JP2601736Y2 - 媒体搬送機構 - Google Patents

媒体搬送機構

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JP2601736Y2
JP2601736Y2 JP1993051835U JP5183593U JP2601736Y2 JP 2601736 Y2 JP2601736 Y2 JP 2601736Y2 JP 1993051835 U JP1993051835 U JP 1993051835U JP 5183593 U JP5183593 U JP 5183593U JP 2601736 Y2 JP2601736 Y2 JP 2601736Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば光ディスクカー
トリッジ等のようなカートリッジ状媒体を、その収納部
や読み取り・書き込み部等のような複数の機器間で搬送
し、かつ該機器に対し媒体の挿入及び抜き取りを行う媒
体搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来の媒体搬送機構を備えた装
置の一例として、光ディスクカートリッジを媒体Mとす
る光ディスクライブラリ装置の概略構成を示す。この装
置は、媒体Mを多数収容するストック部S(第1の機
器)と、媒体Mに対し情報の読み取りと書き込みを行う
読み取り・書き込み部R(第2の機器)とを備え、そし
て、これらストック部Sと読み取り・書き込み部Rの一
方から媒体Mを抜き取った後に搬送して他方へ挿入する
機構である媒体搬送機構Tを備えている。
【0003】ここで、媒体搬送機構Tは、例えばスクリ
ューシャフト等の搬送ガイド1によって案内されつつス
トック部Sの各収納部の正面位置から読み取り・書き込
み部Rの正面位置にかけて矢印A方向に移動自在な基台
2を備えると共に、この基台2には媒体保持部3が矢印
1 、B2 方向へ移動自在に設けられ、この媒体保持部
3が媒体Mを保持しつつストック部S及び読み取り・書
き込み部Rに対し矢印B1 、B2 方向にそれぞれ媒体M
の挿入、抜き取りを行う。
【0004】上記媒体保持部3は、その一例を上方から
見た平面図である図4に詳しく示すように、媒体Mの保
持及びその解除を行うための一対の略L字状の保持部材
11、12を有し、この保持部材11、12は、水平方
向(矢印C方向)に互いに接近して媒体Mを両側から挟
んで保持する第1位置(図中に実線で示す位置)と、矢
印C方向に互いに離間して上記保持を解除する第2位置
(図中に二点鎖線で示す位置)との間を、上記矢印C方
向に配設されたシャフト13、14、15、16に沿っ
て移動自在に構成されている。各保持部材11、12の
先端部には、媒体Mの先端両側に設けられた各凹部mと
係合可能な凸部11a、12aが設けられ、保持部材1
1、12が上記第1位置へ移動した際に凹凸の係合がな
される。更に、保持部材11、12を上記第1、第2位
置へ移動させるための手段として、所定のタイミングで
駆動され正逆回転可能なDCモータ17、このDCモー
タ17の回転軸に連結されたウォームギア18、このウ
ォームギア18と噛合しつつその回転に従って矢印
1 、D2 方向に所定角度範囲内で回転可能な円板状の
ギア19、このギア19と各保持部材11、12との間
に連結されギア19の回転運動を保持部材11、12の
直線運動に変換するアーム20、21等を備えている。
【0005】以上のような構成からなる媒体搬送機構T
を備えた光ディスクライブラリ装置において、例えばス
トック部Sに収納されている媒体Mを抜き取って読み取
り・書き込み部Rに挿入する際は、以下のような動作が
行われる。すなわち、まず、基台2を搬送ガイド1に沿
って(或いは搬送ガイド1自体の駆動により)矢印A方
向へ移動させてストック部Sの所望の収納位置の正面で
静止させると共に、媒体保持部3をストック部S内の媒
体Mを保持可能な位置まで矢印B1 方向に沿って移動さ
せる。その状態で、媒体保持部3におけるDCモータ1
7を回転させることによりウォームギア18を介してギ
ア19を矢印D2 方向へ所定量だけ回転させ、これによ
りアーム20、21を介し保持部材11、12を第1位
置へ移動させて媒体Mを保持する。このようにして保持
部材11、12で媒体Mを保持したまま媒体保持部3を
矢印B2 方向に移動させることにより媒体Mをストック
部S内から抜き取り、続いて、そのままの状態で基台2
を読み取り・書き込み部Rの正面まで移動させてから、
媒体保持部3を矢印B1 方向に移動させて媒体Mを読み
取り・書き込み部R内に挿入する。その状態で、媒体保
持部3におけるDCモータ17を逆回転させることによ
りウォームギア18を介してギア19を矢印D1 方向へ
所定量だけ回転させ、これによりアーム20、21を介
して保持部材11、12を第1位置から第2位置へ移動
させて上記保持を解除する。
【0006】なお、読み取り・書き込み部Rに装着され
ている媒体Mを抜き取ってストック部Sに収納する際
も、基台2の移動方向が逆になるだけで、媒体Mの挿入
及び抜き取りの動作は上記と同様である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】一般に、複数の機器
(ストック部Sや読み取り・書き込み部R等)間で媒体
Mの挿入、抜き取り及び搬送を行うための媒体搬送機構
Tにおいては、上述のように、媒体保持部3がその保持
部材11、12で媒体Mを保持したまま基台2上を矢印
1 、B2 方向へ自由自在に移動できるよう構成される
必要がある。ところが、従来の媒体搬送機構Tでは、図
4に示したように、保持部材11、12を矢印C方向に
駆動させるための手段として、DCモータ17、ウォー
ムギア18、ギア19等のような比較的大型かつ大重量
の部材を媒体保持部3自体に設けてあるため、媒体保持
部3全体の重量が大きくなってその移動速度が低下し、
その結果、光ディスクライブラリ装置における媒体Mの
アクセス速度の向上が阻止されてしまうという問題があ
った。
【0008】また、同様な理由から、媒体保持部3が大
型化するため、その移動通路を比較的広く構成しなけれ
ばならず、それに伴い装置全体の大型化を招来するとい
う問題もあった。
【0009】更に、保持部材11、12を移動させる駆
動源として高価なDCモータ17を使用しているため、
装置全体のコストアップの原因にもなった。本考案は、
上記従来の問題点に鑑み、保持部材の駆動機構を工夫す
ることで、媒体保持部の軽量化、小型化及び低価格化を
実現可能な媒体搬送機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述のような
ストック部Sや読み取り・書き込み部R等の複数の機器
に対し光ディスクカートリッジ等のカートリッジ状媒体
の挿入及び抜き取りを行い、またその媒体を上記複数の
機器間で搬送する媒体搬送機構であって、上記複数の機
器間を所定の案内路に沿って移動自在な基台と、保持部
材(この保持部材は、媒体を保持する第1位置と、この
保持を解除する第2位置との間を移動自在な構成であ
る)で媒体を保持しつつ上記機器に対する媒体の挿入及
び抜き取り方向に上記基台上を移動自在な媒体保持部と
を備えたものに対して適用されたものであり、更に以下
の手段を備えている。
【0011】すなわち、まず、上記保持部材が媒体を保
持すべき時に第1状態に駆動され、保持部材が媒体の保
持を解除すべき時に第2状態に駆動されるソレノイド
が、上記基台に設けられている。また、ソレノイドの動
作を保持部材へ伝達するための中間伝達部材が基台から
媒体保持部にかけて設けられ、これは、ソレノイドが上
記第1状態に駆動された時に保持部材を上記第1位置へ
移動させ、ソレノイドが上記第2状態に駆動された時に
保持部材を上記第2位置へ移動させる構成となってい
る。このように、保持部材の駆動源として、DCモータ
等と比べて非常に簡易な構成のソレノイドを採用すると
共に、このソレノイドを媒体保持部にではなく基台側に
取り付け、その動きを、基台から媒体保持部にかけて設
けられた中間伝達部材を介して媒体保持部の保持部材に
伝達する構成となっている。
【0012】なお、「ソレノイドを駆動する」とは、ソ
レノイドに電流を流してそのアクチュエータを内部へ引
き込むことを意味するのは当然ながら、これとは逆に、
ソレノイドへの電流を遮断してアクチュエータを外へ引
き出し可能な状態(すなわち、外部のバネ等による引っ
張り力がアクチュエータに働けば、それに従ってアクチ
ュエータが外へ引き出される状態)にすることをも含む
意味である。
【0013】
【作用】本考案の媒体搬送機構において、媒体を保持す
る際は、ソレノイドが第1状態に駆動され、その動作が
中間伝達部材を介して保持部材に伝達され、その結果、
保持部材が第1位置に移動することで媒体が保持部材に
より保持される。一方、媒体の保持を解除する際は、ソ
レノイドが第2状態に駆動され、その動作が中間伝達部
材を介して保持部材に伝達され、その結果、保持部材が
第1位置から第2位置へ移動することで媒体Mの保持が
解除される。このように、基台側に設けられたソレノイ
ドを所定のタイミングで駆動するだけで、保持部材によ
る媒体の保持とその解除を自在に行うことができる。勿
論、媒体保持部は、媒体を保持したまま、或いはその保
持を解除したままで、基台上を自在に移動可能である。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本考案の一実施例の媒体搬送
機構における基台及び媒体保持部の平面図であり、図2
(a)、(b)は上記媒体保持部のみを示す平面図と正
面図である。なお、本実施例の媒体搬送機構は、一例と
して図3に示した光ディスクライブラリ装置に従来の媒
体搬送機構Tの代わりに採用されるものとする。
【0015】本実施例の媒体搬送機構は、図1に示すよ
うに、大略、図3に示した搬送ガイド1によって案内さ
れつつストック部Sの各収納位置の正面から読み取り・
書き込み部Rの正面にかけて矢印A方向(図3)に移動
自在な基台4と、この基台4に矢印B1 、B2 方向(図
3の矢印B1 、B2 方向と同方向)へ移動自在に設けら
れ、カートリッジ状の媒体M(ここでは光ディスクカー
トリッジ)を保持しつつストック部S及び読み取り・書
き込み部Rに対し矢印B1 、B2 方向にそれぞれ媒体M
の挿入、抜き取りを行う媒体保持部5とから構成されて
いる。
【0016】上記媒体保持部5は、媒体Mの保持及びそ
の解除を行うための一対の略L字状の保持部材31、3
2を有し、この保持部材31、32は本体フレーム30
にそれぞれ軸33、34によって支持され、媒体Mを両
側から挟んで保持する第1位置(図中に実線で示す位
置)とその保持を解除する第2位置(図中に二点鎖線で
示す位置)との間を上記軸33、34を支点として回動
自在に構成されている。各保持部材31、32の先端部
は爪状に曲げられて、媒体Mの先端両側の各凹部mと係
合可能な凸部31a、32aを構成しており、保持部材
31、32が上記第1位置へ移動した際にこれら凹凸の
係合がなされる。
【0017】また、保持部材31、32間には、これら
の回動動作を互いに連動させるための一対のアーム3
5、36が設けられている。これらアーム35、36は
それぞれ軸37、38により本体フレーム30に回動自
在に支持され、それらの一端が軸39により互いに回動
自在に連結されると共に、他端に設けられた凸部35
a、36aがそれぞれ保持部材31、32の各端部に設
けられた凹部31b、32bと係合する構成となってい
る。一方のアーム35が軸37を支点として矢印E1
2 方向に所定量だけ回転することにより、保持部材3
1を矢印F1 、F2方向に、もう一方の保持部材32を
矢印G1 、G2 方向に互いに連動して回転させることが
可能となる。更に、軸37の下方部にはアーム35と一
体になって回転するもう1つのアーム40が連結されて
おり、その先端には、図2に示すように本体フレーム3
0に設けられた開口41を介して下方へ(基台4側へ)
貫通する突出部42が設けられている。この突出部42
は、図2(b)に示すように、アーム40に固定支持さ
れた軸42aと、この軸42aに回動自在に嵌め込まれ
た円筒状のカラー42bとから構成されており、この突
出部42の移動範囲が開口41によって制限され、これ
に伴ってアーム35の回動範囲も所定範囲内に制限され
ている。そしてまた、アーム35、36間に1つの引っ
張りバネ43が掛止され、アーム35を矢印E1 方向へ
回転させるべくアーム35、36を常時付勢している。
【0018】また、図1に示すように、基台4には矢印
H方向に回動可能なスクリューシャフト51が矢印
1 、B2 方向に沿って配設されると共に、このスクリ
ューシャフト51を矢印H方向に回転駆動するモータ5
2が配設され、一方、媒体保持部5の本体フレーム30
には上記スクリューシャフト51を挿通するブロック5
3が固設され、このブロック53にはスクリューシャフ
ト51の溝と係合するピン53aが設けられている。更
に、媒体保持部5の本体フレーム30の両端部にはそれ
ぞれプーリ54、55が回動自在に取り付けられると共
に、基台4には上記プーリ54、55が移動する通路と
なるガイド部56、57が矢印B1 、B2 方向に沿って
配設されている。よって、モータ52でスクリューシャ
フト51を回転させることにより、その回転に従ってブ
ロック53を介し媒体保持部5を基台4上で矢印B1
2 方向に自在に移動させることができる。なお、ここ
に述べた媒体保持部5の移動機構は従来のものと同様で
あり、その他の周知の機構を採用することも可能であ
る。
【0019】更に、基台4には、図1に示すように、媒
体保持部5の移動を邪魔しない位置にソレノイド61が
固設され、このソレノイド61のアクチュエータ61a
はアーム62を介し、基台4に軸63により矢印J1
2 方向に回動自在に支持された略L字状のレバー64
の一端に連結されている。また、基台4には、矢印
1 、B2 方向に沿って長尺状に延びたステー65が軸
66により矢印K1 、K2方向に回動自在に支持され、
このステー65と上記レバー64とがそれぞれ凹凸係合
部65a、64aを介しアーム67によって互いに連結
されている。この連結構造により、ソレノイド61の駆
動に伴うレバー64の矢印J1 、J2 方向への所定範囲
内での回動がアーム67を介してステー65に伝達さ
れ、ステー65が矢印K1 、K2 方向に所定範囲内で回
動する。ここで、ステー65は、媒体保持部5が矢印B
1 、B2 方向のどの位置にある場合でも媒体保持部5の
突出部42とほぼ常時当接したまま、図2(b)に示す
ようにステー65の矢印K1 、K2 方向への回動に伴っ
て突出部42が開口41内を矢印N1 、N2 方向へと移
動する(すなわち、保持部材31、32が第1位置、第
2位置をとる)位置関係となるよう構成されている。す
なわち、アーム62からレバー64、アーム67、ステ
ー65、突出部42及びアーム40を介しアーム35、
36までの構成は、ソレノイド61の動作を保持部材3
1、32へ伝達する中間伝達部材を構成している。
【0020】上記ソレノイド61の駆動タイミングは、
媒体保持部5の前端に設けられたストッパ71、72に
媒体Mの前端が当接した状態(すなわち、保持部材3
1、32により媒体Mを保持可能な状態)を、媒体保持
部5に設けられた媒体検知レバー73で検知したか否か
に従っている。すなわち、保持部材31、32で媒体M
を保持する前時点では、ソレノイド61がアクチュエー
タ61aを内部へ引き込む状態(第2状態)に駆動され
ており、媒体検知レバー73で媒体Mが検知された時
に、ソレノイド61がアクチュエータ61aを外部へ引
き出し可能な状態(第1状態)に駆動される。なお、図
には示していないが、媒体検知レバー73の動きに応じ
てオン、オフするフォトセンサ等を備えており、その出
力信号に応じてソレノイド61を駆動する構成となって
いる。
【0021】以上の構成からなる本実施例の媒体搬送機
構において、媒体Mの保持及びその解除は次のような動
作で行われる。まず、媒体Mを保持部材31、32で保
持する際(すなわち媒体Mが検知レバー73で検知され
た場合)は、ソレノイド61が第2状態から第1状態に
駆動され、すなわちアクチュエータ61aが外部へ引き
出し可能な状態に駆動され、それに伴い、レバー64が
矢印J1 方向へ、アーム67が矢印L1 方向へ、ステー
65が矢印K1 方向へ移動可能な状態となる。この状態
では、ステー65が突出部42を介しアーム35を矢印
2 方向へ回動させようとする力は働かず、逆に、引っ
張りバネ43がアーム35を矢印E1 方向へ回動させよ
うとする力が優先的に働き、その結果、アーム35が矢
印E1 方向へ回動し、それに伴い保持部材31、32が
それぞれ矢印F1 、G1 方向へ第1位置まで移動し、媒
体Mが保持される。
【0022】一方、保持部材31、32による媒体Mの
保持を解除する際は、ソレノイド61が上記の第1状態
から第2状態に駆動され、すなわち、アクチュエータ6
1aが内部へ引き込まれた状態に駆動され、それに伴
い、レバー64は矢印J2 方向へ回動し、アーム67が
矢印L2 方向へ移動し、ステー65が矢印K2 方向へ回
動する。これによりステー65が突出部42を矢印N2
方向へ押しやり、その結果、アーム35が引っ張りバネ
43の付勢力に抗して矢印E2 方向へ回動され、それに
伴い保持部材31、32がそれぞれ矢印F2 、G2 方向
へ第2位置まで移動し、媒体Mの保持が解除される。
【0023】このようにして、基台61に設けられたソ
レノイド61を所定のタイミングで駆動するだけで、保
持部材31、32による媒体Mの保持とその解除を自在
に行うことができる。そして、ステー65が媒体保持部
5の移動方向である矢印B1、B2 方向に長く配設され
ているため、媒体保持部5が基台4上のどの位置にある
場合でもソレノイド61の状態がステー65を介して突
出部42に伝達され、よって、媒体保持部5は媒体Mを
保持したまま、或いはその保持を解除したままで、基台
4上を自在に移動可能である。このような動作により、
ストック部Sと読み取り・書き込み部Rとの間で媒体M
の挿入、抜き取り及び搬送が可能となる。
【0024】以上述べたように、本実施例によれば、保
持部材31、32を第1、第2位置へ駆動するための機
構として、その駆動源であるソレノイド61を基台4側
に設けると共に、このソレノイド61の動作を保持部材
31、32へ伝達するための中間伝達部材のほとんど
(すなわちアーム62からステー65まで)を基台4側
に設けるよう構成したので、媒体保持部5の全体を著し
く簡素、軽量かつ小型に構成することができる。そし
て、媒体保持部5の軽量化が図られたことから、その移
動速度が向上し、その結果、光ディスクライブラリ装置
における媒体Mのアクセス速度を著しく向上させること
が可能となる。また、媒体保持部5の小型化が図られた
ことから、その移動通路が比較的狭くて済むようにな
り、よって装置全体の小型化を実現できる。更に、保持
部材11、12を移動させる駆動源として安価なソレノ
イド61を使用しているため、装置全体の低価格化を図
ることもできる。
【0025】なお、上記実施例の保持部材31、32は
回動自在な構成であるが、本考案はこれに限定されるも
のではなく、媒体の保持とその解除が可能な各種の構成
を採用可能であり、例えば図4に示した保持部材11、
12のように水平移動する構成であってもよい。
【0026】また、図1に示したソレノイド61から保
持部材31、32へ到るまでの中間伝達部材(レバー6
4、アーム67、ステー65、突出部42等)の構成は
ほんの一例であり、媒体保持部5の小型・軽量化を実現
できる範囲内で、それ以外の構成も当然採用可能であ
る。
【0027】更に、上記実施例では光ディスクライブラ
リ装置内のストック部S及び読み取り・書き込み部Rと
いう2つの機器間での媒体搬送を考えたが、3つ以上の
機器間での媒体搬送を行う装置(当然ながら光ディスク
ライブラリ装置に限定されるものではない)に本考案を
適用することも可能である。なお、ストック部Sや読み
取り・書き込み部R等の複数の機器の配置関係も、図3
に示したような上下配置に限定されるものではなく、そ
の配置関係に応じて媒体搬送機構の移動経路を変更する
ことで、各種の配置関係を有するものに本考案を適用可
能である。
【0028】加えて、本考案は、上記実施例のような光
ディスクカートリッジを被搬送媒体とする装置のみに適
用されるのではなく、磁気ディスクカートリッジやカセ
ット等のような各種のカートリッジ状媒体の挿脱・搬送
を行う装置に広く適用可能である。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、保持部材を第1、第2
位置へ駆動するための手段として、その駆動源であるソ
レノイドを媒体保持部側にではなく基台側に設けると共
に、このソレノイドの動作を保持部材へ伝達するための
中間伝達部材を基台側から媒体保持部側にかけてに設け
たので、媒体保持部の全体を著しく簡素、軽量かつ小型
に構成することができ、その結果、媒体の搬送速度の向
上、装置全体の小型化及び低価格化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の媒体搬送機構における基台
及び媒体保持部の平面図である。
【図2】上記媒体保持部を示す図であり、(a)は平面
図、(b)は正面図である。
【図3】従来の媒体搬送機構を備えた装置の一例である
光ディスクライブラリ装置の概略構成図である。
【図4】従来の媒体保持部の平面図である。
【符号の説明】
4 基台 5 媒体保持部 31、32 保持部材 35、36 アーム 40 アーム 41 開口 42 突出部 43 引っ張りバネ 61 ソレノイド 62 アーム 64 レバー 65 ステー 67 アーム S ストック部 R 読み取り・書き込み部 M カートリッジ状媒体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジ状媒体(M)の挿入及び抜き
    取りの可能な複数の機器間を所定の案内路に沿って移動
    自在な基台(4)と、 前記媒体を保持する第1位置と該保持を解除する第2位
    置との間を移動自在な保持部材(31、32)を有し、
    該保持部材で前記媒体を保持しつつ前記機器に対する前
    記媒体の挿入及び抜き取り方向に前記基台(4)上を移
    動自在な媒体保持部(5)とを備え、前記複数の機器間
    で前記媒体の搬送を行う媒体搬送機構において、 前記基台(4)に設けられ、前記保持部材(31、3
    2)が前記媒体を保持すべき時に第1状態に駆動され、
    前記保持部材が前記媒体の保持を解除すべき時に第2状
    態に駆動されるソレノイド(61)と、 該ソレノイド(61)の動作を前記保持部材(31、3
    2)へ伝達すべく前記基台(4)から前記媒体保持部
    (5)にかけて設けられ、前記ソレノイドが前記第1状
    態に駆動された時に前記保持部材を前記第1位置へ移動
    させ、前記ソレノイドが前記第2状態に駆動された時に
    前記保持部材を前記第2位置へ移動させる中間伝達部材
    (62、64、65、67、42、40、35、36)
    とを備えることを特徴とする媒体搬送機構。
JP1993051835U 1993-09-24 1993-09-24 媒体搬送機構 Expired - Fee Related JP2601736Y2 (ja)

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