JP2003337966A - 有料道路の通行料金課金処理方法、課金処理システム、有料道路の通行料金課金処理用の車載器及び路側機 - Google Patents

有料道路の通行料金課金処理方法、課金処理システム、有料道路の通行料金課金処理用の車載器及び路側機

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JP2003337966A
JP2003337966A JP2002145496A JP2002145496A JP2003337966A JP 2003337966 A JP2003337966 A JP 2003337966A JP 2002145496 A JP2002145496 A JP 2002145496A JP 2002145496 A JP2002145496 A JP 2002145496A JP 2003337966 A JP2003337966 A JP 2003337966A
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toll
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Tomotaka Hashimoto
友孝 橋本
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ORGANIZATION FOR ROAD SYSTEM ENHANCEMENT
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が走行した経路に基づいて有料道路の通
行料金を増額/減額して、低コストでロードプライシン
グの実効を図る。 【解決手段】 有料道路の経路上に設置された経路情報
生成システム13が生成した経路の情報を、この有料道
路を走行する車両2の車載器24が取得し、この経路情
報に基いて前記車両2の通行料金を減算若しくは加算す
るアルゴリズムを生成するアルゴリズム生成部35と、
生成したアルゴリズムを適用して前記車両2への課金額
を算出する課金処理部37とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路の通行料
金課金処理方法、課金処理システム、有料道路の通行料
金課金処理用の車載器及び路側機に関し、特に、特定の
経路を走行した車両の通行料金を減額/増額して特定経
路に車両を誘導するいわゆるロードプライシングを実施
した場合に好適な通行料金課金処理システム及び課金処
理方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部や観光地等の特定エリアに
おいて、いわゆるロードプライシング制度の導入が検討
されている。この制度は、学校や病院などの施設や住宅
地の周辺若しくは渋滞が発生し易い道路などの特定エリ
ア内に乗り入れる車両から、通行税ともいうべき特別料
金を徴収することにより、当該エリアに進入する車両の
台数を減らして渋滞を解消し、大気汚染や騒音等の公害
を抑制するシステムである。
【0003】このようなロードプライシングを実施する
には、特定のエリアに通じる全ての道路に料金所ゲート
を設置したり、人員を配置して通行料金の収受を行う必
要がある。そのため、膨大なインフラ整備やコストが必
要になり、未だ実現されていないのが実情である。
【0004】そこで、ロードプライシングを実現する最
初の段階として、高速道路などの有料道路の入口若しく
は出口に既に設置されている料金所ゲートをそのまま利
用することが提案されてきている。
【0005】例えば、特開平9−212794号に開示
された発明では、まず、有料道路の複数の経路に夫々設
置したアンテナから、通過する車両の車載装置に対して
経路情報を送信して記憶させる。ついで、料金所ゲート
でこの車両から取得した経路情報に基づいて当該車両の
走行距離を算出する。そして、走行距離と車種からその
車両の通行料金を算出する、というシステムが提案され
ている。
【0006】また、特開2000−338318号で
は、まず、有料道路の複数の経路のうち、特定の経路に
設置したアンテナと通過車両との間で無線通信を行っ
て、当該車両の識別情報(車載器IDなど)を取得し
て、料金所ゲートに送信する。この車両が料金所ゲート
に到達した時に、再度この車両と無線通信を行って識別
情報を取得する。ついで、料金所ゲートで取得した識別
情報が、特定の経路のアンテナから送信された識別情報
と一致した場合に、当該車両の通行料金を割引く、とい
うシステムが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、以下のような解決すべき課題がある。
【0008】まず、特開平9−212794号では、経
路情報に基づいて課金の基礎となる走行距離を算出する
ものであるため、有料道路の全ての経路にアンテナ基地
を設置し、各アンテナから夫々異なる経路情報を車両に
送信する必要がある。この場合、入口と出口の全ての組
合せを識別する必要があるため、アンテナ基地の数は経
路の数よりも多くなってしまう。特に、首都高速道路の
様に、環状道路が含まれる場合は相当な数のアンテナ基
地を設置することになる。従って、この従来技術におい
ては、コストの増大が懸念される。
【0009】また、特開2000−338318号で
は、特定の経路で取得した識別情報と料金所ゲートにお
いて取得した識別情報とが一致するかを判断する必要が
あるため、特定経路上のアンテナと、全ての料金所ゲー
トとを通信可能に接続するか、若しくは取得した識別情
報を料金所システムを統括するセンターに保存しておく
必要がある。これは、特定経路を走行した車両がどの料
金所ゲートで有料道路から退出するかが不明だからであ
る。そのため、この従来技術も、システムの構築にコス
トがかかるという問題がある。
【0010】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、車両が走行した経路に基づいて有料道路
の通行料金を増額/減額して、低コストでロードプライ
シングの実効を図ることができる通行料金課金処理シス
テム及び方法等を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の主要な観
点によれば、有料道路を走行した車両の走行経路の情報
を取得する経路情報取得工程と、取得した経路の情報に
基いて前記車両への課金額を算出する課金額算出工程と
を備え、前記課金額算出工程は、経路の情報に基いて、
有料道路の通行料金を減算若しくは加算するためのアル
ゴリズムを生成するアルゴリズム生成工程と、前記車両
の通行料金を算出する時若しくは算出した後に、前記生
成したアルゴリズムを適用して課金額を算出するアルゴ
リズム適用工程とを備えたことを特徴とする有料道路の
通行料金課金処理方法が提供される。ここで、前記有料
道路は複数の経路を有するものであり、前記経路情報
は、前記複数の経路の中から車両が走行した1以上の経
路を識別可能な情報であることが好ましい。
【0012】このような構成によれば、取得した経路情
報に基づいて通行料金を減算/加算するアルゴリズムを
生成するようにしたので、所定の経路を走行した車両の
通行料金を減額/増額する処理を容易に行うことができ
る。前記経路情報は車両が走行した経路を識別できるも
のであれば良いので、複数の経路に夫々アンテナを設置
して夫々異なる経路情報を送受信する必要はない。
【0013】これにより、有料道路を走行する車両に対
して、所定の経路を走行するように誘導することがで
き、低コストでロードプライシングを実現することがで
きる。
【0014】また、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、前記経路情報は、前記車両に搭載された自動料金収
受用の車載器に格納されているものであり、前記経路情
報取得工程は、この車載器と通信することで前記経路情
報を取得するものである。ここで、前記有料道路の経路
上に設置された路側機が経路情報を生成する経路情報生
成工程と、生成した経路情報を前記車載器に送信して格
納する経路情報送信工程とを備えること、若しくは前記
車載器が、有料道路の経路上で取得した情報に基いて経
路情報を生成する経路情報生成工程を備えるが好まし
い。
【0015】このような構成によれば、経路上に設置し
た路側機で生成した経路情報を車両に送信したり、若し
くは車載器で経路情報を生成するようにしたので、路側
機と出口ゲートとを接続して経路情報を共有したり送受
信する必要がない。従って、インフラ整備のコストを抑
制できる。また、生成された経路情報を自動料金収受用
の車載器に格納することで、利用者は車両に専用の通信
機器を別途備える必要がなく、出口の料金所において、
自動料金収受に必要な情報(車種や入口の情報等)と共
に、経路情報を送受信することができる。従って、既存
の設備を利用して、低コストでロードプライシングを実
現することができる。
【0016】本発明の他の実施形態によれば、前記経路
情報は、前記車両が有料道路を走行した若しくは有料道
路に進入した時間帯、曜日若しくは月日に関連付けられ
て格納され、前記経路情報取得工程は、前記車載器から
経路情報と共に前記時間帯、曜日若しくは月日の情報も
取得するものであり、前記アルゴリズム生成工程は、取
得した情報の少なくとも何れかをに基づいてアルゴリズ
ムを生成するものである。
【0017】このような構成によれば、経路単位だけで
なく、時間帯や曜日、月日(季節)に応じて車両を誘導
する経路を異ならせることができ、柔軟な運用が可能に
なる。
【0018】本発明の他の実施形態によれば、さらに、
前記有料道路の経路の周囲の情報を取得する経路周辺情
報取得工程と、取得した周辺情報に基いて、前記アルゴ
リズム生成工程で生成されたアルゴリズムを動的に更新
するアルゴリズム更新工程とを備えた。ここで、前記経
路周辺情報取得工程は、経路の周囲の情報として経路周
辺の気象情報若しくは交通量を取得するものであること
が好ましい。
【0019】このような構成によれば、取得した交通量
等に従って通行料金の算出アルゴリズムを動的に更新す
ることによって、車両を誘導する経路を動的に変更する
ことができる。
【0020】本発明の他の実施形態によれば、さらに、
前記通行料金を減算若しくは加算するアルゴリズムの情
報を、前記経路上に設置した表示板に出力する通行料金
情報出力工程を備えた。ここで、さらに、前記有料道路
の経路の周囲の情報を取得する経路周辺情報取得工程
と、取得した周辺情報に基いて、前記アルゴリズム生成
工程で生成されたアルゴリズムを動的に更新するアルゴ
リズム更新工程とを備え、前記通行料金情報出力工程
は、前記アルゴリズム更新工程で動的に更新されたアル
ゴリズムの情報を前記表示板に出力するものであること
が好ましい。
【0021】このような構成によれば、経路上に設置し
た表示板を通じて、有料道路を走行する車両に対して通
行料金の算出アルゴリズムの情報を提供することで、車
両を所望の経路に誘導することができる。
【0022】本発明の他の実施形態によれば、前記経路
情報取得工程は、前記車両が経路を走行した回数を含む
経路情報を取得するものであり、前記アルゴリズム生成
工程は、取得した走行回数に基づいて通行料金を減算若
しくは加算するためのアルゴリズムを生成するものであ
る。ここで、前記経路情報は、前記経路毎の走行回数を
含むものであり、前記アルゴリズム生成工程は、取得し
た経路毎の走行回数に基づいて通行料金を減算若しくは
加算するためのアルゴリズムを生成するものであること
が好ましい。
【0023】例えば、首都高の環状線や上下線共有のサ
ービスエリアが設置されている場合には、車両は、入口
と出口とを結ぶ複数の経路を互いに行き来できることに
なる。特に、最近は、このような循環走行可能な道路で
レース感覚で走行時間を競うことも行われており、非常
に危険であることから取締りの要請が強い。このような
場合、通行料金の観点では、入口情報と出口情報だけで
は、その車両が最短経路で走行したのか、同一の経路を
複数回走行したのかを識別できない。そのため、走行回
数(距離)に応じた通行料金を課金できないという問題
がある。そして、この問題こそが、上記した危険行為を
助長する一因ともなっている。
【0024】そこで、上記のような構成とすることで、
実際に車両が経路を走行した回数(距離)に応じて通行
料金を課金することが可能になる。これにより、危険走
行を行おうとする車両を循環可能な道路から排除するこ
とができ、結果的に他の道路に誘導するというロードプ
ライシングの効果を発揮できる。
【0025】また、本発明の第2の主要な観点によれ
ば、有料道路を走行した車両の走行経路の情報を取得す
る経路情報取得部と、取得した経路の情報に基いて前記
車両への課金額を算出する課金額算出部とを備え、前記
課金額算出部は、前記経路情報に基いて、有料道路の通
行料金を減算若しくは加算するためのアルゴリズムを生
成するアルゴリズム生成部と、前記車両の通行料金を算
出する時若しくは算出した後に、前記生成したアルゴリ
ズムを適用して課金額を算出するアルゴリズム適用部と
を備えたことを特徴とする有料道路の通行料金課金処理
システムが提供される。
【0026】このような構成によれば、上記した第1の
主要な観点における通行料金課金処理方法を好適に実現
できるシステムを得ることができる。
【0027】また、本発明の第3の主要な観点によれ
ば、有料道路を走行する車両に搭載される自動料金収受
用の車載器であって、前記車両が走行した経路の情報を
受取って格納する経路情報受取部と、受取った経路情報
に基いて、通行料金を減算若しくは加算するためのアル
ゴリズムを生成するアルゴリズム生成部と、生成したア
ルゴリズムを、前記有料道路の出口ゲートにおいて通行
料金課金処理システムに送信するアルゴリズム送信部と
を備えたことを特徴とする自動料金収受用の車載器が提
供される。ここで、前記経路情報受取部は、車両が経路
を走行した回数をカウントして格納する走行回数カウン
ト部を備え、前記アルゴリズム生成部は、カウントした
走行回数に基づいて前記アルゴリズムを生成するもので
あることが好ましい。
【0028】このような構成によれば、上記した第1及
び第2の主要な観点における通行料金課金処理方法若し
くは課金処理システムに好適に利用できる車載器を得る
ことができる。
【0029】さらに、本発明の第4の主要な観点によれ
ば、有料道路の路側に設置される路側機であって、前記
有料道路の周囲の情報を取得する周辺情報取得部と、取
得した情報に基いて経路情報を生成する経路情報生成部
と、有料道路を走行する車両に対して、前記生成した経
路情報を送信する経路情報送信部と備えたことを特徴と
する有料道路の路側機が提供される。
【0030】このような構成によれば、上記した第1及
び第2の主要な観点における通行料金課金処理方法若し
くは課金処理システムに好適に利用できる路側機を得る
ことができる。
【0031】なお、この発明の他の特徴と顕著な効果
は、次の発明の実施の形態の項の記載と添付した図面と
を参照することで、より明確に理解される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0033】まず、図1を参照して、本発明が適用され
る有料道路の構成を説明する。この図において符号1で
示す有料道路は、車両2が進入する入口3と退出する出
口4とを備えている。この有料道路1は、入口3から出
口4に到達する経路が分岐点5において複数の道路6と
7に分岐されている。また、分岐された複数の道路6、
7は、合流点8において単一のルートに合流している。
この実施形態では、車両2を道路6に誘導し道路7を走
行する車両2を減らしたい場合である。以下において
は、道路6を誘導道路と称して説明する。なお、この図
においては、車両2が紙面左側から右側に向かって走行
する場合のみを示しているが、逆方向の道路も同様に構
成されているものである。
【0034】前記入口3には、有料道路1に進入する車
両2に対して、どの入口から進入したかを識別するため
の情報(以下「入口情報」と称す)を送信する入口路側
機9が設置されている。また、前記出口4には、後に詳
しく説明するように、有料道路1を退出する車両2から
通行料金の課金処理に必要な情報を受信する出口路側機
10及び出口ゲート11と、受信した情報に基いてこの
車両2の通行料金の課金処理を行う通行料金課金処理シ
ステム12とが設置されている。さらに、前記誘導道路
6には、この誘導道路6を通過する車両2に対して、ど
の経路を通過したかを識別するための情報(以下「経路
情報」と称す)を生成して車両2に送信する経路情報生
成システム13が設置されている。ここで、図中符号1
4で示すのは、前記分岐点5の上流側に設置された情報
表示板であり、この情報表示板14に表示される情報や
表示のタイミング等は情報管理センタ15によって遠隔
管理されている。
【0035】このような構造の有料道路1において、誘
導道路6を走行した車両2が出口4から退出する際に、
この車両2が誘導道路6の経路情報生成システム13か
ら受信した経路情報を取得することでこの車両2の通行
料金が減額される。これにより、車両2に対して、次回
も誘導道路6を走行するインセンティブを与えることが
でき、誘導道路6へ車両2を誘導することができる。
【0036】逆に、他の道路7を走行した車両2(図中
点線で示す)については、通常の通行料金を課金するこ
とで、この車両2に対して、次回は誘導道路6を走行す
ることのインセンティブを与えることができる。
【0037】次に、図2を参照して、前記経路情報生成
システム13の概略構成を説明する。この経路情報生成
システム13は、前記経路上の任意の位置に設置されて
おり、前記情報管理センタ15とデータの送受信が可能
なように接続された通信端末機器とその周辺機器によっ
て構成されている。以下の各構成要素は、実際は前記端
末機器に記憶されたコンピュータプログラムで構成され
ており、CPU等の制御部によってメモリに読み出され
て各機能を奏するようになされている。
【0038】具体的には、このシステム13は、自動若
しくは前記情報管理センタ15からの指示によって経路
情報を生成する経路情報生成部16と、生成した経路情
報を経路情報送信部17を通じて車両2に送信する経路
情報出力部18と、車両検知器19が検知した通過車両
2の情報に基づいて誘導道路6の交通量を算出する交通
量算出部20と、前記経路情報送信部17及び車両検知
器19が設けられたアーチ型の誘導道路路側機21と、
走行する車両2に対して前記経路情報や気象情報、交通
規制の情報などを提供する情報表示部22とを備えてい
る。
【0039】前記経路情報送信部17は、誘導道路6の
車線毎に設置された発信機(アンテナ)であり、道路に
向けて極めて短い周期で経路情報を断続的に発信して、
この誘導道路6を走行する車両2が漏れなく経路情報を
受信できるように構成されている。送信する経路情報
は、他の道路(図1の道路7)と識別できれば十分であ
るので、例えば、簡単な数字や記号などでも良い。この
経路情報は、前記情報管理センタ15の遠隔操作によっ
て定期/不定期に変更することができる。なお、前記経
路情報送信部17や車両検知器19は、複数の車線をカ
バーする発信機やセンサで構成しても良い。
【0040】前記交通量算出部20は、算出した交通量
が所定の基準値を超えた場合等に渋滞と判断し、前記経
路情報生成部16に判断結果を送出する。判断結果を受
取った経路情報生成部16は、前記情報管理センタ15
からの指示によって若しくはデフォルトで生成した経路
情報を更新する。すなわち、交通量に基づいて経路情報
の種別を変更したり、経路情報の送信を停止/開始す
る。これにより、誘導道路6と非誘導道路(図1の7)
とを動的に変更したり、有料道路1全路線への進入を抑
制して、一般道への迂回を促すことが可能になる。な
お、誘導道路6を変更する場合等は、前記情報表示板1
4(図1参照)や有料道路1の入口3に設置した情報表
示板(図示せず)に所定のメッセージを表示して、車両
2に事前に周知させることが好ましい。
【0041】前記情報表示部22は、分岐点5の上流に
設置される前記情報表示板14と同様に構成されてお
り、この情報表示部22に表示される情報も前記情報管
理センタ15によって遠隔的に管理されるものである。
【0042】また、この図に示す車両2には、自動料金
収受システム(Electronic Toll Collection:ETCシ
ステム)用の車載器24が搭載されている。この車載器
24は、本実施形態に関連する構成のみ列挙すると、図
示しない一体又は別体のアンテナを介して、前記入口路
側機9や誘導道路路側機21及び出口路側機10との間
で通行料金の課金に必要な情報を送受信する送受信部2
5と、受信した入口情報や経路情報等を格納する経路情
報格納部26と、算出された通行料金の情報や所定のメ
ッセージを表示するディスプレイ27とを備えている。
【0043】また、前記車載器24は、所定のセットア
ップによって自動料金収受用の通信機器として活性化さ
れるものである。具体的には、車載器24の利用者等
が、車載器24の情報を統一的に管理する管理者に対し
て、車載器24を搭載する車両2の課金区分の判別や、
通行料金の決済に必要な利用者及び車両2の情報(利用
者情報)を登録して行われる。前記利用者情報は、改竄
や不正使用等を防止するため、前記管理者が発行するセ
ットアップカード用のICカード(図示せず)に格納さ
れ、利用者がこのICカードを車載器24に挿入するこ
とで車載器24にインストールされる。
【0044】このようにして活性化された車載器24
に、所定の決済情報や認証用鍵などが格納された自動料
金収受用のICカード28を挿入して走行することで、
前記出口路側機10や入口路側機との間で課金に必要な
情報を送受信することができるものである。
【0045】次に、図3を参照して、有料道路1の出口
4の構造を説明する。この図においては、前記車載器2
4を搭載した車両2がETCシステムに対応した出口4
の出口路側機10に到達した状態を示している。
【0046】前記出口路側機10は、前記車載器24と
の間でDSRCシステム(Dedicated Short Range Comm
unications:狭域通信システム)などの双方向無線通信
を行って通行料金の課金処理に必要な情報(車種区分、
経路情報等)を取得するものである。この出口路側機1
0が取得した情報は通行料金課金処理システム12に受
け渡され、所定の認証や課金額の算出等の処理が行われ
る。
【0047】具体的には、車載器24を搭載した車両2
が出口路側機10を通過する際、この路側機10が車載
器24に格納された車両情報及びICカード28に格納
された利用者情報に基いて利用料金の決済を行なう。ま
た、出口路側機10の手前に設けたセンサ29で判断さ
れた車両2の車種と、前記車載器24側から送信された
車種の情報とが一致した場合に、車載器24及び車両2
が正当と判断して開閉バー30を開く。このような情報
の送受信及び正当性の認証は瞬時に行われるので、車両
2がノンストップで出口ゲート11を通過できるように
なっている。なお、図中符号31で示すのは、算出され
た通行料金及び後述するように減額された後の課金額の
情報を表示して車両2の利用者に周知させるための通行
料金表示板である。
【0048】以上のような設備を備えた有料道路1を走
行する車両2の通行料金の課金処理を行う通行料金課金
処理システム12は、図4に示すように構成されてい
る。
【0049】この通行料金課金処理システム12は、各
出口ゲート11で料金収受の処理を行うコンピュータシ
ステムにインストールされたコンピュータソフトウェア
プログラムである。
【0050】このシステム12は、本実施形態に関連す
る構成要素だけ列挙すると、前記車載器24から入口情
報及び経路情報を取得する経路情報受取部33と、取得
した経路情報を誘導道路情報格納部34に登録された所
定の経路情報とマッチングさせて通行料金を減算するア
ルゴリズムを生成するアルゴリズム生成部35と、前記
生成された減算アルゴリズムを適用して当該車両2に課
金処理する課金処理部37と、減額された通行料金の情
報を前記通行料金表示板31や車載器24に出力する減
額情報出力部38とを備えている。
【0051】前記アルゴリズム生成部35は、異なる経
路情報を受取った場合は、それに応じて異なる減算アル
ゴリズムを生成するものである。これにより、同一の有
料道路1や道路6、7であっても、時間帯や気象条件、
交通量などの条件に応じて経路情報を動的若しくは静的
に変更することで、誘導道路6を設定するかや、どの道
路に誘導するかなどをフレキシブルに運用することがで
きる。
【0052】逆に、同一の経路情報を受取った場合であ
っても、車両2が有料道路に進入した時間帯や気象条
件、事故や工事のようなイベント発生などの情報をこの
車載器24や前記情報管理センタ15若しくは他の道路
情報管理者などから受取ることで、異なるアルゴリズム
を生成することも可能である。この場合にも、上記と同
様にフレキシブルな運用が可能になる。
【0053】ここで、前記アルゴリズム生成部35は、
この実施形態では、前記車両2から前記経路情報生成シ
ステム13の経路情報生成部16が生成したデフォルト
の経路情報を取得した場合には、このアルゴリズム生成
部35は「通行料金×90%」(10%の減額)や「通
行料金−100円」などのデフォルトで設定された減算
アルゴリズムを生成する。
【0054】また、前記交通量算出部20がカウントし
た交通量が所定の基準値を超えて、経路情報生成部16
が異なる経路情報を生成(更新)した場合には、このア
ルゴリズム生成部35は、車両2を他の道路7に誘導し
て誘導道路6の渋滞を緩和させるため、減算率を低下さ
せるアルゴリズムを生成する。上記の例でいえば、「通
行料金×95%」(5%の減額)としたり、「通行料金
−50円」などのアルゴリズムを生成する。
【0055】なお、車両2から取得した経路情報の種別
や車種、進入・走行若しくは退出の時間帯・月日(季
節)、車載器搭載の有無などの複数の要素に応じて所定
の係数や金額を四則演算するものでも良い。また、この
ようなアルゴリズムは、経路情報等を取得する都度生成
しても良いし、予め複数のアルゴリズムを生成して格納
しておき、取得した経路情報等に適したものを選択する
様にしても良い。この場合、格納したアルゴリズムは、
前記誘導道路6の気象条件や交通量等の情報を所定の周
期で取得して更新するのが好ましい。さらに、減額され
る金額を複数段階に設定することもできる。
【0056】前記課金処理部37は、当該車両2の車種
及び入口情報を通行料金算出テーブル36のマトリック
スに適用して標準通行料金を算出する標準通行料金算出
部40と、この標準通行料金に前記生成されたアルゴリ
ズムを適用して課金額を算出する課金額算出部41とを
備えている。
【0057】前記減額情報出力部38は、減額された課
金額の情報に加えて、減額前の標準通行料金の情報も車
載器24等に出力するものである。これにより、車両2
の利用者に対して誘導道路6を走行したことによる優越
感や優位性を与えて、次回も誘導道路6を走行するイン
センティブとすることができる。
【0058】なお、標準通行料金に換えて減額された金
額を出力する様にしても良い。また、減額した車両2の
台数や金額を図示しない減額実績格納部に出力しても良
い。この減額実績データを所定周期で集計して有料道路
1を管理する公団等に通知することで、誘導道路6への
車両誘導の費用対効果の客観的なデータを提供できる。
【0059】上記した各構成要素等は、前記コンピュー
タシステムの図示しないCPUによりRAM等に呼び出
されて実行されることで各機能を奏するように構成され
ている。
【0060】以下、このシステム12の詳細な機能を実
際の動作と共に、図5〜図6を参照して説明する。な
お、これらの図のS1〜S12は処理順序を示す符号で
あり、以下の説明のステップS1〜S12に対応する。
【0061】最初に、図5のフローチャートを参照し
て、経路情報を生成して出力する工程を説明する。
【0062】この処理工程においては、まず、前記誘導
道路6に設置した経路情報生成システム13の交通量算
出部20が、この誘導道路6を走行する車両2の台数等
に基づいて交通量をカウントする(ステップS1)。算
出した交通量が所定の基準値を超えた場合に、混雑若し
くは渋滞と判別して前記経路情報生成部16が所定の経
路情報を生成して、デフォルトで設定されていた経路情
報を更新する(ステップS2、S3)。
【0063】更新された経路情報は、前記経路情報出力
部18によって前記分岐点5の上流に設置された情報表
示板14(図1参照)及び誘導道路6の情報表示部22
(図2参照)に所定のメッセージと共に出力される(ス
テップS4)。これにより、車両2に経路の情報、すな
わち渋滞の情報と、通行料金が減額若しくは増額される
ことを周知させることができる。なお、デフォルトの経
路情報が設定されている場合は、設定された時点から情
報表示板22に経路情報が表示されているものである。
【0064】また、前記ステップS3で生成された経路
情報は、経路情報が生成された後、所定期間経過後に前
記誘導道路路側機21を通過する車両2の車載器24に
対して、前記経路情報出力部18によって送信される
(ステップS5、S6)。なお、前記ステップS2で交
通量が所定の基準値を超えていない場合は、デフォルト
の経路情報が送信される。
【0065】送信された経路情報は、車載器24の前記
経路情報格納部26に格納される(ステップS7)。こ
の時、車載器24は、経路情報を格納した時刻や、気象
条件、交通量などの情報も受取って、前記経路情報に関
連付けて登録しておくのが好ましい。これにより、上記
した様に、出口4において前記アルゴリズム生成部35
が経路情報に関連付けられた情報に基いて、異なるアル
ゴリズムを生成することができる。なお、前記ステップ
S5において、経路情報生成後、所定期間経過後に経路
情報を送信するのは、経路情報を情報表示板14に表示
して車両2に周知するまでの時間を考慮したものであ
る。
【0066】次に、図6のフローチャートを参照して、
出口4における課金処理の工程を説明する。
【0067】この処理工程では、まず、車両2が出口ゲ
ート11に到達した場合、前記出口路側機10が車載器
24と無線通信を行うことで通行料金課金処理システム
12が通行料金の課金に必要な情報を取得する(ステッ
プS8、S9)。また、取得した情報に基いて、前記課
金処理部37が標準(減額する前)の通行料金を算出す
る(ステップS10)。
【0068】前記ステップS9において、前記経路情報
受取部33が車両2(車載器24)から経路情報を受取
った場合には、この経路情報に基いて前記アルゴリズム
生成部35が標準の通行料金から所定金額を減算するア
ルゴリズムを生成する(ステップS11、S12)。こ
の場合の経路情報は、前記交通量算出部20がカウント
した交通量が所定の基準値を超えて経路情報生成部16
が更新した経路情報である。従って、このステップS1
2で生成されるアルゴリズムは、減額率が低いものであ
る。
【0069】ついで、前記課金処理部37が、標準通行
料金に前記生成されたアルゴリズムを適用して当該車両
2に課金する課金額を算出する(ステップS13)。課
金額が算出されると、前記減額情報出力部38が、標準
通行料金と課金額とを車載器24及び前記出口ゲート1
1の通行料金表示板31に出力する(ステップS1
4)。
【0070】最後に、前記ステップS13で算出された
課金額について、当該車両2や車載器24について登録
されている利用者情報(課金情報)に基づいて所定の課
金処理を行う(ステップS15)。
【0071】一方、前記ステップS11において、前記
経路情報受取部33が車両2(車載器24)から経路情
報を受取らなかった場合、前記減額情報出力部38は、
ステップS10で算出した標準通行料金を課金額として
車載器24や通行料金表示板31に出力する(ステップ
S16)。この時、減額情報出力部38によって「誘導
道路を走行すると通行料金料金が減額されます」「次回
は誘導道路を走行してください」というメッセージが合
成されて前記車載器24等に出力される。そして、標準
の通行料金がそのまま課金額として課金処理される(ス
テップS15)。
【0072】なお、この発明は上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
【0073】例えば、上記実施形態においては、自動料
金収受用の車載器24に経路情報を記録するようにした
が、これに限定されない。例えば、カーナビゲーション
装置やカーラジオ、携帯電話などの車両2に搭載されて
いる他の通信機器であって、出口ゲート11において出
口路側機10が経路情報を取得できるものであれば良
い。
【0074】また、上記実施形態では、誘導道路6に設
置した経路情報生成システム13で経路情報を生成する
ようにしたが、経路情報を車載器24が生成する様にし
ても良い。例えば、誘導道路6の路側機21から交通量
や経路情報生成の指示情報などを車載器24が受取り、
これに基づいて車載器24にインストールされたプログ
ラムが経路情報を生成するようにする。このような構成
により路側機21を簡単な構成とすることができ、ロー
ドプライシングを低コストで実現できる。
【0075】さらに、車載器24で通行料金の減算アル
ゴリズムを生成したり、生成したアルゴリズムに基づい
て課金額を算出するようにしても良い。これにより、出
口ゲート11においては生成されたアルゴリズムや課金
額の情報だけを送受信すれば良いので、送受信の時間が
短縮され、通信ミスも低減できる。また、出口ゲート1
1の構造がシンプルになり、設置や維持に要するコスト
を低減できる。
【0076】また、誘導道路6にアルゴリズム生成部を
設けて、誘導道路周辺の情報(交通量や気象条件等)に
基づいて動的に更新したアルゴリズムを、通過する車両
2の車載器24に送信するようにしても良い。この場合
には、前記情報表示板14(図1参照)にアルゴリズム
の更新によって減算される最新の通行料金の情報を随時
表示させるのが好ましい。
【0077】また、上記した実施形態では経路が2つの
場合を例示したが、1つ又は3つ以上の経路を有する道
路においても本発明を適用できる。経路が3つ以上の場
合には、誘導道路を2以上に設定しても良い。この場合
には、夫々の誘導道路の経路情報生成システム13で異
なる経路情報を生成して、経路毎に異なる減算アルゴリ
ズムを生成するようにしても良い。
【0078】さらに、一の経路に適用した場合は、車両
2が有料道路1に進入した若しくは走行した時間帯や曜
日、月日(季節)、車種、道路工事や事故等のイベント
発生の情報に基づいて、経路情報を生成するか、すなわ
ち誘導道路(非誘導道路)とするかを異ならせることが
できる。このような経路情報の変更等は、前記情報管理
センタ15から指示したり、誘導道路路側機21の周囲
に設置した各種センサの検出結果に基づいて動的に行っ
ても良い。
【0079】また、上記実施形態では、誘導道路6を走
行した車両2の通行料金を減額するようにしたが、逆に
特定の経路を走行する車両2について増額するようにし
ても良い。この場合は、通行料金が増額される経路上に
設置された路側機から経路情報を受信した車両2が出口
4に到達した時に、出口路側機10が経路情報を受取
り、前記アルゴリズム生成部35が通行料金を増額する
アルゴリズムを生成するようにする。これにより、特定
の経路以外の経路に車両2を誘導することができる。
【0080】さらに、循環可能な有料道路においては、
前記経路情報生成部16が所定の周期で異なる経路情報
を生成し、車載器24を搭載した車両2が同じ道路を複
数回走行した場合に、車載器24の経路情報格納部26
に異なる経路情報を全て格納するように構成するのが好
ましい。格納された経路情報の件数は車両2が同一の道
路を走行した回数であるため、前記アルゴリズム生成部
35は、取得した経路情報の件数に基づいて通行料金を
加算するためのアルゴリズムを生成することができる。
この場合の経路情報を異ならせる所定の周期は、循環経
路の同一の道路を再度走行するまでの最短時間を考慮し
て設定する。また、生成する経路情報は変えずに、車載
器24が経路情報を取得した時刻を都度格納しておくこ
とで、前記アルゴリズム生成部35が異なる経路情報で
あると判別するようにしても良い。さらに、複数の経路
がある場合に、経路毎の走行回数に基づいてアルゴリズ
ムを生成することで、走行距離に応じた課金処理がより
容易に行える。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両が走行した経路に基づいて有料道路の通行料金を増
額/減額して、低コストでロードプライシングの実効を
図ることができる通行料金課金処理システム及び方法等
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した有料道路の概略
構成を示す図。
【図2】誘導道路に設置した経路情報生成システム、路
側機及び車載器の構成を示す図。
【図3】有料道路の出口ゲートを示す図。
【図4】通行料金課金処理システムの概略構成を示すブ
ロック図。
【図5】経路情報を生成する工程を示すフローチャー
ト。
【図6】減算アルゴリズムを生成して課金処理を行う工
程を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…有料道路 2…車両 3…入口 4…出口 5…分岐点 6…誘導道路 7…道路 8…合流点 9…入口路側機 10…出口路側機 11…出口ゲート 12…通行料金課金処理システム 13…経路情報生成システム 14…情報表示板 15…情報管理センタ 16…経路情報生成部 17…経路情報送信部 18…経路情報出力部 19…車両検知器 20…交通量算出部 21…誘導道路路側機 22…情報表示部 24…車載器 25…送受信部 26…経路情報格納部 27…ディスプレイ 28…ICカード 29…センサ 30…開閉バー 31…通行料金表示板 33…経路情報受取部 34…誘導道路情報格納部 35…アルゴリズム生成部 36…通行料金算出テーブル 37…課金処理部 38…減額情報出力部 40…標準通行料金算出部 41…アルゴリズム適用部

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料道路を走行した車両の走行経路の情
    報を取得する経路情報取得工程と、 取得した経路の情報に基いて前記車両への課金額を算出
    する課金額算出工程とを備え、 前記課金額算出工程は、経路の情報に基いて、有料道路
    の通行料金を減算若しくは加算するためのアルゴリズム
    を生成するアルゴリズム生成工程と、 前記車両の通行料金を算出する時若しくは算出した後
    に、前記生成したアルゴリズムを適用して課金額を算出
    するアルゴリズム適用工程とを備えたことを特徴とする
    有料道路の通行料金課金処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、 前記有料道路は複数の経路を有するものであり、前記経
    路情報は、前記複数の経路の中から車両が走行した1以
    上の経路を識別可能な情報であることを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、 前記経路情報は、前記車両に搭載された自動料金収受用
    の車載器に格納されているものであり、 前記経路情報取得工程は、この車載器と通信することで
    前記経路情報を取得するものであることを特徴とする方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、 さらに、前記有料道路の経路上に設置された路側機が経
    路情報を生成する経路情報生成工程と、 生成した経路情報を前記車載器に送信して格納する経路
    情報送信工程とを備えたことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法において、 さらに、前記車載器が、有料道路の経路上で取得した情
    報に基いて経路情報を生成する経路情報生成工程を備え
    たことを特徴とする方法。、
  6. 【請求項6】 請求項3記載の方法において、 前記経路情報は、前記車両が有料道路を走行した若しく
    は有料道路に進入した時間帯、曜日若しくは月日に関連
    付けられて格納され、 前記経路情報取得工程は、前記車載器から経路情報と共
    に前記時間帯、曜日若しくは月日の情報も取得するもの
    であり、 前記アルゴリズム生成工程は、取得した情報の少なくと
    も何れかに基づいてアルゴリズムを生成するものである
    ことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、 さらに、 前記有料道路の経路の周囲の情報を取得する経路周辺情
    報取得工程と、 取得した周辺情報に基いて、前記アルゴリズム生成工程
    で生成されたアルゴリズムを動的に更新するアルゴリズ
    ム更新工程とを備えたことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、 前記経路周辺情報取得工程は、経路の周囲の情報として
    経路周辺の気象情報若しくは交通量を取得するものであ
    ることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法において、 さらに、前記通行料金を減算若しくは加算するアルゴリ
    ズムの情報を、前記経路上に設置した表示板に出力する
    通行料金情報出力工程を備えたことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法において、 さらに、 前記有料道路の経路の周囲の情報を取得する経路周辺情
    報取得工程と、 取得した周辺情報に基いて、前記アルゴリズム生成工程
    で生成されたアルゴリズムを動的に更新するアルゴリズ
    ム更新工程と、を備え、 前記通行料金情報出力工程は、前記アルゴリズム更新工
    程で動的に更新されたアルゴリズムの情報を前記表示板
    に出力するものであることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の方法において、 前記経路情報取得工程は、前記車両が経路を走行した回
    数を含む経路情報を取得するものであり、 前記アルゴリズム生成工程は、取得した走行回数に基づ
    いて通行料金を減算若しくは加算するためのアルゴリズ
    ムを生成するものであることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法において、 前記経路情報は、前記経路毎の走行回数を含むものであ
    り、 前記アルゴリズム生成工程は、取得した経路毎の走行回
    数に基づいて通行料金を減算若しくは加算するためのア
    ルゴリズムを生成するものであることを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】 有料道路を走行した車両の走行経路の
    情報を取得する経路情報取得部と、 取得した経路の情報に基いて前記車両への課金額を算出
    する課金額算出部とを備え、 前記課金額算出部は、前記経路情報に基いて、有料道路
    の通行料金を減算若しくは加算するためのアルゴリズム
    を生成するアルゴリズム生成部と、 前記車両の通行料金を算出する時若しくは算出した後
    に、前記生成したアルゴリズムを適用して課金額を算出
    するアルゴリズム適用部とを備えたことを特徴とする有
    料道路の通行料金課金処理システム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のシステムであって、 前記有料道路は複数の経路を有するものであり、前記経
    路情報は、前記複数の経路の中から車両が走行した1以
    上の経路を識別可能な情報であることを特徴とするシス
    テム。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のシステムにおいて、 前記経路情報は、前記車両に搭載された自動料金収受用
    の車載器に格納されているものであり、 前記経路情報取得部は、この車載器と通信することで前
    記経路情報を取得するものであることを特徴とするシス
    テム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のシステムにおいて、 前記経路情報は、有料道路の経路上に設置された路側機
    が生成したものであることを特徴とするシステム。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のシステムにおいて、 前記経路情報は、前記車両が有料道路を走行した若しく
    は有料道路に進入した時間帯、曜日若しくは月日に関連
    付けられて前記車載器に格納されており、 前記経路情報取得部は、前記車載器から経路情報と共に
    前記時間帯、曜日若しくは月日の情報を取得するもので
    あり、 前記アルゴリズム生成部は、取得した情報の少なくとも
    何れかに基づいてアルゴリズムを生成するものであるこ
    とを特徴とするシステム。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のシステムにおいて、 前記経路情報は、前記車載器が、有料道路の経路上で取
    得した情報に基いて生成したものであることを特徴とす
    るシステム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のシステムにおいて、 前記アルゴリズムは、前記有料道路の経路の周囲の情報
    に基いて前記車載器が動的に生成したものであることを
    特徴とするシステム。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のシステムにおいて、 前記経路の周囲の情報は、経路周辺の気象情報若しくは
    交通量であることを特徴とするシステム。
  21. 【請求項21】 請求項13記載のシステムにおいて、 前記経路情報取得部は、前記車両が経路を走行した回数
    を含む経路情報を取得するものであり、 前記アルゴリズム生成部は、取得した走行回数に基づい
    て通行料金を減算若しくは加算するためのアルゴリズム
    を生成するものであることを特徴とするシステム。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のシステムにおいて、 前記経路情報は、経路毎の走行回数を含むものであり、 前記アルゴリズム生成部は、経路毎の走行回数に基づい
    て通行料金を減算若しくは加算するためのアルゴリズム
    を生成するものであることを特徴とするシステム。
  23. 【請求項23】 請求項21記載のシステムにおいて、 前記走行回数を含む経路情報は、前記車両に搭載された
    自動料金収受用の車載器に格納されているものであり、 前記経路情報取得部は、この車載器と通信することで前
    記走行回数を含む経路情報を取得するものであることを
    特徴とするシステム。
  24. 【請求項24】 請求項13記載のシステムにおいて、 さらに、前記アルゴリズム生成部が生成したアルゴリズ
    ムの情報を、前記経路上に設置した表示板に出力するア
    ルゴリズム情報出力部を備えたことを特徴とするシステ
    ム。
  25. 【請求項25】 有料道路を走行する車両に搭載される
    自動料金収受用の車載器であって、 前記車両が走行した経路の情報を受取って格納する経路
    情報受取部と、 受取った経路情報に基いて、通行料金を減算若しくは加
    算するためのアルゴリズムを生成するアルゴリズム生成
    部と、 生成したアルゴリズムを、前記有料道路の出口ゲートに
    おいて通行料金課金処理システムに送信するアルゴリズ
    ム送信部とを備えたことを特徴とする自動料金収受用の
    車載器。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の車載器において、 前記経路情報受取部は、車両が経路を走行した回数をカ
    ウントして格納する走行回数カウント部を備え、 前記アルゴリズム生成部は、カウントした走行回数に基
    づいて前記アルゴリズムを生成するものであることを特
    徴とする車載器。
  27. 【請求項27】 有料道路の路側に設置される路側機で
    あって、 前記有料道路の周囲の情報を取得する周辺情報取得部
    と、 取得した情報に基いて経路情報を生成する経路情報生成
    部と、 有料道路を走行する車両に対して、前記生成した経路情
    報を送信する経路情報送信部と備えたことを特徴とする
    有料道路の路側機。
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