JP6933568B2 - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6933568B2
JP6933568B2 JP2017229565A JP2017229565A JP6933568B2 JP 6933568 B2 JP6933568 B2 JP 6933568B2 JP 2017229565 A JP2017229565 A JP 2017229565A JP 2017229565 A JP2017229565 A JP 2017229565A JP 6933568 B2 JP6933568 B2 JP 6933568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buckle
buckle stay
vehicle
waist
stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017229565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019098840A (ja
Inventor
辰雄 多田
辰雄 多田
齋藤 博之
博之 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Autoliv Development AB
Original Assignee
Autoliv Development AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Autoliv Development AB filed Critical Autoliv Development AB
Priority to JP2017229565A priority Critical patent/JP6933568B2/ja
Publication of JP2019098840A publication Critical patent/JP2019098840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6933568B2 publication Critical patent/JP6933568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

本発明は、シートベルト装置に関する。
3点式のシートベルト装置では、シートベルト(ウェビング)が、乗員の左右一方の片側上部から他側下部へ胸の前で斜めに架け渡される肩ベルトと、左右一方の片側から他側へ腰の上で架け渡される腰ベルトとを形成し、肩ベルト及び腰ベルトに連結されたタングを、車体に固定されたバックルに差し込み係合させることで、乗員の胸部及び腰部を拘束し、車両衝突時に乗員が前方へ投げ出されることを防止する。
このような構成の3点式のシートベルト装置では、衝突によって、慣性を持つ乗員は前方へ移動しようとするため、乗員がシートベルトで過度に拘束された場合、あばら骨への負担が大きくなる。それを緩和するために、最近のシートベルト装置では、リトラクタ部にエネルギー吸収機構が設けられ、過度な拘束が発生しないような工夫が施されたものがある。しかし、エネルギー吸収機構は、リトラクタ部に設けられているため、乗員の胸部とリトラクタ部との間のシートベルト張力の緩和には有効であるが、乗員の胸部とバックルとの間、即ち腰部付近を拘束するシートベルトの張力緩和は、必ずしも十分ではない。
3点式のシートベルト装置として、車両衝突に伴ってシートベルトに張力がかかった際に、過剰な圧迫力が乗員の胸部に作用しないよう、タングが係合されるバックルを、該バックルの車両前方への移動のみを許容するガイドを介してシートフレームに取り付けると共に、バックルに車両前方への所定以上の外力が加わったときに該バックルの前方への移動を抵抗力を伴いながら許容するエネルギー吸収機構を設けたシートベルト装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、衝突中にシートベルトをバックル部で分離することによってバックル位置の前方移動を可能とし、腰ベルトと肩ベルトを分離することにより腰部拘束力を低減させることなく、胸部に作用するベルト張力の低減を図った分離式バックル(スプリットバックル)に関する論文が知られている(非特許文献1参照)。
特開2004−161037号公報
Bengt Pipkorn, Francisco J.Lopez-Valdes,Oscar Juste-Lorente, Ricardo Insausti, Christer Lundgren & Cecilia Sunnevang (2016)"Assessment of an innovative seat belt with independent control of the shoulder and lap portions using THOR tests, the THUMS model, and PMHS test",Traffic Injury Prevention,17:Sup1,pp.124−130
ところで、特許文献1に記載のシートベルト装置では、バックルに作用する車両前方への外力によってバックルが移動するため、シートベルトによる胸部への圧迫度合いは軽減されるが、バックルの移動によって腰部が車両前方に動いてしまい、腰部の拘束が不十分になる可能性がある。
また、非特許文献1では、ラップベルトとショルダーベルトの分離を可能にするための複雑な機構が必要となる。
本発明は、上記事情を考慮し、車両衝突時に、ウェビングによる乗員の腰部の拘束を十分に行いつつ、あばら骨への負担を低減して、乗員拘束性能の向上を図ることができるシートベルト装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成によって達成される。
(1) 乗員の肩部から腰部までにかかる肩ベルトと、腰部に当該乗員の両側にわたってかかる腰ベルトとを有して乗員を拘束するウェビングと、
該ウェビング上に設けられたタングプレートを係合可能なバックルと、
下端部が回動自在に支持され、該バックルを固定するためのバックルステーと、
を備える3点式のシートベルト装置であって、
シート又は車体に固定され、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動を案内する第1のガイド部と、
通常時において、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を阻止するロック機構と、
をさらに備え、
前記ロック機構のロックは、車両衝突時に、前記腰ベルトによる前記乗員の前記腰部の拘束が完了したときに解除され、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動が許容され
前記ロック機構のロックは、前記バックルステーが鉛直方向に対して所定の角度回動し たときに解除されることを特徴とするシートベルト装置。
) 前記ロック機構は、
前記バックルステーに設けられ、該バックルステーの回転中心から離間して設けられる被案内部と、
前記バックルステーの回転中心を中心として円弧状に設けられ、前記バックルステーが前記所定の角度未満の回動において、前記バックルステーの回動を許容し、且つ、前記バックルステーの径方向移動を阻止するように該被案内部を案内する第2のガイド部と、
を備え、
前記ロック機構は、前記バックルステーが前記所定の角度回動したとき、前記第2のガイド部による前記被案内部の案内を解除することで、前記ロックを解除することを特徴とする()に記載のシートベルト装置。
) 前記バックルステーの下端部が回動自在に連結され、前記第1のガイド部に前記車両前方への移動が案内されるスライド部材をさらに備え、
前記第1のガイド部は、前記スライド部材を介して、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を案内することを特徴とする()に記載のシートベルト装置。
) 前記スライド部材は、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動に伴い塑性変形するエネルギー吸収部を備えることを特徴とする()に記載のシートベルト装置。
) 前記第1のガイド部は、前記車両の前後方向に延設されるガイドレールであり、
前記被案内部を案内する前記第2のガイド部は、前記ガイドレールの案内部を部分的に円弧状とすることで形成される円弧溝であることを特徴とする()〜()のいずれかに記載のシートベルト装置
本発明の3点式のシートベルト装置は、シート又は車体に固定され、バックルステーの下端部の車両前方への移動を案内する第1のガイド部と、通常時において、バックルステーの下端部の車両前方への移動を阻止するロック機構と、をさらに備える。ロック機構のロックは、車両衝突時に、腰ベルトによる乗員の腰部の拘束が完了したときに解除され、バックルステーの下端部の車両前方への移動が許容される。これにより、車両衝突時に、ウェビングによる乗員の腰部の拘束を十分に行いつつ、あばら骨への負担を低減して、乗員拘束性能の向上を図ることができる。
(a)は本発明のシートベルト装置の衝突初期のバックルが前方移動する前の状態を示す斜視図、(b)はバックルが前方移動した状態を示す斜視図である。 衝突中のベルト張力を示すグラフである。 (a)〜(c)は、第1実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す側面図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す側面図である。 (a)〜(d)は、第3実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す側面図である。 (a)〜(d)は、第4実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す側面図及びスリットに沿って切断した断面図である。 第5実施形態のバックル装置の斜視図である。 (a)及び(b)は、図7に示すバックル装置の作動説明図である。 (a)及び(b)は、第7実施形態のバックル装置の正面図及び側面図である。 図9に示すバックル装置の作動説明図である。 (a)〜(c)は、第7実施形態のバックル装置の正面図、側面図、及び下面図である。 (a)及び(b)は、図11に示すバックル装置の作動説明図である。
以下、本発明の3点式のシートベルト装置に係る各実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の3点式のシートベルト装置30の全体概略構成を示す図である。この3点式のシートベルト装置30は、連続した1本の帯状のシートベルト(ウェビング)31と、車室内の壁部に設けられたスルーアンカ20と、シートベルト31に取り付けられたタングプレート32と、シートフレーム23に固定されたバックル装置40と、バックル装置40とはシート25に対して反対側に設けられたアンカプレート21と、スルーアンカ20の下方に設置され、肩ベルト31Aを巻き取るリトラクタ22と、を備えている。また、本実施形態では、リトラクタ22には、不図示のエネルギー吸収機構が内蔵されている。
シートベルト31は、シート25に着座した乗員Mの左右一方の片側上部(図の例では乗員Mの左側上部)から他側下部へ、肩部から胸部の前を通り腰部まで斜めにかかる肩ベルト31Aと、左右一方の片側(図の例では乗員Mの左側)から他側へ、腰部に乗員の両側にわたってかかる腰ベルト31Bとを有している。肩ベルト31Aは、スルーアンカ20によってガイドされ、乗員Mの胸部に良好にフィットするようになっている。タングプレート32は、シートベルト31上に設けられ、ベルト装着時にバックル41に挿入係止されることで、シートベルト31を肩ベルト31Aと腰ベルト31Bに分ける。
バックル装置40は、3点式のシートベルトのタングプレート32を係合可能なバックル41と、下端部が回動自在に支持され、バックル41を固定するためのバックルステー50と、シートフレーム23に固定され、バックルステー50の下端部の車両前方への移動を案内する第1のガイド部(後述するガイドレール45、53、L字形のフック81〜83)と、を備える。
さらに、シートベルト装置30は、通常時において、バックルステー50の下端部の車両前方への移動を阻止するロック機構43を備える。
また、本実施形態では、ロック機構43のロックは、車両衝突時に、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束が完了したときに解除され、バックルステー50の下端部の車両前方への移動が許容される。
ここで、一般的に、車両正面衝突時の乗員Mは、衝突初期では速度を持つ慣性体としての動きとなり、車両前方に投げ出される。乗員の各部分はシートベルトによって均一な拘束を受けるのではなく、シート座面の腰の摩擦やシートベルトのエネルギー吸収部材の影響により、下肢、腰部、腹部、頭部等の拘束特性に違いが発生する。部分的にはあえて強い力で拘束させないようにする部分もある。一般的には胸部の拘束力よりも腰部の拘束力の方が強く、腰部の方が車両前方への動きが早く止まり、その結果として胸部を含む上体が前方に傾く。これをベルトの張力で示すと図2のように示され、肩ベルトの張力は腰ベルトの張力よりも長い時間にわたり張力が維持される。今回の発明は、腰の拘束が比較的早く終わることを利用し、以下の各実施形態では、腰部の拘束を十分に行いつつ、胸部へのシートベルト張力の緩和を可能にするため、バックルの傾きなど乗員の上体の傾きを検知することで、腰部の拘束がほぼ完了する適切なタイミングを見計らって、上述したように、バックルステー50が新たなエネルギー吸収を行いながら車両前方に移動可能になるように構成する。これにより、肩ベルト31Aの張力を緩和して胸部への圧迫度合いを軽減し、上体が前方へ傾いた際のあばら骨への負担を低減する。
なお、適切なタイミングとしては、下記(a)〜(d)が想定される。即ち、ロック機構43のロック解除は、バックル装置40の機械的な作動により行われもよいし、適切なタイミングと判断された時に発生する電気信号に基づいて行われてもよい。
(a)車両に搭載された加速度計の出力(加速度値)の積分値等が閾値に達したとき。
(b)シートベルトの端部に張力計を設け、その値の変化からタイミングを決める。
(c)エアーバッグ等の衝突中に作動する機構が作動したタイミングから所定時間経過したとき。
(d)乗員の上体が前方に傾き、腰の拘束がほぼ完了していると判断される、鉛直方向に対して所定の角度以上バックルステーが回動したとき。
なお、バックル装置40のロック機構43のロック解除は、腰ベルトの拘束がほぼ完了し、且つリトラクタ22側のエネルギー吸収機構によるエネルギー吸収が続いているタイミングが好ましいが、リトラクタ22側のエネルギー吸収機構によるエネルギー吸収が完了した後のタイミングでもよい。
以下、上述した第1のガイド部、ロック機構43、及び、車両衝突時に、腰ベルト31Bによる乗員の腰部の拘束が完了したときにロック機構43のロックを解除する機構を有する各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図3(a)〜(c)は、第1実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第1実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部にピン51が固定される。また、第1のガイド部を構成するガイドレール53は、ピン51を回動自在に支持すると共に、ピン51の車両前方への移動を案内するスリット状の案内部52を有する。
バックルステー50のバックル41とピン51との中間位置には、被案内部としてのガイドピン58が設けられている。また、シートフレーム23又は車体側には、ガイドピン58をピン51を中心とする円周に沿ってガイドする第2のガイド部としての円弧ガイド部56と、円弧ガイド部56から連続して形成されてガイドピン58を案内部52と平行に案内する直線ガイド部57と、が形成されている。即ち、本実施形態では、バックルステーのガイドピン58と、円弧ガイド部56とがロック機構43を構成している。
通常のシートベルト装着時においては、図3(a)に示すように、バックルステー50が鉛直方向に対して所定の角度α未満の回動で、ガイドピン58が円弧ガイド部56に嵌合している状態では、バックルステー50は、ピン51を中心とした回転のみが許容され、バックルステー50のピン51まわりの径方向移動はなく、ピン51の車両前方への移動は阻止されている。このため、車両衝突直後には、バックルステー50の下端部は車両前方へ移動することなく、シートベルト31が乗員Mの胸部及び腰部を拘束し、乗員Mが前方移動して上体が前方に倒れると、これに伴ってシートベルト31に作用する張力の方向が変化して、バックルステー50が図中、反時計方向に回転する。
さらに、車両衝突時には、図3(b)に示すように、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束がほぼ完了している、バックルステー50が鉛直方向に対して所定の角度α前方へ回動すると、バックルステー50の下端部であるピン51の車両前方への移動が許容される。そして、乗員Mの上体がさらに前方に倒れ、バックル41に作用する前方への引っ張り力により、図3(c)に示すように、ガイドピン58が円弧ガイド部56から直線ガイド部57に移動して、バックルステー50は車両前方へと移動する。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。
(第2実施形態)
図4(a)〜(c)は、第2実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第2実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部に係合片54が固定される。係合片54は、バックルステー50の下端部における回転中心回りに、バックルステー50の位相と異なる位相に取り付けられる。係合片54は、被案内部としての2つの円弧面54aがバックルステー50の回転中心から離間して互いに径方向反対側に形成され、また、2つの円弧面54a間が平面54bで結ばれた外径形状を有する。
第1のガイド部を構成するガイドレール53では、案内部52は、車両前後方向に延びるスリット52bと、スリット52bの車両後方側に形成された第2のガイド部を構成する円弧溝52cとを備える。円弧溝52cは、案内部52の上辺及び下辺に対向して形成され、係合片54の円弧面54aを回動自在に支持し、スリット52bは、係合片54の平面を摺動移動自在に案内する。即ち、本実施形態では、バックルステーの係合片54と、円弧溝52cとがロック機構43を構成している。
そして、図4(a)に示すように、通常のシートベルト装着時において、バックルステー50が鉛直方向に対して所定の角度α未満の回動では、係合片54の円弧面54aが円弧溝52cに支持されてバックルステー50の回転のみを許容し、バックルステー50の下端部の車両前方への移動が阻止されている。このため、車両衝突直後には、バックルステー50の下端部は車両前方へ移動することなく、シートベルト31が乗員Mの胸部及び腰部を拘束し、乗員Mが前方移動して上体が前方に倒れると、これに伴ってシートベルト31に作用する張力の方向が変化して、バックルステー50が図中、反時計方向に回転する。
さらに、車両衝突時には、図4(b)に示すように、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束がほぼ完了している、バックルステー50が鉛直方向に対して所定の角度α前方へ回動したとき、係合片54の円弧面54aが円弧溝52cの案内から解除され、バックルステー50の前方移動が許容される。そして、乗員Mの上体がさらに前方に倒れ、バックル41に作用する前方への引っ張り力により、図4(c)に示すように、係合片54の平面54bがスリット52bに沿って摺動移動して、バックルステー50の下端部は車両前方へと移動する。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第3実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部にピン51が固定される。また、第1のガイド部を構成するガイドレール53は、ピン51を回動自在に支持すると共に、ピン51の車両前方への移動を案内するスリット状の案内部52を有する。
ピン51の移動方向前方には、ピン51の移動を阻止するロック機構43を構成するロック部材55が配置されている。ロック部材55は、MGG(マイクロガスジェネレータ)54によって作動してピン51の移動を許容する。
したがって、通常のシートベルト装着時には、図5(b)に示すように、ロック部材55によって前方への移動が阻止されたバックルステー50は、ピン51を中心とした回転のみが可能である。このため、車両衝突直後には、バックルステー50の下端部は車両前方へ移動することなく、シートベルト31が乗員Mの胸部及び腰部を拘束し、乗員Mが前方移動して上体が前方に倒れると、これに伴ってシートベルト31に作用する張力の方向が変化して、バックルステー50が図中、反時計方向に回転する。
さらに、車両衝突時には、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束が完了したときである、上記(a)〜(d)の適切なタイミングでMGG54を点火させることで、図5(c)に示すように、ロック部材55が作動して、バックルステー50の車両前方への移動が許容される。そして、乗員Mの上体がさらに前方に倒れ、バックル41に作用する前方への引っ張り力により、図5(d)に示すように、バックルステー50は車両前方へと移動する。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態のシートベルト装置のバックル装置を、作動状態と共に示す。第4実施形態のバックル装置40では、バックルステー50は、上端部にバックル41が固定され、下端部にピン51が固定される。また、第1のガイド部を構成するガイドレール53は、ピン51を回動自在に支持すると共に、ピン51の車両前方への移動を案内する案内部52を有する。
ピン51は、大径部51aと小径部51bとを備え、案内部52は、大径部51aが回転可能に嵌合する一対の孔部52aが両端に形成され、一対の孔部52a間は、小径部51bのみが摺動移動可能なスリット52bで連結されている。
通常のシートベルト装着時には、図6(b)に示すように、一方の孔部52aに大径部51aが嵌合しており、バックルステー50の回転のみが許容され、バックルステー50の下端部の車両前方への移動が阻止されている。このため、車両衝突直後には、バックルステー50の下端部は車両前方へ移動することなく、シートベルト31が乗員Mの胸部及び腰部を拘束し、乗員Mが前方移動して上体が前方に倒れると、これに伴ってシートベルト31に作用する張力の方向が変化して、バックルステー50が図中、反時計方向に回転する。
さらに、車両衝突時には、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束が完了したときである、上記(a)〜(d)の適切なタイミングで、例えば、不図示のMGGを点火することで、図6(c)に示すように、ピン51を軸方向に移動させて小径部51bを孔部52aに案内させることにより、バックルステー50の車両前方に移動が許容される。そして、乗員Mの上体がさらに前方に倒れ、バックル41に作用する前方への引っ張り力により、図6(d)に示すように、小径部51bがスリット52b内を摺動しながら、バックルステー50の下端部は車両前方へと移動する。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態のバックル装置について、図7及び図8を参照して説明する。第5実施形態のバックル装置40Aは、第1実施形態のシートベルト装置とバックルステー50の作動概念はほぼ同様であるが、スライド部材が第1のガイド部に案内され、さらに、エネルギー吸収機能を備えている。
図7に示すように、第5実施形態のバックル装置40Aでは、第1のガイド部を構成する複数のL字形のフック81〜83を備えたバックルアンカーベース80が不図示のボルトによりシートフレーム23又は車体側に固定されている。L字形のフック81〜83は、バー状のスライド部材90を車両前後方向にのみ移動可能に収容する。
この場合、バー状のスライド部材90を収容するスライド空間80a(車両前方から見た場合に矩形をなす空間)を形成するため、少なくとも一対のL字形のフック81、82は上下に組み合わせて設けられている。また、スライド空間80aの長さを確保するため、残りのフック83は、前側の2つのフック81、82から後方に離間した位置に配置されている。
また、バックルアンカーベース80には、スライド空間80aの上方に円弧状の円弧ガイド部(第2のガイド部)84が設けられている。具体的に、図8(a)に示すように、円弧ガイド部84は、バックルステー50の回転中心に対して軸方向両側に延び、且つ、鉛直方向に対して所定の角度αだけ前方に形成されている。また、円弧ガイド部84の内径は、後述するスライド部材90のネジ孔92を中心とする半径の円により形成されている。
このスライド空間80aに対して、バー状のスライド部材90が車両前方に移動可能に収容されている。このスライド部材90は、前部に設けられた、スライド空間80aに対してスライド可能な形状とされたスライダ部91と、後部に設けられた、U字状に屈曲したエネルギー吸収部93とを一体に有する。なお、エネルギー吸収部93は、板体を板面内でU字状に屈曲させることにより、エネルギーを吸収しやすくした部分である。このエネルギー吸収部93の前端部93aはスライダ部91につながっており、後端部93bはボルト通し孔(図示せず)に挿通されたボルト95でバックルアンカーベース80に固定されている。
エネルギー吸収部93の前端部93aよりもスライド部材90の前側位置に設けた挿通孔92には、バックル41が上端部に固定されたバックルステー50が、段付きボルト75、ワッシャ76を介して挿入され、スライド部材90のねじ孔92に固定される。段付きボルト75の根元部分は大径円筒部75aを有し、バックルステー50の挿通孔50aが嵌合することで、バックルステー50は、スライド部材90に回動自在に取り付けられている。
バックルステー50には、バックルアンカーベース80の円弧ガイド部84に対応する位置に被案内部であるガイドピン58がシートフレーム側に突出して設けられている。即ち、本実施形態では、ガイドピン58及び円弧ガイド部84は、ロック機構43を構成する。
そして、通常のシートベルト装着時には、図8(a)に示すように、バックルステー50のガイドピン58が円弧ガイド部84の内周面に当接して案内されることで、挿通孔50aまわりのバックルステー50の回転が許容される一方、バックルステー50の径方向移動が阻止されている。
一方、車両衝突時には、シートベルト31が乗員Mの胸部及び腰部を拘束し、乗員Mが前方移動して上体が前方に倒れると、これに伴ってシートベルト31に作用する張力の方向が変化し、バックルステー50が図中、反時計方向に回動する。そして、腰ベルト31Bによる乗員Mの腰部の拘束が完了している、バックルステー50が鉛直方向に対して所定の角度α回動したときに、ガイドピン58が円弧ガイド部84から外れる。これにより、ロック機構43によるロックが解除されて、バックルステー50の下端部及びスライド部材90の前方移動が許容される。
そして、乗員Mの上体がさらに前方に倒れ、バックル41に作用する前方への引っ張り力により、図8(b)に示すように、バックルステー50がスライド部材90と共に前方移動すると、スライド部材90のU字状のエネルギー吸収部93が伸びて、その分だけ、それより前側のスライダ部91が前方に移動すると共に、バックルステー50も車両前方へと移動する。これにより、エネルギー吸収部93の塑性変形によりエネルギー吸収が行われ、乗員Mに対する衝撃度合いが軽減され、乗員拘束性能が向上する。また、このようにスライダ部91とエネルギー吸収部93を一体に形成した場合、構造の単純化が図れるので、組立が容易になる。
また、バックルステー50が所定の角度α回動した時、ロックが解除されてバックルステー50の下端部の車両前方への移動が許容される。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。さらに、エネルギー吸収部93の塑性変形によりエネルギーが吸収されるので、乗員Mに対する衝撃度合いが軽減され、乗員拘束性能が向上する。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態のバックル装置について、図9及び図10を参照して説明する。第6実施形態のバックル装置40Bは、第2実施形態のシートベルト装置とバックルステー50の作動概念はほぼ同様であるが、スライド部材が第1のガイド部に案内されている。
図9に示すように、第6実施形態のバックル装置40Bでは、上端部にバックル41が固定されたバックルステー50と、第1のガイド部を構成するガイドレール45と、該ガイドレール45に沿って車両前後方向にスライド可能なスライド部材60と、を備える。
バックルステー50は、その下端部に設けられた挿通孔50aを段付きボルト75の大径円筒部75aに嵌合させ、段付きボルト75をワッシャ76(図7参照)を介して、スライド部材60のネジ孔62に締結することで、スライド部材60に回動自在に取り付けられている。
また、バックルステー50には、その回転中心(挿通孔50aの中心)から離間して、互いに径方向反対側に設けられた被案内部を構成する一対のピン59が固定されている。バックルステー50は、一対のピン59とスライド部材60との間に僅かな隙間を有した状態でスライド部材60に取り付けられる。
ガイドレール45は、金属の矩形板を断面C字形に折り曲げることで形成されたガイド溝46aを有するガイドレール部46と、ガイドレール部46の長手方向の両側に張り出した取付部47、48とを有する。ガイドレール45は、両端の取付部47、48の貫通孔47a、48aに通した不図示の取付ボルトをシートフレーム23に締結することによってシートフレーム23に固定される。ガイドレール45は、ガイドレール部46が車両前後方向に向くようにシートフレーム23に取り付けられている。
断面C字形をなすガイドレール部46は、上下前面壁46c、46dの間に所定幅の案内部46bが形成されており、バックルステー50の下端部を支持する段付きボルト75及び一対のピン59の移動を許容する。また、ガイドレール部46には、バックルステー50の一対のピン59と摺接してバックルステー50の回転のみを許容する第2のガイド部を構成する一対の円弧溝49が案内部46bから連続して形成されている。
スライド部材60は、ガイドレール45のガイド溝46aに車両前後方向スライド自在に収容されている。
そして、通常のシートベルト装着時には、図9に示すように、バックルステー50の一対のピン59が、一対の円弧溝49に摺接して案内され、バックルステー50の回転のみが許容される一方、バックルステー50の下端部の車両前方への移動が阻止されている。
一方、車両衝突時には、シートベルト31が乗員Mの胸部及び腰部を拘束し、乗員Mが前方移動して上体が前方に倒れると、これに伴ってシートベルト31に作用する張力の方向が変化して、バックルステー50が図中、反時計方向に回転する。そして、シートベルト31による腰部の拘束がほぼ完了するタイミングである、バックルステー50が所定の角度α前方に回動すると、一対のピン59が、円弧溝49から外れ、ロック機構43によるロックが解除されて、バックルステー50の前方移動が許容される。そして、乗員Mの上体がさらに前方に倒れ、バックル41に作用する前方への引っ張り力により、一対のピン59が、図10に示すように、案内部46bに摺接することでバックルステー50の下端部が車両前方へと移動する。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。
なお、案内部46b内でのバックルステー50の移動可能距離は、例えば、100mm程度であり、スライド部材60とガイドレール45との間に摺動抵抗を付与すれば、第5実施形態のエネルギー吸収部93と同様のエネルギー吸収機能を付与できる。
また、本実施形態では、図9(a)及び図10(a)に、ガイド溝46aの前端にスライダ部材60が当接するストッパ部材94が設けられており、バックステー50の車両前方への移動制限を与えることができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態のバックル装置について、図11及び図12を参照して説明する。第7実施形態のバックル装置40Cは、第4実施形態のシートベルト装置とバックルステー50の作動概念はほぼ同様であるが、スライド部材が第1のガイド部に案内されている。
図11に示すように、第7実施形態のバックル装置40Cは、上端部にバックル41が固定されたバックルステー50と、第1のガイド部を構成するガイドレール45と、該ガイドレール45に沿って車両前方への移動が案内されるスライド部材60と、スライド部材60の移動軌跡上に進退自在に配設されたロック部材である係止ピン61と、該係止ピン61の移動軌跡上からの退避を許容または阻止する作動部65とから構成されている。
バックルステー50は、その下端部に設けられた貫通孔50aを段付きボルト75の大径円筒部75aに嵌合させ、段付きボルト75をワッシャ76(図7参照)を介して、スライド部材60のネジ孔62aに締結することで、スライド部材60に回動自在に取り付けられている。
ガイドレール45は、金属の矩形板を断面C字形に折り曲げることで形成されたガイド溝46aを有するガイドレール部46と、ガイドレール部46の長手方向の両側に張り出した取付部47、48とを有する。ガイドレール45は、両端の取付部47、48の貫通孔47a、48aに通した不図示の取付ボルトをシートフレーム23に締結することによってシートフレーム23に固定される。ガイドレール45は、ガイドレール部46を車両前後方向に向くようにシートフレーム23に取り付けられている。
断面C字形をなすガイドレール部46は、上下前面壁46c、46dの間に所定幅の案内部46bが形成されており、バックルステー50の下端部を支持する段付きボルト75の移動を許容する。ガイドレール45の後面壁46eに設けられた貫通孔46gには、係止ピン61が嵌合する。係止ピン61は、後面壁46eに設けられた貫通孔46gより大きな直径の鍔部61aと、先細りに形成されたテーパ面61cを有する細径部61bとを有する。鍔部61aは、ガイドレール45の後面壁46eの外側に位置し、細径部61bは、ガイドレール45の貫通孔46gからスライド部材60の移動軌跡上に進退自在に配設されている。
スライド部材60は、ガイドレール45のガイド溝46aに車両前後方向にスライド自在に収容されている。
作動部65は、ガイドレール45の後面壁46eに形成された支持部46fに一端部が支持されたレバー66と、ガスジェネレータ67のガス圧により押し出されるピストン68とを備える。
そして、図12に示すように、点火電流によりガスジェネレータ67を作動させると、ガスジェネレータ67のガス圧によりピストン68が押し出され、一端部が支持部46fで支持されたレバー66が図中時計方向に回転し、係止ピン61の貫通孔からの抜け出しを許容する。
衝突時の慣性により乗員Mが前方へ移動すると、スライド部材60がバックルステー50と共に前方に移動し、係止ピン61のテーパ部61cにテーパ60aが当接するスライド部材60の作用により、係止ピン61が貫通孔46gから抜け出してスライド部材60のさらなる移動が可能となる。
ロック解除のタイミング、即ち、ガスジェネレータ67を作動させるタイミングは、シートベルト31による腰部の拘束がほぼ完了する上記(a)〜(d)のタイミングに合わせて設定される。これにより、腰部の拘束を十分に行いつつ、腰部付近の肩ベルト31Aの張力の緩和を可能とし、あばら骨への負担を低減することができる。
なお、ガイドレール部46内でのスライド部材60の移動可能距離は、例えば、100mm程度であり、スライド部材60とガイドレール45との間に摺動抵抗を付与すれば、第5実施形態のエネルギー吸収部93と同様のエネルギー吸収機能を付与できる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
23 シートフレーム
30 シートベルト装置
31 シートベルト
31A 肩ベルト
31B 腰ベルト
32 タングプレート
40,40B バックル装置
41 バックル
43 ロック機構
45,53 ガイドレール(第1のガイド部)
50 バックルステー
56、84 円弧ガイド部(第2のガイド部)
60、90 スライド部材
81、82、83 L字形のフック(第1のガイド部)
93 エネルギー吸収部

Claims (5)

  1. 乗員の肩部から腰部までにかかる肩ベルトと、腰部に当該乗員の両側にわたってかかる腰ベルトとを有して乗員を拘束するウェビングと、
    該ウェビング上に設けられたタングプレートを係合可能なバックルと、
    下端部が回動自在に支持され、該バックルを固定するためのバックルステーと、
    を備える3点式のシートベルト装置であって、
    ート又は車体に固定され、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動を案内する第1のガイド部と、
    通常時において、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を阻止するロック機構と、
    をさらに備え、
    前記ロック機構のロックは、車両衝突時に、前記腰ベルトによる前記乗員の前記腰部の拘束が完了したときに解除され、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動が許容され
    前記ロック機構のロックは、前記バックルステーが鉛直方向に対して所定の角度回動し たときに解除されることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記ロック機構は、
    前記バックルステーに設けられ、該バックルステーの回転中心から離間して設けられる被案内部と、
    前記バックルステーの回転中心を中心として円弧状に設けられ、前記バックルステーが前記所定の角度未満の回動において、前記バックルステーの回動を許容し、且つ、前記バックルステーの径方向移動を阻止するように該被案内部を案内する第2のガイド部と、
    を備え、
    前記ロック機構は、前記バックルステーが前記所定の角度回動したとき、前記第2のガイド部による前記被案内部の案内を解除することで、前記ロックを解除することを特徴とする請求項に記載のシートベルト装置。
  3. 前記バックルステーの下端部が回動自在に連結され、前記第1のガイド部に前記車両前方への移動が案内されるスライド部材をさらに備え、
    前記第1のガイド部は、前記スライド部材を介して、前記バックルステーの下端部の前記車両前方への移動を案内することを特徴とする請求項に記載のシートベルト装置。
  4. 前記スライド部材は、前記バックルステーの下端部の車両前方への移動に伴い塑性変形するエネルギー吸収部を備えることを特徴とする請求項に記載のシートベルト装置。
  5. 前記第1のガイド部は、前記車両の前後方向に延設されるガイドレールであり、
    前記被案内部を案内する前記第2のガイド部は、前記ガイドレールの案内部を部分的に円弧状とすることで形成される円弧溝であることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載のシートベルト装置
JP2017229565A 2017-11-29 2017-11-29 シートベルト装置 Active JP6933568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229565A JP6933568B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 シートベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017229565A JP6933568B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 シートベルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019098840A JP2019098840A (ja) 2019-06-24
JP6933568B2 true JP6933568B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=66975465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017229565A Active JP6933568B2 (ja) 2017-11-29 2017-11-29 シートベルト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6933568B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023117579A1 (de) * 2021-12-20 2023-06-29 Zf Automotive Germany Gmbh Fahrzeuginsassenrückhaltesystem für ein kraftfahrzeug und verfahren zum rückhalten eines fahrzeuginsassen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023117579A1 (de) * 2021-12-20 2023-06-29 Zf Automotive Germany Gmbh Fahrzeuginsassenrückhaltesystem für ein kraftfahrzeug und verfahren zum rückhalten eines fahrzeuginsassen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019098840A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4621281B2 (ja) シートベルトプリテンショナー
JP5182843B2 (ja) 車両用シート
EP3088261B1 (en) Seat belt retractor and seat belt apparatus
JP6891742B2 (ja) 3点式シートベルト装置
JP5201657B2 (ja) 車両用シート
JP5294444B2 (ja) 車両用シート
JP2006088899A (ja) 乗員保護装置
JP6933568B2 (ja) シートベルト装置
JP2007238030A (ja) シートベルト装置
JP6790011B2 (ja) シートベルト装置のバックル装置及びシートベルト装置
JP5436947B2 (ja) 乗員拘束装置及び乗員拘束装置を備えた車両用シート
KR101477794B1 (ko) 안전벨트용 안전장치
JP6768149B2 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP2007196881A (ja) 車両用シートベルト装置
JP5105582B2 (ja) 車両用シート
JP5285924B2 (ja) シートベルト装置
JP6964569B2 (ja) シートベルト装置
EP1783011A2 (en) Pretensioner
JP2005186633A (ja) シートベルト装置およびその作動方法
JPH0635061U (ja) バックル引き込み装置
JP5163009B2 (ja) 車両の乗員保護装置
JP6597522B2 (ja) 車両用シートベルト装置
KR100461312B1 (ko) 시트벨트 장치의 어퍼앵커플레이트 구조
JP2020131767A (ja) 車両用シート装置
JP2006192941A (ja) 乗員保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6933568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150