JP3277267B2 - 有料道路自動課金システム - Google Patents

有料道路自動課金システム

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JP3277267B2
JP3277267B2 JP27325394A JP27325394A JP3277267B2 JP 3277267 B2 JP3277267 B2 JP 3277267B2 JP 27325394 A JP27325394 A JP 27325394A JP 27325394 A JP27325394 A JP 27325394A JP 3277267 B2 JP3277267 B2 JP 3277267B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路などの有料道
路を走行した際、その走行区間に応じて自動的に通行料
金を徴収する有料道路自動課金システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、有料道路の入口や出口などのゲー
トでは、通行券を受け取ったり、通行料金を支払ったり
するため、一時停止する必要がある。特に、通行車両の
多いゲートでは、そこを通過する車両よりも、そこに進
入してくる車両の方が多くなってしまい、出入口ゲート
を起点とした交通渋滞を招くことになる。そこで、交通
渋滞の緩和とゲート管理の省人化などを狙いとして、現
状のように一時停止することなく、一般の走行速度(例
えば50〜60km/h)のまま有料道路の出入口ゲー
トを通過するだけで、通行料金を自動的に徴収する有料
道路自動課金システム(別名、ノンストップ料金自動徴
収システム)の構想が計画されている。
【0003】この有料道路自動課金システムは、図3に
示すように、高速道路などの出入口ゲートに設置された
ゲート側送受信器(電波ビーコン等)31,32と、車
両側に搭載された図示せぬ車両側送受信器(車載用ID
タグ等)とからなるもので、車両が出入口ゲートを通過
する際にゲート側送受信器と車両側送受信器との間で情
報通信を行うようになっている。例えば、入口ゲートで
は、車両側送受信器から送信された車両情報がゲート側
送受信器31で読み取られる。これにより、入口ゲート
を通過した車両の車種(大型、中型、小型など)や車両
固有のコード、さらにはその車両がどこのインターチェ
ンジから乗り入れたかなどの情報がコンピュータによっ
て認識される。一方、出口ゲートでは、先程と同様にゲ
ート側送受信器32と車両側送受信器との間で情報通信
が行われる。そして、出口ゲートのゲート側送受信器3
2で読み取った車両情報と、それ以前に入口ゲートのゲ
ート側送受信器31で読み取った車両情報とがコンピュ
ータによって照合され、それぞれの車種に見合った通行
料金が各車両の走行区間に応じて課金される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら現状のシ
ステム構成では、車両に搭載される車両側送受信器が車
両本体から独立したものであり、車両から車両への載せ
変えが比較的簡単にできるため、有料道路を不正に使用
される虞れがあった。具体的な例を挙げると、現在の通
行料金は、大型車、中型車、小型車など、主に車両の大
きさによって設定料金が異なるため、小型車で登録した
IDタグ等を大型車に付け替えて通行すると、大型車で
あっても小型車料金で不正に有料道路を使用できること
になる。本発明は、上記問題を解決するためになされた
もので、その目的は、車両側送受信器の付け替えによる
有料道路の不正使用を未然に防止することができる有料
道路自動課金システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、有料道路の出入口ゲート
に設置されたゲート側送受信器と、車両のドアを施錠又
は解錠するためのキーコードを送信可能なキーの操作に
よって始動する車両に搭載されて出入口ゲートを通過す
る際にゲート側送受信器に対して車両情報を送信する車
両側送受信器とから構成され、出入口ゲートの各ゲート
側送受信器によって得られた車両情報に基づいて走行区
間を判別するとともに、その判別した走行区間に応じて
通行料金を課金する有料道路自動課金システムである。
車両側送受信器は、車両情報を発信する課金回路と、キ
ーコードを受信する受信部と、車両固有の登録コードを
格納するコード登録部と、受信部で受信したキーコード
とコード登録部に格納された登録コードとが一致するか
否かを判定するコード判定回路と、コード判定回路の判
定結果においてキーコードと登録コードとが一致したと
きに課金回路を作動させる制御回路とを備えた構成とな
っている。
【0006】
【作用】本発明の有料道路自動課金システムにおいて
は、車両のドアを施錠又は解錠するためのキーコードが
キーから送信されると、そのキーコードが車両側送受信
器の受信部を介してコード判定回路に与えられる。コー
ド判定回路では上記キーコードとコード登録部に格納さ
れた登録コードとが比較判定され、双方が一致した場合
に限り、制御回路が課金回路を作動させる。したがっ
て、別の車両に車両側送受信器を付け替えた場合は、キ
ー側のキーコードと車両側の登録コードとが一致しなく
なるため、課金回路が作動せず、有料道路では自動課金
システムを使用できなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わる有料道路
自動課金システムの実施例を示す機能ブロック図であ
る。本発明における有料道路自動課金システムは、有料
道路の出入口ゲートに設置されたゲート側送受信器(電
波ビーコン等)と、出入口ゲートを通過する際にゲート
側送受信器に対して車両情報を送信する車両側送受信器
(車載用IDタグ等)とから構成され、出入口ゲートの
各ゲート側送受信器によって得られた車両情報に基づい
て走行区間を判別するとともに、その判別した走行区間
に応じて通行料金を自動的に徴収するもので、特に上記
従来システムとの相違点は車両側送受信器の構成にあ
る。
【0008】先ず、本実施例における車両側送受信器
は、車両のドアをキーの遠隔操作によって施錠又は解錠
する、いわゆるキーレス錠システム(通称、キーレスエ
ントリーシステム)機能を装備した車両に搭載されるも
のである。キーレス錠システムでは、車両を始動させる
ためのキーに小型の送信器が組み込まれており、例えば
キーのグリップ部分に設けられたボタンスイッチを押す
ことによって送信器から固有のキーコードが送信され、
これが車両側に組み込まれた受信器で受信される。そし
て、キーから送信されたキーコードと車両固有のコード
とが一致したときにドアの施錠又は解錠が行われる。
【0009】そこで本実施例においては、車両側送受信
器の構成要素として、図1に示すように、自動課金を行
うための車両情報を発信する課金回路1と、キー2から
送信されたキーコードを受信する受信部3と、車両固有
の登録コードを格納するコード登録部4と、受信部3で
受信したキーコードとコード登録部4に格納された登録
コードとを比較するコード判定回路5と、これら全体を
制御する制御回路6と具備している。
【0010】課金回路1は、有料道路の出入口ゲートに
設置されたゲート側送受信器に対して車両情報を送信さ
せるためのもので、自動課金に最低源必要な車両情報と
しては、大型車、中型車、小型車などの料金適合車種を
開示する車種データや通行料金の徴収先を開示する金融
機関への登録番号(例えば、キャッシュカード登録番号
や銀行口座番号等)が挙げられる。このうち、金融機関
への登録番号は車両ナンバーに代わる車両固有の識別情
報となるが、特に車両ナンバーについては、車種データ
や金融機関への登録番号に付加して別個に送信してもか
まわない。
【0011】キー2には、上述のごとく小型の送信器
(不図示)が組み込まれており、そこから例えば赤外線
や電波などによってキーコードが送信される。このキー
コードは、当然のことながらキー2の遠隔操作によって
送信されるが、ドアの鍵穴や運転席の鍵穴にキー2を挿
し込んだときにも送信される。受信部3は、キーレス錠
システムの受信器をそのまま代用している。コード登録
部4は、不正に登録コードの書き換えが行われないよう
に、例えば読み出し専用メモリ(ROM)からなるもの
で、車両固有の登録コードは、例えば自動車製造メーカ
の生産ラインで車両側送受信器を車両に搭載する前に、
予めロムライタ等を使用してROMの中に書き込まれ
る。ちなみに、キーコードや登録コードとしては、例え
ば二進数による多数桁のコード(例:10101101
01000111・・・)が使用される。
【0012】コード判定回路5は、キー2から送信され
たキーコードがコード登録部4に格納されている登録コ
ードと一致するか否かを判定するもので、その判定結果
を制御回路6に出力する。制御回路6は、コード判定回
路5から出力された判定結果に基づいて課金回路1の動
作状態を制御するもので、コード判定回路6にて上記キ
ーコードと登録コードとが一致すると判定されたときに
課金回路1に対して起動命令を与える。
【0013】続いて、本実施例の有料道路自動課金シス
テムにおける車両側送受信器の動作手順について、図2
のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下に
述べる制御動作は制御回路6によって行われるものであ
る。先ず、ステップS1では、受信部3の受信状態を監
視しつつ、キーコードを受信したか否かの判定が繰り返
し行われ、キー2のグリップ部分に設けられたスイッチ
が押されるか、車両の鍵穴にキー2が挿し込まれるかし
て、キー2からキーコードが送信され、これが受信部3
で受信された時点でステップS2に進む。このとき、受
信部3で受信されたキーコードは、そのままコード判定
部5に与えられる。
【0014】次いで、ステップS2では、コード登録部
4に格納されている車両固有の登録コードが読み出さ
れ、これが上記キーコードと同様にコード判定部5に与
えられる。続いて、ステップS3では、受信部3で受信
したキーコードとコード登録部4から読み出された登録
コードとがコード判定回路5にて比較判定される。ここ
で、キーコードと登録コードとが一致した場合はそのま
まステップS4に進む。ステップS4では、課金回路1
に対して起動命令が与えられ、これを受けて課金回路1
が作動状態となる。
【0015】一方、コード判定回路5の判定結果におい
てキーコードと登録コードとが一致しない場合(不一致
の場合)は、車両使用者(通常は運転者)に対して課金
回路1が作動しない旨を報知するエラー処理を行う。こ
の場合のエラー処理としては、例えば、電子ブザーを使
用して警告音を鳴らすことでもよいが、さらに好ましく
は、警告音を鳴らすのと併せて、車両側送受信器に組み
込まれた液晶画面や個別に設置された車載用液晶画面に
「自動課金用ゲートは通過できません」とか「通常の料
金ゲートを通過ください」といった文字を表示したり、
これらの文字を音声で再生したりする方が、より確実に
車両使用者に認識させることができる。また、キーコー
ドと登録コードの一致によって課金回路1が正常に作動
した場合にも、自動課金用ゲートを通過できる旨を上記
同様に液晶画面や音声などによって車両使用者に知らせ
るようにしてもよい。
【0016】このように本実施例においては、キーレス
錠システムが装備された車両に車載用IDタグ等の車両
側送受信器が搭載されており、キー2からキーコードが
送信された場合は、そのキーコードを受信部3で受信し
てコード判定回路5に転送し、さらにコード判定回路5
ではコード登録部4に格納された登録コードと上記キー
コードとを照合して、双方が一致したときのみ、制御回
路6が課金回路1を作動させるシステムになっている。
したがって、別の車両に車両側送受信器を付け替えた場
合は、当然のことながらキー2側のキーコードと車両固
有の登録コードとが一致しなくなるため、課金回路1を
作動させることができず、結果的に、実際の有料道路で
は自動課金システムを使用できなくなる。
【0017】また、本実施例においては、コード判定回
路5の判定結果においてキーコードと登録コードとが一
致しなかった場合、車両使用者に対して課金回路1が作
動しない旨を報知するエラー処理を行うようにしたの
で、課金回路1が作動していないにもかかわらず、誤っ
て自動課金用ゲートを通過してしまうなどの不都合も解
消することができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の有料道路
自動課金システムによれば、キーから送信されたキーコ
ードが車両側送受信器に設定された登録コードと一致し
たときだけ課金回路が作動し、車両側送受信器を別の車
両に付け替えた場合は、キーコードと登録コードとが不
一致となるため、課金回路を作動させることができなく
なる。これにより、車両とこれに搭載される車両側送受
信器との一体化が図られるため、車両側送受信器の付け
替えによる有料道路の不正使用を未然に防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる有料道路自動課金システムの実
施例を示す機能ブロック図である。
【図2】実施例における車両側送受信器の動作手順を示
すフローチャートである。
【図3】有料道路自動課金システムの構想図である。
【符号の説明】
1 課金回路 2 キー 3 受信部 4 コード登録部 5 コード判定回路 6 制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料道路の出入口ゲートに設置されたゲ
    ート側送受信器と、車両のドアを施錠又は解錠するため
    のキーコードを送信可能なキーの操作によって始動する
    車両に搭載されて前記出入口ゲートを通過する際に前記
    ゲート側送受信器に対して車両情報を送信する車両側送
    受信器とから構成され、前記出入口ゲートの各ゲート側
    送受信器によって得られた前記車両情報に基づいて走行
    区間を判別するとともに、その判別した走行区間に応じ
    て通行料金を課金する有料道路自動課金システムであっ
    て、 前記車両側送受信器は、前記車両情報を発信する課金回
    路と、前記キーコードを受信する受信部と、車両固有の
    登録コードを格納するコード登録部と、前記受信部で受
    信したキーコードと前記コード登録部に格納された登録
    コードとが一致するか否かを判定するコード判定回路
    と、前記コード判定回路の判定結果において前記キーコ
    ードと前記登録コードとが一致したときに前記課金回路
    を作動させる制御回路とを備えたことを特徴とする有料
    道路自動課金システム。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記コード判定回路の
    判定結果において前記キーコードと前記登録コードとが
    不一致のときに前記課金回路が作動しない旨を報知する
    エラー処理を行うことを特徴とする請求項1記載の有料
    道路自動課金システム。
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