JP2008189178A - 風防装置 - Google Patents

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尚史 松尾
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Abstract

【課題】走行風を上方へ吹き出すエアダクトを備えた風防装置において、スクリーン効果を高めると共に走行快適性の向上を図る。
【解決手段】車両前方に向けて開口する空気導入口28と、上方に向けて開口する空気吹き出し口29と、前記空気導入口28と空気吹き出し口29とを連通するエアダクト27とを備えるフロントカバー16において、前記エアダクト27の一部を形成するスクリーン本体26が、上下逆の翼型断面形状を有する逆さ翼型とされる。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両の車体前部を覆う風防装置に関する。
従来、上記風防装置において、そのスクリーンの両側を支持する部位の上端部に、上方に向けて開口する空気吹き出し口を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。これは、前記部位の下側に設けた空気導入口より取り入れた走行風の一部を、前記空気吹き出し口から上方へ向けて吹き出し、その空気流をもってスクリーン後方の乗員を避けるように走行風全体を導くことで、スクリーン高さを抑えた上で良好な防風効果(スクリーン効果)を得るようにしたものである。
特開昭64−001671号公報
ところで、近年の自動二輪車等においては、高速走行時等における走行快適性のさらなる向上が要望されており、これに伴い、上述のような風防装置においても、スクリーン効果を高めるのみならず、高速走行時等における走行快適性の向上に寄与できるような構成であることが望ましい。
そこでこの発明は、走行風を上方へ吹き出すエアダクトを備えた風防装置において、スクリーン効果を高めると共に走行快適性の向上を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)の車体前部に設けられてその後方の乗員(例えば実施例の乗員J)への防風効果を得る風防装置(例えば実施例のフロントカバー16)であって、当該風防装置の前部に設けられて車両前方に向けて開口する空気導入口(例えば実施例の空気導入口28)と、当該風防装置の上部に設けられて上方に向けて開口する空気吹き出し口(例えば実施例の空気吹き出し口29)と、前記空気導入口と空気吹き出し口とを連通するエアダクト(例えば実施例のエアダクト27)とを備える風防装置において、前記エアダクトを形成する前壁部(例えば実施例のスクリーン本体26)の少なくとも一部が、上下逆の翼型断面形状をなす逆さ翼型部とされることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記前壁部の外面(例えば実施例の外面26a)に、空気流に沿って延びる凸部(例えば実施例の凸部34)が設けられることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記逆さ翼型部の左右幅が、前記エアダクトの左右幅と略同一とされることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記エアダクトが、複数の空気流路(例えば実施例の外側及び内側流路30a,30b)を形成することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、空気導入口からエアダクト内に取り入れた走行風を空気吹き出し口から上方へ吹き出すことで、周囲の走行風も含めて当該風防装置後方の乗員を避けるように導くことができ、当該風防装置の高さ(スクリーン高さ)を抑えた上で乗員に対する良好なスクリーン効果を得ることができる。
また、エアダクトを形成する前壁部の一部又は全部を逆さ翼型部とすることで、エアダクトに沿って流れる空気流により下向きの揚力を得ることができ、特に高速走行時における車体前部へのダウンフォースを増加させて走行快適性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、前壁部の外面に沿って流れる空気流の整流効果を得てスクリーン効果を高めると共に、前壁部の外面に沿って流れる空気流を逃がし難くしてダウンフォースを効率良く得ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、逆さ翼型部の左右幅を大きく確保でき、より効率良くダウンフォースを得ることができる。
請求項4に記載した発明によれば、エアダクト内を流動する走行風を整流化して効率よくダウンフォースを得ることができる。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車1は例えば低床フロア2を有するスクータ型車両であり、その前輪3はテレスコピック式のフロントフォーク4に軸支され、該フロントフォーク4はステアリングステム5を介して車体フレーム6前端部のヘッドパイプ7に操舵可能に枢支される。車体フレーム6は、ヘッドパイプ7から後下がりに後方へ延びた後に屈曲してさらに後上がりに後方へ延びるメインパイプ8を有してなる。ステアリングステム5の上端部にはハンドル9が取り付けられる。
車体フレーム6の後部にはスイングユニット10がその前端側を中心に揺動可能に枢支される。スイングユニット10はエンジン11及び動力伝達機構12を一体に構成してなり、その後端側の出力軸には駆動輪である後輪13が取り付けられる。スイングユニット10の後端部と車体フレーム6の後端部との間にはリアクッション14が配設される。
車体フレーム6は主に合成樹脂からなるボディカバー15により覆われる。ボディカバー15は、車体フレーム6の前部をその前方から両側方に渡って覆うフロントカバー16と、該フロントカバー16の下方に連続するように車体フレーム6の下部を覆うアンダーカバー17と、車体フレーム6の後部を覆うリアカバー18と、メインパイプ8を左右に跨ぎフロントカバー16の後部からアンダーカバー17の上部に渡る部位を覆うフロアカバー19とを主になる。
リアカバー18の上方には、該リアカバー18内の物品収容室(図示略)を開閉可能な乗員(運転者及び後部搭乗者)用のシート20が配設される。このシート20の前部に着座した乗員(運転者)Jは、ハンドル9の左右グリップ部を両手で握り、フロアカバー19の左右上面に両足を載せた運転姿勢をとる。このとき、乗員Jの正面(前方)にはフロントカバー16が位置し、該フロントカバー16が乗員Jを走行風圧から保護する。
図2を併せて参照し、フロントカバー16の前部両側には、その外面に沿うように左右外側ほど斜め後上方となるように傾斜して延びる左右一対のヘッドランプ21が互いに離間して配設される。フロントカバー16の左右両側には、前記ハンドル9の左右グリップ部の前方に張り出すように左右外側に突出する左右一対のサイドミラー22が取り付けられる。各サイドミラー22は前側ほど細身になる筐体を有し、該筐体の前部には左右フロントウインカ23がそれぞれ配設される。なお、図2中線CLは自動二輪車1の車体左右中心線を示す。
ここで、図3を併せて参照し、フロントカバー16の上部かつ左右内側の部位は、例えばポリカーボネイト等の透明又は半透明の透過性樹脂等からなるスクリーン25として構成される。スクリーン25は、フロントカバー16の上部における後上がりの前壁部(外壁部)を形成する概ね左右方向に沿う板状のスクリーン本体26と、該スクリーン本体26の下方から後方に渡ってこれに沿うように設けられるエアダクト27とを有してなる。
エアダクト27はフロントカバー16の内外方向(カバー内外方向)で所定の厚さを有し、スクリーン本体26の裏側(カバー内側)に入り込むように設けられる。スクリーン25は左右対称をなし、フロントカバー16の両側部間に配置され、該スクリーン25を通して乗員Jが車両前方を視認可能とされる。なお、フロントカバー16におけるスクリーン25を除く部位(カバー本体16a)は例えばABS等の有色の不透過性樹脂からなる。
スクリーン25の下端部(前端部)にはエアダクト27への空気導入口28が車両前方に向けて開口し、スクリーン25の上端部にはエアダクト27からの空気吹き出し口29が上方に向けて開口する。空気導入口28はフロントカバー16の前端部の左右ヘッドランプ21間(左右中央部)に位置し、空気吹き出し口29はフロントカバー16の上縁部の左右端に渡って位置する。スクリーン25(フロントカバー16)の上縁部高さは乗員Jの前方視界を遮らない程度(胸部高さ程度)とされる。
空気導入口28はフロントカバー16における後上がりの前端面に沿って開口し、その正面視(前面視)で下側が狭い逆台形状をなし、かつその上辺部28aが下方に凸の湾曲状とされる。この空気導入口28の上辺部28aを下縁部(前縁部)として、スクリーン本体26が斜め上後方に立ち上がるように設けられる。スクリーン本体26は、側面視で斜め下後方に向けて凹むように(カバー内側に向けて凸状となるように)湾曲し、その外面(前面)26aに沿って車両前方からの空気(走行風)を斜め上後方に受け流す。なお、スクリーン25両側を支持するフロントカバー16の両側部は、左右外側ほど後方に回り込む湾曲面16b(図2参照)を形成し、車両前方からの走行風を後方かつ左右外側に受け流す。
空気吹き出し口29は、空気導入口28に対して左右に長くかつカバー内外方向(ここでは前後方向)での厚さを抑えた横長の長方形状をなし、フロントカバー16の上縁部においてやや前下がりの上端面に沿って開口する。この空気吹き出し口29の前辺部29aはスクリーン本体26の上縁部により形成される。なお、空気吹き出し口29はフロントカバー16上縁部の左右中央部において所定の左右幅をもって設けられるともいえる。
エアダクト27は、スクリーン本体26の両側縁部から後方に立設される左右一対の側壁部31と、これら両側壁部31の後縁部間に渡る後壁部32と、両側壁部31の前後中間部間に渡る隔壁部33とを有してなる。後壁部32はスクリーン本体26に沿うように側面視で斜め下後方に向けて凸状に湾曲し、この後壁部32、両側壁部31及びスクリーン本体26により、スクリーン本体26に沿うように空気導入口28から空気吹き出し口29に至るまで滑らかに連続して後上がりに延びるエアダクト27の空気流路30が形成される。
空気流路30は、スクリーン本体26及び後壁部32に沿うように側面視で湾曲する隔壁部33により外側及び内側流路30a,30bに二分される。隔壁部33は空気導入口28から空気吹き出し口29に至るまで設けられ、エアダクト27内を流動する走行風に整流効果を付与すると共にスクリーン25全体の剛性の向上にも寄与する。
空気導入口28の上辺部28aの左右幅と空気吹き出し口29の前辺部29aの左右幅とは略同一とされ、かつスクリーン本体26の左右幅はその上下に渡って略同一とされる。また、スクリーン本体26の左右幅はエアダクト27の左右全幅と略同一に設けられる。
一方、空気導入口28における隔壁部33及び後壁部32の左右幅は、空気吹き出し口29におけるそれよりもそれぞれ狭いものとされる。これは、空気導入口28がスクリーン本体26、隔壁部33、後壁部32の順に左右幅が狭まるように形成されると共に、空気吹き出し口29がスクリーン本体26、隔壁部33、後壁部32の順に左右幅が広がるように形成されるからである。なお、エアダクト27の左右幅は空気吹き出し口29近傍の後壁部32において最大となる。
エアダクト27の外側及び内側流路30a,30bは、それぞれのカバー内外方向(前後方向)での中間部の左右幅(平均左右幅)が、空気導入口28側から空気吹き出し口29側に向けて広がるように滑らかに徐変して形成される。また、外側及び内側流路30a,30bは、それぞれのカバー内外方向(前後方向)での厚さが、空気導入口28側から空気吹き出し口29側に向けて狭まるように滑らかに徐変して形成される。
外側及び内側流路30a,30bにおける空気流動方向と直交する断面での断面積は、空気導入口28から空気吹き出し口29に至るまで略同一とされる。また、外側及び内側流路30a,30bの断面積を略同一とするべく、空気導入口28側においては比較的幅広な外側流路30aのカバー内外方向での厚さが内側流路30bのそれよりもやや狭くされ、空気吹き出し口29側においては比較的幅狭な外側流路30aのカバー内外方向での厚さが内側流路30bのそれよりもやや広くされる。
上記構成を有するフロントカバー16を備えた自動二輪車1の走行時においては、その前方から後方に略水平に流れる走行風の一部(図1中矢印A参照)が、空気導入口28よりエアダクト27内に取り入れられる。エアダクト27内に進入した走行風は、その流れの方向を空気流路30に沿って後上がりに変化させつつ、空気吹き出し口29より斜め上後方に向けて指向性を持って吹き出される(図1中矢印B参照)。
空気吹き出し口29から吹き出された空気流は、スクリーン25の上方を通過して乗員Jに至ろうとする走行風の流れをも斜め上後方に変化させるべく作用する(図1中矢印C参照)。これにより、スクリーン高さを抑えた上で、乗員Jに向かう走行風全体を該乗員Jを避けるように導くことができる(すなわち良好なスクリーン効果を得ることができる)。
ここで、スクリーン本体26の両側縁部の外面26a側には、その上下端に渡るように延びる例えば円ビード状の凸部34が凸設される(図2参照)。この両凸部34によりスクリーン本体26の外面26a上を流れる走行風に整流効果が付与され、該走行風によっても前記スクリーン効果を得ることができる。
また、エアダクト27内の隔壁の整流効果により、エアダクト27内の走行風を空気吹き出し口29から良好に吹き出させることができ、前記スクリーン効果の向上に寄与できる。
さらに、空気吹き出し口29がフロントカバー16の上縁部の左右端に渡るように設けられることで、エアダクト27を通じた走行風の吹き出し幅が広がり、前記スクリーン効果を得る範囲を増大させることができる。
ここで、図3に示すように、スクリーン本体26は、その左右方向に直交する断面形状が概ね上下を逆にした翼型(逆さ翼型)とされる。詳細には、スクリーン本体26の前記断面形状は、図4に示す一般ジェーコフスキー翼Tのように、前縁F側が曲線的で後縁R側が細長く鋭く延びた涙滴形状(流線形状)とされ、このスクリーン本体26が、翼上面(凸状の湾曲面)Uをカバー内側(エアダクト27内側)の内面26bとし、翼下面(凹状の湾曲面又は平坦面)Lをカバー外側(エアダクト27外側)の外面26aとした上で、所定の傾斜角度をもって配置される。このとき、スクリーン本体26(翼型)の断面視における厚さ方向の中心点を結ぶ中心線Sは、カバー内側に凸の湾曲状をなす。スクリーン本体26(翼型)の前縁部は空気導入口28の上辺部28aに位置し、後縁部は空気吹き出し口29の前辺部29aに位置する。
このようにスクリーン本体26を逆さ翼型とすることで、スクリーン本体26の内外面26a,26bに沿って流れる空気流により、スクリーン本体26にその傾斜方向と直交する斜め下後方への揚力を生じさせることができる。すなわち、スクリーン本体26の外面26a(翼下面L)に沿って流れる走行風に対してスクリーン本体26の内面(翼上面U)に沿って流れる走行風の流速が速まり、スクリーン本体26の外面26a側の圧力に対してスクリーン本体26の内面26b側の圧力が低下し、この圧力差によってスクリーン本体26に前記斜め下後方への揚力が生じるのである。この揚力の下方への分力が主に前輪3へのダウンフォース(前輪鉛直荷重)となり、特に高速走行時における走行安定性の向上に寄与する。また、スクリーン本体26が翼型すなわち流線型をなすことで、スクリーン本体26に沿って流れる走行風の流動抵抗を抑え、もって自動二輪車1の走行抵抗の低減にも寄与する。
以上説明したように、上記実施例における風防装置は、自動二輪車1の車体前部に設けられてその後方の乗員Jへの防風効果を得るフロントカバー16であって、当該フロントカバー16の前部に設けられて車両前方に向けて開口する空気導入口28と、当該フロントカバー16の上部に設けられて上方に向けて開口する空気吹き出し口29と、前記空気導入口28と空気吹き出し口29とを連通するエアダクト27とを備えるものにおいて、前記エアダクト27の一部を形成するスクリーン本体26が、上下逆の翼型断面形状を有する逆さ翼型とされるものである。
この構成によれば、空気導入口28からエアダクト27内に取り入れた走行風を空気吹き出し口29から上方へ吹き出すことで、周囲の走行風も含めて当該フロントカバー16後方の乗員Jを避けるように導くことができ、当該フロントカバー16の高さ(スクリーン高さ)を抑えた上で乗員Jに対する良好なスクリーン効果を得ることができる。
また、エアダクト27の一部を形成するスクリーン本体26を逆さ翼型とすることで、エアダクト27に沿って流れる空気流により下向きの揚力を得ることができ、特に高速走行時における車体前部へのダウンフォースを増加させて走行快適性の向上を図ることができる。
また、上記風防においては、前記スクリーン本体26の外面26aに、空気流に沿って延びる凸部34が設けられることで、スクリーン本体26の外面26aに沿って流れる空気流の整流効果を得てスクリーン効果を高めると共に、スクリーン本体26の外面26aに沿って流れる空気流を逃がし難くしてダウンフォースを効率良く得ることができる。
さらに、上記風防装置においては、前記逆さ翼型のスクリーン本体26の左右幅が、前記エアダクト27の左右幅と略同一とされることで、スクリーン本体26の左右幅を大きく確保でき、より効率良くダウンフォースを得ることができる。
しかも、上記風防装置においては、前記エアダクト27が、複数の空気流路(外側及び内側流路30a,30b)を形成することで、エアダクト27内を流動する走行風を整流化して効率よくダウンフォースを得ることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えばスクリーン本体26をその全幅に渡って逆さ翼型とせず、その一部に逆さ翼型をなす逆さ翼型部を設けた構成としてもよい。この場合の逆さ翼型部を設ける範囲は、所望するダウンフォースの大きさに応じて適宜決定すればよい。すなわち、前記逆さ翼型部の左右幅をエアダクト27の左右幅と異ならせてもよい。また、エアダクト27におけるスクリーン本体26以外の壁部(隔壁部33又は後壁部32等)に逆さ翼型部を設けた構成としてもよい。
また、エアダクト27、空気導入口28及び空気吹き出し口29をスクリーン25と別体に設けたりカバー本体16aに設けた構成としてもよい。
そして、上記実施例における構成は一例であり、スクータ型の自動二輪車への適用に限定されないことはもちろん、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の前面図である。 上記自動二輪車の車体前部の一部断面を含む左側面図である。 上記自動二輪車の風防装置に適用した翼型を示す説明図である。
符号の説明
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
16 フロントカバー(風防装置)
26 スクリーン本体(前壁部、逆さ翼型部)
26a 外面
27 エアダクト
28 空気導入口
29 空気吹き出し口
30 空気流路
30a 外側流路
30b 内側流路
34 凸部
J 乗員

Claims (4)

  1. 鞍乗り型車両の車体前部に設けられてその後方の乗員への防風効果を得る風防装置であって、
    当該風防装置の前部に設けられて車両前方に向けて開口する空気導入口と、当該風防装置の上部に設けられて上方に向けて開口する空気吹き出し口と、前記空気導入口と空気吹き出し口とを連通するエアダクトとを備える風防装置において、
    前記エアダクトを形成する前壁部の少なくとも一部が、上下逆の翼型断面形状をなす逆さ翼型部とされることを特徴とする風防装置。
  2. 前記壁部の外面に、空気流に沿って延びる凸部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の風防装置。
  3. 前記逆さ翼型部の左右幅が、前記エアダクトの左右幅と略同一とされることを特徴とする請求項1又は2に記載の風防装置。
  4. 前記エアダクトが、複数の空気流路を形成することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の風防装置。
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