JP2008083799A - 車両用通信装置の取付構造 - Google Patents

車両用通信装置の取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】自動二輪車に設置した車両用通信装置の操作性を向上させることができる車両用通信装置の取付構造を提供する。
【解決手段】車両用通信装置の取付構造10aでは、車体の意匠面側から突出する可動式の収納ケース76a内に車両用通信装置としてETC車載器100のカードリーダ部100aを配置している。そして、収納ケース76aは、車体前面を覆うフロントカバー32とシート20との間に設けられた収納部74を構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両と外部とで無線による交信を行うシステムにおいて車両側に搭載される車両用通信装置の取付構造に関する。
有料道路等での料金の自動収受を目的とした自動料金収受システム(ETCシステム:Electronic Toll Collection System)は、従来から主に自動車用として利用拡大が図られてきた。このようなETCシステムに対応するためには、車両側にアンテナ等を備えるETC車載器(車両用通信装置)を搭載する必要がある。
ところで、自動二輪車では、自動車と違って収納スペースが小さく、このため、ETC車載器を搭載するスペースは非常に限られたものとなる。また、自動二輪車では、設置後の視認性及び操作性や、盗難防止性等を確保する観点から、その取付位置は一層限られたものとなる。
このような自動二輪車のETC車載器の取付構造として、特許文献1には、乗員が着座するシートの下方に設けられた施錠可能な収納スペース、いわゆるヘルメットケース内にETC車載器を搭載することが記載されている。
特開2002−92672号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の構成では、ETC車載器に各種情報が記録されたICカードを挿入する等、乗員がETC車載器を操作する際には、シートから降りた後、前記ヘルメットケースを開けて操作する必要があり、操作性が非常に低い。
本発明は上記課題を考慮してなされたものであり、自動二輪車に設置した車両用通信装置の操作性を向上させることができる車両用通信装置の取付構造を提供することを目的とする。
本願の請求項1に記載の発明に係る車両用通信装置の取付構造は、乗員が着座するシートを設けた車体と、少なくとも前記車体の前面を覆うフロントカバーと、前記フロントカバーと前記シートの間の前記車体に設けられた収納部とを備える自動二輪車の車両用通信装置の取付構造であって、前記収納部は、前記車体の意匠面側から突出する可動式の収納ケースを含み、該収納ケース内に車両用通信装置の本体部を配置したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の車両用通信装置の取付構造において、さらに、前記フロントカバーの後面を構成し、着座した乗員の脚部前方に設けられるレッグシールドを備え、前記収納ケースは、前記レッグシールドに設けられ且つ前記収納部を構成する凹部に引き出し可能に配設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用通信装置の取付構造において、前記収納ケースの内部には、前記本体部が配置される部分と他の物品が収納される部分とを仕切る仕切り壁が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の車両用通信装置の取付構造において、前記車両用通信装置は、前記収納ケースにおける外側面を構成する側壁側に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の車両用通信装置の取付構造において、前記収納ケースには、前記車両用通信装置の表示部を視認可能な透過部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両用通信装置の取付構造において、前記収納ケースには、該収納ケースが開かれた状態で露出した前記本体部を覆う可動式の庇部材が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の車両用通信装置の取付構造において、前記庇部材は、弾性部材により収納ケースの枠体から離間する方向に付勢され、該収納ケースが引き出された状態で前記弾性部材の付勢力により自動で開放可能に構成されると共に、前記弾性部材による付勢力に抗って該庇部材を閉塞状態に保持可能な保持機構が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車体の意匠面側から突出する可動式の収納ケース内に車両用通信装置の本体部を配置したことにより、操作時には、収納ケースと共に車両用通信装置が突出するため、シートに着座した状態での操作性が向上する。また、非操作時に収納ケースを格納しておくことで、防水性や防塵性を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、フロントカバー後面を構成するレッグシールドに前記収納ケースを設けることにより、該収納ケースに風雨が直接吹き付けることを抑制し、車両用通信装置の耐環境性が一層向上する。
請求項3に記載の発明によれば、収納ケースの内部で、車両用通信装置と他の物品とを仕切る仕切り壁を設けたことにより、該他の物品から車載通信装置を保護することができ、さらに、各収納領域を独立させることで収納容量を十分に確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、収納ケース外側面側に車両用通信装置を配置することにより、該収納ケースを大きく引き出すことなく車両用通信装置の操作が可能となり、収納ケースと乗員との干渉を避けることができ、操作性が一層向上する。
請求項5に記載の発明によれば、収納ケースに透過部を設けたので、収納ケースを閉じた状態であっても車両用通信装置の表示部を視認して、その作動状態を容易に確認することができる。
請求項6記載の発明によれば、前記可動式の庇部材を設けることにより、車両用通信装置の操作時には庇部材を開いて操作を行うことができ、非操作時には庇部材を閉じておき、車両用通信装置を目隠しすると共に、風等から保護しておくことができる。
請求項7記載の発明によれば、前記弾性部材を備えることにより、収納ケースを引き出すと庇部材が自動で開かれるため操作性が高く、また、前記保持機構により庇部材を閉塞状態にも保持することができるため車両用通信装置の非操作時の保護も可能となる。
以下、本発明に係る車両用通信装置の取付構造について、この車両用通信装置の取付構造が組み込まれる自動二輪車との関係で好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造10a(以下、取付構造10aともいう)が組み込まれた自動二輪車としてのスクータ型自動二輪車11の概略側面図を示している。本実施形態では、スクータ型自動二輪車11を例示して本発明を説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、他の種別の自動二輪車(オンロードバイクやオフロードバイク等)にも適用可能である。なお、スクータ型自動二輪車11において、車体の左右に1つずつ対称的に設けられる機構乃至構成要素については、左のものの参照符号に「L」を付し、右のものの参照符号に「R」を付すものとする。また、理解を容易にするために、各図面において、着座した運転者から見た方向に従って、車体の左を示す矢印に「L」、車体の右を示す矢印に「R」を付すと共に、車体の前方を示す矢印に「Fr」、車体の後方を示す矢印に「Rr」を付して説明し、以下同様とする。
図1に示すように、スクータ型自動二輪車11は、車体を構成する車体フレーム12と、操舵輪である前輪14と、駆動輪である後輪16と、前輪14を操舵するハンドル18と、シート20とを備える。シート20はタンデム式であり、運転者が着座するフロントシート20aと、該フロントシート20aの後方に延出して設けられ、同乗者が着座するリアシート20bとが形成されている。
車体前方部におけるハンドル18の下方の車体フレーム12には、ハンドル18を操舵可能に支承するヘッドパイプ22が軸支され、該ヘッドパイプ22の下端側には、フロントフォーク24L、24Rが軸支されている。該フロントフォーク24L、24Rは、前輪14を回転自在に軸支する。
シート20の下方における車体前後方向の略中間部には、車体フレーム12により、ユニットスイングエンジン26が上下揺動可能に支承されている。該ユニットスイングエンジン26は、シリンダ軸線を略水平とした水冷式のエンジン(図示せず)と、該エンジンの出力を伝達ベルト及びプーリによって無段階に変速して後輪16へと伝達するベルト式の無段変速機26aとにより構成されている。後輪16は、前記無段変速機26aの後方で、リアクッション27及びスイングアーム(図示せず)により回転自在に軸支されている。さらに、前記ユニットスイングエンジン26よりも前方の運転者の足下付近には、燃料タンク(図示せず)やラジエータ(図示せず)等が車体フレーム12に固定されている。
前記ユニットスイングエンジン26の下方の車体フレーム12には、メインスタンド28が回動可能に支持されている。該メインスタンド28を起立させると(図1中点線で示す位置)、後輪16を浮かせてスクータ型自動二輪車11を自立させることができる。走行時には、該メインスタンド28は当然格納される(図1中の実線で示す位置)。
そして、スクータ型自動二輪車11では、車体前後方向にかけて該車体の意匠面(外観)を構成する車体カバー30が車体フレーム12に取り付けられている。該車体カバー30は、例えば、アクロルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、繊維強化プラスチック(FRP)又はポリプロピレン(PP)等の高分子材料により形成され、車体フレーム12、ユニットスイングエンジン26の前部及び燃料タンク等、車両各部を覆っている。
前記車体カバー30は、ヘッドパイプ22の前部および前輪14の上部を覆うフロントカバー32と、該フロントカバー32の左右両側に接合されるフロントサイドカバー34L、34Rと、ヘッドパイプ22を後方側から覆うようにして前記フロントサイドカバー34L、34Rに連なり、フロントシート20aに着座した運転者の脚部前方を覆うレッグシールド36と、該レッグシールド36に連なって後方に延出され、その下端部でステップフロア38L、38Rを形成するフロアセンタカバー40L、40Rとを備える。さらに、車体カバー30は、前記ステップフロア38L、38Rの外縁から下方に夫々垂下されるフロアサイドカバー42L、42Rと、前記ステップフロア38L、38Rの後部に夫々設けられるパッセンジャステップ44L、44Rと、シート20の両側下方に配置されると共に前記フロアサイドカバー42L、42Rに連設されて後方に延びるボディサイドカバー46L、46Rと、該ボディサイドカバー46L、46Rの後方側下部に連設されるリアロアカバー48と、前記ボディサイドカバー46L、46Rの後方側上部に連設されるリアアッパカバー50とを備える。
前記フロアセンタカバー40Lにおけるパッセンジャステップ44Lの前方位置には、前記エンジンが備える点火プラグ(図示せず)のメンテナンスを行うためのプラグメンテナンス用リッド51が開閉可能に取り付けられる。前記リアロアカバー48の下部には、後輪16を後方から覆うと共にライセンスプレート(図示せず)等が配置されるリアフェンダ52が取り付けられている。前記リアアッパカバー50の下部には、テールライトユニット54L、54Rが配設されている。
また、着座した運転者が跨ぐ位置には、前記レッグシールド36の一部及びフロアセンタカバー40L、40Rにより、両ステップフロア38L、38R間で上方に隆起したフロアトンネル部56がヘッドパイプ22の後方からシート20の前端下方にかけて配置されている。該フロアトンネル部56には、図示しない燃料タンクがその上端に備えた給油キャップ(図示せず)に臨む給油用リッド58が開閉可能に設けられている。
前記フロントカバー32の前部両側と、前記フロントサイドカバー34L、34Rの前部との間にはヘッドライト60L、60Rが配置され、該ヘッドライト60L、60Rの下方には、ウインカ62L、62Rが配置されている。また、フロントカバー32、両フロントサイドカバー34L、34R及びレッグシールド36の上部には、メータ類を配置するためのメータパネル64が接合され、その前部には上方に隆起したメータバイザ64aが一体に設けられている。該メータバイザ64aの前方にはウインドシールド66が配置される。さらに、前記フロントフォーク24L、24Rに対し、前輪14を上方から覆うフロントフェンダ68が取り付けられている。
このように構成されるスクータ型自動二輪車11において、シート20(リアシート20b)は、その前端部側又は一方の側端部側に設けられた図示しない開閉機構により、上方に向けて開閉可能とされ、その内部は、図示しないヘルメット等を収納する収納ボックスとして機能する。
図2は、図1のII矢視図である。図1及び図2に示すように、メータパネル64に連接するレッグシールド36上部には、車体幅方向に間隔をあけて配置された左フロント収納部70及び右フロント収納部72から構成される収納部74が設けられている。前記左フロント収納部70は、レッグシールド36により構成された車体の意匠面側から引き出して取り外し可能な可動式の収納ケース76aを有する引き出し式の収納部である。
図3は、図2の線III−IIIでの概略断面図である。図2及び図3に示すように、前記収納ケース76aは、例えば合成樹脂により上部を開放した矩形の箱形に形成されたケース本体78を有する。該ケース本体78の外側面(車体後方側の側壁)には、収納ケース76aが全閉状態でレッグシールド36と略面一となり車体意匠面を形成する化粧カバー80が固着されている。また、レッグシールド36には、収納ケース76aを挿脱させる矩形の開口部(凹部)が形成されると共に、該開口部に連なって矩形の筒状に形成された格納壁82が一体に連設されている。該格納壁82の奥部は端壁82aで閉じられている。
図3に示すように、前記収納ケース76aの収納スペースは、深さ(高さ)方向に立脚した仕切り壁79により前後2分割され、すなわち、収納ケース76aの外側面に接した側(化粧カバー80側)の第1収納スペース77aと、端壁82aに近接した側の第2収納スペース77bとが形成されている。前記第1収納スペース77aは、前記第2収納スペース77bよりも小さく、つまり、前記仕切り壁79は、収納ケース76aの前後方向中央部よりもやや後方側(化粧カバー80側)にオフセットした位置に配置されている。
前記第1収納スペース76bの上部開口側は、仕切り壁79上面に取り付けられた可動式の庇部材83により覆われている。すなわち、庇部材83は、前記仕切り壁79の両側部に固着された一対のコイルばね(弾性部材)85、85を備えたヒンジ87、87により、該仕切り壁79側を支点として上方に回動するように付勢されている(図5参照)。
さらに、前記庇部材83の先端略中央部の下面には係合ピン83aが突設されると共に、化粧カバー80に接合されるケース本体78の外側面を構成する側壁内面には、該庇部材83が閉じられた状態で前記係合ピン83aと係合する係合凹部83bが設けられている。これら係合ピン83a及び係合凹部83bは、係合状態において庇部材83を閉じた状態で固定することができ、該固定した状態で庇部材83を下方に若干押し込むと、前記係合状態を解除して庇部材83を開放することができるように構成され、いわゆるラッチ機構(保持機構)として機能する。
前記ケース本体78の両側下部には、その前後方向に延在する縁部を矩形状に切り欠くようして延びた一対の凹部81、81が形成され(図5参照)、該凹部81には、前後に延びた左右一対の可動レール84、84が固着されている。一方、格納壁82の内側両側面には、前記各可動レール84に対応して前後に延びた固定レール86、86が固着され、該固定レール86には、前記可動レール84を載せるローラ88、88が夫々軸支されている。さらに、車体前後方向に沿う前記可動レール84の前部には、前記両固定レール86の上部下面に摺接する図示しないスライダが固定されている。
これにより、収納ケース76aは、該収納ケース76aの化粧カバー80をレッグシールド36表面に略面一に連ならせるように、格納壁82内へと格納した全閉位置と、該格納壁82内から大部分を引き出した全開位置との間でスライド可能である。すなわち、収納ケース76aは、収納部74を構成するレッグシールド36の前記開口部(凹部)内に挿入可能であり且つその略全体をレッグシールド36から引き出し可能に構成されている。
なお、前記庇部材83は、前記ラッチ機構を備えることにより、次の2通りの使用方法が可能となる。第1に、前記係合ピン83a及び係合凹部83bを常に係合させて、庇部材83を固定しておき、収納ケース76aの開閉に関係なく、乗員の意思により庇部材83を開閉する使用方法が挙げられる。この場合、収納ケース76aが引き出された状態で前記ラッチ機構が解除されると、前記コイルばね85の付勢力により上方に開かれる(図5参照)。一方、収納ケース76aが閉じられると、前記格納壁82の上壁面に摺接して閉じられ、前記ラッチ機構における係合ピン83aと係合凹部83bとが係合して固定される(図4参照)。この際、前記ラッチ機構により庇部材83を閉じた状態で収納ケース76aを閉じることも当然可能である。
第2に、前記係合ピン83a及び係合凹部83bを通常では非係合状態としておき、収納ケース76aの開かれた際には、庇部材83がコイルばね85の付勢力により自動的に開かれ、収納ケース76aが閉じられた際には、庇部材83が前記格納壁82の上壁部によって閉じられる使用方法が挙げられる。この場合、庇部材83が邪魔になったとき、例えば、第2収納スペース77bに物品を出し入れする場合等には、前記ラッチ機構を操作して、庇部材83を閉塞状態に保持すればよい。
図2に示すように、レッグシールド36の内側において前記収納ケース76aに近接する部分には、該収納ケース76aを全閉位置でロックするケースロック機構90が設けられる。該ケースロック機構90は、車体側に設けられた図示しない係合部材を収納ケース76aに形成された図示しないストッパに係合させることによりロック可能であって、該ロック動作は、図示しない電気アクチュエータにより制御される。
そして、スクータ型自動二輪車11では、収納部74を構成する左フロント収納部70と右フロント収納部72との間に配設されたスマートエントリー用ノブ92を作用させた状態において、該スマートエントリー用ノブ92の下方に配置された第1ロック解除操作ボタン93を操作することで、前記ケースロック機構90のロックを解除することができる。すなわち、前記スマートエントリー用ノブ92を所定位置に操作し、前記第1ロック解除操作ボタン93を押して前記電気アクチュエータを作動させることで、ケースロック機構90のロック状態が解除され、収納ケース76aは、前記ケースロック機構90が備える図示しないコイルばねの弾発力により全閉位置から開放側にわずかに押し出されることになる。なお、前記スマートエントリー用ノブ92は、乗員が例えばキーホルダー型に構成された図示しない通信キー部(スマートエントリーキー)を所持した状態で、スクータ型自動二輪車11の所定範囲内に近づくことにより、車体に取り付けられた図示しない受信部等と前記通信キー部との間で照合が行われ、これにより、乗員は車体にキーを差し込むことなく前記スマートエントリー用ノブ92を操作するだけでエンジン始動等の各種操作を行うことができるシステムである。
なお、レッグシールド36の内側の収納ケース76aに近接する位置には、該収納ケース76aを全閉位置から開放操作したときに全閉位置および全開位置間の中間位置、例えば、全閉位置および全開位置間の略中央部で一時的に保持する図示しないケース保持機構が配設され、該ケース保持機構によって一時的に半開状態として保持される収納ケース76aの位置は、日本国の人口の90%をカバーする身長175cm以下の人がフロントシート20aに着座した状態で膝が収納ケース76aに当たらないように設定される(図1中の二点鎖線参照)。
一方、図2及び図3に示すように、右フロント収納部72は、レッグシールド36に形成された収納凹部94が、レッグシールド36にヒンジ96にて回動可能に結合され把持部98aを有する蓋体98で開閉可能に覆われることで構成されている。前記収納凹部94(右フロント収納部72)は、左フロント収納部70の収納ケース76aよりも多少小さく、かつ前方(奥部)に向かうにつれて多少狭幅に形成されている。なお、前記蓋体98は、その下端側にヒンジ96が接続され、下方に回動して収納凹部94を開放可能であり、全閉位置では、その上端側に形成された図示しないラッチ機構により、レッグシールド36と略面一となり固定される。
また、前記スマートエントリー用ノブ92の下方には、左フロント収納部70用の第1ロック解除操作ボタン93と共に、シート20の下方に構成される前記収納ボックスのロックを解除する第2ロック解除操作ボタン99が配設されている。
基本的には以上のように構成されるスクータ型自動二輪車11に組み込まれる本第1の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造10aは、前記収納ケース76aとETC車載器(車両用通信装置)100とを備える。すなわち、図3及び図4に示すように、左フロント収納部70の収納ケース76a内に、車両用通信装置として、例えば、有料道路等での料金の自動収受を目的としたETCシステムに対応するETC車載器100を構成するカードリーダ部100aが搭載されている。
そこで、次に、本第1の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造10aについて、主に図5及び図6を参照して説明する。図5は、左フロント収納部70の収納ケース76aを車体から引き出した状態を示す概略斜視図であり、簡単のためレッグシールド36や格納壁82等は省略している。図6は、図5の線VI−VIにおける概略断面図である。
ETC車載器100は、各種情報が記録された図示しないICカード(ETCカード)が挿脱されるカードリーダ部(本体部)100aと、有料道路等の路上アンテナとの交信を行うアンテナ100bと、ETC車載器100の状態をランプの点灯等により表示するインジゲータ部(表示部)100cとが図示しない通信線により電気的に接続され構成されている。なお、カードリーダ部100aには、図示しない電源ケーブルの一端が接続され、その他端はスクータ型自動二輪車11に搭載された図示しないバッテリに電気的に接続される。
前記アンテナ100bは、例えば、メータバイザ64aの上面に、交信対象となる路上アンテナの方向(例えば、前方斜め上方向)を指向するように固着される(図1参照)。前記インジゲータ部100cは、運転者からの視認性を確保するため、例えば、ハンドル18の根元部分のメータパネル64上面に固着される(図2参照)。
図5及び図6に示すように、前記カードリーダ部100aは矩形の箱状に構成され、その一側面には、前記ICカードが挿脱される挿入口102と、該挿入口102を覆うように開閉する片側ヒンジ構造からなる蓋体104とを備え、前記挿入口102が上方を指向するように、収納ケース76aの第1収納スペース77a内に配置されている。該第1収納スペース77a内において、カードリーダ部100aは、化粧カバー80に接合されるケース本体78の外側面を構成する側壁側に、例えば、ゴムバンド106により固定される。
このようなETC車載器100を操作(使用)する際には、先ず、運転者はフロントシート20aに着座した状態でスマートエントリー用ノブ92を所定位置に設定し、第1ロック解除操作ボタン93を押して収納ケース76aを車体の意匠面側から突出させた後、該収納ケース76aを所定位置、例えば、第1収納スペース77aが外部に露出する位置まで引き出す。そして、庇部材83を固定している前記ラッチ機構を解除すると、コイルばね85による付勢力が開放され、庇部材83が自動的に所定角度上方に開かれることになる(図5及び図6参照)。
これにより、ETC車載器100を構成するカードリーダ部100aの上面、すなわち、挿入口102を覆う蓋体104が配設された面が露出する。この場合、収納ケース76aが、フロントカバー32とシート20aとの間に設けられたレッグシールド36から引き出され、且つ、カードリーダ部100aを収納した第1収納スペース77aが上方に開口しているため、運転者は、フロントシート20aに着座した状態のままカードリーダ部100aの挿入口102を視認可能であり、例えば、ICカードの挿脱やカードリーダ部100aに設けられた図示しない操作部の操作を容易に、しかも安定した姿勢で行うことができる。
以上のように、本第1の実施形態に係る取付構造10aによれば、車両用通信装置としてのETC車載器100を構成するカードリーダ部100aを前記収納ケース76a内に収納している。これにより、運転者はフロントシート20aに着座した状態で容易にICカードの挿脱等の操作を行うことができ、ETC車載器100の操作性が大幅に向上する。この場合、収納ケース76aには前記庇部材83が設けられ、該庇部材83は上方に所定角度回動した状態に開かれるように構成されている。従って、庇部材83が、ETC車載器100のカードリーダ部100aの露出面を風雨から保護する庇として機能し、ETC車載器100の操作時における雨や塵等から挿入口102を保護することができる。また、このように収納ケース76aを引き出した際、ETC車載器100を操作しない場合には、前記ラッチ機構によって前記庇部材83を閉じたままにしておくことにより目隠しの効果を得ると共に、風雨や他の荷物からETC車載器100を保護することができる。
しかも前記収納ケース76aが全閉とされた際、該収納ケース76aは車体内側、すなわち、レッグシールド36に形成された格納壁82内に完全に収納され、化粧カバー80が該レッグシールド36により構成された車体意匠面と略面一となる。従って、ETC車載器100の非操作時には、収納ケース76aを全閉としておくと、車体前面を覆うフロントカバー32の後面を構成するレッグシールド36に設けられた収納ケース76a内に収納されたETC車載器100のカードリーダ部100aに対して直接風雨等が吹き込むことがなく、防水性や防塵性を一層高めることができると共に、駐車時等において外部から視認されないため盗難防止等の効果も期待できる。
また、取付構造10aでは、前記収納ケース76aの収納スペースを仕切る仕切り壁79にて仕切られた第1収納スペース77a内にETC車載器100のカードリーダ部100aを固定している。このため、他の荷物は前記仕切り壁79にて仕切られた第2収納スペース77b内に収納することができ、前記他の荷物から前記カードリーダ部100aを保護することができると共に、夫々の収納領域が独立しているため、該収納ケース76aの収納容量を十分に確保することが可能となる。
さらに、収納ケース76a内において、前記カードリーダ部100aは、化粧カバー80に接合されるケース本体78の外側面を構成する側壁側に配置されている。このため、収納ケース76aを大きく引き出すことなくカードリーダ部100aの操作を行うことができ、また大きく引き出す必要がないため、運転者の脚部と収納ケース76aとが接触しない状態でETC車載器100を操作することができる。この場合、該収納ケース76aに設けられた庇部材83のヒンジ87が仕切り壁79上部に取り付けられているため、少なくとも該仕切り壁79が外部に露出する程度まで収納ケース76aを引き出すことで、前記庇部材83を十分に開放させて、ETC車載器100を操作することができる。
なお、前記スクータ型自動二輪車11において、取付構造10aを構成する収納ケース76aを、係合ピン83a及び係合凹部83bからなるラッチ機構を省略した収納ケース76bに変更した車両用通信装置の取付構造10bとすることもできる(図7参照)。この場合、前記庇部材83は、収納ケース76bが引き出されると、前記コイルばね85の付勢力により自動的に上方に開かれ、収納ケース76bが閉じられると、前記格納壁82の上壁部に摺接することにより閉じられる(図4参照)。さらに、該収納ケース76bにおいて、例えば、コイルばね85を省略することもできる。この場合、庇部材83は運転者が手動で開閉すればよい。該収納ケース76bは、前記収納ケース76aよりも低コストで製造することができる。また、図8に示すように、庇部材83や仕切り壁79を省略した収納ケース76cとした車両用通信装置の取付構造10cとして構成すると、一層低コストでの製造が可能となる。
このような収納ケース76b、76cは、収納ケース76aに比べて防水性、防塵性及び操作性の点で多少劣ることになるが、製造コストを低く抑えることができるため、スクータ型自動二輪車11の使用条件等によっては有効である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造10dにつき、主に図9を参照して説明する。なお、図9において、図1〜図8に示される参照符号と同一の参照符号は、同一又は同様な構成を示し、このため同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして詳細な説明を省略し、以下同様とする。
本第2の実施形態に係る取付構造10dは、前記収納ケース76aの代わりに備えられた収納ケース76d内に車両用通信装置として、ETC車載器101を収納する。
前記ETC車載器101は、カードリーダ部100aとインジゲータ部100cとが一体に構成された本体部を有する。この場合、図9に示すように、ETC車載器101では、収納ケース76d内に収納された状態において、インジゲータ部100cがカードリーダ部100aの化粧カバー80側となる外側面側に配設されている。
そして、前記収納ケース76dのケース本体78の化粧カバー80側の側壁及び化粧カバー80には、前記インジゲータ部100cの位置に対応するように、例えば、透明な樹脂により形成された窓である透過部110が設けられている。これにより、収納ケース76dをレッグシールド36内へと格納した状態であっても、インジゲータ部100cを視認可能である。
以上のように、本第2の実施形態に係る取付構造10dでは、カードリーダ部100aとインジゲータ部100cとが一体に構成されたETC車載器101であっても、前記インジゲータ部100cの視認性を確保した状態で収納ケース76d内に収納することができる。
なお、本第2の実施形態に係る取付構造10dにおいても、前記ETC車載器100のように、インジゲータ部100cがカードリーダ部100aと別体に構成されているものであっても当然適用可能である。すなわち、このような場合には、インジゲータ部100cを前記透過部110に臨むようにしてカードリーダ部100aと共に収納ケース76d内に配置すればよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造10eにつき、主に図10及び図11を参照して説明する。
本第3の実施形態に係る取付構造10eは、前記収納ケース76aの代わりに備えられた収納ケース76e内にETC車載器100を収納する。
前記収納ケース76eでは、第1収納スペース77aの上部が前記庇部材83と略同形状からなるカバー部材112により覆われている。カバー部材112は、前記庇部材83と異なり固定式(非可動式)である。
このような収納ケース76eでは、ETC車載器100が収納される第1収納スペース77aに連接したケース本体78の側壁部を開閉する蓋体114が備えられている。図10及び図11に示すように、該蓋体114は、前記庇部材83と略同様に構成された横開き式の開閉蓋であり、すなわち、仕切り壁79の上下方向に取り付けられた一対のヒンジ116、116及びコイルばね118、118により、該仕切り壁79側を支点として側方に回動するように付勢されている。
さらに、前記蓋体114は前記庇部材83と同様に、該蓋体114の先端中央部の内面には係合ピン114aが突設されると共に、化粧カバー80に接合されるケース本体78の外側壁の内側面には、該蓋体114が閉じられた状態において前記係合ピン114aと係合する係合凹部114bが設けられている。これら係合ピン114a及び係合凹部114bとの係合作用により、蓋体114を閉じた状態に固定可能であり、また、該固定時に蓋体114を内側方向に押し込むことで係合状態を解除して蓋体114を開放可能となるラッチ機構として機能する。
そして、本第3の実施形態に係る取付構造10eでは、図10及び図11に示すように、ETC車載器100が横置きに固定される。すなわち、前記蓋体114による開口部にカードリーダ部100aの挿入口102が一致するように配置されている。
これにより、ETC車載器100の操作時において、収納ケース76eを引き出し、蓋体114を開いた際には、挿入口102が上方を向いて外部に露出することがなく、特に、風雨が強い場合などであっても、前記挿入口102が横向きに構成され且つICカードを横向きに挿入することで、雨水等の挿入口102への浸入を一層確実に防止することができ、耐環境性が一層向上する。
次に、本発明の第4の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造10fにつき、主に図12及び図13を参照して説明する。
本第4の実施形態に係る取付構造10fは、前記収納ケース76a等にETC車載器100を配置するのではなく、ハンドル18の根元部分側部のメータパネル64上面に設けられ、ETC車載器100の収納部として機能する収納ケース120内に配置される(図12参照)。該収納ケース120は、例えば、前記第1ロック解除操作ボタン93に並設され、該第1ロック解除操作ボタン93と同様にスマートエントリー用ノブ92を作用させた状態で作動する第3ロック解除操作ボタン122を操作することで上方に開くことができる。すなわち、前記第1ロック解除操作ボタン93と同様、スマートエントリー用ノブ92を所定位置に操作し、前記第3ロック解除操作ボタン122を押して図示しない電気アクチュエータを作動させることで、図示しないケースロック機構のロック状態が解除され、収納ケース120は、前記ケースロック機構が備えるコイルばねの弾発力により全閉位置から開放側(上方)にわずかに押し出される。その後、運転者が、収納ケース120上面に設けられた把持部124を把持して引き上げると、図13に示すように、ETC車載器100のカードリーダ部100aの挿入口102が運転者側を指向した状態で、車体意匠面を構成するメータパネル64上面から突出する。このため、運転者は容易にETC車載器100を操作することができる。
このように、本第4の実施形態に係る取付構造10fにおいても、ETC車載器100の操作性及び耐環境性を向上させることができる。
以上、上記各実施形態により本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
例えば、上記各実施形態において、ETC車載器100、101ではアンテナ100bがカードリーダ部100aと別体に構成されているものとして説明したが、これに限られず、カードリーダ部100aにアンテナ100bが一体に構成された種類のものであっても本発明を適用可能である。この場合、収納ケース76a〜76e及び120内に配置されたアンテナ100bが指向すべき路上アンテナの方向に位置した車体部分には交信を妨害する金属部品等を設置しないようにする必要がある。
また、前記各収納ケース76a〜76e及び120内には、ETC車載器以外にも、車両用通信装置として、例えば、ナビゲーションシステムの本体部や携帯型オーディオプレーヤ等を収納することもできる。
さらに、前記各収納ケース76a〜76e及び120の開放方法としては、前記のようにスマートエントリー用ノブ92と連動したボタン操作型以外にも、各収納ケース76a〜76e及び120の近傍にキー挿入部を設け、キーを挿入して回転させる種類のロック機構を備えてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造が組み込まれたスクータ型自動二輪車の概略側面図である。 図1のII矢視図である。 図2の線III−IIIでの概略断面図である。 図2の線IV−IVでの概略断面図である。 図2に示す左フロント収納部の収納ケースを車体から引き出した状態を示す概略斜視図である。 図5の線VI−VIにおける概略断面図である。 図5に示す収納ケースの変形例を示す概略斜視図である。 図5に示す収納ケースの他の変形例を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造を示す概略斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造を示す概略平面図である。 図11に示す収納ケースの概略側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用通信装置の取付構造を示す図1のII矢視図である。 図12に示す収納ケースを車体から引き出した状態を示す説明図である。
符号の説明
10a〜10f…車両用通信装置の取付構造
11…スクータ型自動二輪車 12…車体フレーム
20…シート 22…ヘッドパイプ
30…車体カバー 32…フロントカバー
34L、34R…フロントサイドカバー 36…レッグシールド
64…メータパネル 74…収納部
76a〜76e、120…収納ケース 77a、77b…収納スペース
79…仕切り壁 82…格納壁
83…庇部材 85、118…コイルばね
87、116…ヒンジ 98、104、114…蓋体
100、101…ETC車載器 100a…カードリーダ部
100b…アンテナ 100c…インジゲータ部
102…挿入口 110…透過部

Claims (7)

  1. 乗員が着座するシートを設けた車体と、
    少なくとも前記車体の前面を覆うフロントカバーと、
    前記フロントカバーと前記シートの間の前記車体に設けられた収納部と、
    を備える自動二輪車の車両用通信装置の取付構造であって、
    前記収納部は、前記車体の意匠面側から突出する可動式の収納ケースを含み、該収納ケース内に車両用通信装置の本体部を配置したことを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
  2. 請求項1記載の車両用通信装置の取付構造において、
    さらに、前記フロントカバーの後面を構成し、着座した乗員の脚部前方に設けられるレッグシールドを備え、
    前記収納ケースは、前記レッグシールドに設けられ且つ前記収納部を構成する凹部に引き出し可能に配設されていることを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の車両用通信装置の取付構造において、
    前記収納ケースの内部には、前記本体部が配置される部分と他の物品が収納される部分とを仕切る仕切り壁が設けられていることを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
  4. 請求項3記載の車両用通信装置の取付構造において、
    前記車両用通信装置は、前記収納ケースにおける外側面を構成する側壁側に配置されていることを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
  5. 請求項4記載の車両用通信装置の取付構造において、
    前記収納ケースには、前記車両用通信装置の表示部を視認可能な透過部が設けられていることを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両用通信装置の取付構造において、
    前記収納ケースには、該収納ケースが開かれた状態で露出した前記本体部を覆う可動式の庇部材が設けられていることを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
  7. 請求項6記載の車両用通信装置の取付構造において、
    前記庇部材は、弾性部材により収納ケースの枠体から離間する方向に付勢され、該収納ケースが引き出された状態で前記弾性部材の付勢力により自動で開放可能に構成されると共に、
    前記弾性部材による付勢力に抗って該庇部材を閉塞状態に保持可能な保持機構が設けられていることを特徴とする車両用通信装置の取付構造。
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