JP6401660B2 - ウェビング引込装置 - Google Patents

ウェビング引込装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6401660B2
JP6401660B2 JP2015102508A JP2015102508A JP6401660B2 JP 6401660 B2 JP6401660 B2 JP 6401660B2 JP 2015102508 A JP2015102508 A JP 2015102508A JP 2015102508 A JP2015102508 A JP 2015102508A JP 6401660 B2 JP6401660 B2 JP 6401660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
rotating body
winding
shaft
webbing retractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015102508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016215812A (ja
Inventor
治彦 橋本
治彦 橋本
浮田 優
優 浮田
隆 中嶋
隆 中嶋
佳彦 丑山
佳彦 丑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2015102508A priority Critical patent/JP6401660B2/ja
Priority to PCT/JP2016/064068 priority patent/WO2016185985A1/ja
Priority to US15/572,537 priority patent/US10479318B2/en
Priority to DE112016002280.8T priority patent/DE112016002280T5/de
Publication of JP2016215812A publication Critical patent/JP2016215812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6401660B2 publication Critical patent/JP6401660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4628Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4619Transmission of tensioning power by cable, e.g. using a clutch on reel side

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、ウェビング引込装置に関する。
下記特許文献1には、車両の緊急時にウェビングに連結されたストラップを巻取ることで、ウェビングにおいて乗員の腰部に装着される部分を引込むウェビング引込装置が開示されている。このウェビング引込装置は、ストラップが巻取られるスプールと、一端部がスプールに結合されたトーションシャフトと、トーションシャフトの他端部に取付けられたギヤと、ギヤと噛み合うピニオンと、ガス発生器が作動されることで移動されるラックと、を含んで構成されている。そして、車両の緊急時にガス発生器が作動されると、ラックが押し出されて直線移動される。これにより、ラックと噛合わされているピニオンが回転駆動されて、ギヤ及びトーションシャフトを介してスプールが巻取方向へ回転される。その結果、ストラップがスプールに層状に巻取られるようになっている。
特開2007−168589号公報
ところで、ウェビング引込装置の車両への搭載性を向上させるという観点では、当該ウェビング引込装置の形状をフレキシブルに設定できることが望ましい。
本発明は上記事実を考慮し、形状をフレキシブルに設定できるウェビング引込装置を得ることが目的である。
請求項1記載のウェビング引込装置は、作動されることでウェビングが引込み可能にされる引込体と、車両の緊急時に回転される第1回転体と、回転されることで前記引込体を作動させる第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体とを接続し、前記第1回転体が回転された際に該第1回転体に巻取られることで、前記第1回転体の回転力を前記第2回転体に伝達する接続部材と、を備えている。
請求項2記載のウェビング引込装置は、請求項1記載のウェビング引込装置において、前記第1回転体は、前記接続部材が巻取られる巻取部を備えていると共に、前記第2回転体は、前記接続部材が巻回される巻回部を備えており、前記巻取部及び前記巻回部の寸法及び形状の少なくともいずれかが互いに異なっている。
請求項3記載のウェビング引込装置は、請求項1又は請求項2記載のウェビング引込装置において、前記第1回転体の回転軸方向が、前記第2回転体の回転軸方向と交差する方向に向けられている。
請求項4記載のウェビング引込装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のウェビング引込装置において、前記第2回転体は、前記接続部材が巻回される巻回部を備えていると共に、前記接続部材は、前記巻回部に該巻回部の回転軸方向一方側から他方側に向けて巻回されており、前記接続部材が、前記巻回部の径方向外側かつ回転軸方向他方側に向けて引出される。
請求項5記載のウェビング引込装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のウェビング引込装置において、前記第1回転体は、シリンダ内にガスが供給されることで移動される移動部材の移動に連動して回転されるように構成されており、前記接続部材が、前記シリンダの外側に配置されている。
請求項1記載のウェビング引込装置では、第1回転体が車両の緊急時に回転されると、当該第1回転体が接続部材を巻取る。これにより、第1回転体の回転力が接続部材を介して第2回転体に伝達される。そして、第2回転体が回転されることで、引込体が作動されて、ウェビングが引込まれる。ここで、本発明では、第1回転体が回転されて当該第1回転体が接続部材を巻取ることで、第1回転体の回転力が第2回転体に伝達されるように構成されている。当該構成とすることにより、第1回転体の回転軸方向及び第2回転体の回転軸方向の制約を受け難くすることができる。これにより、第1回転体及び第2回転体をフレキシブルに配置することが可能となり、ひいては、ウェビング引込装置の形状をフレキシブルに設定することができる。
請求項2記載のウェビング引込装置では、第1回転体の巻取部及び第2回転体の巻回部の寸法及び形状の少なくともいずれかが互いに異なるように設定されることにより、引込体によるウェビングの引込特性を調節することができる。
請求項3記載のウェビング引込装置では、第1回転体の回転軸方向と第2回転体の回転軸方向とが平行に設定されている場合に比して、第1回転体から第2回転体に回転力を伝達する機構の第1回転体の回転径方向への寸法の増加及び第2回転体の回転径方向への寸法の増加を抑制することができる。
請求項4記載のウェビング引込装置では、第2回転体の巻回部には、接続部材が巻回部の回転軸方向一方側から他方側に向けて巻回されている。そして、接続部材は、巻回部の径方向外側かつ回転軸方向他方側に向けて引出される。これにより、第1回転体が回転されて、接続部材が第2回転体の巻回部から引出される際に、接続部材同士が摺接することを抑制することができる。
請求項5記載のウェビング引込装置では、接続部材がシリンダの外側に配置されていることにより、接続部材がシリンダ内に供給されるガスにさらされることを抑制することができる。これにより、シリンダ内に供給されるガスの熱が接続部材に伝熱されることを抑制することができる。
ウェビング引込装置を分解して示す分解斜視図である。 ウェビング引込装置を示す斜視図である。 ウェビング引込装置を示す側面図である。 第1プーリ、第2プーリ及び接続ワイヤを示す側面図である。 第1プーリ、第2プーリ及び接続ワイヤを示す背面図である。 (A)は第1変形例に係る第1プーリを示す正面図であり、(B)は第1変形例に係る第1プーリを示す斜視図である。 第2変形例に係る第1プーリを示す正面図である。
図1〜図5を用いて本発明の実施形態に係るウェビング引込装置について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のウェビング引込装置10は、車両の緊急時(車両の衝突や急減速時等)にウェビングやバックルに連結された部材、或いは、ウェビング自体を巻取ることで、ウェビングにおいて乗員の腰部に装着される部分(ラップウェビング)を引込んで、乗員の腰部の拘束性を高めるために用いられるものである。具体的には、図1に示されるように、ウェビング引込装置10は、車両用シートの一部を構成するフレームや車体に固定されるフレーム12と、ウェビングやバックルに連結された部材、或いは、ウェビング自体が巻取られる引込体としての巻取シャフト14と、フレーム12に取付けられる巻取シャフト支持部材16及びスプリングケース18と、を備えている。また、ウェビング引込装置10は、巻取シャフト14に巻取られたウェビングやバックルに連結された部材、或いは、ウェビング自体の巻取シャフト14からの引出を制限するロック機構20を備えている。さらに、ウェビング引込装置10は、シリンダ22と、シリンダ22内にガスを供給するガス発生装置24と、シリンダ22内に供給されたガスの圧力により移動される移動部材としてのラック26と、を備えている。また、ウェビング引込装置10は、ラック26により回転されるピニオンギヤ28と、ピニオンギヤ28と一体回転可能に設けられたピニオンシャフト30と、ピニオンシャフト30の回転力を巻取シャフト14に伝達する第1回転体としての第1プーリ32、第2回転体としての第2プーリ34及び接続部材としての接続ワイヤ36(図2参照)と、を備えている。
フレーム12は、鋼板材にプレス加工等が施されること等により形成されており、このフレーム12は、略U字状に形成されたシャフト配置部38と、シャフト配置部38から延出する延出部40と、を備えている。シャフト配置部38は、矩形状の背板38Aと、背板38Aの長手方向の両端部から当該背板38Aの厚み方向一方側に屈曲して延びる一対の側壁38B,38Cと、を備えている。一方側の側壁38Bには、巻取シャフト14の軸方向一方側の端部が挿通される巻取シャフト挿通孔38Dが形成されており、他方側の側壁38Cには、径方向内側に後述するロック機構20が配置されるロック機構配置孔38Eが形成されている。また、ロック機構配置孔38Eの内周縁部には、ロック機構20のロックプレート44が係合する複数のロックプレート係合歯38Fがその周方向に沿って形成されている。また、延出部40は、背板38Aと同一平面上に配置されており、この延出部40には、後述するピニオンシャフト30が挿通されるピニオンシャフト挿通孔40A及び図示しないシリンダ固定ピンが挿通されるシリンダ固定ピン挿通孔40Bが形成されている。さらに、延出部40には、フレーム12を車両用シートの一部を構成するフレームや車体に固定するためのボルト41(図3参照)が挿通されるボルト挿通孔40Cが形成されている。
巻取シャフト14は、一例としてアルミダイキャスト製とされており、この巻取シャフト14は、略円柱状に形成されている。また、巻取シャフト14の軸方向一方側の端部は、後述する第2プーリ34が係合される第2プーリ係合部14Aとされている。また、巻取シャフト14において第2プーリ係合部14Aよりも軸方向他方側の部位は、図示しないウェビングやバックルに連結された部材、或いは、ウェビング自体が巻取られると共に第2プーリ係合部14Aよりも大径に設定された巻取部14Bとされている。また、巻取シャフト14の軸方向他方側の端部には、後述するロック機構20の一部を構成するスプリングガイド42が固定されるスプリングガイド固定部14Cが設けられている。そして、スプリングガイド固定部14Cがスプリングガイド42を介してフレーム12に形成されたロック機構配置孔38Eに回転可能に支持されることで、巻取シャフト14の軸方向他方側の部位がフレーム12に回転可能に支持されるようになっている。
巻取シャフト支持部材16は、フレーム12の側壁38Bにおける側壁38C側の面に沿って配置された状態で当該側壁38Bに固定されており、この巻取シャフト支持部材16は、フレーム12の側壁38Bの形状に対応する矩形板状に形成されている。また、巻取シャフト支持部材16には、巻取シャフト14の巻取部14Bの軸方向一方側の端部の外径に対応する内径に設定された円形の支持孔16Aが形成されている。そして、巻取シャフト14の巻取部14Bの軸方向一方側の端部が、支持孔16Aに回転可能に支持されることで、巻取シャフト14の軸方向一方側の部位が巻取シャフト支持部材16を介してフレーム12に回転可能に支持されるようになっている。
スプリングケース18は、フレーム12の側壁38Cにおける側壁38Bとは反対側の面に沿って配置された状態で当該側壁38Cに固定されている。そして、このスプリングケース18が、フレーム12の側壁38Cに固定されることで、巻取シャフト14に固定されたスプリングガイド42の軸方向他方側への移動が規制されるようになっている。
ロック機構20は、巻取シャフト14のスプリングガイド固定部14Cに固定されるスプリングガイド42と、スプリングガイド42に支持されたロックプレート44と、を含んで構成されている。また、スプリングガイド42は、円板状に形成された円板部42Aと、円板部42Aの径方向外側の端からスプリングケース18側に向けて屈曲して延びると共に一部が切欠かれた筒状に形成された円筒部42Bと、を備えている。ロックプレート44は、フレーム12に設けられたロックプレート係合歯38Fに係合する係合爪部44Aを有するブロック状に形成されている。そして、巻取シャフト14が巻取方向(矢印C方向)へ回転される際には、ロックプレート44は、その全体がスプリングガイド42の円筒部42Bの径方向内側に配置されている。これに対して、巻取シャフト14が引出方向(矢印Cとは反対方向)へ回転されると、ロックプレート44の係合爪部44Aが、スプリングガイド42の円筒部42Bにおいて切欠かれた部分から当該円筒部42Bの径方向外側に向けて突出する。その結果、ロックプレート44の係合爪部44Aが、フレーム12に設けられたロックプレート係合歯38Fに係合して、巻取シャフト14の引出方向への回転が制限されるようになっている。
シリンダ22は、筒状に形成されたシリンダ本体部22Aと、シリンダ本体部22Aと一体に形成されていると共に内部にラック26とピニオンギヤ28が噛合った状態で配置されるラック及びピニオンギヤ配置部22Bと、を備えている。シリンダ本体部22Aの一方側の端部には、作動されることでガスを発生させるガス発生装置24が取付けられている。このガス発生装置24が発生したガスがシリンダ本体部22A内に供給されることでシリンダ本体部22A内の圧力が上昇するようになっている。また、ラック及びピニオンギヤ配置部22Bは、シリンダ本体部22Aの軸方向に延在するU字状断面に形成されている。このラック及びピニオンギヤ配置部22Bには、ピニオンシャフト30が挿通されるピニオンシャフト挿通孔22C及び図示しないシリンダ固定ピンが挿通されるシリンダ固定ピン挿通孔22Dが形成されている。そして、ラック及びピニオンギヤ配置部22Bに形成されたピニオンシャフト挿通孔22C及びフレーム12に形成されたピニオンシャフト挿通孔40Aにピニオンシャフト30が挿通されると共に、ラック及びピニオンギヤ配置部22Bに形成されたシリンダ固定ピン挿通孔22D及びフレーム12に形成されたシリンダ固定ピン挿通孔40Bに図示しないシリンダ固定ピンが挿通されること等により、シリンダ22がフレーム12に固定されるようになっている。
ラック26は、シリンダ22のシリンダ本体部22Aの内径に対応する外径に設定された円柱状のピストン部26Aと、ピストン部26Aから、当該ピストン部26Aの軸方向に延びるラック本体部26Bと、を備えている。ピストン部26Aには、当該ピストン部26Aの外周面とシリンダ本体部22Aの内周面との間を閉止する図示しないシールが取付けられるシール取付溝26Cが形成されている。また、ラック本体部26Bには、当該ラック本体部26Bの長手方向に沿って(ピストン部26Aの軸方向に沿って)複数の歯部26Dが形成されている。
ピニオンギヤ28は、円筒状に形成されており、このピニオンギヤ28の外周部には、ラック26の歯部26Dと噛合う複数の歯部28Aがその周方向に沿って形成されている。また、ピニオンギヤ28の内周部には、セレーション28Bが形成されている。
ピニオンシャフト30は、巻取シャフト14の軸方向と略直交する方向に向けて延びる棒状に形成されている。このピニオンシャフト30の一端部には、当該ピニオンシャフト30の軸方向から見て略十字状に形成されていると共に後述する第1プーリ32に係合される第1プーリ係合部30Aが形成されている。また、ピニオンシャフト30の長手方向の中間部は、円柱状に形成されていると共に外周部にセレーション30Bが形成されたピニオンギヤ係合部30Cとされている。そして、ピニオンギヤ28のセレーション28Bがピニオンギヤ係合部30Cのセレーション30Bに係合されることで、ピニオンギヤ28とピニオンシャフト30とが一体回転可能に結合されるようになっている。また、ピニオンシャフト30において第1プーリ係合部30Aが形成された側とは反対側の端部は、ピニオンギヤ係合部30Cよりも小径の円柱状に形成されていると共にフレーム12の延出部40に形成されたピニオンシャフト挿通孔40Aに挿通される挿通部30Dとされている。さらに、挿通部30Dには、当該挿通部30Dのピニオンシャフト挿通孔40Aからの抜出しを抑制するためのEリング46が係合されるEリング係合溝30Eが形成されている。
図1に示されるように、第1プーリ32は、ピニオンシャフト30と同軸上に配置された円板状に形成されており、図2に示されるように、第1プーリ32は、シリンダ22のラック及びピニオンギヤ配置部22Bの側方側に配置されている。図1に示されるように、第1プーリ32の外周部には、当該第1プーリ32の径方向外側へ向けて突出すると共に第1プーリ32の軸方向に間隔を空けて配置された一対のフランジ部32Aが形成されている。そして、第1プーリ32の外周部における一対のフランジ部32Aの間の部位は、後述する接続ワイヤ36が巻取られる巻取部32Bとされている。また、第1プーリ32の軸心部には、ピニオンシャフト30の第1プーリ係合部30Aが係合される係合凹部32Cが形成されている。そして、ピニオンシャフト30の第1プーリ係合部30Aが係合凹部32Cに係合されることで、ピニオンシャフト30と第1プーリ32とが一体回転可能に結合されるようになっている。また、図2に示されるように、第1プーリ32の軸心部におけるフレーム12の延出部40とは離間する側の端部には、接続ワイヤ36の一端部に固定されたかしめ部材37が係止される係止凹部32Dが形成されている。
図1に示されるように、第2プーリ34は、巻取シャフト14と同軸上に配置された円板状に形成されている。また、第2プーリ34の外周部には、第1プーリ32と同様の構成の一対のフランジ部34Aが形成されている。そして、第2プーリ34の外周部における一対のフランジ部34Aの間の部位は、後述する接続ワイヤ36が巻回される巻回部34Bとされている。また、本実施形態では、第2プーリ34の巻回部34Bの外径が、第1プーリ32の巻取部32Bの外径に比して小径に設定されている。また、第2プーリ34の軸心部には、巻取シャフト14の第2プーリ係合部14Aが係合される係合孔34Cが形成されている。そして、巻取シャフト14の第2プーリ係合部14Aが係合孔34Cに係合されると共に、ピン48が第2プーリ34及び巻取シャフト14の第2プーリ係合部14Aに形成された図示しないピン挿入孔に挿入されることで、巻取シャフト14と第2プーリ34とが一体回転可能に結合されるようになっている。また、第2プーリ34の巻回部34Bには、接続ワイヤ36の他端側が係止される係止孔34Dが形成されている。そして、第1プーリ32の回転力が接続ワイヤ36を介して第2プーリ34に伝達されて、第2プーリ34が回転されることで、当該第2プーリ34が巻取シャフト14と共に回転される(巻取シャフト14が作動される)ようになっている。
図2に示されるように、接続ワイヤ36は、所定の長さに調節されたステンレスロープ等の金属製のワイヤロープである。この接続ワイヤ36の一端部には、かしめ部材37が固定されており、また接続ワイヤ36の他端部には、接続ワイヤ36の一端部に固定されたかしめ部材37と同様のかしめ部材が固定されている。なお、本実施形態では、接続ワイヤ36の他端部に固定された図示しないかしめ部材は、巻取シャフト14の第2プーリ係合部14Aの軸心部に係止されるようになっている。図3及び図4に示されるように、以上説明した接続ワイヤ36の一部は、第2プーリ34の巻回部34Bに当該巻回部34Bの軸方向に向けて螺旋状に巻回されている。また、接続ワイヤ36の他部は、第2プーリ34の巻回部34Bにおける巻取シャフト14の巻取部14B側の端部(矢印A方向側の端部)から第1プーリ32側に向けて導出されている。そして、第1プーリ32が回転された際に、接続ワイヤ36が第2プーリ34の巻回部34Bから引出されて第1プーリ32の巻取部32Bに巻取られるようになっている。これにより、第1プーリ32の回転力が第2プーリ34に伝達されるようになっている。また、本実施形態では、図4に示されるように、接続ワイヤ36が、第2プーリ34の巻回部34Bの径方向外側かつ当該第2プーリ34の回転軸方向他方側(矢印A方向側)に向けて若干傾斜された状態で引出されると共に、図5に示されるように、接続ワイヤ36が、第2プーリ34の巻回部34Bの径方向外側かつ第1プーリ32において第2プーリ34とは離間する側のフランジ部32A側に向けて傾斜された状態で引出されるようになっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1〜図3に示された本実施形態のウェビング引込装置10では、車両の緊急時にガス発生装置24が作動されて、ガス発生装置24が発生したガスがシリンダ本体部22A内に供給されると、シリンダ本体部22A内の圧力が上昇する。これにより、ラック26がピストン部26Aの軸方向に沿って移動される。また、ラック26がピストン部26Aの軸方向に沿って移動されると、ラック26と噛合うピニオンギヤ28が回転されて、ピニオンシャフト30及び第1プーリ32が回転される。
第1プーリ32が回転されると、接続ワイヤ36が第2プーリ34の巻回部34Bから引出されて第1プーリ32の巻取部32Bに巻取られる。これにより、第1プーリ32の回転力が第2プーリ34に伝達されて、第2プーリ34が巻取シャフト14と共に巻取方向に回転される。そして、図示しないウェビングやバックルに連結された部材、或いは、ウェビング自体が巻取シャフト14の巻取部14Bに巻取られる。
ここで、本実施形態では、第1プーリ32が回転されて当該第1プーリ32が接続ワイヤ36を巻取ることで、第1プーリ32の回転力が第2プーリ34に伝達されるように構成されている。当該構成とすることにより、第1プーリ32の回転軸方向及び第2プーリ34の回転軸方向の制約を受け難くすることができる。これにより、第1プーリ32及び第2プーリ34をフレキシブルに配置することが可能となり、ひいては、ウェビング引込装置10の形状をフレキシブルに設定することができる。
また、本実施形態では、第2プーリ34の巻回部34Bの外径が第1プーリ32の巻取部32Bの外径に比して小径に設定されていることにより、巻取シャフト14の回転数がピニオンギヤ28及びピニオンシャフト30の回転数に比して高くなる。このように、第2プーリ34の巻回部34Bの外径及び第1プーリ32の巻取部32Bの外径を調節することにより、巻取シャフト14によるウェビング(ラップウェビング)の引込特性(引込み速度や引込力)を調節することができる。
さらに、本実施形態では、第1プーリ32の回転軸方向(ピニオンシャフト30の回転軸方向)と第2プーリ34の回転軸方向(巻取シャフト14の回転軸方向)とが直交するように設定されている。これにより、第1プーリ32の回転軸方向と第2プーリ34の回転軸方向とが平行に設定されている場合に比して、第1プーリ32から第2プーリ34に回転力を伝達する機構の第1プーリ32の回転径方向への寸法の増加及び第2プーリ34の回転径方向への寸法の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、図4に示されるように、接続ワイヤ36が、第2プーリ34の巻回部34Bの径方向外側かつ当該第2プーリ34の回転軸方向他方側(矢印A方向側)に向けて若干傾斜された状態で引出されるように構成されている。これにより、第1プーリ32が回転されて、接続ワイヤ36が第2プーリ34の巻回部34Bから引出される際に、接続ワイヤ36同士が摺接することを抑制することができる。また、本実施形態では、図5に示されるように、接続ワイヤ36が、第2プーリ34の巻回部34Bの径方向外側かつ第1プーリ32において第2プーリ34とは離間する側のフランジ部32A側に向けて傾斜された状態で引出されるように構成されている。これにより、接続ワイヤ36が第1プーリ50の巻取部32Bに当該第1プーリ50の径方向に重なり合って巻取られることを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、ガス発生装置24が発生するガスの圧力によって移動されるラック26の運動エネルギが、シリンダ22の外側に配置された第1プーリ32、接続ワイヤ36及び第2プーリ34を介して巻取シャフト14に伝達されるように構成されている。これにより、ラック26の運動エネルギを伝達する部材(第1プーリ32、接続ワイヤ36及び第2プーリ34等)が、シリンダ22(シリンダ本体部22A)内に供給されるガスにさらされることを抑制することができる。すなわち、シリンダ22内に供給されるガスの熱が、第1プーリ32、接続ワイヤ36及び第2プーリ34等に伝熱されることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、第1プーリ32の回転軸方向(ピニオンシャフト30の回転軸方向)と第2プーリ34の回転軸方向(巻取シャフト14の回転軸方向)とが直交するように設定した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。第1プーリ32の回転軸方向と第2プーリ34の回転軸方向とのなす角度は、ウェビング引込装置10が固定される部分の構成等を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、第2プーリ34の巻回部34Bの外径を第1プーリ32の巻取部32Bの外径に比して小径に設定することにより、巻取シャフト14によるウェビング(ラップウェビング)の引込特性を調節した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1プーリ32の巻取部32B及び第2プーリ34の巻回部34Bの形状を互いに異ならせる(例えば、周方向位置に応じて半径を変化させる)ことにより、巻取シャフト14によるウェビング(ラップウェビング)の引込特性を調節してもよい。一例として、第1プーリ32の巻取部32B及び第2プーリ34の巻回部34Bのいずれかを楕円形状に形成してもよい。当該構成では、ウェビング引込装置10の作動初期の引込み速度が作動後期の引込み速度に比して早くなるように調整する、或いは、ウェビング引込装置10の作動初期の引込み速度が作動後期の引込み速度に比して遅くなるように調整することができる。すなわち、ウェビング引込装置10の作動初期の引込力(巻取シャフト14のトルク)が作動後期の引込力に比して小さくなるように調整する、或いは、ウェビング引込装置10の作動初期の引込力が作動後期の引込力に比して大きくなるように調整することができる。
(変形例に係る第1プーリ)
次に、図6及び図7を用いて第1変形例及び第2変形例に係る第1プーリについて説明する。なお、上記実施形態の第1プーリ32と同一の機能を有する部分については、上記実施形態と同一の符号を付して当該部分の説明を省略する。
図6(A)及び(B)に示されるように、第1変形例に係る第1プーリ50は、巻取部32Bの一部に傾斜突起部50Aが設けられていることに特徴がある。具体的には、傾斜突起部50Aにおける第1プーリ50の径方向外側の面50Bは、当該第1プーリ50の軸方向一方側から他方側に向かうにつれて第1プーリ50の径方向内側に向けて傾斜されている。そして、第1プーリ50が回転されて、接続ワイヤ36が第1プーリ50の巻取部32Bに巻取られ始めると、接続ワイヤ36が傾斜突起部50Aの面50Bに沿って第1プーリ50の軸方向他方側のフランジ部32A側へ向けて移動する。これにより、接続ワイヤ36が第1プーリ50の巻取部32Bに当該第1プーリ50の径方向に重なり合って巻取られることを抑制することができる。
図7に示されるように、第2変形例に係る第1プーリ52は、接続ワイヤ36がその周方向に沿って配置されるガイド溝52Aが巻取部32Bの外周面に形成されていることに特徴がある。具体的には、ガイド溝52Aは、第1プーリ52を径方向外側から見て接続ワイヤ36の外周面の形状に対応する曲率半径で湾曲されたU字状に形成されている。このガイド溝52Aは、巻取部32Bの外周面に第1プーリ52の軸方向一方側から他方側にかけて螺旋状に形成されている。そして、第1プーリ52が回転されると、接続ワイヤ36が第1プーリ52の巻取部32Bに形成されたガイド溝52Aに沿って当該巻取部32Bに巻取られる。これにより、接続ワイヤ36が第1プーリ52の巻取部32Bに当該第1プーリ52の径方向に重なり合って巻取られることを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 ウェビング引込装置
14 巻取シャフト(引込体)
22 シリンダ
26 ラック(移動部材)
32 第1プーリ(第1回転体)
32B 巻取部
34 第2プーリ(第2回転体)
34B 巻回部
36 接続ワイヤ(接続部材)

Claims (5)

  1. 作動されることでウェビングが引込み可能にされる引込体と、
    車両の緊急時に回転される第1回転体と、
    回転されることで前記引込体を作動させる第2回転体と、
    前記第1回転体と前記第2回転体とを接続し、前記第1回転体が回転された際に該第1回転体に巻取られることで、前記第1回転体の回転力を前記第2回転体に伝達する接続部材と、
    を備えたウェビング引込装置。
  2. 前記第1回転体は、前記接続部材が巻取られる巻取部を備えていると共に、前記第2回転体は、前記接続部材が巻回される巻回部を備えており、
    前記巻取部及び前記巻回部の寸法及び形状の少なくともいずれかが互いに異なっている請求項1記載のウェビング引込装置。
  3. 前記第1回転体の回転軸方向が、前記第2回転体の回転軸方向と交差する方向に向けられている請求項1又は請求項2記載のウェビング引込装置。
  4. 前記第2回転体は、前記接続部材が巻回される巻回部を備えていると共に、前記接続部材は、前記巻回部に該巻回部の回転軸方向一方側から他方側に向けて巻回されており、
    前記接続部材が、前記巻回部の径方向外側かつ回転軸方向他方側に向けて引出される請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のウェビング引込装置。
  5. 前記第1回転体は、シリンダ内にガスが供給されることで移動される移動部材の移動に連動して回転されるように構成されており、
    前記接続部材が、前記シリンダの外側に配置されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のウェビング引込装置。
JP2015102508A 2015-05-20 2015-05-20 ウェビング引込装置 Active JP6401660B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102508A JP6401660B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 ウェビング引込装置
PCT/JP2016/064068 WO2016185985A1 (ja) 2015-05-20 2016-05-11 ウェビング引込装置
US15/572,537 US10479318B2 (en) 2015-05-20 2016-05-11 Webbing pull-in device
DE112016002280.8T DE112016002280T5 (de) 2015-05-20 2016-05-11 Gurteinzugsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102508A JP6401660B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 ウェビング引込装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016215812A JP2016215812A (ja) 2016-12-22
JP6401660B2 true JP6401660B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=57319908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015102508A Active JP6401660B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 ウェビング引込装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10479318B2 (ja)
JP (1) JP6401660B2 (ja)
DE (1) DE112016002280T5 (ja)
WO (1) WO2016185985A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2522417B (en) * 2014-01-22 2016-09-14 Ford Global Tech Llc Roll cover assembly

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3137263C2 (de) * 1980-10-06 1985-12-19 TRW Repa GmbH, 7071 Alfdorf Zylinder/Kolben-Antrieb insbesondere für Rückstrammsysteme in Sicherheitsgurtwickelautomaten
US5088794A (en) * 1990-11-09 1992-02-18 Tachi-S Co., Ltd. Seat belt drawing angle adjustment device
JPH0715458U (ja) * 1993-08-30 1995-03-14 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナ
JP3260963B2 (ja) * 1994-05-20 2002-02-25 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナー
SE506221C2 (sv) * 1996-03-11 1997-11-24 Volvo Ab Anordning vid säkerhetsbälten
US6302346B1 (en) * 2000-01-14 2001-10-16 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Seat belt webbing energy management device
JP2004210005A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Delphi Automotive Systems Sonnu Corp 座席ベルトリトラクタのプレテンショナー
JP2007168589A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Tokai Rika Co Ltd ベルト引込装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180134251A1 (en) 2018-05-17
US10479318B2 (en) 2019-11-19
WO2016185985A1 (ja) 2016-11-24
DE112016002280T5 (de) 2018-02-15
JP2016215812A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5637763B2 (ja) プリテンショナ、シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、およびプリテンショナの組立方法
JP5479240B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2013035444A (ja) シートベルトのリトラクタ装置及びシートベルト装置
JP2017218083A (ja) ウェビング巻取装置
EP2112034A1 (en) Webbing retractor
EP3098121B1 (en) Webbing take-up device
WO2019093147A1 (ja) プリテンショナ、リトラクタ及びシートベルト装置
WO2017213239A1 (ja) ウェビング巻取装置
JP6401660B2 (ja) ウェビング引込装置
EP2765038B1 (en) Webbing take-up device
US10173637B2 (en) Webbing take-up device
JP2017154525A (ja) プリテンショナ、リトラクタ及びシートベルト装置
JP6576795B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP7168283B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP5133843B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP7151364B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP6542298B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2006159986A (ja) シートベルト用リトラクター
JP5496784B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP6649848B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP7232700B2 (ja) プリテンショナ、リトラクタ及びシートベルト装置
JP6258728B2 (ja) エネルギー吸収装置、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置
JP6498507B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2017159843A (ja) プリテンショナ、リトラクタ及びシートベルト装置
JP2006159982A (ja) シートベルト用リトラクター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6401660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150