JP2863235B2 - 側位フッ素化4‐シアノフェニル及び4′‐シアノビフェニルベンゾエート類 - Google Patents

側位フッ素化4‐シアノフェニル及び4′‐シアノビフェニルベンゾエート類

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JP2863235B2 JP1503580A JP50358089A JP2863235B2 JP 2863235 B2 JP2863235 B2 JP 2863235B2 JP 1503580 A JP1503580 A JP 1503580A JP 50358089 A JP50358089 A JP 50358089A JP 2863235 B2 JP2863235 B2 JP 2863235B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、側位フッ素化4−シアノフェニル及び4′
−シアノビフェニルベンゾエート類、並びにこれらを用
いた液晶混合物及びデバイスに関する。
液晶材料は、例えば計算器、時計などの電気光学ディ
スプレイデバイスに使用されることが広く知られてい
る。一般に使用される液晶材料のタイプは、ネマチック
液晶相を示すものである。ネマチック液晶材料の好まし
い特性としては、ネマチック〜アイソトロピック(N−
I)転移温度が高く、固体結晶〜ネマチック(K−I)
転移温度が低く、且つスメチック相(S)がないことで
ある。他の好ましい特性としては、低粘度であって、製
造が容易であり、化学的及び熱的に安定であることであ
る。
ネマチック液晶材料は一般に化学化合物の混合物から
なっている。このような化合物の1種が構造 (式中、Rはアルキル、アルコキシまたはアルキルカー
ボネイトである)の4−シアノフェニル及び4′シアノ
ビフェニルエステル類で、これらはそれぞれ米国特許第
4,138,359号及び米国特許第3,951,846号に開示されてい
る。これらの化合物の幾つかのハロゲン化類似体例え
ば、 のようなフッ素化合物なども研究されており、これらは
Mol Cryst Liq Cryst 109(2−4),(1984),p169−
78及び日本特許出願昭和58年第210982号、昭和60年第69
190号、昭和63年第122669号、昭和61年第30565号及び昭
和61年第50953号、並びに西独特許公開公報第3339216号
に記載されている。
日本特許出願昭和61年第106550号は以下の構造の化合
物について記載している。
日本特許出願昭和61年第63645号は化合物 について記載している。
米国特許代4,869,176号は、式 (式中、Rはアルキル基であり、lは1または2で且つ
mは0または1である)で表される光学的に活性な化合
物について開示している。
今日まで、液晶化合物としての使用に適したフッ素化
化合物についての研究は、好適な出発物質が入手しにく
いこと及び有機フッ素化学の困難さによって妨げられて
きた。
本発明者らは、フッ素化4−シアノフェニル及び4′
−シアノビフェニルエステル類について研究して、液晶
材料の有用な構成成分である新規な化合物類を確認する
に至った。この研究をするうちに、種々の新規で且つ潜
在的に有用なフッ素化中間体も得られた。
本発明によって、式I (式中RはR1またはR1Oで、R1はC1〜C12のアルキル基で
あり、n及びmは0または1であって但し(n+m)は
0または1であり、a、b、c及びdは夫々0または1
であって、しかしa及びbが0であり、cまたはdの一
方が1である場合を除き(a+b+c+d)は0ではな
い。)を有する新規な化合物が提供された。
式Iの化合物は、液晶組成物、特にネマチック液晶材
料の構成要素として有用である。以下に示した好ましい
構造は、ネマチック液晶材料に於いて中でも比較的有用
なものである。
好ましくは、R1は、炭素原子3〜8個を含み、特に
3、4または5個を含むのが好ましく、且つR1はn−ア
ルキルまたは例えば光学的に活性であるかまたはラセミ
体である2−メチルブチルなどの非対称な置換アルキル
基である。特に、Rがn−アルキルまたはn−アルコキ
シであるのが好ましい。
式Iの化合物で幾つかの好ましい構造を、以下の表1
に列記した。
表1で挙げた構造のタイプの中でも、Rはn−アルキ
ルまたはn−アルコキシで且つ3個のフェニル環を含む
構造は、一般的にこれらの二環を有する類似構造のもの
よりも高いK−N及びN−I転移温度を有し、後者は室
温以下に過冷するとネマチック相をよく示す。これらの
双方の特徴は液晶組生物として重要である。
表1に挙げたものを含めた式Iの化合物は、数々の経
路にて製造され得る。フェニルベンゾエートエステルに
ついては、好適な位置にフッ素及び他のR及びCNの置換
基を有しているフェノール及び安息香酸から製造され得
る。エステル化はジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)を介する間接方法によって行われ、この化合物の反
応及び精製条件は当業者には広く公知である。
例えば3−フルオロ−4−シアノフェノールなどの幾
つかのフッ素置換フェノール及び安息香酸は市販されて
いるが、他の化合物は合成手段によって製造され得る。
好ましいフッ素置換フェノール類は、図1及び図2に
示される図A及び図Dによって製造され得、好適なフッ
素置換安息香酸は、図3及び図4に示される図B及び図
Cによって調製され得る。これらの手段の工程は以下に
要約される。
エステル化反応で使用され得る既知の酸は、非フッ素
化4−アルキル及び4−アルコキシ安息香酸類、並びに
4−アルキル及び4−アルコキシフェニル−4′−安息
香酸類である。これらは表1に挙げた構造1.1、1.8の化
合物、並びに式Iの化合物であってa及びbの両方が0
で且つnが0または1である構造の化合物を製造するの
に使用され得る。
式Iの化合物は、液晶材料、特にネマチック液晶材料
の好適な構成成分である。
本発明によると、少なくとも二種の化合物の混合物で
あって、そのうちの少なくとも一方が式Iの化合物であ
る液晶材料を提供する。
材料は、式Iの化合物で例えば置換基Rのみが異なる
ような、つまり二種の異なるn−アルキル及び/または
n−アルコキシ基を有する二種またはそれ以上の式Iの
化合物を含む。本発明によると、材料は高い誘電異方性
を有する、一種またはそれ以上の化合物であるのが好ま
しく、以下の表2より選択された。
(式中、R2は炭素原子3〜10個を有するアルキルまた
はアルコキシ基である。)より選択された一種またはそ
れ以上の化合物であるのが好ましい。材料が式2.1の化
合物の一種またはそれ以上を、場合により式2.8の化合
物の一種またはそれ以上と共に含むのが特に好ましい。
本発明の液晶材料は、低い誘電異方性の化合物、例え
ば表3に列記したような一種またはそれ以上の化合物を
含んでもよい。
(式中、R3及びR4は、それぞれC3〜C10のアルキルま
たはアルコキシ基であり、Xはフッ素または水素であ
る。) 一般的にしかし排他的ではないが、本発明の液晶材料
は、 表2に記載のような高い誘電異方性化合物(類) 50〜95wt% 表3に記載のような低い誘電異方性化合物(類) 0〜50wt% 式Iの化合物(類) 5〜50wt% 添加剤 0〜10wt% を、全体で100wt%であるように含む。
添加剤は、例えば欧州特許出願公開第82300891号に記
載されているような一種またはそれ以上の多色染料を含
んでもよい。
本発明の液晶材料は、例えばマルチプレックス駆動し
得るねじれネマチック効果デバイス、正または負の誘電
異方性の材料を使用するフレデリクス効果デバイス、コ
レステリックメモリーモードデバイス、コレステリック
〜ネマチック相変化効果デバイス(これらの後者の二種
のデバイスは、例えば式Iの化合物または表2または表
3に列記される化合物であって、式中R、R2、R3または
R4が非対称的に置換された炭素原子を含む基、特に
(+)または(−)2−メチルブチルまたは2−メチル
ブトキシ基であるような一種またはそれ以上の光学的に
活性な化合物を含む材料を必要とする。)、動的散乱効
果デバイスまたは二周波スイッチング効果デバイスなど
の既知のネマチック液晶デバイスのいずれにも使用され
得る。少なくとも二種の化合物の混合物であって、その
一方が式Iの化合物である液晶材料を使用する液晶電気
光学ディスプレイデバイスも本発明に包含される。この
デバイスの構造及び動作方法は当業界で広く公知であ
る。
本発明は、以下の実施例を参照して説明され得る。
図1、図2、図3及び図4は、フッ素化フェノール及
び安息香酸の製造経路を示す。
図5及び図6は、式Iの化合物の合成経路を示す。
図7は、液晶電気光学ディスプレイデバイスを示す。
実施例1:図A 4−メトキシフェニルホウ素酸(1) (工程1A) 4−ブロモアニソール(80.0g,0.43mol)及びマグネ
シウム(11.96g,0.49mol)より調製されたグリニヤール
試薬の乾燥THF(300ml)溶液を、乾燥窒素下、撹拌、冷
却した(−78℃)トリ−イソプロピルボレエート(161.
7g,0.86mol)の乾燥THF(50ml)溶液に滴下した。撹拌
混合物を室温になるまで一晩加温し、次いで室温にて1
時間10%塩駿(300ml)と撹拌した。生成物をエーテル
で抽出し(2回)、合したエーテル抽出物を水で洗浄
し、脱水した(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、クリ
ーム色の固体(58.5g)が得られた。これを水から再結
晶して、無色の結晶を得た。
収率 27.7g,43% mp 201〜202℃ 注:上記再結晶中、クリーム色のオイルを分離し、冷却
固化させるとクリーム色の固体が得られた。
収率 17.5g 4−ブロモ−2−フルオロアニリン(2) (工程2A) N−ブロモスクシンイミド(160.4g,0.90mol)を、撹
拌、冷却した2−フルオロアニリン(100.0g,0.90mol)
の乾燥ジクロロメタン(400ml)溶液に少量ずつ添加し
た。撹拌混合物を45分かけて0℃まで加温し、水で洗浄
し、脱水した(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、赤い
固体(180g)が得られた。これを水蒸気蒸留して無色の
固体を得た。
収率 120.0g,70% mp 41〜42℃ 4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(3) (工程4A) 濃硫酸(60ml)を化合物2(75.0g,0.39mol)、水(1
50ml)及び氷酢酸(185ml)の撹拌混合物に滴下した。
透明溶液を−5℃に冷却し(懸濁液が生成)、次いで亜
硝酸ナトリウム(30.0g,0.44mol)の水溶液(100ml)を
滴下した。撹拌混合物を−5℃で15分間保持した。
シアン化カリウム(128.3g,1.98mol)の水溶液(300m
l)を、硫酸鋼(II)五水塩(118.1g,0.48mol)の水(3
00ml)及び氷(300g)撹拌溶液に10〜20℃で滴下した。
炭酸水素ナトリウム(265.1g,3.16mol)及びシクロヘキ
サン(450ml)を添加し、温度を50℃まで昇温させ、冷
たいジアゾニウム塩混合物を急速に撹拌しながら少量ず
つ添加した。混合物を冷却し、有機層を分離し、水層を
エーテルで洗浄した(2回)。合した有機層を水、次い
で10%水駿化ナトリウム、最後に水で洗浄し、脱水した
(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、濃い茶色の固体(7
8.0g)が得られた。これを水蒸気蒸留してオフホワイト
の固体を得た。
収率 59.2g,76% mp 69〜70℃ 4−シアノ−3−フルオロ−4′−メトキシビフェニル
(4) (工程5A) 化合物1(10.64g,0.07mol)のエタノール(90ml)溶
液を、化合物3(12.0g,0.06mol)及びテトラキス(ト
リフェニルホスフィン)バラジウム(0)(2.10g,1.82
mmol)のベンゼン(125ml)溶液及び2M−炭酸ナトリウ
ム(100ml)に乾燥窒素下、室温にて滴下した。撹拌混
合物を還流下(90〜95℃)で2.5時間(即ち、glc分析で
出発物質を検知しなくなるまで)加熱した。混合物を冷
却し、室温にて1時間30%過酸化水素(2ml)と撹拌し
た。混合物をさらに2℃まで冷却し、生成物を別して
水で洗浄した。生成物を真空乾燥(CaCl2)すると、黄
色い粉体が得られた。
収率 11.9g,88% mp 153〜154℃ 4−シアノ−3−フルオロ−4′−ヒドロキシビフェニ
ル(5) (工程6A) 三臭化ホウ素(12.0ml,31.8g,0.13mol)の乾燥ジクロ
ロメタン(100ml)溶液を撹拌、冷却した(−78℃)化
合物4(14.0g,0.06mol)の乾燥ジクロロメタン(250m
l)溶液に窒素下で滴下した。撹拌混合物を20時間かけ
て室温まで加温した(即ち、glc分析で出発物質を検知
しなくなるまで)。水を添加すると、黄色い沈澱物が生
成した。生成物をエーテルで抽出し(2回)、合したエ
ーテル抽出物を水で洗浄し、脱水した(MgSO4)。溶媒
を真空除去すると、僅かに黄色い紛体が得られた。
収率 13.1g,100% mp 201〜202℃ 4−ブロモ−2,6−ジフルオロアニリン(6) (工程3A) 臭素(127.0g,0.79mol)の氷酢駿(200ml)溶液を、
2,6−ジフルオロアニリン(101.5g,0.79mol)の氷酢酸
(550ml)撹拌溶液に、温度を25℃以下に保持しながら
ゆっくり滴下した。混合物を室温にて2時間撹拌し、次
いでチオ硫酸ナトリウム(50g)、酢酸ナトリウム(125
g)及び水(700ml)を添加後、混合物を冷蔵庫で一晩冷
却した。生成物を別して、エーテルに溶解し、エーテ
ル層を水、次いで10%水酸化ナトリム、最後に水で洗浄
し、脱水した(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、僅か
に黄色い固体(134g)が得られた。これを水蒸気蒸留し
て無色の固体を得た。
収率 117.9g,72% mp 67〜68℃ 4−ブロモ−2,6−ジフルオロベンゾニトリル(7)
(工程4A) 化合物6(56.0g,0.27mol)及び濃硫酸−水(1:1,250
ml)の撹拌混合物を溶液が得られるまで加熱した。混合
物を−10℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム(30.9g,0.45mo
l)の水(70ml)溶液を滴下した。混合物を−5℃で2.5
時間撹拌した。
シアン化カリウム(97.5g,1.50mol)の水溶液を、硫
酸銅(II)五水塩(86.5g,0.35mol)の水(200ml)及び
氷(130g)撹拌溶液に滴下した。炭酸水素ナトリウム
(300g)、シタロヘキサン(1200ml)及び氷酢酸(130m
l)を添加し、温度を50℃にまで昇温させ、冷たいジア
ゾニウム塩混合物を少量ずつ急速に撹拌しながら添加し
た。混合物を冷却して、有機層を分離し、水層をエーテ
ルで洗浄した(2回)。合した有機層を水、次いで10%
水酸化ナトリウム、最後に水で洗浄し、脱水した(MgSO
4)。溶媒を真空除去すると、濃い茶色の固体(58.5g)
が得られた。これを水蒸気蒸留して淡橙色の固体を得
た。
収率 31.7g,54% mp 79〜80℃ 4−シアノ−3,5−ジフルオロ−4′−メトキシビフェ
ニル(8) (工程5A) 化合物1(11.50g,0.076mol)のエタノール(90ml)
溶液を、ベンゼン(130ml)及び2M−炭駿ナトリウム(1
00ml)中の化合物7(15.0g,0.069ml)及びテトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.38g,
2.06mmol)撹拌混合物に乾燥窒素下、室温にて滴下し
た。撹拌混合物を還流下(90〜95℃)、4.5時間(即
ち、glc分析で出発物質を検知しなくなるまで)加熱し
た。混合物を冷却し、室温で一時間30%過酸化水素(2m
l)と撹拌した。混合物をさらに2℃まで冷却し、生成
物を別して水で洗浄した。生成物を真空乾燥(CaC
l2)すると、栗色の針状晶が得られた。
収率 14.1g,84% mp 205〜207℃ 4−シアノ−3,5−ジフルオロ−4′−ヒドロキシビフ
ェニル(9) (工程6A) 三臭化ホウ素(25.0ml,61.5g,0.25mol)の乾燥ジクロ
ロメタン(140ml)溶液を撹拌、冷却した(−78℃)化
合物8(12.22g,0.05mol)の乾燥ジクロロメタン(250m
l)溶液に窒素下で滴下した。撹拌混合物を9時間かけ
て室温まで加温した(即ち、glc分析で出発物質が検知
されなくなるまで)。混合物を−10℃まで冷却し、水を
ゆっくり添加し(発熱)、2℃まで冷却した。生成物を
別して、水で洗浄し、真空乾燥(CaCl2)すると、薄
黄色の紛体が得られた。
収率 13.3g,100% mp 230〜231℃ 実施例2:図D 2,6−ジフルオロ−4−メトキシ安息香酸(24) (工程1D) n−ブチルリチウム溶液(10.0M ヘキサン溶液;25.0
ml,0.25mol)を、撹拌、冷却した(−78℃)3,5−ジフ
ルオロアニソール(35.9g,0.25mol)の乾燥THF(200m
l)溶液に窒素下で滴下した。撹拌混合物をこの条件下
で2.5時間保持し、次いでドライアイス及び乾燥エーテ
ルのスラリーの上に注いだ。生成物を10%水酸化ナトリ
ウムで抽出し(2回)、合した塩基性抽出物を36%塩酸
で酸性にし、生成物をエーテルで抽出した(2回)。合
したエーテル抽出物を水で洗浄し、脱水した(MgS
O4)。溶媒を真空除去すると、無色の固体が得られた。
収率 46.5g,99% mp 184〜185℃ 2,6−ジフルオロ−4−メトキシベンゾイルクロリド(2
5) (工程2D) 塩化オキサリル(36.5g,0.29mol)の乾燥ベンゼン(5
0ml)溶液を、化合物24(25.5g,0.14mol)及び乾燥DMF
(40滴)の乾燥ベンゼン(500ml)溶液に室温にて滴下
した。混合物を室温にて一晩撹拌し、過剰の塩化オキサ
リル及びベンゼンを真空除去した。
2,6−ジフルオロ−4−メトキシベンズアミド(26)
(工程3D) 粗な酸クロリド(25)を乾燥ジグリム(60ml)に溶解
させて、室温にてゆっくり撹拌しながら35%アンモニア
(750ml)に滴下した。得られた無色の沈澱を別し、
真空乾燥(CaCl2)すると、無色の固体が得られた。
収率 21.2g,81% mp 158〜159℃ 2,6−ジフルオロ−4−メトキシベンゾニトリル(27) (工程4D) 塩化チオニル(139.0g,1.17mol)の乾燥DMF(150ml)
溶液を、化合物26(20.0g,0.11mol)の乾燥DMF(250m
l)撹拌溶液に室温にて添加した。混合物を室温にて一
晩撹拌後、氷水上に注いだ。生成物をエーテルで抽出し
て(2回)、合したエーテル抽出物を水、次いで飽和炭
酸水素ナトリウム、最後に水で洗浄し、脱水した(MgSO
4)。溶媒を真空除去すると、オフホワイトの結晶が得
られた。
収率 17.7g,95% mp 59〜60℃ 2,6−ジフルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(2
8) (工程5D) 微粉末の化合物27(17.0g,0.10mol)、塩化アルミニ
ウム(29.4g,0.22mol)及び塩化ナトリウム(7.1g,0.12
mol)の撹拌均質混合物を180℃に25分間加熱し、次いで
180℃で1時間加熱した(glc及びtlcの両分析で反応完
了を確認)。氷水を添加し、生成物をエーテルで抽出し
た(2回)。合したエーテル混合物を水で洗浄して、生
成物を10%水酸化ナトリウムで抽出し(2回)、合した
塩基性抽出物を36%塩酸で酸性とした。生成物をエーテ
ルで抽出し(2回)、合したエーテル抽出物を水で洗浄
し、脱水した(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、栗色
の固体が得られた。
収率 14.6g,94% mp 119〜120℃ 実施例3:図B 1−(3,5−ジフルオロフェニル)ペンタン−1−オー
ル(11) (工程1B) ペンタナール(1910g,0.22mol)の乾燥エーテル(75m
l)溶液を、室温で窒素下に1−ブロモ−3,5−ジフルオ
ロベンゼン(50.2g,0.26mol)及びマグネシウム(7.25
g,0.30g)から調整されたグリニヤール試薬の乾燥THF
(100ml)撹拌溶液に滴下した。撹拌混合物を2時間還
流下加熱して、冷却後に飽和塩化アンモニウム溶液(30
0ml)を添加した。生成物をエーテルで抽出し(2
回)、合したエーテル抽出物を水で洗浄し、脱水した
(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、淡橙色の液体(51.
1g)が得られた。これを蒸留して無色の液体を得た。ご
く少量の粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカ
ゲル/ジクロロメタン)で精製すると、無色の液体が得
られた(92%)。
収率 35.8g,69% bp 90℃(0.5mm Hg) 3,5−ジフルオロ−1−ペント−1′−エニルベンゼン
(12) (工程2B) 酸化リン(V)(64.5g,0.45mol)を、化合物11(35.
0g,0.175mol)の乾燥ペンタン(150ml)撹拌溶液に少量
ずつ室温にて添加した。混合物を室温にて一晩撹拌後
(glc分析で出発物質が検知されなかった)、過し
た。
3,5−ジフルオロ−1−ペンチルベンゼン(13) (工程3B) 上記の液[即ち、化合物12のペンタン溶液(150m
l)に室温にて、5%パラジウム−炭(4.0g)を添加し
た。撹拌混合物を大気庄にて4時間水素添加した(即
ち、glc分析で出発物質が検出されなくなるまで)後、
混合物を過した。ペンタンの大部分を真空除去し、残
りのペンタンを38℃で蒸留除去(760mmHg)した。さら
に残渣を蒸留して、無色の液体を得た。
収率 23.4g,73% bp 200℃ 760mmHg 2,6−ジフルオロ−4−ペンチル安息香酸(14) (工程4B) n−ブチルリチウム溶液(10.5Mヘキサン溶液;2.70m
l,0.028mol)を、撹拌、冷却した(−78℃)化合物13
(5.10g,0.028mol)の乾燥THF(30ml)溶液に乾燥窒素
下で滴下した。撹拌混合物をこの条件で2.5時間保持し
た後、ドライアイス及び乾燥エーテルのスラリー上に注
いだ。生成物を10%水酸化ナトリウムで抽出し、次いで
36%塩酸にて酸性にした。酸性混合物をエーテルで洗浄
し(2回)、合したエーテル層を水で洗浄した後、脱水
した(MgSO4)。溶媒を真空除去して無色の固体を得
た。
収率 5.8g,91% mp 75〜76℃ 2,6−ジフルオロ−4−ペンチルフェニルホウ素酸(1
5) (工程5B) n−ブチルリチウム溶液(10.4Mヘキサン溶液;2.70m
l,0.028mol)を、撹拌、冷却した(−78℃)化合物13
(5.00g,0.027mol)の乾燥THF(60ml)溶液に乾燥窒素
下で滴下した。撹拌混合物をこの条件下で2.5時間保持
し、予め冷却しておいたトリ−イソプロピルボレート
(10.22g,0.054mol)の乾燥THF(50ml)溶液を−78℃で
滴下した。撹拌混合物を一晩かけて室温まで加温し、次
いで10%塩酸(30ml)と1時間撹拌した。生成物をエー
テルで抽出し(2回)、合した抽出物を水で洗浄して脱
水した(MgSO4)。溶媒を真空除去すると、無色の固体
が得られた。
収率 6.7g,100% mp 95〜100℃ 1−ブトキシ−3,5−ジフルオロベンゼン(16) (工程6B) 1−ブロモブタン(11.0g,0.08mol)のアセトン(30m
l)溶液を、アセトン(200ml)中の3,5−ジフルオロフ
ェノール(9.1g,0.07mol)及び炭酸カリウム(30g,0.2m
ol)撹拌還流混合物に滴下した。撹拌混合物を24時間還
流下加熱した(glc分析で出発物質は検知されなかっ
た)。生成物をエーテルで抽出し(2回)、合したエー
テル抽出物を水、次いで5%水酸化ナトリウム、最後に
水で洗浄し、脱水した(MgSO4)。溶媒の大部分を真空
除去し、その後溶媒の残りと過剰の1−ブロモブタンを
大気圧下で除去し、残渣を蒸留すると、無色の液体が得
られた。
収率 11.7g,90% bp 204℃ 76OmmHg 4−ブトキシ−2,6−ジフルオロ安息香酸(17) (工程4B) n−ブチルリチウム溶液(10.5Mヘキサン溶液;3.60m
l,0.038mol)を、撹拌、冷却した(−78℃)化合物16
(7.00g,0.038mol)の乾燥THF(35ml)溶液に乾燥窒素
下で滴下した。撹拌混合物をこの条件で2.5時間保持し
てから、ドライアイス及び乾燥エーテルのスラリー上に
注いだ。生成物を10%水酸化ナトリウムで抽出し、次い
で36%塩酸にて酸性にした。生成物を別して真空乾燥
(CaCl2)すると、無色の固体が得られた. 収率 8.3g,96% mp 110〜112℃ 実施例4:図C 4−ブトキシ−2−フルオロベンゾニトリル(18) (工程4C) 1−ブロモブタン(18.0g,0.13mol)のアセトン(30m
l)溶液を、アセトン(300ml)中の2−フルオロ−4−
ヒドロキシベンゾニトリル(15.0g,0.11mol)及び炭酸
カリウム(46.0g,0.33mol)撹拌還流混合物に滴下し
た。撹拌混合物を21時間還流下加熱した(glc分析で出
発物質は検知されなかった)。生成物をエーテルで抽出
し(2回)、合したエーテル抽出物を水、次いで5%水
酸化ナトリウム、最後に水で洗浄し、脱水した(MgS
O4)。溶媒及び過剰の1−ブロモブタンを真空除去する
と、淡橙色の固体が得られた。
収率 19.5g,93% mp 25〜26℃ 4−ブトキシ−2−フルオロ安息香酸(19)(工程3C) 濃硫酸(19ml)及び水(190ml)の混合物を、化合物1
8(19.0g,0.098mol)の氷酢酸(380ml)撹拌溶液に滴下
した。撹拌混合物を48時間還流下加熱して、次いで24時
間冷蔵庫中で冷却した後、生成物を別し、真空乾燥
(CaCl2)すると、淡黄色の結晶が得られた。
収率 18.7g,90%. mp 93〜95℃. 2−フルオロ−4−ペント−1′−イン−1′−イルベ
ンゾニトリル(20) (工程1C) n−ブチルリチウム溶液(10.0Mヘキサン溶液;10.0m
l,0.10mol)を、撹拌、冷却(<0℃)したペント−1
−イン(6.80g,0.10mol)の乾燥THF*(51ml)溶液に乾
燥窒素下で滴下した。この混合物を10分間撹拌し、次い
で塩化亜鉛*(13.63g,0.10mol)の乾燥THF*(100ml)
溶液を0℃以下で滴下した。混合物を室温で15分間撹拌
して、化合物3(20.0g,0.10mol)の乾燥THF*(100m
l)溶液、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(2.31g,2.0mmol)の乾燥THF*
(25ml)溶液を0℃以下で滴下した。混合物を室温にて
20時間撹拌した(glc分析で出発物質は検知されなかっ
た。20時間は反応に必要な時間よりは長いと考えられ
る)。次いでこれを10%塩酸中に注いだ。生成物をエー
テルで抽出し(2回)、合した抽出物を水、次に飽和炭
酸水素ナトリウム、最後に水で洗浄し、脱水した(MgSO
4)。溶媒を真空除去すると、橙色の液体が得られ、こ
れを蒸留すると淡黄色のオイルが得られた。
収率 17.6g,94%. bp 100〜105℃ 0.1mmHg. 付記 *ナトリウムで乾燥したTHFは、水素化アルミニウムリ
チウムから蒸留して、モレキュラーシーブ(タイプ4A)
で保存した。
塩化亜鉛(ACS試薬)は100℃で一晩乾燥した。
2−フルオロ−4−ペンチルベンゾニトリル(21) (工程2C) エタノール(100ml)中の化合物20(16.0g,0.085mo
l)及び5%パラジウム−炭(4.00g)撹拌混合物を、大
気庄で8時間水素添加した(glc分析で出発物質は検知
されなかった)。触媒を別し、次いで溶媒を真空除去
すると、淡橙色の半固体が得られた。
収率 15.35g,95%. mp 記録なし、多分約20℃. 2−フルオロ−4−ペンチル安息香酸(22)(工程3C) 濃硫酸(150ml)及び水(150ml)の混合物を、化合物
21(15.0g,0.078mol)の氷酢酸(300ml)撹拌溶液に滴
下した。撹拌混合物を48時間還流下加熱して、冷蔵庫で
一晩冷却し、生成物を別した。生成物をエーテルに溶
解させて、10%水酸化ナトリウムで抽出して、これを36
%塩酸にて酸性にし、エーテルで洗浄し(2回)、次い
で合したエーテル層を水で洗浄して、脱水した(MgS
O4)。溶媒を真空除去すると、茶色の結晶状固体が得ら
れた。
収率 11.5g,70%. mp 90〜91℃. 4−ブトキシ安息香酸(23) (工程5C) 1−ブロモブタン(22.6g,0.165mol)を、エタノール
(60ml)中の4−ヒドロキシ安息香酸(15.0g,0.11mo
l)及び最小量の水中の水酸化ナトリウム(10.60g)の
撹拌混合物に、室温にて滴下した。撹拌混合物を還流下
一晩加熱し(tlc分析で反応完了を確認した)、次いで
エタノールを蒸留除去し、等量の水を添加した。混合物
を沸騰させて溶液とし、冷却してエーテルで洗浄して、
36%塩酸で酸性とした。冷却した混合物を過し、生成
物を水で洗浄すると、無色の固体(13.9g)が得られ
た。これをエタノールから再結晶すると、無色の結晶が
得られた。
収率 12.1g,57%. mp 149〜150℃. 上記の実施例1、2、3、及び4並びに図1、図2、
図3、及び図4にn−ペンチル及びn−ブトキシ置換酸
の製造を例示したが、図B及び図Cは、対応する総ての
C1〜C12のアルキル及びアルコキシ置換化合物の製造に
同じく好適であることが判明した。
実施例5 図5及び図6に示されている図E及び図Fを用いて、
以下に挙げられる工程で、表4及び表5に挙げられる式
Iの化合物を製造した。
図5及び図6に於いて、Xはアルキルまたはアルコキ
シ基である。
実施した方法は、以下の通りである。
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(1.15mol当
量)の乾燥ジクロロメタン(50ml)溶液を、適当なカル
ボン酸(1mol当量)、適当なフェノール(1mol当量)及
び4−(N−ピロリジノ)ピリジン(0.30mol当量)の
乾燥ジクロロメタン(55ml)撹拌溶液に室温にて滴下し
た。混合物を室温にて一晩撹拌して、N,N′−ジシクロ
ヘキシルウレア(DCU)を別した。液を水、5%酢
酸、水の順で洗浄し、脱水した(MgSO4)。溶媒を真空
除去して、残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製し
た(シリカゲル/ジクロロメタン)。得られた固体をエ
タノールより再結晶すると(所要により活性炭で脱色)
無色の結晶が得られた。
製造した式Iの種々の化合物とその液晶特性を、以下
の表4及び表5に列記した。DCC仲介方法を使用してエ
ステル化したフェノール及び安息香酸を製造するのに用
いた製造経路も、表4及び表5に表した。表4及び表5
中の“既知”という用語は、市販されているかまたは既
知の酸及びフェノールが使用されたことを表す。
表4中、(i)、(ii)、(iii)は観測された転移
は仮想であることを示し、以下の組成を有する公知のネ
マチック液晶混合物E7に化合物を14、13及び21重量%混
合した場合に観測した。
表6では表記構造を有する(表1参照)式Iの種々の
化合物の特性を列記した。粘度(ηcps.)、ε1及びΔ
εの値は、R3:R4の組み合わせがn−C3H7:C2H5、n−
C3H7:n−C5H11、n−C5H11:C2H5である式3.8(表3参
照)の化合物の1:1:1の重量混合物中の10重量%溶液か
ら外挿した。これらの値は、本発明の液晶混合物の例で
ある。
図7によると、液晶電気光学ディスプレイデバイス
は、正面硝子サポート坂32及び背面硝子サポート板33と
の間に液晶材料31を含む。正面硝子板32は、その内部表
面上に例えば酸化錫などの透明な導電層34がコートされ
て電極を形成する。背面硝子板33もまたその内部表面上
に導電層35がコートされている。デバイスに光を通過さ
せるには、背面電極15及び背面板33も透明で、正面板32
及び電極34と同一材料で形成する。もしデバイスが光を
反射すべきであれば、背面電極35は例えばアルミニウム
などの反射性のもので形成する。正面及び背面電極34、
35を、ポリビニルアルコールの透明配向層36、37でコー
トし、デバイスの組み立て前に該配向層を単一ラビング
方向にラビングした。組み立てる際、層36、37のラビン
グ方向はそれぞれ直角に配置する。操作中、電極34、35
は電圧源(ここには示されていない)に接続させる。
好ましい液晶材料32は、上記した材料E7中に の化合物の一種の14、13または21重量%混合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーイン,ケネス・ジヨンソン イギリス国、ノース・ハンバーサイド・ エイチ・ユー・6・8・キユー・ダブリ ユ、ハル、ホール・ロード・25 (72)発明者 ハード,マイケル イギリス国、ノース・ハンバーサイド・ エイチ・ユー・4・7・ビー・ゼツト、 ハル、アンレイビー・パーク・ロード・ サウス・222 (72)発明者 マクドネル,ダミアン・ジエラード イギリス国、ウスターシヤー、グレイ ト・マルバーン、ウスター・ロード・ 274 (56)参考文献 特開 昭61−50953(JP,A) 特開 昭61−106550(JP,A) 特公 昭60−55058(JP,B2) 特公 昭62−9590(JP,B2) Helvetica Chemica Acta.,Vol.67(1984)p. 1572−p.1579 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 255/55 C09K 19/20 C09K 19/46 G02F 1/13 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I (式中、Rは、R1、R1Oであり、R1は、C1〜C12アルキル
    基であり、m及びnは0または1であって(n+m)は
    0または1であり、a、b、c及びdの各々は0または
    1であって(a+b+c+d)は0ではない;但し、a
    =b=d=0且つc=1、またはa=b=c=0且つd
    =1の場合を除く。)を有する化合物。
  2. 【請求項2】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  10. 【請求項10】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  12. 【請求項12】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  13. 【請求項13】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  14. 【請求項14】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  15. 【請求項15】式 で特徴づけられる請求項1に記載の化合物。
  16. 【請求項16】R1が炭素原子3〜8個を有することを特
    徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の化合
    物。
  17. 【請求項17】R1がn−アルキル基または非対称置換ア
    ルキル基であることを特徴とする請求項16に記載の化合
    物。
  18. 【請求項18】Rがn−アルキル基またはn−アルコキ
    シ基であることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1
    項に記載の化合物。
  19. 【請求項19】化合物の混合物であって化合物の少なく
    とも1個が請求項1に記載の式Iの化合物であることを
    特徴とする液晶材料。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の液晶材料を使用するこ
    とを特徴とするネマチック液晶ディスプレイデバイス。
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