JP4350609B2 - 風防装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車等の車両に適用される風防装置に関する。
従来、車両の風防装置において、スクリーンの両側を支持する部位の上端部に、上方に向けて開口する空気吹き出し口を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。これは、前記部位の下側に設けた空気導入口より取り入れた走行風の一部を前記空気吹き出し口から上方へ向けて吹き出し、その空気流を以ってスクリーン後方の運転者を避けるように走行風全体を導くことで、スクリーン高さを抑えた上で防風効果を向上させたものである。
特開昭64−1671号公報
ところで、上述のような風防装置においては、運転者の正面のスクリーンの両側方から走行風が吹き出すことから、運転者の正面からの走行風に対してはスクリーン効果が弱く、したがって防風効果をより一層向上させるべくさらなる改善が要望されている。
また、高速道路の走行時等には、大きめのスクリーンとして防風効果を高めかつ耳元騒音を低減した方が、運転者に快適なクルージングを提供できる一方、峠道の走行時等には、小さめのスクリーンとした方が運転者にスポーツ走行の楽しみを提供できる場合があるため、これらを両立できるような構成が期待されている。
そこでこの発明は、スクリーン高さを抑えた上で、運転者の正面からの走行風に対しても良好なスクリーン効果を得ることができる風防装置を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、スクリーン(例えば実施例のスクリーン25)を有する風防本体(例えば実施例のフロントカウル16)を車体に取り付け、前記スクリーンの上部中央部に上方に向けて開口する空気吹き出し口(例えば実施例の空気吹き出し口36)を設けると共に、該空気吹き出し口と前記風防本体に設けた空気導入口(例えば実施例の空気導入口37)とを連通させる空気ダクト(例えば実施例の空気ダクト27)をスクリーン内に構成する風防装置であって、前記空気ダクトは、前記スクリーンに沿うダクト本体(例えば実施例のダクト本体28)と、該ダクト本体の下端部に連なり前記風防本体の車両前方に向けて突出して前端部に前記空気導入口を開口させる導入部(例えば実施例の導入部29)とを有してなり、前記空気ダクトにおける前記空気導入口と前後方向で対向する後壁部(例えば実施例の後壁部32)の後方に灯火器(例えば実施例のハイビーム側ヘッドランプ39H)が配置され、前記スクリーンの少なくとも前記空気ダクトを含む部位が透明体で構成され、前記灯火器の照射光が前記空気ダクトの後壁部を透過して前記空気導入口より車両前方に向けて照射されることを特徴とする。
この構成によれば、スクリーンの上部中央部の空気吹き出し口から走行風(車両前方から吹き付ける外気)の一部を上方に向けて吹き出し、その空気流を以ってスクリーン後方の運転者を避けるように走行風全体を導くことで、スクリーン高さを抑えた上で、運転者の正面からの走行風に対するスクリーン効果を高めることができる。
また、スクリーン内に空気ダクトを設けることで、走行風を空気吹き出し口に効率良く導き、かつ吹き出し空気流を効果的に上方に向けることができると共に、部品点数の削減及び構造の簡素化を図ることができる。
さらに、特にスクリーン上部の空気吹き出し口周辺を通して運転者が車両前方を視認可能となる。
さらにまた、灯火器を車体中央部(風防本体の中央部)に配置しながらも、空気導入口を車体中央部に配置することが可能となる。
請求項2に記載した発明は、前記空気導入口が、前記風防本体の略中央部に設けられる共に、正面視で下辺側が広い台形状とされ、前記下辺よりも上方に前記灯火器が配置されることを特徴とする。
この構成によれば、空気導入口と空気吹き出し口とが互いに風防本体の中央部に位置することとなり、これらの間の空気流通路を複雑化させずに空気流抵抗を低減できると共に、空気導入口を広く確保し易くもなる。
請求項3に記載した発明は、前記空気ダクトの内部には、前記空気導入口から前記空気吹き出し口に至る間に渡って、その空気流通路に沿ってこれを概ね同一の断面積を有する上段側経路と下段側経路とに区画する隔壁が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記空気ダクトが、前記空気導入口から空気吹き出し口に向かうにつれて、車体前後方向に狭く車体左右方向に広くなり、前記空気導入口の面積と空気吹き出し口の面積とが同一とされることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記スクリーンの前部両側部にその上下端部に渡るレール状のガイド部を設け、前記スクリーンの表面上を流動する走行風を前記ガイド部に沿って導くことを特徴とする。
この発明によれば、スクリーン高さを抑えて車体の小型軽量化を図ると共に、運転者の正面からの走行風に対するスクリーン効果を高めることで、特に乗員の頭部位置である車体中央部の防風効果を向上できると共に耳元騒音を低減できる。また、スクリーン内に空気ダクトを設けることで、別体のダクトを用いることなく走行風によるスクリーン効果をより一層高めることができる。
また、この発明によれば、空気流抵抗を低減することで、走行風によるスクリーン効果を高めて防風効果をより一層向上できる。
さらに、この発明によれば、スクリーン上部を軽量感のある外観とすると共に、走行風によるスクリーン効果を得る範囲を広げて防風効果をより一層向上できる。
さらにまた、この発明によれば、運転者からの前方視認性をより一層向上でき空気導入口及び灯火器のレイアウト自由度を向上できスクリーン効果を効率良く高めることができる。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車1は低床フロア2を有するスクータ型車両であり、その前輪3はフロントフォーク4に軸支され、フロントフォーク4はハンドルステム5を介して車体フレーム6前端部のヘッドパイプ7に操舵可能に枢支される。ハンドルステム5の上端部にはハンドル8が取り付けられ、このハンドル8の左右のグリップ部にはリアブレーキ及びフロントブレーキの操作子であるブレーキレバー9が各々配設される。
車体フレーム6の後部にはスイングユニット10がその前端側を中心に揺動可能に枢支される。スイングユニット10は、その前部に設けられるエンジン11と後部に設けられる動力伝達機構12とを一体に構成したもので、動力伝達機構12後端側の出力軸には後輪13が連結される。スイングユニット10後端部と車体フレーム6後端部との間には、左右一対のリアクッション14が配設される。
車体フレーム6は、主として合成樹脂からなるボディカバー15により覆われる。このボディカバー15は、車体フレーム6の前部をその前方から両側方に渡って覆うフロントカウル(風防本体)16と、車体フレーム6の前部をその後方から覆うレッグシールド17と、該フロントカウル16の下端部に連続するように車体フレーム6の下部を覆うアンダーカバー18と、車体フレーム6の下部を上方から覆うフットボード19と、車体フレーム6の後部を覆う左右一対のサイドカバー21とを有してなる。
車体フレーム6の後部上方には、両サイドカバー21内に配設された物品収容室(図示略)を開閉可能な乗員(運転者及び後部搭乗者)用のシート22が配設される。
このような自動二輪車1のシート22前部に着座した乗員(運転者D)は、ハンドル8を両手で握り、フットボード19上に両足を載せた運転姿勢をとる。このとき、フロントカウル16における運転者Dの正面となる部位は、主に該運転者Dを走行風圧から保護するスクリーン25として構成される。
図2,3を併せて参照して説明すると、スクリーン25は、フロントカウル16の上部前面を形成する板状のスクリーン本体26と、該スクリーン本体26の裏面側(後面側)にこれと一体に成形される空気ダクト27とを有してなり、自動二輪車1の車幅方向中心面Cに対して左右対称とされる。
スクリーン本体26は、フロントカウル16のカウル体16a上端部から斜め後上方に立ち上がり、かつその両側部が後方に向けて湾曲することで、車両前方からの外気(走行風)を斜め後上方及び側方に受け流すように設けられる。このようなスクリーン本体26の上端部は概ね車幅方向と平行となるように形成され、かつその高さは運転者Dの前方視界を遮らない程度に抑えられる。
空気ダクト27は、スクリーン本体26に沿うダクト本体28と、該ダクト本体28の下端部に連なる導入部29とを有してなる。ここで、ダクト本体28は、スクリーン本体26の車幅方向中央寄りの部位と、該スクリーン本体26の裏面側に立設される一対の側壁部31と、これら各側壁部31の後端部に渡る後壁部32とを有してなる。
一方、導入部29は、スクリーン本体26の車幅方向中央寄りの部位の下端部からこれと連続的にかつ前方に向けて湾曲するように延びるスクリーン延出部33と、これと同様に各側壁部31から延びる側壁延出部34及び後壁部32から延びる後壁延出部35とを有してなる。
このような空気ダクト27は、ダクト本体28から導入部29に渡って滑らかに連続する空気流通路Rを形成している。
また、スクリーン25の上端部には、スクリーン本体26の車幅方向中央寄りの部位の上端部と、両側壁部31及び後壁部32の上端部とで囲まれる空気ダクト27の上部開口としての空気吹き出し口36が設けられる。一方、導入部29の前端部には、スクリーン延出部33と、両側壁延出部34と、後壁延出部35とで囲まれる空気ダクト27の前部開口部としての空気導入口37が設けられる。
空気導入口37は、フロントカウル16の車幅方向略中央部において車両前方に向けて開口し、車両前方から吹き付ける外気(走行風)を空気ダクト27内に導入可能とされる(図1中矢印A参照)。このような空気導入口37に所定の導入圧で外気が導入されると、該外気が上方に向けて開口する空気吹き出し口36より斜め後上方に吹き出すようになっている。この空気流を、図1に矢印Bで示す。
空気導入口37は、正面視で下辺側(後壁延出部35側)が広い台形状とされる。一方、空気吹き出し口36は、スクリーン25の幅方向(車体左右方向に相当)では空気導入口37よりも広く、同厚さ方向(車体前後方向に相当)では空気導入口37よりも狭い長方形状とされる。
そして、これらを連通させる空気ダクト27は、空気導入口37側から空気吹き出し口36側に向けて、空気流通路Rを前記厚さ方向で狭めつつ幅方向で広げるように緩やかに変化させながら延びる。このとき、空気ダクト27(空気流通路R)の断面積は、空気導入口37から空気吹き出し口36に至るまで概ね一定とされる。換言すれば、空気導入口37の開口面積と空気吹き出し口36の開口面積とは略同一とされる。
空気ダクト27の内部には、空気導入口37から空気吹き出し口36に至る間に渡って、その空気流通路Rに沿ってこれを概ね同一の断面積を有する上段側経路と下段側経路とに区画する隔壁38が設けられる。このような隔壁38は、空気ダクト27内を流動する外気に対する整流効果があると共に、スクリーン25の剛性を向上させる効果があるといえる。
ここで、スクリーン25は、スクリーン本体26及び空気ダクト27共、ポリカーボネイト等の無色透明の樹脂製とされ、かつ該スクリーン25における空気ダクト27の両側方となる部位には例えば黒色プリント(塗装等)が施されている。すなわち、スクリーン25の空気ダクト27を構成する部位が透明体として構成され、該スクリーン25を通して運転者Dが車両前方を視認可能とされる。
また、空気導入口37と前後方向で対向する後壁部32の後方に灯火器を配置してもよく、この実施例においては、例えばハイビーム側ヘッドランプ39Hが配設される(図2参照)。すなわち、該ハイビーム側ヘッドランプ39Hの照射光が、空気ダクト27の後壁部32を透過し、空気導入口37より車両前方に向けて照射されるのである。なお、フロントカウル16における空気導入口37の両側には、例えばロービーム側ヘッドランプ39Lが配設される。
このように空気導入口37内にハイビーム側ヘッドランプ39Hを配置することで、該ランプ39Hを車体中央部に配置しながらも、空気導入口37をも車体中央部に配置することができる。
以上説明したように、上記実施例における風防装置は、スクリーン25を有するフロントカウル16を車体に取り付けてなるものであって、スクリーン25の上部中央部に上方に向けて開口する空気吹き出し口36を設けると共に、該空気吹き出し口36とフロントカウル16に設けた空気導入口37とを連通させる空気ダクト27をスクリーン25内に構成したものである。
この構成によれば、スクリーン25の上部中央部の空気吹き出し口36から走行風の一部を上方に向けて吹き出し、その空気流を以ってスクリーン25後方の運転者Dを避けるように走行風全体を導く(図1中矢印E参照)ことで、スクリーン高さを抑えた上で、運転者Dの正面からの走行風に対するスクリーン効果を高めることができる。
このため、スクリーン高さを抑えて車体の小型軽量化を図ると共に、運転者Dの正面からの走行風に対するスクリーン効果を高めることで、特に乗員(運転者D)の頭部位置である車体中央部の防風効果を向上できると共に耳元騒音を低減できる。
また、スクリーン25内に空気ダクト27を設けることで、走行風を空気吹き出し口36に効率良く導き、かつ吹き出し空気流を効果的に上方に向けることができるため、別体のダクトを用いることなく走行風によるスクリーン効果をより一層高めると共に、部品点数の削減及び構造の簡素化を図ることができる。
特に、空気ダクト27内にその空気流通路Rに沿う隔壁38を設けたことで、該隔壁38の整流効果により空気吹き出し口36から走行風が上方に向けて良好に吹き出すため、走行風によるスクリーン効果をより一層高めることができる。
また、上記風防装置においては、空気導入口37が、フロントカウル16の略中央部に設けられることで、空気導入口37と空気吹き出し口36とが互いにフロントカウル16の中央部に位置することとなり、これらの間の空気流通路Rを複雑化させずに空気流抵抗を低減できると共に、空気導入口37を広く確保し易くもなるため、走行風によるスクリーン効果を高めて防風効果をより一層向上できる。
さらに、上記風防装置においては、空気ダクト27が、空気導入口37から空気吹き出し口36に向かうにつれて、車体前後方向に狭く車体左右方向に広くなることで、スクリーン25上部の車体前後方向の寸法、すなわちスクリーン25の厚さ寸法を抑えることで、軽量感のある外観とすると共に、スクリーン25上部の車体左右方向の寸法、すなわちスクリーン25の幅寸法を広げて広範囲に渡って走行風を吹き出すことで、走行風によるスクリーン効果を得る範囲を広げて防風効果をより一層向上できる。
さらにまた、上記風防装置においては、スクリーン25の空気ダクト27を構成する部位が透明体で構成されることで、特にスクリーン25上部の空気吹き出し口36周辺を通して運転者Dが車両前方を視認可能となるため、運転者Dからの前方視認性をより一層向上できる。
しかも、上記風防装置においては、空気導入口37内に灯火器(ハイビーム側ヘッドランプ39H)を配置したことで、灯火器を車体中央部(フロントカウル16の中央部)に配置しながらも、空気導入口37を車体中央部に配置することが可能となるため、空気導入口37及び灯火器のレイアウト自由度を向上できる。
また、上記風防装置においては、空気導入口37の面積と空気吹き出し口36の面積とを同一にしたことで、空気導入口37と空気吹き出し口36との間の空気流抵抗を増加させることなく、かつ空気流速度も低下しないことから、スクリーン効果を効率良く高めることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば図4に示すフロントカウル(風防本体)116のように、スクリーン本体26の前部両側部にその上下端部に渡るレール状のガイド部26aを設け、該ガイド部26aの整流効果によりスクリーン本体26の表面上を流動する外気を良好に導くことで、走行風によるスクリーン効果をより一層高めたものであってもよい。
また、図5に示すフロントカウル(風防本体)216のように、車幅方向中心に対して左右に振り分けられた空気導入口237を有し、スクリーン225内に構成された空気ダクト227が、各空気導入口237と前記空気吹き出し口36とを連通させるべく上流側を左右に分岐させた構成であってもよい。この場合、空気ダクト227の上流側の分岐経路間にヘッドライト239を配設するようにしてもよい。なお、図4,5において、上記実施例に対応する部位には同一符号を付してその説明は省略する。
さらに、空気ダクト27(及び上記空気ダクト227)の空気流通路Rの断面積を、空気導入口37から空気吹き出し口36に向かうにつれて減少させる、あるいは増加させるようにしてもよい。換言すれば、空気導入口37の開口面積を空気吹き出し口36の開口面積に対して大きくあるいは小さく設定してもよい。この場合、空気ダクト27内を流通する外気の流速を速めてあるいは遅くして吹き出すことで、目的に応じたスクリーン効果を得ることが可能となる。
さらにまた、空気導入口37をスクリーン本体26の下方にこれに連なるように設けることなく、例えばスクリーン本体26の両側部に設けるようにしてもよい。また、空気ダクト27(及び上記空気ダクト227)の上流側をカウル体16a内部を通過させて該カウル体16aの所望部位に空気導入口37を設けるようにしてもよい。ここで、スクリーン25(及び上記スクリーン225)全体が透明体であってもよく、あるいは有色透明の樹脂製であってもよい。逆に、スクリーン高さが抑えられることから、スクリーン25(及び上記スクリーン225)全体が不透明であってもよく、あるいは全体に塗装等が施された構成であってもよい。
また、空気ダクト27の空気流通路Rの断面積(空気導入口37及び空気吹き出し口36の開口面積)に応じて、隔壁38を複数設定し、空気流通路Rを二段以上に区画するようにしてもよい。
さらに、空気導入口37内に配置される灯火器を、ハイビームとロービームとの両方の機能を備えたヘッドランプとしてもよく、かつ空気導入口37の両側に配置される灯火器をウインカとしてもよい。
そして、上記実施例における構成は一例であり、スクータ型車両以外の二輪車や三輪又は四輪の車両にも適用可能であることはもちろん、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車のフロントカウルの正面図である。 上記フロントカウルの上面図である。 (a)は上記フロントカウルの変形例を示す斜視図、(b)は(a)のA矢視図である。 上記フロントカウルの他の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
16,116,216 フロントカウル(風防本体)
25,225 スクリーン
27,227 空気ダクト
36 空気吹き出し口
37,237 空気導入口
39H ハイビーム側ヘッドランプ(灯火器)

Claims (5)

  1. スクリーンを有する風防本体を車体に取り付け、
    前記スクリーンの上部中央部に上方に向けて開口する空気吹き出し口を設けると共に、
    該空気吹き出し口と前記風防本体に設けた空気導入口とを連通させる空気ダクトをスクリーン内に構成する風防装置であって、
    前記空気ダクトは、前記スクリーンに沿うダクト本体と、該ダクト本体の下端部に連なり前記風防本体の車両前方に向けて突出して前端部に前記空気導入口を開口させる導入部とを有してなり、
    前記空気ダクトにおける前記空気導入口と前後方向で対向する後壁部の後方に灯火器が配置され、
    前記スクリーンの少なくとも前記空気ダクトを含む部位が透明体で構成され、
    前記灯火器の照射光が前記空気ダクトの後壁部を透過して前記空気導入口より車両前方に向けて照射されることを特徴とする風防装置。
  2. 前記空気導入口が、前記風防本体の略中央部に設けられると共に、正面視で下辺側が広い台形状とされ、前記下辺よりも上方に前記灯火器が配置されることを特徴とする請求項1に記載の風防装置。
  3. 前記空気ダクトの内部には、前記空気導入口から前記空気吹き出し口に至る間に渡って、その空気流通路に沿ってこれを概ね同一の断面積を有する上段側経路と下段側経路とに区画する隔壁が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の風防装置。
  4. 前記空気ダクトが、前記空気導入口から空気吹き出し口に向かうにつれて、車体前後方向に狭く車体左右方向に広くなり、前記空気導入口の面積と空気吹き出し口の面積とが同一とされることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の風防装置。
  5. 前記スクリーンの前部両側部にその上下端部に渡るレール状のガイド部を設け、前記スクリーンの表面上を流動する走行風を前記ガイド部に沿って導くことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の風防装置。
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