JP2002527285A - 多点プレテンショナ・システム - Google Patents

多点プレテンショナ・システム

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JP2002527285A JP2000575732A JP2000575732A JP2002527285A JP 2002527285 A JP2002527285 A JP 2002527285A JP 2000575732 A JP2000575732 A JP 2000575732A JP 2000575732 A JP2000575732 A JP 2000575732A JP 2002527285 A JP2002527285 A JP 2002527285A
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Abstract

(57)【要約】 車両(20)の複数の搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除くためのシステム(30)は、各搭乗者の周りに固定可能な複数のシート・ベルト(38)アセンブリを有する。各シート・ベルト・アセンブリには、ラップ・ベルト部(44)、舌部(40)とバックル(50)が含まれる。ラップ・ベルトの一端は支持部材に固定され、ラップ・ベルトの他端は舌部に接合されている。バックルは接続部材の一端に固定され、ベルト締め具は各接続部材の第2の端部に固定されていて、通常は、各搭乗者の周りの各シート・ベルト・アセンブリを同時に締める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、一般に自動車の安全拘束システムに関し、より詳細には、単一のプ
レテンショニングまたはベルト締付け装置を利用して、それぞれの車両搭乗者の
周りに固定された複数のシート・ベルトの弛みを同時に取り除くことができるプ
レテンショニング・システムに関する。
【0002】 プレテンショナまたはベルト締め具は、シート・ベルト・システムのある部分
を締め付けるために使用され、衝突時に搭乗者の周りの弛みを取り除くものであ
る。車両の減速の結果として車両搭乗者が前方へ動き始める前に、この弛みは取
り除かれる。
【0003】 一般的な衝突の進行状況としては、車両搭乗者はシートに固定されており、衝
突が発生して20ミリ秒後に、前方へ動き始める。ベルト締め具は、車両搭乗者
が前方へ動く前に作動して車両搭乗者の周りのシート・ベルト・システムの弛み
を取らなければならない。一般的には、プレテンショニング・システムは、1つ
または複数の衝突センサおよびそれに対応する電子制御システムにより生成され
る制御信号を受けて、迅速に作動し、約10ミリ秒で弛みを取り除くように設計
されている。
【0004】 従来技術では、シート・ベルト・プレテンショニング・システムには2つの基
本的種類がある。第1は、引き込み装置のスプールと三点式シート・ベルト・シ
ステムのショルダ・ベルトを用いるものである。衝突時には、種々の手段によっ
て、スプールが逆方向へ巻きまたは引き込んで、一般にシート・ベルト・システ
ムのショルダ・ベルト部の弛みを取り除き、搭乗者を所定の位置に保持する。他
の種類のプレテンショニング・システムはバックル・プレテンショナといわれる
ものである。バックル・プレテンショナは一般にはシート・ベルト・ウェビング
の1本のベルトにより、またはケーブルによってシート・ベルト・バックルに接
続されている。これらバックル・プレテンショニング・システム(引き込みシス
テムも同様)は、燃焼する爆発性エレメントを含んでおり、これによりバックル
は下向きに引かれ、搭乗者の周りの弛みを少なくするようになる。従来技術では
、通常、各ショルダ・ベルト(引き込み装置プレテンショナ用)または各バック
ル(バックル・プレテンショナ用)に対応して1つの爆発性エレメントが示され
ていた。
【0005】 本発明の目的は、複数のシート・ベルト・システムの弛みを取り除くことがで
きる単一のプレテンショニング装置を提供することである。この目的は、請求項
1に記載されている車両の複数の車両搭乗者の周りの弛みを取り去るシステムに
よって達成される。
【0006】 (発明の詳細な説明) 図1は、車両20の搭乗者用区画の代表的な後部の等角図を示している。搭乗
者用区画22には、3人の車両搭乗者(図示せず)が着座できる充分な広さの後
部ベンチ・シート24が配置されている。車両シートは従来のものとほぼ同じで
ある。シート24のアウトボード部24a、24bの上にはそれぞれ三点式シー
ト・ベルト・システム30が配置されている。これらシート・ベルト・システム
は、ブラケット34によってシートのフレーム構成要素に接続された公知の構造
の引き込み装置32を含んでいる。さらに、各システム30は、アンカー36と
1本のシート・ベルト(シート・ベルト・ウェビング)38を含んでいる。舌部
40は摺動可能にシート・ベルト38に受けられ、シート・ベルトをショルダ・
ベルト部(ショルダ・ベルト)42とラップ・ベルト部(ラップ・ベルト)44
に分割している。従来技術で知られているように、舌部は合わせバックル50内
でロックされるように設計されている。通常作動時には、舌部40はシート・ベ
ルト38内に受けられており、舌部40aはシート・ベルト60内に受けられる
。図1からわかるように、両シート・ベルト・システム30は実質的に同一であ
る。
【0007】 引き込み装置32は非常ロッキング引き込み装置(ELR)となることができ
、この引き込み装置によって、非常事態発生まではシート・ベルトを自由に引き
出し引き込むことができ、非常時には、種々のウェブと車両センサが引き込み装
置をロックし、さらにベルトを引き出せないようにしている。この種の引き込み
装置は、従来技術ではよく知られている。これに代えて、引き込み装置は、従来
技術でよく知られているように、モード切換え機構を具備する非常ロッキング引
き込み装置であるELR/ALR引き込み装置とすることもできる。このモード
切換え機構によって、ショルダ・ベルト42が予め決められた量だけ引き込み装
置から引き出されると、引き込み装置は自動的にロッキング状態へと切換えられ
る。
【0008】 中央の搭乗者は、異なった種類のシート・ベルト・システムによって保護する
こともできる。示されているように、中央の搭乗者は二点式システム30aによ
り保護されている。通常、中央の搭乗者はシート24の中央部24cに着座して
いる。中央の搭乗者を保護するシート・ベルト・システム30aは、バックル5
0aに固定されている舌部40aを具備する1本のシート・ベルト・ウェビング
38aを含んでいる。シート・ベルト38aの41などの一端は、アンカー36
aを介して構造構成要素または車両のフレームまたはシートのフレームに固定さ
れている。
【0009】 図1からわかるように、バックル50、50aは各々1本のシート・ベルト・
ウェビングまたは細いフレキシブル・ケーブルであるフレキシブル接続部材に固
定されている。従来技術では、これらの接続部材は、車両床またはシートのフレ
ームに固定されていたり、別のプレテンショニング装置に取り付けられていた。
シート24の一部24a内に着座している搭乗者用のバックル50の場合は、接
続部材60の端部はループ状62に形成される。シートの一部24bに着座して
いる搭乗者に関連するバックルに関して、またバックル50aに関しては、これ
に対応する接続部材(1本のシート・ベルト・ウェビング)60の端部が接続さ
れて、同じようなループ(または重ね合せループ)62aが形成される。ループ
は、接続部材の端部に取り付けられた他の材料によって形成することもできる。
【0010】 図2は、2つのバックル50と単一のバックル50aを同時に引いて、中央部
の搭乗者と同様に、アウトボードのそれぞれの搭乗者の周りに固定されているベ
ルト・システム内の弛みを取り除くために使用されるプレテンショニング機構8
0を示す。図2に示されるように、プレテンショナ80は、従来のシート・ベル
ト引き込み装置(ロータリ)プレテンショナの多くの構成要素を含んでいる。さ
らに詳しくは、プレテンショニング装置80は、フレーム84を含んでいるシー
ト・ベルト引き込み装置82を含んでいる。スプール86はフレーム84に回転
するように支持されている。図3に示されているように、スプール86はスロッ
ト88を含んでいて、このスロットを介して他の1本のフレキシブル・シート・
ベルト材(締付け部材)90がねじ込まれる。シート・ベルトはスロットを介し
て単にねじ込まれ、またはウェビングはスプールに動かないように固定される。
本発明の好ましい実施形態では、引き込み装置80は車両の減速度に応答するよ
うに設けられた車両センサを含んでおり、さらにこのセンサにより、作動時には
ロッキングつめ(図示せず)はロック歯92と係合してスプール86がさらに回
転するのを防止する。ロッキングつめとロック歯92の上記のような構造は、従
来技術ではよく知られている。プレテンショニング装置80は、作動時には、矢
印102で示される方向へスプールを回転させるプレテンショナ100を含んで
いる。本発明では、やや大きい種類の引き込み装置(ロータリ)プレテンショニ
ング機構が使用される。図2で示されるように、プレテンショナ100は長方形
本体110を含んでいる。ある量の爆発材112が本体の左側部分内に配置され
ている。スプール86は本体内へ延びる伸長シャフトを含むこともできる。円形
であって、歯付きのスパー・ギヤがスプールのシャフトに固定されている。1つ
または複数の衝突センサによって衝突の発生が検出されると、制御ユニットによ
り制御信号が生成され、この信号が爆発材112を作動させて、燃焼生成物を生
成する。これら燃焼生成物は本体110内でラックを右へ押して、スプールに固
定されているスパー・ギヤを回転させる。スプールが回転すると、プレテンショ
ニング装置のどちらかの側部に配置されている接続部材90(部分90a、90
bを含んでいる)の各側部がスプールの周りに巻かれるようになる。さらに、ス
プールが回転すると、スプールに設けられているロック歯92はロックつめにか
かる。このときロックつめは車両センサにより歯とロッキング係合する位置に置
かれている。その後、ロッキングつめは歯92とロック接触して、部分90aと
90bがスプールから突き出ないようにし、衝突時に車両搭乗者によりラップ・
ベルトに負荷がかかったとき、バックルが外向きに動くのを防止する。図1と図
2からわかるように、締付け部材(シート・ベルト部)90の端部120a、1
20bは、ウェビング・ループ62、62a内で各々受けられるループ状固定装
置122に固定されている。
【0011】 1つのプレテンショニング装置80が作動すると、シート・ベルト90がスプ
ール86の周りに巻かれ、締付け部材(ウェビング部)90が縮められる。締付
け部材90の端部120a、120bが、各バックル50、50aに固定されて
いる各接続部材(シート・ベルト部)60を引いて、バックルを下向きにシート
内に引き込み、車両搭乗者の周りのシート・ベルトの弛みまたはたるみを減らす
【0012】 プレテンショニング装置が作動すると、スプールが部分90a、90bを回転
させるので、フレキシブル部材90の長さは短くなり、接続部材60を下向きに
引く。引く方向は、バックルの位置とプレテンショニング装置80の位置に応じ
たある角度になる。接続部材60を下向き、つまり座席面にほぼ垂直に引きたい
場合は、ウェブ部90a、90bは、シート内の開口部126のほぼ下に位置し
ている大きいサイズのリング124を介してねじ込まれ、この開口部を介して接
続部材60がねじ込まれる。
【0013】 図4ないし図6では、上記に代わる本発明の別の実施形態を示す。フレキシブ
ル・ウェビング90は、ケーブルの2つの区間130a、130bで置き換えら
れている。ケーブル区間130a、130bの136a、136bなどの遠端部
は、スプール86’内の開口部134内で受けられ、ロックされる。各ケーブル
区間は、対応するバックル50、50aに接続されている接続部材60のループ
62の周りに固定されたループ136内で終端している。ケーブル終端部138
は、各ループ136を形成するため各ケーブル区間の折り返し部分を固定するた
めに使用される。各ケーブルは、取付け穴142を有するガイド・ブラケット内
で受けられている。各ガイド・ブラケットは、開口部142を介して受けられる
固定具により、車両またはシートの構造構成要素に固定されている。各ケーブル
・ブラケットは、弓形の溝144を含んでおり、この溝はケーブルの方向を変え
るために使用される。この実施形態の動作は上記で説明した動作と同じである。
プレテンショニング装置80の作動時には、スプール86’は回転してケーブル
区間130a、130bを巻き付ける。この動きによって、バックル50、50
aは下向きに引かれ、車両搭乗者の周りの弛みをなくすようになる。
【0014】 図7および図8に示されているように、バックル50、50aに対応している
ウェビング・ループ62は、レッグ150a、150bと中央部152を有する
Y形ケーブル・アセンブリ140に固定されている。各ケーブル・レッグまたは
部分150a、150bの上端部は、図5に示したのと同様にしてループ136
に形成されている。ループ136は、接続部材60のループ端部62に固定され
ている。中央部材152の端部152aは、80などのプレテンショニング装置
または公知の形式の直線プレテンショナ160に固定されている。直線プレテン
ショナは、それ自体を構造部材に固定するためのブラケット162を含んでいる
。直線プレテンショナは従来技術では公知であり、可動ピストンを有するチュー
ブを含んでいる。ケーブルの端部152はピストンに固定されている。ピストン
はチューブ内を下方に動き、車両搭乗者の周りのシート・ベルトを締め付けるよ
うにレッグ150a、150bを動かす。チューブおよび/またはピストンは、
公知の形式のロッキング機構を含んでもよい。この機構は、締付け方向の動きは
可能であるが、ベルト弛み方向にはピストンが引かれない一方向クラッチとして
働く。車両によっては、シート・ベルト・システムにエネルギー吸収機能を使用
することが望ましい場合もある。この機能によって、シート・ベルトは最初に車
両搭乗者を締め付けるが、シートにロックせず、衝突が進行すると車両搭乗者は
前方へ動けるようになる。あるエネルギー吸収機構では、ピストンが制御可能に
ベルト弛み方向へ動けるようにすることで(ピストンが弛みを減らした後で)、
直線プリテンションのロッキング、一方向クラッチを変更しているものもある。
この種のエネルギー吸収機構は、ピストンに連結し、チューブからの材料を切断
するかまたは抽出するカッティング部材を含んでいて、衝突エネルギーを吸収ま
たは放出する。この種の機構は従来技術ではよく知られている。同様に、エネル
ギー吸収機構をロータリ・プレテンショニング装置に設けることもできる。引き
込み装置などのロータリ装置に使用されているエネルギー吸収機構では、ロック
・ホイール(ロック歯を含んでいる)に接続された一端と、スプールの一端に接
続されている他端とを有するトーション・バーがよく使用される。例えば、ロッ
クつめの動きによりロック・ホイールがロックされて、衝突時に車両搭乗者によ
りシート・ベルト(スプールに接続されている)に負荷がかかると、スプールと
トーション・バーが捩れる(エネルギーを吸収する)。
【0015】 図9と図10は、本発明のさらなる実施形態を示す。図9は3つの着座位置2
4a、24bと24cを有するシート形態を示している。3つのベンチ・シート
が示されているが、着座位置は図1のベンチ・シートと同じと考えることができ
る。図9では、シート・ベルト引き込み装置32は、シートから離れた位置にあ
り、車両のBまたはCピラーなどの近傍ピラーの最下端に配置されている。引き
込み装置32は、図1に示されるように、シートに組み込むこともできる。プレ
テンショニング装置200は、中央着座位置24cの下に配置されている。プレ
テンショニング装置は、ベアリング204a、204bにより回転可能に支持さ
れたバー202を含んでいる。第1のスプール206aはバーの端部208aに
固定されている。第2のスプール206bはバー202の端部208bに固定さ
れている。シート・ベルト・ウェビングまたはケーブルなどの接続部材60は、
各スプール206a、206bの周りに巻かれる。各接続部材60の他端は、バ
ックル50またはバックル50、50aの組合せ材に接続されている。レバー2
10は、バー202に固定されている。図10に示される実施形態では、レバー
210はバー202の中央部にあるが、従来のどの位置にも配置することができ
る。テンショニング装置220はレバーに動作可能に固定され、テンショニング
装置220は、チューブ形状ハウジング230を含んでおり、このハウジング内
にはある量の爆発材232が配置されている。ピストン240は、爆発材232
の上流に配置されている。プッシュ・ロッド242はピストンに接続されていて
、ハウジング230から延びている。爆発材が作動すると、爆発生成物はピスト
ンをチューブの中で下向きに押し、プッシュ・ロッドが押されてレバー210を
矢印242の方向へ動かして、スプール204a、204bを回転させ、接続部
材60を下向きに引いて車両搭乗者の周りのシート・ベルトを締め付ける。ピス
トンとチューブは、テーパー状溝と溝内に複数のボールを含んだ公知のロッキン
グ機構を具備することもできる。このロッキング機構は、矢印240の方向へは
ピストンを動かすが、逆方向へは動かさない一方向クラッチとして働く。この逆
方向のわずかな動きによってボールが傾斜溝に乗り上げてチューブの内壁に噛み
込み、逆方向へさらに動かないようにする。プッシング・タイプの装置は、作動
時にレバーを作動位置まで引くプレテンショナ160とケーブル152で置き換
えることができる。公知の構造のトーション・バー・シート・ベルト引き込み装
置32を使用して、エネルギーを吸収することができる。
【0016】 図11は、本発明の他の実施形態を示す。図9と図10のレバーおよび/また
はケーブル駆動装置は、取り外され、直接駆動プレテンショニング装置250で
置き換えられている。この実施形態では、装置250は、支持部材への開口部2
54を介して受けられるボルト(図示せず)によって固定されているハウジング
252を含んでいる。ハウジング内を直線的に動くことができる歯付き可動ラッ
クがハウジング内に配置されている。ラックの一端は、爆発材256に近接して
配置されている。ラックは駆動歯を備えている。ハウジング内で受けられるバー
202の一端は歯スパー・ギヤ(または他のギヤ)に固定され、ハウジング内で
回転するように支持されている。最初は、ラックがスパー・ギヤと係合しないよ
うに保持されている。爆発材が作動すると、ラックはスパー・ギヤと係合し、ギ
ヤを回転させる。この回転によって、スパー・ギヤに取り付けたバー202が回
転し、各スプール上の接続部材60を巻きつけて、車両搭乗者の周りのシート・
ベルトを締め付ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両乗車区画内の後部シートの正面図である。
【図2】 図1に示すシート・ベルト・システムで使用できるプレテンショニング装置を
示す図である。
【図3】 図2に示すプレテンショニング装置の一部であるスプールを示す図である。
【図4】 本発明の代替実施形態を示す車両乗車区画の後部の等角図である。
【図5】 本発明のこの第2の代替実施形態の主要な構成要素の拡大図である。
【図6】 テンション・ケーブルとスプールの関係を示す等角図である。
【図7】 本発明のさらなる代替実施形態を示す図である。
【図8】 本発明のこの第3の実施形態の主要な構成要素の拡大図である。
【図9および図10】 本発明のさらなる実施形態を示す図である。
【図11】 本発明の追加された実施形態を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォーサイス,ダグラス・エル アメリカ合衆国・48310・ミシガン州・ス ターリング ハイツ・チャペル ドライ ブ・343 Fターム(参考) 3D018 MA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの車両搭乗者を固定可能な複数のシート・ベルト・
    アセンブリであって、各シート・ベルト・アセンブリは、ラップ・ベルト(44
    )部と、舌部(40)と、バックル(50)とを含んでおり、ラップ・ベルトの
    一端は支持部材に固定され、ラップ・ベルトの他端は動作可能に舌部に接合され
    、バックルは舌部とインターロックされ、バックルは接続部材の一端に固定され
    、接続部材は対向する第2の端部を有するシート・ベルト・アセンブリと、 各接続部材の第2の端部に固定され、それぞれの車両搭乗者の周りの各シート
    ・ベルト・アセンブリを同時に締め付けるためのベルト締付け手段と を備える、複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを
    取り除くシステム(30)。
  2. 【請求項2】 前記ベルト締付け手段が、 フレームに取り付けられたスプール(86)であって、そこを通るスロットを
    含んでいるスプールと、 スプール中を延びるフレキシブル引張り部材(90、90a、90b)であっ
    て、第1のバックルの接続部材の第2の端部に固定された第1の端部、および他
    のバックルの接続部材の第2の端部に接続された第2の端部を含んでいるフレキ
    シブル引張り部材と、 スプールに動作可能にリンクされており、フレキシブル引張り部材をその中に
    巻き取り、それにより各シート・ベルト・アセンブリの弛みを取り除くようにス
    プールを巻き取るための巻取り手段を含んでいる、請求項1に記載の複数の車両
    搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除くシステム(3
    0)。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブル引張り部材が、フレキシブル材料スプール
    (86)のスロットを介して摺動式に受けられる1本のフレキシブル材料を含ん
    でいる、請求項2に記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(
    38)の弛みを取り除くシステム(30)。
  4. 【請求項4】 1本のフレキシブル材料が1本のシート・ベルト材料である
    、請求項3に記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)
    の弛みを取り除くシステム(30)。
  5. 【請求項5】 さらに、それぞれ引張り部材の一端に連結し、各引張り部材
    が各接続部材を引く方向を変えるためのガイド・ループ手段(124)を含んで
    いる、請求項3に記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(3
    8)の弛みを取り除くシステム(30)。
  6. 【請求項6】 前記ベルト締付け手段が、 フレームに回転可能に取り付けられ、2つの開口部(143)をその中に含ん
    でいるスプール(86)と、 それぞれ第1の端部を有する2つのフレキシブル引張り部材(130a、13
    0b)であって、各引張り部材の第1の端部は各々の開口部内でロックされ、各
    引張り部材は第2の端部を含んでおり、引張り部材の第1の端部は第1のバック
    ルの接続部材の第2の端部接続され、他の引張り部材の第2の端部は他のバック
    ルの接続部材の第2の端部に接続された引張り部材と、 スプールに動作可能にリンクされており、フレキシブル引張り部材をその中に
    巻き取り、それにより各シート・ベルト・アセンブリの弛みを取り除くようにス
    プールを巻き取る巻取り手段とを含んでいる、請求項1に記載の複数の車両搭乗
    者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除くシステム(30)
  7. 【請求項7】 さらに、それぞれ各引張り部材に連結し、引張り部材が各接
    続部材を引く方向を変えるガイド手段(140)を含んでいる、請求項6に記載
    の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り除く
    システム(30)。
  8. 【請求項8】 引張り部材が1本のケーブルにより形成される、請求項6に
    記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の弛みを取り
    除くシステム(30)。
  9. 【請求項9】 共通の接続位置に接合され、それぞれの第2の端部に接続さ
    れた複数のフレキシブルな複数の引張り部材と、 共通の接続位置に接続されており、接続位置を直線的に引張り、それにより接
    続部材を引張り、各バックルを引張って各シート・ベルト(38)アセンブリに
    関連する弛みを取り除くためのプリテンション手段(100)とを含んでいる、
    請求項1に記載の複数の車両搭乗者の周りの残存するシート・ベルト(38)の
    弛みを取り除くシステム(30)。
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