JP3260963B2 - プリテンショナー - Google Patents

プリテンショナー

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JP3260963B2 JP10709794A JP10709794A JP3260963B2 JP 3260963 B2 JP3260963 B2 JP 3260963B2 JP 10709794 A JP10709794 A JP 10709794A JP 10709794 A JP10709794 A JP 10709794A JP 3260963 B2 JP3260963 B2 JP 3260963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の急減速時等に乗員
拘束用ウエビングを巻き取る巻取軸のウエビング引出方
向への回転を阻止してウエビングの引出を阻止するウエ
ビング巻取装置に用いられ、車両の急減速時にピストン
の移動力をワイヤによって伝達して巻取軸を回転させウ
エビングを乗員拘束方向へ緊張させるプリテンショナー
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の急減速時に乗員拘束用ウエビング
を巻き取る巻取軸のウエビング引出方向への回転を阻止
してウエビングの引出を阻止するウエビング巻取装置と
しては、巻取軸の廻りに巻取軸と連係されて巻取軸に追
従して回転される回転輪と、車体に加わる慣性力を検知
して作動し前記回転輪の回転を阻止するロックセンサが
配置される構造のものがある。
【0003】このようなウエビング巻取装置のロック機
構では、車両急減速時に車体に加わる慣性力によりロッ
クセンサが作動して回転輪に係合し、回転輪に巻取軸に
対してウエビング引出方向への回転遅れ(相対回転)を
生じさせ、これによってロックプレート等のロック部材
が移動されて巻取軸のウエビング引出方向への回転を阻
止できるようになっている。
【0004】またさらに、このようなウエビング巻取装
置には、車両の急減速時に巻取軸を強制的に回転させて
ウエビングを巻き取り、ウエビングを乗員に密着させる
プリテンショナーを備えたものがある。
【0005】このようなプリテンショナーでは、シリン
ダ内に収容されたピストンを備えており、またピストン
はワイヤを介して前述の巻取軸に連結されている。車両
の急減速時には、ガスジェネレータが着火して多量のガ
スを発生し、これによりピストンが移動され、この移動
力がワイヤを介して巻取軸に伝達され、ウエビングが乗
員拘束方向へ強制的に緊張されて乗員に密着される構成
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プリテンショナー(ウエビング巻取装置)では、車両の
急減速時に巻取軸のウエビング引出方向回転を阻止して
ウエビングの引き出しを阻止できるのみならずウエビン
グを乗員に密着させることができるため、高い乗員拘束
性能が得られるが、プリテンショナーが作動してウエビ
ングが乗員に密着された後にウエビングに作用する乗員
の慣性移動力(エネルギー)を何らかの手段によって吸
収させると、更に一層高い乗員拘束性能が得られること
が考えられる。
【0007】この場合、前述の如き従来のプリテンショ
ナー(ウエビング巻取装置)では、一旦プリテンショナ
ーが作動してウエビングが乗員に密着された後には、ロ
ックセンサが作動して巻取軸のウエビング引出方向への
回転が阻止されるため、乗員を確実に拘束することがで
きるものの、その後はウエビングを引き出すことはでき
ず、乗員の慣性移動力(エネルギー)はそのままウエビ
ングに作用してウエビングによってのみ吸収される。し
たがって、更に一層高い乗員拘束性能を得るためには、
プリテンショナー作動後のエネルギー吸収という点にお
いて更なる改善の余地があった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、車両の急減速
時にウエビングを強制的に緊張させて乗員に密着させる
という本来の機能を確実に維持しつつ、ウエビングが乗
員に密着された後の乗員の慣性移動力(エネルギー)を
吸収して更に一層高い乗員拘束性能を得ることができる
プリテンショナーを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリテンシ
ョナーは、乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻取軸のウ
エビング引出方向回転を、車両の急減速時にロックセン
サの作動によって阻止するウエビング巻取装置に用いら
れ、シリンダ内に収容され車両の急減速時に移動される
ピストンと、前記巻取軸に連係されると共に一端が前記
ピストンに連結され前記ピストンの移動力を前記巻取軸
に伝達するワイヤと、を備え、車両の急減速時に前記ワ
イヤにより伝達された移動力によって前記巻取軸をウエ
ビング巻取方向へ回転させてウエビングを乗員拘束方向
へ緊張させるプリテンショナーにおいて、前記ワイヤに
連係すると共に前記ロックセンサに対応して設けられ、
前記ピストンの移動位置を検出すると共にその移動力に
よって作動し、前記ピストンの初期位置以外の移動位置
では前記ロックセンサの作動を制限するロック制限手段
と、前記シリンダ内に前記ピストンに対応して設けら
れ、前記ピストンが初期位置から移動した後に前記ロッ
ク制限手段により前記ロックセンサの作動が制限された
状態において初期位置へ復帰移動する前記ピストンの移
動力を吸収するエネルギー吸収手段と、を備えることを
特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成のプリテンショナーでは、プリテンシ
ョナー作動時すなわち車両の急減速時には、ピストンが
移動されこの移動力がワイヤを介して巻取軸に伝達され
て巻取軸がウエビング巻取方向へ回転され、ウエビング
が乗員拘束方向へ強制的に緊張されて乗員に密着され
る。
【0011】また、ピストンが移動されると、これに伴
ってその移動力によりロック制限手段が作動され、ロッ
クセンサの作動が制限される。すなわち、この状態で
は、ロックセンサは巻取軸のウエビング引出方向回転を
阻止することがなく、巻取軸はウエビング引出方向への
回転が可能となる。
【0012】したがって、ピストンが初期位置から移動
し巻取軸がウエビング巻取方向へ回転されてウエビング
が乗員に密着された後には、ウエビングに作用する乗員
の慣性移動力(エネルギー)によって巻取軸がウエビン
グ引出方向へ回転され、巻取軸に連係するワイヤすなわ
ちピストンが初期位置へ復帰移動される。ここで、初期
位置へ復帰移動するピストンの移動力(すなわち、ウエ
ビングに作用する乗員の慣性移動力)は、ピストンに対
応して設けられたエネルギー吸収手段によって吸収され
る。
【0013】乗員の慣性移動力(初期位置へ復帰移動す
るピストンの移動力)が吸収されピストンが初期位置に
達すると、ロック制限手段によるロックセンサの作動の
制限が解除される。これにより、ロックセンサが作動さ
れて巻取軸のウエビング引出方向回転が阻止され、ウエ
ビングの引き出しが阻止されて乗員は確実に拘束され
る。
【0014】このように、本発明に係るプリテンショナ
ーでは、車両の急減速時にウエビングを強制的に緊張さ
せて乗員に密着させるという本来の機能を確実に維持し
つつ、ウエビングが乗員に密着された後の乗員の慣性移
動力(エネルギー)を吸収して更に一層高い乗員拘束性
能を得ることができる。
【0015】
【実施例】図2には、本発明の実施例に係るプリテンシ
ョナー10が備えられたウエビング巻取装置12が斜視
図にて示されている。
【0016】ウエビング巻取装置12では、車両のセン
ターピラーに固定されるプレート14と、このプレート
14の両側から直角に屈曲され互いに平行とされた一対
の脚板16を備えている。脚板16は、巻取軸18を回
転可能に軸支している。この巻取軸18には、乗員装着
用のウエビング20の先端が係止され、ウエビング20
が層状に巻き取られている。巻取軸18の端部は一方の
脚板16の外側へ延出されてクラッチ部22に達してい
る。
【0017】クラッチ部22の上端部には、プリテンシ
ョナー10が配置されている。ここで、図1にはこのプ
リテンショナー10の主要部の構造が示されている。
【0018】プリテンショナー10はシリンダ24を備
えている。シリンダ24は、クラッチ部22に固定され
たベース26に取り付けられており、内部にはピストン
28が移動可能に収容されている。ピストン28にはワ
イヤ30の一端が連結されており、ワイヤ30の他端は
前記クラッチ部22に連係されている。これにより、ピ
ストン28の移動によってワイヤ30が引っ張られる
と、クラッチ部22を介して巻取軸18がウエビング巻
取方向へ回転されるようになっている。
【0019】また、ベース26には図示を省略したガス
ジェネレータが配置されており、車両が急減速状態に至
った際に着火して大量のガスを発生させるようになって
いる。また、このガスジェネレータはベース26を介し
てシリンダ24のピストン28の背面側の空間に連通し
ている。したがって、ガスジェネレータが着火して多量
のガスが発生すると、この多量のガスはベース26から
シリンダ24のピストン28の背面側へ送給される構成
である。
【0020】また、ピストン28にはエネルギー吸収手
段を構成する一対のラチェット32が取り付けられてい
る。ラチェット32は、一端がピストン28に回動可能
に支持されると共に先端はピストン28(シリンダ2
4)の径方向外側へ向けて延出されており、ピストン2
8と共に移動する。さらに、一対のラチェット32間に
は圧縮スプリング34が取り付けられており、ラチェッ
ト32の先端部がシリンダ24の径方向外側へ向けて付
勢されている。一方、ラチェット32に対応するシリン
ダ24の内周壁には歯36が形成されており、ラチェッ
ト32と係合可能となっている。すなわち、ピストン2
8の初期位置(図1に実線にて示す位置)からシリンダ
24の上方への移動は、ラチェット32が歯36を乗り
越えることにより可能であり、一方、ピストン28の上
方移動位置(図1に二点鎖線にて示す位置)から初期位
置への復帰移動は、ラチェット32が歯36に係合する
ことにより制限される構成である。さらに、歯36は、
ラチェット32が係合した状態において所定の荷重で剪
断されるように設定されている。
【0021】また、ワイヤ30の他端が連係されたクラ
ッチ部22には、ロック制限手段を構成するギヤ38が
配置されている。ギヤ38はワイヤ30に連結されてお
り(すなわち、巻取軸18に連係されており)、ワイヤ
30(すなわち、ピストン28)の移動に伴って回転さ
れる。また、ギヤ38にはロック制限手段を構成するピ
ニオン40が噛み合っている。
【0022】一方、巻取軸18の他端部は他方の脚板1
6の外側へ延出されてロック機構部42に達している。
このロック機構部42は、回転輪44とロックセンサ4
6とを備えている。
【0023】回転輪44は巻取軸18の廻りに巻取軸1
8と連係されて配置されており、通常は巻取軸18に追
従して回転される。巻取軸18が回転輪44に対してウ
エビング引出方向へ相対回転した場合には、回転輪44
は巻取軸18に対して回転遅れを生じ、巻取軸18がロ
ックプレートを押圧して内歯ラチェットホイル(何れも
図示省略)に噛み合い、巻取軸18のウエビング引出方
向回転が阻止される構成である。
【0024】また、ロックセンサ46は回転輪44の直
下に位置されており、パウル48を備えている。パウル
48は脚部16に固着されたセンサブラケット50に一
端部が軸支され、中間部がセンサブラケット50の小径
孔内に配置されたボール52の頂面に当接して、他端部
先端が回転輪44の外周部に形成されたラチエツト歯に
対応している。パウル48は車両の急減速により慣性力
でセンサブラケット50の小径孔内からその外側へ昇り
上がるボール52に押圧されて揺動され、先端部が回転
輪44の外周部に形成されたラチエツト歯と係合して回
転輪44のウエビング引出方向回転を阻止するようにな
っている。
【0025】以上の構成のロック機構部42は、従来知
られた所謂ELR(VSIR)の構成と同様である。
【0026】さらに、ロック機構部42には、ロック制
限手段を構成する回転プレート54が配置されている。
回転プレート54は、前述した回転輪44と同軸的でか
つ回転輪44とは独立して回転可能に支持されており、
回転輪44と同様にロックセンサ46に対応している。
また回転プレート54は、回転輪44の外径と同じかそ
れ以上に大きい径に形成されており、外周一部には解除
切欠部56が円弧状に形成されている。したがって、ロ
ックセンサ46のパウル48の先端部に解除切欠部56
が対向する状態では、パウル48は回転輪44のラチエ
ツト歯と係合可能であり回転輪44のウエビング引出方
向回転を阻止できるが、解除切欠部56がロックセンサ
46のパウル48の先端部に対向しない状態では、パウ
ル48は回転プレート54の周囲壁に阻まれて回転輪4
4に係合できず、作動不可状態とされる構成である。
【0027】また、回転プレート54の一方の側面には
ギヤ部58が一体的に形成されている。このギヤ部58
には、ロック制限手段を構成するピニオン60が噛み合
っており、さらにピニオン60は連結シャフト62によ
って前述したピニオン40と同軸的に連結されている。
したがって、ピニオン40が回転すると、ピニオン60
を介してギヤ部58すなわち回転プレート54が回転さ
れる構成である。
【0028】なお、ピストン28の初期位置において、
ロックセンサ46のパウル48の先端部に解除切欠部5
6が対向する状態となるように各部の配置位置や寸法等
が設定されている。
【0029】次に、上記のように構成された本実施例の
作用を説明する。上記構成のプリテンショナー10で
は、プリテンショナー作動時すなわち車両が急減速状態
に至ると、ガスジェネレータが着火して多量のガスが発
生し、この多量のガスがベース26内を介してシリンダ
24のピストン28の背面側へ流入する。これにより、
シリンダ24内に配置されたピストン28がワイヤ30
と共に初期位置(図1に実線にて示す位置)からシリン
ダ24の上方へ移動される。なお、このピストン28の
上方移動の際には、ラチェット32が歯36を乗り越え
ることによりピストン28の移動は支障無く行われる。
【0030】ピストン28が図1に二点鎖線にて示す如
く移動されると、この移動力がワイヤ30によって伝達
され、クラッチ部22を介して巻取軸18に伝達され
る。これにより、巻取軸18がウエビング巻取方向へ強
制的に回転されて、ウエビング20が乗員拘束方向へ強
制的に緊張されて乗員に密着される。
【0031】また、ピストン28が移動されると、これ
に伴って、ワイヤ30に連結されたギヤ38が回転され
る。ギヤ38が回転すると、この回転力はピニオン4
0、シャフト62及びピニオン60によってギヤ部58
へ伝達され、ギヤ38の回転に同期して回転プレート5
4が回転される。このため、当初はロックセンサ46の
パウル48の先端部に解除切欠部56が対向する状態と
なっていた回転プレート54は、解除切欠部56以外の
周囲壁に対向する状態となる。このため、ロックセンサ
46(パウル48)は、回転プレート54に阻まれて回
転輪44に係合できず、作動が制限される。すなわち、
この状態では、ロックセンサ46は回転輪44に係合で
きないため巻取軸18のウエビング引出方向回転を阻止
することがなく、巻取軸18はウエビング引出方向への
回転が可能となる。
【0032】したがって、ピストン28が図1に二点鎖
線にて示す如く移動し巻取軸18がウエビング巻取方向
へ回転されてウエビング20が乗員に密着された後に
は、ウエビング20に作用する乗員の慣性移動力(エネ
ルギー)によって巻取軸18がウエビング引出方向へ回
転され、これにより、巻取軸18に連係するワイヤ30
すなわちピストン28が再び初期位置へ復帰移動され
る。ここで、ピストン28の上方移動位置(図1に二点
鎖線にて示す位置)から初期位置への復帰移動の際に
は、ラチェット32が歯36に係合しており、ピストン
28の移動が制限される。ピストン28に作用する移動
力(換言すれば、ウエビング20に作用する乗員の慣性
移動力)が所定値を越えると、ラチェット32が係合す
る歯36が順次剪断され、これにより、初期位置へ復帰
移動するピストン28の移動力(ウエビングに作用する
乗員の慣性移動力)が順次吸収される。
【0033】乗員の慣性移動力(初期位置へ復帰移動す
るピストン28の移動力)が吸収されピストン28が再
び初期位置に達すると、ギヤ38に同期して回転する回
転プレート54が回転されて解除切欠部56がロックセ
ンサ46のパウル48に対向する状態となり、ロックセ
ンサ46(パウル48)は回転輪44に係合可能とな
る。すなわち、回転プレート54によるロックセンサ4
6の作動の制限が解除される。したがって、慣性力でセ
ンサブラケット50の小径孔内からその外側へ昇り上が
るボール52に押圧されてパウル48が揺動し、回転輪
44と係合して回転輪44のウエビング引出方向回転が
阻止される。これにより、乗員の慣性力でウエビング2
0が引き出されて回転する巻取軸18に対して、回転輪
44が回転遅れを生じることになり、ロックプレートが
移動されて内歯ラチェットホイルと噛み合い巻取軸18
のウエビング引出方向回転が阻止され、ウエビング20
の引出が阻止されて乗員はウエビング20による拘束状
態となる。
【0034】このように、本実施例に係るプリテンショ
ナー10では、車両の急減速時にウエビング20を強制
的に緊張させて乗員に密着させるという本来の機能を確
実に維持しつつ、ウエビング20が乗員に密着された後
の乗員の慣性移動力(エネルギー)を吸収して更に一層
高い乗員拘束性能を得ることができる。
【0035】なお、前記実施例においては、ギヤ38に
ピニオン40を噛み合わせると共に回転プレート54の
ギヤ部58にピニオン60を噛み合わせ、これらのピニ
オン40とピニオン60とをシャフト62によって連結
し、ギヤ38の回転力をギヤ部58へ伝達してギヤ38
に同期して回転プレート54を回転させる構成とした
が、これに限らず、複数のギヤによってギヤ38と回転
プレート54とを連結する構成としてもよく、あるいは
タイミングベルト等によって両者を連結し同期して回転
させる構成としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るプリテン
ショナーでは、車両の急減速時にウエビングを強制的に
緊張させて乗員に密着させるという本来の機能を確実に
維持しつつ、ウエビングが乗員に密着された後の乗員の
慣性移動力(エネルギー)を吸収して更に一層高い乗員
拘束性能を得ることができるという優れた効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリテンショナーの主要
部の構成を示す一部断面とした斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るプリテンショナーが備え
られたウエビング巻取装置の斜視図である。
【符号の説明】 10 プリテンショナー 12 ウエビング巻取装置 18 巻取軸 20 ウエビング 22 クラッチ部 24 シリンダ 28 ピストン 30 ワイヤ 32 ラチェット(エネルギー吸収手段) 36 歯(エネルギー吸収手段) 38 ギヤ(ロック制限手段) 40 ピニオン(ロック制限手段) 42 ロック機構部 44 回転輪 46 ロックセンサ 48 パウル 52 ボール 54 回転プレート(ロック制限手段) 56 解除切欠部 58 ギヤ部 60 ピニオン(ロック制限手段) 62 シャフト(ロック制限手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−239647(JP,A) 特開 昭59−75063(JP,A) 実開 平4−43552(JP,U) 実開 平3−85252(JP,U) 実開 昭54−163416(JP,U) 実開 昭55−2327(JP,U) 実開 昭50−83720(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/46 B60R 22/28 B60R 22/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員拘束用ウエビングを巻き取る巻取軸
    のウエビング引出方向回転を、車両の急減速時にロック
    センサの作動によって阻止するウエビング巻取装置に用
    いられ、シリンダ内に収容され車両の急減速時に移動さ
    れるピストンと、前記巻取軸に連係されると共に一端が
    前記ピストンに連結され前記ピストンの移動力を前記巻
    取軸に伝達するワイヤと、を備え、車両の急減速時に前
    記ワイヤにより伝達された移動力によって前記巻取軸を
    ウエビング巻取方向へ回転させてウエビングを乗員拘束
    方向へ緊張させるプリテンショナーにおいて、 前記ワイヤに連係すると共に前記ロックセンサに対応し
    て設けられ、前記ピストンの移動位置を検出すると共に
    その移動力によって作動し、前記ピストンの初期位置以
    外の移動位置では前記ロックセンサの作動を制限するロ
    ック制限手段と、 前記シリンダ内に前記ピストンに対応して設けられ、前
    記ピストンが初期位置から移動した後に前記ロック制限
    手段により前記ロックセンサの作動が制限された状態に
    おいて初期位置へ復帰移動する前記ピストンの移動力を
    吸収するエネルギー吸収手段と、 を備えることを特徴とするプリテンショナー。
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