JP3765360B2 - 針振り機能糸調子開放機能付きミシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、針振り機能糸調子開放機能付きミシンに関し、特に、針振り機構と糸調子開放機構とを共通の回転型アクチュエータで作動させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭用のミシンのヘッド部には、針棒を布送り方向(前後方向)と直交する方向(左右方向)へ揺動させる針振り機構と、糸駒から縫針に供給される上糸に張力を付与する糸調子機構と、糸調子機構を開放させる糸調子開放機構が設けられている。針振り機構は、ステッピングモータ等のアクチュエータを有し、このアクチュエータにより前後方向向きの軸心回りに枢支された針棒抱とともに針棒を左右方向へ揺動し、前後方向へ送られる加工布にジクザク縫目等の種々実用模様の縫目を形成可能にしている。
【0003】
糸調子機構は、相対向状に設けられた1対の調子皿(固定調子皿と可動調子皿)と、可動調子皿を固定調子皿の方へ付勢する付勢部材を有し、付勢部材の付勢力で圧接された1対の調子皿の間に、糸駒から天秤を経て縫針へ供給される上糸の途中部を挟持して上糸に張力を付与し、また、糸調子開放機構は、ソレノイドアクチュエータ等のアクチュエータを有し、このアクチュエータにより可動調子皿を固定調子皿から離隔する方へ移動駆動し、1対の調子皿を離隔して上糸を開放するように構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のミシンでは、針振り機構のアクチュエータと糸調子開放機構のアクチュエータとを夫々設けなければならないため、製作コストが高価になり、ミシンのヘッド部も大型化する。
本発明の目的は、糸調子開放機構と針振り機構を共通の回転型アクチュエータにより作動可能し、ミシンの製作コストを低減し、ミシンのヘッド部を小型化可能な針振り機能糸調子開放機能付きミシンを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の針振り機能糸調子開放機能付きミシンは、針棒を布送り方向と直交する方向へ揺動させる針振り機構と、上糸供給源から縫針に供給される上糸に張力を付与する糸調子機構と、この糸調子機構を開放させる糸調子開放機構と、前記針振り機構と前記糸調子開放機構とを作動させる回転型アクチュエータとを備えたミシンにおいて、前記回転型アクチュエータを前記針振り機構の針振り作動範囲から一方側へ外れた回転位置へ回転させることにより前記回転型アクチュエータの原点設定を行うとともに、前記回転型アクチュエータを前記針振り機構の針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転させることにより前記糸調子開放機構を開放作動させるように構成されたものである。回転型アクチュエータを、針振り作動範囲から一方側又は他方側へ外れた回転位置へ回転させることで、回転型アクチュエータの原点設定と、糸調子開放機構の開放作動とを独立に行うことができる。
【0006】
請求項2の針振り機能糸調子開放機能付きミシンは、請求項1の発明において、前記糸調子開放機構は、回転型アクチュエータの出力軸に固着された駆動ギヤと、この駆動ギヤに歯合する従動ギヤと、この従動ギヤと同軸状に設けられたカムと、このカムに従動する揺動レバーと、この揺動レバーの駆動力を受けて作動し糸調子機構の可動調子皿を付勢力に抗して開放作動させる作動部材とを備えたことを特徴とするものである。それ故、回転型アクチュエータを前記針振り作動範囲の範囲外に作動させると、回転型アクチュエータで駆動ギヤと従動ギヤを介してカムが回動され、このカムに揺動レバーが従動して揺動し、作動部材が揺動レバーの駆動力を受けて作動し、作動部材により糸調子機構の可動調子皿が付勢力に抗して開放作動させることができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0007】
請求項3の針振り機能糸調子開放機能付きミシンは、請求項1又は2の発明において、前記回転型アクチュエータがステッピングモータからなり、前記駆動ギヤに一体形成されたストッパー部を前記カムに当接させて、ステッピングモータの原点を設定するように構成したことを特徴とするものである。
【0008】
それ故、ステッピングモータを非常に簡単に原点設定することができる。その他請求項1又は2と同様の作用を奏する。
【0009】
請求項4の針振り機能糸調子開放機能付きミシンは、請求項1〜の何れか1項の発明において、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転するとき、前記針棒の針振り方向の移動が規制されて針振り作動範囲の端位置で前記針棒を保持する作動規制機構を備えたことを特徴とするものである。それ故、回転型アクチュエータが針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転したときには、針棒の針振り方向の移動が規制されるので、針棒が針振り作動範囲の端位置に保持された状態になり、作業者に対する安全性が向上する。その他請求項1〜の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0010】
請求項5の針振り機能糸調子開放機能付きミシンは、請求項4の発明において、前記作動規制機構は、前記回転型アクチュエータの回動により揺動する揺動部材と、前記揺動部材と前記針棒を上下動可能に支持する針棒台とを連結する連結部材と、前記連結部材の針振り方向の移動を針振り作動範囲の端位置で規制するストッパー部材と、前記揺動部材と前記連結部材とに張架されるバネ部材とを備え、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲の範囲内で作動するときには、前記揺動部材と前記連結部材とは前記バネ部材の弾性力により一体的に揺動移動し、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲の範囲外で作動するときには、前記ストッパー部材により前記連結部材の移動が規制された後も、前記揺動部材は前記バネ部材の弾性力に抗して揺動移動可能に前記連結部材に連結されることを特徴とするものである。それ故、回転型アクチュエータが針振り機構の針振り作動範囲の範囲内で作動するときには、揺動部材と連結部材とはバネ部材の弾性力により一体的に揺動移動するので、針棒が左方又は右方に揺動する。一方、回転型アクチュエータが針振り機構の針振り作動範囲の範囲外で作動するときには、ストッパー部材により連結部材の移動が規制された後も、揺動部材はバネ部材の弾性力に抗して揺動移動可能に連結部材に連結されるので、糸調子開放機構が作動する。その他請求項4と同様の作用を奏する。
【0011】
請求項6の針振り機能糸調子開放機能付きミシンは、請求項〜5の何れか1項の発明において、前記糸調子開放機構は、加工布が所定量以上移動されるときに開放作動することを特徴とするものである。加工布の所定量以上の移動は、縫製中以外或いは縫製中に、加工布を手で布送り方向或いはその他の方向へ大きく移動させる場合におこり、加工布を所定量以上移動させても、加工布に形成された縫目が過剰に引き締められたり、糸切れが生じたりするのを防止することができる。その他請求項〜5の何れか1項と同様の作用を奏する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、家庭用の針振り機能糸調子開放機能付きミシンに、本発明を適用した場合の例である。
【0013】
図1〜図6に示すように、針振り機能糸調子開放機能付きミシン1(以下ミシンという)のヘッド部2には、針棒3を布送り方向(前後方向)と直交する方向(左右方向)へ揺動させる針振り機構10と、糸駒(図示略)から針棒3の下端に装着された縫針4に供給される上糸5に張力を付与する糸調子機構20と、糸調子機構20を開放させる糸調子開放機構30が設けられている。
【0014】
前記針振り機構10について説明する。
針振り機構10は、ステッピングモータ11と、ステッピングモータ11の出力軸11aに固着された駆動ギヤ12と、約80度に亙って歯が形成され駆動ギヤ12に噛合するセクターギヤ13と、両端部がセクターギヤ13と針棒台6に一体的に移動するようにネジで固着された連結部材14を有し、ステッピングモータ11を回転させることにより、駆動ギヤ12、セクターギヤ13、連結部材14を介して、支軸6aに枢支されている針棒台6とともに針棒3を左右方向へ揺動させるように構成してある。
【0015】
ステッピングモータ11は基板9の裏面に固定され、その出力部11aは基板9を挿通して前方へ延び、基板9の前側において駆動ギヤ12が出力軸11aに固着されている。セクターギヤ13は、基板9の下端部から前側に突設された支軸9aに枢支され、セクターギヤ13の下部に連結部材14の一端部が連結されている。尚、針棒3は針棒駆動機構(図示略)により針棒台6に案内されて、針棒台6と平行方向へ往復駆動される。
【0016】
ステッピングモータ11で駆動ギヤ12が時計回りに回動されると、セクターギヤ13が支軸9aを中心として反時計回りに回動し、連結部材14が左方へ移動し、針棒台6と針棒3が支軸6aを中心として左方へ揺動する。また、ステッピングモータ11で駆動ギヤ12が反時計回りに回動されると、セクターギヤ13が支軸9aを中心として時計回りに回動し、連結部材14が右側へ移動し、針棒台6と針棒3が支軸6aを中心として右方へ揺動する。
【0017】
図1は針棒3が鉛直姿勢になる中基線位置、図2は針棒3が中基線位置から右方へ所定量揺動した右基線位置、図3は針棒3が中基線位置から左方へ所定量揺動した左基線位置に夫々位置した状態を示し、図2の右基線位置から図3の左基線位置の間が、縫製時における針振り機構10の揺動範囲になる。この揺動範囲内で作動するステッピングモータ11の範囲が針振り作動範囲になり、針振り作動範囲内でステッピングモータ11を作動させることで、針棒3が揺動し前後方向へ送られる加工布にジクザク縫目等の種々実用模様の縫目が形成される。
【0018】
前記糸調子機構20について説明する。
糸調子機構20は、相対向状に設けられた1対の調子皿(固定調子皿21と可動調子皿22)と、可動調子皿22を固定調子皿21に接近・離隔する方向(左右方向)へ移動自在に支持する軸部材23と、可動調子皿22を右方へ付勢する圧縮コイルバネ24と、圧縮コイルバネ24のバネ力を調整可能なバネ力調整摘み25を有し、糸駒から天秤7へ供給される上糸5の途中部が調子皿21,22の間に案内されている。
【0019】
軸部材23は、基板9の左側の取付け部8から左向へ突設され、この軸部材23に1対の調子皿21,22が外嵌されている。バネ力調整摘み25は軸部材23の左端部に固着され、圧縮コイルバネ24は、可動調子皿22とバネ力調整摘み25の間において軸部材23に外装されている。軸部材23は、例えば、前記取付け部8に螺着されており、バネ力調整摘み25を回すことで、可動調子皿22(取付け部8)とバネ力調整摘み25との間の間隔を変化させ、可動調子皿22に作用させるバネ力つまり、上糸5の張力(糸調子)を調整できるようになっている。
【0020】
前記糸調子開放機構30について説明する。
糸調子開放機構30は、前記針振り機構10と共通のステッピングモータ11及びその出力軸11aに固着された駆動ギヤ12と、前記基板9から前方へ突設された支軸9bに枢支され駆動ギヤ12に噛合する従動ギヤ31と、従動ギヤ31と同軸状に約120度に亙って一体的に設けられたカム32と、基板9から前方へ突設された支軸9cに枢支されカム32に従動する揺動レバー33と、揺動レバー33の駆動力を受けて作動し糸調子機構20の可動調子皿22を前記付勢力に抗して左方へ押動する作動部材38を有する。
【0021】
揺動レバー33は基板9と従動ギヤ3の間に設けられ、揺動レバー33には、支軸9cに枢支される枢支部34と、枢支部34からカム32側へ延びる第1レバー部35と、枢支部34から上側へ延びてから左方へ屈曲し基板9より左側まで延びる第2レバー部36と、枢支部34の下側に設けられたバネ受け部37が形成されている。支軸9cには、その一端部が基板9に係止され他端部が揺動レバー33のバネ受け部37に係止された捩じりバネ39が巻付けられ、この捩じりバネ39により揺動レバー36が支軸9cを中心として反時計回りに付勢されている。
【0022】
カム32は、約120度に亙って形成された大径部32aと小径部32bからなり、捩じりバネ39により反時計回りに付勢された揺動レバー33の第1レバー部35は、大径部32a又は小径部32bに当接する。図1〜図3に示すように、ステッピングモータ11の針振り作動範囲(針振り機構10の揺動範囲)内において、第1レバー部35は大径部32aに当接し、ステッピングモータ11が作動しても揺動レバー33が揺動しないため、揺動レバー33から作動部材38に駆動力が伝達されず、糸調子機構20の1対の調子皿21,22は圧接した状態に保持される。
【0023】
前記基板9には支軸9aの左側においてストッパーピン41が固着されており、図5に示すように、ステッピングモータ11を前記針振り作動範囲から外れた回転位置へ回転させ、第1レバー部35が小径部32bに当接するまで、針棒3を図3の左基線位置よりも左方へ揺動させると、糸調子開放機構30が開放作動し、図5に示すように糸調子機構20が開放する。ここで、糸通しのときや、加工布を手で布送り方向或いはその他の方向へ大きく移動させる場合に、糸調子開放スイッチ(図示略)を操作することで、糸調子開放機構30が開放作動するように構成してある。尚、縫製中に加工布が大きく移動する場合には、縫製データに基づいて糸調子開放機構30を開放作動させるようにしてもよい。
【0024】
即ち、図3の状態から、ステッピングモータ11により従動ギヤ31が反時計回りに回動されると、第1レバー部35が大径部32aに当接しなくなり、セクターギヤ13の左端部がストッパーピン41に当接するまで、揺動レバー33が捩じりバネ39の付勢力により反時計回りに回動し、作動部材38はその入力部38aに揺動レバー33の駆動力を受けて左方へ作動し、作動部材38の出力部38bで糸調子機構20の可動調子皿22が圧縮コイルバネ24の付勢力に抗して左方へ押動され、1対の調子皿21,22は離隔する。
【0025】
ここで、前記駆動ギヤ12の前端部には、所定のレバー長を有するストッパー部40が一体形成されており、縫製開始時において、ステッピングモータ11を前記針振り作動範囲から、糸調子開放機構30を開放作動させる側と反対側へ外れた回転位置へ回転させ、針棒3を図2の右基線位置から右方へ揺動させることにより、図6に示すように、ストッパー部40がカム32に当接して初期状態になり、この初期状態でステッピングモータ11の原点設定が行われる。尚、図6の初期状態では、揺動レバー33の第1レバー部35はカム32の大径部32aに当接しており、糸調子機構20は開放されない。
【0026】
上記ミシン1によれば、糸調子開放機構30のアクチュエータを針振り機構10のアクチュエータと共通のステッピングモータ11で構成したので、ミシン1の製作コストを著しく低減でき、ミシン1のヘッド部2の小型化を図ることが可能になる。ステッピングモータ11を、前記針振り作動範囲の範囲外に作動させて糸調子開放機構30を開放作動させるように構成したので、ステッピングモータ11により、針振り作動範囲において、糸調子開放機構30を作動させないようにして、針振り機構10だけを作動させ、針振り作動範囲の範囲外において糸調子開放機構30を作動させることができる。
【0027】
調子開放機構30を、駆動ギヤ12、従動ギヤ31、カム32、揺動レバー33、作動部材38等で構成したので、前記針振り作動範囲の範囲外において、糸調子開放機構30を確実に作動させることができ、また、簡単な構造で糸調子開放機構30を構成できるため、製作コスト的にも有利になる。
駆動ギヤ12に一体形成されたストッパー部40をカム32に当接させて、ステッピングモータ11の原点を設定するように構成したので、ステッピングモータ11の原点設定を簡単に行うことができる。
【0028】
ステッピングモータ11を前記針振り作動範囲から一方側へ外れた回転位置へ回転させて原点設定を行うとともに針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転させて糸調子開放機構30を開放作動させるので、ステッピングモータ11の原点設定と、糸調子開放機構30の開放作動とを独立に行うことができる。 糸調子開放機構30は、加工布が所定量以上移動されるときに開放作動するので、加工布に形成された縫目が過剰に引き締められたり、糸切れが生じたりするのを防止することができる。
【0029】
次に、第1別実施形態について図7〜図12を参照して説明する。
第1別実施形態の針振り機能糸調子開放機能付きミシン1A(以下、ミシンという)は、前記実施形態のミシン1において針振り機構10を変更したものである。尚、前記実施形態と同じものには同一符号を付して説明する。
【0030】
ミシン1Aの針振り機構10Aは、ステッピングモータ11、ステッピングモータ11の出力軸11aに固着された駆動ギヤ12、駆動ギヤ12に噛合するセクターギヤ13A、セクターギヤ13Aに枢支された回動部材50、セクターギヤ13Aと回動部材50に両端部が連結された引張りコイルバネ51、回動部材50と針棒台6に両端部が連結された連結部材14等を有する。
【0031】
図8に示すように、セクターギヤ13Aは約120度に亙って形成されたセクター板52(これが揺動部材に相当する)の一部をなし、セクター板52の前面部の径方向中央部分には、前方へ突出しその前端部が下側へ屈曲した3つの係合片54a〜54cが同心状に且つ略周方向3当分位置に一体形成され、セクターギヤ13Aの右端部付近に前方突出状のバネ取付け部55が一体形成されている。
【0032】
セクター板52の中心部には枢支孔56が形成され、この枢支孔56が基板9の下端部から前側に突設された支軸9aに枢支され、また、セクター板52の前面部には、枢支孔56の一部を形成する短尺筒状の枢支部57が一体形成され、その枢支部57に回動部材50の孔部60が外嵌され、セクター板52と回動部材50は支軸9a回りに相対回転可能になっている。
【0033】
図9に示すように、回動部材50は、セクター板52と略同角度に亙って形成され、その中心部分に孔部60が形成されている。回動部材50の外周部には、円弧状のガイド部61a,61bと、径方向外側へ突出するストッパー片62と、前方突出状のバネ取付け部63が形成されている。回動部材50の前面部には、孔部60付近に枢支ピン64が前方へ突設され、この枢支ピン64に連結部材14の右端部が回動可能に連結されている。また、ストッパー片62付近には円弧孔65が形成され、円弧孔65の中心部側は前記ガイド部61a,61bと同心の円弧状のガイド部61cになっている。
【0034】
図7、図10〜図12に示すように、基板9の支軸9aに枢支されたセクター板52の枢支部57に、回動部材50の孔部60が枢支された状態で、セクター板52の係合片54a,54bが回動部材50のガイド部61a,61bに係合し、セクター板52の係合片54cが回動部材50の円弧孔65を後方から前方へ挿通しガイド部61cに係合する。そして、引張りコイルバネ51(これがバネ部材に相当する)の一端部がセクター板52のバネ取付け部55に他端部が回動部材50のバネ取付け部63に夫々連結され、この引張りコイルバネ51により回動部材50に対してセクター板52が時計回りに回動付勢されている。
【0035】
ここで、セクターギヤ13Aの時計回り側端部には、バネ取付け部55の時計回り側端面を含み回動部材50のストッパー片62の基端部分に当接可能な規制部58が形成されている。また、基板9には駆動ギヤ12の右側においてストッパー片62の先端部が当接可能なストッパーピン67が前方へ突設されている。ここで、これらストッパー片62とストッパーピン67とがストッパー部材に相当する。
【0036】
図7は針棒3が鉛直姿勢になる中基線位置、図10は針棒3が中基線位置から右方へ所定量揺動した右基線位置に夫々位置し、図11は針棒3が中基線位置から左方へ所定量揺動した左基線位置に位置し且つ糸調子機構20が開放していない状態を、また、図12は針棒3が左基線位置に位置し且つ糸調子機構20が開放している状態を示している。図10の右基線位置から図11の左基線位置の間が、縫製時における針振り機構10の揺動範囲になり、この揺動範囲内で作動するステッピングモータ11の範囲が針振り作動範囲になる。
【0037】
ステッピングモータ11が針振り作動範囲の範囲内で作動する際、引張りコイルバネ51の付勢力により、セクターギヤ13Aの規制部58が回動部材50のストッパー片62の基端部分に当接した状態で、セクターギヤ13Aと回動部材50が一体的に回転する。つまり、ステッピングモータ11で駆動ギヤ12が時計回りに回動されると、セクターギヤ13Aと回動部材50が支軸9aを中心として反時計回りに一体的に回動し、連結部材14が左方へ移動して、針棒台6と針棒3が支軸6aを中心として左方へ揺動する。また、ステッピングモータ11で駆動ギヤ12が反時計回りに回動されると、セクターギヤ13Aと回動部材50が支軸9aを中心として時計回りに一体的に回動して、連結部材14が右側へ移動し、針棒台6と針棒3が支軸6aを中心として右方へ揺動する。
【0038】
ステッピングモータ11が針振り作動範囲の範囲外で作動する際、回動部材50のストッパー片62はストッパーピン67に当接し、回動部材50の反時計回りの回動が規制される。また、引張りコイルバネ51によりセクターギヤ13Aに対して回動部材50は反時計回りに回動付勢されているため、ストッパー片62がストッパーピン67に当接し回動部材50は回動しないため、針棒3は左基線位置に保持された状態で、セクターギヤ13Aのみが回動される。即ち、ステッピングモータ11が針振り機構10Aの針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転するとき、針棒3の針振り方向の移動が規制されて針振り作動範囲の端位置で針棒3を保持する作動規制機構を備えている。
【0039】
つまり、図11の状態から、ステッピングモータ11で駆動ギヤ12が時計回りに回動されると、セクターギヤ13Aだけが引張りコイルバネ51の付勢力に抗して支軸9aを中心として反時計回りに回動して、糸調子開放機構30が開放作動し、図12に示すように、第1レバー部35が小径部32bに当接し糸調子機構20が開放する。また、図12の状態から、ステッピングモータ11で駆動ギヤ12が反時計回りに回動されると、セクターギヤ13Aだけが支軸9aを中心として時計回りに回動して図11の状態になる。
【0040】
このミシン1Aによれば、ステッピングモータ11を針振り作動範囲の範囲外に作動させて、糸調子開放機構20を開放作動させる際、針棒3を左基線位置に保持することができる。つまり、針棒3を左基線位置よりも左側へ揺動させなくても、糸調子機構20を開放できるため、作業者に対する安全性を向上することができる。その他前記実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0041】
次に、第2別実施形態について図13、図14を参照して説明する。
第2別実施形態の針振り機能糸調子開放機能付きミシン1B(以下、ミシンという)は、前記第1別実施形態のミシン1Aにおいて糸調子開放機構30を変更したものである。尚、前記第1別実施形態と基本的に同じものには同一符号を付して説明する。但し、この第2別実施形態においても、前記第1別実施形態と同様に、ステッピングモータ11が針振り機構10Aの針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転するとき、針棒3の針振り方向の移動が規制されて針振り作動範囲の端位置で針棒3を保持する作動規制機構が設けられている。
【0042】
ミシン1Bの糸調子開放機構30Bは、針振り機構10Aと共通のステッピングモータ11及びその出力軸11aに固着された駆動ギヤ12B、駆動ギヤ12Bの基端部分に駆動ギヤ12Bと同軸状に一体的に設けられたカム32B、基板9から前方へ突設された支軸9cに枢支されカム32Bに従動する揺動レバー33B、揺動レバー33Bの駆動力を受けて作動し糸調子機構20の可動調子皿22を前記付勢力に抗して左方へ押動する作動部材38を有する。
【0043】
揺動レバー33Bは、捩じりバネ(図示略)により支軸9cを中心として反時計回りに付勢され、揺動レバー33Bの第1レバー部35Bの先端部が、駆動ギヤ12Bに一体的に設けられたカム32Bに押圧されている。カム32Bは大径部32cと小径部32dからなり、ステッピングモータ11が針振り作動範囲の範囲内で作動する際、第1レバー部35Bの先端部が大径部32cに当接し、糸調子機構20は開放されない。
【0044】
図13は針棒3が左基線位置に位置し、糸調子機構20が開放していない状態を示しているが、図14に示すように、ステッピングモータ11が針振り作動範囲の範囲外に作動すると、揺動レバー33Bが半時計回りに揺動し、第1レバー部35Bの先端部が小径部32dに当接し、糸調子機構20が開放される。尚、ストッパー部40Bが所定位置に設けられる初期位置設定部(図示略)に当接すると、ステッピングモータ11の原点設定が行われる。
【0045】
このミシン1Bによれば、カム32Bを駆動ギヤ12Bと一体的に設け、このカム32Bに揺動レバー33Bを従動させ、糸調子機構20の開閉を行うように構成したので、第2別実施形態の従動ギヤ31を省略することができ、糸調子開放機構30Bの構造を簡単化でき製作コスト的に有利になる。尚、図示していなが、前記メイン実施形態のミシン1においても、駆動ギヤ12にカム32Bを一体的に設け、このカム32Bに揺動レバー33を従動させ、糸調子機構20の開閉を行うように構成することができる。
【0046】
前記実施形態及び別実施形態の変形例について説明する。
1〕駆動ギヤ12にストッパー部40を一体形成して設けなくてもよく、ストッパー部40の代わりに、別途ストッパー部材を駆動ギヤ12に固着してもよい。2〕糸調子開放機構30において、作動部材38を省略し、揺動レバーの第2レバー部36を左方へ延長し、その先端部で直接可動調子皿22を押動するように構成してもよい。
【0047】
3〕揺動レバー33を時計回りに回転付勢するとともに、揺動レバー33がカム32に従動し、付勢力に抗して反時計回り揺動し、作動部材38に駆動力を伝達するようにしてもよい。
4〕上糸5の調子皿21,22と縫針4における張力を検出可能な張力検出センサを設け、この張力検出センサにより検出された上糸5の張力に基づいて、糸調子開放機構30を開放作動させるように構成してもよい。
5〕前記実施形態は一例を示すものにすぎず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて勿論実施し得る。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の針振り機能糸調子開放機能付きミシンによれば、針振り機構と、糸調子機構と、糸調子開放機構と、糸調子開放機構と針振り機構とを作動させる回転型アクチュエータとを備え、回転型アクチュエータを針振り機構の針振り作動範囲から一方側へ外れた回転位置へ回転させることにより回転型アクチュエータの原点設定を行うとともに、回転型アクチュエータを針振り機構の針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転させることにより糸調子開放機構を開放作動させるように構成したので、回転型アクチュエータを、針振り作動範囲から一方側又は他方側へ外れた回転位置へ回転させることで、回転型アクチュエータの原点設定と、糸調子開放機構の開放作動とを、必要に応じて独立に行うことができる。
【0049】
請求項2の針振り機能糸調子開放機能付きミシンによれば、請求項1と同様の効果を奏するが、糸調子開放機構は、回転型アクチュエータの出力軸に固着された駆動ギヤと、この駆動ギヤに歯合する従動ギヤと、この従動ギヤと同軸状に設けられたカムと、このカムに従動する揺動レバーと、この揺動レバーの駆動力を受けて作動し糸調子機構の可動調子皿を付勢力に抗して開放作動させる作動部材とを備えたので、回転型アクチュエータを前記針振り作動範囲の範囲外に作動させることにより、糸調子開放機構を確実に開放することができる。また、糸調子開放機構を簡単な機構で構成できるため、製作コスト的にも有利になる。
【0050】
請求項3の針振り機能糸調子開放機能付きミシンによれば、請求項1又は2と同様の効果を奏するが、前記回転型アクチュエータがステッピングモータからなり、前記駆動ギヤに一体形成されたストッパー部を前記カムに当接させて、ステッピングモータの原点を設定するように構成したので、ステッピングモータの原点設定を簡単に行うことができ、しかも、前記糸調子開放機構のカムを利用するため製作コスト的にも有利になる。
【0051】
請求項4の針振り機能糸調子開放機能付きミシンによれば、請求項1〜の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転するとき、前記針棒の針振り方向の移動が規制されて針振り作動範囲の端位置で前記針棒を保持する作動規制機構を備えので、回転型アクチュエータが針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転したときには、針棒の針振り方向の移動が規制されるので、針棒が針振り作動範囲の端位置に保持された状態になり、作業者に対する安全性を向上させることができる。
【0052】
請求項5の針振り機能糸調子開放機能付きミシンによれば、請求項4と同様の効果を奏するが、前記作動規制機構は、揺動部材と、連結部材と、ストッパー部材と、バネ部材とを備え、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲の範囲内で作動するときには、前記揺動部材と前記連結部材とは前記バネ部材の弾性力により一体的に揺動移動し、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲の範囲外で作動するときには、前記ストッパー部材により前記連結部材の移動が規制された後も、前記揺動部材は前記バネ部材の弾性力に抗して揺動移動可能に前記連結部材に連結されるので、回転型アクチュエータが針振り機構の針振り作動範囲の範囲内で作動するときには、揺動部材と連結部材とはバネ部材の弾性力により一体的に揺動移動され、針棒を左方又は右方に揺動させることができる。一方、回転型アクチュエータが針振り機構の針振り作動範囲の範囲外で作動するときには、ストッパー部材により連結部材の移動が規制された後も、揺動部材はバネ部材の弾性力に抗して揺動移動可能に連結部材に連結されるので、糸調子開放機構を作動させることができる。
【0053】
請求項6の針振り機能糸調子開放機能付きミシンによれば、請求項〜5の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記糸調子開放機構は、加工布が所定量以上移動されるときに開放作動するので、加工布を所定量以上移動させても、加工布に形成された縫目が過剰に引き締められたり、糸切れが生じたりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る針振り機能糸調子開放機能付きミシン(針棒が中基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図2】前記ミシン(針棒が右基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図3】前記ミシン(針棒が左基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図4】図1のミシンの側面図である。
【図5】前記ミシン(開放状態)の要部透視図である。
【図6】前記ミシン(初期状態)の要部透視図である。
【図7】第1別実施形態に係る針振り機能糸調子開放機能付きミシン(針棒が中基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図8】針振り機構のセクターギヤの正面図である。
【図9】針振り機構の回動部材の正面図である。
【図10】ミシン(針棒が右基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図11】ミシン(針棒が左基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図12】ミシン(開放状態)の要部透視図である。
【図13】第2別実施形態に係る針振り機能糸調子開放機能付きミシン(針棒が左基線位置に位置する状態)の要部透視図である。
【図14】ミシン(開放状態)の要部透視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 針振り機能糸調子開放機能付きミシン
3 針棒
4 縫針
5 上糸
10,10A 針振り機構
11 ステッピングモータ
11a 出力軸
12,12B 駆動ギヤ
20 糸調子機構
21 固定調子皿
22 可動調子皿
30,30B 糸調子開放機構
31 従動ギヤ
32,32B カム
33,33B 揺動レバー
38 作動部材
39 捩じりバネ

Claims (6)

  1. 針棒を布送り方向と直交する方向へ揺動させる針振り機構と、上糸供給源から縫針に供給される上糸に張力を付与する糸調子機構と、この糸調子機構を開放させる糸調子開放機構と、前記針振り機構と前記糸調子開放機構とを作動させる回転型アクチュエータとを備えたミシンにおいて、
    前記回転型アクチュエータを前記針振り機構の針振り作動範囲から一方側へ外れた回転位置へ回転させることにより前記回転型アクチュエータの原点設定を行うとともに、前記回転型アクチュエータを前記針振り機構の針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転させることにより前記糸調子開放機構を開放作動させるように構成された
    ことを特徴とする針振り機能糸調子開放機能付きミシン。
  2. 前記糸調子開放機構は、回転型アクチュエータの出力軸に固着された駆動ギヤと、この駆動ギヤに歯合する従動ギヤと、この従動ギヤと同軸状に設けられたカムと、このカムに従動する揺動レバーと、この揺動レバーの駆動力を受けて作動し糸調子機構の可動調子皿を付勢力に抗して開放作動させる作動部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の針振り機能糸調子開放機能付きミシン。
  3. 前記回転型アクチュエータがステッピングモータからなり、前記駆動ギヤに一体形成されたストッパー部を前記カムに当接させて、ステッピングモータの原点を設定するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の針振り機能糸調子開放機能付きミシン。
  4. 前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲から他方側へ外れた回転位置へ回転するとき、前記針棒の針振り方向の移動が規制されて針振り作動範囲の端位置で前記針棒を保持する作動規制機構を備えたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の針振り機能糸調子開放機能付きミシン。
  5. 前記作動規制機構は、前記回転型アクチュエータの回動により揺動する揺動部材と、前記揺動部材と前記針棒を上下動可能に支持する針棒台とを連結する連結部材と、前記連結部材の針振り方向の移動を針振り作動範囲の端位置で規制するストッパー部材と、前記揺動部材と前記連結部材とに張架されるバネ部材とを備え、
    前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲の範囲内で作動するときには、前記揺動部材と前記連結部材とは前記バネ部材の弾性力により一体的に揺動移動し、前記回転型アクチュエータが前記針振り機構の針振り作動範囲の範囲外で作動するときには、前記ストッパー部材により前記連結部材の移動が規制された後も、前記揺動部材は前記バネ部材の弾性力に抗して揺動移動可能に前記連結部材に連結されることを特徴とする請求項4に記載の針振り機能糸調子開放機能付きミシン。
  6. 前記糸調子開放機構は、加工布が所定量以上移動されるときに開放作動することを特徴とする請求項〜5の何れか1項に記載の針振り機能糸調子開放機能付きミシン。
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