JPH1055467A - 入力装置及び自動取引装置 - Google Patents

入力装置及び自動取引装置

Info

Publication number
JPH1055467A
JPH1055467A JP8212319A JP21231996A JPH1055467A JP H1055467 A JPH1055467 A JP H1055467A JP 8212319 A JP8212319 A JP 8212319A JP 21231996 A JP21231996 A JP 21231996A JP H1055467 A JPH1055467 A JP H1055467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
display
user
angle
dominant arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8212319A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ichijo
泰男 一條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8212319A priority Critical patent/JPH1055467A/ja
Publication of JPH1055467A publication Critical patent/JPH1055467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の利き腕を正確かつ迅速に判断でき、
利用者が右利きあるいは左利きであっても操作しやすい
入力装置及び自動取引装置を提供する。 【解決手段】 利用者がタッチセンサパネル5aを触れ
ると、タッチセンサパネル5aにてタッチした位置を検
知し、入力領域がタッチされた場合に(ST12)、タ
ッチされた位置情報に対して利き腕認識部44にてまず
細線化処理を行い(ST14)、得られた線を直線に近
似して(ST16)、この近似直線が予め設定された水
平直線に対して何度の角度を成しているかを算出し(S
T18)、この算出角度から利用者の利き腕を認識して
(ST20)、対話管理部48にてこの認識結果に基づ
いて画面表示の選択、切換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば銀行等の金
融機関で用いられ、不特定多数の利用者により操作され
る現金自動預出金機等において、特に利用者の利き腕に
応じて操作しやすい入力画面を表示する入力装置、及び
この入力装置を用いて利用者の操作により現金の取引を
自動的に行う自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行などの金融機関においては、
利用者が操作して取引に必要な情報を入力装置から入力
することによって現金の入出金取引等を自動的に行なう
現金自動預金機などの自動取引装置(ATM)が各種開
発され、実用に供されている。
【0003】従来のATMに用いられる入力装置におい
ては、取引に関する操作ガイダンスや入力エリアなどを
入力装置に順次表示することにより利用者に対して取引
の一連の操作手順等を案内するように構成されている。
そして、この案内に沿って入力装置から利用者によって
所定の情報が入力されるとATMでは対応する取引処理
を行うようになっている。
【0004】しかし、入力装置に表示される入力エリア
などは右手での入力を前提として設計され、右利きの人
が操作しやすい位置に表示されることが多い。このよう
な右利き用の画面に対して左手で入力すると手で表示画
面が隠れてしまい、左利きの利用者にとっては入力する
ための自分の手で表示画面が見えなくなり、操作しにく
いという問題があった。
【0005】近年、この様な問題に対処するため、特開
平5−66888号公報に記載されているように予め処
理を行う前に利用者により利き腕を入力する装置や、特
開平6−208671号公報に記載されているように左
右位置に連続的に長い入力領域を右半分の領域に接触し
た場合には右利き、左半分の領域に接触した場合には左
利きと判断する装置等が考案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置に
よれば、取引に関する種々の情報入力を行う前に、さら
に利用者により利き腕を入力するという入力動作が加わ
るため、入力数が多くなり、利用者にとって取引がより
煩雑になるという問題がある。また、利用者により入力
される入力領域が必ずしも利き腕側の入力領域とは限ら
ず、即ち右利きの利用者が必ずしも右側の入力領域を接
触するとは限らず、左利きの利用者が必ずしも左側の入
力領域を接触するとは限らず、誤った判断を誘発する恐
れがあるという問題がある。
【0007】そこで本発明は、上記欠点を除去し、利用
者の利き腕を正確かつ迅速に判断でき、利用者が右利き
あるいは左利きであっても操作しやすい入力装置及び自
動取引装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る入力装置は、操作案内を表
示する表示手段と、この表示手段の上に配設され接触面
を利用者が接触することでその接触部分に表示された情
報の入力が可能な入力手段と、この入力手段の接触面に
対して利用者により接触された接触部分が予め設定され
た基準線に対して成す角度を算出する算出手段と、この
算出手段により算出された角度に応じて上記入力手段に
接触した利用者の利き腕を認識する認識する認識手段
と、この認識手段により認識された利き腕に対応する操
作案内を上記表示手段に表示するよう制御する表示制御
手段とを有するものである。
【0009】上述する請求項1記載の本発明は、利用者
により入力手段の接触面が接触されると、その接触部分
と基準線の成す角度を算出し、この算出角度に応じて入
力手段に接触した利用者の利き腕を認識し、認識された
利き腕に対応する操作案内を表示手段に表示するよう制
御するようになっている。これより、利用者の利き腕を
正確かつ迅速に判断でき、利用者が右利きあるいは左利
きであっても操作しやすいという効果を奏する。
【0010】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項7に係る入力装置は、操作案内を表示する表示
手段と、この表示手段の上に配設され接触面を利用者が
接触することでその接触部分に表示された情報の入力が
可能な入力手段と、この入力手段の接触面に対して利用
者により接触された接触部分の幅方向の中心点を求めて
線を算出する細線化を行う細線化手段と、この細線化手
段により算出された線に基づき直線に近似処理する近似
手段と、この近似手段により近似処理され得られた直線
と予め設定された水平線との角度を算出する角度算出手
段と、上記角度算出手段により算出される角度が設定角
度を越えるか判定する角度判定手段と、この角度判定手
段により設定角度を越えないと判定された場合には上記
入力手段に接触した利用者の利き腕を左利きと判定し、
設定角度を越えると判定された場合には右利きと判定す
る利き腕判定手段と、この利き腕判定手段により判定さ
れた利き腕に対応する操作案内を上記表示手段に表示す
るよう制御する表示制御手段とを有するものである。
【0011】上述する請求項7記載の本発明は、利用者
により入力手段の接触面が接触されると、細線化手段に
て接触部分の幅方向の中心点を求めて線を算出し、算出
された線を直線に近似処理し、得られた直線と予め設定
された水平線との角度を算出し、設定角度を越えるか判
定する。そして、設定角度を越えない場合には入力手段
に接触した利用者の利き腕を左利きと判定し、設定角度
を越える場合には右利きと判定して、利き腕に対応する
操作案内を表示手段に表示するようになっている。これ
より、利用者の利き腕を正確かつ迅速に判断でき、利用
者が右利きあるいは左利きであっても操作しやすいとい
う効果を奏する。
【0012】上記目的を達成するために、本発明の請求
項8に係る自動取引装置は、利用者の操作により所定の
取引を実行する自動取引装置において、取引に関する操
作案内や入力領域からなる操作画面を表示する表示手段
と、この表示手段の上に配設され接触面を利用者が接触
することでその接触部分に表示された情報の入力が可能
な入力手段と、上記表示手段に表示された取引の初期画
面において利用者により上記入力手段の接触面に対して
接触された接触部分が予め設定された基準線に対して成
す角度を算出する算出手段と、この算出手段により算出
された角度に応じて上記入力手段に接触した利用者の利
き腕を認識する認識する認識手段と、この認識手段によ
り認識された利き腕に対応した入力領域を有する操作画
面を上記初期画面に続けて上記表示手段に表示するよう
制御する表示制御手段と、上記入力手段の入力領域から
入力された情報に基づき所定の取引を行う取引制御手段
とを有するものである。
【0013】上述する請求項8記載の本発明は、初期画
面にて利用者により入力手段の接触面が接触されると、
この接触部分の角度を算出し、算出された角度に応じて
入力手段に接触した利用者の利き腕を認識し、認識され
た利き腕に対応した入力領域を有する操作画面を初期画
面に続けて表示手段に表示して、入力手段の入力領域か
ら入力された情報に基づき所定の取引を行う。これよ
り、利用者の利き腕を正確かつ迅速に判断でき、利用者
が右利きあるいは左利きであっても操作しやすいという
効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。まず、図2を参照して本実
施の形態に係る自動取引装置(たとえば、現金自動預出
金機)1の外観構成を説明する。図2に示す自動取引装
置1は、箱型状の筐体1Aの前面部側に、略L字形状の
接客操作領域2を設けている。そして、隔壁Wにより隔
てられた筐体1Aの後面部側には、オペレータによる帳
票補填操作領域1Bを設けている。
【0015】接客操作領域2の水平面には、紙幣を多数
枚一括して投入し得るとともに、放出された紙幣を一括
して受取る紙幣口3が設けられ、この紙幣口3は扉4に
より開閉可能となっている。
【0016】また、接客操作領域2の水平面には、透明
なタッチセンサパネル5a及びカラーCRT5bを組み
合わせた入力手段、表示手段としての入力装置の機能を
有する操作部5を設けている。操作部5のタッチセンサ
パネル5aは、カラーCRT5bの表示画面上に重ねて
用いられる、例えば透明なタッチスクリーンであり、利
用者によって指等でタッチされた当該パネル上の位置
を、例えば静電容量の変化等によって検知するものであ
る。尚、カラーCRT5bの下に置いて動力の変化を検
知し、タッチされた位置を所定の計算によって割り出す
ものでも良い。
【0017】カラーCRT5bは、操作手順、その他の
情報を文字、文言、イラストあるいは画像情報によって
画面にカラーで表示し、利用者の操作を誘導案内するよ
うになっている。また、取引に必要な各種情報を入力す
るための数字、カタカナ、アルファベット、確認や取消
し等の各種操作キーを表示し、この表示された操作キー
に対応するタッチセンサパネル5aのセグメント部位を
指で触れることにより、所望の情報の入力を行なうこと
ができるようになっている。
【0018】一方、接客操作領域2の垂直面には、暗証
番号、口座番号、発行銀行のコード等が磁気ストライプ
に記録されている取引媒体としてのカードを受入れるカ
ード口6、同じく帳票状の取引媒体としての通帳P又は
単票Qを受入れ放出する通帳口7、印字したレシートを
排出するレシート口8、硬貨を多数枚一括して投入し得
る硬貨投入口9、放出された硬貨を一括して受取る硬貨
受取口10、係員が操作する係員キー11等を設けてい
る。
【0019】図3は、前記自動取引装置1の制御系を示
すもので、前記筐体1A内にカードリーダユニット2
1、レシートプリンタユニット22、通帳プリンタユニ
ット23、紙幣入出金ユニット24、硬貨入出金ユニッ
ト25、前記操作部5を含む表示制御手段としての接客
ユニット26、音声案内ユニット27、内部モニタ28
を具備している。また、前記自動取引装置1は記憶部2
9、フロッピーディスク部30、交信手段としての伝送
制御部31、全体の制御を行う各種制御手段、処理手段
としての主制御部32、電源部33等を具備している。
【0020】前記カードリーダユニット21は、カード
口6から受入れた通常の取り引きに用いるカードの磁気
ストライプから暗証番号および口座番号等の口座情報を
読取るとともに、カードをカード口6へ返却する動作も
行うようになっている。また、カードリーダユニット2
1は、カード口6から受入れたカードに対する情報の書
き込み、読み出し、消去を行うとともに、カードのエン
ボス部分のイメージを読取るようになっている。
【0021】前記レシートプリンタユニット22は、取
引内容を印字したレシートを発行したり、又は、レシー
トに自己診断の結果を印字し、レシート口8から排出す
るようになっている。また、前記通帳プリンタユニット
23は、通帳口7から受入れた通帳Pの磁気ストライプ
に対して情報の読取りあるいは書込みを行なうととも
に、必要に応じて通帳P又は単票Qに取引内容等の印字
を行い、通帳口7から排出するようになっている。
【0022】前記紙幣入出金ユニット24は、紙幣口3
に一括して投入された紙幣を判別、計数して収納すると
ともに、必要に応じて、予め金庫に収納された紙幣を所
定枚数だけ取出して紙幣口3から一括して払出すように
なっている。前記硬貨入出金ユニット25は、硬貨投入
口9に一括して投入された硬貨を判別、計数して収納す
るとともに、必要に応じて、予め金庫に収納された硬貨
を所定枚数だけ取出して硬貨受取口10から一括して払
出すようになっている。
【0023】前記音声案内ユニット27は、音声により
顧客の操作の誘導案内を行なうようになっている。前記
内部モニタ28は、この自動取引装置1の運用に携わる
係員に装置状態を伝達するとともに、係員による操作指
示の入力を行なうものである。
【0024】前記主制御部32は、フロッピーディスク
部30内のプログラム情報を参照しつつ、前記各ユニッ
ト21乃至27、内部モニタ28、記憶手段としての記
憶部29及び受信手段としての伝送制御部31を各々制
御し、これらに所定の動作を行なわせるようになってい
る。そして、主制御部33は、利用者により入力された
情報に基づいて所定の取引業務の実行を制御する取引制
御手段を構成している。
【0025】また、前記主制御部32は、各種媒体(紙
幣、硬貨、レシート用紙、ジャーナル用紙、通帳P、単
票Qなど)の残量診断(チェック)を行なうとともに、
各ユニット21乃至27の動作診断(チェック)を行な
う。
【0026】前記主制御部32には、必要に応じてリモ
ートモニタ34を接続し、遠方から監視することを可能
としている。リモートモニタ34は、主制御部32によ
って制御され、内部モニタ28とほぼ同じ情報を表示す
るとともに、この自動取引装置1に異常が発生した場合
には、ブザーなどの鳴動手段を併用して異常を報知する
ようになっている。
【0027】前記フロッピーディスク部30は、この自
動取引装置1の運用に係る後述するような処理手段のプ
ログラムを格納するとともに、取引に供する各種の情報
の取引の記録、自動取引装置1の稼動状況の記録、自動
取引装置1固有に設定された特殊な情報の格納等を行な
う。
【0028】ホストコンピュータ35は顧客の取引デー
タを記憶している記憶装置となっており、伝送制御部3
1は通信回線を介してこのホストコンピュータ35とオ
ンライン接続されており、必要に応じてホストコンピュ
ータ35とオンライン交信するようになっている。
【0029】次に、図1は、表示制御手段としての接客
ユニット26の構成を詳細に示すものである。接客ユニ
ット26は、タッチセンサパネル5a、カラーCRT5
b、入力制御部41、位置入力部42、指定部43、利
き腕認識部44、および対話管理部48から構成され
る。
【0030】タッチセンサパネル5aは、前述したよう
に、カラーCRT5bの表示画面上に重ねて用いられる
透明なタッチスクリーンであり、その一部分の領域は、
対話管理部48の制御によって、必要に応じて入力領域
に割り当てられる。カラーCRT5aは、前述したよう
に、利用者に対する各種メッセージなどの表示に用いら
れる。
【0031】入力制御部41は、タッチセンサパネル5
aによって検知される利用者のタッチした位置が入力領
域内であるか否かを判断し、入力領域内であれば、対応
する位置情報を位置入力部42に渡し、入力領域以外で
あれば、対応する位置情報を指定部43に渡す入力制御
を行なうものである。
【0032】位置入力部42は、入力制御部41から渡
された位置情報を取込んで、入力バッファ(図示せず)
に順次格納するものである。そして、位置入力部42
は、入力制御部41から位置情報を取込んでから、あら
かじめ定められた一定時間を経過した場合に、利き腕認
識部44を起動するようになっている。指定部43は、
入力制御部41から渡された位置情報がカラーCRT5
aとの対応によって、利用者の意図する操作内容を判断
し、操作内容を対話管理部48へ送る。
【0033】利き腕認識部44は、位置入力部42に取
込まれている位置情報に基づき、後述する方法で利用者
の利き腕を認識するようになっており、位置入力部42
に起動されて行なう。第1及び第2の制御部としての対
話管理部48は、上述したように、タッチセンサパネル
5aおよびカラーCRT5bを通して、利用者との対話
を管理・制御するものである。すなわち、対話管理部4
8は、カラーCRT5aに対する各種入力画面の切換え
表示などを制御するとともに、入力画面構成を入力制御
部41および指定部43に設定する。
【0034】次に、図4に示すフローチャートを用いて
自動取引装置1の利き腕認識処理を説明する。まず、自
動取引装置1の主制御部32は、操作パネル5のカラー
CRT5bに、図5に示すように、お引き出し51、通
帳記入52、残高照会53、お預け入れ54、お振込・
お振替55、定期お預け入れ56から成る利用者待ち画
面50の初期画面を表示している(ST10)。
【0035】最初に利用者は、自動取引装置1のカラー
CRT5bに表示されている利用者待ち画面50の取引
項目から希望する取引の表示に対応するタッチセンサパ
ネル5aの部位を指で触れて、取引を入力(選択)する
(ST11)。ここで、利用者が取引を入力(選択)す
るとタッチセンサパネル5aにて利用者の指がタッチし
た位置を検知し、入力制御部41にて利用者にタッチさ
れた位置が入力領域であるかを判定する(ST12)。
このST12で入力領域内であると判定されると、入力
制御部41はタッチされた位置の位置情報を位置入力部
42へ送り、位置入力部42では入力された位置情報を
バッファに格納し、利き腕認識部44を起動する。
【0036】起動された利き腕認識部44では、位置入
力部42にて取り込まれた位置情報に対して細線化処理
を行い、得られた線を直線に近似して予め設定された水
平直線に対して何度の角度を成しているかを算出し、こ
の算出角度から利用者の利き腕を認識する。(ST14
〜ST24) 即ち、利用者が図6(a)に示すようにタッチセンサパ
ネル5aの部位を指で触れると、タッチセンサパネル5
aでは利用者にてタッチされた位置を検知する。ここで
検知された位置情報は図6(b)に示すように一定の幅
を有しており、利き腕認識部44ではこの幅の中心の点
を求めるため外側の点をおとして幅を細めていく細線化
の処理を行い、図6(c)にしめすような点列デ−タを
算出する(ST14)。
【0037】次に、利き腕認識部44では、ST14に
て算出された点列デ−タの始点位置と終点位置とに基づ
いて点列データを、図6(d)に示すように直線に近似
処理する(ST16)。そして、図6(e)に示すよう
に、ST16にて得られた近似直線を予め設定された水
平直線と比較して基準位置から何度の角度を成している
かを算出する(ST18)。このST18で算出された
算出角度が予め設定された設定値、例えば90度以上で
あるかを判定し(ST20)、算出角度が設定値の90
度を越えないと判定された場合には左利きと認識する
(ST22)。また、算出角度が設定値以上と判定され
た場合には右利きと認識する(ST24)。
【0038】この様に、利き腕認識部44にて利き腕が
認識されると、対話管理部48へ認識結果を送り、対話
管理部48ではこの認識結果に基づいて画面表示の選
択、切換を行う。つまり、認識結果が左利きの場合には
対話管理部48では図7に示すような左側に入力領域6
0a、60bを設けた左利き用の各種入力画面の切換表
示を行い、認識結果が右利きの場合には対話管理部48
では図8に示すような右側に入力領域70a、70bを
設けた右利き用の各種入力画面の切換表示を行い、主制
御部32にて取引処理を行うようになっている(ST2
6、ST28)。
【0039】ここで、ST26もしくはST28にて表
示される利き腕に対応した画面表示には、認識された利
き腕を変更するための変更キーが設けられている。つま
り、図7において、左側に入力領域60a、60bを設
けた左利き用の各種入力画面には、対応する利き腕とは
反対側である画面の右側に「右利き用の画面に変更」す
るための変更キー61a、61bが同時に表示されてい
る。また、図8において、右側に入力領域70a、70
bを設けた右利き用の各種入力画面には、対応する利き
腕とは反対側である画面の左側に「左利き用の画面に変
更」するための変更キー71a、71bが同時に表示さ
れている。この変更キー(61a、61b、71a、7
1b)により、認識された利き腕の変更を指示する変更
指示手段を構成している。
【0040】そして、ST22もしくはST24にて利
き腕が認識され、ST26もしくはST28にて利き腕
に対応した画面表示が表示された際に利用者がもう一方
の利き腕画面を希望する場合には、表示画面に設けられ
た変更キー(61a、61b、71a、71b)を押下
することにより(ST30、ST32)、利き腕認識部
44にて反対の利き腕に再認識され(ST22、ST2
4)、対話管理部48にて再認識された利き腕(認識さ
れた利き腕とは反対の利き腕)に対応する画面表示の切
換表示を行うようになっている(ST26、ST2
8)。
【0041】本実施形態では、ST14にて入力手段の
接触面に対して利用者により接触された接触部分の幅方
向の中心点を求めて線を算出する細線化を行う細線化手
段を構成し、ST16にて細線化され算出された線を直
線に近似処理する近似手段を構成し、ST18にて近似
直線と基準線との角度を算出する角度算出手段を構成し
ており、ST14〜ST18にて入力手段の接触面に対
して利用者により接触された接触部分が基準線に対して
成す角度を算出する算出手段を構成している。また、S
T20にて算出角度が設定角度を越えるかを判定する角
度判定手段を構成し、ST22及びST24にて設定角
度90度と比較して利き腕を判定する利き腕判定手段を
構成しており、ST20〜ST24にて算出角度に応じ
て利用者の利き腕を認識する認識手段を構成している。
【0042】本実施の形態では、利用者により入力装置
上にタッチされた指の角度により利用者の利き腕を認識
し、各種入力画面の切換表示を行っている。また、利用
者によりタッチされ位置情報に対して細線化処理を行
い、得られた線を直線に近似して予め設定された水平直
線に対して何度の角度を成しているかを算出し、この算
出角度から利用者の利き腕を認識している。これより、
利用者は通常行う取引に関する入力処理を行うだけで自
動的に利き腕が認識され、それ以降の取引操作に置いて
利き腕に応じた入力画面にて入力することができる。ま
た、タッチされた位置情報から角度を算出して利き腕を
認識しているので、利用者の利き腕を正確かつ迅速に判
断することができる。
【0043】また、本実施形態では、取引における初期
画面にて利用者にタッチされた際に利き腕が自動的に認
識され、認識された利き腕に対応する画面表示が行われ
ている。また、取引の途中にて利用者により認識された
利き腕を変更することができ、利き腕に対応する画面表
示のタイプを変更することができるようになっている。
これより、取引の最初に自動的に利き腕を認識し利用者
は表示画面を意識する事なく、自分の利き腕に対応した
操作しやすい画面にて取引操作を行うことができる。ま
た、利用者の利き腕が誤認識された場合にも、利用者は
正確な利き腕に変更することができるので、常に利用者
は自分の利き腕に対応した操作しやすい画面にて取引操
作を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者の利き腕を正確かつ迅速に判断でき、利用者が右
利きあるいは左利きであっても操作しやすいという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入力装置としての自動取引装置1
の接客26ユニットの構成を概略的に示すブロック図。
【図2】本発明に係る自動取引装置1の外観構成を示す
斜視図。
【図3】自動取引装置1の全体的な構成を概略的に示す
ブロック図。
【図4】自動取引装置1に係る取引に際し、入力装置に
よる利き腕認識処理の第1の実施形態を説明するフロー
チャート図。
【図5】自動取引装置1のカラーCRT5aに表示され
る初期画面である利用者待ち画面50を説明する図。
【図6】利き腕認識処理における細線化処理、直線近
似、角度算出を説明するための図。
【図7】左側に入力領域を設けた左利き用の各種入力画
面を説明するための図。
【図8】右側に入力領域を設けた右利き用の各種入力画
面を説明するための図。
【符号の説明】
1 自動取引装置(ATM) 3 紙幣口 5 操作部 5a タッチセンサパネル 5b カラーCRT 6 カード口 7 通帳口 32 主制御部 35 ホストコンピュータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作案内を表示する表示手段と、 この表示手段の上に配設され接触面を利用者が接触する
    ことでその接触部分に表示された情報の入力が可能な入
    力手段と、 この入力手段の接触面に対して利用者により接触された
    接触部分が予め設定された基準線に対して成す角度を算
    出する算出手段と、 この算出手段により算出された角度に応じて上記入力手
    段に接触した利用者の利き腕を認識する認識手段と、 この認識手段により認識された利き腕に対応する操作案
    内を上記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段
    と、 を有することを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 上記算出手段は、上記接触部分をその幅
    方向に細めていき線を算出する細線化を行う細線化手段
    と、 この細線化手段により算出された線と予め設定された水
    平線との角度を算出する角度算出手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 上記認識手段は、上記角度算出手段によ
    り算出される角度が設定角度90度を越えるかを判定す
    る角度判定手段と、 この角度判定手段により設定角度90度を越えないと判
    定された場合には上記入力手段に接触した利用者の利き
    腕を左利きと判定し、設定角度90度を越えると判定さ
    れた場合には右利きと判定する利き腕判定手段とを有す
    ることを特徴とする請求項2記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 上記表示制御手段は、上記認識手段によ
    り右利きと認識された場合に上記表示手段において上記
    入力手段にて情報の入力が可能な入力領域を上記表示手
    段の右寄りに表示した操作案内を表示するよう制御する
    第1の制御部と、上記認識手段により左利きと認識され
    た場合に上記表示手段において上記入力手段にて情報の
    入力が可能な入力領域を上記表示手段の左寄りに表示し
    た操作案内を表示するよう制御する第2の制御部とを有
    することを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 上記認識手段により認識された利き腕の
    変更を指示する変更指示手段と、 この変更指示手段により認識された利き腕の変更が指示
    されると上記認識手段により認識された利き腕とは反対
    の利き腕に対応する操作案内を上記表示手段に表示する
    処理手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 上記表示制御手段は、上記認識手段によ
    り右利きと認識された場合に上記表示手段に表示された
    操作案内において上記変更指示手段を上記表示手段の左
    寄りに表示するよう制御する第1の制御部と、上記認識
    手段により左利きと認識された場合に上記表示手段に表
    示された操作案内において上記変更指示手段を上記表示
    手段の右寄りに表示するよう制御する第2の制御部とを
    有することを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  7. 【請求項7】 操作案内を表示する表示手段と、 この表示手段の上に配設され接触面を利用者が接触する
    ことでその接触部分に表示された情報の入力が可能な入
    力手段と、 この入力手段の接触面に対して利用者により接触された
    接触部分の幅方向の中心点を求めて線を算出する細線化
    を行う細線化手段と、 この細線化手段により算出された線に基づき直線に近似
    処理する近似手段と、 この近似手段により近似処理され得られた直線と予め設
    定された基準線との角度を算出する角度算出手段と、 上記角度算出手段により算出される角度が設定角度を越
    えるか判定する角度判定手段と、 この角度判定手段により設定角度を越えないと判定され
    た場合には上記入力手段に接触した利用者の利き腕を左
    利きと判定し、設定角度を越えると判定された場合には
    右利きと判定する利き腕判定手段と、 この利き腕判定手段により判定された利き腕に対応する
    操作案内を上記表示手段に表示するよう制御する表示制
    御手段と、 を有することを特徴とする入力装置。
  8. 【請求項8】 利用者の操作により所定の取引を実行す
    る自動取引装置において、 取引に関する操作案内や入力領域からなる操作画面を表
    示する表示手段と、 この表示手段の上に配設され接触面を利用者が接触する
    ことでその接触部分に表示された情報の入力が可能な入
    力手段と、 上記表示手段に表示された取引の初期画面において利用
    者により上記入力手段の接触面に対して接触された接触
    部分が予め設定された基準線に対して成す角度を算出す
    る算出手段と、 この算出手段により算出された角度に応じて上記入力手
    段に接触した利用者の利き腕を認識する認識手段と、 この認識手段により認識された利き腕に対応した入力領
    域を有する操作画面を上記初期画面に続けて上記表示手
    段に表示するよう制御する表示制御手段と、 上記入力手段の入力領域から入力された情報に基づき所
    定の取引を行う取引制御手段と、 を有することを特徴とする自動取引装置。
  9. 【請求項9】 上記表示制御手段は、上記認識手段によ
    り右利きと認識された場合に上記表示手段において上記
    入力手段にて情報の入力が可能な入力領域を上記表示手
    段の右寄りに表示した操作案内を上記初期画面に続けて
    表示するよう制御する第1の制御部と、上記認識手段に
    より左利きと認識された場合に上記表示手段において上
    記入力手段にて情報の入力が可能な入力領域を上記表示
    手段の左寄りに表示した操作案内を上記初期画面に続け
    て表示するよう制御する第2の制御部とを有することを
    特徴とする請求項8記載の自動取引装置。
  10. 【請求項10】 上記認識手段により認識された利き腕
    の変更を指示する変更指示手段と、 この変更指示手段により認識された利き腕の変更が指示
    されると上記認識手段により認識された利き腕とは反対
    の利き腕に対応する操作案内を上記表示手段に表示する
    処理手段と、 を有することを特徴とする請求項8記載の自動取引装
    置。
  11. 【請求項11】 上記表示制御手段は、上記認識手段に
    より右利きと認識された場合に上記表示手段に表示され
    た操作案内において上記変更指示手段を上記表示手段の
    左寄りに表示するよう制御する第1の制御部と、上記認
    識手段により左利きと認識された場合に上記表示手段に
    表示された操作案内において上記変更指示手段を上記表
    示手段の右寄りに表示するよう制御する第2の制御部と
    を有することを特徴とする請求項8記載の自動取引装
    置。
JP8212319A 1996-08-12 1996-08-12 入力装置及び自動取引装置 Pending JPH1055467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8212319A JPH1055467A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 入力装置及び自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8212319A JPH1055467A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 入力装置及び自動取引装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1055467A true JPH1055467A (ja) 1998-02-24

Family

ID=16620584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8212319A Pending JPH1055467A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 入力装置及び自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1055467A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6963937B1 (en) 1998-12-17 2005-11-08 International Business Machines Corporation Method and apparatus for providing configurability and customization of adaptive user-input filtration
JP2009294725A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Toshiba Corp 携帯端末
JP2012080568A (ja) * 2011-12-02 2012-04-19 Kyocera Corp 携帯端末装置および携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法
JP2013033514A (ja) * 2012-11-05 2013-02-14 Kyocera Corp 携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法および操作キー群レイアウト装置
JP2013069305A (ja) * 2012-11-05 2013-04-18 Kyocera Corp 携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法および操作キー群レイアウト装置
US8869059B2 (en) 2006-09-28 2014-10-21 Kyocera Corporation Layout method for operation key group in portable terminal apparatus and portable terminal apparatus for carrying out the layout method
US20220385773A1 (en) * 2021-05-28 2022-12-01 Kyocera Document Solutions Inc. Display device and image forming apparatus capable of determining whether user's hand having made gesture is right or left hand based on detection result of touch panel and allowing display to display screen for right-hand gesture operation or screen for left-hand gesture operation based on determination result

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6963937B1 (en) 1998-12-17 2005-11-08 International Business Machines Corporation Method and apparatus for providing configurability and customization of adaptive user-input filtration
US8869059B2 (en) 2006-09-28 2014-10-21 Kyocera Corporation Layout method for operation key group in portable terminal apparatus and portable terminal apparatus for carrying out the layout method
JP2009294725A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Toshiba Corp 携帯端末
JP2012080568A (ja) * 2011-12-02 2012-04-19 Kyocera Corp 携帯端末装置および携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法
JP2013033514A (ja) * 2012-11-05 2013-02-14 Kyocera Corp 携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法および操作キー群レイアウト装置
JP2013069305A (ja) * 2012-11-05 2013-04-18 Kyocera Corp 携帯端末装置における操作キー群のレイアウト方法および操作キー群レイアウト装置
US20220385773A1 (en) * 2021-05-28 2022-12-01 Kyocera Document Solutions Inc. Display device and image forming apparatus capable of determining whether user's hand having made gesture is right or left hand based on detection result of touch panel and allowing display to display screen for right-hand gesture operation or screen for left-hand gesture operation based on determination result

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11110608A (ja) 自動取引装置とこの取引履歴表示方法
JPH1055467A (ja) 入力装置及び自動取引装置
JPH09198545A (ja) 自動取引装置
JP5100404B2 (ja) 取引処理装置
JPH1055468A (ja) 自動取引システム及び自動取引装置
JPH05266304A (ja) 現金自動預払機
JP3825494B2 (ja) 情報入力装置および自動取引装置
JP3842328B2 (ja) タッチパネル式入力装置
JP7277406B2 (ja) 自動取引装置、偽造カード判定方法、及び偽造カード判定プログラム
JP2000187756A (ja) 自動取引装置及び記録媒体
JPH0793427A (ja) 自動取引装置
JP2005346174A (ja) 自動取引装置
JPS60201470A (ja) 自動取引装置
JP2805554B2 (ja) 金融自動化機器
JP2000322629A (ja) 自動取引装置
JPH0562052A (ja) 自動取引装置の操作監視時間制御方法
JPH09311966A (ja) 自動取引装置
JPH0877273A (ja) 自動取引装置
JPH11272915A (ja) 自動取引装置及び取引方法
JPH0789165A (ja) 自動取引装置
JPH1040447A (ja) 取引システム及び取引装置
JPH04195256A (ja) 口座開設システム
JPH11119892A (ja) 自動取引装置における処理速度の可変制御方法
JPS61131188A (ja) 自動取引装置
JPS60120493A (ja) 自動取引装置