JPS5922547B2 - ミシンのプログラム装置 - Google Patents

ミシンのプログラム装置

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JPS5922547B2
JPS5922547B2 JP50036636A JP3663675A JPS5922547B2 JP S5922547 B2 JPS5922547 B2 JP S5922547B2 JP 50036636 A JP50036636 A JP 50036636A JP 3663675 A JP3663675 A JP 3663675A JP S5922547 B2 JPS5922547 B2 JP S5922547B2
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JP
Japan
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lever
sewing machine
operating
manual
arm
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JP50036636A
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JPS51112645A (en
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敏夫 佐々木
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS51112645A publication Critical patent/JPS51112645A/ja
Publication of JPS5922547B2 publication Critical patent/JPS5922547B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/22Devices for stopping drive when sewing tools have reached a predetermined position
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミシンのプログラム装置に関するもので、特に
は、ミシン機枠外部から操作し化モータ駆動回路に作用
しミシンの運転、停止を制御し得る手動操作レバーと、
ミシンの各種制御装置のうちの少な(とも一つに作動的
に連結されミシン機枠外部からの操作によりその制御装
置の作用状態を変更可能に設定するための手動操作部材
とを備えたミシンにおいて、前記手動操作レバーがミシ
ンの運転を停止するための第一の位置と前記手動操作部
材の作用を受けた状態にてミシンを運転するための第二
の位置と更に別の第三の位置とに選択的に移動し得るよ
うに構成するとともに、該操作レバーを前記第一の位置
から第二の位置を通過して第三の位置へ向って移動した
後解放すればそ〕操作レバーは第二の位置へ復帰移動し
てその第二の位置に保持され、その第二の位置から再度
前記第三の位置へ向ってその操作レバーを移動させた後
解放すれば前記第二の位置を通過して前記第一の位置へ
復帰移動するように構成し、且つ前記第三の位置におい
ては前記手動操作部材と干渉することなく一時的に前記
制御装置の作用状態を変更し得るようにし、また、前記
第二の位置に保持された手動操作レバーを必要に応じて
直接前記第一の位置へ復帰移動し得るようにした装置に
係り、その目的とするところは、手動操作レバーの一連
の操作によりミシンの制御装置の異なる二つの作用状態
における運転及びその運転の停止をプログラムに従って
制御し得るとともに、必要に応じてそのプログラムを解
除し得る操作性に富む新規なミシンのプログラム装置を
提供することにある。
以下に本発明をミシンの止め縫装置に具体化シた一実施
例について図面を参照して説明する。
図中1はミシン機枠2に支承されたミシンの主軸、3は
その主軸の端部に固定されたハンドホイール、4は前記
主軸1を駆動するための電動モータで、モータプーリ5
と前記主軸1に固定された駆動プーリ6との間に掛けら
れたベルト7を介して前記主軸1を駆動する。
8,9,10は前記モータ4の回転速度を予め選択設定
するための速度設定用押しボタンで、解除用押しボタン
11とともにミシンの脚柱部前方に配列されている。
12は前記脚柱部前面に固定された篩板、13はその篩
板12に回動可能に支持された軸14に固定された振幅
調節用の第一の手動操作つまみ、15はそのつまみ13
と一体に回動するように前記軸14に固着された調節板
、16は前記軸14に遊嵌された作動腕で、連桿17に
より公知の鉄棒連桿(図示せず)に作動的に連結されて
おり、該作動腕16の軸14のまわりの回動により前記
針棒連桿を移動させ、ギの鉄棒連桿に支持されたコロと
公知の揺動リンク(図示せず)の揺動支点との距離の変
更により針棒に付与される揺動運動量を変更し得る。
また前記作動腕16には係合ピン18が植設されるとと
もに二叉部16aが形成されており、その係合ピン18
は前記調節板15に形成された突起15aに相対してい
る。
19は前記篩板12に固定された軸20に回動可能に支
持されり連係レバーで、その一端に植設されたピン21
が前記作動腕16の二叉部16aに嵌合しており、前記
篩板との間に張設された引ばね22の作用により該連係
レバー19を第2図における反時計方向に付勢し、もっ
て前記作動腕16に同図における時計方向への回動力を
付与している。
それ故、前記係合ピン18が調節板15の突起15aに
当接し、その調節板15を軸14及び前記第一の手動操
作つまみ13とともに同図における時計方向へ付勢する
が、第一の手動操作つまみ13を東後述する第二の手動
操作つまみと同様の係止手段によりその付勢力に抗して
任意の回動位置に保持されるように構成されているため
、前記作動腕16も前記係合ピン18と調節板15の突
起15aに当接してその後の回動が規制される。
従って、今前記手動操作っまみ13が回動操作されると
、調節板15と作動腕16が一体的に回動し、前述した
ように、揺動リンクの揺動支点に対するコロの位置が変
更され、針棒に付与される揺動振幅を変更し得るもので
、前記揺動リンク、コロ、連桿17、作動腕16等によ
り振幅調節装置を構成している。
また23は前記篩板12に回動可能に支持された軸24
に固定された送り量調節用の第二の手動操作つまみ、2
5はそのつまみ23と一体に回動するように前記軸24
に固着された送り調節カム部体で、そのカム部体25の
端部には正送り量設定用カム面25aが形成されている
26は前記篩板12の裏面にねじ27により固着された
板ばねで、その先端には係止ピン28が固定されており
、その係止ピン28は篩板12を貫通して前記第二の手
動操作つまみ23の裏面に刻設されたローレットに係合
し、そのつまみ23を任意の回動位置に保持するもので
あり、前記第一の手動操作つまみ13についても同様の
構成を有している。
更に、29はミシンの機枠に固着されたブラケット、3
0はそのブラケットに段ねじ31にまり回動可能に支持
された送り制御レバー、32は前記段ねじ31にまり回
動可能に支持された送り制御腕で、ねじ33により前記
レバー30に固定されてそのレバーと一体に回動する。
そしてその送り制御腕32の先端には前記送り調節カム
部体25のカム面25aに相対係合し得る係合ピン34
が植設されている。
35はミシン機枠及び前記ブラケット29により回動可
能に支持された送り調節軸、36はその軸の一端に固着
された公知の送り調節部体、37は前記軸35の他端に
固着された連結腕、38はその連結腕と前記送り制御レ
バー30とを連結するロンド、39は前記送り調節軸3
5に巻装された巻ばねで、その軸35に第3図における
時計方向への回動力を付与しており、それにより前記送
り制御腕32の係合ピン34が送り調節カム部体25の
カム面25aに当接するものである。
従って、今前記第二の手動操作つまみ23が回動操作さ
れると、送り調節カム部体25、送り制御腕32、送り
制御レバー30、ロット38、連結腕37により送り調
節軸35が回動され、送り調節部体36の設定位置が変
更されて送り歯に付与される送り量を調節し得るもので
あり、前記送り調節部体36、送り制御レバー30、送
り制御腕32、送り調節カム部体25等により送り調節
装置を構成している。
なお、前記送り調節部体36と送り歯との作動連結はよ
く知られているので省略する。
40はミシンの顎部上方に位置しミシン前面側から操作
し得るように配置された手動操作レバーで、ミシン機枠
に回動可能に支承された軸41の前端に固着されており
、その軸41の後端側には連結腕42が固着されている
43はミシン機枠に固着された支持腕44に段ねじ45
により回動可能に取付けられた操作腕で、その一腕にて
リンク46により前記連結腕42に連結されており、細
腕には作動突起43a及び嵌合孔43bが形成されてい
る。
47は前記段ねじ45にまり回動可能に支持板44に取
付けられた切換腕で、その一腕には第一乃至第三の軸筒
部48a乃至48cを有する軸ピン48が固定されてお
り、細腕において前記操作腕43との間に張設された引
ばね49の作用により前記第二〇軸筒部48bが操作腕
43の嵌合孔43bの上側縁に当接し、常にはその状態
にて前記操作腕43と切換腕47とが一体的に回動する
50は中間部にて段ねじ51によりミシン機枠2に回動
可能に取付けられた切換レバーで、その一端に形成され
た二叉部50aに前記軸ピン48の第三〇軸筒部48a
が嵌合しており、ミシン機枠との間に張設された引ばね
52の作用により該切換レバー50は第2図における時
言th向へ付勢されている。
従って、前記切換腕47及び操作腕43には同図におい
て反時計方向への回動力が付与されており、操作腕43
の一側縁が前記支持板44に形成された折曲部44aに
当接することにより第2図及び第4図に示す位置より反
時計方向へは回動し得ないようになっている。
53は前記支持板44に取付軸54によりその軸ノまわ
りの回動と傾動とが可能に取付けられた係止腕、55は
その係止腕53と前記支持板44との間において前記取
付軸54に巻装された巻ばねで、第4図に示すように、
その一端は前記支持板44に係止されるとともに、他端
は前記係止腕53に沿って延びて後述する傾斜部に係止
され、その係止腕53に第4図における時計方向の回動
力を付与するとともに、その係止腕53を第6図におけ
る矢印り方向に付勢している。
従って、該係止腕53Dζ第4図に示すように、その下
端突出部が前記支持板44の一側縁に当接してその後の
時計方向への回動を規制されるとともに、第6図に示す
ように、前記取付軸540頭部に接触し、常には前記操
作腕43及び切換腕47と平行する状態に保持されてお
り、その状態において係止腕53の一側縁が前記軸ピン
48の第一〇軸筒部48aと相対係合し得るように配置
されている。
而して前記係止腕53の一側縁には、前記切換腕41が
第4図の状態から時計方向へ回動された時前記軸ピン4
8の第一の軸筒部48aが係合して前記係止腕53を巻
ばね55の作用に抗して反時計方向へ回動させるための
傾斜縁56と、その傾斜縁を乗り越えた前記軸ピン48
が前記切換腕47の引続く時計方向への回動の際係合す
る案内縁57と、その案内縁57に続き前記第一〇軸筒
部48aと係合して(第9図参照)前記切換腕47のそ
れ以上の回動を規制するための係止縁58とが形成され
ている。
59は先端が前記傾斜縁57と案内縁58の間に位置す
る係合溝であって、前記切換腕47が第9図に示す状態
から反時計方向へ復帰回動された時その上側縁が前記第
一の軸筒部48aに当接し、前記切換腕47の第4図の
位置への復帰回動を阻止するとともに、前記係止腕53
が第9図に示す位置から第8図に示す位置まで巻ばね5
5の作用により回動するのを許容する。
そしてその係合溝59の内側縁に前記第一〇軸筒部48
aが係合することにより前記係止腕53のそれ以上の回
動が阻止され、第8図に示す状態に保持されるように構
成されている。
6゜は前記係合溝59に続く案内溝で、第8図に示す位
置から切換腕47が再度第10図に示す位置の回動され
るのを許容するものであり、その下側縁に前記第一〇軸
筒部48aが係合することによりその後の切換腕47の
時=坊向への回動が阻止される。
61は前記案内溝60の右側縁に続きその上方に位置す
る傾斜部で、第6図に示すように、その先端は前記切換
腕47及び操作腕43から離れる方向に向って傾斜して
いる。
従って、前記切換腕47が第10図に示す状態から反時
計方向へ復帰回動された時、前記軸ピン48の先端にて
前記傾斜部61を押圧し、係止腕53を巻ばね55の作
用に抗して第6図に示す矢印り方向とは反対方向に傾動
させ、前記切換腕47が第4図に示す位置へ復帰回動す
るのを許容するようになっている。
なお、62は前記係止腕53の他側縁に形成された折曲
部であり、第6図より明らかなように、前記操作腕43
に向う方向に起立されてその先端部に傾斜面が形成され
ており、後述するように、前記操作腕43の作動突起4
3aと作動的に係合し得るように配置されている。
そして、このような構成により、前記手動操作レバー4
0は、第2図に示す三つの位置P1.P2.P3へ選択
的に移動し得るものである。
更に、第2図及び第3図を参照するに、63は前記ブラ
ケット29に枢軸64により回動可能に取付けられた作
動レバーで、その一腕先端63aは前記連係レバー19
の他端19aに上方より相対しており、細腕先端はロッ
ド65により前記切換レバーsoの他端に連結されてい
る。
またその作動レバー63には偏心コロ66がねじ67に
より調節可能に固定されており、作動レバー63が第3
図において反時計方向に回動された時、その偏心コロ6
6の周縁が前記送り制御レバー30の下側縁に係合し、
その送り制御レバー30を同方向へ回動させるものであ
る。
68は前記送り調節軸35に回動可能に遊嵌された回動
レバーで、ロッド69により前記作動レバー63に連結
されている。
TOはミシン機枠に固着された取付板、71は枢軸72
によりその取付板70に回動可能に取付けられたスイッ
チ作動カム部体で、ロッド73により前記回動レバー6
8に連結されている。
14乃至76は前記取付板70に並設固着された三個の
後述するスイッチで、各作動子が前記スイッチ作動カム
部体71の下側部に係合可能に設けられており、前記下
側部に形成されたカム部71aにより順次作動し得るよ
うに構成されている。
次に第1図を参照して電気回路の一実施例について説明
する。
P、Nは交流電源に接続される電源端子11゜78から
導出された交流母線で、この距離P、N間に整流子モー
タ等ミシンの主軸を駆動するための前記電動モータ4と
このモータへの電力供給を制御するためのサイリスタ7
9とが直列に接続されている。
このサイリスタには保護用バリスタ80が並列に接続さ
れ、またそのサイリスタ79のゲート、カソード間には
抵抗81とコンデンサ82とからなる並列回路が誤点弧
防止手段として接続されている。
更に、前記母線P、N間には前記サイリスタ79へのト
リガ信号レベルを設定する信号レベル設定回路が第二の
サイリスタ83を介して接続されており、この設定回路
は複数個の抵抗84乃至88とダイオード89とからな
る直列回路と、前記抵抗85乃至88の各接続点のいず
れかを前記スイッチ76.75及びダイオード90を介
して前記サイリスタ79のゲートに選択的に接続するた
めの速度設定用選択スイッチ91乃至93と、前記抵抗
86乃至88の直列回路に並列に接続された抵抗94と
コンデンサ95とからなる直列回路とから形成されてい
る。
そして前記第二のサイリスタ83のゲート、カソード間
には、抵抗96とコンデンサ97とからなる並列回路が
接続されている。
尚、前記選択スイッチ91乃至93は、前述した速度設
定用押しボタン8乃至10(第1図参照)の押圧操作に
連動してそれぞれ閉成されるものである。
また前記スイッチ76は、前記手動操作レバー40が第
2図に示す位置P1 に位置する時開放されており、位
置P2.P3及びその間に位置する時には閉成される。
更にスイッチ75は、前記レバー40が位置P3へ移動
操作された時前記抵抗87と88の接続点に連結された
接点す側へ切換わるもので、常には接点aに接続されて
いる。
また前記母線P、N間には、抵抗98、ダイオード99
、接点すに接続されたスイッチ74.1ンデンサ100
の直列回路が前記ダイオード89を介して接続され、ま
た他方の接点aは抵抗101、ダイオード102を介し
て前記第二のサイリスタ83のゲートに接続されている
そして前記抵抗86乃至88の直列回路に並列に接続さ
れてバイパス回路を構成するトランジスタ1030ヘー
スには、互いに並列に配置された三つの調節可能な抵抗
の104乃至106の一方の各端子がそれぞれ接続され
、他方の各端子は前記選択スイッチ91乃至93とそれ
ぞれ連動して開閉する連動スイッチ107乃至109に
それぞれ接続されており、且つそれらの連動スイッチは
抵抗110を介して前記スイッチ74の接点aに接続さ
れている。
また、抵抗111とコンデンサ112とからなる直列回
路が、接点a側に切換えられた際のスイッチ74とコン
デンサ100との直列回路に並列に接続されるようにな
っている。
尚、113は前記トランジスタ1030ベース、エミッ
タ間に接続された保護用抵抗、114は前記ダイオード
99、スイッチ74及びコンデンサ100の直列回路に
並列に接続された抵抗である。
更に前記抵抗85と86との接続点と前記第二のサイリ
スタ83のゲートとの間には、コンデンサ115、抵抗
116、ダイオード111の直列回路が接続され、且つ
前記抵抗84と85との接続点と前記コンデンサ115
と抵抗116との接続点との間には図示極性のダイオー
ド118が接続されている。
尚、119は前記母線P、N間に接続された雑防用のコ
ンデンサ、120は同じ(母線P、N間に接続されたラ
ンプ、121は電源スィッチである。
以上のように構成された実施例装置につきその作動態様
を説明する。
第2図乃至第7図は手動操作レバー40がミシン停止位
置P1 に位置してミシンの運転が停止されている時の
状態を示すもので、第1図に示す解除用押しボタン11
が押圧操作されて第7図に示す選択スイッチ91乃至9
3及び連動スイッチ104乃至106が全て開放されて
いる。
また第2図に実線にて示す調節板15、作動腕16、連
桿17等の位置は、第一の手動操作つまみ13が第1図
における時計方向へ最大に回動され、針棒の揺動振幅が
最大に設定された状態を示し、第3図に示す送り調節カ
ム部体25、送り制御腕32、送り制御レバー30等の
位置は、布送り量が中送り量に設定された状態を示して
いるが、これらは前述したように第−及び第二の手動操
作っまみ13.23の操作により任意に変更設定し得る
ものである。
而して、第7図において電源スィッチ121を閉成すれ
ば、ミシン頭部内に配置されたランプ120が点灯し、
電源が投入されたことをミシン使用者は感知する。
そして、ミシンの運転速度を高速、中速、低速のいずれ
かに設定すべく、第1図に示す速度設定用押しボタン8
,9,100いずれか一つ、例えば高速設定用の押しボ
タン8を押圧操作すれば、その押しボタン8は適宜の手
段により押圧状態に保持され、速度設定用の選択スイッ
チ91が閉成されるとともに、連動スイッチ107が閉
成される。
そこで、ミシンを運転すべ(手動操作レバ+40を第2
図における位置P0から時計方向へ回動操作すれば、操
作腕43が同方向に回動され、その嵌合孔43bの上側
縁が軸ピン48の第二〇軸筒部48bを押圧し、切換腕
47も同方向に回動される。
それにより、切換レバー50が引ばね52の作用に抗し
て第2図における反時計方向へ回動され、ロッド65を
介して作動レバー63が回動し、更にロッド69、回動
腕68、ロッド73を介してスイッチ作動カム部体11
が回動する。
そして前記手動操作レバー40が回動位置P2に達した
時、前記スイッチ作動カム部体71によりスイッチ74
,760作動子が押圧操作され、該スイッチ74が第1
図における接点a側へ切換わるとともに、スイッチ76
が閉成される。
前記手動操作レバー40が回動位置P2に達したことは
、前記軸ピン48の第一の軸筒部48aが係止腕53の
傾斜縁56を乗り越えて案内縁57に当接する際に生ず
る前記手動操作レバー400回動抵抗の急激な変化及び
当接音によって作業者に感知され、その時点で該レバー
40を解放すれば、第8図に示すように、前記第一の軸
筒部48aが係合溝59の上側縁に係合した状態、即ち
手動操作レバー40が第2図における回動位置P2に引
ばね52の作用に抗して保持される。
こ〕状態では前記作動レバー63の偏心コロ66は前記
送り制御レバー30には何ら関係せず、また作動レバー
63の先端63aも連係レバー19の端部19aには係
合しない。
而して、前記スイッチ74の接点a側への切換わりによ
り、それまでに充電されたコンデンサ100の電荷が抵
抗101及びダイオード102を介して第二のサイリス
タ83のゲートに人力され、このサイリスタが導通し、
コンデンサ115は抵抗84、ダイオード118を介し
て充電される。
一方、前記コンデンサ100の電荷は、抵抗110、連
動スイッチ107及び抵抗104を介してトランジスタ
1030ベースに入力され、このトランジスタがオンす
る。
従って、前記第二のサイリスタ83の導通により母線P
から信号レベル設定回路に流れ込む電流は、最初は抵抗
86乃至88の直列回路を殆んど通らず、大部分トラン
ジスタ103よりなるバイパス回路へ迂回しダイオード
89を通って母線Nへ流れる。
そして前記コンデンサ100の放電が進むにつれて前記
トランジスタ1030ベースへの入力が減少し、前記バ
イパス回路を流れる電流は徐々に減少し、代って前記抵
抗86乃至88の直列回路を流れる電流が次第に増加し
、前記コンデンサ100の放電がほぼ完了した時トラン
ジスタ103がオフしてバイパス回路が遮断される。
それ故に、信号レベル設定回路による第一のサイリスタ
79へのトリガ信号は、前記スイッチ74の接点a側へ
の切換わり及びスイッチ76の閉成直後においては極め
て小さく、そのサイリスタ79を導通させるにはいたら
ないが、徐々にその信号レベルが上昇して該サイリスタ
79を導通させ、電動モータ4に電力が供給されて該モ
ータが起動する。
そして前記サイリスタ79の導通角が広がるにつれてモ
ータ4の回転数が増加し、前記トランジスタ103がオ
フした時、予め選択的に閉成された選択スイッチ91に
より設定されたレベルのトリガ信号がサイリスタ79に
入力され、前記モータ4は所定の回転速度に達する。
ところで、前記第二のサイリスタ83が導通した時コン
デンサ115は充電されるため、前述のコンデンサ10
0の放電がほぼ完了すると、そのコンデンサに代って前
記コンデンサ115の電荷が抵抗116及びダイオード
117を介して第二のサイリスタ83のゲートに入力さ
れ、このサイリスタは引続き導通状態に保持される。
そして、該サイリスタ83は一度導通するとミシンの運
転停止、即ちスイッチ76の開閉、或いはスイッチ74
.750切換え作動に関係なく導通状態に保持され、こ
の間前記コンデンサ115は充放電をくり返すものであ
る。
従って前記トランジスタ103がオフした後は、前記モ
ータは予め速度設定用の押しボタン8により設定された
回転速度にて定回転駆動される。
このようにしてミシンが運転されると、前記第−及び第
二の手動操作つまみ13,23により設定された振幅及
び布送り量にて所望の縫製作業が行われるが、この縫製
作業中細の押しボタン9又は10を押圧操作すれば、前
記選択スイッチ91及び連動スイッチ107が開放され
るとともに、選択スイッチ92又は93がその連動スイ
ッチ108又は109とともに閉成さね、前記サイリス
タ79には前述の場合よりも低いレベルの信号レベルが
入力され、モータ4はそれに応じた回転速度(中速又は
低速)にて駆動される。
この際には前記コンデンサ100が放電してしまってい
るため、トランジスタ103はオフのままである。
そして前記手動操作レバー40が前記回動位置P2から
原位置P1へ復帰回動されると、前記スイッチ76が開
放されて第一のサイリスタ79へのトリガ信号が遮断さ
れ、前記モータ4への電力の供給が断たれてミシンは成
行き位置にて停止する。
マタ切換スイッチ74は接点す側へ復帰し、コンデンサ
100が充電される。
尚、第二のサイリスタ83が引続き導通状態に保持され
ていることは前述の説明から明白である。
而して、前記手動操作レバー40の原位置P、への復帰
回動は以下のようにしてなされる。
即ち第8図に示す状態から手動操作レバー40が回動さ
れると、操作腕43が切換腕47とは無関係に同図の反
時計方向へ回動され、その作動突起43aが係止腕53
の折曲部62の傾斜面に下方から係合しく第11図参照
)、前記係止腕53を巻ばね55の作用に抗して後方(
第6図における右方)へ移動させる。
従って、それまでその係止腕53の係合溝59に係止さ
れていた軸ピン48の第一〇軸筒部48aは、前記係合
溝59との係合を解離し、引ばね49の作用により前記
係止腕53の前面上を通過する。
それ故に、前記手動操作レバー40が原位置P1 に復
帰回動された時、操作腕43及び切換腕47は第2図及
び第4図に示す位置に復帰し、切換レバー50、作動レ
バー63、スイッチ作動カム部体71等も第2図及び第
3図に示す位置に復帰し、前述したようにスイッチ76
を開放するものである。
そして、新たな縫製個所を縫製するに際し、モータの速
度を所望の回転速度に設定すべく前記押しボタン8乃至
10のいずれかを押圧し、選択スイッチ91乃至93の
一つを閉成して前記手動操作レバー40を再度P2位置
へ回動操作すれば、前述と同様にスイッチ74,76が
作動し、第一のサイリスタ79へのトリガ信号のレベル
がコンデンサ100の放電に応じて漸次増大し、モータ
4は従来のコントローラを徐々に踏込んだ場合と同様に
次第にその回転数を増加し、予め設定された速度に達し
た後はその速度にて定回転駆動される。
ところで本実施例装置においては、前記手動操作レバー
40は第2図に示す回動位置P3へも移動操作し得るよ
うに構成されており、その位置において低速にて止め縫
を遂行し得るように作動する。
即ち、縫製開始に際して前記手動操作レバー4oをミシ
ン停止位置P1からミシン運転位置P2を越えて位置P
3へ回動操作すれば、操作腕43及び切換腕47は第9
図に示す状態に移動され、軸ピン48の第一の軸筒部4
8aが係止腕53の係止縁58に係合し、前記レバー4
0が上方より押圧されている間その位置に保持される。
その位置P3への回動操作により切換レバー50が第2
図において反時計方向へ最大に回動され、前述したロッ
ド65を介して作動レバー63が第3図において反時計
方向へ最大に回動される。
それにより、偏心コロ66が送り制御レバー30の下側
縁に当接して該レバー30を同方向へ回動させ、dラド
38、連結腕37を介して送り調節軸35が巻ばね39
の作用に抗して送り調節部体36とともに回動される。
それにiり送り調節部体36が止め縫に適した状態、例
えば微小前進送り量或いは微小後進送り量を送り歯に付
与し得る状態に変更される。
この際、前記送り制御腕32の係合ピン34は送り調節
カム部体25の正送りカム面から離れる方向へ移動する
ため、第二の手動操作つまみ23の設定操作は無効化さ
れる。
また前記送り調節部体36の回動位置は前記偏心コロ6
6を回動することにより調節し得るものである。
他方、前記作動レバー63の回動によりその先端63a
が連係レバー19の端部19aを上方より押圧し、その
レノく−19を第2図において二点鎖線位置へ回動させ
る。
従って、作動腕16は調節板15とは無関係に実線位置
Bから二点鎖線位置Aに回動され、第一の手動操作つま
み13の設定操作に関係なく連桿17を介して針棒連桿
のコロを揺動リンクの揺動支点に一致させ、針棒の揺動
振幅を零に変更する。
更に、前記作動レバー630回動により、前述と同様ス
イッチ作動カム部体71が回動され、各スイッチ74,
75,76が以下のように作動する。
即ち、前記手動レバー40が前述した第二の回動位置P
2 を通るため、スイッチ76が閉成されるとともにス
イッチ74が一旦接点a側へ切換わり、コンデンサ10
0の電荷が第二のサイリスタ83のゲートに入力される
従って、そのサイリスタ83が導通状態にない時には該
サイリスタが導通し、モータ4がゆっくりと起動しよう
とする。
しかしながら、前記手動操作レバー40が第三〇回動位
置へ移動された時、前記スイッチ74は接点す側へ復帰
するとともにスイッチ75が接点す側へ切換わる。
それ故に、たとえ高速設定用の選択スイッチ91が閉成
されていたとしても、低速設定用の選択スイッチ93が
閉成された場合と同様に、モータ4は低速にて駆動され
る。
その際、前記スイッチ74の接点a側への切換わり時に
前記コンデンサ100の放電により瞬時に充電されたコ
ンデンサ112の電荷が抵抗111゜110及び閉成さ
れている連動スイッチ等を介してトランジスタ1030
ベースに入力されるため、そのトランジスタがオンして
バイパス回路が作動し、前述したように、モータ4の回
転数が徐々に増加する所謂ゆっくりスタートの現象を生
じ、その後肢モータは所定の低定速回転駆動される。
尚、前記コンデンサ1126ζ前記第二のサイリスタ8
3が前述したスイッチ74のa側への切換りの際導通状
態に達しなかった時、そのサイリスタ83を導通させる
作用をもなすが、前述したように、該サイリスタ83は
一旦導通すると電源スィッチ121が開放されるまでは
導通状態に保持されるため、前記作用はミシン使用開始
時においてのみ生ずる。
以上のように、前記手動操作レバー40が第三の位置P
3へ移動操作された時、前記第一の手動操作つまみ13
の設定状態に関係なく針棒の揺動振幅が零に変更される
とともに前記第二の手動操作つまみ23の設定状態に関
係な(布送り量が止め縫に適した送り量(微小送り)に
変更され、また速度設定用の押しボタン8,9.IQに
よる速度選択設定状態に関係なくモータが低速にて駆動
されるように変更されるもので、これにより低速にて安
易に止め縫を遂行し得る。
上記のようにして所要の止め縫を行った後、前記手動操
作レバー40の抑圧を解除すれば引ばね52の作用によ
り切換レバー50が回動し、切換腕47及び操作腕43
等は第8図に示す状態に移動シ、軸ピン48の第一の軸
筒部48aが係止腕53の係合溝59に係合してその状
態に保持される。
その際前記手動操作レバー40が第二の位置P2に移動
保持され、作動レバー63及びスイッチ作動カム部体7
1も対応する位置に移動する。
従って、スイッチ75が接点a側へ復帰するとともにス
イッチ74が再度接点a側へ切換わり、またスイッチ7
6は引続き閉成状態に保持されており、前述と同様の作
動態様により、モータ4はゆっくりと立ち上り、次第に
回転速度を増加して予め選択設定された速度に達し、定
回転駆動される。
また、作動腕16は第一の手動操作つまみ13により予
め設定された位置に復帰し、送り調節部体36も送り制
御レバー30及び送り制御腕32等とともに復帰回動し
、係合ビン34が送り調節部体25のカム面25aに当
接する状態に保持される。
それ故に、第−及び第二の手動操作つまみ13.23に
より予め設定された揺動振幅及び布送り量で、且つ押し
ボタン8乃至10により予め設定された速度にて所望の
縫製を遂行し得る。
その縫製が完了した時、前述したように手動操作レバー
40を第一の位置P1 へ移動操作すれば、スイッチ1
6が開放され、モータ4への電力の供給が遮断されてミ
シンは成行き位置に停止するが、もし縫製終了時に止め
縫を行いたい場合には前記手動操作レバー40を位置P
2から再度位置P3へ抑圧操作すればよい。
それにより操作腕43及び切換腕47は第10図に示す
位置へ移動し、作動レバー63及びスイッチ作動カム部
体11等が前述と同様止め縫のための位置へ回動し、低
速にて止め縫を遂行し得る。
この際、前記切換腕47の軸ピン48の第一の軸筒部4
8aは、第10図に示すように、係止腕53の案内溝6
0の下側縁に当接してそれ以上の回動を阻止され、それ
により前記手動操作レバー40+入前記第−の軸筒部4
8aが係止腕53の係止縁58に当接した時(第9図)
と全く同じ位置をとる。
そして所要の止め縫を行った後前記手動操作レバー40
の抑圧を解除すれば、前記切換腕41は引ばね52の作
用により回動し、その軸ピン48の第一の軸筒部48a
が係止腕53の傾斜部61に当接し、該係止腕53を巻
ばね55の作用に抗して傾動させる。
従って、前記軸ピン48は係止腕53に係止されること
なく移動し、第4図に示す位置へ復帰する。
それ故に、前記手動操作レバー40は第二の位置P2を
通過して第一の位置P1へ復帰し、スイッチ76が開放
されてミシンが成行き位置に停止する。
その際、前記レバー40が第二の位置P2を通過するた
め、前記スイッチ76が閉成された状態で切換スイッチ
15が接点a側に切換わり、選択スイッチ91が閉成さ
れていたとすると瞬間的にモータ4が高速にて回転しよ
うとするが、前述の止め縫時に接点す側へ一旦切換って
いたスイッチ74がa側へ切換るため、コンデンサ10
0の作用によりトランジスタ103がオンしてバイパス
回路を作動させることになり、該モータ4は低速駆動状
態のままであり、その後前述したようにスイッチT6が
開放されて電力の供給が遮断されるものである。
以上の説明から明らかなように、前記手動操作レバー4
0がミシンを停止するための第一の位置P1から第二の
位置P2を越えて第三の位置P3へ抑圧操作された時低
速にて縫製開始時の止め縫を遂行し得、そのレバー40
の押圧を解除すると前記第二の位置P2へ復帰してその
位置に保持され通常の縫製作業を遂行し得、その後再度
前記操作レバー40を押圧して第三の位置P3へ移動操
作すれば縫製終了時の止め縫を低速にて遂行し得、その
操作レバー40の押圧を解除すれば、前記第二の位置P
2 を通り過ぎて第一の位置P1 へ復帰してミシンが
停止するように構成されており、前記手動操作レバー4
0は一連のプログラムに従って操作し得るもので、前記
操作腕43、切換腕47、係止腕53等により前記手動
操作レバー40に対するプログラム手段を構成している
また、前述の縫成開始時の止め縫を省略したい場合には
、手動操作レバー40を前記第一の位置P1から第二の
位置P2を越えた位置まで移動操作し、前記第三の位置
P3に達する以前にそのレバー40を解放すればよく、
それにより該レバー40は第二の位置P2 に保持され
る。
更に、縫製終了時の止め縫を省略したい場合には、前記
第二の位置P2から手動操作レバー40を強制的に第一
の位置P1 へ向って移動操作すればよく、その際、操
作腕43は嵌合孔43aの存在により切換腕47とは無
関係に回動され、その作動突起43aと係止腕53の折
曲部62との協働作用により前記切換腕47の係止腕5
3に対する係止作用が解除され、前記レバー40は第一
の位置P1へ復帰するもので、前記作動突起43a、折
曲部62等により前記プログラム手段に対する解除手段
が構成されている。
本実施例Qi、以上詳述したように、ミシン機枠外部か
ら操作可能な押しボタン8,9,10及び選択スイッチ
91,92,93等の速度設定手段によりモータの回転
速度が予め選択設定され、手動操作レバー40の操作に
より前記モータの駆動が制御され、モータ起動後予め設
定されたモータ回転速度にてミシンが運転されるように
構成された所謂コントローラ内蔵式の電動ミシンにおけ
る止め縫機構に本発明を具体化したもので、前記手動操
作レバー40が、ミシンの運転を停止するための第一の
位置と、ミシンを運転するための第二の位置と、止め縫
のための第三の位置とにプログラム手段の作用により順
次移動し得るように構成され、前記第三の位置へ前記手
動操作レバーが移動操作された時、前記第−及び第二の
手動操作つまみ13,23の設定状態に関係なく振幅調
節装置及び送り調節装置の作用状態を止め縫に適した状
態に変更し得るとともに、前記速度設定手段により設定
された回転速度に関係なく低速にて前記モータが駆動さ
れるようにしたもので、ミシンの運転、停止及び縫製開
始時或いは縫製終了時における止め縫をプログラムに従
って安易且つ確実に制御し得、特には、前記止め縫が作
業者に煩雑さを感じさせることもなく行え、しかも低速
にてその止め縫を遂行し得るため過不足が生ずる恐れも
ない。
また前記手動レバー40は必要に応じて前記プログラム
に従わずに前記第二の位置から第一の位置へ直接移動さ
せることも可能で、それにより適宜止め縫を省略し得る
もので、縫製途中におけるミク/ンの運転の停止に支障
を来たすこともない。
尚、上記実施例装置においては、止め縫のために針棒の
揺動振幅を零に変更するとともに布送り量全変更してい
るが、これらは必要に応じて一方のみ変更し得るように
しても実用上の効果はおるもので、例えば実開昭48−
18355号公報に記載されているように、針棒の揺動
振幅を零に変更するのみでも多大の実用効果があり、ま
た直線縫ミシンにおいては布送りのみを止め縫に適した
量或いは方向に変更するだけでよい。
また本発明は上述した所謂コントローラ内蔵式のミシン
ではな(従来の足踏式コントローラを備えたミシンにも
適用し得るもので、その場合の電気回路図が第12図に
示されており、電気回路以外は前述の実施例と全(同一
でよい。
即ち、第12図において、母線P、N間には、保護抵抗
122と可変抵抗123、低速設定用抵抗88、ダイオ
ード89が直列に接続され、更に前記可変抵抗123と
並列に移相用のコンデンサ124が接続されている。
そして前記可変抵抗13の可動子125が開閉スイッチ
76及び切換スイッチ75及びダイオード90を介して
サイリスタ79のゲートに接続されており、ミシンのコ
ントローラの押圧が解放されている時には図示の休止位
置に位置して可変抵抗125から離れており、該コント
ローラの押圧操作により可変抵抗125に接続され、そ
の押圧の度合いに応じて図中上方へ移動してその移動に
応じて設定されるトリガ信号が前記サイリスタ79のゲ
ートに入力され、それにより電動モータ4の速度制御を
行い得るものである。
他の回路要素は前述の実施例と同一であるので同一番号
を符してその説明を省略する。
このような足踏式コントローラを備えたミシンにおいて
、電源スィッチ121を閉成し、且つ手動操作レバー4
0をミシン運転位置P2に移動してスイッチ76を閉成
しておけば、従来と全く同様、コントローラの押圧操作
によりミシンの運転速度を任意に制御し得る。
而して、前記操作レバー40を前述の第一の実施例と同
様に操作すれば、プログラムに従って止め縫を遂行し得
る。
即ち、該操作レバー40が位置P1に位置する時にはス
イッチ76が開放しており、コントローラを抑圧操作し
てもモータ4は起動しない。
そして、手動操作レバー40を位置P2を越えて止め縫
のための位置P3へ移動すれば、スイッチ75が接点す
側へ切換わり、コントローラの押圧に関係な(抵抗88
により設定された速度にて前記モータ4が駆動され、低
速にて止め縫を遂行し得、前記操作レバー40の押圧を
解除してそのレバー40を位置P2へ復帰させてコント
ローラを抑圧操作すれば、スイッチ75が接点a側に復
帰しているため所望の運転速度にて所要の縫製を遂行し
得る。
そして再度前記操作レバー40を位置P3へ押圧移動す
れば、コントローラの押圧状態に関係なく縫製終了時の
止め縫を遂行し得、その後前記操作レバー40の抑圧を
解放すれば、位置P3から位置P2を通り過ぎて位置P
1へ瞬時に復帰する。
従って、スイッチ76が開放され、コントローラが押圧
されていたとしてもミシンは停止する。
この第二の実施例装置は、未熟練者にとって極めて効果
があり、縫製開始時及び縫製終了時の止め縫をコントロ
ーラの操作に関係な(低速にて遂行し得、しかも縫製開
始時の止め縫遂行後は自動的にコントローラの操作が有
効化される状態になり、また縫製終了時の止め縫遂行後
は自動的にミシンが停止するものである。
更に本発明は別のミシンの縫製制御にも具体化し得るも
のであり、例えば、特開昭49−120761号公報に
記載されているような本縫と鎖線との切換えに利用する
ことも可能であり、この公報における縫目変換装置を構
成する連桿27と上記実施例における切換レバー50と
を作動的に連結すればよい。
それにより、前記公報における手動操作ダイヤル38が
鎖線縫目形成位置に設定されていたとしても、手動操作
レバー40が位置P3に移動された時止め縫のための直
線本縫を遂行し得るようにすれば、第13図に示すよう
な鎖線縫目の形成前後における直線本縫による止め縫を
遂行し得、鎖線縫目のほつれ止めがなされる。
本発明は、以上詳述したように、ミシンの各種制御装置
に作動的に連結されミシン機枠外部からの操作によりそ
の制御装置の作用状態を変更可能に設定するための手動
操作部材を備えたミシンにおいて、ミシン機枠外部から
操作し得る手動操作レバーが、ミシンの運転を停止する
ための第一の位置と、前記手動操作部材の作用を受けた
状態にてミシンを運転するための第二の位置と、前記手
動操作部材の作用を受けずその操作部材と干渉すること
なく一時的に前=a+制御装置の作用状態を変更した状
態にてミシンを運転するだめの第三の位置とに移動し得
るように構成されるとともに、プログラム手段の作用に
より、前記操作レバーが前記第一の位置から第二の位置
を通過して第三の位置へ向って移動した後解放されれば
その操作レバーは前記第二の位置へ自動的に復帰移動し
てその第二の位置に保持され、その第二の位置から再度
前記第三の位置へ向ってその操作レバーを移動させた後
解放すれば前記第二の位置を通過して第一の位置へ自動
的に復帰移動するように構成されているため、前記手動
操作レバーの一連の操作により前記制御装置の異なる二
つの作用状態におけるミシンの運転及びその運転の停止
をプログラムに従って制御し得るもので、例えば縫製開
始時及び縫製終了時における止め縫等の従来煩雑な操作
を必要とした作業を未熟練者でも極めて簡便に遂行し得
るものである。
また、前記第二の位置に保持された手動操作レバーがプ
ログラム手段玄解除して直接第一の位置へ御帯移動し得
るように構成されているため、必要に応じて前記プログ
ラムを(ずすことが可能であり、ミシンの使用状態に応
じて適宜対処し得る等、操作性に富んだ全く新規な装置
を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は本発明をミシンの止め縫装置に具
体化した実施例を示すもので、第1図はミシンの外観を
示す斜視図、第2図はミシン機枠を取除いて示す要部正
面図、第3図は第2図の■−■線からみた側面図、第4
図は手動操作レバーの位置決め機構を説明するための部
分拡大正面図、第5図はその上面図、第6図は同じくそ
の右側面図、第7図は電気回路図、第8図乃至第11図
はそれぞれ異なる作動態様を説明するための第4図相当
正面図である。 また第12図は本発明を足踏式コントローラを備えたミ
シンに具体化した場合を説明するための第7図相当電気
回路図、第13図は本発明な本縫と鎖線とを切換える装
置に具体化した場合を説明するための縫目を示す図であ
る。 図中4は電動モータ、8乃至10は速度設定用押しボタ
ン、13は第一の手動操作つまみ、15は調節板、16
は作動腕、17は連桿、19は連係レバー、23は第二
の手動操作つまみ、25は送り調節カム部体、30は送
り制御レバー、32は送り制御腕、35は送り調節軸、
36は送り調節部体、40は手動操作レバー、43(堝
作腕、47は切換腕、50は切換レバー、53は係止腕
、63は作動レバー、71はスイッチ作動カム部体、7
4乃至76はスイッチ、90乃至92は速度設定用選択
スイッチである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシンの主軸を駆動するための電動モータと、その
    モータに電力を供給するためのモータ駆動回路と、その
    モータ駆動回路に作用しミシンの運転停止を制御するた
    めにミシン機枠外部から手動操作可能な手動操作レバー
    と、振幅調節器及び送り調節器等ミシンの各種制御装置
    の少なくとも一つに作動的に連結されその制御装置の作
    用状態を設定スるための手動操作部材とを備えたミシン
    において、 前記手動操作レバーが前記手動操作部材の作用を受けた
    状態にてミシンを運転させるための第二の位置を挾みミ
    シンを停止させるための第一の位置と更に別の第三の位
    置との間において移動し得るようにその手動操作レバー
    に作用する位置決め手段と、 前記手動操作レバーと前記手動操作部材により設定され
    る制御装置とを作動的に連結し、その手動レバーが前記
    第三の位置へ移動された時前記手動操作部材により設定
    された前記制御装置の作用状態からその作用状態とは異
    なる作用状態に前記手動操作部材と干渉することな(一
    時的に変更するための連結手段と、 前記手動操作レバーが第一の位置から・第二〇位置を通
    過して第三の位置へ向って移動されたときその手動レバ
    ーを解放すれば前記第二の位置へ復帰移動してその第二
    の位置へ保持され、その第二の位置から再度第三の位置
    へ向って前記操作レバーを移動させた後そのレバーを解
    放すれば前記第二の位置を通過して前記第一の位置へ復
    帰移動するようにするためのプログラム手段と、 前記第二の位置に保持された手動操作レバーを直接第一
    の位置へ復帰移動させる時作動し前記プログラム手段を
    解除するための手段とを設け、前記手動操作レバーの一
    連の操作により前記制御装置の異なる二つの作用状態に
    おける運転及びその運転の停止をプログラムに従って制
    御し得、必要に応じてそのプログラムを解除し得るよう
    にしたことを特徴とするミシンのプログラム装置。
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