JPH1055468A - 自動取引システム及び自動取引装置 - Google Patents

自動取引システム及び自動取引装置

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Publication number
JPH1055468A
JPH1055468A JP8212317A JP21231796A JPH1055468A JP H1055468 A JPH1055468 A JP H1055468A JP 8212317 A JP8212317 A JP 8212317A JP 21231796 A JP21231796 A JP 21231796A JP H1055468 A JPH1055468 A JP H1055468A
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JP
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JP8212317A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Moriya
充章 森谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1055468A publication Critical patent/JPH1055468A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の操作習熟度に合わせた速度で画面表
示を切り替えることができる自動取引システム及び自動
取引装置を提供する。 【解決手段】 利用者により取引が指定され取引媒体が
挿入されると、取引媒体に記録された使用頻度情報を読
取る(ST12)。この使用頻度情報と今回の取引日付
から指定取引に関する平均的な取引周期(平均インター
バル)を計算する(ST13)。次に、この平均インタ
ーバルに基づき利用者の習熟度レベルのチェックを行い
(ST14)、ガイダンスレベルとしてフリッカーの点
滅速度及び音声ガイダンス出力の遅延時間の速度設定を
行うようになっている(ST15)。そして、この設定
されたガイダンスレベルに応じて取引の案内(ガイダン
ス)を行い(ST16)、取引媒体の使用頻度情報を更
新記録して(ST17)、取引が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば銀行等の金
融機関で用いられ、利用者の操作により現金の取引を自
動的に行う自動取引システム及び自動取引装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行などの金融機関においては、
利用者が操作して取引に必要な情報を入力することによ
って現金の入出金取引等を自動的に行なう現金自動預金
機などの自動取引装置(ATM)が各種開発され、利用
者の取引情報を記憶するホストコンピュータと共に自動
取引システムとして実用に供されている。
【0003】従来、このような自動取引システム及び自
動取引装置においては、ガイダンス(操作案内)画面を
表示するディスプレイが設けられており、ガイダンスに
従ってこのディスプレイから利用者により暗証番号の入
力などが行われ、入出金や振込/振替の取引処理を行う
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシステ
ム及び装置によれば、利用者の操作の慣れ不慣れ(習熟
度)にかかわらず、予めプログラムされた一定の(切り
替え)速度での画面しか表示せず、慣れた人(操作に習
熟した者)にとっては画面表示の切り替わりが遅く不快
感を与え、不慣れな人(初心者)にとっては画面表示の
切り替わりが早く感じられ操作できない等の問題があ
る。
【0005】そこで本発明は、上記欠点を除去し、利用
者の操作習熟度に合わせた速度で画面表示を切り替える
ことができる自動取引システム及び自動取引装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る自動取引システムは、利用
者の操作により所定の取引を実行する自動取引システム
において、取引に関する操作案内情報を出力する出力手
段と、利用者により取引された取引回数を記憶する記憶
手段と、この記憶手段により記憶された取引回数に基づ
き上記出力手段にて出力される操作案内情報の出力に関
する速度を変更する変更手段と、この変更手段により変
更された速度に基づき上記出力手段にて操作案内情報を
出力する制御手段とを有するものである。
【0007】また、本発明の請求項1に係る自動取引シ
ステムは、記憶手段に記憶された利用者により取引され
た取引回数に基づき出力手段にて出力される操作案内情
報の出力に関する速度を変更し、この変更された速度に
基づき出力手段にて操作案内情報を出力制御するように
なっている。これより、利用者の操作習熟度に合わせた
速度で画面表示を切り替えることができる。
【0008】上記目的を達成するために、本発明の請求
項5に係る自動取引システムは、利用者の操作により所
定の取引を実行する自動取引システムにおいて、取引に
関する操作案内情報を出力する出力手段と、利用者によ
り取引された取引日を記憶する記憶手段と、この記憶手
段に記憶された取引日を用いて利用者により取引が実行
される取引間隔を算出する算出手段と、この算出手段に
より算出された取引間隔に基づき上記出力手段にて出力
される操作案内情報の出力に関する速度を変更する変更
手段と、この変更手段により変更された速度に基づき上
記出力手段にて操作案内情報を出力する制御手段とを有
するものである。
【0009】また、本発明の請求項5に係る自動取引シ
ステムは、記憶手段に記憶された利用者により取引され
た取引日を用いて利用者により取引が実行される取引間
隔を算出し、算出された取引間隔に基づき出力手段にて
出力される操作案内情報の出力に関する速度を変更し、
この変更された速度に基づき出力手段にて操作案内情報
を出力制御するようになっている。これより、利用者の
操作習熟度に合わせた速度で画面表示を切り替えること
ができる。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の請求
項9に係る自動取引装置は、利用者の操作により所定の
取引を実行する自動取引システムにおいて、取引に関す
る操作案内情報を出力する出力手段と、利用者により利
用された過去の取引日に基づき算出された利用者により
取引が実行される取引間隔と、前回の取引日とを含む取
引情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
た取引情報と今回の取引日から今回までの取引間隔を算
出する算出手段と、この算出手段に算出された取引間隔
に基づき上記出力手段にて出力される操作案内情報の出
力に関する速度を変更する変更手段と、この変更手段に
より変更された速度に基づき上記出力手段に操作案内情
報を出力する制御手段とを有するものである。
【0011】また、本発明の請求項9に係る自動取引シ
ステムは、記憶手段に記憶された取引情報と今回の取引
日から今回までの取引間隔を算出し、算出された取引間
隔に基づき出力手段にて出力される操作案内情報の出力
に関する速度を変更し、この変更された速度に基づき出
力手段に操作案内情報を出力制御するようになってい
る。これより、利用者の操作習熟度に合わせた速度で画
面表示を切り替えることができる。
【0012】上記目的を達成するために、本発明の請求
項11に係る自動取引システムは、利用者の操作により
所定の取引を実行する自動取引システムにおいて、取引
に関する操作案内情報を出力する出力手段と、取引の中
から所望の取引を選択する取引選択手段と、利用者によ
り過去に取引された取引とその取引日を記憶する記憶手
段と、この記憶手段により記憶された取引日に基づき上
記取引選択手段にて利用者により選択された取引は初め
て取引されるものであるかを判定する初回判定手段と、
この初回判定手段により初めて取引されるものではない
と判定された場合に上記記憶手段に記憶された取引日を
用いて利用者により取引が実行される取引間隔を算出す
る算出手段と、この算出手段により算出された取引間隔
を予め設定された設定値と比較して利用者の操作習熟度
を判定する習熟度判定手段と、この習熟度判定手段によ
り判定された操作習熟度に基づき上記出力手段にて出力
される操作案内情報の出力に関する速度を変更し、上記
初回判定手段により初めて取引されるものであると判定
された場合には上記出力手段にて出力される操作案内情
報の出力に関する速度を低い習熟度に対応する速度に変
更する変更手段と、この変更手段により変更された速度
に基づき上記出力手段にて操作案内情報を出力する制御
手段とを有するものである。
【0013】また、本発明の請求項11に係る自動取引
システムは、利用者により取引が選択されると、選択さ
れた取引は初めて取引されるものであるかを判定する。
そして、初めて取引されるものではないと判定された場
合に、記憶手段に記憶された取引日を用いて利用者の取
引間隔を算出し、この取引間隔を予め設定された設定値
と比較して利用者の操作習熟度を判定して、この操作習
熟度に基づき出力手段にて出力される操作案内情報の出
力に関する速度を変更する。また、初めて取引されるも
のであると判定された場合には操作案内情報の出力に関
する速度を低い習熟度に対応する速度に変更して出力手
段にて出力制御するようになっている。これより、利用
者の操作習熟度に合わせた速度で画面表示を切り替える
ことができる。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の請求
項12に係る自動取引システムは、利用者の操作により
所定の取引を実行する自動取引装置において、取引に関
する操作案内情報を出力する出力手段と、利用者の前回
の取引日を含む取引情報を記録している取引媒体を受け
入れる受入手段と、この受入手段から受け入れられた取
引媒体から取引情報を読み取る読取手段と、この読取手
段から読み取られた取引情報の取引日を用いて利用者に
より取引が実行される取引間隔を算出する算出手段と、
この算出手段により算出された取引間隔に基づき上記出
力手段にて出力される操作案内情報の出力に関する速度
を変更する変更手段と、この変更手段により変更された
速度に基づき上記出力手段にて操作案内情報を出力する
制御手段と、取引が実行されると上記取引媒体に今回の
取引日を記録する記録手段と、この記録手段により記録
された上記取引媒体を排出する排出手段とを有するもの
である。
【0015】上述する請求項12記載の本発明は、利用
者の前回の取引日を含む取引情報を記録している取引媒
体が受入手段から受け入れられると、取引媒体から取引
情報を読み取り、取引情報の取引日を用いて利用者によ
り取引が実行される取引間隔を算出する。そして、算出
された取引間隔に基づき出力手段にて出力される操作案
内情報の出力に関する速度を変更し、変更された速度に
基づき出力手段にて操作案内情報を出力制御する。ま
た、取引が実行されると取引媒体に今回の取引日を記録
して排出手段より取引媒体を排出して取引を中了するよ
うになっている。これより、利用者の操作習熟度に合わ
せた速度で画面表示を切り替えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照しながら説明する。まず、図2を参照して本実施例
に係る自動取引装置(たとえば、現金自動預出金機)1
の外観構成を説明する。
【0017】図2に示す本発明に係る自動取引装置1
は、箱型状の筐体1Aの前面部側に、略L字形状の接客
操作領域2を設けている。そして、隔壁Wにより隔てら
れた筐体1Aの後面部側には、オペレータによる操作領
域1Bを設けている。接客操作領域2の水平面には、紙
幣を多数枚一括して投入し得るとともに、放出された紙
幣を一括して受取る紙幣口3が設けられ、この紙幣口3
は扉4により開閉可能となっている。
【0018】また、接客操作領域2の水平面には、透明
なタッチセンサーパネル及びカラーCRTを組み合わせ
た入力手段、表示手段として機能する操作部5を設けて
いる。操作部5のカラーCRTには、操作手順、その他
の情報を文字、文言、イラストあるいは画像情報によっ
て画面表示し、利用者を案内するようになっている。ま
た、数字、カタカナ、アルファベット、確認や取消しの
文字の表示に対応するタッチセンサーパネルの部位を指
で触れることにより、所望の情報の入力を行なうことが
できるようになっている。
【0019】一方、接客操作領域2の垂直面には、発行
銀行のコード、口座番号及び後述する使用頻度情報等が
磁気ストライプに記録されている取引媒体としてのカー
ドP、及び振込先の口座番号、発行銀行のコード等が磁
気ストライプに記録されている振込券Qを受入れる受入
手段/排出する排出手段としてのカード口6、取引媒体
としての通帳Rを受入れ放出する受入手段/排出手段と
しての通帳口7、印字したレシートを排出するレシート
口8、硬貨を多数枚一括して投入し得る硬貨投入口9、
放出された硬貨を一括して受取る硬貨受取口10、係員
が操作する係員キー11等を設けている。また、カード
P、通帳R、レシート等の各種取引媒体の排出部には、
各種取引媒体を排出する際に点滅することにより取引媒
体の排出を案内する点滅案内手段としての点滅部6a、
7a、8a(フリッカー)が設けられている。
【0020】図3は、前記自動取引装置1の制御系及び
自動取引システムAを示すもので、前記筐体1A内にカ
ードリーダユニット21、レシートプリンタユニット2
2、通帳発行手段としての通帳プリンタユニット23、
紙幣入出金ユニット24、硬貨入出金ユニット25、出
力手段としての前記操作部5を含む接客ユニット26と
音声案内ユニット27、内部モニタ28を具備してい
る。また、前記自動取引装置1は記憶部29、フロッピ
ーディスク部30、交信手段としての伝送制御部31、
全体の制御を行う各種制御手段、処理手段としての主制
御部32、電源部33等を具備している。
【0021】前記カードリーダユニット21は、カード
口6から受入れた通常の取り引きに用いるカードPの磁
気ストライプから口座番号等の口座情報と使用頻度情報
を読取る読取手段を有するとともに、カードPの磁気ス
トライプへ利用頻度情報を記録する記録手段を有してい
る。また、カードリーダユニット21は、カード口6か
ら受入れたカードPに対して使用頻度情報等の情報の書
き込み/読み出し/消去を行うとともに、カード口6へ
返却する動作も行い、カードPのエンボス部分のイメー
ジを読取るようにもなっている。
【0022】前記レシートプリンタユニット22は、取
引内容を印字したレシートを発行したり、又は、レシー
トに自己診断の結果を印字し、レシート口8から排出す
るようになっている。また、前記通帳プリンタユニット
23は、通帳口7から受入れた通帳Rの磁気ストライプ
に対して情報の読取りあるいは書込みを行なうととも
に、必要に応じて通帳Rに取引内容等の印字を行い、通
帳口7から排出するようになっている。
【0023】前記紙幣入出金ユニット24は、紙幣口3
に一括して投入された紙幣を判別、計数して収納すると
ともに、必要に応じて、予め金庫に収納された紙幣を所
定枚数だけ取出して紙幣口3から一括して払出すように
なっている。前記硬貨入出金ユニット25は、硬貨投入
口9に一括して投入された硬貨を判別、計数して収納す
るとともに、必要に応じて、予め金庫に収納された硬貨
を所定枚数だけ取出して硬貨受取口10から一括して払
出すようになっている。
【0024】前記音声案内ユニット27は、音声により
利用者の操作の誘導案内を行なう音声案内手段を構成し
ており、接客ユニット26にてガイダンス等が画面表示
されてから設定された時間が経過すると音声案内を行う
ようになっている。前記内部モニタ28は、この自動取
引装置1の運用に携わる係員に装置状態を伝達するとと
もに、係員による操作指示の入力を行なうものである。
【0025】前記主制御部32は、フロッピーディスク
部30内のプログラム情報を参照しつつ、前記各ユニッ
ト21乃至27、内部モニタ28、記憶手段としての記
憶部29及び受信手段としての伝送制御部31を各々制
御し、これらに所定の動作を行なわせるようになってい
る。また、前記主制御部32は、各種媒体(紙幣、硬
貨、レシート用紙、ジャーナル用紙、通帳など)の残量
診断(チェック)を行なうとともに、各ユニット21乃
至27の動作診断(チェック)を行なう。
【0026】前記主制御部32には、必要に応じてリモ
ートモニタ34を接続し、遠方から監視することを可能
としている。リモートモニタ34は、主制御部32によ
って制御され、内部モニタ28とほぼ同じ情報を表示す
るとともに、この自動取引装置1に異常が発生した場合
には、ブザーなどの鳴動手段を併用して異常を報知する
ようになっている。
【0027】前記フロッピーディスク部30は、この自
動取引装置1の運用に係る後述するような処理手段のプ
ログラムを格納するとともに、取引に供する各種の情報
の取引の記録、自動取引装置1の稼動状況の記録、自動
取引装置1固有に設定された特殊な情報の格納等を行な
う。
【0028】ホストコンピュータ35は利用者の口座情
報等の取引データを記憶している記憶手段としての情報
処理装置となっており、前記伝送制御部31は通信回線
を介してこのホストコンピュータ35と接続されてお
り、必要に応じてホストコンピュータ35とオンライン
交信するようになっている。
【0029】この様な自動取引装置1においては、取引
に際して操作部5のガイダンス(案内)に従って、利用
者が取引の種類を選択して取引を開始し、カードPある
いは通帳R等の取引媒体を挿入することにより取引を継
続するようになっている。そして、主制御部32は、カ
ードPから読み取られた使用頻度情報に基づき利用者の
操作習熟度に応じたガイダンス(操作案内)を行うよう
接客ユニット26、音声案内ユニット27を制御するよ
うになっている。
【0030】本実施形態では、自動取引システムAにお
ける自動取引装置1の記憶部29には、図4に示すよう
に、操作部5に表示される画面表示におけるフリッカー
(点滅部分)の点滅速度に関してSLOW、NORMA
L、FIRSTの3段階からなる設定速度(D1〜D
3)を有している。このフリッカーの点滅速度は夫々、
SLOWが1.0秒、NORMALが0.8秒、FIR
STが0.5秒に設定されている。
【0031】さらに、記憶部29には、操作部5にガイ
ダンス画面を表示してから音声ガイダンスを出力するま
での音声ガイダンス出力の遅延時間に関してはSHOR
T、NORMAL、LONGの3段階からなる設定速度
(D4〜D6)を有している。この音声ガイダンス出力
の遅延時間は夫々、SHORTが1秒、NORMALが
2秒、LONGが5秒に設定されている。そして、案内
画面を表示してから利用者の操作が行われる迄の間にレ
ベルがSHORTの場合1秒、NORMALの場合2
秒、LONGの場合5秒が経過すると音声ガイダンスを
行うようになっている。尚、この2つ以外にも、音声ガ
イダンスの話す速度や、表示画面の切替速度を段階的に
して複数種類有することも可能である。
【0032】第1の実施の形態として、図5に示すよう
に、カードPの磁気ストライプには、発行銀行のコー
ド、支店コード、口座番号からなる口座情報が記録さ
れ、また、使用頻度情報として取引の種類(取引a、
…)、この取引aを今までに行った回数を表す累積回数
が取引の種類毎に記録されている。そして、このカード
Pに記録された使用頻度情報に基づいて点滅速度や音声
ガイダンス出力の遅延時間の設定速度を決定するように
なっている。図5(b)は、使用頻度情報としてカード
Pに記録される情報の一例を示している。
【0033】次に、図1に示すフローチャートを用いて
本発明に係る自動取引装置1の取引動作の第1の実施形
態を説明する。図6は、自動取引装置1の操作部5の表
示手段であるカラーCRTに表示された初期画面であ
り、お引き出し41、通帳記入42、残高照会43、お
預け入れ44、お振込・お振替45、定期お預け入れ4
6から成る利用者待ち画面40を示している。
【0034】最初に利用者は、自動取引装置1の操作部
5のカラーCRTに表示されている利用者待ち画面40
の取引項目から希望する取引の表示に対応する操作部5
のタッチセンサーパネルの部位を指で触れて、取引を指
定する(ST10)。
【0035】このようにして利用者により取引が指定さ
れると、主制御部32は操作部5にカード挿入の案内画
面を表示する。この案内に従って、利用者により取引媒
体としてカードPがカード口6へ挿入されると(ST1
2)、カードリーダユニット21がカードP(取引媒
体)の磁気ストライプから図5に示すような口座番号等
の口座情報と累積回数からなる使用頻度情報とを読み取
り、主制御部32へ伝送する(ST14)。
【0036】主制御部32は、カードPの磁気ストライ
プから累積回数が読み取られると、この累積回数から利
用者の習熟度レベルのチェック処理を行うようになって
いる(ST16)。このST16にて取引の累積回数を
予め設定したしきい値と比較して利用者の操作習熟度を
判定する習熟度判定手段を構成している。この利用者の
習熟度レベルのレベルチェックの処理動作は、図7に示
すように、まず、利用者により選択された取引が初回ア
クセス(初めて選択された取引)であるかを判定する
(ST160)。そして、ST160で初回アクセスで
ある(利用者によりこの取引が初めて選択された場合で
ある)と判定されると、利用者の習熟度レベルを初心者
レベルに設定する(ST162)。
【0037】また、ST160で初回アクセスではない
と判定されると、ST14にて読み取られた累積回数を
予め設定された設定値と比較して利用者の習熟度レベル
を設定するようになっている(ST164〜ST16
9)。つまり、ST141で初回アクセスではないと判
定されると、累積回数が習熟者の設定値より大きいかを
判定する(ST164)。このST164にて累積回数
が習熟者の設定値より大きいと判定されると、利用者の
習熟度レベルを習熟者レベルに設定する(ST16
6)。
【0038】また、累積回数が初心者の設定値より小さ
いかを判定する(ST168)。累積回数がST164
にて習熟者の設定値より小さく、ST168にて初心者
の設定値より大きいと判定されると利用者の習熟度レベ
ルを普通レベルに設定する(ST169)。ST168
にて累積回数が初心者の設定値より小さいと判定される
と利用者の習熟度レベルを初心者レベルに設定する(S
T162)。
【0039】この様に、利用者の習熟度レベルが決定す
ると(ST16)、主制御部32は、図1に示すよう
に、ガイダンスレベルの設定処理を行うようになってい
る(ST18)。このST18にて本発明の操作案内情
報の出力に関する速度を変更する各種変更手段、及び選
択手段を構成している。このST18は、図8に示すよ
うに、このガイダンスレベルの設定処理として、複数種
類の設定速度を有するフリッカー(点滅部分)の点滅速
度、及び音声ガイダンス出力の遅延時間から、ST16
にて決定された利用者の習熟度レベルに基づいた設定速
度を選択/設定する(ST180〜ST188)。
【0040】まず、ST16(ST162)にて利用者
の習熟度レベルが初心者レベルに決定されると(ST1
80)、ガイダンスレベルとしてフリッカーの点滅速度
のSLOW(D1)をONとし、音声ガイダンス出力の
遅延時間のSHORT(D4)をONに設定する(ST
182)。次に、ST16(ST166)にて利用者の
習熟度レベルが習熟者レベルに決定されると(ST18
4)、ガイダンスレベルとしてフリッカーの点滅速度の
FIRST(D3)をONとし、音声ガイダンス出力の
遅延時間のLONG(D6)をONに設定する(ST1
86)。また、ST16(ST169)にて利用者の習
熟度レベルが普通レベルに決定された場合には、ガイダ
ンスレベルとしてフリッカーの点滅速度、及び音声ガイ
ダンス出力の遅延時間のNORMAL(D2、D5)を
共にONと設定する(ST188)ようになっている。
【0041】この様に、ガイダンスレベルが選択/設定
されると、主制御部32は、ST18にて設定されたガ
イダンスレベルに応じて取引の案内(ガイダンス)を行
うようになっている(ST20)。取引が終了すると、
主制御部32は、カードリーダユニット21により、S
T14で読み出された累積回数に今回の回数を+1加算
した累積回数を使用頻度情報としてカードP(取引媒
体)の磁気ストライプへ更新記録し(ST22)、カー
ドリーダユニット21のカード口6から取引媒体として
のカードPを返却するようになっている(ST24)。
【0042】この第1の実施の形態では、利用者が選択
した取引において、今までに利用者が行った取引回数に
応じてガイダンスレベルを設定し、取引に関するガイダ
ンスを行うようになっている。これより、利用者の操作
習熟度に合わせた速度で画面表示を切り替えることがで
き、利用者は分かりやすい取引ガイダンスを自動的に受
けることができる。
【0043】次に、ガイダンスレベルを設定する際に、
取引を行った累積回数だけでなく、取引を行う平均的な
周期も考慮して行う第2の実施の形態を説明する。図9
に示すように、第2の実施形態では、カードPの磁気ス
トライプには発行銀行のコード、支店コード、口座番号
からなる口座情報が記録されている上、使用頻度情報と
して取引の種類(取引a、…)、この取引aを行った前
回の日付を表す最終アクセス日、この取引aを行う平均
的な周期を示す平均インターバル、この取引aを今まで
に行った回数を表す累積回数等が取引の種類毎に記録さ
れている。そして、このカードPに記録された使用頻度
情報に基づいて点滅速度や音声ガイダンス出力の遅延時
間の設定速度を決定するようになっている。図9(b)
は、使用頻度情報としてカードPに記録される情報の一
例を示している。
【0044】次に、図10に示すフローチャートを用い
て本発明に係る自動取引装置1の取引動作の第2の実施
形態を説明する。尚、上述する第1の実施形態において
カードPに記憶されていた使用頻度情報に前回の取引日
としての最終アクセス日、利用者により取引された取引
間隔を表す平均インターバルがさらに保有されている以
外は図1に示すフローチャートと同様の処理を行い、同
じ処理動作の箇所には同じステップ数を付してある。
【0045】最初に利用者は、自動取引装置1の操作部
5のカラーCRTに表示されている利用者待ち画面40
の取引項目から希望する取引の表示に対応する操作部5
のタッチセンサーパネルの部位を指で触れて、取引を指
定する(ST10)。利用者により取引が指定される
と、主制御部32は操作部5にカード挿入の案内画面を
表示する。この案内に従って、利用者により取引媒体と
してカードPがカード口6へ挿入されると(ST1
2)、カードリーダユニット21がカードP(取引媒
体)の磁気ストライプから図5に示すような口座番号等
の口座情報と使用頻度情報とを読み取り、主制御部32
へ伝送する(ST14)。
【0046】主制御部32は、カードPの磁気ストライ
プから使用頻度情報が読み取られると、利用者により選
択された取引に関する平均的な取引間隔を計算する。つ
まり、カードPの使用頻度情報のうちで、利用者により
選択された取引に関する最終アクセス日、平均インター
バル、累積回数と今回の取引の日付から、上記取引に関
する最新の平均インターバルを算出する。
【0047】即ち、最新の平均インターバル=(累積回
数×平均インターバル+(今回の日付−最終アクセス
日))÷(累積回数+1) …(1) から、最新の平
均インターバル(取引間隔)を計算する(ST30)。
このST30にて利用者により取引された取引日を用い
て利用者の取引間隔を算出する算出手段を構成してい
る。
【0048】今、取引として引出取引が選択され、カー
ドPの磁気ストライプから図9(b)に示すような使用
頻度情報が読み取られている。この使用頻度情報のうち
の引出取引に関する最終アクセス日(96年1月23
日)、平均インターバル(5)、累積回数(120回)
と今回の取引の日付(例えば、96年3月25日とす
る。)から、引出取引に関する最新の平均インターバル
は、上記算出式(1)より、最新の平均インターバル=
(120回×5+62日間)/121回=5.47と計
算される。
【0049】次に、ST30にて算出された最新の平均
インターバル(5.47)から利用者の習熟度レベルの
チェック処理を行うようになっている(ST32)。こ
のST14にて取引周期を予め設定した設定値と比較し
て利用者の操作習熟度を判定する習熟度判定手段を構成
している。この利用者の習熟度レベルのレベルチェック
の処理動作は、図11に示すように、まず、利用者によ
り選択された取引が初回アクセス(初めて選択された取
引)であるかを判定する(ST320)。そして、ST
320で初回アクセスである(利用者によりこの取引が
初めて選択された場合である)と判定されると、利用者
の習熟度レベルを初心者レベルに設定する(ST32
2)。
【0050】また、ST320で初回アクセスではない
と判定されると、ST30にて算出された最新の平均イ
ンターバルを予め設定された設定値と比較して利用者の
習熟度レベルを設定するようになっている(ST324
〜ST329)。この第2の実施形態では、この設定値
として、毎週アクセスしている(即ち、一週間に1回は
特定の取引をおこなっている)レベルを習熟者とみなし
て習熟者の設定値を7とし、1か月以上アクセスがない
(即ち、特定の取引を1か月に1回おこなわない)レベ
ルを初心者とみなして初心者の設定値を31と予め設定
している。
【0051】つまり、ST320で初回アクセスではな
いと判定されると、ST30にて算出された最新の平均
インターバルが習熟者の設定値7より小さいかを判定す
る(ST324)。このST324にて最新の平均イン
ターバルが習熟者の設定値より小さいと判定されると、
毎週アクセスしている頻度とみなして利用者の習熟度レ
ベルを習熟者レベルに設定する(ST326)。
【0052】また、ST30にて算出された最新の平均
インターバルが初心者の設定値31より大きいかを判定
する(ST328)。最新の平均インターバルがST3
24にて習熟者の設定値より大きく、ST328にて初
心者の設定値より小さいと判定されると、月に1回アク
セスする頻度とみなして利用者の習熟度レベルを普通レ
ベルに設定する(ST329)。ST328にて最新の
平均インターバルが初心者の設定値より大きいと判定さ
れると、月に1回アクセスしない頻度とみなして利用者
の習熟度レベルを初心者レベルに設定する(ST32
2)。
【0053】この第2の実施形態では、ST30にて算
出された最新の平均インターバル5.47が算出されて
おり、ST324にて習熟者の設定値7より小さいと判
定され、利用者の習熟度レベルが習熟者レベルに設定さ
れるようになっている(ST326)。
【0054】この様に、利用者の習熟度レベルが決定す
ると(ST32)、主制御部32は、図10に示すよう
に、ガイダンスレベルの設定処理を行うようになってい
る(ST18)。この変更手段としてのST18は、上
述するように図8において、このガイダンスレベルの設
定処理として、複数種類の設定速度を有するフリッカー
(点滅部分)の点滅速度、及び音声ガイダンス出力の遅
延時間から、ST14にて決定された利用者の習熟度レ
ベルに基づいた設定速度を選択/設定する(ST180
〜ST188)。
【0055】まず、ST32で習熟度レベルが初心者レ
ベルに決定されると、ガイダンスレベルとしてフリッカ
ーの点滅速度をSLOW(D1)に、音声ガイダンス出
力の遅延時間をSHORT(D4)に設定する(ST1
82)。次に、習熟者レベルに決定されると、ガイダン
スレベルとしてフリッカーの点滅速度をFIRST(D
3)に、音声ガイダンス出力の遅延時間をLONG(D
6)に設定する(ST186)。また、普通レベルに決
定された場合には、ガイダンスレベルとしてフリッカー
の点滅速度、及び音声ガイダンス出力の遅延時間を共に
NORMAL(D2、D5)に設定するようになってい
る(ST188)。
【0056】そして、ガイダンスレベルが選択/設定さ
れると、主制御部32は、ST18にて設定されたガイ
ダンスレベルに応じて取引の案内(ガイダンス)を行う
ようになっている(ST20)。取引が終了すると、主
制御部32は、カードリーダユニット21により、ST
30にて算出された平均インターバルと今回の取引日を
使用頻度情報としてカードP(取引媒体)の磁気ストラ
イプへ更新記録し(ST34)、カードリーダユニット
21のカード口6から取引媒体としてのカードPを返却
するようになっている(ST24)。
【0057】この第2の実施形態では、過去に取引を行
った回数だけでなく、利用者がその取引を行う周期を計
算し、利用者が取引を行う周期に基づいてガイダンスレ
ベルを設定し、取引に関するガイダンスを行うようにな
っている。これより、利用者の操作習熟度に合わせた速
度で画面表示を切り替えることができ、利用者は分かり
やすい取引ガイダンスを自動的に受けることができる。
【0058】次に、図12を用いて本発明に係る自動取
引装置1の取引動作の第3の実施形態を説明する。この
第3の実施形態では、ホストコンピュータ35に発行銀
行のコード、支店コード、口座番号からなる口座情報が
記録されていると共に、図9に示すような、使用頻度情
報として取引の種類(取引a、…)、この取引aを行っ
た前回の日付を表す最終アクセス日、この取引aを行う
平均的な周期を示す平均インターバル、この取引aを今
までに行った回数を表す累積回数等が取引の種類毎に記
録されているようになっている。尚、上述する第2の実
施形態においてカードPに記憶されていた使用頻度情報
がホストコンピュータ35に保有されている以外は図1
0に示すフローチャートと同様の処理を行い、同じ処理
動作の箇所には同じステップ数を付してある。
【0059】最初に利用者は、図6に示すような、自動
取引装置1の操作部5に表示された利用者待ち画面40
の取引項目から希望する取引を指定する(ST10)。
利用者により取引が指定されると、主制御部32は操作
部5に取引媒体挿入の案内画面を表示する。この案内に
従って、利用者により取引媒体が挿入されると(ST1
2)、取引媒体(カードPなど)の磁気ストライプから
図9(a)に示すような口座情報を読み取り、主制御部
32へ伝送する。
【0060】主制御部32では、読み取った口座情報を
ホストコンピュータ35に伝送し、口座情報を基に利用
者の使用頻度情報を読みだし、自動取引装置1へ送信す
る(ST40)。主制御部32は、ホストコンピュータ
35から使用頻度情報を受信すると、ST10で利用者
により選択された取引に関する平均的な取引間隔を計算
する。
【0061】つまり、使用頻度情報のうちで、利用者に
より選択された取引に関する最終アクセス日、平均イン
ターバル、累積回数と今回の取引の日付から、最新の平
均インターバル=(累積回数×平均インターバル+(今
回の日付−最終アクセス日))÷(累積回数+1) …
(1) のように上記取引に関する最新の平均インター
バル(取引間隔)を計算する(ST42)。
【0062】次に、ST42にて算出された最新の平均
インターバルから、上述した図11に示すフローチャー
トに従って、利用者の習熟度レベルのチェック処理を行
うようになっている(ST32、ST320〜ST32
9)。即ち、利用者により選択された取引が初回アクセ
ス(初めて選択された取引)であるかを判定し(ST3
20)、利用者によりこの取引が初めて選択された場合
には、利用者の習熟度レベルを初心者レベルに設定する
(ST322)。ST320で初回アクセスではないと
判定されると、ST42にて算出された最新の平均イン
ターバルを予め設定された習熟者の設定値/初心者の設
定値の夫々と比較して利用者の習熟度レベルを設定する
ようになっている(ST324〜ST329)。そし
て、最新の平均インターバルが習熟者の設定値より小さ
い場合に習熟者レベルに設定し(ST326)、最新の
平均インターバルが習熟者の設定値より大きく初心者の
設定値より小さい場合に普通レベルに設定し(ST32
9)、最新の平均インターバルが初心者のしきい値より
大きい場合に初心者レベルに設定するようになっている
(ST322)。
【0063】この様に、利用者の習熟度レベルが決定す
ると(ST32)、次に主制御部32は、図8に示すフ
ローチャートに従ってガイダンスレベルの設定処理を行
うようになっている(ST18)。複数種類の設定速度
を有するフリッカー(点滅部)の点滅速度、及び音声ガ
イダンス出力の遅延時間から、ST14にて決定された
利用者の習熟度レベルに基づいた設定速度を選択/設定
する(ST180〜ST188)。
【0064】まず、ST32で習熟度レベルが初心者レ
ベルに決定されると、ガイダンスレベルとしてフリッカ
ーの点滅速度をSLOW(D1)に、音声ガイダンス出
力の遅延時間をSHORT(D4)に設定する(ST1
82)。次に、習熟者レベルに決定されると、ガイダン
スレベルとしてフリッカーの点滅速度をFIRST(D
3)に、音声ガイダンス出力の遅延時間をLONG(D
6)に設定する(ST186)。また、普通レベルに決
定された場合には、ガイダンスレベルとしてフリッカー
の点滅速度、及び音声ガイダンス出力の遅延時間を共に
NORMAL(D2、D5)に設定するようになってい
る(ST188)。
【0065】この様に、ガイダンスレベルが選択/設定
されると、主制御部32は、ST18にて設定されたガ
イダンスレベルに応じて取引の案内(ガイダンス)を行
う(ST20)。取引が終了すると、主制御部32は、
ST42にて算出された平均インターバルと今回の取引
日をホストコンピュータ35に伝送し、利用者の使用頻
度情報を更新記録し(ST44)、取引媒体を返却して
取引を終了するようになっている(ST24)。
【0066】この第3の実施形態では、利用者の使用頻
度情報をホストコンピュータ35に保存しているため
に、利用者は従来使用されているカードをそのまま使用
しながら、上述する本発明のレベルに応じた取引ガイダ
ンスのサービスを受けることができる。
【0067】また、図10及び図12に示す第2及び第
3の実施形態では、レベルチェックを行う際に、利用者
の前回までの使用頻度情報に加えて今回の取引の日付等
を考慮して、取引に関する平均的な取引周期(平均イン
ターバル)を計算しているようになっている。これよ
り、利用者の現在の操作習熟度に合わせたガイダンスレ
ベルにて取引サービス(画面表示の切り替え)を行うこ
とができる。
【0068】次に、図13を用いて本発明に係る自動取
引装置1の取引動作の第4の実施形態を説明する。この
第4の実施形態では、カードPまたはホストコンピュー
タ35には口座情報が記録されていると共に、図9に示
す各種の使用頻度情報に加え、判定した習熟度レベルも
保有されている。そして、カードPまたはホストコンピ
ュータ35に保有した使用頻度情報に基づきガイダンス
レベルを設定し、取引を行うものである。そして、取引
が終了した後に今回の取引の日付等を考慮した最新の平
均インターバルを計算し、カードPまたはホストコンピ
ュータ35の使用頻度情報、判定した習熟度レベルも加
えて更新するようになっている。それ以外は、図10及
び図12に示すフローチャートと同様の処理を行い、同
じ処理動作の箇所には同じステップ数を付してある。
【0069】最初に利用者は、図6に示すような、自動
取引装置1の操作部5に表示された利用者待ち画面40
の取引項目から希望する取引を指定する(ST10)。
利用者により取引が指定されると、主制御部32は操作
部5に取引媒体挿入の案内画面を表示する。この案内に
従って、利用者により取引媒体が挿入されると(ST1
2)、使用頻度情報等が取引媒体に記録されている場合
には取引媒体から、ホストコンピュータ35に保有され
ている場合にはホストコンピュータ35から、使用頻度
情報及び前回の取引時に判定した習熟度レベルを読み取
る(ST50)。
【0070】主制御部32は、使用頻度情報と共に読み
取った習熟度レベルを元に、図11に示すフローチャー
トに従ってガイダンスレベル(例えば、フリッカーの点
滅速度、音声ガイダンス出力の遅延時間等)の設定処理
を行う(ST18、ST180〜ST188)。まず、
習熟度レベルが初心者レベルの場合、ガイダンスレベル
としてフリッカーの点滅速度をSLOW(D1)に、音
声ガイダンス出力の遅延時間をSHORT(D4)に設
定する(ST182)。次に、習熟者レベルの場合、ガ
イダンスレベルとしてフリッカーの点滅速度をFIRS
T(D3)に、音声ガイダンス出力の遅延時間をLON
G(D6)に設定する(ST186)。また、普通レベ
ルの場合には、ガイダンスレベルとしてフリッカーの点
滅速度、及び音声ガイダンス出力の遅延時間を共にNO
RMAL(D2、D5)に設定するようになっている
(ST188)。
【0071】この様に、ガイダンスレベルが選択/設定
されると、主制御部32は、ST15にて設定されたガ
イダンスレベルに応じて取引の案内(ガイダンス)を行
う(ST20)。取引が終了すると、主制御部32は、
上述する今回の取引の日付を考慮して実行した取引に関
する平均的な取引周期(最新の平均インターバル)を計
算する(ST54)。
【0072】次に、ST54にて算出された最新の平均
インターバルから、図11に示すフローチャートに従っ
て、利用者の習熟度レベルのチェック処理を行うように
なっている(ST56)。まず、利用者により実行取引
が初めて選択された取引(初回アクセス)である場合
(ST320)、利用者の習熟度レベルを初心者レベル
に設定する(ST322)。また、初回アクセスではな
い場合であって、最新の平均インターバルが習熟者の設
定値より小さい時に習熟者レベルに設定し(ST32
6)、最新の平均インターバルが習熟者の設定値より大
きく初心者の設定値より小さい時に普通レベルに設定し
(ST329)、最新の平均インターバルが初心者の設
定値より大きい時に初心者レベルに設定するようになっ
ている(ST322)。
【0073】ST54にて算出された今回の取引日付、
最新の平均インターバルからなる使用頻度情報及び習熟
度レベルをカードPまたはホストコンピュータ35に更
新記録し(ST58)、取引媒体を返却して取引を終了
するようになっている(ST24)。
【0074】この第4の実施形態では、使用頻度情報と
共に(として)前回の取引終了時に算出した利用者の習
熟度レベルもカードPまたはホストコンピュータ35に
保有しており、この習熟度レベルに基づいて直ぐにガイ
ダンスレベルを設定できる。そのため、取引前に平均イ
ンターバルなどを計算する時間が不要となり、利用者を
待たせる事なく迅速に利用者の操作習熟度に合わせた取
引ガイダンスを実行することができる。
【0075】また、これらの実施形態では、使用者によ
り初めて選択された取引では、低い習熟度に対応する速
度に設定して初心者レベルの取引ガイダンスを実行する
ようになっているため、初めて行う取引において、利用
者は分かりやすい取引ガイダンスを自動的に受けること
ができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者の操作習熟度に合わせた速度で画面表示を切り替
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引装置1に係る利用者の取引の
使用頻度情報に基づき利用者の操作習熟度に応じたガイ
ダンス(操作案内)を行う取引動作の第1の実施の形態
を説明するフローチャート図。
【図2】自動取引装置1の外観斜視図。
【図3】自動取引装置1及び自動取引システムAの構成
を説明する断面図。
【図4】自動取引装置1の記憶部29に記憶されたフリ
ッカー(点滅部分)の点滅速度、及び音声ガイダンス出
力の遅延時間に関する設定速度を説明する図。
【図5】カードPの磁気ストライプに記録されている口
座情報及び使用頻度情報の第1の実施の形態を説明する
図。
【図6】自動取引装置1の操作部5の初期画面である利
用者待ち画面を説明する図。
【図7】自動取引装置1に係る利用者の習熟度レベルの
レベルチェックに関する処理動作の第1の実施の形態を
説明するフローチャート図。
【図8】自動取引装置1に係るガイダンスレベルの設定
処理に関する動作を説明するフローチャート図。
【図9】カードPの磁気ストライプに記録されている口
座情報及び使用頻度情報の第2の実施の形態を説明する
図。
【図10】本発明の自動取引装置1に係る利用者の取引
の使用頻度情報に基づき利用者の操作習熟度に応じたガ
イダンス(操作案内)を行う取引動作の第2の実施の形
態を説明するフローチャート図。
【図11】自動取引装置1に係る利用者の習熟度レベル
のレベルチェックに関する処理動作の第2の実施の形態
を説明するフローチャート図。
【図12】本発明の自動取引システムAに係る利用者の
使用頻度情報に基づき利用者の操作習熟度に応じたガイ
ダンス(操作案内)を行う取引動作の第3の実施形態を
説明するフローチャート図。
【図13】本発明の自動取引装置1に係る利用者の使用
頻度情報に基づき利用者の操作習熟度に応じたガイダン
ス(操作案内)を行う取引動作の第4の実施形態を説明
するフローチャート図。
【符号の説明】
A 自動取引システム 1 自動取引装置 3 紙幣口 5 操作部 6 カード口 7 通帳口 21 カードリーダユニット 29 記憶部 31 伝送制御部 32 主制御部 35 ホストコンピュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の操作により所定の取引を実行す
    る自動取引システムにおいて、 取引に関する操作案内情報を出力する出力手段と、 利用者により取引された取引回数を記憶する記憶手段
    と、 この記憶手段により記憶された取引回数に基づき上記出
    力手段にて出力される操作案内情報の出力に関する速度
    を変更する変更手段と、 この変更手段により変更された速度に基づき上記出力手
    段にて操作案内情報を出力する制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引システム。
  2. 【請求項2】 上記変更手段は、 上記記憶手段に記憶された取引回数を予め設定された設
    定回数と比較して利用者の操作習熟度を判定する習熟度
    判定手段と、 上記出力手段にて出力される操作案内情報の出力に関す
    る複数段階からなる速度の中から上記習熟度判定手段に
    より判定された操作習熟度に基づいた速度を選択する選
    択手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の自動取引シス
    テム。
  3. 【請求項3】 取引の際に点滅することにより取引媒体
    の排出を案内する点滅案内手段と、 上記記憶手段により記憶された取引回数に基づき上記点
    滅案内手段による点滅案内の点滅速度を変更する点滅速
    度変更手段と、 この点滅速度変更手段により変更された点滅速度に基づ
    き上記点滅案内手段を点滅させる点滅制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の自動取引シス
    テム。
  4. 【請求項4】 取引の際に音声により取引に関する操作
    案内情報を出力する音声案内手段と、 取引に関する操作案内情報を表示する表示手段と、 上記記憶手段により記憶された取引回数に基づき上記表
    示手段にて操作案内情報が表示されてから上記音声案内
    手段にて操作案内情報が出力されるまでの時間を変更手
    段する音声出力変更手段と、 この音声出力変更手段により変更された速度に基づき上
    記音声案内手段から操作案内情報を出力する音声制御手
    段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の自動取引シス
    テム。
  5. 【請求項5】 利用者の操作により所定の取引を実行す
    る自動取引システムにおいて、 取引に関する操作案内情報を出力する出力手段と、 利用者により取引された取引日を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された取引日を用いて利用者により
    取引が実行される取引間隔を算出する算出手段と、 この算出手段により算出された取引間隔に基づき上記出
    力手段にて出力される操作案内情報の出力に関する速度
    を変更する変更手段と、 この変更手段により変更された速度に基づき上記出力手
    段にて操作案内情報を出力する制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引システム。
  6. 【請求項6】 上記変更手段は、 上記算出手段により算出された取引間隔を予め設定され
    た設定間隔と比較して利用者の操作習熟度を判定する習
    熟度判定手段と、 上記出力手段にて出力される操作案内情報の出力に関す
    る複数段階からなる速度の中から上記習熟度判定手段に
    より判定された操作習熟度に基づいた速度を選択する選
    択手段と、 を有することを特徴とする請求項5記載の自動取引シス
    テム。
  7. 【請求項7】 取引の際に点滅することにより取引媒体
    の排出を案内する点滅案内手段と、 上記算出手段により算出された取引間隔に基づき上記点
    滅案内手段による点滅案内の点滅速度を変更する点滅速
    度変更手段と、 この点滅速度変更手段により変更された点滅速度に基づ
    き上記点滅案内手段を点滅させる点滅制御手段と、 を有することを特徴とする請求項5記載の自動取引シス
    テム。
  8. 【請求項8】 取引の際に音声により取引に関する操作
    案内情報を出力する音声案内手段と、 取引に関する操作案内情報を表示する表示手段と、 上記算出手段により算出された取引間隔に基づき上記表
    示手段にて操作案内情報が表示されてから上記音声案内
    手段にて操作案内情報が出力されるまでの時間を変更手
    段する音声出力変更手段と、 この音声出力変更手段により変更された速度に基づき上
    記音声案内手段から操作案内情報を出力する音声制御手
    段と、 を有することを特徴とする請求項5記載の自動取引シス
    テム。
  9. 【請求項9】 利用者の操作により所定の取引を実行す
    る自動取引システムにおいて、 取引に関する操作案内情報を出力する出力手段と、 利用者により利用された過去の取引日に基づき算出され
    た利用者により取引が実行される取引間隔と、前回の取
    引日とを含む取引情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された取引情報と今回の取引日から
    今回までの取引間隔を算出する算出手段と、 この算出手段に算出された取引間隔に基づき上記出力手
    段にて出力される操作案内情報の出力に関する速度を変
    更する変更手段と、 この変更手段により変更された速度に基づき上記出力手
    段に操作案内情報を出力する制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引システム。
  10. 【請求項10】 上記記憶手段は、利用者により取引さ
    れた取引回数と、利用者により利用された過去の取引日
    に基づき算出された利用者により取引が実行される取引
    間隔と、前回の取引日とからなる取引情報を記憶する取
    引情報記憶部を有し、 上記算出手段は、この取引情報記憶部に記憶された取引
    情報と今回の取引日から 今回までの取引間隔=(取引回数×取引間隔+(今回の
    取引日−前回の取引日))÷(取引回数+1) の算出式にて今回までの取引間隔を算出する処理手段
    と、 を有することを特徴とする請求項9記載の自動取引シス
    テム。
  11. 【請求項11】 利用者の操作により所定の取引を実行
    する自動取引システムにおいて、 取引に関する操作案内情報を出力する出力手段と、 取引の中から所望の取引を選択する取引選択手段と、 利用者により過去に取引された取引とその取引日を記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された取引日に基づき上記取引
    選択手段にて利用者により選択された取引は初めて取引
    されるものであるかを判定する初回判定手段と、 この初回判定手段により初めて取引されるものではない
    と判定された場合に上記記憶手段に記憶された取引日を
    用いて利用者により取引が実行される取引間隔を算出す
    る算出手段と、 この算出手段により算出された取引間隔を予め設定され
    た設定値と比較して利用者の操作習熟度を判定する習熟
    度判定手段と、 この習熟度判定手段により判定された操作習熟度に基づ
    き上記出力手段にて出力される操作案内情報の出力に関
    する速度を変更し、上記初回判定手段により初めて取引
    されるものであると判定された場合には上記出力手段に
    て出力される操作案内情報の出力に関する速度を低い習
    熟度に対応する速度に変更する変更手段と、 この変更手段により変更された速度に基づき上記出力手
    段にて操作案内情報を出力する制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引システム。
  12. 【請求項12】 利用者の操作により所定の取引を実行
    する自動取引装置において、 取引に関する操作案内情報を出力する出力手段と、 利用者の前回の取引日を含む取引情報を記録している取
    引媒体を受け入れる受入手段と、 この受入手段から受け入れられた取引媒体から取引情報
    を読み取る読取手段と、 この読取手段から読み取られた取引情報の取引日を用い
    て利用者により取引が実行される取引間隔を算出する算
    出手段と、 この算出手段により算出された取引間隔に基づき上記出
    力手段にて出力される操作案内情報の出力に関する速度
    を変更する変更手段と、 この変更手段により変更された速度に基づき上記出力手
    段にて操作案内情報を出力する制御手段と、 取引が実行されると上記取引媒体に今回の取引日を記録
    する記録手段と、 この記録手段により記録された上記取引媒体を排出する
    排出手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。
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