパターンとしても良い。具体的には、図2および図7に示す管理サーバ12に対して、精算装置50(図2参照)および店舗端末70(図7参照)の両者を、接続する駐車場管理装置としても良い。また、本発明では、図7に示す店舗端末を、図2に示す精算装置50と同一の機能を持たせるように設定しても良い。
本発明に係る第1実施形態の駐車場管理システムの構成図である。 図1に示す各装置(携帯電話機をも含む)に関連する構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯電話機の流れを示すフローチャートである。 図1に示す駐車場管理システム(管理サーバ,精算装置,携帯電話機)の入庫モードの流れを示すフローチャートである。 図1に示す駐車場管理システム(管理サーバ,精算装置,携帯電話機)の割引モードの流れを示すフローチャートである。 図1に示す管理サーバの精算モードの流れを示すフローチャートである。 本発明に係る第2実施形態の駐車場管理システムの構成図である。 図7に示す携帯電話機の流れを示すフローチャートである。 図7に示す管理サーバおよび携帯電話機における入庫モードの流れを示すフローチャートである。 図7に示す駐車場管理システム(管理サーバ,精算装置,携帯電話機)の割引モードの流れを示すフローチャートである。 図7に示す管理サーバおよび携帯電話機における精算モードの流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 駐車場管理装置
11A〜11C LAN(駐車場に関する通信網)
12 駐車場管理サーバ
14 駐車場管理サーバのデータベース(記録手段)
16 駐車場管理サーバの制御部(照合手段、認可手段、演算手段)
18 駐車場管理サーバの記録部
19 駐車場管理サーバの操作部 (操作手段)
22 車両
23 車両に搭載されたETC車載端末
24 ETC路側装置 (車両検出装置)
25 路側装置の制御部(判断手段、照合手段、演算手段)
26 路側装置の通信部(通信手段)
27 路側装置の記録部(記録手段)
30A,30B 携帯電話機(携帯端末)
32 携帯電話機の制御部(判断手段、照合手段、演算手段)
34 携帯電話機の表示部 (表示手段)
36 携帯電話機の近接無線通信部(送信部、受信部、通信網)
38 携帯電話機の記憶部
40 携帯電話機の操作部
42 携帯電話機の無線部(送信部、受信部)
50 精算装置
52 精算装置の制御部(照合手段、認可手段、演算手段)
54 精算装置の表示部 (表示手段)
56 精算装置の近接無線通信部(送信手段、受信手段、通信網)
58 精算装置の記録部(記録手段)
60 精算装置の操作部
64 移動体通信網(通信網)
65 インターネット網(通信網)
66 メールサーバ(通信網)
67 クレジットカード会社の端末
70 店舗端末
72 店舗端末の制御部(照合手段、認可手段、演算手段)
74 店舗端末の表示部 (表示手段)
76 店舗端末の近接無線通信部(送信部、受信部)
78 店舗端末の記録部(記録手段)
80 店舗端末の操作部
S 駐車場管理システム

Claims (30)

  1. 車両を識別する第1の車両識別データを、車両が通過する際に、前記車両に搭載される車載端末から受信すると共に、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを発生する車両検出装置と、
    前記車両検出装置に接続されると共に、前記車両検出装置から受信する前記入庫データを、前記車両検出装置から受信する前記第1の車両識別データに関連付けて記録する管理サーバと、
    前記管理サーバに接続されると共に、前記管理サーバで記録された前記第1の車両識別データに関連付けられる前記入庫データを、ユーザが携帯する携帯端末へ送信する精算装置と、
    を有する駐車場管理装置。
  2. 前記管理サーバは、
    前記入庫データに関連付けられる前記第1の車両識別データを、記録する記録手段と、
    前記携帯端末から受信する第2の車両識別データを、前記記録手段に記録される前記第1の車両識別データと照合する照合手段と、
    前記照合手段によって前記第2の車両識別データが、前記記録手段に記録される前記第1の車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に記録される前記入庫データへのアクセスを許可する許可手段と、
    を備える請求項1に記載の駐車場管理装置。
  3. 前記精算装置は、
    ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、前記車両識別データに関連付けて記録する記録手段と、
    前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信する前記車両識別データを、前記記録手段に記録される前記車両識別データと照合する照合手段と、
    前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信する前記車両識別データが、前記照合手段によって前記記録部に記録される前記車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に記録される前記割引額データへのアクセスを許可する許可手段と、
    を備える請求項1または2に記載の駐車場管理装置。
  4. 前記割引額データは、前記精算装置に登録される前記購入額の購入額データに基づいて演算される請求項3に記載の駐車場管理装置。
  5. 前記管理サーバは、
    前記管理サーバに受信される前記第1の車両識別データを、前記精算装置から受信する前記割引額データと関連付けて記録すると共に、前記車両が前記車両検出装置を通過して前記駐車場から出庫する際に、前記車載端末から受信する出庫データを、記録する記録手段と、
    前記車両が前記車両検出装置を通過して前記駐車場から出庫する場合に、前記記録手段に記録される前記第1の車両識別データを、前記携帯端末から受信する前記第2の車両識別データと照合する照合手段と、
    前記照合手段によって前記第2の車両識別データが、前記第1の車両識別データに一致する場合に、前記車両の駐車時間による基本駐車料金データおよび前記記録手段に記録される前記入庫データと,出庫データと,前記割引額データとに基づいて、前記車両の請求駐車料金データを演算する演算手段と、
    前記演算手段で演算される前記請求駐車料金データを、前記車載端末および前記携帯端末のうちの少なくとも一方へ送信する送信手段と、
    を備える請求項3または4に記載の駐車場管理装置。
  6. 前記精算装置は、店舗に配置される店舗端末とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駐車場管理装置。
  7. 前記店舗端末が、前記割引額データを登録した場合に、
    前記管理サーバの前記演算手段は、前記車両の前記請求駐車料金データを、演算する請求項6に記載の駐車場管理装置。
  8. 前記割引額データは、前記店舗端末から前記管理サーバへ送信する請求項6または7に記載の駐車場管理装置。
  9. 前記入庫データを、電子メールに含めて、前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から移動体通信網を経由して前記携帯端末へ送信する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駐車場管理装置。
  10. 前記割引額データを、電子メールに含めて、前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から移動体通信網を経由して前記携帯端末へ送信する請求項3乃至5のいずれか1項に記載の駐車場管理装置。
  11. 前記管理サーバに対する前記車両検出装置および前記精算装置の接続のうちの少なくとも一方が、LAN接続である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駐車場管理装置。
  12. データの送受信を、駐車場に関する通信網および移動体通信網のうちの少なくとも一方を経由して行う駐車場管理システムであって、
    車両に搭載されると共に、車両を識別する第1の車両識別データを送信する車載端末と、
    車両が通過する際に、前記第1の車両識別データを前記車載端末から受信すると共に、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを発生する車両検出装置と、
    前記車両検出装置に接続されると共に、前記車両検出装置から受信する前記入庫データを、前記車両検出装置から受信する前記第1の車両識別データに関連付けて記録する管理サーバと、
    前記管理サーバに接続されると共に、前記管理サーバで記録された前記車両識別データに関連付けられる前記入庫データを、送信する精算装置と、
    前記精算装置から送信される前記入庫データを、受信して表示する携帯端末と、
    を備える駐車場管理システム。
  13. 前記精算装置は、
    ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、前記車両識別データに関連付けて記録する記録手段と、
    前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信する前記車両識別データを、前記記録手段に記録される前記車両識別データと照合する照合手段と、
    前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信する前記車両識別データが、前記照合手段によって前記記録手段に記録される前記車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に記録される前記割引額データへのアクセスを許可する許可手段と、
    を備える請求項12に記載の駐車場管理システム。
  14. 前記精算装置は、店舗に配置される店舗端末とする請求項12または13に記載の駐車場管理システム。
  15. 前記携帯端末は、前記精算装置から送信される前記入庫データおよび前記割引額データのうちの少なくとも一方を、受信して表示するまたは記録する請求項13または14に記載の駐車場管理システム。
  16. 前記割引額データは、前記精算装置に受信される前記購入額の購入額データに基づいて演算されると共に、前記精算装置から前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方へ送信される請求項13乃至15のいずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  17. 前記店舗端末が、前記割引額データを登録した場合に、
    前記管理サーバの演算手段は、前記車両の駐車時間による基本駐車料金データおよび前記管理サーバの記録手段に記録される前記入庫データと,前記車両が前記車両検出装置を通過して前記駐車場から出庫する際に、前記車載端末から受信する出庫データと,前記割引額データとに基づいて、前記車両の請求駐車料金データを演算する請求項14に記載の駐車場管理システム。
  18. 前記入庫データおよび前記割引額データのうちの少なくとも一方を、電子メールに含めて、前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から前記移動体通信網を経由して前記携帯端末へ送信する請求項13乃至17のいずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  19. 車両が車両検出装置を通過する際に、前記車両に搭載される車載端末から受信された、前記車両を識別する第1の車両識別データに基づいて、
    前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを、前記第1の車両識別データに関連付けて記録すると共に、
    前記第1の車両識別データに関連付けて記録された前記入庫データを、ユーザが携帯する携帯端末へ送信する駐車場管理方法。
  20. 前記携帯端末から受信する第2の車両識別データを、前記第1の車両識別データと照合し、
    前記第2の車両識別データが、前記第1の車両識別データに一致する場合に、前記入庫データを、精算装置および前記携帯端末のうちの少なくとも一方へ送信する請求項19に記載の駐車場管理方法。
  21. ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、携帯端末から受信される第2の車両識別データに関連付けて記録し、
    前記第2の車両識別データを、管理サーバに記録される前記第1の車両識別データと照合し、
    前記第2の車両識別データが、前記第1の車両識別データに一致する場合に、前記割引額データを、前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方へ送信する請求項19または20に記載の駐車場管理方法。
  22. ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、携帯端末から受信される第2の車両識別データに関連付けて記録し、
    前記第2の車両識別データを、管理サーバに記録される前記第1の車両識別データと照合し、
    前記第2の車両識別データが、前記第1の車両識別データに一致する場合に、前記車両の駐車時間による基本駐車料金データおよび前記入庫データと,前記車両が前記車両検出装置を通過して前記駐車場から出庫する際に、前記車載端末から受信する出庫データと,前記割引額データとに基づいて、前記車両の請求駐車料金データを、演算し、
    前記演算の結果による前記請求駐車料金データを、前記車載端末および前記携帯端末のうちの少なくとも一方へ送信する請求項19乃至20のいずれか1項に記載の駐車場管理方法。
  23. 前記入庫データを、電子メールに含めて、前記管理サーバから移動体通信網を経由して前記車両識別データが記録されている前記携帯端末へ送信する請求項19乃至22のいずれか1項に記載の駐車場管理方法。
  24. 前記割引額データを、電子メールに含めて、前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から移動体通信網を経由して前記携帯端末へ送信する請求項21乃至23のいずれか1項に記載の駐車場管理方法。
  25. 前記店舗に配置される店舗端末が、前記割引額データを登録した場合において、
    前記車両の前記請求駐車料金データを、演算する請求項22乃至24のいずれか1項に記載の駐車場管理方法。
  26. 車両を識別する第2の車両識別データが記憶される記憶部と、
    前記記憶部に記憶される前記第2の車両識別データを、管理サーバおよび精算装置のうちの少なくとも一方へ送信する送信部と、
    前記第2の車両識別データに関連付けられた、前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データを、前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から受信する受信部と、
    を有する携帯端末。
  27. 前記管理サーバおよび前記精算装置のうちの少なくとも一方から送信される、ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データおよび前記入庫データのうちの少なくとも一方を、受信して表示するまたは記録する請求項26に記載の携帯端末。
  28. 車両を識別する第1および第2の車両識別データ並びに前記車両の駐車場への入庫に関する入庫データが記録される記録手段と、
    ユーザが携帯する携帯端末から受信される前記第2の車両識別データを、車両に搭載される車載端末から受信される前記第1の車両識別データと照合する照合手段と、
    前記照合手段によって前記第2の車両識別データが、前記第1の車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に前記第1の車両識別データに関連付けられて記録された前記入庫データへのアクセスを許可する許可手段と、
    を備える駐車場管理サーバ。
  29. ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、車両を識別する車両識別データに関連付けて記録する記録手段と、
    管理サーバおよび携帯端末のうちの少なくとも一方から受信される前記車両識別データを、前記記録手段に記録される前記車両識別データと照合する照合手段と、
    前記照合手段によって前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信される前記車両識別データが、前記記録部に記録される前記車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に記録される前記割引額データへのアクセスを許可する許可手段と、
    を備える精算装置。
  30. ユーザが店舗で購入する購入額に対応して割引する割引額データを、車両を識別する車両識別データに関連付けて記録する記録手段と、
    管理サーバおよび携帯端末のうちの少なくとも一方から受信される前記車両識別データを、前記記録手段に記録される前記車両識別データと照合する照合手段と、
    前記照合手段によって前記管理サーバおよび前記携帯端末のうちの少なくとも一方から受信される前記車両識別データが、前記記録部に記録される前記車両識別データに一致した場合にのみ、前記記録手段に記録される前記割引額データへのアクセスを許可する許可手段と、
    を備える店舗端末。
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