JP2981393B2 - バックル引込み装置 - Google Patents
バックル引込み装置Info
- Publication number
- JP2981393B2 JP2981393B2 JP6001289A JP128994A JP2981393B2 JP 2981393 B2 JP2981393 B2 JP 2981393B2 JP 6001289 A JP6001289 A JP 6001289A JP 128994 A JP128994 A JP 128994A JP 2981393 B2 JP2981393 B2 JP 2981393B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckle
- wire
- diameter portion
- pulley
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1952—Transmission of tensioning power by cable; Return motion locking means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の急減速時に、バ
ックルを車体下方側に引き込んでウエビングを乗員に密
着させるバックル引込み装置に関する。
ックルを車体下方側に引き込んでウエビングを乗員に密
着させるバックル引込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の急減速時にウエビングを乗員に密
着させる手段として、ウエビングのリトラクターの他、
ウエビングの中間に装着されたタングプレートが係合す
るバックルを車体下方に引き込むインナープリテンショ
ナーと呼ばれる機械式のバックル引込み装置が知られて
いる。
着させる手段として、ウエビングのリトラクターの他、
ウエビングの中間に装着されたタングプレートが係合す
るバックルを車体下方に引き込むインナープリテンショ
ナーと呼ばれる機械式のバックル引込み装置が知られて
いる。
【0003】この種のバックル引込み装置の一例が図4
に示されている。この図4に示されるバックル引き込み
装置70では、バックル72のアンカ部74には、ロッ
クプレート76が連結されている。このロックプレート
76の下端部にはピース78を介してワイヤ80の一端
が取り付けられている。このワイヤ80は、その中間部
がバックル72の引き込み方向先に設けられたプーリ8
2に巻き掛けられ、その他端がシリンダ84内に配置さ
れたピストン86に連結されている。シリンダ84には
ガス発生器88が装備されており、車両の急減速時に作
動して多量のガスを発生する。これにより、ピストン8
6がシリンダ84内で移動し、ワイヤ80に引張力を付
与し強制的にワイヤ80を引き込んでロックプレート7
6をバックル72と共に引き込むようになっている。
に示されている。この図4に示されるバックル引き込み
装置70では、バックル72のアンカ部74には、ロッ
クプレート76が連結されている。このロックプレート
76の下端部にはピース78を介してワイヤ80の一端
が取り付けられている。このワイヤ80は、その中間部
がバックル72の引き込み方向先に設けられたプーリ8
2に巻き掛けられ、その他端がシリンダ84内に配置さ
れたピストン86に連結されている。シリンダ84には
ガス発生器88が装備されており、車両の急減速時に作
動して多量のガスを発生する。これにより、ピストン8
6がシリンダ84内で移動し、ワイヤ80に引張力を付
与し強制的にワイヤ80を引き込んでロックプレート7
6をバックル72と共に引き込むようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来のバックル引込み装置70では、バックル72
をワイヤ80を介して引き込む関係からバックル72の
引込み量と同じ長さのピストン86の移動ストロークを
必要とする。このため、シリンダ84の体格が大きくな
って広い配置スペースを必要とし、特に、配置スペース
を広く確保でき難い小型車両等にあっては、組付性が悪
くなるという不都合があった。
如き従来のバックル引込み装置70では、バックル72
をワイヤ80を介して引き込む関係からバックル72の
引込み量と同じ長さのピストン86の移動ストロークを
必要とする。このため、シリンダ84の体格が大きくな
って広い配置スペースを必要とし、特に、配置スペース
を広く確保でき難い小型車両等にあっては、組付性が悪
くなるという不都合があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、バックルの引込み量を充分に確保で
きると共に、小型となって広い配置スペースが不要とな
るバックル引込み装置を提供することにある。
あり、その目的は、バックルの引込み量を充分に確保で
きると共に、小型となって広い配置スペースが不要とな
るバックル引込み装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバックル引
込み装置は、車両の急減速時に、シリンダ内に配置され
たピストンの移動によりバックルを引き込むバックル引
込み装置であって、一端が前記バックルに連結された第
1のワイヤと、一端が前記ピストンに連結された第2の
ワイヤと、回転自在に支持され、大径部と小径部とを有
し、前記第1のワイヤの他端が前記大径部に巻取り可能
に連結されると共に前記第2のワイヤの他端が前記小径
部に引出し可能に巻き掛けられたプーリと、前記プーリ
の、前記第1のワイヤの引出し方向及び第2のワイヤの
巻取り方向の回転を阻止する回転阻止手段と、を有する
ことを特徴としている。
込み装置は、車両の急減速時に、シリンダ内に配置され
たピストンの移動によりバックルを引き込むバックル引
込み装置であって、一端が前記バックルに連結された第
1のワイヤと、一端が前記ピストンに連結された第2の
ワイヤと、回転自在に支持され、大径部と小径部とを有
し、前記第1のワイヤの他端が前記大径部に巻取り可能
に連結されると共に前記第2のワイヤの他端が前記小径
部に引出し可能に巻き掛けられたプーリと、前記プーリ
の、前記第1のワイヤの引出し方向及び第2のワイヤの
巻取り方向の回転を阻止する回転阻止手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成のバックル引込み装置では、車両が急
減速状態に至ると、シリンダ内に配置されたピストンが
移動する。このピストンの移動により、第2のワイヤに
引張力が付与されてプーリが回転され、さらにこのプー
リの回転により、第1のワイヤに引張力が付与されてバ
ックルが引込み方向に移動される。さらに、プーリの、
第1のワイヤの引出し方向及び第2のワイヤの巻取り方
向の回転が、回転阻止手段によって阻止され、バックル
の引出し方向への移動が阻止される。
減速状態に至ると、シリンダ内に配置されたピストンが
移動する。このピストンの移動により、第2のワイヤに
引張力が付与されてプーリが回転され、さらにこのプー
リの回転により、第1のワイヤに引張力が付与されてバ
ックルが引込み方向に移動される。さらに、プーリの、
第1のワイヤの引出し方向及び第2のワイヤの巻取り方
向の回転が、回転阻止手段によって阻止され、バックル
の引出し方向への移動が阻止される。
【0008】ここで、プーリは大径部と小径部とを有し
ており、大径部に第1のワイヤを介してバックルが連結
され、小径部に第2のワイヤを介してピストンが連結さ
れているため、ピストンの移動ストロークは小径部と大
径部との寸法比に応じて拡大されてバックルに伝達され
る。
ており、大径部に第1のワイヤを介してバックルが連結
され、小径部に第2のワイヤを介してピストンが連結さ
れているため、ピストンの移動ストロークは小径部と大
径部との寸法比に応じて拡大されてバックルに伝達され
る。
【0009】このため、バックルの引込み量を確保する
ためのピストンの移動ストロークは大幅に少なくてよく
なり(換言すれば、ピストンの移動ストロークが小さく
ても、バックルの引込み量を充分に確保することができ
る)。したがって、シリンダの全長を短くすることが可
能となり、装置が小型となって広い配置スペースが不要
となる。
ためのピストンの移動ストロークは大幅に少なくてよく
なり(換言すれば、ピストンの移動ストロークが小さく
ても、バックルの引込み量を充分に確保することができ
る)。したがって、シリンダの全長を短くすることが可
能となり、装置が小型となって広い配置スペースが不要
となる。
【0010】このように、本発明に係るバックル引込み
装置では、バックルの引込み量を充分に確保できると共
に、小型となって広い配置スペースが不要となり、組付
性が悪化することもない。
装置では、バックルの引込み量を充分に確保できると共
に、小型となって広い配置スペースが不要となり、組付
性が悪化することもない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。なお、各図において、矢印FRは車両
前方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
づいて説明する。なお、各図において、矢印FRは車両
前方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
【0012】図1には、本発明の一実施例に係るバック
ル引込み装置10の全体的な構成が一部破断した正面図
にて示されている。
ル引込み装置10の全体的な構成が一部破断した正面図
にて示されている。
【0013】図1において、バックル引込み装置10の
本体部12は、図示しないシートの側面にボルト14に
よって取り付けられている。本体部12の車両後方側の
端部には細長い長方形状のガイド部16が形成されてお
り、このガイド部16の内部にはプレート18が移動可
能に収容されている。プレート18の上端部には段付き
ボルト20を介してバックル22のアンカ部24が連結
されており、バックル22はプレート18と共に移動可
能である。また、プレート18の下端部には、第1のワ
イヤとしてのワイヤ26の一端がピース28を介して連
結されている。また、ワイヤ26の他端はピース30を
介してプーリ32に連結されている。
本体部12は、図示しないシートの側面にボルト14に
よって取り付けられている。本体部12の車両後方側の
端部には細長い長方形状のガイド部16が形成されてお
り、このガイド部16の内部にはプレート18が移動可
能に収容されている。プレート18の上端部には段付き
ボルト20を介してバックル22のアンカ部24が連結
されており、バックル22はプレート18と共に移動可
能である。また、プレート18の下端部には、第1のワ
イヤとしてのワイヤ26の一端がピース28を介して連
結されている。また、ワイヤ26の他端はピース30を
介してプーリ32に連結されている。
【0014】プーリ32は、図3に示す如く大径部34
とこの大径部34よりも小径の小径部36が一体的に設
けられた二段の構造となっており、ガイド部16の下方
の本体部12に回転自在に取り付けられている。このプ
ーリ32の大径部34に前記ワイヤ26の他端がピース
30を介して連結されており、プーリ32が回転するこ
とによりワイヤ26を巻き取ることができる構成であ
る。
とこの大径部34よりも小径の小径部36が一体的に設
けられた二段の構造となっており、ガイド部16の下方
の本体部12に回転自在に取り付けられている。このプ
ーリ32の大径部34に前記ワイヤ26の他端がピース
30を介して連結されており、プーリ32が回転するこ
とによりワイヤ26を巻き取ることができる構成であ
る。
【0015】一方、プーリ32の小径部36には、第2
のワイヤとしてのワイヤ38の一端がピース40を介し
て連結されており、さらにこのワイヤ38の一端近傍が
小径部36に所定長さ巻き掛けられている。したがっ
て、ワイヤ38を引っ張り巻掛け部分を引き出すことに
より、プーリ32が回転される構成である。
のワイヤとしてのワイヤ38の一端がピース40を介し
て連結されており、さらにこのワイヤ38の一端近傍が
小径部36に所定長さ巻き掛けられている。したがっ
て、ワイヤ38を引っ張り巻掛け部分を引き出すことに
より、プーリ32が回転される構成である。
【0016】プーリ32の小径部36に巻き掛けられた
ワイヤ38の他端は、ピース42を介してピストン44
に連結されている。
ワイヤ38の他端は、ピース42を介してピストン44
に連結されている。
【0017】ピストン44は、本体部12の車両前方側
の部分に固定されたシリンダ46内に収容されており、
シリンダ46内をワイヤ38と共に移動可能である。シ
リンダ46の車両後方側端部の上部には、ガス発生器4
8が配置されている。このガス発生器48内には、車両
の加速度を検知する加速度センサ50、及び雷管52を
備えたインフレーター54が収容されており、インフレ
ーター54は通路56を介してシリンダ46のピストン
44の背面側の空間に連通している。これにより、ガス
発生器48が作動してインフレーター54から多量のガ
スが発生すると、このガスは通路56からシリンダ46
のピストン44の背面側へ流入する構成である。
の部分に固定されたシリンダ46内に収容されており、
シリンダ46内をワイヤ38と共に移動可能である。シ
リンダ46の車両後方側端部の上部には、ガス発生器4
8が配置されている。このガス発生器48内には、車両
の加速度を検知する加速度センサ50、及び雷管52を
備えたインフレーター54が収容されており、インフレ
ーター54は通路56を介してシリンダ46のピストン
44の背面側の空間に連通している。これにより、ガス
発生器48が作動してインフレーター54から多量のガ
スが発生すると、このガスは通路56からシリンダ46
のピストン44の背面側へ流入する構成である。
【0018】また一方、前述したプーリ32には回転阻
止手段を構成するラチェット歯車58が一体的に設けら
れており、さらに、ラチェット歯車58の近傍の本体部
12にはラチェット歯車58に対向して係止爪60が取
り付けられている。
止手段を構成するラチェット歯車58が一体的に設けら
れており、さらに、ラチェット歯車58の近傍の本体部
12にはラチェット歯車58に対向して係止爪60が取
り付けられている。
【0019】ラチェット歯車58の周囲には鋸歯状の外
歯62が形成されており、係止爪60はこの外歯62に
噛合している。すなわち、係止爪60はこの外歯62に
噛合することにより、ラチェット歯車58(すなわち、
プーリ32)の、ワイヤ26の巻取り方向及びワイヤ3
8の引出し方向(矢印A方向)の回転のみを許容し、か
つ、ワイヤ26の引出し方向及びワイヤ38の巻取り方
向(矢印B方向)の回転を阻止する構成である。
歯62が形成されており、係止爪60はこの外歯62に
噛合している。すなわち、係止爪60はこの外歯62に
噛合することにより、ラチェット歯車58(すなわち、
プーリ32)の、ワイヤ26の巻取り方向及びワイヤ3
8の引出し方向(矢印A方向)の回転のみを許容し、か
つ、ワイヤ26の引出し方向及びワイヤ38の巻取り方
向(矢印B方向)の回転を阻止する構成である。
【0020】係止爪60と本体部12のブラケット64
との間には圧縮ばね66が介装されており、常に係止爪
60をラチェット歯車58の外歯62へ向けて付勢して
いる。
との間には圧縮ばね66が介装されており、常に係止爪
60をラチェット歯車58の外歯62へ向けて付勢して
いる。
【0021】次に、上記のように構成された本実施例の
作用を説明する。上記構成のバックル引込み装置10で
は、車両の通常走行状態では、ガス発生器48は不作動
状態であり、圧縮ばね66によって付勢された係止爪6
0はラチェット歯車58の外歯62に噛合しており、ラ
チェット歯車58すなわちプーリ32は、ワイヤ26の
引出し方向及びワイヤ38の巻取り方向(矢印B方向)
の回転が阻止されている。
作用を説明する。上記構成のバックル引込み装置10で
は、車両の通常走行状態では、ガス発生器48は不作動
状態であり、圧縮ばね66によって付勢された係止爪6
0はラチェット歯車58の外歯62に噛合しており、ラ
チェット歯車58すなわちプーリ32は、ワイヤ26の
引出し方向及びワイヤ38の巻取り方向(矢印B方向)
の回転が阻止されている。
【0022】したがって、バックル22にタングプレー
トを介して係止されたウエビングによって乗員は確実に
拘束されている。
トを介して係止されたウエビングによって乗員は確実に
拘束されている。
【0023】ここで、車両が急減速状態に至ると、ガス
発生器48の加速度センサ50が作動して雷管52が着
火され、インフレーター54から多量のガスが発生す
る。この多量のガスは、通路56を介してシリンダ46
のピストン44の背面側へ流入する。これにより、シリ
ンダ46内に配置されたピストン44がワイヤ38と共
に移動される。このピストン44の移動により、ワイヤ
38に引張力が付与されてプーリ32が回転され、さら
にこのプーリ32の回転により、ワイヤ26に引張力が
付与されてプレート18がガイド部16に沿って移動さ
れバックル22が引き込まれる。これにより、バックル
22にタングプレートを介して係止されたウエビングが
乗員に密着され、乗員は確実に拘束される。
発生器48の加速度センサ50が作動して雷管52が着
火され、インフレーター54から多量のガスが発生す
る。この多量のガスは、通路56を介してシリンダ46
のピストン44の背面側へ流入する。これにより、シリ
ンダ46内に配置されたピストン44がワイヤ38と共
に移動される。このピストン44の移動により、ワイヤ
38に引張力が付与されてプーリ32が回転され、さら
にこのプーリ32の回転により、ワイヤ26に引張力が
付与されてプレート18がガイド部16に沿って移動さ
れバックル22が引き込まれる。これにより、バックル
22にタングプレートを介して係止されたウエビングが
乗員に密着され、乗員は確実に拘束される。
【0024】さらにこの場合、圧縮ばね66によって付
勢された係止爪60はラチェット歯車58の外歯62に
噛合しており、ラチェット歯車58すなわちプーリ32
は、ワイヤ26の引出し方向及びワイヤ38の巻取り方
向(矢印B方向)の回転が阻止されるため、バックル2
2が再び引き出されることはない。
勢された係止爪60はラチェット歯車58の外歯62に
噛合しており、ラチェット歯車58すなわちプーリ32
は、ワイヤ26の引出し方向及びワイヤ38の巻取り方
向(矢印B方向)の回転が阻止されるため、バックル2
2が再び引き出されることはない。
【0025】ここで、バックル22はワイヤ26を介し
てプーリ32の大径部34に連結されており、ピストン
44はワイヤ38を介してプーリ32の小径部36に連
結されているため、ピストン44の移動ストロークは小
径部36と大径部34との寸法比に応じて拡大されてバ
ックル22に伝達される。このため、バックル22の引
込み量を確保するためのピストン44の移動ストローク
は大幅に少なくてよくなる。
てプーリ32の大径部34に連結されており、ピストン
44はワイヤ38を介してプーリ32の小径部36に連
結されているため、ピストン44の移動ストロークは小
径部36と大径部34との寸法比に応じて拡大されてバ
ックル22に伝達される。このため、バックル22の引
込み量を確保するためのピストン44の移動ストローク
は大幅に少なくてよくなる。
【0026】すなわち、ピストン44の移動ストローク
をL1 、バックル22の必要引込み量をL2 、プーリ3
2の小径部36の外径寸法をD1 、プーリ32の大径部
34の外径寸法をD2 とすると、L1 =D1 /D2 ・
L2 にて表される。この場合、D1 <D2 であるため、
L1 < L2 となる。
をL1 、バックル22の必要引込み量をL2 、プーリ3
2の小径部36の外径寸法をD1 、プーリ32の大径部
34の外径寸法をD2 とすると、L1 =D1 /D2 ・
L2 にて表される。この場合、D1 <D2 であるため、
L1 < L2 となる。
【0027】このように、バックル22の引込み量を確
保するためのピストン44の移動ストロークは、プーリ
32の小径部36と大径部34との寸法比に応じて少な
くてよくなり、換言すれば、ピストン44の移動ストロ
ークが小さくてもバックル22の引込み量を充分に確保
することができる。したがって、シリンダ46の全長を
短くすることが可能となり、装置が小型となって広い配
置スペースが不要となる。
保するためのピストン44の移動ストロークは、プーリ
32の小径部36と大径部34との寸法比に応じて少な
くてよくなり、換言すれば、ピストン44の移動ストロ
ークが小さくてもバックル22の引込み量を充分に確保
することができる。したがって、シリンダ46の全長を
短くすることが可能となり、装置が小型となって広い配
置スペースが不要となる。
【0028】このように、本実施例に係るバックル引込
み装置10では、バックル22の引込み量を充分に確保
できると共に、小型となって広い配置スペースが不要と
なり、さらにこのため、組付性が悪化することもなく、
小型の車両であっても用いることが可能となり適用の範
囲も拡大する。
み装置10では、バックル22の引込み量を充分に確保
できると共に、小型となって広い配置スペースが不要と
なり、さらにこのため、組付性が悪化することもなく、
小型の車両であっても用いることが可能となり適用の範
囲も拡大する。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るバックル
引込み装置は、バックルの引込み量を充分に確保できる
と共に小型となって広い配置スペースが不要となり、組
付性が向上し適用の範囲も拡大するという優れた効果を
有している。
引込み装置は、バックルの引込み量を充分に確保できる
と共に小型となって広い配置スペースが不要となり、組
付性が向上し適用の範囲も拡大するという優れた効果を
有している。
【図1】本発明の実施例に係るバックル引込み装置の全
体的な構成を示す一部破断した正面図である。
体的な構成を示す一部破断した正面図である。
【図2】本発明の実施例に係るバックル引込み装置が作
動した状態を示す図1に対応する正面図である。
動した状態を示す図1に対応する正面図である。
【図3】本発明の実施例に係るバックル引込み装置のプ
ーリの大径部及び小径部を示す側面図である。
ーリの大径部及び小径部を示す側面図である。
【図4】従来のバックル引込み装置の全体的な構成を示
す断面図である。
す断面図である。
10 バックル引込み装置 22 バックル 26 ワイヤ(第1のワイヤ) 32 プーリ 34 大径部 36 小径部 38 ワイヤ(第2のワイヤ) 44 ピストン 46 シリンダ 58 ラチェット歯車(回転阻止手段) 60 係止爪(回転阻止手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−292239(JP,A) 特開 平5−170050(JP,A) 実開 平1−158259(JP,U) 実開 平1−158258(JP,U) 実開 平1−149856(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 22/46
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の急減速時に、シリンダ内に配置さ
れたピストンの移動によりバックルを引き込むバックル
引込み装置であって、 一端が前記バックルに連結された第1のワイヤと、 一端が前記ピストンに連結された第2のワイヤと、 回転自在に支持され、大径部と小径部とを有し、前記第
1のワイヤの他端が前記大径部に巻取り可能に連結され
ると共に前記第2のワイヤの他端が前記小径部に引出し
可能に巻き掛けられたプーリと、 前記プーリの、前記第1のワイヤの引出し方向及び第2
のワイヤの巻取り方向の回転を阻止する回転阻止手段
と、 を有することを特徴とするバックル引込み装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6001289A JP2981393B2 (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | バックル引込み装置 |
US08/362,115 US5634690A (en) | 1994-01-11 | 1994-12-22 | Buckle retractor |
EP94120488A EP0662408B2 (en) | 1994-01-11 | 1994-12-23 | Buckle retractor |
DE69402817T DE69402817T3 (de) | 1994-01-11 | 1994-12-23 | Aufroller für ein Gurtschloss |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6001289A JP2981393B2 (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | バックル引込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196009A JPH07196009A (ja) | 1995-08-01 |
JP2981393B2 true JP2981393B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=11497303
Family Applications (1)
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