JP2014043169A - 鞍乗り型車両の携帯端末保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の視線移動量を少なくし、且つ、常に視認しやすい位置に携帯端末を配置することができる鞍乗り型車両の携帯端末保持構造を提供する。
【解決手段】車体前部に設けられるバックミラー41のハウジング43に、携帯端末51を保持する保持部61を取り付け、携帯端末51がミラー42の下方に配置されるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末を保持する保持部を備える鞍乗り型車両の携帯端末保持構造に関する。
スクータ型自動二輪車などの鞍乗り型車両には、携帯端末を保持する保持部を備えるものが提案されている。この種の車両には、リッドにより開閉可能なフロントボックスを形成し、リッドの内側面に、リッドが開いたときにナビゲーションユニットの表示パネルが上向きに指向して取り付けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−106607号公報
しかし、特許文献1の構成は、表示パネルを見るには、乗員が上半身を前に傾けて真下を見る必要があり(同文献1の図5参照)、乗員の視線の移動量が多くなってしまう。また、フロントボックスのリッドを開ける必要があり、常に視認可能にしておくことは難しい。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、乗員の視線移動量を少なくし、且つ、常に視認しやすい位置に携帯端末を配置することができる鞍乗り型車両の携帯端末保持構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、携帯端末(51)を保持する保持部(61)を備える鞍乗り型車両の携帯端末保持構造において、車体前部にバックミラー(41)を備え、前記バックミラー(41)は、車体後方に向くミラー(42)と、前記ミラー(42)を支持し、車体に取り付けられるハウジング(43)とを備え、前記ハウジング(43)に前記保持部(61)を取り付け、前記保持部(61)に保持される前記携帯端末(51)が、前記ミラー(42)に対して上下いずれかに配置されることを特徴とする。
この構成では、車体前部に設けられるバックミラーのハウジングに、携帯端末を保持する保持部を取り付け、この保持部に保持される携帯端末がミラーに対して上下いずれかに配置されるので、視認性に優れた位置に設けられるバックミラー近傍の視認し易く、視線移動が少ない位置に携帯端末を配置することができる。したがって、空きスペースが限られる小型車両である鞍乗り型車両に対し、乗員の視線移動量を少なくし、且つ、常に視認し易い位置に携帯端末を配置することが可能になる。
上記構成において、前記保持部(61)は、前記ハウジング(43)内に出し入れ自在であるようにしても良い。この構成によれば、保持部をハウジング内に収納してバックミラー周りをコンパクトにすることができる。
また、上記構成において、前記保持部(61)は、前記携帯端末(51)を、前記ハウジング(43)の下方投影領域内に配置するようにしても良い。この構成によれば、バックミラーを、太陽光を遮蔽する庇として機能させて携帯端末への太陽光の影響を効果的に抑制し、携帯端末の視認性を良好にすることができる。
また、上記構成において、前記ハウジング(43)から延出して前記携帯端末(51)への日除けとなる庇部(43H)を設けるようにしても良い。この構成によれば、携帯端末への太陽光の直射をより抑えることができ、携帯端末の視認性がより向上する。
また、上記構成において、前記ハウジング(43)は、ステー(44)を介して車体に取り付けられ、前記保持部(61)のステー側端部には、車体側に配線接続されるとともに前記携帯端末(51)と電気的に接続されるコネクタ部(67)を設けるようにしても良い。この構成によれば、車体側とコネクタ部とをつなぐ配線の長さを短くすることができ、且つ、その配線の外部への露出を抑えやすくなる。
また、上記構成において、前記保持部(61)は、前記コネクタ部(67)との間に前記携帯端末(51)を保持自在にスライドするとともに前記携帯端末(51)を前記コネクタ部(67)に向けて付勢するスライダ(63)を有するようにしても良い。この構成によれば、スライダによって、携帯端末とコネクタ部との接続状態を良好に保つことができる。
また、上記構成において、前記ハウジング(43)は、前記保持部(61)を前記ハウジング(43)に出し入れするための開口部(43E)と、前記保持部(61)を前記開口部(43E)に出し入れする際に、前記コネクタ部(67)から延びる配線(68)が通る切り欠き部(43G)とを有するようにしても良い。この構成によれば、配線が邪魔になることなく保持部をハウジング内に容易に出し入れすることができる。
本発明では、車体前部に設けられるバックミラーのハウジングに、携帯端末を保持する保持部を取り付け、この保持部に保持される携帯端末がミラーに対して上下いずれかに配置されるので、乗員の視線移動量を少なくし、且つ、常に視認し易い位置に携帯端末を配置することが可能になる上、携帯端末の車幅方向外側への出っ張りによる車幅の大型化や、車幅方向内側への出っ張りに寄るメーター等への視認性の影響を抑制することができる。
また、保持部は、ハウジング内に出し入れ自在であるようにすれば、保持部をハウジング内に収納してバックミラー周りをコンパクトにすることができ、外観性を高めることができる。
また、保持部は、携帯端末を、ハウジングの下方投影領域内に配置するようにすれば、バックミラーを、太陽光を遮蔽する庇として機能させて携帯端末への太陽光の影響を効果的に抑制することができる。
また、ハウジングから延出して携帯端末への日除けとなる庇部を設けるようにすれば、携帯端末への太陽光の直射をより抑えることができる。
また、ハウジングは、ステーを介して車体に取り付けられ、保持部のステー側端部には、車体側に配線接続されるとともに携帯端末と電気的に接続されるコネクタ部を設けるようにすれば、車体側とコネクタ部とをつなぐ配線の長さを短くすることができ、且つ、その配線の外部への露出を抑えやすくなる。
また、保持部は、コネクタ部との間に携帯端末を保持自在にスライドするとともに携帯端末をコネクタ部に向けて付勢するスライダを有するようにすれば、スライダによって、携帯端末とコネクタ部との接続状態を良好に保つことができる上、多様な大きさの携帯端末を保持し得るように構成することができる。
また、ハウジングは、保持部をハウジングに出し入れするための開口部と、保持部を開口部に出し入れする際に、コネクタ部から延びる配線が通る切り欠き部とを有するようにすれば、配線が邪魔になることなく保持部をハウジング内に容易に出し入れすることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体前部を後側から見た図である。 左側のバックミラーを保持部及び携帯端末とともに示す斜視図である。 図2から携帯端末を取り外した図である。 バックミラー及び保持部を周辺構成と共に示した断面図である。 バックミラーを下方から見た図である。 変形例の説明に供するバックミラー及び保持部を周辺構成と共に示した断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1の車体前部を後側から見た図である。
この自動二輪車(鞍乗り型車両)1は、車体前部が合成樹脂製の前部カバー11で覆われ、車体の左右に乗員が足を載せる低床のステップフロア12を有するスクータ型車両である。
前部カバー11は、前輪を左右に操舵するハンドル21を、ハンドルホルダ22を介して支持するハンドル軸(不図示)の前方及び左右を覆うフロントカバー31と、フロントカバー31に車体後方から取り付けられるインナーカバー32と、フロントカバー31とインナーカバー32との間を上方から覆い、ハンドル21前方に配置されるメーター33を囲うメーターカバーとしても機能する上面カバー34とを有している。
フロントカバー31の前部には、後上方に延びるウインドスクリーン36が設けられており、インナーカバー32の上部には、開閉自在な左右一対のリッド37が設けられ、これらリッド37によって前部カバー11内(フロントカバー31内)に設けた左右一対の前部収納ボックス(不図示)を開閉できるように構成されている。
インナーカバー32の下部は、左右のステップフロア12の間で上方に膨出して車体前部と乗員シートとの間を前後に延在し、フロアトンネル部38を構成している。なお、図1中、符号39は、フロアトンネル部38に設けられ、燃料を給油する際に開閉されるフューエルリッドである。
ハンドル21は、車幅方向中央に位置してハンドルホルダ22に支持されるホルダ支持部21Aと、ホルダ支持部21Aの両端から後上がりに立ち上がる左右一対の立ち上がり部21Bと、立ち上がり部21Bの上端部から左右に延び、乗員が把持する左右一対の乗員把持部21Cとを一体に有し、バーハンドルタイプに形成されている。このハンドル21には、乗員(運転者)が後方を視認するための左右一対のバックミラー41が取り付けられている。
バックミラー41は、車体後方向きに支持されるミラー42と、ミラー42を保持する樹脂製のハウジング43とを有している。ハウジング43の車幅方向内側端部には、ステー44が下方に向けて延びるように連結され、このステー44の下端をハンドル21に取り付けられた台座部21Dに連結することによって、バックミラー41がハンドル21に支持されている。
この場合、バックミラー41は、車幅方向で、ハンドル21の両端部を構成する左右の乗員把持部21Cと略同じ位置であって、車体前後方向で、乗員把持部21Cよりも前方であって、車体上下方向では、左右の乗員把持部21Cよりも上方に間隔を空けて配置される。
これによって、バックミラー41は、乗員から見てハンドル21と重ならず、かつ、車体に対して最も左右に張り出して後方確認し易い位置であって、乗員が前方を見た状態から少しの視線移動でバックミラー41を容易に視認できる位置に配置される。
また、バックミラー41は、ハンドル21に取り付けられるため、ハンドル21を左右に操舵した場合、バックミラー41もハンドル21と一体に移動し、ハンドル21をいずれの位置に操舵した場合でも、ハンドル21に対するバックミラー41の相対位置が変化せず、ハンドル21を操舵する乗員が少しの視線移動で常にバックミラー41を視認することが可能である。
バックミラー41のハウジング43は、ステー44に対して首振り自在に連結され、これによって、ミラー42の向きを微調整できるように構成されている。また、ハウジング43は、ミラー42に対して前方に膨出する中空ケース形状に形成されており、このハウジング43とステー44との連結部分は、ゴム等の伸縮性を有するブーツ46で覆われている。
ところで、乗員が携帯する小型電子機器、特に、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの各種情報を表示する携帯端末を、乗員が視認できる位置に設けることができれば乗員にとって便利である。しかし、自動二輪車1は小型車両であるため、そのような位置を確保することが難しく、仮に、従来の車体前部のリッド上に表示パネルを配置する方法を適用した場合には、乗員の視線移動量が多くなってしまう。
そこで、この自動二輪車1では、バックミラー41に、携帯端末51を保持する保持部61を取り付けることによって、携帯端末51を、バックミラー41の下方、且つ、ハンドル21の上方に空くスペースに配置し、乗員からの視認性を確保するようにしている。
図2は、左側のバックミラー41を保持部64及び携帯端末51とともに示す斜視図であり、図3は、図2から携帯端末51を取り外した図である。また、図4はバックミラー41及び保持部61を周辺構成と共に示した断面図である。
なお、図中、符号51Aは、携帯端末51の表示画面であり、符号51Bは、携帯端末51の操作子であるが、携帯端末51はこの構成に限らず、公知のものを広く保持可能である。
図2及び図3に示すように、保持部61は、携帯端末51を横向き、かつ、表示画面51Aを後方向きで保持可能な保持部本体62と、保持部本体62から車幅方向外側にスライド自在な左右スライダ63とを備えている。
保持部本体62は、バックミラー41のハウジング43に上下にスライド自在に支持される上下スライダ65と、この上下スライダ65の下端に一体に連結されて車幅方向に延在するとともに携帯端末51を横置きで把持可能に下方に凹む凹部66とを有している。
上下スライダ65は、車体上下方向に延びる長孔65Aを有し、この長孔65Aには、ハウジング43内に固定されたストッパ45が貫通し、このストッパ45により上下スライダ65がバックミラー41から抜け落ちないように構成されている。この長孔65Aの長さや位置を設定することにより、保持部本体62の最下端位置を設定することができる。本構成では、図2に示すように、最下端に下ろした時に、保持部本体62が、バックミラー41の下方に配置され、その位置では、携帯端末51を着脱可能となっている。
また、上下スライダ65とストッパ64の構成はこれに限らず、保持部本体62をハウジング43に安定的に固定するために、例えば、上述した長孔65A及びストッパ45の組み合わせを左右に間隔を空けて複数設けるようにしても良い。
ここで、図4には、ハンドル21の位置(特に乗員把持部21Cの位置)を二点差線で示している。同図4に示すように、保持部本体62は、バックミラー41の下方、且つ、ハンドル21の乗員把持部21Cの前上方に空くスペース内であって、バックミラー41の下方投影領域AR1内に配置される。このため、保持部本体62に保持される携帯端末51も、バックミラー41の下方、且つ、ハンドル21の上方に空くスペース内であって、バックミラー41の下方投影領域AR1内に配置される。
このバックミラー41の下方投影領域AR1内は、太陽光をバックミラー41で遮って日陰になりやすい領域であるため、バックミラー41を、太陽光を遮蔽する庇(ひさし)として機能させ、携帯端末51への太陽光の影響を抑制することができる。
同図4に示すように、ハウジング43内には、上下スライダ65の左右側面に当接する左右一対の第1リブ43Aと、上下スライダ65の前面に当接する左右一対の第2リブ43Bとが一体に設けられ、第1リブ43Aによって上下スライダ65の左右方向(車幅方向)の移動を規制し、第2リブ43Bと上記ストッパ45によって上下スライダ65の前後方向(車体前後方向に相当)の移動を規制する。
これによって、支持板を65前後左右に位置決めすることができ、支持板を上下方向にのみ移動させることができる。つまり、第1リブ43A及び第2リブ43Bは、上下スライダ65を上下方向に案内するガイド部材として機能している。
また、第1リブ43A及び第2リブ43Bは、ハウジング43を補強する補強リブとしても機能するので、ハウジング43の強度が向上し、保持部61や携帯端末51を十分に支持できる強度を容易に得ることができる。また、これらリブ3A,43Bはハウジング43の成形時に一体に形成すれば良いので、簡易に設けることができる。
凹部66は、携帯端末51が載置される底板66Aと、底板66Aに載置された携帯端末51の前後への移動を抑える前板66B及び後板66Cと、底板66Aの車幅方向内側端部から上方に立ち上がる縦板66Dとを一体に有しており、これらによって、携帯端末51を下方から支え、且つ、携帯端末51の前後移動及び車幅方向内側への移動を規制することができる。
後板66Cは、凹部66に置かれた携帯端末51の表示画面51Aを遮らない位置まで立設し、車幅方向内側端部の縦板66Dは、後板66Cよりも上方に延出して携帯端末51の車幅方向内側をほぼ覆うカバーに形成されている。
この縦板66Dには、携帯端末51と電気的に接続されるコネクタ部67が設けられており、このコネクタ部67からの配線68は、ステー44とブーツ46との間の隙間を通って自動二輪車のバッテリー(不図示)に接続される。これによって、携帯端末51の動作電力又は充電電力を、自動二輪車1のバッテリーから得ることができる。
左右スライダ63は、凹部66に置かれた携帯端末51を、コネクタ部67を有する縦板66Dに向けて押さえる押さえ部材として機能する。より具体的には、この左右スライダ63は、凹部66の底板66Aに沿って車幅方向外側にスライドし、凹部66の底面とともに携帯端末51を載置する載置面を構成する平板部63Aと、この平板部63Aの車幅方向外側端部から上方に立ち上がる立ち上がり板63Bとを有している。このため、左右スライダ63のスライド量(スライド位置)を調整することによって、車幅方向内側端部の縦板66Dと立ち上がり板63Bとの離間距離を可変することができ、様々な大きさの携帯端末51をその間に保持させることができる。
図5は、バックミラー41を下方から見た図である。
この図に示すように、左右スライダ63は、付勢部材71によって車幅方向内側に付勢されており、これによって、携帯端末51を、コネクタ部67を有する縦板66Dに向けて付勢し、携帯端末51を縦板66Dと左右スライダ63の立ち上がり板63Bとの間に挟持させることができる。
この挟持力によって、携帯端末51をコネクタ部67に接続させた状態に保持させることができ、接続状態を良好に保持することができる。また、この挟持力を、携帯端末51の保持部61からの脱落を十分に防止する力に設定することによって、携帯端末51の脱落を防止することもできる。
なお、図5では付勢部材71を模式的に示しており、付勢部材71は、コイルばねに限らず、公知の弾性部材を広く適用可能である。
また、携帯端末51を保持部61から取り出した場合、上記付勢部材71によって、図5に示すように、左右スライダ63は、保持部61の凹部66内に納まる。この状態で保持部61を上方に移動させることにより、保持部61を、バックミラー41のハウジング43内に収納することができる。この場合、ハウジング43の底板43Dに設けられた開口部43Eが、保持部61の底板66Aで塞がれ、且つ、ハウジング43の底板43Dと保持部61の底板66Aとが連続する面となる。このハウジング43の底板43Dには、保持部61をハウジング43内に収納した状態にロックするロック部材48が設けられている。
このロック部材48は、回動支点48Aを支点に回動自在に設けられ、回動することにより、保持部61の底板66Aを下方から押さえ、これによって、保持部61をハウジング43内に収納した状態にロックする。なお、ロック部材48は、上記構成に限らず、公知の様々なロック構造を広く適用しても良い。
上記のように、保持部61をハウジング43内に収納することによって、バックミラー41周りがコンパクトになり、従来の自動二輪車と同様の外観にすることができる。
また、同図5に示すように、ハウジング43の底板43Dには、開口部43Eの車幅方向内側に連なるように切り欠かれた切り欠き部43Gが設けられている。この切り欠き部43Gは、保持部61を開口部43Eに出し入れする際に、保持部61と一体に移動するコネクタ部67から車体側に延びる配線68が通る。これによって、配線68が邪魔になることなく保持部61をハウジング43内に容易に出し入れすることができる。
保持部61に携帯端末51を装着する場合の乗員操作を説明する。
まず、乗員は、上記ロック部材48を回動操作してロックを解除する。すると、保持部61は、自重によりハウジング43から下方に降下するので、ストッパ45により規制される最下端位置まで自動的に降下する。次に、乗員は、手で左右スライダ63を車幅方向外側にスライドした状態に保持し、携帯端末51を保持部61に配置し、その後、左右スライダ63の保持力を解除することにより、左右スライダ63によって携帯端末51を車幅方向内側に押さえる。
これによって、携帯端末51が保持部61に保持されるとともに、携帯端末51とコネクタ部67との接続状態を良好に保つことができる。以上によって携帯端末51の装着が完了する。
携帯端末51を取り外す際には、上記と逆の手順を行えばよく、本実施形態では、工具を用いることなく、簡易かつ迅速に携帯端末51を着脱することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、車体前部に設けられるバックミラー41のハウジング43に、携帯端末51を保持する保持部61を取り付け、携帯端末51がミラー42の下方に配置されるようにしたので、バックミラー41下方の空きスペースを利用して携帯端末51を配置することができる。
この場合の携帯端末51の位置は、視認性に優れた位置に設けられるバックミラー41近傍であるため、乗員が視認し易い位置であり、且つ、前方を見る乗員の視線の車幅方向外側近傍に相当するので、視線の移動量も少なくて済む。しかも、自動二輪車1の車体構成部品(例えば、前部カバー11やハンドル21)が、携帯端末51と乗員の間に入ることもないので、常に視認することができる。
したがって、空きスペースが限られる小型車両である自動二輪車1に対し、乗員の視線移動量を少なくし、且つ、常に視認し易い位置に携帯端末51を配置することが可能になる上、携帯端末51の車幅方向外側への出っ張りによる車幅の大型化や、車幅方向内側への出っ張りに寄るメーター等への視認性の影響を抑制することができる。
また、保持部61は、バックミラー41のハウジング43内に出し入れ自在であるため、保持部61に携帯端末51を保持しない場合には、保持部61をハウジング43内に収納することができる。したがって、バックミラー41周りをコンパクトにすることができ、外観性を高めることができる。この場合、保持部61を備えない従来の自動二輪車と同じ外観にすることが可能である。
また、保持部61は、携帯端末51を、ハウジング43の下方投影領域AR1(図4)内に配置するので、バックミラー41を、太陽光を遮蔽する庇として機能させて携帯端末51への太陽光の影響を効果的に抑制し、携帯端末51の視認性を良好にすることができる。また、本構成によれば、太陽の位置によっては、ハンドル21及びハンドル21周辺の車体構成部品によっても携帯端末51への太陽光の直射を抑えることが可能である。
また、バックミラー41のハウジング43は、ステー44を介して車体に取り付けられ、保持部61のステー側端部には、車体側に配線接続されるとともに携帯端末51と電気的に接続されるコネクタ部67を設けたので、車体側とコネクタ部67とをつなぐ配線68の長さを短くすることができ、且つ、その配線68の外部への露出を抑えやすくなる。
また、保持部61は、コネクタ部67との間に携帯端末51を保持自在にスライドするとともに携帯端末51をコネクタ部67に向けて付勢する左右スライダ63を有するので、携帯端末51とコネクタ部67との接続状態を良好に保つことができる上、多様な大きさの携帯端末51を保持し得るように構成することができる。
さらに、ハウジング43は、保持部61をハウジング43に出し入れするための開口部43Eと、保持部61を開口部43Eに出し入れする際に、コネクタ部67から延びる配線68が通る切り欠き部43Gとを有するので、配線68が邪魔になることなく保持部61をハウジング43内に容易に出し入れすることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図6に示すように、バックミラー41のハウジング43から延出して携帯端末51への日除けとなる携帯端末専用の庇部43Hを設けるようにしても良い。
図6に示す例では、庇部43Hは、ハウジング43の底板43Dに沿って車体後方に所定幅で延出し、これによって、携帯端末51の表示画面51Aへの太陽光の直射を効果的に抑えることができる。したがって、携帯端末51の視認性がより向上する。また、この庇部43Hは、ハウジング43の成型時に一体に形成すれば良いので、簡易に設けることができる。
また、上述の実施形態では、ミラー42の下方に携帯端末51が配置されるように保持部61を設ける場合を説明したが、これに限らず、ミラー42の上方に携帯端末51が配置されるように保持部61を設けるようにしても良い。例えば、第1実施形態の保持部61を含むバックミラー41の構造を上下対称構造にし、保持部61をバックミラー41のハウジング43から上方に出し入れ自在に形成し、バックミラー41の上方に空く空きスペースを利用して携帯端末51を配置するように構成しても良い。
この場合も、空きスペースが限られる小型車両である自動二輪車1に対し、乗員の視線移動量を少なくし、且つ、常に視認し易い位置に携帯端末51を配置することが可能になる。
また、本発明は、左側のバックミラー41に対して上下いずれかのスペースに携帯端末51を配置する構成に限らず、右側のバックミラー41に対して上下いずれかのスペースに携帯端末51を配置する構成にしても良い。
さらに、上述の実施形態では、ハンドル21にバックミラー41を取り付けた自動二輪車1に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、前部カバー11にバックミラー41を取り付けた自動二輪車に本発明を適用しても良く、要は、車体前部にバックミラー41を備える自動二輪車に本発明を広く適用可能である。
さらに、本発明は、スクータ型以外の自動二輪車や、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両に適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
41 バックミラー
42 ミラー
43 ハウジング
43E 開口部
43G 切り欠き部
43H 庇部
44 ステー
51 携帯端末
61 保持部
63 左右スライダ
65 上下スライダ
67 コネクタ部
68 配線

Claims (7)

  1. 携帯端末(51)を保持する保持部(61)を備える鞍乗り型車両の携帯端末保持構造において、
    車体前部にバックミラー(41)を備え、前記バックミラー(41)は、車体後方に向くミラー(42)と、前記ミラー(42)を支持し、車体に取り付けられるハウジング(43)とを備え、
    前記ハウジング(43)に前記保持部(61)を取り付け、前記保持部(61)に保持される前記携帯端末(51)が、前記ミラー(42)に対して上下いずれかに配置されることを特徴とする鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
  2. 前記保持部(61)は、前記ハウジング(43)内に出し入れ自在であることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
  3. 前記保持部(61)は、前記携帯端末(51)を、前記ハウジング(43)の下方投影領域内に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
  4. 前記ハウジング(43)から延出して前記携帯端末(51)への日除けとなる庇部(43H)を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
  5. 前記ハウジング(43)は、ステー(44)を介して車体に取り付けられ、
    前記保持部(61)のステー側端部には、車体側に配線接続されるとともに前記携帯端末(51)と電気的に接続されるコネクタ部(67)を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
  6. 前記保持部(61)は、前記コネクタ部(67)との間に前記携帯端末(51)を保持自在にスライドするとともに前記携帯端末(51)を前記コネクタ部(67)に向けて付勢するスライダ(63)を有することを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
  7. 前記ハウジング(43)は、前記保持部(61)を前記ハウジング(43)に出し入れするための開口部(43E)と、前記保持部(61)を前記開口部(43E)に出し入れする際に、前記コネクタ部(67)から延びる配線(68)が通る切り欠き部(43G)とを有することを特徴とする請求項5又は6に記載の鞍乗り型車両の携帯端末保持構造。
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