JP3008547B2 - 刺繍データ処理装置 - Google Patents

刺繍データ処理装置

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JP3008547B2 JP3119415A JP11941591A JP3008547B2 JP 3008547 B2 JP3008547 B2 JP 3008547B2 JP 3119415 A JP3119415 A JP 3119415A JP 11941591 A JP11941591 A JP 11941591A JP 3008547 B2 JP3008547 B2 JP 3008547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍データの処理装置
に関するものであり、特に見栄えのよい刺繍が得られる
ように刺繍データを処理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、例えば特願平1─2
79381号,特願平1─280641号において、刺
繍領域をミシンの縫目で埋めるのに必要な刺繍データを
刺繍領域の外形線データに基づいて自動的に作成する装
置を開示した。
【0003】特願平1─279381号には、入力され
た刺繍領域の外形線データに基づいてその刺繍領域を複
数の部分刺繍領域に分割し、それら複数の部分刺繍領域
を刺繍縫目で埋める順序を決定し、さらにそれら部分刺
繍領域について針落ち点の座標データ等を作成する刺繍
データ処理装置が記載されている。ここで、部分刺繍領
域とは刺繍領域の一部のことであり、刺繍領域が複数の
閉領域の集合から成る場合に各閉領域を指すこともあ
り、刺繍領域が1個以上の閉領域から成る場合に各閉領
域を複数の部分に分割した各部分を指すこともある。部
分刺繍領域が四辺形ブロックである場合には主線も副線
も直線であるが、一般的には曲線であっても差し支えな
い、特に、主線は曲線またはそれに近似した折れ線とさ
れることが見栄えのよい刺繍を得る上で望ましい。
【0004】部分刺繍領域は、刺繍進行方向に沿って一
列に並んだ複数の縫目線の各々によって互いにつながれ
る2主線と刺繍進行方向においてそれぞれ対向する2副
線とによって規定され、刺繍開始点を含む副線が刺繍開
始側副線であり、刺繍終了点を含む副線が刺繍終了側副
線である。なお、各縫目線が1個の縫目で形成される場
合と複数の縫目で形成される場合とがある。
【0005】また、特願平1─280641号には、刺
繍領域を構成する閉領域を複数の部分刺繍領域に分割
し、その部分刺繍領域を縫目で埋める順序を決定し、先
に埋められるべき部分刺繍領域と後に埋められるべき部
分刺繍領域とが共有する副線が、先に埋められるべき部
分刺繍領域の刺繍終了側副線であって後に埋められるべ
き部分刺繍領域の刺繍開始側副線でない場合には、先に
埋められるべき部分刺繍領域の刺繍終了点から後に埋め
られるべき部分刺繍領域の刺繍開始点に向かって走り縫
いを行う経路を決定する刺繍データ処理装置が記載され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その後の研究
によって、互いに隣接する2つの部分刺繍領域が1つの
副線を共有し、その共有副線が両部分刺繍領域について
刺繍終了側副線である場合に、上記特願平1─2806
41号に記載された刺繍データ処理装置により処理され
たデータに基づいて刺繍を実行すると、共有副線の近傍
に縫目の隙間が生じることがあることが判明した。被刺
繍材上の刺繍開始位置に誤差があった場合には、通常刺
繍終了位置にも誤差が生じる。また、刺繍開始位置には
誤差がなくても刺繍終了側副線近傍の縫目には、被刺繍
材の送り誤差や刺繍の進行に伴う被刺繍材の伸縮に起因
する位置誤差等が累積する。共有副線が一方の部分刺繍
領域の刺繍終了側副線であり、他方の部分刺繍領域の刺
繍開始側副線である場合には、上記誤差により実際に一
方の部分刺繍領域に対する刺繍が行われた位置が予定の
位置からずれ、あるいは刺繍の実際の広さが予定より狭
かったとしても、他方の部分刺繍領域に対する刺繍は一
方の部分刺繍領域へ連続して行われるため、共有副線近
傍(両部分刺繍領域の境界)に縫目の隙間が生じること
はない。しかし、共有副線が両部分刺繍領域について刺
繍終了側副線である場合には、いずれか一方の部分刺繍
領域に行われた刺繍の位置が他方の部分刺繍領域から離
れる方向にずれ、あるいは予定より狭かった場合には、
それが他方の部分刺繍領域に対する誤差によって偶然打
ち消されない限り共有の刺繍終了側副線近傍に縫目の隙
間が生じてしまうのである。この事情は、針落ち点の座
標が縫目が形成される順に一針毎に直接入力されること
によって作成されたデータに基づいて刺繍が行われる場
合についても同様である。
【0007】本発明は以上の事情を背景として、互いに
隣接する部分刺繍領域が共有する副線が両部分刺繍領域
の刺繍終了側副線である場合にも見栄えのよい刺繍が得
られる刺繍データ処理装置を得ることを課題としてなさ
れたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の刺繍データ処理
装置は、図1に示すように、刺繍領域を形成する複数の
部分刺繍領域をミシンの縫目で埋めるのに必要な刺繍デ
ータを処理する装置であって、刺繍進行方向に沿って一
列に並ぶ複数の縫目線の各々によって互いにつながれる
2主線と、刺繍進行方向において互いに対向する2副線
とによってそれぞれ規定される複数の部分刺繍領域に縫
目線を形成するためのデータを記憶する刺繍データ記憶
手段1と、副線の1つを共有して互いに隣接する2つの
部分刺繍領域において、共有される副線がそれら2つの
部分刺繍領域の刺繍終了側副線である場合に、当該副線
の近傍において、当該隣接する2つの部分刺繍領域の少
なくとも一方における前記縫目線に重複するような縫目
線データを作成する重複縫目線データ作成手段としての
重複データ作成手段2とを含むように構成される。
【0009】
【作用】本発明の刺繍データ処理装置によれば、副線の
1つを共有して隣接する2つの部分刺繍領域において、
共有の副線がそれぞれ2つの部分刺繍領域の刺繍終了側
副線である場合に、当該副線の近傍において、当該隣接
する2つの部分刺繍領域の少なくとも一方における前記
縫目線に重複するような縫目線データが作成される。例
えば、共有の副線を刺繍開始側副線とし、どちらか一方
の部分刺繍領域内に刺繍終了側副線を設定して成る付加
刺繍領域に縫目線を形成するためのデータを重複データ
としてもよく、また、一方の部分刺繍領域の内部に一方
の副線を設定し、他方の内部に他方の副線を設定して成
る付加刺繍領域に縫目線を形成するためのデータを重複
データとしてもよい。さらに、一方の部分刺繍領域を他
方の部分刺繍領域側に延長し、その延長部分に縫目線を
形成するためのデータを重複データとしてもよい。ここ
において、「縫目線を形成するためのデータ」は、針落
ち位置のデータでもよく、付加刺繍領域や部分刺繍領域
の延長部を規定するデータでもよい。後者の場合には後
に刺繍の実行と平行して針落ち位置のデータが作成され
ることとなる。
【0010】このように、付加刺繍領域を設定し、ある
いは一方の部分刺繍領域を他方の部分刺繍領域側へ延長
すれば、刺繍領域が部分的に重複することとなるため、
万一、共有副線が刺繍終了側副線である2つの部分刺繍
領域に対する誤差によって両部分刺繍領域の最後の縫目
間に隙間が生じた場合でも、その隙間が付加刺繍領域あ
るいは部分刺繍領域の延長部に形成される縫目によって
埋められる。
【0011】
【発明の効果】したがって、本発明の刺繍データ処理装
置によれば、隣接する2つの部分刺繍領域が共有する副
線がそれぞれ2つの部分刺繍領域の刺繍終了側副線であ
る場合でも、その終了側副線の近傍に縫目の隙間が形成
されることがなくなり、見栄えのよい刺繍が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例である刺繍データ作成
装置6とミシン8とを含む自動刺繍システムの斜視図で
ある。ミシンテーブル10上にミシンアーム12が配設
され、その前端部に針棒支持ケース14が左右方向に移
動可能に取り付けられている。針棒支持ケース14は5
本の針棒16を上下動可能に支持しており、各針棒16
の下端には針18が取り付けられている。各針18には
それぞれ、図示しない糸供給源から針棒支持ケース14
上の糸調節器20および天秤22を経て種類の異なる糸
が供給される。針棒支持ケース14はミシンアーム12
に取り付けられた針選択モータ24により駆動されて移
動し、5本の針棒16および針18のいずれかを使用位
置に位置決めする。使用位置に位置決めされた針棒16
は図示しない動力伝達機構を介してミシンモータ26に
連結され、上下方向に往復動させられる。使用位置にあ
る針棒16に対向する位置にミシンテーブル10からミ
シンベッド28が突設されており、そのミシンベッド2
8に針18と共同して被縫製物である加工布Wに縫目を
形成するたの糸輪捕捉器(図示省略)が設けられてい
る。
【0013】ミシンテーブル10の両側方には2個のY
方向移動枠30(図2には一方のみ図示)が矢印Yの方
向に移動可能に設けられており、図示しないY軸駆動モ
ータにより正逆両方向に任意の距離だけ移動させられ
る。両Y方向移動枠30間には支持枠32が掛け渡され
ており、その支持枠32によりX方向移動枠34が矢印
Xの方向に移動可能に支持されている。X方向移動枠3
4は、図示しないX軸駆動モータにより正逆両方向に任
意の距離だけ移動させられるとともに、加工布Wを着脱
可能に保持する加工布保持枠36が取り付けられてお
り、加工布保持枠36はX方向,Y方向移動枠34,3
0の移動によりX−Y平面上の任意の位置へ移動するこ
とができる。上記Y方向移動枠30,Y軸駆動モータ,
X方向移動枠34,X軸駆動モータ,加工布保持枠36
等が加工布送り装置38を構成している。
【0014】上記ミシン8には、主制御装置42および
入力装置44が接続されている。入力装置44は、キー
ボード46,マウス48,ライトペン50およびCCD
方式のイメージリーダ51を含んでいる。マウス48お
よびライトペン50は表示装置52との共同によりデー
タを選択入力するものである。キーボード46から入力
されたデータ,主制御装置42において形成されたデー
タ,ミシン8から送られたデータ等も表示装置52に表
示される。主制御装置42には外部記憶装置54が接続
されている。この外部記憶装置54は磁気ディスク装置
もしくば磁気テープ装置で構成される。
【0015】主制御装置42は、図3に示すように、C
PU60,ROM62およびRAM64がバスで接続さ
れて成るコンピュータを主体とするものであり、CPU
60には入出力ポート66が接続されている。入出力ポ
ート66には駆動回路68,70,72を介して針選択
モータ24,ミシンモータ26,加工布送り装置38が
それぞれ接続されている。CPU60にはまた、入力制
御回路74を介して入力装置44が接続され、データが
入力されるとともに、表示制御回路76を介して表示装
置52が接続され必要な表示が行われるようになってい
る。
【0016】RAM64には、図4に示すように外形線
データエリア80,ブロックデータエリア82,ブロッ
ク数データエリア84,走り縫い経路データエリア8
5,糸密度データエリア86,針落ち点データエリア8
8等がワーキングエリアと共に設けられている。また、
ROM62には、刺繍領域に刺繍を行うのに必要なデー
タを作成するための種々のプログラムが格納されてお
り、図9のフローチャートが示すプログラムもそのうち
の1つである。以下、図5に示す図形の刺繍領域90を
例にとり、刺繍データの作成を説明する。
【0017】まず、ステップ11(以下、単にS11と
略す。他のステップについても同じ。)において、刺繍
データが作成される刺繍領域の外形線データが外部記憶
装置54から読み込まれて外形線データエリア80に格
納される。刺繍領域の外形線データは外形を画定するの
に必要な点の座標から成る座標群により構成され、オペ
レータにより入力装置44を使用して予め外部記憶装置
54に入力されている。刺繍領域90のデータは図5に
示すように、点P1 ないし点P17の座標を含んでいる。
次に、S12において、刺繍領域90は、S11で格納
された外形線データに基づいてROM62に格納されて
いるプログラムによって閉領域92,94に分割され、
閉領域数Nに2が代入され、S13において、閉領域数
のカウンタC1が1とされる。
【0018】次に、S14において、カウンタC1が示
す閉領域がROM62に格納されている図示しないプロ
グラムによって複数のブロックに分割され、S15にお
いて分割された複数のブロックの縫い順序が決定され、
必要に応じて走り縫いの経路が決定される。本実施例に
おいてはブロックが部分刺繍領域に当たり、各ブロック
を規定する2主辺および2副辺が主線および副線に当た
るのである。ここで、閉領域92は図6に示すように、
ブロック95ないし98に分割され、それら複数のブロ
ックの縫い順序が(1)から(4)に示すように決定さ
れる。さらに走り縫い経路が破線のように決定される。
【0019】次に、S16において、ブロック95ない
し98のブロックデータ,縫い順序データがブロックデ
ータエリア82に、閉領域92のブロック総数Lの値4
がブロック数データエリア84に、破線で示される走り
縫い経路のデータが走り縫い経路データエリア85にそ
れぞれ格納される。また、走り縫いを行う必要がない場
合には、走り縫い経路が設定されなかったことを示すデ
ータが格納される。
【0020】S12,S14で実行される刺繍領域の分
割は、特願平1─279381号の明細書に記載されて
いる刺繍領域を複数の部分刺繍領域に分割する刺繍領域
分割手段によって行われる。S15の分割されたブロッ
クの縫い順序の決定は、同じく特願平1─279381
号の明細書に記載されているように、部分刺繍領域を刺
繍ミシンの連続した縫い糸による縫目で埋める場合に、
先に埋められたブロックから後に埋められるブロックに
向かう縫い糸が刺繍領域の表面に現れることがないよう
に、それらブロックの各々を埋める順序を決定する縫い
順序決定手段によって行われる。また、S15の走り縫
い経路の決定は特願平1─280641号の明細書に記
載されているように、外形線上の走り縫いの開始点と終
了点とを外形線の内側に位置する内側点を経て結ぶ経路
を決定する走り縫い経路決定手段によって行われる。
【0021】次に、S17において、閉領域92におけ
る縫い順序が最後であるブロックのデータが読み込ま
れ、そのブロックの終了側副辺が他のブロックの終了側
副辺となっているか否かが判定される。YESと判定さ
れればS18において重複データが作成され、NOと判
定されればS20以降が実行される。ここでは、閉領域
92において縫い順序が最後であるブロックは点P4 ,
P7 ,P3 ,P8 で規定されるブロック97であり、ブ
ロック97の終了側副辺は副辺P3 P8 である。そして
副辺P3 P8 は点P2 ,P9 ,P3 ,P8 で規定される
ブロック96の終了側副辺にもなっているためYESと
判定され、S18が実行される。図7に示すように開始
側副辺を副辺P3 P8 とし、終了側副辺を副辺Q3 Q8
とし、主辺をブロック96の2主辺P3 P2 ,P8 P9
の一部として規定される付加ブロック100が重複デー
タとして作成され、縫い順序はブロック総数Lより1大
きい数に設定される。この場合縫い順序は5番目とな
る。ここで、辺P3 Q3 の長さおよび辺P8 Q8 の長さ
は生じる可能性のある隙間のうち最大のものを埋めるの
に適した長さであり、予め定められている。なお、閉領
域92の刺繍終了点P3は点Q3 に変更されるが、見栄
えが悪くなることはない。
【0022】さらにS19において、S18で作成され
た付加ブロック100がブロックデータエリア82に縫
い順序とともに格納され、ブロック数データエリア84
に格納されているブロック総数Lが5とされる。次にS
20において、ブロックデータエリア82,糸密度デー
タエリア86に格納されているデータに基づいて針落ち
点の座標が決定され、その結果が針落ち点データエリア
88に格納される。S21において、閉領域のカウンタ
C1がインクリメントされ、S22においてカウンタC
1が閉領域数Nより大きいか否かが判定され、NOと判
定されればS14以降が実行され、YESと判定されれ
ばこのルーチンは終了する。ここではカウンタC1は2
となるが閉領域数Nの値が2であるためNOと判定され
S14以降のステップが実行される。次に、閉領域94
が読み込まれ、前述と同様な処理が行われるのである。
【0023】閉領域94は図6に示すようにブロック1
02ないし104に分割され、縫い順序等が前述と同様
に決定され所定のエリアに格納される。ここでブロック
総数Lの値は3となる。また、走り縫いを行う必要がな
いため、走り縫い経路データエリア85には走り縫い経
路が設定されなかったことを示すデータが格納される。
閉領域94における縫い順序が最後のブロック104の
終了側副辺は副辺P14P15となっており、他のブロック
の終了側副辺とはなっていないため、S17の判定はN
Oとなり、S20において前述と同様に針落ち点データ
が作成され、針落ち点データエリア88に格納される。
S21において閉領域のカウンタC1がインクリメント
されて3となるため、S22において閉領域のカウンタ
C1が閉領域数Nより大きくなりYESと判定され、こ
のルーチンは終了となる。
【0024】以上のように作成された刺繍データに基づ
いて刺繍領域90に刺繍を施せば、図8のように縫目が
形成され、ブロック96とブロック97との間に隙間が
生じることなく見栄えのよい刺繍縫目が形成される。
【0025】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、RAM64のブロックデータエリア82が
刺繍データ記憶手段1を構成し、ROM62のS17〜
S20のステップを実行するプログラムを記憶している
部分ならびにCPU60およびRAM64のそれらステ
ップを実行する部分が重複データ作成手段2を構成して
いるのである。なお、針落ち点データは刺繍の実行に平
行して作成することも可能であり、その場合にはS20
が省略される。したがって、S17〜S19のステップ
を実行する部分が重複データ作成手段2を構成すること
となる。
【0026】本発明の別の実施例を図10に示す。ここ
では、重複データが点P3 ,P8 ,R3 ,R8 によって
規定される付加ブロック106のデータとされ、付加ブ
ロック106の縫い順序がブロック96の次に決定され
る。このようにすることによって、閉領域92の刺繍終
了点が点P3 もしくはP8 となるため、次の閉領域94
へ渡る際の渡り縫目が目立たない利点がある。
【0027】さらに別の実施例を図11に示す。ここで
は重複データが点S3 ,S8 ,T3,T8 によって規定
される付加ブロック108のデータとされ、付加ブロッ
ク108の縫い順序はブロック95に刺繍が行われる
前,または、ブロック96に刺繍が行われた後等、適宜
に決定される。
【0028】また、ブロック96の主辺P2 P3 ,P9
P8 をブロック97側へ延長し刺繍終了側副辺を副辺P
3 P8 から副辺T3 ′T8 ′に変更することによってブ
ロック96をブロック97側へ延長し、その延長部のデ
ータを重複データとしてもよい。同様にブロック97を
点P4 ,P7 ,S3 ′,S8 ′で規定されるブロックに
延長してその延長部のデータを重複データとしてもよ
い。
【0029】尚、本実施例では刺繍領域を分割して成る
ブロックデータに基づいて針落ち点の座標が自動作成さ
れる場合について述べたが、針落ち点の座標が直接入力
される場合についても本発明を適用することができる。
【0030】その他、いちいち例示はしないが特許請求
の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種
々の変形,改良を施した態様で本発明を実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を概念的に示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である刺繍データ作成装置お
よびミシンを含む自動刺繍システムを示す斜視図であ
る。
【図3】上記刺繍データ作成装置の主制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】上記主制御装置の主体を成すコンピュータのR
AMの構成を概念的に示す図である。
【図5】上記刺繍処理装置によって刺繍データが作成さ
れる刺繍領域の一例を示す図である。
【図6】上記刺繍領域がブロックに分割された状態を示
す図である。
【図7】上記刺繍領域の閉領域における重複データの作
成を示す図である。
【図8】上記刺繍領域に縫目が形成された状態を示す図
である。
【図9】上記コンピュータのROMに格納された重複デ
ータ作成プログラムを示すフローチャートである。
【図10】上記刺繍領域の閉領域における別の重複デー
タの作成を示す図である。
【図11】上記刺繍領域の閉領域おけるさらに別の重複
データの作成を示す図である。
【符号の説明】
6 刺繍データ作成装置 42 主制御装置 90 刺繍領域 92 閉領域 94 閉領域 95 ブロック 96 ブロック 97 ブロック 98 ブロック 100 付加ブロック 102 ブロック 103 ブロック 104 ブロック 106 付加ブロック 108 付加ブロック

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺繍領域を形成する複数の部分刺繍領域
    をミシンの縫目で埋めるのに必要な刺繍データを処理す
    る装置であって、 刺繍進行方向に沿って一列に並ぶ複数の縫目線の各々に
    よって互いにつながれる2主線と、刺繍進行方向におい
    て互いに対向する2副線とによってそれぞれ規定される
    前記複数の部分刺繍領域に前記縫目線を形成するための
    データを記憶する刺繍データ記憶手段と、 前記副線の1つを共有して互いに隣接する2つの部分刺
    繍領域において、共有される副線がそれら2つの部分刺
    繍領域の刺繍終了側副線である場合に、当該副線の近傍
    において、当該隣接する2つの部分刺繍領域の少なくと
    も一方における前記縫目線に重複するような縫目線デー
    タを作成する重複縫目線データ作成手段とを含むことを
    特徴とする刺繍データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記重複縫目線データ作成手段が、前記
    共有の刺繍終了側副線を刺繍開始側副線とし、前記互い
    に隣接する2つの部分刺繍領域の一方の内部に刺繍終了
    側副線を設定して成る付加刺繍領域に前記縫目線を形成
    するためのデータを作成するものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の刺繍データ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記重複縫目線データ作成手段が、前記
    互いに隣接する2つの部分刺繍領域のいずれか一方の内
    部に一方の副線を設定し、他方の内部に他方の副線を設
    定して成る付加刺繍領域に前記縫目線を形成するための
    データを作成するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の刺繍データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記重複縫目線データ作成手段が、前記
    互いに隣接する2つの部分刺繍領域のいずれか一方の部
    分刺繍領域を他方の部分刺繍領域側に延長し、その延長
    部分に前記縫目線を形成するためのデータを作成するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の刺繍データ
    処理装置。
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