JP2002527281A - シート・ベルト・プレテンショナ - Google Patents
シート・ベルト・プレテンショナInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1952—Transmission of tensioning power by cable; Return motion locking means therefor
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1951—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type characterised by arrangements in vehicle or relative to seat belt
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/02—Semi-passive restraint systems, e.g. systems applied or removed automatically but not both ; Manual restraint systems
- B60R22/023—Three-point seat belt systems comprising two side lower and one side upper anchoring devices
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Abstract
(57)【要約】
車両シート(32)に着座する搭乗者を保護するための多点シート・ベルト・システム(20’)であって、決定可能な量の弛みで搭乗者の周りに固定可能なショルダ・ベルト(42)とラップ・ベルト(44)と、内側位置でラップ・ベルトの一端に取り付けられたシート・ベルト・バックル(48)と、ラップ・ベルトの他端(44b)に固定され、ラップ・ベルトの弛みを取り除くためのベルト締め具を含んでおり、前記ベルト締め具が外側位置に配置されている多点シート・ベルト・システム。
Description
【0001】 本発明は、一般にシート・ベルト・プレテンショニング装置に関し、より詳細
には、シート・ベルト・システムのバックルなしアンカー点に対応するプレテン
ショナに関する。
には、シート・ベルト・システムのバックルなしアンカー点に対応するプレテン
ショナに関する。
【0002】 当技術分野では、シート・ベルト・プレテンショナまたはベルト締め具とも呼
ばれる装置は、着座している搭乗者(シート・ベルト・システムを装着している
乗員)が装着しているシート・ベルト・システム内の弛みを低減するために使用
されている。プレテンショナまたはベルト締め具のある種のものは、シート・ベ
ルト引き込み装置に対応しているものである。このような装置またはシステムで
は、引き込み装置のスプールは巻き取り、さらに搭乗者の周りの弛みを取り除く
ような動きをする。三点式シート・ベルト・システムでは、プレテンショニング
・モードでの操作時に、引き込み装置は順次ベルトを引くショルダ・ベルトを締
付け、舌部の開口部を介して滑る場合があるラップ・ベルトを締め付ける。他の
種類のプレテンショニング・システムでは、直接シート・ベルト・バックルに接
続されているプレテンショナまたはベルト締め具が使用されているものもある。
搭乗者の周りに設けられるシート・ベルトでは、舌部はバックル内に挿入され、
ラッチ係合される。舌部そのものがシート・ベルトのショルダ・ベルトとラップ
・ベルト部を分離している。使用中には、プレテンショナはバックルと舌部を下
向きに引き、ラップ・ベルトとショルダ・ベルトをそれぞれ搭乗者の下部および
上部胴体周りに締め付ける。車両の後部ベンチ・シートと共に使用される従来の
三点式安全ベルトシステム20を示す図1を参照して簡単に説明する。同じまた
は同様のシステムが、車両の前部バケット・シートまたはベンチ・シートに使用
されている。三点式システム20は、車両の後部シェルフ24に取り付けできる
シート・ベルト引き込み装置22を備えている。引き込み装置はシート32の背
もたれ30の内部に取り付けることもできる。引き込み装置のその位置は数字2
2’によって示されている。シートはまたスロット34を含んでおり、シート・
ベルトはこのスロットを通して取り出される。また引き込み装置は、後部座席の
サイド・トリム後部に設けることもできる。シート・ベルト・システム20は、
ショルダ・ベルト部42とラップ・ベルト部44に分割されるシート・ベルトま
たは安全ベルト40を含んでいる。ショルダ・ベルトとラップ・ベルトの境界は
、シート・ベルト・バックル48内に挿入され、ロックされる舌部46によって
形成されている。ラップ・ベルト部44(およびショルダ・ベルト部)を常に舌
部46に固定することもでき、またシート・ベルト40を、舌部のスロットを介
して受けることもできる。米国特許第5667246号に示され、本願に引用さ
れているように、プレテンショニング装置50はアンカー点52とバックル46
の間で固定されている。バックル・プレテンショナの特徴は、プレテンショナ5
0が中空チューブを含み、このチューブ内に可動ピストンを有することである。
ピストンはワイヤ・ケーブルの一端に固定されている。ケーブルの他端はシート
・ベルトのバックルに固定されるか、またはシート・ベルト材の幅方向の端部に
固定されている。プレテンショナ50はある量の爆発性材料を含んでおり、この
材料が爆発生成物を発生させて駆動すると、ピストンがチューブ内を下向きにケ
ーブルとともに動く。このようにピストンの位置が変化すると、シート・ベルト
のバックルが下向きに動き、着座している搭乗者(図示せず)に対してラップ・
ベルト部およびショルダ・ベルト部の弛みがなくなる。
ばれる装置は、着座している搭乗者(シート・ベルト・システムを装着している
乗員)が装着しているシート・ベルト・システム内の弛みを低減するために使用
されている。プレテンショナまたはベルト締め具のある種のものは、シート・ベ
ルト引き込み装置に対応しているものである。このような装置またはシステムで
は、引き込み装置のスプールは巻き取り、さらに搭乗者の周りの弛みを取り除く
ような動きをする。三点式シート・ベルト・システムでは、プレテンショニング
・モードでの操作時に、引き込み装置は順次ベルトを引くショルダ・ベルトを締
付け、舌部の開口部を介して滑る場合があるラップ・ベルトを締め付ける。他の
種類のプレテンショニング・システムでは、直接シート・ベルト・バックルに接
続されているプレテンショナまたはベルト締め具が使用されているものもある。
搭乗者の周りに設けられるシート・ベルトでは、舌部はバックル内に挿入され、
ラッチ係合される。舌部そのものがシート・ベルトのショルダ・ベルトとラップ
・ベルト部を分離している。使用中には、プレテンショナはバックルと舌部を下
向きに引き、ラップ・ベルトとショルダ・ベルトをそれぞれ搭乗者の下部および
上部胴体周りに締め付ける。車両の後部ベンチ・シートと共に使用される従来の
三点式安全ベルトシステム20を示す図1を参照して簡単に説明する。同じまた
は同様のシステムが、車両の前部バケット・シートまたはベンチ・シートに使用
されている。三点式システム20は、車両の後部シェルフ24に取り付けできる
シート・ベルト引き込み装置22を備えている。引き込み装置はシート32の背
もたれ30の内部に取り付けることもできる。引き込み装置のその位置は数字2
2’によって示されている。シートはまたスロット34を含んでおり、シート・
ベルトはこのスロットを通して取り出される。また引き込み装置は、後部座席の
サイド・トリム後部に設けることもできる。シート・ベルト・システム20は、
ショルダ・ベルト部42とラップ・ベルト部44に分割されるシート・ベルトま
たは安全ベルト40を含んでいる。ショルダ・ベルトとラップ・ベルトの境界は
、シート・ベルト・バックル48内に挿入され、ロックされる舌部46によって
形成されている。ラップ・ベルト部44(およびショルダ・ベルト部)を常に舌
部46に固定することもでき、またシート・ベルト40を、舌部のスロットを介
して受けることもできる。米国特許第5667246号に示され、本願に引用さ
れているように、プレテンショニング装置50はアンカー点52とバックル46
の間で固定されている。バックル・プレテンショナの特徴は、プレテンショナ5
0が中空チューブを含み、このチューブ内に可動ピストンを有することである。
ピストンはワイヤ・ケーブルの一端に固定されている。ケーブルの他端はシート
・ベルトのバックルに固定されるか、またはシート・ベルト材の幅方向の端部に
固定されている。プレテンショナ50はある量の爆発性材料を含んでおり、この
材料が爆発生成物を発生させて駆動すると、ピストンがチューブ内を下向きにケ
ーブルとともに動く。このようにピストンの位置が変化すると、シート・ベルト
のバックルが下向きに動き、着座している搭乗者(図示せず)に対してラップ・
ベルト部およびショルダ・ベルト部の弛みがなくなる。
【0003】 従来技術において知られているように、バックル・プレテンショナを使用する
と、大きな力でバックルが動き、加速度やある速度を生じる。シート・ベルト・
バックルの作動によって従来のバックルが開くことにもなりかねない。その結果
、ブロッキングまたはバランシング・バックル(「反gバックル」ともいわれる
)が、バックル・プレテンショニング、高減速環境で使用され、バックルのラッ
チング・エレメントが開かないようにしている。
と、大きな力でバックルが動き、加速度やある速度を生じる。シート・ベルト・
バックルの作動によって従来のバックルが開くことにもなりかねない。その結果
、ブロッキングまたはバランシング・バックル(「反gバックル」ともいわれる
)が、バックル・プレテンショニング、高減速環境で使用され、バックルのラッ
チング・エレメントが開かないようにしている。
【0004】 再度、図1を参照すると、バックル48から遠端側のラップ・ベルト部44の
端部44bは、アンカー58によって車両フロア31(またはシート・フレーム
30a)などの構造エレメントに固定され、一般にラップ・ベルト44に縫われ
た金属ブラケットを含んでおり、その中に開口部を有している。ブラケットは、
ネジ付きファスナなどを使って、構造エレメントに固定されている。
端部44bは、アンカー58によって車両フロア31(またはシート・フレーム
30a)などの構造エレメントに固定され、一般にラップ・ベルト44に縫われ
た金属ブラケットを含んでおり、その中に開口部を有している。ブラケットは、
ネジ付きファスナなどを使って、構造エレメントに固定されている。
【0005】 本発明の目的は、ラップ・ベルトのバックルを具備していない端部に固定され
るベルト締め具を提供することである。
るベルト締め具を提供することである。
【0006】 (発明の詳細な説明) 一般的な車両後部座席を示す図2を参照する。この後部座席は、2つのシート
32と各シート32に使用される本発明を用いたシート・ベルト・システム20
’を有する。本発明では、従来はラップ・ベルト44の端部44bに固定されて
いたアンカー58(図1)が、シート・フレーム30a(または、この代わりに
フロア31)に固定されている外付けプレテンショナ70で置き換えられている
。ここでは、シート・ベルトのバックル48は短いシート・ベルト材72を使っ
て、従来のアンカー58によって構造部材に接続されている。
32と各シート32に使用される本発明を用いたシート・ベルト・システム20
’を有する。本発明では、従来はラップ・ベルト44の端部44bに固定されて
いたアンカー58(図1)が、シート・フレーム30a(または、この代わりに
フロア31)に固定されている外付けプレテンショナ70で置き換えられている
。ここでは、シート・ベルトのバックル48は短いシート・ベルト材72を使っ
て、従来のアンカー58によって構造部材に接続されている。
【0007】 図3および図4には、シート・ベルト・プレテンショナ70をさらに詳しく示
す。プレテンショナ70は、推進剤ハウジング82に固定されたチューブ80を
備えている。可動ピストン84は、チューブ内で摺動可能に受けられている。チ
ューブ内のピストン84は、傾斜溝89内に取り込まれた複数の金属ボール88
からなる公知の配列を含むロッキング機能86を含んでいる。このロッキング機
能は、ピストンがベルト締付け方向90の動きができるが、ベルト弛み方向92
の動きを防止する、一方向クラッチとして働く。ハウジング82内の通路96を
通って外へ出る上記で説明したケーブル94はピストン84に固定されている。
車両の衝突または旋回時にプレテンショナを作動させる電気制御信号を受信する
電気コネクタ102(または別のワイヤまたは配線ハーネス)を具備する、全体
的に100で示される、ある量の推進剤または雷管がハウジング82の上または
ハウジング内に配置されている。雷管100が作動すると、燃焼物が燃焼室10
4の内部で生成されて、チューブ内でピストン84を急速に下向きに(ベルトを
締め付ける方向90)動かす。取付けブラケット110は推進剤ハウジング82
に固定されている。好ましい実施形態では、ハウジング82とブラケット110
は一体構造となっている。しかし、これらは分離して、ファスナによって接続す
ることもできる。ブラケットは中空であり、ステム112a(ハウジング82に
取り付けられる)と、関連する側壁112b、112cおよび端末壁112dを
含んでいる。端末壁112dは、開口部113を含んでおり、この開口部を介し
てネジつきボルトなどのファスナ115が受けられ、ファスナはシート・フレー
ム30aまたは車両の床などの支持構造から延びている(図3を参照)。図4か
らわかるように、ブラケット壁は、ケーブル94がその中を延びる開口空洞部1
19を形成している。ブラケット110のステム部112aは一体の静止プーリ
部116を含んでおり、ケーブル94はこのプーリの周りで曲げられて、ブラケ
ット110を抜ける。図示されているように、プーリ部116は、チューブまた
はスノーケルとして形成される。また、プーリ部116をチューブではなく開口
面構造として製作し、ブラケット110に固定または回転可能に取り付けられた
個別のプーリ・ホイールとすることもできる。また、ブラケット110は、プー
リ部116の上部に位置し、ブラケット110内でケーブル94を位置合せする
円形溝118を含んでいる。ケーブル94の端部94aは、図3aに示されるよ
うにケーブル終端部150に接続されるか、または図5で示される代替ケーブル
終端部150aに接続される。
す。プレテンショナ70は、推進剤ハウジング82に固定されたチューブ80を
備えている。可動ピストン84は、チューブ内で摺動可能に受けられている。チ
ューブ内のピストン84は、傾斜溝89内に取り込まれた複数の金属ボール88
からなる公知の配列を含むロッキング機能86を含んでいる。このロッキング機
能は、ピストンがベルト締付け方向90の動きができるが、ベルト弛み方向92
の動きを防止する、一方向クラッチとして働く。ハウジング82内の通路96を
通って外へ出る上記で説明したケーブル94はピストン84に固定されている。
車両の衝突または旋回時にプレテンショナを作動させる電気制御信号を受信する
電気コネクタ102(または別のワイヤまたは配線ハーネス)を具備する、全体
的に100で示される、ある量の推進剤または雷管がハウジング82の上または
ハウジング内に配置されている。雷管100が作動すると、燃焼物が燃焼室10
4の内部で生成されて、チューブ内でピストン84を急速に下向きに(ベルトを
締め付ける方向90)動かす。取付けブラケット110は推進剤ハウジング82
に固定されている。好ましい実施形態では、ハウジング82とブラケット110
は一体構造となっている。しかし、これらは分離して、ファスナによって接続す
ることもできる。ブラケットは中空であり、ステム112a(ハウジング82に
取り付けられる)と、関連する側壁112b、112cおよび端末壁112dを
含んでいる。端末壁112dは、開口部113を含んでおり、この開口部を介し
てネジつきボルトなどのファスナ115が受けられ、ファスナはシート・フレー
ム30aまたは車両の床などの支持構造から延びている(図3を参照)。図4か
らわかるように、ブラケット壁は、ケーブル94がその中を延びる開口空洞部1
19を形成している。ブラケット110のステム部112aは一体の静止プーリ
部116を含んでおり、ケーブル94はこのプーリの周りで曲げられて、ブラケ
ット110を抜ける。図示されているように、プーリ部116は、チューブまた
はスノーケルとして形成される。また、プーリ部116をチューブではなく開口
面構造として製作し、ブラケット110に固定または回転可能に取り付けられた
個別のプーリ・ホイールとすることもできる。また、ブラケット110は、プー
リ部116の上部に位置し、ブラケット110内でケーブル94を位置合せする
円形溝118を含んでいる。ケーブル94の端部94aは、図3aに示されるよ
うにケーブル終端部150に接続されるか、または図5で示される代替ケーブル
終端部150aに接続される。
【0008】 図3aを手短かに参照する。さらに詳しくは、ケーブル終端部は、ケーブルの
端部94aを据え込んだ下部端末152を含んでいる。終端部150は、開口部
154を有する本体部151を含んでおり、この開口部を介してラップ・ベルト
44の縮小直径(折りたたみ)部156が差し込まれ、折りたたまれて縫合され
る。縫合線は、数字160によって示される。
端部94aを据え込んだ下部端末152を含んでいる。終端部150は、開口部
154を有する本体部151を含んでおり、この開口部を介してラップ・ベルト
44の縮小直径(折りたたみ)部156が差し込まれ、折りたたまれて縫合され
る。縫合線は、数字160によって示される。
【0009】 代替終端部150aを示す図5を再度手短かに参照する。終端部150aは、
ケーブル端部94aを据え込んだ下部152と伸長式のT型接続端部164を含
んでいる。終端部150aは、ラップ・ベルトの2つの対合部材または層によっ
て形成されるポケット170内に取り付けられている。ラップ・ベルトのこれら
対合部材または層は、数字44aと44bによって示されている。ケーブル端部
94aに終端部150aを取り付ける前に、端部94aを開口部180内へ挿入
する(シート・ベルトの2つの層44aと44bとの間の折線)。その後で、ラ
ップ部44の層44aと44bは、終端部150aの周りに折りたたまれ縫合さ
れて、ケーブル終端部150aを固定する。縫合線160を参照。
ケーブル端部94aを据え込んだ下部152と伸長式のT型接続端部164を含
んでいる。終端部150aは、ラップ・ベルトの2つの対合部材または層によっ
て形成されるポケット170内に取り付けられている。ラップ・ベルトのこれら
対合部材または層は、数字44aと44bによって示されている。ケーブル端部
94aに終端部150aを取り付ける前に、端部94aを開口部180内へ挿入
する(シート・ベルトの2つの層44aと44bとの間の折線)。その後で、ラ
ップ部44の層44aと44bは、終端部150aの周りに折りたたまれ縫合さ
れて、ケーブル終端部150aを固定する。縫合線160を参照。
【0010】 外付けプレテンショナを使用することの利点の1つは、従来の組込みバックル
・プレテンショナ(図1に示す)を使用しているシステムと比較して、搭乗者の
沈み具合(ラップ・ベルト部の下での滑り)を少なくできることである。バック
ル(および/またはラップ・ベルト)が搭乗者のヒップに乗り上げたり、または
引き込まれたりできないようにすると、沈み具合を少なくすることができる。引
き込み装置のプレテンショナおよびバックル取付けのプレテンショニング装置に
より、バックル(およびラップ・ベルト)はわずかに上向きに押上げられ、ある
いはこれらの装置が作動したとき、バックルは後ろ向きに回転して弛みをとる。
どちらの動作でも、ラップ・ベルトは搭乗者のヒップに対して持ち上げられよう
とする。本発明では、バックルの反対側のラップ・ベルトの端部44bを引くこ
とによっては、ラップ・ベルトは腸骨脊柱(骨盤)に対して持ち上がらないので
、沈み具合は減少する。本発明の他の利点は、外付けプレテンショナがラップ・
ベルトとあいまって、搭乗者の下腹部の周りに適切に張り付く傾向がより強いラ
ップ・ベルトだけを直接引くことである。さらに、プレテンショナはラップ・ベ
ルトの伸長する端部に固定されているので、システム22’では、組込みバック
ルに一般に使用されている特殊な反gバックルを使用する必要がない。最後に、
外付けプレテンショナを使用しているシステム20’は特に車両後部シートの適
用例に有効である。後部シート適用例では安全装置を設ける積載スペースは限ら
れている。伸長式チューブを含むことの多いプレテンショナ付きの引き込み装置
の積載余裕はないのが普通である。さらに、バックルは後部ベンチ・シート内に
埋め込まれることが多いので、後部シート適用例でバックル・プレテンショナを
取り付けることも難しい。多くの後部シート取付け状態を検査すると、レッジも
しくはシル上または後部シートの外側近傍には、少なくとも本発明の外付けシル
・プレテンショナを取り付ける程度のスペースは必ずあることがわかる。
・プレテンショナ(図1に示す)を使用しているシステムと比較して、搭乗者の
沈み具合(ラップ・ベルト部の下での滑り)を少なくできることである。バック
ル(および/またはラップ・ベルト)が搭乗者のヒップに乗り上げたり、または
引き込まれたりできないようにすると、沈み具合を少なくすることができる。引
き込み装置のプレテンショナおよびバックル取付けのプレテンショニング装置に
より、バックル(およびラップ・ベルト)はわずかに上向きに押上げられ、ある
いはこれらの装置が作動したとき、バックルは後ろ向きに回転して弛みをとる。
どちらの動作でも、ラップ・ベルトは搭乗者のヒップに対して持ち上げられよう
とする。本発明では、バックルの反対側のラップ・ベルトの端部44bを引くこ
とによっては、ラップ・ベルトは腸骨脊柱(骨盤)に対して持ち上がらないので
、沈み具合は減少する。本発明の他の利点は、外付けプレテンショナがラップ・
ベルトとあいまって、搭乗者の下腹部の周りに適切に張り付く傾向がより強いラ
ップ・ベルトだけを直接引くことである。さらに、プレテンショナはラップ・ベ
ルトの伸長する端部に固定されているので、システム22’では、組込みバック
ルに一般に使用されている特殊な反gバックルを使用する必要がない。最後に、
外付けプレテンショナを使用しているシステム20’は特に車両後部シートの適
用例に有効である。後部シート適用例では安全装置を設ける積載スペースは限ら
れている。伸長式チューブを含むことの多いプレテンショナ付きの引き込み装置
の積載余裕はないのが普通である。さらに、バックルは後部ベンチ・シート内に
埋め込まれることが多いので、後部シート適用例でバックル・プレテンショナを
取り付けることも難しい。多くの後部シート取付け状態を検査すると、レッジも
しくはシル上または後部シートの外側近傍には、少なくとも本発明の外付けシル
・プレテンショナを取り付ける程度のスペースは必ずあることがわかる。
【図1】 従来技術による後部三点式シート・ベルト・システムを示す概略図である。
【図2】 本発明を使用した後部三点式シート・ベルト・システムを示す概略図である。
【図3】 外付けラップ・プレテンショナまたはベルト締め具の構造図である。
【図3a】 ケーブル終端部とシート・ベルトを示す図である。
【図4】 図3のプレテンショナの平面図である。
【図5】 代替ケーブル終端部を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノーガン−カーティス,リネット・エム アメリカ合衆国・48377・ミシガン州・ノ ヴィ・ウエインライト・157 Fターム(参考) 3D018 MA05
Claims (6)
- 【請求項1】 決定可能な量の弛みで搭乗者の周りに固定可能なラップ・ベ
ルト(44)と、車両内の内側位置でラップ・ベルトの一端に取り付けられたシ
ート・ベルト・バックル(48)と、ラップ・ベルトの他端(44b)に固定さ
れ、ラップ・ベルトの弛みを取り除くためのプレテンショニング手段(70)と
を備えており、前記プレテンショニング手段が車両内の外側位置の近傍に取付け
可能である多点シート・ベルト・システム(20’)。 - 【請求項2】 前記バックル(48)が反gバックルを含んでいない、請求
項1に記載の多点シート・ベルト・システム。 - 【請求項3】 ショルダ・ベルト(42)を含んでいる、請求項2に記載の
多点シート・ベルト・システム。 - 【請求項4】 前記プレテンショニング手段(70)が、 チューブ(80)と、 前記チューブ内で可動なピストン(84)であって、ピストンとチューブが協
働して、ベルト締付け方向における前記ピストンの動きを可能にし、かつ反対方
向における動きを抑止するための一方向クラッチ手段となっているピストンと、 作動時に、ピストンをチューブに沿って推進させる燃焼生成物を生成する爆発
エレメントと、 ラップ・ベルトとピストンとに接続され、ラップ・ベルト(44)をきつく引
くためのケーブル(94)と、 ケーブルがそこを通って延びる開口部(114)を備えた端壁(112d)と
側壁(112b、c)を含んでいるブラケット(110)であって、爆発エレメ
ントに隣接する前記ブラケット(110)の別の壁(112a)に、ケーブルが
延びる一体に整形されたプーリ・エレメントを含んでいる 請求項1に記載の多点シート・ベルト・システム。 - 【請求項5】 前記プーリ・エレメント(116)が管状セクタとして形成
される、請求項4に記載の多点シート・ベルト・システム。 - 【請求項6】 前記端壁が取付け部材に接続可能である、請求項4に記載の
多点シート・ベルト・システム。
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