JP3871126B2 - 自動料金支払いシステムに於ける管理サーバ及び車載器 - Google Patents
自動料金支払いシステムに於ける管理サーバ及び車載器 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗等での料金の支払いを自動的に行う自動料金支払いシステムに於ける管理サーバ及び車載器に関する。
【0002】
【従来の技術】
有料道路の決済等を速やかに行う為に、従来のように料金所で停車し料金の支払いを行うのではなく、車両に設置した車載器と料金所に設けられた路側アンテナとの間でデータの送受信を行うことでノンストップで料金決済を行う自動料金支払いシステム(自動料金支払いシステムとは、所謂ETC(Electronic Toll Collection System。ETCは財団法人道路システム高度化推進機構の登録商標である))であって、下記の非特許文献1に詳しい)が存在している。このETCは、料金所等の決済場所に設けられた路側アンテナと、車両に設置されクレジットカードが挿入された車載器との間で近距離無線通信(近距離無線通信には、DSRC(Dedicated Short Range Communications。狭域データ通信)、無線LAN、赤外線通信、ブルートゥース等が該当する)を用いてデータの送受信を行うことによって、クレジットカード情報を路側アンテナに送信し通行料金等の決済を行うシステムである。尚、本明細書に於いて自動料金支払いシステムとは、近距離無線通信を用いて車載器と路側アンテナとの間のデータの送受信を行うことによって決済を行う、又はネットワークを介して発券・チャージ機とデータの送受信を行うことによって決済を行うシステムを示す。
【0003】
従来の自動料金支払いシステムは、クレジットカードによる決済のみであったので、それをプリペイドカードによる決済で行い、更にそのセキュリティ性を向上させる為に、プリペイドカードを利用した箇所の位置データと利用日時とからなる利用履歴情報でプリペイドカードの識別を行い、又その利用履歴情報を管理サーバの記録と照合することで不適式な利用(偽造カードによる利用等)が為されていないかを判別するシステムが、下記の特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特願2002−313705
【特許文献2】
特願2002−313709
【非特許文献1】
財団法人道路システム高度化推進機構著「ETC(イーテック)便覧」道路システム高度化推進機構発行、平成14年4月、p.10−42
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示されている発明を用いた場合では、有料道路や店舗等でプリペイドカードの利用を行うことが出来る。特に有料道路等で車両が移動しながら高速且つ正確な決済を行い、渋滞緩和に貢献した利用者に対するインセンティブを付与することも出来ることから、クレジットカードしか利用できず画一的な料金設定のみしか行えなかった従来から鑑みると、その効果は多大である。
【0006】
しかし、特許文献1に開示されている発明では、単に決済の情報や利用履歴情報、プリペイドカードの残高等を送受信できるにすぎず、決済を行う為の商品情報等を送受信することまでは出来ない。
【0007】
これは商品情報等を送受信するには、別途それらを記録したデータベースを管理サーバが有する必要があるが、それらを管理サーバに設けると管理サーバに負荷が非常にかかり、決済処理に対する遅延が見込まれるからである。
【0008】
しかし、路側アンテナを有料道路のみならず、店舗の進入口等に設置することで、利用者が車両に位置しながら商品情報の閲覧から決済まで出来ることは非常に利用者にとってメリットがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者は、自動料金支払いシステムでプリペイドカードの残高の管理を行うシステムに、特定の利用者に対してデータの送受信を可能とする情報サーバを設け、車両から特定の路側アンテナを介して管理サーバにアクセスがあった場合には、その情報サーバへのアクセスを許可し車両に対して商品情報の閲覧を行わせ、商品の購入等を可能とする自動料金支払いシステムに於ける管理サーバ、発券・チャージ機、路側アンテナ、プリペイドカード及び車載器を発明した。
【0010】
特に情報サーバへのアクセスには、予めプリペイドカードに利用者を一意に識別する特定識別情報を記録させ、それを管理サーバに送信することによってアクセスの有無の許可を判断する。これによってアクセス権限のない者によるアクセスを防ぐことが可能となる。
【0011】
請求項1の発明は、
プリペイドカードが読書き可能な車載器との間で近距離無線通信によるデータの送受信を行う路側アンテナ、及び前記車載器に対して提供する情報の管理を行う情報サーバ、との間でネットワークを介してデータの送受信が可能な管理サーバであって、前記管理サーバは、前記プリペイドカードの利用履歴情報を記録している履歴データベースと、前記プリペイドカード毎の残高を記録しているプリペイドカード残高データベースと、前記路側アンテナの位置データと前記路側アンテナで送受信することが出来る情報サーバの所在地とを対応づけて記録している情報サーバデータベースと、前記プリペイドカードの利用者を識別する特定識別情報と前記利用者がどの情報サーバにアクセスすることが出来るか否かを対応づけて記録している特定識別情報データベースと、前記路側アンテナから前記プリペイドカードに記録された利用履歴情報と特定識別情報と前記路側アンテナの位置データとを受信し、前記履歴データベースに記録している前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報と照合する照合手段と、前記照合手段に於ける照合の結果が一致している場合には、前記受信した路側アンテナの位置データに基づいて、前記情報サーバデータベースから前記路側アンテナが対応する情報サーバの特定を行い、前記特定した情報サーバに前記利用者がアクセス権限を有するか否かのチェックを行い、アクセス権限がある場合には前記情報サーバから管理サーバを介し又はネットワークを介し直接前記路側アンテナを経由して前記車載器との間で、情報サーバに情報の送受信を行わせる情報サーバ処理手段と、前記情報サーバから受信した利用料金を予め定められた決済条件で決済を行う決済手段と、前記決済手段に於ける決済につき、前記プリペイドカードの利用が為された位置データ及び利用日時とに基づいて利用履歴情報を作成し、前記履歴データベースに前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報として記録すると共に、前記路側アンテナに対して前記作成した利用履歴情報を送信する履歴手段とを有する管理サーバである。
【0012】
請求項2の発明は、
プリペイドカードが読書き可能な車載器との間で近距離無線通信によるデータの送受信を行う路側アンテナ、及び前記車載器に対して提供する情報の管理を行う情報サーバ、との間でネットワークを介してデータの送受信が可能な管理サーバであって、前記管理サーバは、前記プリペイドカードの残高を含む利用履歴情報を記録している履歴データベースと、前記路側アンテナの位置データと前記路側アンテナで送受信することが出来る情報サーバの所在地とを対応づけて記録している情報サーバデータベースと、前記プリペイドカードの利用者を識別する特定識別情報と前記利用者がどの情報サーバにアクセスすることが出来るか否かを対応づけて記録している特定識別情報データベースと、前記路側アンテナから前記プリペイドカードに記録された利用履歴情報と特定識別情報と前記路側アンテナの位置データとを受信し、前記履歴データベースに記録している前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報と照合する照合手段と、前記照合手段に於ける照合の結果が一致している場合には、前記受信した路側アンテナの位置データに基づいて、前記情報サーバデータベースから前記路側アンテナが対応する情報サーバの特定を行い、前記特定した情報サーバに前記利用者がアクセス権限を有するか否かのチェックを行い、アクセス権限がある場合には前記情報サーバから管理サーバを介し又はネットワークを介し直接前記路側アンテナを経由して前記車載器との間で、情報サーバに情報の送受信を行わせる情報サーバ処理手段と、前記情報サーバから受信した利用料金を予め定められた決済条件で決済を行う決済手段と、前記決済手段に於ける決済につき、前記プリペイドカードの利用が為された位置データ及び利用日時と残高とに基づいて利用履歴情報を作成し、前記履歴データベースに前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報として記録すると共に、前記路側アンテナに対して前記作成した利用履歴情報を送信する履歴手段と
を有する管理サーバである。
【0013】
請求項3の発明は、
前記照合手段は、前記利用履歴情報に加え前記プリペイドカード残高データベースに記録している残高とも照合する管理サーバである。
【0014】
請求項4の発明は、
前記利用履歴情報は、利用箇所の緯度経度からなる位置データ及び利用日時とを含む管理サーバである。
【0015】
請求項5の発明は、
前記利用履歴情報は、更に高度も含む管理サーバである。
【0016】
請求項1から請求項5の発明によって、自動料金支払いシステムでプリペイドカードの残高の管理を行うシステムに、特定の利用者に対してデータの送受信を可能とする情報サーバを設け、車両から特定の路側アンテナを介して管理サーバにアクセスがあった場合には、その情報サーバへのアクセスを許可し車両に対して商品情報の閲覧を行わせ、商品の購入等を可能とする自動料金支払いシステムに於ける管理サーバが可能となる。これによって、利用者は単に決済を行うのみならず、視覚的な情報(聴覚的な情報であっても良い)を取得でき、例えばファーストフード店やガソリンスタンドでの商品選択等を行うことも出来る。又プリペイドカードによる決済とも連動しているので、従来のようにクレジットカード等を所持できない者であっても利用することが可能となる。
【0023】
請求項6の発明は、路側アンテナとの間で近距離無線通信によるデータの送受信が可能であり、前記路側アンテナを介して前記プリペイドカードの残高及び利用履歴の管理を行う管理サーバとの間でデータの送受信が可能であり、提供する情報の管理を行う情報サーバとの間でデータの送受信が可能な車載器であって、前記車載器は、前記プリペイドカードから利用履歴情報と特定識別情報とを読取り、前記読み取った利用履歴情報と特定識別情報とを前記路側アンテナを介して前記管理サーバに送信し、前記管理サーバで前記路側アンテナの位置データによって特定された情報サーバに対するアクセス権限のチェックを前記特定識別情報に基づいて行わせ、アクセスが許可されている場合には、前記情報サーバから情報を受信し表示を行い、前記管理サーバに於いて決済を行わせることにより、前記プリペイドカードの残高を更新せしめ、前記残高の更新後に前記管理サーバが新たに作成した利用履歴情報を前記管理サーバから前記路側アンテナを介して受信し、前記受信した利用履歴情報を前記プリペイドカードに記録する車載器である。
【0024】
請求項6の発明によって、利用履歴情報と特定識別情報とを記録したプリペイドカードを用いた、路側アンテナを介した決済を行う車載器が可能となる。又単に決済を行わせるのではなく、情報サーバと車載器との間で情報の送受信も行わせることによって、視覚的(聴覚的)な情報を車載器で表現させることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明のシステム構成の一例を図1のシステム構成図を用いて詳細に説明する。自動料金支払いシステム1は、ネットワーク6を介して発券・チャージ機16、路側アンテナ3との間でデータの送受信が可能な管理サーバ2を有しており、管理サーバ2は、利用者の有する車載器4に対して何らかの情報を送受信する情報サーバ15とデータの送受信が可能である。尚、本実施例に於いては、近距離無線通信の例としてDSRCの場合を説明するが、それ以外にも無線LANや赤外線通信、ブルートゥース等であっても同様に実現可能である。又DSRCを用いた場合には、路側アンテナ3と車載器4との間で自動的にデータの送受信を行うので、利用者の手を煩わすことなく、特に運転の妨げとなることなく、データの送受信が可能となる。
【0029】
プリペイドカード5は、プリペイドカード5を一意に識別する利用履歴情報とプリペイドカード5の利用者を識別する特定識別情報とを記録しているカードである。利用履歴情報は、利用日時(本明細書に於いて利用日時には、年、月、日付、時刻が含まれるものとする)、利用した場所の位置データを含む一意の情報である。特に位置データとして、緯度及び経度とし利用日時と組み合わせることによって3変数からなる履歴情報となり、同一場所で同一日時に利用可能なプリペイドカード5は唯一であるので一意の情報が作成でき、これを用いることが好適であるが、それ以外の位置データを利用しても良い。又位置データとして用いる緯度及び経度の他にも高度を付加しても良い。例えば、使用場所ごとに識別子を設定し、これを位置データとしてもよい。又特定識別情報は、プリペイドカード5を利用する利用者がどの利用者であるかを一意に識別することが出来る情報である。プリペイドカード5利用者に関する情報は、管理サーバ2の特定識別情報データベース14(後述)に予め記録されていることが好適である。ここでプリペイドカード5利用者に関する情報としては、氏名等の属性情報の他、どの情報サーバ15にアクセスすることが出来るかを記録している。接触式のプリペイドカード5のハードウェア構成図を図11に示す。
【0030】
プリペイドカード5は、ICカード基盤を有しており、更にICカード基盤にはメモリとCPUと端子及び/又はアンテナ(プリペイドカード5を接触式で読み取る場合には端子を用い、非接触式の場合にはアンテナとなる)とからなるICモジュールが組み込まれている。ICモジュールの中のメモリ領域は、RAM、ROM、EEPROMの3つのメモリ特性に区分されており、ROM領域にはICカード固有のプログラム、IDコード等が書き込まれている。RAM領域には利用履歴情報を少なくとも記録することが出来、これらを上書きするアプリケーションに対応することとなる。EEPROMは、ICカードのアプリケーション処理でのキャッシュメモリとして機能する。プリペイドカード5発券時の発券・チャージ機16での位置と日時とからなる利用履歴情報は、RAM領域に格納されている。又車載器4、発券・チャージ機16とのデータの送受信の際には、各々暗号化処理/復号化処理されて管理サーバ2との間での処理が為されることとなる。このようなハードウェアの処理は、毎回記載しなくても同様な処理が各々の場合に実行されている。
【0031】
発券・チャージ機16は、利用者のプリペイドカード5を発券、又は前記プリペイドカード5に残高を補充させる為の装置である。この装置は、発券の際には利用者から金額を受領後、ネットワーク6を介して管理サーバ2に対して発券情報を送信し、管理サーバ2に発券があったことを通知する。この通知に対して管理サーバ2から少なくとも発券位置データを含む利用履歴情報と特定識別情報とを受信し、それをプリペイドカード5に記録して発券を行う装置である。この際に、プリペイドカード5を一意に識別するIPv6アドレス又は128ビットIDアドレス(128ビットで示されるアドレスを識別情報として用いるものを128ビットIDアドレスとする)、発券機管理番号、管理サーバ2のアドレス、も記録させることが好適である。又、IPv6アドレス、発券機管理番号、管理サーバ2のアドレス等も発券履歴情報に含めても良いことは言うまでもない。この発券履歴情報は、プリペイドカード5を一意に識別できる情報である。
【0032】
チャージの際には、利用者がプリペイドカード5に挿入したプリペイドカード5から利用履歴情報と特定識別情報を抽出し、利用履歴情報と特定識別情報と発券・チャージ機16の位置データとをネットワーク6を介して管理サーバ2に送信し、正常なプリペイドカード5と判断されれば発券・チャージ機16でチャージ金額を受領し、プリペイドカード5のチャージ金額とをネットワーク6を介して管理サーバ2に送信し、残高を更新させる。又発券・チャージ機16は、管理サーバ2が新たに作成した利用履歴情報をネットワーク6を介して受信し、プリペイドカード5に利用履歴情報を記録させる。
【0033】
又発券・チャージ機16から情報サーバ15へのアクセスを行わせることでチャージを行っても良い。この場合には、発券・チャージ機16が抽出した特定識別情報に基づいて管理サーバ2から情報サーバ15にアクセスを行わせ、チャージする金額を情報サーバ15から管理サーバ2に対して送信し、プリペイドカード5の残高をチャージする。そして管理サーバ2から情報サーバ15に対して別途チャージした金額の請求を行うことによって、利用者はチャージする金額をその場で自らが負担する必要がなくなる。従って、例えば利用者が運送会社の運転手である場合に、これを用いてチャージすることで利用者自らがチャージし、後にチャージした金額の請求を運送会社に行わなくても、運送会社の情報サーバ15から管理サーバ2に対してチャージの指示を送信し、別途管理サーバ2から運送会社に対してチャージした金額の請求を行うことが可能となる。これにより、利用者と運送会社との間の領収書のやりとり等を行わずにすむこととなる。
【0034】
路側アンテナ3は、車両に設置された車載器4との間でDSRCによりデータの送受信を行い、更に管理サーバ2との間をネットワーク6を介して車載器4との間で送受信する/送受信した情報を、送受信するアンテナである。路側アンテナ3は、道路上、道路沿い、その他車両の進入可能な場所、又はその近傍に設置されることが好適であり、図8にその一例を示す。尚、本明細書ではファーストフード店の道路沿いに路側アンテナ3が設けられており、その利用料金の決済を行う場合を説明するが、ファーストフード店の決済のみならず、ガソリンスタンド等であっても同様に可能である。ガソリンスタンドに路側アンテナ3が設けられた場合の図を図7に示す。
【0035】
路側アンテナ3は、車載器4がプリペイドカード5から読み取った利用履歴情報と特定識別情報を受信しネットワーク6を介して、利用履歴情報と特定識別情報と路側アンテナ3の位置データとを管理サーバ2に送信し、その利用者が情報サーバ15にアクセスできる場合には情報サーバ15からの情報を管理サーバ2又は直接情報サーバ15からネットワーク6を介して受信し車載器4に送信する。又車載器4で選択した情報を受信して、管理サーバ2を介して又は直接情報サーバ15にネットワーク6を介して送信し、例えば商品購入の希望等を送信し、管理サーバ2に於いて決済を行わせる。更に決済を行った場合には、管理サーバ2で新たに作成した利用履歴情報をネットワーク6を介して管理サーバ2から受信し、それを車載器4に対して送信する装置でもある。
【0036】
車載器4は、プリペイドカード5から利用履歴情報と特定識別情報を読取り、それらを路側アンテナ3に対してDSRCにより送信する装置である。又路側アンテナ3からDSRCにより管理サーバ2が新たに作成した利用履歴情報を受信し、それをプリペイドカード5に記録する装置である。更に利用者が情報サーバ15にアクセスできる場合には情報サーバ15からの情報を路側アンテナ3又は情報サーバ15からネットワーク6を介して直接から受信し表示を行い、又車載器4で利用者が選択した情報を路側アンテナ3を介して、管理サーバ2経由で又は直接情報サーバ15にネットワーク6を介して送信し、例えば商品購入の希望等を送信し、管理サーバ2に於いて決済を行わせる装置でもある。又車載器4には、情報サーバ15から送信された情報を表示する為のディスプレイ画面が具備されていることが好適である。車載器4のハードウェア構成図を図12に示す。
【0037】
車載器4は、プリペイドカード5を挿入されると、車載器4のICカードインターフェイス部を介してプリペイドカード5内の利用履歴情報を呼び出し、セキュリティモジュール部にて暗号化処理をおこなう。その後ETC処理部、制御処理部にて交信制御を行い、変復調部、送受信部、空中線部から路側アンテナ3に暗号化処理をおこなった利用履歴情報を送信する。路側アンテナ3は、管理サーバ2と交信して、認証決済を行うこととなる。決済後の新たな利用履歴情報を車載器4からプリペイドカード5に書き込む場合は逆を行う。つまり、ETC処理部、制御処理部にて交信制御を行い、変復調部、送受信部、空中線部で管理サーバ2から路側アンテナ3を介して暗号化処理された新たな利用履歴情報を受信する。その後、セキュリティモジュール部にて復号化処理をおこない、ICカードインターフェイス部を介して、プリペイドカード5に新たな利用履歴情報を記録する。又車載器4のヒューマンマシンインターフェイス部は、利用者に対して視覚的、聴覚的なメッセージを行う。つまり何らかの文字や画像、音声を表示、発生することによって利用者に対してメッセージを行う。本明細書ではヒューマンマシンインターフェイス部が画面である場合を説明するが、車載器4のヒューマンマシンインターフェイス部は、車載器4に自ら備えられていなくても、車両に設置されているカーナビゲーションシステムの画面を利用して文字や画像、音声の表示、発生を行わせても良い。この場合にはヒューマンマシンインターフェイス部から文字や画像、音声データがカーナビゲーションシステムに対して送信され表示が行われる。更に利用者がカーナビゲーションシステムで選択した情報は、ヒューマンマシンインターフェイス部によって受信され、それが路側アンテナ3を介して管理サーバ2等に送信されることとなる。
【0038】
情報サーバ15は、利用者に対して管理サーバ2を介し又は直接ネットワーク6を介し、路側アンテナ3から車載器4に対して利用者に提供する情報の送受信を行うサーバである。例えばファーストフード店の情報サーバ15は、利用者の車載器4に対してメニューを閲覧させることによってその注文を受けることが出来たり、ガソリンスタンドの情報サーバ15は、利用者の車載器4に対してガソリン価格や種類、洗車等のサービスの一覧を閲覧させることによってその注文を受けることが出来る。
【0039】
管理サーバ2は、履歴手段7と照合手段8と決済手段9と情報サーバ処理手段10と履歴データベース11とプリペイドカード残高データベース12と情報サーバデータベース13と特定識別情報データベース14とを有している。
【0040】
履歴手段7は、プリペイドカード5の利用が為された位置データ及び利用日時とに基づいて、利用履歴情報を作成し、それを利用履歴として履歴データベース11に記録すると共に、発券・チャージ機16、路側アンテナ3にネットワーク6を介して送信する手段である。
【0041】
照合手段8は、発券・チャージ機16、路側アンテナ3からネットワーク6を介して受信したプリペイドカード5に記録されている利用履歴情報と、履歴データベース11に格納している利用履歴情報とを照合し、一致していれば決済手段9に於いて決済を行わせ、一致していない場合には前記利用履歴情報を受信した発券・チャージ機16、路側アンテナ3に対して不一致通知を送信し、当該プリペイドカード5の利用を停止等させる手段である。ここで利用履歴情報の照合は、直近の一つの利用履歴の照合であっても良いし、複数の利用履歴を照合しても良い。又利用履歴の照合のみならず、利用履歴と残高との組合せで照合を行っても良い。
【0042】
情報サーバ処理手段10は、路側アンテナ3からネットワーク6を介して受信した路側アンテナ3の位置データに基づいて、路側アンテナ3と情報サーバ15との対応を情報サーバデータベース13から抽出し、利用者に対して送信する情報サーバ15の特定を行う。即ち例えば図8に示したように、路側アンテナ3がファーストフード店に設置されている場合には、路側アンテナ3の位置データを特定することによってその路側アンテナ3が送受信を行うファーストフード店の情報サーバ15の特定を行う。又情報サーバ15の特定後、プリペイドカード5に記録されている特定識別情報を、特定識別情報データベース14に格納している特定識別情報と照合し、その利用者が当該特定した情報サーバ15にアクセスすることが許可されているか否かを照合し、許可されていれば車載器4から情報サーバ15へのアクセスを許可し、接続させる。許可されていない場合にはアクセス不可通知を車載器4に送信する。又情報サーバ15と管理サーバ2との間のデータの送受信を行い、特に情報サーバ15から決済の依頼を受信した場合にそれを決済手段9に送信する。
【0043】
決済手段9は、発券・チャージ機16、路側アンテナ3、情報サーバ15からネットワーク6を介して受信した利用料金に基づいて、決済を行う手段である。又路側アンテナ3によるファーストフード店の料金の決済を行う場合には、利用者が商品の購入を選択した情報が車載器4から路側アンテナ3を介して、管理サーバ2を経由して又は直接情報サーバ15にネットワーク6を介して送信され、情報サーバ15に於いてその購入を許可する場合にはその決済の依頼が情報サーバ15から管理サーバ2の情報サーバ処理手段10を介して受信する。決済手段9がここで当該利用者のプリペイドカード5の残高を確認し、残高がある場合にはその決済を行い情報サーバ処理手段10を介して情報サーバ15に対して通知する。又残高不足である場合には情報サーバ15に対して決済不可通知を送信する。
【0044】
履歴データベース11は、プリペイドカード5の発券履歴情報と利用履歴情報とを記録しているデータベースである。例えば縦軸にプリペイドカード5を一意に識別する発券履歴情報、横軸にそのプリペイドカード5の利用履歴を識別する利用履歴情報を格納することによって、プリペイドカード5毎の利用履歴を効率的に記録することが出来る。
【0045】
プリペイドカード残高データベース12は、プリペイドカード5毎に、その残高を記録しているデータベースである。例えば縦軸にプリペイドカード5を一意に識別する発券履歴情報、横軸にそのプリペイドカード5の残高を格納することによって、プリペイドカード5毎の残高を効率的に記録することが出来る。
【0046】
情報サーバデータベース13は、路側アンテナ3の位置データとその路側アンテナ3で送受信することが出来る情報サーバ15の所在地(アドレス)とを対応づけて記録しているデータベースである。例えば位置データが北緯34度24分15秒、東経134度45分34秒である路側アンテナ3は、あるファーストフード店の情報サーバ15Aの所在地(アドレス)に対応づけられている。従って情報サーバ処理手段10は、管理サーバ2から情報サーバ15にアクセスすることが可能となる。
【0047】
特定識別情報データベース14は、プリペイドカード5に記録されている利用者の特定識別情報と、その利用者の氏名等の属性情報の他、その利用者がどの情報サーバ15にアクセスすることが出来るか否かを対応づけて格納しているデータベースである。
【0048】
次に本発明のプロセスの流れの一例を図2から図4のフローチャート図と図1のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。まず、プリペイドカード5の発券のプロセスを図2のフローチャート図を用いて詳細に説明する。
【0049】
自動料金支払いシステム1のプリペイドカード5の発券を希望する利用者は、発券・チャージ機16で発券を希望する金額のプリペイドカード5を選択し、料金を投入する。料金投入後、発券・チャージ機16は、ネットワーク6を介して管理サーバ2に対して発券情報を送信し、利用者が選択した金額のプリペイドカード5の発券があったことを通知する(S100)。この際に発券・チャージ機16は、管理サーバ2に対して自らの位置データを併せて送信する。
【0050】
発券・チャージ機16から発券情報を受信した管理サーバ2の履歴手段7は、発券・チャージ機16から受信した位置データとその利用日時に基づいて、発券履歴情報を作成する(S110)。例えば位置データが緯度と経度からなる場合であって、発券機の位置データが北緯34度15分12秒291、東経139度08分34秒664、利用日時が2002年9月15日13時34分35秒82であった場合(緯度及び経度に高度も加えた場合には、更に高度(例えば海抜10メートル50センチならばその情報)も)、発券履歴情報として「34151229113908346642002091513343582」を作成する(高度を加えた場合には「341512291139083466410502002091513343582」)。緯度経度利用日時の順番で数字のみで発券履歴情報とした場合の例であるが、これ以外にも発券履歴情報を作成することは可能である。情報作成に際して、データを加工してもよい。尚、記録する情報の単位は、詳細であるほど識別能力が高まる。つまり、従来はカードを識別する情報に乱数を組み込むことによって、その識別情報自体のセキュリティ性を向上させている(特開2002−183706号公報参照)。利用履歴に基づいてそのカードが不正にコピーされた可能性があるか否かを判断する場合には、一意な利用履歴でなくてはならないが、車両のように日本中に極めて数が多く、又その利用回数も非常に多い場合、上述のように開示されている乱数を用いたとしても、一意な乱数を作成することは困難であり、又その乱数が以前使用されているか否かのチェックも行わなければならない。これはその処理に時間がかかり、特に車両のように高速で移動している場合には、その処理終了前に通過してしまい、処理が行えない可能性もある。しかし、本発明のように、位置データと日時によって識別情報を作成することで、完全に一意の識別情報が瞬時に完成し又従来使用されているか否かの照合も不要となる。また、情報自体に意味があるため、使用に際し、事故ないし問題が起こった場合の調査・検証において有利である。
【0051】
発券の際に、履歴手段7は、利用者を一意に識別する特定識別情報を作成し、特定識別情報とその利用者の氏名等の属性及びその利用者がどの情報サーバ15にアクセスを希望するか等の情報を発券・チャージ機16から受信し、特定識別情報データベース14に記録する。
【0052】
S110で管理サーバ2の履歴手段7で作成した発券履歴情報を、履歴データベース11にプリペイドカード5の発券履歴情報及び最初の利用履歴情報として記録をする(S120)。又履歴手段7は、当該発券履歴情報を有するプリペイドカード5の残高として、例えば利用者が5万円のプリペイドカード5の発券を希望したとする場合には、5万円を記録する。履歴手段7は、利用履歴情報と特定識別情報とをネットワーク6を介して発券・チャージ機16に送信する(S130)。
【0053】
利用履歴情報と特定識別情報とを受信した発券・チャージ機16は、プリペイドカード5にその情報(利用履歴情報と特定識別情報)を記録して(S140)、発券を行う(S150)。この5万円のプリペイドカード5を受領することによって、利用者が自動料金支払いシステム1を利用することが可能となる。
【0054】
次にプリペイドカード5を利用して決済を行う場合のプロセスの流れの一例を図3及び図4のフローチャート図と図1のシステム構成図を用いて詳細に説明する。
【0055】
プリペイドカード5を読み取った車載器4を設置した車両が図8に示した路側アンテナ3に接近すると、車載器4が路側アンテナ3に対して、DSRCにより利用履歴情報と特定識別情報を送信する。それを取得した路側アンテナ3はネットワーク6を介して管理サーバ2の照合手段8に、前記受信した利用履歴情報と当該路側アンテナ3の位置データを送信する。プリペイドカード5に記録された利用履歴情報を取得した照合手段8は(S200)、直近の利用履歴情報としてその利用履歴情報が履歴データベース11に存在するか否かの照合を行う(S210)。直近の利用履歴情報としてその利用履歴情報が存在しない場合には(S220)、そのプリペイドカード5がコピーされ第三者に利用されている可能性があるので、不一致通知を照合手段8がネットワーク6を介して路側アンテナ3に対して送信し、路側アンテナ3が不一致通知を車載器4に送信する(S230)。車載器4でその情報を受信すると、何らかのメッセージ(例えばこのプリペイドカード5は利用できません、等の音声メッセージや文字メッセージを行う)を車載器4が行い、利用者はそのプリペイドカード5が利用できないことを知ることが出来る。この場合にはなぜ利用できないのかを、利用者が管理会社等に問い合わせをし、事態の把握に努めることが良い。
【0056】
S210の照合の結果、直近の利用履歴情報としてその利用履歴情報が存在し一致した場合には(S220)、そのプリペイドカード5は正常な利用状況にあると推測される。又S200に於いて路側アンテナ3から特定識別情報を受信している場合には(S240)、照合手段8が路側アンテナ3の位置データと特定識別情報を情報サーバ処理手段10に送信し、路側アンテナ3の位置データの特定を行い(S250)、その路側アンテナ3に対応する情報サーバ15の特定を行う(S260)。
【0057】
即ち、例えば図8に示したように、路側アンテナ3がファーストフード店に存在している場合には、路側アンテナ3の位置データを特定することによってその路側アンテナ3が送受信を行うファーストフード店の情報サーバ15の特定を行う。例えば位置データが北緯34度24分15秒、東経134度45分34秒である路側アンテナ3は、あるファーストフード店の情報サーバ15Aの所在地(アドレス)を抽出することによって、情報サーバ15の特定を行う。
【0058】
情報サーバ15の特定後、情報サーバ処理手段10は、受信した利用者の特定識別情報を特定識別情報データベース14で照合することによって、その利用者が当該特定した情報サーバ15にアクセスすることが許可されているか否かを照合し(S270)、許可されていない場合にはアクセス不可通知を車載器4に送信する(S280)。
【0059】
S270の照合の結果、利用者がその情報サーバ15にアクセスすることが許可されている場合には、情報サーバ15から閲覧情報を管理サーバ2の情報サーバ処理手段10又は直接路側アンテナ3(この路側アンテナ3は、利用履歴情報を受信した路側アンテナ3と同一又は実質的に同一のアンテナである。従って、受信時の路側アンテナ3と本ステップで用いる送信時の路側アンテナ3とは物理的には別のアンテナを用いたとしても、その2つのアンテナで実質的に一つであると見なす)を介して車載器4に利用者に閲覧させる情報(閲覧情報)を送信する(S290)。図9に車載器4で表示される閲覧情報の一例を示す。図9は、ファーストフード店に設置された路側アンテナ3から、ファーストフード店の情報サーバ15のメニュー情報を受信し表示した場合である。
【0060】
車両に乗車している利用者は、受信した閲覧情報から購入する商品を選択し、その購入情報を送信する。即ち図9の「予約」ボタンを選択することとなる。この情報が車載器4から路側アンテナ3に送信され、路側アンテナ3からネットワーク6を介して管理サーバ2の情報サーバ処理手段10を経由して又は直接情報サーバ15に送信される。購入情報を受信した情報サーバ15は、その利用者に対して決済を許可するか否かの判別をし(S300)、決済をする場合にはその利用金額(即ち決済の依頼)を情報サーバ15から情報サーバ処理手段10に送信する。この場合に図10に示すように、プリペイドカード5による決済を行う画面を表示しても良い。又利用者が商品等を受領するまでの時間、音楽やニュース等のダウンロードを車載器4に情報サーバ15から行わせても良い。
【0061】
情報サーバ処理手段10で利用金額を受信すると、その情報を決済手段9に送信し、決済手段9は、当該プリペイドカード5の利用者の残高がその利用金額以上あるか否かの残高確認を行う(S310)。
【0062】
S300で情報サーバ15が利用者の決済を許可しない場合、又はS310で利用者の利用するプリペイドカード5の残高が利用金額未満である場合には、決済手段9がネットワーク6を介して路側アンテナ3に対して、決済が行えない旨の決済不可通知を送信し、それを受信した路側アンテナ3は車載器4に対してDSRCにより決済不可通知を送信する(S320)。この通知を受信した車載器4は、何らかのメッセージ(例えば残高が不足しています等の音声メッセージや文字メッセージを行う)を行い、それによって利用者は残高不足であることを認識する。この際に、更に利用者が購入を希望する場合には、プリペイドカード5以外の手段、即ち現金やクレジットカードによって支払うことが出来ても良い。
【0063】
又情報サーバ15が利用者に対して決済を許可し、且つ利用金額以上のプリペイドカード5の残高を有する場合には、決済手段9が決済を行い(即ち残高から利用料金を減じて新たな残高としてプリペイドカード残高データベース12に記録し)(S330)、履歴手段7が新たな利用履歴情報を作成する(S340)。即ち路側アンテナ3の位置データと、決済を行った時刻とに基づいて履歴手段7が新たな利用履歴情報を作成し、履歴データベース11の当該プリペイドカード5(発券履歴情報によって特定されたプリペイドカード5)の直近の利用履歴情報を更新する(S350)。それと併せて履歴手段7は路側アンテナ3に対してネットワーク6を介して新たな利用履歴情報を送信し(S360)、それを受信した路側アンテナ3は車載器4に対してDSRCによって新たな利用履歴情報を送信する。
【0064】
又S330に於いて決済を行った後に、決済手段9は情報サーバ処理手段10を介して情報サーバ15にその旨を通知する。これによって情報サーバ15は、決済が正常に為されたことを把握することが出来る。又S330で決済手段9が行った決済の際には、利用者のプリペイドカード5残高から減額した利用金額を、情報サーバ15の残高として加算することによって残高を更新しても良いし、情報サーバ15から毎月、毎週、毎日等、その利用金額に応じた請求書を情報サーバ15から管理サーバ2に送信することによって、請求を行っても良い。つまりファーストフード店の残高を加算することによってその売上を計上しても良いし、ファーストフード店から請求書を送り、その支払が為されることによって、ファーストフード店の売上計上が為されても良い。即ち公知の決済方法を用いれば良い。
【0065】
路側アンテナ3から新たな利用履歴情報を受信した車載器4は、プリペイドカード5の利用履歴情報を更新し記録する(S370)。そして購入した商品等を利用者は受領する(S380)。つまり、ファーストフード店から購入した商品等を利用者は受領することとなる。
【0066】
次回決済を行う場合も同様にS200以降を繰り返して実行をすればよい。
【0067】
次に利用者がプリペイドカード5に残高を補充(チャージ)する場合を図5及び図6のフローチャート図と図1のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。
【0068】
利用者は発券・チャージ機16でそのプリペイドカード5の残高をチャージする場合には、まずプリペイドカード5を発券・チャージ機16に挿入し、プリペイドカード5を読み取らせ、発券・チャージ機16にプリペイドカード5の利用履歴情報と特定識別情報を読み取らせる。これらを取得した発券・チャージ機16は、利用履歴情報と特定識別情報と当該発券・チャージ機16の位置データをネットワーク6を介して管理サーバ2に送信する。
【0069】
プリペイドカード5に記録された利用履歴情報と特定識別情報とを取得した照合手段8は(S400)、直近の利用履歴情報としてその利用履歴情報が履歴データベース11に存在するか否かの照合を行う(S410)。直近の利用履歴情報としてその利用履歴情報が存在しない場合には(S420)、そのプリペイドカード5がコピーされ第三者に利用されている可能性があるので、不一致通知を照合手段8がネットワーク6を介して発券・チャージ機16に対して送信し(S430)、発券・チャージ機16でその情報を受信すると、何らかのメッセージ(例えばこのプリペイドカード5は利用できません、等の音声メッセージや文字メッセージを行う)を発券・チャージ機16が行い、利用者はそのプリペイドカード5が利用できないことを知ることが出来る。
【0070】
S410の照合の結果、直近の利用履歴情報としてその利用履歴情報が存在し一致した場合には(S420)、そのプリペイドカード5は正常な利用状況にあると推測され、又S400に於いて路側アンテナ3から特定識別情報を受信している場合には(S440)、照合手段8が発券・チャージ機16の位置データと特定識別情報を情報サーバ処理手段10に送信し、発券・チャージ機16の位置データと情報サーバデータベース13とに基づいて、対応する情報サーバ15の特定を行う(S450)。
【0071】
情報サーバ15の特定後、情報サーバ処理手段10は、受信した利用者の特定識別情報を特定識別情報データベース14で照合することによって、その利用者が当該特定した情報サーバ15にアクセスすることが許可されているか否かを照合し(S460)、許可されていない場合にはアクセス不可通知を車載器4に送信する(S470)。
【0072】
S460の照合の結果、利用者がその情報サーバ15にアクセスすることが許可されている場合には、発券・チャージ機16から、利用者が当該プリペイドカード5にチャージする金額を管理サーバ2を経由して情報サーバ15が受信する。
【0073】
受信したチャージする金額に基づいて、その利用者に対してプリペイドカード5のチャージを許可しない場合には(S480)、チャージ不可通知を管理サーバ2を経由して情報サーバ15が発券・チャージ機16に送信する(S490)。この場合には利用者が更にチャージを希望する場合には、現金やクレジットカード等の別の方法によってチャージを行えばよい。
【0074】
S480に於いて情報サーバ15がチャージを許可する場合には(S480)、情報サーバ15から管理サーバ2の情報サーバ処理手段10にチャージする金額の通知が為される(S500)。この通知を受信した情報処理サーバは、その金額を決済手段9に送信する。
【0075】
決済手段9がチャージする金額を受信後、当該プリペイドカード5の残高をチャージし(即ち残高からチャージする金額を加算して新たな残高としてプリペイドカード残高データベース12に記録し)(S510)、履歴手段7が新たな利用履歴情報を作成する(S520)。即ち発券・チャージ機16の位置データと、チャージを行った利用日時とに基づいて履歴手段7が新たな利用履歴情報を作成し、履歴データベース11の当該プリペイドカード5(発券履歴情報によって特定されたプリペイドカード5)の直近の利用履歴情報を更新する(S530)。それと併せて履歴手段7はネットワーク6を介して発券・チャージ機16に新たな利用履歴情報を送信する(S540)。
【0076】
履歴手段7から新たな利用履歴情報を受信した発券・チャージ機16は、プリペイドカード5の利用履歴情報を更新し記録する(S550)。
【0077】
次回決済やチャージを行う場合も同様にS200又はS400以降を繰り返して実行をすればよい。
【0078】
尚、上記実施例においては、利用履歴と残高とを別として取り扱っているが、利用履歴に残高を含めて取り扱っても良い。その場合には、プリペイドカード残高データベース12を管理サーバ2に設けずに、残高の管理は履歴データベース11で取り扱われることとなる。従って上述の説明に於けるプリペイドカード残高データベース12との記述は、履歴データベース11で残高にかかる処理を行うこととなる。
【0079】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0080】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0081】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0082】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0083】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理のうち少なくとも一以上を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【0085】
【発明の効果】
本発明によって、自動料金支払いシステムでプリペイドカードの残高の管理を行うシステムに、特定の利用者に対してデータの送受信を可能とする情報サーバを設け、車両から特定の路側アンテナを介して管理サーバにアクセスがあった場合には、その情報サーバへのアクセスを許可し車両に対して商品情報等の閲覧を行わせ、商品の購入等を可能とする自動料金支払いシステムに於ける管理サーバ、発券・チャージ機、路側アンテナ、プリペイドカード及び車載器が可能となる。
【0086】
特に情報サーバへのアクセスには、予めプリペイドカードに利用者を一意に識別する特定識別情報を記録させ、それを管理サーバに送信することによってアクセスの有無の許可を判断する。これによってアクセス権限のない者によるアクセスを防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図4】 本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図5】 本発明のプロセスの流れの他の一例を示すフローチャート図である。
【図6】 本発明のプロセスの流れの他の一例を示すフローチャート図である。
【図7】 路側アンテナがガソリンスタンドに設置されている場合のイメージ図である。
【図8】 路側アンテナがファーストフード店に設置されている場合のイメージ図である。
【図9】 車載器で閲覧表示させる画面の一例である。
【図10】車載器で閲覧表示させる画面の他の一例である。
【図11】プリペイドカードのハードウェア構成を示す図である。
【図12】車載器のハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
1:自動料金支払いシステム
2:管理サーバ
3:路側アンテナ
4:車載器
5:プリペイドカード
6:ネットワーク
7:履歴手段
8:照合手段
9:決済手段
10:情報サーバ処理手段
11:履歴データベース
12:プリペイドカード残高データベース
13:情報サーバデータベース
14:特定識別情報データベース
15:情報サーバ
16:発券・チャージ機
Claims (6)
- プリペイドカードが読書き可能な車載器との間で近距離無線通信によるデータの送受信を行う路側アンテナ、及び前記車載器に対して提供する情報の管理を行う情報サーバ、との間でネットワークを介してデータの送受信が可能な管理サーバであって、
前記管理サーバは、
前記プリペイドカードの利用履歴情報を記録している履歴データベースと、
前記プリペイドカード毎の残高を記録しているプリペイドカード残高データベースと、
前記路側アンテナの位置データと前記路側アンテナで送受信することが出来る情報サーバの所在地とを対応づけて記録している情報サーバデータベースと、
前記プリペイドカードの利用者を識別する特定識別情報と前記利用者がどの情報サーバにアクセスすることが出来るか否かを対応づけて記録している特定識別情報データベースと、
前記路側アンテナから前記プリペイドカードに記録された利用履歴情報と特定識別情報と前記路側アンテナの位置データとを受信し、前記履歴データベースに記録している前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報と照合する照合手段と、
前記照合手段に於ける照合の結果が一致している場合には、前記受信した路側アンテナの位置データに基づいて、前記情報サーバデータベースから前記路側アンテナが対応する情報サーバの特定を行い、前記特定した情報サーバに前記利用者がアクセス権限を有するか否かのチェックを行い、アクセス権限がある場合には前記情報サーバから管理サーバを介し又はネットワークを介し直接前記路側アンテナを経由して前記車載器との間で、情報サーバに情報の送受信を行わせる情報サーバ処理手段と、
前記情報サーバから受信した利用料金を予め定められた決済条件で決済を行う決済手段と、
前記決済手段に於ける決済につき、前記プリペイドカードの利用が為された位置データ及び利用日時とに基づいて利用履歴情報を作成し、前記履歴データベースに前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報として記録すると共に、前記路側アンテナに対して前記作成した利用履歴情報を送信する履歴手段と
を有することを特徴とする管理サーバ。 - プリペイドカードが読書き可能な車載器との間で近距離無線通信によるデータの送受信を行う路側アンテナ、及び前記車載器に対して提供する情報の管理を行う情報サーバ、との間でネットワークを介してデータの送受信が可能な管理サーバであって、
前記管理サーバは、
前記プリペイドカードの残高を含む利用履歴情報を記録している履歴データベースと、
前記路側アンテナの位置データと前記路側アンテナで送受信することが出来る情報サーバの所在地とを対応づけて記録している情報サーバデータベースと、
前記プリペイドカードの利用者を識別する特定識別情報と前記利用者がどの情報サーバにアクセスすることが出来るか否かを対応づけて記録している特定識別情報データベースと、
前記路側アンテナから前記プリペイドカードに記録された利用履歴情報と特定識別情報と前記路側アンテナの位置データとを受信し、前記履歴データベースに記録している前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報と照合する照合手段と、
前記照合手段に於ける照合の結果が一致している場合には、前記受信した路側アンテナの位置データに基づいて、前記情報サーバデータベースから前記路側アンテナが対応する情報サーバの特定を行い、前記特定した情報サーバに前記利用者がアクセス権限を有するか否かのチェックを行い、アクセス権限がある場合には前記情報サーバから管理サーバを介し又はネットワークを介し直接前記路側アンテナを経由して前記車載器との間で、情報サーバに情報の送受信を行わせる情報サーバ処理手段と、
前記情報サーバから受信した利用料金を予め定められた決済条件で決済を行う決済手段と、
前記決済手段に於ける決済につき、前記プリペイドカードの利用が為された位置データ及び利用日時と残高とに基づいて利用履歴情報を作成し、前記履歴データベースに前記プリペイドカードの直近の利用履歴情報として記録すると共に、前記路側アンテナに対して前記作成した利用履歴情報を送信する履歴手段と
を有することを特徴とする管理サーバ。 - 前記照合手段は、
前記利用履歴情報に加え前記プリペイドカード残高データベースに記録している残高とも照合する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管理サーバ。 - 前記利用履歴情報は、利用箇所の緯度経度からなる位置データ及び利用日時とを含む
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の管理サーバ。 - 前記利用履歴情報は、更に高度も含む
ことを特徴とする請求項4に記載の管理サーバ。 - 路側アンテナとの間で近距離無線通信によるデータの送受信が可能であり、前記路側アンテナを介して前記プリペイドカードの残高及び利用履歴の管理を行う管理サーバとの間でデータの送受信が可能であり、提供する情報の管理を行う情報サーバとの間でデータの送受信が可能な車載器であって、
前記車載器は、
前記プリペイドカードから利用履歴情報と特定識別情報とを読取り、
前記読み取った利用履歴情報と特定識別情報とを前記路側アンテナを介して前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバで前記路側アンテナの位置データによって特定された情報サーバに対するアクセス権限のチェックを前記特定識別情報に基づいて行わせ、アクセスが許可されている場合には、前記情報サーバから情報を受信し表示を行い、前記管理サーバに於いて決済を行わせることにより、前記プリペイドカードの残高を更新せしめ、
前記残高の更新後に前記管理サーバが新たに作成した利用履歴情報を前記管理サーバから前記路側アンテナを介して受信し、
前記受信した利用履歴情報を前記プリペイドカードに記録する
ことを特徴とする車載器。
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