JPH0939734A - プリローダ装置 - Google Patents

プリローダ装置

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JPH0939734A
JPH0939734A JP7199854A JP19985495A JPH0939734A JP H0939734 A JPH0939734 A JP H0939734A JP 7199854 A JP7199854 A JP 7199854A JP 19985495 A JP19985495 A JP 19985495A JP H0939734 A JPH0939734 A JP H0939734A
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buckle
wire
vehicle
support member
arrow
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Application number
JP7199854A
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English (en)
Inventor
Hideki Tanaka
秀樹 田中
Seiji Nishide
誠司 西出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックルの姿勢を維持しつつ、ワイヤに生じ
る応力を緩和させるプリローダ装置。 【解決手段】 ワイヤを支持する支持部材30が移動手
段を介して配置されている。この移動手段が、プレート
ベース20の折曲部20Aに形成されたガイド孔20B
とこの折曲部20Aの厚みよりも広く形成された支持部
材30の切欠溝31Bとで構成されている。支持部材3
0によってバックルの姿勢が維持され、かつ、支持部材
30はガイド孔20Bに案内されながら所定の回転量だ
け回転するので、ワイヤ25の根元部分に生じる応力が
緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員拘束用ウエビ
ングの着脱のためのタングプレートと係合するバックル
を車両急減速時に引き込むプリローダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のシートベルト装置では、ウエビン
グの中間部が挿通されたタングプレートを、座席脇のバ
ックルに係合することにより、ウエビングの装着がなさ
れる。このバックルを通常の位置から、車両急減速時に
引き込み、これにより、ウエビングを引き締めて乗員の
初期拘束性を高めるプリローダ装置が知られている。
【0003】プリローダ装置にはバックル引込機構とし
て、プレートベースが取付ボルトで車両前後方向へ位置
調整可能に支持された座席の側面に取り付けられてい
る。このプレートベースには、バックルの引込方向側に
設置されたシリンダが配置されている。このシリンダ内
を移動するピストンにワイヤの一端が接続され,ワイヤ
の他端はバックルに接続されている。また、プレートベ
ースには、車両減速時に生じる負の加速度を検知するた
めの加速度センサ及び大量のガスを発生させるガス発生
装置等が配置されている。
【0004】車両急減速時に加速度センサが作動する
と、ガス発生装置では大量のガス発生によりピストンが
シリンダ内を移動しピストンに連結されたワイヤに引張
力が付与され、このワイヤの引張力によってワイヤを介
してバックルが引込方向へ移動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バック
ルはタングプレートの挿入を容易にするため、プレート
ベースから立ち上げた状態で支持しているが、バックル
をワイヤで連結,支持しているので、ワイヤ自体の可撓
性及びバックルの重みのためワイヤが撓んでしまい、バ
ックルの姿勢を所定位置に維持できない場合がある。
【0006】一方、ワイヤの自立性を高めるために、ワ
イヤを支え部材へ連結させ、この支え部材をベースに固
定することが考えられるが、バックル位置を乗員の体格
に対応させて変位させることが望ましい。この場合、ウ
エビングが乗員の体格に応じて引き出されて乗員への装
着がなされるので、バックルに連結された支持部材を回
転可能にすると、ピストンに連結されたワイヤの基部が
屈曲され過度な応力が集中する。そのため、支持部材の
回転量を制限する必要がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、バックルの姿
勢を維持しつつ、可撓性長尺部材に生じる応力を緩和さ
せるプリローダ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリローダ装置は、乗員拘束用ウエビングの着脱のため
のタングプレートと係合するバックルを車両急減速時に
引き込むプリローダ装置であって、前記バックルに連結
される可撓性長尺部材と、この可撓性長尺部材の基部が
連結され可撓性長尺部材を車両急減速時に引込む引込手
段と、前記可撓性長尺部材を支持して立設させる支持部
材と、この支持部材を車両前後方向に所定範囲に亘って
回転可能に移動させる移動手段と、を有することを特徴
とする。
【0009】本発明の請求項2に係るプリローダ装置
は、前記移動手段が、車両に固定され、前記支持部材を
車両前後方向へ案内するガイド部と、前記支持部材に設
けられガイド部の厚みよりも広く形成されてガイド部に
沿って車両前後方向へ移動可能でかつ車両前後方向へ回
転可能な係合部と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項1及び請求項2に記載の発明では、
バックルを連結した可撓性長尺部材が支持部材によって
支持され立設状態が維持される。ウエビングが乗員の体
格に応じて引き出されて乗員への装着がなされると、支
持部材が移動手段によって車両前後方向に所定範囲に亘
ってのみ回転するので、可撓性長尺部材の回転量が制限
され可撓性長尺部材に生じる応力が緩和される。請求項
2に記載の発明では、支持部材がガイド部に沿って回転
する。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明に係るプリローダ装置の一実施
形態を、図1乃至図17に基づき説明する。車両前方を
矢印FRで、車両後方を矢印REで、車両幅方向を矢印
Wで、車両上方を矢印UPで、車両下方を矢印DN方向
でそれぞれ図示する。
【0012】図17は本発明が適用される車両の3点式
シートベルト装置が示されており、ウエビング112の
一端が図示を省略する巻取装置に巻き取られ、中間部
は、車両側壁上部のショルダスルーアンカ(図示を省
略)を通り、他端が座席116の右脇にあるアウタアン
カ(図示を省略)に支持される。また、ショルダスルー
アンカとアウタアンカとの間のウエビング112はタン
グプレート114へ挿通されている。タングプレート1
14を、2点鎖線で示す状態から実線で示す状態へ、座
席116の左脇にあるバックル118のタングプレート
挿入孔126に挿入して係合することにより、アウタア
ンカとタングプレート114との間のウエビング114
をラップウエビング120として、タングプレート11
4とショルダスルーアンカとの間のウエビング112を
ショルダウエビング122として、ウエビング112の
乗員への装着がなされる。
【0013】バックル118には、弾性体で付勢されて
タングプレート114と係合するロック部材が設けら
れ、解除ボタン128を押し下げて操作することによ
り、タングプレート114とバックル118との係合を
解除することができる。これにより、ウエビング112
の乗員への装着が解かれる。
【0014】ここで、バックル118は、車両急減速時
に、図1に示されるプリローダ装置Pによって、通常の
立設位置(図17に実線で示す位置)から引込位置(図
17に2点鎖線で示す位置)へと下方後側に向けて引き
込まれる。これにより、ウエビング112が引き締めら
れて乗員の初期拘束性が高められる。
【0015】図1に示される如く、プリローダ装置Pの
本体部40は、ベースプレート20へ固着されており、
このベースプレート20は図示しない取付ボルトにより
車体のシートレール45を介して車両前後方向へ位置調
整可能に支持された座席116(図17参照)のフレー
ム側面に取り付けられている。
【0016】また、プレートベース20には、バックル
118の引込方向側に設置された引込手段の一部を構成
するプーリ44が軸支されている。図2に示される如
く、このプーリ44には、プレートベース20側からギ
ヤ21、ワイヤ引掛溝22,23が同軸的に形成されて
いる。
【0017】図12,13に示すように、ワイヤ引掛溝
22を正面から覆うリング状のプレートカバー80が、
図示しないかしめ部がかしめられることによってプーリ
44に固定される。プレートカバー80にはフランジ部
80Aがプレートベース20側に向かって直角に折曲げ
られており、このフランジ部80Aはワイヤ引掛溝22
に対向するように所定間隔をもって配置されている。ま
た、フランジ部80Aはパウル27側(図11の矢印R
E方向)に所定範囲(本実施形態では80°)に亘って
形成されている。即ち、フランジ部80Aは、バックル
118が下方へ移動する場合やワイヤ25の撓みによ
り、バックル118側のワイヤ25が下方(図11の矢
印DN方向)へ移動するのを制限する。
【0018】プーリ44のギヤ21に対向する部分には
フランジ部80Aが形成されておらず、ギヤ21がパウ
ル27の歯27Aと噛み合うことができるようなってい
る。また、ワイヤ25がフランジ部80Aに対向して配
置されているので、タングプレート114をバックル1
18に挿入する際のバックル118の下方への移動やワ
イヤ25の弛みが防止される。即ち、本実施形態におい
ては、ワイヤ25がワイヤ引掛溝22から外れ出ること
がなくなるので、バックル118の初期位置のズレやバ
ックル118の引込時の引込時間の遅れ等を防止するこ
とができる。
【0019】なお、本実施形態では、ワイヤ25をプー
リ44の引掛溝22に巻き掛けた後、プレートカバー8
0をプーリ44に取付けることにより、プーリ44をプ
レートベース20に取付ける際にワイヤ25がプーリ4
4から外れることがないので、組付け作業が容易かつ迅
速となる。
【0020】図2に示されるように、ワイヤ引掛溝22
には、バックル引込用の可撓性長尺部材としてのワイヤ
25の一対の巻掛部25A,25Bがプーリ44に対し
て同一半径位置で巻掛けられている。即ち、巻掛部25
A,25Bの端部がプーリ44に同一半径位置で固着さ
れている。
【0021】これらのワイヤ25には、巻掛部25A,
25Bからそれぞれ一体的に連続して立設される互いに
平行な一対の立設部25Eの下端が一体的に立設され、
さらにこれらの立設部25Eの上端へはループ部25C
の両端が一体的に連続形成されている。
【0022】このループ部25Cの構成を詳述すると、
ループ部25Cは図2,4に示されるようにの中心軸線
Gの回りに旋回している。この軸線Gがプーリ44の軸
心(図2のプーリ44の中心軸線)Pと平行方向へ向け
られるようにワイヤ中間部が捩り部25Dで図4の矢印
B方向に90度捩じられて作成されており、ループ部2
5Cはこの捩り部25Dを介して立設部25Eへ連続さ
れている。
【0023】ループ部25Cに一対の拘束部材10A,
10Bが連結される。即ち、図4に示される如く、これ
らの拘束部材10A,10Bは互いに略同一形状に形成
されており、向い合って組付けられることによりワイヤ
25の捩り部25Dを介したループ部25C側と立設部
25E側とを互いに拘束して捩り部25Dの戻りを制限
する。この戻りを制限するとは、ループ部25Cの軸心
Gが図4のW1方向からW2方向へと矢印B方向と反対
方向へ捩り部25Dの弾性で回転して戻るのを制限する
ことである。
【0024】拘束部材10A,10Bの構成を詳述する
と、拘束部材10A,10Bには、共に平板状の口部1
1とガイド部13とが段部11Aを介して一体に連続形
成されて平行状となっている。図4に示される如く、口
部11の両側からは一対の当接部12が直角に立設され
ている。当接部12はガイド部13へ近づくに従い間隔
が広くなっている。なお、当接部12は一方が長さLだ
け他方よりも長くなっているが、両方とも同じ長さであ
ってもよい。
【0025】これらの拘束部材10A,10Bは、図6
に示されるように、組付時には拘束部材10Aの一方の
当接部12が拘束部材10Bの一対の当接部12の間へ
入り込むように、逆に拘束部材10Bの一方の当接部1
2が拘束部材10Aの一対の当接部12の間へ入り込む
ように向かい合ってしかもずれた状態で重ね合わされ
る。この重ね合わせ状態でガイド部材10Aと10Bの
口部11は、間に2本のワイヤ25を挟持するように当
接部12の立設高さHがワイヤ25の直径D2の略2倍
とされる。また、図6のように、拘束部材10A,10
Bのそれぞれ片側の当接部12がワイヤ25を挟むよう
に一対の当接部12の最小間隔W3は、ワイヤ25の直
径D2よりも当接部12の肉厚分だけ厚くされている。
図8に示されるように、一対の拘束部材10A,10B
の組付状態ではループ部25Cの立設部25E寄り部分
は当接部12の対向面へ当って支持される。
【0026】ガイド部13は、図6のように、一対のワ
イヤ25を挟んだ状態で2枚のガイド部13が互に重ね
合わされ、かつ、ループ部25Cの内側に密着する。こ
の場合に2枚のガイド部13の合計厚さはループ部25
Cの直径と同等とされる。ガイド部13には、その上部
に一対の挿通孔14が所定間隔をもってバックル118
の幅方向に並んで形成されている。バックル118の一
部を構成する一対の金属製バックルボデー119の下部
には、挿通孔14に対応して取付孔119Aがそれぞれ
形成されている。バックルボデー119からリベットの
軸部42(図1参照)を取付孔119A,挿通孔14に
挿入して拘束部材10A,10Bをバックルボデー11
9に固定する。
【0027】従って、本実施形態では、捩り部25Dの
立設部25E側は拘束部材10A,10Bの当接部12
で、捩り部25Dのガイド部13側はバックルボデー1
19にそれぞれ挟持され、これらの拘束部材10A,1
0Bとバックルボデー119とは固定的に連結している
ので、捩り部25Dのループ部25C側と立設部25E
側とが互いに拘束されて矢印B方向回りの相対移動が阻
止され、捩り部25Dの戻りを制限している。しかし、
バックルボデー119でループ部25Cを挟むのと同様
に、ガイド部13でループ部25Cを挟むように2枚の
ガイド部13の間隔を変えたり、ガイド部13の一部に
延設部を設けてもよい。この場合にも、拘束部材10
A,10Bへバックル118を支持する点は同様であ
る。また、拘束部材10A,10Bがバックルボデー1
19に挟持されることにより拘束部材10A,10B付
近の支持がより確実になる。なお、拘束部材10A,1
0Bは他の部材を介してバックル118に取付けてもよ
い。
【0028】図2に示される如く、ワイヤ25の長手方
向に沿って板状の支持部材30が配置されており、この
支持部材30は硬質の合成樹脂で形成されている。支持
部材30には、その下部に筒部31が一体的に形成され
ている。図14に示される如く、筒部31にはガイド面
34側と反対側に移動手段又は係合部としての切欠溝3
1Bが形成されており、車両幅方向(W方向)の左側か
ら支持部材30を見た場合において、この切欠溝31B
の支持部材30の後側(矢印RE方向)の下壁31Cと
上壁31Dとの間隔D4は前側(矢印FR方向)の間隔
D6よりも広くなっている。
【0029】前側の間隔D6はプレートベース20の厚
みよりも若干だけ広くなっており、支持部材30の回転
が円滑になるようにしている。回転時の支持部材30
は、ワイヤ25の剛性によって保持される。
【0030】筒部31の切欠溝31Bに対応するプレー
トベース20には、車両後方向から見た場合において、
その上端でL字状に折曲げられた折曲部20Aが延長さ
れており、この折曲部20Aの上面はプレートベース2
0の上端面20Cと同一平面となっている。折曲部20
Aには、切欠溝31Bと係合する移動手段またはガイド
部としてのガイド孔20Bが形成されている。このガイ
ド孔20Bは、プレートベース20の上端面20Cに隣
接して形成されている。支持部材30の筒部31には、
段部を介して下方が小径とされ、この段部は上端面20
Cに当接する当接面31Eとされている。
【0031】ガイド孔20Bの幅寸法は、切欠溝31B
に対応する筒部31の幅寸法W5よりも若干だけ広くな
っている。折曲部20Aの車両前後方向の長さ寸法は、
図15に示す車両前方への最大回転状態から、図16に
示す車両後方への最大回転状態まで回転しても筒部31
がガイド孔20Bから外れない長さとなっている。な
お、下壁31Cと上壁31Dとの隙間D4,D6の寸法
を変更することにより、支持部材30の回転範囲と,支
持部材30のプレートベース20に対するガタつき量を
任意に調整することができる。
【0032】なお、図14に示すように、筒部31の側
壁31Fはガイド溝31Bの側壁20Dに当接し、ま
た、筒部31の側壁31Gはプレートベース20の側壁
20Eに当接することによって、支持部材30の車両左
右方向(図14の矢印W方向)の振れが制限される。支
持部材30の車両左右方向の振れは、切欠溝20Bの幅
方向寸法又は筒部31の幅方向寸法W5を変更すること
によって、任意に調整することができる。
【0033】さらに、図12に示すように、ワイヤ25
の一方の立設部25Eはプレートカバー80の側壁80
Bに,他方の立設部25Eはプーリ44の引掛溝22の
側壁22Cにそれぞれ当接することよって、プーリ44
に対応するワイヤ25部分の振れが制限される。即ち、
ワイヤ25の立設部25Eの一部が支持部材30の筒部
31に挿入され、かつ、立設部25Eの一部が側壁80
B,22Cに当接して配置されているため、立設部25
Eが芯金としての役目を果たす。
【0034】図6に示される如く、上部に断面略U字状
の連結部32が一体的に形成され内部が貫通孔32Aと
なっている。連結部32は、2本の立設部25Eを図6
の矢印W1方向に重ね合わせた状態で貫通孔32A内へ
挿通できる大きさに形成されている。連結部32の上端
は直角に屈曲されたつば部32Bとなっている。また、
支持部材30には筒部31と連結部32との間は平坦状
のガイド面34となっており、バックル118の引込み
時にバックル118がガイド面34に沿って移動する。
【0035】図2に示される如く、ワイヤ25の立設部
25Eの一部が、筒部31の挿通孔31A及び連結部3
2の貫通孔32Aにそれぞれ挿入されて立設部25Eが
かしめられることよりワイヤ25が支持部材30で補強
されてワイヤ25が立設状態で維持し,タングプレート
114をバックル118に挿入する場合にもバックル1
18に加わる荷重を支持してワイヤ25の撓みを防止す
る。また、連結部32は車両急減速時にバックル118
と共に引込まれる拘束部材10A,10Bと衝突して衝
突荷重が加わると、連結部32は剪断されて拘束部材1
0A,10Bの移動を妨げないようになっている。
【0036】図6に示される如く、支持部材30の上端
には楕円形状の延設部33が形成されており、この延設
部33は連結部32の反対側方向へ向かって若干折曲げ
られた後、ガイド面34と平行になるように延設されて
いる。図2に示されるように、延設部33の上部をバッ
クル118の一面118Aの下部と当接させることによ
りバックル118の位置を一定に維持する。
【0037】支持部材30には、筒部31の上部35付
近に環状溝35Aが形成されている。この溝35Aに対
応するブーツ30の下部に環状の係止部36Bが形成さ
れ、バックル118の下部に対応するブーツ36の上部
に係止部36Aが形成されている。係止部36Bを溝3
5Aに嵌め込み,かつ、係止部36Aをバックル118
の下部に嵌め込むことにより、ブーツ36を支持部材3
0とバックル118とに係止する。なお、筒部31はワ
イヤ25の引込時にプーリ44又は図示しないストッパ
と当って図1の下方への移動が阻止され、下方へ移動す
るワイヤ25と相対移動する。
【0038】ブーツ36の中間部には、伸縮自在の蛇腹
部37及び蛇腹部37の下側に筒部38が一体的に形成
されている。図11に示すように、筒部38の内面は制
限手段として作用する支持部材30の幅方向端部に当接
して立設部25E方向への移動が制限されており、筒部
38が通常時又はバックル118の引込み時に蛇腹状に
変形してワイヤ25にかみ込まないように制限される。
なお、同様に、蛇腹部37が支持部材30の幅方向端部
に当接することにより、ワイヤ25にかみ込まないよう
に制限される。
【0039】この実施形態では、ブーツ36に筒部38
を形成しているが、筒部38の部分を全て蛇腹部37と
してもよく、また、この逆に蛇腹部37の部分を全て筒
部38としてもよい。なお、前記した一方の当接部12
を長さLだけ長くしているのは、図3,9,10に示す
ように、この当接部12の端部を蛇腹部37の上部に引
っ掛け蛇腹部37を張り出させるためである。
【0040】プレートベース20には、図1に示すよう
に、バックル引出阻止装置19の一部であるパウル27
が軸27Dを介してギヤ21(図2参照)の車両後方側
に回転可能に軸支されている。また、図示しないバネで
図1の矢印B方向へ付勢されているパウル27には、ギ
ヤ21のギヤ歯と噛合する歯が2歯連続に形成されてい
る。
【0041】本体部40の車両前方側の部分には、略車
両の前後方向に配置されたシートレール45に平行に引
込手段の一部を構成するシリンダ46が延設されてい
る。このシリンダ46の内部には、シリンダ46の長手
方向に沿って摺動可能な円柱状のピストン47が配設さ
れている。このピストン47の車両後方側(背面側)の
端部には、ワイヤ26の他端部が接続されている。プー
リ44は、ワイヤ25、26の動力伝達方向をピストン
47の摺動方向(矢印K方向)からバックル118の移
動方向(矢印E方向)へ変換する役目を有している。
【0042】シリンダ46の車両後方側端部の上部に
は、車両の加速度を検知する加速度センサ48が配置さ
れている。この加速度センサ48の車両後部側の端部に
は、図示しない雷管が設けられ、雷管の車両後方側に
は、ガス発生装置50が装備されている。車両の急減速
時に加速度センサ48が雷管を発火させガス発生装置5
0の発生ガスがシリンダ46へ導かれてピストン47が
シリンダ46内を移動し、ワイヤ26に引張力を付与す
るように構成されている。
【0043】前記加速度センサ48は、車両加速度(減
速時に生じる負の加速度)を検知して車両前方側へ慣性
移動する慣性体(図示省略)と、この慣性体を常時車両
後方へ付勢するトリガスプリング(図示省略)と、常時
ファイアリングスプリングにより雷管側に付勢され、慣
性体の車両前方側への移動により車両後方側への移動が
可能とされて雷管に向かって飛び出すファイアリング・
ピン(図示省略)等を含んで構成されている。
【0044】ガス発生装置50の内部には、図示しない
伝爆剤およびガス発生物質が収納されている。雷管の発
火により、この火花が前記伝爆剤へ案内されると共に、
熱エネルギに変換される。この熱エネルギによって、前
記ガス発生物質が燃焼して分解し大量のガスを発生させ
るようになっている。
【0045】ガス発生装置50が配置された部分のシリ
ンダ46の上壁には、ガス発生装置50で発生したガス
の通路46Aが形成されている。このため、発生したガ
スは、通路46Aを介してシリンダ46のピストン47
の背面側の空間に一気に流入し、この部分の圧力を急激
に上昇させ、これによりピストン47を車両前方側へ移
動させるようになっている(図1の矢印K参照)。
【0046】ワイヤ25、26は、プーリ44にそれぞ
れ巻き掛けられているので(巻き掛け方向は互いに反対
側)、ピストン47がシリンダ46に沿って矢印K方向
へ移動することにより、ワイヤ25、26に矢印K、E
方向の引張力が付与されるようになっている。プーリ4
4が図1で時計方向(矢印Bで示すバックル引込方向)
に回転することによりワイヤ25が引掛溝22に巻き取
られ、バックル118が引き込まれる。この実施形態で
はワイヤ25とワイヤ26は端部をプーリ44へ共に係
止しているが、ワイヤ25をプーリ44へ巻掛けた後に
折り返してピストン47へ連結した構成としてもよい。
この場合にはピストン47の移動時にワイヤ25のプー
リ44への巻掛け長さは変わらない。
【0047】次に、上記のようにして構成された第1実
施形態の作用等について説明する。まず、図14に示す
ように、支持部材30の係合溝31Bをプレートベース
20のガイド孔20Bに対向させた状態で支持部材30
をプレートベース20に取付け、この後、プーリ44を
プレートベース20に取付ける。
【0048】次に、ワイヤ25をバックルボデー119
に取付ける取付作業について説明する。図4に示される
如く、拘束部材10A,10Bを、矢印B方向へ90度
捩じった状態のループ部25Cに対して口部11がそれ
ぞれ対向するように向ける。図5に示されるように、ワ
イヤ25に対して下方に位置する拘束部材10Aを上方
に移動させて口部11に捩り部25Dを嵌め込み、か
つ、ガイド部13の周面13Aにワイヤのループ部25
Cの一部を当接させる。図6に示される如く、一方の拘
束部材10Aの場合と同様に、ワイヤ25に対して上方
に位置する他方の拘束部材10Bを下方に移動させて口
部11に捩り部25Dを嵌め込み、かつ、ガイド部13
の周面13Aにワイヤのループ部25Cの一部を当接さ
せる。
【0049】図7に示されるように、バックルボデー1
19間に拘束部材10A,10Bを、その挿通孔14が
バックルボデー119の挿通孔119Aに対応するよう
に挿入して図8に示す状態にし、挿通孔119A,14
にリベットの軸部42を挿入しリベット締めして拘束部
材10A,10Bを介してワイヤ25をバックルボデー
119に固定する。図2に示されるように、ワイヤ25
の立設部25Eを下方から支持部材30の筒部31,ブ
ーツ36,連結部32に挿通させ、ワイヤ25の下端部
をプーリ44へ固定する。バックル118はワイヤ2
5,ブーツ36,支持部材30,筒部31の剛性で座席
横に立設される。
【0050】図1に示される如く、ワイヤ25のループ
部25Cを90度捩じった状態でバックル118に固
定、即ち、ワイヤ25のループ部25Cと立設部25
A,25Bとの間には捩り部25Dがあるが、拘束部材
10A,10Bでワイヤ25のループ部25C側と立設
部25E側とを互いに拘束しているので、捩り部25D
の戻りが制限されている。
【0051】引き続き、ウエビング112の装着につい
て説明する。図17に示される如く、タングプレート1
14をバックル118のタングプレート挿入孔26に挿
入して係合させてウエビング112の装着がなされる。
この装着時には、ウエビング112が乗員の体格に応じ
て巻取装置から引き出されると共に、バックル118の
乗員の体格や装着姿勢に応じて移動するので、図15,
16に示されるように、支持部材30はガイド孔20B
に制限されながら回転する。即ち、図15に示されるよ
うに、乗員の体格に応じて支持部材30が反時計方向
(図15では矢印R1方向)へ回転する場合には、筒部
31の上壁31D前端が折曲部20Aの上面へ接近又は
当接すると共に、切欠溝31Bの下壁31Cが折曲部2
0Aの裏面へ接近又は当接する。これらの当接によって
支持部材30の回転が制限される。
【0052】また、図16に示されるように、乗員の体
格に応じて支持部材30が時計方向(図16では矢印R
2方向)へ回転する場合には、筒部31の上壁31D後
端が折曲部20Aの上面へ接近又は当接すると共に、切
欠溝31Bの下壁31C全面が折曲部20Aの裏面へ接
近又は当接する。これらの当接によって支持部材30の
回転が制限される。
【0053】従って、本実施形態においては、本実施形
態においては、支持部材30の回転が所定範囲に制限さ
れるので、プレートカバー80のフランジ部80A部分
におけるワイヤ25の屈曲が軽減され、ワイヤ25に過
度な応力が集中するのが防止される。また、ウエビング
112が乗員に装着されても、支持部材30が乗員の体
格に応じて回転するので、支持部材30に生じる応力を
緩和させることができる。
【0054】ウエビング112の装着を解くには、解除
ボタン128を操作してタングプレート114とバック
ル118の図示しない係合部との係合を解除すればよ
い。
【0055】車両の急減速時には、慣性体が車両前方に
移動するので、ファイアリング・ピンが雷管に衝突す
る。この衝突により、雷管が発火し、前述したようにし
てガス発生装置50が大量のガスを発生させる。このガ
スが通路46Aに供給されピストン47の背面のシリン
ダ46内の圧力を上昇させることによりピストン47を
矢印K方向に移動させる。このピストン47の移動によ
りワイヤ26に引張力が付与され、このワイヤ26の引
張力によってプーリ44およびワイヤ25を介してバッ
クル118が引込方向に移動する。
【0056】車両の急減速時に、上述したように、ワイ
ヤ26に引張力が付与されてプーリ44を介してワイヤ
25が図1の矢印E方向へ引っ張られると、バックル1
18は支持部材30にガイドされながら矢印E方向へ移
動し、図2,3に示される拘束部材10A,10Bの口
部11が支持部材30の連結部32と衝突して連結部3
2が剪断される。さらに、バックル118は支持部材3
0にガイドされながら矢印E方向へ移動する。この場
合、支持部材30の筒部31はプーリ44やストッパで
移動が阻止されているので、支持部材30は図1に示す
位置に維持される。
【0057】さらに、バックル118が引っ張られる
と、図9に示される如く蛇腹部37が収縮し、図10に
示される如くブーツ36の筒部38が収縮する。さら
に、バックル118が引っ張られると、図10に示され
る如く筒部38も蛇腹状に変形する。 (第2実施形態)図18には、本発明の第2実施形態が
示されている。この実施形態も、第1実施形態と同様
に、図1に示すプリローダ装置Pに本発明を適用したも
のである。
【0058】第2実施形態は、筒部31の上下方向略中
央部の幅方向両端部に移動手段または係合部としての切
欠溝31Bが形成されており、この切欠溝31Bに対応
するプレートベース20の折曲部20Aにはガイド孔2
0Bが形成されている。即ち、ガイド孔20Bは、折曲
部20Aの幅方向の略中央に形成されている。折曲部2
0Aは、車両幅方向(W方向)の左側から支持部材30
を見た場合において、上方に向けて凸となる円弧状に形
成されており、折曲部20Aの中央部が両端部よりも高
くなっている。また、支持部材30の切欠溝31Bも折
曲部20Aの円弧状に対応した形状となっており、支持
部材30はガイド孔20Bに沿って摺動(図18の矢印
Z方向)する。なお、その他の構成,作用効果は、第1
実施形態と同様である。
【0059】なお、上記各実施形態では、プーリ44を
回転式とした例であるが、ワイヤを単に巻掛けるのみで
プーリ自体が回転しない形式のものであっても、同様に
適用できる。
【0060】また、上記各実施形態では、可撓性長尺部
材をワイヤとした例であるが、この長尺部材はワイヤに
限定されず、例えば繊維製のロープ等でも同様に適用で
きる。
【0061】
【発明の効果】本発明のプリローダ装置によれば、バッ
クルの姿勢を維持しつつ、可撓性長尺部材に生じる応力
を緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のプリローダ装置
を、バックル引出位置(通常位置)で示し、車両幅方向
から見た正面図である。
【図2】第1実施形態に係るプリローダ装置の要部を示
し、図1の2−2線断面図である。
【図3】第1実施形態に係るプリローダ装置の要部を示
す断面図であり、図1のワイヤのバックル部分を拡大し
た正面図である。
【図4】図3のバックルボデーと拘束部材及びワイヤと
の関係を示す分解斜視図である。
【図5】図4の状態から一方の拘束部材をワイヤに組付
けた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の状態から他方の拘束部材をワイヤに組付
けた状態を示す斜視図である。
【図7】図6の状態で拘束部材をバックルに組付ける状
態を示す斜視図である(一対のバックルボデー119の
間隔は広げて示してある)。
【図8】バックルとワイヤとを拘束部材を介して連結し
た状態を示す正面図である。
【図9】図3のバックル引出位置からバックルが若干量
引き込まれた状態を示す正面図である。
【図10】図9のバックル位置からバックルが若干量引
き込まれた状態を示す正面図である。
【図11】図1のプーリ部分を示す拡大正面図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】図11に示すプレートカバーを取り外した状
態を示す斜視図である。
【図14】支持部材をプレートベースに取付ける状態を
示す斜視図である。
【図15】支持部材が車両前側に傾斜した状態を示す正
面図である。
【図16】支持部材が車両後側に傾斜した状態を示す正
面図である。
【図17】第1実施形態に係るプリローダ装置が適用さ
れたシートベルト装置を示す斜視図である。
【図18】第2実施形態に係る支持部材の筒部とプレー
トベースの折曲部との係合状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 プレートベース 20B ガイド孔(移動手段またはガイド部) 25 ワイヤ(可撓性長尺部材) 30 支持部材 31 筒部 31B 切欠溝(移動手段または係合部) 44 プーリ(引込手段) 46 シリンダ(引込手段) 112 ウエビング 114 タングプレート 118 バックル P プリローダ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員拘束用ウエビングの着脱のためのタ
    ングプレートと係合するバックルを車両急減速時に引き
    込むプリローダ装置であって、 前記バックルに連結される可撓性長尺部材と、 この可撓性長尺部材の基部が連結され可撓性長尺部材を
    車両急減速時に引込む引込手段と、 前記可撓性長尺部材を支持して立設させる支持部材と、 この支持部材を車両前後方向に所定範囲に亘って回転可
    能に移動させる移動手段と、 を有することを特徴とするプリローダ装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が、車両に固定され、前記
    支持部材を車両前後方向へ案内するガイド部と、前記支
    持部材に設けられガイド部の厚みよりも広く形成されて
    ガイド部に沿って車両前後方向へ移動可能でかつ車両前
    後方向へ回転可能な係合部と、を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のプリローダ装置。
JP7199854A 1995-08-04 1995-08-04 プリローダ装置 Pending JPH0939734A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114304820A (zh) * 2021-12-20 2022-04-12 宁波均胜汽车安全系统有限公司 一种锁扣限力装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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