JPH0924796A - バックル支持装置 - Google Patents

バックル支持装置

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JPH0924796A
JPH0924796A JP7177736A JP17773695A JPH0924796A JP H0924796 A JPH0924796 A JP H0924796A JP 7177736 A JP7177736 A JP 7177736A JP 17773695 A JP17773695 A JP 17773695A JP H0924796 A JPH0924796 A JP H0924796A
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JP
Japan
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buckle
wire
pulley
loop
vehicle
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JP7177736A
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English (en)
Inventor
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Seiji Nishide
誠司 西出
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性長尺部材のループ部を捩って取り付け
る場合であっても、バックルの姿勢を所定位置に維持す
ることができるバックル支持装置。 【解決手段】 ワイヤ25の一対の立設部25Eと,こ
の立設部25Eに連続形成されたループ部25Cとの間
に捩り部25Dが形成されているが、拘束部材10A,
10Bにより捩り部25Dの戻りが制限されているの
で、バックル118の姿勢が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員拘束用ウエビ
ングの着脱のためのタングプレートと係合するバックル
を支持するバックル支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のシートベルト装置では、ウエビン
グの中間部が挿通されたタングプレートを、座席脇のバ
ックルに係合することにより、ウエビングの装着がなさ
れる。このバックルを通常の位置から、車両急減速時に
引き込み、これにより、ウエビングを引き締めて乗員の
初期拘束性を高めるプリローダ装置が知られている。
【0003】プリローダ装置にはバックル引込機構とし
て、プレートベースが取付ボルトで車両前後方向へ位置
調整可能に支持された座席の側面に取り付けられてい
る。このプレートベースには、バックルの引込方向側に
設置されたプーリが軸支されている。このプーリにワイ
ヤの一端が接続され,ワイヤの他端はバックルに接続さ
れている。また、プレートベースには、車両減速時に生
じる負の加速度を検知するための加速度センサ及び大量
のガスを発生させるガス発生装置等が配置されている。
【0004】車両急減速時に加速度センサが作動する
と、ガス発生装置では大量のガス発生によりピストンが
シリンダ内を移動しピストンに連結されたワイヤに引張
力が付与され、このワイヤの引張力によってプーリ及び
ワイヤを介してバックルが引込方向へ移動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バック
ルは、タングプレートの挿入を容易にするため、プレー
トベースから立ち上げて着座した乗員の腰部側方へ配置
している。また、バックルはシート間又はシートとセン
ターコンソール等の他の部品との間に配置されるもので
あるから、車両の幅方向寸法等を考慮すると、バックル
の取付はその幅方向即ち、バックルと係合するタングプ
レート厚み方向を略車両幅方向になるように配置させる
のが好都合である。さらに、バックルを引き込むための
プーリ,シリンダ等は、シートの側面に配置されるもの
であるから、プーリ等の取付けを考慮すると、プーリの
軸心を車両幅方向と略平行になるように配置させるのが
好都合である。
【0006】一方、上記バックルとプーリとを接続する
ワイヤは、2列並列に配置することにより、充分な強度
を得ながらワイヤの径を小さくしてプーリに巻き取り易
くすることができる。ワイヤを2列並列に配置するに
は、一本のワイヤのループ部を折り返して折り返したル
ープ部分をバックルに、ワイヤの両端をプーリにそれぞ
れ接続することにより製作が容易になるが、この場合に
ワイヤの引き込みを円滑にするために、ワイヤの両端を
プーリの同一半径部へ巻取るのが好ましい。一方、折返
しループ部の折返し軸心はバックルへの取付都合上プー
リの軸心と略平行にすると、ワイヤをバックルとプーリ
との間でワイヤ軸心回りに約90度捩じった状態でバッ
クルに取付ける必要がある。しかし、ワイヤを90度捩
じった状態で直接バックルに取付けると、ワイヤの戻り
応力による復元力即ち回転力が生じてバックルの設置位
置が安定しない。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、可撓性長尺部
材の中間部を軸回りに捩って取り付ける場合であって
も、バックルの姿勢を所定位置に維持することができる
バックル支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、乗員拘束用ウエビングの着脱のためのタングプ
レートと係合するバックルを支持するバックル支持装置
であって、両端が車両へ取付けられる一対の取付部と,
これらの一対の取付部からそれぞれ一体的に連続して立
設される一対の立設部と、ループ部分で折り返されてバ
ックルに連結されると共に両端部が捩り部を介して立設
部へそれぞれ一体的に連続されるループ部と,を備える
可撓性長尺部材と、この可撓性長尺部材の前記捩り部を
介したループ部側と立設部側とを互いに拘束して捩り部
の戻りを制限する拘束部材と、を有することを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項2に係る発明は、乗員拘束
用ウエビングの着脱のためのタングプレートと係合する
バックルを車両急減速時に引き込むバックル支持装置で
あって、車両へ支持されるバックル引込用プーリと、両
端がプーリに対して同一半径位置で巻掛けられ車両急減
速時にプーリへ巻取られる一対の巻掛部と,これらの一
対の巻掛部からそれぞれ一体的に連続して立設される一
対の立設部と、ループ部分で折り返され、この折返しの
軸心方向がプーリの軸心方向と平行方向へ向けられてバ
ックルに連結されると共に両端部が捩り部を介して立設
部へそれぞれ一体的に連続されるループ部と,を備える
バックル引込用可撓性長尺部材と、この可撓性長尺部材
の前記捩り部を介したループ部側と立設部側とを互いに
拘束して捩り部の戻りを制限する拘束部材と、を有する
ことを特徴とする。
【0010】請求項1及び請求項2に記載の発明では、
可撓性長尺部材のループ部と立設部との間には捩り部が
あるが、拘束部材により捩り部の戻りが制限されている
ので、バックルの姿勢が維持される。
【0011】請求項2に記載の発明では、タングプレー
トをバックルと係合させてウエビングの装着がなされ
る。車両急減速時には、プーリへ巻掛けられた可撓性長
尺部材が引っ張られるので、バックルが通常の引出位置
から引込位置へ引き込まれ、ウエビングの引き締めがな
される。
【0012】可撓性長尺部材の強度が同様であれば、1
本の径の大きい可撓性長尺部材をバックルとプーリとの
間に配置するよりも、可撓性長尺部材の径を小さくして
2列並列にした方が、可撓性長尺部材がプーリに巻き取
られ易くなる。また、プーリの軸心に沿って可撓性長尺
部材が2列並列に配列されているので、プーリに対して
同一径をもって可撓性長尺部材がプーリに巻き取られバ
ックルに対して均一な引張力がかかる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明に係るバックル支持装置の一実
施形態を、図1乃至図12に基づき説明する。車両前方
を矢印FRで、車両後方を矢印REで、車両幅方向を矢
印Wで、車両上方を矢印UPでそれぞれ図示する。
【0014】図12は本発明が適用される車両の3点式
シートベルト装置が示されており、ウエビング112の
一端が図示を省略する巻取装置に巻き取られ、中間部
は、車両側壁上部のショルダスルーアンカ(図示を省
略)を通り、他端が座席116の右脇にあるアウタアン
カ(図示を省略)に支持される。また、ショルダスルー
アンカとアウタアンカとの間のウエビング112はタン
グプレート114へ挿通されている。タングプレート1
14を、2点鎖線で示す状態から実線で示す状態へ、座
席116の左脇にあるバックル118のタングプレート
挿入孔126に挿入して係合することにより、アウタア
ンカとタングプレート114との間のウエビング114
をラップウエビング120として、タングプレート11
4とショルダスルーアンカとの間のウエビング112を
ショルダウエビング122として、ウエビング112の
乗員への装着がなされる。
【0015】バックル118には、弾性体で付勢されて
タングプレート114と係合するロック部材が設けら
れ、解除ボタン128を押し下げて操作することによ
り、タングプレート114とバックル118との係合を
解除することができる。これにより、ウエビング112
の乗員への装着が解かれる。
【0016】ここで、バックル118は、車両急減速時
に、図1に示されるプリローダ装置Pによって、通常の
立設位置(図12に実線で示す位置)から引込位置(図
12に2点鎖線で示す位置)へと下方後側に向けて引き
込まれる。これにより、ウエビング112が引き締めら
れて乗員の初期拘束性が高められる。
【0017】図1に示される如く、バックル支持装置と
してのプリローダ装置Pの本体部40は、ベースプレー
ト20へ固着されており、このベースプレート20は図
示しない取付ボルトにより車体のシートレール45を介
して車両前後方向へ位置調整可能に支持された座席11
6(図12参照)のフレーム側面に取り付けられてい
る。
【0018】また、プレートベース20には、バックル
118の引込方向側に設置されたバックル引込用プーリ
(以下、単に「プーリ」という)44が軸支されてい
る。図2に示される如く、このプーリ44には、プレー
トベース20側からギヤ21、ワイヤ引掛溝22,23
が同軸的に形成されている。
【0019】このワイヤ引掛溝22には、バックル引込
用の可撓性長尺部材としてのワイヤ25の一対の取付部
としての巻掛部25A,25Bがプーリ44に対して同
一半径位置で巻掛けられている。即ち、巻掛部25A,
25Bの端部がプーリ44に同一半径位置で固着されて
いる。なお、この実施形態では巻掛部25A,25Bを
プーリ44に取付けているが、本発明をプリローダ装置
Pに適用せず一般的なバックル支持装置として用いる場
合はワイヤ25の取付部を座席116付近のベースや車
体に直接に取付けてもよい。
【0020】これらのワイヤ25には、巻掛部25A,
25Bからそれぞれ一体的に連続して立設される互いに
平行な一対の立設部25Eの下端が一体的に立設され、
さらにこれらの立設部25Eの上端へはループ部25C
の両端が一体的に連続形成されている。
【0021】このループ部25Cの構成を詳述すると、
ループ部25Cは図2,4に示されるようにの中心軸線
Gの回りに旋回している。この軸線Gがプーリ44の軸
心(図2のプーリ44の中心軸線)Pと平行方向へ向け
られるようにワイヤ中間部が捩り部25Dで図4の矢印
B方向に90度捩じられて作成されており、ループ部2
5Cはこの捩り部25Dを介して立設部25Eへ連続さ
れている。
【0022】ループ部25Cに一対の拘束部材10A,
10Bが連結される。即ち、図4に示される如く、これ
らの拘束部材10A,10Bは互いに略同一形状に形成
されており、向い合って組付けられることによりワイヤ
25の捩り部25Dを介したループ部25C側と立設部
25E側とを互いに拘束して捩り部25Dの戻りを制限
する。この戻りを制限するとは、ループ部25Cの軸心
Gが図4のW1方向からW2方向へと矢印B方向と反対
方向へ捩り部25Dの弾性で回転して戻るのを制限する
ことである。
【0023】拘束部材10A,10Bの構成を詳述する
と、拘束部材10A,10Bには、共に平板状の口部1
1とガイド部13とが段部11Aを介して一体に連続形
成されて平行状となっている。図4に示される如く、口
部11の両側からは一対の当接部12が直角に立設され
ている。当接部12はガイド部13へ近づくに従い間隔
が広くなっている。なお、当接部12は一方が長さLだ
け他方よりも長くなっているが、両方とも同じ長さであ
ってもよい。
【0024】これらの拘束部材10A,10Bは、図6
に示されるように、組付時には拘束部材10Aの一方の
当接部12が拘束部材10Bの一対の当接部12の間へ
入り込むように、逆に拘束部材10Bの一方の当接部1
2が拘束部材10Aの一対の当接部12の間へ入り込む
ように向かい合ってしかもずれた状態で重ね合わされ
る。この重ね合わせ状態でガイド部材10Aと10Bの
口部11は、間に2本のワイヤ25を挟持するように当
接部12の立設高さHがワイヤ25の直径D2の略2倍
とされる。また、図6のように、拘束部材10A,10
Bのそれぞれ片側の当接部12がワイヤ25を挟むよう
に一対の当接部12の最小間隔W3は、ワイヤ25の直
径D2よりも当接部12の肉厚分だけ厚くされている。
図8に示されるように、一対の拘束部材10A,10B
の組付状態ではループ部25Cの立設部25E寄り部分
は当接部12の対向面へ当って支持される。
【0025】ガイド部13は、図6のように、一対のワ
イヤ25を挟んだ状態で2枚のガイド部13が互に重ね
合わされ、かつ、ループ部25Cの内側に密着する。こ
の場合に2枚のガイド部13の合計厚さはループ部25
Cの直径と同等とされる。ガイド部13には、その上部
に一対の挿通孔14が所定間隔をもってバックル118
の幅方向に並んで形成されている。バックル118の一
部を構成する一対の金属製バックルボデー119の下部
には、挿通孔14に対応して取付孔119Aがそれぞれ
形成されている。バックルボデー119からリベットの
軸部42(図1参照)を取付孔119A,挿通孔14に
挿入して拘束部材10A,10Bをバックルボデー11
9に固定する。
【0026】従って、本実施形態では、捩り部25Dの
立設部25E側は拘束部材10A,10Bの当接部12
で、捩り部25Dのガイド部13側はバックルボデー1
19にそれぞれ挟持され、これらの拘束部材10A,1
0Bとバックルボデー119とは固定的に連結している
ので、捩り部25Dのループ部25C側と立設部25E
側とが互いに拘束されて矢印B方向回りの相対移動が阻
止され、捩り部25Dの戻りを制限している。しかし、
バックルボデー119でループ部25Cを挟むのと同様
に、ガイド部13でループ部25Cを挟むように2枚の
ガイド部13の間隔を変えたり、ガイド部13の一部に
延設部を設けてもよい。この場合にも、拘束部材10
A,10Bへバックル118を支持する点は同様であ
る。また、拘束部材10A,10Bがバックルボデー1
19に挟持されることにより拘束部材10A,10B付
近の支持がより確実になる。なお、拘束部材10A,1
0Bは他の部材を介してバックル118に取付けてもよ
い。
【0027】図2に示される如く、ワイヤ25の長手方
向に沿って板状の支持部材30が配置されており、この
支持部材30は硬質の合成樹脂で形成されている。支持
部材30には、その下部に筒部31が一体的に形成さ
れ、図6に示される如く、上部に断面略U字状の連結部
32が一体的に形成され内部が貫通孔32Aとなってい
る。連結部32は、2本の立設部25Eを図6の矢印W
1方向に重ね合わせた状態で貫通孔32A内へ挿通でき
る大きさに形成されている。連結部32の上端は直角に
屈曲されたつば部32Bとなっている。また、支持部材
30には筒部31と連結部32との間は平坦状のガイド
面34となっており、バックル118の引込み時にバッ
クル118がガイド面34に沿って移動する。
【0028】図2に示される如く、ワイヤ25の立設部
25Eの一部が、筒部31の挿通孔31A及び連結部3
2の貫通孔32Aにそれぞれ挿入されて立設部25Eが
かしめられることよりワイヤ25が支持部材30で補強
されてワイヤ25が立設状態で維持し,タングプレート
114をバックル118に挿入する場合にもバックル1
18に加わる荷重を支持してワイヤ25の撓みを防止す
る。また、連結部32は車両急減速時にバックル118
と共に引込まれる拘束部材10A,10Bと衝突して衝
突荷重が加わると、連結部32は剪断されて拘束部材1
0A,10Bの移動を妨げないようになっている。
【0029】図6に示される如く、支持部材30の上端
には楕円形状の延設部33が形成されており、この延設
部33は連結部32の反対側方向へ向かって若干折曲げ
られた後、ガイド面34と平行になるように延設されて
いる。図2に示されるように、延設部33の上部をバッ
クル118の一面118Aの下部と当接させることによ
りバックル118の位置を一定に維持する。
【0030】支持部材30には、筒部31の上部35付
近に環状溝35Aが形成されている。この溝35Aに対
応するブーツ30の下部に環状の係止部36Bが形成さ
れ、バックル118の下部に対応するブーツ36の上部
に係止部36Aが形成されている。係止部36Bを溝3
5Aに嵌め込み,かつ、係止部36Aをバックル118
の下部に嵌め込むことにより、ブーツ36を支持部材3
0とバックル118とに係止する。なお、筒部31はワ
イヤ25の引込時にプーリ44又は図示しないストッパ
と当って図1の下方への移動が阻止され、下方へ移動す
るワイヤ25と相対移動する。
【0031】ブーツ36の中間部には、伸縮自在の蛇腹
部37及び蛇腹部37の下側に筒部38が一体的に形成
されている。図11に示すように、筒部38の内面は制
限手段として作用する支持部材30の幅方向端部に当接
して立設部25E方向への移動が制限されており、筒部
38が通常時又はバックル118の引込み時に蛇腹状に
変形してワイヤ25にかみ込まないように制限される。
なお、同様に、蛇腹部37が支持部材30の幅方向端部
に当接することにより、ワイヤ25にかみ込まないよう
に制限される。
【0032】この実施形態では、ブーツ36に筒部38
を形成しているが、筒部38の部分を全て蛇腹部37と
してもよく、また、この逆に蛇腹部37の部分を全て筒
部38としてもよい。なお、前記した一方の当接部12
を長さLだけ長くしているのは、図3,9,10に示す
ように、この当接部12の端部を蛇腹部37の上部に引
っ掛け蛇腹部37を張り出させるためである。
【0033】プレートベース20には、図1に示すよう
に、バックル引出阻止装置19の一部であるパウル27
が軸27Dを介してギヤ21(図2参照)の車両後方側
に回転可能に軸支されている。また、図示しないバネで
図1の矢印B方向へ付勢されているパウル27には、ギ
ヤ21のギヤ歯と噛合する歯が2歯連続に形成されてい
る。
【0034】本体部40の車両前方側の部分には、略車
両の前後方向に配置されたシートレール45に平行にシ
リンダ46が延設されている。このシリンダ46の内部
には、シリンダ46の長手方向に沿って摺動可能な円柱
状のピストン47が配設されている。このピストン47
の車両後方側(背面側)の端部には、ワイヤ26の他端
部が接続されている。プーリ44は、ワイヤ25、26
の動力伝達方向をピストン47の摺動方向(矢印K方
向)からバックル118の移動方向(矢印E方向)へ変
換する役目を有している。
【0035】シリンダ46の車両後方側端部の上部に
は、車両の加速度を検知する加速度センサ48が配置さ
れている。この加速度センサ48の車両後部側の端部に
は、図示しない雷管が設けられ、雷管の車両後方側に
は、ガス発生装置50が装備されている。車両の急減速
時に加速度センサ48が雷管を発火させガス発生装置5
0の発生ガスがシリンダ46へ導かれてピストン47が
シリンダ46内を移動し、ワイヤ26に引張力を付与す
るように構成されている。
【0036】前記加速度センサ48は、車両加速度(減
速時に生じる負の加速度)を検知して車両前方側へ慣性
移動する慣性体(図示省略)と、この慣性体を常時車両
後方へ付勢するトリガスプリング(図示省略)と、常時
ファイアリングスプリングにより雷管側に付勢され、慣
性体の車両前方側への移動により車両後方側への移動が
可能とされて雷管に向かって飛び出すファイアリング・
ピン(図示省略)等を含んで構成されている。
【0037】ガス発生装置50の内部には、図示しない
伝爆剤およびガス発生物質が収納されている。雷管の発
火により、この火花が前記伝爆剤へ案内されると共に、
熱エネルギに変換される。この熱エネルギによって、前
記ガス発生物質が燃焼して分解し大量のガスを発生させ
るようになっている。
【0038】ガス発生装置50が配置された部分のシリ
ンダ46の上壁には、ガス発生装置50で発生したガス
の通路46Aが形成されている。このため、発生したガ
スは、通路46Aを介してシリンダ46のピストン47
の背面側の空間に一気に流入し、この部分の圧力を急激
に上昇させ、これによりピストン47を車両前方側へ移
動させるようになっている(図1の矢印K参照)。
【0039】ワイヤ25、26は、プーリ44にそれぞ
れ巻き掛けられているので(巻き掛け方向は互いに反対
側)、ピストン47がシリンダ46に沿って矢印K方向
へ移動することにより、ワイヤ25、26に矢印K、E
方向の引張力が付与されるようになっている。プーリ4
4が図1で時計方向(矢印Bで示すバックル引込方向)
に回転することによりワイヤ25が引掛溝22に巻き取
られ、バックル118が引き込まれる。この実施形態で
はワイヤ25とワイヤ26は端部をプーリ44へ共に係
止しているが、ワイヤ25をプーリ44へ巻掛けた後に
折り返してピストン47へ連結した構成としてもよい。
この場合にはピストン47の移動時にワイヤ25のプー
リ44への巻掛け長さは変わらない。
【0040】次に、上記のようにして構成された第1実
施形態の作用等について説明する。まず、ワイヤ25を
バックルボデー119に取付ける取付作業について説明
する。図4に示される如く、拘束部材10A,10B
を、矢印B方向へ90度捩じった状態のループ部25C
に対して口部11がそれぞれ対向するように向ける。図
5に示されるように、ワイヤ25に対して下方に位置す
る拘束部材10Aを上方に移動させて口部11に捩り部
25Dを嵌め込み、かつ、ガイド部13の周面13Aに
ワイヤのループ部25Cの一部を当接させる。図6に示
される如く、一方の拘束部材10Aの場合と同様に、ワ
イヤ25に対して上方に位置する他方の拘束部材10B
を下方に移動させて口部11に捩り部25Dを嵌め込
み、かつ、ガイド部13の周面13Aにワイヤのループ
部25Cの一部を当接させる。
【0041】図7に示されるように、バックルボデー1
19間に拘束部材10A,10Bを、その挿通孔14が
バックルボデー119の挿通孔119Aに対応するよう
に挿入して図8に示す状態にし、挿通孔119A,14
にリベットの軸部42を挿入しリベット締めして拘束部
材10A,10Bを介してワイヤ25をバックルボデー
119に固定する。図2に示されるように、ワイヤ25
の立設部25Eを下方から支持部材30の筒部31,ブ
ーツ36,連結部32に挿通させ、ワイヤ25の下端部
をプーリ44へ固定する。バックル118はワイヤ2
5,ブーツ36,支持部材30,筒部31の剛性で座席
横に立設される。
【0042】図1に示される如く、ワイヤ25のループ
部25Cを90度捩じった状態でバックル118に固
定、即ち、ワイヤ25のループ部25Cと立設部25
A,25Bとの間には捩り部25Dがあるが、拘束部材
10A,10Bでワイヤ25のループ部25C側と立設
部25E側とを互いに拘束しているので、捩り部25D
の戻りが制限されている。従って、第1実施形態におい
ては、ワイヤ25の捩り部25Cを捩って取り付ける場
合であっても、バックル118の姿勢を所定位置に維持
することができるので、バックル118をタングプレー
ト114の挿入操作し易い位置に維持することができ、
タングプレート114をバックル118に挿入する操作
性が良好となる。
【0043】なお、第1実施形態においては、強度が同
様であれば、1本の径の大きいワイヤ25をバックル1
18とプーリ44との間に配置するよりも、ワイヤ25
の径を小さくして2列並列にした方が、ワイヤ25がプ
ーリ44に巻き取られ易くなると共に、ループ部25C
の折曲形成が容易になる。
【0044】また、プーリ44の軸心Pに沿ってワイヤ
25の巻掛部25A,25B、立設部25Eが2列並列
に配列されているので、プーリ44に対して同一径をも
ってワイヤ25がプーリ44に巻き取られバックル11
8に対して均一な引張力がかかる。
【0045】なお、第1実施形態においては、一対の拘
束部材10A,10Bを同一形状としているので、大量
生産に適すると共に、別形状のものを組付ける場合に比
べて組付けが容易になる。
【0046】引き続き、ウエビング112の装着につい
て説明する。図12に示される如く、タングプレート1
14をバックル118のタングプレート挿入孔26に挿
入して係合させてウエビング112の装着がなされる。
ウエビング112の装着を解くには、解除ボタン128
を操作してタングプレート114とバックル118の図
示しない係合部との係合を解除すればよい。
【0047】車両の急減速時には、慣性体が車両前方に
移動するので、ファイアリング・ピンが雷管に衝突す
る。この衝突により、雷管が発火し、前述したようにし
てガス発生装置50が大量のガスを発生させる。このガ
スが通路46Aに供給されピストン47の背面のシリン
ダ46内の圧力を上昇させることによりピストン47を
矢印K方向に移動させる。このピストン47の移動によ
りワイヤ26に引張力が付与され、このワイヤ26の引
張力によってプーリ44およびワイヤ25を介してバッ
クル118が引込方向に移動する。
【0048】車両の急減速時に、上述したように、ワイ
ヤ26に引張力が付与されてプーリ44を介してワイヤ
25が図1の矢印E方向へ引っ張られると、バックル1
18は支持部材30にガイドされながら矢印E方向へ移
動し、図2,3に示される拘束部材10A,10Bの口
部11が支持部材30の連結部32と衝突して連結部3
2が剪断される。さらに、バックル118は支持部材3
0にガイドされながら矢印E方向へ移動する。この場
合、支持部材30の筒部31はプーリ44やストッパで
移動が阻止されているので、支持部材30は図1に示す
位置に維持される。
【0049】さらに、バックル118が引っ張られる
と、図9に示される如く蛇腹部37が収縮し、図10に
示される如くブーツ36の筒部38が収縮する。さら
に、バックル118が引っ張られると、図10に示され
る如く筒部38も蛇腹状に変形する。 (第2実施形態)図13〜15には、本発明の第2実施
形態が示されている。この実施形態も、第1実施形態と
同様に、図1に示すプリローダ装置Pに本発明を適用し
たものである。
【0050】第2実施形態は、第1実施形態のように一
対の拘束部材10A,10Bでワイヤ25を挟み込むも
のではなく、一つの拘束部材60に形成された一対のフ
ック部62A,62Bにワイヤ25を引っ掛けるもので
ある。
【0051】拘束部材60の構成を詳述すると、図13
に示される如く、拘束部材60には、平板状の口部61
とガイド部66とが段部68を介して一体に連続形成さ
れている。口部61の両側からは一対の当接部64が直
角に立設されており、この当接部64はガイド部66へ
近づくに従い間隔が広くなっているのは、第1実施形態
と同様である。
【0052】これらの当接部64の段部68側(図13
の矢印UP方向)には、フック部62A,62Bが内側
に向かって直角に折曲形成されている。図14に示すよ
うに、フック部62A,62Bの当接部64側から先端
までの長さ寸法L1は、ワイヤ25の直径D2よりも若
干だけ長くなっている。
【0053】図15に示すように、フック部62Aの立
設部25E側(矢印UP方向と逆方向)と口部61との
隙間H2はワイヤ25の直径D2と略同一になってお
り、フック部62Bの立設部25E側と口部61との隙
間H3はワイヤ25の直径D2の略2倍とされる。ま
た、フック部62Aの段部68側はガイド部66へ向か
って隙間が広くなるように傾斜しており、フック部62
Bの段部68側はガイド部66へ向かって隙間が狭くな
るように傾斜している。
【0054】なお、一方のバックルボデー119Bに
は、拘束部材60のガイド部66側にワイヤ25のルー
プ部25Cを嵌め込むための凹部119Cがループ部2
5Cと対応する部に形成されている。
【0055】拘束部材60にはその先端にバックルボデ
ー119B側に向かって折曲げられた段曲げ部70が形
成され、段部68側に段曲げ部70の折曲方向と同一方
向へ向う打出し部72が形成されている。この段曲げ部
70及び打出し部72のバックルボデー119B側の面
が同一直線上になるように形成されている。これらの面
をバックルボデー119Bの面119Dに当接させると
共に、拘束部材60のガイド部66の面66Aをバック
ルボデー119Aの面119Eに当接させ、拘束部材6
0がバックルボデー119A,119B間に安定に支持
されている。なお、ガイド部68の段曲げ部70には、
図14に示すように、リベットの軸部42を逃がすため
の切欠74が一対形成されている。また、バックルボデ
ー119A,119Bには、これらの切欠74に対応す
る部位にリベットの軸部42を挿入する孔(図示省略)
が形成されている。
【0056】本実施形態において、ワイヤ25を拘束部
材60に連結するには、まず、ループ部25Cを凹部1
19Cに嵌め込んだ状態で拘束部材60をバックルボデ
ー119A,119B間に挟む。この状態でリベットの
軸部42をバックルボデー119A,119Bの図示し
ない孔に挿入してかしめ、拘束部材60をバックルボデ
ー119A,119Bに固定する。次に、一方のフック
部62Aにワイヤ25のループ部25Cの一部を引っ掛
け、この後に他方のフック部62Bにワイヤ25のルー
プ部25Cの一部を引っ掛ける。このため、ワイヤ25
の捩り部25D側が位置決めされる。なお、図15に示
すように、ワイヤ25の口部61側において、一方のフ
ック部62A側の立設部25Eが下側となり、他方のフ
ック部62B側の立設部25Eが上側となっている。
【0057】本実施形態によれば、拘束部材60の当接
部64で捩り部25Dの立設部25E側を挟持し、口部
61とフック部62A,62Bで捩り部25Dのループ
部25C側を挟持しているので、捩り部25Dの両側で
相対移動が制限され、捩り部25Dの戻りを制限してい
る。本実施形態では単数の拘束部材60を用いるので、
部品点数が少なくなると共に、拘束部材60に対するワ
イヤ25の組付けが良好となる。なお、上記ワイヤ25
と拘束部材60へ嵌め込んでフック部62A,62Bの
かしめで固定し、この挿入した後にリベットの軸部42
を挿入しかしめて、ループ部25Cをバックル118へ
固定する。 (第3実施形態)図16,17には、本発明の第3実施
形態が示されている。この実施形態も、第1実施形態と
同様に、図1に示すプリローダ装置Pに本発明を適用し
たものである。
【0058】この実施形態は、一対の当接部64の一方
にのみフック部61Bを形成した形態である。即ち、図
16に示すように、フック部61Bは一方(図16の矢
印FR側)の当接部64側にのみ形成されており、他方
(図16の矢印RE側)の当接部64側には形成されて
いない。即ち、ループ部25Cの捩りによる戻り方向は
一対の立設部25Eのうち、図17(A)に示すよう
に、フック部61B側のループ部25Cはフック部61
Bを押圧する方向(図17(A)では矢印E方向)が戻
り方向となり、他方のループ25Cは口部61を押圧す
る方向(図17(A)では矢印F方向)が戻り方向とな
っている。従って、フック部61B側のループ部25C
はフック部61Bで戻りが制限され、他方のループ25
Cは当接部64で戻りが制限されているので、捩り部2
5Dの両側の相対移動が制限される。
【0059】図17(B)に示すように、フック部62
Bの立設部25E側の隙間H4はワイヤ25の直径D2
の略2倍とされ、段部68側はガイド部66へ向かって
隙間が狭くなるように傾斜している点は、第2実施形態
と同様であり、他方の当接部64の高さ寸法(隙間H4
と同一寸法)はワイヤ25の直径D2の略2倍になって
いる。図17(A)に示すように、当接部64とフック
部61Bとでワイヤ25の捩り部25Dを挟持する構成
となっている。
【0060】本実施形態において、ワイヤ25を拘束部
材60に連結するには、ワイヤ25のループ部25Cの
一部を口部61に通し、この後にフック部62Bにワイ
ヤ25のループ部25Cの一部を引っ掛ける。即ち、フ
ック部62B側の立設部25Eが上側となる状態でワイ
ヤ25を拘束部材60に連結し、このフック部62B側
の立設部25Eで下側の立設部25Eを押え込んでい
る。
【0061】本実施形態によれば、ワイヤ25の捩り部
25D側のループ部25Cを一つのフック部60Bで固
定する構成であるので、拘束部材60に対するワイヤ2
5の組付けが良好となる。その他の構成,及び作用効果
は、第2実施形態と同様である。
【0062】なお、上記各実施形態では、プーリ44を
回転式とした例であるが、ワイヤを単に巻掛けるのみで
プーリ自体が回転しない形式のものであっても、同様に
適用できる。
【0063】また、上記各実施形態では、バックル引込
用可撓性長尺部材をワイヤとした例であるが、この長尺
部材はワイヤに限定されず、例えば繊維製のロープ等で
も同様に適用できる。
【0064】さらに、本発明の拘束部材は、上記各実施
形態に限定されず、ワイヤ25のループ25C部側と立
設部25E側とを互いに拘束する構成,例えば蓋を開閉
可能に配置した拘束部材本体にループ部25C,捩り部
25Dを挿入させ蓋を閉止することによりループ部25
Cおよび捩り部25Dを蓋と拘束部材本体との間に挟持
する等の構成としても、同様に適用することができる。
また、本発明は車両急減速時にバックルを引き込む構造
を有さず、単に捩り部を備えた長尺部材を用いてバック
ルを支持する支持装置に広く適用できる。
【0065】
【発明の効果】本発明のバックル支持装置によれば、可
撓性長尺部材のループ部を捩って取り付ける場合であっ
ても、バックルの姿勢を所定位置に維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のバックル支持装置
を、バックル引出位置(通常位置)で示し、車両幅方向
から見た正面図である。
【図2】第1実施形態に係るバックル支持装置の要部を
示し、図1の2−2線断面図である。
【図3】第1実施形態に係るバックル支持装置の要部を
示す断面図であり、図1のワイヤのバックル部分を拡大
した正面図である。
【図4】図3のバックルボデーと拘束部材及びワイヤと
の関係を示す分解斜視図である。
【図5】図4の状態から一方の拘束部材をワイヤに組付
けた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の状態から他方の拘束部材をワイヤに組付
けた状態を示す斜視図である。
【図7】図6の状態で拘束部材をバックルに組付ける状
態を示す斜視図である(一対のバックルボデー119の
間隔は広げて示してある)。
【図8】バックルとワイヤとを拘束部材を介して連結し
た状態を示す正面図である。
【図9】図3のバックル引出位置からバックルが若干量
引き込まれた状態を示す正面図である。
【図10】図9のバックル位置からバックルが若干量引
き込まれた状態を示す正面図である。
【図11】図10の11−11線端面図である。
【図12】第1実施形態に係るプリローダ装置が適用さ
れたシートベルト装置を示す斜視図である。
【図13】第2実施形態に係る拘束部材を示す斜視図で
ある。
【図14】第2実施形態に係るワイヤを拘束部材に連結
した状態を示す正面図である。
【図15】図14のバックルボデーのみを破断した右側
面図である。
【図16】第3実施形態に係るワイヤを拘束部材に連結
した状態を示す正面図である。
【図17】第3実施形態に係るワイヤの拘束部材に連結
した状態を示し、(A)は底面図,(B)は右側面図で
ある。
【符号の説明】
10A,10B 拘束部材 25 ワイヤ(バックル引込用の可撓性長尺部材) 25A,25B 巻掛部(取付部) 25C ループ部 25D 捩り部 25E 立設部 44 プーリ(バックル引込用プーリ) 112 ウエビング 114 タングプレート 118 バックル P プリローダ装置(バックル支持装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員拘束用ウエビングの着脱のためのタ
    ングプレートと係合するバックルを支持するバックル支
    持装置であって、 両端が車両へ取付けられる一対の取付部と,これらの一
    対の取付部からそれぞれ一体的に連続して立設される一
    対の立設部と、ループ部分で折り返されてバックルに連
    結されると共に両端部が捩り部を介して立設部へそれぞ
    れ一体的に連続されるループ部と,を備える可撓性長尺
    部材と、 この可撓性長尺部材の前記捩り部を介したループ部側と
    立設部側とを互いに拘束して捩り部の戻りを制限する拘
    束部材と、 を有することを特徴とするバックル支持装置。
  2. 【請求項2】 乗員拘束用ウエビングの着脱のためのタ
    ングプレートと係合するバックルを車両急減速時に引き
    込むバックル支持装置であって、 車両へ支持されるバックル引込用プーリと、 両端がプーリに対して同一半径位置で巻掛けられ車両急
    減速時にプーリへ巻取られる一対の巻掛部と,これらの
    一対の巻掛部からそれぞれ一体的に連続して立設される
    一対の立設部と、ループ部分で折り返され、この折返し
    の軸心方向がプーリの軸心方向と平行方向へ向けられて
    バックルに連結されると共に両端部が捩り部を介して立
    設部へそれぞれ一体的に連続されるループ部と,を備え
    るバックル引込用可撓性長尺部材と、 この可撓性長尺部材の前記捩り部を介したループ部側と
    立設部側とを互いに拘束して捩り部の戻りを制限する拘
    束部材と、 を有することを特徴とするバックル支持装置。
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