JPS6048560B2 - ネマチツク液晶組成物 - Google Patents
ネマチツク液晶組成物Info
- Publication number
- JPS6048560B2 JPS6048560B2 JP7356776A JP7356776A JPS6048560B2 JP S6048560 B2 JPS6048560 B2 JP S6048560B2 JP 7356776 A JP7356776 A JP 7356776A JP 7356776 A JP7356776 A JP 7356776A JP S6048560 B2 JPS6048560 B2 JP S6048560B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- ester
- crystal composition
- weight
- nematic liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なネマチツク液晶組成物に関する。
さらに詳しくは白色で非常に安定でかつ温度範囲の広い
ネマチツク液晶組成物に関する。近年、エレクトロニク
ス技術等の進歩により、低電圧で駆動でき、かつ安価な
表示材料がが要求されている。この要求を満たす表示材
料として現在液晶が注目されており、既に一部の商品に
は液晶が使用されている。この注目されている液晶は有
機化合物よりなるが、一般の有機化合物が結晶→液体と
相変化するのに対して液晶は結晶から直接液体に変化し
ないで、この間に液体の持つ流動性と結晶の持つ複屈折
性を併せ持つ相を示す。
ネマチツク液晶組成物に関する。近年、エレクトロニク
ス技術等の進歩により、低電圧で駆動でき、かつ安価な
表示材料がが要求されている。この要求を満たす表示材
料として現在液晶が注目されており、既に一部の商品に
は液晶が使用されている。この注目されている液晶は有
機化合物よりなるが、一般の有機化合物が結晶→液体と
相変化するのに対して液晶は結晶から直接液体に変化し
ないで、この間に液体の持つ流動性と結晶の持つ複屈折
性を併せ持つ相を示す。
このような性質を有する液晶は液晶分子の配向の違いに
よりネマチツク液晶、スメクチツク液晶、コレステリツ
ク液晶に分けられる。
よりネマチツク液晶、スメクチツク液晶、コレステリツ
ク液晶に分けられる。
現在、表示材料として主に使用されている液晶はネマチ
ツク液晶である。
ツク液晶である。
このネマチツク液晶を用いた表示方式には光散乱方式と
電界効果型方式の二種類がある。本発明のネマチツク液
晶組成物は電界効果型方式に用いられる液晶である。
電界効果型方式の二種類がある。本発明のネマチツク液
晶組成物は電界効果型方式に用いられる液晶である。
さて液晶は表示材料として非常に有望であるが、液晶が
表示材料として用いられるためには次のようなことが要
求される。（１）常温を含み、液晶温度範囲が広いこと
。
表示材料として用いられるためには次のようなことが要
求される。（１）常温を含み、液晶温度範囲が広いこと
。
（２）液晶が化学的に安定であり、熱、光、酸素等によ
り分解劣化しないこと。（３）液晶を使用した表示体の
応答速度が速いこと、このためには液晶の粘度が低いこ
とが要求される。
り分解劣化しないこと。（３）液晶を使用した表示体の
応答速度が速いこと、このためには液晶の粘度が低いこ
とが要求される。
（４） 低電圧で駆動できること。
望ましくは電池１個（１．５Ｖ）で駆動できること。こ
のようなことが液晶材料には要求されるが、従来の液晶
材料には次のような欠点や改良しなければならない点が
あつた。
のようなことが液晶材料には要求されるが、従来の液晶
材料には次のような欠点や改良しなければならない点が
あつた。
（１）従来の液晶は主に分子中央にシッフ塩基を有する
液晶であつた（以下シッフ液晶と略記する）。
液晶であつた（以下シッフ液晶と略記する）。
しかし、シッフ液晶は水分の影響を受けやすいので、取
扱いやシールドが難しかつた。（２）比較的安定な液晶
としてアゾキシ化合物系の液晶がある。（以下アゾキシ
液晶と略記する。
扱いやシールドが難しかつた。（２）比較的安定な液晶
としてアゾキシ化合物系の液晶がある。（以下アゾキシ
液晶と略記する。
）。しかしこの液晶は可視領域の光を吸収するための紫
外線よりの可視光によつても劣化する欠点がある。この
欠点を除去する方法としては有色フィルターて表示部を
保護する方法がある。しかし、この方法では表示部全体
が特定の色に着色し、暗くなり表示能力がおちるという
欠点がある。（３）上記１、２で述べた欠点を有しない
と液晶として、白色で非常に安定な分子中央にエステル
結合を有する液晶がある（以下エステル液晶と略記する
。
外線よりの可視光によつても劣化する欠点がある。この
欠点を除去する方法としては有色フィルターて表示部を
保護する方法がある。しかし、この方法では表示部全体
が特定の色に着色し、暗くなり表示能力がおちるという
欠点がある。（３）上記１、２で述べた欠点を有しない
と液晶として、白色で非常に安定な分子中央にエステル
結合を有する液晶がある（以下エステル液晶と略記する
。
）しかし、エステル液晶は温度範囲が充分に確保できな
く、低温での反応速度がおそいため従来の表示体には使
われなかつた。
く、低温での反応速度がおそいため従来の表示体には使
われなかつた。
またこれらの液晶を用いた表示装置は、駆動電圧３Ｖ程
度であつたため、２個の電池で駆動するか、昇圧回路を
設ける必要があり、特に腕−時計においては、スペース
消費電力の点で問題があつた。
度であつたため、２個の電池で駆動するか、昇圧回路を
設ける必要があり、特に腕−時計においては、スペース
消費電力の点で問題があつた。
本発明はシッフ液晶やアゾキシ液晶を有する（１）、（
２）で述べた欠点を有しないエステル液晶を用−い従来
のエステル液晶が有していた温度範囲がせ．まく、応答
速度がおそいという欠点を改良し、１．５Ｖで駆動でき
る液晶を提供するためにされたものである。
２）で述べた欠点を有しないエステル液晶を用−い従来
のエステル液晶が有していた温度範囲がせ．まく、応答
速度がおそいという欠点を改良し、１．５Ｖで駆動でき
る液晶を提供するためにされたものである。
本発明のネマチツク液晶組成物は次のような構造式を有
する液晶を少なくとも含む液晶組成物でＺある。
する液晶を少なくとも含む液晶組成物でＺある。
（４−ｎ−アルキル安息香酸−４’ −シアノフー１エ
ニルエステル）ｊ（４−ｎ−アルキル安息香酸−４’−
ｎ −アルコキシフェニルエステル）（４’−ｎ −ア
ルキルー４−シアノターフエニール）（但し、Ｒ，，Ｒ
’は炭素数３〜９の直鎖アルキル基を示す）上記の液晶
は、それぞれ次のような性質を有す液晶である。
ニルエステル）ｊ（４−ｎ−アルキル安息香酸−４’−
ｎ −アルコキシフェニルエステル）（４’−ｎ −ア
ルキルー４−シアノターフエニール）（但し、Ｒ，，Ｒ
’は炭素数３〜９の直鎖アルキル基を示す）上記の液晶
は、それぞれ次のような性質を有す液晶である。
４−ｎ−アルキル安息香酸−４’ −シアノフェニルエ
ステルは誘電異方性が正の液晶であり、電界効果型液晶
にとつては必要不可欠な液晶である。
ステルは誘電異方性が正の液晶であり、電界効果型液晶
にとつては必要不可欠な液晶である。
４−ｎ−アルキル安息香酸−４’−ｎ ーアルコキシフ
ェニルエステルは融点の低い液晶であり、ネマチツク液
晶組成物の融点を下げるために必要である。
ェニルエステルは融点の低い液晶であり、ネマチツク液
晶組成物の融点を下げるために必要である。
４’−ｎ−アルキルー４−シアノターフエニールは融点
は高いが温度範囲が広い液晶てあり、ネマチツク液晶組
成物の温度を広けるために必要である。
は高いが温度範囲が広い液晶てあり、ネマチツク液晶組
成物の温度を広けるために必要である。
上記Ξ種類の代表的液晶の特性を表１に示す。
このような３種類の液晶を調合したところ、個々の液晶
がそれぞれの特徴を出し合つて非常に良い特性の液晶組
成物が得られた。調合例を表２に示す。表２かられかる
ように従来のエステル液晶が有していた温度範囲がせま
いという欠点は改良されており、通常の使用に対しては
何ら問題とならない。
がそれぞれの特徴を出し合つて非常に良い特性の液晶組
成物が得られた。調合例を表２に示す。表２かられかる
ように従来のエステル液晶が有していた温度範囲がせま
いという欠点は改良されており、通常の使用に対しては
何ら問題とならない。
又、応答速度はおそいという欠点は低温（Ｏ℃）で顕著
であつたが、同じ条件で作つたセルに液晶を充填してＯ
’Ｃて測定したところ従来のエステル液晶では１秒以上
かかつていたのが６００ミリ秒と短縮され、通常の表示
体にとつては何ら問題となるところがない。この応答速
度が速くなつた原因としては、粘度の低い４’−ｎ −
アルミー４−シアノターフエニールが混合されたためで
あると思われる。また、このネマチツク液晶組成物を、
第１図のような腕時計の表示部に用いたところ、第２図
に示すようなコントラスト特性を示し、１．５Ｖで駆ｂ
可能であることがわかつた。第３図は第１図にミす腕時
計のブ上ツク図である。このように本発明のネマチツク
液晶組成物は、Ｒ々の点で従来の液晶組成物よりはすぐ
れてい，。
であつたが、同じ条件で作つたセルに液晶を充填してＯ
’Ｃて測定したところ従来のエステル液晶では１秒以上
かかつていたのが６００ミリ秒と短縮され、通常の表示
体にとつては何ら問題となるところがない。この応答速
度が速くなつた原因としては、粘度の低い４’−ｎ −
アルミー４−シアノターフエニールが混合されたためで
あると思われる。また、このネマチツク液晶組成物を、
第１図のような腕時計の表示部に用いたところ、第２図
に示すようなコントラスト特性を示し、１．５Ｖで駆ｂ
可能であることがわかつた。第３図は第１図にミす腕時
計のブ上ツク図である。このように本発明のネマチツク
液晶組成物は、Ｒ々の点で従来の液晶組成物よりはすぐ
れてい，。
このようにすぐれている本発明のネマチツク之晶は、腕
時計、電卓等の表示部はもとより、Ｒ々の民生機器の表
示部に応用できるものであ，。特に本発明の液晶組成物
は１．５Ｖで駆動できゝのでコンパクトにまとめる必要
のある腕時計にｔ好適である。
時計、電卓等の表示部はもとより、Ｒ々の民生機器の表
示部に応用できるものであ，。特に本発明の液晶組成物
は１．５Ｖで駆動できゝのでコンパクトにまとめる必要
のある腕時計にｔ好適である。
第１図は腕時計の概観図である。
Claims (1)
- １ ４−ｎ−ブチル安息香酸−４′−シアノフエニルエ
ステル７重量％、４−ｎ−アミル安息香酸−４′−シア
ノフェニルエステル１０重量％、４−ｎ−ヘキシル安息
香酸−４′−シアノフェニルエステル１８重量％、４−
ｎ−ヘプチル安息香酸−４′−シアノフェニルエステル
１８重量％、４−ｎ−オクチル安息香酸−４′−シアノ
フェニルエステル２４重量％、４−ｎ−ブチル安息香酸
−４′−ｎ−ヘキシルオキシフェニルエステル１７重量
％および４′−ｎ−アミル−４−シアノターフエニール
６重量％からなることを特徴とするネマチツク液晶組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7356776A JPS6048560B2 (ja) | 1976-06-22 | 1976-06-22 | ネマチツク液晶組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7356776A JPS6048560B2 (ja) | 1976-06-22 | 1976-06-22 | ネマチツク液晶組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52156187A JPS52156187A (en) | 1977-12-26 |
| JPS6048560B2 true JPS6048560B2 (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=13521962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7356776A Expired JPS6048560B2 (ja) | 1976-06-22 | 1976-06-22 | ネマチツク液晶組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6048560B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54101784A (en) * | 1978-01-30 | 1979-08-10 | Hitachi Ltd | Liquid crystal composition |
-
1976
- 1976-06-22 JP JP7356776A patent/JPS6048560B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52156187A (en) | 1977-12-26 |
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