JP7277406B2 - 自動取引装置、偽造カード判定方法、及び偽造カード判定プログラム - Google Patents

自動取引装置、偽造カード判定方法、及び偽造カード判定プログラム Download PDF

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本発明は、自動取引装置、偽造カード判定方法、及び偽造カード判定プログラムに関する。
従来、銀行等の金融機関の店舗やコンビニエンスストア等に設置され、入金や出金等の各種取引を自動で行うATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)等の自動取引装置が知られている。
このような自動取引装置では、例えばIC(Integrated Circuit)カードを使用して取引が行われる(例えば特許文献1~4参照)。ICカードを使用して取引が行われる場合、自動取引装置では、不正な取引を防止する観点から、取引に使用されるICカードが偽造カードであるか否かを判定する処理が行われる。
詳しくは、取引に使用されるICカードが接触型ICカードの場合は、自動取引装置に挿入されたICカードを内蔵カメラにより撮影し、その撮影画像と正規ICカード画像との比較結果に基づいて、偽造カードであるか否かの判定(偽造判定)が行われる。そして、偽造カードでないと判定された場合に限り、ICカードからの情報の読み出しが行われて取引が行われる。取引に使用されたICカードの撮影画像は、取引情報に対応付けられて(取引履歴情報の一部として)記憶される。
一方、取引に使用されるICカードが非接触型ICカードの場合は、自動取引装置にICカードが挿入されないので、上述の接触型ICカードのように、撮影した画像に基づいて偽造判定を行うことができない。そこで、非接触型ICカードの場合は、ICカードから読み出された情報に基づいて偽造判定が行われる。
特開2019-105991号公報 特開2018-142036号公報 国際公開第2014/208308号 特開2012-221266号公報
しかしながら、ICカードから読み出された情報に基づいて偽造判定を行う場合は、ICカードから情報が読み出されるまで偽造判定を行うことができず、偽造判定を開始するまでに時間を要してしまう。また、取引に使用された非接触型ICカードの撮影画像を取引情報と対応付けて記憶させておくことができない。
本発明は、上記実情に鑑み、取引に使用される非接触型ICカードの撮影を可能にし、その撮影画像に基づいて偽造カードであるか否かを判定することができる自動取引装置、偽造カード判定方法、及び偽造カード判定プログラムを提供することを目的とする。
装置の一観点は、非接触型ICカードから情報を読み出す読出部と、撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、前記読出部に翳された前記非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能な可動式カメラと、前記可動式カメラの撮影方向が前記第2の方向へ変更されて前記非接触型ICカードが前記読出部に翳されているときに前記可動式カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、前記非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する判定部と、取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である正規非接触型ICカード画像が記憶される記憶部、を備える自動取引装置であって、前記判定部は、前記撮影画像と前記記憶部に記憶された正規非接触型ICカード画像との比較結果に基づいて、前記判定を行う、ことを特徴とする自動取引装置である。
方法の一観点は、非接触型ICカードから情報を読み出す読出部と、撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、前記読出部に翳された前記非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能な可動式カメラと、を備える自動取引装置において実行される偽造カード判定方法であって、前記可動式カメラの撮影方向を前記第2の方向へ変更し、前記非接触型ICカードが前記読出部に翳されているときに前記可動式カメラにより撮影を行い、前記可動式カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、前記非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する、偽造カード判定方法であって、前記判定は、前記撮影画像と、取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である正規非接触型ICカード画像、との比較結果に基づいて行われる、ことを特徴とする。
プログラムの一観点は、非接触型ICカードから情報を読み出す読出部と、撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、前記読出部に翳された前記非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能な可動式カメラと、を備える自動取引装置のプロセッサに、前記可動式カメラの撮影方向を前記第2の方向へ変更し、前記非接触型ICカードが前記読出部に翳されているときに前記可動式カメラにより撮影を行い、前記可動式カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、前記非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する、という処理を実行させる偽造カード判定プログラムであって、前記判定は、前記撮影画像と、取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である正規非接触型ICカード画像、との比較結果に基づいて行われる、ことを特徴とする偽造カード判定プログラムである。
本発明によれば、取引に使用される非接触型ICカードの撮影を可能にし、その撮影画像に基づいて偽造カードであるか否かを判定することができる。
一実施の形態に係る自動取引装置の正面外観構成を例示する図(一部透視図を含む)である。 可動式カメラの撮影方向を模式的に例示する図である。 一実施の形態に係る自動取引装置のハードウェア構成を例示する図である。 一実施の形態に係る自動取引装置の偽造カード判定処理に係る機能構成を例示する図である。 一実施の形態に係る自動取引装置において実行される取引処理の流れを例示するフローチャートである。 S120でホストコンピュータへ送信される取引履歴情報を例示する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、一実施の形態に係る自動取引装置の正面外観構成を例示する図(一部透視図を含む)である。
図1に例示した自動取引装置100は、例えば銀行等の金融機関やコンビニエンスストアの店舗等に設置されるATMであって、後方確認ミラー101、通帳挿入排出部102、カード挿入排出部103、硬貨入出金部104、紙幣入出金部105、表示入力部106、スピーカ107(107a、107b)、NFC(Near Field Communication)リーダライタ108、及び対人センサ109を備える。
後方確認ミラー101は、自動取引装置100の外側からは鏡として機能し、自動取引装置100の内側からは透けて外側が見えるような構造を有する光学部品(ビームスプリッタ)である。これにより、利用者(顧客)は、後方の確認が可能になる。また、自動取引装置100内の後方確認ミラー101と対応する位置には可動式カメラ110が設けられており、その可動式カメラ110により後方確認ミラー101を介して自動取引装置100の外側の被写体を撮影することが可能になっている。可動式カメラ110は、図2を用いて後述するように、撮影方向を変更可能なカメラである。
通帳挿入排出部102は、通帳の受け付け及び返却を行う。
カード挿入排出部103は、取引に使用されるカード(例えば接触型ICカードや磁気ストライプカード)の受け付け及び返却を行う。また、カード挿入排出部103は、取引明細が印刷されたレシートの排出も行う。
硬貨入出金部104は、入金硬貨の受け付け及び出金硬貨の排出を行う。
紙幣入出金部105は、入金紙幣の受け付け及び出金紙幣の排出を行う。
表示入力部106は、取引画面等の各種画面の表示や、利用者からの操作入力の受け付けを行う。表示入力部106は、後述の表示装置138及びタッチパネル139により構成される。
スピーカ107(107a、107b)は、操作案内の音声、警報音、及び警告音等を発する。
NFCリーダライタ108は、当該NFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカードが有するICチップに対し、NFC通信により、情報の読み出し及び書き込みを行う。
対人センサ109は、人の接近(人が自動取引装置100に近づいたこと)を検知するセンサである。
図2は、可動式カメラの撮影方向を模式的に例示する図である。
図2に例示したように、可動式カメラ110は、撮影方向を少なくとも、利用者201の顔(又は顔を含む上半身)を撮影可能な第1の方向(A方向)、及び、NFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカード202を撮影可能な第2の方向(B方向)、の何れかへ変更可能に構成されている。このような撮影方向の変更は、例えば、可動式カメラ110において、機械的機構によりカメラ本体の向きを変更することによって行われる。
これにより、自動取引装置100では、1台の可動式カメラ110で、利用者201の顔の撮影と取引に使用される非接触型ICカード202の撮影とを行うことができる。即ち、自動取引装置100では、利用者201の顔を撮影するためのカメラとは別に、取引に使用される非接触型ICカード202を撮影するためのカメラを備える必要はない。
図3は、一実施の形態に係る自動取引装置のハードウェア構成を例示する図である。
図3に例示した自動取引装置100は、制御ユニット121、表示入力部106、可動式カメラ110、対人センサ109、カード処理ユニット122、NFCリーダライタ108、通帳処理ユニット123、硬貨処理ユニット124、紙幣処理ユニット125、スピーカ107、及び電源ユニット126を備える。
制御ユニット121は、自動取引装置100で実行される処理(偽造カード判定処理を含む)の制御を行う。制御ユニット121は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ131、RAM(Random Access Memory)132、HDD(Hard Disk Drive)133、グラフィック処理部134、入出力インタフェース135、及び通信制御部136を備えており、これらはバス137で相互に接続されている。
プロセッサ131は、OS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラム(偽造カード判定プログラムを含む)等の各種プログラムを実行することにより自動取引装置100の全体動作を制御する。
RAM132は、プロセッサ131により実行されるプログラムの一部が一時的に格納されたり、プロセッサ131の作業用記憶領域として使用されたりする。
HDD133には、プロセッサ131により実行される各種プログラムや、プログラムの実行に必要な各種データが記憶される。例えば、その各種データの一部として、異なる複数の正規非接触型ICカード画像が記憶される。正規非接触型ICカード画像は、取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である。また、HDD133には、その他、自動取引装置100で実行された取引処理によって取得されたデータ、例えば、利用者の顔の撮影画像、取引に使用された非接触型ICカードの撮影画像、その非接触型ICカードから読み出された情報、及び取引情報を含む取引履歴情報が記憶され得る。
グラフィック処理部134には、表示入力部106に備えられる表示装置138が接続されている。グラフィック処理部134は、プロセッサ131からの制御信号に従って各種画面を表示装置138に表示させる。
入出力インタフェース135には、表示入力部106に備えられるタッチパネル139、可動式カメラ110、対人センサ109、カード処理ユニット122、NFCリーダライタ108、通帳処理ユニット123、硬貨処理ユニット124、紙幣処理ユニット125、及びスピーカ107が接続されている。また、入出力インタフェース135には、可搬型記録媒体への情報の書き込みや可搬型記録媒体からの情報の読み出しが可能な可搬型記録媒体インタフェース(図示せず)の接続も可能になっている。入出力インタフェース135は、プロセッサ131からの制御信号をタッチパネル139、可動式カメラ110、対人センサ109、カード処理ユニット122、NFCリーダライタ108、通帳処理ユニット123、硬貨処理ユニット124、紙幣処理ユニット125、及びスピーカ107に通知する。また、入出力インタフェース135は、タッチパネル139、可動式カメラ110、対人センサ109、カード処理ユニット122、NFCリーダライタ108、通帳処理ユニット123、硬貨処理ユニット124、及び紙幣処理ユニット125からの信号(データ、情報)をプロセッサ131に通知する。
通信制御部136は、ネットワーク300に接続され、当該ネットワーク300を介してホストコンピュータ400等と通信を行う。例えば、通信制御部136は、自動取引装置100で実行された取引処理によって取得された取引履歴情報をホストコンピュータ400へ送信し、ホストコンピュータ400は、その取引履歴情報を記憶する。
表示入力部106は、表示装置138と、当該表示装置138上に配置されたタッチパネル139とを備える。表示装置138は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)である。タッチパネル139は、当該タッチパネル139に対する操作入力を検出し、その検出結果をプロセッサ131に通知する。
可動式カメラ110は、上述のとおり、撮影方向を変更可能なカメラである。
対人センサ109は、上述のとおり、人の接近を検知するセンサである。
カード処理ユニット122は、カード(例えば接触型ICカードや磁気ストライプカード)をカード挿入排出部103から挿入、排出する。また、挿入されたカードが有するICチップや磁気ストライプに対する情報(データ)の読み出し及び書き込みを行う。また、カード処理ユニット122は、取引明細をレシートに印刷してカード挿入排出部103から排出すること等も行う。
NFCリーダライタ108は、上述のとおり、当該NFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカードが有するICチップに対して情報の読み出し及び書き込みを行う。
通帳処理ユニット123は、通帳を通帳挿入排出部102から挿入、排出する。また、挿入された通帳が有する磁気ストライプに記憶された情報(データ)の読み出しや、通帳記入等を行う。
硬貨処理ユニット124は、硬貨を硬貨入出金部104から入出金する。また、入金硬貨の計数、鑑別や、出金硬貨の計数等を行う。
紙幣処理ユニット125は、紙幣を紙幣入出金部105から入出金する。また、入金紙幣の計数、鑑別や、出金紙幣の計数等を行う。
スピーカ107は、上述のとおり、操作案内の音声、警報音、及び警告音等を発する。
電源ユニット126は、商用電源から供給される電力を自動取引装置100の各部へ供給する。
なお、図3に例示した自動取引装置100では、HDD133の代わりにSSD(Solid State Drive)等の記憶装置が備えられてもよい。また、入出力インタフェース135には、更に、指紋や手のひらの静脈等といった生体情報を使用して認証を行う生体認証処理ユニットが接続されてもよい。また、制御ユニット121の一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現されてもよい。
図4は、一実施の形態に係る自動取引装置の偽造カード判定処理に係る機能構成を例示する図である。
図4に例示した自動取引装置100は、読出部141、可動式カメラ110、判定部142、及び記憶部143を含む。
読出部141は、非接触型ICカードから情報を読み出す。読出部141は、例えば、NFCリーダライタ108に対応する。
可動式カメラ110は、上述のとおり、撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、読出部141に翳された非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能なカメラである。
判定部142は、可動式カメラ110の撮影方向が第2の方向へ変更されて非接触型ICカードが読出部141に翳されているときに可動式カメラ110により撮影された撮影画像に基づいて、非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する。判定部142は、例えば、プロセッサ131の機能の一部に対応する。
記憶部143は、正規非接触型ICカード画像が記憶される。記憶部143は、例えば、HDD133に対応する。
図4に例示した自動取引装置100において、判定部142は、例えば、可動式カメラ110により撮影された撮影画像と記憶部143に記憶された正規非接触型ICカード画像とに基づいて、上記判定を行う。この場合、判定部142は、その撮影画像に対して射影変換処理を含む画像処理を行った後の画像と、記憶部143に記憶された正規非接触型ICカード画像との比較結果に基づいて、上記判定を行ってもよい。
次に、自動取引装置100において実行される処理について説明する。ここでは、非接触型ICカードを使用して取引が行われる場合の取引処理(偽造カード判定処理を含む)について説明する。
図5は、一実施の形態に係る自動取引装置において実行される取引処理の流れを例示するフローチャートである。なお、この取引処理開始時において、可動式カメラ110の撮影方向は、第1の方向に変更されているとする。
図5に例示した取引処理が開始すると、まず、制御ユニット121は、対人センサ109による人(利用者)の接近を検知する利用者検知処理を行う(S101)。ここで、人(利用者)の接近が検知されると、次に、制御ユニット121は、取引メニュー画面を表示入力部106に表示する(S102)。取引メニュー画面には、利用者が選択可能な取引ボタン(引出ボタンや振込ボタン等)が表示される。ここで、利用者により所望の取引ボタン(ここでは引出ボタンであるとする)が押下されると(S103)、制御ユニット121は、可動式カメラ110により利用者の顔を撮影する(S104)。
次に、制御ユニット121は、可動式カメラ110の撮影方向を第2の方向に変更させる(S105)。そして、利用者によりNFCリーダライタ108に非接触型ICカードが翳され(S106)、非接触型ICカードとNFCリーダライタ108との間でNFC接続が確立されると、制御ユニット121は、可動式カメラ110により、NFCリーダライタ108に翳されている非接触型ICカードを撮影する(S107)。
次に、制御ユニット121は、可動式カメラ110の撮影方向を第1の方向に変更させる(S108)。なお、このように非接触型ICカードの撮影(S107)が終了した後に速やかに可動式カメラ110の撮影方向を第1の方向に変更させる理由は、その後に行われ得るS113での暗証番号入力時に、暗証番号の入力に使用される表示入力部106が可動式カメラ110の撮影範囲から外れるようにするためである。
次に、制御ユニット121は、S107で撮影された撮影画像に対して射影変換処理を含む画像処理を行う(S109)。これにより、画像処理後の画像では、撮影画像に表されていた非接触型ICカードが正対画像として表される。
次に、制御ユニット121は、S109での画像処理後の画像と、HDD133に記憶された正規非接触型ICカード画像との比較結果に基づいて、S106でNFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する(S110)。詳しくは、制御ユニット121は、S109での画像処理後の画像に表された非接触型ICカードと色やデザイン等が同一の非接触型ICカードが表された正規非接触型ICカード画像がHDD133に記憶されていない場合には、S106でNFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカードが偽造カードであると判定する。一方、S109での画像処理後の画像に表された非接触型ICカードと色やデザイン等が同一の非接触型ICカードが表された正規非接触型ICカード画像がHDD133に記憶されていた場合には、S106でNFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカードが偽造カードでないと判定する。なお、このような判定は、公知の画像マッチング技術を利用して行うことができる。
S110の判定結果がYESの場合、制御ユニット121は、取引を停止して、S106でNFCリーダライタ108に翳された非接触型ICカードが偽造カードであることを店舗係員(行員等)に通知する(S111)。この通知は、例えば、店舗係員が使用する端末に対する通信制御部136による通知により行われてもよいし、スピーカ107による警報音の発生により行われてもよい。そして、S111が終了すると、図5に例示した取引処理が終了する。
一方、S110の判定結果がNOの場合、制御ユニット121は、NFCリーダライタ108により、当該NFCリーダライタ108に翳されている非接触型ICカードのICチップから情報(口座番号等の口座情報を含む)を読み出す(S112)。
次に、制御ユニット121は、暗証番号による本人認証処理を行う(S113)。この処理では、暗証番号入力画面が表示入力部106に表示され、利用者により暗証番号の入力が行われる。そして、入力された暗証番号に基づいて、公知の本人認証処理が行われる。ここでは、利用者が本人であると認証されたとする。
次に、制御ユニット121は、金額入力処理を行う(S114)。この処理では、金額入力画面が表示入力部106に表示され、利用者により引出金額の入力が行われる。
次に、制御ユニット121は、金額確認処理を行う(S115)。この処理では、S114で入力された引出金額を利用者に確認させる金額確認画面が表示入力部106に表示され、引出金額に間違いがなければ、金額確認画面内の確認ボタンが利用者により押下される。ここでは、引出金額に間違いがなく、確認ボタンが押下されたとする。
次に、制御ユニット121は、ホスト通信処理を行う(S116)。この処理では、通信制御部136により、S112で非接触型ICカードのICチップから読み出された情報とS114で入力された引出金額等に関する情報を含む取引要求電文がホストコンピュータ400へ送信され、ホストコンピュータ400から取引可否の応答電文が受信される。ここでは、取引許可の応答電文が受信されたとする。
次に、制御ユニット121は、現金計数処理を行う(S117)。この処理では、紙幣処理ユニット125により、引出金額紙幣(出金紙幣)の計数が行わる。
次に、制御ユニット121は、出金処理を行う(S118)。この処理では、紙幣処理ユニット125により、S117で計数された出金紙幣が紙幣入出金部105から出金されると共に、カード処理ユニット122により、取引明細がレシートに印刷されてカード挿入排出部103から排出される。
次に、制御ユニット121は、取引終了画面を表示入力部106に表示する(S119)。
次に、制御ユニット121は、S104で撮影された利用者の顔の撮影画像と、S107で撮影された非接触型ICカードの撮影画像と、S112で非接触型ICカードのICチップから読み出された情報と、利用者が行った取引内容に関する情報と、を含む取引履歴情報を、通信制御部136によりホストコンピュータ400へ送信する(S120)。なお、このときの取引履歴情報には、更に、S109での画像処理後の画像が含まれてもよい。或いは、S120では、そのような取引履歴情報を一旦、HDD133に記憶し、後に、HDD133に記憶された取引履歴情報をホストコンピュータ400へ送信するようにしてもよい。
S120で送信された取引履歴情報は、その後、ホストコンピュータ400によって受信され、例えば、ホストコンピュータ400の記憶部に記憶される。
S120が終了すると、図5に例示した取引処理が終了する。
図6は、S120でホストコンピュータへ送信される取引履歴情報を例示する図である。
図6に例示したように、取引履歴情報は、取引日時、取引場所、取引情報、取引金額、利用者画像、ICカード画像、及びICカード情報を含む。取引日時は、取引が行われた日時である(例えば「2020年1月1日 10時10分10秒」)。取引場所は、取引が行われた場所である(例えば「〇〇銀行 〇〇支店 ATM〇〇号機」)。取引情報は、取引の種別等である(例えば「出金処理」)。取引金額は、取引された金額である(例えば「\10,000」)。利用者画像は、取引を行った利用者の顔(又は顔を含む上半身)の撮影画像である。ICカード画像は、取引に使用された非接触型ICカードの画像(例えば非接触型ICカードの撮影画像に対する射影変換処理を含む画像処理後の画像)である。ICカード情報は、非接触型ICカードから読みされた情報(例えば「口座番号:〇〇〇〇〇〇〇」等)である。
以上のように、自動取引装置100によれば、取引に使用される非接触型ICカードの撮影が可能になり、その撮影画像に基づいて偽造カードであるか否かを判定することができる。従って、NFCリーダライタ108による非接触型ICカードからの情報の読み出しを待つことなく偽造カードであるか否かの判定を行うことができる。また、取引に使用された非接触型ICカードの画像を取引情報と対応付けて(取引履歴情報の一部として)記憶させておくこともできる。
なお、自動取引装置100は、次のような変形が可能である。
例えば、図5のS110において、非接触型ICカードが偽造カードであるか否かの判定を、推論モデルを用いて行うようにしてもよい。この場合、その推論モデルは、例えば、非接触型ICカードの撮影画像(S107で撮影された撮影画像)の入力に対して、その非接触型ICカードが偽造カードであるか否かの判定結果を出力する入出力モデルであってもよい。このような推論モデルは、例えば、プログラムとしてHDD133に記憶されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
100 自動取引装置
101 後方確認ミラー
102 通帳挿入排出部
103 カード挿入排出部
104 硬貨入出金部
105 紙幣入出金部
106 表示入力部
107、107a、107b スピーカ
108 NFCリーダライタ
109 対人センサ
110 可動式カメラ
121 制御ユニット
122 カード処理ユニット
123 通帳処理ユニット
124 硬貨処理ユニット
125 紙幣処理ユニット
126 電源ユニット
131 プロセッサ
132 RAM
133 HDD
134 グラフィック処理部
135 入出力インタフェース
136 通信制御部
137 バス
138 表示装置
139 タッチパネル
141 読出部
142 判定部
143 記憶部
201 利用者
202 非接触型ICカード
300 ネットワーク
400 ホストコンピュータ

Claims (4)

  1. 非接触型ICカードから情報を読み出す読出部と、
    撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、前記読出部に翳された前記非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能な可動式カメラと、
    前記可動式カメラの撮影方向が前記第2の方向へ変更されて前記非接触型ICカードが前記読出部に翳されているときに前記可動式カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、前記非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する判定部と、
    取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である正規非接触型ICカード画像が記憶される記憶部、
    を備える自動取引装置であって、
    前記判定部は、前記撮影画像と前記記憶部に記憶された正規非接触型ICカード画像との比較結果に基づいて、前記判定を行う、
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記判定部は、前記撮影画像に対して射影変換処理を含む画像処理を行った後の画像と、前記記憶部に記憶された前記正規非接触型ICカード画像との比較結果に基づいて、前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項記載の自動取引装置。
  3. 非接触型ICカードから情報を読み出す読出部と、撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、前記読出部に翳された前記非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能な可動式カメラと、を備える自動取引装置において実行される偽造カード判定方法であって、
    前記可動式カメラの撮影方向を前記第2の方向へ変更し、
    前記非接触型ICカードが前記読出部に翳されているときに前記可動式カメラにより撮影を行い、
    前記可動式カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、前記非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する、偽造カード判定方法であって、
    前記判定は、前記撮影画像と、取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である正規非接触型ICカード画像、との比較結果に基づいて行われる、
    ことを特徴とする偽造カード判定方法。
  4. 非接触型ICカードから情報を読み出す読出部と、撮影方向を少なくとも、利用者の顔を撮影可能な第1の方向、及び、前記読出部に翳された前記非接触型ICカードを撮影可能な第2の方向、の何れかへ変更可能な可動式カメラと、を備える自動取引装置のプロセッサに、
    前記可動式カメラの撮影方向を前記第2の方向へ変更し、
    前記非接触型ICカードが前記読出部に翳されているときに前記可動式カメラにより撮影を行い、
    前記可動式カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、前記非接触型ICカードが偽造カードであるか否かを判定する、という処理を実行させる偽造カード判定プログラムであって、
    前記判定は、前記撮影画像と、取引に使用され得る正規の非接触型ICカードの画像である正規非接触型ICカード画像、との比較結果に基づいて行われる、
    ことを特徴とする偽造カード判定プログラム。
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