JPS5922553B2 - ミシンにおける主軸定位置停止装置 - Google Patents

ミシンにおける主軸定位置停止装置

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JPS5922553B2
JPS5922553B2 JP4667975A JP4667975A JPS5922553B2 JP S5922553 B2 JPS5922553 B2 JP S5922553B2 JP 4667975 A JP4667975 A JP 4667975A JP 4667975 A JP4667975 A JP 4667975A JP S5922553 B2 JPS5922553 B2 JP S5922553B2
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JP
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sewing machine
lever
motor
action
stop lever
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JP4667975A
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敏夫 佐々木
則幸 吉田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミシン機枠外部から手動操作可能な速度設定
手段によりモータの回転速度が予め選択設定され、手動
操作部体の操作により前記モータの駆動が制御され、モ
ータ起動後予め設定されたモータ回転速度にてミシンが
運転されるように構成されたミシンにおける主軸定位置
停止装置に関するものである。
従来主軸定位置停止装置を備えたミシンは、例えば特公
昭48−1022号公報等により既に提供されているが
、このミシンにおいてはモータの回転速度の制御が押圧
操作される足踏式コントローラにより行われており、主
軸を定位置にて停止させるための停止手段をミシンの運
転開始に際し不作用位置に移動させるために電磁ソレノ
イド等前記コントローラの操作に連動して作動する作動
手段を必要としている。
しかしながら、そのような作動手段を設けることは機構
を複雑化し、且つまたミシンが高価なものとなる欠点を
有しており、市販化されるまでに至っていない。
また、本発明に係るような所謂コントローラ内蔵式のミ
シンにおいては、主軸定位置停止装置を備えたものは未
だ提供されていない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、予め選択設定された速度によるミ
シンの運転及びその運転の停止を手動操作部体の操作に
より制御し得る電動ミシンにおいて、手動操作部体をミ
シンの運転を停止するための位置へ移動するのみの操作
により、その操作後の数回転の間前記選択設定された速
度に関係なく低速にて主軸が駆動された後その主軸が確
実に所定位置に停止される実用的な主軸定位置停止装置
を提供することにあり、更には、前記手動操作部体が選
択設定された速度に関係なく低速にてミシンを運転する
ための位置へも移動操作し得る電動ミシンにおいて、手
動操作部体がその位置からミシンの運転を停止するため
の位置へ移動された時には、その移動後主軸の一回転以
内に該主軸が所定位置に停止される操作性及び耐久性に
富む主軸定位置停止装置を提供することにある。
以下に本発明を具体化した一実施例装置について図面を
参照して説明する。
まず第5図乃至第8図を参照するに、1はミシン機枠2
に支承された主軸、3は軸筒4が固定されたプーリで、
ベルト5を介して電動モータ6に連結され、その軸筒4
とともに主軸1のまわりに回転駆動される。
7は前記軸筒4に隣接して前記主軸1に挿嵌固着された
第二〇軸筒で、前記軸筒4側の外周面はその軸筒4と等
しい外径を有し、他端側は突起部7aを有する小径部に
形成されている。
8は前記両軸筒4,7の周囲に密接捲装された円筒状螺
旋ばねで、前記第一〇軸筒4側に位置する一端8aはそ
の半径方向外方へ起立されて該螺旋ばね8の周囲に挿嵌
された回転部体即ちスリーブ9に係止され、また他端8
bは前記第二〇軸筒7に穿設された溝7bに係止されて
いる。
従って、前記プーリ3の回転は、常には第一の軸筒4、
螺旋ばね8、第二〇軸筒7を介して主軸1に伝達される
ものであり、また前記螺旋ばね8の一端8aが何らかの
手段により係止されると該ばね8が弛緩し、前記プーリ
の回転が主軸1へ伝達されず且つ主軸1が停止されるも
ので、前記螺旋ばね8はクラッチスプリングとして作用
する。
また、10は前記第二〇軸筒7の小径部に挿嵌され前記
突起部7aとの嵌合によりその軸筒7と一体的に回転す
る取付板、11は同じく前記第二〇軸筒7の小径部にボ
ス部にて挿嵌されたバンドホイールで、取付ねじ12に
より軸方向移動が規制され、また、前記ボス部内周面に
設けられた幅広の溝11a(第6図参照)が前記軸筒7
の突起部7aに嵌合し、その軸筒7に対して一定の角度
だけ自由に回動し得るようになっており、そのバンドホ
イールに植設されたピン13と前記取付板10との間に
張設された引ばね14の作用により、主軸1に対してそ
の正回転方向Aとは逆方向に付勢されている。
更に、15は前記取付板10に枢軸10aにより取付け
られた移動腕で、その外側縁は円弧状に形成され、且つ
内側縁は一部にカム部15aを有してほぼ円弧状に形成
され、また前記外側縁部には前記プーリ3に向かって延
び前記スリーブ9の外方に位置する作動部15bが形成
されている。
そして、その移動腕15の自由端部と前記取付板10と
の間に張設された引ばね16の作用により、前記カム部
15aがバンドホイール11のボス部に設けられた突出
部11bに圧接し、第6図に示すように、常には移動腕
15の外側縁が主軸1の軸心を中心とする円弧軌跡上に
位置するように保持されており、前記バンドホイール1
1が取付板10に対して矢印A方向に相対的に移動され
た時には、前記突出部11bとカム部15aとの協働作
用により、移動腕150作動部15bが主軸1の半径方
向において比較的外方へ移動するものである。
一方、17は前記ミシン機枠2に固着された支持板18
に段ねじ19により枢着された三腕状の停止レバーで、
その一腕には前記スリーブ9に形成された係合部9aに
係合し得るように位置する当接部17aが形成され、他
の一腕には後述する役目をなす係合部17bが形成され
ており、残りの一腕とミシン機枠2との間に張設された
引ばね200作用により、常には前記当接部17aが前
記スリーブ9の外周面に接触して係合部9aの回転軌跡
上に位置するように付勢されている。
そして、その当接部17aが前記係合部9aの回転軌跡
上に位置する時、前記移動腕150作動部15bに係合
しない程度に近接するピン21が前記停止レバー17の
一腕に植設されている。
しかも、前記停止レバー17の当接部17aが前記スリ
ーブ9の係合部9aに係合し、螺旋ばね8の一端8aが
係止されて前記主軸1が停止された時、ミシンの天秤の
先端がほぼ最上位置に位置するように前記係合部8aの
位置が設定されており、従って、ミシン針を下端に支持
する針棒22は最上位置より僅か下降した位置に達した
時停止する。
また前記プーリ3の右端面には、その内方に位置する突
出ボス部3aと、そのボス部の基部周側に始端を有する
一条の螺旋溝3bと、その溝の終端に続き該溝より一段
深く穿設された環状溝3cとが形成されている。
そして、前記支持板18には一端に爪部23aが形成さ
れた作動レバー23が取付軸24によりその軸のまわり
の回動と傾動とが可能に取付けられており、その軸24
のまわりに巻装され一端が前記作動レバー23に他端が
支持板18に係止された巻ばね25の作用により、作動
レバー23にはその爪部23aが主軸10半径方向内方
に向かう回動力が付与されるとともに、前記爪部23a
が第8図における矢印B方向に向かう付勢力が付与され
ている。
而して、前記回動力による作動レバー23の回動は、そ
の爪部23aが前記螺旋溝3bまたは環状溝3cの内側
壁に或いは前記突出ボス部3aの周側面に当接すること
によって規制され、また、前記付勢力により作動レバー
23の矢印B方向への移動は、前記爪部23aが前記両
溝3b 、3cの底面或いは前記ボス部3aの基部近傍
の平坦部3dに当接することによって規制される。
更に前記作動レバー23の他端側には、第8図に示すよ
うに、前記停止レバー17の係合部17bの近傍におい
てそのレバーの下側縁に相対する起立部23bと、傾斜
部23cとが折曲形成されている。
また、前記停止レバー17と作動レバー23との間に中
間部が位置する連係腕26が前記停止レバー17ととも
に段ねじ19により支持板18に枢着されており、その
中間下側部には前記作動レバー17に向かって折曲され
た第−及び第二の押圧部26a 、26bが形成され、
また先端は長孔26cが穿設されている。
そして、前記第二の押圧部26bば、第一の押圧部26
aよりも長くなっており、前記作動レバー23に形成さ
れた第二の傾斜部23d及び傾斜縁23eと係合し得る
ように位置している。
次に、第1図乃至第4図を参照するに、27はミシンO
脚柱部前面に固定された篩板、28はその篩板に回動可
能に支持された軸29に固定されて前記篩板27の前面
に位置する振幅調節用の第一の手動操作つまみ、30は
そのつまみと一体に回動するように前記軸29に固着さ
れた調節板、31は前記軸29に遊嵌された作動腕で、
連環32により公知の針棒連環(図示せず)に作動的に
連結されており、該作動腕31の軸29のまわりの回動
により前記針棒連環を移動させ、その針棒連環に支持さ
れたコロと公知の揺動リンク(図示せず)の揺動支点と
の距離を変更することにより、針棒22に付与される横
方向揺動運動量を変更し得る。
また、前記作動腕31には係合ピン33が植設されると
ともに二又部31aが形成されており、その係合ピン3
3は前記調節板30に形成された突起30aに相対して
いる。
34は前記篩板27に固定された軸35に回動可能に支
持された連係レバーで、その一端に植設されたピン36
が前記作動腕31の二又部31aに嵌合しており、前記
篩板との間に張設された引ばね37の作用により該連係
・レバー34を第2図における反時計方向に付勢し、も
って前記作動腕31に同図における時計方向への回動力
を付与している。
それ故、前記係合ピン33が調節板30の突起30aに
当接し、その調節板30を軸29及び前記第一の手動操
作つまみ28とともに同図における時計方向へ付勢する
が、第一の手動操作つまみ28は、後述する第二の手動
操作つまみと同様の係止手段によりその付勢力に抗して
任意の回動位置に保持されるように構成されているため
、前記作動腕31も前記係合ピン33と調節板30の突
起30aに当接してその後の回動が規制される。
従って、今前記手動操作つまみ28が回動操作されると
、調節板30と作動腕31が一体的に回動し、前述した
ように、揺動リンクの揺動支点に対するコロの位置が変
更され、針棒に付与される揺動振幅を変更し得るもので
、前記揺動リンク、コロ、連環32、作動腕31等によ
り振幅調節装置を構成している。
また38は前記篩板27に回動可能に支持された軸39
に固定された送り調節用の第二の手動操作つまみ、40
はそのつまみ38と一体に回動するように前記軸39に
固着された送り調節カム部体で、そのカム部体40の端
部には正送り量設定用カム面40aが形成されている。
41は前記篩板27の裏面にねじ42により固着された
板ばねで、その先端には係止ピン43が固定されており
、その係止ピン43は篩板27を貫通して前記第二の手
動操作つまみ38の裏面に刻設されたローレットに係合
し、そのつまみ38を任意の回動位置に保持するもので
あり、前記第一の手動操作つまみ28についても同様の
構成を有している。
更に44はミシン機枠に固着されたブラケット、45は
そのブラケットに段ねじ46により回動可能に支持され
た送り制御レバー、47は前記段ねじ46により回動可
能に支持された送り制御腕で、ねじ48により前記レバ
ー45に固定されてそのレバーと一体に回動する。
そしてその送り制御腕47の先端には前記送り調節カム
部体40のカム面40aに相対係合し得る係合ピン49
が植設されている。
50はミシン機枠及び前記ブラケット44により回動可
能に支持された送り調節軸、51はその軸の一端に固着
された公知の送り調節部体、52は前記軸50の他端に
固着された連結腕、53はその連結腕と前記送り制御レ
バー45とを連結するロッド、54は前記送り調節軸5
0に巻装された巻ばねで、その軸50に第4図における
時計方向への回動力を付与しており、それにより前記送
り制御腕47の係合ピン49が送り調節カム部体50の
カム面50aに当接するものである。
従って、今前記第二の手動操作つまみ38が回動操作さ
れると、送り調節カム部体40、送り制御腕47、送り
制御レバー45、ロッド53、連結腕52により送り制
御軸50が回動され、送り調節部体51の設定位置が変
更されて送り歯に付与される送り量を調節し得るもので
あり、前記送り調節部体51、送り制御レバー45、送
り制御腕47、送り調節カム部体40等により送り調節
装置を構成している。
なお、前記送り調節部体51と送り歯との作動連結はよ
く知られているので省略する。
55はミシンの顎部上方に位置しミシン前面側から操作
し得るように配置された手動操作レバーで、ミシン機枠
に回動可能に支持された軸56の前端に固着されており
、その軸56の後端側には連結腕57が固着されている
58はミシン機枠に固着された支持板59に段ねじ60
により回動可能に取付けられた操作腕で、その一腕にて
リンク61により前記連結腕57に連結されており、細
腕には作動突起58a及び嵌合孔58bが形成されてい
る。
62は前記段ねじ60により回動可能に支持板59に取
付けられた切換腕で、その一腕には第一乃至第三の軸筒
部63a乃至63cを有する軸ピン63が固定されてお
り、細腕において前記操作腕58との間に張設された引
ばね64の作用により前記第二〇軸筒部63bが操作腕
58の嵌合孔58bの上側縁に当接し、常にはその状態
にて前記操作腕58と切換腕62とが一体的に回動する
65は中間部にて段ねじ66によりミシン機枠2に回動
可能に取付けられた切換レバーで、その一端に形成され
た二又部65aに前記軸ピン63の第三〇軸筒部63a
が嵌合しており、ミシン機枠との間に張設された引ばね
67の作用により該切換レバー65は第2図における時
計方向へ付勢されている。
従って、前記切換腕62、操作腕58及び手動操作レバ
ー55には、同図において反時計方向への回動力が付与
されており、操作腕58の一側縁が前記支持板59に形
成された折曲部59aに当接することにより第2図及び
第9図に示す位置より反時計方向へは回動し得ないよう
になっている。
更に第9図及び第10図を参照するに、68は前記支持
板59に取付軸69によりその軸のまわりの回動と傾動
とが可能に取付けられた係止腕、70はその係止腕68
と前記支持板59との間において前記取付軸69に巻装
された巻ばねで、第9図に示すように、その一端は前記
支持板59に係止されるとともに、他端は前記係止腕6
8に沿って延びて後述する傾斜部に係止され、その係止
腕68に第9図における時計方向の回動力を付与すると
ともに、その係止腕53を第10図における矢印C方向
に付勢している。
従って、該係止腕68は、第9図に示すように、その下
端突出部が前記支持板59の一側縁に当接してその後の
時計方向への回動を規制されるとともに、第10図に示
すように、前記取付軸690頭部に接触し、常には前記
操作腕58及び切換腕62と平行する状態に保持されて
おり、その状態において係止腕68の一側縁が前記軸ピ
ン63の第一〇軸筒部63aと相対係合し得るように配
置されている。
而して、前記係止腕68の一側縁には、前記切換腕62
が第9図の状態から時計方向へ回動された時前記軸ピン
63の第一〇軸筒部63aが係合して、前記係止腕68
を巻ばね70の作用に抗して反時計方向へ回動させるた
めの傾斜縁68aとその傾斜縁を乗り越えた前記軸ピン
63が前記切換腕62の引続く時計方向への回動の際係
合する案内縁68bと、その案内縁に続き前記第一〇軸
筒部63aと係合して(第13図参照)前記切換腕62
のそれ以上の回動を規制するための係止縁68cとが形
成されている。
68dは先端が前記傾斜縁68aと案内縁68bの間に
位置する係合溝であって、前記切換腕62が第13図に
示す状態から反時計方向へ復帰回動された時その上側縁
に前記第一の軸筒部63aが当接し、前記切換腕62の
第9図の位置への復帰回動を阻止するとともに、前記係
止腕68が第13図に示す位置から第12図に示す位置
まで巻ばね70の作用により回動するのを許容する。
そしてその係合溝68dの内側縁が前記第一〇軸筒部6
3aに係合することにより前記係止腕68のそれ以上の
回動が阻止され、第12図に示す状態に保持されるよう
に構成されている。
68eは前記係合溝68dに続く案内溝で、第12図に
示す位置から切換腕62が第14図に示す位置へ回動さ
れるのを許容するものであり、その下側縁に前記第一の
軸筒部63aが係合することによりその後の切換腕62
の時計方向への回動が阻止される。
68fは前記案内溝68eの右側縁に続きその上方に位
置する傾斜部で、第10図に示すように、その先端は前
記切換腕62及び操作腕58から離れる方向に向かって
傾斜している。
従って、前記切換腕62が第14図に示す状態から反時
計方向へ復帰回動された時前記軸ピン63の先端にて前
記傾斜部58fを押圧し、係止腕68を巻ばね70の作
用に抗して第10図に示す矢印C方向とは反対方向に傾
動させ、前記切換腕62が第9図に示す位置へ復帰回動
するのを許容するようになっている。
なお、68gは前記係止腕68の他側縁に形成された折
曲部であり、第10図より明らかなように、前記操作腕
58に向かう方向に起立されてその先端面が形成されて
おり、後述するように、前記操作腕58の作動突起58
aと作動的に係合し得るように配置されている。
そして、このような構成により、前記手動操作レバー5
5は、第2図に示す三つの位置PI、P2.P3へ選択
的に移動し得るものである。
また第2図及び第4図を参照するに、71は前記ブラケ
ット44に枢軸72により回動可能に取付けられた中間
レバーで、その一腕先端71aは前記連係レバー34の
他端34aに上方より相対しており、細腕先端はロッド
73により前記切換レバー65の他端部に連結されてい
る。
またその中間レバー71には偏心コロ74がねじ75に
より調節可能に固定されており、中間レバー71が第4
図において反時計方向に回動された時、その偏心コロ7
4の周縁が前記送り制御レバー45の下側縁に係合し、
その送り制御レバー45を同方向へ回動させるものであ
る。
76は前記送り調節軸50に回動可能に遊嵌された回動
レバーで、ロッド77により前記中間レバー71に連結
されている。
78はミシン機枠に固着された取付板、79は枢軸80
によりその取付板78に回動可能に取付けられたスイッ
チ作動カム部体で、ロッド81により前記回動レバー7
6に連結されている。
82乃至84は前記取付板78に並設固着された三個の
後述する切換スイッチで、各作動子が前記スイッチ作動
カム部体79の下側部に係合可能に設けられており、前
記下側部に形成されたカム部79aにより順次作動し得
るように構成されている。
また、前記切換レバー65の細腕先端65bは前述した
連係腕26の長孔26cを貫通して延び、その上側縁が
前記停止レバー17の一腕に相対係合するもので、該切
換レバー65が第2図における反時計方向へ回動された
時、停止レバー17が第7図において引ばね20の作用
に抗して回動される。
次に、第11図を参照して電気回路の一実施例について
説明する。
P、Nは交流電源に接続される電源端子85゜86から
導出された交流母線で、この母線P、N間に整流子モー
タ等ミシンの主軸を1駆動するための前記電動モータ6
とこのモータへの電力供給を制御するためのサイリスタ
8Tとが直列に接続されている。
このサイリスタには保護用バリスタ88が並列に接続さ
れ、またそのサイリスタ87のゲート、カソード間には
抵抗89とコンデンサ90とからなる並列回路が誤点弧
防止手段として接続されている。
更に、前記母線P、N間には、前記サイリスタ87への
トリガ信号のレベルヲ設定する信号レベル設定回路が第
二のサイリスタ91を介して接続されており、この設定
回路は、複数個の抵抗92乃至9γとダイオード98と
からなる直列回路と、前記抵抗94と95の接続点及び
前記抵抗96.97の各摺動子96a。
97aに一端側がそれぞれ接続された速度設定用選択ス
イッチ99乃至101と、前記抵抗95乃至97の直列
回路に並列に接続された移送用のコンデンサ102と、
前記選択スイッチの他端側に接続された接点aと前記抵
抗97の摺動子97aに直接接続された接点すとを有し
、固定接点がダイオード103を介して前記サイリスタ
87のゲートに接続された切換スイッチ82とから構成
されている。
而して、前記選択スイッチ99乃至101は、第1図に
示すように、ミシンの脚柱部前方に解除用押しボタン1
04とともに配列された速度設定用押しボタン105乃
至107の押圧操作によりいずれか一つが閉成されるも
のである。
また前記切換スイッチ82は、前記手動操作レバー55
が第2図に示す位置P1に位置する時接点す側に接続さ
れており、その操作レバー55が位置P2に移動された
時前記スイッチ作動カム部体79により接点a側に切換
わり、更に位置P3に移動された時再度接点す側に接続
されるものである。
更に前記母線P、N間には、抵抗108゜109が前記
ダイオード98を介して直列に接続され、且つその抵抗
1090両端間には、ダイオード110、接点bfll
lに接続された切換スイッチ83及びコンデンサ111
の直列回路が接続されている。
そして前記切換スイッチ83の他方の接点aは抵抗11
2とダイオード113を介して前記第二のサイリスタ9
1のゲートに接続されている。
また、前記抵抗94乃至97の直列回路に並列に接続さ
れてバイパス回路を構成するトランジメタ1140ベー
スには、互いに並列に配置された三つの抵抗115乃至
117の一方の各端子がそれぞれ接続されており、それ
らの抵抗の他方の各端子は前記トランジスタ114のエ
ミッタに接続され、且つ、前記抵抗115乃至117の
各摺動子115a、116a、117aは、前記選択ス
イッチ99乃至101とそれぞれ連動して開閉されるス
イッチ118乃至120及び抵抗121を介して前記切
換スイッチ83の接点allに接続されている。
そして、その接点a側に接続された時の切換スイッチ8
3と前記コンデンサ111の直列回路に並列に、抵抗1
22とコンデンサ123とからなる直列回路が接続され
ており、前記切換スイッチ83は、前記切換スイッチ8
2と同様、前記手動操作レバー55が位置P2に位置す
る時接点す側に接続されており、その操作レバー55が
位置P2に移動された時スイッチ作動カム部体79によ
り接点a側に切換わり、更に位置P3に移動された時再
度接点す側に接続されるものである。
更にまた、前記抵抗93及び94の接続点と前記第二の
サイリスタ91のゲートとの間には、コンデンサ124
、抵抗125、ダイオード126とからなる直列回路が
接続され、且つ、前記抵抗92及び93の接続点と抵抗
125及びコンデンサ124の接続点との間には、切換
スイッチ84の接点aを介して図示極性のダイオード1
27が接続されており、前記切換スイッチ84の他方の
W点すは、前記トランジスタ1140ベース、エミッタ
間に接続された第二のトランジスタ1280ベースに抵
抗129を介して接続されている。
そして、前記切換スイッチ84は、前記手動操作レバー
55が第一の位置P1に位置する時接点す側に接続され
ており、その操作レバー55が第二の位置P2及びその
位置から第三の位置P3までの間に位置する時接点a側
に切換わる。
尚、130は前記トランジスタ128のベース、エミッ
タ間に接続された保護用抵抗、131は前記母線P、N
間に接続された雑防用のコンデンサ、132は電源スィ
ッチ、133はランプである。
また、前記第二のサイリスタ91のゲート、カソード間
には抵抗134とコンデンサ135との並列回路が誤点
弧防止手段として接続されている。
以上のように構成された実施例装置について、以下にそ
の作動態様を説明する。
第1図乃至第11図は、手動操作レバー55が第一の位
置P1に位置してミシンの運転が停止されている時の状
態を示すもので、解除用押しボタン104が操作されて
第1図に示す速度設定用の押しボタン105乃至107
が全て解放され、それにより、第11図に示す選択スイ
ッチ99乃至101及び連動スイッチ118乃至120
が全て開放されている。
そして、切換スイッチ82乃至84は全て接点す側に切
換っている。
また、第2図に実線にて示す調節板30、作動腕31、
連環32等の位置は、第一の手動操作つまみ28の操作
により針棒の揺動振幅が最大に設定された状態を示し、
第4図に示す送り調節カム部体40、送り制御腕47、
送り制御レバー45等の位置は、第二の手動操作つまみ
38の操作により布送り量が中送り量に設定された状態
を示している。
而して、電源スィッチ132を閉成すればミシン頭部内
に配置されたランプ133が点灯し、電源が投入された
ことをミシン使用者は感知する。
そしてミシンの運転速度を高速、中速、低速のいずれか
に設定すべく、第1図に示す速度設定用押しボタン10
5乃至107のいずれか一つ、例えば高速設定用の押し
ボタン105を抑圧操作すれば、その押しボタンは適宜
の手段により押圧状態に保持され、選択スイッチ99が
閉成されるとともに連動スイッチ118が閉成される。
そこで、ミシンを運転すべく手動操作レバー55を第2
図における位置P1から引ばね67の作用に抗して時計
方向へ回動操作すれば、操作腕58が同方向に回動され
、その嵌合孔58bの上側縁が軸ピン63の第二の軸筒
部63bを押圧し、切換腕62も同方向に回動される。
それにより切換レバー65が第2図における反時計方向
へ回動され、一方においてロッド73を介して中間レバ
ー71が回動し、ロッド77、回動レバー76、ロッド
81を介してスイッチ作動カム部体79が回動されると
ともに、他方において連係腕26及び停止レバー17が
第7図における反時計方向へ回動される。
そして、前記連係腕26の回動によりその押圧部26a
が作動レバー23の傾斜部23cに当接し、その傾斜部
を押圧して第8図において上方へ移動し、該作動レバー
23を巻ばね25の作用に抗して同図における時計方向
へ回動させる。
而して、前記手動操作レバー55が第2図に示す回動位
置P2に達した時、前記スイッチ作動カム部体79によ
り切換スイッチ82乃至84の各作動子が押圧操作され
、それら各スイッチ82乃至84が第11図における接
点a側へ切換わるとともに、停止レバー17がスリーブ
9の係合部9aの回転軌跡外へ移動し、且つ作動レバー
23は、その爪部23aが第8図に二点鎖線にて示すよ
うにプーリ3の環状溝3cより離脱することにより、巻
ばね25の作用により第7図における反時計方向へ回動
し、第16図に示すように、前記プーリ3の突出ボス部
3aの周面に当接し、連係腕26の抑圧部26aの作用
によりその状態に保持される。
そして、前記手動操作レバー55が回動位置P2に達し
たことは、前記軸ピン63の第一の軸筒部63aが係止
腕68の傾斜縁68aを乗り越えて案内縁68bに当接
する際に生ずる前記手動操作レバー55の回動抵抗の急
激な変化及び当接音によって作業者に感知されるもので
、その時点で該レバー55を解放すれば、第12図に示
すように、前記第一の軸筒部63aが係合溝68dの上
側縁に係合した状態に、即ち、手動操作レバー55が第
2図における回動位置P2に引ばね67の作用に抗して
保持される。
この状態では前記中間レバー71の偏心コロ74は前記
送り制御レバー45には何ら関係せず、また中間レバー
71の先端71aも連係レバー34の端部34aには係
合しない。
而して、前記切換スイッチ83の接点a側への切換わり
により、それまでに充電されたコンデンサ111の電荷
が抵抗112、ダイオード113を介して第二のサイリ
スタ91のゲートに入力され、このサイリスクが導通す
る。
また、前記コンデンサ111の電荷は抵抗121、連動
スイッチ118、摺動子115a及び抵抗115を介し
てトランジスタ1140ベースに入力され、このトラン
ジスタがオンする。
従って、前記第二のサイリスタ91の導通により母線P
から信号レベル設定回路に流れ込む電流は、最初は抵抗
94乃至97の直列回路を殆んど通らず、大部分トラン
ジスタ114よりなるバイパス回路へ迂回してダイオー
ド98を通って母線Nへ流れる。
そして前記コンデンサ111の放電が進むにつれて前記
トランジスタ114のベースへの入力が減少し、前記バ
イパス回路を流れる電流は徐々に減少し、代って前記抵
抗95乃至97の直列回路を流れる電流が次第に増加し
、前記コンデンサ111の放電がほぼ完了した時トラン
ジスタ114がオフしてバイパス回路が遮断される。
それ故に、信号レベル設定回路による第一のサイリスタ
87へのトリガ信号は、前記切換スイッチ82及び83
の接点a側への切換わり直後においては極めて小さく、
そのサイリスタ87を瞬時に導通させるにはいたらない
が、徐々にその信号レベルが上昇して該サイリスタ87
を導通させ、電動モータ6に電力が供給されて該モータ
が起動する。
そして、前記サイリスタの導通角が広がるにつれて該モ
ータ6の回転数が増加し、前記トランジスタ114がオ
フした時、予め選択的に閉成された選択スイッチ99に
より設定されたレベルのトリガ信号がサイリスク87に
入力され、前記モータ6は所定の回転速度に達する。
ところで、前記第二のサイリスタ91が導通して電流が
流れる時、切換スイッチ84が接点a狽0へ切換わって
いるため、コンデンサ124が充電され、次の電流が流
れない時そのコンデンサ124の電荷が抵抗125及び
ダイオード126を介して前記サイリスタ91のゲート
に入力され、このサイリスタは引続き導通状態に保持さ
れる。
従って、該サイリスタ91は一旦導通すると切換スイッ
チ84が接点す側に復帰するまで、即ち手動操作レバー
55が第一の位置P1に復帰されるまで導通状態に保持
され、この間前記コンデンサ124は充放電をくり返す
ものである。
それ故、前記トランジスタ114がオフした後は、前記
モータ6は予め設定された回転速度にて定回転駆動され
る。
而して、前記モータ6が起動するとプーリ3が軸筒4と
ともに回転し、螺旋ばね8の巻き締りにより主軸1が起
動され、従来のミシンにおいてコントローラを徐々に押
圧した時と同様、次第に回転速度を増加して所定の回転
速度に達し、以後定速回転駆動される。
その際、スリーブ9が螺旋ばね8とともに主軸1と一体
的に回転することは明らかである。
このようにしてミシンが運転されると、前記第−及び第
二の手動操作つまみ28゜38により設定された振幅及
び布送り量にて所望の縫製作業が遂行されるが、この縫
製作業中細の押しボタン106又は107を押圧操作す
れば、前記押しボタン105が解放され、前記選択スイ
ッチ99及び連動スイッチ118が開放されるとともに
、他の選択スイッチ100又は101がその連動スイッ
チ119又は120とともに閉成され、前記サイリスタ
87には前述の場合より低いレベルのトリガ信号が入力
され、モータ6はそれに応じた回転速度(中速又は低速
)にて駆動される。
この際には、前記コンデンサ111が放電してしまって
いるため、トランジスタ114はオフのままである。
そして、前記手動操作レバー55が第二の位置P2に保
持されている間中、停止レバー17及び作動レバー23
は第16図及び第17図に示す状態に保持されている。
このようにして所望の縫製を行った後、或いは縫製の途
中にてミシンの運転を停止すべく、前記手動操作レバー
55が前記第二の位置P2から第一の位置P1へ復帰回
動されると、第15図に示すように、切換腕62は軸ピ
ン63の第一の軸筒部63aが係止腕68の係合溝68
dに係合しているためすぐには移動し得す、その切換腕
62とは無関係に操作腕58が同図の反時計方向へ回動
され、その作動突起58aが前記係止腕68の折曲部6
8gの傾斜面に下方から係合し、その係止腕68を巻ば
ね70の作用に抗して後方(第10図における右方)へ
移動させる。
それにより、前記第一の軸筒部63aと係合溝68dと
の係合が解離され、前記切換腕62は引ばね64の作用
により前記操作腕58に追従すべく回動する。
従って、前記手動操作レバー55が第一の位置P1に復
帰回動された時、操作腕58及び切換腕62も第2図及
び第9図に示す位置に復帰し、切換レバー65、中間レ
バー71、スイッチ作動カム部体79も原位置に復帰す
る。
而して、前記切換レバー65の引ばね67の作用による
復帰回動により、連係腕26も第16図における時計方
向へ回動され、且つ停止レバー17も引ばね20の作用
により前記切換レバー65に追従して同図における時計
方向へ回動する。
しかしながら、その停止レバー17は、その係合部17
bが作動レバー23の起立部23bに当接することによ
り、それ以後の回動が阻止される(第18図参照)。
また、前記連係腕26の回動により、第17図に二点鎖
線にて示すように、その押圧部26aによる作動レバー
23の抑圧が解除され、該作動レバー23の爪部23a
は巻ばね25の作用によりプーリ3の突出ボス部3aの
周側面に沿って移動し、第18図に示すように、その平
坦部3dに当接するか或いは螺旋溝3bの始端部に嵌入
する。
他方、前記スイッチ作動カム部体79の復帰回動により
、三個の切換スイッチ82乃至84はそれぞれ接点す側
へ復帰する。
その切換スイッチ84の復帰により、それまで充放電を
くり返していたコンデンサ124は、抵抗125、ダイ
オード126、サイリスタ91のゲートからカソード、
抵抗92及び93の閉回路により放電を継続し、サイリ
スタ91を引続き導通状態に保持する。
そして、切換スイッチ82が接点す側に復帰したため、
サイリスタ87のゲートには、選択スイッチ99乃至1
01のいずれが閉成されているにも拘らず、低速設定用
の選択スイッチ101が閉成されている時と同一レベル
の点弧信号が入力され、そのサイリスタ87も引続き導
通状態に保持される。
従って、電動モータ6は、前記手動操作レバー55が第
一の位置P1へ復帰移動されたにも拘らず、前記コンデ
ンサ124の放電がほぼ完了するまで定低速にて回転駆
動されるもので、その間主軸1がほぼ四回転するように
前記抵抗125゜92及び93等により設定されており
、前記コンデンサ124、切換スイッチ82、抵抗97
、摺動子97a等は低速駆動手段を構成するものである
而して前記作動レバー23の爪部23aは、プーリ3の
引続(矢印A方向への回転により、遅くともその一回転
以内に螺旋溝3bに嵌入し、その後のプーリ3の回転に
よりその螺旋溝3bに案内されるため、作動レバー23
は巻ばね25の作用に抗して漸次第18図における時計
方向へ回動される。
そして、前記爪部23aが螺旋溝3bに嵌入してから前
記プーリ3がほぼ一回転生した時、前記作動レバー23
の起立部23bと停止レバー17の係合部17bとの係
合が解離され、該停止レバー17が引ばね20の作用に
より復起回動し、その当接部17aがスリーブ9の係合
部9aの回転軌跡上に位置する。
従って、その停止レバー17の復帰後主軸1の一回転以
内に前記係合部9aが停止レバー17の当接部17aに
当接し、螺旋ばね8の一端8aが係止されて拡開し、且
つそのばね8がスリーブ9とともに停止される。
それにより、前記主軸1は天秤が最上位置に達した状態
において停止するもので、その後前記コンデンサ124
の放電がほぼ完了してモータ6への電力の供給が遮断さ
れ、該モータが停止する。
その際、前記作動レバー23の爪部23aは、モータ6
の停止以前にプーリ3の環状溝3cに嵌入するものであ
り、各部材は第7図に示す位置をとる。
尚、前記作動レバー23、螺旋溝3b等は、上記の説明
から明らかなように、停止レバー17の引ばね20の作
用による復帰移動を一時的に阻止しており、機械的遅延
手段を構成するものである。
また、前記スリーブ9は螺旋ばね8の異常な拡開を阻止
する役目をもなしている。
このようにしてミシンが停止した後天の縫製を開始すべ
く再度手動操作レバー55を第二の位置P2へ移動操作
すれば、前述と同様にして、ミシンはゆっくりと始動し
て次第に速度を増し、その後速度設定用の押しボタン1
05乃至107のいずれかの押圧操作により予め設定さ
れた速度にて定常運転され、前記手動操作レバー55が
前記位置P2から第一の位置P1へ復帰操作されると、
前記設定された速度に関係な(低速にて一旦運転が継続
され、その後天秤が最上位置に達した状態にてミシンの
運転が停止されるもので、前記手動レバー55が復帰操
作されてから少なくとも主軸が二回転する間はミシンが
低速で駆動されるため、ミシン停止時の衝激は緩和され
る。
ところで、本実施例装置においては、前記手動操作レバ
ー55は第2図に示す回動位置P3へも移動操作し得る
ように構成されており、その位置において低速にて止め
縫を遂行し得るものである。
即ち、縫製開始に際して前記手動レバー55を第一の位
置P1から第二の位置P2を越えて第三の位置P3へ回
動操作すれば、操作腕58及び切換腕62は第13図に
示す状態に移動され、軸ピン63の第一の軸筒部63a
が係止腕68の係止縁68cに係合し、前記レバー55
が押圧されている間その位置に保持される。
その位置P3への手動操作レバー550回動操作により
切換レバー65が引ばね67の作用に抗して第2図にお
いて反時計方向へ最大に回動され、一方において中間レ
バー71が第4図における反時計方向へ最大に回動され
るとともに、他方において連係腕26が同方向に最大に
回動される。
前記中間レバー710回動により、偏心コロ74が送り
制御レバー45の下側縁に当接して該レバーを同方向に
回動させ、ロッド53及び連結腕52を介して送り調節
軸50が巻ばね54の作用に抗して送り調節部体51と
ともに回動され、その部体51が止め縫に適した状態、
例えば微小前進送り量或いは微小後進送り量を送り歯に
付与し得る状態に変更される。
この際、送り制御腕47の係合ピン49は送り調節カム
部体40の正送りカム面から離れる方向へ移動されるこ
とになり、第二の手動操作つまみ38の設定作用は無効
化される。
また前記送り調節部体510回動位置は、前記偏心コロ
14を回動することにより調節し得るものである。
他方、前記中間レバー710回動によりその先端71a
が連係レバー34の一端部34aを上方より押圧し、そ
のレバーを第2図における二点鎖線位置へ回動させる。
従って、作動腕31は調節板30とは無関係に実線位置
りから二ζ鎖線位置Eに回動され、第一の手動操作つま
み28の設定作用に関係なく連環32を介して針棒連環
のコロを揺動リンクの揺動支点に一致させ、針棒の揺動
振幅が零になるよう変更される。
また、前記連係腕26060回動り、その押圧部26b
は第17図に示す実線位置より更に上方に移動し、作動
レバー23の第二の傾斜部23dに係合して該レバーを
同図において更に回動させ、その前面上を通過して第1
9図に示す位置に移動する。
この際、前記作動レバー23は、前述したように、その
爪部23aが環状溝3cから離脱して突出ボス部3cの
周側面に当接するように移動する。
また、第19図に示す状態において、連係腕26の第一
の押圧部26aは作動レバー23を巻ばね25の作用に
抗して押圧しており、その爪部23aは螺旋溝3bの上
方に保持され、第二の抑圧部26bは前記作動レバー2
3の傾斜縁23eに上方より相対している。
更に、係止レバー17は引ばね20に抗して反時計方向
に最大に回動され、その当接部17aはスリーブ9の係
合部9aの回転軌跡外に位置する。
また更に、前記中間レバー710回動によりスイッチ作
動カム部体79が回動され、各切換スイフチ82乃至8
4が以下のように作動し、モータ6が駆動される。
即ち、前記手動操作レバー55が前述した第二〇回動位
置P2を通るため、切換スイッチ82及び83は、第1
1図に示す状態から一旦接点al!lへ切換わり、前述
と同様、コンデンサ111の電荷がサイリスタ91のゲ
ートに入力され、該サイリスタが導通してモータ6がゆ
つ(つと起動しようとする。
しかしながら、前記手動操作レバー55がその第二の位
置P2を瞬時に通過して第三の位置へ移動された時には
、前記切換スイッチ83が瞬時に接点す側へ復帰し、サ
イリスタ91を導通するに至らない場合がある。
この場合には、前記スイッチ83の接点a側への切換わ
り時に前記コンデンサ111の放電により瞬時に充電さ
れたコンデンサ123の電荷が前記サイリスタ91のゲ
ートに入力されるため、該サイリスタは導通する。
そして一旦導通した後は、前記手動操作レバー55が第
一の位置P1に復帰移動されるまで切換スイッチ84が
接点a側に切換わっているため、コンデンサ124の充
放電のくり返しにより該サイリスタ91は連続して導通
状態に保持される。
また、前記コンデンサ123の電荷が閉成されている連
動スイッチ、例えばスイッチ118を介してトランジス
タ1140ベースに入力され、バイパス回路が作動し、
前述したように、モータ6の回転数が徐々に増加する所
謂ゆっくりスタートの現象が生じる。
そして、前記前記切換スイッチ82が接点bllに復帰
しているため、たとえ高速設定用の選択スイッチ99が
閉成されていたとしても、あたかも低速設定用の選択ス
イッチ101が閉成されているかの如く、前記モータは
所定の低回転速度に達した後はその定低速にて回転駆動
されろ。
以上のように、前記手動操作レバー55が第一の位置P
1から第三の位置P3へ移動操作された時、前記第−及
び第二の手動操作つまみ28゜38の設定状態に関係な
(、針棒の揺動振幅が零に変更されるとともに布送り量
が微小送り量に変更され、また速度設定用押しボタンに
よる速度選択設定状態に関係なく、モータ6が低速にて
駆動されるように変更されるもので、これにより安易に
止め縫を遂行し得る。
上記のようにして所望の止め縫を行った後、前記手動操
作レバー55の押圧を解除すれば、引ばね67の作用に
より切換レバー65が回動し、切換腕62及び操作腕5
8等は第12図に示す位置に移動してその位置に保持さ
れる。
従って、手動操作レバー55は前述した第二の位置に復
帰してその位置に保持され、中間レバー71及びスイッ
チ作動カム部体79も対応する位置に移動する。
その際、連係腕26は切換レバー650回動により第1
9図において時計方向へ回動され、第20図に示す状態
を経て第16図に示す状態に移行する。
それ故に、前記切換スイッチ82及び83が接点all
Jへ再度切換わり、最初に述べた場合と同様、コンデン
サ1110作用によりモータ6はゆっくりと立ち上がり
、次第に回転速度を増加して予め選択設定された速度に
達して定速回転駆動される。
また作動腕31は係合ピン33が調節板30の突起30
aに係合する位置に復帰し、送り調節部体51も係合ピ
ン49が送り調節カム部体40のカム面40aに係合す
る状態に復帰しており、それ故に、第−及び第二の手動
操作つまみ2B 、38により予め設定された揺動振幅
及び送り量にて、且つ押しボタン105乃至107によ
り予め設定された速度にて所望の縫製を遂行し得る。
その縫製が完了した時、前述したように手動操作レバー
55を第一の位置P1へ移動操作すれば、主軸1の数回
転後に天秤が最上位置に達した状態にてミシンが停止す
るが、もし縫製終了時における止め縫を遂行したい場合
には、前記手動レバー55を前記位置P2から再度第三
の位置P3へ押圧操作すればよい。
それにより、操作腕58及び切換腕62が第14図に示
す位置へ移動し、軸ピン63の第一の軸筒部63aが係
止腕68の案内溝68eの下側縁に当接してそれ以上の
回動が阻止される。
前記切換腕62の第14図に示す位置は、前記第一の軸
筒部63aが係止腕68の係止縁68cに当接した時(
第13図参照)と全く同じ位置をとる。
従って、切換レバー65、中間レバー71、スイッチ作
動カム部体79、連係腕26等が前述した止め縫のため
の位置へ回動し、低速にて止め縫を遂行し得る。
この際、切換スイッチ83は接点a側から接点す側へ切
換わるものであり、コンデンサ123はそれ以前に放電
してしまっており、トランジスタ114はオンせず、バ
イパス回路は作動しない。
そして所要の止め縫を行った後前記手動操作レバー55
の押圧を解除すれば、前記切換腕62は引ばね67の作
用により回動し、軸ピン63の第一の軸筒部63aが係
止腕68の傾斜部68fに当接し、該係止腕68を巻ば
ね70の作用に抗して傾動させる。
従って、前記軸ピン63は係止腕68に係止されること
なく移動し、第9図に示す位置へ復帰するもので、それ
故に、前記手動操作レバー55は第二の位置P2を通過
して第一の位置P1に復帰し、切換レバー65、連係腕
26、中間レバー71、スイッチ作動カム部体79等も
対応して復帰回動する。
然るに、前記切換レバー65及び連係腕26の第19図
に示す位置からの引きばね67及び20の作用による回
動の際、前記連係腕26の第二の押圧部26bが作動レ
バー23の傾斜縁23eに係合し、該レバー23を第一
の押圧部26aにより押圧した状態にて一旦巻ばね25
の作用に抗して回動させ(第20図参照)、その後前記
傾斜縁23eと押圧部26bとの係合を解離して連係腕
26は第7図に示す位置に瞬時に移動される。
また、停止レバー17は引ばね20の作用により前記切
換レバー65及び連係腕26と一体的に復帰回動する。
それ故に、前記作動レバー23が第20図に示す位置か
ら巻ばね25の作用により同図における反時計方向へ回
動される時、その起立部23bが前記停止レバー17の
係合部17bの下側縁に相対する位置に回動される以前
にその停止レバー17が引ばね20の作用により回動す
ることになり、前記起立部23bは前記係合部17bの
側縁に当接してその後の回動が阻止され、その状態にお
いて爪部23aは環状溝3cに嵌入する。
従って、停止レバー17は、第20図に示す状態からそ
の当接部17aがスリーブ9の係合部9aの回転軌跡上
に位置する状態まで直ちに回動する。
他方、前記スイッチ作動カム部体790回動により、切
換スイッチ82及び83は一旦接点a側に切換った後接
点す側に復帰し、また切換スイッチ84は、手動操作レ
バー55が第二の位置P2を通過するまでは接点a側に
接続されており、その後接点す側に復帰する。
そして、その切換スイッチ84が接点す側に切換った後
において、サイリスタ91はコンデンサ1240作用に
より所定の時間導通状態に保持されており、第二のトラ
ンジスタ128がオンして第一のトランジスタ114を
オフするため、バイパス回路は作動しない。
従って、電動モータ6は、前記止め縫時の速度から殆ん
ど変動することな(低速にて引続き駆動される。
しかしながら、前記停止レバー17が復帰しているため
、その当接部17aにスリーブ9の係合部9aが主軸の
一回転以内に当接し、螺旋ばね8が拡開されて停止する
それにより前記主軸1は天秤が最上位置に達した状態に
おいて停止するもので、その後コンデンサ124の放電
が完了してモータ6への電力の供給が遮断され、そのモ
ータが停止する。
従って、前記手動操作レバー55が第三の位置P3から
第一の位置P1へ引ばね67の作用により復帰移動した
際、主軸1は直ちに定位置に停止されるもので、止め縫
の遂行後に第−及び第二の手動操作つまみ28.38の
設定作用による揺動振幅及び送り量にて縫製が行われる
ことはないが、万一前記作動レバー23及び螺旋溝3b
等からなる遅延手段が作動し、停止レバー17の引ばね
20の作用による復帰移動が一時的に阻止されると、前
記つまみ28,38により予め設定された揺動振幅及び
送り量にてその後の縫製が三、四針分行われるごとにな
り、外観上望ましくないばかりか作業上非常に危険であ
る。
本実施例装置においては、前記連係腕26の第二の押圧
部26bが作動レバー23の傾斜縁23eと協働して前
記遅延手段の作用を無効化するために作動し、前記好ま
しくない現象が生ずるのを阻止しており、前記押圧部2
6bは遅延作用無効化手段を構成するものである。
以上の説明から明らかなように、前記手動操作レバー5
5が第一の位置P1から第二の位置P2を越えて第三の
位置P3へ押圧操作された時低速にて縫製開始時の止め
縫を遂行し得、その手動レバー55の押圧を解除すると
前記第二の位置P2へ復帰してその位置に保持され、予
め設定された振幅及び送り量により且つ予め選択設定さ
れた運転速度にて所望の縫製を遂行し得、その後再度前
記手動操作レバー55を押圧して前記第三の位置P3へ
移動操作すれば縫製終了時の止め縫を低速にて遂行し得
、その後手動操作レバー55の抑圧を解除すれば前記第
二の位置P2を通り過ぎて第−の位置P1へ復帰し、天
秤が最上位置に達した状態にて直ちにミシンが停止する
ものであり、前記操作腕58、切換腕62及び係止腕6
8等は縫製作業に関するプログラムを設定するためのプ
ログラム手段を構成しており、前記手動操作レバー55
はそのプログラムに従って簡便に操作し得る。
また、前述の縫製開始時における止め縫を省略したい場
合には、前記手動レバー55を第一の位置P1から第二
の位置P2を越えた位置まで移動操作し、前記第三の位
置P3に達する以前にそのレバー55を解放すればよく
、それにより該レバーは第二の位置P2に保持され、直
ちに所望の縫製を遂行し得る。
更に、縫製終了時の止め縫を省略したい場合には、前記
手動操作レバー55を第二の位置P2から第一の位置P
1へ向って強制的に移動操作すればよく、その際、操作
腕58は嵌合孔58bの存在により切換腕62とは別個
に回動され、その作動突起58aと係止腕68の折曲部
68gとの協働作用により前記切換腕62に対する係止
腕68の係止作用が解除されるもので、前記作動突起5
8a、嵌合孔58b及び折曲部68gにより前記プログ
ラムをくずすための解除手段が構成されている。
そして、そのようにして前記手動操作レバー55が第二
の位置P2から第一の位置P1へ復帰移動された時には
、ミシンは予め選択設定された運転速度に関係なく低速
にて三回転程運転された後天秤が最上位置に達した状態
で停止する。
更にまた、前記縫製開始時における止め縫を遂行する際
及びその止め縫に続く所望の縫製を遂行する際、或いは
縫製開始時における止め縫を省略して直ちに所望の縫製
を遂行する際、モータの回転速度が短時間のうちに予め
設定された速度に達するのが防止されており、該モータ
の回転数はゆっくりと立ち上り、ミシンは従来の足踏式
コントローラを徐々に押圧した場合と同様に始動するも
のである。
ところで、ミシンの停止後において、加工布を針のまわ
りに回動したり或いは下糸を引下げたりするために、手
動によって主軸1を回転して針棒を上下動させたい場合
がある。
このような場合、本実施例装置においては以下に述べる
ようにして停止レバー17の当接部17aとスリーブ9
の係合部9aとの係合が解離される。
即ち、ミシンが停止した状態を示す第4図及び第6図を
参照するに、バンドホイール11が手動にて主軸1の正
回転方向Aに引ばね14の作用に抗して回動されると、
主軸1及び取付板100回転が阻止されているため、バ
ンドホイール11の突出部11bが移動腕15に対して
相対的に前記A方向に移動し、そのカム部15aと係合
して該移動腕15を引ばね16の作用に抗して枢軸10
aのまわりに回動させる。
従って、その移動腕150作動部15bは、主軸10半
径方向において比較的外方へ移動して該レバー17のピ
ン21に当接し、該レバー17を引ばね20の作用に抗
して回動させる。
それ故に、その当接部17aがスリーブ9の係合部9a
から解除してその回転軌跡外へ移動し、その後前記バン
ドホイール11の溝11aの側面が第二の軸筒7の突出
部7aに当接し、主軸1が該軸筒IとともにA方向に回
動される。
またバンドホイール11が逆回転方向に回動された時に
は、前記係合部9aの背後が傾斜面に形成されているた
め、停止レバー17がその傾斜面により回動され、主軸
10回転が阻止されろことはない。
このように、ミシン停止後における主軸の手動回転はバ
ンドホイールの回動操作により自由に行い得るものであ
る。
以上説明した本実施例装置においては、クラッチスプリ
ングの役目をなす螺旋ばね8を使用し、停止レバー17
が回転部体としてのスリーブ9の係合部9aに当接した
時ミシンの主軸1が強制的に停止されるとともに、前記
螺旋ばね8が拡開して電動モータ6と主軸1との駆動連
結が遮断され、ソノ後肢モータ6の回転が停止されるよ
うに構成されているが、このようなりラッチ手段を用い
ずミシンの主軸をモータとともに強制的に停止させるよ
うに構成することも可能である。
また、本実施例装置においては、手動操作レバー55が
第三の位置P3へ移動操作された時低速にて止め縫を遂
行し得るように構成されているが、止め縫に代えてミシ
ンの適宜の制御機構を作動し得るように構成することも
可能である。
本発明は、以上詳述したように、ミシン機枠外部から手
動操作可能な押しボタン及び選択スイッチ等の速度設定
手段によりモータの回転速度が予め選択設定され、手動
操作レバー等の手動操作部体の操作により前記モータの
駆動が制御され、モ−タの起動後予め設定されたモータ
回転速度にてミシンが運転されるように構成された所謂
コントローラ内蔵式のミシンにおいて、前記手動操作部
体がミシンの運転を停止するための第一の位置と、ミシ
ンを運転するための第二の位置とに選択的に移動し得る
ように構成され、前記手動操作部体がミシンの運転を停
止するために前記第二の位置から第一の位置へ移動操作
された時、その移動時期に関係な(ミシンの主軸の数回
転後に天秤が最上位置に位置する状態等の定位置に該主
軸が停止されるものであり、特には、主軸と一体的に回
転する回転部体の係合部に係合してその主軸を定位置に
停止させるための停止レバーを、前記手動操作部体が第
二の位置に移動されている間発条の作用に抗して前記係
合部と係合しない不作用位置に保持するとともに、前記
手動操作部体が第一の位置へ移動された時、作動レバー
及び螺旋溝等の遅延手段の作用により前記停止レバーの
発条の作用による復帰移動を一時的に阻止し、且つその
間低速駆動手段の作用により前記速度設定手段により予
め選択設定された速度に関係なく低速にて前記主軸を1
駆動し、その主軸の数回転後に前記停止レバーが遅延復
帰して主軸を定位置に停止させるとともに、その後主軸
を駆動していた電動モータが停止するようにしたもので
、主軸停止時にミシン駆動機構に大きな衝激を与えろこ
ともなく耐久性を確保し得、操作の簡便さと相俟って作
業性極めて良好なる実用的な主軸定位置停止装置を提供
するものである。
更に、本発明においては、前記手動操作部体が速度設定
手段により予め選択設定された速度に関係なく低速にて
ミシンを運転するための第三の位置へも選択的に移動操
作し得るように構成されており、前記手動操作部体がそ
の第三の位置から前記第二の位置を通過してミシンの運
転を停止するための第一の位置へ移動された時、前記遅
延手段の作用が無効化されて停止レバーが前記係合部の
回転軌跡上へ直ちに移動復帰し、前記主軸が前記手動操
作部体の移動後その一回転以内に定位置に停止されるも
ので、不必要な縫目の形成が阻止され、作業性を一層向
上し得る全く新規な装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示すもので、第1
図はミシンの外観を示す斜視図、第2図はミシンの機枠
を取除いて示す要部正面図、第3図は一部を破断してし
めず第2図の拡大平面図、第4図は第2図のIV−IV
線断面図、第5図は第4図の■−v線拡大断面図、第6
図は第5図のVI −■線断面図、第7図は第4図の部
分拡大説明図、第8図は第7図の■−■線断面図、第9
図は第2図の部分拡大正面図、第10図はその右側面図
、第11図は電気回路図、第12図乃至第15図はそれ
ぞれ第9図と異なる作動状態を説明するための第9図相
当正面図、第16図は第7図と異なる作動状態を説明す
るための第7図相当説明図、第17図は第16図のX■
−X■線断面図、第18図乃至第20図はそれぞれ第7
図及び第16図と異なる作動状態を説明するための第7
図相当説明図である。 図中1はミシンの主軸、2はミシン機枠、3は螺旋溝3
bを有するプーリ、5は電動モータ、8は螺旋ばね、9
は係合部9aを有するスリーブ、17は停止レバー、2
0は引ばね、23は作動レバー、26は押圧部26bを
有する連係腕、28は第一の手動操作つまみ、38は第
二の手動操作つまみ、55は手動操作レバー、58は操
作腕、62は切換腕、63は軸ピン、65は切換レバー
、67は引ばね、68は係止腕、71は中間レバー、7
9はスイッチ作動カム部体、82乃至84は切換スイッ
チ、99乃至101は選択スイッチ、105乃至107
は速度設定用の押しボタン、124はコンデンサである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシンの主軸を駆動するための電動モータと、その
    モータに電力を供給するためのモータ駆動回路と、その
    モータ駆動回路に接続され前記モータの回転速度を予め
    選択設定するためにミシン機枠外部から手動操作可能な
    速度設定手段と、前記モータ駆動回路を作動しミシンの
    運転及びその運転の停止を制御するためにミシン機枠外
    部から操作可能な手動操作部体とを備えたミシンにおい
    て、前記手動操作部体がミシンの運転を停止するための
    第一の位置と、前記速度設定手段により選択設定された
    モータ回転速度にてミシンを運転するための第二の位置
    とに選択的に移動し得るようにされていることと、 一個の係合部を有し前記主軸と一体的に回転し得る回転
    部体と、 その回転部体の前記係合部の回転軌跡上に常には発条の
    作用により位置し、その係合部に係合することにより前
    記主軸を定位置に停止させるための停止レバーと、 その停止レバーと前記手動操作部体とを作動的に連結し
    、その操作部体が前記第二の位置へ移動操作された時前
    記停止レバーを発条の作用に抗して前記係合部の回転軌
    跡外へ移動させ、且つ前記手動操作部体が第二の位置か
    ら第一の位置へ移動操作された時前記停止レバーが発条
    の作用により前記係合部の回転軌跡上へ復帰移動するの
    を許容する連結手段と、 前記手動操作部体が第二の位置から第一の位置へ移動操
    作された時作動し、前記停止レバーの発条の作用による
    復帰移動を一時的に阻止するための機械的遅延手段と、 前記モータ駆動回路に接続され、前記手動操作部体がミ
    シンの運転を停止するために第一の位置へ移動操作され
    たにも拘らず、少な(とも前記停止レバーが係合部の回
    転軌跡上へ復帰してその・係合部に係合するまでの間一
    時的に前記モータを前記速度設定手段の設定作用に関係
    な(低速にて駆動するための低速駆動手段と を設けたことを特徴とする主軸定位置停止装置。 2 ミシンの主軸を駆動するための電動モータと、その
    モータに電力を供給するためのモータ駆動回路と、その
    モータ、駆動回路に接続され前記モータの回転速度を予
    め選択設定するためにミシン機枠外部から手動操作可能
    な速度設定手段と、前記モータ駆動回路を作動しミシン
    の運転及びその運転の停止を制御するためにミシン機枠
    外部から操作可能な手動操作部体とを備えたミシンにお
    いて、前記手動操作部体がミシンの運転を停止するため
    の第一の位置と、前記速度設定手段により選択設定され
    たモータ回転速度にてミシンを運転するための第二の位
    置と、前記速度設定手段の設定作用に関係なく低速にて
    ミシンを運転するための第三の位置とに選択的に移動し
    得るようにされていることと、 一個の係合部を有し前記主軸と一体的に回転し得る回転
    部体と、 その回転部体の前記係合部の回転軌跡上に常には発条の
    作用により位置し、その係合部に係合することにより前
    記主軸を定位置に停止させるための停止レバーと、 その停止レバーと前記手動操作部体とを作動的に連結し
    、その手動操作部体が前記第二の位置及び第三の位置へ
    移動操作された時前記停止レバーを発条の作用に抗して
    前記係合部の回転軌跡外へ移動させ、且つ前記手動操作
    部体が前記第一の位置へ移動操作された時前記停止レバ
    ーが発条の作用により前記係合部の回転軌跡上へ復帰移
    動するのを許容する連結手段と、 前記手動操作部体が第二の位置から第一の位置へ移動操
    作された時作動し、前記停止レバーの発条の作用による
    復帰移動を一時的に阻止するための機械的遅延手段と、 前記モータ駆動回路に接続され、前記手動操作部体がミ
    シンの運転を停止するために第一の位置へ移動操作され
    たにも拘らず、少なくとも前記停止レバーが係合部の回
    転軌跡上へ復帰してその係合部に係合するまでの間一時
    的に前記モータを前記速度設定手段の設定作用に関係な
    く低速にて駆動するための低速駆動手段と、 前記手動操作部体が前記第三の位置から第二の位置を通
    過して第一の位置へ移動される時作動し前記遅延手段の
    作用を無効化するための遅延作用無効化手段と を設げ、 前記手動操作部体がミシンを低速にて運転するための第
    三の位置からミシンの運転を停止するための第一の位置
    へ移動された時、前記停止レバーが直ちに前記係合部の
    回転軌跡上へ復帰するようにしたことを特徴とする主軸
    定位置停止装置。
JP4667975A 1975-04-17 1975-04-17 ミシンにおける主軸定位置停止装置 Expired JPS5922553B2 (ja)

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JPS51122538A JPS51122538A (en) 1976-10-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58130681U (ja) * 1982-02-26 1983-09-03 山井 順明 ミシンのリバ−スレバ−用制御装置

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JPS51122538A (en) 1976-10-26

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