JP6933568B2 - シートベルト装置 - Google Patents
シートベルト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6933568B2 JP6933568B2 JP2017229565A JP2017229565A JP6933568B2 JP 6933568 B2 JP6933568 B2 JP 6933568B2 JP 2017229565 A JP2017229565 A JP 2017229565A JP 2017229565 A JP2017229565 A JP 2017229565A JP 6933568 B2 JP6933568 B2 JP 6933568B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckle
- buckle stay
- vehicle
- waist
- stay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
また、非特許文献1では、ラップベルトとショルダーベルトの分離を可能にするための複雑な機構が必要となる。
(1) 乗員の肩部から腰部までにかかる肩ベルトと、腰部に当該乗員の両側にわたってかかる腰ベルトとを有して乗員を拘束するウェビングと、
該ウェビング上に設けられたタングプレートを係合可能なバックルと、
下端部が回動自在に支持され、該バックルを固定するためのバックルステーと、
を備える3点式のシートベルト装置であって、
シート又は車体に固定され、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動を案内する第1のガイド部と、
通常時において、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を阻止するロック機構と、
をさらに備え、
前記ロック機構のロックは、車両衝突時に、前記腰ベルトによる前記乗員の前記腰部の拘束が完了したときに解除され、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動が許容され、
前記ロック機構のロックは、前記バックルステーが鉛直方向に対して所定の角度回動し たときに解除されることを特徴とするシートベルト装置。
(2) 前記ロック機構は、
前記バックルステーに設けられ、該バックルステーの回転中心から離間して設けられる被案内部と、
前記バックルステーの回転中心を中心として円弧状に設けられ、前記バックルステーが前記所定の角度未満の回動において、前記バックルステーの回動を許容し、且つ、前記バックルステーの径方向移動を阻止するように該被案内部を案内する第2のガイド部と、
を備え、
前記ロック機構は、前記バックルステーが前記所定の角度回動したとき、前記第2のガイド部による前記被案内部の案内を解除することで、前記ロックを解除することを特徴とする(1)に記載のシートベルト装置。
(3) 前記バックルステーの下端部が回動自在に連結され、前記第1のガイド部に前記車両前方への移動が案内されるスライド部材をさらに備え、
前記第1のガイド部は、前記スライド部材を介して、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を案内することを特徴とする(2)に記載のシートベルト装置。
(4) 前記スライド部材は、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動に伴い塑性変形するエネルギー吸収部を備えることを特徴とする(3)に記載のシートベルト装置。
(5) 前記第1のガイド部は、前記車両の前後方向に延設されるガイドレールであり、
前記被案内部を案内する前記第2のガイド部は、前記ガイドレールの案内部を部分的に円弧状とすることで形成される円弧溝であることを特徴とする(2)〜(4)のいずれかに記載のシートベルト装置。
図1は、本発明の3点式のシートベルト装置30の全体概略構成を示す図である。この3点式のシートベルト装置30は、連続した1本の帯状のシートベルト(ウェビング)31と、車室内の壁部に設けられたスルーアンカ20と、シートベルト31に取り付けられたタングプレート32と、シートフレーム23に固定されたバックル装置40と、バックル装置40とはシート25に対して反対側に設けられたアンカプレート21と、スルーアンカ20の下方に設置され、肩ベルト31Aを巻き取るリトラクタ22と、を備えている。また、本実施形態では、リトラクタ22には、不図示のエネルギー吸収機構が内蔵されている。
また、本実施形態では、ロック機構43のロックは、車両衝突時に、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束が完了したときに解除され、バックルステー50の下端部の車両前方への移動が許容される。
(a)車両に搭載された加速度計の出力(加速度値)の積分値等が閾値に達したとき。
(b)シートベルトの端部に張力計を設け、その値の変化からタイミングを決める。
(c)エアーバッグ等の衝突中に作動する機構が作動したタイミングから所定時間経過したとき。
(d)乗員の上体が前方に傾き、腰の拘束がほぼ完了していると判断される、鉛直方向に対して所定の角度以上バックルステーが回動したとき。
図3(a)〜(c)は、第1実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第1実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部にピン51が固定される。また、第1のガイド部を構成するガイドレール53は、ピン51を回動自在に支持すると共に、ピン51の車両前方への移動を案内するスリット状の案内部52を有する。
図4(a)〜(c)は、第2実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第2実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部に係合片54が固定される。係合片54は、バックルステー50の下端部における回転中心回りに、バックルステー50の位相と異なる位相に取り付けられる。係合片54は、被案内部としての2つの円弧面54aがバックルステー50の回転中心から離間して互いに径方向反対側に形成され、また、2つの円弧面54a間が平面54bで結ばれた外径形状を有する。
図5は、第3実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第3実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部にピン51が固定される。また、第1のガイド部を構成するガイドレール53は、ピン51を回動自在に支持すると共に、ピン51の車両前方への移動を案内するスリット状の案内部52を有する。
図6は、第4実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第4実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部にピン51が固定される。また、第1のガイド部を構成するガイドレール53は、ピン51を回動自在に支持すると共に、ピン51の車両前方への移動を案内する案内部52を有する。
次に、第5実施形態のバックル装置について、図7及び図8を参照して説明する。第5実施形態のバックル装置40Aは、第1実施形態のシートベルト装置とバックルステー50の作動概念はほぼ同様であるが、スライド部材が第1のガイド部に案内され、さらに、エネルギー吸収機能を備えている。
次に、第6実施形態のバックル装置について、図9及び図10を参照して説明する。第6実施形態のバックル装置40Bは、第2実施形態のシートベルト装置とバックルステー50の作動概念はほぼ同様であるが、スライド部材が第1のガイド部に案内されている。
また、本実施形態では、図9(a)及び図10(a)に、ガイド溝46aの前端にスライダ部材60が当接するストッパ部材94が設けられており、バックステー50の車両前方への移動制限を与えることができる。
次に、第7実施形態のバックル装置について、図11及び図12を参照して説明する。第7実施形態のバックル装置40Cは、第4実施形態のシートベルト装置とバックルステー50の作動概念はほぼ同様であるが、スライド部材が第1のガイド部に案内されている。
30 シートベルト装置
31 シートベルト
31A 肩ベルト
31B 腰ベルト
32 タングプレート
40,40B バックル装置
41 バックル
43 ロック機構
45,53 ガイドレール(第1のガイド部)
50 バックルステー
56、84 円弧ガイド部(第2のガイド部)
60、90 スライド部材
81、82、83 L字形のフック(第1のガイド部)
93 エネルギー吸収部
Claims (5)
- 乗員の肩部から腰部までにかかる肩ベルトと、腰部に当該乗員の両側にわたってかかる腰ベルトとを有して乗員を拘束するウェビングと、
該ウェビング上に設けられたタングプレートを係合可能なバックルと、
下端部が回動自在に支持され、該バックルを固定するためのバックルステーと、
を備える3点式のシートベルト装置であって、
シート又は車体に固定され、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動を案内する第1のガイド部と、
通常時において、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を阻止するロック機構と、
をさらに備え、
前記ロック機構のロックは、車両衝突時に、前記腰ベルトによる前記乗員の前記腰部の拘束が完了したときに解除され、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動が許容され、
前記ロック機構のロックは、前記バックルステーが鉛直方向に対して所定の角度回動し たときに解除されることを特徴とするシートベルト装置。 - 前記ロック機構は、
前記バックルステーに設けられ、該バックルステーの回転中心から離間して設けられる被案内部と、
前記バックルステーの回転中心を中心として円弧状に設けられ、前記バックルステーが前記所定の角度未満の回動において、前記バックルステーの回動を許容し、且つ、前記バックルステーの径方向移動を阻止するように該被案内部を案内する第2のガイド部と、
を備え、
前記ロック機構は、前記バックルステーが前記所定の角度回動したとき、前記第2のガイド部による前記被案内部の案内を解除することで、前記ロックを解除することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。 - 前記バックルステーの下端部が回動自在に連結され、前記第1のガイド部に前記車両前方への移動が案内されるスライド部材をさらに備え、
前記第1のガイド部は、前記スライド部材を介して、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を案内することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。 - 前記スライド部材は、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動に伴い塑性変形するエネルギー吸収部を備えることを特徴とする請求項3に記載のシートベルト装置。
- 前記第1のガイド部は、前記車両の前後方向に延設されるガイドレールであり、
前記被案内部を案内する前記第2のガイド部は、前記ガイドレールの案内部を部分的に円弧状とすることで形成される円弧溝であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017229565A JP6933568B2 (ja) | 2017-11-29 | 2017-11-29 | シートベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017229565A JP6933568B2 (ja) | 2017-11-29 | 2017-11-29 | シートベルト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019098840A JP2019098840A (ja) | 2019-06-24 |
JP6933568B2 true JP6933568B2 (ja) | 2021-09-08 |
Family
ID=66975465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017229565A Active JP6933568B2 (ja) | 2017-11-29 | 2017-11-29 | シートベルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6933568B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023117579A1 (de) * | 2021-12-20 | 2023-06-29 | Zf Automotive Germany Gmbh | Fahrzeuginsassenrückhaltesystem für ein kraftfahrzeug und verfahren zum rückhalten eines fahrzeuginsassen |
-
2017
- 2017-11-29 JP JP2017229565A patent/JP6933568B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023117579A1 (de) * | 2021-12-20 | 2023-06-29 | Zf Automotive Germany Gmbh | Fahrzeuginsassenrückhaltesystem für ein kraftfahrzeug und verfahren zum rückhalten eines fahrzeuginsassen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019098840A (ja) | 2019-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4621281B2 (ja) | シートベルトプリテンショナー | |
JP5182843B2 (ja) | 車両用シート | |
EP3088261B1 (en) | Seat belt retractor and seat belt apparatus | |
JP6891742B2 (ja) | 3点式シートベルト装置 | |
JP5201657B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5294444B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2006088899A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP6933568B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP2007238030A (ja) | シートベルト装置 | |
JP6790011B2 (ja) | シートベルト装置のバックル装置及びシートベルト装置 | |
JP5436947B2 (ja) | 乗員拘束装置及び乗員拘束装置を備えた車両用シート | |
KR101477794B1 (ko) | 안전벨트용 안전장치 | |
JP6768149B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP2007196881A (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
JP5105582B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5285924B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP6964569B2 (ja) | シートベルト装置 | |
EP1783011A2 (en) | Pretensioner | |
JP2005186633A (ja) | シートベルト装置およびその作動方法 | |
JPH0635061U (ja) | バックル引き込み装置 | |
JP5163009B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP6597522B2 (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
KR100461312B1 (ko) | 시트벨트 장치의 어퍼앵커플레이트 구조 | |
JP2020131767A (ja) | 車両用シート装置 | |
JP2006192941A (ja) | 乗員保護装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210527 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210616 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6933568 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |