JP2778210B2 - 止め縫いデータ作成装置 - Google Patents

止め縫いデータ作成装置

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    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はミシンのための止め縫いデータを作成する装
置に関するものである。
従来の技術 ミシンは一般に、針を軸方向に往復動させる機構およ
び針と共同して縫目を形成する糸輪補足器を含む縫目形
成装置と、針の往復動方向にほぼ直角な方向に加工布等
の被縫製物を移動させる被縫製物移動装置とを備えるよ
うに構成される。そして、被縫製物移動装置を縫目模様
データに基づき、堀の往復動に同期して制御することに
より、自動的に縫目模様を形成することが広く行れてい
る。
また、ミシンにおいては、縫い始めと縫い終わりとの
少なくとも一方において糸端のほつれを防止するために
止め縫いを行うことが広く行われており、そのための止
め縫いデータを自動的に作成する装置が特開平1−2628
91号公報に記載されている。
この公報に記載されたミシンは縫目模様データに基づ
いて自動的に縫目模様を形成することが可能であるとと
もに、縫目模様を拡大もしくは縮小するための縫目模様
データの処理と、縫目模様の始めや終わりに止め縫いを
行うための止め縫いデータの作成も自動的に行うように
なっている。
発明が解決しようとする課題 上記ミシンにおいては、縫い始めや縫い終わりには必
ず止め縫いが行われるようになっているが、縫目模様を
構成する縫目自体のピッチが小さい場合には糸端がほつ
れる恐れはなく、止め縫いを行う必要はない。
特に、縫目模様が縮小され、縫目ピッチが著しく小さ
くなった場合には、止め縫いが行われれば縫目模様の縫
目と止め縫いの縫目とが団子状となり、縫製品の見栄え
が悪くなる。
そこで、本発明は、止め縫いが必要な場合には止め縫
いデータを作成するが、不必要な場合には止め縫いデー
タを作成しない止め縫いデータ作成装置を得ることを課
題として為されたものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために、本発明に係る止め縫いデ
ータ作成装置は、第1図に示すように、(a)複数の針
落ち位置データを含む縫目模様データを記憶する縫目模
様データ記憶手段1と、(b)その縫目模様データ記憶
手段に記憶された縫目模様データに基づいて、前記縫目
模様の縫い始めと縫い終わりとの少なくとも一方の予め
定められた数の縫目のうちの所定数以上の縫目の縫目ピ
ッチが基準ピッチ以上である場合には止め縫い必要と判
定し、縫目ピッチが基準ピッチ以上の縫目の数が所定数
未満の場合は、止め縫い不要と判定する止め縫い要否判
定手段と、(c)その止め縫い要否判定手段の判定結果
が肯定の場合には前記縫い始めと縫い終わりと少なくと
も一方についてその一方の縫目ピッチより小さい縫目ピ
ッチの止め縫いを実行するための止め縫いデータを作成
し、判定結果が否定の場合にはその止め縫いデータを作
成しない止め縫いデータ作成手段とを含むように構成さ
れる。
作用 上記構成の止め縫いデータ作成装置においては、縫目
模様データ記憶手段1に記憶された縫目模様データに基
づいて、止め縫い要否判定手段2が、縫目模様の縫い始
めと縫い終わりの少なくとも一方において、予め定めら
れた数のうちの所定数以上の縫目の縫目ピッチが基準ピ
ッチ以上である場合には止め縫い必要と判定し、それ以
外の場合に止め縫い不要と判定する。そして、止め縫い
必要と判定された場合、すなわち、一定数の縫目中に縫
目ピッチが基準ピッチ以上の縫目が所定数以上存在する
場合にのみ止め縫いデータ作成手段3が止め縫いデータ
を作成する。
発明の効果 したがって、基準ピッチを止め縫いが必要である縫目
ピッチの最小限の値に設定しておけば、止め縫いが必要
である場合には止め縫いデータが作成され、不必要な場
合には作成されないこととなる。それによって、止め縫
いが必要な場合にのみ止め縫いが行われることとなり、
不必要な止め縫いが行われて精製品の見栄えが悪くなる
ことを回避し得る。
特に、縫目模様の拡大,縮小を行うことが可能な場合
には、止め縫いが必要であるか否かは拡大,縮小後の縫
目ピッチによって変わるため、予め止め縫いが必要であ
るか否かを決めておくことができず、本発明の効果を最
も有効に享受することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第2図は本発明の一実施例である止め縫いデータ作成
装置を含む自動ミシンの斜視図である。テーブル10上に
ミシンアーム12が配設され、その前端部に針棒支持ケー
ス14が左右方向に移動可能に取り付けられている。針棒
支持ケース14は5本の針棒16を上下動可能に支持してお
り、各針棒16の下端には針18が取り付けられている。各
針18にはそれぞれ、図示しない糸供給源から針棒支持ケ
ース14上の糸調子器20および天秤22を経て種類の異なる
糸が供給される。針棒支持ケース14はミシンアーム12に
取り付けられた針選択モータ14により駆動されて移動
し、5本の針棒16および針18のいずれかを使用位置に位
置決めする。
使用位置に位置決めされた針棒16は図示しない動力伝
達機構を介してミシンモータ26に連結され、上下方向に
往復動させられる。使用位置にある針棒16に対向する位
置にミシンテーブル10からミシンベッド28が突設されて
おり、そのミシンベット28に針18と共同して加工布Wに
縫目を形成するための糸輪捕捉器(図示省略)が設けら
れていて、これら、針棒16,針18,ミシンモータ26,糸輪
捕捉器等が縫目形成装置29を構成している。
ミシンテーブル10の両側方には2個のY方向移動枠30
(第2図には一方のみ図示)が矢印Yの方向に移動可能
に設けられており、図示しないY軸駆動モータにより正
逆両方向に任意の距離だけ移動させられる。両Y方向移
動枠30間には支持枠32が張り渡されており、その支持枠
32によりX方向移動枠34が矢印Xの方向に移動可能に支
持されていて、図示しないX軸駆動モータにより正逆両
方向に任意の距離だけ移動させられる。X方向移動枠34
には、加工布Wを着脱可能に保持する加工布保持枠36が
取り付けられており、結局、加工布保持枠36はX−Y平
面上の任意の位置へ移動可能覆である。以上、Y方向移
動枠30,Y軸駆動モータ,X方向移動枠34,X軸駆動モータ,
加工布保持枠36等が加工布送り装置38を構成している。
ミシンアーム12の側面にはミシン操作装置40が設けら
れているが、さらに、主制御装置42および入力装置44が
接続されている。入力装置44は、キーボード46,マウス4
8およびライトペン50を含んでいる。マウス48およびラ
イトペン50は表示装置52との共同によりデータを入力す
るものである。キーボード46から入力されたデータ,主
制御装置42において作成されたデータ,ミシンから送ら
れたデータ等も表示装置52に表示される。主制御装置42
には外部記憶装置54が接続されている。この外部記憶装
置54は磁気ディスク装置もしくは磁気テープ装置で構成
される。
上記各装置から成る制御部の構成を第3図に示す。主
制御装置42は、CPU60,ROM62およびRAM64がバス65で接続
されて成るコンピュータを主体とするものであり、RAM6
4には第4図に示すように縫目模様データメモリ66,編集
データメモリ68および止め縫いデータメモリ69がワーキ
ングメモリ70と共に設けられている。また、ROM62には
第5図のフローチャートで表される縮小処理ルーチンお
よび第6図のフローチャートで表される縫目形成ルーチ
ンを始めとする種々の制御プログラムが格納されてい
る。
前記縫目形成装置29,加工布送り装置38,ミシン操作装
置40,表示装置52および入力装置44はそれぞれ制御回路7
2,74,76,78および80を介してCPU60に接続されている。
外部記憶装置54は、ROM82として機能する部分と、RAM84
として機能する部分と、制御回路86とを備えており、や
はりCPU60に接続されている。
以上のように構成された自動ミシンにおいては、各種
の縫目模様を形成するための縫目模様データが外部記憶
装置54に格納されており、縫目模様を形成する必要が生
じた場合には、この外部記憶装置54からRAM64の縫目模
様データメモリ66に読み込まれる。そして、CPU60がこ
の縫目模様データおよびROM62に格納された縫目形成ル
ーチンに基づいて、針18の往復動に同期して加工布送り
装置38を制御することにより、所定の縫目模様が形成さ
れ、かつ、縫目模様の縫い始めに止め縫いが必要な場合
には止め縫いが行われる。
縫目模様は、読み込まれた縫目模様データ通りに形成
することも可能であるが、向きを変えたり、拡大,縮小
したりして形成することも可能である。この場合には、
縫目模様データを構成する複数の針落ち位置データにCP
U60による処理が施され、編集データメモリ68へ格納さ
れる。この編集データメモリ68のデータに基づいて縫目
模様が形成されれば、拡大,縮小されあるいは回転させ
られた縫目模様が形成される。
拡大あるいは回転のための編集処理は通常のものであ
るので説明を省略し、以下、縮小についてのみ説明す
る。
今、第7図に示すジグザグ模様88が選択され、それを
形成するための縫目模様データが縫目模様データメモリ
66に格納されているものとする。この縫目模様データが
そのまま実行されれば、2mm×0.5mmの領域に20個の縫目
が形成され、ジグザグ模様88が形成される。
しかし、今、縫目模様を1/5に縮小することが指示さ
れ、第7図の縫目模様がそのまま1/5に縮小されたとす
れば、0.4mm×0.1mmの微細な領域に20個の縫目が形成さ
れることとなり、縫目が団子状となって見栄えのよう縫
目模様は形成されない。そこで、本実施例装置において
は、縫目の多くが省略されて、第8図に示すジグザグ模
様90が形成されるようになっている。そのための処理
を、第5図のフローチャートに基づいて具体的に説明す
る。
まず、ステップS1(以下、単にS1で表す。他のステッ
プについても同様)において、縫目模様データに縫目を
1/5に縮小するための処理が行われる。縫目模様データ
は、点O0〜O20の座標を表す21個の針落ち位置データか
ら成っており、これら針落ち位置データのうちの最初の
2個が縫目模様データメモリ66から読み出され、それら
の座標値がそれぞれ1/5とされて仮の縮小縫目模様デー
タとされるのである。
続いて、S2において、仮の縮小縫目模様データに基づ
いて縫目ピッチPn(n=1,2,・・・)が演算される。点
O0.O1の座標値が1/5とされた第8図の点Q0,Q1について
縫目ピッチP1、すなわち線分Q0Q1の長さが演算されるの
である。そして、S3においてこの縫目ピッチP1が基準ピ
ッチPNG(本実施例においては0.2mmに設定されている)
以上であるか否かが判定される。いま仮に、縮小率が1/
2であるとすれば、縫目ピッチP1が約0.25となるため、
この判定の結果がYESとなり、S4においてその針落ち位
置データが縮小縫目模様データとして採用され、RAM64
の編集データメモリ68に格納される。縫目ピッチが比較
的大きい場合には、S2〜S5が繰り返し実行されるうちに
S5の判定結果がYESとなり、縫目模様データを構成する
針落ち位置データのすべてが縮小処理されて編集データ
メモリ68に格納される。
それに対して、第8図の場合には、S3の判定結果がNO
となる。そのため、S6において現に読み出されている針
落ち位置データ(ここでは点Q1の座標値)が最終針デー
タであるか否かが判定される。ここでは判定の結果はNO
であるため、S7において次の針落ち位置、すなわち点Q2
までの距離が演算され、これが縫目ピッチPn(ここでは
P2)であるとして、S3において基準ピッチPNGと比較さ
れる。第8図の場合には、この判定の結果も勿論NOであ
るため、再びS6およびS7が実行される。この処理が繰り
返されるうち、点Q9までの距離が演算されれば、その距
離は約0.206mmとなり、基準ピッチPNGとして設定されて
いる0.2mm以上であるため、S3の判定結果がYESとなり、
S4において点Q9を表す針落ち位置データが最終的な縮小
縫目模様データを構成する針落ち位置データとして編集
データメモリ68に格納される。
続いて、S5の判定が行われるが、この判定の結果もNO
であるため、再びS1以降が実行される。点Q9と点Q10
降の各点を表す針落ち位置データとの組合せについて、
同様の処理が行われるのであり、点Q9と点Q18との組合
せについてS3の判定結果がYESとなるため、点Q18を表す
針落ち位置データが最終的な縮小縫目模様データを構成
する針落ち位置データとして編集データメモリ68に格納
される。
その後は、点Q18と点Q19とを表す針落ち位置データの
組合せと、点Q18とQ20とを表す針落ち位置データの組合
せとについて順次S3の判定が行われるが、いずれの判定
結果もNOであり、後者の判定結果がNOとなった後、S6の
判定結果がYESとなるため、第5図の縮小処理は終了す
る。すなわち、本例においては、点O0〜点O20を表す針
落ち位置データの集合から成る縫目模様データが点Q0,
点Q9および点Q18の針落ち位置データから成る縮小縫目
模様データに変更されるのである。
なお、以上の説明は、理解を容易にするために、縫目
模様の縫目が全て同一の縫目ピッチを有する場合につい
て行ったが、実際には、種々の縫目ピッチを有する縫目
から成る縫目模様が形成されることが多く、その場合に
は、一つの縫目模様内に針落ち位置データが無視される
部分と無視されない部分とが生じることとなる。
上記縫目模様の拡大,縮小のためのデータ処理はミシ
ンの運転開始に先立って行われるが、止め縫いデータの
作成はミシンの運転中に、第6図のフローチャートが実
行されることにより行われる。
主制御装置42が縫目模様を形成可能な状態とされれば
S11が繰り返し実行され、起動信号の入力が持たれる。
そして、作業者によりミシン操作装置40の起動スイッチ
が操作されればS11の判定結果がYESとなり、S12におい
て縫い始めの縫目ピッチPnが演算される。本実施例にお
いては、形成されるべき縫目模様の先頭の3個の縫目ピ
ッチが演算される。そして、S13においてこれら3個の
縫目ピッチのすべてが基準ピッチP2以上であるか否かの
判定が行われる。本実施例において、基準ピッチP2は1m
mに設定されており、3個の縫目ピッチがすべて1mm以上
である場合には、S13の判定結果がYESとなり、S14にお
いて止め縫いデータが作成され、S15において止め縫い
が実行された後、縫目模様の第1番目の縫目が形成され
る。
止め縫いデータは、止め縫いが縫目模様の縫目に沿っ
て行れるように作成される。例えば、縫目模様が第9図
に示すジグザグ模様92である場合には、第1番目と第2
番目との針落ち位置データに基づいて止め縫いの実行方
向が決定され、縫目ピッチPSの3個の止め縫い用縫目94
を形成するための針落ち位置データが作成される。な
お、第1,第2の針落ち位置データによって形成される第
1番目の縫目のピッチが第10図に示すように短く、第1
番目の縫目に沿って3個の止め縫い用縫目96を形成し得
ない場合には、第2番目以降の縫目に沿っても止め縫い
用の縫目96が形成されるように針落ち位置データが作成
される。これら針落ち位置データの作成は、前記特開平
1−262891号公報に詳細に記載されているものと同様で
あるため詳細な説明は省略する。
上記S13〜S15の実行後、S16において次の針落ち位置
データが読み出され、S17においてその針落ち位置デー
タが実行されることにより、縫目模様の第2番目の縫目
が形成される。
続いて、S18において中断指令の有無が判定される。
本実施例のミシンにおいては、糸切れが発生した場合に
はそれが検出され、ミシンが自動的に停止させられるよ
うになっており、このミシン停止指令が中断指令の一つ
である。また、本ミシンは一連の縫目形後、自動的に糸
を切断する自動糸切り装置を備えており、この自動糸切
り装置の作動に関連して発せられる中断指令もある。自
動糸切り装置の作動指令には、自動糸切り後にミシンを
停止させるべきことを指令するものと、自動糸切り後に
加工布の位置を移動させ、起動スイッチの操作なしで縫
製を続行すべきことを指令するものとの2種類があり、
これら2種類の指令も中断指令なのである。
通常は、この中断指令は発せられていないため、S18
の判定結果がNOとなり、S19において現に実行された針
落ち位置データが最終針用のデータであるか否かが判定
される。通常は、この判定の結果もNOとなり、再びS16
以降が実行され、S16〜S19の実行の繰り返しにより、縫
目模様が形成される。そして、S19の判定結果がYESとな
ったとき、一連の縫目模様の形成が終了する。
上記S18の判定結果がYESであった場合には、S20の中
断処理が行われる。前記3種類の中断指令に伴う処理が
行われるのである。この中断処理が行われている間、S2
1およびS22が繰り返し実行される。糸切れ検出もしくは
自動糸切り装置の作動に伴ってミシンが停止させられた
場合には、やがて作業者によって起動スイッチが操作さ
れるため、S21の判定結果がYESとなる。また、自動糸切
り後、縫目の形成が続行される場合には、S22の判定結
果がYESとなる。いずれの場合にも、プログラムの実行
はS12に戻り、S13において止め縫いが必要であるか否か
が判定され、必要であればS14において止め縫いデータ
が作成され、S15においてその止め縫いデータが実行さ
れる。
以上、止め縫いが必要な場合について説明したが、縫
い始めの3個の縫目がすべて基準ピッチPZより小さい場
合には止め縫いの必要がない。この場合にはS13の判定
結果がNOとなり、S14およびS15が実行されることなくS1
7において第1番目の縫目が形成され、以後、S16〜S19
が繰り返し実行されて縫目模様が形成される。
以上の説明から明らかなように、本実施例において
は、縫目模様の拡大,縮小等が行われない場合には縫目
模様データメモリ66が、また、拡大,縮小等が行われる
場合には編集データメモリ68がそれぞれ縫目模様データ
記憶手段1として機能する。また、主制御装置42のS12
およびS13を実行する部分が止め縫い要否判定手段2を
構成し、S15を構成する部分が止め縫いデータ作成手段
3を構成している。
次に、本発明を縫目模様の縫い終わりの止め縫いに適
用した場合の実施例を第11図に示す。
本実施例においては、通常はS31〜S33が繰り返し実行
されて縫目模様が形成されるのであるが、読み出された
針落ち位置データが最終針用のデータ、もしくは自動糸
切り装置作動直前のデータである場合には、S33の判定
結果がYESとなり、S34以降において止め縫いデータの作
成が行われる。
まず、S34において、模様縫目の最後の縫目のピッチP
Eが演算され、S35においてその縫目ピッチPEが基準ピッ
チPZ以上であるか否かが判定される。縫目ピッチPEが基
準ピッチPZより小さければ止め縫いの必要がないため、
S36およびS37がスキップされる。止め縫いデータが作成
されず、止め縫いが実行されないのである。S38におい
て最終針データであるか否かが判定され、判定の結果が
YESであれば一連の縫目の形成が終了する。また、S38の
判定結果がNOであれば、S39において自動糸切り処理が
行われる。S38が実行されるのはS33がYESになった場合
のみであるため、S38の判定結果がNOであるということ
は現に実行された針落ち位置データは自動糸切り直前の
データであったこととなるため、自動糸切りが行われ、
一連の縫目模様の形成が終了するのである。
一方、S35の判定結果がYESであった場合、すなわち、
最後の縫目の縫目ピッチPEが基準ピッチPZより大きかっ
た場合には、止め縫いが必要であるためS36において縫
目ピッチPSで止め縫いを行うための止め縫いデータが作
成され、S37においてその止め縫いデータが実行され
る。これら止め縫いデータの作成およびその実行は、前
記実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施例においては、主制御装置42のS34およびS35お
よび実行する部分が止め縫い要否判定手段2を構成し、
S36を実行する部分が止め縫いデータ作成手段3を構成
している。
なお、上記両実施例においては、止め縫いが必要であ
るか否かの判定基準である基準ピッチPZと止め縫いの縫
目ピッチPSとは異ならされているが、同一の値とするこ
とも可能である。さらに、縫い始めと縫い終わりとの止
め縫いの基準ピッチが共にPZで同一とされているが、こ
れらを異ならせることも可能である。
また、縫い終わりの止め縫いが必要であるか否かが、
最終の1個の縫目の縫目ピッチが基準ピッチPZ以上であ
るか否で判定されるようになっているが、縫い終わりの
複数の縫目のピッチが一つでも基準ピッチPZ以上である
か否かで判定されるよにすることも可能である。縫い始
めの止め縫いについて基準ピッチPZと比較すべき縫目の
数も任意に定め得る。
前記両実施例においては、それぞれ縫い始めと縫い終
わりとの一方について止め縫いデータが作成されるよう
になっていたが、両方について作成されるようにするこ
とも可能である。さらに、止め縫いの縫目形成方向も前
記実施例におけるように個々の縫目に沿った方向に限定
されるわけではなく、縫目模様全体の形成方向(第7図
の実施例においては上下方向)とすることも可能であ
る。
前記両実施例においては、止め縫いデータが縫目模様
データとは別の記憶領域に格納されるようにされてい
た。これは、糸切れ発生や作業者の意志による縫目形成
の中断は何時発生するか予想できないため、止め縫いデ
ータは縫目模様データとは別に扱う方がよいからであっ
て、当初から予定されている止め縫いをお行うための止
め縫いデータは縫目模様データと共に同じ記憶領域に格
納されるようにすることも可能である。この場合には、
ミシンとは独立したデータ処理装置に止め縫いデータ作
成機能を持たせることにより本発明を実施することも可
能である。例えば、作成された止め縫いデータが磁気デ
ィスク,磁気テープ等に格納されるようにし、ミシンに
はこれらの読取装置を設けるのである。
本発明は拡大,縮小機能を有するデータ処理装置に適
用した場合に特に有効なものであるが、拡大,縮小の機
能を有さない装置にも適用し得る。
その他、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した態様で実施することができる。
さらに付言すれば、前記実施例においては、縫目模様
データを構成する針落ち位置データの縮小処理と、針落
ち位置データの無視処理とが並行して行われるようにな
っているのであるが、先ず、すべての針落ち位置データ
に関して縮小処理が行われた後、無視処理が行われるよ
うにプログラムを変更することが可能である。逆に、基
準ピッチを指定された縮小率の逆数倍した値を演算して
基準値とし、縫目模様データそのものについて求めた縫
目ピッチと基準値とを比較して、針落ち位置データを無
視するか否かを決定するようにプログラムを変更するこ
とも可能である。
上記無視処理と止め縫いデータの不作成とは共に縫目
模様データの縮小処理によって縫目ピッチが著しく小さ
くなった場合に特に必要になることであり、かつ、その
必要の有無の判定が共に縫目ピッチを基準ピッチと比較
することによって行われる点において共通しており、縫
目模様データの縮小処理機能を有するデータ処理装置に
一緒に適用することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図であ
る。第2図は本発明の一実施例である止め縫いデータ作
成装置を含む自動ミシンの斜視図である。第3図はその
自動ミシンの制御部を示すブロック図であり、第4図は
その制御部のRAMの構成を概念的に示す図である。第5
図および第6図は上記制御部のROMに格納されている制
御プログラムのうち、本発明に関連の深い部分のみを取
り出して示すフローチャートである。第7図,第8図,
第9図および第10図は上記フローチャートの実行を説明
するための図である。第11図は本発明の別の実施例にお
けるフローチャートである。 29:縫目形成装置、38:加工布送り装置 42:主制御装置、54:外部記憶装置 92:ジグザグ模様 94,96:止め縫い用縫目

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縫目模様データに基づいて縫目模様を形成
    し得るミシンのための止め縫いデータを作成する装置で
    あって、 前記縫目模様データを記憶する縫目模様データ記憶手段
    と、 その縫目模様データ記憶手段に記憶された縫目模様デー
    タに基づいて、前記縫目模様の縫い始めと縫い終わりと
    の少なくとも一方の予め定められた数の縫目のうちの所
    定数以上の縫目の縫目ピッチが基準ピッチ以上である場
    合には止め縫い必要と判定し、縫目ピッチが基準ピッチ
    以上の縫目の数が所定数未満の場合は、止め縫い不要と
    判定する止め縫い要否判定手段と、 その止め縫い要否判定手段の判定結果が肯定の場合には
    前記縫い始めと縫い終わりとの少なくとも一方について
    その一方の縫目ピッチより小さい縫目ピッチの止め縫い
    を実行するための止め縫いデータを作成し、判定結果が
    否定の場合にはその止め縫いデータを作成しない止め縫
    いデータ作成手段と を含むことを特徴とする止め縫いデータ作成装置。
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