JP2002092672A - Etc用車載器 - Google Patents

Etc用車載器

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JP2002092672A
JP2002092672A JP2000235700A JP2000235700A JP2002092672A JP 2002092672 A JP2002092672 A JP 2002092672A JP 2000235700 A JP2000235700 A JP 2000235700A JP 2000235700 A JP2000235700 A JP 2000235700A JP 2002092672 A JP2002092672 A JP 2002092672A
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JP
Japan
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unit
vehicle
hmi
card
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JP2000235700A
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English (en)
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Seiya Murase
誠也 村瀬
Kiyokazu Otaki
清和 大滝
Fumio Umeda
文雄 梅田
Megumi Mori
恵 森
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性を維持した状態で盗難防止性を向上さ
せることができるETC用車載器を提供する。 【解決手段】 ETC用車載器21はETC用車載器搭
載車両11に搭載されている。ETC用車載器21は、
本体部22とHMI部23とを備えている。本体部22
に設けられたカード装着部には、ICカード41が装着
されるようになっている。また、HMI部23は本体部
22から分離されている。それとともに、本体部22と
HMI部23との間は、同軸ケーブル101によって接
続されるようになっている。HMI部23は、ETC情
報表示部24及び操作部25を備えている。ETC情報
表示部24は各種情報を表示するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路の利用料
金を自動収受するETC(ElectronicTol
l Collection)システムに対応するETC
用車載器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、有料道路の料金所において渋
滞が発生するのを回避することを目的としたETCシス
テムが知られている。このETCシステムでは、料金所
近傍に設置された路側アンテナと車両に搭載されるET
C用車載器との間で相互通信が行われる。その結果、有
料道路の利用料金を自動的に収受するようになってい
る。
【0003】図6及び図7に示すように、ETC用車載
器61は、車両室内に搭載されている。ETC用車載器
61を構成する本体部62には、HMI(Human
Machine Interface)部63、カード
装着部64及びアンテナ部67が設けられている。この
カード装着部64にはICカード71が装着されるよう
になっている。このICカード71には、有効期限やリ
アルタイムの利用履歴等が格納されている。
【0004】また、HMI部63は、表示部65及び操
作部66を備えている。表示部65は各種情報を表示す
るようになっている。操作部66は、ICカード71の
有効期限情報や利用履歴情報等を表示部65に表示させ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ように、通常、ETC用車載器61は、HMI部63の
視認性、操作性向上の観点から、車両室内におけるダッ
シュボード81上に配置される。しかし、この場合には
ETC用車載器61のカード装着部64が車外から視認
可能になってしまうため、ICカード71が他人に盗難
される可能性があった。
【0006】その問題を解決するために、ETC用車載
器61をグローブボックス82内に配置したものが従来
提案されている。ところが、この場合には表示部65の
視認性が低下するばかりでなく、操作部66の操作性が
低下するという問題があった。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、操作性を維持した状態で盗難防止
性を向上させることができるETC用車載器を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ICカードが装着される
カード装着部を有する本体部と、各種情報を表示する表
示部及び操作部を備えるHMI部とを備え、有料道路を
利用する車両に搭載されるETC用車載器であって、前
記本体部から前記HMI部を分離するとともに、前記本
体部と前記HMI部とを通信手段によって接続したこと
を要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記HMI部に電波の送受信を行うた
めのアンテナ部を設けるとともに、前記HMI部側に設
けられた通信インターフェイスと前記本体部側に設けら
れた通信インターフェイスとを、1本の通信線によって
接続したことを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記本体部を、自動車
内において車外から視認不能な箇所に配置したことを要
旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記本体部を、二輪車
における施錠可能な収容部に配置したことを要旨とす
る。以下、本発明の「作用」について説明する。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、本体部か
らHMI部が分離されている。そのため、表示部が見や
すくなり、かつ操作部を操作しやすくなるような箇所に
HMI部を配置することができる。また、本体部を盗難
されにくい箇所に配置することができる。従って、ET
C用車載器の操作性を維持した状態で盗難防止性を向上
させることができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、HMI部
には電波の送受信を行うためのアンテナ部が設けられて
いる。従って、アンテナ部が電波を受信しやすくなるよ
うな箇所にHMI部を配置することができる。また、H
MI部側及び本体部側には通信インターフェイスが設け
られている。よって、両通信インターフェイスを1本の
通信線によって接続することができる。従って、1本の
通信線によって、高周波送受信信号の送信、HMI部の
制御信号の送信及び本体部からHMI部に対する電源の
供給を行うことができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、本体部が
車外から視認不能な箇所に配置されている。そのため、
カード装着部の存在が他人に気付かれなくなる。よっ
て、自動車におけるETC用車載器の盗難防止性を向上
させることができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、本体部が
収容部に配置されているため、カード装着部の存在が他
人に気付かれにくくなる。また、収容部は施錠可能にな
っているため、他人によって収容部を開けられてしまう
のを防止することができる。従って、二輪車におけるE
TC用車載器の盗難防止性を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を料金所のETCシ
ステムに対応するETC用車載器に具体化した一実施形
態を図1〜図4に従って説明する。
【0017】図1に示すように、ETCシステムを備え
た有料道路の料金所51は、中央分離帯52によって入
口車線51aと出口車線51bとに分けられている。入
口車線51aは、分離帯52aによって一般車線54a
とETC車線53aとに分けられている。また、出口車
線51bは、分離帯52bによって一般車線54bとE
TC車線53bとに分けられている。一般車両12は、
一般車線54a,54bを通過するようになっている。
一般車線54aの隣にはETC車線53aが配置される
とともに、一般車線54bの隣にはETC車線53bが
配置されている。ETC車線53a,53bは、入口車
線51a及び出口車線51bにおける中央分離帯52側
に配置されている。そして、ETCシステムを利用する
ETC用車載器搭載車両11は、ETC車線53a,5
3bを通過するようになっている。
【0018】入口車線51aには、ETC用車載器搭載
車両11をETC車線53aに誘導するとともに、一般
車両12を一般車線54aに誘導する表示56が設置さ
れている。一般車線54aには、一般車両12用の通行
券自動発券機57が設置されている。また、ETC車線
53aには路側アンテナ55が設置されている。路側ア
ンテナ55は、ETC用車載器搭載車両11に対して相
互通信を行うことによって、ETC用車載器搭載車両1
1の認識を行うようになっている。
【0019】前記出口車線51bに入る約1km手前に
は、図示しない本線アンテナが設置されている。この本
線アンテナは、ETC用車載器搭載車両11に対して、
料金所51にETCシステムが備えられていることを知
らせるようになっている。一般車線54bには一般車両
12用の料金支払所93が設置されている。また、ET
C車線53bには、路側アンテナ90、料金表示部91
及び遮断機92が順に設置されている。路側アンテナ9
0は、ETC用車載器搭載車両11に対して通信するこ
とによって、ETC用車載器搭載車両11を認識するよ
うになっている。料金表示部91は、路側アンテナ90
がETC用車載器搭載車両11を認識した後、有料道路
の利用料金を表示するようになっている。遮断機92に
はバー92aが開閉可能に設けられている。バー92a
の開閉は、料金表示部91に有料道路の利用料金が表示
された後、ETC用車載器搭載車両11の速度に併せて
開閉するようになっている。本実施形態において、ET
C用車載器搭載車両11が60km/h以下で走行して
いる場合には、バー92aがETC用車載器搭載車両1
1の速度に併せて開閉するようになっている。
【0020】図2に示すように、ETC用車載器搭載車
両11の室内には、ETC用車載器21が搭載されてい
る。ETC用車載器21は、本体部22とHMI(Hu
man Machine Interface)部23
とによって構成されている。本体部22は、ETC用車
載器搭載車両11の外部から視認不能な箇所に配置され
ている。つまり、本体部22は盗難されにくい箇所に配
置されている。具体的に言うと、本体部22はグローブ
ボックス31内に取り付けられている。グローブボック
ス31は鍵部32によって施錠可能になっている。本体
部22には図示しないカード装着部が設けられている。
このカード装着部にはICカード41が装着されるよう
になっている。ICカード41は個人もしくは法人によ
って所有されるものである。このICカード41には、
銀行口座、料金、有効期限及びリアルタイムの利用履歴
等の情報が格納されている。道路公団等の道路管理者
は、これらの情報に基づいて銀行口座から料金を引き落
とすようになっている。ETC用車載器21と前記路側
アンテナ90とが相互通信することにより、利用料金を
支払うことができるか否かがチェックされるようになっ
ている。
【0021】図2及び図3に示すように、前記HMI部
23はインナーミラー33の下端部に固定されている。
即ち、HMI部23は前記本体部22から分離されてい
る。HMI部23と本体部22との間は、有線通信によ
って通信されるようになっている。この有線通信には、
RS232−C、IEEE−1394またはCAN等の
通信方式が用いられている。HMI部23と本体部22
との間は、1本の通信線としての同軸ケーブル101に
よって電気的に接続されている。同軸ケーブル101
は、電源をHMI部23に供給できるようになってい
る。HMI部23は、表示部としてのETC情報表示部
24及び操作部25を備えている。ETC情報表示部2
4は、ユーザにとって見やすい箇所に配置されている。
具体的には、ETC情報表示部24はHMI部23の前
面に設けられている。ETC情報表示部24には、利用
料金のデータ等を含む各種情報が表示されるようになっ
ている。
【0022】前記操作部25は、ユーザにとって操作し
やすい箇所に配置されている。具体的には、操作部25
はHMI部23の前面に配置されている。操作部25
は、有効期限表示ボタン28及び利用履歴表示ボタン2
9を備えている。有効期限表示ボタン28は、ICカー
ド41の有効期限情報をETC情報表示部24に表示さ
せるようになっている。利用履歴表示ボタン29は、I
Cカード41の利用履歴情報をETC情報表示部24に
表示させるようになっている。
【0023】図2及び図3に示すように、HMI部23
の上面には、アンテナ部としてのETCアンテナ30が
取り付けられている。ETCアンテナ30は、前記路側
アンテナ55,90及び前記本線アンテナからの電波を
受信しやすくなるような箇所に配置されている。即ち、
ETCアンテナ30はフロントウィンドウ34付近に配
置されている。ETCアンテナ30は、路側アンテナ5
5,90及び本線アンテナとの間で電波の送受信を行う
ようになっている。本実施形態において、この電波の周
波数は5.8GHzになっている。
【0024】図4に示すように、本体部22には、前記
同軸ケーブル101に接続される通信インターフェイス
121aが設けられている。本体部22は、カードスロ
ット111、SAM部112、ETC処理部113、制
御部114、変復調部115及び送受信部116を備え
ている。カードスロット111は、カード装着部に装着
されたICカード41との間でICカード41の情報を
授受するようになっている。ICカード41がカード装
着部に装着された状態において、カードスロット111
の端子部には、ICカード41の端子部が接触するよう
になっている。このカードスロット111は、SAM部
112によって暗号が解読された受信データをICカー
ド41に書き込むようになっている。また、カードスロ
ット111は、ICカード41に格納された個人データ
を読み込むとともに、その個人データをSAM部112
に送るようになっている。SAM部112は、処理され
た受信データの暗号を解読してカードスロット111に
送るようになっている。また、SAM部112は、カー
ドスロット111から送られた個人データを暗号化して
ETC処理部113に送るようになっている。ETC処
理部113は、制御部114からの送信信号を受信デー
タに変換し、SAM部112に送るようになっている。
また、ETC処理部113は、暗号化された個人データ
を制御部114に送るようになっている。それととも
に、ETC処理部113は、個人データを前記通信イン
ターフェイス121aを介して前記HMI部23に直接
送るようになっている。制御部114は、変復調部11
5からの送信信号をETC処理部113に送るようにな
っている。また、制御部114は、個人データを変復調
部115に送るようになっている。変復調部115は、
HMI部23からの電波信号を送信信号に復調して制御
部114に送るようになっている。また、変復調部11
5は、個人データを電波信号に変調して送受信部116
に送るようになっている。送受信部116は、HMI部
23からの電波信号を受信して変復調部115に送るよ
うになっている。また、送受信部116は、変復調部1
15によって変調された電波信号を通信インターフェイ
ス121aを介してHMI部23に送るようになってい
る。
【0025】HMI部23には通信インターフェイス1
21bが設けられている。通信インターフェイス121
bは、前記ETCアンテナ30からの電波信号を送受信
部116に送るようになっている。また、通信インター
フェイス121bは、送受信部116からの電波信号を
ETCアンテナ30に送るようになっている。それとと
もに、通信インターフェイス121bは、ETC処理部
113からの個人データを前記ETC情報表示部24に
送るようになっている。そして、ETC情報表示部24
に表示された情報に基づいてユーザが前記操作部25を
操作することによって、入力されたデータがETC処理
部113に送られるようになっている。
【0026】次に、ETC用車載器搭載車両11が料金
所51を通過する過程を詳述する。図1に示すように、
ETC用車載器搭載車両11が料金所51から有料道路
に入る場合、ETC用車載器搭載車両11は表示56に
よってETC車線53aに誘導される。ETC用車載器
搭載車両11がETC車線53aを通過した場合、路側
アンテナ55からETCアンテナ30に対して電波が送
信される。その電波はETCアンテナ30によって電波
信号に変換され、送受信部116に送られる。電波信号
は変復調部115によって送信信号に復調され、制御部
114に送られる。送信信号はETC処理部113によ
って受信データに変換され、SAM部112に送られ
る。受信データはSAM部112によって解読され、カ
ードスロット111に送られる。そして、解読された受
信データは、カードスロット111によってICカード
41に書き込まれる。その結果、料金所51を通過した
ことがICカード41に記録される。ETCアンテナ3
0が路側アンテナ55からの電波を受信してから、IC
カード41に受信データを書き込むまでの過程は一瞬で
行われる。そのため、ETC用車載器搭載車両11は殆
どスピードを落とすことなく料金所51を通過すること
ができる。
【0027】図1に示すように、ETC用車載器搭載車
両11が料金所51から有料道路を降りる場合、料金所
51に入る約1km手前において図示しない本線アンテ
ナからETCアンテナ30に対して電波が送信される。
それによって、ETC用車載器21に対して、その料金
所51がETCシステムに対応していることが通知され
る。また、料金所51の近傍において、図示しない表示
により料金所51にETCシステムが存在することが通
知される。これら本線アンテナ及び表示によって、ET
C用車載器搭載車両11がETC車線53bに誘導され
る。
【0028】このETC用車載器搭載車両11がETC
車線53bを通過する場合、路側アンテナ90からET
C用車載器21に対して電波が送信される。ETC用車
載器21がその電波を受信すると、有料道路に入ったと
きにICカード41に書き込まれたデータがカードスロ
ット111によって読み込まれる。そして、そのデータ
はSAM部112に送られる。このデータはSAM部1
12によって暗号化され、ETC処理部113に送られ
る。そして、暗号化されたデータは変復調部115に送
られる。データは変復調部115によって電波信号に変
調され、通信インターフェイス121a,121b及び
同軸ケーブル101を介してETCアンテナ30に送ら
れる。そして、この電波はETCアンテナ30から路側
アンテナ90に送信される。この電波を路側アンテナ9
0が受信した場合、同電波に含まれるデータによって、
ETC用車載器搭載車両11が有料道路に入った場所が
特定される。それとともに、ETC用車載器搭載車両1
1の車種(軽自動車、普通乗用車、トラック、バス等)
が、路側アンテナ90によって特定される。それによっ
て、有料道路に入った場所からこの料金所51までの利
用料金が計算されて、同利用料金が料金表示部91及び
ETC情報表示部24に表示される。また、有料道路に
入るときと同様の過程を経て、有料道路の利用料金がI
Cカード41に書き込まれる。
【0029】更に、ETC用車載器搭載車両11がET
C車線53bを進むと、遮断機92のバー92aが上が
る。そのため、ETC用車載器搭載車両11がETC車
線53bを通過できるようになる。
【0030】本実施形態によれば、以下のような効果を
得ることができる。 (1)このETC用車載器21では、本体部22からH
MI部23が分離されている。そのため、ETC情報表
示部24が見やすくなり、かつ操作部25を操作しやす
くなるような箇所にHMI部23を配置することができ
る。具体的には、HMI部23をインナーミラー33の
下端部に固定することができる。また、本体部22をE
TC用車載器搭載車両11の外部から視認不能な箇所
(グローブボックス31内)に配置することができる。
そのため、カード装着部の存在が他人に気付かれなくな
る。従って、ETC用車載器21の操作性を維持した状
態で盗難防止性を向上させることができる。
【0031】(2)HMI部23には電波の送受信を行
うためのETCアンテナ30が設けられている。従っ
て、ETCアンテナ30が電波を受信しやすくなるよう
な箇所(フロントウィンドウ34付近)にHMI部23
を配置することができる。また、HMI部23側及び本
体部22側には通信インターフェイス121a,121
bが設けられている。よって、両通信インターフェイス
121a,121bを1本の同軸ケーブル101によっ
て接続することができる。従って、1本の同軸ケーブル
101によって、5.8GHzの高周波送受信信号の送
信、HMI部23の制御信号の送信及び本体部22から
HMI部23に対する電源の供給を行うことができる。
また、本体部22とHMI部23とを単純な構造で接続
することができる。
【0032】(3)ETCアンテナ30は、路側アンテ
ナ55,90及び本線アンテナからの電波を受信しやす
くなるような箇所(フロントウィンドウ34付近)に配
置されている。従って、電波の送受信をより確実に行う
ことができる。
【0033】(4)グローブボックス31は鍵部32に
よって施錠可能になっている。そのため、他人によって
グローブボックス31を開けられてしまうのが防止され
る。従って、ETC用車載器21の盗難防止性をより確
実に向上させることができる。
【0034】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・図5に示すように、二輪車131にETC用車載器2
1を搭載してもよい。具体的には、本体部22を、鍵部
32によって施錠可能な収容部としてのヘルメットケー
ス132内に配置してもよい。それとともに、HMI部
23をハンドル133の周辺部に配置してもよい。この
ように構成すれば、カード装着部の存在が他人に気付か
れにくくなる。また、他人によってヘルメットケース1
32を開けられてしまうのが防止される。従って、二輪
車131におけるETC用車載器21の盗難防止性を向
上させることができる。また、HMI部23の操作性を
向上させることができるとともに、電波の送受信をより
確実に行うことができる。
【0035】・前記実施形態では、通信インターフェイ
ス121bと通信インターフェイス121aとを設ける
ことによって、本体部22とHMI部23とが1本の同
軸ケーブル101によって接続されていた。しかし、通
信インターフェイス121a,121bを省略すること
によって、本体部22とHMI部23とを複数本のケー
ブルによって接続してもよい。
【0036】・通信インターフェイス121bと通信イ
ンターフェイス121aとの間を、Ir−DA、Blu
etooth等の無線通信または赤外線等の通信方式に
よって通信するようにしてもよい。
【0037】・前記実施形態では、HMI部23はイン
ナーミラー33の下端部に固定されていた。しかし、H
MI部23をダッシュボード、ハンドル等の他の部分に
固定してもよい。
【0038】・本体部22をグローブボックス31以外
の他の箇所に配置してもよい。 ・グローブボックス31に鍵部32を設けなくてもよ
い。 ・前記実施形態では、電波の送受信を行うためのETC
アンテナ30はHMI部23に設けられていた。しか
し、ETCアンテナ30を、ダッシュボード等の他の部
分に設けてもよい。
【0039】・SAM部112、ETC処理部113、
制御部114及び送受信部116は、HMI部23に設
けられていてもよい。 ・ETC情報表示部24にICカード41の情報を表示
するようにしてもよい。
【0040】・操作部25に、ユーザに特有の暗証番号
を入力するためのボタンを設け、入力された暗証番号と
ETC用車載器21に予め設定された暗証番号が一致し
たときに、ETC用車載器21を使用できるようにして
もよい。このように構成すれば、ICカード41の不正
使用を防止することができる。
【0041】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に記載する。 (1)請求項1において、前記HMI部に電波の送受信
を行うためのアンテナ部を設けるとともに、前記HMI
部側に設けられた通信インターフェイスと前記本体部側
に設けられた通信インターフェイスとを、1系統の前記
通信手段によって接続したことを特徴とするETC用車
載器。
【0042】(2)請求項1〜3、技術的思想(1)に
おいて、前記HMI部を、前記自動車内に設けられるイ
ンナミラー部に配置したことを特徴とするETC用車載
器。従って、この技術的思想(2)に記載の発明によれ
ば、HMI部の操作性を向上させることができる。ま
た、電波の送受信をより確実に行うことができる。
【0043】(3)請求項1,2または4、技術的思想
(1)において、前記HMI部を、前記二輪車における
ハンドルの周辺部に配置したことを特徴とするETC用
車載器。従って、この技術的思想(3)に記載の発明に
よれば、HMI部の操作性を向上させることができる。
また、電波の送受信をより確実に行うことができる。
【0044】(4)ユーザに固有のICカードが装着さ
れるカード装着部を有する本体部と、前記ICカードの
情報を含む各種情報を表示する表示部及び前記ICカー
ドの装着時に前記ユーザに特有の暗証番号を入力するた
めの操作部を備えるHMI部とを備え、有料道路を利用
する車両に塔載されるETC用車載器であって、前記本
体部から前記HMI部を分離するとともに、前記本体部
と前記HMI部とを通信手段によって接続したことを特
徴とするETC用車載器。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、ETC用車載器の操作性を維持した状態
で盗難防止性を向上させることができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、アンテナ
部が電波を受信しやすくなるような箇所にHMI部を配
置することができる。また、電源をHMI部に対して供
給することができるとともに、各種情報を確実に通信す
ることができる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、自動車に
おけるETC用車載器の盗難防止性を向上させることが
できる。請求項4に記載の発明によれば、二輪車におけ
るETC用車載器の盗難防止性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるETCシステムを備える
料金所を示す全体斜視図。
【図2】 ETC用車載器の配置図。
【図3】 HMI部を示す全体斜視図。
【図4】 ETC用車載器のブロック図。
【図5】 別例におけるETC用車載器の配置図。
【図6】 従来技術におけるETC用車載器の配置図。
【図7】 ETC用車載器の全体斜視図。
【符号の説明】
11…車両としてのETC用車載器搭載車両、21…E
TC用車載器、22…本体部、23…HMI部、24…
表示部としてのETC情報表示部、25…操作部、30
…アンテナ部としてのETCアンテナ、41…ICカー
ド、101…通信線としての同軸ケーブル、121a,
121b…通信インターフェイス、131…車両として
の二輪車、132…収容部としてのヘルメットケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 文雄 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 森 恵 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 3E027 EA01 EB02 EC05 EC06 EC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードが装着されるカード装着部を有
    する本体部と、各種情報を表示する表示部及び操作部を
    備えるHMI部とを備え、有料道路を利用する車両に搭
    載されるETC用車載器であって、 前記本体部から前記HMI部を分離するとともに、前記
    本体部と前記HMI部とを通信手段によって接続したこ
    とを特徴とするETC用車載器。
  2. 【請求項2】前記HMI部に電波の送受信を行うための
    アンテナ部を設けるとともに、前記HMI部側に設けら
    れた通信インターフェイスと前記本体部側に設けられた
    通信インターフェイスとを、1本の通信線によって接続
    したことを特徴とする請求項1に記載のETC用車載
    器。
  3. 【請求項3】前記本体部を、自動車内において車外から
    視認不能な箇所に配置したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のETC用車載器。
  4. 【請求項4】前記本体部を、二輪車における施錠可能な
    収容部に配置したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のETC用車載器。
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