JP5922172B2 - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーンが備えられている自動二輪車の前部構造の改良に関する。
走行風を遮るスクリーンが備えられている自動二輪車の前部構造が知られている(例えば、特許文献1(第3図、第4図、第5図)参照。)。
特許文献1の第3図及び第5図に示すように、車両前部にアッパーカウル「11」(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)が設けられ、このアッパーカウル「11」に、走行風取入用の開口「15」が形成され、この開口「15」の上方でアッパーカウル「11」の取付部「19」にアウタースクリーン「20」が固定される。アウタースクリーン「20」の車両後方にてアウタースクリーン「20」に、インナースクリーン「21」が上下摺動自在に支持される。アウタースクリーン「20」とインナースクリーン「21」とでウインドスクリーン「22」が構成される。
同文献の第4図に示すように、インナースクリーン「21」に、エアシリンダ「23」が取付けられ、このエアシリンダ「23」によってインナースクリーン「21」が移動される。開口「15」から走行風の一部が流入すると、この走行風は、アウタースクリーン「20」とインナースクリーン「21」の間を通り、矢印Bに示すように流れる。
ところで、特許文献1の技術では、スクリーンが上下にスライドしたときに、走行風の流路が変化する。このため、スクリーン裏側へ供給される走行風の風量が変化する場合があり改良の余地があった。
高さが上下に調整可能なスクリーンが備えられている自動二輪車において、車両の操舵性を変化し難くすることができる技術が望まれる。
実開平4−37089号公報
本発明は、高さが上下に調整可能なスクリーンが備えられている自動二輪車において、車両の操舵性を変化し難くすることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプに支持され、運転者が操舵するハンドルと、このハンドルの車両前方に配置され運転者へ向かう走行風を遮り、位置を上下にスライド可能とするスクリーンと、運転者の車両前方に配置されるメータパネルと、このメータパネルの車両前方に配置されメータ類に向かう日射を遮るバイザーとを備えている自動二輪車の前部構造において、バイザーは、メータパネルより上方に配置することにより、バイザーとメータパネルとの間に走行風を取り入れる空気取入口を形成し、バイザーの車両後方に、空気取入口からスクリーンの裏面まで延びるダクトを設け、このダクトで走行風をスクリーンの裏面へ導くようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ダクトの長さは、スクリーンの下端がスライドする可動範囲と重なると共に、この可動範囲よりも長いことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、メータパネルは、スクリーンの下方に備えられ、ヘッドパイプ側に、スクリーンを上下スライド可能にするレールが配設され、このレールは、メータパネルの表面に沿って傾斜して配設され、バイザーは、スクリーンの車両前方を覆うことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、車両正面視で、バイザーは、ダクト及びレールと重なると共に、スクリーンよりも透過性の低い部材であることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、レールは、左右一対に設けられ、ダクトは、左右一対のレールの間に配設されることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、ダクトは、空気取入口に近づくにつれて、バイザーに近づくように湾曲される湾曲部を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、スクリーンの下縁は、該下縁の車幅方向中央部が両端部よりも前下方に延びると共に、メータパネルの側方に設けられ左右のミラーの支持部を覆うミラーカバーに沿うように形成されることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、レールは、側面視において、下に凸となるように湾曲すると共に、スクリーンは、上に凸となるように湾曲することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ヘッドパイプに支持され、運転者が操舵するハンドルと、このハンドルの車両前方に配置され運転者へ向かう走行風を遮り、位置を上下にスライド可能とするスクリーンと、運転者の車両前方に配置されるメータパネルと、このメータパネルの車両前方に配置されメータ類に向かう日射を遮るバイザーとを備えている自動二輪車の前部構造において、バイザーは、メータパネルより上方に配置することにより、バイザーとメータパネルとの間に走行風を取り入れる空気取入口を形成し、バイザーの車両後方に、空気取入口からスクリーンの裏面まで延びるダクトを設け、このダクトで走行風をスクリーンの裏面へ導くようにした。
本発明では、バイザーの車両後方に、前記空気取入口からスクリーンの裏面まで延びているダクトを設けた。空気取入口から導入された走行風は、ダクトを通過してスクリーンの後方側に案内され、空気取入口から導入された走行風の一部は、スクリーンの前方へ流れる。ダクトにより走行風はスクリーンの後方へ流れるので、バイザーとスクリーンとの間を通過する走行風の風量を減らすことができる。
バイザーとスクリーンとの間を通過する走行風の風量が減り、空気取入口から入力された走行風は、ダクトを通過してスクリーンの後方側に案内されるため、スクリーンが上又は下にスライドしたときであっても、スクリーンの後方に案内される走行風の風量が大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ誘導することができる。
請求項2に係る発明では、ダクトの長さは、スクリーンの下端がスライドする可動範囲と重なっていると共に、この可動範囲よりも長い。スクリーンの下端位置がスクリーンのスライド上限位置にあるときは、ダクトの下端はスクリーンの下端よりも低い。同様に、スクリーンの下端位置がスクリーンのスライド下限位置にあるときも、ダクトの下端はスクリーンの下端よりも低い。
すなわち、ダクトの下端は、スクリーンの下端よりも下方に位置するため、空気取入口から入力された走行風は、スクリーンの位置に関係なく、ダクトから入力されスクリーンの後方に案内され、その風量は変化し難い。つまり、スクリーンがスライドし、スクリーンの位置が変化した場合でも、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、スクリーンを上下スライド可能に支持するレールは、メータパネルに沿って傾斜して配設される。すなわち、メータパネルの曲率に沿わせるようにレールを配置したので、メータパネルの曲率に沿わせないでレールを配置する場合に比べてスクリーン形状の自由度を高めることができる。
また、スクリーンとバイザーとの隙間及びスクリーンとダクト上面との隙間を可及的に小さくすることができる。従って、スクリーンが上又は下にスライドした場合においても、スクリーンとバイザー間を流れる走行風の変化を抑えることができ、併せて、スクリーンとダクト上面間を流れる走行風の変化を抑えることができるため、スクリーンの裏側に流れる走行風の風量を定常的なものにすることができる。
上記各隙間が小さくなれば、スクリーンとバイザー間を流れる走行風及びスクリーンとダクトの上面間を流れる走行風量の変化を抑制できる。上記各隙間が小さいので、たとえ、スクリーンが上下にスライドした場合であっても、スクリーンの裏側に流れる走行風量の変化は小さい。したがって、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を一層高めることができる。
請求項4に係る発明では、ダクト及びレールに重なっているバイザーは、スクリーンよりも透過性の低い部材で形成されている。透過性の低い部材を利用したバイザーによって、ダクト及びレールを覆い隠すことができ、車両の外観性が向上する。
請求項5に係る発明では、ダクトは、左右一対のレールの間に配設されている。これにより、バイザーをレールに近づけて配置できる。
従来、例えば、エアシリンダを用いたスクリーンのスライド機構では、スライド機構が大型化し易く、また、スクリーンのスライドストロークにも制約があった。
この点、本発明では、エアシリンダを用いることなく、左右のレールを利用したので、スクリーン機構を小型化することができる。また、ダクトを左右一対のレールの間に配設したので、限られたスペースを有効活用することができる。スクリーン機構の小型化とスペースの有効活用により、車両前部のデザイン自由度が高められるので、車両の外観性を高め易くすることができる。
請求項6に係る発明では、ダクトは、空気取入口に近づくにつれて、バイザーに近づく湾曲部を備えている。空気取入口付近にてダクトはバイザーに近づくので、ダクトとバイザーとの隙間を小さくすることができる。隙間が小さくなれば、空気取入口からより多くの走行風がダクトに入力される。たとえ、スクリーンが上下にスライドし、スクリーンの位置が変化した場合でも、スクリーンとバイザー間を流れる走行風及びダクトの上面とスクリーン間を流れる走行風量の変化を抑制することができる。したがって、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を一層高めることができる。
請求項7に係る発明では、スクリーンの下縁は、ミラーカバーに沿うように形成される。ミラーカバーに沿うようにスクリーンの下縁を形成したので、スクリーンが下方へ移動した際に、スクリーンの下縁をミラーカバーに近づけることができる。また、ミラーカバーの形状に沿わないでスクリーンの下縁を形成した場合に比べてスクリーンのスライド可能範囲を大きくすることができる。結果、スクリーンの防風性能を高めることができる。
請求項8に係る発明では、レールは、側面視において、下に凸となるように湾曲すると共に、スクリーンは、上に凸となるように湾曲している。このように、レール及びスクリーンに所定の曲率をもたせることで、スクリーンがスライドした状態であっても、バイザーの上端とスクリーンとの隙間を可及的に近づけた状態で一定に近づけることができる。空気取入口から入った走行風の一部は、ダクトに入ることなくバイザーとスクリーンの間に流れる。このとき、バイザーの上端とスクリーンとの隙間は小さく、且つ、スクリーンのスライド位置による隙間の変化を小さくするため、流れる走行風の風量の変化を抑えることができる。したがって、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を一層高めることができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 スクリーン支持部の構造を説明する左側面図である。 図1の3矢視図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 スクリーンがスライド上限位置にあるときの作用説明図である。 スクリーンがスライド下限位置にあるときの作用説明図である。 スクリーン高さが調整可能であることを説明する作用説明図である。 バイザー開口を説明する車両前部の斜視図である。 図1の10矢視図である。 変形例に係るスクリーン支持機構及び作用説明図である。 図1の12矢視図である。 フューエルリッド及び周辺部の斜視図である。 図12からフューエルリッド及びシートを取り外した図である。 図12の15−15線断面図である。 図12の16−16線断面図である。 図15の17−17線断面図である。 図15の18−18線断面図である。 給油トレーの車両平面図である。 給油トレーの車両左側面図である。 本発明に係る自動二輪車後部の左側面図である。 図21の22−22線断面図である。 図22の23部拡大図である。 図21の24−24線断面図である。 図24の25部拡大図である。 収納ボックスの分解斜視図である。 泥よけ用のリブを説明する収納ボックスの側部断面図である。 セパレート板が着脱可能な収納ボックスの平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の前部に操舵自在に支持され前輪13を含む前輪操舵部12と、車体フレーム11に支持され乗員が座るシート15と、このシート15の下方位置にて車体フレーム11に設けられるピボット軸17と、このピボット軸17から車両後方へ延びておりスイングアームを兼ねる動力源としてのパワーユニット18と、このパワーユニット18の後端部に取付けられる後輪14と、パワーユニット18の後端と車体フレーム11の間に渡されるクッションユニット16とを備え、シート15の前部に運転者が跨って乗車し、シート15の後部に同乗者が跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両後方へ延びるメインフレーム部22と、このメインフレーム部22の後端に連結支持され車両斜め後上方へ延びているリヤフレーム23とを有する。メインフレーム部22は、車両斜め後下方へ延びる斜下部26、この斜下部26から車両後方へ水平に延びる水平部27と、この水平部27の後端から車両斜め後上方へ延びる斜上部28とからなる。斜下部26と水平部27の間に、斜下部26から車両後方へ延びた後、車両斜め後下方へ延びるアッパーフレーム29が渡される。アッパーフレーム29の後部から斜後上方へシート15を支えるリヤフレーム23が延びている。
前輪操舵部12は、ヘッドパイプ21に回動自在に支持され運転者が操舵するハンドル31と、このハンドル31と一体的に設けられ車両斜下前方へ延びているフロントフォーク32と、このフロントフォーク32の下端に取付けられる前輪13とを主要素とする。
乗員が座るシート15の前下方に、メインフレーム部22とアッパーフレーム29とに囲まれるようにして燃料タンク33が配置される。燃料タンク33の後方に配置されるパワーユニット18は、ユニットケース部35と、このユニットケース部35から車両前方へ延びるシリンダ部36と、ユニットケース部35の上面に取付けられるエアクリーナユニット37と、このエアクリーナユニット37から延びるコネクテイングチューブ38と、このコネクテイングチューブ38の先に接続されるスロットルボデイ39とを主要素とする。スロットルボデイ39は、シリンダ部36へ連結されている。図中、符号34は視リンダ部36から延びているエキゾーストパイプ34である。
次に、車体カバーについて説明する。
車体カバー40は、前輪操舵部12の周囲を覆うフロントカバー部41と、このフロントカバー部41の背面を覆うインナーパネル42と、当該インナーパネル42から連続するように車両後方へ延び車体の側方を覆う左右のサイドボデイカバー43L、43R(図手前側の符号43Lのみ示す。)と、左右のサイドボデイカバー43L、43Rの下方に設けられている左右のロアサイドボデイカバー57L、57R(図手前側の符号57Lのみ示す。)と、左右のロアサイドボデイカバー57L、57Rの下方に設けられている左右のアンダーカバー44L、44R(図手前側の符号44Lのみ示す。)と、左右のサイドボデイカバー43L、43Rの後方に連続して設けられている左右のリヤサイドボデイカバー50L、50R(図手前側の符号60Lのみ示す。)とを主要素とする。
左右のサイドボデイカバー43L、43Rの間にセンタカバー45が渡されている。シート15とハンドル31の間にて、インナーパネル42と左右のサイドボデイカバー43L、43Rとセンタカバー45とによって、車両側面視で上方へ開放する略U字状を呈し乗降する際に脚を通し跨ぐことができる跨ぎ空間46が形成される。
アンダーカバー44L、44Rに、運転者が足を載せる足載せ部47L、47R(図手前側の符号47Lのみ示す。)が形成されている。足載せ部47L、47Rの後上方位置で車体フレーム11に、同乗者が足を置くピリオンステップ48L、48R(図手前側の符号48Lのみ示す。)が設けられている。メインフレーム部22に、サイドスタンド49が取付けられている。燃料タンク33は、センタカバー45の下方で、メインフレーム部22とアッパーフレーム29とに囲まれるように設けられている。
フロントフォーク32に、前輪13の上方を覆い前輪13ではねた泥を遮るフロントフェンダ51が取付けられ、リヤフレーム23に、後輪14の上方及び斜め後上方を覆い後輪14ではねた泥を遮るリヤフェンダ52が取付けられる。
フロントカバー部41の上方でハンドル31の前方且つ、運転者が座るシート15の前方には、メータユニット53が配置され、このメータユニット53の前方に、運転者へ向かう走行風を遮るスクリーン55が配置される。メータユニット53の前部は、メータパネル54(図2参照)で覆われ、このメータパネル54の車両前方、且つ、スクリーン55の車両前方には、メータユニット53を含むメータ類に向かう日射を遮るバイザー56が配置されている。
次に、スクリーン及びメータパネルの支持構造等について説明する。
図2に示すように、ヘッドパイプ21の前端から締結ねじ58を介して車両前方へ板状部材を加工した第1ステー61が延び、当該第1ステー61に接合され車両前上方へパイプ状の第2ステー62が延び、当該第2ステー62に接合され板状部材を加工した第3ステー60が延び、この第3ステー60に締結ねじ58を介してレールステー63が取付けられている。レールステー63は、後述するレール64L、64R(図3参照)と一体的に第3ステー60に設けられる。計器類となるメータユニット53(図1参照)の前部構成要素でメータパネル54及び左右のミラーカバー65L、65R(図手前側の符号65Lのみ示す。)は、第2ステー62に締結される。
次に、車両正面から見た車両前部構造について説明する。
図3に示すように、車用前端にヘッドライト67が配置され、このヘッドライト67の下方はフロントカバー71で覆われ、ヘッドライト67の上方はガーニッシュ72L、72Rで覆われ、当該ガーニッシュ72L、72Rの車幅方向左右上方に、ガーニッシュ72L、72Rと連続するようにして後方を確認するミラー73L、73Rの支持部を覆う左右のミラーカバー65L、65Rが備えられ、当該左右のミラーカバー65L、65Rの上方に連続するように左右のミラー73L、73Rが配設されている。
左右のミラーカバー65L、65Rに挟まれ、且つ、左右のミラーカバー65L、65Rに連続するように上方へメータ類に向かう日射を遮るバイザー56が延び、このバイザー56の車両後方側に重なるようにして上方へ、運転者へ向かう走行風を遮るスクリーン55が延びている。スクリーン55は、左右一対のレール64L、64Rにスライド可能に支持される。
左右のミラーカバー65L、65Rの間で、メータパネル54とこのメータパネル54の前方に配置されるスクリーン55の間には、走行風を取り入れる空気取入口76が形成される。この空気取入口76より幅狭で、スクリーン55を上下スライド可能に支持する左右一対のレール64L、64Rの間には、スクリーン55の裏面55bに走行風を導くダクト77が配設されている。図中、矢印Sは、ダクト77を流れる走行風を示す。
車両正面視で、バイザー56は、ダクト77及びレール64L、64R(以下、「レール64」とも言う。)と重なると共に、スクリーン55よりも透過性の低い部材で形成されている。
次の図4〜5では、スクリーン及びその周辺部の詳細について説明する。
図4に示すように、メータパネル54の前方に近接してレールステー63と一体的にレール64が配置され、このレール64に沿ってスライド可能にスライダー81が配置され、このスライダー81にねじ82を介してスクリーンステー83が取付けられる。
図3に戻り、スクリーンステー83、83は、車両正面視で、上に向かって開く逆ハ字状に配置され、その下端と上端とで、ねじ部材84を介してスクリーン55が取付けられている。このような構成によって、スクリーン55は、ヘッドパイプ21側に設けられるレール64に対し上下スライド可能となっている。
図4に戻り、スクリーン55の下方に、メータパネル54が備えられ、メータパネル54の前方に近接するようにスクリーン55を上下スライド可能にするレール64が配設される。レール64は、メータパネル54に沿って前下方から後上方に傾斜して配設され、バイザー56は、スクリーン55の車両前方を覆っている。
次に、メータパネル、ダクト、スクリーン及びバイザー間の位置関係等を説明する。
図5に示すように、自動二輪車10の前部において、メータパネル54の車両前方に設けられ走行風をよけるスクリーン55と、このスクリーン55の車両前方に設けられ車両前部を覆うバイザー56とが備えられている。
バイザー56は、メータパネル54より上方に配置することにより、バイザー56とメータパネル54との間に走行風を取り入れることができる空気取入口76を形成し、バイザー56の車両後方に、空気取入口76からスクリーン55の裏面55bまで延びると共に空気取入口76の開口面積より小さな流路面積のダクト77を設け、このダクト77で走行風をスクリーン55の裏面55bへ導くようにした。ダクト77の下端77bには、空気取入口76に近づくにつれて、バイザー56に近づくように湾曲される湾曲部78が備えられている。
次に、バイザー56の下部とダクト77下部の取付構造について説明する。
レールステー63の下端63bにステー取付座85が付設され、このステー取付座85へ車幅方向外方からダクト77に付設され雌ねじ部を有するダクト取付座87が当接されると共に、車幅方向内方からバイザー56に形成されるバイザー取付座88が当接され、車幅方向内方から外方へおねじ89によって、ダクト77とバイザー56とでステー取付座85を挟むように共締めされる。これにより、個別に取付座を設ける場合に比べ、部品点数を減らすことが可能となる。
次に、レール上端にスライダーが位置するときのスクリーン支持構造等について説明する。
図6(a)はスライダー81がレール64上端に位置するときの正面図であり、図6(b)は図6(a)の(b)−(b)線断面図であり、図6(c)は図6(a)の(c)−(c)線断面図である。図中、(b)−(b)線断面図及び(c)−(c)線断面図において、スクリーン55、バイザー56及びダクト77は、想像線にて示す。
図6(a)に示すように、スライダー81、81がレール64上端に位置するとき、これらのスライダー81、81と一体的に移動するスクリーン55は、高さ方向で上端位置にある。このとき、スライダー81、81は、図示せぬ固定手段によって固定されている。
図6(b)に示すように、車幅方向中心位置から車両右側を見たとき、メータパネル54とバイザー56との間に空気取入口76が形成されると共に、この空気取入口76の上方にダクト77が備えられ、このダクト77に、バイザー56に近づくように湾曲される湾曲部78が備えられている。ダクト77とバイザー56との間には、スクリーン55が配置される。バイザー56とスクリーン55間に隙間δ1が形成され、スクリーン55とダクト77間に隙間δ2が形成される。このとき、スクリーン55は、ダクト77側に比べてバイザー56側に近接配置されるため、上記隙間の大小関係はδ1<δ2となる。
空気取入口76から入力された走行風は、ダクト77に入り、このダクト77から出た走行風は、スクリーン55の裏側55bへ誘導される。また、ダクト77に入らなかった走行風は、ダクト77とバイザー56の間を通り、バイザー56とスクリーン55の間に形成される隙間δ1、若しくは、スクリーン55とダクト77の間に形成される隙間δ2に入る。このとき、隙間δ2は、隙間δ1に比べて大きいので、走行風の大部分はスクリーン55の裏側55bに誘導される。
図6(c)に示すように、車幅方向のレール近傍位置では、バイザー56の下端に、メータパネル54の表面に当接するように折り曲がる折曲部91が形成されているので、レール近傍でのバイサー56の裏側への走行風の入力は微小な量にとどまる。
次に、レール下端にスライダーが位置するときのスクリーン支持構造等について説明する。
図7(a)はスライダー81がレール64下端に位置するときの正面図であり、図7(b)は図7(a)の(b)−(b)線断面図であり、図7(c)は図7(a)の(c)−(c)線断面図である。図中、(b)−(b)線断面図及び(c)−(c)線断面図において、スクリーン55、バイザー56及びダクト77は、想像線にて示す。
図7(a)に示すように、スライダー81、81がレール下端に位置するとき、これらのスライダー81、81と一体的に移動するスクリーン55は、高さ方向で下端位置にある。このとき、スライダー81、81は、図示せぬ固定手段によって固定されている。
図7(b)に示すように、図6(b)と同様に車幅方向中心位置から車両右側を見たとき、メータパネル54とバイザー56との間に空気取入口76が形成されると共に、この空気取入口76の上方にダクト77が備えられ、このダクト77に、湾曲部78が備えられている。ダクト77とバイザー56との間に、スクリーン55が配置される。バイザー56とスクリーン55間に隙間δ1が形成され、スクリーン55とダクト77間に隙間δ2が形成される。このとき、スクリーン55は、バイザー56側に近接配置されるため、上記隙間の大小関係はδ1<δ2となる。なお、図6及び図7において、スライダー81がレール64上端に位置するときの隙間δ1、δ2と、スライダー81がレール64下端に位置するときの隙間δ1、δ2とは厳密には一致せず、ごくわずかであるが相違する。
図5に戻り、ダクト77の長さLは、スクリーン55の下端55dがスライドする可動範囲Eと重なっていると共に、この可動範囲Eよりも長い。
図7(b)に戻り、空気取入口76から入力された走行風は、ダクト77に入り、このダクト77から出た走行風は、ダクト77の長さがスクリーン55のスライド範囲より長いため、スクリーン55の裏側55bへ誘導される。また、ダクト77に入らなかった走行風は、ダクト77とバイザー56の間を通り、バイザー56とスクリーン55間に形成された隙間δ1又はスクリーン55とダクト77間に形成された隙間δ2に入る。このとき、隙間δ2は、隙間δ1に比べて大きいので、走行風の大部分はスクリーン55の裏側55bに誘導されることになる。
図7(c)に示すように、図6(c)と同様に、車幅方向のレール近傍位置では、バイザー56の下端に、メータパネル54の表面に折り曲がる折曲部91が形成されており、レール近傍でのバイサー56の裏側へ走行風の入力は微小な量にとどまる。
図8(a)はスクリーンが上端位置にあるときの車両上部の正面図であり、図8(b)はスクリーンが下端位置にあるときの車両上部の正面図である。
図8(a)及び図8(b)を併せて参照し、スクリーン55は、高さ方向に長さTだけ移動させることができる。スクリーン55の下縁93は、この下縁93の車幅方向中央部93cが両端部93Ls、93Rsよりも前下方に延びている。また、スクリーン55の下縁93は、メータパネル54の側方に設けられ左右のミラー73L、73Rの支持部を覆うミラーカバー65L、65Rに沿うように形成されている。
次に、バイザーの車幅方向上側部に設けられるバイザー開口等について説明する。
図8及び図9に示すように、バイザー56の車幅方向上側部には、走行風をバイザー56の裏側56bへ導く左右のバイザー開口94L、94Rが設けられている。左右のバイザー開口94L、94Rは、各々、左右のミラー73L、73Rの後方に配置される。これらの左右のバイザー開口94L、94Rによって、運転者の腕部に適度な量の走行風が供給されるため、走行時に、運転者の腕部の着衣が走行風によってばたつくことが抑制される。
また、ヘッドライト67の車幅方向両端から連続するように、ヘッドライト67と外観を類似させた左右のサブカバー95L、95Rが設けられ、これらの左右のサブカバー95L、95Rは、メータパネルの車両後方まで延びている。左右のサブカバー95L、95Rによって、ヘッドライト67を大きく見せることができ、併せて、車両前部に特徴ある独特な外観をもたせるようにした。
この他、ハンドル31は、3つのカバー片30a、30b、30cを組み合わせてなるハンドルカバー30によって覆われている。
次に、メータパネルとレールの位置関係等について説明する。
図10に示すように、ヘッドパイプ21(図1参照)の長手軸方向に沿って上からスクリーン55を見たとき、車両前方に向け緩やかな凸状に形成されるメータパネル54の表面54aに沿って配置されるスライダー81の摺動方向には、左右のレール64L、64Rが上下に延びている。バイザー56は、スクリーン55の前方を覆うように配設される。図中、左右のレール64L、64Rの配置を明確にするため、それらの上方を覆う部分のメータパネル54は省略されている。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
図11(a)はスクリーンが下端に位置するときのスクリーンとバイザー間の位置関係
を説明するものであり、図11(b)はスクリーンが上端に位置するときのスクリーンとバイザー間の位置関係を説明するものである。
図11(a)及び図11(b)に示すように、スクリーン55とバイザー56間の隙間pが一定の値となるように、レール64が、下に凸となるように所定の曲率で湾曲すると共に、スクリーン55は、上に凸となるように所定の曲率で湾曲している。かかる構成によって、スクリーン55をレール64に沿ってスライドさせたときに、スクリーン55とバイザー56間を流れる風量の変化は微小なものとなる。従って、車両の操舵性を一層変化し難くすることができる。
次の図12〜19では、跨ぎ部に配置されるフューエルリッド及びその周辺部について説明する。
図12は平面図である。図に示すように、シート15の前方に位置し乗降時に運転者が足を通すことができる跨ぎ空間46は、インナーパネル42と、このインナーパネル42の後端に連続して設けられる左右のサイドボデイカバー43L、43Rと、当該左右のサイドボデイカバー43L、43Rの間に渡されるセンタカバー45と、このセンタカバー45に囲まれるようにしてセンタカバー45に開閉自在に取付けられるフューエルリッド97とから構成される。
図13に示すように、センタカバー45の車幅方向中央部は、下方に窪んだ凹部99が備えられる。この凹部99の外縁99fと連結されるように、インナーパネル42は、センタカバー45に向かって下方へ延びている。フューエルリッド97は、閉じた状態で、凹部99に収容されるように配置されている。
フューエルリッド97は、閉じた状態で、凹部99に収容されるように配置されている。すなわち、フューエルリッド97は、サイドボデイカバー43L、43R及びインナーパネル42に対して低い位置に設けられるため、運転者が跨ぎ空間46に脚を通したときに、フューエルリッド97に脚が当たり難い構造とすることができるので、フューエルリッド97を保護することができる。
次に、フューエルリッドが取り外されたときに見ることができるフューエルキャップ及びその周辺部の構造について説明する。
図14に示すように、センタカバー45に、フューエルリッド97(図13参照)によって覆われる開口100が設けられ、フューエルリッド97の下方にて燃料タンク33(図1参照)に、給油口101が備えられ、この給油口101の周囲を覆うようにして燃料タンク33の上面に、給油トレー102が備えられている。
図15に示すように、給油トレー102の穴部132に、給油口101を有する筒部材104が貫通される。給油口101を有する筒部材104は、センタカバー45の下方に配置される燃料タンク33の上面33aに配置されている。筒部材104と穴部132の間にシール部材137が嵌合されている。給油口101は、フューエルキャップ103で開閉自在に塞がれる。
フューエルリッド97は、本体部107と、この本体部107の底部107bから断面視で上方へ開放し略U字状を呈するリッドアーム108と、本体部107を覆う天井部109とからなる。本体部107の後端に、後述する爪部112が係合される係合部111が形成される。
リッドアーム108の先端108aに、車幅方向水平にリッドヒンジ軸113が挿通される。リッドヒンジ軸113は、センタカバー45に取付けられ、このリッドヒンジ軸113にフューエルリッド97が回動可能に支持される。
図14を併せて参照し、フューエルリッド97を閉じた状態に保持するロック機構120は、センタカバー45に取付けられるリッドロック軸121と、このリッドロック軸121に回動可能に支持される爪部112と、この爪部112をロック側に付勢するばね122と、フューエルリッド97を開けるときに、アンロック側に爪部112を駆動するリッドワイヤーケーブル123とを有する。
図14に戻り、センタカバー45に形成される凹部99に、給油トレー102に液体をガイドする液体ガイド部99aが形成されている。この液体ガイド部99aの上部には、開口100の左右側方及び後方を囲むように延びている液体ガイドリブ98が立設される。液体ガイドリブ98後部の一部に、切欠98a、98aが形成され、この液体ガイドリブ98を伝わった液体は、切欠98a、98aから下方へ流れ、給油トレー102に導かれる。
図16に示すように、センタカバー45の凹部99に形成されている液体ガイド部99aは、下方に配置される給油トレー102に液体をガイドする機能を有する。液体ガイド部99aは、給油トレー102の前壁125の上端125aより下方へ延びている。すなわち、給油トレー102の前壁125の後方に高さ方向に重なるように庇状に液体ガイド部99aを延ばしたので、液体ガイド部99aに落ちた液体は、全て給油トレー102で受けることができる。
図17に示すように、センタカバー45は、アッパーフレーム29で支持されている。また、前述した前壁125(図16参照)と同様に、センタカバー45に備えられ下方に延びている凹部99は、給油トレー102の左右の側壁126L、126Rの上端126La、126Raより各々下方へ延びている。すなわち、凹部99の液体ガイド部99aは、左右の側壁126L、126Rの内方で左右の側壁126L、126Rの上端126La、126Raより各々下方へ庇状に延びているため、液体ガイド部99aに流れた液体は、全て給油トレー102で受けることができる。
図17〜20に示すように、給油トレー102は、前壁125と、この前壁125の左右端部から後方へ延びる左右の側壁126L、126Rと、当該左右の側壁126L、126Rの後端に渡される後壁127とを有しこぼれた燃料を受けるトレー本体128と、このトレー本体128の左端にて前後方向に延びるように付設され、リッドワイヤーケーブル123が載置されてリッドワイヤーケーブル123をガイドし保持するリッドワイヤー用ガイド部124と、トレー本体128の後端左端に付設されトレー本体128にたまった液体を排出するドレン口131とを有する。リッドワイヤー用ガイド部124に、下方へ突設される他の管部材をガイドする第2ガイド部114が付設される。
給油トレー102のドレン口131には、余剰燃料を含む液体を車両外部へ排出するドレン管130が接続可能となっている。ドレン口131は、トレー本体128の左端に設けられるので、サイドスタンド49(図1参照)を掛け車両を停止させたとき、トレー本体128にたまった液体はドレン口131に誘導され、このドレン口131に連結されるドレン管130から車外へ円滑に排出される。
トレー本体128に、給油口101(図17参照)をもつ筒部材104が挿通される穴部132が形成され、この穴部132の車両後方に車幅方向に延びる区画用リブ136が突出される。この区画用リブ136を境に、トレー本体128の前方が露出部133とされ、トレー本体128の後方が貯留部134とされる。車両側面視で、トレー本体128は、車両後方が下になるような姿勢で配置される。給油トレー102の最下点102bは、露出部133より車両後方に配置される貯留部134に備えられると共に、穴部132よりも車両後方に備えられる。燃料タンク33は、上半体33aと下半体33bとを各々のフランジ部にて上下に突き合わせ溶接してなる。
図14に戻り、露出部133と貯留部134とを区画する区画用リブ136は、開口100の後端に沿うように配置される。下方へ延びる凹部99と上に突出される区画用リブ136とに遮られるため、貯留部134を外から見え難くすることができる。一方で、露出部133は外から見ることができる。
次の図21〜28では、車体後部に備えられている収納ボックスについて説明する。
図21に示すように、車両斜め後上方に延びているリヤフレーム23に、上方へ複数の支持ステー141a〜141cが突設され、当該複数の支持ステー141a〜141cに、収納ボックス142が載置され、この収納ボックス142に、運転者及び/又は同乗者が着座するシート15が載置されている。支持ステー141a〜141cには、収納ボックス142が取付けられると共に、グラブレール143が取付けられている。
収納ボックス142の前端部に、ヒンジ軸145が備えられる。ヒンジ軸145は、車幅方向水平に延びており、このヒンジ軸145にシート15の前端が取付けられる。収納ボックス142の後端部に、更に、シート15を開閉可能にロックするシートロック機構140が備えられている。このシートロック機構140から車両前方にシートロックケーブル146が延びている。
収納ボックス142を開けるときは、シートロックケーブル146内の心線を車両前方へ引っ張り、シートロック機構140をロックからアンロックにした状態で、ヒンジ軸145を支点にシート15を図矢印a向きに回動させることで、収納ボックス142の上方が開放される。
以下、図22〜25において、矢印Dの方向は、収納ボックスを成形する金型の型抜き方向を示す。
図22に示すように、左右一対のリヤフレーム23L、23Rに、物品を収納する収納ボックス142が支持され、この収納ボックス142の上方にシート15が配置され、このシート15の下方にて収納ボックス142及び車体フレーム11を含む車体の側方は、リヤサイドボデイカバー50L、50Rで覆われる。
収納ボックス142は、左右一対のリヤフレーム23L、23R間に設けられる第1物品収納部151と、この第1物品収納部151からリヤフレーム23の車幅方向外側へ膨出するようにして設けられ第1物品収納部151と連通する第2物品収納部152とを備えている。
第1物品収納部151と第2物品収納部152は、樹脂成形された第1部材161と樹脂成形された第2部材162の2つの部材を組み合わせることにより形成される。すなわち、第1物品収納部151は、第1部材161で形成され、第2物品収納部152は、第1部材161と第2部材162とから形成される。次図にて、第1部材161と第2部材162とから形成した第2物品収納部152の詳細について説明する。
図23に示すように、第1物品収納部151は、第1部材161で形成される。第2物品収納部152は、第1部材161と第2部材162とで形成される。詳細には、第2物品収納部152の側面153の下部の大部分及び底面154は、第2部材162で形成され、第2物品収納部152の上面(天井面155)は、第1部材161で形成される。
第2物品収納部152の底面154を第1物品収納部151を構成する第1部材161とは異なる第2部材162で構成し、更に、物品収納部150の底面を構成する第2物品収納部152の底面154は、収納ボックス142の開口142aを塞ぐシール面164よりも収納ボックス142の内側へ延出させるようにした。第2物品収納部152の底面154は、支持リブ169を介してリヤフレーム23Lに当接している。第2物品収納部152の底面154の車幅方向外端に、収納ボックス142内の水分を排出するドレン孔部167が設けられている。ドレン孔部167は、第2物品収納部152の底面154の車幅方向外端に寄せて設けられるので、サイドスタンド49(図1参照)をかけたときに車両が傾くと、左側に寄った水分を円滑に車外に排出させることができる。
第2物品収納部152の上面(天井面155)には、シートロックケーブル146をガイドするシートロックケーブルガイド部147が備えられ、このシートロックケーブルガイド部147に、車両長手方向に延びているシートロックケーブル146が配索されている。ガイド部124を第2物品収納部152に一体的に設けたので、別個にガイド部材を設ける場合に比べ、部品点数を減らすことができる。
また、第2物品収納部152の側面153は、リヤサイドボデイカバー50Lに沿うように配置されている。第2物品収納部152の側面153をリヤサイドボデイカバー50Lに沿わせることで、沿わせて配置しない場合に比べ、第2物品収納部152の収納容量をかせぐことができる。
図24に示すように、左右一対のリヤフレーム23L、23Rに、収納ボックス142が支持され、この収納ボックス142の上方にシート15が配置され、このシート15の下方にて車体の側方は、リヤサイドボデイカバー50L、50Rで覆われる。
図25に示すように、第2物品収納部152に、左リヤフレーム23Lの外側方を垂下する垂下部171を備えている。この垂下部171は、第2部材162で形成される。この垂下部171は、左リヤフレーム23Lの外方にて、第2物品収納部152の底面154から、下方へ垂下する下縦壁172と、この下縦壁172の下端から車幅方向外方へ延びる第2底面173とを有し、第2底面173の車幅方向外方で前記第2物品収納部152の側面153を下方へ延ばした延長側面174に連結される。この延長側面174は、リヤサイドボデイカバー50Lに沿うように配置される。また、第2物品収納部152の底面154は、リヤフレーム23Lに当接している。第2物品収納部152の側面153に、上方へ延び物品を固定する荷掛ゴム等の部材を引っ掛けることができるフック部148が備えられている。このフック部148は第2部材162に設けられている。
次に、収納ボックスが分割構造体であることを説明する。
図26に示すように、収納ボックス142の主要部を構成する第1部材161に、第2部材162のフランジ175を下方から第1部材161に当接させると共に、締結部材176を下方から差し込み、第1部材161に第2部材162を取付ける。すなわち、第1部材161と第2部材162とは高さ方向上下に係合され取付けられている。
図23及び図25に戻り、第1部材161に第2部材162が係合される係合部について説明する。第1部材161に、第1係合凹部211が形成され、この第1係合凹部211の車幅方向内方に第1係合凸部212が形成される。第2部材162には、第2係合凸部221と、この第2係合凸部221の車幅方向内方に第2係合凹部222が形成される。そして、第1係合凹部211に第2係合凸部221が係合され、第1係合凸部212に第2係合凹部222が係合され、第1部材161に第2部材162が組立てられる。
次に、収納ボックス142の底部に後輪の泥はねをよけるリブが付設される点について説明する。
図27は収納ボックス142を車幅方向中心線で切断したときの断面図である。図に示すように、収納ボックス142の底面142bに、後輪14ではねた泥が車両前方に飛び難くするマッドガード181が取付けられ、このマッドガード181に連続するように、後輪14の車幅方向外方位置で、且つ、後輪14に沿って車両長手方向前後に、収納ボックス142の底面142bを補強すると共に、後輪14ではねた泥が車両側方に飛び難くする泥除けリブ182が収納ボックス142の底面142bから垂下されている。収納ボックス142の底面142bに設けたマッドガード181及び泥除けリブ182により、後輪14の泥はねを抑制することができる。
次に、収納ボックス142の内部を区画するセパレート板について説明する。
図28に示すように、車両平面視で、収納ボックス142は、シート15(図1参照)が載置される環状のシール面164を備えており、このシール面164の内側が、物品収納部184とされる。物品収納部184に、セパレート板185が係合可能な複数の係止部189が付設されており、これらの係止部189にセパレート板185が着脱可能に挿入される。セパレート板185を挿入することによって、走行中に物品が動き乱雑になることが抑制される。また、様々な物品形状に応じて、物品を収納することができる。なお、収納ボックス142の右側方には、ECUユニット199が配置されている。
以上に述べた自動二輪車の作用を次に述べる。
第1に、図5に示すとおりに、バイザー56の車両後方に、空気取入口76からスクリーン55の裏面55bまで延びているダクト77を設けた。空気取入口76から入力された走行風の一部は、ダクト77を通過してスクリーン55の裏側55bであるスクリーン55の後方側に案内され、空気取入口76から入力された走行風の一部は、スクリーン55の表面であるスクリーン55の前方へ流れる。ダクト77により走行風はスクリーン55の後方へ流れるので、バイザー56とスクリーン55との間を通過する走行風の風量を減らすことができる。
バイザー56とスクリーン55との間を通過する走行風の風量が減り、空気取入口76から入力された走行風は、ダクト77を通過してスクリーン55の後方側に案内される。この場合に、スクリーン55が上又は下にスライドしたときであっても、スクリーンの後方に案内される走行風の風量が大きく変化することなく、定常的にスクリーン55後方へ誘導することができる。
第2に、ダクト77の長さは、スクリーン55の下端55dがスライドする可動範囲と重なっていると共に、スクリーン55の可動範囲よりも長い。
図6(a)〜(c)に示すように、スクリーン55がスクリーン55のスライド上限位置にあるときは、スクリーン55の下端55dは、ダクト77の上端77aと下端77bとの間に位置する。同様に、図7(a)〜(c)に示すように、スクリーン55の下端55dがスクリーン55のスライド下限位置にあるときも、スクリーン55の下端55dは、ダクト77の上端77aと下端77bとの間に位置する
すなわち、ダクト77の上端77aは、スクリーン55の下端55dよりも上方に位置するため、空気取入口76から入力された走行風は、スクリーン55が上端及び下端にあるときのいずれのときでも、ダクトから入力されスクリーン55の裏面55bに案内され、その風量は変化し難い。つまり、スクリーン55がスライドし、スクリーン55の位置が変化した場合でも、スクリーン55の後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を高めることができる。
第3に、図4及び図10に示すとおりに、スクリーン55を上下スライド可能に支持するレール64は、メータパネル54の表面54aに沿って傾斜して配設される。図5にも示す通り、レール64とスクリーン55とは、メータパネル54の湾曲形状に沿うように形成されるので、スクリーン55とバイザー56間の隙間δ1及びスクリーン55とダクト上面77a間の隙間δ2を小さくすることができる。
上記各隙間δ1、δ2が小さくなれば、スクリーン55とバイザー56間を流れる走行風及びスクリーン55とダクト77の上面77a間を流れる走行風量の変化を抑制できる。上記各隙間δ1、δ2が小さいので、たとえ、スクリーン55が上下にスライドした場合であっても、走行風量の変化は小さい。したがって、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を一層高めることができる。また、上記各隙間δ1、δ2が小さくなるので、車体前部を小型化することができる。さらにδ1を小さくできるので、スクリーン55とバイザー56の間からバイザー56内部の部品を見え難くするので、外観性が向上する。
第4に、図3に示すとおりに、ダクト77及びレール64(64L、64R)に重なっているバイザー56は、スクリーン55よりも透過性の低い部材で形成されている。透過性の低い部材を利用したバイザー56によって、ダクト77及びレール64を覆い隠すことができ、車両の外観性を向上させることができる。
第5に、ダクト77は、左右一対のレール64L、64Rの間に配設されている。ダクト77の厚さをレール64の厚さよりも薄く形成することができれば、バイザー56をレール64に近づけて配置できる。また、ダクト77を左右一対のレール64L、64Rの間に配設したので、限られたスペースを有効活用することができる。
従来、例えば、エアシリンダを用いたスクリーンのスライド機構では、スライド機構が大型化し易く、また、スクリーンのスライドストロークにも制約があった。
この点、本発明では、エアシリンダを用いることなく、スクリーン55のスライド用として左右のレール64を利用したので、スクリーン機構を小型化することができる。スクリーン機構の小型化とスペースの有効活用により、車両前部のデザイン自由度が高められる。結果、車両の外観性を高め易くすることができる。
第6に、図5に示すとおりに、ダクト77は、空気取入口76に近づくにつれて、バイザー56に近づく湾曲部78を備えている。空気取入口76付近にてダクト77はバイザー56に近づくので、ダクト77とバイザー56との隙間δ3を小さくすることができる。隙間δ3が小さくなれば、その分、空気取入口76からより多くの走行風がダクト77に入力される。たとえ、スクリーン55が上下にスライドし、スクリーン55の位置が上下に変化した場合でも、スクリーン55とバイザー56間を流れる走行風及びダクト77の上面77aとスクリーン55間を流れる走行風量の変化を抑制することができる。したがって、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を一層高めることができる。
第7に、図8に示すとおりに、スクリーン55の下縁93は、ミラーカバー65L、65Rに沿うように形成される。ミラーカバー65L、65Rに沿うようにスクリーン55の下縁93を形成したので、スクリーン55が下方へ移動した際に、スクリーン55の下縁93をミラーカバー65L、65Rに近づけることができる。また、ミラーカバーの形状に沿わないでスクリーンの下縁を形成した場合に比べてスクリーン55のスライド可能範囲を大きくすることができる。結果、スクリーン55の防風性能を高めることができる。
第8に、図11に示すとおりに、側面視において、レール64は、下に凸となるように湾曲すると共に、スクリーン55は、上に凸となるように湾曲している。
図11(a)、(b)に示すとおりに、レール64及びスクリーン55に所定の曲率をもたせることで、スクリーン55がスライドした状態であっても、バイザー56の上端56aとスクリーン55との隙間pを可及的に近づけた状態で一定に近づけることができる。空気取入口76から入った走行風の一部は、ダクト77に入ることなくバイザー56とスクリーン55の間に流れる。このとき、バイザー56の上端とスクリーン55との隙間pは小さく、且つ、スクリーン55のスライド位置による隙間pの変化を小さくするため、流れる走行風の風量を抑えることができる。したがって、スクリーンの後方へ流れる走行風の風量は大きく変化することなく、定常的にスクリーン後方へ走行風を誘導することができる。結果、所定の防風性能を確保しながら、操向に係る操作性を一層高めることができる。また、隙間pの変化を小さくすることができるので、スクリーン55がスライドした際に、バイザー56とスクリーン55との隙間pからバイザー56の内部構造を見え難くすることができる。従って、外観性が向上する。
第9に、図16に示すとおりに、フューエルリッド97は、センタカバー45に形成される凹部99に収容されるように設けられる。
仮に、フューエルリッドが跨ぎ空間に配置される場合に、フューエルリッドがセンターカバーの上面と面一に配置される場合には、センタカバー及びフュエールリッドの寸法公差を所定の公差内に抑える必要があった。所定の公差内に抑えるために、センタカバー及びフュエールリッドの成形精度を高める必要があり、コストアップにつながり易い。
この点、本発明では、フューエルリッド97は、センタカバー45に形成される凹部99に収容されるように設けられるので、フューエルリッドをセンターカバーの上面と面一に配置する構造に比べて、フューエルリッド97の高さ方向の寸法公差を大きくできる。寸法公差を大きくできる分だけ、フューエルリッド97を低コストで製造することができる。
図13に戻り、センタカバー45の車幅方向中央部は、下方に窪んだ凹部99を備えているので、跨ぎ部(跨ぎ空間46)の形状を特徴ある独特な外観形状にすることができる。
第10に、左右のボデイサイドカバー43L、43Rの車両前方に、跨ぎ空間46を形成して、センタカバー45に向かって下方へ延びて凹部99の外縁99fに連結されるインナーパネル42が備えられている。すなわち、インナーパネル42は、凹部99の外縁99fに連結されるので、インナパネルを凹部の外縁に連結させない構造に比べて、跨ぎ空間46の中央部に形成される凹部99の形状を強調させることができる。結果、自動二輪車用の跨ぎ部(跨ぎ空間46)周辺の形状を一層特徴ある独特な外観形状にすることができる。
第11に、図14に示すとおりに、センタカバー45に形成される凹部99に、給油トレー102に液体をガイドする液体ガイドリブ98が形成される。この液体ガイドリブ98により、センタカバー45の凹部99に貯まった雨水等の液体は、切欠98aを経由して給油トレー102にガイドされる。給油トレー102に流れた余剰燃料だけでなく、センタカバー45の凹部99に貯まった雨水等の液体も給油トレー102を経由して車両外部へ排出される。このため、給油トレー102に流れた付着した塵、埃及び貯留された余剰燃料は、効果的に車両外へ排出され易い。従って、フューエルリッド97を開いたときに、給油トレー102の汚れを目立ち難くすることができ、給油トレー102の外観性を高めることができる。
第12に、図14、図19に示すとおりに、給油トレー102に、上方へ突出される区画用リブ136が備えられている。この区画用リブ136で給油口101の近傍を区画することで、貯留部134を外から見え難い構造とすることができる。フューエルリッド97を開けたときでも、貯留部134が見え難くなり、給油トレー102の外観部(露出部133)のみが露出するため、給油トレー102の汚れを目立ち難くすることができる。結果、給油トレー102の外観性を高めることができる。
第13に、図14、図19に示すとおりに、給油トレー102の最下点102bでは、開口100よりも車両後方にて貯留部134に備えられる。給油トレー102の最下点102bは、開口100より後方に備えられるので、給油トレー102に貯留した液体を開口100に臨まない位置に集約させることができる。フューエルリッド97を開けたときに、給油トレー102の汚れを目立ち難くすることができる。結果、給油トレー102の外観性を一層高めることができる。
第14に、図21〜23に示すとおりに、収納ボックス142は、リヤフレーム23L、23R間に設けられる第1物品収納部151と、この第1物品収納部151から車幅方向外側のリヤフレーム23Lの外側へ膨出するようにして設けられる第2物品収納部152とを備える。
そして、第1物品収納部151と第2物品収納部152の上面(天井面155)は、第1部材161で形成され、第2物品収納部152の側面153及び底面154は、第2部材162で形成され、第1部材161と第2部材162とは上下に係合されて収納ボックス142を構成する。すなわち、第1部材161と第2部材162とを上下分割によって第2物品収納部152を形成した。さらに、第2部材162にリヤフレーム23Lの車幅方向外側でリヤフレーム23Lの下方へ垂下する垂下部171を備えている。
第1物品収納部151と第2物品収納部152とを、第1部材161と第2部材162という2つの部材を組み合わせて構成すると共に、第2部材162に垂下部171が備えられることにより、リヤフレームの車幅方向外側の空間を収納空間として有効活用することができる。
第15に、第2物品収納部152の底面154は、リヤフレーム23Lに当接している。すなわち、リヤフレーム23Lで第2物品収納部152の底面154を支持するようにしたので、第2物品収納部152に重量物を搭載することができる。この結果、物品の積載性が向上する。
第16に、第2物品収納部152の側面153は、リヤサイドボデイカバー50Lに沿うように配置される。これにより、第2物品収納部152を可及的にリヤサイドボデイカバー50Lに近づけて配置することができる。結果、車体を車幅方向に肥大化させることなく収納空間を大きくすることができる。
第17に、第2物品収納部152の底面154を構成する第2部材162は、シール面164の内側まで延びている。すなわち、第2部材162は、第1物品収納部151を構成する第1部材161に食い込むような位置に取付けられる。従って、単に、第2部材を第1部材の側方から取付けるという構造に比べ、第2部材162の剛性を高めることができる。第2部材162の剛性が高まれば、第2物品収納部152に重量物が搭載可能になる。結果、物品の積載性が一層向上する。
第18に、シートロックケーブル146をガイドするシートロックケーブルガイド部147は、第2物品収納部152の上面155に配索されている。すなわち、シートロックケーブルガイド部147は、第2物品収納部152の上面155とリヤサイドボデイカバー50Lとの間に配索されるので、第2物品収納部152の上面155とリヤサイドボデイカバー50Lとの間の空間を有効活用することができる。
第19に、図24に示すとおりに、第2物品収納部152の上面155は、第1部材161で形成され、第2物品収納部152の側面153及び底面154は、第2部材162で形成され、この第2部材162に、上方へ延びるフック部148が備えられている。すなわち、上下分割された第2物品収納部152にフック部148を設けた。このフック部148で第2物品収納部152に収納された物品を固定することができる。結果、物品の積載性を高めることができる。
第20に、図21に示すとおりに、ピリオンステップ48L、48Rは、第2物品収納部152より車両前方に配置される。すなわち、第2物品収納部152は、同乗者の足と干渉することのない位置に配置されるので、同乗者の居住性を損なうことなく、第2物品収納部152を大きくすることができる。結果、車幅を肥大化させることなく物品収納部150の収納空間を大きくすることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、スクリーンが備えられている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、21…ヘッドパイプ、31…ハンドル、54…メータパネル、55…スクリーン、55b…スクリーンの裏面、56…バイザー、64L、64R…左右のレール、65L、65R…左右のミラーカバー、76…空気取入口、77…ダクト、78…湾曲部、93…スクリーンの下縁。

Claims (8)

  1. ヘッドパイプ(21)に支持され、運転者が操舵するハンドル(31)と、このハンドル(31)の車両前方に配置され前記運転者へ向かう走行風を遮り、位置を上下にスライド可能とするスクリーン(55)と、前記運転者の車両前方に配置されるメータパネル(54)と、このメータパネル(54)の車両前方に配置されメータ類に向かう日射を遮るバイザー(56)とを備えている自動二輪車の前部構造において、
    前記バイザー(56)は、前記メータパネル(54)より上方に配置することにより、前記バイザー(56)と前記メータパネル(54)との間に走行風を取り入れる空気取入口(76)を形成し、
    前記バイザー(56)の車両後方に、前記空気取入口(76)から前記スクリーン(55)の裏面(55b)まで延びるダクト(77)を設け、このダクト(77)で前記走行風を前記スクリーン(55)の裏面(55b)へ導くようにした、
    とを特徴とする自動二輪車の前部構造。
  2. 前記ダクト(77)の長さは、前記スクリーン(55)の下端がスライドする可動範囲と重なると共に、この可動範囲よりも長いことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  3. 前記メータパネル(54)は、前記スクリーン(55)の下方に備えられ、
    前記ヘッドパイプ(21)側に、前記スクリーン(55)を上下スライド可能にするレール(64L、64R)が配設され、
    前記レール(64L、64R)は、前記メータパネル(54)の表面(54a)に沿って傾斜して配設され、
    前記バイザー(56)は、前記スクリーン(55)の車両前方を覆うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の前部構造。
  4. 車両正面視で、前記バイザー(56)は、前記ダクト(77)及び前記レール(64L、64R)と重なると共に、前記スクリーン(55)よりも透過性の低い部材であることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の前部構造。
  5. 前記レール(64L、64R)は、左右一対に設けられ、
    前記ダクト(77)は、前記左右一対のレール(64L、64R)の間に配設されることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の自動二輪車の前部構造。
  6. 前記ダクト(77)は、前記空気取入口(76)に近づくにつれて、前記バイザー(56)に近づくように湾曲される湾曲部(78)を備えることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
  7. 前記スクリーン(55)の下縁(93)は、該下縁(93)の車幅方向中央部が両端部よりも前下方に延びると共に、前記メータパネル(54)の側方に設けられ左右のミラーの支持部を覆うミラーカバー(65L、65R)に沿うように形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
  8. 前記レール(64L、64R)は、側面視において、下に凸となるように湾曲すると共に、前記スクリーン(55)は、上に凸となるように湾曲することを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
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