JPH045148A - バックルプリテンショナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシートベルト装置に関し、特にシートヘルド装
置のバックルステイを引き込んでベルトの弛みを除去す
るバックルプリテンショナーに関する。

〔従来の技術〕

車両等に装備され、乗員の身体をシートに拘束するシー
トベルト装置には、緊急時に作動してベルトを引張し、
弛みを除去するブリテンショナーが設けられたものがあ
る。ブリテンショナーは、シートベルト装置におけるヘ
ルドウェビングの弛みを除去すれば良いものなので、そ
の設置位置については任意であるが、最近、通常用いら
れる連続ウェビングの３点式のものでは、バックル側を
引張する方式がンヨルダーヘルト及びラップヘルド双方
にプリテンションを付与するのに有効であることが認識
されるようになった。

そこで、バックルステイを引張するブリテンショナーが
提案されており、例えば、特開昭６１−２４１２３４号
公報、特開平１−１６４６５１号公報に開示のものがあ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、これら従来のものは、機能的に有効なも
のではあるが、何れもバックルを自立させるへく、バッ
クルステイをシートのインナー側部で引込み方向に案内
する剛性のカイト機構を必要とする構成を採るもので、
この機構がシート側部でかなりの有効スペースを占有す
ることとなるため、デザイン上また車両設計の自由度を
低下させる上ても必ずしも有効なものとは言いがたい面
かある。

一方、従来ハックルステイをシートのインナー側でスペ
ースを取らずに自立状態に保持する手段としてバックル
をブーツに支持し、ブーツの基部側をシートのクツショ
ン側部に支持し、バックルに固定したウェビングをブー
ツ内を通してリトラクタ−又は固定点に連結する構成の
ものが考案されている（例えば、実公昭５４−４４３３
７号公報、実公昭５６−１２１３６号公報参照）。

そこで、このような自立機構を備えるバックルのウェビ
ングへのブリテンショナーの適用を可能とすれば、上述
のような有効スペースの占有の不都合を生しさせること
なく、実用的なバックルプリテンショナーを実現するこ
とができるはすである。

本発明は、上述のような知見に基つき案出されたもので
あって、従来の自立式バックルへの適用か可能で、設置
位置の選択か可能なハツクルプリテンノヨナーを提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段： 上記の目的を達成するため、本発明は、バックルに連結
されたウェビングを引張してシートベルトにプリテンシ
ョンを付与するバックルプリテンショナーにおいて、前
記ウェビングをその伸長方向を変更する案内手段を経て
戻り止め機構を備えた巻取り手段に連結したことを特徴
とする。

〔作用〕

上述の本発明のバックルプリテンショナーでは、その作
動時に、バックルに連結されたウェビングが案内手段に
より伸長方向を変更されて巻取り手段に導かれ、巻取り
手段の動作によりバックルの引下げが行われて、シート
ベルトにプリテンションか付与される。そして、付与さ
れたプリテンションの解放は、巻取り手段の戻り止め機
構により阻止される。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

先ず、第１図は本発明の一実施例に係るバックルプリテ
ンショナーを適用したシートベルト装置の斜視図である
。

この装置におけるバックルプリテンショナーは、シート
の下部に配設され、シートのインナー側に装備されたバ
ックルＢに連結されて、ウェビングＷを引張することに
よりショルダーベルトＳ及びラップベルトＬにプリテン
ションを付与する装置として構成されており、ウェビン
グＷは、その伸長方向を変更する案内手段１を経て戻り
止め機構２を備えた巻取り手段３に連結されている。な
お、第１図において、符号４は巻取り手段３の引込み機
構を示し、Ａはスルーアンカー、Ｒはリトラクタ−１Ｔ
はスルートングをそれぞれ示している。

第２図はバックルプリテンショナーとその関連部分の位
置関係を拡大して示す斜視図である。なお、この図にお
いて、各構成要素か全て第１図のものと逆に配置されて
いるか、実質的な構成は同様である。

バックルＢは、上端をその下方に結合一体化されたブー
ツＢ１を介して案内手段Ｉに連結されており、案内手段
ｌは所定の角度範囲シートに対して前後に傾動自在にボ
ルト等でシート又は車体に取付けられている。一方、バ
ックルＢの下方に先端を固定されたウェビングＷは、ブ
ーツＢｌ内を通り、案内手段１に設けられた孔１１を経
て、巻取り手段３に達しており、その基端は詳細を後述
するシャフト３２に固定して巻付けられている。案内手
段１の孔１１上方縁部にはウェビングＷの折れ曲がり部
を円滑に案内するための円筒形のガイド棒１２か配設さ
れている。巻取り手段３は溝形のベース３１に両端を回
転自在に支持されたノヤフト３２を備えており、シャフ
ト３２の一端の角軸部には戻り止め機構を構成するラチ
ェット歯車２１か取付けられている。このラチェット歯
車２１の外周歯に噛み合うようにバネ２３で付勢されて
ベース３１に回転自在に支持されたラチェットパウル２
２か設けられている。

シャフト３２の他端の角軸部には引込み機構４を構成す
るプーリ４１か取付けられている。

第３図は引込み機構の詳細を示す断面図、第４図はシャ
フトとその関連部分の詳細を示すもので、（ａ）は側面
図、（ｂ）はｒＶ−ＩＶ断面図である。

これらの図に示すように、プーリ４１の外周溝部にはワ
イヤ４２が巻付けられており、ワイヤ４２の一端部はプ
ーリ４１のフランジの一部を切り起こして形成されたか
しめ部４３でプーリ４１に固定されると共に、更にその
先端に抜は止めブロック４４か取付けられている。ワイ
ヤ４２の他端は引込み機構４のピストン４５に連結され
ており、このピストン４５はシリンダ４６内を摺動自在
とされている。シリンダ４６の一端には内部に装填され
た火薬４８を発火燃焼させて作動ガスを発生させる起動
手段４７が取り付けられ、起動手段４７とシリンダ４６
とはガス導孔４９で連結されている。一方、シャフト３
２はその軸線方向に延びるウニピンクＷ挿通用のスリッ
ト３３を備えている。そして、ウェビングＷの基端側で
は、折り返して縫い合わされたループ状部を設け、その
ループ状部にウニピンク止め軸３４を挿入している。し
たがって、ウェビングＷは、ウニピンク止め軸３４によ
ってシャフト３２に強固に止められ、スリット３３を通
してシャフト３２の外方に導き出されている。

第５図は、この装置の作用を説明する側断面図であり、
戻り止め機構を重ね合わせて図示しである。

第５図（ａ）はバックルプリテンショナーの非作動状態
を示しており、ブーツＢｌは伸長してバックルＢを自立
状態に保持している。この状態ではウェビングＷも伸長
状態にあり、図に矢印Ｘで示す方向への巻き込みは常に
可能とされている。このような状態で図示しない加速度
検知センサーが車両の緊急の所定値を超える減速を検知
すると、その電気的信号が第３図に示す引込み機構４の
起動手段４７に伝達され、火薬４８を発火燃焼させて、
それにより発生する燃焼ガスでピストン４５を図示方向
で右方に急速に移動させるため、ワイヤ４２か同方向に
引張されて、プーリ４１が時計回り方向に回転する。こ
のブー９４１の回転は、第５図に示すシャフト３２を図
示時計回り方向に回転させ、ウェビングＷをシャフト３
２に巻付けて、バックルＢと共にスルートンクＴを引き
下げると同時に、ラチェットパウル２２をその偏倚ハネ
２３による偏倚力に抗して押し退けながらラチェット歯
車２１を回転させる結果、第１図に示すショルダーヘル
ドＳ及びラップへルトしにプリテンションを付与する。

このウェビングＷの引込み動作の際に、ウェビングＷの
屈曲部はカイト棒１２に案内されて円滑な引込み動作が
行われる。このようにして、ウェビングＷの引込みが極
めて短時間に行われたのち、ショルダーベルトＳ及びラ
ップベルトＬは次に乗員の身体に掛かる慣性力により引
き出されようとするか、その力はバックルＢのウェビン
グＷを引き戻す作用を生し、シャフト３２及びそれに取
り付けられたラチェット歯車２１に第５図［ｂｌに矢印
Ｙで示す反時計回り方向への回転を生しさせる。このよ
うなラチェット歯車２１の回転は、６ラチエツトパウル
２２をその偏倚ハネ２３の付勢により噛込み方向に回転
させる結果となり、ショルダーヘルドＳ及びラップベル
トＬに掛かる張力によるシャフト２２の図示矢印Ｙ方向
への戻りは阻止される。

このようにして、本発明の装置では、バックルＢ側のウ
ェビングＷの引張（下降）方向の案内をブーツＢ１によ
り行うようにしているので、バックルＢを支持する格別
の機構を設ける必要かなく、しかも、ウェビングＷの伸
長方向を途中で変更する案内手段１を設けているので、
ブリテンショナーを車内のデッドスペースとしてのシー
ト下方に配置することかできるようになり、簡単な機構
で、ショルダーベルトＳ及びラップベルトＬに有効なプ
リテンションを付与することができるようになるのであ
る。

以上、本発明を一実施例に基つき詳述したか、本発明は
、上述の実施例のみに限定されることなく、特許請求の
範囲に記載の事項の範囲内で、種々に各部の具体的構成
を変更して実施可能なものであることは言うまでもない
。

例えば、引込み手段として、前述の火薬式のもの以外に
圧縮コイルハネ式のものや捩しりコイルバネ式のものを
用いることかできる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明のハックルプリテンショナ
ーによれば、ウェビングの伸長方向を途中で変更する案
内手段を設けているので、ブリテンショナーを適宜のデ
ッドスペースに配置することができるようになり、しか
も簡単な機構で、シートベルトに有効なプリテンション
を付与することができる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図はバッ
クルプリテンショナーとその関連部分の位置関係を拡大
して示す斜視図、第３図はその弓込み機構の詳細を示す
断面図、第４図はそのシャフト及び関連部分の詳細を示
すもので、（ａ）は側面図、（ｂ）はＩＶ−ＩＶ断面図
であり、第５図はこの装置の作用を説明する側断面図で
ある。 Ｂ・・・バックル、Ｗ・・・ウェビング、Ｓ、Ｌ・・・
シートベルト、１・・・案内手段、２・・・戻り止め機
構、３・・・巻取り手段 代理人　弁理士　　阿　部　英　幸 第 図 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）バックルに連結されたウェビングを引張してシー
   トベルトにプリテンションを付与するバックルプリテン
   ショナーにおいて、前記ウェビングをその伸長方向を変
   更する案内手段を経て戻り止め機構を備えた巻取り手段
   に連結したことを特徴とするバックルプリテンショナー
   。