JP4587032B2 - Etc車載器 - Google Patents

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本発明は、料金収集を行う車両用自動料金収集システムに利用され、ETC路側機と通信するために車両に設置されるETC車載器に関する。
車両の有料道路の通行料金の徴収方法として、ETCシステム(Electronic Toll Collection System)が利用されている。これは、ETC車載器を設置した車両が、料金所のETCレーンを通過する際に、ETC車載器が、料金所に設置されたETC路側機と無線通信を行い、料金の支払いを自動的に行うシステムである。
ETCシステムは、契約情報等のICカード情報が記録されたICカード(いわゆるETCカード)を予め車両情報が登録されたETC車載器に挿入して用いるものであり、車両が有料道路の出口料金所あるいは入口料金所に差しかかったときに、料金所に設置されたETC路側機が無線アンテナを通じてETC車載器およびICカードの情報を無線通信で読み出し、その車両に対する通行料金の決済を自動的に行うものである。これにより従来は、現金、高速道路カード、磁気カード等によりやり取りしていた課金処理にかわり、通信を用いて前記処理を行うことができるようになり、その結果、車両は料金所での一旦停止が不要になって、料金所における渋滞が解消されることが期待されている。
ところで、ETC車載器を利用するためには、ICカードがETC車載器に装着されている必要があり、ユーザは、ETCサービスを利用する前にICカードをETC車載器に装着し、ETCサービスを利用した後にICカードをETC車載器から抜き取る。しかし停車時に、ICカードを抜き取るのは、煩雑であり、ユーザは、ICカードをETC車載器から抜き忘れ、ETC車載器に装着したままで、車両から離れることが多い。このように車両にICカードを残したままであると、ICカードは盗難の被害に遭いやすいため、ICカードの抜き忘れを防止するシステムが望まれている。
上記問題に鑑み、本発明の課題は、料金収集を行う車両用自動料金収集システムに利用され、ETC路側機と通信するために車両に設置されるETC車載器において、ユーザが車両を離れる際に、料金支払い用のICカードの抜き忘れを防止するETC車載器を提供することにある
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための本発明の第一は、
料金収集を行う車両用自動料金収集システムに利用され、ETC路側機と通信するために車両に設置されるETC車載器において、
車両に固有のIDコードを記録した携帯機と、
その携帯機へ問い合わせ信号を定期的に出力することにより、携帯機との間で無線通信を行う通信部と、
ユーザの操作による車両のエンジンの始動指示を行うエンジン始動用操作部と、
車両のエンジンの始動指示を検出するエンジン始動指示検出手段と、
携帯機との間で無線通信を行い、車両から所定範囲内に当該車両用の携帯機が存在するか否か、IDコードを照合することによって判定する携帯機判定手段と、
車両のエンジンの始動指示を検出し、かつ所定範囲内に携帯機が存在する場合に、車両のエンジンを始動させるエンジン始動手段と、
ユーザの操作により車両のエンジンの停止指示を行うエンジン停止用操作部と、
車両のエンジンの停止指示を検出するエンジン停止指示検出手段と、
料金支払い用のICカードを装着するICカード装着部と、
車両のエンジンの停止指示を検出したときに、ICカード装着部に装着され挿入状態となっているICカードを、該ICカードは排出されているがICカード装着部から取り除かれていない半挿入状態となるように排出するICカード排出手段と、
ICカードが排出されたことを検出するICカード排出検出手段と、
ICカードが排出されたことを検出したときに車両のエンジンを停止するエンジン停止手段と、を備えることを特徴とする
本発明のETC車載器は、携帯機を有するユーザが所定の操作を行うことにより(例えば、エンジン始動のボタンを押下)、エンジンを始動させるスマートキーシステムを含むものとして構成することができる。
そして、エンジン停止用操作部をユーザが操作することにより、ICカード装着部に装着されたICカードがICカード排出手段により排出される。その後、エンジンが停止する。これにより、ユーザが、ICカードを抜き忘れた状態で、車両を降車することを防ぐことができる。
また、ICカードがICカード装着部から排出された後に、その排出されたICカードがICカード装着部から取り除かれたか否かを検出するICカード抜き取り検出手段を備え、
エンジン停止手段は、ICカードがICカード装着部から排出された後に、その排出されたICカードがICカード装着部から取り除かれたことを検出したときにエンジンを停止する。したがって、ICカードをユーザが抜き取らないと車両のエンジンが停止しないため、ICカードをETC車載器から抜き忘れてETC車載器に装着した状態で、車両から離れることを防ぐことができる。このため、ICカードを車内に残して車両を離れることがなくなり、盗難防止の効果が得られる。
上記課題を解決するための本発明の第二は、
料金収集を行う車両用自動料金収集システムに利用され、ETC路側機と通信するために車両に設置されるETC車載器において、
車両のエンジンを始動するためのイグニッションキーを挿入するキーシリンダに隣接して、料金支払い用のICカードを装着するICカード装着部を有する。
上記構成によれば、イグニッションキーを挿入するキーシリンダの近傍にICカード装着部を有するから、キーシリンダに挿入されたイグニッションキーを抜く場合に、ETC車載器を一瞥することになり、ICカードを抜き忘れることを防ぐことができる。
そして、ETC車載器は、車両のイグニッションスイッチのオンオフを検出するイグニッションスイッチ検出手段と、
そのイグニッションスイッチ検出手段によってイグニッションスイッチのオフが検出されるとICカード装着部に装着されたICカードを排出するICカード排出手段と、
を含む構成とすることができる。
これにより、キーシリンダに挿入されたキーを回動してイグニッションスイッチをオフとすると、ICカードがICカード装着部から自動的に排出されるために、より一層カードの抜き忘れを防止することができる。
さらにキーシリンダのイグニッションキーを挿入するキー挿入口側に、ICカード装着部のICカードを挿入するカード挿入口が形成するとよい。このようにすると、よりICカードが目に入りやすいために、ICカードの抜き忘れを防止することができる。
またETC車載器は、ICカードがICカード装着部に挿入されているかを認識するICカード認識手段と、
ICカードがICカード装着部に挿入されたまま車両のドアが開けられると、警報音を発する警報手段とを有するようにしてもよい。
警告音を発する警告手段を有すると、ICカードをICカード装着部に挿入した状態で、ユーザが降車しようとすると、警告されるため、ICカードの抜き忘れを防ぐことができる。
さらに警報手段は、キーシリンダにイグニッションキーが挿入されたまま車両のドアが開けられると警報音を発するように構成することもできる。すなわちイグニッションキーとICカードの警告手段が共用されているため、部品数を少なくすることができ、製造コストを削減することができる。
また本発明のETC車載器は、車両のドアの施錠・解錠を行うために操作され、ドアの施錠・解錠信号を無線送信する送信機と、送信機からのドアの施錠・解錠信号を受信する受信手段と、送信機からのドアの施錠・解錠信号を受信すると、ドアの施錠・解錠を行うドア施錠解錠手段と、を含むキーレスエントリシステムの、ドアが施錠または解錠されると、車両の外部の照明部を点滅させる点滅制御手段と接続され、ドアが施錠または解錠されると、ICカードがICカード装着部に挿入されているか否かによって、車両の外部の照明部を異なって点滅させるカード警告点滅制御手段を備える。さらに照明部の点滅のパターンを設定する点滅パターン設定手段を備える。
上記構成により、ICカードをETC車載器に装着したままで、ユーザがドアの施錠または解錠を行うと、ICカードが装着されていない場合と異なって、車両の外部の照明部が点滅するため、ユーザは、ICカードが装着されたままであることに気づくことができる。
上記課題を解決するための本発明のキーレスエントリシステムは、
上記のETC車載器と、
車両のドアの施錠・解錠を行うために操作され、ドアの施錠・解錠信号を無線送信する送信機と、
送信機からのドアの施錠・解錠信号を受信する受信手段と、
送信機からのドアの施錠・解錠信号を受信すると、ドアの施錠・解錠を行うドア施錠解錠手段と、
ドアが施錠または解錠されると、ICカードがICカード装着部に挿入されているか否かによって、車両の外部の照明部を異なって点滅させる点滅制御手段と、
を含む。
点滅制御手段を有することから、ドアが施錠または解錠されると、ICカードがICカード装着部に挿入されているか否かによって、車両の外部の照明部を異なって点滅させることができる。このため、ユーザは、照明部の点滅パターンによって、ICカードがETC車載器のICカード装着部に装着されているかを車外から確認することができる。
さらに照明部の点滅のパターンを設定する点滅パターン設定手段を有する。これにより、ユーザは、好みの点滅パターンに設定することができる。
以下、図を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
(実施例1)
図1を用いて本発明の実施例1のETC車載器1を含むETCシステムの全体構成について説明する。このETCシステムは、ETC車載器1と、有料道路の出口および入口の各料金所に設置され、ETC車載器1と無線通信を行うETC路側機61と、このETC路側機61に接続された管理センタに設置され、有料道路を利用する車両に対する利用料金の決済処理全般を管理する管理センタコンピュータ62とを含み構成されている。
図1に示すように、ETC車載器1は、有料道路の出口および入口のETC路側機61と無線通信を行うアンテナ10と、無線通信制御を行う無線部11と、LEDあるいはLCD表示器の少なくとも一方を含み車両に乗車している人に対する操作案内や料金等を表示する表示部18と、音声メッセージ等を送出するスピーカ23と、複数のボタンからなるエンジン停止用操作部を含む操作部19と、ICカード2の情報をICカードスロット15を介して読み取りおよび書き込みを行うICカード制御部14と、ETC車載器1全体の制御を行う全体制御部13と、ICカード2の有効期限情報等を記憶するための記憶部17と、外部機器接続部20とから構成されている。また、電源部12は、車両のバッテリと接続され、バッテリから電源供給を受けてETC車載器1全体に電源を供給するものである。ICカード装着部としてのICカードスロット15には、ICカード2の挿入状態(位置)を検出可能なカード位置検出部16が設けられている。そしてICカードスロット15は、ICカード排出手段としての機能を有する。
全体制御部13は、図2に示すように、周知のCPU51,ROM52,RAM53,入出力回路であるI/O54およびこれらの構成を接続するバスライン55等が備えられている。CPU51は、ROM52およびRAM53に記憶されたプログラムおよびデータにより制御を行う。ROM52は、ETCプログラム52a、エンジン制御プログラム52bが格納されている。また、ETCプログラム52aは、RAM53上にてETCプログラム用ワークメモリ53aを作業領域とする形で、エンジン制御プログラム52bは、エンジン制御プログラム用ワークメモリ53bを作業領域とする形で動作する。全体制御部13は、エンジン停止手段、ICカード排出手段、エンジン始動手段としての機能を有する。
記憶部17は、書き込み・読み出し可能な周知のフラッシュメモリで構成され、ETC車載器1の動作に必要な情報が記憶される。記憶すべき情報の規模によっては、CD−ROM,DVD等の記憶媒体の読み取り/書き込みを行う装置あるいはハードディスク装置を外部機器接続部20に接続した構成を用いてもよい。
表示部18は、動作状態を表示する表示ランプにより構成され、ランプの点灯等により、動作状況を報知する。また、液晶ディスプレイ等によって構成されて、動作状況を文字、記号等によって表示するようにしてもよい。
操作部19は、ユーザが各種の設定や操作を行うためのものであり、例えば、メカニカルなスイッチとして構成される。後述するように、操作部19は、カード取出スイッチ44、履歴スイッチ43、ボリュームスイッチ45、エンジン操作スイッチ41等により構成される(図3参照)。
ETC車載器1にICカード2が装着されると、ICカード2内部の情報がETC車載器1に読み込まれる。この情報は、無線通信時にETC車載器1に予め登録されている車両の情報と共に車載器情報として送信される。このETC車載器1は、有料道路の料金所の入口あるいは出口に設置されているETC路側機61と無線通信を行い通行料金の算出を行うものである。
図1に示すように、ICカード2には、情報を書き込み・読み出し可能な周知のフラッシュメモリ等で構成されるメモリ22と、車載器1のICカードコネクタ15を介してICカード制御部14との間でデータのやり取りを行ったり、メモリ22を制御する制御部21とが設けられている。
メモリ22には、例えばICカード2がクレジットタイプであれば、契約者の金融機関情報(銀行の口座番号等)、および契約の有効期限等、有料道路の利用料金を引き落とすための決済情報が記憶されている。また、このメモリ22には、ICカード2を特定するためのICカード情報(カードID)やICカードの有効期限情報も予め記憶されている。このカードIDは、車両が料金所の入口ゲートを通過する際に、ETC路側機61へ車載器情報の一部として送信され、この応答として返信されてきたゲート通過時刻、料金所ゲートを特定するためのゲート番号、車両の車種等の利用履歴情報がこのカードIDに関連付けられてメモリ22に記憶される。
次に本ETC車載器と通信を行うETC路側機61と、このETC路側機61に接続された管理センタコンピュータ62について説明する。まず管理センタコンピュータ62は、周知のCPU、メモリ、ハードディスク装置などを備えて、周知のパーソナルコンピュータあるいはワークステーションとして構成されており、CPUの制御により動作する。管理センタコンピュータ62は、各料金所のETC路側機61と通信回線を介して接続されており、ETC路側機61からのETC処理結果の情報を統括管理する装置である。この管理センタコンピュータ62には、クレジットカードタイプのICカード2でETC処理を行うための決済情報がデータベース化されて蓄積されている。例えば、契約者情報データベース等である。契約者情報データベースには、ICカード2がクレジットカードタイプであれば、ICカード2を利用可能な契約者の情報(住所、氏名、電話番号、利用料金を引き落とす金融機関の情報、契約車両の情報、車載器の情報等)が記憶されている。
ETC路側機61は、有料道路の料金所の入口車線及び出口車線に設置された車両検知装置、路側無線装置、案内表示装置、車両発進制御装置、これらの機器を制御する車線制御装置などからなり、入口車線あるいは出口車線に車両が進入した際に、車両に搭載されるETC車載器1と無線通信を行うことで、ETC車載器1から車載器情報を取得して有料道路の利用に関する処理(ETC処理等)を行い、ETC処理結果をETC車載器1へ返信する。料金所におけるETC処理には、入口処理と出口処理がある。
入口処理は、有料道路に進入する車両のETC車載器1との無線通信により車載器情報を取得して車載器情報の正否を判定し、車載器情報が正しい場合に入口情報(入口料金所番号、入口通過時刻等)を通知し、ETC車載器1にセットされているICカード2への記録を行う処理である。
出口処理は、ETC車載器1からETC路側機61が受信した車載器情報(ICカード番号、車載器ID等)と、ICカード2の入口情報(ICカード番号、入口料金所番号、入口通過時刻,ICカード有効期限情報等)と、ETC路側機61が保持している出口情報(自料金所番号、他の料金所との対距離料金情報、時刻情報等)とを組み合わせて車両側からの情報の正否を判定した後、正しい場合に通行料金(利用料金)を算出し、それをETC処理結果としてETC車載器1および管理センタコンピュータ62へ通知する処理をいう。
まず、車両が高速道路等の有料道路の料金所入口のETCゲートに接近すると、ETC車載器1はETCゲート近傍に設置されているETC路側機61と無線通信を行い、上述した入口処理を行う。
次に車両が高速道路等の有料道路の料金所出口のETCゲートに接近すると、ETC車載器1は、ETCゲート近傍に設置されているETC路側機61と無線通信を行い、上述した出口処理を行う。これらの処理によって、管理センタコンピュータ62から、例えば、ネットワークを介した利用者の指定する金融機関63と通信が行われて利用料金の決済がおこなわれる。
図1に示すように、外部機器接続部20は、例えば車内LAN(Local Area Network)として構成され、車両に搭載された他の制御装置に接続することで、必要なデータを送受信することができる。そしてETC車載器1は、運転者が携帯機33を所持したままの状態でスイッチを操作するだけでエンジン35の始動を可能にするスマートキーシステムと接続されている。具体的には、外部機器接続部20にスマート制御部31が接続され、さらに車両のエンジン35を制御するエンジン制御部34、ドアロック制御部37、通信部32が接続されている。
図1に示すように、スマートキーシステムは、車両に搭載されるスマート制御部31と、ユーザが所持するべき携帯機33(ワイヤレスキーともいう)を備える。スマート制御部31には、通信部32が接続されている。スマート制御部31は、通信部32を介して携帯機33との間で無線通信を行う。通信部32は、アンテナ、変調・復調回路等の公知の無線通信手段を含むものである。スマート制御部31は、携帯機判定手段としての機能を有する。
携帯機33は、スマート制御部31との間でデータを送受信可能な携帯型無線装置として構成されたものである。携帯機33は、車両の1台1台に固有のIDコードを記録するためのメモリを有するマイクロコンピュータや、無線通信に必要なアンテナ、変調・復調回路等を備えたものであり、スマート制御部31から送られてくる問い合わせ信号によって起動し、上記IDコードを応答信号として送信する。また、携帯機33は、ワイヤレススイッチを備えている。ワイヤレススイッチは、ユーザがこのスイッチを操作することによって、ドアを施錠したり、ロックを解除したりするものである。
通信部32は、車両の運転席、助手席および左右後部座席への乗降用ドアなどに設けられている。多くの場合、通信部32は、ドアのハンドル部品に内蔵されており、その周囲に定期的に問い合わせ信号を送信する。問い合わせ信号は、通信部32から70cm〜1m程度の範囲(キー応答エリア)内にのみ届くよう、その出力が調整される。したがって、キー応答エリア内に存在する携帯機33だけが、問い合わせ信号を受信できる。問い合わせ信号を受信した携帯機33は、メモリに記録されているIDコードを、応答信号として通信部32に向けて送信する。
また、携帯機33との無線通信を受けて、スマート制御部31は、ドアロック制御部37、エンジン制御部34に信号を送信する構成となっている。具体的に、スマート制御部31は、ドアロック制御部37に対し、車両のドアをロック状態またはロック解除状態とする旨の信号を送る。これを受けて、ドアロック制御部37は、ドアをロック状態またはロック解除状態とするためのモータ制御を行う。ドアのロックとロック解除とを自動で行う一連の機能は、スマートロック機能と呼ばれる。
また、エンジン制御部34に対しては、実際のイグニッションキーを用いることなく、所定のスイッチ操作によってエンジン35を始動することを許容する旨の信号を送る。つまり、携帯機33を所持した運転者は、ETC車載器1に設けられたエンジン操作スイッチ41(図3参照)を操作するだけで、イグニッションキーをキーシリンダに挿し込むことなくエンジン35を始動できる。したがってエンジン制御部34は、エンジン始動手段としての機能を有する。このような機能は、スマートイグニッション機能と呼ばれる。
図3にETC車載器1の実施例を示す。ETC車載器1の本体部の前面には、ICカード挿入口42が形成されている。このICカード挿入口42からICカード(ETCカード)2を挿入することにより、有料道路の料金所の入口あるいは出口に設置されているETC路側機61と無線通信を行って通行料金の算出を行い、そのETC車載器1が取り付けられた車両は有料道路の料金所で停止することなく料金決済が行える。
またETC車載器1の本体部の前面には、カード取出スイッチ44が形成されている。カード取出スイッチ44は、車両のエンジン35を停止することなく、ICカード2を取り出すためのスイッチである。
履歴スイッチ43は、利用料金決済の履歴を音声出力するためのスイッチで、この履歴スイッチ43が操作されると、例えば、最近の利用料金を音声にてユーザに報知する。
ボリュームスイッチ45は、音声案内の音量を変化させるスイッチである。ユーザは、このボリュームスイッチ45を操作することにより、音声案内を所望の音量とすることが可能である。
エンジン操作スイッチ41は、車両のエンジン35を始動・停止するための操作スイッチで、携帯機33を所持した運転者が、このエンジンスイッチ41を操作するだけで、イグニッションキーをキーシリンダに挿し込むことなくエンジン35を始動・停止できる。エンジン操作スイッチ41は、操作部19に含まれる。
より具体的には、運転者が運転席に乗り込むと、スマート制御部31は、通信部32から問い合わせ信号を間欠的に発信させる。携帯機33は、問い合わせ信号を受信すると、IDコード信号を発信する。スマート制御部31は、受信したIDコードと予め記憶したIDコードとを照合する。
このとき、スマート制御部31は、受信したIDコードと予め記憶したIDコードとが一致すれば、エンジン35の始動を許可する。そして、運転者によってエンジン操作スイッチ41が操作されると、エンジン制御部34は、エンジン35を始動させる。
またエンジン35の始動中に、携帯機33を所持した運転者が、エンジン操作スイッチ41を操作すると、ICカード挿入口42からICカード2が排出され、このICカード2を運転者が抜き取ると、それを検知した全体制御部13からスマート制御部31へエンジン停止信号が送られ、スマート制御部31からエンジン制御部34へエンジン停止信号が送られて、車両のエンジン35がストップされる。すなわち、エンジン操作スイッチ41を運転者が操作して、ICカード33を抜き取ることにより、エンジン35が停止する。
エンジン停止処理について、図4及び図5を用いて説明する。車両を走行中、ETCサービスを受けるために、ICカード2がETC車載器1に挿入されている(図5(a))。運転者が車両を停車させて、エンジン35を停止させるために、ETC車載器1のエンジン操作スイッチ41を操作すると(S1)、ICカードスロット15に挿入されたICカード2が全体制御部13からの信号により、ICカードスロット15から排出される(S2,図5(b))。ICカードスロット15には、ICカード2の挿入状態を検知するカード位置検出部16が備えられており、排出されたICカード2(半挿入状態)が運転者等によって抜き取られたかを監視する。運転者等が指等によりICカード2を把持して、ICカード2がICカードスロット15から抜き取られると(S3:YES,図5(c))、それを検知したカード位置検出部16からの信号が全体制御部13に入力される。そして全体制御部13からスマート制御部31、エンジン制御部34へ信号が送られ、エンジン制御部34によってエンジン35が停止され(S4)、処理が終了する。
以上の実施例1のように、エンジン35を停止させるためのスイッチ操作をユーザが行うと、ICカード2がETC車載器1から排出され、そのICカード2をユーザが抜き取ると、車両のエンジン35が停止されるようにすることにより、ICカード2を抜き忘れることを防止することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2について説明する。本発明の実施例2は、図6に示すように、イグニッションキー98のキーシリンダ92の近傍に設置されたETC車載器81である。図6に示すように、キーシリンダ92を有する円筒形状のハウジング部95の外面に近接してETC車載器81の本体部が設置されている。そしてハウジング部95の内部には、円筒状のキーシリンダ92が設けられている。
ここでキーシリンダ92の近傍にETC車載器81が位置するとは、イグニッションキー98をキーシリンダ92に抜き差しする場合に、ETC車載器81が容易に視野に入る範囲内にあることをいう。図7(a)のように、ETC車載器81の一部がキーシリンダ92の半径rの4倍円88上に位置する程度、或いは、図7(b),(c)に示すように、キーシリンダ92の半径rの4倍円88に入る範囲内に位置するとよい。また望ましくは、図10に示すように、キーシリンダ92に挿入されたイグニッションキー98を把持すると、ETC車載器81から排出されたICカード82が手に触れるような位置にETC車載器81が設置されるとよい。なお、ICカード装着部であるICカードスロット115が、キーシリンダ92の近傍にあればよく、後述するETC−ECU113(図11参照)等を含む本体部は、キーシリンダ92から離れたところに設置されてもよい。
図6に示すように、キーシリンダ92のロータ93には、イグニッションキー98を挿入するためのキー挿入口94が形成されており、そしてキーシリンダ92内には、イグニッションスイッチ(図示せず)が設けられている。このキー挿入口94からイグニッションキー98を挿入し、イグニッションキー98を回動操作すると、それによってロータ93が回動されて、この回動操作によって車両のエンジン35のオンオフがなされる。
このキーシリンダ92のキー挿入口94を有する挿入口面145と、ETC車載器81のICカード挿入口142を有する前面143とが同一方向に形成され、挿入口面145と前面143とがほぼ面一となっている。またキーシリンダ92へのキー挿入方向146と、ETC車載器81へのICカード挿入方向144とが、ほぼ平行となるようにETC車載器81がキーシリンダ92に近接して設置されている。このような構成によれば、運転者が降車する際に、キー98をキーシリンダ92から抜き取る場合に、ETC車載器81を一見することになるため、ICカード82の抜き忘れ防止効果が得られる。
図8にETC車載器81を車両に実装した例を示す。図8は、キーシリンダ92及びそれに近接したETC車載器81が車両のステアリングコラム141に設置された例を示す。さらに図9に車両に実装した他の例を示す。図9は、キーシリンダ92及びそれに近接したETC車載器81が車両のインストルメントパネル142のステアリングコラム141近傍に設置された例を示す。図8、図9においてETC車載器81は、イグニッションキー98のキーシリンダ92に近接して設置され、運転者が降車する際に、キー98をキーシリンダ92から抜き取る場合に、ETC車載器81を一瞥することになるため、ICカード82の抜き忘れ防止効果が得られる。なおキーシリンダ92及びETC車載器81の設置場所は、図の例に限られず、キーシリンダ92は、車両の運転者がキーの挿入をしやすい位置であればよく、ETC車載器81は、そのキーシリンダ92に近接して設置されていればよい。
図10にキーシリンダ92及びETC車載器81の側面の一例を示す。図10(a)は、キーシリンダ92に近接してETC車載器81が設置され、キーシリンダ92にイグニッションキー98が挿入され、さらにETC車載器81にICカード82が挿入されている。この状態で、車両が高速道路等の有料道路を走行するとETCサービスが利用可能で、この車載器81は、有料道路の料金所の入口あるいは出口に設置されているETC路側機と無線通信を行い通行料金の算出を行うことができる。そして、そのETC車載器81が取り付けられた車両は有料道路の料金所で停止することなく料金収受が行える。
そして車両が目的地に到達することなどにより車両を停車させ、エンジンを停止してキーシリンダ92に挿入されたイグニッションキー82を抜くために、ユーザがイグニッションキー82を把持して、図10(b)に示すように、イグニッションキー98を回動させオフ位置とすると、イグニッションスイッチのオフ信号がETC車載器81の制御部に入力され、制御部は、カードスロット115よりICカード82を排出する。この時、ICカード82がイグニッションキー98を把持した手に触れるためにICカード82を抜き忘れることがなくなる。
図11にシステムの構成例を示す。ETC車載器81の制御部であるETC−ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)113は、車両のバッテリ165と接続され、バッテリ165から電源供給される。またETC路側機(図示せず)と通信を行うためのETCアンテナ110が、ETC−ECU113に接続され、ETC路側機との間で信号を送受信したETCアンテナ110からの信号は、ETC−ECU113に入力される。またETC−ECU113からの信号は、ETCアンテナ110によってETC路側機へ送信される。
ETC−ECU113は、ICカードスロット115と接続され、ICカードスロット115に挿入されたICカード82の読み書きがETC−ECU113によって行われる。そしてこのICカードスロット115にETCカード82を挿入することにより、ETC路側機と通信してETCサービスを受けることが可能となる。
図12に示すように、ETC−ECU113は、周知のCPU151、ROM152、RAM153及び入出力部(I/Oポート)154がバスライン155接続されたマイクロプロセッサからなる。CPU151は、ROM152およびRAM153に記憶されたプログラムおよびデータにより制御を行う。ROM152は、プログラム格納領域を有している。そしてプログラム格納領域にはETCプログラム152aが格納されている。また、ETCプログラム152aは、RAM153上にてETCプログラム用ワークメモリ153aを作業領域とする形で動作する。ETC−ECU113は、イグニッションスイッチ検出手段、ICカード排出手段としての機能を有する。
記憶部117は、書き込み・読み出し可能な周知のフラッシュメモリで構成され、車載器81の動作に必要な情報が記憶される。
表示部118は、動作状態を表示する表示ランプにより構成され、ランプの点灯等により、動作状況を報知する。また、液晶ディスプレイ等によって構成されて、動作状況を文字、記号等によって表示するようにしてもよい。
操作部119は、ユーザが各種の設定や操作を行うためのものであり、例えば、メカニカルなスイッチとして構成される。
ICカードスロット115は、利用料金支払いのためのICカード82を挿入するためのもので、このICカードスロット115にICカード82を挿入することにより、ETC路側機と通信してETCサービスを受けることが可能となる。そしてICカードスロット115には、ICカード82の挿入、半挿入、取り出しを検出可能なカード位置検出部116が備えられ、ICカード82の挿入や取り出しに応じて所定の信号を出力する。ICカードスロット115は、ICカード排出手段、またカード位置検出部116は、ICカード認識手段としての機能を有する。
キー挿入スイッチ124の信号は、キー抜き忘れ信号として、キー抜き忘れブザー125へ入力される。キー抜き忘れブザー125は、車内に設置され、車内のユーザに警告を発するものである。イグニッションスイッチ123の信号は、ETC−ECU113とキー抜き忘れブザー125に入力される。
さらにイグニッションキーをオフ(イグニッションスイッチ123をオフ)にすることにより、ICカードスロット115から排出されるICカード82の挿入状態をICカードスロット115は、カード位置検出部116により認識することが可能である。ICカード82が半挿入状態(排出されてもユーザが抜き忘れている状態)または、挿入状態(排出されていない)であれば、その信号が、キー抜き忘れブザー125に入力される。つまり、キー抜き忘れブザー125には、イグニッションスイッチ123の信号とカード挿入状態の信号が入力されて、ドアが開けられた場合に、イグニッションキー98がオフであり、ICカード82が挿入されていれば、ブザー音が発せられる。キー抜き忘れブザー125は、警告手段としての機能を有する。
本実施例においてETC車載器81は、キーレスエントリシステムと接続されている。次にキーレスエントリシステムについて説明する。キーレスエントリシステムとは、イグニッションキーを用いないで車両のドアの施錠・解錠を行う機能を有するシステムである。図11に示すように、このキーレスエントリシステムは、車両に搭載されるキーレスECU131と、ユーザが所持するべき携帯機133(ワイヤレスキー133ともいう)を備える。ユーザが所持する携帯機133と、車両の制御装置(キーレスECU131)との間で無線通信を行うことにより、携帯機133を所持したユーザが携帯機113を操作すると、ドアの施錠・解錠を行う機能を提供するシステムである。
携帯機133(ワイヤレスキー)は、キーレスECU131へデータを送信可能な携帯型無線装置として構成されたものである。ユーザによる所定の操作(例えば、ボタンを押下する)により、アンテナ132を介してキーレスECU131と無線通信し、ドアを施錠したり解錠したりするものである。携帯機133は、ドアの施錠・解錠を行うためのものであるが、イグニッションスイッチ123をオンとしてエンジンを始動させるイグニッションキー98と別体として構成してもよいし、イグニッションキー98に携帯機133の機能を付加して構成してもよい。
キーレスECU131は、ホーン制御回路134、車両灯制御回路136、ドアロック制御回路139に信号を出力する構成となっている。キーレスECU131は、携帯機133からの信号を受信すると、ドアの施錠・解錠の制御を行う。具体的には、携帯機133からの信号を受けて、キーレスECU131は、ドアロック制御回路139に、車両のドアをロック状態またはロック解除状態とする旨の信号を送る。これを受けて、ドアロック制御回路139は、ドアをロック状態またはロック解除状態とするためのモータ制御を行う。
またキーレスECU131は、ホーン制御回路134に、車両のホーン135を吹鳴させる信号を送る。ホーン135は、車外のユーザに警告を発するものである。これにより、ホーン制御回路134は、車両のホーン135を吹鳴させ、ドアの施錠・解錠操作が行われたことを報知する。さらにキーレスECU131は、車両灯制御回路136に、車幅灯137,138を点滅させる信号を送る。これにより、車両の前後の車幅灯137,138が所定のパターンによって点滅し、ドアの施錠・解錠操作が行われたことを車外のユーザに報知する。
なおこのキーレスECU131には、ETC車載器81のICカードスロット115のカード位置検出部116からの信号が入力され、車幅灯137,138の点滅パターンは、ICカードスロット115へのICカード82の挿入状態で異なるように操作部119を操作することでユーザにより設定されている。例えば、ICカード82が挿入されていない場合には、ドアの施錠・解錠により車幅灯137,138が1回点滅し、ICカード82が挿入または半挿入の状態である場合(ユーザが、ICカード82を抜き忘れている状態)では、車幅灯137,138が3回点滅するように設定することができる。
つまり、ドアの施錠・解錠が正常終了したことを示すアンサーバックとして、ブザー音を発したり、車幅灯137,138を点滅させたりし、その点滅パターンをICカード82の挿入状態で異なるように設定されている。なおアンサーバックとは、キーレスエントリシステムによる車両のドアの施錠・解錠が完了したかを報知する機構である。
ETC車載器81の処理について図13を用いて説明する。運転者が車両を停車して、イグニッションスイッチ123をオフとすると(S11)、その信号が入力されたETC−ECU113は、ICカードスロット115からICカード82を排出する(S12)。降車のためにドアを開くと(S13)、ドアロック制御回路139からの信号が、キーレスECU131からキー抜き忘れブザー125に入力され、またICカードスロット115にICカード82が挿入されている場合(S14:YES)は、ICカードスロット115のカード位置検出部116からICカード82が挿入または半挿入状態であることを示す信号が出力されてキー抜き忘れブザー125へ信号が入力される。これらの信号がキー抜き忘れブザー125に入力されることによりキー抜き忘れブザー125がブザー音を発し、ユーザにICカード82が挿入状態であることを警告する(S15)。なおキー抜き忘れのブザーとカード抜き忘れのブザーとが兼用されているため、キー抜き忘れの場合と、カード抜き忘れの場合と、その双方の場合とにより、異なるブザー音が発せられるようにすると、ブザー音が発せられた理由をユーザが即座に理解して対処することができる。
一方、運転者が車両を停車し、降車のためにドアを開けた場合に(S13)、ICカード82がICカードスロット115に挿入されていない場合には(S14:NO)、ICカードスロット115からの信号がキー抜き忘れブザー125に入力されないために、ブザー音は発せられない。もちろん、イグニッションキー98を抜き忘れていれば、それを警告するブザー音が発せられる。
さらに図14を用いて、車両をドアロックする場合について説明する。運転者が車両から降車して携帯機133を操作することにより、ドアの施錠を行うと(S21)、ETC車載器81にICカード82が挿入されているかが判定される(S22)。そしてICカード82が挿入されていなければ(S22:NO)、車外の前後の車幅灯137,138が通常の点滅を行い、ドアが施錠されたことが示される(S23)。
一方、S22において、ICカード82が挿入されていれば(S22:YES)、車幅灯137,138がICカード82の挿入を示すパターンで点滅する(S24)。具体的には、ICカードスロット115のカード位置検出部116からICカード82が挿入または半挿入状態であることを示す信号が出力されて、その信号を受けたキーレスECU131は、ICカード82が挿入されていると判定して、ホーン制御回路134に車両のホーン135を吹鳴させる信号を、車両灯制御制御回路136に車幅灯137,138を点滅させる信号を送る処理を実行する。これにより車両のホーン135が吹鳴し、車両の車幅灯137,138がICカード82の挿入を示すパターンで点滅を行い、ドアが施錠されたこととICカード82が車載器81のカードスロット115に挿入されていることが示される。
すなわち、ETC車載器81にICカード82が挿入されていれば、ドアロックがなされたアンサーバックとして車幅灯137,138を、例えば、3回点灯すると共にキー抜き忘れブザー125を3回吹鳴する処理を実行し、ETC車載器81にICカード82が挿入されていなければ、例えば、車幅灯137,138を2回点灯するとともにキー抜き忘れブザー125を2回吹鳴する処理を実行する。
以上の実施例2のように、イグニッションキー98のキーシリンダ92の近傍にETC車載器81を設置することにより、イグニッションキー98の操作を行うとETC車載器81を一瞥することとなるために、ICカード82を抜き忘れることを防止することができる。
ETCシステムの概略を示す図。 全体制御部について説明する図。 ETC車載器の前面の形成例を示す図。 エンジンを停止させる場合の処理について説明する図。 ICカードの抜き取りについて説明する図。 キーシリンダに近接されて設置されたETC車載器。 キーシリンダ近傍について説明する図。 ETC車載器の実装例1を示す図。 ETC車載器の実装例2を示す図。 ICカードの排出について説明する図。 ETC車載器の概略を示す図。 ETC−ECUについて説明する図。 ETC車載器のイグニッションスイッチをオフした時の処理を説明する図。 ETC車載器のドアを施錠した時の処理を説明する図。
符号の説明
1 ETC車載器
2 ICカード(ETCカード)
13 全体制御部
15 ICカードスロット
31 スマート制御部
34 エンジン制御部
42 ICカード挿入口
81 ETC車載器
82 ICカード(ETCカード)
92 キーシリンダ
94 キー挿入口
98 イグニッションキー
113 ETC−ECU
115 ICカードスロット
116 カード位置検出部
133 携帯機
142 ICカード挿入口

Claims (9)

  1. 車両用自動料金収集システムに利用され、ETC路側機と通信するために車両に設置されるETC車載器において、
    前記車両に固有のIDコードを記録した携帯機と、
    前記携帯機へ問い合わせ信号を定期的に出力することにより、前記携帯機との間で無線通信を行う通信部と、
    ユーザの操作による前記車両のエンジンの始動指示を行うエンジン始動用操作部と、
    前記車両のエンジンの始動指示を検出するエンジン始動指示検出手段と、
    前記携帯機との間で無線通信を行い、前記車両から所定範囲内に当該車両用の前記携帯機が存在するか否か、前記IDコードを照合することによって判定する携帯機判定手段と、
    前記車両のエンジンの始動指示を検出し、かつ前記所定範囲内に前記携帯機が存在する場合に、前記車両のエンジンを始動させるエンジン始動手段と、
    前記ユーザの操作により前記車両のエンジンの停止指示を行うエンジン停止用操作部と、
    前記車両のエンジンの停止指示を検出するエンジン停止指示検出手段と、
    料金支払い用のICカードを装着するICカード装着部と、
    前記車両のエンジンの停止指示を検出したときに、前記ICカード装着部に装着され挿入状態となっている前記ICカードを、該ICカードは排出されているが前記ICカード装着部から取り除かれていない半挿入状態となるように排出するICカード排出手段と、
    前記ICカードが排出されたことを検出するICカード排出検出手段と、
    前記ICカードが排出されたことを検出したときに前記車両のエンジンを停止するエンジン停止手段と、
    を備えることを特徴とするETC車載器。
  2. 前記ICカードが前記ICカード装着部から排出された後に、前記排出されたICカードが前記ICカード装着部から取り除かれたか否かを検出するICカード抜き取り検出手段を備え、
    前記エンジン停止手段は、前記ICカードが前記ICカード装着部から排出された後に、前記排出されたICカードが前記ICカード装着部から取り除かれたことを検出したときに前記エンジンを停止する請求項1に記載のETC車載器。
  3. 前記ICカード装着部は、前記エンジン停止用操作部に隣接して配置される請求項1または2に記載のETC車載器。
  4. 車両用自動料金収集システムに利用され、ETC路側機と通信するために車両に設置されるETC車載器において、
    前記車両のエンジンを始動するためのイグニッションキーを挿入するキーシリンダに隣接して、料金支払い用のICカードを装着するICカード装着部と、
    前記車両のドアの施錠・解錠を行うために操作され、前記ドアの施錠・解錠信号を無線送信する送信機と、前記送信機からの前記ドアの施錠・解錠信号を受信する受信手段と、前記送信機からの前記ドアの施錠・解錠信号を受信すると、前記ドアの施錠・解錠を行うドア施錠解錠手段と、を含むキーレスエントリシステムの、前記ドアが施錠または解錠されると、前記車両の外部の照明部を点滅させる点滅制御手段と接続され、前記ドアが施錠または解錠されると、前記ICカードが前記ICカード装着部に挿入されているか否かによって、前記車両の外部の照明部を異なって点滅させるカード警告点滅制御手段と、を備えることを特徴とするETC車載器。
  5. 前記照明部の点滅のパターンを設定する点滅パターン設定手段を備える請求項4に記載のETC車載器。
  6. 前記車両のイグニッションスイッチのオンオフを検出するイグニッションスイッチ検出手段と、
    前記イグニッションスイッチ検出手段によって前記イグニッションスイッチのオフが検出されると前記ICカード装着部に装着された前記ICカードを排出するICカード排出手段と、
    を備える請求項4または5に記載のETC車載器。
  7. 前記キーシリンダの前記イグニッションキーを挿入するキー挿入口側に、前記ICカード装着部の前記ICカードを挿入するカード挿入口が形成された請求項4ないし6のいずれか1項に記載のETC車載器。
  8. 前記ICカードが前記ICカード装着部に挿入されているかを認識するICカード認識手段と、
    前記ICカードが前記ICカード装着部に挿入されたまま前記車両のドアが開けられると、警報音を発する警報手段とを備える請求項4ないし7のいずれか1項に記載のETC車載器。
  9. 前記警報手段は、前記キーシリンダに前記イグニッションキーが挿入されたまま前記車両のドアが開けられると警報音を発する請求項8に記載のETC車載器。
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