JPH0610170B2 - 新規光学活性化合物及び液晶組成物 - Google Patents

新規光学活性化合物及び液晶組成物

Info

Publication number
JPH0610170B2
JPH0610170B2 JP60283110A JP28311085A JPH0610170B2 JP H0610170 B2 JPH0610170 B2 JP H0610170B2 JP 60283110 A JP60283110 A JP 60283110A JP 28311085 A JP28311085 A JP 28311085A JP H0610170 B2 JPH0610170 B2 JP H0610170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
optically active
phase
formula
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60283110A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61267540A (ja
Inventor
博道 井上
伸一 斉藤
和利 宮沢
孝 犬飼
兼詞 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Publication of JPS61267540A publication Critical patent/JPS61267540A/ja
Publication of JPH0610170B2 publication Critical patent/JPH0610170B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/10Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings
    • C09K19/20Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings linked by a chain containing carbon and oxygen atoms as chain links, e.g. esters or ethers
    • C09K19/2007Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing at least two benzene rings linked by a chain containing carbon and oxygen atoms as chain links, e.g. esters or ethers the chain containing -COO- or -OCO- groups
    • C09K19/2021Compounds containing at least one asymmetric carbon atom

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は新規な光学活性化合物及び光学活性化合物を含
有する液晶組成物に関し、更に詳しくは新規な光学活性
カルボン酸の置換フエニルエステル類及びそれらを含有
するカイラルスメクチツク液晶組成物に関する。
〔従来の技術〕
現在、液晶表示素子としてはTN(Twisted Nematic)
型表示方式が最も広く用いられているが、応答速度の点
に於いて発光型表示素子(エレクトロルミネツセンス、
プラズマデイスプレイ等)と比較して劣つており、この
点に於ける改善は種々試みられているにも拘らず、大巾
な改善の可能性はあまり残つていないようである。その
ためTN型表示素子に代わる別の原理による液晶表示装
置が種々試みられているが、その一つに強誘導性液晶を
利用する表示方法がある(N.A.Clarkら;Applied Phys.
Lett.,36,899(1980))。この方式は強誘電性液晶のカイ
ラルスメクチツクC相(以下SC*相と略称する)あるい
はカイラルスメクチツクH相(以下SH*相と略称する)
を利用するもので、これらの相が室温付近にあるのが望
ましい。
〔発明の目的〕
本発明者らはこの表示方法に利用されるに適した液晶物
質の開発を主たる目的として、光学活性基を有する液晶
化合物及び液晶類似化合物を種々探索した結果、本発明
の光学活性化合物を見出し本発明に到達した。
〔発明の構成〕
即ち、本発明は一般式 (上式に於てRは炭素数2〜15のアルキル基を、Xは
CN基又はハロゲン原子を、Y、Zはいずれもハロゲン
原子又は水素原子を夫々示すが、Y、Zのいずれか一方
は水素原子であり、又lは1又は2、mは0又は1であ
り、*はその炭素原子が光学活性中心であることを示
す) で表わされる光学活性化合物及びそれを1成分含有する
カイラルスメクチツク液晶組成物である。
(I)式の化合物の代表的なものの相転移温度を第1表に
示す。
1.(1)式に於けるRはすべてn-C6H13である。
2.相転移点の相を示す欄の・印はその相が現れることを
示し、−印はその相が現れないことを示す。又・印の右
側の数字はその相からその右側の・印の相への転移温度
を示す。又はSAはスメクチツクA液晶相を、Chはコレ
ステリツク液晶相を、Cは液晶相を、Iは透明性を夫々
示す。
〔発明の作用、効果〕
(I)式に於てl=1、m=0の化合物の大部分のものに
於ては液晶相は観察されず、主として液晶相が観察され
るのはl=1、m=1の場合及びl=2、m=0の場合
である。しかも、液晶相を示す場合に於ても、その液晶
相はスメクチツクA相又はコレステリツク相であること
を考えれば、本発明の化合物は上記の強誘電性液晶組成
物の成分として適当ではないと考えられがちである。し
かし、そのような早まつた判断が正しくないことは以下
に配すことによつて理解される。
即ち、本発明の化合物(I)はそれ自体では強誘電性液晶
として不適当であるが、これらを他のカイラルスメクチ
ツクC相(SC*相)を有する材料又はスメクチツクC相
(SC相)を有する材料に添加することによつて、自発
分極(PS)の極めて大きな液晶材料が得られる。外挿
法によつて確定される(I)式の化合物のPSの値は約8
0nC/cm2にも達する。この値は(I)式の化合物自体につ
いて実測されたものではないので、これが(I)式の化合
物のPSであるとは云えないが、実際上の使用に於ては
この様な作用効果を有することは極めて有用で、かつ驚
くべきことである。それに対し、例えば特開昭53-22883
号に記載されている、式 で示される化合物のPS値は本発明者ら測定によれば約
1nC/cm2であつて、本発明の化合物のPS値を大きくす
る効果は極めて大きいと云うことができる。
前記以外の公知の強誘電性液晶化合物のPS値も大きいも
のでもせいぜい20位である。
SC*相の光スイツチング効果を表示素子として応用する
場合TN表示方式にくらべて3つのすぐれた特徴があ
る。第1の特徴は非常に高速で応答し、その応答時間は
通常のTN表示方式の素子と比較すると、応答時間は1/
100以下である。第2の特徴はメモリー効果があること
であり、上記の高速応答性とあいまつて、時分割駆動が
容易である。第3の特徴はTN表示方式で濃淡の階調を
とるには、印加電圧を調節して行なうが、しきい値電圧
の温度依存性や応答速度の電圧依存性などの難問があ
る。しかし、SC*相の光スイツチング効果を応用する場
合には極性の反転時間を調節することにより、容易に階
調を得ることができ、グラフイツク表示に非常に適して
いる。
表示方法としては、2つの方式が考えられ、1つの方法
は2枚の偏光子を使用する複届折型、他の1つの方法は
二色性色素を使用するゲストホスト型である。SC*相は
自発分極をもつため、印加電圧の極性を反転することに
より、らせん軸を回転軸として分子が反転する。SC*
を有する液晶組成物を液晶分子が電極面に平行にならぶ
ように配向処理を施した液晶表示セルに注入し、液晶分
子のダイレクターと一方の偏光面を平行になるように配
置した2枚の偏光子の間に該液晶セルをはさみ、電圧を
印加して、極性を反転することにより、明視野および暗
視野(偏光子の対向角度により決まる)が得られる。一
方ゲスト・ホスト型で動作する場合には、印加電圧の極
性を反転することにより明視野及び着色視野(偏光板の
配置により決まる)を得ることができる。
一般にスメクチツク状態で液晶分子をガラス壁面に平行
に配向させることは難かしく、数十キロガウス以上の磁
場中で等方性液体から非常にゆつくりと冷却する(1℃
〜2℃/hr)ことにより、液晶分子を配向させている
が、スメクチツク相を呈する温度より高温域でコレステ
リツク相を有する液晶物質では、磁場の代わりに50V
〜100Vの直流電圧を印加しながらコレステリツク相
を呈する温度から1℃/minの冷却速度でスメクチツク
相を呈する温度へ冷却することにより、容易に均一に配
向したモノドメイン状態を得ることができる。
本発明の(I)式の化合物は上記及び後の実施例に示され
るようにカイラルスメクチツク液晶相を利用した表示方
式に用いるSC*組成物の成分として好適なものである
が、この場合、それ自身液晶相を示すものの方がそうで
ないものよりも一般的には好ましいと云える。
(I)式の化合物のもう一つの驚くべき特徴についても言
及しておく。(I)式の化合物は光学活性体であるから、
これをネマチツク液晶に添加することによりカイラルネ
マチツク相(コレステリツク相)を与える、即ち、捩れ
た構造を誘起することは当然であるが、この際(I)式の
化合物の誘起するコレステリツクピツチ(P)は温度の低
下により長い方へシフトすると云う異常な挙動を示す。
例えば、4-(4′−アルキルシクロヘキシル)−ベンゾ
ニトリル系ネマチツク液晶組成物であるZN1-1132(メル
ク社製)に、(I)式の化合物を夫々4重量%添加してえ
られるカイラルネマチツク(コレステリツク)液晶のコ
レステリツクピツチは、第2表に例示されるように、温
度の低下とともに長くなる。
これは、一般に知られている光学活性物質により誘起さ
れるコレステリツクピツチの温度変化の逆である。(I)
式の化合物のこの驚くべき特徴に基づいた(I)式の化合
物の実用上の重要性は、本出願人の出願に係る特願昭60
-170,951号及び特願昭60-172,090号に詳細に説明されて
いるところによつて明らかであるので、こゝでは詳細に
論じないが、その一部分を要約すると次の如くである。
即ち、ネマチツク液晶に(I)式の光学活性体を添加する
ことによつて誘起されるコレステリツクピツチが、通常
の場合とは逆に温度の低下とともに長くなるのでその液
晶組成物を用いたねじれネマチツク型表示素子の電気光
学効果のしきい値電圧の温度による変化(これは一般に
温度低下とともに上昇してしまうが)減少するというす
ぐれた効果が見られる。しきい値電圧の温度依存性を抑
制する従来の方法は、右捩りのコレステリツクら旋構造
を誘起する光学活性体と、左捩りのコレステリツクら旋
構造を誘起する光学活性体との両者を添加して、夫々の
ねじり力の温度による変化の差異にもとづいて残存ねじ
り力の温度低下による減少(即ち、温度低下でコレステ
リツクピツチが増大する)をもたらせるようにするもの
である(例えば特開昭55-38869号)。この公知方法と比
較して、こゝに提出される新しい方法ははるかにすぐれ
ている。
一般式(I)の化合物は、又、光学活性炭素原子を有する
ため、これをネマチツク液晶に添加することによつて捩
れた構造を誘起する能力を有する。捩れた構造を有する
ネマチツク液晶、即ちカイラルネマチツク液晶はTN型
表示素子のいわゆるリバース・ドメイン(reverse doma
in、しま模様)を生成することがないので(I)式の化合
物はリバース・ドメイン生成の防止剤として使用でき
る。
〔化合物の製法〕
次に一般式(I)の化合物の製造法について述べる。(I)式
の化合物は次のような経路により製造することができ
る。
(上式中Rは短鎖アルキル基を示す。その他は前記と
同じ) 即ち、既知物質である光学活性1−メチル−1−アルカ
ノール(II)をピリジン存在下、P−トルエンスルホン酸
クロリドと反応して化合物(III)を得る。これを化合物
(IV)(P−ヒロドキシ安息香酸アルキルエステル又は4
−ヒドロキシ−4′−ビフエニルカルボン酸アルキルエ
ステル)と水酸化カリウムの存在下、反応させて化合物
(V)を得る。化合物(V)を水酸化ナトリウム水の存在下で
加水分解をして化合物(VI)を得る。次いで化合物(VI)を
塩化チオニルと反応して化合物(VII)とし、それをピリ
ジン存在下で、最終目的化合物に対応する(VIII)式のフ
エノール類即ちP−シアノフエノール、P−フルオロフ
エノール、P−クロルフエノール、P−ブロムフエノー
ル、P′−ヒドロキシ−P−シアノフエニル、P′−ヒ
ドロキシ−P′−フルオロビフエニル、P′−ヒドロキ
シ−P−クロルビフエニル、P′−ヒドロキシ−P−ブ
ロムビフエニル、2,4−ジフルオロフエノール、3,4−ジ
フルオロフエノール、2−フルオロ−4−シアノフエノ
ール、3−フルオロ−4−シアノフエノール、2−フル
オロ−4−ブロモフエノール、3−フルオロ−4−ブロ
モフエノール、3−クロロ−4−シアノフエノール、3
−クロロ−4−フルオロフエノール等と反応させて目的
の(I)式の化合物を得る。
尚、原料の光学活性2−アルカノール類のうちS(+)−
2−オクタノール及びR(-)−2−オクタノールは市販
品として容易に入手できるが、他の光学活性2−アルカ
ノール類は現在のところ高価で大量の使用には向かな
い。本発明者らは文献(R.H.Pickardら、J.Chem.Soc.,
99,45(1911))記載の方法に従つてラセミ体の光学分
割をおこなつて得たものを原料として使用したが、これ
らの光学活性2−アルカノール類を使用することによつ
て(I)式に於けるRの異る諸物質が得られる。しかしR
の鎖長による液晶相転移温度の変化はわずかであるので
最も容易に入手し得る2−オクタノール以外の光学活性
2−アルカノールを原料とすることによる格別な利点は
ない。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の光学活性エステル化合物に
つき更に詳細に説明する。
尚、以下の実施例に於いては原料の光学活性2−アルカ
ノールとしてS(+)型のものを使用した例だけを記載す
るが、R(-)型の2−アルカノールを原料とした場合に
も夫々同一の相転移温度のものが得られる。これは理論
上からも当然の事である。但し旋光度、ら旋の捩れ向
き、自発分極の向きはS(+)型とR(-)型とでは逆にな
る。
そしてS(+)型−2−アルカノールを出発原料としてえ
られる物質は、誘起するコレステリツク相のら旋の捩り
の向きは左向き、又、自発分極の方向は(+)である。
実施例1 〔光学活性4′−(1−メチル−ヘプチルオキシ)−4
−ビフエニルカルボン酸P−フルオロフエニルエステル
((I)式に於いてl=2、m=0、R=C6H13、X=F、Y=
H、Z=Hのもの(試料No.16))の製造〕 S(+)−2−オクタノール200g(1.536モル)を乾燥ピリ
ジン600mに溶解し、そこへ系内の温度が10℃以
上にならないようにしながらP−トルエンスルホン酸ク
ロリド292.8g(1.536モル)を乾燥トルエン440mに
溶解した溶液を滴下する。滴下終了後、室温で1時間攪
拌したのち、系内の温度を50℃に加温し、そのまま2
時間保つてから冷却する。更に水1とトルエン500
mを加えて攪拌する。分離したトルエン層を6N−HC
l、次いで2N−苛性ソーダ水溶液で洗浄し、更に中性
になるまで水洗する。トルエンを留去すると残留物とし
て321.0gの光学活性P−トリエンスルホン酸1−メチ
ル−ヘプチルエステル(III)を得た。
一方、4−ヒドロキシ−4′−ビフエニルカルボン酸エ
チルエステル(IV)38.7g(0.160モル)をエタノール2
00mに溶解し、更に水酸化カリウム9g(0.160モ
ル)を加え溶解する。そこへ先に得られた光学活性P−
トルエンスルホン酸1−メチル−ヘプチルエステル50g
(0.176モル)を加えて還流しながら4時間を保つたの
ち冷却、トルエン200mと6N−HCl50mを加
える。そのトルエン層を2N−苛性ソーダ水溶液で洗浄
したのち、中性になるまで水で洗浄した。トルエンを留
去し残留物として38.6gの光学活性4′−(1−メチル
−ヘプチルオキシ)−4−ビフエニルカルボン酸エチル
エステル(V)を得た。この光学活性4′−(1−メチル
−ヘプチルオキシ)−4−ビフエニルカルボン酸エチル
エステル38.6g(0.109モル)を、エタノール6m、水
酸化ナトリウム5.3g(0.130モル)、水26mに溶かし
た溶液を10分間加熱還流すると結晶が析出する。冷却
し6N−HCl20mを加えて結晶を別し、更に酢酸
から再結晶して23.4gの光学活性4′−(1−メチル−
ヘプチルオキシ)−4−ビフエニルカルボン酸(VI)を得
た。このものは液晶相を示し、その相転移点はC−SC*
点160℃、SC*−Ch点177℃、Ch−I点196℃で
あつた。
この光学活性4′−(1−メチル−ヘプチルオキシ)−
4−ビフエニルカルボン酸20g(0.063モル)に塩化
チオニル11.3g(0.095モル)を加え、1時間加熱還流
したのち過剰の塩化チオニルを留去して21gの光学活
性4′−(1−メチル−ヘプチルオキシ)−4−ビフエ
ニルカルボン酸クロリド(VII)を得た。
P−フルオロフエノール(VIII)0.78g(0.007モル)を
ピリジン5mに溶解したものに、この光学活性4′−
(1−メチル−ヘプチルオキシ)−4−ビフエニルカル
ボン酸クロリド(VII)2.0g(0.006モル)を加え反応さ
せた。加熱攪拌してから一夜放置後トルエン30m、
水20mを加えて攪拌し、そのトルエン層を6N−HC
l次いで2N−苛性ソーダ水溶液で洗浄し、更に中性に
なるまで水洗した。トルエンを留去し残留物をエタノー
ルで再結晶して目的物である光学活性4′−(1−メチ
ル−ヘプチルオキシ)−4−ビフエニルカルボン酸P−
フルオロフエニルエステル1.3gを得た。このものの相
転移点はC−SA点108.7℃、SA−I点132.0℃であつ
た。
本物質の絶対立体配置は決定できていないが、化合物
(V)を合成する段階でワルデン反転が起つたと考えられ
るので、絶対立体配置はR系統であると推定される。
又、元素分析値は次の如く計算値とよく一致した。
実施例2 〔光学活性P−(1−メチル−ヘプチルオキシ)安息香
酸4′−ブロム−4−ビフエニリルエステル((I)式に
於いて、l=1、m=1、R=C6H13、X=Br,Y=
H、Z=Hのもの(試料No.9)の製造〕 P−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル(IV)28.5g(0.18
7モル)をメチルアルコール120mに溶解し、更に水酸
化カリウム10.1g(0.187モル)を加え溶解する。そこ
へ実施例1で得られた光学活性P−トルエンスルホン酸
1−メチル−ヘプチルエステル(III)58.6g(0.206モル)
を加えて4時間還流を保つたのち冷却し、トルエン20
0mと6N−HCll50mを加える。そのトルエン
層を2N−苛性ソーダ水溶液で洗浄したのち中性になる
まで洗浄した。トルエンを留去し残留物として14.2g
の光学活性P−(1−メチル−ヘプチルオキシ)安息香
酸メチルエステル(V)を得た。このP−(1−メチル−
ヘプチルオキシ)安息香酸メチルエステル14.2g(0.05
4モル)を、エタノール5m、水酸化ナトリウム3.2g
(0.081モル)、水20mと共に溶解し1時間加熱還流
する。冷却後、反応液を50mの6N−HCl水溶液の
中に攪拌しながら注ぎ込む。析出した結晶を別し更に
エタノールから再結晶して8.1gの光学活性P−(1−
メチル−ブチルオキシ)安息香酸(VI)を得た。このもの
の融点は61.2〜63.1℃であつた。この光学活性P−(1
−メチル−ブチルオキシ)安息香酸7.5g(0.030モル)
に塩化チオニル6.0g(0.047モル)を加え、1時間加熱
還流したのち、過剰の塩化チオニルを留去し5.8gの光
学活性P−(1−メチル−ヘプチルオキシ)安息香酸ク
ロリド(VII)を得た。
4−(4′−ブロムフエニル)フエノール(VIII)1.0g
(0.004モル)をピリジン10mに溶解したもので、この
光学活性P−(1−メチル−ヘプチルオキシ)安息香酸
クロリド(VII)1.1g(0.004モル) を加え反応させた。加熱攪拌してから一夜放置後、トル
エン30m、水20mを加え攪拌し、そのトルエン
層を6N-HCl次いで2N−苛性ソーダ水溶液で洗浄し、更
に中性になるまで水洗した。トルエンを留去し残留物を
酢酸エチルエステルで再結晶して目的物である光学活性
P−(1−メチル−ヘプチルオキシ)−4′−ブロム−
4−ビフエニルエステル(I)0.8gを得た。このものの相
転移点はC-SA点:134.5℃、SA−I点:147.8℃であつ
た。
又、この化合物の元素分析値は次の如く計算値とよく一
致した。
実施例1又は2と同様にして得た他の(I)式の化合物の
相転移点は先の第1表に示した通りである。
実施例3(使用例1) 4−エチル−4′−シアノビフエニル 20重量% 4−ペンチル−4′−シアノビフエニル 40重量% 4−オクチルオキシ−4′−シアノビフエニル25重量% 4−ペンチル−4′−シアノタ−フエニル 15重量% からなるネマチツク液晶組成物を配向処理剤として、ポ
リボニルアルコール(PVA)を塗布しその表面をラビ
ングして平行配向処理を施した透明電極からなる電極間
隔10μmのセルに注入してTN型表示セルとし、これ
を偏光顕微鏡下で観察したところ、リバース・ツイスト
ドメインを生じているのが観察された。
この上記のネマチツク液晶組成物に本願の(I)式でl=
2、m=0、X=CN、Y=H、Z=HでR=C6H13
る化合物(試料No.19)を0.1重量%添加し、同様にTN
型セルにて観察したところ、リバース・ツイストドメイ
ンは解消され、均一なネマチツク相が観察された 実施例4(使用例2) 本発明の化合物4′−(1−メチル−ヘプチルオキシ)
−4−ビフエニルカルボン酸P−フルオロフエニルエス
テル(第1表る下記の組成のカイラルスメクチツク液晶
組成物を調製した。
組成物の調製法は、上記4種の液晶化合物を所定の重量
秤量し、4種の化合物を試料ビン中で加熱溶解しながら
混合するものである。
得られたカイラルスメクチツク液晶組成物を用いて実験
用液晶素子を作製した。即ち、酸化インジウム透明電極
が設けられているガラス基板上にPVA膜を設け、一定
方向にラビングし2板の基板のラビング方向が平行にな
るほうにガラスフアイバー(径4μm)をスペーサーと
して液晶セルを組み立て、これに上記液晶組成物を真空
封入したものである。この液晶素子を2枚の直交する偏
光子の間に配置し、電界を印加したところ、20Vの印
加によつて透過光強度の変化が観測された。
この時の透過強度の変化から応答時間を求めると、25
℃で約1.3msecの値を示した。
尚、上記液晶組成物について、偏光顕微鏡によりテクス
チユアの温度変化を調べたところ、20℃から45℃の
温度範囲で強誘電性液晶となることが判明し、その自発
分極の大きさは、25℃で12nC/cm2であつた。
上記の液晶組成物から本発明の試料No.16の化合物を除
いた液晶組成物の自発分極の大きさは、25℃で3nC/cm
2であり、本発明の化合物を使用することにより、自発
分極の大きさは非常に大きくなることが確められた。
実施例5 〔光学活性p−(1−メチル−ブチルオキシ)安息香酸
−3−フルオロ−4−シアノフェニルエステル(式(I)
においてl=1、m=0、R=C3H7、X=CN、Y=
F、Z=Hのもの(試料No.20))の製造〕 実施例1におけるS(+)−2−オクタノールに代えてS
(+)−2−ペンタノールを用い、実施例1と同様にp−
トルエンスルホン酸クロリドと反応させ、光学活性p−
トルエンスルホン酸−1−メチルブチルエステルを得
た。
この光学活性p−トルエンスルホン酸−1−メチルブチ
ルエステルを実施例2と同様にp−ヒドロキシ安息香酸
メチルエステルと反応させ、光学活性p−(1−メチル
ブチルオキシ)安息香酸メチルエステルを得た。
この光学活性p−(1−メチルブチルオキシ)安息香酸
メチルエステルを実施例1と同様にして光学活性p−
(1−メチルブチルオキシ)安息香酸クロリドとした
後、3−フルオロ−4−シアノフェノールと反応させて
光学活性p−(1−メチルブチルオキシ)安息香酸−3
−フルオロ−4−シアノフェニルエステル(油状)を得
た。
試料No.19の化合物に代えて試料No.20の化合物を用いて
実施例3と同様にTNセルにて観測したところ、リバー
ス・ツイストドメインは解消され、均一なネマチック相
が観察された。
実施例6 〔光学活性p−(1−メチル−ブチルオキシ)安息香酸
−4′−フルオロ−4−ビフェニリルエステル(式(I)
において、l=1、m=1、R=C3H7、X=F、Y=Z
=Hのもの(試料No.21))の製造〕 実施例5で得られた光学活性p−(1−メチルブチルオ
キシ)安息香酸クロリドを実施例2と同様にして4−
(4′−フルオロフェニル)フェノールと反応させて光
学活性p−(1−メチル−ブチルオキシ)安息香酸−
4′−フルオロ−4−ビフェニリルエステル(融点15
4℃)を得た。
メルク社製ネマチック液晶組成物(ZL1−1132)
に上記試料No.20及び21の化合物をそれぞれ4重量%
添加して得られるカイラルネマチック(コレステリッ
ク)液晶のコレステリックピッチは、第3表に示したよ
うに温度の低下とともに長くなることが分かつた。
実施例7 試料No.16の化合物に代えて実施例6で得られた試料No.
21の化合物を用いた以外は実施例4と同様してに調製し
た液晶組成物は下記の相転移温度を示した。
C室温以下Sc*46.0Sa69.8N*79.4Is また、この液晶組成物を用いて実施例4と同様に作製し
た液晶素子は、20Vの電界印加によって透過光強度の
変化が観測され、応答時間は25℃で約3msecであ
つた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (上式に於てRは炭素数2〜15のアルキル基を、Xは
    CN基又はハロゲン原子を、Y、Zはいずれもハロゲン
    原子又は水素原子を夫々示すが、Y、Zのいずれか一方
    は水素原子であり、又lは1又は2、mは0又は1であ
    り、*はその炭素原子が光学活性中心であることを示
    す) で表わされる光学活性化合物。
  2. 【請求項2】(I)式のlが1、mが0である特許請求の
    範囲第1項記載の光学活性化合物。
  3. 【請求項3】(I)式のlが1、mが1である特許請求の
    範囲第1項記載の光学活性化合物。
  4. 【請求項4】(I)式のlが2、mが0である特許請求の
    範囲第1項記載の光学活性化合物。
  5. 【請求項5】一般式 (上式に於てRは炭素数2〜15のアルキル基を、Xは
    CN基又はハロゲン原子を、Y、Zはいずれもハロゲン
    原子又は水素原子であり、又lは1又は2、mは0又は
    1であり、*はその炭素原子が光学活性中心であること
    を示す) で表わされる光学活性化合物を少くとも1成分含有する
    ことを特徴とする表示素子用カイラルスメクチツク液晶
    組成物。
JP60283110A 1984-12-26 1985-12-18 新規光学活性化合物及び液晶組成物 Expired - Lifetime JPH0610170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27707784 1984-12-26
JP59-277077 1984-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61267540A JPS61267540A (ja) 1986-11-27
JPH0610170B2 true JPH0610170B2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=17578453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60283110A Expired - Lifetime JPH0610170B2 (ja) 1984-12-26 1985-12-18 新規光学活性化合物及び液晶組成物

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4689176A (ja)
JP (1) JPH0610170B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794406B2 (ja) * 1984-02-08 1995-10-11 チッソ株式会社 液晶性置換ビフエニルエステル類
JPS6143A (ja) * 1984-06-11 1986-01-06 Chisso Corp 強誘電性液晶化合物及び液晶組成物
JPS61210056A (ja) * 1985-03-14 1986-09-18 Chisso Corp 含ハロゲン光学活性液晶化合物及び液晶組成物
US4780240A (en) * 1985-08-02 1988-10-25 Chisso Corporation Liquid crystal composition
DE3534777A1 (de) * 1985-09-30 1987-04-02 Hoechst Ag Fluessigkristall-phase mit eine temperaturkompensation bewirkenden dotierstoffen
GB8608114D0 (en) * 1986-04-03 1986-05-08 Secr Defence Smectic liquid crystal devices
JP2554473B2 (ja) * 1986-08-18 1996-11-13 チッソ株式会社 シアノ基を有する新規光学活性液晶化合物
JPH07116131B2 (ja) * 1987-06-15 1995-12-13 チッソ株式会社 チオエ−テル化合物及び液晶組成物
US5238603A (en) * 1987-10-15 1993-08-24 Chisso Corporation Optically active liquid crystalline compound and a composition containing same
GB8804330D0 (en) * 1988-02-24 1988-03-23 Secr Defence Laterally fluorinated 4-cyanophenyl & 4-cyanobiphenyl benzoates
GB2233649B (en) * 1988-02-24 1991-11-06 Secr Defence Laterally fluorinated 4-cyanophenyl and 4'-cyanobiphenyl benzoates
US4925590A (en) * 1988-03-10 1990-05-15 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Derivatives of 4-cyano-2,3-difluorophenol
US5211878A (en) * 1988-03-10 1993-05-18 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Difluorobenzonitrile derivatives
JPH0768519B2 (ja) * 1988-11-24 1995-07-26 荒川化学工業株式会社 液晶組成物
JP4963863B2 (ja) * 2006-04-27 2012-06-27 株式会社Adeka 新規化合物及び該化合物を含有してなる液晶組成物

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4147651A (en) * 1974-09-03 1979-04-03 Beckman Instruments, Inc. Biphenyl based liquid crystal compositions
US4017416A (en) * 1974-10-11 1977-04-12 Chisso Corporation P-cyanophenyl 4-alkyl-4'-biphenylcarboxylate, method for preparing same and liquid crystal compositions using same
GB1456359A (en) * 1974-10-22 1976-11-24 Merck Patent Gmbh Biphenyl carboxylic esters
FR2297201A1 (fr) * 1975-01-10 1976-08-06 Thomson Csf Produits mesogenes pour cellules a cristal liquide, et procede de fabrication desdits produits
JPS5187181A (ja) * 1975-01-29 1976-07-30 Chisso Corp Kogakukatsuseitaioganjusuru ekishososeibutsu
JPS5811431B2 (ja) * 1976-01-10 1983-03-02 チッソ株式会社 光学活性エステル
US4029594A (en) * 1976-06-17 1977-06-14 Rca Corporation Novel liquid crystal compounds and electro-optic devices incorporating them
GB1596012A (en) * 1976-08-16 1981-08-19 Secr Defence Optically active liquid crystal materials and liquid crystal devices containing them
JPS6042225B2 (ja) * 1976-09-29 1985-09-20 チッソ株式会社 液晶化合物
JPS5943506B2 (ja) * 1976-11-11 1984-10-22 大日本印刷株式会社 液晶表示装置
JPS5945021B2 (ja) * 1976-12-21 1984-11-02 セイコーエプソン株式会社 液晶組成物
GB1603076A (en) * 1977-04-05 1981-11-18 Secr Defence Esters of (+)-4-(2'-methylbutyl)phenol and their use as liquid crystal materials
DE2827471C2 (de) * 1978-06-22 1982-09-02 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Flüssigkristallzelle mit einer induzierten cholesterischen Phase
DE2967129D1 (en) * 1979-05-28 1984-08-30 Merck Patent Gmbh Liquid-crystal compositions
CH645876A5 (de) * 1980-01-25 1984-10-31 Chisso Corp Halogenierte esterderivate mit positiver anisotropie und diese verbindungen enthaltende fluessigkristallmischungen.
JPS57165334A (en) * 1981-04-02 1982-10-12 Chisso Corp Halogenobenzene derivative having optical active 2- methylbutyloxyphenyl group
US4490277A (en) * 1981-05-29 1984-12-25 Grebenkin Mikhail F Mesomorphic material with low optical anisotropy and process for producing same
DE3151356A1 (de) * 1981-12-24 1983-07-07 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt 4-fluorbiphenylderivate, verfahren zu ihrer herstellung, diese enthaltende dielektrika und elektrooptisches anzeigeelement
US4424371A (en) * 1982-09-23 1984-01-03 Timex Corporation 3-Chloro-4-cyanophenyl 4'-substituted benzoates
JPH0233697B2 (ja) * 1982-11-24 1990-07-30 Chisso Corp Makenojudenihoseiomotsukogakukatsuseibutsushitsu
DE3377219D1 (en) * 1982-11-26 1988-08-04 Hitachi Ltd Smectic liquid crystal compounds and liquid crystal compositions
EP0115693B1 (en) * 1983-01-06 1987-08-26 Chisso Corporation Liquid crystalline compounds and mixtures thereof
US4614609A (en) * 1983-06-14 1986-09-30 Chisso Corporation Liquid crystalline biphenyl derivatives and mixtures thereof
JPS6122051A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Chisso Corp 液晶性エステル類及び液晶組成物

Also Published As

Publication number Publication date
US4689176A (en) 1987-08-25
JPS61267540A (ja) 1986-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0447658B2 (ja)
JPH0578542B2 (ja)
JPH0662476B2 (ja) メチレンオキシ基を有する液晶性化合物及びその組成物
JPH0417174B2 (ja)
JPH0610170B2 (ja) 新規光学活性化合物及び液晶組成物
JPH0699392B2 (ja) 強誘電性ピリジン化合物及び液晶組成物
JPH0623135B2 (ja) 液晶物質及び液晶組成物
US4729847A (en) Optically active liquid crystal compound having methyleneoxy group and composition containing same
JPH0443898B2 (ja)
US4913838A (en) Liquid crystal compound with a 4-(optically active alkyl)-3-cyanophenyl group
JPH0553780B2 (ja)
JPH0578543B2 (ja)
JPH0416454B2 (ja)
JPH0339499B2 (ja)
JPS62114937A (ja) 液晶性炭酸エステル及び液晶組成物
JPH07116131B2 (ja) チオエ−テル化合物及び液晶組成物
JP2510664B2 (ja) 液晶性化合物及びそれを含む液晶組成物、液晶素子
JPH0615508B2 (ja) 液晶性カルボナ−ト安息香酸誘導体及び組成物
JPH0578548B2 (ja)
JPS6092276A (ja) ピラジン誘導体
JPH0533944B2 (ja)
JPH01121244A (ja) 光学活性な液晶性化合物、それを含有する液晶組成物およびそれを使用した液晶素子
JPH0657677B2 (ja) 液晶性化合物およびそれを含む液晶組成物
JP2717309B2 (ja) アルコキシ―α―メチルアリルベンゼン類
JPS6366300B2 (ja)