JPS6042225B2 - 液晶化合物 - Google Patents

液晶化合物

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JPS6042225B2
JPS6042225B2 JP51116849A JP11684976A JPS6042225B2 JP S6042225 B2 JPS6042225 B2 JP S6042225B2 JP 51116849 A JP51116849 A JP 51116849A JP 11684976 A JP11684976 A JP 11684976A JP S6042225 B2 JPS6042225 B2 JP S6042225B2
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methyl
butyloxy
benzoic acid
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な液晶化合物に関し、更にくわしくは、そ
の光学活性体はコレステリツク液晶となり、又そのラセ
ミ体はネマチツク液晶となる化合物に関する。
叶11ぐ■R(I) L” 近時、液晶の表示素子への応用ならびにその実用化が大
いに進み、それに従つて既に多数の液晶化合物が見出さ
れて来ているが、実用的見地、即ち液晶表示素子の各分
野への利用の立場から見れば、更に各用途に適した液晶
化合物が要望されており、特に苛酷な使用条件下での長
期使用に耐え得る液晶材料が多く望まれている。
現在、単一の化合物でこの様な要求を満たすものは殆ん
どなく、従つて、この様な目的のためには安定な、かっ
いろいろな液晶温度領域を有する液晶化合物を複数種混
合して、使用目的に応じた好適な液晶組成物を得ること
が行なわれている。本発明はこの様な目的に対して有効
に利用し得る新規な液晶化’合物に関するものである。
即ち、本発明の化合物は次の一般式 (但し式中Rは炭素数1〜W個の直鎖のアルキル基又は
アルキルオキシ基を示し、来印は不整炭素原子を示す)
で表わされるP−(2−メチルーブチルオキシ)安息香
酸フェニルエステル類である。
本化合物は宋印の炭素原子が不斉炭素原子であつて、一
方の対掌体のみからなる光学活性体はコレステリツク液
晶相を与え、又、ラセミ体ではネマチツク液晶相を与え
る。
又本化合物はシッフ化合物の様に水分に対して不安定で
あるという様な欠点を持たず、又アゾキシ化合物のよう
に光に対して不安定であるという欠点も特たず化学的に
極めて安定な化合物である。化学的に安定なコレステリ
ツク化合物として既に知られているものの例としては次
の様なものがあげらる。
(特開昭51−78791) しかしこれ等は種々の通常使用目的に用いる液晶物質と
しては充分な広さのコレステリツク温度範囲を有してい
ないため、いずれも混合物として利用する必要があり、
そのためより好適な温度範囲に於てコレステリツク相を
呈する物質が要求される。
更に上記の各化合物は光学活性を有するアルキル基がベ
ンゼン核に直接結合した構造を有するために安価に工業
生産するには適さない。従つてこれ等製造困難な化合物
を数種類製造し、それ等の混合物である液晶化合物を調
合することは経済的に非実際的であることは明らかであ
る。本発明者等は特にこの点に注目し、製造のより容易
なコレステリツク化合物を種々探索した結果、前記(1
)式の化合物を見出して本発明に到達した。一般式(1
)で表わされる化合物類は光学活性を有するアルキル基
が酸素原子を介してベンゼン核に結合したP−(2−メ
チルーブチルオキシ)安息香酸のエステルであるため製
造が容易であり、かつ一つの中間原料であるP−(2−
メチルーブチルオキシ)安息香酸から一連の化合物が誘
導されるという経済的利点がある。本発明の化合物(■
)に於て光学活性のものはコレステリツク液晶となるが
、そのコレステリツク液晶温度範囲は比較的低いところ
にあるのでこの化合物類だけの混合物では特殊な低温で
の用途以外には不適当であるが、他のネマチツク液晶化
合物との併用には却つて好適である。
もし実質上100%コレステリツク化合物より成りかつ
通常の温度範囲でコレステリツク相を呈するコレステリ
ツク液晶材料が必要な場合にはコレステリツク温度範囲
が比較的高い領域にある化合物と混合することによつて
目的を達することが出来る。例えば本出願人が先に出願
した(特願昭51−95874(特開昭53−2114
8))次式(■)の化合物のコレステリツク温度範囲は
126〜230℃であるので本化合物との混合に好適で
ある。コレステリツク液晶はその散乱光の派長が温度に
よつて変化することを利用して温度表示等に利用される
ほか、コレステリツクニネマチツクの相5変化を利用し
た表示素子としての利用も有望視されている。
又ねじれた液晶を有する電界効果型表示素子(FETN
方式)に用いるNp液晶(誘電異方性が正のネマチツク
液晶)に小量(4).5〜2%程度)添加することによ
つて表示の均一性を増大させることにも使用される。こ
のFETN方式の表示の均一性の増大の目的に本発明の
化合物は単独で有効に使用できる。基本になるNp液晶
とそしては、14−シアノー4″−アルキルビフェニル
、4−シアノー4″−アルコキシビフェニル、4−シア
ノー4″−アルキルターフエニルよりなる混合液晶、2
P−アルコキシベンジリデンーP−アルキルアニリン類
とP−アルコキシベンジリデンーP−シアノアニリンよ
りなる混合液晶、3P−アルキル安息香酸P′−シアノ
フェニルエステルの混合液晶、4P−アルキルオキシ安
息香酸P″−シアノフェニルエステルとP−アルキル安
息香酸P′−シアノフェニルエステルとの混合液晶、5
P−アルコキシP″ーアゾキシベンゼン類にP−アルキ
ル安息香酸P″−シアノフェニルエステルを添加したも
の、等がある。この場合添加量が2%以下程度の少量で
あるので、たとえば化合物(1)の中でもコレステリツ
クーアイソトロビツク転移点の低い化合物(例えば(1
)式に於てRがC2H5のもの)を添加した場合でも混
合液晶の透明点が著るしく低下することはなく実用上あ
まり問題がないが、出来るだけ透明点の低下を防ぎたい
場合には(1)の化合物の中からなるべく透明点の高い
ものをえらべばよい(例えば(1)式でR=C6Hl3
O又はC7Hl5のもの)。
コレステリツクニネマチツクの相変化を利用して表示素
子を利用するためには本発明の(1)式の化合物をNp
液晶に10%程度添加する。
この場合(1)式の化合物の2種以上を組み合せて使用
するのが、通常の使用温度範囲に於ける利用に適する。
L 次に本発明の化合物(1)のラセミ体は化学的に安
定なネマチツク液晶として有用である。
この場合(1)式に於てRがアルキル基のものにあつて
は結晶化温度が低いため、多くの既存液晶組成物に少量
添加することによつてその結晶化温度を7下げ表示素子
が低温にさらされた場合の液晶の結晶化を防ぐのに役立
つ。この目的には(1)式でR=C7Hl5のものが好
適である。その理由はこのものを用いた場合に液晶の透
明点を下げる程度が最も小さいからてある。化合物(1
)を既存温晶つ組成物に少量添加する場合のもう一つの
効果はFETN方式の表示素子に於ける応答シキイ電圧
を必要に応じて上昇させる方向に変動させ得ることであ
る。この様な必要は液晶表示を時分割駆動する際の動作
電圧マージンを有利にすることと関連して生じる。以下
に本発明に係る化合物(1)について、その製造方法及
びその利用方法についての実施例を示し、更に詳細に説
明する。
実施例1 〔(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P
″−ヘプチルフェニルエステル((1)式に於てR=n
−C7Hl5のもの)の製造〕ます光学活性中間体であ
るP−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸を、特開
昭51−87181記載の方法に従つて、活性アミルア
ルコール即ち(−)2−メチルーブタノールー1を原料
として2−メチルー1−ブロモブタンを経て合成した。
このP−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸60y
に塩化チオニル100yを加え1時間還流下に加熱した
のち、過剰の塩化チオニルを減圧溜去して酸クロライド
を合成する。これにトルエン100m1を加えたものを
、P−n−ヘプチルフェノール60g、ピリジン100
m11トルエン200m1よりなる氷冷混合液に5分間
で滴下し1時間約80℃で加温後、冷却し、氷水中に注
いだ。それを分液し、その油層を稀塩酸→稀苛性ソーダ
水→水の順で洗浄したのちトルエンを溜去した。残留物
を減圧蒸溜し、その沸点230〜240。C/1.5m
nHyの留分をとつてエタノールより再結晶し、冷所で
淵過し、そ−の結晶物を再び減圧蒸溜して沸点234〜
235℃/1.5w0ItHyの無色液体321を得た
。この化合物、即ち(+)P−(2−メチルブチルオキ
シ)安息香酸P5−ヘプチルフェニルエステルは15安
Cでコレステリツク液晶となり、冷所に保存すると結晶
す!る。結晶の融点は18℃である。又このものの元素
分析の結果は次に示す通りよく理論値と一致している。
又、その赤外線吸収スペクトルを第1図に示す。実施例
2 〔(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息ク香酸
P′−オクチルフェニルエステル((1)式に於てR=
n−C8Hl7のもの)の製造〕実施例1と同様にして
P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸60gr′
.からその酸クロライドを合成し、これにトルエン10
0m1を加えたものを、P−n−オクチルフェノール6
2q1ピリジン100瓦t1トルエン200nLtより
なる氷冷混合液に5分間で滴下し、1時間約80℃に加
温後冷却し、氷と塩酸の混合物中に注ぐ。
それを分液しその油層を稀苛性ソーダ水、次いで水で洗
浄したのち減圧にしてトルエンを溜去した。それをエタ
ノールより再結晶し65qの無色の結晶を得た。このも
の、即ち(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息
″香酸P″−オクチルフェニルエステルは融点31〜3
2℃で等方性液体となり、等方性液体を冷却すると通常
20℃付近で結晶化しコレステリツク相は表われない。
しかし実施例1で得られたヘプチルエステルとの混合物
はコレステリツク相を呈し、その混合物のコレステリツ
クーアイソトロピツク転移点より外挿法によつて求めた
この化合物のコレステリツクーアイソトロピツク転移点
は10.5℃であつた。又、このものの元素分析値は次
の如く計算とよく一致している。又、このものの赤外線
吸収スペクトルを第2図に示す。
実施例3〔(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安
息香酸P5−ペンチルフェニルエステル((1)式でR
=n−C5Hllのもの)の製造〕実施例2に於けるP
−n−オクチルフェノールの代りにP−n−ペンチルフ
ェノールを使用する以外は実施例2に準する方法で製造
し無色の結晶を得た。
このもの即ち(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)
安息香酸P″−ペンチルフェニルエステルは融点24℃
で等方性液体となり、これを冷却すると−14℃でコレ
ステリツク液晶となる。元素分析値を次に示す。
ν豐Vν′υ
U◆0/0又、その赤外線吸収スペ
クトルを第3図に示す。
実施例4 〔(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P
″一エチルフェニルエステル((1)式に30y(7)
P−(2−メチルニワチルオキシ)安息香酸、18y(
7)P−エチルフェノール、0.5yの濃硫酸、0.3
yの硼酸を400m1のトルエンに混合して煮沸し、水
分を分離しつつトルエンを3(ロ)間還流させた。
反応液を水一稀苛性ソーダー水で洗浄し、トルエンを溜
去後、減圧蒸溜して195〜200℃/1.5圏Hyの
溜分をとり、それを再結晶して10gの無色結晶を得た
。このもの即ち(+)P−(2−メチルーブチルオキシ
)安息香酸P″エチルフェニルエステルは融点38℃で
等方性液体となりコレステリツク相は観察出来ない。し
かし実施例1で得られたヘプチルエステルとの混合物は
コレステリツク相を示し、その混合物のコレステリツク
ーアイソトロピツク転移点より外挿法により求めたこの
もののコレステリツク転移点は−2TCであつた。この
ものの元素分析を次に示す。又、このものの赤外線吸収
スペクトルを第4図に示す。
実施例5〔(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安
息香酸P″一エトキシフェニルエステル((1)式一に
於てR=C2ll5Oのもの)の製造〕20y(7)P
−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸より実施例1
と同様にしてその酸クロリドを合成し、これにトルエン
50Tn1を加え、これをP−エトキシフェノール13
.4q1ピリジン30m11トルエン60m1よりなる
氷冷混合物に滴下し1時間約80℃で加熱後冷却し、氷
一塩酸混合物に注ぐ。
分液後、稀苛性ソーダ水→水で洗浄してのちトルエンを
減圧溜去すると固体となり、これをエタノールより再結
晶すると23Vの無色結晶を得た。このもの即ち(+)
P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P″一エト
キシフェニルエステルは融点77℃で等方性液体となり
、これは冷却すると42′Cでコレステリツク液晶とな
る。元素分析体を次に示す。又、その赤外線吸収スペク
トルを第5図に示す。
実施例6 〔(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P
′−n−ヘキシルオキシフェニルエステル((1)式で
R=n−C6Hl3Oのもの)の製造〕60q0P−(
2−メチルーブチルオキシ)安息香酸より、実施例2に
於けるP−n−オクチルフェノール62ダの代りにP−
n−ヘキシルオキシフェノール579を使用する以外は
実施例2の方法とほぼ同じ方法で75yの無色の結晶を
得た。
このもの即ち(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)
安息香酸P″−n−ヘキシルオキシフェニルエステルは
融点61〜61.5℃で等方性液体になり、その等方性
液体を冷却すると46.5℃でコレステリツク相になる
。元素分析値は次の通りである。又、赤外線吸収スペク
トルを第6図に示す。
実施例7〔(±)P−(2−メチルーブチルオキシ)安
息香酸P5−n−ヘキシルオキシフェニルエステル((
1)に於てR=n−C6Hl3Oのものでラセミ体のも
の)の製造〕DL−2−メチルーブタノールー1500
yを2′の三ツロフラスコに入れて−10℃に冷やし、
そこへ三臭化燐530Vを2時間で滴下し、滴下後40
℃で3紛加熱する。
この反応物を120順Hyの減圧下で蒸溜して55〜6
5℃の溜分をとつた。この留分を50%塩化カルシウム
水で洗浄し、無炭酸カルシウムを加えて乾燥してから再
蒸溜して59〜600/95wrmHyの溜分即ち(±
)2−メチルー1−ブロモブタン528yを得た。一方
、P−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルのナトリウム
塩(NaO−C6H4−COOCH3)860gを1.
7e(7)N,N″−ジメチルホルムアジトに溶解し、
還流下に加熱し、そこへ先の500yの(±)2−メチ
ルー1−ブロモブタンを20分で滴下し、更に6時間加
熱攪拌した。
冷却後、5eの水の中ノに注ぎ込み、分液し、有機層を
稀塩酸で洗浄後、稀苛性ソーダで過剰に存在するP−ヒ
ドロキシ安息香酸メチルエステルを除去する。有機層を
苛性ソーダ250′、水1.2′、エタノール120m
1とともに3時間還流下煮沸してのち塩酸を加えて酸性
にし、析出する固体を枦過して集め水洗した後、ベンゼ
ンより熱沖過再結晶して351ダの(±)P−(2−メ
チルーブチルオキシ)安息香酸を得た。融点は113℃
である。この得られた(±)P−(2−メチルーブチル
オキシ)安息香酸60yを原料として、実施例6に準す
る方法で(±)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息
香酸P′−n−ヘキシルオキシフェニルエステルの無色
の結晶73yを得た。
融点は61〜61.5℃で、その等方性液体を冷却する
と46.5℃でネマチツク液晶相になる。元素分析値は
次の通りである。 リ◆!J/U
υ●0/υ又、その赤外線
吸収スペクトルは第7図に示す。
実施例8 〔(±)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P
′−n−ヘプチルフェニルエステル((1)式でR=n
−C7Hl,のもののラセミ体)の製造〕実施例7に於
て得られた(±)P−(2−メチルーブチルオキシ)安
息香酸60yを原料として実施例1に準する方法にて無
色の液体35yを得た。
このもの即ち(±)P−(2−メチルーブチルオキシ)
安息香酸P′−n−ヘプチルフェニルエステルの沸点は
233〜234゜C/1.5晒Hyl又15゜Cにてネ
マチツク液晶となり、冷所に保存すると結晶する。その
融点は18りCである。元素分析の結果は次!の通り。
又、このものの赤外線吸収スペクトルを第8図jに示す
実施例9〜13 実施例1〜6と同様にして第1表の実施例9〜13の欄
に示す光学活性体である(1)式の化合物を製造した。
その相転移点を実施例1〜6のそれ4と共)壬第1表に
示す。上表中、Cは結晶相を、Iは透明相(等方性液体
相)を、Chはコレステリツク液晶相を示す。
又、I−+Ch点はモノトロピツク液晶であることを示
す。実施例14(応用例) (+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P″
−n−ヘプチルフェニルエステル(実施例1で得られた
もの)とP−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P
″−n−オクチルフェニルエステル(実施例2て得られ
たもの)とP−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸
P″−n−ヘキシルオキシフェニルエステル(実施例6
で得られたもの)を2:2:1の重量比で混合して得た
コレステリツク液晶1yを次の組成Np型液晶を9yと
混合した。
4−シアノー4″−n−ペンチル ビフェニル 39%(重量)4−シア
ノー4″−n−ヘプチルビフェニル
23〃 4−シアノー4″−n−ペンチル オキシビフェニル 9〃 4−シアノー4″−n−ヘプチル オキシビフェニル 8.5〃 4−シアノー4″−n−オクチル オキシビフェニル 12.5〃 4−シアノー4″″−n−ベンチル ターフエニル 8〃 得られた混合物は58℃までコレステリツク相を呈し、
冷却しても過冷却状態となつて結晶は困難であり、コレ
ステリツク状態の下限温度は観測されなかつた。
この液晶混合物を電極間隔6ミクロンのセルに封入し周
波数1KHzの電圧を印加すると、シキイ電圧11ボル
トでコレステリツクーネマチツク相転移が起り、急激な
光透過率の増大が観察された。ビフェニル系Np液晶を
基本液晶とした本実験例以外の他のNp液晶、即ちシッ
フシアノ系液晶、シアノエステル液晶、アゾキシ系液晶
に対しても同様に使用できる。
図面の簡単な説明第1図は実施例1で得られた(十)P
−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P″−ヘプチ
ルフェニルエステルの、第2図は実施例2で得られた(
+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P′−
オクチルフェニルエステルの、第3図は実施例3で得ら
れた(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸
P′−ペンチルフェニルエステルの、第4図は実施例4
で得られた(+)P−(2−メチルーブチルオキシ)安
息香酸P″一エチルフェニルエステルの、第5図は実施
例5で得られた(+)P−(2−メチルーブチルオキシ
)安息香酸P″一エトキシフェニルエステルの、第6図
は実施例6て得られた(+)P−(2−メチルーブチル
オキシ)安息香酸P′−ヘキシルオキシフエ”ニルエス
テルの、第7図は実施例7で得られた(+)P−(2−
メチルーブチルオキシ)安息香酸P′−n−ヘキシルオ
キシフェニルエステルの、第8図は実施例8で得られた
(±)P−(2−メチルーブチルオキシ)安息香酸P″
−n−ヘプチルフェニルエステルの各赤外線吸収スペク
トルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中Rは
    炭素数1〜10個の直鎖のアルキル基又はアルキルオキ
    シ基を示し、*印は不整炭素原子を示す)で表わされる
    P−(2−メチル−ブチルオキシ)安息香酸フェニルエ
    ステル類。 2 ( I )式中の*印の付された不整炭素原子にもと
    づく光学活性体であり、単独又は混合状態でコレステリ
    ツク相を示すことのできる特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。 3 セラミ体でネマチツク相を示すことのできる特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。
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