JP3454790B2 - 多点プレテンショナ・システム - Google Patents
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 13
- 239000002360 explosive Substances 0.000 description 10
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1951—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type characterised by arrangements in vehicle or relative to seat belt
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【0001】本発明は、一般に自動車の安全拘束システ
ムに関し、より詳細には、単一のプレテンショニングま
たはベルト締付け装置を利用して、それぞれの車両搭乗
者の周りに固定された複数のシート・ベルトの弛みを同
時に取り除くことができるプレテンショニング・システ
ムに関する。
ムに関し、より詳細には、単一のプレテンショニングま
たはベルト締付け装置を利用して、それぞれの車両搭乗
者の周りに固定された複数のシート・ベルトの弛みを同
時に取り除くことができるプレテンショニング・システ
ムに関する。
【0002】プレテンショナまたはベルト締め具は、シ
ート・ベルト・システムのある部分を締め付けるために
使用され、衝突時に搭乗者の周りの弛みを取り除くもの
である。車両の減速の結果として車両搭乗者が前方へ動
き始める前に、この弛みは取り除かれる。
ート・ベルト・システムのある部分を締め付けるために
使用され、衝突時に搭乗者の周りの弛みを取り除くもの
である。車両の減速の結果として車両搭乗者が前方へ動
き始める前に、この弛みは取り除かれる。
【0003】一般的な衝突の進行状況としては、車両搭
乗者はシートに固定されており、衝突が発生して20ミ
リ秒後に、前方へ動き始める。ベルト締め具は、車両搭
乗者が前方へ動く前に作動して車両搭乗者の周りのシー
ト・ベルト・システムの弛みを取らなければならない。
一般的には、プレテンショニング・システムは、1つま
たは複数の衝突センサおよびそれに対応する電子制御シ
ステムにより生成される制御信号を受けて、迅速に作動
し、約10ミリ秒で弛みを取り除くように設計されてい
る。
乗者はシートに固定されており、衝突が発生して20ミ
リ秒後に、前方へ動き始める。ベルト締め具は、車両搭
乗者が前方へ動く前に作動して車両搭乗者の周りのシー
ト・ベルト・システムの弛みを取らなければならない。
一般的には、プレテンショニング・システムは、1つま
たは複数の衝突センサおよびそれに対応する電子制御シ
ステムにより生成される制御信号を受けて、迅速に作動
し、約10ミリ秒で弛みを取り除くように設計されてい
る。
【0004】従来技術では、シート・ベルト・プレテン
ショニング・システムには2つの基本的種類がある。第
1は、引き込み装置のスプールと三点式シート・ベルト
・システムのショルダ・ベルトを用いるものである。衝
突時には、種々の手段によって、スプールが逆方向へ巻
きまたは引き込んで、一般にシート・ベルト・システム
のショルダ・ベルト部の弛みを取り除き、搭乗者を所定
の位置に保持する。他の種類のプレテンショニング・シ
ステムはバックル・プレテンショナといわれるものであ
る。バックル・プレテンショナは一般にはシート・ベル
ト・ウェビングの1本のベルトにより、またはケーブル
によってシート・ベルト・バックルに接続されている。
これらバックル・プレテンショニング・システム(引き
込みシステムも同様)は、燃焼する爆発性エレメントを
含んでおり、これによりバックルは下向きに引かれ、搭
乗者の周りの弛みを少なくするようになる。従来技術で
は、通常、各ショルダ・ベルト(引き込み装置プレテン
ショナ用)または各バックル(バックル・プレテンショ
ナ用)に対応して1つの爆発性エレメントが示されてい
た。
ショニング・システムには2つの基本的種類がある。第
1は、引き込み装置のスプールと三点式シート・ベルト
・システムのショルダ・ベルトを用いるものである。衝
突時には、種々の手段によって、スプールが逆方向へ巻
きまたは引き込んで、一般にシート・ベルト・システム
のショルダ・ベルト部の弛みを取り除き、搭乗者を所定
の位置に保持する。他の種類のプレテンショニング・シ
ステムはバックル・プレテンショナといわれるものであ
る。バックル・プレテンショナは一般にはシート・ベル
ト・ウェビングの1本のベルトにより、またはケーブル
によってシート・ベルト・バックルに接続されている。
これらバックル・プレテンショニング・システム(引き
込みシステムも同様)は、燃焼する爆発性エレメントを
含んでおり、これによりバックルは下向きに引かれ、搭
乗者の周りの弛みを少なくするようになる。従来技術で
は、通常、各ショルダ・ベルト(引き込み装置プレテン
ショナ用)または各バックル(バックル・プレテンショ
ナ用)に対応して1つの爆発性エレメントが示されてい
た。
【0005】本発明の目的は、複数のシート・ベルト・
システムの弛みを取り除くことができる単一のプレテン
ショニング装置を提供することである。この目的は、請
求項1に記載されている車両の複数の車両搭乗者の周り
の弛みを取り去るシステムによって達成される。
システムの弛みを取り除くことができる単一のプレテン
ショニング装置を提供することである。この目的は、請
求項1に記載されている車両の複数の車両搭乗者の周り
の弛みを取り去るシステムによって達成される。
【0006】(発明の詳細な説明)
図1は、車両20の搭乗者用区画の代表的な後部の等角
図を示している。搭乗者用区画22には、3人の車両搭
乗者(図示せず)が着座できる充分な広さの後部ベンチ
・シート24が配置されている。車両シートは従来のも
のとほぼ同じである。シート24のアウトボード部24
a、24bの上にはそれぞれ三点式シート・ベルト・シ
ステム30が配置されている。これらシート・ベルト・
システムは、ブラケット34によってシートのフレーム
構成要素に接続された公知の構造の引き込み装置32を
含んでいる。さらに、各システム30は、アンカー36
と、一端がこのアンカー36に接続された1本のシート
・ベルト(シート・ベルト・ウェビング)38を含んで
いる。舌部40は摺動可能にシート・ベルト38に接続
され、シート・ベルトをショルダ・ベルト部(ショルダ
・ベルト)42とラップ・ベルト部(ラップ・ベルト)
44とに分けて機能させている。すなわち、ラップ・ベ
ルト部44の一端はアンカー36に接続され、他端はシ
ート・ベルト38に摺動可能に接続された舌部40によ
って構成されている。従来技術で知られているように、
舌部は合わせバックル50内でロックされるように設計
されている。通常作動時には、舌部40はシート・ベル
ト38内に受けられており、後述する他のシート・ベル
ト38aの舌部40aはバックル50a内に受けられ
る。なお、図1からわかるように、両シート・ベルト・
システム30は実質的に同一である。
図を示している。搭乗者用区画22には、3人の車両搭
乗者(図示せず)が着座できる充分な広さの後部ベンチ
・シート24が配置されている。車両シートは従来のも
のとほぼ同じである。シート24のアウトボード部24
a、24bの上にはそれぞれ三点式シート・ベルト・シ
ステム30が配置されている。これらシート・ベルト・
システムは、ブラケット34によってシートのフレーム
構成要素に接続された公知の構造の引き込み装置32を
含んでいる。さらに、各システム30は、アンカー36
と、一端がこのアンカー36に接続された1本のシート
・ベルト(シート・ベルト・ウェビング)38を含んで
いる。舌部40は摺動可能にシート・ベルト38に接続
され、シート・ベルトをショルダ・ベルト部(ショルダ
・ベルト)42とラップ・ベルト部(ラップ・ベルト)
44とに分けて機能させている。すなわち、ラップ・ベ
ルト部44の一端はアンカー36に接続され、他端はシ
ート・ベルト38に摺動可能に接続された舌部40によ
って構成されている。従来技術で知られているように、
舌部は合わせバックル50内でロックされるように設計
されている。通常作動時には、舌部40はシート・ベル
ト38内に受けられており、後述する他のシート・ベル
ト38aの舌部40aはバックル50a内に受けられ
る。なお、図1からわかるように、両シート・ベルト・
システム30は実質的に同一である。
【0007】引き込み装置32は非常ロッキング引き込
み装置(ELR)となることができ、この引き込み装置
によって、非常事態発生まではシート・ベルトを自由に
引き出し引き込むことができ、非常時には、種々のウェ
ブと車両センサが引き込み装置をロックし、さらにベル
トを引き出せないようにしている。この種の引き込み装
置は、従来技術ではよく知られている。これに代えて、
引き込み装置は、従来技術でよく知られているように、
モード切換え機構を具備する非常ロッキング引き込み装
置であるELR/ALR引き込み装置とすることもでき
る。このモード切換え機構によって、ショルダ・ベルト
42が予め決められた量だけ引き込み装置から引き出さ
れると、引き込み装置は自動的にロッキング状態へと切
換えられる。
み装置(ELR)となることができ、この引き込み装置
によって、非常事態発生まではシート・ベルトを自由に
引き出し引き込むことができ、非常時には、種々のウェ
ブと車両センサが引き込み装置をロックし、さらにベル
トを引き出せないようにしている。この種の引き込み装
置は、従来技術ではよく知られている。これに代えて、
引き込み装置は、従来技術でよく知られているように、
モード切換え機構を具備する非常ロッキング引き込み装
置であるELR/ALR引き込み装置とすることもでき
る。このモード切換え機構によって、ショルダ・ベルト
42が予め決められた量だけ引き込み装置から引き出さ
れると、引き込み装置は自動的にロッキング状態へと切
換えられる。
【0008】中央の搭乗者は、異なった種類のシート・
ベルト・システムによって保護することもできる。図示
されているように、中央の搭乗者は二点式システム30
aにより保護されている。通常、中央の搭乗者はシート
24の中央部24cに着座している。中央の搭乗者を保
護するシート・ベルト・システム30aは、バックル5
0aに固定されている舌部40aを具備する1本のシー
ト・ベルト・ウェビング38aを含んでいる。シート・
ベルト38aの41などの一端は、アンカー36aを介
して構造構成要素または車両のフレームまたはシートの
フレームに固定されている。
ベルト・システムによって保護することもできる。図示
されているように、中央の搭乗者は二点式システム30
aにより保護されている。通常、中央の搭乗者はシート
24の中央部24cに着座している。中央の搭乗者を保
護するシート・ベルト・システム30aは、バックル5
0aに固定されている舌部40aを具備する1本のシー
ト・ベルト・ウェビング38aを含んでいる。シート・
ベルト38aの41などの一端は、アンカー36aを介
して構造構成要素または車両のフレームまたはシートの
フレームに固定されている。
【0009】図1からわかるように、バックル50、5
0aは各々1本のシート・ベルト・ウェビングまたは細
いフレキシブル・ケーブルである接続部材の一端部(第
1の端部)に固定されている。従来技術では、これらの
接続部材の他端部(第2の端部)は、車両床またはシー
トのフレームに固定されていたり、別のプレテンショニ
ング装置に取り付けられていた。シート24の一部24
a内に着座している搭乗者用のバックル50の場合は、
接続部材60の第2の端部はループ状62に形成され
る。シートの一部24bに着座している搭乗者に関連す
るバックル50aは、これに対応する接続部材(1本の
シート・ベルト・ウェビング)60の第1の端部が接続
されており、第2の端部には同じようなループ(または
重ね合せループ)62aが形成される。ループは、接続
部材の端部に取り付けられた他の材料によって形成する
こともできる。
0aは各々1本のシート・ベルト・ウェビングまたは細
いフレキシブル・ケーブルである接続部材の一端部(第
1の端部)に固定されている。従来技術では、これらの
接続部材の他端部(第2の端部)は、車両床またはシー
トのフレームに固定されていたり、別のプレテンショニ
ング装置に取り付けられていた。シート24の一部24
a内に着座している搭乗者用のバックル50の場合は、
接続部材60の第2の端部はループ状62に形成され
る。シートの一部24bに着座している搭乗者に関連す
るバックル50aは、これに対応する接続部材(1本の
シート・ベルト・ウェビング)60の第1の端部が接続
されており、第2の端部には同じようなループ(または
重ね合せループ)62aが形成される。ループは、接続
部材の端部に取り付けられた他の材料によって形成する
こともできる。
【0010】図2は、2つのバックル50と単一のバッ
クル50aを同時に引いて、中央部の搭乗者と同様に、
アウトボードのそれぞれの搭乗者の周りに固定されてい
るベルト・システム内の弛みを取り除くために使用され
るプレテンショニング機構80を示す。図2に示される
ように、プレテンショナ80は、従来のシート・ベルト
引き込み装置(ロータリ)プレテンショナの多くの構成
要素を含んでいる。さらに詳しくは、プレテンショニン
グ装置80は、フレーム84を含んでいるシート・ベル
ト引き込み装置82を含んでいる。スプール86はフレ
ーム84に回転するように支持されている。図3に示さ
れているように、スプール86はスロット88を含んで
いて、このスロットを介して他の1本のフレキシブル・
シート・ベルト材(締付け部材)90がねじ込まれる。
シート・ベルトはスロットを介して単にねじ込まれ、ま
たはウェビングはスプールに動かないように固定され
る。本発明の好ましい実施形態では、引き込み装置80
は車両の減速度に応答するように設けられた車両センサ
を含んでおり、さらにこのセンサにより、作動時にはロ
ッキングつめ(図示せず)はロック歯92と係合してス
プール86がさらに回転するのを防止する。ロッキング
つめとロック歯92の上記のような構造は、従来技術で
はよく知られている。プレテンショニング装置80は、
作動時には、矢印102で示される方向へスプールを回
転させるプレテンショナ100を含んでいる。本発明で
は、やや大きい種類の引き込み装置(ロータリ)プレテ
ンショニング機構が使用される。図2で示されるよう
に、プレテンショナ100は長方形本体110を含んで
いる。ある量の爆発材112が本体の左側部分内に配置
されている。スプール86は本体内へ延びる伸長シャフ
トを含むこともできる。円形であって、歯付きのスパー
・ギヤがスプールのシャフトに固定されている。1つま
たは複数の衝突センサによって衝突の発生が検出される
と、制御ユニットにより制御信号が生成され、この信号
が爆発材112を作動させて、燃焼生成物を生成する。
これら燃焼生成物は本体110内でラックを右へ押し
て、スプールに固定されているスパー・ギヤを回転させ
る。スプールが回転すると、プレテンショニング装置の
どちらかの側部に配置されている締付け部材90(部分
90a、90bを含んでいる)の各側部がスプールの周
りに巻かれるようになる。さらに、スプールが回転する
と、スプールに設けられているロック歯92はロックつ
めにかかる。このときロックつめは車両センサにより歯
とロッキング係合する位置に置かれている。その後、ロ
ッキングつめは歯92とロック接触して、部分90aと
90bがスプールから突き出ないようにし、衝突時に車
両搭乗者によりラップ・ベルトに負荷がかかったとき、
バックルが外向きに動くのを防止する。図1と図2から
わかるように、締付け部材(シート・ベルト部)90の
端部120a、120bは、ウェビング・ループ62、
62a内で各々受けられるループ状固定装置122に固
定されている。
クル50aを同時に引いて、中央部の搭乗者と同様に、
アウトボードのそれぞれの搭乗者の周りに固定されてい
るベルト・システム内の弛みを取り除くために使用され
るプレテンショニング機構80を示す。図2に示される
ように、プレテンショナ80は、従来のシート・ベルト
引き込み装置(ロータリ)プレテンショナの多くの構成
要素を含んでいる。さらに詳しくは、プレテンショニン
グ装置80は、フレーム84を含んでいるシート・ベル
ト引き込み装置82を含んでいる。スプール86はフレ
ーム84に回転するように支持されている。図3に示さ
れているように、スプール86はスロット88を含んで
いて、このスロットを介して他の1本のフレキシブル・
シート・ベルト材(締付け部材)90がねじ込まれる。
シート・ベルトはスロットを介して単にねじ込まれ、ま
たはウェビングはスプールに動かないように固定され
る。本発明の好ましい実施形態では、引き込み装置80
は車両の減速度に応答するように設けられた車両センサ
を含んでおり、さらにこのセンサにより、作動時にはロ
ッキングつめ(図示せず)はロック歯92と係合してス
プール86がさらに回転するのを防止する。ロッキング
つめとロック歯92の上記のような構造は、従来技術で
はよく知られている。プレテンショニング装置80は、
作動時には、矢印102で示される方向へスプールを回
転させるプレテンショナ100を含んでいる。本発明で
は、やや大きい種類の引き込み装置(ロータリ)プレテ
ンショニング機構が使用される。図2で示されるよう
に、プレテンショナ100は長方形本体110を含んで
いる。ある量の爆発材112が本体の左側部分内に配置
されている。スプール86は本体内へ延びる伸長シャフ
トを含むこともできる。円形であって、歯付きのスパー
・ギヤがスプールのシャフトに固定されている。1つま
たは複数の衝突センサによって衝突の発生が検出される
と、制御ユニットにより制御信号が生成され、この信号
が爆発材112を作動させて、燃焼生成物を生成する。
これら燃焼生成物は本体110内でラックを右へ押し
て、スプールに固定されているスパー・ギヤを回転させ
る。スプールが回転すると、プレテンショニング装置の
どちらかの側部に配置されている締付け部材90(部分
90a、90bを含んでいる)の各側部がスプールの周
りに巻かれるようになる。さらに、スプールが回転する
と、スプールに設けられているロック歯92はロックつ
めにかかる。このときロックつめは車両センサにより歯
とロッキング係合する位置に置かれている。その後、ロ
ッキングつめは歯92とロック接触して、部分90aと
90bがスプールから突き出ないようにし、衝突時に車
両搭乗者によりラップ・ベルトに負荷がかかったとき、
バックルが外向きに動くのを防止する。図1と図2から
わかるように、締付け部材(シート・ベルト部)90の
端部120a、120bは、ウェビング・ループ62、
62a内で各々受けられるループ状固定装置122に固
定されている。
【0011】1つのプレテンショニング装置80が作動
すると、締付け部材90がスプール86の周りに巻か
れ、締付け部材(ウェビング部)90が縮められる。締
付け部材90の端部120a、120bが、各バックル
50、50aが固定されている各接続部材(シート・ベ
ルト部)60を引いて、バックルを下向きにシート内に
引き込み、車両搭乗者の周りのシート・ベルトの弛みま
たはたるみを減らす。
すると、締付け部材90がスプール86の周りに巻か
れ、締付け部材(ウェビング部)90が縮められる。締
付け部材90の端部120a、120bが、各バックル
50、50aが固定されている各接続部材(シート・ベ
ルト部)60を引いて、バックルを下向きにシート内に
引き込み、車両搭乗者の周りのシート・ベルトの弛みま
たはたるみを減らす。
【0012】プレテンショニング装置が作動すると、ス
プールが部分90a、90bを回転させるので、フレキ
シブル部材90の長さは短くなり、接続部材60を下向
きに引く。引く方向は、バックルの位置とプレテンショ
ニング装置80の位置に応じたある角度になる。接続部
材60を下向き、つまり座席面にほぼ垂直に引きたい場
合は、ウェブ部90a、90bは、シート内の開口部1
26のほぼ下に位置している大きいサイズのリング12
4を介して巻き込まれ、この開口部を通して接続部材6
0が引き込まれる。
プールが部分90a、90bを回転させるので、フレキ
シブル部材90の長さは短くなり、接続部材60を下向
きに引く。引く方向は、バックルの位置とプレテンショ
ニング装置80の位置に応じたある角度になる。接続部
材60を下向き、つまり座席面にほぼ垂直に引きたい場
合は、ウェブ部90a、90bは、シート内の開口部1
26のほぼ下に位置している大きいサイズのリング12
4を介して巻き込まれ、この開口部を通して接続部材6
0が引き込まれる。
【0013】図4ないし図6では、上記に代わる本発明
の別の実施形態を示す。フレキシブル・ウェビング90
は、ケーブルの2つの区間130a、130bで置き換
えられている。締付け部材の一部を構成するケーブル区
間130a、130bの136a、136bなどの遠端
部は、スプール86内の開口部134内で受けられ、ロ
ックされる。各ケーブル区間は、対応するバックル5
0、50aに接続されている接続部材60のループ62
の周りに固定されたループ136内で終端している。ケ
ーブル終端部138は、各ループ136を形成するため
各ケーブル区間の折り返し部分を固定するために使用さ
れる。各ケーブルは、取付け穴142を有するガイド・
ブラケット140内で受けられている。各ガイド・ブラ
ケット140は、開口部142を介して受けられる固定
具により、車両またはシートの構造構成要素に固定され
ている。各ケーブル・ブラケット140は、弓形の溝1
44を含んでおり、この溝はケーブルの方向を変えるた
めに使用される。この実施形態の動作は上記で説明した
動作と同じである。プレテンショニング装置80の作動
時には、スプール86は回転してケーブル区間130
a、130bを巻き付ける。この動きによって、バック
ル50、50aは下向きに引かれ、車両搭乗者の周りの
弛みをなくすようになる。
の別の実施形態を示す。フレキシブル・ウェビング90
は、ケーブルの2つの区間130a、130bで置き換
えられている。締付け部材の一部を構成するケーブル区
間130a、130bの136a、136bなどの遠端
部は、スプール86内の開口部134内で受けられ、ロ
ックされる。各ケーブル区間は、対応するバックル5
0、50aに接続されている接続部材60のループ62
の周りに固定されたループ136内で終端している。ケ
ーブル終端部138は、各ループ136を形成するため
各ケーブル区間の折り返し部分を固定するために使用さ
れる。各ケーブルは、取付け穴142を有するガイド・
ブラケット140内で受けられている。各ガイド・ブラ
ケット140は、開口部142を介して受けられる固定
具により、車両またはシートの構造構成要素に固定され
ている。各ケーブル・ブラケット140は、弓形の溝1
44を含んでおり、この溝はケーブルの方向を変えるた
めに使用される。この実施形態の動作は上記で説明した
動作と同じである。プレテンショニング装置80の作動
時には、スプール86は回転してケーブル区間130
a、130bを巻き付ける。この動きによって、バック
ル50、50aは下向きに引かれ、車両搭乗者の周りの
弛みをなくすようになる。
【0014】図7および図8に示されているように、バ
ックル50、50aに対応しているウェビング・ループ
62は、レッグ150a、150bと中央部152を有
するY形ケーブル・アセンブリ140に固定されてい
る。各ケーブル・レッグまたは部分150a、150b
の上端部は、図5に示したのと同様にしてループ136
に形成されている。ループ136は、接続部材60のル
ープ端部62に固定されている。中央部材152の端部
152aは、80などのプレテンショニング装置または
公知の形式の直線プレテンショナ160に固定されてい
る。直線プレテンショナは、それ自体を構造部材に固定
するためのブラケット162を含んでいる。直線プレテ
ンショナは従来技術では公知であり、可動ピストンを有
するチューブを含んでいる。ケーブルの端部152はピ
ストンに固定されている。ピストンはチューブ内を下方
に動き、車両搭乗者の周りのシート・ベルトを締め付け
るようにレッグ150a、150bを動かす。チューブ
および/またはピストンは、公知の形式のロッキング機
構を含んでもよい。この機構は、締付け方向の動きは可
能であるが、ベルト弛み方向にはピストンが引かれない
一方向クラッチとして働く。車両によっては、シート・
ベルト・システムにエネルギー吸収機能を使用すること
が望ましい場合もある。この機能によって、シート・ベ
ルトは最初に車両搭乗者を締め付けるが、シートにロッ
クせず、衝突が進行すると車両搭乗者は前方へ動けるよ
うになる。あるエネルギー吸収機構では、ピストンが制
御可能にベルト弛み方向へ動けるようにすることで(ピ
ストンが弛みを減らした後で)、直線プリテンションの
ロッキング、一方向クラッチを変更しているものもあ
る。この種のエネルギー吸収機構は、ピストンに連結
し、チューブからの材料を切断するかまたは抽出するカ
ッティング部材を含んでいて、衝突エネルギーを吸収ま
たは放出する。この種の機構は従来技術ではよく知られ
ている。同様に、エネルギー吸収機構をロータリ・プレ
テンショニング装置に設けることもできる。引き込み装
置などのロータリ装置に使用されているエネルギー吸収
機構では、ロック・ホイール(ロック歯を含んでいる)
に接続された一端と、スプールの一端に接続されている
他端とを有するトーション・バーがよく使用される。例
えば、ロックつめの動きによりロック・ホイールがロッ
クされて、衝突時に車両搭乗者によりシート・ベルト
(スプールに接続されている)に負荷がかかると、スプ
ールとトーション・バーが捩れる(エネルギーを吸収す
る)。
ックル50、50aに対応しているウェビング・ループ
62は、レッグ150a、150bと中央部152を有
するY形ケーブル・アセンブリ140に固定されてい
る。各ケーブル・レッグまたは部分150a、150b
の上端部は、図5に示したのと同様にしてループ136
に形成されている。ループ136は、接続部材60のル
ープ端部62に固定されている。中央部材152の端部
152aは、80などのプレテンショニング装置または
公知の形式の直線プレテンショナ160に固定されてい
る。直線プレテンショナは、それ自体を構造部材に固定
するためのブラケット162を含んでいる。直線プレテ
ンショナは従来技術では公知であり、可動ピストンを有
するチューブを含んでいる。ケーブルの端部152はピ
ストンに固定されている。ピストンはチューブ内を下方
に動き、車両搭乗者の周りのシート・ベルトを締め付け
るようにレッグ150a、150bを動かす。チューブ
および/またはピストンは、公知の形式のロッキング機
構を含んでもよい。この機構は、締付け方向の動きは可
能であるが、ベルト弛み方向にはピストンが引かれない
一方向クラッチとして働く。車両によっては、シート・
ベルト・システムにエネルギー吸収機能を使用すること
が望ましい場合もある。この機能によって、シート・ベ
ルトは最初に車両搭乗者を締め付けるが、シートにロッ
クせず、衝突が進行すると車両搭乗者は前方へ動けるよ
うになる。あるエネルギー吸収機構では、ピストンが制
御可能にベルト弛み方向へ動けるようにすることで(ピ
ストンが弛みを減らした後で)、直線プリテンションの
ロッキング、一方向クラッチを変更しているものもあ
る。この種のエネルギー吸収機構は、ピストンに連結
し、チューブからの材料を切断するかまたは抽出するカ
ッティング部材を含んでいて、衝突エネルギーを吸収ま
たは放出する。この種の機構は従来技術ではよく知られ
ている。同様に、エネルギー吸収機構をロータリ・プレ
テンショニング装置に設けることもできる。引き込み装
置などのロータリ装置に使用されているエネルギー吸収
機構では、ロック・ホイール(ロック歯を含んでいる)
に接続された一端と、スプールの一端に接続されている
他端とを有するトーション・バーがよく使用される。例
えば、ロックつめの動きによりロック・ホイールがロッ
クされて、衝突時に車両搭乗者によりシート・ベルト
(スプールに接続されている)に負荷がかかると、スプ
ールとトーション・バーが捩れる(エネルギーを吸収す
る)。
【0015】図9と図10は、本発明のさらなる実施形
態を示す。図9は3つの着座位置24a、24bと24
cを有するシート形態を示している。3つのベンチ・シ
ートが示されているが、着座位置は図1のベンチ・シー
トと同じと考えることができる。図9では、シート・ベ
ルト引き込み装置32は、シートから離れた位置にあ
り、車両のBまたはCピラーなどの近傍ピラーの最下端
に配置されている。引き込み装置32は、図1に示され
るように、シートに組み込むこともできる。プレテンシ
ョニング装置200は、中央着座位置24cの下に配置
されている。プレテンショニング装置は、ベアリング2
04a、204bにより回転可能に支持されたバー20
2を含んでいる。第1のスプール206aはバーの端部
208aに固定されている。第2のスプール206bは
バー202の端部208bに固定されている。シート・
ベルト・ウェビングまたはケーブルなどの接続部材60
は、各スプール206a、206bの周りに巻かれる。
各接続部材60の他端は、バックル50またはバックル
50、50aの組合せ材に接続されている。レバー21
0は、バー202に固定されている。図10に示される
実施形態では、レバー210はバー202の中央部にあ
るが、従来のどの位置にも配置することができる。テン
ショニング装置220はレバーに動作可能に固定され、
テンショニング装置220は、チューブ形状ハウジング
230を含んでおり、このハウジング内にはある量の爆
発材232が配置されている。ピストン240は、爆発
材232の上流に配置されている。プッシュ・ロッド2
42はピストンに接続されていて、ハウジング230か
ら延びている。爆発材が作動すると、爆発生成物はピス
トンをチューブの中で下向きに押し、プッシュ・ロッド
242が押されてレバー210を矢印242の方向へ動
かして、スプール206a、206bを回転させ、接続
部材60を下向きに引いて車両搭乗者の周りのシート・
ベルトを締め付ける。ピストンとチューブは、テーパー
状溝と溝内に複数のボールを含んだ公知のロッキング機
構を具備することもできる。このロッキング機構は、矢
印242の方向へはピストンを動かすが、逆方向へは動
かさない一方向クラッチとして働く。この逆方向のわず
かな動きによってボールが傾斜溝に乗り上げてチューブ
の内壁に噛み込み、逆方向へさらに動かないようにす
る。プッシング・タイプの装置は、前記図6および図7
で示すような作動時にレバーを作動位置まで引くプレテ
ンショナ160とケーブル152で置き換えることがで
きる。公知の構造のトーション・バー・シート・ベルト
引き込み装置32を使用して、エネルギーを吸収するこ
とができる。
態を示す。図9は3つの着座位置24a、24bと24
cを有するシート形態を示している。3つのベンチ・シ
ートが示されているが、着座位置は図1のベンチ・シー
トと同じと考えることができる。図9では、シート・ベ
ルト引き込み装置32は、シートから離れた位置にあ
り、車両のBまたはCピラーなどの近傍ピラーの最下端
に配置されている。引き込み装置32は、図1に示され
るように、シートに組み込むこともできる。プレテンシ
ョニング装置200は、中央着座位置24cの下に配置
されている。プレテンショニング装置は、ベアリング2
04a、204bにより回転可能に支持されたバー20
2を含んでいる。第1のスプール206aはバーの端部
208aに固定されている。第2のスプール206bは
バー202の端部208bに固定されている。シート・
ベルト・ウェビングまたはケーブルなどの接続部材60
は、各スプール206a、206bの周りに巻かれる。
各接続部材60の他端は、バックル50またはバックル
50、50aの組合せ材に接続されている。レバー21
0は、バー202に固定されている。図10に示される
実施形態では、レバー210はバー202の中央部にあ
るが、従来のどの位置にも配置することができる。テン
ショニング装置220はレバーに動作可能に固定され、
テンショニング装置220は、チューブ形状ハウジング
230を含んでおり、このハウジング内にはある量の爆
発材232が配置されている。ピストン240は、爆発
材232の上流に配置されている。プッシュ・ロッド2
42はピストンに接続されていて、ハウジング230か
ら延びている。爆発材が作動すると、爆発生成物はピス
トンをチューブの中で下向きに押し、プッシュ・ロッド
242が押されてレバー210を矢印242の方向へ動
かして、スプール206a、206bを回転させ、接続
部材60を下向きに引いて車両搭乗者の周りのシート・
ベルトを締め付ける。ピストンとチューブは、テーパー
状溝と溝内に複数のボールを含んだ公知のロッキング機
構を具備することもできる。このロッキング機構は、矢
印242の方向へはピストンを動かすが、逆方向へは動
かさない一方向クラッチとして働く。この逆方向のわず
かな動きによってボールが傾斜溝に乗り上げてチューブ
の内壁に噛み込み、逆方向へさらに動かないようにす
る。プッシング・タイプの装置は、前記図6および図7
で示すような作動時にレバーを作動位置まで引くプレテ
ンショナ160とケーブル152で置き換えることがで
きる。公知の構造のトーション・バー・シート・ベルト
引き込み装置32を使用して、エネルギーを吸収するこ
とができる。
【0016】図11は、本発明の他の実施形態を示す。
図9と図10のレバーおよび/またはケーブル駆動装置
は、取り外され、直接駆動プレテンショニング装置25
0で置き換えられている。この実施形態では、装置25
0は、支持部材への開口部254を介して受けられるボ
ルト(図示せず)によって固定されているハウジング2
52を含んでいる。ハウジング内を直線的に動くことが
できる歯付き可動ラックがハウジング内に配置されてい
る。ラックの一端は、爆発材256に近接して配置され
ている。ラックは駆動歯を備えている。ハウジング内で
受けられるバー202の一端は歯スパー・ギヤ(または
他のギヤ)に固定され、ハウジング内で回転するように
支持されている。最初は、ラックがスパー・ギヤと係合
しないように保持されている。爆発材が作動すると、ラ
ックはスパー・ギヤと係合し、ギヤを回転させる。この
回転によって、スパー・ギヤに取り付けたバー202が
回転し、各スプール上の接続部材60を巻きつけて、車
両搭乗者の周りのシート・ベルトを締め付ける。 [図面の簡単な説明]
図9と図10のレバーおよび/またはケーブル駆動装置
は、取り外され、直接駆動プレテンショニング装置25
0で置き換えられている。この実施形態では、装置25
0は、支持部材への開口部254を介して受けられるボ
ルト(図示せず)によって固定されているハウジング2
52を含んでいる。ハウジング内を直線的に動くことが
できる歯付き可動ラックがハウジング内に配置されてい
る。ラックの一端は、爆発材256に近接して配置され
ている。ラックは駆動歯を備えている。ハウジング内で
受けられるバー202の一端は歯スパー・ギヤ(または
他のギヤ)に固定され、ハウジング内で回転するように
支持されている。最初は、ラックがスパー・ギヤと係合
しないように保持されている。爆発材が作動すると、ラ
ックはスパー・ギヤと係合し、ギヤを回転させる。この
回転によって、スパー・ギヤに取り付けたバー202が
回転し、各スプール上の接続部材60を巻きつけて、車
両搭乗者の周りのシート・ベルトを締め付ける。 [図面の簡単な説明]
【図1】車両乗車区画内の後部シートの正面図である。
【図2】図1に示すシート・ベルト・システムで使用で
きるプレテンショニング装置を示す図である。
きるプレテンショニング装置を示す図である。
【図3】図2に示すプレテンショニング装置の一部であ
るスプールを示す図である。
るスプールを示す図である。
【図4】本発明の代替実施形態を示す車両乗車区画の後
部の等角図である。
部の等角図である。
【図5】本発明のこの第2の代替実施形態の主要な構成
要素の拡大図である。
要素の拡大図である。
【図6】テンション・ケーブルとスプールの関係を示す
等角図である。
等角図である。
【図7】本発明のさらなる代替実施形態を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明のこの第3の実施形態の主要な構成要素
の拡大図である。
の拡大図である。
【図9および図10】本発明のさらなる実施形態を示す
図である。
図である。
【図11】本発明の追加された実施形態を示す図であ
る。
る。
フロントページの続き
(72)発明者 フォーサイス,ダグラス・エル
アメリカ合衆国・48310・ミシガン州・
スターリング ハイツ・チャペル ドラ
イブ・343
(56)参考文献 特開 平7−315163(JP,A)
米国特許3022089(US,A)
米国特許4767161(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60R 22/46
Claims (9)
- 【請求項1】 それぞれの車両搭乗者を固定可能な複数
のシート・ベルト・アセンブリであって、各シート・ベ
ルト・アセンブリは、一端が引き込み装置(32)に接続さ
れた1本のシート・ベルト(38)と、このシート・ベルト
(38)によって構成されるショルダ・ベルト部(42)および
ラップ・ベルト部(44)と、舌部(40)と、この舌部(40)と
係合されるバックル(50)とを含んでおり、前記ラップ・
ベルト部(44)の一端は支持部材(36)に固定され、他端は
シート・ベルト(38)に摺動可能に接続された前記舌部(4
0)とされ、第1の端部に前記バックル(50)が固定された
接続部材の(60)の他端部を第2の端部とするシート・ベ
ルト・アセンブリと、 各接続部材(60)の第2の端部が固定され、それぞれの車
両搭乗者の周りの各シート・ベルト・アセンブリを同時
に締め付けるための一つのベルト締付け手段とを備え
る、複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト
(38)の弛みを取り除くシステム(30)。 - 【請求項2】 前記ベルト締付け手段が、 フレームに取り付けられかつスロット(88)を有するスプ
ール(86)と、 スプール(86)中を延びるフレキシブル締付け部材(90,90
a,90b)であって、一方のバックルを有する接続部材(60)
の第2の端部に固定された端部(120a)、および他方のバ
ックルを有する接続部材(60)の第2の端部に接続された
端部(120b)を含むフレキシブル締付け部材(90)と、 スプール(86)に動作可能にリンクされており、フレキシ
ブル締付け部材(90)をその中に巻き取り、それにより各
シート・ベルト・アセンブリの弛みを取り除くようにス
プールを巻き取るための巻取り手段を含んでいる、請求
項1に記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート
・ベルト(38)の弛みを取り除くシステム(30)。 - 【請求項3】 前記フレキシブル締付け部材(90)が、ス
プール(86)のスロットを介して摺動式に受けられる1本
のフレキシブル材料を含んでいる、請求項2に記載の複
数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の
弛みを取り除くシステム(30)。 - 【請求項4】 フレキシブル材料が1本のシート・ベル
ト材料である、請求項3に記載の複数の車両搭乗者の周
りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除くシス
テム(30)。 - 【請求項5】 それぞれ締付け部材の一端に連結し、各
締付け部材が各接続部材(60)を引く方向を変えるための
ガイド・ループ手段(124) を含んでいる、請求項3に記
載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト
(38)の弛みを取り除くシステム(30)。 - 【請求項6】 前記ベルト締付け手段が、 フレームに回転可能に取り付けられ、2つの開口部(13
4) を有するスプール(86)と、 それぞれ内端部を有する2つのフレキシブル締付け部材
(130a,130b) であって、各締付け部材(130a,130b) の前
記内端部はそれぞれ前記スプール(86)の開口部(134) 内
で固定され、一方の締付け部材(130a)の終端部(138) は
一方のバックルが接続された前記接続部材(60)の第2の
端部に接続され、他方の締付け部材(130b)の終端部(13
8) は他方のバックルが接続された前記接続部材(60)の
第2の端部に接続された締付け部材と、 スプールに動作可能にリンクされており、フレキシブル
締付け部材をその中に巻き取り、それにより各シート・
ベルト・アセンブリの弛みを取り除くようにスプールを
巻き取る巻取り手段とを含んでいる、請求項1に記載の
複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)
の弛みを取り除くシステム(30)。 - 【請求項7】 締付け部材が前記各接続部材(60)を引く
方向を変えるガイド手段(140) を含んでいる、請求項6
に記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベ
ルト(38)の弛みを取り除くシステム(30)。 - 【請求項8】 締付け部材が1本のケーブルにより形成
される、請求項6に記載の複数の車両搭乗者の周りの残
存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除くシステム(3
0)。 - 【請求項9】 前記接続部材(60)の第2の端部がそれぞ
れ接続されたフレキシブルな複数の締付け部材と、前記締付け部材が共に接続されており、締付け部材を引
張ることにより接続部材(60)を直線的に引張り、 各バッ
クル(50)を引張って各シート・ベルト(38)アセンブリに
関連する弛みを取り除くためのプリテンション手段(10
0) とを含んでいる、請求項1に記載の複数の車両搭乗
者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除
くシステム(30)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/170,410 | 1998-10-13 | ||
US09/170,410 US6053532A (en) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | Multi-point pretensioner system |
PCT/US1999/021992 WO2000021803A1 (en) | 1998-10-13 | 1999-09-22 | Multi-point pretensioner system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002527285A JP2002527285A (ja) | 2002-08-27 |
JP3454790B2 true JP3454790B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=22619751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000575732A Expired - Fee Related JP3454790B2 (ja) | 1998-10-13 | 1999-09-22 | 多点プレテンショナ・システム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6053532A (ja) |
EP (1) | EP1121277A4 (ja) |
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WO (1) | WO2000021803A1 (ja) |
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- 1999-09-22 JP JP2000575732A patent/JP3454790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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