JP2023139747A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用の撮影装置を用いて車体の前方を容易に撮影することができる鞍乗型車両を提供する。【解決手段】車体の前部寄りの位置に配設されるレッグシールド(8,50,69)と、撮影装置(S)を固定する固定装置(30)とを有する鞍乗型車両(1,40,60)において、レッグシールド(8,50,69)に、車体の前方を見通せるレッグシールド開口部(7,57,75)を設ける。レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視において、車幅方向中央に対して左右いずれか寄りで、かつ固定装置(30)に固定した撮影装置(S)のレンズ(L)と重なる位置に配設する。レッグシールド開口部(7,57,75)を、車体正面視で、前輪(WF)の上方かつヘッドライト(5,44,82)の下方の位置に設ける。【選択図】図2
Description
本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、車体の前方を撮影するための撮影装置を車体の前部に取り付けた鞍乗型車両に関する。
従来から、車体の前方を撮影するための撮影装置を車体の前部に取り付けた鞍乗型車両が知られている。
特許文献1には、操向ハンドルの前後を覆うハンドルカバーを有する自動二輪車において、ハンドルカバーの内部に、車体の前方を撮影する専用機器であるドライブレコーダを取り付けた構成が開示されている。
しかし、特許文献1のようなドライブレコーダを自動二輪車に後付けするには取付工数や費用が大きくなりやすいという課題があり、汎用の撮影装置を用いて車体の前方を容易に撮影できる構成が望まれていた。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、汎用の撮影装置を用いて車体の前方を容易に撮影することができる鞍乗型車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車体の前部寄りの位置に配設されるレッグシールド(8,50,69)と、撮影装置(S)を固定する固定装置(30)とを有する鞍乗型車両(1,40,60)において、前記レッグシールド(8,50,69)に、車体の前方を見通せるレッグシールド開口部(7,57,75)が設けられており、前記レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視において、車幅方向中央に対して左右いずれか寄りで、かつ前記固定装置(30)に固定した撮影装置(S)のレンズ(L)と重なる位置に配設される点に第1の特徴がある。
また、前記レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視で、前輪(WF)の上方かつヘッドライト(5,44,82)の下方の位置に設けられる点に第2の特徴がある。
また、前記レッグシールド(50,69)の前方に、フロントカウル開口部(46,81)を有するフロントカウル(47,80)が配設されており、前記フロントカウル開口部(46,81)は、車体正面視で、前記レッグシールド開口部(57,75)と重なる位置に配設されており、前記フロントカウル開口部(46,81)が、前記レッグシールド開口部(57,75)より大きい点に第3の特徴がある。
また、前記レッグシールド(69)の車幅方向左寄りの位置に、サイドポケット開口部(73)を有する開閉式のサイドポケット(70)が設けられており、前記サイドポケット(70)の内部に前記撮影装置(S)が収納されており、前記サイドポケット開口部(73)は、車体正面視で、前記フロントカウル開口部(81)および前記レッグシールド開口部(75)と重なる位置に配設されている点に第4の特徴がある。
また、前記サイドポケット開口部(73)は、前記サイドポケット(70)の前壁(72)に設けられている点に第5の特徴がある。
また、前記レッグシールド開口部(7)に、透過性のカバー(7a)が設けられる点に第6の特徴がある。
また、前記フロントカウル開口部(46,81)に、透過性のカバー(46a,81a)が設けられる点に第7の特徴がある。
また、前記カバー(7a,46a,81a)にミラー加工が施されている点に第8の特徴がある。
さらに、前記撮影装置(S)に給電可能な非接触給電装置(37)を備える点に第9の特徴がある。
第1の特徴によれば、車体の前部寄りの位置に配設されるレッグシールド(8,50,69)と、撮影装置(S)を固定する固定装置(30)とを有する鞍乗型車両(1,40,60)において、前記レッグシールド(8,50,69)に、車体の前方を見通せるレッグシールド開口部(7,57,75)が設けられており、前記レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視において、車幅方向中央に対して左右いずれか寄りで、かつ前記固定装置(30)に固定した撮影装置(S)のレンズ(L)と重なる位置に配設されるので、固定装置に汎用の撮影装置を固定することで車両の前方を撮影することが可能となり、専用のドライブレコーダを取り付ける手間や費用を削減できる。また、車幅方向中央より左側に撮影装置を配設した場合には、左側通行の法規下において、歩行者や自転車との接触や左折時の様子の撮影が容易となる。また、車幅方向中央より右側に撮影装置を配設した場合には、隣車線や対向車線を撮影しやすくなる。さらに、車幅方向中央に撮影装置が配設される構成に比して、他車両等と衝突した際に撮影装置に加わる衝撃を低減することができる。
第2の特徴によれば、前記レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視で、前輪(WF)の上方かつヘッドライト(5,44,82)の下方の位置に設けられるので、飛び石や泥等の影響を受けにくく、かつ撮影時にヘッドライトの光の影響を受けにくい位置にレッグシールド開口部を配設することができる。
第3の特徴によれば、前記レッグシールド(50,69)の前方に、フロントカウル開口部(46,81)を有するフロントカウル(47,80)が配設されており、前記フロントカウル開口部(46,81)は、車体正面視で、前記レッグシールド開口部(57,75)と重なる位置に配設されており、前記フロントカウル開口部(46,81)が、前記レッグシールド開口部(57,75)より大きいので、レッグシールドの前方にフロントカウルが配設されている場合でも、撮影装置の視野角を保持して前方を良好に撮影することができる。
第4の特徴によれば、前記レッグシールド(69)の車幅方向左寄りの位置に、サイドポケット開口部(73)を有する開閉式のサイドポケット(70)が設けられており、前記サイドポケット(70)の内部に前記撮影装置(S)が収納されており、前記サイドポケット開口部(73)は、車体正面視で、前記フロントカウル開口部(81)および前記レッグシールド開口部(75)と重なる位置に配設されているので、既存の小物入れスペースであるサイドポケットに撮影装置を収納することで車体の前方を撮影することが可能となる。これにより、撮影装置を収納する専用スペースを新たに設ける必要がなくなる。
第5の特徴によれば、前記サイドポケット開口部(73)は、前記サイドポケット(70)の前壁(72)に設けられているので、サイドポケットの内部で前方寄りの位置に撮影装置が配設されることで、車体前方の撮影を容易に行うことができる。
第6の特徴によれば、前記レッグシールド開口部(7)に、透過性のカバー(7a)が設けられるので、レッグシールド開口部から、水や埃、走行風が侵入することを防いで撮影装置を保護すると共に、外観性および防盗性を高めることができる。
第7の特徴によれば、前記フロントカウル開口部(46,81)に、透過性のカバー(46a,81a)が設けられるので、フロントカウル開口部から、水や埃、走行風が侵入することを防いで撮影装置を保護すると共に、外観性および防盗性を高めることができる。
第8の特徴によれば、前記カバー(7a,46a,81a)にミラー加工が施されているので、外方から開口部の内部が視認されることを防ぐと共に、外観性および防盗性を高めることができる。
第9の特徴によれば、前記撮影装置(S)に給電可能な非接触給電装置(37)を備えるので、電力を消費する長時間の録画でも撮影装置の電力を保つことができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。また、図2は自動二輪車1の正面図であり、図3は自動二輪車1を後方上方から見た一部拡大斜視図である。
自動二輪車1は、パワーユニットPの駆動力を後輪WRに伝達して走行する鞍乗型車両である。前輪WFを操舵する操向ハンドル2の前後は、ハンドルカバー4で覆われている。ハンドルカバー4には、メータ装置20、ヘッドライト5、左右一対の前側フラッシャランプ6および左右一対のバックミラー3が支持されている。ハンドルカバー4の下方には、運転者の脚部に対向する位置で立設すると共に、後方下方に伸びてパワーユニットPの前部までを覆うレッグシールド8が配設されている。レッグシールド8は、合成樹脂等の薄板部材で構成される。操向ハンドル2の下部は、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク10に連結されている。フロントフォーク10には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ9が取り付けられている。
パワーユニットPを吊り下げる車体フレーム18の上部には、運転者が着座するシート19が取り付けられている。車体フレーム18の下方寄りの位置に配設されるピボット11には、後方に伸びるスイングアーム12が揺動自在に軸支されている。後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム12の後部は、リヤクッション15によって車体フレーム18に吊り下げられている。スイングアーム12には、パワーユニットPの駆動力を伝達するドライブチェーンを覆うチェーンカバー13が取り付けられている。車体フレーム18の後部には、尾灯装置17、左右一対の後側フラッシャランプ16を支持するリヤフェンダ14が取り付けられている。
本実施形態に係る自動二輪車1は、カメラ付きスマートフォン等の汎用の撮影装置Sによって車体の前方を撮影するため、レッグシールド8の車幅方向左寄りの位置に車体の前方を見通せるレッグシールド開口部7を設け、このレッグシールド開口部7から撮影装置SのレンズLが前方にのぞくように撮影装置Sを配設した点に特徴がある。以下では、撮影装置Sとして、背面カメラを有するスマートフォンを適用する例を示すが、撮影装置Sには、種々のカメラ付き携帯装置、カメラ専用機等を適用できる。
レッグシールド開口部7は、レッグシールド8の車幅方向左寄り、具体的には車幅方向の中心線Cより左側の位置に設けられる。これにより、特に、左側通行の法規下において、歩行者や自転車との接触や左折時の様子の撮影が容易となる。さらに、車幅方向中央に撮影装置Sが配設される構成に比して、他車両等と衝突した際に撮影装置Sに加わる衝撃を低減することができる。
また、レッグシールド開口部7は、前輪WFの上方かつヘッドライト5の下方の位置に設けられる。これにより、飛び石や泥等の影響を受けにくく、かつ撮影時にヘッドライト5の光の影響を受けにくい位置にレッグシールド開口部7を配設することができる。また、一般的にスマートフォンのカメラのレンズは、スマートフォンの背面側の左上に配設されることが多いが、本実施形態に係るレッグシールド開口部7は、この位置に対応し、開口面積を抑えつつ多くの機種に対応できる、縦60mm、横50mmの長方形としている。レッグシールド開口部7の形状や大きさは種々の変形が可能である。
図4は、固定装置30の斜視図である。固定装置30は、レッグシールド8の背面側に固定されており、この固定装置30に撮影装置Sをセットすることで、撮影装置Sが所定位置に配設されることとなる(図1~3では、説明のため固定装置30を不図示とした)。固定装置30は、左右一対のステー33によってレッグシールド8に固定されるベース部31と、ベース部31に対して上下摺動可能に係合するスライド部34とを有する。ベース部31には、撮影装置Sの上部を抑える上側爪32が設けられている。
スライド部34の下端部には、撮影装置Sの下部が当接する底部38と、撮影装置Sの下部を抑える下側爪39とが設けられている。底部38には、スポンジ等の緩衝材を配設することができる。スライド部34には、付勢部材36によって上方に摺動する付勢力が与えられている。これにより、ユーザが撮影装置Sを底部38に押し当ててスライド部34を下方に押し下げ(手順A)、撮影装置Sを前方に倒した(手順B)後に力を緩めることでスライド部34が上方に移動し、撮影装置Sのセットが完了する。
スライド部34には、撮影装置SのレンズLがのぞく窓部35が形成されている。また、スライド部34には、給電ケーブルを用いることなく撮影装置Sへの給電ができる非接触給電装置37が設けられている。これにより、電力を消費する長時間の録画でも撮影装置Sの電力を保つことができる。
図5は、レッグシールド8に固定した固定装置30に携帯端末Sをセットした状態を示す断面図である。本実施形態では、固定装置30の窓部35とレッグシールド開口部7とを同じ大きさとしている。レッグシールド開口部7は、車体正面視において、固定装置30に固定した撮影装置SのレンズLと重なる位置に配設される。これにより、固定装置30に汎用の撮影装置Sを固定することで車両の前方を撮影することが可能となり、専用のドライブレコーダを取り付ける取付工数や費用を削減できる。
また、レッグシールド開口部7には、合成樹脂等からなる透過性のカバー7aを設けることができる。これにより、レッグシールド開口部7から、水や埃、走行風が侵入することを防いで撮影装置Sを保護することができる。また、カバー7aを有色透明とすることで外観性および防盗性を高めることができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る自動二輪車40の左側面図である。また、図7は自動二輪車40の正面図であり、図8は自動二輪車40を後方上方から見た一部拡大斜視図である。自動二輪車40は、レッグシールド50の前方にフロントカウル47を配設するスクータ型の鞍乗型車両である。撮影装置Sは、レッグシールド50の背面側に固定される。図6,7,8では、説明のため固定装置30を不図示としている。
自動二輪車40の操向ハンドル41とシート52との間には、運転者が足を載せる低床フロア51が設けられている。前輪WFを操舵する操向ハンドル41の前後は、ハンドルカバー43で覆われている。ハンドルカバー43には、メータ装置57、ヘッドライト44、左右一対の前側フラッシャランプ45および左右一対のバックミラー42が支持されている。ハンドルカバー43の下方には、運転者の脚部に対向する位置で立設するレッグシールド50と、レッグシールド50の前部に連結されるフロントカウル47とが配設されている。操向ハンドル41の下部は、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク49に連結されている。フロントフォーク49には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ48が取り付けられている。
低床フロア51の後方には、ユニットスイング式のパワーユニットPが配設されている。パワーユニットPは後輪WRを回転自在に軸支すると共に、リヤクッション58によって車体フレームに吊り下げられている。低床フロア51の後方上方には、左右一対のリヤカウル53が配設されており、その上部にはシート52が配設されている。リヤカウル53の後部には、尾灯装置55、左右一対の後側フラッシャランプ54およびリヤフェンダ56が取り付けられている。
本実施形態に係る自動二輪車40は、撮影装置Sによって車体の前方を撮影するため、フロントカウル47の車幅方向左寄りの位置に、車体の前方を見通せるフロントカウル開口部46を設けると共に、レッグシールド50にレッグシールド開口部57を設け、このフロントカウル開口部46およびレッグシールド開口部57から撮影装置SのレンズLが前方にのぞくように撮影装置Sを配設した点に特徴がある。
フロントカウル開口部46は、レッグシールド50の車幅方向左寄り、具体的には車幅方向の中心線Cより左側の位置に設けられる。また、フロントカウル開口部46は、車体正面視で、レッグシールド開口部57と重なる位置に配設されている。これにより、レッグシールド50の前方にフロントカウル47を配設する車両においても、車両の前方を良好に撮影することができる。また、本実施形態でも、フロントカウル開口部46およびレッグシールド開口部57は、前輪WFの上方かつヘッドライト44の下方の位置に設けられる。
図9は、レッグシールド50に固定した固定装置30に携帯端末Sをセットした状態を示す断面図である。本実施形態でも、固定装置30の窓部35とレッグシールド開口部57とは同じ大きさとされる。一方、フロントカウル開口部46は、レッグシールド開口部57より大きく設定される。これにより、レッグシールド50の前方にフロントカウル47が配設されている場合でも、撮影装置Sの視野角を保持して前方を良好に撮影することができる。フロントカウル47およびレッグシールド50は、それぞれ、合成樹脂等の薄板部材で構成される。
また、フロントカウル開口部46には、合成樹脂等からなる透過性のカバー46aを設けることができる。これにより、レッグシールド開口部57から、水や埃、走行風が侵入することを防いで撮影装置Sを保護することができる。また、カバー46aを有色透明とすることで外観性および防盗性を高めることができる。
図10は、本発明の第3実施形態に係る自動二輪車60を後方上方から見た一部拡大斜視図である。また、図11は自動二輪車60のサイドポケット70を開いた状態を示す一部拡大斜視図であり、図12はサイドポケット70の前壁72に固定した固定装置30に携帯端末Sをセットした状態を示す断面図である。
自動二輪車60は、レッグシールド69の前方にフロントカウル80を配設するスクータ型の鞍乗型車両である。自動二輪車60の基本構成は、前記した自動二輪車40(図6,7)と同様とされる。本実施形態では、レッグシールド69の車幅方向左側に開閉式のサイドポケット70を備え、このサイドポケット70の内側に撮影装置Sを配設する点に特徴がある。
操向ハンドル65を覆うハンドルカバー61には、メータ装置62、ヘッドライト82、左右一対の前側フラッシャランプ63が支持されている。ハンドルカバー61の下方には、運転者の脚部に対向する位置で立設するレッグシールド69と、レッグシールド69の前部に連結されるフロントカウル80とが配設されている。
レッグシールド69の車幅方向左側には、操作ノブ71を引くことで回動軸76(図12参照)を中心に手前に開くサイドポケット70が設けられている。サイドポケット70は、左右一対の横壁74、前壁72および底壁で囲まれた収納空間を構成する。本実施形態では、サイドポケット70の前壁72にサイドポケット開口部73を設け、このサイドポケット開口部73から撮影装置SのレンズLが前方にのぞくように撮影装置Sを配設する。サイドポケット70の前方のレッグシールド69には、レッグシールド開口部75が設けられている。
レッグシールド69の車幅方向右側には、メインスイッチの操作部66が設けられている。操作部66の下方には、上方が開放された収納部67が設けられている。収納部67は、レッグシールド69に覆い部68を設けることによって構成される。
本実施形態では、フロントカウル80の車幅方向左寄りの位置にフロントカウル開口部81を設け、レッグシールド69にレッグシールド開口部75を設け、サイドポケット70の前壁72にサイドポケット開口部73を設けると共に、フロントカウル開口部81、レッグシールド開口部75およびサイドポケット開口部73から撮影装置SのレンズLが前方にのぞくように撮影装置Sを配設した点に特徴がある。
本実施形態でも、固定装置30の窓部35とサイドポケット開口部73とは同じ大きさとされる。一方、レッグシールド開口部75はサイドポケット開口部73より大きく設定され、フロントカウル開口部81はレッグシールド開口部75より大きく設定される。これにより、サイドポケット70の内側に撮影装置Sを配設した場合でも、撮影装置Sの視野角を保持して前方を良好に撮影することができる。
また、フロントカウル開口部81には、合成樹脂等からなる透過性のカバー81aを設けることができる。これにより、フロントカウル開口部81から、水や埃、走行風が侵入することを防いで撮影装置Sを保護することができる。また、カバー81aを有色透明とすることで外観性および防盗性を高めることができる。
図13は、レッグシールド69に固定した固定装置30に携帯端末Sをセットした状態を示す断面図である。撮影装置Sは、図10,11に示したような、上側が開放された収納部67に収納することもできる。この場合、携帯端末Sは、レッグシールド69の背面側に固定され、レッグシールド69にはレッグシールド開口部69aが設けられる。レッグシールド開口部69aは、車幅方向左寄りの位置に配設される。
この場合も、固定装置30の窓部35とレッグシールド開口部69aとは同じ大きさとされる。一方、フロントカウル開口部81は、レッグシールド開口部69aより大きく設定され、撮影装置Sの視野角を保持して前方を良好に撮影することができる。
図14は、本発明の第1変形例に係る自動二輪車40aの正面図である。前記した実施形態では、撮影装置SのレンズLをのぞかせる開口部をフロントカウルの車幅方向左寄りに配設するため、車体を前方から見た際に、左右で非対称の外観を構成することとなる。そこで、本変形例では、フロントカウル47aの車幅方向右側にも左側と同様のフロントカウル開口部46aを設けることで、左右対称の外観を得ている。また、車体の塗色に合わせた透過色を有するカバーを開口部46aに取り付け、開口部46aそのものを目立たないようにすることもできる。
図15は、本発明の第2変形例に係る自動二輪車40bの正面図である。本変形例ではフロントカウル47bの車幅方向左寄りに配設する開口部を、濃色の横長カバー46bで覆うことで、左右対称の外観を得るようにした点に特徴がある。なお、車体前部の開口部に設けるカバーには、ミラー加工を施してもよい。これにより、外方から開口部の内部が視認されることを防ぐと共に、外観性および防盗性を高めることができる。
上記したように、本発明に係る鞍乗型車両によれば、車体の前部寄りの位置に配設されるレッグシールド8,50,69と、撮影装置Sを固定する固定装置30とを有する鞍乗型車両1,40,60において、レッグシールド8,50,69に、車体の前方を見通せるレッグシールド開口部7,57,75が設けられており、レッグシールド開口部7,57,75は、車体正面視において、車幅方向中央より左側で、かつ固定装置30に固定した撮影装置SのレンズLと重なる位置に配設されるので、固定装置30に汎用の撮影装置Sを固定することで車両の前方を撮影することが可能となり、専用のドライブレコーダを取り付ける工数や費用を削減できる。また、車幅方向中央より左側に撮影装置が配設されることで、左側通行の法規下において、歩行者や自転車との接触や左折時の様子の撮影が容易となる。
なお、自動二輪車の形態、撮影装置の形態、撮影装置のレンズの位置、固定装置の形状や構造、フロントカウルやレッグシールドの形状や構造、サイドポケットの形状や構造、フロントカウル開口部、レッグシールド開口部、サイドポケット開口部の形状や配置等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、固定装置の近傍に撮影装置を冷却するためのファンを設けたり、フロントカウル開口部やレッグシールド開口部から導入した走行風で撮影装置を冷却するように構成してもよい。上記した実施形態では、撮影装置を車幅方向中央に対して左側に配設する構成を示したが、撮影装置を車幅方向中央に対して右側に配設してもよく、この場合には、隣車線や対向車線が撮影しやすくなる。本発明に係る撮影装置設置構造は、自動二輪車に限られず、三輪車や四輪車等の種々の車両に適用することが可能である。
1,40,60…自動二輪車(鞍乗型車両)、8,50,69…レッグシールド、7,57,75…レッグシールド開口部、7a,46a,81a…カバー、30…固定装置、37…非接触給電装置、5,44,82…ヘッドライト、46,81…フロントカウル開口部、47,80…フロントカウル、70…サイドポケット、72…サイドポケットの前壁、73…サイドポケット開口部、S…撮影装置、L…レンズ、WF…前輪
Claims (9)
- 車体の前部寄りの位置に配設されるレッグシールド(8,50,69)と、撮影装置(S)を固定する固定装置(30)とを有する鞍乗型車両(1,40,60)において、
前記レッグシールド(8,50,69)に、車体の前方を見通せるレッグシールド開口部(7,57,75)が設けられており、
前記レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視において、車幅方向中央に対して左右いずれか寄りで、かつ前記固定装置(30)に固定した撮影装置(S)のレンズ(L)と重なる位置に配設されることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記レッグシールド開口部(7,57,75)は、車体正面視で、前輪(WF)の上方かつヘッドライト(5,44,82)の下方の位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記レッグシールド(50,69)の前方に、フロントカウル開口部(46,81)を有するフロントカウル(47,80)が配設されており、
前記フロントカウル開口部(46,81)は、車体正面視で、前記レッグシールド開口部(57,75)と重なる位置に配設されており、
前記フロントカウル開口部(46,81)が、前記レッグシールド開口部(57,75)より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。 - 前記レッグシールド(69)の車幅方向左寄りの位置に、サイドポケット開口部(73)を有する開閉式のサイドポケット(70)が設けられており、
前記サイドポケット(70)の内部に前記撮影装置(S)が収納されており、
前記サイドポケット開口部(73)は、車体正面視で、前記フロントカウル開口部(81)および前記レッグシールド開口部(75)と重なる位置に配設されていることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗型車両。 - 前記サイドポケット開口部(73)は、前記サイドポケット(70)の前壁(72)に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
- 前記レッグシールド開口部(7)に、透過性のカバー(7a)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記フロントカウル開口部(46,81)に、透過性のカバー(46a,81a)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
- 前記カバー(7a,46a,81a)にミラー加工が施されていることを特徴とする請求項6または7に記載の鞍乗型車両。
- 前記撮影装置(S)に給電可能な非接触給電装置(37)を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
Priority Applications (1)
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JP2022045441A JP2023139747A (ja) | 2022-03-22 | 2022-03-22 | 鞍乗型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022045441A JP2023139747A (ja) | 2022-03-22 | 2022-03-22 | 鞍乗型車両 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2023139747A true JP2023139747A (ja) | 2023-10-04 |
Family
ID=88204855
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2023139747A (ja) |
-
2022
- 2022-03-22 JP JP2022045441A patent/JP2023139747A/ja active Pending
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