JP2000311262A - 自動料金収受システム用車載機器 - Google Patents

自動料金収受システム用車載機器

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JP2000311262A
JP2000311262A JP11902399A JP11902399A JP2000311262A JP 2000311262 A JP2000311262 A JP 2000311262A JP 11902399 A JP11902399 A JP 11902399A JP 11902399 A JP11902399 A JP 11902399A JP 2000311262 A JP2000311262 A JP 2000311262A
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Japan
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portable device
vehicle
toll collection
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automatic toll
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JP11902399A
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English (en)
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Shigeyuki Satomura
成行 里村
Tatsuaki Taniguchi
龍昭 谷口
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のエンジンを始動させる第1携帯機(エン
ジンキー機能をもった携帯機)に自動料金収受システム
用の第1クレジット識別情報を記憶させ、自動料金収受
をこの第1クレジット識別情報により実行すべく構成す
ることで、降車時には第1携帯機を車両から確実に持出
すことができ、盗難防止性の向上を図ることができ、ま
た乗車時(車両に乗り込む時)には第1携帯機にてエンジ
ンを始動させることができるので、別途自動料金収受シ
ステム用のカードを装着する必要がなく、利便性の向上
を図ることができる自動料金収受システム用車載機器の
提供を目的とする。 【解決手段】有料道路に設置された路側機器との間で送
受信を行なって料金収受を実行する自動料金収受システ
ム用車載機器Aであって、車両のエンジンを始動させる
第1携帯機12に上記自動料金収受システム用の第1ク
レジット識別情報を記憶させ、自動料金収受を上記第1
クレジット識別情報により実行することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有料道路の入
口、出口または、これらの手前に設置された路側機器と
の間で情報の交信を行なって料金収受を実行するような
自動料金収受システム用車載機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有料道路における料金所でのノン
ストップ化、渋滞緩和、キャッシュレス化、人的経費削
減を目的として自動料金収受システム(Electronic Toll
CollectionいわゆるETCシステム)が開発されてい
る。すなわち、有料道路の入口、出口または、これらの
手前に設置された路側機器と、車両に搭載された車載機
器と、車載機器のカードリーダに着脱されるICカード
とを備え、車両が有料道路の入口を通過する時、車載機
器と入口路側機器との間で情報の送受信を行ない、車両
が有料道路の出口を通過する時、当該車両の有料道路利
用料金を計算して、ICカード所有者の口座から料金の
徴収を可能と成した自動料金収受システムである(特開
平8−305908号、特開平8−22594号、特開
平8−305914号、特開平10−222705号公
報参照)。
【0003】上述のICカードとしてはクレジットカー
ドやプリペイドカードつまり有価カードが用いられる
が、乗員が車両から降車する時、このICカードの車室
内(車両内)への置き忘れが発生し、置き忘れた場合には
有価カードとしてのICカードが盗難さる懸念があっ
た。また乗員が車両に乗り込んで自動料金収受システム
を利用する際には、エンジンキーとは別に別途ICカー
ドをカードリーダに装着する必要があり、充分な利便性
の確保ができない問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、車両のエンジンを始動させる第1携帯機
(エンジンキー機能をもった携帯機)に自動料金収受シス
テム用の第1クレジット識別情報を記憶させ、自動料金
収受をこの第1クレジット識別情報により実行すべく構
成することで、降車時には第1携帯機を車両から確実に
持出すことができ、盗難防止性の向上を図ることがで
き、また乗車時(車両に乗り込む時)には第1携帯機にて
エンジンを始動させることができるので、別途自動料金
収受システム用のカードを装着する必要がなく、利便性
の向上を図ることができる自動料金収受システム用車載
機器の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の第1携帯機と
別体で、かつ所有者を異にする第2携帯機を設け、この
第2携帯機に第2クレジット識別情報を記憶させて、こ
の第2クレジット識別情報により自動料金収受を可能と
することで、車両に適合する第1携帯機以外の上記第2
携帯機の第2クレジット識別情報による料金収受が可能
となり、例えば第2携帯機を所有する同乗者からの料金
収受が可能となって、利便性のさらなる向上を図ること
ができる自動料金収受システム用車載機器の提供を目的
とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の第1携帯機の
装着時には暗証番号の入力、確認を行なわず、第2携帯
機の装着時には暗証番号を入力、確認を実行すること
で、他車での使用も可能な第2携帯機を装着した時、そ
の暗証番号を確認することにより、盗難防止性の向上を
図ることができる自動料金収受システム用車載機器の提
供を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の目的と併せて、第1携帯機
と車両との間で第1クレジット識別情報の一致/不一致
を判定し、エンジン回転の許容/禁止を実行する機能
(イモビライザ機能)を備えることで、クレジット識別情
報のチェックにより盗難防止性のさらなる向上を図るこ
とができる自動料金収受システム用車載機器の提供を目
的とする。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上述のイモビライザ
機能のイモビライザ識別情報と上述のクレジット識別情
報とを同一に成すことで、同一識別情報(同一ID番号)
の使用が可能となってメモリ容量の削減を図ることがで
きる自動料金収受システム用車載機器の提供を目的とす
る。
【0009】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の第1携帯機の
装着部と第2携帯機の装着部とをそれぞれ別々に設ける
ことで、各携帯機を対応するそれぞれの装着部に装着す
ることができ、例えば車両の走行中においても第2携帯
機の抜き差しができる等、その利便性の向上を図ること
ができる自動料金収受システム用車載機器の提供を目的
とする。
【0010】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の第2携帯機の
装着部を運転席と助手席との間に対応して設けること
で、ドライバ以外の同乗者(助手席乗員、後席乗員)でも
第2携帯機の装着ができ、利便性向上を図ることができ
る自動料金収受システム用車載機器の提供を目的とす
る。
【0011】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、上述の第1携帯機の
第1クレジット識別情報と第2携帯機の第2クレジット
識別情報との間で、自動料金の支払比率を設定する割り
勘機能を備えることで、有料道路使用料金の支払いの自
由度が向上する自動料金収受システム用車載機器の提供
を目的とする。
【0012】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の第1携帯機の
第1クレジット識別情報を予め車両側に記憶し、この第
1携帯機の装着時に該第1携帯機と車両との間で、第1
クレジット識別情報の一致確認を行ない、一致した時に
は自動料金収受を上記第1クレジット識別情報により実
行し、一致していない時には上記第1クレジット識別情
報による自動料金収受を禁止するように構成すること
で、第1携帯機以外の他のキーや他の携帯機では自動料
金収受システムが機能しないので、煩雑な暗証番号入力
を不要と成して、盗難防止性も向上する自動料金収受シ
ステム用車載機器の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、有料道路に設置された路側機器との間で送受
信を行なって料金収受を実行する自動料金収受システム
用車載機器であって、車両のエンジンを始動させる第1
携帯機に上記自動料金収受システム用の第1クレジット
識別情報を記憶させ、自動料金収受を上記第1クレジッ
ト識別情報により実行する自動料金収受システム用車載
機器であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、車両のエンジンを始
動させる上記第1携帯機と別体で、かつ所有者を異にす
る第2携帯機を設け、上記第2携帯機に第2クレジット
識別情報を記憶させて、該第2携帯機の第2クレジット
識別情報により自動料金収受を可能とした自動料金収受
システム用車載機器であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第1携帯機の装
着時には暗証番号の入力および確認を行なわず、上記第
2携帯機の装着時には暗証番号の入力および確認を実行
する自動料金収受システム用車載機器であることを特徴
とする。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の構成と併せて、上記第1携
帯機と車両との間での第1クレジット識別情報の一致/
不一致の判定によりエンジン回転の許容/禁止を実行す
るイモビライザ機能を備えた自動料金収受システム用車
載機器であることを特徴とする。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記イモビライザ機
能のイモビライザ識別情報と上記第1クレジット識別情
報とを同一に成した自動料金収受システム用車載機器で
あることを特徴とする。
【0018】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第1携帯機の装
着部と上記第2携帯機の装着部とをそれぞれ別々に設け
た自動料金収受システム用車載機器であることを特徴と
する。
【0019】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第2携帯機の装
着部を運転席と助手席との間に対応して設けた自動料金
収受システム用車載機器であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記第1携帯機の第
1クレジット識別情報と上記第2携帯機の第2クレジッ
ト識別情報との間で、自動料金の支払比率を設定する割
り勘機能を備えた自動料金収受システム用車載機器であ
ることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記第1携帯機の第
1クレジット識別情報を予め車両側に記憶し、第1携帯
機の装着時に該第1携帯機と車両との間で、第1クレジ
ット識別情報の一致確認を行ない、一致した時には自動
料金収受を上記第1クレジット識別情報により実行し、
一致していない時には上記第1クレジット識別情報によ
る自動料金収受を禁止する自動料金収受システム用車載
機器であることを特徴とする。
【0022】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の第1携帯機は車両のエンジンを始動さ
せると共に、この第1携帯機に記憶させた自動料金収受
システム(ETCシステム)用の第1クレジット識別情報
によりETCシステムでの自動料金収受を実行すること
ができる。このように第1携帯機がエンジン始動機能
(エンジンキーの機能)と自動料金収受機能とを有するの
で、乗員の降車時には該乗員は第1携帯機を車両から確
実に持出すことができ、この結果、盗難防止性の向上を
図ることができる効果がある。また乗員が車両に乗り込
む時には、上述の第1携帯機にてエンジンを始動させる
ことができるので、別途自動料金収受システム用のカー
ドを装着する必要がなく、利便性の向上を図ることがで
きる効果がある。
【0023】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の第1携
帯機とは別体で、かつ所有者を異にする第2携帯機(他
車両のエンジンを始動させることができるエンジンキー
機能をもった携帯機を含む)を設けて、この第2携帯機
に第2クレジット識別情報を記憶させ、この識別情報に
より自動料金収受を可能と成したので、車両に適合する
第1携帯機以外の上記第2携帯機の第2クレジット識別
情報からもETCシステムにおける料金収受が可能とな
って、例えば第2携帯機を所有する同乗者からの料金自
動収受ができ、利便性のさらなる向上を図ることができ
る効果がある。
【0024】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、第1携帯機の
装着時には暗証番号の入力、確認を行なわず、その操作
性の向上を図り、他車での使用も可能な第2携帯機の装
着時には暗証番号の入力、確認を実行して、第2携帯機
所有者のチェックを実行すると共に、盗難防止性の向上
を図ることができる効果がある。
【0025】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1または3記載の発明の効果と併せて、上述
のイモビライザ機能は、第1携帯機と車両との間で第1
クレジット識別情報の一致/不一致を判定して、これに
基づいてエンジン回転の許容/禁止を実行するので、第
1クレジット識別情報のチェックにより盗難防止性のさ
らなる向上を図ることができる効果がある。
【0026】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、上述のイモビ
ライザ機能のイモビライザ識別情報と第1クレジット識
別情報とを同一に成したので、同一の識別情報(同一の
ID番号参照)の使用が可能となってメモリ容量の削減
を図ることができる効果がある。
【0027】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第1携
帯機の装着部と上述の第2携帯機の装着部とをそれぞれ
別々に設けたので、各携帯機を対応するそれぞれの装着
部に装着することができ、例えば車両の走行中において
も第2携帯機の抜き差しができる等、その利便性の向上
を図ることができる効果がある。
【0028】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第2携
帯機の装着部を運転席と助手席との間に対応して設けた
ので、ドライバ以外の同乗者(助手席乗員、後席乗員)で
も必要に応じて第2携帯機の装着ができ、利便性向上を
図ることができる効果がある。
【0029】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述の第1携
帯機の第1クレジット識別情報と第2携帯機の第2クレ
ジット識別情報との間で、自動料金の支払比率を設定す
る割り勘機能を備えたので、有料道路使用料金の支払い
自由度が向上する効果がある。
【0030】この発明の請求項9記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の第1携
帯機の第1クレジット識別情報を予め車両側に記憶し、
第1携帯機の装着時に該第1携帯機と車両との間で、第
1クレジット識別情報の一致確認を行ない、一致した時
には自動料金収受を上記第1クレジット識別情報により
実行し、一致していない時には上記第1クレジット識別
情報による自動料金収受を禁止するので、上述の第1携
帯機以外の他のキーや他の携帯機つまりクレジット識別
情報の一致が得られない他のキーや他の携帯機では自動
料金収受システムが機能しない。このため煩雑な暗証番
号入力を不要となして、操作性の向上を図りつつ、盗難
防止性を向上させることができる効果がある。
【0031】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は自動料金収受システム用車載機器を示す
が、まず図1、図2を参照して自動料金収受(Electroni
c Toll Collection、以下単にETCと略記する)システ
ムの概略構成について説明する。
【0032】このETCシステムは有料道路の入口、出
口またはこれらの手前に設置される路側機器(図1参照)
と、車両に搭載される車載機器(以下単にETCユニッ
トと略記する)A(図2参照)とを備えている。
【0033】上述の路側機器は図1に示すように有料道
路1の入口2に設置された入口アンテナ3と、出口4に
設置された出口アンテナ5と、出口5の手前に設置され
た出口手前アンテナ6と備えている。
【0034】また出口アンテナ5が設置されたETCレ
ーンには従前の通行券または現金により料金支払を行な
う一般的な出口料金所ゲート7が併設されると共に、出
口手前アンテナ6の近傍には誘導表示板8が設置されて
いる。
【0035】而して、ETC対応車両が有料道路1の入
口2を通過する時、ETCユニットAと入口路側機器と
しての入口アンテナ3との間で情報の送受信を行ない、
車両が有料道路1の出口4(但し図1では図示の便宜
上、地理的に同一ポジションの出口を示しているが、車
両が通過する出口は地理的に入口2から離反したポジシ
ョンの出口となることは当然である)を通過する時、E
TCユニットAと出口路側機器としての出口アンテナ5
との間で情報の送受信を行なって、当該車両の有料道路
利用料金を計算して、後述する携帯機の所有者の口座か
ら料金の徴収を可能と成すように構成している。
【0036】一方、車載機器としてのETCユニットA
は、図2に示すように構成している。すなわち、このE
TCユニットAは、図1で示した各アンテナ3,5,6
との間で情報(データ)の送受信を行なうETCアンテナ
10と、送受信情報を送信処理および受信処理する送受
信処理部13と、第1携帯機12の着脱を許容してその
情報を読取る第1カードリーダ13と、第2携帯機14
の着脱を許容してその情報を読取る第2カードリーダ1
5と、暗証番号の入力等に用いられる入力手段としての
テンキー16と、有料道路1の利用料金等を可視表示す
る表示部17とを備えている。
【0037】また制御手段としてのCPU20は、送受
信処理部11、第1および第2の各カードリーダ13,
15、テンキー16からの入力に基づいて、ROM18
に格納されたプログラムに従って、表示部17、送受信
処理部11、カードリーダ13,15を駆動制御し、R
AM19(記憶手段)は第1クレジット識別情報に相当す
るデータなどの必要なデータやマップを記憶する。この
実施例ではROM18とRAM19とをそれぞれ別々に
設けたが、これら両者18,19はROM/RAMによ
り構成してもよいことは勿論である。
【0038】さらに上述のETCユニットAはエンジン
コントロールユニットとしてのECU21と、マルチイ
ンフォメーションディスプレイユニット22(以下単に
ディスプレイユニット22と略記する)とを接続してい
る。上述のディスプレイユニット22は入力インタフェ
ース23、CPU24、ドライブ回路25、表示手段と
してのドットマトリクス表示部26、電源部27を備え
ている。
【0039】また上述のECU21をETCユニットA
のCPU20とディスプレイユニット22の入力インタ
フェース23との双方に接続している。さらに外気温セ
ンサ28、方位センサ29、燃料タンクセンサ30、車
速センサ31、操作スイッチ(但し、ファンクションス
イッチを含む)32を設け、これら各センサ28〜31
およびスイッチ32をECU21と入力インタフェース
23のと双方に接続している。但し、図2では図示の便
宜上、各要素28〜32とECU21との間の接続ライ
ンを省略している。
【0040】さらにまた、ETCユニットAのCPU2
0と、ディスプレイユニット22のCPU24とをライ
ン33,34で接続し、ETCユニットA側からディス
プレイユニット22側に表示に必要な信号を送信すべく
構成している。
【0041】ところで、図3に示すように前述の第1カ
ードリーダ13は第1携帯機12を装着する装着部13
aを有し、第2カードリーダ15は第2携帯機14を装
着する装着部15aを有する。
【0042】また第1カードリーダ13の装着部13a
はインストルメントパネル35におけるステアリングホ
イール36の配設位置近傍またはそれよりも車外側に設
けられ、ドライバが第1携帯機12を容易に取出せるよ
うに構成している。
【0043】一方、第2カードリーダ15の装着部15
aは運転席と助手席との間に対応して設けている。この
実施例ではセンタコンソールと対応するインストルメン
トパネル35の車幅方向中央部に装着部15aを設けて
いる。
【0044】上述の第1携帯機12は図4に示すように
第1カードリーダ13の装着部13aに差込まれる差込
み部12aと、把持部12bと、この把持部12bに形
成された第1クレジット識別情報の記憶部12cとを有
し、この記憶部12cにはETCシステム用の第1クレ
ジット識別情報(以下単に第1クレジットIDと略記す
る)が予め読出し可能に記憶されており、しかも、この
第1携帯機12で車両のエンジンを始動させるように構
成している。
【0045】また上述の第1携帯機12と別体で、かつ
所有者を異にする第2携帯機14(例えば他車両のエン
ジンを始動させる機能をもった携帯機)は図5に示すよ
うに第2カードリーダ15の装着部15aに差込まれる
差込み部14aと、把持部14bと、この把持部14b
に形成された第2クレジット識別情報および暗証番号の
記憶部14cとを有し、この記憶部14cにはETCシ
ステム用の第2クレジット識別情報(以下単に第2クレ
ジットIDと略記する)および暗証番号を予め読出し可
能に記憶されている。
【0046】ところで図2に示すETCユニットAのC
PU20は、有料道路使用の自動料金収受を第1携帯機
12の第1クレジットID(または第1クレジットID
と第2クレジットIDの双方)により実行する通信手段
(図6に示すフローチャートの第12ステップS12参
照)と、ETCユニットAの第2カードリーダ15に対
する第2携帯機14の装着時に、暗証番号の入力および
確認を実行する入力確認手段(図6に示すフローチャー
トの各ステップS8,S9から成る第1ルーチンR1参
照)と、第1携帯機12と車両との間で第1クレジット
ID一致/不一致を判定し、エンジン回転の許容/禁止
を実行するイモビライザ機能としてのイモビライザ手段
(図6に示すフローチャートの各ステップS4,S5,
S6からなる第2ルーチンR2参照)と、第1携帯機1
2の第1クレジットIDと第2携帯機14の第2クレジ
ットIDとの間で、有料道路使用の自動料金の支払比率
を設定する割り勘機能としての支払比率設定手段(図6
に示すフローチャートの第10ステップS10参照)
と、兼ねる。
【0047】このように構成した自動料金収受システム
用車載機器の作用を、図6に示すフローチャートを参照
して、以下に詳述する。第1ステップS1で、CPU2
0はイグニッションスイッチがONか否かを判定する。
車両のエンジンを始動させる第1携帯機12が第1カー
ドリーダ13の装着部13aに差込まれると、イグニッ
ションスイッチがONとなるので、CPU20は第1カ
ードリーダ13からの信号またはイグニッションスイッ
チからの信号により、上述の判定を実行し、YES判定
時にのみ次の第2ステップS2に移行する。
【0048】この第2ステップS2で、CPU20は第
1カードリーダ13を介して第1携帯機12の第1クレ
ジットID(この実施例では第1クレジットIDとイモ
ビライザ機能のイモビライザ識別情報すなわちイモビラ
イザIDとを同一に成している)を読出す。
【0049】次の第3ステップS3で、CPU20はイ
グニッションスイッチのON直後か否かを判定し、NO
判定時には第5ステップS5にスキップする一方、YE
S判定時には次の第4ステップS4に移行する。
【0050】この第4ステップS4で、CPU20は先
の第2ステップS2にて読出した第1携帯機12の第1
クレジットIDと、RAM19に予め記憶している第1
クレジットIDとが等しいか否かを判定し、YES判定
時には第5ステップS5に移行する一方、NO判定時に
は別の第6ステップS6に移行する。
【0051】上述の第5ステップS5で、CPU20は
ECU21を介してエンジン始動を許可した後に第7ス
テップS7に移行し、上述の第6ステップS6で、CP
U20はECU21を介してエンジン始動を禁止し、こ
の第6ステップS6の処理終了後には第1ステップS1
にリターンする。
【0052】上述の第7ステップS7で、CPU20は
第2カードリーダ15の装着部15aに第2携帯機14
が挿入されたか否かを判定し、NO判定時には第11ス
テップS11にスキップする一方、YES判定時には次
の第8ステップS8に移行する。
【0053】この第8ステップS8で、CPU20はテ
ンキー16の操作により第2携帯機14の暗証番号が入
力されたか否かを判定し、NO判定時には第11ステッ
プS11にスキップする一方、YES判定時には次の第
9ステップS9に移行する。
【0054】この第9ステップS9で、CPU20は第
2カードリーダ15が予め読取った第2携帯機14の暗
証番号とテンキー入力による暗証番号とが一致するか否
かを判定し、NO判定時(不一致の場合)には第11ステ
ップS11に移行し、YES判定時(一致の場合)には次
の第10ステップS10に移行する。
【0055】この第10ステップS10で、テンキー1
6または表示部17,26を用いて第1携帯機12の所
有者と第2携帯機14の所有者との間で、有料道路使用
の自動料金の支払比率いわゆる割り勘比率が入力設定さ
れると、CPU20は第1クレジットIDと第2クレジ
ットIDとの間における上記支払比率をRAM19の所
定エリアに更新可能に設定記憶させる。
【0056】次の第11ステップS11で、CPU20
はETCアンテナ10および送受信処理部11を介して
路側機器としてのアンテナ3,5,6の何れか1つから
のETC信号の受信検出を実行する。
【0057】次に第12ステップS12で、CPU20
は第1携帯機12のIDをクレジットIDとしてETC
基地局(各アンテナ3,5,6を含む路側の上位管理基
地局)との間で通信を実行する。但し、第10ステップ
S10で割り勘比率(支払比率)が設定された場合には、
第1および第2の各携帯機12,14の両方のIDと割
り勘比率とを併せて送信する。
【0058】このように図1〜図6で示す実施例(請求
項1〜8に相当する実施例)によれば、上述の第1携帯
機12は車両のエンジンを始動させると共に、この第1
携帯機12に記憶させたETCシステム用の第1クレジ
ットIDによりETCシステムにおける自動料金収受を
実行することができる。このように第1携帯機12がエ
ンジン始動機能と自動料金収受機能とを有するので、乗
員の降車時には該乗員は第1携帯機12を車両から確実
に持出すことができ、この結果、盗難防止性の向上を図
ることができる効果がある。また乗員が車両に乗り込む
時には、上述の第1携帯機12にてエンジンを始動させ
ることができるので、別途ETCシステム用のカードを
装着する必要がなく、利便性の向上を図ることができる
効果がある。
【0059】さらに、上述の第1携帯機12とは別体
で、かつ所有者を異にする第2携帯機14を設けて、こ
の第2携帯機14に第2クレジットIDを記憶させ、こ
の第2クレジットIDにより自動料金収受を可能と成し
たので、車両に適合する第1携帯機12以外の上記第2
携帯機14の第2クレジットIDからもETCシステム
における料金収受が可能となって、例えば第2携帯機1
4を所有する同乗者からの料金自動収受ができ、利便性
のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0060】加えて、第1携帯機12の装着時には暗証
番号の入力、確認を行なわず、その操作性の向上を図
り、他車での使用も可能な第2携帯機14の装着時には
暗証番号の入力、確認を実行(第1ルーチンR1参照)し
て、第2携帯機14所有者のチェックを実行すると共
に、盗難防止性の向上を図ることができる効果がある。
【0061】また、上述のイモビライザ機能(第2ルー
チンR2参照)は、第1携帯機12と車両との間で第1
クレジットIDの一致/不一致を判定し、,これにより
エンジン回転の許容/禁止を実行するので、クレジット
IDのチェックにより盗難防止性のさらなる向上を図る
ことができる効果がある。
【0062】そのうえ、上述のイモビライザ機能のイモ
ビライザIDと第1クレジットIDとを同一に成したの
で、同一のID番号の使用が可能となってメモリ容量
(RAM19の容量参照)の削減を図ることができる効果
がある。
【0063】さらに図3で示したように、上述の第1携
帯機12の装着部13aと上述の第2携帯機14の装着
部15aとをそれぞれ別々に設けたので、各携帯機1
2,14を対応するそれぞれの装着部13a,15aに
装着することができ、例えば車両の走行中においても第
2携帯機14の抜き差しができる等、その利便性の向上
を図ることができる効果がある。
【0064】また、上述の第2携帯機14の装着部15
aを運転席と助手席との間に対応して設けたので、ドラ
イバ以外の同乗者(助手席乗員、後席乗員)でも必要に応
じて第2携帯機14の装着ができ、利便性向上を図るこ
とができる効果がある。
【0065】加えて、上述の第1携帯機12の第1クレ
ジットIDと第2携帯機14の第2クレジットIDとの
間で、自動料金の支払比率を設定する割り勘機能(第1
0ステップS10参照)を備えたので、有料道路使用料
金の支払い自由度が向上する効果がある。
【0066】さらに実施例で示したように、第1携帯機
12の装着部13a(図3参照)をステアリングホイール
36の近傍またはそれよりも車外側に設けると、降車時
において乗員が該第1携帯機12の取り忘れに気付いた
時、直ちに第1携帯機12を取出して、持出すことがで
きるので、使用上、至便である。
【0067】図7は自動料金収受システム用車載機器の
他の実施例を示し、先の図6に示すイモビライザ手段に
代えて、第1携帯機12の装着時に該第1携帯機12と
車両(ETCユニットA参照)との間で、第1クレジット
IDの一致確認を行なう一致確認手段(図7に示すフロ
ーチャートの第4ステップQ4参照)を設け、ID一致
時にECU21を介してエンジンの始動を許可すべく構
成したものである。
【0068】なお、この実施例においても図1〜図5の
回路装置を用いるが、この実施例の場合、上述のCPU
20は、有料道路使用の自動料金収受を第1携帯機12
の第1クレジットID(または第1クレジットIDと第
2クレジットIDの双方)により実行する通信手段(図7
に示すフローチャートの第11ステップQ11参照)
と、ETCユニットAの第2カードリーダ15に対する
第2携帯機14の装着時に、暗証番号の入力および確認
を実行する入力確認手段(図7に示すフローチャートの
各ステップQ7,Q8から成る第3ルーチンR3参照)
と、第1携帯機12の第1クレジットIDと第2携帯機
14の第2クレジットIDとの間で、有料道路使用の自
動料金の支払比率を設定する割り勘機能としての支払比
率設定手段(図7に示すフローチャートの第9ステップ
Q9参照)と、上述の一致確認手段(第4ステップQ4参
照)と、兼ねる。
【0069】このように構成した自動料金収受システム
用車載機器の作用を、図7に示すフローチャートを参照
して、以下に詳述する。第1ステップQ1で、CPU2
0はイグニッションスイッチがONか否かを判定する。
車両のエンジンを始動させる第1携帯機12が第1カー
ドリーダ13の装着部13aに差込まれると、イグニッ
ションスイッチがONとなるので、CPU20は第1カ
ードリーダ13の装着部13aに差込まれると、イグニ
ッションスイッチがONとなるので、CPU20は第1
カードリーダ13からの信号またはイグニッションスイ
ッチからの信号により、上述の判定を実行し、YES判
定時にのみ次の第2ステップQ2に移行する。
【0070】この第2ステップQ2で、CPU20は第
1カードリーダ13を介して第1携帯機12の第1クレ
ジットIDを読出す。次の第3ステップQ3で、CPU
20はイグニッションスイッチのON直後か否かを判定
し、NO判定時には第5ステップQ5にスキップする一
方、YES判定時には次の第4ステップQ4に移行す
る。
【0071】この第4ステップQ4で、CPU20は先
の第2ステップQ2にて読出した第1携帯機12の第1
クレジットIDと、RAM19に予め記憶している第1
クレジットIDとが等しいか否かを判定し、YES判定
時には次の第5ステップQ5に移行する一方、NO判定
時には第1ステップQ1にリターンする。上述の第5ス
テップQ5で、CPU20はECU21を介してエンジ
ン始動を許可した後に第6ステップQ6に移行する。
【0072】この第6ステップQ6で、CPU20は第
2カードリーダ15の装着部15aに第2携帯機14が
挿入されたか否かを判定し、NO判定時には第10ステ
ップQ10にスキップする一方、YES判定時には次の
第7ステップQ7に移行する。
【0073】この第7ステップQ7で、CPU20はテ
ンキー16の操作により第2携帯機14の暗証番号が入
力されたか否かを判定し、NO判定時には第10ステッ
プQ10にスキップする一方、YES判定時には次の第
8ステップQ8に移行する。
【0074】この第8ステップQ8で、CPU20は第
2カードリーダ15が予め読取った第2携帯機14の暗
証番号とテンキー入力による暗証番号とが一致するか否
かを判定し、NO判定時(不一致の場合)には第10ステ
ップQ10に移行し、YES判定時(一致の場合)には次
の第9ステップQ9に移行する。
【0075】この第9ステップQ9で、テンキー16ま
たは表示部17,26を用いて第1携帯機12の所有者
と第2携帯機14の所有者との間で、有料道路使用の自
動料金の支払比率いわゆる割り勘比率が入力設定される
と、CPU20は第1クレジットIDと第2クレジット
IDとの間における上記支払比率をRAM19の所定エ
リアに更新可能に設定記憶させる。
【0076】次の第10ステップQ10で、CPU20
はETCアンテナ10および送受信処理部11を介して
路側機器としてのアンテナ3,5,6の何れか1つから
のETC信号の受信検出を実行する。
【0077】次に第11ステップQ11で、CPU20
は第1携帯機12のIDをクレジットIDとしてETC
基地局(各アンテナ3,5,6を含む路側の上位管理基
地局)との間で通信を実行する。但し、第9ステップQ
9で割り勘比率(支払比率)が設定された場合には、第1
および第2の各携帯機12,14の両方のIDと割り勘
比率とを併せて送信する。
【0078】このように図7で示す実施例(請求項1,
2,3,6,7,8,9に相当する実施例)によれば、
上述の第1携帯機12の第1クレジットIDを予め車両
側(RAM19参照)に記憶し、第1携帯機12の装着時
に該第1携帯機12と車両との間で、第1クレジットI
Dの一致確認を行ない(第4ステップQ4参照)、一致し
た時には自動料金収受を第1クレジットIDにより実行
し、一致していない時には第1クレジットIDによる自
動料金収受を禁止するので、上述の第1携帯機12以外
の他のキーや他の携帯機つまりクレジットIDの一致が
得られない他のキーや他の携帯機ではETCシステムが
機能しない。このため第1携帯機12の使用時には、煩
雑な暗証番号入力を不要となして、操作性の向上を図り
つつ、盗難防止性を向上させることができる効果があ
る。
【0079】なお、この図7に示す実施例においても、
その他の点については先の実施例とほぼ同様の作用、効
果を奏するものである。図8は第1携帯機の他の実施例
を示し、先の図4の実施例では電気キータイプの第1携
帯機12と成したが、この図8の実施例ではエンジンを
始動し得るカード形状の第1携帯機37に構成してい
る。
【0080】すなわちこの第1携帯機37を、図3に示
す第1カードリーダ13の装着部13aに対して着脱可
能なカード形状と成し、この第1携帯機37の一部に記
憶部37aを設け、この記憶部37aには予め第1クレ
ジットIDを読取り可能に記憶させている。
【0081】図9は第2携帯機の他の実施例を示し、先
の図5の実施例では電子キータイプの第2携帯機14と
成したが、この図9の実施例ではカード形状の第2携帯
機38に構成している。
【0082】すなわちこの第2携帯機38を、図3に示
す第2カードリーダ15の装着部15aに対して着脱可
能なカード形状と成し、この第2携帯機38の一部に記
憶部38aを設け、この記憶部38aには予め第2クレ
ジットIDおよび暗証番号を読取り可能に記憶させてい
る。
【0083】このように第1および第2の各携帯機3
7,38をカード形状と成しても、図6または図7のフ
ローチャートにより先の実施例と同様の作用、効果を奏
するものである。
【0084】ここで、図4に示す第1携帯機12と図9
に示す第2携帯機38との2つを用いてもよく、また図
4に示す第1携帯機12と図5に示す第2携帯機14と
の2つを用いてもよく、さらには、図8に示す第1携帯
機37と図9に示す第2携帯機38との2つを用いても
よいことは勿論であり、第2携帯機14,38としては
第2クレジットIDおよび暗証番号を有するクレジット
カード(キャッシュカード、電子マネーカードを含む)で
あってもよい。
【0085】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の路側機器は、実施例の各アンテナ
3,5,6(図1参照)に対応し、以下同様に、車載機器
は、ETCユニットAに対応し、第1携帯機の第1クレ
ジット識別情報の記憶部は、記憶部12c,37aに対
応し、第2携帯機の第2クレジット識別情報の記憶部
は、記憶部14c,38aに対応し、暗証番号の入力お
よび確認を実行する手段は、各ルーチンR1,R3に対
応し、イモビライザ機能は、イモビライザ手段としての
ルーチンR2に対応し、割り勘機能は、支払比率設定手
段としての各ステップS10,Q9に対応し、第1クレ
ジット識別情報の一致確認を行なう手段は、一致確認手
段としての第4ステップQ4に対応し、車両側において
第1クレジット識別情報を記憶する部位は、ETCユニ
ットA内のRAM19(記憶手段)に対応するも、この発
明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動料金収受システムにおける路側機器の配
置例を示す斜視図。
【図2】 本発明の自動料金収受システム用車載機器の
ブロック図。
【図3】 第1、第2の携帯機の装着部の配設構成を示
す説明図。
【図4】 第1携帯機の説明図。
【図5】 第2携帯機の説明図。
【図6】 クレジット識別情報による自動料金収受処理
を示すフローチャート。
【図7】 クレジット識別情報による自動料金収受処理
の他の実施例
【図8】 第1携帯機の他の実施例を示す説明図。
【図9】 第2携帯機の他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1…有料道路 3,5,6…アンテナ 12,37…第1携帯機 13,38…第2携帯機 13a,15a…装着部 A…ETCユニット(車載機器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/017 G08G 1/09 D 1/09 G06K 19/00 H

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有料道路に設置された路側機器との間で送
    受信を行なって料金収受を実行する自動料金収受システ
    ム用車載機器であって、車両のエンジンを始動させる第
    1携帯機に上記自動料金収受システム用の第1クレジッ
    ト識別情報を記憶させ、自動料金収受を上記第1クレジ
    ット識別情報により実行する自動料金収受システム用車
    載機器。
  2. 【請求項2】車両のエンジンを始動させる上記第1携帯
    機と別体で、かつ所有者を異にする第2携帯機を設け、
    上記第2携帯機に第2クレジット識別情報を記憶させ
    て、該第2携帯機の第2クレジット識別情報により自動
    料金収受を可能とした請求項1記載の自動料金収受シス
    テム用車載機器。
  3. 【請求項3】上記第1携帯機の装着時には暗証番号の入
    力および確認を行なわず、上記第2携帯機の装着時には
    暗証番号の入力および確認を実行する請求項2記載の自
    動料金収受システム用車載機器。
  4. 【請求項4】上記第1携帯機と車両との間での第1クレ
    ジット識別情報の一致/不一致の判定によりエンジン回
    転の許容/禁止を実行するイモビライザ機能を備えた請
    求項1または3記載の自動料金収受システム用車載機
    器。
  5. 【請求項5】上記イモビライザ機能のイモビライザ識別
    情報と上記第1クレジット識別情報とを同一に成した請
    求項4記載の自動料金収受システム用車載機器。
  6. 【請求項6】上記第1携帯機の装着部と上記第2携帯機
    の装着部とをそれぞれ別々に設けた請求項2記載の自動
    料金収受システム用車載機器。
  7. 【請求項7】上記第2携帯機の装着部を運転席と助手席
    との間に対応して設けた請求項2記載の自動料金収受シ
    ステム用車載機器。
  8. 【請求項8】上記第1携帯機の第1クレジット識別情報
    と上記第2携帯機の第2クレジット識別情報との間で、
    自動料金の支払比率を設定する割り勘機能を備えた請求
    項2記載の自動料金収受システム用車載機器。
  9. 【請求項9】上記第1携帯機の第1クレジット識別情報
    を予め車両側に記憶し、第1携帯機の装着時に該第1携
    帯機と車両との間で、第1クレジット識別情報の一致確
    認を行ない、一致した時には自動料金収受を上記第1ク
    レジット識別情報により実行し、一致していない時には
    上記第1クレジット識別情報による自動料金収受を禁止
    する請求項1記載の自動料金収受システム用車載機器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209221A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 East Nippon Expressway Co Ltd 情報記憶媒体装備支援システム
JP2007018079A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Tokai Rika Co Ltd Etc用カード及びetc用車載器
JP2009051502A (ja) * 2000-12-01 2009-03-12 Seagate Technology Llc 車両の所望のセッティングに関する情報を提供する方法
US7742941B2 (en) 2001-12-18 2010-06-22 Fujitsu Limited Toll road toll paying method and apparatus using a portable terminal, and a storage medium thereof
US8132724B2 (en) 2008-03-14 2012-03-13 Denso Corporation Vehicle unit, vehicle system and program for same

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