JP2002304583A - 車両共同利用システム - Google Patents

車両共同利用システム

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JP2002304583A
JP2002304583A JP2001105074A JP2001105074A JP2002304583A JP 2002304583 A JP2002304583 A JP 2002304583A JP 2001105074 A JP2001105074 A JP 2001105074A JP 2001105074 A JP2001105074 A JP 2001105074A JP 2002304583 A JP2002304583 A JP 2002304583A
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Michio Fujinuma
通男 藤沼
Taku Uehara
卓 上原
Tomohide Shimizu
智秀 清水
Shunsuke Hayase
俊介 早瀬
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ”予約乗り”と”直乗り”とが混在する場合
でも車両の稼動率が低下せず、かつ利用者にとって利便
性がよい車両共同利用システムを提供する。 【解決手段】 利用者A3が携帯端末4を用いて管制室
1にアクセスすると、管制室1では、制御部11に含ま
れる貸出し設定手段101が、利用者A3に求めた利用
者認証が正常であった場合、利用者A3に予約条件を入
力させる。一方、本システムでは、共有車両2を利用す
る日によって”予約乗り”の可否が指定され、例えば、
短時間の使用頻度が多い月曜日から金曜日は”直乗り”
だけを許可し、予め計画を立てて使用することが多い土
・日曜日や祝祭日の休日は、”予約乗り”を併用する設
定として予約マスタ17に記録している。従って、貸出
し設定手段101は、予約マスタ17を参照して、指定
期日が予約可能な期間であるか否かを判定し、指定期日
が予約可能な期間であった場合予約を受け付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の利用者によ
って共同利用される車両の管理システムに関し、特に車
両の稼働率向上に最適な車両共同利用システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から車両の共同利用システムにあっ
ては、複数の利用者によって車両を効率よく利用し、円
滑な移動手段の確保を目的とする様々な提案がされてい
る。このような提案の中で、例えば特許第289010
8号公報では、予約有無の両方に対応可能な無人の車両
貸出し(レンタル)システムが提案されている。上述の
ような車両の共同利用による車両貸出しシステムでは、
ポートと呼ばれる駐車領域に利用者に共同で利用される
車両が用意され、利用者は、通常はまえもって予約する
ことにより、ポートに駐車された特定の車両を確保す
る”予約乗り”と呼ばれる一般的な貸出し方法と、予約
を行わず直接ポートに出向いて、ポートに駐車されてい
る車両を利用する”直乗り”と呼ばれる貸出し方法のど
ちらかにより車両を利用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術によれば、”予約乗り”と”直乗り”との両方の手続
き方法が可能な車両貸出しシステムとしたので、利用者
にとって使い勝手がよいシステムであるものの、”予約
乗り”の手続きは従来と変わらず、利用者から予約があ
ったら特定の車両を確保する必要があるため、その利用
者が借用するまでの確保時間は、当該車両を使用するこ
とが出来なく、車両の稼動率が上がらないという問題が
あった。また、ポートにある車両の所定台数を予約専用
とする貸出しシステムとした場合、予約件数の変動を考
慮し、予め予約車両の台数を多めに設定する必要があ
る。この場合、”直乗り”が可能な車両合数が減少し、
予約なしに短時間だけ車両を使用したい利用者にとって
の利便性が悪くなるとともに、予約件数が少ないときの
車両の稼動率が下がってしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、”予約乗り”と”直乗り”とが混在する場合でも車
両の稼動率が低下せず、かつ利用者にとって利便性がよ
い車両共同利用システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、駐車領域に駐車された車
両(例えば実施の形態の共有車両2)を管理する管理装
置を備えた管制室(例えば実施の形態の管制室1)を設
け、車両を利用者に貸出す車両共同利用システムにおい
て、管理装置は、利用者に車両を貸出す時間の長さによ
って定義された複数の車両貸出し形態の組み合わせと適
用する期間を、車両を利用者に貸出す貸出し情報として
記憶した記憶手段(例えば実施の形態の予約マスタ1
7)と、記憶手段に記憶された貸出し情報に従って、適
用する期間毎に車両貸出し形態の組み合わせを切り換え
て車両の貸出しを行う貸出し設定手段(例えば実施の形
態の貸出し設定手段101)と、車両貸出し形態毎に異
なる料金を設定し、利用者の車両の利用状況に基づい
て、利用者に料金請求を行う料金管理手段(例えば実施
の形態の料金管理手段102)とを具備することを特徴
とする。以上の構成により、車両を貸出す時間毎に分類
された複数の車両貸出し形態を組み合わせることによ
り、利用者の車両の利用傾向から判断する最適な形態を
創造し、これらを利用日の曜日や利用時間帯等に合わせ
て切り換えて設定することにより、利用者の利便性を確
保することができる車両共同利用システムの構築を可能
とする。また、車両貸出し形態毎に設定された料金体系
により、利用者に、それぞれの車両貸出し形態の特質を
容易に理解させることを可能とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両共同利用システムにおいて、貸出し情報は、時間
単位で車両を貸出す車両貸出し形態のみを利用させる第
1設定期間と、終日単位で車両を貸出す車両貸出し形態
と、時間単位で車両を貸出す車両貸出し形態とを選択し
て利用させる第2設定期間とを含むことを特徴とする。
以上の構成により、例えば長期間の車両利用が発生しや
すい休日には、終日単位で利用できる車両貸出し形態を
設け、利用者に選択利用させることにより、利用者の要
求に応える一方、平日には、時間単位で利用する車両貸
出し形態のみの設定とすることにより、車両の稼働率を
向上させ、これにより多くの利用者の車両利用を可能と
する。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の車両共同利用システムにおいて、料金管理手段は、時
間単位で車両を貸出す車両貸出し形態の利用料金を時間
に比例して増加する料金とし、終日単位で車両を貸出す
車両貸出し形態の利用料金を終日一定の料金とすること
を特徴とする。以上の構成により、短時間の車両利用
と、長時間の車両利用との車両貸出し形態の差異を明確
にし、利用者に利用希望の内容に合わせて車両貸出し形
態を選択させることで、利用者が抱きやすい料金に対す
る割高感を排除し、利用しやすい車両共同利用システム
の構築を可能とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態の構成を示すブロック図である。図1において、管制
室1は、ポートと呼ばれる駐車領域に駐車され、利用者
に共同で利用される共有車両2の予約や配車、利用料金
の請求等、車両の共同利用を管理する管理装置を備えた
管理センタである。共有車両2は、管制室1に会員とし
て登録された利用者A3が携帯端末4から管制室1に予
約を入れることにより、出発・到着ポート、期日、時
刻、車両ID等の車両を特定する情報を指定して車両を
確保する”予約乗り”と呼ばれる方法と、管制室1に会
員として登録された利用者B5が所持するスマートカー
ド6により、直接空いている車両を利用する”直乗り”
と呼ばれる方法の2通りの方法により利用される。ま
た、通信網7は、利用者A3の所持する携帯端末4と管
制室1や、共有車両2と管制室1を接続するための通信
網であって、例えばWAP(Wireless Application Pro
tocol )による無線通信、インターネットや公衆回線網
を介した有線通信により情報の送受信を行う。
【0009】なお、共有車両2は、管制室1の下で1台
以上が管理されるものとする。また利用者A3、利用者
B5は、何人いても良い。また、携帯端末4は、インタ
ーネット等のコンピュータネットワークや公衆回線網に
対する接続機能を持った端末であり、無線通信により接
続される、携帯電話やPHS(Personal Handyphone Sy
stem)を含む携帯端末、あるいは移動通信端末に限ら
ず、有線通信により接続される端末も含むものとする。
更に、上述の有線、あるいは無線通信を用いた端末にお
いて、簡易型のコンピュータネットワーク接続機能を持
った端末も含むものとする。
【0010】また、管制室1は、制御部11と、会員マ
スタ12と、料金表13と、車両マスタ14と、ポート
マスタ15と、貸出履歴16と、予約マスタ17と、入
出力手段18と、ネットワーク19とから構成されてい
る。制御部11は、CPU(中央演算装置)を備えたコ
ンピュータシステムにおいて車両管理制御プログラムを
実行し、管制室1の全体の動作を管理する。また、制御
部11は、特に共有車両2の貸出し形態を管理する貸出
し設定手段101と、共有車両2の利用料金を管理する
料金管理手段102とを含む。なお、制御部11の動作
の詳細は後述する。会員マスタ12は、会員として登録
された各利用者の登録データを記録するデータベースで
あって、会員毎の(1)利用者ID、(2)住所、
(3)利用権の情報等が記録されている。
【0011】料金表13は、共有車両2の利用に対する
料金体系を記録したデータベースであって、(1)基本
料金、(2)延長料金、(3)割増・割引料金等が記録
されている。車両マスタ14は、共有車両2を管理する
ために、各共有車両に関する状態を記録したデータベー
スであって、例えば共有車両毎の(1)車両番号、
(2)車種、及び装備(3)駐車位置(駐車ポート)、
(4)状態等が記録されている。
【0012】ポートマスタ15は、共有車両2を管理す
るために、ポートに関する状態を記録したデータベース
であって、例えばポート毎の(1)駐車場に駐車中の台
数、(2)実車台数、(3)駐車車両番号等が記録され
ている。貸出履歴16は、共有車両2の利用履歴を記録
したデータベースであって、例えば各利用者毎の個別情
報として、(1)利用者ID、(2)(貸出した)車両
番号、(3)貸出時刻、(4)返却時刻、(5)乗り出
し場所、(6)返却場所、(7)走行距離、(8)消費
燃料等が記録されている。予約マスタ17は、”予約乗
り”における利用者A3による車両予約を管理するため
に、予約情報を記録したデータベースであって、利用者
A3のユーザIDに関連づけて(1)出発ポート、
(2)到着ポート、(3)車両ID等や、ポート毎に予
約された車両による駐車台数の過不足を示す予約状況テ
ーブルが記録されている。
【0013】入出力手段18は、管制室1が、携帯端末
4と車両の貸出し予約に係わる情報を送受信したり、管
制室1が、共有車両2と車両の貸出し、及び返却に係わ
る情報、すなわち、車両管理データを送受信したりする
ためのインタフェース部である。なお、管制室1と共有
車両2との間の車両管理データの送受信は無線通信によ
り直接行われる。ネットワーク19は、管制室1内で、
上述の制御部11と、会員マスタ12と、料金表13
と、車両マスタ14と、ポートマスタ15と、貸出履歴
16と、予約マスタ17と、入出力手段18とを接続
し、データの送受信を行うためのLAN(Local Area N
etwork)を構成する通信網である。
【0014】次に、図面を用いて、本実施の形態で用い
られる共有車両2について説明する。図2は、共有車両
2の構成を示すブロック図であって、図2において、共
有車両2は、通信アンテナ21と、通信装置22と、カ
ード用アンテナ23と、カードリーダ24と、制御部2
5と、ドアロック機構26と、メイン電源制御機構27
と、モニタ表示部28と、操作部29と、キースイッチ
30と、返却ボタン31と、記憶装置32と、車速パル
ス検出器33と、A/D変換器34と、燃料計35と、
タグ用アンテナ36と、IDタグリーダ37とから構成
される。共有車両2は、ポートと呼ばれる駐車領域の、
ロットと呼ばれる1台分の駐車スペースに停められてお
り、管制室1とは、通信アンテナ21に接続された通信
装置22を介して無線通信を行い、各種データを交換す
る。
【0015】共有車両2は、利用者A3、または利用者
B5が、例えば非接触読み書き方式のスマートカード6
を共有車両2に設けられたカード用アンテナ23へかざ
すと、カードリーダ24により読み取られた信号を、共
有車両2の動作を管理する制御部25へ通知する。制御
部25は、通信装置22と通信アンテナ21を介して、
管制室1と無線通信により通信を行い、利用者がスマー
トカード6をかざして、共有車両2の利用を求めたこと
を管制室1へ送信し、車両の貸出しの許可を求める。
【0016】また、記憶装置32は、ROM(Read Onl
y Memory)やRAM(Random Access Memory)から構成
され、共有車両2毎に割り当てられた車両のID番号を
予め記憶していると共に、利用者が入力した利用者のI
D番号やPIN(Personal Identification Number)を
一時記憶する。制御部25が、記憶装置32に記憶され
た車両のID番号や、利用者が入力した利用者のID番
号等を、管制室1へ送信して、利用者に対する共有車両
2の貸出し許可が下りると、車両の貸出しを求められた
管制室1の指示により、ドアロック機構26がドアキー
の開錠を行い、また、制御部25においてPINの一致
が確認されると、メイン電源制御機構27がイグニッシ
ョン回路を使用可とする。
【0017】利用者A3、または利用者B5は、共有車
両2の貸出し時に、モニタ表示部28に表示された指示
に従い、必要事項を操作部29から制御部25へ入力
し、キースイッチ30を押して共有車両2のイグニッシ
ョンをONにして共有車両2の利用を開始する。また、
利用者は共有車両2をポートへ返却する時に、ポートに
おいて返却ボタン31を押して返却処理を行う。なお、
上述のスマートカード6は、記録されたID番号が読み
書きでき、そのカードの中だけで簡単な意志決定ができ
るプロセッサを含むICが搭載されたID端末であっ
て、本実施の形態では、ID番号を共有車両2へ通知す
るために用いるID端末は、非接触、または接触読み書
き方式のICカードの他、共有車両2側の読み取り装置
が対応すれば、非接触、接触読み書き方式に限らず、磁
気カード、ICチップを内蔵した携帯電話機等、記録さ
れたID番号が読み書きできるものであれば何を用いて
も良い。
【0018】また、共有車両2の走行中は、車速パルス
検出器33から、共有車両2の走行状態を表す車速パル
ス信号が制御部25へ通知されており、更に、制御部2
5には、A/D変換器34を介して燃料計35が接続さ
れ、制御部25は、これにより燃料の消費具合を確認す
る。なお、利用者が共有車両2を借りる場合の操作につ
いては、詳細を後述する。
【0019】また、タグ用アンテナ36とIDタグリー
ダ37は、ポートに駐車された共有車両2が、ポートの
中のロットを識別するための装置である。タグについて
図3を用いて説明すると、図3に示すように、ポート5
0には共有車両2を駐車するためのロット51が複数設
けられており、それぞれのロット51には、ポート50
やロット51に個別に割り当てられたID番号を送出す
る装置であるIDタグ52が設置されている。
【0020】IDタグ52は、タグ用アンテナ36との
間で、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、
静電結合方式、光伝送方式等のいずれかにより、ポート
50やロット51毎に固有のID番号をやりとりし、共
有車両2は、タグ用アンテナ36で受信した信号をID
タグリーダ37で読み取ることにより、自分が駐車した
ポートやロットの位置を把握する。なお、図3に示すよ
うに、IDタグ52は、ロット51の対角に2個配置さ
れ、共有車両2の前止め、後止めに対応し、タグ用アン
テナ36は、IDタグ52に近い方の前方片隅か後方片
隅(図3では前方左隅)に配置される。また、共有車両
2が駐車したポートやロットの位置を把握するしくみ
は、IDタグ52に限らず、ETC(自動料金収受シス
テム)に利用する送受信機や、GPS(Global Positio
ning System )を用いた位置検知手段であっても良い。
【0021】次に、本実施の形態の車両共同利用システ
ムの車両貸出し動作を図面を用いて説明する。図4は、
車両共同利用システムの全体の処理の流れを示すフロー
チャートである。まず、利用者A3は、共有車両2の予
約を行いたい場合、携帯端末4からインターネット等の
通信網7を介して、管制室1へアクセスし、予約処理の
手続きを行い(ステップS1)、共有車両2を利用する
権利の確保ができたら、実際に共有車両2の駐車された
ポートへ行き、該当する共有車両2のカード用アンテナ
23にスマートカード6をかざして自分のユーザIDを
提示する。また、利用者B5が予約を行わないで共有車
両2を利用する場合、管制室1では予約処理(ステップ
S1)は行われず、利用者B5は、直接共有車両2の駐
車されたポートへ行き、実際に利用したい共有車両2の
カード用アンテナ23にスマートカード6をかざして自
分のユーザIDを提示する。
【0022】ユーザIDを提示された共有車両2は、管
制室1と車両貸出判定処理を行い、利用者の車内への入
室(アクセス)の可否を決定する(ステップS2)。こ
こで、車両貸出判定処理は、利用者に付与されたユーザ
IDを確認する処理であって、共有車両2の制御部25
は、利用者A3、または利用者B5が、スマートカード
6により共有車両2へアクセスしたら、カードリーダ2
4により、スマートカード6に記録されたユーザIDを
読み取り、通信装置22と通信アンテナ21を介して、
管制室1へ問い合わせる。一方、管制室1の制御部11
では、共有車両2から、ユーザIDの問い合わせが来た
ら、受信したユーザIDで会員マスタ12の会員リスト
を検索し、問い合わせのあったユーザIDが正規ユーザ
で、二重貸出とならない場合、管制室1の制御部11
は、入出力手段18を介して、共有車両2へ貸出許可と
PINを送信する。
【0023】利用者は、車両貸出判定処理により車内へ
の入室を許可されたら、自分に割り当てられたPINを
共有車両2の操作部29から入力し、共有車両2は、車
両利用判定処理を行う(ステップS3)。ここで、車両
利用判定処理は、利用者に付与されたPINを確認する
処理であって、利用者A3や利用者B5が操作部29よ
りPINを入力すると、共有車両2の制御部25が、入
力されたPINと予め利用者A3、または利用者B5に
対して付与され、管制室1から送信されたPINとが一
致するか否かの判定を行う。判定の結果、PINが一致
する場合、共有車両2の制御部25が、メイン電源制御
機構27へエンジン始動許可信号を出力するので、利用
者はキースイッチ30により共有車両2のエンジンを始
動して利用を開始する。
【0024】そして、車両利用判定処理により共有車両
2の利用を許可された利用者が共有車両2の使用を終了
する際、共有車両2のポートへの車両返却処理(ステッ
プS4)を行って、管制室1が課金のための返却情報を
取得すると、本実施の形態の車両共同利用システムの動
作は終了する。なお、車両返却処理は、詳細を後述す
る。
【0025】次に、図面を用いて更に上述の予約処理の
詳細を説明する。図5は、共有車両2の予約可能日の一
例を示す図である。本実施の形態の車両共同利用システ
ムでは、図5に示すように、共有車両2を利用する日に
よって、”予約乗り”の可否が指定され、予約マスタ1
7に記録されている。例えば、図5(a)では、近所へ
の買い物等、短時間の使用頻度が多い月曜日から金曜日
は、予約なしで短時間だけ手軽に借りれる”直乗り”だ
けを許可し、旅行等、予め計画を立てて使用することが
多い土・日曜日や祝祭日の休日は、”予約乗り”を併用
する設定としている。また、図5(b)に示すように、
必ず休日に”予約乗り”のための共有車両2を確保する
ため、休日前日は早めに平日の”直乗り”貸出しを停止
し、車両の返却のみを許可している。
【0026】このような予約可能期間の設定された車両
共同利用システムにおける予約処理動作の詳細を、図
6、図7のフローチャートを用いて説明する。まず、利
用者A3が携帯端末4を用い、通信網7を介して管制室
1にアクセスすると、管制室1では、制御部11に含ま
れる貸出し設定手段101が、携帯端末4を介して利用
者A3に利用者認証を求め、その結果が正常であるか否
かを判定する(ステップS11)。ステップS11にお
いて、利用者認証の結果が正常であった場合(ステップ
S11のYES)、貸出し設定手段101は、携帯端末
4を介して利用者A3に予約条件を入力させる(ステッ
プS12)。ここで、予約条件とは、出発ポート、到着
ポート、利用期日、利用時間、希望車種、及び装備、更
に車両ID等の、貸出しを行う共有車両2を特定するた
めの情報である。
【0027】次に、貸出し設定手段101は、予約マス
タ17を参照して、指定期日が予約可能な期間であるか
否かを判定する(ステップS13)。ステップS13に
おいて、指定期日が予約可能な期間であった場合(ステ
ップS13のYES)、出発ポートに車両が用意できる
か否かを判定する(ステップS14)。ステップS14
において、出発ポートに車両が用意できる場合(ステッ
プS14のYES)、到着ポートの出発、到着台数と残
り在庫数の和が、総駐車ロット数より小さいか否かを判
定する(ステップS15)。
【0028】ステップS15において、到着ポートの出
発、到着台数と残り在庫数の和が、総駐車ロット数より
小さい場合(ステップS15のYES)、共有車両2の
利用希望がラウンドトリップ(出発ポートと、到着ポー
トが同一の利用)であるか否かを判定する(ステップS
16)。ステップS16において、共有車両2の利用希
望がラウンドトリップでなかった場合(ステップS16
のNO)、予約マスタ17に記録された予約状況テーブ
ルの到着ポートの到着台数を1台加算し(ステップS1
7)、次に、同様に出発ポートの出発台数を1台加算す
る(ステップS18)。そして、貸出し設定手段101
は、上述の予約条件を予約内容として予約マスタ17の
予約テーブルへ記録し(ステップS19)、携帯端末4
を介して利用者A3に予約OKのメッセージを通知して
予約処理動作を終了する(ステップS20)。
【0029】一方、貸出し設定手段101は、次のいず
れかの条件が成り立つ場合、携帯端末4を介して利用者
A3に予約NGのメッセージを通知して予約処理動作を
終了する(ステップS21)。 (1)利用者認証の結果が異常であった場合(ステップ
S11のNO) (2)指定期日が予約不可能な期間であった場合(ステ
ップS13のNO) (3)出発ポートに車両が用意できない場合(ステップ
S14のNO) (4)到着ポートの出発、到着台数と残り在庫数の和
が、総駐車ロット数よ大きい場合(ステップS15のN
O)
【0030】次に、上述のような予約可能期間の設定さ
れた車両共同利用システムにおける車両返却処理動作の
詳細を、更に図面を用いて説明する。図8は、料金表1
3に記録された、本実施の形態の車両共同利用システム
の料金体系を示した図であって、本実施の形態では、時
間単位で利用する”直乗り”の料金と、終日単位で利用
する”予約乗り”の料金を図8に示すように区別して課
金する。
【0031】このような料金体系の設定された車両共同
利用システムにおける車両返却処理動作は、図9のフロ
ーチャートを用いて説明すると、まず、管制室1の制御
部11が、利用者A3や利用者B5が、共有車両2の利
用を終えて返却ボタン31を押すことにより、共有車両
2から、車両IDと返却情報を受信したか否かを判定す
る(ステップS31)。なお、返却情報とは、返却時刻
と走行距離、及び返却時燃料等の共有車両2の利用料金
計算に必要な情報のことを指す。ステップS31におい
て、共有車両2から、車両IDと返却情報を受信した場
合(ステップS31のYES)、制御部11は、該当す
る共有車両2のステータスを変更し、貸出可とする(ス
テップS32)。
【0032】次に、制御部11の料金管理手段102
が、料金表13から料金設定情報を取得する(ステップ
S33)。料金設定情報を取得したら、料金管理手段1
02は、該利用者の共有車両2の利用状況を返却情報か
ら取得して、これに基づいて利用料金を計算する(ステ
ップS34)。利用状況に従って、利用料金を計算でき
たら、料金管理手段102は、貸出履歴16の該当する
利用者欄に料金を記録する(ステップS35)。なお、
記録された料金は、後日、利用者毎に指定された金融機
関等を通して精算される。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、近所への
買い物等、短時間の使用頻度が多い月曜日から金曜日
は、予約なしで短時間だけ手軽に借りれる”直乗り”だ
けの貸出しに設定し、旅行等、予め計画を立てて使用す
ることが多い土・日曜日や祝祭日の休日は、”予約乗
り”を併用する貸出し設定とする車両共同利用システム
としたので、常時、”直乗り”と”予約乗り”とを併用
する車両共同利用システムに対して、予約車両を確保し
ている無稼動時間を減らし、稼働率を向上することがで
きるという効果が得られる。また、利用者にとっても、
短時間の使用頻度が多い月曜日から金曜日において、従
来”予約乗り”にあてがわれていた車両を”直乗り”で
利用できるようになるので、利用できる車両の台数が増
え、利便性が向上するという効果が得られる。更に、車
両貸出し形態毎の料金体系とすることにより、利用者
は、自分の希望の利用方法に一番近い貸出し形態の車両
を、リーズナブルな料金で利用できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】 同実施の形態で用いられる共有車両の構成を
示す図である。
【図3】 同実施の形態で用いられる共有車両を駐車す
るためのポートを示す図である。
【図4】 同実施の形態の車両共同利用システムの全体
動作を示す図である。
【図5】 同実施の形態の車両共同利用システムの予約
可能日を示す図である。
【図6】 同実施の形態の車両共同利用システムの予約
処理動作を示す図である。
【図7】 同実施の形態の車両共同利用システムの予約
処理動作を示す図である。
【図8】 同実施の形態の車両共同利用システムの貸出
し形態毎の利用料金を示す図である。
【図9】 同実施の形態の車両共同利用システムの車両
返却処理動作を示す図である。
【符号の説明】
1 管制室 2 共有車両 3 利用者A 4 携帯端末 5 利用者B 6 スマートカード 7 通信網 11 制御部 13 料金表 16 貸出履歴 17 予約マスタ 101 貸出し設定手段 102 料金管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 智秀 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 早瀬 俊介 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E038 AA07 BA01 BB04 CA03 CA07 CB06 CB10 FA03 GA02 5H180 AA01 BB04 BB12 EE07 EE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車領域に駐車された車両を管理する管
    理装置を備えた管制室を設け、前記車両を利用者に貸出
    す車両共同利用システムにおいて、 前記管理装置は、 前記利用者に前記車両を貸出す時間の長さによって定義
    された複数の車両貸出し形態の組み合わせと適用する期
    間を、前記車両を前記利用者に貸出す貸出し情報として
    記憶した記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された貸出し情報に従って、適用す
    る期間毎に前記車両貸出し形態の組み合わせを切り換え
    て前記車両の貸出しを行う貸出し設定手段と、 前記車両貸出し形態毎に異なる料金を設定し、前記利用
    者の前記車両の利用状況に基づいて、前記利用者に料金
    請求を行う料金管理手段と、 を具備することを特徴とする車両共同利用システム。
  2. 【請求項2】 前記貸出し情報は、 時間単位で前記車両を貸出す車両貸出し形態のみを利用
    させる第1設定期間と、 終日単位で前記車両を貸出す車両貸出し形態と、時間単
    位で前記車両を貸出す車両貸出し形態とを選択して利用
    させる第2設定期間と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両共同利用
    システム。
  3. 【請求項3】 前記料金管理手段は、 時間単位で前記車両を貸出す車両貸出し形態の利用料金
    を時間に比例して増加する料金とし、 終日単位で前記車両を貸出す車両貸出し形態の利用料金
    を終日一定の料金とすることを特徴とする請求項2に記
    載の車両共同利用システム。
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