JP2640692B2 - 磁気テープ装置のテープスレッディング機構およびテープスレッディング機構の制御方法 - Google Patents
磁気テープ装置のテープスレッディング機構およびテープスレッディング機構の制御方法Info
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- JP2640692B2 JP2640692B2 JP2191017A JP19101790A JP2640692B2 JP 2640692 B2 JP2640692 B2 JP 2640692B2 JP 2191017 A JP2191017 A JP 2191017A JP 19101790 A JP19101790 A JP 19101790A JP 2640692 B2 JP2640692 B2 JP 2640692B2
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/66—Threading; Loading; Automatic self-loading
- G11B15/67—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool
- G11B15/673—Threading end of record carrier externally to single reel
Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コンピュータシステムのファイル装置として使用する
磁気テープ装置の、磁気テープスレッディング機構に関
し、 磁気テープのスレッディングとアンスレッディングと
を確実に行うことが可能であり、かつ、小型で信頼性の
高い磁気テープ装置を実現することを目的とし、 スレッディング用アームを、２つのアームから成るリ
ンク機構で構成し、一方のアームを回転駆動するスレッ
ド用モータと、他方のアームには、リーダブロックを引
き出す為のピンを有し、前記アームの少なくとも一方の
アームに、該アームの長手方向にのみ伸縮する弾性機構
を設け、かつ、前記アームの合計の長さを、アームの回
転中心からリーダブロックの収納位置までの直線距離よ
りも長く設定し、リーダブロックの収納位置から、マシ
ンリールのリーダブロック係合溝の位置までのスレッデ
ィング経路に、ピンが倣って動くガイド溝を設けるよう
に構成する。
磁気テープ装置の、磁気テープスレッディング機構に関
し、 磁気テープのスレッディングとアンスレッディングと
を確実に行うことが可能であり、かつ、小型で信頼性の
高い磁気テープ装置を実現することを目的とし、 スレッディング用アームを、２つのアームから成るリ
ンク機構で構成し、一方のアームを回転駆動するスレッ
ド用モータと、他方のアームには、リーダブロックを引
き出す為のピンを有し、前記アームの少なくとも一方の
アームに、該アームの長手方向にのみ伸縮する弾性機構
を設け、かつ、前記アームの合計の長さを、アームの回
転中心からリーダブロックの収納位置までの直線距離よ
りも長く設定し、リーダブロックの収納位置から、マシ
ンリールのリーダブロック係合溝の位置までのスレッデ
ィング経路に、ピンが倣って動くガイド溝を設けるよう
に構成する。
本発明は、コンピュータシステムのファイル装置とし
て使用する磁気テープ装置において、特に磁気テープを
スレッディングする機構と、該機構の制御方法に関す
る。
て使用する磁気テープ装置において、特に磁気テープを
スレッディングする機構と、該機構の制御方法に関す
る。
カートリッジ内に磁気テープを巻いたリールを１個の
み格納したシングルリールのカートリッジがある。すな
わち、ここで取り上げているカートリッジとは、一般呼
称名IBM3480タイプのカートリッジである。（以下、単
にカートリッジと呼ぶ。） 前記カートリッジの磁気テープにデータの書き込み／
読み出しを行う場合、該カートリッジを磁気テープ装置
にローディングし、次に、該磁気テープのスレッディン
グを行って該磁気テープ装置内のマシンリールで磁気テ
ープを巻き取り、該磁気テープの走行路を確立すること
によって行う。
み格納したシングルリールのカートリッジがある。すな
わち、ここで取り上げているカートリッジとは、一般呼
称名IBM3480タイプのカートリッジである。（以下、単
にカートリッジと呼ぶ。） 前記カートリッジの磁気テープにデータの書き込み／
読み出しを行う場合、該カートリッジを磁気テープ装置
にローディングし、次に、該磁気テープのスレッディン
グを行って該磁気テープ装置内のマシンリールで磁気テ
ープを巻き取り、該磁気テープの走行路を確立すること
によって行う。
ところで、コンピュータシステムの小型化に対しては
強い要求があり、他方で、磁気テープ装置の一層の小型
化も要求されている。
強い要求があり、他方で、磁気テープ装置の一層の小型
化も要求されている。
また、磁気テープのスレッディング動作およびアンス
レッディング動作は、確実に行われることが磁気テープ
装置の信頼性を確保する上で絶対的要件である。
レッディング動作は、確実に行われることが磁気テープ
装置の信頼性を確保する上で絶対的要件である。
そのため、小型化と、磁気テープのスレッディングお
よびアンスレッディングを確実に行うことができるスレ
ッディング機構とその制御方法が求められている。
よびアンスレッディングを確実に行うことができるスレ
ッディング機構とその制御方法が求められている。
第６図は、カートリッジの概要を説明する図で、
（ａ）はカートリッジの斜視図、（ｂ）はリーダブロッ
クがカートリッジに収納される直前の様子を説明する
図、（ｃ）はリーダブロックがカートリッジに収納され
た様子を説明する図、である。尚、同図（ｂ）（ｃ）
は、カートリッジのケースのみを断面図で示している。
（ａ）はカートリッジの斜視図、（ｂ）はリーダブロッ
クがカートリッジに収納される直前の様子を説明する
図、（ｃ）はリーダブロックがカートリッジに収納され
た様子を説明する図、である。尚、同図（ｂ）（ｃ）
は、カートリッジのケースのみを断面図で示している。
シングルリールのカートリッジ１は、該カートリッジ
１内に磁気テープ２を巻いた１個のリールを有し、該磁
気テープ２の端部は、リーダブロック３と呼ぶ磁気テー
プ２の引き出し用ブロックに接続してある。
１内に磁気テープ２を巻いた１個のリールを有し、該磁
気テープ２の端部は、リーダブロック３と呼ぶ磁気テー
プ２の引き出し用ブロックに接続してある。
リーダブロック３は、通常時においてはカートリッジ
１内に収納し、かつ、固定する構造となっている。
１内に収納し、かつ、固定する構造となっている。
つまり、合成樹脂で形成・成型したカートリッジ１の
舌片1aに対して、リーダブロック３の舌片3aを乗り越え
させて押し込み、押し込んだ後は、該カートリッジ１の
舌片1aがリーダブロック３の舌片3aを抑え込む仕組みで
ある。（（ｂ）図→（ｃ）図） すなわち、カートリッジ１の舌片1aはバネ性を有して
いて、リーダブロック３の収納と引き出しに際しては、
一時的反発力として作用する仕組みである。
舌片1aに対して、リーダブロック３の舌片3aを乗り越え
させて押し込み、押し込んだ後は、該カートリッジ１の
舌片1aがリーダブロック３の舌片3aを抑え込む仕組みで
ある。（（ｂ）図→（ｃ）図） すなわち、カートリッジ１の舌片1aはバネ性を有して
いて、リーダブロック３の収納と引き出しに際しては、
一時的反発力として作用する仕組みである。
ちなみに、リーダブロック３をカートリッジ１へ収納
する際の収納力Ｆの下限が決められていて、該収納力Ｆ
は1.23Kgとされている。
する際の収納力Ｆの下限が決められていて、該収納力Ｆ
は1.23Kgとされている。
第７図は、磁気テープのスレッディング機構を説明す
る構成図である。尚、同図においては、Ｔはスレッディ
ング軌跡を示し、Ｍはスレッド用モータを示している。
る構成図である。尚、同図においては、Ｔはスレッディ
ング軌跡を示し、Ｍはスレッド用モータを示している。
カートリッジ１を磁気テープ装置にローディングする
と、該カートリッジ１内のリールから磁気テープ２を引
き出し、テープガイド12a、磁気ヘッド13、テープガイ
ド12b、テンションローラ14を経て、マシンリール４へ
該磁気テープ２を導いてスレッディングが完了する。
と、該カートリッジ１内のリールから磁気テープ２を引
き出し、テープガイド12a、磁気ヘッド13、テープガイ
ド12b、テンションローラ14を経て、マシンリール４へ
該磁気テープ２を導いてスレッディングが完了する。
尚、磁気テープ２のスレッディングは、第１のアーム
６、第２のアーム７、第３のアーム９、第４のアーム10
から成るパントアームによって行う。すなわち、パント
アームの先端位置に設けたピン８が、磁気テープ２の端
部に取り付けたリーダブロック３を引き出し、該パント
アームのガイドピン11がガイド溝5aに倣って回転するこ
とによって行い、該リーダブロック３を、マシンリール
４のリーダブロック係合溝4aに係合することによって完
了する。
６、第２のアーム７、第３のアーム９、第４のアーム10
から成るパントアームによって行う。すなわち、パント
アームの先端位置に設けたピン８が、磁気テープ２の端
部に取り付けたリーダブロック３を引き出し、該パント
アームのガイドピン11がガイド溝5aに倣って回転するこ
とによって行い、該リーダブロック３を、マシンリール
４のリーダブロック係合溝4aに係合することによって完
了する。
また、磁気テープ２をアンスレッディングする場合
は、前記動作と逆に動作する。そして、パントアームの
第２のアーム７に取り付けたフラグ16が、フォトセンサ
で構成した収納用センサ15に重なることによって、リー
ダブロック３がカートリッジ１へ収納されたことを検知
し、パントアームの回転動作を停止させる仕組みであ
る。
は、前記動作と逆に動作する。そして、パントアームの
第２のアーム７に取り付けたフラグ16が、フォトセンサ
で構成した収納用センサ15に重なることによって、リー
ダブロック３がカートリッジ１へ収納されたことを検知
し、パントアームの回転動作を停止させる仕組みであ
る。
従来の磁気テープのスレッディング機構は、次に掲げ
る問題点を有している。
る問題点を有している。
１）パントアームを用いたスレッディング機構は、スレ
ッディング軌跡Ｔが大きくなり、磁気テープ装置の小型
化には限界がある。
ッディング軌跡Ｔが大きくなり、磁気テープ装置の小型
化には限界がある。
２）リーダブロック３をカートリッジ１へ収納する際に
は大きい収納力を必要とする。
は大きい収納力を必要とする。
そのため、リーダブロック３の収納時にパントアーム
の回転速度を速めている。
の回転速度を速めている。
しかし、リーダブロック３をカートリッジ１へ収納す
る際の衝撃によりパントアームが跳ね反り、該リーダブ
ロック３を収納できない場合がある。
る際の衝撃によりパントアームが跳ね反り、該リーダブ
ロック３を収納できない場合がある。
３）カートリッジ１の寸法誤差や該カートリッジ１をロ
ーディングした際の位置の誤差により、リーダブロック
３が該カートリッジ１へ収納されない場合がある。
ーディングした際の位置の誤差により、リーダブロック
３が該カートリッジ１へ収納されない場合がある。
４）前記２）および３）に原因して、リーダブロック３
がカートリッジ１に収納されなかった場合においても、
フラグ16と収納用センサ15から成る収納検知手段が作動
する。
がカートリッジ１に収納されなかった場合においても、
フラグ16と収納用センサ15から成る収納検知手段が作動
する。
すなわち、リーダブロック３がカートリッジ１に確実
に収納されたことを保証する手段が存在しない。
に収納されたことを保証する手段が存在しない。
５）前記４は、磁気テープ装置のその後の作動に対して
エラー要因を与え、コンピュータシステムの作動が一時
的に中断する。
エラー要因を与え、コンピュータシステムの作動が一時
的に中断する。
本発明の技術的課題は、従来の磁気テープのスレッデ
ィング機構とその制御方法における以上のような問題を
解消し、リーダブロック収納時の衝撃を緩和し、磁気テ
ープのスレッディング用アームが該リーダブロック収納
位置で確実にロックする機構を確立し、かつ、該リーダ
ブロックの収納が確実に終了したことを検知できるよう
にすると同時に、小型化が可能なスレッディング機構を
確立することによって、磁気テープのスレッディングと
アンスレッディングとを確実に行うことが可能であり、
かつ、小型で信頼性の高い磁気テープ装置を実現するこ
とにある。
ィング機構とその制御方法における以上のような問題を
解消し、リーダブロック収納時の衝撃を緩和し、磁気テ
ープのスレッディング用アームが該リーダブロック収納
位置で確実にロックする機構を確立し、かつ、該リーダ
ブロックの収納が確実に終了したことを検知できるよう
にすると同時に、小型化が可能なスレッディング機構を
確立することによって、磁気テープのスレッディングと
アンスレッディングとを確実に行うことが可能であり、
かつ、小型で信頼性の高い磁気テープ装置を実現するこ
とにある。
第１図は、本発明の基本的構成を説明する図である。
本発明のスレッディング機構は、２つのアームから成
るリンク機構によって、磁気テープのスレッディング機
構を構成したところに特徴がある。
るリンク機構によって、磁気テープのスレッディング機
構を構成したところに特徴がある。
すなわち、リーダブロック３を引き出し、磁気テープ
２をスレッディングする為のスレッディング用アーム
を、２つのアーム17,18から成るリンク機構で構成す
る。
２をスレッディングする為のスレッディング用アーム
を、２つのアーム17,18から成るリンク機構で構成す
る。
また、一方のアームを回転駆動するスレッド用モータ
21を有していて、他方のアームには、リーダブロック３
を引き出す為のピン８を設ける。
21を有していて、他方のアームには、リーダブロック３
を引き出す為のピン８を設ける。
そして、前記アーム17,18の少なくとも一方のアーム
に、該アーム17,18の長手方向にのみ伸縮する弾性機構1
9を設け、また、前記アーム17,18の合計の長さを、アー
ムの回転中心からリーダブロック３の収納位置までの直
線距離よりも長く設定する。
に、該アーム17,18の長手方向にのみ伸縮する弾性機構1
9を設け、また、前記アーム17,18の合計の長さを、アー
ムの回転中心からリーダブロック３の収納位置までの直
線距離よりも長く設定する。
他方、リーダブロック３の収納位置から、マシンリー
ル４のリーダブロック係合溝4aの位置までのスレッディ
ング経路に、ピン８が倣って動くガイド溝5bを設ける。
ル４のリーダブロック係合溝4aの位置までのスレッディ
ング経路に、ピン８が倣って動くガイド溝5bを設ける。
次に、スレッディング機構の制御方法について説明す
る。尚、本発明の制御方法は、リーダブロック３を収納
する時の制御方法である。
る。尚、本発明の制御方法は、リーダブロック３を収納
する時の制御方法である。
すなわち、スレッディング用アーム17,18が回転する
ことによってリーダブロック３がカートリッジ１へ収納
され、次いで弾性機構19が圧縮されることによって該ア
ーム17,18が「へ」の字形状から一直線形状になり、更
にこの一直線形状部を通過して反転し、該アーム17,18
が前記「へ」の字形状と逆向きに折れ曲がった形状とな
る位置に、該アーム17,18に当接し、該アーム17,18の動
きを停止するストッパ23を設ける。
ことによってリーダブロック３がカートリッジ１へ収納
され、次いで弾性機構19が圧縮されることによって該ア
ーム17,18が「へ」の字形状から一直線形状になり、更
にこの一直線形状部を通過して反転し、該アーム17,18
が前記「へ」の字形状と逆向きに折れ曲がった形状とな
る位置に、該アーム17,18に当接し、該アーム17,18の動
きを停止するストッパ23を設ける。
また、スレッディング用アーム17,18が前記ストッパ2
3に当接する少し手前の位置に、該スレッディング用ア
ーム17,18を検知するセンサ15aを設ける。
3に当接する少し手前の位置に、該スレッディング用ア
ーム17,18を検知するセンサ15aを設ける。
そして、前記センサ15aがスレッディング用アーム17,
18を検知した時に、該検知信号によってスレッド用モー
タ21が停止するように制御する方法である。
18を検知した時に、該検知信号によってスレッド用モー
タ21が停止するように制御する方法である。
磁気テープ２のスレッディングがどのように行われる
かを、第１図に基づいて説明する。
かを、第１図に基づいて説明する。
スレッド用モータ21が図上左回転すると、アーム18は
節点20を介してアーム17に牽引される。そして、その際
に、アーム18の先端位置に設けたピン８が、カートリッ
ジ１からリーダブロック３を引き出す。その後、ピン８
は、リーダブロック３を牽引しながらガイド溝5bに沿っ
て導かれ、該リーダブロック３を、マシンリール４のリ
ーダブロック係合溝4aに係合する。
節点20を介してアーム17に牽引される。そして、その際
に、アーム18の先端位置に設けたピン８が、カートリッ
ジ１からリーダブロック３を引き出す。その後、ピン８
は、リーダブロック３を牽引しながらガイド溝5bに沿っ
て導かれ、該リーダブロック３を、マシンリール４のリ
ーダブロック係合溝4aに係合する。
また、磁気テープ２をアンスレッディングする場合
は、スレッド用モータ21が図上右回転し、ピン８は、リ
ーダブロック３を牽引しながらガイド溝5bに沿って導か
れ、該リーダブロック３をカートリッジ１に収納する。
は、スレッド用モータ21が図上右回転し、ピン８は、リ
ーダブロック３を牽引しながらガイド溝5bに沿って導か
れ、該リーダブロック３をカートリッジ１に収納する。
ところが、リーダブロック３をカートリッジ１へ収納
する際には、該リーダブロック３を該カートリッジ１に
設けられた舌片の反発力に抗して、押し込む必要があ
る。
する際には、該リーダブロック３を該カートリッジ１に
設けられた舌片の反発力に抗して、押し込む必要があ
る。
したがって、リーダブロック３をカートリッジ１へ押
し込む際には、該カートリッジ１およびスレッディング
用アーム17,18相互に衝撃力が加わる。
し込む際には、該カートリッジ１およびスレッディング
用アーム17,18相互に衝撃力が加わる。
しかし、本発明のスレッディング機構においては、少
なくとも一方のアーム17,18に、その長手方向にのみ伸
縮する弾性機構19を設けているため、前記の有害な衝撃
力を吸収することができる。
なくとも一方のアーム17,18に、その長手方向にのみ伸
縮する弾性機構19を設けているため、前記の有害な衝撃
力を吸収することができる。
そのため、リーダブロック３の収納時にアーム17,18
が跳ね返ることが無くなる。
が跳ね返ることが無くなる。
次に、リーダブロック３の収納過程を詳細に説明す
る。
る。
第２図は、リーダブロックの収納作用を説明する図
で、（ａ）（ｂ）（ｃ）はスレッディング機構の作動を
順に説明する図、（ｄ）はリンク機構が発生する力の関
係を説明する原理図、である。
で、（ａ）（ｂ）（ｃ）はスレッディング機構の作動を
順に説明する図、（ｄ）はリンク機構が発生する力の関
係を説明する原理図、である。
本発明のスレッディング機構は、リーダブロック３を
カートリッジ１へ収納する際の有害な衝撃力を吸収する
ばかりではなく、小さい回転トルクで大きい収納力を発
生することができる。また、ストッパ23との組合せによ
り、スレッディング用アーム17,18に自己ロック機能を
持たせることができる。
カートリッジ１へ収納する際の有害な衝撃力を吸収する
ばかりではなく、小さい回転トルクで大きい収納力を発
生することができる。また、ストッパ23との組合せによ
り、スレッディング用アーム17,18に自己ロック機能を
持たせることができる。
１）スレッディング用アームの収納力 第２図（ｄ）は、２つのアームから成るリンク機構の
作動を説明する原理図である。
作動を説明する原理図である。
すなわち、アームA24とアームB25とが節点20aで回転
可能に結合されていて、該アームA24の他端を例えば壁
等に突き当て、かつ、アームA24とアームB25とが同図の
ように「へ」の字形状状態にある場合、節点20aに同図
のように上から下向きに力Fiを加えると、アームB25の
他端に作用する同図の方向の力F0は、 F0＝FiSINθ/2COSθ で求めることができる。ただし、アームA24とアームB25
のアーム長が等しく、壁面および床面の摩擦は無視す
る。
可能に結合されていて、該アームA24の他端を例えば壁
等に突き当て、かつ、アームA24とアームB25とが同図の
ように「へ」の字形状状態にある場合、節点20aに同図
のように上から下向きに力Fiを加えると、アームB25の
他端に作用する同図の方向の力F0は、 F0＝FiSINθ/2COSθ で求めることができる。ただし、アームA24とアームB25
のアーム長が等しく、壁面および床面の摩擦は無視す
る。
したがって、θがπ/2radに近づく程、僅かな力Fiで
大きい力F0を得ることができる。力F0、すなわち、リン
ク機構が発生するリーダブロックの収納力である。
大きい力F0を得ることができる。力F0、すなわち、リン
ク機構が発生するリーダブロックの収納力である。
２）スレッディング機構の作動 第２図（ａ）（ｂ）（ｃ）は、スレッディング機構の
作動を順に説明する図である。
作動を順に説明する図である。
次に、スレッディング機構の作動を順に説明する。
リーダブロックの収納開始段階（第２図（ａ）） スレッド用モータ21が図上右回転し、ピン８が、リー
ダブロックをカートリッジの収納位置まで運んで来た段
階である。
ダブロックをカートリッジの収納位置まで運んで来た段
階である。
この時、アーム17とアーム18とは、その合計長を、ア
ーム17の回転中心からリーダブロックの収納位置までの
直線距離よりも長く設定している為、「へ」の字形状を
している。
ーム17の回転中心からリーダブロックの収納位置までの
直線距離よりも長く設定している為、「へ」の字形状を
している。
リーダブロックの収納段階（第２図（ｂ）） スレッド用モータ21が図上右回転し、弾性機構19が圧
縮され、アーム17とアーム18とが「へ」の字形状から一
直線形状になった段階である。
縮され、アーム17とアーム18とが「へ」の字形状から一
直線形状になった段階である。
この時、アーム17とアーム18とから成るスレッディン
グ用アームが、リーダブロックをカートリッジに押し込
む力FPは、弾性機構19が圧縮されている力と同一であ
る。すなわち、弾性機構19がリーダブロックの収納力を
規定し決定する。したがって、実際の設計に際しては、
力FPが目的とする値になるように弾性機構19を決定す
る。
グ用アームが、リーダブロックをカートリッジに押し込
む力FPは、弾性機構19が圧縮されている力と同一であ
る。すなわち、弾性機構19がリーダブロックの収納力を
規定し決定する。したがって、実際の設計に際しては、
力FPが目的とする値になるように弾性機構19を決定す
る。
尚、この時、スレッド用モータ21がアーム17に与える
回転トルクは、前記力FPに比較して、極僅かな力で良
い。したがって、回転トルクが小さく、外観形状の小さ
いモータを使用することができる。
回転トルクは、前記力FPに比較して、極僅かな力で良
い。したがって、回転トルクが小さく、外観形状の小さ
いモータを使用することができる。
アームの自己ロック段階（第２図（ｃ）） スレッド用モータ21が図上右回転し、アーム17,18が
前記の「へ」の字形状と逆向きに折れ曲がり、該アー
ム17,18にストッパ23が当接した段階である。尚、第２
図においては、ストッパ23を、アーム18が当接する位置
に設けている。
前記の「へ」の字形状と逆向きに折れ曲がり、該アー
ム17,18にストッパ23が当接した段階である。尚、第２
図においては、ストッパ23を、アーム18が当接する位置
に設けている。
アーム17とアーム18とが一直線形状から僅かに逆
「へ」の字形状になると、該アーム17,18およびスレッ
ド用モータ21は、弾性機構19の反発力によって、図上右
回転方向の力を受ける。
「へ」の字形状になると、該アーム17,18およびスレッ
ド用モータ21は、弾性機構19の反発力によって、図上右
回転方向の力を受ける。
したがって、この時、スレッド用モータ21に回転トル
クを与えなくとも、アーム18がストッパ23に当接する力
FSが常時得られる。
クを与えなくとも、アーム18がストッパ23に当接する力
FSが常時得られる。
その結果、スレッディング機構は、安定した自己ロッ
ク状態を維持する。
ク状態を維持する。
次に、スレッディング機構の制御方法、特に、リーダ
ブロック３を収納する際の制御方法について説明する。
ブロック３を収納する際の制御方法について説明する。
アーム17とアーム18とが一直線形状から僅かに逆
「へ」の字形状になると、スレッド用モータ21に回転ト
ルクを与えなくとも、第２のアーム18がストッパ23に当
接する力FSが常時得られる。
「へ」の字形状になると、スレッド用モータ21に回転ト
ルクを与えなくとも、第２のアーム18がストッパ23に当
接する力FSが常時得られる。
したがって、スレッディング用アーム17,18が一直線
形状になり、その後、該スレッディング用アーム17,18
がストッパ23に当接する少し手前の位置に、該スレッデ
ィング用アーム17,18を検知するセンサ15aを設け、該セ
ンサ15aがスレッディング用アーム17,18を検知した時
に、スレッド用モータ21の駆動を停止させても、スレッ
ディング機構は、安定した自己ロック状態に入る。
形状になり、その後、該スレッディング用アーム17,18
がストッパ23に当接する少し手前の位置に、該スレッデ
ィング用アーム17,18を検知するセンサ15aを設け、該セ
ンサ15aがスレッディング用アーム17,18を検知した時
に、スレッド用モータ21の駆動を停止させても、スレッ
ディング機構は、安定した自己ロック状態に入る。
また、スレッド用モータ21の駆動を停止した後、スレ
ッディング機構が自己ロック状態に達した場合は、弾性
機構19による力FPによって、リーダブロックがカートリ
ッジへ確実に収納されたことを示している。
ッディング機構が自己ロック状態に達した場合は、弾性
機構19による力FPによって、リーダブロックがカートリ
ッジへ確実に収納されたことを示している。
したがって、センサ15aがスレッディング用アーム17,
18を引き続き検知し続けることができる場合は、リーダ
ブロックがカートリッジへ確実に収納されたと判断する
ことができる。
18を引き続き検知し続けることができる場合は、リーダ
ブロックがカートリッジへ確実に収納されたと判断する
ことができる。
ちなみに、第２図に図示したセンサ15aは、アーム18
に設けたフラグ16aを検知することによって作動する仕
組みである。
に設けたフラグ16aを検知することによって作動する仕
組みである。
次に、本発明による磁気テープ装置のスレッディング
機構を、実際上どのように具体化できるかを実施例で説
明する。
機構を、実際上どのように具体化できるかを実施例で説
明する。
（１）スレッディング機構の構成 第３図は、実施例を説明する図で、磁気テープ装置と
そのスレッディング機構との構成を説明する図である。
そのスレッディング機構との構成を説明する図である。
本実施例の場合、スレッディング用アームのうち、第
１のアーム17aにバネ19aから成る弾性機構を設けてい
る。
１のアーム17aにバネ19aから成る弾性機構を設けてい
る。
また、第１のアーム17aの回転中心位置には駆動ギア2
6を設け、他方、スレッド用モータ21aには駆動ギア27を
設け、該スレッド用モータ21aにより該第１のアーム17a
を減速回転駆動することによって、該第１のアーム17a
の回転駆動を行う仕組みである。
6を設け、他方、スレッド用モータ21aには駆動ギア27を
設け、該スレッド用モータ21aにより該第１のアーム17a
を減速回転駆動することによって、該第１のアーム17a
の回転駆動を行う仕組みである。
そして、第２のアーム18aの先端位置には、リーダブ
ロック３を引き出す為のピン８と同軸位置に、ガイド溝
5bに沿って移動・回転するベアリングを設けている。
ロック３を引き出す為のピン８と同軸位置に、ガイド溝
5bに沿って移動・回転するベアリングを設けている。
尚、ガイド溝5bは、ガイドプレートにスリット状に作
製している。
製している。
他方、スレッディング用アームを停止するストッパ23
aは、第２のアーム18aを停止する位置に設けている。ま
た、該第２のアーム18aにはフラグ16aを設け、該フラグ
16aを光学式のセンサ15bで検知する仕組みである。尚、
センサ15bがフラグ16bを検知する位置は、第２のアーム
18aがストッパ23aに当接する手前の位置に設定してい
る。
aは、第２のアーム18aを停止する位置に設けている。ま
た、該第２のアーム18aにはフラグ16aを設け、該フラグ
16aを光学式のセンサ15bで検知する仕組みである。尚、
センサ15bがフラグ16bを検知する位置は、第２のアーム
18aがストッパ23aに当接する手前の位置に設定してい
る。
（２）スレッディング用アームの詳細 第４図は、実施例のアーム部を詳説する図で、（ａ）
は第１のアームの斜視図、（ｂ）はアーム部の全容と回
転駆動機構を説明する図、である。尚、（ｂ）において
は、フレーム29のみを断面図で示している。
は第１のアームの斜視図、（ｂ）はアーム部の全容と回
転駆動機構を説明する図、である。尚、（ｂ）において
は、フレーム29のみを断面図で示している。
すなわち、第１のアーム17aは、バネ19aを挿通させた
２本のスライド軸32を介してフレーム29に挿通してあ
り、該スライド軸32が該フレーム29を挿通した他端に止
め板30を設けている。
２本のスライド軸32を介してフレーム29に挿通してあ
り、該スライド軸32が該フレーム29を挿通した他端に止
め板30を設けている。
また、スライド軸32が挿通するフレーム29には、該ス
ライド軸32と該フレーム29との間にリニアベアリングを
設けてあり、該スライド軸32の動きを滑らかにしてい
る。
ライド軸32と該フレーム29との間にリニアベアリングを
設けてあり、該スライド軸32の動きを滑らかにしてい
る。
したがって、第１のアーム17aは、スライド軸32の軸
方向にのみ、かつ、バネ19aを圧縮しながら可動する。
ちなみに、第４図（ｂ）は、バネ19aが圧縮され、止め
板30がフレーム29から離れている状態を示している。ま
た、第１のアーム17aは、止め板30がフレーム29に当接
した位置よりも更に伸長することは無い。
方向にのみ、かつ、バネ19aを圧縮しながら可動する。
ちなみに、第４図（ｂ）は、バネ19aが圧縮され、止め
板30がフレーム29から離れている状態を示している。ま
た、第１のアーム17aは、止め板30がフレーム29に当接
した位置よりも更に伸長することは無い。
他方、第１のアーム17aの先端位置には、節点20bを介
して第２のアーム18aを回動可能に取り付け、該第２の
アーム18aの他端には、リーダブロック引き出し用のピ
ン８を取り付けている。また、該ピン８と同軸に、ベア
リング34を取り付けてある。尚、該ベアリング34は、ピ
ン８をガイド溝にそって滑らかに移動させるためのもの
である。
して第２のアーム18aを回動可能に取り付け、該第２の
アーム18aの他端には、リーダブロック引き出し用のピ
ン８を取り付けている。また、該ピン８と同軸に、ベア
リング34を取り付けてある。尚、該ベアリング34は、ピ
ン８をガイド溝にそって滑らかに移動させるためのもの
である。
また、フレーム29には駆動ギア26を取り付けてあり、
該駆動ギヤ26を、スレッド用モータ21aに取り付けた駆
動ギア27で減速駆動している。
該駆動ギヤ26を、スレッド用モータ21aに取り付けた駆
動ギア27で減速駆動している。
すなわち、第１のアーム17aは、回転運動すると同時
に、該アーム17aの長手方向に縮伸運動することが可能
である。
に、該アーム17aの長手方向に縮伸運動することが可能
である。
（３）スレッディング機構の作動と制御 第５図は、実施例の作動を説明する図で、（ａ）
（ｂ）（ｃ）はスレッディング機構の作動を順に説明す
る図、である。
（ｂ）（ｃ）はスレッディング機構の作動を順に説明す
る図、である。
尚、同図においては、リーダブロックの収納に伴う作
動のみを説明している。また、リーダブロックを引き出
す為のピン８は、ガイドプレート32に設けたガイド溝5b
に導かれて移動する。
動のみを説明している。また、リーダブロックを引き出
す為のピン８は、ガイドプレート32に設けたガイド溝5b
に導かれて移動する。
次に、スレッディング機構の作動と制御を順に説明す
る。
る。
リーダブロックの収納開始段階（第５図（ａ）） 第１のアーム17aが図上右回転し、ピン８が、リーダ
ブロックをカートリッジの収納位置まで運んで来た段階
である。
ブロックをカートリッジの収納位置まで運んで来た段階
である。
この時、第１のアーム17aと第２のアーム18aとは、そ
の合計長を、該第１のアーム17aの回転中心からリーダ
ブロックの収納位置までの直線距離よりも長く設定して
いる為、「へ」の字形状をしている。
の合計長を、該第１のアーム17aの回転中心からリーダ
ブロックの収納位置までの直線距離よりも長く設定して
いる為、「へ」の字形状をしている。
リーダブロックの収納段階（第５図（ｂ）） 第１のアーム17aが図上右回転し、バネ19aが圧縮さ
れ、第１のアーム17aと第２のアーム18aとが「へ」の字
形状から一直線形状になった段階である。そのため、ス
ライド軸32が押され、止め板30はフレーム29から離れて
いる。
れ、第１のアーム17aと第２のアーム18aとが「へ」の字
形状から一直線形状になった段階である。そのため、ス
ライド軸32が押され、止め板30はフレーム29から離れて
いる。
この時、第１のアーム17aと第２のアーム18aとから成
るスレッディング用アームが、リーダブロックをカート
リッジを押し込む力FPは、バネ19aが圧縮されている力
と同一である。
るスレッディング用アームが、リーダブロックをカート
リッジを押し込む力FPは、バネ19aが圧縮されている力
と同一である。
尚、バネ19aの反作用する力FPは2.5Kgに設定してい
る。そのため、リーダブロックは確実にカートリッジへ
収納される。
る。そのため、リーダブロックは確実にカートリッジへ
収納される。
アームの自己ロック段階（第５図（ｃ）） 第１のアーム17aが図上右回転し、アーム17a,18aが前
記の「へ」の字形状と逆向きに折れ曲がり、該アーム
18aにストッパ23aが当接した段階である。
記の「へ」の字形状と逆向きに折れ曲がり、該アーム
18aにストッパ23aが当接した段階である。
この段階では、第１のアーム17aを回転駆動するスレ
ッド用モータに回転トルクを与えなくとも、バネ19aの
反発力によって第２のアーム18がストッパ23に当接する
力が常時得られ、その結果、スレッディング機構は、安
定した自己ロック状態を維持する。
ッド用モータに回転トルクを与えなくとも、バネ19aの
反発力によって第２のアーム18がストッパ23に当接する
力が常時得られ、その結果、スレッディング機構は、安
定した自己ロック状態を維持する。
尚、センサ15bがフラグ16bを検知した時点でスレッド
用モータの駆動を停止する。
用モータの駆動を停止する。
そして、その後、スレッディング機構が自己ロック状
態を維持し、該センサ15bがフラグ16bを引き続き検知し
続けることができれば、リーダブロックがカートリッジ
へ確実に収納されたと判断する。
態を維持し、該センサ15bがフラグ16bを引き続き検知し
続けることができれば、リーダブロックがカートリッジ
へ確実に収納されたと判断する。
以上のように本発明によれば、磁気テープのスレッデ
ィング機構を、２つのアームから成るリンク機構と該リ
ンク機構をガイドするガイド溝、および、該アームに設
けた弾性機構とによって構成することにより、リーダブ
ロック収納時の有害な衝撃を緩和し、かつ、小さい回転
トルクで大きい収納力を得ることができる。
ィング機構を、２つのアームから成るリンク機構と該リ
ンク機構をガイドするガイド溝、および、該アームに設
けた弾性機構とによって構成することにより、リーダブ
ロック収納時の有害な衝撃を緩和し、かつ、小さい回転
トルクで大きい収納力を得ることができる。
したがって、リーダブロックをカートリッジに確実に
収納することができる。
収納することができる。
また、リンク機構から成るスレッディング用アームが
リーダブロック収納位置で確実に自己ロックし、安定し
た状態を維持することができる。そして、その時、前記
ロック状態を検知することによって、該リーダブロック
の収納が確実に終了したことを確認することができる。
リーダブロック収納位置で確実に自己ロックし、安定し
た状態を維持することができる。そして、その時、前記
ロック状態を検知することによって、該リーダブロック
の収納が確実に終了したことを確認することができる。
したがって、１つのセンサによって、スレッディング
用アームの自己ロックとリーダブロックの収納とを検知
することができる。
用アームの自己ロックとリーダブロックの収納とを検知
することができる。
また、リンク機構の構成が簡素であり、該リンク機構
から成るスレッディング機構の製造は、極めて容易であ
る。
から成るスレッディング機構の製造は、極めて容易であ
る。
以上の結果、小型のスレッディング機構と高信頼性と
を両立させた磁気テープ装置を安価に実現することがで
きる。
を両立させた磁気テープ装置を安価に実現することがで
きる。
第１図は、本発明の基本的構成を説明する図、 第２図は、作用を説明する図で、（ａ）（ｂ）（ｃ）は
スレッディング機構の作動を順に説明する図、（ｄ）は
リンク機構が発生する力の関係を説明する原理図、 第３図は、実施例を説明する図で、磁気テープ装置とそ
のスレッディング機構との構成を説明する図、 第４図は、実施例のアーム部を詳説する図で、（ａ）は
第１のアームの斜視図、（ｂ）はアーム部の全容と回転
駆動機構を説明する図、 第５図は、実施例の作動を説明する図で、（ａ）（ｂ）
（ｃ）はスレッディング機構の作動を順に説明する図、 第６図は、カートリッジの概要を説明する図で、（ａ）
はカートリッジの斜視図、（ｂ）はリーダブロックがカ
ートリッジに収納される直前の様子を説明する図、
（ｃ）はリーダブロックがカートリッジに収納された様
子を説明する図、 第７図は、磁気テープのスレッディグ機構を説明する構
成図、である。 図において、１はカートリッジ、1aはカートリッジの舌
片、２は磁気テープ、３はリーダブロック、3aはリーダ
ブロックの舌片、４はマシンリール、4aはリーダブロッ
ク係合溝、５はガイドプレート、5a,5bはガイド溝、６
は第１のアーム、７は第２のアーム、８はピン、９は第
３のアーム、10は第４のアーム、11はガイドピン、12a,
12bはテープガイド、13,13aは磁気ヘッド、14はテンシ
ョンローラ、15,15a,15bは収納用センサ、16,16a,16bは
フラグ、17,18はアーム、17aは第１のアーム、18aは第
２のアーム、19は弾性機構、19aはバネ、20,20a,20bは
節点、21,21aはスレッド用モータ、22a,22b,22c,22dは
ガイドローラ、23,23aはストッパ、24はアームＡ、25は
アームＢ、26,27は駆動ギア、28はテープクリーナ、29
はフレーム、30は止め板、31はリニアベアリング、32は
スライド軸、33はガイドプレート、34はベアリング、を
それぞれ示している。
スレッディング機構の作動を順に説明する図、（ｄ）は
リンク機構が発生する力の関係を説明する原理図、 第３図は、実施例を説明する図で、磁気テープ装置とそ
のスレッディング機構との構成を説明する図、 第４図は、実施例のアーム部を詳説する図で、（ａ）は
第１のアームの斜視図、（ｂ）はアーム部の全容と回転
駆動機構を説明する図、 第５図は、実施例の作動を説明する図で、（ａ）（ｂ）
（ｃ）はスレッディング機構の作動を順に説明する図、 第６図は、カートリッジの概要を説明する図で、（ａ）
はカートリッジの斜視図、（ｂ）はリーダブロックがカ
ートリッジに収納される直前の様子を説明する図、
（ｃ）はリーダブロックがカートリッジに収納された様
子を説明する図、 第７図は、磁気テープのスレッディグ機構を説明する構
成図、である。 図において、１はカートリッジ、1aはカートリッジの舌
片、２は磁気テープ、３はリーダブロック、3aはリーダ
ブロックの舌片、４はマシンリール、4aはリーダブロッ
ク係合溝、５はガイドプレート、5a,5bはガイド溝、６
は第１のアーム、７は第２のアーム、８はピン、９は第
３のアーム、10は第４のアーム、11はガイドピン、12a,
12bはテープガイド、13,13aは磁気ヘッド、14はテンシ
ョンローラ、15,15a,15bは収納用センサ、16,16a,16bは
フラグ、17,18はアーム、17aは第１のアーム、18aは第
２のアーム、19は弾性機構、19aはバネ、20,20a,20bは
節点、21,21aはスレッド用モータ、22a,22b,22c,22dは
ガイドローラ、23,23aはストッパ、24はアームＡ、25は
アームＢ、26,27は駆動ギア、28はテープクリーナ、29
はフレーム、30は止め板、31はリニアベアリング、32は
スライド軸、33はガイドプレート、34はベアリング、を
それぞれ示している。
Claims (2)
- 【請求項１】カートリッジ（１）内に磁気テープ（２）
を巻いたリールが有り、他方、磁気テープ装置には該磁
気テープ（２）を巻き取るマシンリール（４）が有り、 磁気テープ（２）の端部に設けたリーダブロック（３）
を、該リーダブロック（３）と勘合するピン（８）によ
ってカートリッジ（１）から引き出し、マシンリール
（４）のリーダブロック係合溝（4a）へ該リーダブロッ
ク（３）を係合する磁気テープ装置のテープスレッディ
ング機構であって、 リーダブロック（３）を引き出し、磁気テープ（２）を
スレッディングする為のスレッディング用アームを、２
つのアーム（17,18）から成るリンク機構で構成し、 一方のアームを回転駆動するスレッド用モータ（21）
と、他方のアームには、リーダブロック（３）を引き出
す為のピン（８）を有し、 前記アーム（17,18）の少なくとも一方のアームに、該
アーム（17,18）の長手方向にのみ伸縮する弾性機構（1
9）を設け、かつ、前記アーム（17,18）の合計の長さ
を、アームの回転中心からリーダブロック（３）の収納
位置までの直線距離よりも長く設定し、 リーダブロック（３）の収納位置から、マシンリール
（４）のリーダブロック係合溝（4a）の位置までのスレ
ッディング経路に、ピン（８）が倣って動くガイド溝
（5b）を設けたこと、 を特徴とする磁気テープ装置におけるテープスレッディ
ング機構。 - 【請求項２】請求項１記載の磁気テープ装置におけるテ
ープスレッディング機構において、 スレッディング用アーム（17,18）が回転することによ
ってリーダブロック（３）がカートリッジ（１）へ収納
され、次いで弾性機構（19）が圧縮されることによって
該アーム（17,18）が「へ」の字形状から一直線形状に
なり、更にこの一直線形状部を通過して反転し、該アー
ム（17,18）が前記「へ」の字形状と逆向きに折れ曲が
った形状となる位置に、該アーム（17,18）に当接し、
該アーム（17,18）の動きを停止するストッパ（23）を
設け、 また、スレッディング用アーム（17,18）が前記ストッ
パ（23）に当接する手前の位置に、該スレッディング用
アーム（17,18）を検知するセンサ（15a）を設け、 前記センサ（15a）がスレッディング用アーム（17,18）
を検知した時に、該検知信号によってスレッド用モータ
（21）が停止するように制御すること、 を特徴とするテープスレッディング機構の制御方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2191017A JP2640692B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 磁気テープ装置のテープスレッディング機構およびテープスレッディング機構の制御方法 |
| EP91110931A EP0467143B1 (en) | 1990-07-18 | 1991-07-02 | A tape threading apparatus used in a tape unit |
| DE69119153T DE69119153T2 (de) | 1990-07-18 | 1991-07-02 | Bandeinfädelvorrichtung für Bandeinheit |
| US08/462,562 US5542620A (en) | 1990-07-18 | 1995-06-05 | Tape threading apparatus used in a tape unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2191017A JP2640692B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 磁気テープ装置のテープスレッディング機構およびテープスレッディング機構の制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0476849A JPH0476849A (ja) | 1992-03-11 |
| JP2640692B2 true JP2640692B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16267501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2191017A Expired - Fee Related JP2640692B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 磁気テープ装置のテープスレッディング機構およびテープスレッディング機構の制御方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5542620A (ja) |
| EP (1) | EP0467143B1 (ja) |
| JP (1) | JP2640692B2 (ja) |
| DE (1) | DE69119153T2 (ja) |
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| WO2000030096A1 (en) * | 1998-11-12 | 2000-05-25 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Recording and/or reproducing device having a tape pull-out element and having latching means for this tape pull-out element |
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| JP3612502B2 (ja) * | 2001-07-17 | 2005-01-19 | Ｎｅｃパーソナルプロダクツ株式会社 | 磁気テープ装置 |
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Family Cites Families (11)
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